JP4872611B2 - 車両用照明装置 - Google Patents

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本発明は、車両用照明装置にかかり、特に、前照灯等の配光を制御する車両用照明装置に関する。
前照灯等の配光を制御する車両用照明装置としては、例えば、特許文献1に記載の技術が提案されている。
特許文献1に記載の技術では、それぞれが異なる領域を照らし、全体として主配光部及び周辺配光部を含む所定の配光パターンを形成する複数の光源と、車両の前方を撮像するカメラと、カメラで取得された画像に基づいて、当該車両の走行にとって危険な物体を危険物として判断する危険物判断部と、危険物判断部が判断した危険物が主配光部の外側にある場合に、複数の光源の向きを変化させて危険物を照らす光源制御部と、を備えることが提案されている。
また、特許文献1に記載の技術では、危険物である歩行者を間欠的に照らすように複数の光源を制御しても良いことが記載されている。
特開2006−21631号公報
しかしながら、歩行者を間欠的に照らすことによって運転者に歩行者の存在を報知することができるが、視覚的な報知のみであるので、制御に改良の余地がある。
また、例えば、警告音を同時に発生することも考えられるが、車内には複数の警告音があるため、警告音を単に発生しただけでは、発生された警告音が何に対する警告音であるか、運転者が認識し難い場合がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、歩行者等の照明対象の存在を運転者に効率的に報知することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、前照灯の配光領域を車幅方向に複数に分割してそれぞれの分割領域毎に配光及び配光色を変更可能な車両用照明手段と、照明対象の存在を検出する検出手段と、前記検出手段によって照明対象が検出された場合に、照明対象に対応する分割領域を特定する特定手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、照明対象の種類を検出する照明対象検出手段と、前記照明対象の種類に応じて前記車両用照明手段から照射される配光色を選択する選択手段と、警告音を発生する警告音発生手段と、前記特定手段によって特定された分割領域以外の分割領域は光が照射される照射状態となり、前記特定手段によって特定された分割領域は光が前記選択手段によって選択された配光色で照射される照射状態と光が照射されない非照射状態とが繰り返されるように、配光を制御すると共に、該配光の制御に同期して警告音を発生するように前記警告音発生手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、複数の車両用照明手段は、複数に分割した配光領域のそれぞれの分割領域毎に配光及び配光色が変更可能とされている。車両用照明手段は、例えば、車両用の前照灯を適用することができる。また、車両用照明手段は、例えば、LED光源などの光源を複数備えて各光源によって分割領域に分割可能としたものや、光源からの光をDMD(Digital Micromirror Device)や液晶素子等の光変調素子を用いて分割可能としたものや、シャッタ等を用いて分割可能としたものなどを適用することが可能である。
検出手段では、照明対象の存在が検出される。検出手段としては、例えば、カメラやレーダ等を適用することができ、カメラやレーダー等によって車両前方の歩行者等の照明対象を検出することができる。
特定手段では、検出手段によって照明対象が検出された場合に、照明対象に対応する分割領域が特定され、警告音発生手段では、警告音が発生される。
また、照明対象検出手段では、検出手段の検出結果に基づいて、照明対象の種類が検出され、選択手段では、照明対象の種類に応じて車両用照明手段から照射される配光色が選択される。そして、制御手段では、特定手段によって特定された分割領域以外の分割領域は光が照射される照射状態となり、特定手段によって特定された分割領域は光が選択手段によって選択された配光色で照射される状態と光が照射されない非照射状態とが繰り返されるように、配光が制御されると共に、該配光の制御に同期して警告音を発生するように警告音発生手段が制御される。
すなわち、制御手段が、特定手段によって特定された分割領域に光が照射される照射状態と光が照射されない非照射状態とが繰り返されるように配光を制御することによって配光を変更することで、歩行者等の照明対象の存在を運転者に報知することができる。また、照明対象の種類に応じて配光色を変化させることができるので、運転者に照明対象の種類を報知することができる。例えば、請求項4に記載の発明のように、照明対象検出手段が、照明対象が歩行者か落下物かを検出するようにすることで、歩行者か落下物の存在を運転者に区別して報知することが可能となる。
また、配光の制御に同期して警告音が発生されるので、警告音が何の警告音であるかを容易に認識することができ、警告音による歩行者等の照明対象の存在を運転者に効率的に報知することができる。
従って、視覚的な報知とこれに同期した聴覚的な報知により歩行者等の照明対象の存在を効率的に運転者に報知することができる。
なお、制御手段は、請求項2に記載の発明のように、検出手段によって複数の照明対象が検出されて特定手段によって照明対象の各々に対応する複数の分割領域が特定された場合に、運転者の注意の優先度を算出して最も高い優先度の照明対象に対応する分割領域の配光制御に同期して警告音を発生するように警告音発生手段を制御するようにしてもよい。例えば、歩行者等の照明対象に対する運転者の優先度(例えば、歩行者までの距離や歩行者の進行方向等)を算出して、最も優先度の高い照明対象に対して、上記配光制御と配光制御に同期した警告音の発生を行うことで、優先度の高い照明対象を運転者に効率的に報知することができる。この時、制御手段は、請求項3に記載の発明のように、特定手段によって特定された各分割領域の配光がそれぞれ異なる状態になるように制御するようにしてもよい。
なお、車両用照明手段は、請求項に記載の発明のように、独立して配光可能な複数の光源(例えば、LED光源等の光源)を備えるようにしてもよい。これによって、複数に分割した分割領域のそれぞれの分割領域毎に配光が変更可能となる。
また、本発明は、請求項に記載の発明のように、複数に分割した配光領域のそれぞれの分割領域毎に配光を変更可能な車両用照明手段と、照明対象の存在を検出する検出手段と、前記検出手段によって照明対象が検出された場合に、照明対象に対応する分割領域を特定する特定手段と、警告音を発生する警告音発生手段と、前記特定手段によって特定された分割領域以外の分割領域は光が照射される照射状態とし、前記特定手段によって特定された分割領域は光が照射される照射状態と光が照射されない非照射状態とが繰り返されるように配光を制御すると共に、該配光の制御に同期して警告音を発生するように前記警告音発生手段を制御し、常時新しい前記検出手段によって検出される照明対象に対して配光の変更と警告音とを同期させる制御手段と、を備える構成としてもよいし、請求項8に記載の発明のように、複数に分割した配光領域のそれぞれの分割領域毎に配光及び配光色を変更可能な車両用照明手段と、照明対象の存在を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、照明対象の種類を検出する照明対象検出手段と、前記照明対象の種類に応じて前記車両用照明手段から照射される配光色を選択する選択手段と、前記検出手段によって照明対象が検出された場合に、照明対象に対応する分割領域を特定する特定手段と、警告音を発生する警告音発生手段と、前記特定手段によって特定された分割領域の配光を前記選択手段によって選択された配光色に応じて変更するように制御すると共に、該配光の制御に同期して警告音を発生するように前記警告音発生手段を制御する制御手段と、を備える構成としてもよい。
以上説明したように本発明によれば、照明対象の存在を検出して、照明対象に対応する車両用照明手段の分割領域以外の分割領域は光が照射される照射状態となり、特定手段によって特定された分割領域は光が照明対象の種類応じて選択された配光色で照射される状態と光が照射されない非照射状態とが繰り返されるよう、配光を制御すると共に、配光の制御に同期して警告音を発生することにより、視覚的な報知とこれに同期した聴覚的な報知により歩行者等の照明対象の存在を運転者に効率的に報知することができる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係わる車両用照明装置の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態に係わる車両用照明装置10は、図1に示すように、車両に設けられた前照灯12が、配光制御ECU14に接続されており、配光制御ECU14によって前照灯12の点灯や消灯が制御される。
本実施の形態では、配光制御ECU14は、前照灯12の配光領域のうち前方の歩行者等の照明対象に対応する領域の配光を変更するように配光制御を行う。配光の変更は、例えば、歩行者等の照明対象に対応する領域に光が照射される照射状態と光が照射されない非照射状態とが繰り返されるように配光制御を行う。すなわち、歩行者等の照明対象に対応する領域が点滅される。
配光制御ECU14は、CPU14A、RAM14B、ROM14C、及びI/O14Dを含むマイクロコンピュータで構成されている。
配光制御ECU14のROM14Cには、前照灯12の配光制御を行うためのテーブルや後述する配光制御ルーチンを実行するためのプログラム等が記憶され、RAM14Bは、CPU14Aによって行われる各種演算等を行うメモリ等として使用される。
I/O14Dには、スイッチ16、カメラ18、警告音発生器21、及び前照灯ドライバ20が接続されており、スイッチ16の操作状態や、カメラ18による車両前方の撮影結果が配光制御ECU14に入力される。
スイッチ16は、前照灯12のオンオフを指示すると共に、ロービームとハイビームを指示し、指示結果を配光制御ECU14に出力する。また、カメラ18は、車両前方を撮影して撮影結果を配光制御ECU14に出力し、警告音発生器21は、所定の警告音を発生する。なお、警告音発生器21は、予め記憶した音声等を発生するようにしてもよい。
そして、配光制御ECU14は、スイッチ16の状態に応じて前照灯ドライバ20を制御して、前照灯12の点灯を行うと共に、カメラ18の撮影画像の基づいて、前方の歩行者を検出して、歩行者に対応する領域への前照灯12からの光が非照射と照射の繰り返しとなるように、前照灯12の配光を制御する。さらにこの時、警告音発生器21を制御して、前照灯12からの光の非照射と照射の繰り返しに同期して警告音を発生する。
前照灯12は、車両の前端部に2つ設けられており、図2に示すように、前照灯12の配光領域を車幅方向に複数に分割してそれぞれの分割領域22に対して光の照射や非照射が可能とされることによって、各分割領域毎に配光が変更可能とされ、配光制御ECU14によって各分割領域への光の照射や非照射が制御される。
図3(A)、(B)は、本発明の実施の形態に係わる車両用照明装置10に適用可能な前照灯の一例を示す図である。
前照灯12は、例えば、図3(A)に示すように、複数のLED光源24を備えたものを適用可能で、前照灯ドライバ20が複数のLED光源24の点灯や消灯を制御することによって、図2に示す各分割領域22への光の照射や非照射を行うことが可能である。図3(A)では、複数のLED光源24を備えたLEDランプ26を2灯備えた前照灯の一例を示し、例えば、一方のLEDランプ26をロービーム用、他方のLEDランプ26をハイビーム用として使い分けるようにしてもよい。
また、前照灯12は、図3(B)に示すように、1つの光源28からの光をDMD(Digital Micromirror Device)30によって反射して、レンズ31を介して車両前方を照射するものを適用するようにしてもよい。DMD30は、図3(C)に示すように複数のマイクロミラー32を備えており、各マイクロミラー32の回転が制御可能なデバイスである。すなわち、前照灯ドライバ20として光源28を点灯する光源ドライバ34と、DMD30の各マイクロミラー32の回転を駆動するDMDドライバ36と、を設け、光源ドライバ34によって光源28を点灯して、DMDドライバ36によってDMD30の各マイクロミラー32の回転を制御することによって、図2に示す各分割領域への光の照射や非照射を制御することが可能である。
なお、本実施の形態では、複数のLED光源24を備えたものとして、以下の説明を行う。また、前照灯12の構成は上記に限るものではなく、例えば、単一の光源から車両前方を照らす光を遮断する複数のシャッタ等を設けて、各シャッタの大きさを分割領域に対応させて、図2に示す各分割領域への光の照射や非照射を可能としてもよいし、DMD30の代りにDMD30以外の液晶素子等の光変調素子等を用いるようにしてもよい。
図4(A)は、本発明の実施の形態に係わる車両用照明装置10の前照灯12の分割領域を説明するための図である。
本実施の形態の前照灯12の分割領域の分割パターンは、図4(A)に示すように、車幅方向の略中央部分の分割領域の分割幅が車幅方向端部よりも車幅方向に短く設定され、車幅方向外側に向かって徐々に車幅方向に長い分割領域となるように設定されている。なお、分割パターンは、これに限るものではない。
また、前照灯12は、各分割領域に対応するLED光源24が予め設定されており、複数のLED光源24を選択的に点灯することによって、各分割領域毎の点灯や消灯を行う。
例えば、本実施の形態では、図4(B)に示すように、分割領域No.1に対応するLED光源24は、LED光源No.1〜8を対応させ、分割領域No.2に対応するLED光源24は、LED光源No.9〜12を対応させ、分割領域No.3に対応するLED光源24は、LED光源No.13〜15を対応させ、分割領域No.4に対応するLED光源24は、LED光源No.16を対応させ、分割領域No.5に対応するLED光源24は、LED光源No.17を対応させ、分割領域No.6に対応するLED光源24は、LED光源No.18,19を対応させ、分割領域No.7に対応するLED光源24は、LED光源No.20〜22を対応させ、分割領域No.8に対応するLED光源24は、LED光源No.23〜27を対応させる。そして、各分割領域に対応させたLED光源24の点灯や消灯を制御することで、各分割領域毎の光の照射や非照射が可能となるので、図4(B)に示す対応を光源分割領域対応関係テーブル38としてROM14C等に記憶しておき、配光制御ECU14が当該光源分割領域対応関係テーブル38を用いて点灯制御することで、各領域毎に前照灯12の点灯や消灯が可能となる。
なお、本実施の形態では、LED光源24の点灯数で分割領域を決定するが、これに限るものではなく、例えば、レンズや光源の大きさ、或いは特性等で分割領域の大きさを決定するようにしてもよい。
(第1実施形態)
本発明の第1基本形態の配光制御について説明する。本基本形態では、車両前方の歩行者を検出して、前照灯12の配光領域のうち歩行者に対応する分割領域22が光の照射と非照射が繰り返されるように配光制御すると共に、分割領域22の非照射と照射の繰り返しに同期して警告音を発生するようにしたものである。なお、本基本形態では、歩行者の存在する分割領域に対応するLED光源24を点滅させることによって分割領域22が光の照射と非照射の繰り返しとなるように制御する。
ここで、本発明の第1基本形態に係わる車両用照明装置10の配光制御ECU14で行われる配光制御について詳細に説明する。図5は、本発明の第1基本形態に係わる車両用照明装置10の配光制御ECU14で行われる配光制御ルーチンを示すフローチャートである。図5に示す配光制御ルーチンは、乗員のスイッチ16の操作によって、前照灯12の点灯が指示された場合等に開始する。また、スイッチ16に自動点灯モードを備える場合には、乗員によって自動点灯が指示されて、前照灯12を点灯する所定の条件が満たされた場合に開始するようにしてもよい。
乗員のスイッチ16の操作によって前照灯12の点灯が指示されると、ステップ100では、前照灯12が点灯される。すなわち、CPU14AがI/O14Dを介して前照灯ドライバ20を制御することによって、2つの前照灯12の各LED光源24が駆動されることによって前照灯12を点灯させる。
ステップ102では、カメラ18によって車両前方を撮影した撮影結果がI/O14Dを介しては配光制御ECU14に取得されてステップ104へ移行する。
ステップ104では、カメラ18の撮影結果に基づいて歩行者がCPU14Aによって検出されてステップ106へ移行する。なお、歩行者の検出は、種々の既知の技術などを用いて検出可能で、例えば、画像処理を用いて検出することが可能である。
続いてステップ106では、前方に歩行者が存在するか否かがCPU14Aによって判定され、該判定が肯定された場合にはステップ108へ移行し、否定された場合にはステップ112へ移行する。
ステップ108では、歩行者が存在する領域に対応する前照灯12の分割領域がCPU14Aによって特定されてステップ110へ移行する。
ステップ110では、歩行者に対応する分割領域22以外が点灯され、歩行者に対応する分割領域22が点滅されて点滅に同期して警告音が発生されてステップ114へ移行する。すなわち、配光制御ECU14が前照灯ドライバ20を制御することによって、歩行者に対応する分割領域が点滅されるので、運転者に歩行者の存在を認識させることができる。また、分割領域の点滅に同期して、警告音発生器21より警告音が発生されるので、他の警告音との混乱を避けることができる。なお、既に分割領域の点滅に同期して警告音を発生している場合には、前回特定の分割領域の点滅に同期した警告音を消音して、今回特定した分割領域の点滅に同期した警告音を発生する。
一方、ステップ112では、分割領域が点滅して警告音が発生中の場合にはリセット、すなわち、点滅の分割領域を点灯にすると共に警告音の発生が停止されてステップ114へ移行する。
そして、ステップ114では、スイッチ16がオフされたか否かがCPU14Aによって判定され、該判定が否定された場合にはステップ102に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ114の判定が肯定されたところでステップ116へ移行して、前照灯12を消灯して一連の処理を終了する。
このように、本基本形態に係わる車両用照明装置10の配光制御ECU14によって上述の配光制御を行うことにより、図6(A)に示すように、車両前方に歩行者が存在する場合には、前照灯の配光領域を複数に分割し、歩行者に対応する分割領域(図6(A)では分割領域No.6)を点滅するように配光制御するので、歩行者の存在を視覚的に運転者に報知することができる。また、分割領域の点滅に同期して警告音を発生するので、視覚的な報知に加えて、聴覚的に歩行者の存在を運転者に報知することができる。ここで、警告音は、車両に複数存在する場合があり、運転者が何の警告音か認識できないことが考えられるが、本基本形態では、分割領域の点滅に同期して警告音を発生するようにしているので、警告音に同期している分割領域の点滅から警告音が歩行者が前方に存在していることを表す警告音であることを容易に認識することが可能となる。
従って、視覚的な報知とこれに同期した聴覚的な報知により、歩行者等の照明対象の存在を運転者に効率的に報知することができる。
なお、本基本形態では、ハイビームとロービームについては特に言及しなかったが、ハイビームの領域のみについて上述の配光制御を行うようにしてもよいし、ハイビームとロービームの領域について上述の配光制御を行うようにしてもよいし、ロービームの領域のみについて上述の配光制御を行うようにしてもよい。例えば、ロービームで走行中にハイビーム領域に歩行者が存在する場合に、図6(B)に示すように、ハイビーム領域の歩行者に対応する分割領域のみを点滅して、これに同期して警告音を発生するように配光制御するといったようにしてもよい。
(第2基本形態)
第1基本形態では、歩行者が存在する分割領域を点滅させると共に、点滅に同期して警告音を発生するようにしたが、第2基本形態では、複数の歩行者が検出された場合に、運転者の注意の優先度に応じて分割領域の点灯と警告音の発生を行うものである。
詳細には、第2基本形態では、複数の歩行者が検出された場合に、歩行者毎に運転者の注意の優先度(例えば、歩行者の進行方向や車両と歩行者間の距離等)を算出して、優先度に応じて点滅周期を決定し、決定した周期で歩行者が存在する分割領域を点滅させると共に、算出した優先度の中で優先度の高い点滅周期に同期して警告音を発生する。すなわち、第2基本形態の配光制御ECU14は、第1基本形態に対して、複数の歩行者を検出した場合に、対応する複数の分割領域を特定すると共に、各歩行者までの距離や歩行者の移動方向に基づいて運転者の注意の優先度を算出する。そして、算出した優先度に応じて、例えば、優先度が高いほど点滅周期を短い周期等に設定し、設定した周期で分割領域を点滅させ、優先度の高い分割領域に対応する点滅周期に同期して警告音の発生を行う。
図7は、本発明の第2基本形態に係わる車両用照明装置の配光制御ECUで行われる配光制御ルーチンを示すフローチャートである。なお、当該配光制御ルーチンも第1基本形態と同様に、乗員のスイッチ16の操作によって、前照灯12の点灯が指示された場合等に開始する。また、スイッチ16に自動点灯モードを備える場合には、乗員によって自動点灯が指示されて、前照灯12を点灯する所定の条件が満たされた場合に開始するようにしてもよい。
乗員のスイッチ16の操作によって前照灯12の点灯が指示されると、ステップ200では、前照灯12が点灯される。すなわち、CPU14AがI/O14Dを介して前照灯ドライバ20を制御することによって、2つの前照灯12の各LED光源24が駆動されることによって前照灯12を点灯させる。
ステップ202では、カメラ18によって車両前方を撮影した撮影結果がI/O14Dを介しては配光制御ECU14に取得されてステップ204へ移行する。
ステップ204では、カメラ18の撮影結果に基づいて歩行者がCPU14Aによって検出されてステップ206へ移行する。なお、歩行者の検出は、種々の既知の技術などを用いて検出可能で、例えば、画像処理を用いて検出することが可能である。
続いてステップ206では、前方に歩行者が存在するか否かがCPU14Aによって判定され、該判定が肯定された場合にはステップ208へ移行し、否定された場合にはステップ220へ移行する。
ステップ208では、存在する歩行者が複数か否かがCPU14Aによって判定され、該判定が肯定された場合にはステップ214へ移行し、否定された場合にはステップ210へ移行する。
ステップ210では、歩行者が複数ではないので、歩行者が存在する領域に対応する前照灯12の分割領域がCPU14Aによって特定されてステップ212へ移行する。
ステップ212では、歩行者に対応する分割領域22以外が点灯され、歩行者に対応する分割領域22が点滅されて点滅に同期して警告音が発生されてステップ222へ移行する。すなわち、配光制御ECU14が前照灯ドライバ20を制御することによって、歩行者に対応する分割領域が点滅されるので、運転者に歩行者の存在を認識させることができる。また、分割領域の点滅に同期して、警告音発生器21より警告音が発生されるので、他の警告音との混乱を避けることができる。なお、既に分割領域の点滅に同期して警告音を発生している場合には、前回特定の分割領域の点滅に同期した警告音を消音して、今回特定した分割領域の点滅に同期した警告音を発生する。
また、ステップ214では、歩行者が複数存在するので、各歩行者に対応する前照灯12の分割領域がCPU14Aによって特定されてステップ216へ移行する。すなわち、複数の歩行者が存在する場合には各歩行者に対応する分割領域がそれぞれ特定される。
ステップ216では、各歩行者までの距離や歩行者の進行方向等に基づいてCPU14Aによって優先度が算出されてステップ218へ移行する。例えば、優先度の算出は、カメラ18の撮影画像から各歩行者までの距離を算出したり、歩行者の進行方向を検出したりすることによって行い、歩行者までの距離が近いほど優先度が高く、歩行者の進行方向が車両に向かう進行方向に近いほど優先度が高いものとすることができる。
ステップ218では、各歩行者に対応する分割領域22以外が点灯され、優先度に応じて、特定した各分割領域をそれぞれ異なる周期で点滅されて優先度の高い歩行者に対応する分割領域の点滅に同期して警告音が発生されてステップ222へ移行する。すなわち、配光制御ECU14が前照灯ドライバ20を制御することによって、複数の各歩行者に対応する分割領域が点滅されるので、運転者に歩行者の存在を認識させることができる。また、分割領域の点滅に同期して、警告音発生器21より警告音が発生されるので、他の警告音との混乱を避けることができる。さらに、運転者の注意の優先度が高い歩行者に対応する点滅周期に同期して警告音が発生されるので、複数の歩行者のうち注意の優先度の高い歩行者を運転者に報知することができる。なお、既に分割領域の点滅に同期して警告音を発生している場合には、前回特定の分割領域の点滅に同期した警告音を消音して、今回特定した優先度の高い分割領域の点滅に同期した警告音を発生する。
一方、ステップ220では、分割領域が点滅して警告音が発生中の場合にはリセット、すなわち、点滅の分割領域を点灯にすると共に警告音の発生が停止されてステップ222へ移行する。
そして、ステップ222では、スイッチ16がオフされたか否かがCPU14Aによって判定され、該判定が否定された場合にはステップ202に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ222の判定が肯定されたところでステップ116へ移行して、前照灯12を消灯して一連の処理を終了する。
このように、本基本形態に係わる車両用照明装置の配光制御ECU14によって上述の配光制御を行うことにより、図8に示すように、車両前方に複数の歩行者が存在する場合には、前照灯12の配光領域を複数に分割し、各歩行者に対応する分割領域(図8では分割領域No.2、6)を点滅するように配光制御するので、歩行者の存在を視覚的に運転者に報知することができる。この時、運転者の注意の優先度に応じて各歩行者に対する点滅周期を異なるようにすることで歩行者の存在を運転者へ効果的に報知することができる。
さらに、本基本形態では、複数の歩行者が存在する場合に、複数の歩行者のうち運転者の注意の優先度の高い歩行者に対応する分割領域の点滅周期に同期して警告音を発生するので、複数の歩行者の中で注意の優先度の高い歩行者の認知度を高めることができ、優先度の高い歩行者の存在を運転者に効率的に報知することができる。従って、本基本形態においても、視覚的な報知とこれに同期した聴覚的な報知により、歩行者等の照明対象の存在を運転者に効率的に報知することができる。
(第実施形態)
第1基本形態及び第2基本形態では、歩行者が存在する分割領域を点滅するようにしたが、第実施形態では、単に明暗の点滅ではなく、歩行者と落下物を区別して検出して、歩行者の場合と落下物の場合とで色を変えた点滅にするようにしたものである。
詳細には、第実施形態では、前照灯12の複数のLED光源24が少なくとも2色以上で発光可能なものや、分割領域毎に異なる色のLED光源24を設けたもの等を適用し、配光制御ECU14がカメラ18の撮影画像から前方に歩行者が存在するか、落下物が存在するかを区別して検出する。例えば、形状等を判断することによって歩行者か落下物かを区別して検出することが可能である。また、赤外線センサ等を用いて体温等を検出するようにしてもよい。
そして、配光制御ECU14が、落下物や歩行者が検出された場合に、対応する前照灯の分割領域22を点滅させると共に、点滅周期に同期して警告音を発生するように制御する。この時、落下物と歩行者とで異なる色で点滅させることで、落下物と歩行者を区別する。本実施形態では、歩行者の存在が検出された場合には、歩行者に対応する分割領域が予め定めた第1色で点滅するように前照灯ドライバ20を制御し、落下物の存在が検出された場合には、落下物に対応する分割領域が第1色とは異なる第2色で点滅するように前照灯ドライバ20を制御する。なお、第1色及び第2色は適宜異なる色を設定することができ、例えば、第1色としては赤色等の色を適用し、第2色としては黄色等の色を適用することができる。
図9は、本発明の第実施形態に係わる車両用照明装置の配光制御ECUで行われる配光制御ルーチンを示すフローチャートである。なお、当該配光制御ルーチンも第1基本形態と同様に、乗員のスイッチ16の操作によって、前照灯12の点灯が指示された場合等に開始する。また、スイッチ16に自動点灯モードを備える場合には、乗員によって自動点灯が指示されて、前照灯12を点灯する所定の条件が満たされた場合に開始するようにしてもよい。
乗員のスイッチ16の操作によって前照灯12の点灯が指示されると、ステップ200では、前照灯12が点灯される。すなわち、CPU14AがI/O14Dを介して前照灯ドライバ20を制御することによって、2つの前照灯12の各LED光源24が駆動されることによって前照灯12を点灯させる。
ステップ302では、カメラ18によって車両前方を撮影した撮影結果がI/O14Dを介しては配光制御ECU14に取得されてステップ304へ移行する。
ステップ304では、カメラ18の撮影結果に基づいて歩行者や落下物がCPU14Aによって検出されてステップ306へ移行する。なお、歩行者や落下物の検出は、種々の既知の技術などを用いて検出可能で、例えば、画像処理を用いて検出したり、赤外線センサ等によって歩行者か落下物かを判断するようにしてもよい。
続いてステップ306では、歩行者や落下物が存在するか否かCPU14Aによって判定され、該判定が肯定された場合にはステップ308へ移行し、否定された場合にはステップ318へ移行する。
ステップ308では、歩行者が検出されたか否かCPU14Aによって判定され、該判定が肯定された場合にはステップ314へ移行し、否定された場合にはステップ310へ移行する。
ステップ310では、歩行者が存在する領域に対応する前照灯12の分割領域がCPU14Aによって特定されてステップ312へ移行する。
ステップ312では、歩行者に対応する分割領域22以外が点灯され、歩行者に対応する分割領域22が第1色で点滅されて点滅に同期して警告音が発生されてステップ320へ移行する。すなわち、配光制御ECU14が前照灯ドライバ20を制御することによって、歩行者に対応する分割領域が第1色で点滅されるので、運転者に歩行者の存在を認識させることができる。また、分割領域の点滅に同期して警告音発生器21より警告音が発生されるので、他の警告音との混乱を避けることができる。なお、既に分割領域の点滅に同期して警告音を発生している場合には、前回特定の分割領域の点滅に同期した警告音を消音して、今回特定した分割領域の点滅に同期した警告音を発生する。また、前回特定した分割領域の点滅色はリセットして今回特定した分割領域を第1色で点滅させる。
また、ステップ314では、落下物に対応する前照灯12の分割領域がCPU14Aによって特定されてステップ316へ移行する。
ステップ316では、落下物に対応する分割領域22以外が点灯され、落下物に対応する分割領域22が第2色で点滅されて点滅に同期して警告音が発生されてステップ320へ移行する。すなわち、配光制御ECU14が前照灯ドライバ20を制御することによって、落下物に対応する分割領域が第2色で点滅されるので、運転者に歩行者の存在を認識させることができる。また、分割領域の点滅に同期して警告音発生器21より警告音が発生されるので、他の警告音との混乱を避けることができる。なお、既に分割領域の点滅に同期して警告音を発生している場合には、前回特定の分割領域の点滅に同期した警告音を消音して、今回特定した分割領域の点滅に同期した警告音を発生する。また、前回特定した分割領域の点滅色はリセットして今回特定した分割領域を第2色で点滅させる。
一方、ステップ318では、分割領域が点滅して警告音が発生中の場合にはリセット、すなわち、点滅の分割領域を点灯にすると共に警告音の発生が停止されてステップ320へ移行する。
そして、ステップ320では、スイッチ16がオフされたか否かがCPU14Aによって判定され、該判定が否定された場合にはステップ302に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ320の判定が肯定されたところでステップ322へ移行して、前照灯12を消灯して一連の処理を終了する。
このように、本実施形態に係わる車両用照明装置の配光制御ECU14によって上述の配光制御を行うことにより、第1基本形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、図10(A)、(B)に示すように、歩行者と落下物とで異なる色で点滅するようにしているため、運転者に歩行者と落下物を区別して報知することができる。なお、図10(A)は照明対象が歩行者の場合を示し、図10(B)は照明対象が落下物の場合を示す。
なお、第実施形態では、歩行者と落下物を区別して検出して、異なる色で分割領域を点滅するように配光を制御するようにしたが、複数の歩行者や落下物が存在する場合には、第2基本形態のように、それぞれ異なる点滅周期となるように配光を制御するようにしてもよい。
また、上記の各形態では、カメラ18を用いて、前方の歩行者を検出するようにしたが、これに限るものではなく、レーダー等の各種技術を用いて前方の歩行者を検出するようにしてもよい。
また、上記の各形態では、本発明の車両用照明手段として前照灯12を適用するようにしたが、これに限るものではなく、補助前照灯やその他の車両用照明手段を適用するようにしてもよい。
さらに、上記の各形態の配光制御ルーチンにおける、特定した分割領域以外を点灯し、特定した分割領域を点滅して点滅に同期して警告音を発生(ステップ110)及びこれに類似する処理(ステップ212、218、312、316)は、図11に示すステップ150〜143のようにしてもよい。なお、図11では、第1基本形態の配光制御ルーチンのステップ110をステップ150〜143に置き換えたものを示す。また、他の形態に適用する場合には適宜各形態に合わせて適用すればよい。
すなわち、ステップ150では特定した分割領域に変化があるか否かCPU14Aによって判定され、該判定が肯定された場合にはステップ152へ移行し、否定された場合にはステップ114へ移行する。なお、該判定は、初期状態の場合には特定された分割領域がないので判定が肯定される。
また、ステップ152では、配光および警告音がリセットされる。すなわち、全ての分割領域が点灯されると共に警告音が発生している場合には消音されてステップ154へ移行し、特定した分割領域が点滅されて点滅に同期して警告音が発生された後にステップ114へ移行する。
本発明の実施の形態に係わる車両用照明装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係わる車両用照明装置の前照灯の配光範囲の分割領域を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係わる車両用照明装置に適用可能な前照灯の一例を示す図である。 (A)は本発明の実施の形態に係わる車両用照明装置の前照灯の分割領域を説明するための図であり、(B)は光源分割領域対応関係テーブルを示す図である。 本発明の第1基本形態に係わる車両用照明装置の配光制御ECUで行われる配光制御ルーチンを示すフローチャートである。 (A)は第1基本形態に係わる車両用照明装置の前照灯の配光制御の一例を示す図であり、(B)は変形例の配光制御の一例を示す図である。 本発明の第2基本形態に係わる車両用照明装置の配光制御ECUで行われる配光制御ルーチンを示すフローチャートである。 第2基本形態に係わる車両用照明装置の前照灯の配光制御の一例を示す図である。 本発明の第実施形態に係わる車両用照明装置の配光制御ECUで行われる配光制御ルーチンを示すフローチャートである。 実施形態に係わる車両用照明装置の前照灯の配光制御の一例を示す図であり、(A)は照明対象が歩行者の場合を示し、(B)は照明対象が落下物の場合を示す図である。 本発明の第1基本形態に係わる車両用照明装置の配光制御ECUで行われる配光制御ルーチンの変形例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 車両用照明装置
12 前照灯
14 配光制御ECU
18 カメラ
20 前照灯ドライバ
21 警告音発生器
22 分割領域
24 LED光源
28 光源
30 DMD
32 マイクロミラー

Claims (6)

  1. 前照灯の配光領域を車幅方向に複数に分割してそれぞれの分割領域毎に配光及び配光色を変更可能な車両用照明手段と、
    照明対象の存在を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって照明対象が検出された場合に、照明対象に対応する分割領域を特定する特定手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、照明対象の種類を検出する照明対象検出手段と、
    前記照明対象の種類に応じて前記車両用照明手段から照射される配光色を選択する選択手段と、
    警告音を発生する警告音発生手段と、
    前記特定手段によって特定された分割領域以外の分割領域は光が照射される照射状態となり、前記特定手段によって特定された分割領域は光が前記選択手段によって選択された配光色で照射される照射状態と光が照射されない非照射状態とが繰り返されるように、配光を制御すると共に、該配光の制御に同期して警告音を発生するように前記警告音発生手段を制御する制御手段と、
    を備えた車両用照明装置。
  2. 前記制御手段は、前記検出手段によって複数の照明対象が検出されて前記特定手段によって照明対象の各々に対応する複数の分割領域が特定された場合に、運転者の注意の優先度を算出して最も高い優先度の照明対象に対応する分割領域の配光制御に同期して警告音を発生するように前記警告音発生手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用照明装置。
  3. 前記制御手段は、前記特定手段によって特定された各分割領域の配光が前記優先度に応じてそれぞれ異なる状態になるように制御することを特徴とする請求項2に記載の車両用照明装置。
  4. 前記照明対象検出手段は、照明対象が歩行者か落下物かを検出することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用照明装置。
  5. 前記車両用照明手段は、独立して配光可能な複数の光源を備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用照明装置。
  6. 複数に分割した配光領域のそれぞれの分割領域毎に配光及び配光色を変更可能な車両用照明手段と、
    照明対象の存在を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、照明対象の種類を検出する照明対象検出手段と、
    前記照明対象の種類に応じて前記車両用照明手段から照射される配光色を選択する選択手段と、
    前記検出手段によって照明対象が検出された場合に、照明対象に対応する分割領域を特定する特定手段と、
    警告音を発生する警告音発生手段と、
    前記特定手段によって特定された分割領域の配光を前記選択手段によって選択された配光色に応じて変更するように制御すると共に、該配光の制御に同期して警告音を発生するように前記警告音発生手段を制御する制御手段と、
    を備えた車両用照明装置。
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