JP4872606B2 - メディア処理装置およびメディア処理装置の駆動制御方法 - Google Patents

メディア処理装置およびメディア処理装置の駆動制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、CD、DVDなどのメディアにデータの書込みおよびレーベル印刷を行なうCD/DVDパブリッシャなどのメディア処理装置に関し、更に詳しくは、レーベルを印刷するプリンタに異常が発生してもデータの書込みを継続して行うことのできるメディア処理装置およびメディア処理装置の制御方法に関する。
メディア処理装置、たとえばCD/DVDパブリッシャは、卒業アルバムのDVDや雑誌に付録として添付されているCDなどのメディアを作成するために用いられる。CD/DVDパブリッシャでは、メディア供給部から取り出したブランクメディアを、まず、メディアドライブに供給し、そこにおいて所定のデータを書込み、データ書込み後のメディアをプリンタに供給し、そこにおいてレーベルが印刷される。このようにして作成されたメディアが排出口から1枚ずつ発行される。大量にメディアを作成する場合などにおいては、メディアスタッカに完成メディアが順次に収納され、必要枚数分のメディアが作成された後に、当該メディアスタッカから完成メディアをオペレータが一括して取り出されるようになっている。
CD/DVDパブリッシャにおいて、メディアドライブでデータ書込みエラーが発生した場合、あるいは、プリンタで印刷エラーが発生した場合には、その時点で、データ書込み動作あるいは印刷動作を停止あるいは中断させる必要がある。また、動作を再開するには、メディアドライブあるいはプリンタを正常状態に復帰させ、データ書込みエラーあるいは印刷エラーが発生したメディアを取り除く必要がある。
ここで、プリンタにおける印刷エラーの発生確率は、メディアドライブにおけるデータ書込みエラーが発生する確率に比べて極めて高い。この理由は、プリンタは、それ自体にエラーが発生しなくても、消耗品としてのインクやトナーなどが無くなり、印字不良あるいは印字不可のエラー状態に陥るからである。
特許文献1には、インクジェットプリンタにおいてインク切れが発生した場合に、インクが補填されるまで印字動作を停止または中断する点が開示されている。特許文献2には、画像形成装置においてインク切れ間近状態、すなわちインクニアエンドが検出された時点におけるインク残量を記録紙1枚分の印刷が可能な量としておき、印刷中にインクニアエンドが検出された場合には、印刷中の記録紙に対する印刷動作を最後まで行い、しかる後に印刷動作を停止あるいは中断する点が開示されている。特許文献3には、インク切れが検出された後は、残っている色インクを用いて印刷を継続する点が開示されている。
特開2000−141700号公報 特開2005−41025号公報 特開2001−191560号公報
CD/DVDパブリッシャにおいては、卒業アルバムなどのように大量のメディアを作成する場合には、24時間稼動でCD、DVDなどのメディアを作成することが多い。この場合、深夜には無人となる可能性が高く、この間にプリンタにインク切れが発生した場合には、インクを補填するまでの間はメディア作成動作(データ書込み動作およびレーベル印刷動作)が停止あるいは中断してしまう。このような無人稼動では、インク切れなどの印刷エラーによる中断状態が長時間に亘ってしまう可能性がある。また、オペレータとCD/DVDパブリッシャが離れている場合には、インク切れなどの印刷エラーの発生に気づかずに、無人稼動の時と同様に中断状態が発生してしまう可能性もある。
このような事態が発生すると、メディア作成作業が大幅に遅れてしまう。また、CD/DVDパブリッシャの動作停止あるいは中断時間が長くなると、処理効率が大幅に低下し、消費電力の無駄が増大する。インク切れを回避するためには、大量のメディアを作成する際に、インク残量の確認作業、インクの補填作業、あるいはインクカートリッジを新しいものに交換する作業を行う必要がある。このような作業を都度行うことは面倒であり、インクカートリッジの交換頻度が高まりインクの無駄が発生してしまう。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、プリンタにインク切れなどの異常が発生した場合においても処理動作を完全に停止あるいは中断する必要のないメディア処理装置およびメディア処理装置の駆動制御方法を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のメディア処理装置の駆動制御方法は、メディア
供給部からメディアドライブにメディアを供給し、当該メディアドライブによって前記メ
ディアにデータを書込み、データ書込み後の書込み済みメディアをプリンタに供給し、当
該プリンタによって書込み済みメディアにレーベルを印刷し、レーベル印刷後の完成メデ
ィアを完成メディアスタッカに収納し、前記データの書き込みが正常であり、前記書き込みメディアに対する印刷開始前の時点で、前記プリンタの異常が検出された後は、前記メディアドライブによってデータが書込まれた後の書込み済みメディアを所定の退避場所に退避させ、前記プリンタが正常に戻るまでは、前記メディア供給部から前記メディアドライブに供給される新たなメディアに対するデータ書込み動作、および、書込み済みメディアの前記退避場所への退避動作を継続することを特徴としている。

本発明によれば、プリンタに異常が発生した場合には、書込み済みメディアを退避場所に退避させる。書込み済みメディアが、メディアドライブ内、プリンタ内、あるいは搬送経路上に残ってしまうことがないので、新たなメディアをメディアドライブに供給して、そのメディアに対するデータの書込みを行うことができる。よって、プリンタにインク切れなどの異常が発生しても、メディア処理装置の処理動作が完全に停止あるいは中断することがなく、メディアへのデータ書込み動作を継続して行うことができる。
例えば、メディアドライブによるCDへのデータの書込み速度は1枚あたり150秒程度、DVDへのデータの書込み速度は1枚あたり600秒程度である。これに対して、プリンタによるレーベルの印刷速度は高解像度で印刷しても1枚あたり40秒程度である。従って、メディアへのデーダ書込み動作が停止することなく行なわれれば、プリンタに発生した異常によってメディア処理装置の処理動作の全体が停止あるいは中断してしまった場合と比べて、処理時間の損失を大幅に抑制できる。
ここで、プリンタ異常が発生した後の書込み済みメディアの退避場所を、完成メディアスタッカ、または、当該完成メディアスタッカとは別に配置したメディア退避用スタッカとすることができる。
退避場所をメディア退避用スタッカとした場合には、プリンタが正常状態に復帰した後に、当該メディア退避用スタッカに退避させてある書込み済みメディアを取り出してプリンタに搬送し、当該プリンタにおいてレーベル印刷を行うことにより、これらの未完成状態のメディアを作成することができる。よって、プリンタを正常状態に復帰させた後の処理を効率良く行うことができる。
本発明において、プリンタにより書込み済みメディアに対する印刷開始後の時点で当該プリンタの異常が検出された場合には、当該プリンタの印刷動作を強制終了させ、当該プリンタから印刷途中の書込み済みメディアを取り出して、作成不良メディアスタッカに排出するようにしている。このような印刷不良のメディアは、データが書込まれて退避場所に退避させてある未印刷状態のメディアとは異なり、使用することができない。したがって、このような印刷不良のメディアを、未印刷状態のメディア、完成メディアとは別の場所に排出しておけば、印刷不良メディアを廃棄するために、印刷不良メディアをそれ以外のメディアから仕訳して取り出す作業が不要になり、プリンタが正常状態に復帰した後の処理を効率化できる。
ここで、プリンタの異常として、発生頻度の高いインク供給異常、すなわち、プリンタ
のインク切れ状態(インクエンド)検出することができる。

また、この場合には、インク切れ間近状態が検出された後に印刷動作が終了した書込み済みメディアをプリンタから取り出して完成メディアスタッカに収納した後は、メディアドライブによってデータの書込みが行われた後の書込み済みメディアを、プリンタに搬送することなく、退避場所へ退避させるようにすればよい。
ここで、インク切れ間近状態を検出するためのプリンタのインク残量を、1枚のメディアに対するレーベル印刷に必要なインク消費量以上のインク残量としておけば、印刷途中においてインク切れ間近状態が検出された場合においても、当該印刷途中のメディアに対する印刷を最後まで行うことができる。このようなインク残量は、印刷データ量から予測することが可能である。
なお、プリンタの異常が検出された場合には、その旨の警告を発して、オペレータなどに知らせることが望ましい。
また、データ書込み異常が発生したメディアは、印刷不良メディアと同様に使用できないので、正常に書込みが行われた書込み済みメデイア、完成メディアの収納場所とは異なる作成不良メディアスタッカに排出して、廃棄処分とすることが望ましい。
ここで、このような本発明によるメディア処理装置の駆動制御方法は、メディア処理装置のハードウエアおよびそれに搭載したファームウエアにより実現することができる。しかしながら、メディア処理装置のファームウエア、ハードウエアなどの複雑化を回避し、本発明の駆動制御方法をメディア処理装置に実行させるためには、通信回線を介して外部からメディア処理装置を駆動制御すればよい。すなわち、駆動制御装置の側に搭載したアプリケーションソフト、ドライバソフトなどによって、メディア処理装置のハードウエアの動作状態を示すステータス情報を受信するようにして、本発明の駆動制御方法に従って動作するようにメディア処理装置を駆動制御すればよい。
次に、本発明のメディア処理装置は、メディアにデータを書込むメディアドライブと、
メディアにレーベルを印刷するプリンタと、データの書込み、およびレーベル印刷が終了
した完成メディアを収納するための完成メディアスタッカと、メディアを退避させるため
のメディア退避用スタッカと、メディアを搬送するメディア搬送機構と、前記プリンタの
異常を検出するプリンタ異常検出手段とを有し、前記メディア搬送機構は、前記プリンタ
の異常が検出された後は、前記メディアドライブによってデータの書込みが行われた後の
書込み済みメディアを前記メディア退避用スタッカに退避させ、前記プリンタが正常に戻るまでは、前記メディアドライブは、前記データの書込み動作、および、前記メディア搬送機構は、前記退避動作を継続することを特徴としている。
ここで、作成不良メディアスタッカを有し、前記プリンタにより前記書込み済みメディアに対する印刷開始後の時点で当該プリンタの異常が検出されると、前記プリンタは印刷動作を強制終了し、前記メディア搬送機構は印刷途中の前記書込み済みメディアを当該プリンタから前記作成不良メディアスタッカに排出することが望ましい。
前記プリンタ異常検出手段が、前記プリンタのインク切れ状態、および当該プリンタのインク残量が所定量以下になったインク切れ間近状態を検出する場合には、前記プリンタにより前記書込み済みメディアに対する印刷開始後の時点で前記インク切れ間近状態が検出された場合には、前記プリンタは印刷動作を強制終了させることなくそのまま継続し、前記メディア搬送機構は印刷後の完成メディアを前記完成メディアスタッカに収納することができる。また、前記プリンタにより前記書込み済みメディアに対する印刷開始後の時点で前記インク切れが検出された場合には、前記プリンタは印刷動作を強制終了し、前記メディア搬送機構は印刷途中の前記書込み済みメディアを当該プリンタから前記作成不良メディアスタッカに排出すればよい。
さらに、前記プリンタの異常が検出されると警告を発する警告手段を有していることが望ましい。
これに加えて、前記メディアドライブのデータ書込み異常を検出するためのデータ書込み異常検出手段を有し、前記メディア搬送機構は、データ書込み異常が発生した書込み異常メディアを前記作成不良メディアスタッカに排出することが望ましい。
本発明によれば、プリンタに異常が発生した場合には、書込み済みメディアはメディア退避用スタッカなどの退避場所に退避させられ、書込み済みメディアがメディアドライブ内、プリンタ内、あるいはメディア搬送経路上に残ってしまうことがない。よって、新たなメディアをメディアドライブに供給して、データの書込み動作を継続させることができる。処理に時間がかかるデータ書込み動作を停止あるいは中断させる必要がないので、プリンタに異常が発生した場合に処理動作が完全に停止あるいは中断してしまう場合に比べて、メディア作成のための処理時間の損失を大幅に抑えることができる。
以下に、図面を参照して本発明を適用したメディア処理装置の実施の形態を説明する。
[実施の形態1]
(構成の説明)
図1は本発明の実施の形態に係るCD/DVDパブリッシャを示す斜視図であり、内部構造が分かるように、その前面の開閉扉を開くと共に、その筐体の上板部分の一部を取り外した状態で示してある。なお、本実施例ではインクジェットプリンタを使用して説明している。
CD/DVDパブリッシャ1は、CD、DVDなどのメディアに、データの書込みとレーベルの印刷とを連続して行なうものであり、メディアを搬送するメディア搬送機構2と、メディアにデータを書込むメディアドライブ3と、メディアにレーベルを印刷するレーベルプリンタ4とを有している。また、メディアドライブ3に供給されるブランクメディア10を収納するブランクメディアスタッカ5(メディア供給部)と、データの書込み、およびレーベル印刷が終了した完成メディアを収納するための完成メディアスタッカ6と、メディアを搬送経路上から退避させるためのメディア退避用スタッカ7と、作成不良メディアスタッカ8とを備えている。
詳細に説明すると、CD/DVDパブリッシャ1は筺体11を備え、この筐体11の前面には左右に開閉可能な開閉扉12、13が取り付けられている。右側の開閉扉13の下側部分は前方に迫り出した操作パネル面14となっており、ここには、処理開始スイッチ15、レーベルプリンタ4などに異常が発生した場合にその旨の警告を発するために点滅駆動されるLEDを備えた警告表示部16(警告手段)が配置されている。
筐体11内において、左側の開閉扉12の裏側には、上から順番に、ブランクメディアスタッカ5、完成メディアスタッカ6、メディア退避用スタッカ7が配置されている。各メディアスタッカ5、6、7は、メディアを上下方向に積層した状態で収納するものである。これらのメディアスタッカ5ないし7は、開閉扉12を開けて手前に引き出すことが可能であり、引き出した状態のブランクメディアスタッカ5にはブランクメディアを供給あるいは補充でき、引き出した状態の完成メディアスタッカ6およびメディア退避用スタッカ7からは、それらに収納されているメディアを取り出すことができる。
筺体11内の正面中央部における下側位置には、作成不良メディアスタッカ8が設けられている。作成不良メディアスタッカ8は、円形凹部が形成されたトレイ状のスタッカであり、ここには、印刷異常、データ書込み異常が発生した作成不良メディアが排出される。
メディアスタッカ5、6、7の後方にはメディア搬送機構2が配置されている。メディア搬送機構2は、垂直ガイド軸21と、この垂直ガイド軸21に取り付けられたメディアキャリア22を備えている。メディアキャリア22は垂直ガイド軸21に沿って昇降可能であるとともに、垂直ガイド軸21を中心に旋回可能になっている。メディア搬送機構2は、メディアキャリア22の昇降および旋回の組み合わせによって、メディアドライブ3、レーベルプリンタ4および各メディアスタッカ5、6、7、8の間でメディアを搬送することができる。
筐体11内の正面中央部の後ろ側の部位には、上側にメディアドライブ3が配置され、下側にレーベルプリンタ4が配置されている。図1では、メディアドライブ3のメディアトレイ35およびレーベルプリンタ4のメディアトレイ45が引き出された状態になっている。引き出された状態のメディアトレイ35、45の位置が、メディアドライブ3およびレーベルプリンタ4とメディア搬送機構2とのメディア受け渡し位置である。
筐体11内における右側の開閉扉13の裏側には、レーベルプリンタ4にインクを供給する複数のインクカートリッジ46が装着されたカートリッジ装着部47が配置されている。インクカートリッジ46の交換は、右側の開閉扉13を開けた状態で正面から簡単に行なうことができる。
図2はCD/DVDパブリッシャ1の主要部分の機能ブロック図である。この図を参照してCD/DVDパブリッシャ1の主要機能を説明する。まず、メディア搬送機構2は、ブランクメディアスタッカ5に収納されているブランクメディア10を逐次メディアドライブ3に供給すると(ST1)、メディアドライブ3は所定のデータを書込む(ST2)。データの書込みが終了するとメディア搬送機構2は書込み済みメディアをレーベルプリンタ4に供給し(ST3)、レーベルプリンタ4はレーベルを印刷する(ST4)。印刷が終了した完成メディアはメディア搬送機構2によって完成メディアスタッカ6に収納される(ST5)。これら一連の処理動作が、指定枚数分、あるいは、ブランクメディアスタッカ5に収納されているブランクメディア10が無くなるまで繰り返し行われる。
ここで、CD/DVDパブリッシャ1は、メディアドライブ3において発生するデータ書込み異常を検出するデータ書込み異常検出部31を備えており、データ書込み異常検出部31がデータ書込み異常を検出すると、メディア搬送機構2は書込み異常メディアをメディアドライブ3からレーベルプリンタ4へ搬送することなく、作成不良メディアスタッカ8に排出する(ST6)。
また、レーベルプリンタ4で発生する異常状態を検出するプリンタ異常検出部40を備えている。本例のプリンタ異常検出部40はレーベルプリンタ4のインク供給異常を検出する。インクが実質的に無くなったインク切れ状態であるインクエンドを検出するインクエンド検出部41と、インク残量が所定量以下になったインク切れ間近状態であるインクニアエンドを検出するインクニアエンド検出部42とが含まれている。メディア搬送機構2は、書込み済みメディアをメディアドライブ3からレーベルプリンタ4に搬送する前にインクニアエンドあるいはインクエンドが検出された場合には、書込み済みメディアをレーベルプリンタ4へ搬送することなく、メディア退避用スタッカ7に収納する(ST7)。
また、メディア搬送機構2が書込み済みメディアをレーベルプリンタ4に搬送し、レーベルプリンタ4でレーベルの印刷を開始した後にインクニアエンドが検出された場合には、レーベルプリンタ4は警告表示部16にインクニアエンドが発生した旨の警告を表示して印刷を続行する。その後、当該印刷中の書込み済みメディアの印刷が終了する前にインクエンドを検出した場合には、インクエンドが発生した旨を警告表示部16に表示するとともに印刷を強制終了する。この後は、メディア搬送機構2が印刷途中の書込み済みメディア(印刷異常メディア)を作成不良メディアスタッカ8に排出する(ST8)。
このように、レーベルプリンタ4に異常が発生すると、書込み済みメディアはメディア退避用スタッカ7に退避させられるので、メディアドライブ3およびレーベルプリンタ4の内部、メディア搬送経路上に書込み済みメディアが残ってしまうことがない。この結果、新たなブランクメディア10をメディアドライブ3に供給することができるので、処理に時間のかかるブランクメディア10へのデータの書込みを継続して行なうことができる。よって、レーベルプリンタ4に異常が発生した場合でも、処理時間の損失を抑えることができる。
(処理動作の説明)
図3は、CD/DVDパブリッシャ1によるメディア作成の処理動作を示すフローチャートである。このフローチャートに従ってメディア作成動作を説明する。
まず、ステップST10で、メディア搬送機構2はブランクメディアスタッカ5に収納されているブランクメディア10の有無を確認する。ブランクメディア10が無ければステップST11に移行して、メディア作成の処理動作は終了する。ブランクメディア10があれば、ステップST12に移行して、メディア搬送機構2はブランクメディアスタッカ5からメディアドライブ3の引き出された状態のメディアトレイ35にブランクメディア10を搬送する。
メディアドライブ3はメディアを受け取ると、メディアトレイ35を内部に収納して、ステップST13のデータの書込みを開始する。
データの書込み処理の過程でデータ書込み異常検出部31がデータ書込み異常を検出したか否かを判定する。ステップST14で、データ書込み異常を検出した場合には、ステップST15で書込み異常の発生を警告表示部16に表示し、ステップST16で書込み異常メディアをメディア搬送機構2が作成不良メディアスタッカ8に排出した後、ステップST10に戻る。
ステップST14においてデータ書込み異常検出部31がデータ書込み異常を検出しなかった場合、すなわち、データ書込みが正常であった場合には、ステップST17でプリンタ異常検出部40のインク供給異常状態を判定する。このステップST17では、インクエンド検出部41が検出したインクエンドも、インクニアエンド検出部42が検出したインクニアエンドも、いずれもインク供給異常状態と判定する。
ステップST17でインク供給異常状態と判定した場合には、ステップST18で異常の発生を警告表示部16に表示し、ステップST19で書込み済みメディアをメディア搬送機構2がメディア退避用スタッカ7に収納した後、ステップST10に戻る。
ステップST19でメディア退避用スタッカ7に収納されるメディアは、データの書込みが正常に終了し、レーベルの印刷が行なわれていない未印刷状態の書込み済みメディアである。
ステップST17で正常と判定した場合には、ステップST20でメディア搬送機構2は書込み済みメディアをレーベルプリンタ4の引き出された状態のメディアトレイ45へ搬送する。レーベルプリンタ4は書込み済みメディアを受け取ると、ステップST21でレーベルの印刷を行なう。レーベル印刷中はプリンタ異常検出部40がインクエンドおよびインクニアエンドの検出を行なっている。
ここで、レーベルの印刷中のステップST22でインクニアエンド検出部42がインクニアエンドを検出すると、ステップST23で、警告表示部16にインクニアエンドが発生した旨を表示する。この際、レーベルプリンタ4によるレーベルの印刷は中止することなく、継続して行なう。その後、当該メディアの印刷中に、ステップST24で、インクエンド検出部41がインクエンドを検出すると、ステップST25に移行する。なお、インクニアエンドを検出する時点のプリンタのインク残量を、1枚のメディアに対するレーベルの印刷に必要なインク消費量以上のインク残量としておけば、印刷中にインクニアエンドを検出した場合でも、当該印刷中の書込み済みメディアに対する印刷を最後まで行なうことができる。このようなインク残量は、印刷データ量から予測することが可能である。
ステップST25で、警告表示部16にインクエンドが発生した旨を表示する。また、レーベルプリンタ4によるレーベルの印刷を強制終了する。ステップST26で印刷異常メディアをメディア搬送機構2が作成不良メディアスタッカ8に排出した後、ステップST10に戻る。
ステップST24でインクエンドでなかった場合には、ステップST27でレーベルの印刷の終了を確認するまで、ステップST21〜ST24の処理動作を繰り返す。
そして、ステップST27でレーベルの印刷が終了したことを確認すると、ステップST28で、印刷が終了した完成メディアをメディア搬送機構2が完成メディアスタッカ6に収納した後、ステップST10に戻る。
(作用効果の説明)
本例によれば、書込み済みメディアをレーベルプリンタ4に搬送する前にプリンタ異常検出部40がインクエンドおよびインクニアエンドを検出した場合には、ステップST19で、メディア搬送機構2は当該書込み済みメディアをメディア退避用スタッカ7に収納している。レーベルプリンタ4を経由させないで搬送しているので、書込み済みメディアを退避させる時間を短縮することができる。
また、レーベルの印刷中にインクニアエンドを検出しても、インクエンドを検出するまでの間は、メディア印刷処理を継続して行なっているので、残存するインクによって完成メディアの枚数を多くできる。
さらに、レーベルプリンタ4での印刷中にインクエンドを検出した場合には、レーベル印刷途中の印刷異常メディアを作成不良メディアスタッカ8に排出するようにしている。印刷異常メディアは、データ書込み異常が発生した書込み異常メディアと同様に使用できないので、それらの搬送先を作成不良メディアスタッカ8とすれば、書込み異常メディアと印刷異常メディアを一括して廃棄することができる。
さらには、メディア退避用スタッカ7には、書込み済みメディアであり、かつ未印刷状態のメディアだけが収納されている。従って、レーベルプリンタ4を正常状態に復帰させた後に、メディア退避用スタッカ7に退避してあった書込み済みメディアを、メディア搬送機構2によってレーベルプリンタ4に搬送し、当該レーベルプリンタ4においてレーベル印刷を行なえばよい。
なお、本例では、インク供給異常状態としてインクニアエンドおよびインクエンドを検出していたが、カートリッジ装着部47にインクカートリッジ46が装着されていない状態をインク供給異常として検出してもよい。また、プリンタ異常検出部40が検出する異常はインク供給異常状態に限られるものではなく、ハードウエアに発生した異常を検出するものであってもよい。いずれの場合にも、インクエンドを検出した場合の処理動作と同様の処理動作を行なうようにすることができる。
また、本例では、ブランクメディアスタッカ5からブランクメディア10を搬送してデータの書込みを行なっていたが、搬送されるメディアはブランクメディア10に限られるものではない。データ書込み領域の一部分に既にデータが書込まれている追記型或いは書き換え型のメディアをブランクメディアスタッカ5に収納しておいて、それらに所定のデータを書込むこともできる。
また、作成不良メディアスタッカ8は、円形凹部が形成されたトレイ状の排出型スタッカとしているが、他のスタッカと同様に収納型スタッカであってもよい。
また、レーベルプリンタ4としてインクジェットプリンタを用いていたが、レーベルプリンタとしては、レーザプリンタなどトナーインクを用いてレーベルの印刷を行なうプリンタであってもよい。
[実施の形態2]
前記の例では、CD/DVDパブリッシャ1のメディアドライブ3、レーベルプリンタ4、メディア搬送機構2は、その駆動をCD/DVDパブリッシャ1に搭載しているファームウエアで自動判別制御を行なうようにしていたが、CD/DVDパブリッシャ1に通信可能に接続された駆動制御装置からその駆動を制御して、前記の例と同様のメディア発行の処理を行なうこともできる。この場合には、駆動制御装置の側に搭載したアプリケーションソフトやドライバソフトなどによって、メディア処理装置に指令を与えると共に、メディア処理装置からのハードウエアの動作状態を示すステータス情報を監視するようにして、メディア処理装置を駆動制御すればよい。
(構成の説明)
図4はこのように構成されたメディア処理システムの一例を示すブロック図である。本例のメディア作成システム100は、駆動制御装置70とCD/DVDパブリッシャ1Aとを備えている。駆動制御装置70はCD/DVDパブリッシャ1Aとの間で通信可能に接続されたコンピュータであり、CD/DVDパブリッシャ1Aを駆動制御するためのアプリケーションソフトが動作している。CD/DVDパブリッシャ1Aの基本的な構成は実施の形態1のCD/DVDパブリッシャ1と同様であり、対応する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。
駆動制御装置70は、CD/DVDパブリッシャ1Aとの間で行なわれる制御指令やステータス情報等の送受信に用いられるインタフェース71と、インタフェース71で受信した情報を処理するデータ受信部72と、CD/DVDパブリッシャ1Aのレーベルプリンタ4のインク供給異常状態を監視するインク供給状態監視部73と、メディアドライブ3のデータ書込み異常を監視するデータ書込み状態監視部74と、ブランクメディアスタッカ5のディスクの残量などを監視するスタッカ状態監視部75と、CD/DVDパブリッシャ1Aを駆動制御するための各種の制御指令を生成する指令生成部81〜84と、生成した制御指令を送信するデータ送信部78と、これら各部を制御する駆動制御部79とを備えている。
指令生成部81〜84は、メディア搬送機構2を駆動制御してメディアを指定位置から指定位置まで搬送するための制御指令を生成する搬送指令生成部81、メディアドライブ3を駆動制御して、ブランクメディア10に所定のデータを書込むための書込み指令を生成する書込み処理指令生成部82、レーベルプリンタ4を駆動制御して書込み済みメディアに所定のレーベルを印刷するための印刷指令を生成するための印刷処理指令生成部83、およびCD/DVDパブリッシャ1Aの動作状態を監視するための各種の情報を取得する情報取得指令を生成する情報取得指令生成部84である。
一方、CD/DVDパブリッシャ1Aは、駆動制御装置70との間で行なわれる制御指令やステータス情報の送受信に用いられるインタフェース91と、インタフェース91で受信した情報を処理するデータ受信部92と、駆動制御装置70にパブリッシャ側の情報を生成し通知する情報通知部94〜96と、生成した情報を送信するデータ送信部97と、これら各部およびメディア搬送機構2、メディアドライブ3、レーベルプリンタ4を制御する制御部93とを備えている。
情報通知部94〜96は、データ書込み異常検出部31が検出したデータ書込み異常を通知する書込み情報通知部94、プリンタ異常検出部40が検出したインクエンドおよびインクニアエンドのインク供給状態を通知するインク情報通知部95、ブランクメディアスタッカ5に収納されているメディアの残量などを通知するスタッカ情報通知部96である。
(処理動作の説明)
次に、図5は駆動制御装置70の処理動作を示すフローチャートである。このフローチャートに従って説明する。まず、ステップST101で、スタッカ状態監視部75がブランクメディアスタッカ5に収納されているブランクメディア10の残量を取得する。ステップST102でブランクメディア10が無ければステップST103に移行して、メディア作成の処理動作を終了する。ブランクメディア10があればステップST104に移行して、搬送指令生成部81がブランクメディアスタッカ5からメディアドライブ3にブランクメディア10を搬送する搬送指令を生成し、データ送信部78によって送信する。
次に、ステップST105では、書込み処理指令生成部82がブランクメディア10にデータの書込みを行なう書込み処理指令を生成し、データ送信部78によって送信した後、ステップST106で、データ書込み状態監視部74が、データ書込み異常が発生したか否かを取得してステップST107に移行する。
ステップST107でデータ書込み異常を取得した場合には、ステップST108に移行して、データ書込み異常が発生したことを駆動制御装置70のディスプレイ等に表示する。続くステップST109で、搬送指令生成部81は、書込み異常メディアを作成不良メディアスタッカ8に搬送する搬送指令を生成し、データ送信部78によって送信した後、ステップST101に戻る。
ステップST107でデータ書込み正常を取得した場合には、ステップST110でインク供給状態監視部73がインク供給状態に異常が発生しているか否かを取得してステップST111に移行する。ステップST111では、インクエンドを取得した場合も、インクニアエンドを取得した場合にも、いずれの場合もインク供給異常状態と判定する。
ステップST111でインク供給異常状態を取得した場合には、ステップST112に移行して、インク供給異常状態が発生したことを駆動制御装置70のディスプレイ等に表示する。続くステップST113で、搬送指令生成部81は、書込み済みメディアをメディア退避用スタッカ7に収納する搬送指令を生成し、送信した後、ステップST101に戻る。
ステップST111でインク供給状態が正常であることを取得した場合には、ステップST114に移行して、搬送指令生成部81は、メディアドライブ3からレーベルプリンタ4に書込み済みメディアを搬送する搬送指令を生成し、データ送信部78によって送信する。次に、ステップST115で、印刷処理指令生成部83が書込み済みメディアにレーベルの印刷を行なう印刷処理指令を生成し、データ送信部78によって送信する。レーベル印刷中はパブリッシャ側のプリンタ異常検出部40がインクエンドおよびインクニアエンドの検出を行なっている。ステップST116で、インク状態監視部73が、インク供給異常状態が発生しているか否かを取得してステップST117に移行する。本例では、インクエンドを取得した場合も、インクニアエンドを取得した場合にも、いずれの場合もインク供給異常状態と判定する。
ステップST117でインク供給異常状態を取得した場合には、ステップST118に移行して、印刷異常が発生したことを駆動制御装置70のディスプレイ等に表示する。続くステップST119で、搬送指令生成部81は、印刷異常メディアを作成不良メディアスタッカ8に搬送する搬送指令を生成し、データ送信部78によって送信した後、ステップST101に戻る。
ステップST117でインク供給状態が正常であることを取得した場合には、ステップST120でレーベルの印刷の終了を確認するまでステップST115〜ST117を繰り返す。ステップST120でレーベルの印刷の終了を確認するとステップST121に移行して、搬送指令生成部81は、レーベルプリンタ4から完成メディアを完成メディアスタッカ6に搬送する搬送指令を生成し、データ送信部78によって送信した後、ステップST101に戻る。
次に、図6はCD/DVDパブリッシャの処理動作を示すフローチャートである。このフローチャートに従って説明する。
ステップST201でCD/DVDパブリッシャ1Aは駆動制御装置70からの制御指令の有無を確認する。駆動制御装置70からの制御指令が有る場合はステップST202に移行し、制御指令が無い場合はステップST210に移行する。
ステップST202で搬送指令であった場合、ステップST203に移行して、メディア搬送機構2を動作した後、ステップST201に戻る。メディア搬送機構2の動作とは、駆動制御装置70のステップST104で生成された搬送指令の場合は、ブランクメディアスタッカ5からメディアドライブ3にブランクメディア10を搬送する。ステップST109で生成された搬送指令の場合はメディアドライブ3から作成不良メディアスタッカ8に書込み異常メディアを搬送する。ステップST113で生成された搬送指令の場合は、メディアドライブ3からメディア退避用スタッカ7に書込み済みメディアを搬送する。ステップST114で生成された搬送指令の場合、メディアドライブ3からレーベルプリンタ4に書込み済みメディアを搬送する。ステップST119で生成された搬送指令の場合はレーベルプリンタ4から作成不良メディアスタッカ8に印刷異常メディアを搬送する。ステップST121で生成された搬送指令の場合、レーベルプリンタ4から完成メディアスタッカ6に完成メディアを搬送する。
ステップST204で、駆動制御装置70のステップST106で生成された書込み処理指令であった場合、ステップST205に移行して、メディアドライブ3を駆動して、所定のデータの書込みを行なった後、ステップST201に戻る。
ステップST206で、駆動制御装置70のステップST115で生成された印刷処理指令であった場合、ステップST206に移行して、レーベルプリンタ4を駆動してレーベルの印刷を行なった後、ステップST201に戻る。
ステップST208で、駆動制御装置70の情報取得指令生成部84が生成した情報取得指令であった場合、ステップST209に移行して指定された情報の送信を行なった後、ステップST201に戻る。
ステップST210では、インクニアエンド検出部42がインクニアエンドを検出すると、ステップST211に移行して、警告表示部16にインクニアエンドが発生した旨の警告を表示する。続いて、ステップST212に移行して、インクエンドを監視する。
ステップST212では、インクエンド検出部41がインクエンドを検出すると、ステップST213に移行して、警告表示部16にインクエンドが発生した旨の警告を表示する。ステップST214で、インクエンドの状態が継続している場合、ステップST201に戻る。一方、ステップST214で、オペレータによって、インクの充填やインクカートリッジ46の交換が行なわれ、インクエンドの状態で無くなると、ステップST215で警告表示部16の表示を解除した後、ステップST201に戻る。
(作用効果の説明)
実施の形態2に係るメディア処理システムによっても、実施の形態1と同様な作用効果を得ることができる。
これに加えて、CD/DVDパブリッシャ1Aは、駆動制御装置70からの指令によって動作するので、CD/DVDパブリッシャ1Aの自動制御動作や、その設定処理が不要となるため、搭載するファームウエアを簡略化することができる。また、駆動制御装置70からの搬送指令によってメディア搬送機構2の搬送先を自由に指定することができるので、ブランクメディアスタッカ5、完成メディアスタッカ6、作成不良メディアスタッカ8、メディア退避用スタッカ7を、どのスタッカに割り当てるかを変更することが容易にできる。
また、本例では、レーベルの印刷中にインクニアエンドを検出した場合に印刷途中の書込み済みメディアを印刷異常メディアとして強制的に作成不良スタッカ8に排出しているが、前記実施の形態1と同様に、その後にインクエンドが検出されるまで印刷を継続するようにしてもよい。この場合にも、駆動制御装置70からの制御指令によって、その処理を変更できる。
また、本例ではCD/DVDパブリッシャ1Aに予め用意されていた所定のデータをブランクメディア10に書込んでいるが、駆動制御装置70の側に書込み用のデータを用意しておいて、書込み処理指令より前にCD/DVDパブリッシャ1Aに転送した後に、メディア作成の処理動作を開始してもよい。また、レーベルプリンタ4が印刷するレーベルのデータについても、同様に処理することができる。
さらに、本例ではブランクメディアスタッカ5にあるブランクメディア10の残量を通知するスタッカ情報通知部96を備えているので、ここから通知される情報に基づいて駆動制御装置70のディスプレイにブランクメディア10の枚数を常時表示するようにすることもできる。ブランクメディアスタッカ5以外の各スタッカについても収納量を検出するようにして、それを常時表示するようにすることもできる。
さらには、インク供給異常状態としてインクニアエンドおよびインクエンドを検出していたが、カートリッジ装着部47にインクカートリッジ46が装着されていない状態をインク供給異常として検出してもよい。また、プリンタ異常検出部40が検出する異常はインク供給異常状態に限られるものではなく、ハードウエアに発生した異常を検出するものであってもよい。いずれの場合にも、インクエンドを検出した場合の処理動作と同様の処理動作を行なうようにすることができる。
また、レーベルプリンタ4の印刷中にインクエンドを検出した場合には、印刷異常メディアを作成不良メディアスタッカ8に排出するようにしている。印刷途中の印刷異常メディアは、データ書込み異常が発生した書込み異常メディアと同様に使用できないので、それらの搬送先を作成不良メディアスタッカ8とすれば、印刷異常メディアと書込み異常メディアを一括して廃棄することができる。
また、本例では、ブランクメディアスタッカ5からブランクメディア10を搬送してデータの書込みを行なっていたが、搬送されるメディアはブランクメディア10に限られるものではない。データ書込み領域の一部分に既にデータが書込まれている追記型或いは書き換え型のメディアをブランクメディアスタッカ5に収納しておいて、それらに所定のデータを書込むこともできる。
さらに、レーベルプリンタ4としてインクジェットプリンタを用いていたが、レーベルプリンタとしては、レーザプリンタなどトナーインクを用いてレーベルの印刷を行なうプリンタであってもよい。
本発明を適用したCD/DVDパブリッシャの斜視図である。 CD/DVDパブリッシャの機能ブロック図である。 CD/DVDパブリッシャの処理動作を示すフローチャートである。 本発明を適用したメディア作成システムのブロック図である。 メディア作成システムの駆動制御装置の制御動作を示すフローチャートである。 メディア作成システムのCD/DVDパブリッシャの処理動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1,1A・CD/DVDパブリッシャ、2・メディア搬送機構、3・メディアドライブ、4・レーベルプリンタ、5・ブランクメディアスタッカ、6・完成メディアスタッカ、7・メディア退避用スタッカ、8・作成不良メディアスタッカ、10・ブランクメディア、11・筺体、12,13・開閉扉、14・操作パネル面、16・警告表示部(警告手段)21・垂直ガイド軸、22・メディアキャリア、31・データ書込み異常検出部、35,45・メディアトレイ、40・プリンタ異常検出部、41・インクエンド検出部、42・インクニアエンド検出部、46・インクカートリッジ、47・カートリッジ装着部、70・駆動制御装置、71,91・インタフェース、72,92・データ受信部、73・インク供給状態監視部、74・データ書込み状態監視部、75・スタッカ状態監視部、78,97・データ送信部、79・駆動制御部、81・搬送指令生成部、82・書込み処理指令生成部、83・印刷処理指令生成部、84・情報取得指令生成部、93・制御部、94・書込み情報通知部、95・インク情報通知部、96・スタッカ情報通知部、100・メディア作成システム

Claims (12)

  1. メディア供給部からメディアドライブにメディアを供給し、
    当該メディアドライブによって前記メディアにデータを書込み、
    データ書込み後の書込み済みメディアをプリンタに供給し、
    当該プリンタによって書込み済みメディアにレーベルを印刷し、
    レーベル印刷後の完成メディアを完成メディアスタッカに収納し、
    前記データの書き込みが正常であり、前記書き込みメディアに対する印刷開始前の時点で、前記プリンタの異常が検出された後は、前記メディアドライブによってデータが書込まれた後の書込み済みメディアを所定の退避場所に退避させ、
    前記プリンタが正常に戻るまでは、前記メディア供給部から前記メディアドライブに供給される新たなメディアに対するデータ書込み動作、および、書込み済みメディアの前記退避場所への退避動作を継続することを特徴とするメディア処理装置の駆動制御方法。
  2. 請求項1において、
    前記退避場所を前記完成メディアスタッカとは別に配置したメディア退避用スタッカとし、
    前記プリンタが正常状態に復帰した後は、当該メディア退避用スタッカに退避させてある書込み済みメディアを取り出して前記プリンタに搬送し、
    当該プリンタにおいてレーベル印刷を行い、
    レーベル印刷後の完成メディアを前記完成メディアスタッカに収納することを特徴とするメディア処理装置の駆動制御方法。
  3. 請求項1ないし2のうちのいずれかの項において、
    前記プリンタにより前記書込み済みメディアに対する印刷開始後の時点で当該プリンタの異常が検出されると、
    当該プリンタの印刷動作を強制終了させ、
    当該プリンタから印刷途中の前記書込み済みメディアを取り出して、作成不良メディアスタッカに排出することを特徴とするメディア処理装置の駆動制御方法。
  4. 請求項3において、
    前記プリンタの異常として、当該プリンタのインク切れ状態を検出することを特徴とするメディア処理装置の駆動制御方法。
  5. 請求項1ないしのうちのいずれかの項において、
    前記プリンタの異常が検出されると、その旨の警告を発生することを特徴とするメディア処理装置の駆動制御方法。
  6. 請求項1ないしのうちのいずれかの項において、
    前記メディアドライブにおけるデータ書込み異常を検出し、
    データ書込み異常が発生した書込み異常メディアを前記作成不良メディアスタッカに排出することを特徴とするメディア処理装置の駆動制御方法。
  7. 請求項1ないしのうちのいずれかの方法によりメディア処理装置を駆動制御する駆動制御装置であって、
    通信回線を介して外部から前記メディア処理装置を駆動制御することを特徴とするメディア処理装置の駆動制御装置。
  8. メディアにデータを書込むメディアドライブと、
    メディアにレーベルを印刷するプリンタと、
    データの書込み、およびレーベル印刷が終了した完成メディアを収納するための完成メディアスタッカと、
    メディアを退避させるためのメディア退避用スタッカと、
    メディアを搬送するメディア搬送機構と、
    前記プリンタの異常を検出するプリンタ異常検出手段とを有し、
    前記メディア搬送機構は、前記プリンタの異常が検出された後は、前記メディアドライブによってデータの書込みが行われた後の書込み済みメディアを前記メディア退避用スタッカに退避させ、
    前記プリンタが正常に戻るまでは、前記メディアドライブによる前記データの書込み動作、および、前記メディア搬送機構による、前記退避動作を継続することを特徴とするメディア処理装置。
  9. 請求項において、
    作成不良メディアスタッカを有し、
    前記プリンタにより前記書込み済みメディアに対する印刷開始後の時点で当該プリンタの異常が検出されると、前記プリンタは印刷動作を強制終了し、前記メディア搬送機構は印刷途中の前記書込み済みメディアを当該プリンタから前記作成不良メディアスタッカに排出することを特徴とするメディア処理装置。
  10. 請求項において、
    作成不良ディスクスタッカを有し、
    前記プリンタ異常検出手段は、前記プリンタのインク切れ状態を検出するものであり、
    前記プリンタにより前記書込み済みメディアに対する印刷開始後の時点で前記インク切れが検出された場合には、前記プリンタは印刷動作を強制終了し、前記メディア搬送機構は印刷途中の前記書込み済みメディアを当該プリンタから前記作成不良メディアスタッカに排出することを特徴とするメディア処理装置。
  11. 請求項10において、
    前記プリンタの異常が検出されると警告を発する警告手段を有していることを特徴とするメディア処理装置。
  12. 請求項10または11において、
    前記メディアドライブのデータ書込み異常を検出するためのデータ書込み異常検出手段を有し、
    前記メディア搬送機構は、データ書込み異常が発生した書込み異常メディアを前記作成不良メディアスタッカに排出することを特徴とするメディア処理装置。
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