JP2013154741A - 車両用前照灯の点灯制御装置、車両用前照灯システム - Google Patents
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Abstract
【課題】前方車両の検出精度が低い場合にも前方車両へのグレアを抑制する。
【解決手段】車両用前照灯の点灯制御装置は、自車両の前方の画像に基づいて前方車両の位置情報を検出する車両検出部14、自車両の周囲の照度を検出する照度センサ12、照度センサ12からの出力信号に基づいて、自車両の周囲の照度が第1の基準値以下であるか否かを判定する照度判定部15、照度センサ12からの出力信号に基づいて、自車両の周囲の照度に応じて連続して変化するようにしてハイビーム照度を設定するハイビーム照度設定部16、照度判定部により自車両の周囲の照度が第1の基準値以下であると判定された場合に前方車両の位置情報とハイビーム照度に基づいて、前方車両の位置に応じた遮光範囲を有しておりハイビーム照度に応じた照度を有する配光パターンを設定し、当該配光パターンに応じた制御信号を生成して車両用前照灯へ出力する配光制御部17、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】車両用前照灯の点灯制御装置は、自車両の前方の画像に基づいて前方車両の位置情報を検出する車両検出部14、自車両の周囲の照度を検出する照度センサ12、照度センサ12からの出力信号に基づいて、自車両の周囲の照度が第1の基準値以下であるか否かを判定する照度判定部15、照度センサ12からの出力信号に基づいて、自車両の周囲の照度に応じて連続して変化するようにしてハイビーム照度を設定するハイビーム照度設定部16、照度判定部により自車両の周囲の照度が第1の基準値以下であると判定された場合に前方車両の位置情報とハイビーム照度に基づいて、前方車両の位置に応じた遮光範囲を有しておりハイビーム照度に応じた照度を有する配光パターンを設定し、当該配光パターンに応じた制御信号を生成して車両用前照灯へ出力する配光制御部17、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両の前照灯による照射状態を制御する技術に関する。
夜間に車両を走行させる際に、運転者は、基本的に前照灯によりロービームを路面に照射させ、必要に応じてハイビームを照射させることにより車両の前方を確認する。しかしながら、いわゆるカットオフラインより上側に光を照射すると、対向車や先行車(以下、これらを「前方車両」という。)にグレアを与えるおそれがある。このため近年では、前方車両の位置を検出し、これらの存在する位置に光が照射されないようにハイビームの照射パターンを制御し、グレアを抑制する技術が種々提案されている(例えば、特開2010−232081号公報参照)。これらの先行例では、自車両に搭載されたカメラによって前方車両を撮影して得られる画像を用いて前方車両のランプ(テールランプまたはヘッドランプ)の位置を検出し、前方車両の位置が遮光範囲となるようにようにしてハイビームの照射パターンが設定される。このようにハイビームの照射パターンを適切に制御することにより、前方車両へのグレアを防止しつつそれ以外のエリアには光を照射できるので、歩行者の早期発見や遠方視認性の向上に寄与することができる。
ところで、例えば夕刻時など日射が徐々に少なくなり薄暗くなる環境下においては、前方車両のすべてが必ずしもランプを点灯させているとは限らない。この場合に、上記のように前方車両のランプの位置を検出することによって遮光範囲を設定すると、ランプを点灯していない前方車両の位置については遮光範囲外となってハイビームが照射されることになり、それらの前方車両にグレアを与える可能性がある。これに対して、例えば特開2011−11593号公報には、自車両の周辺環境が所定の明るさを超えた場合にハイビームの照射を制限することで前方車両へグレアを与える可能性を低減するという技術が開示されている。しかしながら、この先行例では、周辺環境が所定の明るさを超えたとき、すなわち一定程度に暗くなったときを境界条件としてハイビームの照射の有無が切り替えられるため、上記のように遮光範囲外となっている前方車両が存在する場合にはその前方車両に比較的高い照度のハイビームが突然照射されることになる。このような場合にはハイビームの照射が開始された直後、前方車両の乗員に対して不快なグレアを与える可能性がある。
本発明に係る具体的態様は、夕刻など前方車両の検出精度が低い場合においても前方車両にグレアを与えることを抑制可能な光照射技術を提供することを目的の1つとする。
本発明に係る一態様の車両用前照灯の点灯制御装置は、車両用前照灯による光照射状態を制御するための点灯制御装置であって、(a)カメラにより撮影される自車両の前方の画像に基づいて前方車両の位置情報を検出する車両検出部と、(b)自車両の周囲の照度を検出する照度センサと、(c)照度センサからの出力信号に基づいて、自車両の周囲の照度が第1の基準値以下であるか否かを判定する照度判定部と、(d)照度センサからの出力信号に基づいて、自車両の周囲の照度に応じて連続して変化するようにしてハイビーム照度を設定するハイビーム照度設定部と、(e)照度判定部により自車両の周囲の照度が第1の基準値以下であると判定された場合に、前方車両の位置情報とハイビーム照度に基づいて、前方車両の位置に応じた遮光範囲を有しておりハイビーム照度に応じた照度を有する配光パターンを設定し、当該配光パターンに応じた制御信号を生成して車両用前照灯へ出力する配光制御部を含む。
上記構成によれば、自車両の周辺環境の明るさに応じてハイビーム照度を連続的に変化させているので、夕刻など画像認識処理による前方車両の検出精度が低く、検出されていない前方車両が存在する場合であってもそれらの前方車両にグレアを与えることを低減することができる。
上記の点灯制御装置において、照度判定部は、自車両の周囲の照度が第1の基準値より小さい第2の基準値以下であるか否かを更に判定し、配光制御部は、照度判定部により自車両の周囲の照度が第1の基準値以下かつ第2の基準値より大きいと判定された場合にハイビーム照度に応じた光照度を有する配光パターンを設定することも好ましい。
これによれば、自車両の周囲がある程度より暗くなった場合には通常の配光制御へ切り替えることで処理負荷をより軽減することができる。
上記の点灯制御装置において、ハイビーム照度設定部は、例えば自車両の周囲の照度に応じて直線的に連続して変化するようにハイビーム照度を設定することが好ましい。
これによれば、例えば予め定めた計算式を用いる等の簡便な方法によりハイビーム照度を設定することができる。
上記の点灯制御装置において、ハイビーム照度設定部は、自車両の周囲の照度に応じて曲線的に連続して変化するようにハイビーム照度を設定することも好ましい。
この場合には、例えば自車両の周囲が暗くなるほどハイビーム照度の増加率が大きくなるようにする等、ハイビーム照度をより細やかに設定することができる。
本発明に係る一態様の車両用前照灯システムは、上記した車両用前照灯の点灯制御装置と、この点灯制御装置によって制御される車両用前照灯を含んで構成される。
これにより、前方車両にグレアを与えることを抑制可能な車両用前照灯システムが提供される。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施形態の車両用前照灯システムの構成を示すブロック図である。図1に示す車両用前照灯システムは、カメラ10によって自車両の前方の空間(対象空間)を撮像して得られる画像に基づいて配光パターンを設定して光照射を行うものであり、中央制御部11、照度センサ12、メモリ13および中央制御部11に接続された2つの光学ユニット20R、20Lを備える。中央制御部11は、車両検出部14、照度判定部15、ハイビーム照度設定部16および配光制御部17を有する。中央制御部11は、例えばCPU、ROM、RAM等を有するコンピュータシステムにおいて所定の動作プログラムを実行させることにより実現されるものである。
カメラ10は、自車両の所定位置(例えば室内ミラー付近)に設置されており、自車両の前方の空間を撮影する。
車両検出部14は、自車両の前方の空間を撮影して得られた画像(画像データ)をカメラ10から取得し、この画像に対して画像認識処理を行うことにより、前方車両(対象車両)の位置情報を検出する。ここでいう「前方車両」とは、先行車または対向車である。
照度判定部15は、照度センサ12からの出力信号に基づいて自車両の周囲の明るさ(照度)が所定の基準値以下であるか否かを判定し、その判定結果に基づいて配光制御部17へ制御信号を出力する。具体的には、照度判定部15は、周囲の明るさが基準値Lx1以下で基準値Lx2より大きい場合には減光ADB(Adaptive Driving Beam)制御を実行し、周囲の明るさが基準値Lx2以下である場合には通常のADB制御を実行し、周囲の明るさが基準値Lx1より大きい場合にはADB制御を実行しないようにそれぞれ指示する制御信号を配光制御部17へ出力する。
ハイビーム照度設定部16は、照度センサ12からの出力信号に基づいて、ハイビームの照射時における照度(以下「ハイビーム照度」という。)を設定する。本実施形態におけるハイビーム照度は、自車両の周囲の明るさに応じて連続的に増加するように設定される。
配光制御部17は、車両検出部14によって求められる前方車両の位置情報とハイビーム照度設定部16によって設定されるハイビーム照度に基づいて、自車両の前方に存在する前方車両の位置に応じた遮光範囲を有しておりハイビーム照度に応じた照度を有する配光パターンを設定し、この設定した配光パターンに応じて光が照射されるように各光学ユニット20R、20Lのそれぞれへ制御信号(配光制御信号)を出力する。
メモリ13は、中央制御部11に接続されており、ハイビーム照度設定部16が配光パターンにおけるハイビーム照度を設定する際に用いる照度設定用データを格納する。照度設定用データの詳細については後述する。このメモリ13は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性メモリである。
光学ユニット20Rは、自車両の前方右側に設置されて自車両の前方を照らす光を照射するために用いられるものである。同様に、光学ユニット20Lは、自車両の前方左側に設置され、自車両の前方を照らす光を照射するために用いられるものである。図示のように各光学ユニット20R、20Lは共通の構成を有しており、具体的には、各々、ユニット側制御部21、LED点灯回路22、相互に並列接続された7個のLED(発光素子)1〜7を備えている。
ユニット側制御部21は、配光制御部17からの制御信号(LED点消灯信号)を受けて、LED点灯回路22へ制御信号を与えることにより各LED1〜7の点消灯および個々のLEDの光度を個別に制御する。
LED点灯回路22は、配光制御部17からの制御信号に基づいて各LED1〜7へ駆動信号(駆動電流)を個別に供給することにより、各LED1〜7の点消灯を制御し、かつ駆動電流の大きさにより各々の光度を制御する。
図2は、光学ユニットの構成例を示す分解斜視図である。図2に示すように、光学ユニット20R(または20L)は、車両前後方向に延びる光軸AX上に配置された投影レンズ41と、この投影レンズ41の後側焦点面よりも後方に配置された光源ユニット30と、投影レンズ41を所定位置に保持するレンズ保持枠40と、光源ユニット30に取り付けられたヒートシンク50を含んで構成されている。この光学ユニット20Rは、投影レンズ41がレンズ保持枠40に取り付けられ、このレンズ保持枠40がヒートシンク50にねじ止め固定されることにより一体化される。光源ユニット30は、複数の導光レンズ部31を一体化してなる干渉防止部材32と、一方向(水平方向)に配列された複数のLEDを有して干渉防止部材32の後方に配置された発光素子基板33を含んで構成されている。発光素子基板33に備わった各LEDが上記したLED点灯回路22と接続された各LED1〜7である。各LEDから放射される光は、干渉防止部材32の各導光レンズ部31によって投影レンズ41に導かれ、自車両の前方に投影される。このとき、各発光素子の点灯/消灯を個別に制御することにより、ハイビームの照射エリアを部分的に遮光するなど配光パターンを自在に制御できる。先行車や対向車の存在する配光エリアを非照射状態とし、他の配光エリアを照射状態とすることで、先行車等への眩惑を防止し、かつ自車両のドライバーの視認性を高めることができる。
以下、本実施形態の車両用前照灯システムの動作を詳細に説明する。図3は、車両用前照灯システムの動作手順を示すフローチャートである。図3に示す動作手順は一定周期で繰り返し実行される。
照度判定部15は、照度センサ12の出力信号に基づいて自車両の周囲の明るさが基準値Lx1(例えば250ルクス)以下であるか否かを判定する(ステップS11)。自車両の周囲の明るさが基準値Lx1以下である場合に(ステップS11;YES)、照度判定部15は、自車両の周囲の明るさが基準値Lx2以下であるか否かを判定する(ステップS12)。
自車両の周囲の明るさが基準値Lx2(例えば70ルクス)以下である場合に(ステップS12;YES)、照度判定部15は、配光制御部17に対して通常のADB制御を実行するように指示する。この指示に従って、配光制御部17は通常のADB制御を実行する(ステップS13)。具体的には、配光制御部17は、車両検出部14により検出される前方車両の位置情報に基づいて、前方車両の存在する位置が遮光範囲となるように自車両の配光パターンにおける遮光範囲を設定し、この設定した遮光範囲を有する配光パターンに応じて光が照射されるように各光学ユニット20R、20Lのそれぞれへ制御信号(配光制御信号)を出力する。なお、この通常ADB制御の場合には、基本的にハイビーム照度は設計上の最大値に設定される。
自車両の周囲の明るさが基準値Lx1以下かつ基準値Lx2より大きい場合に(ステップS12;NO)、ハイビーム照度設定部16は、照度センサ12からの出力信号に基づいてハイビーム照度を設定する(ステップS14)。
図4および図5は、それぞれ、ハイビーム照度を設定する方法について説明するための図である。例えば図4に示すように、ハイビーム照度は、自車両の周囲(周辺環境)の明るさがLx1からLx2までの間において直線的に連続変化(連続増加)するように設定される。また、図5に示すように、ハイビーム照度は自車両の周囲の明るさがLx1からLx2までの間において曲線的に連続変化(連続増加)するように設定される。このときの曲線は任意に設定できる。図5に例示する曲線は、自車両の周囲の明るさが比較的に明るいうちはハイビーム照度があまり増加せず、自車両の周囲の明るさがより暗くなると増加率が高まるように設定されている。この曲線は、例えば人間の目の感度を考慮して設定することができる。図4に示す直線あるいは図5に示す曲線に代表されるハイビーム照度の照度設定用データは、例えば計算式、あるいはデータテーブルとしてメモリ13に予め格納されており、ハイビーム照度設定部16はこのメモリ13に格納された照度設定用データを利用してハイビーム照度を設定する。
上記のようにしてハイビーム照度が設定されると、照度判定部15は、配光制御部17に対して、この設定されたハイビーム照度に基づいて減光した状態のADB制御を実行するように指示する。この指示に従って、配光制御部17は減光状態のADB制御を実行する(ステップS15)。具体的には、配光制御部17は、車両検出部14により検出される前方車両の位置情報に基づいて、前方車両の存在する位置が遮光範囲となるように自車両の配光パターンにおける遮光範囲を設定し、この設定した遮光範囲を有する配光パターンに応じて光が照射され、かつハイビーム領域の全体の照度が上記のハイビーム照度となるように各光学ユニット20R、20Lのそれぞれへ制御信号(配光制御信号)を出力する。なお、ハイビーム照度の制御は、例えば各LED1〜7をPWM制御する方法、各LED1〜7へ供給する電流の大きさを制御する方法、各LED1〜7の前面に液晶シャッター等の光量制御手段を配置する方法などの公知技術を適用して実現することができる。
一方、自車両の周囲の明るさが基準値Lx1より大きい場合には(ステップS11;NO)、照度判定部15は、配光制御部17に対してADB制御を実行しないように指示する。この指示に従って、配光制御部17は通常のADB制御をオフとする(ステップS16)。
図6は、配光パターンの具体例を説明するための模式図である。図6に示す例では、自車両に対して3台の対向車両が存在し、そのうち最も遠方の1台の対向車両については車両検出部14により検出されているが、残り2台の対向車両については検出されていない状態が示されている。図示のように、遠方の1台の対向車両についてはその存在位置が遮光範囲として設定された配光パターンが実現されている。また、残り2台の対向車両については検出されていないためにこれらの存在位置は遮光範囲として設定されない配光パターンとなっている。すなわち、2台の対向車両に対してはハイビームが照射された状態となっている。しかし、ハイビーム領域(図中、模様を付して示された領域)の全体が周辺環境の明るさに応じて連続的に変化するようにハイビーム照度が設定されているため、これら2台の対向車両に対して与えるグレアが軽減される。
以上のような本実施形態によれば、周辺環境の明るさに応じてハイビーム照度を連続的に変化させているので、夕刻など前方車両の検出精度が低く、検出されていない前方車両が存在する場合であってもそれらの前方車両にグレアを与えることを低減することができる。
なお、本発明は上述した実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々に変形して実施をすることが可能である。例えば、上記した実施形態では車両の周辺環境が徐々に暗くなる場合について説明していたが、車両の周辺環境が徐々に明るくなる場合についても同様にして配光パターンを制御することが可能である。また、配光パターンの制御についてはLEDを点消灯することによって行った例で説明したが、LED等の光源を点灯し、消灯すべきエリアを遮光手段により遮光するようにしてもよい。
1〜7:LED
10:カメラ
11:中央制御部
12:照度センサ
13:メモリ
14:車両検出部
15:照度判定部
16:ハイビーム照度設定部
17:配光制御部
20R、20L:光学ユニット
21:ユニット側制御部
22:LED点灯回路
10:カメラ
11:中央制御部
12:照度センサ
13:メモリ
14:車両検出部
15:照度判定部
16:ハイビーム照度設定部
17:配光制御部
20R、20L:光学ユニット
21:ユニット側制御部
22:LED点灯回路
Claims (5)
- 車両用前照灯による光照射状態を制御するための点灯制御装置であって、
カメラにより撮影される自車両の前方の画像に基づいて前方車両の位置情報を検出する車両検出部と、
前記自車両の周囲の照度を検出する照度センサと、
前記照度センサからの出力信号に基づいて、前記自車両の周囲の照度が第1の基準値以下であるか否かを判定する照度判定部と、
前記照度センサからの出力信号に基づいて、前記自車両の周囲の照度に応じて連続して変化するようにしてハイビーム照度を設定するハイビーム照度設定部と、
前記照度判定部により前記自車両の周囲の照度が前記第1の基準値以下であると判定された場合に、前記前方車両の位置情報と前記ハイビーム照度に基づいて、前記前方車両の位置に応じた遮光範囲を有しており前記ハイビーム照度に応じた照度を有する配光パターンを設定し、当該配光パターンに応じた制御信号を生成して前記車両用前照灯へ出力する配光制御部、
を含む、車両用前照灯の点灯制御装置。 - 前記照度判定部は、前記自車両の周囲の照度が前記第1の基準値より小さい第2の基準値以下であるか否かを更に判定しており、
前記配光制御部は、前記照度判定部により前記自車両の周囲の照度が前記第1の基準値以下かつ前記第2の基準値より大きいと判定された場合に前記ハイビーム照度に応じた光照度を有する配光パターンを設定する、請求項1に記載の車両用前照灯の点灯制御装置。 - 前記ハイビーム照度設定部は、前記自車両の周囲の照度に応じて直線的に連続して変化するように前記ハイビーム照度を設定する、請求項1又は2に記載の車両用前照灯の点灯制御装置。
- 前記ハイビーム照度設定部は、前記自車両の周囲の照度に応じて曲線的に連続して変化するように前記ハイビーム照度を設定する、請求項1又は2に記載の車両用前照灯の点灯制御装置。
- 請求項1〜4の何れかに記載の車両用前照灯の点灯制御装置と、
前記点灯制御装置によって制御される車両用前照灯、
を含む、車両用前照灯システム。
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