JP2000203743A - 冊子媒体取扱装置及び記録媒体 - Google Patents

冊子媒体取扱装置及び記録媒体

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JP2000203743A
JP2000203743A JP11007189A JP718999A JP2000203743A JP 2000203743 A JP2000203743 A JP 2000203743A JP 11007189 A JP11007189 A JP 11007189A JP 718999 A JP718999 A JP 718999A JP 2000203743 A JP2000203743 A JP 2000203743A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は冊子媒体取扱装置及び記録媒体に関
し、冊子媒体の搬送時等に発生する端面ガレを防止し、
ジャムの発生率を低下させると共に、ジャムが発生した
場合のリトライ搬送時に、冊子媒体の破損や汚れ等を防
止する。 【解決手段】冊子媒体(例えば、取引用の通帳)15を
搬送路3に沿って搬送するための搬送機構を駆動する搬
送モータ30と、冊子媒体15を捲るための捲りローラ
16を回転駆動する捲りモータ20と、冊子媒体15の
位置を検出するセンサ31とを備えた装置に、センサ3
1により冊子媒体15が捲りローラ16の位置に達した
ことを検出した時点で、捲りモータ20の回転速度を一
定にしたまま、搬送モータ30の回転速度を通常搬送時
の速度より低下させることで、冊子媒体15の搬送速度
(V1)を捲りローラ16の回転速度(V2)より遅く
する(V1<V2)モータ制御手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取引通帳、伝票、
払い込み票、その他各種冊子媒体を扱うと共に、該冊子
媒体を搬送路に沿って搬送したり、冊子媒体の捲り処理
等を行う冊子媒体取扱装置及び記録媒体に関する。
【0002】例えば本発明は、銀行、その他の金融機関
等の店舗に設置され、顧客の操作に基づき入出金等の取
引を行うATM(Autmatic Tellers Machine)、出金取
引を行うCD(Cash Dispencer)、記帳機等の自動取引
装置内に設けられている通帳プリンタ装置、或いは、各
種伝票や払い込み票等を取り扱う装置など、各種冊子媒
体を取り扱う装置に利用されるものである。
【0003】
【従来の技術】以下、従来例を説明する。
【0004】 §1:通帳プリンタ装置の説明・・・図7参照 図7は通帳プリンタ装置の説明図である。以下、図7に
基づいて通帳プリンタ装置の例を説明する。
【0005】(1) :機構部全体の概要説明 従来、銀行、その他の金融機関等の店舗に設置され、顧
客の操作に基づき入出金等の取引を行うATM、出金取
引を行うCD等の自動取引装置には、顧客の取引通帳
(以下、単に「通帳」と記す)や、その他の冊子媒体
(冊子式伝票、払い込み票等)に取引データを印字する
ための通帳プリンタ装置1が使用されていた。
【0006】前記通帳プリンタ装置1には、通帳を挿入
するための挿入口2が設けてあり、この挿入口2から通
帳を挿入できるようになっている。また、挿入口2の周
辺部にはセットセンサ(図示省略)が設けてあり、挿入
口2から挿入された通帳が所定の位置にセットされたこ
とを検出できるようになっている。
【0007】前記挿入口2に続いて通帳の搬送路3が設
けてあり、この搬送路3に沿って複数の搬送ローラ(図
示省略)が設けてあり、この搬送ローラを搬送モータに
より回転駆動することで、挿入された通帳を内部に吸引
して搬送するようになっている。
【0008】また、搬送路3に沿って、MSヘッド5、
イメージセンサ7、印字ヘッド8、媒体一時退避部9、
媒体取り込み部10等が設けてある。更に、このプリン
タ装置1には、通帳捲り機構部6、複数の発行カセット
12を有する通帳発行部11、プリンタ機構制御部4等
が設けてある。
【0009】イメージセンサ7は通帳の頁や印字行等の
情報を光学的に検出するためのものであり、印字ヘッド
8は通帳に取引情報等の印字を行うものであり、MSヘ
ッド5は通帳の磁気ストライプ(以下「MS」と記す)
から取引情報(口座番号等)を読み取ったり、MSに取
引情報を書き込んだりするものである。
【0010】媒体取り込み部10は顧客の取り忘れ通帳
等を取り込むための機構であり、媒体一時退避部9は通
帳等を一時退避させておく機構部であり、通帳捲り機構
部6は通帳を捲るものであり、通帳発行部11は新規に
通帳を発行するものである。この場合、各発行カセット
12から種類の異なった通帳を発行する。前記プリンタ
機構制御部4は前記各メカ部等の制御を行うものであ
る。
【0011】(2) :動作の概要説明 前記通帳プリンタ装置1の動作概要は次の通りである。
挿入口2より挿入された通帳は、プリンタ機構制御部4
の制御により搬送路3上の搬送ローラで搬送し、イメー
ジセンサ7の読み取り位置まで搬送してイメージセンサ
7により通帳の情報(頁、行の情報)を光学的に読み取
ることで頁数を確認し、更に通帳を印字位置まで搬送
し、印字位置で停止し、印字ヘッド8により印字データ
が印字される。
【0012】そして、通帳の印字頁の最終行まで印字し
てもまだ残りの印字データ(未印字データ)がある場合
は、プリンタ機構制御部4の制御により搬送路3を切り
替えて通帳捲り機構部6まで通帳を搬送し、通帳捲り機
構部6で通帳の次頁に改頁する。
【0013】その後、プリンタ機構制御部4の制御によ
り、通帳捲り機構部6から通帳を排出し、イメージセン
サ7の読み取り位置まで搬送し、イメージセンサ7によ
り通帳の情報(頁、行の情報)を光学的に読み取ること
で頁数を確認し、更に通帳を印字位置まで搬送して、印
字ヘッド8により通帳に残りの印字データを印字する。
そして、MSヘッド5の位置まで通帳を搬送し、MSヘ
ッド5により通帳のMSのMSデータを更新する。その
後、通帳を挿入口2まで搬送して排出し顧客に通帳を返
却する。
【0014】(3) :通帳の頁捲り動作の一般的な説明 前記のように、通帳に取引情報を印字している途中にお
いて、未印字データが残っている状態で印字中の頁の全
行を印字した場合、顧客に通帳を返却して改頁を促すこ
となく、自動的に改頁を実行し、残りの未印字データを
次頁の先頭より印字する。この動作を正方向1枚捲りと
いう。また、顧客が印字に該当する頁とは異なった頁を
開いて装置に挿入した場合、印字に該当する頁まで複数
枚捲る動作をする。
【0015】この場合、印字に該当する頁が、顧客が開
いて挿入した頁に対して後の場合は、正方向に複数枚捲
る。これを正方向複数枚捲りという。また、印字に該当
する頁が前の頁になっている場合は逆方向に複数枚捲
る。これを逆方向複数枚捲りという。また、1頁だけ前
の頁が印字に該当する場合は1枚だけ逆方向に捲る。こ
れを逆方向1枚捲りという。
【0016】頁捲りの処理を行うのは、前記状態の場合
の他に、通帳が普通預金と定期預金等の情報を一括で記
録する総合通帳の場合に、普通預金と定期預金の両方に
未印字データがある場合にも行うことがある。
【0017】§2:通帳の端面ガレ発生時の説明 図8は従来の媒体捲り時の動作説明図であり、(1) は捲
りローラ下を媒体通過前の状態、(2) は捲りローラ下を
媒体通過時に端面が捲りローラに接触した状態、(3) は
ばらけている端面が捲りローラでガレる状態を示す。以
下、図7を参照しながら図8に基づいて通帳の端面ガレ
が発生し易い、通帳捲り処理時の制御について説明す
る。
【0018】前記通帳捲り機構部6において、通帳の頁
捲りを行う場合の通常の動作は次の通りである。先ず、
中紙を開いた状態の通帳15A(開き通帳)を、搬送路
3に沿って通帳捲り機構部6まで搬送すると、ここで、
通帳15Aが搬送路3上の捲り位置にセットされる。次
に、連動している可動パネル17と捲りローラ16を傾
けて、捲りローラ16と通帳の中紙が接するようにす
る。
【0019】その後、捲りローラ16を回転させること
で頁を膨らませる。この時、プリンタ機構制御部4が、
センサの検出信号に基づいて頁の膨らみを検出したら、
可動パネル17と捲りローラ16を初期位置へ戻す。そ
して、捲りローラ16を回転させて捲りローラ16上に
頁を撥ね上げる。最後に、頁が完全に捲れるまで通帳1
5Aを搬送して捲り返しを実施し、捲り完了となる。
【0020】以上は、正方向1枚捲りの場合の処理であ
るが、逆方向捲りの場合は、捲り位置セットの際の初期
状態が、捲り頁に相当する位置へ搬送され、可動パネル
17と捲りローラ16の傾き及び捲り頁の回転が逆にな
り、頁撥ね上げ後の搬送方向が逆になる。
【0021】また、複数頁捲りについては、正方向逆方
向共に、撥ね上げの動作まで完了した時点で、再度可動
作パネル17と捲りローラ16を傾け頁の膨らまし処
理、撥ね上げ処理を実行して、捲りたい頁分の撥ね上げ
が完了した後に捲り返しを実施する。(なお、通帳の頁
捲り動作の詳細な説明は、特願平9−66039号の明
細書及び図面を参照されたい。) 次に、通帳15Aの端面にガレが発生した場合について
説明する。先ず、図8の(1) に示したように、通帳15
の頁を捲るため、前記のようにして通帳15Aが搬送路
3上を搬送され、捲りローラ16の下を通過する前の状
態となる。その後、図8の(2) のように、通帳15Aが
捲りローラ16の下を通過する時に、通帳15Aの端面
が捲りローラ16に接触した状態となる。
【0022】その後、図8の(3) のように、通帳15A
の端面が捲りローラ16に接触した状態から、更に、バ
ラけている通帳15Aの端面が捲りローラ16によりガ
レた状態となる。
【0023】ところで、通帳捲り処理を実施するのは、
主に挿入された通帳15Aに印字をしている時、未印字
データが残っている状態で、挿入された通帳15の頁の
残行数が無くなってしまった場合である。このような場
合には、通常、未印字データを印字する為に、通帳15
Aの次の頁を自動的に捲って未印字データを印字する。
【0024】また、通帳繰り越し動作にて、新規通帳を
発行した場合には、表紙に顧客の氏名等を印字した後
に、繰り越しの明細を印字する場合などに表紙を捲る場
合もある。前記のような捲り処理を実施する場合、通帳
捲り位置へ通帳15Aを搬送して捲り処理を実施する
が、この時通帳15Aが新しくて腰が強い場合などの場
合には、中紙の各頁がばらけている場合がある。
【0025】また、使用中の古い通帳の場合も、顧客の
管理状態により、通帳が変形しているような場合にも、
中紙の各ページがばらけてしまう状態となる。このよう
な状態で、通帳15Aを捲り位置へセットすると、捲り
ローラ16の下を通る時に、捲りローラ16で通帳15
Aの端面を弾いてしまい、端面ガレを発生してしまうこ
とがある。
【0026】§3:通帳搬送時のジャム発生時の説明 図9は従来の媒体搬送時の動作説明図であり、(1) は目
的センサまで到達せずにジャムが発生した状態、(2) は
リトライの為一定ステップ戻す状態、(3) は目的センサ
まで到達せずにジャムが発生した状態を示す。以下、図
7を参照しながら図9に基づいて、通帳搬送途中でのジ
ャム発生時の制御について説明する。
【0027】前記プリンタ機構制御部4は、センサ31
の検出信号を基に、通帳15Aが正常に搬送路3上を通
過したか、或いはジャム発生となったかを監視してい
る。この場合、図9の(1) のように、通帳15Aは搬送
元ローラ(搬送元の搬送ローラ)19Aから搬送先ロー
ラ(搬送先の搬送ローラ)19B方向へ向けて搬送して
いるものとする。
【0028】そして、プリンタ機構制御部4は、或る位
置のセンサを通過した通帳15Aが、搬送先にある目的
のセンサ31の位置へ規定時間内に到達できた時は正常
搬送と判断し、前記規定時間内に到達できなかった時は
ジャムが発生した状態であると判断する。
【0029】そして、ジャム発生時には、プリンタ機構
制御部4の制御により搬送処理のリトライを行う。この
リトライ処理を行う前に、図9の(2) のように、通帳1
5Aをジャム発生前の搬送方向とは逆方向へ戻す。すな
わち、通帳15Aが搬送途中でジャム発生となった場
合、リトライ処理を行うが、リトライにて搬送したい方
向へ再度通帳15Aを搬送する前に、一定ステップだけ
通帳15Aを搬送したい方向と逆方向へ搬送する。
【0030】その後、再び、図9の(3) のように、通帳
15Aを搬送元ローラ(搬送元の搬送ローラ)19Aか
ら搬送先ローラ(搬送先の搬送ローラ)19B方向へ向
けて搬送し直す。しかし、この搬送時に目的のセンサ3
1まで到達できずにジャム発生になることがある。
【0031】前記のように搬送ジャムは、目的のセンサ
31まで通帳15Aを搬送中に、規定時間以上経過して
も、通帳15Aが目的のセンサ31に到達しない場合に
発生したとして検出する。通帳15Aを搬送路3に沿っ
て搬送している途中で、ジャムが発生したことを検出す
ると、通帳15Aの詰まっている状態を解除する為に、
一定のステップ数だけ目的の搬送方向とは逆方向へ通帳
15Aを戻すように搬送してから、再度、目的のセンサ
31までの搬送を開始するリトライ処理を行う。このリ
トライ動作の時に使用する搬送モータは、初回の搬送時
に使用した搬送モータである。
【0032】前記のようなジャムリトライ搬送時に、最
初のジャム発生検出時点での通帳15Aの状態が軽度の
ジャム状態であれば、従来のリトライ制御で問題なく制
御可能である。しかし、ジャム検知時の通帳15Aの状
態が比較的重度に変形してしまっているような場合に
は、通常のジャムリトライ処理を実施しても、ジャム状
態を解除しずらく、却って通帳15Aを破損させたり、
搬送ローラ(19A、19B等)により汚してしまった
りする場合がある。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。
【0034】(1) :冊子媒体(例えば、通帳)を、通常
の搬送方法で捲り位置へセットしようとすると、捲りロ
ーラの下を冊子媒体の端面が通過する時に、端面ガレを
起こしてしまう場合がある。
【0035】(2) :冊子媒体の搬送途中で冊子媒体のジ
ャムが発生した場合、通常のジャムリトライ処理を実施
したのでは、冊子媒体の状態によっては、ジャムを復旧
しようとした行為が、逆に冊子媒体を破損させたり汚し
たりすることもあった。
【0036】本発明は、このような従来の課題を解決
し、冊子媒体の搬送時等に発生する端面ガレを防止し、
ジャムの発生率を低下させると共に、ジャムが発生した
場合のリトライ搬送時に、冊子媒体の破損や汚れ等を防
止することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、A図は媒体捲り時の説明(A−1→A−2→
A−3の順序で処理する)、B図は媒体搬送時の説明
(B−1→B−2→B−3の順序で処理する)である。
本発明は前記の目的を達成するため、次のように構成し
た。
【0038】(1) :冊子媒体(例えば、取引用の通帳)
15を搬送路3に沿って搬送するための搬送機構(例え
ば、搬送ベルト)を駆動する搬送モータ30と、冊子媒
体15を捲るための捲りローラ16を回転駆動する捲り
モータ20と、冊子媒体15の位置を検出するセンサ3
1とを備えた冊子媒体取扱装置において、センサ31に
より冊子媒体15が捲りローラ16の位置に達したこと
を検出した時点で、捲りモータ20の回転速度を一定に
したまま、搬送モータ30の回転速度を通常搬送時の速
度より低下させることで、冊子媒体15の搬送速度(V
1)を捲りローラ16の回転速度(V2)より遅くする
(V1<V2)モータ制御手段を備えている。
【0039】(2) :冊子媒体(例えば、取引用の通帳)
15を搬送路3に沿って搬送する複数の搬送ローラ(搬
送元ローラ19A、搬送先ローラ19B等)と、前記搬
送ローラをそれぞれ独立して駆動する複数の搬送モータ
30とを備えた冊子媒体取扱装置において、冊子媒体1
5の搬送途中でジャムが発生した場合、ジャム発生時に
行うリトライ処理の前に、冊子媒体15をジャム発生前
の搬送方向とは逆方向へ戻すように搬送モータ30を制
御する第1の搬送モータ制御手段と、冊子媒体15を逆
方向へ戻す際、ジャム発生前の搬送方向で冊子媒体15
の搬送先にある搬送先ローラ19Bの回転速度(V4)
を、搬送元にある搬送元ローラ19Aの回転速度(V
3)より低下させる(V4<V3)ように搬送モータ3
0の回転速度を制御する第2の搬送モータ制御手段を備
えている。
【0040】(3) :冊子媒体(例えば、取引用の通帳)
15を搬送路3に沿って搬送する複数の搬送ローラと、
搬送ローラをそれぞれ独立して駆動する複数の搬送モー
タ30とを備えた冊子媒体取扱装置において、搬送路3
に沿って配置された第1の搬送ローラ(搬送元ローラ1
9A)から第2の搬送ローラ(搬送先ローラ19B)へ
向かって該第1、第2の搬送ローラ19A、19B間を
冊子媒体が搬送される場合、冊子媒体15の搬送先にあ
る第2の搬送ローラ(搬送先ローラ19B)の回転速度
(V5)に対し、搬送元にある第1の搬送ローラ(搬送
元ローラ19A)の回転速度(V6)を低速にする(V
5>V6)搬送モータ制御手段を備えている。
【0041】(4) :前記(1) 〜(3) のいずれかに記載の
冊子媒体取扱装置において、前記冊子媒体15は顧客が
取引に使用する通帳であり、前記冊子媒体取扱装置は、
取引装置内で前記通帳に取引データを印字するための通
帳プリンタ装置である。
【0042】(5) :冊子媒体15を搬送路3に沿って搬
送する搬送機構を駆動する搬送モータ30と、冊子媒体
15を捲るための捲りローラ16を回転駆動する捲りモ
ータ20と、冊子媒体15の位置を検出するセンサ31
とを備えた冊子媒体取扱装置に、センサ31により冊子
媒体15が捲りローラ16の位置に達したことを検出し
た時点で、捲りモータ20の回転速度を一定にしたま
ま、搬送モータ30の回転速度を通常搬送時の速度より
低下させることで、冊子媒体15の搬送速度を捲りロー
ラ16の回転速度より遅くするモータ制御手段の機能を
実現するためのプログラムを格納したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体。
【0043】(作用)前記構成に基づく本発明の作用
を、図1に基づいて説明する。なお、図1のA図ではA
−1→A−2→A−3の順序で処理を行い、B図ではB
−1→B−2→B−3の順序で処理を行う。
【0044】(1) :冊子媒体捲り位置セットの際の端面
ガレ防止の説明・・・図1のA図参照 前記モータ制御手段は、センサ31により冊子媒体(例
えば、通帳)15が捲りローラ16の位置に達したこと
を検出した時点(A−1参照)で、捲りモータ20の回
転速度を一定にしたまま、搬送モータ30の回転速度を
通常搬送時の速度より低下させることで、冊子媒体15
の搬送速度(V1)を捲りローラ16の回転速度(V
2)より遅くする(V1<V2)制御を行う。
【0045】すなわち、冊子媒体(例えば、通帳)15
の捲り処理を行う際に、冊子媒体15を捲り位置へ搬送
する。この場合、冊子媒体15の捲りローラ16を駆動
している捲りモータ20と搬送機構(例えば、搬送ベル
ト)を駆動している搬送モータ30を起動する。
【0046】そして、センサ31により、冊子媒体の端
面が捲りローラ16下を通過するタイミングであること
を検出した時点で、搬送機構に駆動を伝えている搬送モ
ータ30の回転速度を低下させる。この処理により、冊
子媒体15の搬送速度よりも捲りローラ16の回転速度
の方が速くなる。よって、捲りローラ16により、バラ
けている冊子媒体15の端面を搬送方向へ叩き落とす効
果が働き(A−2参照)、冊子媒体(例えば、通帳)1
5の端面ガレを防止することができる(A−3参照)。
【0047】(2) :冊子媒体を搬送する途中でジャムが
発生している場合のリトライ処理の説明・・・図1のB
図参照 前記第1の搬送モータ制御手段は、冊子媒体(例えば、
通帳)15の搬送途中でジャムが発生した場合、ジャム
発生時(B−1参照)に行うリトライ処理の前に、冊子
媒体15をジャム発生前の搬送方向とは逆方向へ戻すよ
うに搬送モータ30を制御する(B−2参照)。
【0048】そして、前記第2の搬送モータ制御手段
は、冊子媒体15を逆方向へ戻す際、ジャム発生前の搬
送方向で冊子媒体15の搬送先にある搬送先ローラ19
Bの回転速度(V4)を、搬送元にある搬送元ローラ1
9Aの回転速度(V3)より低下させる(V4<V3)
ように搬送モータ30の回転速度を制御する。
【0049】すなわち、冊子媒体15が搬送途中でジャ
ム発生となった場合、リトライ処理を行うが、リトライ
にて搬送したい方向へ再度冊子媒体15を搬送する前
に、一定ステップだけ冊子媒体15を搬送したい方向と
逆方向へ搬送する。
【0050】この時、搬送したい方向側の搬送先ローラ
19Bを駆動している搬送モータ30を搬送元ローラ1
9Aを駆動している搬送モータ30よりも低速で回転さ
せる。このことにより、ジャムにより変形してしまった
冊子媒体(例えば、通帳)を伸ばすことができ、リトラ
イの搬送での救済を可能にする(B−3参照)。このよ
うにすれば、ジャムの発生率を低下させると共に、ジャ
ムが発生した場合のリトライ搬送時に、冊子媒体の破損
や汚れ等を防止することができる。
【0051】(3) :冊子媒体の通常搬送時の説明・・・
図1のB図参照 前記搬送モータ制御手段は、搬送路3に沿って配置され
た第1の搬送ローラ(搬送元ローラ)から第2の搬送ロ
ーラ(搬送先ローラ)へ向かって該第1、第2の搬送ロ
ーラ間を冊子媒体(例えば、通帳)15が搬送される場
合、冊子媒体15の搬送先にある第2の搬送ローラ(搬
送先ローラ19B)の回転速度(V5)に対し、搬送元
にある第1の搬送ローラ(搬送元ローラ19A)の回転
速度(V6)を低速にする(V5>V6)ように制御す
る。
【0052】このようにすれば、ジャム発生時のリトラ
イ処理以外に、通常の搬送の場合にも、ジャム発生率を
低下させることが可能になる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態におい
ても、図7に示した通帳プリンタ装置の説明図は同じな
ので、同図も援用して説明する。また、以下の説明で
は、前記冊子媒体は取引用の通帳であり、前記冊子媒体
取扱装置は通帳プリンタ装置である。
【0054】§1:プリンタ機構制御部の説明 図2はプリンタ機構制御部の説明図である。以下、図7
を参照しながら図2に基づいてプリンタ機構制御部を説
明する。図7に示したように、通帳プリンタ装置1に
は、プリンタ機構部(メカ部)と、前記プリンタ機構部
を制御するためのプリンタ機構制御部4が設けてある。
【0055】前記プリンタ機構部(メカ部)には、搬送
路3の搬送ローラや、その動力伝達機構等を駆動するた
めの搬送モータ30、光学的に通帳の情報を読み取るた
めのイメージセンサ7、その他のセンサ(通帳が所定の
位置にセットされたことを検知するセンサ等)31、通
帳捲り機構部6内で通帳を捲るための捲りローラを駆動
する捲りモータ20等が設けてあり、これらの機構部を
プリンタ機構制御部4が制御するように構成されてい
る。
【0056】そして、プリンタ機構制御部4には、通帳
プリンタ装置内の全体の制御を行うCPU(中央演算処
理装置)21と、該CPU21等が実行するプログラム
や各種パラメータ等を格納しておくROM(リードオン
リメモリ)22と、ワーク用のメモリ(例えば、RA
M)23と、搬送モータ30の制御を行う搬送モータ制
御部24と、センサ31の出力を監視して該センサ31
の検出信号を処理するセンサ変化検出処理制御部25
と、イメージセンサ7から出力される光学情報を取り込
んで処理を行う光学処理部26等が設けてある。
【0057】 §2:冊子媒体捲り時の動作説明・・・図3参照 図3は媒体捲り時の動作説明図であり、(1) は捲りロー
ラ下を媒体通過を検知し、搬送の速度を低下させた状
態、(2) は捲りローラ下を媒体通過時に端面が捲りロー
ラに接触し、端面を叩き落とす状態、(3) はバラけてい
る端面もガレることなく通過する状態を示す。
【0058】この処理は、前記通帳捲り機構部6内で冊
子媒体(通帳)を捲る場合の処理である。センサ変化検
出処理制御部25はセンサ31の検出信号を基に、冊子
媒体(通帳)15が捲りローラ16の位置に達したこと
を検出すると、その検出信号をCPU21へ通知する。
【0059】CPU21は前記通知により、冊子媒体
(通帳)15が捲りローラ16の位置に達したことを検
出すると、その時点で、搬送モータ制御部24に対し、
搬送モータ30の回転速度を変える指示を出す。この指
示により、搬送モータ制御部24は、捲りモータ20の
回転速度を一定にしたまま、搬送モータ30の回転速度
を通常搬送時の速度より低下させることで、冊子媒体1
5の搬送速度(V1)を捲りローラ16の回転速度(V
2)より遅くする(V1<V2)制御を行う。
【0060】すなわち、搬送モータ制御部24は、冊子
媒体(通帳)15の捲り処理を行う際に、搬送モータ3
0の回転速度を制御することにより、冊子媒体15を捲
り位置へ搬送する。この場合、冊子媒体15の捲りロー
ラ16を駆動している捲りモータ20と搬送ベルトを駆
動している搬送モータ30を駆動する。
【0061】そして、搬送モータ制御部24は、センサ
31により、冊子媒体の端面が捲りローラ16下を通過
するタイミングであることを検出した時点で、搬送ベル
トに駆動を伝えている搬送モータ30の回転速度を低下
させる。この処理により、冊子媒体15の搬送速度より
も捲りローラ16の回転速度の方が速くなる。よって、
捲りローラ16によりバラけている冊子媒体15の端面
を搬送方向へ叩き落とす効果が働き、冊子媒体(例え
ば、通帳)15の端面ガレを防止することができる。
【0062】§3:媒体搬送途中でジャムが発生した場
合の動作説明・・・図4参照 図4は媒体搬送時の動作説明図であり、(1) は目的セン
サまで到達せずにジャムが発生した状態、(2) はリトラ
イの為一定ステップ戻す時搬送ローラの回転速度を低速
にすることで、通帳媒体に上下に伸びる力がかかる状
態、(3) は搬送がスムーズになり、目的センサに到達す
る状態を示す。
【0063】この処理は、前記通帳プリンタ装置1内の
搬送路3上において、冊子媒体(通帳)15を搬送して
いる途中で該冊子媒体15のジャム発生となった場合の
処理である。センサ変化検出処理制御部25はセンサ3
1の検出信号を基に、冊子媒体(通帳)15が正常に搬
送路3上を通過したか、或いはジャム発生となったかを
監視している。
【0064】この場合、冊子媒体15は搬送元ローラ
(搬送元の搬送ローラ)19Aから搬送先ローラ(搬送
先の搬送ローラ)19B方向へ向けて搬送しているもの
とする。そして、CPU21は、或る位置のセンサを通
過した冊子媒体15が、搬送先にある目的のセンサ31
の位置へ規定時間(例えば、T1)内に到達できた時は
正常搬送と判断し、前記規定時間(T1)内に到達でき
なかった時はジャムが発生した状態であると判断する。
【0065】このようなジャム発生時には、CPU21
の制御により搬送処理のリトライを行うが、その前に、
次のような処理を行う。すなわち、冊子媒体(例えば、
通帳)15の搬送途中でジャムが発生した場合、ジャム
発生時に行うリトライ処理の前に、CPU21は、搬送
モータ制御部24へ搬送モータ30の制御指示を出し、
この指示に基づき搬送モータ制御部24は、冊子媒体1
5をジャム発生前の搬送方向とは逆方向へ戻すように搬
送モータ30を制御する。
【0066】そして、CPU21の指示に基づき搬送モ
ータ制御部24は、冊子媒体15を逆方向へ戻す際、ジ
ャム発生前の搬送方向で冊子媒体15の搬送先にある搬
送先ローラ19Bの回転速度(V4)を、搬送元にある
搬送元ローラ19Aの回転速度(V3)より低下させる
(V4<V3)ように搬送モータ30の回転速度を制御
する。
【0067】すなわち、冊子媒体15が搬送途中でジャ
ム発生となった場合、リトライ処理を行うが、リトライ
にて搬送したい方向へ再度冊子媒体15を搬送する前
に、一定ステップだけ冊子媒体15を搬送したい方向と
逆方向へ搬送する。この時、搬送したい方向側の搬送先
ローラ19Bを駆動している搬送モータ30を、搬送元
ローラ19Aを駆動している搬送モータ30よりも低速
で回転させる。
【0068】このことにより、ジャムにより変形してし
まった冊子媒体(例えば、通帳)を伸ばすことができ、
リトライの搬送での救済を可能にする。このようにすれ
ば、ジャムの発生率を低下させると共に、ジャムが発生
した場合のリトライ搬送時に、冊子媒体の破損や汚れ等
を防止することができる。
【0069】§4:通常の冊子媒体搬送時の動作説明 前記ジャム発生時のリトライ処理時とは別に、通常の冊
子媒体搬送時においてもジャム等を発生させないための
ジャム予防動作を次のようにして行う。以下、この動作
を図4を参照して説明する。この動作は、冊子媒体(例
えば、通帳)15を搬送路3に沿って搬送する複数の搬
送ローラと、搬送ローラをそれぞれ独立して駆動する複
数の搬送モータ30とを備えた通帳プリンタ装置におい
て行う動作である。
【0070】例えば、搬送路3に沿って配置された搬送
元ローラ19Aから搬送先ローラ19Bへ向けて該搬送
元ローラ19A、搬送先ローラ19Bの間を冊子媒体
(通帳)15が搬送される場合、CPU21の指示に基
づいて搬送モータ制御部24は、冊子媒体15の搬送先
にある搬送先ローラ19Bの回転速度(V5)に対し、
搬送元ローラ19Aの回転速度(V6)を低速にする
(V5>V6)ように搬送モータ30の回転速度を制御
する。
【0071】すなわち、ジャム発生時のリトライ処理以
外にも、通常の通帳搬送の場合も、搬送ローラ30を駆
動している搬送モータ30が違う搬送ローラ間を冊子媒
体15が搬送される時に、搬送先ローラ19Bを駆動し
ている搬送モータ30と、搬送元ローラ19Aを駆動し
ている搬送モータ30の回転速度を、搬送先の方が速く
なる設定にすることで、ジャム発生率を低下させること
が可能になる。このようにすれば、ジャム発生時のリト
ライ処理以外に、通常の冊子媒体の搬送時にも、ジャム
発生率を低下させることが可能になる。
【0072】§5:フローチャートによる媒体捲り位置
セット時の処理説明 図5は媒体捲り位置セット時の処理説明図であり、A図
は処理フローチャート、B図はテーブルの説明図であ
る。以下、図2〜図4を参照しながら図5に基づいて媒
体捲り位置セット時の処理を説明する。なお、S1〜S
5は各処理ステップを示す。また、冊子媒体の捲り位置
にあるセンサ31をセンサαとする。
【0073】この処理は、前記通帳捲り機構部6内で冊
子媒体(通帳)15を捲る場合の処理であり、該処理を
始める前に、予めプリンタ機構制御部4内のメモリ23
に、図5のB図に示したモータ駆動スルーイングテーブ
ルを格納しておく。このテーブルは、ポインタP1(搬
送開始時ポインタ)で指し示されるメモリ23のアドレ
ス以降の領域に、通常の冊子媒体搬送制御を行うための
通常スルーイングデータを格納し、ポインタP2(搬送
モータ低速化時ポインタ)で指し示されるメモリ23の
アドレス以降の領域に、搬送モータ低速化時に冊子媒体
搬送制御を行うための搬送モータ低速時スルーイングデ
ータを格納しておくものである。
【0074】そして、CPU21は前記メモリ23のテ
ーブルデータを取り出して搬送モータ制御部24に指示
を与えることにより、搬送モータ制御部24が搬送モー
タ30の速度制御を行う。
【0075】先ず、CPU21の制御により冊子媒体
(通帳)15を捲り位置まで搬送する処理を開始する
(S1)。この時、センサ変化検出処理制御部25は、
センサαの検出信号を基に、冊子媒体(通帳)15が捲
りローラ16の位置に達したことを検出すると(S
2)、その検出信号をCPU21へ通知する。
【0076】CPU21は前記通知により、冊子媒体
(通帳)15が捲りローラ16の位置に達したことを検
出すると、その時点で、搬送モータ制御部24に対し、
搬送モータ30の回転速度を変える指示を出す。この指
示により、搬送モータ制御部24は、捲りモータ20の
回転速度を一定にしたまま、搬送モータ30の回転速度
を通常搬送時の速度より低下させることで、冊子媒体1
5の搬送速度(V1)を捲りローラ16の回転速度(V
2)より遅くする(V1<V2)制御を行う(S3)。
【0077】このようにして、冊子媒体を搬送するため
の搬送モータを低速化し、冊子媒体を捲り位置にセット
する処理が完了すると(S4)、冊子媒体の捲り動作を
行い、その後、捲りモータ20の動作を停止し(S
5)、この処理を終了する。
【0078】この処理により、冊子媒体15の搬送速度
よりも捲りローラ16の回転速度の方が速くなる。よっ
て、捲りローラ16により、バラけている冊子媒体15
の端面を搬送方向へ叩き落とす効果が働き、冊子媒体
(例えば、通帳)15の端面ガレを防止することができ
る。
【0079】§6:フローチャートによる媒体ジャムリ
トライ時の処理説明 図6は媒体ジャムリトライ時の処理説明図であり、A図
は処理フローチャート、B図はテーブルの説明図であ
る。以下、図2〜図4を参照しながら図6に基づいて媒
体ジャムリトライ時の処理を説明する。なお、S11〜
S18は各処理ステップを示す。
【0080】この処理は、通帳プリンタ装置1内で冊子
媒体(通帳)を搬送している途中でジャム発生となった
場合の処理であり、該処理を始める前に、予めプリンタ
機構制御部4内のメモリ23に、図6のB図に示したモ
ータ駆動スルーイングテーブルを格納しておく。このテ
ーブルは、ポインタP1(搬送開始時ポインタ)で指し
示されるメモリ23のアドレス以降の領域に、通常の冊
子媒体搬送制御を行うための通常スルーイングデータを
格納し、ポインタP2(モータ別速度設定時低速回転用
ポインタ)で指し示されるメモリ23のアドレス以降の
領域に、搬送モータ低速化時に冊子媒体搬送制御を行う
ための低速時スルーイングデータを格納しておくもので
ある。
【0081】そして、CPU21は前記メモリ23のテ
ーブルデータを取り出して搬送モータ制御部24に指示
を与えることにより、搬送モータ制御部24が搬送モー
タ30の速度制御を行う。
【0082】この処理では、CPU21の指示に基づき
搬送モータ制御部24が搬送モータ30を制御し冊子媒
体(例えば、通帳)15を搬送する。この時、CPU2
1は搬送モータ制御部24に対し、モータ速度を規定値
(通常の冊子媒体搬送を行う時の値)に設定し(S1
1)、搬送モータ30を駆動制御する(S12)。
【0083】このように、通帳プリンタ装置内の搬送路
3上において、冊子媒体(通帳)15を搬送している途
中で該冊子媒体15のジャムが発生したか否かを判断す
る。この場合、センサ変化検出処理制御部25は、セン
サ31の検出信号を基に、冊子媒体(通帳)15が正常
に搬送路3上を通過したか、或いはジャム発生となった
かを監視している。
【0084】なお、冊子媒体15は搬送元ローラ(搬送
元の搬送ローラ)19Aから搬送先ローラ(搬送先の搬
送ローラ)19B方向へ向けて搬送しているものとす
る。そして、CPU21は、或る位置のセンサを通過し
た冊子媒体15が、搬送先にある目的のセンサ31の位
置へ規定時間(例えば、T1)内に到達できた時は正常
搬送と判断し、前記規定時間(T1)内に到達できなか
った時はジャムが発生した異常搬送状態であると判断す
る(S13、S14)。
【0085】このようにして、CPU21は冊子媒体1
5の搬送途中でジャム発生時間(T1)か否かを判断
し、ジャム発生と判断したら、搬送モータ30を停止さ
せ(S16)リトライを行うが、このリトライの前に、
次のような処理を行う。すなわち、冊子媒体(通帳)1
5の搬送途中でジャムが発生した場合、ジャム発生時に
行うリトライ処理の前に、CPU21は搬送モータ制御
部24へ搬送モータ30の回転制御を行うための指示を
出し、この指示に基づき搬送モータ制御部24は、冊子
媒体15をジャム発生前の搬送方向とは逆方向へ戻すよ
うに搬送モータ30を制御する(S17)。
【0086】そして、CPU21の指示に基づき搬送モ
ータ制御部24は、冊子媒体15を逆方向へ戻す際、ジ
ャム発生前の搬送方向で冊子媒体15の搬送先にある搬
送先ローラ19Bの回転速度(V4)を、搬送元にある
搬送元ローラ19Aの回転速度(V3)より低下させる
(V4<V3)ように搬送モータ30の回転速度を制御
する(S18)。その後、前記S12の処理へ戻る。
【0087】また、前記S13の処理で、ジャム発生時
間になる前に目的のセンサへ冊子媒体が到達したら(S
14)、正常搬送状態であると判断し、搬送モータ30
を停止し(S15)、この処理を終了する。このように
して、ジャムにより変形してしまった冊子媒体(例え
ば、通帳)を伸ばすことができ、リトライの搬送での救
済を可能にする。
【0088】§7:記録媒体とプログラムの説明 前記通帳プリンタ装置1内のプリンタ機構制御部4が行
う前記処理は、ROM22内のプログラムを実行するこ
とにより行うが、このような例に限らず、次のようにし
ても実現できる。
【0089】例えば、前記通帳プリンタ装置1を内蔵し
ている自動取引装置と通信回線を介して接続されたセン
タ内のホストコンピュータにはハードディスク装置が設
けてあり、このハードディスク装置の記録媒体(ハード
ディスク)に、前記処理を実現するためのプログラムや
その他のデータを格納しておく。
【0090】そして、前記処理を行う場合は、ホストコ
ンピュータ内のCPUの制御によりハードディスク装置
の記録媒体に格納されている前記プログラムやデータを
読み出して、自動取引装置内の通帳プリンタ装置1へ転
送する。
【0091】そして、通帳プリンタ装置1では、CPU
21の制御により、ホストコンピュータから受信した前
記プログラム等をメモリ23へ格納する。その後、CP
U21がメモリ23に格納してあるプログラムの内、必
要なプログラムから順次読み出して実行することによ
り、前記プリンタ機構制御部4の処理を行う。なお、前
記ハードディスク装置の記録媒体に格納するプログラム
は、次のようにして記録(記憶)する。
【0092】:フレキシブルディスク(フロッピィデ
ィスク)に格納されているプログラム(他の装置で作成
したプログラムデータ)を、ホストコンピュータに設け
たフレキシブルディスクドライブ(FDD)により読み
取り、ハードディスク装置(HDD)の記録媒体(ハー
ドディスク)に格納する。
【0093】:光磁気ディスク、或いはCD−ROM
等の記憶媒体に格納されているデータを、前記ホストコ
ンピュータに設けたドライブ装置(CD−ROMドライ
ブ12等)により読み取り、ハードディスク装置の記録
媒体(ハードディスク)に格納する。
【0094】:LAN等の通信回線を介して他の装置
から伝送されたプログラム等のデータを、ホストコンピ
ュータが通信制御部を介して受信し、そのデータをハー
ドディスク装置の記録媒体(ハードディスク)に格納す
る。
【0095】なお、前記センタ内のホストコンピュータ
の代わりに、前記冊子媒体取扱装置に直接接続された上
位装置(例えば、同一店内の上位装置)を用いても同様
に実施可能である。
【0096】§8:その他の説明 (1) :前記の例では、冊子媒体として、顧客が取引に使
用する通帳の例について説明したが、本願発明はこのよ
うな例に限らず、他の同様な冊子媒体、例えば、冊子式
の伝票、払い込み票等にも同様に適用可能である。
【0097】(2) :冊子媒体取扱装置は、前記通帳プリ
ンタ装置に限らず、他の同様な装置(例えば、冊子式伝
票、払い込み票等に印刷可能な印刷装置等)にも同様に
適用可能である。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。
【0099】(1) :前記モータ制御手段は、センサによ
り冊子媒体(例えば、通帳)が捲りローラの位置に達し
たことを検出した時点で、捲りモータの回転速度を一定
にしたまま、搬送モータの回転速度を通常搬送時の速度
より低下させることで、冊子媒体の搬送速度(V1)を
捲りローラ16の回転速度(V2)より遅くする(V1
<V2)制御を行う。
【0100】すなわち、冊子媒体(例えば、通帳)の捲
り処理を行う際に、冊子媒体を捲り位置へ搬送する。こ
の場合、冊子媒体の捲りローラを駆動している捲りモー
タと搬送機構(例えば、搬送ベルト)を駆動している搬
送モータを起動する。そして、センサにより、冊子媒体
の端面が捲りローラ下を通過するタイミングであること
を検出した時点で、搬送機構に駆動を伝えている搬送モ
ータの回転速度を低下させる。
【0101】この処理により、冊子媒体の搬送速度より
も捲りローラの回転速度の方が速くなる。よって、捲り
ローラにより、バラけている冊子媒体(例えば、通帳)
の端面を搬送方向へ叩き落とす効果が働き、冊子媒体の
端面ガレを防止することができる。
【0102】(2) :前記第1の搬送モータ制御手段は、
冊子媒体(例えば、通帳)の搬送途中でジャムが発生し
た場合、ジャム発生時に行うリトライ処理の前に、冊子
媒体をジャム発生前の搬送方向とは逆方向へ戻すように
搬送モータを制御する。そして、前記第2の搬送モータ
制御手段は、冊子媒体を逆方向へ戻す際、ジャム発生前
の搬送方向で冊子媒体の搬送先にある搬送先ローラの回
転速度(V4)を、搬送元にある搬送元ローラの回転速
度(V3)より低下させる(V4<V3)ように搬送モ
ータの回転速度を制御する。
【0103】すなわち、冊子媒体が搬送途中でジャム発
生となった場合、リトライ処理を行うが、リトライにて
搬送したい方向へ再度冊子媒体を搬送する前に、一定ス
テップだけ冊子媒体を搬送したい方向と逆方向へ搬送す
る。この時、搬送したい方向側の搬送先ローラを駆動し
ている搬送モータを搬送元ローラを駆動している搬送モ
ータよりも低速で回転させる。
【0104】このことにより、ジャムにより変形してし
まった冊子媒体(例えば、通帳)を伸ばすことができ、
リトライの搬送での救済を可能にする。このようにすれ
ば、ジャムの発生率を低下させると共に、ジャムが発生
した場合のリトライ搬送時に、冊子媒体の破損や汚れ等
を防止することができる。
【0105】(3) :前記搬送モータ制御手段は、搬送路
に沿って配置された第1の搬送ローラから第2の搬送ロ
ーラへ向かって該第1、第2の搬送ローラ間を冊子媒体
(例えば、通帳)が搬送される場合、冊子媒体の搬送先
にある第2の搬送ローラの回転速度(V5)に対し、搬
送元にある第1の搬送ローラの回転速度(V6)を低速
にする(V5>V6)ように制御する。このようにすれ
ば、ジャム発生時のリトライ処理以外に、通常の搬送の
場合にも、冊子媒体(例えば、通帳)のジャム発生率を
低下させることが可能になる。
【0106】(4) :前記記録媒体のプログラムを読み出
して実行することにより、前記モータ制御手段は、セン
サにより冊子媒体(例えば、通帳)が捲りローラの位置
に達したことを検出した時点で、捲りモータの回転速度
を一定にしたまま、搬送モータの回転速度を通常搬送時
の速度より低下させることで、冊子媒体の搬送速度(V
1)を捲りローラ16の回転速度(V2)より遅くする
(V1<V2)制御を行う。
【0107】すなわち、冊子媒体(例えば、通帳)の捲
り処理を行う際に、冊子媒体を捲り位置へ搬送する。こ
の場合、冊子媒体の捲りローラを駆動している捲りモー
タと搬送機構(例えば、搬送ベルト)を駆動している搬
送モータを起動する。そして、センサにより、冊子媒体
の端面が捲りローラ下を通過するタイミングであること
を検出した時点で、搬送機構に駆動を伝えている搬送モ
ータの回転速度を低下させる。
【0108】この処理により、冊子媒体の搬送速度より
も捲りローラの回転速度の方が速くなる。よって、捲り
ローラにより、バラけている冊子媒体(例えば、通帳)
の端面を搬送方向へ叩き落とす効果が働き、冊子媒体の
端面ガレを防止することができる。
【0109】(5) :冊子媒体取扱装置(例えば、通帳プ
リンタ装置)の動力伝達系(メカ)はそのままとして、
モータの回転速度だけを制御することにより、冊子媒体
の搬送時等に発生する端面ガレを防止し、ジャムの発生
率を低下させると共に、ジャムが発生した場合のリトラ
イ搬送時に、冊子媒体の破損や汚れ等を防止することが
できる。従って、前記モータの速度制御を行うためのプ
ログラムを追加するだけで済み、信頼性の高い装置が安
価に提供できる。
【0110】(6) :例えば、今日の金融機関向けの通帳
プリンタを含む冊子媒体取扱装置については、装置の信
頼性、安定性、処理速度の向上等が求められている。本
発明では、冊子媒体の頁捲り時の端面ガレを防止するこ
とが可能であり、また、搬送ジャム発生時の復旧効果を
向上させることや、搬送ジャムそのものの発生率を低下
させることが可能である。
【0111】このことは、ジャムリトライ処理やジャム
発生等により冊子媒体を傷つけてしまう率を低下させる
効果もある。更には、装置の安定性を高めることが可能
となり、処理速度の向上にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるプリンタ機構制御
部の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態における媒体捲り時の動作
説明図である。
【図4】本発明の実施の形態における媒体搬送時の動作
説明図である。
【図5】本発明の実施の形態における媒体捲り位置セッ
ト時の処理説明図である。
【図6】本発明の実施の形態における媒体ジャムリトラ
イ時の処理説明図である。
【図7】本発明の実施の形態における通帳プリンタ装置
の説明図である。
【図8】従来の媒体捲り時の動作説明図である。
【図9】従来の媒体搬送時の動作説明図である。
【符号の説明】
1 通帳プリンタ装置 2 挿入口 3 搬送路 4 プリンタ機構制御部 5 MSヘッド(磁気ストライプヘッド) 6 通帳捲り機構部 7 イメージセンサ 8 印字ヘッド 9 媒体一時退避部 10 媒体取り込み部 11 通帳発行部 12 通帳発行カセット 15 冊子媒体 16 捲りローラ 17 可動パネル 19 搬送ローラ 20 捲りローラ 21 CPU(中央演算処理装置) 22 ROM(リードオンリメモリ) 23 メモリ 24 搬送モータ制御部 25 センサ変化検出処理制御部 26 光学処理部 30 搬送モータ 31 センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冊子媒体を搬送路に沿って搬送するための
    搬送機構を駆動する搬送モータと、 冊子媒体を捲るための捲りローラを回転駆動する捲りモ
    ータと、 冊子媒体の位置を検出するセンサと、 を備えた冊子媒体取扱装置において、 前記センサにより冊子媒体が捲りローラの位置に達した
    ことを検出した時点で、前記捲りモータの回転速度を一
    定にしたまま、搬送モータの回転速度を通常搬送時の速
    度より低下させることで、冊子媒体の搬送速度を捲りロ
    ーラの回転速度より遅くするモータ制御手段を備えてい
    る、 ことを特徴とする冊子媒体取扱装置。
  2. 【請求項2】冊子媒体を搬送路に沿って搬送する複数の
    搬送ローラと、 前記搬送ローラをそれぞれ独立して駆動する複数の搬送
    モータと、 を備えた冊子媒体取扱装置において、 冊子媒体の搬送途中でジャムが発生した場合、ジャム発
    生時に行うリトライ処理の前に、冊子媒体をジャム発生
    前の搬送方向とは逆方向へ戻すように搬送モータを制御
    する第1の搬送モータ制御手段と、 前記冊子媒体を逆方向へ戻す際、ジャム発生前の搬送方
    向で媒体の搬送先にある搬送先ローラの回転速度を、搬
    送元にある搬送元ローラの回転速度より低下させるよう
    に搬送モータの回転速度を制御する第2の搬送モータ制
    御手段を備えている、 ことを特徴とする冊子媒体取扱装置。
  3. 【請求項3】冊子媒体を搬送路に沿って搬送する複数の
    搬送ローラと、 前記搬送ローラをそれぞれ独立して駆動する複数の搬送
    モータと、 を備えた冊子媒体取扱装置において、 搬送路に沿って配置された第1の搬送ローラから第2の
    搬送ローラへ向かって該第1、第2の搬送ローラ間を冊
    子媒体が搬送される場合、冊子媒体の搬送先にある第2
    の搬送ローラの回転速度に対し、搬送元にある第1の搬
    送ローラの回転速度を低速にする搬送モータ制御手段を
    備えている、 ことを特徴とする冊子媒体取扱装置。
  4. 【請求項4】前記冊子媒体は顧客が取引に使用する通帳
    であり、前記冊子媒体取扱装置は、取引装置内で前記通
    帳に取引データを印字するための通帳プリンタ装置であ
    る、 ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の冊子
    媒体取扱装置。
  5. 【請求項5】冊子媒体を搬送路に沿って搬送する搬送機
    構を駆動する搬送モータと、冊子媒体を捲るための捲り
    ローラを回転駆動する捲りモータと、冊子媒体の位置を
    検出するセンサとを備えた冊子媒体取扱装置に、 センサにより冊子媒体が捲りローラの位置に達したこと
    を検出した時点で、捲りモータの回転速度を一定にした
    まま、搬送モータの回転速度を通常搬送時の速度より低
    下させることで、冊子媒体の搬送速度を捲りローラの回
    転速度より遅くするモータ制御手段の機能を実現するた
    めのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016088690A (ja) * 2014-11-05 2016-05-23 コニカミノルタ株式会社 後処理装置、およびそれを備えた画像形成システム
CN114523785A (zh) * 2022-02-21 2022-05-24 江西应用技术职业学院 一种会计教学用发票快速翻页装置

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