JP4871778B2 - 建設機械のフィルタ目詰まり判定装置 - Google Patents

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本発明は、油圧ショベル等の建設機械に設けられたフィルタエレメントの目詰まりを判定するフィルタ目詰まり判定装置に関する。
従来より、フィルタエレメントの前後差圧に基づき、フィルタの目詰まりを判定するようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1記載の装置では、フィルタエレメントの前後差圧に基づいてフィルタ目詰まり信号を一定時間以上感知したか否かを判定し、一定時間以上感知した場合には、目詰まり自動検診を行うか否かのメッセージをオペレータに対して表示する。そして、オペレータが自動検診を行うことを選択した場合に、ポンプ吐出流量を一定量に制御し、この状態でフィルタの目詰まりを検出する。
特開2004−337668号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の装置では、フィルタ目詰まり信号が一定時間以上感知される度に目詰まり自動検診を行うか否かのメッセージが表示されるので、オペレータは表示を煩わしく感じる。さらに、目詰まり自動検診を行うには、オペレータが自動検診を選択する必要があり、この点でもオペレータにとって煩わしさがある。
以下、実施の形態の符号を参照して本発明を説明する。発明の理解を容易にする目的で符号を付すので、これにより、発明が実施の形態に限定されるものではない。
本発明は、少なくともアームを備えた作業用フロントと、ロッド室と前記ロッド室よりも受圧面積の大きいボトム室とを有し、前記ボトム室に圧油が供給されて前記ロッド室から圧油が排出されると伸張動作し、前記ロッド室に圧油が供給されて前記ボトム室から圧油が排出されると縮退動作し、前記縮退動作によるタンクへの戻り油量が前記伸張動作に比べて多い、前記作業用フロントを駆動する複数の油圧シリンダと、前記油圧シリンダから排出される圧油をフィルタを介して前記タンクへ戻す戻り油管路と、前記戻り油管路に設けられ、前記フィルタの前後差圧を検出する差圧検出器とを備え、前記複数の油圧シリンダは、少なくともアームを駆動するアームシリンダを含む建設機械のフィルタ目詰まり判定装置である。
そして、本発明によるフィルタ目詰まり判定装置では、前記フィルタが目詰まりをしていない正常状態における前記油圧シリンダの伸張動作による戻り油量によって生じる伸張動作時の前記前後差圧(図3のΔP1)と、縮退動作による戻り油量によって生じる縮退動作時の前記前後差圧(図のΔP2)との間の所定差圧を基準差圧(図3のΔPa)として設定するととともに、前記正常状態における前記油圧シリンダの動作時に前記前後差圧が前記基準差圧以上となる時間を基準時間(図3のt1)として設定し、前記差圧検出器によって検出される前記前後差圧が前記基準差圧以上(ΔPa以上)となる状態が前記基準時間(t1)を超えたときに、前記フィルタの目詰まりを判定し、前記基準時間(t1)以内のときには、目詰まりを判定しない目詰まり判定手段と、前記目詰まり判定手段により前記フィルタの目詰まりが判定されると、警報を発する警報手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、アームシリンダが縮退動作する戻り油量が多い時でも、フィルタの目詰まりを精度よく判定できる。
−第1の実施の形態−
以下、図1〜図5を参照して本発明によるフィルタ目詰まり判定装置の第1の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係るフィルタ目詰まり判定装置の構成を示す油圧回路図であり、図2は、このフィルタ目詰まり判定装置を搭載した油圧ショベルの側面図である。図2に示すように油圧ショベルは、走行体1と、走行体1上に旋回可能に設けられた旋回体2と、旋回体2に回動可能に軸支されたブーム3、アーム4、バケット5からなる作業用用フロント6とを有する。ブーム3、アーム4、バケット5はそれぞれブームシリンダ3a、アームシリンダ4a、バケットシリンダ5aにより回動可能に軸支されている。
図1に示すように油圧ポンプ10からの圧油は、方向制御弁13,14,15を介してブームシリンダ3a、アームシリンダ4a、バケットシリンダ5aにそれぞれ供給される。各シリンダ3a〜5aからの油は、方向制御弁13〜15およびフィルタエレメント11(以下、フィルタ)を介してタンクに戻る。方向制御弁13〜15はそれぞれ図示しない操作レバーにより操作され、操作レバーの操作に応じて各シリンダ3a〜5aの駆動が制御される。戻り油の管路には、フィルタ11の前後差圧ΔPを検出する差圧検出器21が設けられている。なお、12は、フィルタ11に対して並列に設けられたチェック弁であり、チェック弁12はフィルタ11の前後差圧が所定値以上になると開放する。
このような回路構成では、方向制御弁13〜15からの戻り油内に含まれる異物はフィルタ11で除去され、作動油が濾過される。この際、異物が一定量以上フィルタ11に溜まると、フィルタ11が目詰まりを起こすため、フィルタ11の交換が必要になる。フィルタ11の前後差圧ΔPは、戻り油量に応じて変化し、戻り油量が増加すると前後差圧ΔPも増加する。このため、前後差圧ΔPの大きさのみでは、フィルタ11の目詰まりを精度よく判定できない。そこで、本実施の形態では、予め戻り油量が多くなる作業時間を所定時間t1として設定し、前後差圧ΔPが所定値ΔPa以上の状態が所定時間t1を超えて継続すると、フィルタ11が目詰まりを起こしたと判定する。
所定時間t1について説明する。図3は、掘削作業時におけるフィルタ11の前後差圧の変化の一例を示す図である。なお、実線はフィルタ11が目詰まりしていない正常状態の特性であり、破線はフィルタ11が目詰まりを起こした目詰まり状態の特性である。目詰まり状態では、フィルタ11の通路面積が狭くなるため、差圧の特性は図示のように上方にシフトしたものとなる。油圧ショベルは、掘削作業時には、バケット5内に土砂等を取り込む掘削動作(掘削作業)、バケット5内に取り込んだ土砂をダンプする放土動作(放土作業)、およびブーム3を下げるブーム下げ動作(ブーム作業作業)の一連の動作を繰り返す。
掘削動作時には、アームシリンダ4aを伸張しつつバケットシリンダ5aを伸張し、フロント6を掘削姿勢とする。一方、放土動作時には、アームシリンダ4aを縮退しつつバケットシリンダ5aを縮退し、フロント6を放土姿勢とする。掘削姿勢では、図4(a)に示すようにシリンダ4a,5aのボトム室R1に油圧ポンプ10からの圧油が供給され、ロッド室R2から圧油が排出される。このとき、ボトム室R1とロッド室R2ではボトム室R1の受圧面積の方が大きいため、ロッド室R2からタンクへの戻り油量は少ない。これに対し、放土姿勢では、図4(b)に示すようにシリンダ4a,5aのロッド室R2に圧油が供給され、ボトム室R1から油が排出されるため、タンクへの戻り油量が多くなる。
その結果、図3に示すように正常状態において、放土動作時の前後差圧ΔP2は掘削動作時の前後差圧ΔP1よりも大きくなる。この点を考慮し、本実施の形態では、掘削動作時の前後差圧ΔP1と放土動作時の前後差圧ΔP2の間に所定値ΔPaを設定し、通常の放土動作時に少なくとも差圧が所定値ΔPa以上となる時間(例えば3秒程度)を所定時間t1として設定する。そして、差圧が所定値ΔPa以上の状態が所定時間t1以内であれば(図3の実線)、放土動作により前後差圧ΔPが増加したと判定し、所定時間t1を超えると(図3の点線)、目詰まりと判定する。所定時間t1は、放土作業に要する時間t0よりも短い。
なお、ブーム下げ動作時にはブームシリンダ3aが縮退するため、ブーム下げ時にもフィルタ11の前後差圧ΔPが増加する。しかし、ブーム下げ時のブームシリンダ3aの縮退量はアームダンプ時のアームシリンダ4aの縮退量よりも小さく、タンクへの戻り油量が少ないので、図示のように差圧ΔPの増加の程度も小さい。このため、本実施の形態では、放土動作を基準にして上述の所定値ΔPaおよび所定時間t1を設定する。これら所定値ΔPおよび所定時間t1は、工場出荷時あるいはフィルタ交換直後にフロントを姿勢変化させた際の実機の稼働データを用いて、各機械毎に設定することができる。
図1のコントローラ20は、CPU,ROM,RAM,その他の周辺回路などを有する演算処理装置を含んで構成される。図5は、CPUで実行されるプログラムの一例を示すフローチャーである。このフローチャートで示す処理は例えばエンジンキースイッチのオンによりスタートする。
ステップS1では、差圧検出器21からの信号によりフィルタ11の前後差圧ΔPを読み込む。ステップS2では、差圧ΔPが所定値ΔPa以上か否かを判定する。ステップS2が肯定されるとステップS3に進み、タイマを起動する。一方、ステップS2で差圧ΔPが所定値ΔPa未満と判定されるとステップS6に進み、タイマをリセットし(t=0)、ステップS1に戻る。
ステップS4では、タイマの計測時間tが所定時間t1を超えたか否かを判定する。t>t1と判定されるとステップS5に進み、t≦t1と判定されるとステップS1に戻る。ステップS5では、モニタ22に目詰まり信号を出力する。目詰まり信号が出力されると、モニタ22はフィルタ11が目詰まりである旨の警報を発生する。例えば表示による警報や音声による警報を発生する。
以上の動作をまとめると次のようになる。掘削作業時において、フィルタ11が正常状態であれば、フィルタ11の前後差圧ΔPは図3の実線に示すように変化する。このとき放土動作時に前後差圧ΔPは所定値ΔPa以上となるが、その状態は所定時間t1を超えて継続しないので、モニタ22に目詰まり信号は出力されない。このため、モニタ22に目詰まりに関するメッセージが頻繁に表示されることはなく、オペレータは表示上の煩わしさを感じずにすむ。なお、ブーム下げ時にも前後差圧ΔPは所定値ΔPa以上となるが、この場合もΔP≧ΔPaの状態は所定時間t1を超えて継続しないので、目詰まり信号は出力されない。
一方、フィルタ11が目詰まり状態になると、フィルタ11の前後差圧ΔPは図3の点線に示すように変化する。このため、放土作業はΔP≧ΔPaの状態が所定時間t1を超えて継続する作業でないにも拘わらず、目詰まりの程度が所定レベル以上になると、ΔP≧ΔPaの状態が所定時間t1を超えて継続し、モニタ22に目詰まり信号が出力される(ステップS5)。これにより目詰まり判定のための煩雑な操作をすることなく目詰まり判定が自動的に行われるので、オペレータはフィルタ11の目詰まり状態を容易にかつ的確に把握できる。
第1の実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)放土作業に要する時間とそのときのフィルタ11の前後差圧ΔPとに基づき、所定時間t1と所定値ΔPaを設定し、フィルタ11の前後差圧ΔPが所定値ΔPa以上の状態が所定時間t1を超えて継続すると、目詰まり信号を出力するようにした。これにより掘削作業時に戻り油量が増加した状態でも、フィルタ11の目詰まりを精度よく判定できる。
(2)目詰まり判定時に作業流量を一定に調整する必要がないので、作業性を悪化することなく掘削作業を行うことができる。
(3)前後差圧ΔPが所定値ΔPa以上の状態が所定時間t1を超えて継続するまで目詰まり信号が出力されないので、目詰まりに関する情報がモニタ22に頻繁に表示されることがなく、オペレータは表示上の煩わしさを感じずにすむ。
(4)前後差圧ΔPが所定値ΔPa以上の状態が所定時間t1を超えて継続すると、目詰まり信号が自動的に出力されるので、目詰まり判定のための操作が不要であり、オペレータは目詰まり状態を遅れずに把握できる。すなわちオペレータの操作に拘わらず目詰まり判定を常時行うので、オペレータは最適なタイミングでフィルタ交換することができる。
−第2の実施の形態−
図6を参照して本発明によるフィルタ目詰まり装置の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なるのは、コントローラ20における処理である。以下では、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
図6は、第2の実施の形態に係るコントローラ20での処理の一例を示すフローチャートである。ステップS10では、タイマをリセットし(t=0)、ステップS11でタイマを起動する。ステップS12では、タイマの計測時間tが予め定めた所定時間t2以上か否かを判定する。所定時間t2は例えば所定時間t1と等しく設定される。ステップS12が否定されるとステップS11に戻り、計測時間tが所定時間t2を超えるまでタイマの計時が繰り返される。ステップS12が肯定されるとステップS13に進み、差圧検出器21からの信号によりフィルタ11の前後差圧ΔPを読み込む。ステップS14では、差圧ΔPが所定値ΔPa以上か否かを判定する。ステップS14でΔP<ΔPaと判定されるとステップS18に進み、カウンタをリセットし(N=0)、ステップS10に戻る。
一方、ステップS14でΔP≧ΔPaと判定されるとステップS15に進み、カウンタに1を加算する。ステップS16では、カウント値Nが所定値N1(例えば2)以上であるか否かを判定する。ステップS16が肯定されるとステップS17に進み、否定されるとステップS10に戻る。ステップS17では、モニタ22に目詰まり信号を出力する。
以上の第2の実施の形態では、カウンタをリセットしてから所定時間t2経過後のフィルタ11の前後差圧ΔPが所定値ΔPa以上であれば、カウンタに1を加算し(ステップS15)、N=1となる。そこからタイマを起動し、所定時間t2経過後の差圧ΔPが所定値ΔPa以上であれば、さらにカウンタに1を加算する(ステップS15)。これによりN=2となってモニタ22に目詰まり信号が出力され(ステップS17)、オペレータはモニタ22の表示等により目詰まり状態を把握できる。
このように第2の実施の形態によれば、所定時間t2毎にフィルタ11の前後差圧ΔPを検出し、差圧が所定値ΔPa以上となってから所定時間t2経過後の差圧が所定値ΔPa以上であれば、モニタ22に目詰まり信号を出力するようにした。これにより、第1の実施の形態と同様、オペレータは表示上の煩わしさを感じることなく、目詰まり状態を的確に把握できる。なお、第2の実施の形態では、所定値N1を2に設定したが、所定値N1を3以上に設定してもよい。所定値N1=3とした場合には、所定時間t2をt1/2として設定すればよい。
上記実施の形態では、放土作業により差圧ΔPが所定値ΔPa以上となる時間を所定時間t1に設定したが、目詰まり状態を確実に検出するために、差圧ΔPが所定値ΔPa以上となる時間よりも長い時間(例えば放土作業に要する時間t0)を所定時間t1として設定してもよい。作動油温度やエンジン回転数に応じて差圧ΔPの特性は微妙に変化する。そこで、作動油温度を検出する油温センサやエンジン回転数を検出する回転数検出センサを設け、所定値ΔPaおよび所定時間t1,t2を、検出された作動油温度やエンジン回転数などに応じて変更してもよい。これにより目詰まり判定をより精度よく行うことができる。
上記実施の形態では、フィルタ11の前後差圧ΔPに基づきフィルタ11の目詰まりの程度を検出したが、戻り油量に応じて変化する他の物理量に基づき目詰まりの程度を検出してもよく、目詰まり検出手段は上述したものに限らない。差圧ΔPが所定値ΔPa以上の状態、つまり所定レベル以上の目詰まりが所定時間t1を超えて継続すると、フィルタ11が目詰まりであると判定し、目詰まり信号を出力するようにしたが、少なくともアームダンプ時に目詰まり検出を無効化するのであれば、目詰まり判定手段としてのコントローラ20の構成は上述したものに限らない。
上記実施の形態では、所定時間t1の経過により放土作業を検出したが、操作レバーの操作等により目詰まり検出を無効化する作業を検出してもよい。上記実施の形態では、アームダンプ時だけでなくブーム下げ時にも目詰まり検出を無効化するようにしたが、戻り油量が増加する他の作業においても、同様にして目詰まり検出を無効化するようにしてもよい。
なお、戻り油量に応じて変化する前後差圧ΔP等の物理量に基づき、作動油タンクへの戻り油を濾過するフィルタ11の目詰まりの程度を検出する目詰まり検出手順(ステップS1,ステップS13)と、戻り油量が増加する作業中のときは、目詰まり検出手順による目詰まり検出を無効化し、戻り油量が増加する作業中でないにも拘わらず、目詰まり検出手順で所定レベル以上の目詰まりが検出されると、フィルタ11が目詰まりであると判定する目詰まり判定手順(ステップS2〜ステップS4,ステップS13〜ステップS16)と、目詰まり判定手順でフィルタ11が目詰まりであると判定されると、目詰まり信号を出力する信号出力手順(ステップS5,ステップS17)とを備えるのであれば、本発明によるフィルタ目詰まり判定方法は、上述したものに限定されない。
以上では、目詰まり判定装置を油圧ショベルに適用する例について説明したが、他の建設機械にも同様に適用することができる。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態の目詰まり判定装置に限定されない。
本実施の形態に係るフィルタ目詰まり判定装置の構成を示す油圧回路図。 図1のフィルタ目詰まり判定装置を搭載した油圧ショベルの側面図。 掘削作業時におけるフィルタの前後差圧の変化の一例を示す図。 (a)は掘削作業時におけるシリンダへの油の流れを示す図であり、(b)は放土作業時におけるシリンダへの油の流れを示す図。 第1の実施の形態に係るフィルタ目詰まり判定装置における処理の一例を示すフローチャート。 第2の実施の形態に係るフィルタ目詰まり判定装置における処理の一例を示すフローチャート。
符号の説明
4a アームシリンダ
11 フィルタ
20 コントローラ
21 差圧検出器
22 モニタ

Claims (1)

  1. 少なくともアームを備えた作業用フロントと、
    ロッド室と前記ロッド室よりも受圧面積の大きいボトム室とを有し、前記ボトム室に圧油が供給されて前記ロッド室から圧油が排出されると伸張動作し、前記ロッド室に圧油が供給されて前記ボトム室から圧油が排出されると縮退動作し、前記縮退動作によるタンクへの戻り油量が前記伸張動作に比べて多い、前記作業用フロントを駆動する複数の油圧シリンダと、
    前記油圧シリンダから排出される圧油をフィルタを介して前記タンクへ戻す戻り油管路と、
    前記戻り油管路に設けられ、前記フィルタの前後差圧を検出する差圧検出器とを備え、
    前記複数の油圧シリンダは、少なくともアームを駆動するアームシリンダを含む建設機械のフィルタ目詰まり判定装置において、
    前記フィルタが目詰まりをしていない正常状態における前記油圧シリンダの伸張動作による戻り油量によって生じる伸張動作時の前記前後差圧と、縮退動作による戻り油量によって生じる縮退動作時の前記前後差圧との間の所定差圧を基準差圧として設定するととともに、
    前記正常状態における前記油圧シリンダの動作時に前記前後差圧が前記基準差圧以上となる時間を基準時間として設定し、
    前記差圧検出器によって検出された前記前後差圧が前記基準差圧以上となる状態が前記基準時間を超えたときに、前記フィルタの目詰まりを判定し、前記基準時間以内のときには、目詰まりを判定しない目詰まり判定手段と、
    前記目詰まり判定手段により前記フィルタの目詰まりが判定されると、警報を発する警報手段とを備えることを特徴とする建設機械のフィルタ目詰まり判定装置。
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