JP6348387B2 - 車両用前照灯システムの制御方法 - Google Patents

車両用前照灯システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両用前照灯システムの制御方法に関する。
従来、自車前方に照射する配光パターンを自車の周囲の状況に応じてハイビーム状態とロービーム状態の自動切り替えが可能な灯具ユニットと、灯具ユニットの光により照らされる車外状況を含む画像を撮影して、その光分布情報を取得する撮影ユニットと、自車前方の壁面に灯具ユニットの光が当たったときに得られる基準光分布情報と撮影ユニットで取得した光分布情報とが対応する場合、灯具ユニットの少なくともハイビーム状態での照射を回避するように制御する車両制御部とを有する車両用前照灯(ヘッドランプ)がある。
この車両用前照灯は、自車周囲の状況に応じて対向車や歩行者に不快な眩しさ(グレア)を与えないように配光パターンの自動切り替えを行っている(例えば、特許文献1参照)。
また、JISC7550(IEC62471)の「ランプ及びランプシステムの光生物学的安全性」には、光の放射輝度の大きさにより人の目に与える影響が記載されている。一般照明等の当該影響は通常使用状態における500[lx]の距離を基準に評価されるが、人間が近距離でランプを覗きこみ、急に点灯した場合等の通常使用状態以外の状態の場合においても、人間の目の網膜に損傷を与える可能性を低減する必要がある。
特開2011−131773号公報
上記特許文献1の車両用前照灯は、灯具ユニットの点灯状態で配光パターンの自動切り替えが行われるので、対向車の運転者や歩行者等の人間には既に光が照射されている。そのため、灯具ユニットから照射された光により、人間の目の瞳孔の面積は狭められている。
しかしながら、灯具ユニットの点灯開始前は、人間に対して光が照射されていないので、灯具ユニットの点灯開始時に高輝度な灯具ユニットからの光が人間に対して照射された場合、拡がった面積の人間の目の瞳孔に光が入射し、人間の目の網膜に損傷を与える可能性がある。
本発明は、車両周囲が暗い状態において、車両用前照灯が非点灯状態から高輝度な光源を使用し、高輝度な光源を使用した車両用前照灯の光を人間に照射する場合でも、人間の目の網膜に損傷を与える可能性を低減できる車両用前照灯システムの制御方法を提供することを目的とする。
第1発明は、自車前方にロービームを照射するロービーム光源ユニットと、信号灯光源ユニットと、前記ロービーム光源ユニット及び前記信号灯光源ユニットの点灯を制御する灯具制御部とを有する車両用前照灯システムの制御方法であって、前記信号灯光源ユニットの非点灯状態において、前記灯具制御部が前記信号灯の点灯指示を受けたとき、通常点灯時の前記ロービームの放射輝度より低い放射輝度の光を前記信号灯光源ユニットから照射する信号灯点灯状態を開始する信号灯点灯工程と、前記信号灯点灯状態において、前記灯具制御部が前記ロービームの点灯指示を受けた場合には、光に対する人間の忌避反応時間が経過したとき、通常点灯時の放射輝度のロービームを前記ロービーム光源ユニットから照射するロービーム通常点灯状態を開始する第1ロービーム通常点灯工程とを備えることを特徴とする。
第1発明によれば、信号灯点灯工程により、信号灯光源ユニットの非点灯状態、すなわち車両周囲が暗い状態において、車両前方に人間が存在した場合でも当該人間に対して通常点灯時のロービームよりも低い放射輝度の信号灯の光が照射される。尚、本明細書において、「信号灯」とは、ポジションランプ(車幅灯)、方向指示灯(ウィンカーランプ)、DRL(Daytime Running Lights)等、ロービーム光源ユニット及びハイビーム光源ユニット以外の前照灯を構成する灯具をいう。
その結果、信号灯点灯状態の光が照射された人間は、反射的に、瞳孔を狭め、まぶたを狭め、又は、信号灯の光から目をそらすことにより、所定時間経過後に通常点灯時のロービームが照射された場合でも人間の目に障害を起こすことを抑制できる目の状態を予め構築することができる。
そして、第1ロービーム通常点灯工程により、忌避反応時間が経過した時点で、通常点灯時の放射輝度のロービームが照射される。ここで、「忌避反応」とは、照射された光から人間が反射的に目を保護する反応をいい、忌避反応の人間の行為として、例えば、瞳孔の収縮、瞬き、眼球の移動、又は、頭の移動が挙げられる。「忌避反応時間」とは、人間の目に対して光が照射された時から忌避反応がはじまるまでの時間をいい、約0.25[s]である。
従って、車両からロービーム又は信号灯の光が照射されていないような車両周囲が暗い状態において、高輝度な光源を使用した車両用前照灯からの光を人間に対して照射する場合でも、人間の目の網膜に損傷を与える可能性を低減させることができる。
第2発明は、自車前方にロービームを照射するロービーム光源ユニットと、信号灯光源ユニットと、前記ロービーム光源ユニット及び前記信号灯光源ユニットの点灯を制御する灯具制御部とを有する車両用前照灯システムの制御方法であって、前記信号灯光源ユニットの非点灯状態において、前記灯具制御部が前記信号灯の点灯指示を受けたとき、通常点灯時の前記ロービームの放射輝度より低い放射輝度の光を前記信号灯光源ユニットから照射する信号灯点灯状態を開始する信号灯点灯工程と、光に対する人間の忌避反応時間経過前の前記信号灯点灯状態において、前記灯具制御部が前記ロービームの点灯指示を受けた場合には、忌避反応時間が経過したとき、通常点灯時の前記ロービームの放射輝度より低い放射輝度のロービームを前記ロービーム光源ユニットから照射するロービーム制限点灯状態を開始し、光に対する人間の瞳孔反応時間経過前かつ前記忌避反応時間経過後の前記信号灯点灯状態において、前記灯具制御部が前記ロービームの点灯指示を受けたとき、前記ロービーム制限点灯状態を開始するロービーム制限点灯工程と、前記忌避反応時間経過前の前記信号灯点灯状態において、前記灯具制御部が前記ロービームの点灯指示を受けた場合には、前記瞳孔反応時間が経過したとき、前記ロービーム制限点灯状態から、通常点灯時の放射輝度のロービームを前記ロービーム光源ユニットから照射するロービーム通常点灯状態に切り替え、前記忌避反応時間経過後かつ前記瞳孔反応時間経過前の前記信号灯点灯状態において、前記灯具制御部が前記ロービームの点灯指示を受けた場合には、前記瞳孔反応時間が経過したとき、前記ロービーム制限点灯状態から前記ロービーム通常点灯状態に切り替え、前記瞳孔反応時間経過後の前記信号灯点灯状態において、前記灯具制御部が前記ロービームの点灯指示を受けたとき、前記ロービーム通常点灯状態を開始する第2ロービーム通常点灯工程とを備えることを特徴とする。
第2発明によれば、まず、信号灯点灯工程により、信号灯光源ユニットの非点灯状態、すなわち車両周囲が暗い状態において、車両前方に人間が存在した場合でも当該人間に対して通常点灯時のロービームよりも低い放射輝度の信号灯の光が照射される。
その結果、信号灯点灯状態の光が照射された人間は、反射的に、瞳孔を狭め、まぶたを狭め、又は、信号灯の光から目をそらすことにより、所定時間経過後に通常点灯時のロービームが照射された場合でも人間の目に障害を起こすことを抑制できる目の状態を予め構築することができる。
次に、ロービーム制限点灯工程により、信号灯点灯状態において、車両前方に人間が存在した場合でも当該人間に対して通常点灯時のロービームよりも低い放射輝度のロービームが照射される。
信号灯点灯工程により人間の目を保護する状態が予め構築された後、ロービーム制限点灯状態のロービームを照射するので、ロービームによる一定の明るさを確保するとともに、ロービーム制限点灯状態のロービームが照射された人間に対しても人間の目に障害を起こすことを抑制できる。
そして、第2ロービーム通常点灯工程により、瞳孔反応時間が経過した時点で、ロービーム制限点灯状態からロービーム通常点灯状態に切り替えられ、通常点灯時の放射輝度のロービームが照射される。ここで、「瞳孔反応」とは瞳孔の面積を収縮させる反応をいい、「瞳孔反応時間」とは、光が人間に対して照射されたときに、瞳孔の最大面積から最小面積に収縮するまでの時間をいい、1〜2[s]の範囲の時間である。
従って、車両からロービーム及び信号灯の光が照射されていないような車両周囲が暗い状態において、高輝度な光源を使用した車両用前照灯からの光を人間に対して照射する場合でも、人間の網膜に損傷を与える可能性を確実に低減させることができる。
上記第1発明又は上記第2発明において、前記車両用前照灯システムは自車前方にハイビームを照射するハイビーム光源ユニットをさらに備え、前記忌避反応時間が経過する前に、前記灯具制御部がパッシング点灯指示を受けたとき、通常点灯時の前記ハイビームの放射輝度より低い放射輝度のハイビームのパッシング点灯を行うパッシング制限点灯状態を開始するパッシング制限点灯工程と、前記パッシング制限点灯状態において、前記忌避反応時間が経過したとき、前記パッシング制限点灯状態から、通常点灯時の放射輝度のハイビームのパッシング点灯を行うパッシング通常点灯状態に切り替えるパッシング通常点灯工程とを備えることが好ましい。
これによれば、パッシング制限点灯工程により、信号灯光源ユニット、ロービーム光源ユニット及びハイビーム光源ユニットが非点灯状態である場合、あるいは、ロービーム光源ユニット等が点灯状態にあって、忌避反応時間経過前である場合、灯具制御部がパッシング点灯指示を受けたときにパッシング制限点灯状態が開始される。ここで、「パッシング点灯」とは、ハイビーム光源ユニットの点灯及び消灯が素早く切り替えられる(又は点滅させる)ことをいう。
通常点灯時のハイビームよりも低い放射輝度のハイビームが照射された人間は、反射的に、瞳孔を狭め、まぶたを狭め、又は、ハイビームから目をそらすことによって、所定時間経過後に当該パッシング点灯指示に応じて通常点灯時のハイビームが照射される場合でも人間の目に障害を起こすことを抑制できる目の状態を予め構築することができる。
そして、パッシング通常点灯工程により、忌避反応時間が経過した時点で、通常点灯時の放射輝度のハイビームが照射されるパッシング通常点灯状態を開始する。
従って、ハイビーム光源ユニットが点灯していない状態、例えば、車両周囲が暗い状態において、高輝度な光源を使用した車両用前照灯からの光を人間に対して照射する場合でも、人間の目の網膜に損傷を与える可能性を低減させることができる。
尚、上記のパッシング通常点灯工程では、忌避反応時間に代えて瞳孔反応時間が経過した時点で、パッシング通常点灯状態を開始するようにしてもよい。
車両用前照灯システムを示す概略正面図。 第1実施形態のロービーム点灯処理を示すフローチャート。 第1実施形態の信号灯及びロービームの点灯状態を示すタイミングチャート。 第2実施形態のロービーム点灯処理を示すフローチャート。 第2実施形態の信号灯及びロービームの点灯状態を示すタイミングチャート。 ロービームの点灯パターンを示すタイミングチャート。 ロービームの他の点灯パターンを示すタイミングチャート。 第3実施形態のパッシング点灯処理を示すフローチャート。 第3実施形態の変形例のパッシング点灯処理を示すフローチャート。 第3実施形態及び変形例のパッシング点灯状態を示すタイミングチャート。
本実施形態の車両用前照灯システムの制御方法は、図1に示される車両用前照灯システムに用いられる。図1に示されるように、本実施形態の車両用前照灯システムは、車両用灯具1と、灯具制御部10と、自車に対する日射量を検知する日射センサ20と、自車の走行速度を検出する速度センサ22、ロービームスイッチ24と、ハイビームスイッチ26と、パッシングスイッチ28、ポジションランプ(車幅灯)スイッチ30、DRL(Daytime Running Lights)スイッチ32とを備える。
車両用灯具1は、アウターレンズ2とハウジング3により画成された灯室4内に複数の光源ユニットが配設されて構成されるフロントコンビネーションランプである。各光源ユニットとして、ハイビーム(走行ビーム)光源ユニット5と、ロービーム(すれ違いビーム)光源ユニット6と、ポジションランプ(車幅灯)光源ユニット7と、方向指示灯(ウィンカーランプ)光源ユニット8と、DRL光源ユニット9とを備えている。
なお、アウターレンズ2はポリカーボネート等の光透過性(透光性)を有する材料からなり、光を素通しするカバーであってもよいし、レンズ作用を有するものでもよい。
ハイビーム光源ユニット5及びロービーム光源ユニット6は、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)光源又はレーザー光源の光源と、光源が実装されたマウントプレートと、マウントプレートに連接されて光源を包囲する反射面を有すると共に、一端を開口とするリフレクタと、リフレクタの開口前方に位置する投影レンズと、投影レンズを支持するレンズホルダと、を備える。
また、ポジションランプ光源ユニット7及びDRL光源ユニット9は、発光素子(例えば、LED)を発光源とする光源と、光源が実装された基板とを備える。尚、光源として、例えば、ハロゲン電球、白熱電球、高輝度放電灯(高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプ等のキセノンランプとも呼ばれるHID(High Intensity Discharge)ランプ、その他のバルブや、他の発光素子(有機EL)等の光源を用いた種々の光源ユニットを適用することができる。
灯具制御部10は、電子制御ユニット(CPU,ROM,RAM、並びにI/O回路及びA/D回路等の電子回路等により構成され、日射センサ20等からの出力信号が入力される。CPUにより制御プログラムがメモリから読み出され、読み出されたプログラムにしたがって後述する種々の処理が実行される。
灯具制御部10は、点灯制御判定部12と、ロービームタイミング制御部14と、信号灯タイミング制御部16と、パッシングタイミング制御部18とを備え、点灯制御判定部12及び各制御部により生成された制御信号を車両用灯具1に出力し、車両用灯具1を制御する。
また、灯具制御部10は、忌避反応時間、瞳孔反応時間、及び、各光源ユニットの点灯パターンがメモリに記憶され、後述する処理において、忌避反応時間と瞳孔反応時間に基づく処理パターンの選択、及び、各光源ユニットの点灯パターンの選択ができるように形成されている。
点灯制御判定部12は、車両に搭載された日射センサ20により検知された日射量と、速度センサ22により検出された自車の走行速度とに基づいて、ハイビーム光源ユニット5及びロービーム光源ユニット6の通常点灯、制限点灯、及びパッシング点灯を行うか否かを判定する。
ここで、「制限点灯」とは、ロービーム光源ユニット6を点灯する際、通常点灯時のロービームの明るさを制限することをいう。具体的には、通常点灯時のロービームの放射輝度より低い放射輝度のロービームを生成するようにロービーム光源ユニット6を点灯することをいう。
ロービームタイミング制御部14は、ロービームスイッチ24が操作されることにより生成されるロービームの点灯指示と、信号灯(ポジションランプ光源ユニット7及びDRL光源ユニット9)の点灯状態と、忌避反応時間及び瞳孔反応時間とに基づいて、ロービーム光源ユニット6の通常点灯及び制限点灯のタイミングを制御する。
信号灯タイミング制御部16は、ポジションランプスイッチ30又はDRLスイッチ32が操作されることにより生成される信号灯の点灯指示に基づいて、信号灯光源ユニット(ポジションランプ光源ユニット7,DRL光源ユニット9)の点灯タイミングを制御する。
パッシングタイミング制御部18は、ハイビーム光源ユニット5、ロービーム光源ユニット6及び信号灯(ポジションランプ光源ユニット7及びDRL光源ユニット9)の点灯状態に関わらず、パッシングスイッチ28が操作されることにより生成されるハイビームのパッシング点灯指示と、忌避反応時間及び瞳孔反応時間とに基づいて、ハイビーム光源ユニット5のパッシング通常点灯及びパッシング制限点灯のタイミングを制御する。
以下、第1実施形態から第3実施形態の車両用前照灯の制御方法を説明する。説明の重複記載を回避するために、信号灯光源ユニットとして、ポジションランプ光源ユニット7を用いて説明するが、DRL光源ユニット9、又は、ポジションランプ光源ユニット7とDRL光源ユニット9との組合せを用いてもよい。
[第1実施形態]
第1実施形態の車両用前照灯システムの制御方法は、信号灯光源ユニット7の非点灯状態において、灯具制御部10が信号灯の点灯指示を受けたとき、通常点灯時のロービームの放射輝度より低い放射輝度の光を信号灯光源ユニット7から照射する信号灯点灯状態を開始する(信号灯点灯工程)。さらに、信号灯点灯状態において、灯具制御部10がロービームの点灯指示を受けた場合、人間の光に対する忌避反応時間が経過したとき、通常点灯時の放射輝度のロービームをロービーム光源ユニット6から照射するロービーム通常点灯状態を開始する(第1ロービーム通常点灯工程)。
図2は、第1実施形態のロービーム点灯処理を示すフローチャートである。まず、ロービームスイッチ24が操作され、ロービームの点灯指示を示す信号が灯具制御部10に入力される(図2/S10)。
次に、点灯制御判定部12により、日射センサ20で検知された日射量と、速度センサ22で検出された自車走行速度との情報に基づいて、ロービーム光源ユニット6の点灯の制御を行うか否かを判定する(図2/S12)。
ロービーム光源ユニット6の点灯の制御を行うと判断した場合(図2/S12…YES)、ロービームタイミング制御部14により、信号灯光源ユニット7が点灯しているか否か判定する(図2/S14)。信号灯光源ユニット7が点灯していないと判断された場合(図2/S14…NO)、信号灯光源ユニット7を点灯する信号灯点灯処理(図2/S16)が実行され(信号灯点灯工程)、図示しないタイマが、信号灯点灯状態の開始時に起動する。
一方、信号灯光源ユニット7が点灯していると判断された場合(図2/S14…YES)、又は信号灯点灯処理(図2/S16)が実行されると、ロービームタイミング制御部14により、忌避反応時間が経過したか否かをタイマにより判定する(図2/S18)。
忌避反応時間が経過していると判断された場合(図2/S18…YES)、通常点灯時の放射輝度のロービームをロービーム光源ユニット6から照射するロービーム通常点灯状態を開始する(第1ロービーム通常点灯工程)(図2/S20)。一方、忌避反応時間が経過していないと判断された場合(図2/S18…NO)、信号灯の点灯状態を継続する。
一方、点灯制御判定部12により、ロービーム光源ユニット6の制限点灯の制御を行わないと判断した場合(図2/S12…NO)、ロービームタイミング制御部14により、ロービーム通常点灯状態を開始する(図2/S20)。
第1実施形態の信号灯点灯処理とロービーム点灯処理(図2)を、時間[s]に対する放射輝度[W・m−2・sr−1]の変化を概念的に示した図3を用いて説明する。
灯具制御部10がロービームの点灯指示を受けた時点が、信号灯点灯状態の開始時から忌避反応時間が経過した後である場合を図3Aに、信号灯点灯状態の開始時から忌避反応時間が経過する前である場合を図3Bに、そして、信号灯点灯状態の開始前である場合を図3Cに示す。尚、図3A〜図3Cは、点灯制御判定部12により、ロービームの点灯制御を行うと判断されているものとする。
図3A〜図3Cに示されるように、ロービーム光源ユニット6の非点灯状態において、ポジションランプスイッチ30がON状態に設定され、信号灯の点灯指示を灯具制御部10が受けると、信号灯点灯状態が開始される。
また、図3Aに示されるように、信号灯点灯状態の開始時から忌避反応時間が経過した後の信号灯点灯状態において、ロービームスイッチ24がON状態に設定され、ロービームの点灯指示を灯具制御部10が受けると、ロービームタイミング制御部14によりロービーム光源ユニット6を点灯し、ロービーム通常点灯状態を開始する。
図3Bに示されるように、信号灯点灯状態の開始時から忌避反応時間が経過する前の信号点灯状態において、ロービームスイッチ24がON状態に設定され、ロービームの点灯指示を灯具制御部10が受けると、当該忌避反応時間が経過した忌避反応開始時刻において、ロービームタイミング制御部14によりロービーム光源ユニット6を点灯し、ロービーム通常点灯状態を開始する。
図3Cに示されるように、信号灯光源ユニット7の非点灯状態において、ロービームスイッチ24がON状態に設定され、ロービームの点灯指示を灯具制御部10が受けると、信号灯点灯処理(図2/S16)が開始される。そして、信号灯点灯状態の開始時から忌避反応時間が経過した忌避反応開始時刻において、ロービームタイミング制御部14によりロービーム光源ユニット6を点灯し、ロービーム通常点灯状態を開始する。
[第2実施形態]
第2実施形態の車両用前照灯システムの制御方法は、第1実施形態の車両用前照灯の制御方法において、忌避反応時間に加えて瞳孔反応時間を加味したものである。図4は、第2実施形態のロービーム点灯処理を示すフローチャートである。ここでは、第1実施形態との重複記載を避けるため、忌避反応時間経過判定(図4/S38)で、信号灯点灯状態の開始時から忌避反応時間経過したと判断された場合(図4/S38…YES)、ロービームタイミング制御部14により実行される処理のみを説明する。
信号灯の点灯指示(図4/S30)に基づき開始した信号灯点灯状態(図4/S36)において、ロービームタイミング制御部14により、瞳孔反応時間が経過したか否かをタイマにより判定する(図4/S40)。瞳孔反応時間が経過したと判断された場合(図4/S40…YES)、ロービーム通常点灯状態を開始する(第2ロービーム通常点灯工程)(図4/S44)。一方、瞳孔反応時間が経過していないと判断された場合(図4/S40…NO)、ロービーム制限点灯状態を開始し、継続する(ロービーム制限点灯工程)(図4/S42)。
第2実施形態の信号灯点灯処理とロービーム点灯処理を、時間[s]に対する放射輝度[W・m−2・sr−1]の変化を概念的に示した図5を用いて説明する。
灯具制御部10がロービームの点灯指示を受けた時点が、信号灯点灯状態の開始時から瞳孔反応時間が経過した後である場合を図5Aに、信号灯点灯状態の開始時から忌避反応時間経過後かつ瞳孔反応時間経過前である場合を図5Bに、信号灯点灯状態の開始時から忌避反応時間が経過する前である場合を図5Cに、そして、信号灯点灯状態の開始前である場合を図5Dに示す。尚、図5A〜図5Dは、点灯制御判定部12により、ロービームの点灯制御を行うと判断されているものとする。
図5A〜図5Dに示されるように、ロービーム光源ユニット6の非点灯状態において、ポジションランプスイッチ30がON状態に設定され、信号灯の点灯指示を灯具制御部10が受けると、信号灯点灯状態が開始される。
また、図5Aに示されるように、信号灯点灯状態の開始時から瞳孔反応時間が経過した後の信号灯点灯状態において、ロービームスイッチ24がON状態に設定され、ロービームの点灯指示を灯具制御部10が受けると、ロービームタイミング制御部14によりロービーム光源ユニット6を点灯し、ロービーム通常点灯状態を開始する。
図5Bに示されるように、信号灯点灯状態の開始時から忌避反応時間が経過した忌避反応開始時刻から瞳孔反応時間が経過した瞳孔反応完了時刻の間の信号点灯状態において、ロービームスイッチ24がON状態に設定され、ロービームの点灯指示を灯具制御部10が受けると、ロービームタイミング制御部14により、ロービーム制限点灯状態を開始する。そして、瞳孔反応時間が経過した瞳孔反応完了時刻において、ロービーム制限点灯状態からロービーム通常点灯状態に切り替えられ、ロービーム通常点灯状態を開始する。
図5Cに示されるように、信号灯点灯状態の開始時から忌避反応時間が経過する前の信号点灯状態において、ロービームスイッチ24がON状態に設定され、ロービームの点灯指示を灯具制御部10が受けると、忌避反応開始時刻において、ロービーム制限点灯状態を開始する。そして、瞳孔反応時間が経過した瞳孔反応完了時刻において、ロービーム制限点灯状態からロービーム通常点灯状態に切り替えられ、ロービーム通常点灯状態を開始する。
図5Dに示されるように、信号灯光源ユニット7の非点灯状態において、ロービームスイッチ24がON状態に設定され、ロービームの点灯指示を灯具制御部10が受けると、信号灯点灯処理(図4/S36)が開始される。そして、忌避反応開始時刻において、ロービーム制限点灯状態を開始する。そして、瞳孔反応時間が経過した瞳孔反応完了時刻において、ロービーム制限点灯状態からロービーム通常点灯状態に切り替えられ、ロービーム通常点灯状態を開始する。
尚、第2実施形態のロービーム制限点灯状態における時間[s]に対するロービームの放射輝度[W・m−2・sr−1]について、図6Aに示されるように、放射輝度が一定値であるロービーム光源ユニットの点灯パターンを用いて説明した。尚、縦軸のLは、放射輝度の平均値を示す。
点灯パターンは、車両用灯具1を製造する際に取扱いが容易である図6Aの点灯パターンに限定されず、例えば、時間[s]に対してロービームの放射輝度が線形的変化する点灯パターン(図6B)を用いてもよい。図6Bの点灯パターンの場合、光が照射された人間に対して、点灯当初では明るくなる度合が速く、明るくなるに従ってゆっくりと明るくなるように感じさせ得る。また、2次関数又は対数関数で表さられる点灯パターン(図6C)の場合、光が照射された人間に対して、一定の明るさで明るくなるように感じさせ得る。
また、図7に示されるように、パルス幅変調(PWM)制御により、時間[s]に対する単位時間当たりのロービームの放射輝度[W・m−2・sr−1]が一定値である点灯パターン(図7A)、線形的変化する点灯パターン(図7B)、2次関数又は対数関数で表さられる点灯パターン(図7C)を用いてもよい。
[第3実施形態]
第3実施形態システムの車両用前照灯システムの制御方法は、忌避反応時間を考慮した、ハイビームのパッシング点灯に関する。具体的には、第3実施形態の車両用前照灯システムの制御方法は、灯具制御部10がパッシング点灯指示を受けたとき、通常点灯時のハイビームの放射輝度より低い放射輝度のハイビームのパッシング点灯を行うパッシング制限点灯状態を開始するパッシング制限点灯工程と、パッシング制限点灯状態において、忌避反応時間が経過したとき、パッシング制限点灯状態から、通常点灯時の放射輝度のハイビームのパッシング点灯を行うパッシング通常点灯状態に切り替えるパッシング通常点灯工程とを備える。
図8は、第3実施形態のパッシング点灯処理を示すフローチャートである。説明を簡略化するために、ハイビーム光源ユニット5、ロービーム光源ユニット6、ポジションランプ光源ユニット7、及びDRL光源ユニット9は非点灯状態であるものとする。尚、ロービーム光源ユニット6等が点灯した場合は、図示しないタイマが起動され、点灯開始時からの経過時間が忌避反応時間を経過したか否か判定されるものとする。
まず、パッシングスイッチ28が操作され、ハイビームを用いたパッシング点灯指示を示す信号が灯具制御部10に入力される(図8/S50)。
次に、点灯制御判定部12により、日射センサ20で検知された日射量と、速度センサ22で検出された自車走行速度との情報に基づいて、ハイビーム光源ユニット5のパッシング制限点灯の制御を行うか否かを判定する(図8/S52)。
ハイビーム光源ユニット5のパッシング制限点灯の制御を行うと判断した場合(図8/S52…YES)、パッシングタイミング制御部18により、タイマを起動する。そして、忌避反応時間を経過したか否かをタイマにより判定する(図8/S54)。忌避反応時間を経過していないと判断された場合(図8/S54…NO)、ハイビームを用いたパッシング制限点灯状態を開始して継続する(図8/S56)。
一方、忌避反応時間を経過したと判断された場合(図8/S54…YES)、パッシング制限点灯状態から、通常点灯時の放射輝度のハイビームをハイビーム光源ユニット5からパッシング点灯するパッシング通常点灯状態に切り替え、パッシング通常点灯状態を開始する(パッシング通常点灯工程)(図8/S58)。
一方、点灯制御判定部12により、ハイビーム光源ユニット5のパッシング制限点灯の制御を行わないと判断した場合(図8/S52…NO)、パッシングタイミング制御部18により、パッシング通常点灯状態を開始する(図8/S58)。
また、第3実施形態の車両用前照灯システムの制御方法において、パッシング制限点灯状態からパッシング通常点灯状態に切り替えるタイミングについて、忌避反応時間に加えて瞳孔反応時間を加味してもよい。
図9は、第3実施形態の変形例である瞳孔反応時間を加味したパッシング点灯処理を示すフローチャートである。ここでは、重複記載を避けるため、パッシングタイミング制御部18により行われる瞳孔反応時間経過判定(図9/S64)のみを説明する。
パッシング点灯指示(図9/S60)に基づき開始したパッシング制限点灯状態(図9/S66)において、パッシングタイミング制御部18により、瞳孔反応時間を経過したか否かをタイマにより判定する(図9/S64)。瞳孔反応時間を経過したと判断された場合(図9/S64…YES)、パッシング制限点灯状態からパッシング通常点灯状態に切り替え、パッシング通常点灯状態を開始する(図9/S68)。一方、瞳孔反応時間を経過していないと判断された場合(図9/S64…NO)、パッシング制限点灯状態を継続する(図9/S64)。
第3実施形態のパッシング点灯処理を、図10を用いて説明する。図10Aは図8のパッシング点灯処理に基づくハイビームの点灯状態を示すタイミングチャートであり、図10Bは図9のパッシング点灯処理に基づくハイビームの点灯状態を示すタイミングチャートである。尚、図10A〜図10Bは、点灯制御判定部12により、パッシング点灯制御を行うと判断されているものとする。
図10Aに示されるように、パッシングスイッチ28がON状態に設定され、パッシング点灯指示を灯具制御部10が受けると、パッシング制限点灯状態を開始する。そして、パッシング制限点灯状態の開始時から忌避反応時間が経過した忌避反応開始時刻において、パッシングタイミング制御部18によりパッシング制限点灯状態からパッシング通常点灯状態に切り替えられ、パッシング通常点灯状態を開始する。
瞳孔反応時間を加味したパッシング点灯処理の場合、図10Bに示されるように、パッシングスイッチ28がON状態に設定され、パッシング点灯指示を灯具制御部10が受けると、パッシング制限点灯状態を開始する。そして、パッシング制限点灯状態の開始時から忌避反応時間及び瞳孔反応時間が経過した瞳孔反応完了時刻において、パッシングタイミング制御部18によりパッシング制限点灯状態からパッシング通常点灯状態に切り替えられ、パッシング通常点灯状態を開始する。
尚、第1実施形態及び第2実施形態において、ハイビームスイッチ26がON状態に設定され、ハイビーム点灯指示を灯具制御部10が受けた場合、ハイビーム点灯指示及びロービーム点灯指示を灯具制御部10が受けた場合と同じように、ハイビーム光源ユニット5及びロービーム光源ユニット6の点灯制御を行ってもよい。
具体的には、ハイビームスイッチ26がON状態に設定され、ハイビーム点灯指示を灯具制御部10が受けた場合、灯具制御部10によりロービーム点灯指示を生成し、ロービーム点灯指示もハイビーム点灯指示と同時に灯具制御部10が受けたようにハイビーム光源ユニット5及びロービーム光源ユニット6の点灯制御を行う。
従って、第1実施形態(図3A〜図3C)においては、忌避反応開始時刻と、ハイビーム点灯指示(同時に生成されるロービーム点灯指示)のタイミングとの前後関係に基づいて、ロービーム通常点灯開始と同時にハイビーム通常点灯を開始する。
また、第2実施形態(図5A〜図5D)においては、忌避反応開始時刻と、瞳孔反応完了時刻と、ハイビーム点灯指示(同時に生成されるロービーム点灯指示)のタイミングとの前後関係に基づいて、ロービーム制限点灯開始と同時にハイビーム制限点灯を開始し、その後、ロービーム制限点灯からロービーム通常点灯への切り替えと同時に、ハイビーム制限点灯からハイビーム通常点灯への切り替えを行う。
1…車両用灯具、2…アウターレンズ、3…ハウジング、4…灯室、5…ハイビーム光源ユニット、6…ロービーム光源ユニット、7…ポジション光源ユニット、8…方向指示灯光源ユニット、9…DRL光源ユニット、10…灯具制御部、12…点灯制御判定部、14…ロービームタイミング制御部、16…信号灯タイミング制御部、18…パッシングタイミング制御部、20…日射センサ、22…速度センサ、24…ロービームスイッチ、26…ハイビームスイッチ、28…パッシングスイッチ、30…ポジションランプスイッチ、32…DRLスイッチ。

Claims (4)

  1. 自車前方にロービームを照射するロービーム光源ユニットと、信号灯光源ユニットと、前記ロービーム光源ユニット及び前記信号灯光源ユニットの点灯を制御する灯具制御部とを有する車両用前照灯システムの制御方法であって、
    前記信号灯光源ユニットの非点灯状態において、前記灯具制御部が前記信号灯の点灯指示を受けたとき、通常点灯時の前記ロービームの放射輝度より低い放射輝度の光を前記信号灯光源ユニットから照射する信号灯点灯状態を開始する信号灯点灯工程と、
    前記信号灯点灯状態において、前記灯具制御部が前記ロービームの点灯指示を受けた場合、光に対する人間の忌避反応時間が経過したとき、通常点灯時の放射輝度のロービームを前記ロービーム光源ユニットから照射するロービーム通常点灯状態を開始する第1ロービーム通常点灯工程とを備える車両用前照灯システムの制御方法。
  2. 自車前方にロービームを照射するロービーム光源ユニットと、信号灯光源ユニットと、前記ロービーム光源ユニット及び前記信号灯光源ユニットの点灯を制御する灯具制御部とを有する車両用前照灯システムの制御方法であって、
    前記信号灯光源ユニットの非点灯状態において、前記灯具制御部が前記信号灯の点灯指示を受けたとき、通常点灯時の前記ロービームの放射輝度より低い放射輝度の光を前記信号灯光源ユニットから照射する信号灯点灯状態を開始する信号灯点灯工程と、
    光に対する人間の忌避反応時間経過前の前記信号灯点灯状態において、前記灯具制御部が前記ロービームの点灯指示を受けた場合には、前記忌避反応時間が経過したとき、通常点灯時の前記ロービームの放射輝度より低い放射輝度のロービームを前記ロービーム光源ユニットから照射するロービーム制限点灯状態を開始し、
    光に対する人間の瞳孔反応時間経過前かつ前記忌避反応時間経過後の前記信号灯点灯状態において、前記灯具制御部が前記ロービームの点灯指示を受けたとき、前記ロービーム制限点灯状態を開始するロービーム制限点灯工程と、
    前記忌避反応時間経過前の前記信号灯点灯状態において、前記灯具制御部が前記ロービームの点灯指示を受けた場合には、前記瞳孔反応時間が経過したとき、前記ロービーム制限点灯状態から、通常点灯時の放射輝度のロービームを前記ロービーム光源ユニットから照射するロービーム通常点灯状態に切り替え、
    前記忌避反応時間経過後かつ前記瞳孔反応時間経過前の前記信号灯点灯状態において、前記灯具制御部が前記ロービームの点灯指示を受けた場合には、前記瞳孔反応時間が経過したとき、前記ロービーム制限点灯状態から前記ロービーム通常点灯状態に切り替え、
    前記瞳孔反応時間経過後の前記信号灯点灯状態において、前記灯具制御部が前記ロービームの点灯指示を受けたとき、前記ロービーム通常点灯状態を開始する第2ロービーム通常点灯工程とを備える車両用前照灯システムの制御方法。
  3. 請求項1又は2記載の車両用前照灯システムの制御方法であって、
    前記車両用前照灯システムは自車前方にハイビームを照射するハイビーム光源ユニットをさらに備え、
    前記忌避反応時間が経過する前に、前記灯具制御部がパッシング点灯指示を受けたとき、通常点灯時の前記ハイビームの放射輝度より低い放射輝度のハイビームのパッシング点灯を行うパッシング制限点灯状態を開始するパッシング制限点灯工程と、
    前記パッシング制限点灯状態において、前記忌避反応時間が経過したとき、前記パッシング制限点灯状態から、通常点灯時の放射輝度のハイビームのパッシング点灯を行うパッシング通常点灯状態に切り替えるパッシング通常点灯工程とを備える車両用前照灯システムの制御方法。
  4. 請求項1又は2記載の車両用前照灯システムの制御方法であって、
    前記車両用前照灯システムは自車前方にハイビームを照射するハイビーム光源ユニットをさらに備え、
    光に対する人間の瞳孔反応時間が経過する前に、前記灯具制御部がパッシング点灯指示を受けたとき、通常点灯時の前記ハイビームの放射輝度より低い放射輝度のハイビームのパッシング点灯を行うパッシング制限点灯状態を開始するパッシング制限点灯工程と、
    前記パッシング制限点灯状態において、前記瞳孔反応時間が経過したとき、前記パッシング制限点灯状態から、通常点灯時の放射輝度のハイビームのパッシング点灯を行うパッシング通常点灯状態に切り替えるパッシング通常点灯工程とを備える車両用前照灯システムの制御方法。
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