JP4869383B2 - 実装条件決定方法 - Google Patents

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本発明は、基板に部品を実装する部品実装機の実装条件決定方法に関し、特に、基板が搬送される複数の搬送レーンを並列に備える部品実装機における実装条件決定方法に関する。
部品実装機には、複数の搬送レーンを並列に備える部品実装機がある。この部品実装機は、搬送レーンごとに基板を搬送し、基板に部品を実装する。つまり、複数の搬送レーンを並列に備える部品実装機を用いることで、1つの搬送レーンしか備えない部品実装機を用いるよりも、単位面積あたりのスループット(単位時間あたりの生産枚数)が向上する。
従来、このような複数の搬送レーンを備える部品実装機の実装条件決定方法として、複数の搬送レーン上を搬送される基板それぞれに、対向する2つの装着ヘッドが部品を実装する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−204191号公報
しかしながら、上記の実装条件決定方法では、スループットを最大にすることができない場合があるという問題がある。以下に、その理由について説明する。
複数の搬送レーンを備える部品実装機では、複数の搬送レーン上を搬送される基板それぞれに、対向する2つの装着ヘッドが部品を実装する。このため、複数の搬送レーン上を搬送される基板それぞれに実装する部品が異なる場合、例えば装着ヘッドに異なる吸着ノズルを配置することが必要になる。つまり、それぞれの基板に部品を実装するために必要な様々な吸着ノズルを装着ヘッドに配置する必要があり、装着ヘッドが1つの基板に実装するために必要な吸着ノズルの数が制約される。
これにより、装着ヘッドが部品を吸着して基板に当該部品を装着する1回の部品実装動作で、装着ヘッドが1つの基板に実装できる部品の数が制約される。そして、この制約から、多くの部品実装動作を行う必要が生じるため、スループットの向上を図ることができない。
例えば、8本の吸着ノズルを配置可能な装着ヘッドにおいて、配置された8本の吸着ノズルの種類によっては、1つの種類の基板に実装するために4本の吸着ノズルしか使用できない場合がある。この場合、8個の部品を基板に実装するために、2回の部品実装動作を行う必要があり、8本の吸着ノズルの全てが使用可能な場合に比べて、スループットが半減する。
このことから、上記の実装条件決定方法では、スループットを最大にすることができない場合があるという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、複数の搬送レーンを備える部品実装機において、スループットが最大になるように、スループットの向上を図ることができる実装条件決定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る実装条件決定方法は、基板に部品を実装する少なくとも1つの装着ヘッドと、前記装着ヘッドに部品を供給する少なくとも1つの部品供給部と、並列に配置された複数の搬送レーンとを備え、前記複数の搬送レーン上を搬送される複数の種類の基板に部品を実装する部品実装機が複数台備えられる生産ラインを対象とし、前記部品実装機の実装条件を決定する実装条件決定方法であって、前記搬送レーン上を搬送される基板に実装される部品の種類から定められ、1つの装着ヘッドが前記搬送レーン上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるツールが、前記複数の種類の基板のうち2つ以上の種類の基板間で同一である度合いをツール共通度とし、少なくとも1台の部品実装機での前記ツール共通度が高まるように、それぞれの部品について、前記複数台の部品実装機の部品供給部の中から当該部品が配置される部品供給部を決定する部品配置決定ステップを含む。
これにより、生産ラインにおいて、少なくとも1台の部品実装機でのツール共通度が高まるように、部品実装機間でそれぞれの部品が配置される部品供給部が決定される。したがって、例えば装着ヘッドに多様な吸着ノズルを配置しないような部品の配置を、部品実装機間で決定することができる。つまり、装着ヘッドが1つの基板に実装するために多くの吸着ノズルを使用することができる。このため、装着ヘッドが1回の部品実装動作で1つの基板に実装できる部品の数を多くすることができ、少ない部品実装動作で基板に部品を実装することができる。したがって、スループットが最大になるように、スループットの向上を図ることができる。
また、基板に部品を実装する2つの装着ヘッドと、前記2つの装着ヘッドに部品を供給する2つの部品供給部と、前記2つの部品供給部の間に並列に配置された複数の搬送レーンとを備え、複数の搬送レーン上を搬送される複数の種類の基板に部品を実装する部品実装機の実装条件を決定する実装条件決定方法であって、前記搬送レーン上を搬送される基板に実装される部品の種類から定められ、1つの装着ヘッドが前記搬送レーン上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるツールが、前記複数の種類の基板のうち2つ以上の種類の基板間で同一である度合いをツール共通度とし、前記ツール共通度が高まるように、それぞれの部品について当該部品が配置される部品供給部を決定する部品配置決定ステップを含むことにしてもよい。
これにより、例えば1台の部品実装機において、ツール共通度が高まるように、それぞれの部品が配置される部品供給部が決定されるので、例えば装着ヘッドに多様な吸着ノズルを配置しないような部品の配置を決定することができる。つまり、装着ヘッドが1つの基板に実装するために多くの吸着ノズルを使用することができる。このため、装着ヘッドが1回の部品実装動作で1つの基板に実装できる部品の数を多くすることができ、少ない部品実装動作で基板に部品を実装することができる。したがって、スループットが最大になるように、スループットの向上を図ることができる。
また、好ましくは、さらに、1の搬送レーン上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるツールと、他の搬送レーンそれぞれの上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるそれぞれのツールとの前記ツール共通度を算出する共通度算出ステップと、前記算出されたツール共通度が予め定められた第一閾値以上か否かを判断する共通度判断ステップとを含み、前記部品配置決定ステップでは、前記算出されたツール共通度の少なくとも1つが前記第一閾値以上であると判断されるように、それぞれの部品について当該部品が配置される部品供給部を決定する。
これにより、少なくとも1つのツール共通度が第一閾値以上になるように部品を配置できるので、第一閾値以上のツール共通度になるツールを使用する装着ヘッドに、例えば多様な吸着ノズルを配置しなくてもよい。つまり、装着ヘッドが1つの基板に実装するために多くの吸着ノズルを使用することができる。このため、装着ヘッドが1回の部品実装動作で1つの基板に実装できる部品の数を多くすることができ、少ない部品実装動作で基板に部品を実装することができる。したがって、スループットが最大になるように、スループットの向上を図ることができる。
また、前記部品配置決定ステップでは、前記複数台の部品実装機の一方の部品実装機の部品供給部に配置されている部品と、前記複数台の部品実装機の他方の部品実装機の部品供給部に配置されている部品とが同一種類の部品の場合、前記同一種類の部品を前記一方の部品実装機の部品供給部及び前記他方の部品実装機の部品供給部のいずれか一方の部品供給部に配置し直すことにより、それぞれの部品について当該部品が配置される部品供給部を決定してもよい。
これにより、同一種類の部品を配置し直すことで、ツール共通度が高まる。このため、少ない部品実装動作で基板に部品を実装することができ、スループットが最大になるように、スループットの向上を図ることができる。
また、好ましくは、さらに、前記ツールが、前記部品供給部に配置され部品が収納される部品カセットである場合に、1つの装着ヘッドが前記2つ以上の種類の基板のうち1つ以上の種類の基板に実装する部品が全て収納されるのに必要な前記部品カセットの数が、予め定められた第二閾値以下か否かを判断する部品判断ステップを含み、前記共通度算出ステップでは、前記部品カセットの数が前記第二閾値以下であると判断された場合、前記2つ以上の種類の基板それぞれが搬送される搬送レーン間での前記ツール共通度が前記第一閾値以上であると算出し、前記部品カセットの数が前記第二閾値より大きいと判断された場合、前記2つ以上の種類の基板それぞれが搬送される搬送レーン間での前記ツール共通度が前記第一閾値より小さいと算出する。
これにより、ツールが部品カセットの場合、部品カセットの数が部品供給部に配置できる許容量を超えてしまうのを防ぎつつ、スループットの向上を図ることができる。
なお、本発明は、このような実装条件決定方法として実現することができるだけでなく、その方法に従って実装条件を決定する装置やプログラム、そのプログラムを格納する記憶媒体としても実現することができる。さらに、本発明は、その方法に従って実装条件を決定して基板に部品を実装する部品実装機や部品実装方法としても実現することができる。
本発明により、複数の搬送レーンを備える部品実装機において、スループットが最大になるように、スループットの向上を図ることができる実装条件決定方法を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る部品実装システムの構成を示す外観図である。 部品実装システムの複数の部品実装機の構成を示す平面図である。 部品実装機の内部の主要な構成を示す平面図である。 装着ヘッドと部品カセットの位置関係を示す模式図である。 部品を収めた部品テープ及びリールの例を示す図である。 本実施の形態における実装条件決定装置の機能構成を示すブロック図である。 NCデータの一例を示す図である。 部品ライブラリの一例を示す図である。 本実施の形態における実装条件決定装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態における実装条件決定装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態における実装条件決定方法の一例を説明する図である。 本実施の形態における実装条件決定方法の一例を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る実装条件決定方法を実現する部品実装システム10の構成を示す外観図である。
部品実装システム10は、基板に部品を実装し、回路基板を生産する生産ラインであり、実装条件決定装置100と複数の部品実装機200(図1に示す例では、9台の部品実装機)とを備えている。
実装条件決定装置100は、本発明に係る実装条件決定方法を実行する装置である。この実装条件決定装置100は、スループットを向上することができるように実装条件を決定する。
部品実装機200は、部品実装システム10の一部として、実装条件決定装置100により決定された条件で、電子部品などの部品を基板に実装する。
図2は、部品実装システム10の複数の部品実装機200の構成を示す平面図である。
同図に示すように、複数の部品実装機200は、上流から下流に向けて基板21、23を送りながら部品を実装していく。
つまり、まず上流側の部品実装機200(同図に示す部品実装機MC1)が基板21、23を受け取り、その基板21、23に対して部品を実装する。そして、その部品が実装された基板21、23が下流側の部品実装機200(同図に示す部品実装機MC2)に送り出される。
このようにして、各部品実装機200に基板21、23が順次送られ、部品が実装される。
図3は、部品実装機200の内部の主要な構成を示す平面図である。ここで、基板の搬送方向をX軸方向、水平面内でX軸方向と直交する部品実装機の前後方向をY軸方向とする。
部品実装機200は、2つの基板21および基板23がそれぞれ搬送される搬送レーン215および搬送レーン217と、この2つの基板に対して部品を実装する2つの実装ユニット210a、210bとを備えている。
搬送レーン215は実装ユニット210aの側に、搬送レーン217は実装ユニット210bの側に、それぞれがX軸方向と平行になるように配置されている。
そして、搬送レーン215は、それぞれがX軸方向に平行な固定レール215aと可動レール215bとから構成されている。固定レール215aの位置は予め固定されており、可動レール215bは、搬送される基板21のY軸方向の長さに応じてY軸方向に移動可能である。
また、搬送レーン215と同様に、搬送レーン217は、それぞれがX軸方向に平行な固定レール217aと可動レール217bとから構成されている。そして、固定レール217aの位置は予め固定されており、可動レール217bは、搬送される基板23のY軸方向の長さに応じてY軸方向に移動可能である。
また、搬送レーン215および搬送レーン217上を、基板21および基板23がそれぞれ独立して搬送される。
2つの実装ユニット210a、210bは、基板21および基板23に対して実装作業を行う。
実装ユニット210aと実装ユニット210bはそれぞれ同様の構成を有している。つまり、実装ユニット210aは、部品供給部211a、装着ヘッド213a及び部品認識カメラ(図示せず)を備えている。同様に、実装ユニット210bは、部品供給部211b、装着ヘッド213b及び部品認識カメラ(図示せず)を備えている。
ここで、実装ユニット210aの詳細な構成について説明する。なお、実装ユニット210bの詳細な構成の説明については、実装ユニット210aと同様であるため、省略する。
部品供給部211aは、部品テープを収納する複数の部品カセット212aの配列からなる。なお、部品テープとは、例えば、同一部品種の複数の部品がテープ(キャリアテープ)上に並べられたものであり、リール等に巻かれた状態で供給される。また、部品テープに並べられる部品は、例えばチップ等であって、具体的には大きさが4mm×2mmの0402チップ部品や大きさが10mm×5mmの1005チップ部品などである。
装着ヘッド213aは、例えば最大10個の吸着ノズルを備えることができ、部品供給部211aから最大10個の部品を吸着して、基板21および基板23に装着することができる。
部品認識カメラは、装着ヘッド213aに吸着された部品を撮影し、その部品の吸着状態を2次元又は3次元的に検査するために用いられる。
図4は、装着ヘッド213aと部品カセット212aの位置関係を示す模式図である。
上述のように、装着ヘッド213aには、例えば最大10個の吸着ノズルnzを取り付けることが可能である。10個の吸着ノズルnzが取り付けられた装着ヘッド213aは、最大10個の部品カセット212aのそれぞれから部品を同時に(1回の上下動作で)吸着することができる。
図5は、部品を収めた部品テープ及びリールの例を示す図である。
チップ型電子部品などの部品は、同図に示すキャリアテープ221に一定間隔で複数個連続的に形成された収納凹部221aに収納されて、この上面にカバーテープ222を貼り付けて包装される。そしてこのようにカバーテープ222が貼り付けられたキャリアテープ221は、リール223に所定の数量分だけ巻回されたテーピング形態でユーザに供給される。また、このようなキャリアテープ221およびカバーテープ222によって部品テープが構成される。なお、部品テープの構成は、同図に示す構成以外の他の構成であってもよい。
このような部品実装機200の実装ユニット210aは、装着ヘッド213aを部品供給部211aに移動させて、部品供給部211aから供給される部品をその装着ヘッド213aに吸着させる。そして、実装ユニット210aは、装着ヘッド213aを部品認識カメラ上に一定速度で移動させ、装着ヘッド213aに吸着された全ての部品の画像を部品認識カメラに取り込ませ、部品の吸着位置を正確に検出させる。さらに、実装ユニット210aは、装着ヘッド213aを例えば基板21に移動させて、吸着している全ての部品を基板21の実装点に順次装着させる。実装ユニット210aは、このような装着ヘッド213aによる吸着、移動、および装着という動作を繰り返し実行することにより、予め定められた全ての部品を基板21に実装する。
また、実装ユニット210bも、実装ユニット210aと同様に、装着ヘッド213bによる吸着、移動、および装着という動作を繰り返し実行する。これらにより、実装ユニット210aおよび実装ユニット210bは、予め定められた全ての部品を基板21および基板23に実装する。
そして、実装ユニット210aおよび実装ユニット210bはそれぞれ、相手の実装ユニットが部品を装着しているときには、部品供給部から部品を吸着し、逆に、相手の実装ユニットが部品供給部から部品を吸着しているときには、部品を装着するように、基板21および基板23に対する部品の実装を交互に行う。すなわち、部品実装機200はいわゆる交互打ちの部品実装機として構成されている。
なお、2つの実装ユニット210a、210bは、予め部品を実装するように設定された基板に対してのみ、部品を実装する。このため、基板21および基板23のうち、部品を実装するように設定されていない基板は、実装されずに次の部品実装機200に搬送される。
つまり、各部品実装機200は、各搬送レーンに搬送される基板21および基板23のいずれにも部品を実装することが可能な構成となっているが、各部品実装機200は、予め部品を実装するように設定された基板に対してのみ部品を実装し、部品を実装するように設定されていない基板は、実装されずに次の部品実装機に搬送されるように、実装条件を決定することができる。
また、このような部品実装機200の基板の生産方法には、いわゆる同期モードと呼ばれる方法と非同期モードと呼ばれる方法の2種類の方法がある。
同期モードでは、2つ以上の搬送レーンそれぞれに基板が搬入された後に、搬入された複数の基板に対して、部品の実装を開始するモードである。非同期モードでは、複数の搬送レーンのうち、いずれか1つの搬送レーンに基板が搬入された後に、搬入された1枚の基板に対して、部品の実装を開始するモードである。
非同期モードでは、例えば搬送レーン215上の基板21に部品を実装している間に、搬送レーン217上を基板23が搬送されるため、基板23の搬送時間を考慮しなくてもよい。この点で、非同期モードでは、同期モードよりもスループットの向上を図ることができる。
ここでは、部品実装機200の基板の生産方法は、非同期モードで行われるものとする。
図6は、本実施の形態における実装条件決定装置100の機能構成を示すブロック図である。
この実装条件決定装置100は、スループットを向上することができるように実装条件を決定する等の処理を行なうコンピュータである。この実装条件決定装置100は、演算制御部101、表示部102、入力部103、メモリ部104、プログラム格納部105、通信I/F(インターフェース)部106及びデータベース部107を備えている。
この実装条件決定装置100は、本発明に係るプログラムをパーソナルコンピュータ等の汎用のコンピュータシステムが実行することによって実現され、部品実装機200と接続されていない状態で、スタンドアローンのシミュレータ(実装条件の決定ツール)としても機能する。なお、この実装条件決定装置100の機能が部品実装機200の内部に備わっていても構わない。
演算制御部101は、CPU(Central Processing Unit)や数値プロセッサ等であり
、オペレータからの指示等に従って、プログラム格納部105からメモリ部104に必要なプログラムをロードして実行し、その実行結果に従って、各構成要素102〜107を制御する。
表示部102はCRT(Cathode-Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等であり、入力部103はキーボードやマウス等であり、これらは、演算制御部101による制御の下で、実装条件決定装置100とオペレータとが対話する等のために用いられる。
通信I/F部106は、LAN(Local Area Network)アダプタ等であり、実装条件決定装置100と部品実装機200との通信等に用いられる。メモリ部104は、演算制御部101による作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)等である。
プログラム格納部105は、実装条件決定装置100の機能を実現する各種プログラムを記憶しているハードディスク等である。プログラムは、部品実装機200による実装条件を決定するプログラムであり、機能的に(演算制御部101によって実行された場合に機能する処理部として)、部品配置決定部105aを備えている。
部品配置決定部105aは、ツール共通度が高まるように、それぞれの部品について当該部品が配置される部品供給部を決定する。ここで、ツール共通度とは、搬送レーン上を搬送される基板に実装される部品の種類から定められ、1つの装着ヘッドが搬送レーン上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるツールが、複数の種類の基板のうち2つ以上の種類の基板間で同一である度合いである。
具体的には、部品配置決定部105aは、少なくとも1台の部品実装機200でのツール共通度が高まるように、それぞれの部品について、複数台の部品実装機200の部品供給部の中から当該部品が配置される部品供給部を決定する。
また、部品配置決定部105aは、1台の部品実装機200において少なくとも1つの装着ヘッドでのツール共通度が高まるように、それぞれの部品について、1台の部品実装機200が備える2つの部品供給部211a、211bの中から当該部品が配置される部品供給部を決定する。
データベース部107は、この実装条件決定装置100による実装条件決定処理等に用いられるデータであるNCデータ107aおよび部品ライブラリ107b等を記憶するハードディスク等である。
図7〜図8は、それぞれ、NCデータ107aおよび部品ライブラリ107bの一例を示す図である。
図7は、NCデータ107aの一例を示す図である。
NCデータ107aは、実装の対象となる全ての部品の実装点を示す情報の集まりである。1つの実装点piは、部品種ci、X座標xi、Y座標yi、制御データφi、および実
装角度θiからなる。ここで、部品種は、図8に示される部品ライブラリ107bにおけ
る部品名に相当し、X座標及びY座標は、実装点の座標(基板上の特定位置を示す座標)であり、制御データは、その部品の実装に関する制約情報(使用可能な吸着ノズルnzのタイプ、装着ヘッドの最高移動加速度等)を示す。実装角度θiは、部品種ciの部品を吸着したノズルが回転すべき角度を示す。なお、最終的に求めるべきNC(Numeric Control)データとは、ラインタクトが最小となるような実装点の並びである。
図8は、部品ライブラリ107bの一例を示す図である。
部品ライブラリ107bは、部品実装機200が扱うことができる全ての部品種それぞれについての固有の情報を集めたライブラリである。この部品ライブラリ107bは、同図に示すように、部品種(部品名)ごとの部品サイズ、タクト(一定条件下における部品種に固有のタクト)、その他の制約情報(使用可能な吸着ノズルnzのタイプ、部品認識カメラによる認識方式、装着ヘッドの最高加速度比等)からなる。なお、本図には、参考として、各部品種の部品の外観も併せて示されている。部品ライブラリ107bには、その他に、部品の色や形状などの情報が含まれていてもよい。
次に、本実施の形態における実装条件決定装置100の動作の一例について説明する。
図9および図10は、本実施の形態における実装条件決定装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
部品配置決定部105aは、ツール共通度が高まるように、それぞれの部品について当該部品が配置される部品供給部を決定する。
つまり、まず、図9に示すように、部品配置決定部105aは、ツールの情報を取得する(S102)。
具体的には、ツールとは、装着ヘッド213a、213b、吸着ノズルnz、または部品カセット212a、212bである。そして、ツールの情報とは、装着ヘッド213a、213bに配置される吸着ノズルnzの本数、吸着ノズルnzの種類、または部品カセット212a、212bの種類などである。
そして、部品配置決定部105aは、取得したツールの情報から、1の搬送レーン上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるツールと、他の搬送レーンそれぞれの上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるそれぞれのツールとのツール共通度を算出する(S104)。
次に、部品配置決定部105aは、算出されたツール共通度が予め定められた第一閾値以上か否かを判断する(S106)。
部品配置決定部105aは、算出されたツール共通度の少なくとも1つが第一閾値以上であると判断されるように、それぞれの部品について当該部品が配置される部品供給部を決定する。
具体的には、部品配置決定部105aは、算出されたツール共通度の全てが第一閾値より小さいと判断した場合(S106でNO)、部品供給部211a、211bに配置されている部品を配置し直す(S108)。そして、部品配置決定部105aは、部品が配置し直された状態で、再度ツール共通度を算出する(S104)。
部品配置決定部105aは、算出されたツール共通度の少なくとも1つが第一閾値以上であると判断すれば(S106でYES)、部品が配置し直された状態を部品供給部211a、211bへの部品の配置として、決定する(S110)。
図10は、ツール共通度を算出する処理(図9のS104)の一例を示すフローチャートである。
まず、部品配置決定部105aは、ツールが部品カセット212a、212bであるか否かを判断する(S202)。
部品配置決定部105aは、ツールが部品カセット212a、212bでないと判断した場合(S202でNO)、1の搬送レーン上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるツールと、他の搬送レーンそれぞれの上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるそれぞれのツールとのツール共通度を算出する(S204)。
ここで、ツールが部品カセット212a、212bでない場合とは、ツールが吸着ノズルnz、または装着ヘッド213a、213bである場合である。また、ツール共通度とは、使用するツールが、複数の種類の基板のうち2つ以上の種類の基板間で同一である度合いである。
つまり、ツールが同一とは、ツールが吸着ノズルnzの場合は、使用する吸着ノズルnzの種類が同一のことであり、ツールが装着ヘッド213a、213bの場合は、装着ヘッド213a、213bの種類が同一、例えば、使用する装着ヘッド213a、213bに備えられた吸着ノズルnzの本数が同一のことである。具体的には、ツール共通度とは、例えば、ツールが吸着ノズルnzの場合は、吸着ノズルnz全体に対して2つ以上の種類の基板それぞれが搬送される搬送レーン間で共通して使用される吸着ノズルnzの割り合いである。
また、部品配置決定部105aは、ツールが部品カセット212a、212bであると判断した場合(S202でYES)、1つの装着ヘッドが実装すべき2つ以上の種類の基板のうち1つ以上の種類の基板に実装する部品が全て収納されるのに必要な部品カセットの数が、予め定められた第二閾値以下か否かを判断する(S206)。つまり、部品配置決定部105aは、1つの装着ヘッドが2つ以上の種類の基板全てに実装するために用いられる部品カセットの延べ数が、第二閾値以下か否かを判断する。
部品配置決定部105aは、部品カセットの数が第二閾値以下であると判断した場合、2つ以上の種類の基板それぞれが搬送される搬送レーン間でのツール共通度が第一閾値以上であると算出する(S208)。
また、部品配置決定部105aは、部品カセットの数が第二閾値より大きいと判断した場合、2つ以上の種類の基板それぞれが搬送される搬送レーン間でのツール共通度が第一閾値より小さいと算出する(S210)。
次に、本実施の形態における実装条件決定方法について、具体的に説明する。
図11および図12は、本実施の形態における実装条件決定方法の一例を説明する図である。
図11に示すように、部品実装システム10は、2台の部品実装機200である部品実装機MC1および部品実装機MC2を備えている。なお、部品実装機200は、交互打ちおよび非同期モードの部品実装機である。また、装着ヘッド213a、213bは、それぞれ8本の吸着ノズルnzを備えていることとする。
ここで、同図および以下に説明する図において、説明の便宜のため、装着ヘッド213a、213bを大きく図示している。また、基板21、23の中に記載の記号は基板の種類を示し、基板21、23の中に記載の数値は、実装する部品の員数を示している。さらに、装着ヘッド213a、213bの中に記載の記号は、実装する基板の種類を示している。そして、装着ヘッド213a、213bの中に記載の左側の数値は、実装する部品の員数を示し、右側の数値は、部品の実装に使用される吸着ノズルnzの本数を示している。
つまり、同図に示すように、部品員数100の基板種Aの基板23が搬送レーン217に搬送され、部品実装機MC1により部品員数50が実装され、搬送レーン217上を搬送されて、部品実装機MC2により残りの部品員数50が実装される。同様に、部品員数80の基板種Bの基板21が搬送レーン215に搬送され、部品実装機MC1により部品員数40が実装され、搬送レーン215上を搬送されて、部品実装機MC2により残りの部品員数40が実装される。
また、部品実装機MC1では、装着ヘッド213a、213bともに基板種Aの基板23に部品員数25の部品を実装し、基板種Bの基板21に部品員数20の部品を実装する。部品実装機MC2についても、同様である。
このような部品実装システム10において、まず、部品配置決定部105aは、ツールの情報を取得する(図9のS102)。なお、部品配置決定部105aは、このツールの情報を、入力部103を介してオペレータから取得してもよいし、予め設定されたデータなどから取得してもよい。
ここでは、ツールが吸着ノズルnzであるとする。つまり、部品配置決定部105aは、ツールの情報として、搬送レーン上を搬送される基板に部品を実装するために使用する吸着ノズルnzの種類を取得する。具体的には、部品配置決定部105aは、例えば装着ヘッド213bが搬送レーン217上を搬送される基板種Aの基板23に部品を実装するのに使用される吸着ノズルnzの種類と、装着ヘッド213bが搬送レーン215上を搬送される基板種Bの基板21に部品を実装するのに使用される吸着ノズルnzの種類とを取得する。
そして、部品配置決定部105aは、取得したツールの情報から、1の搬送レーン上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるツールと、他の搬送レーンそれぞれの上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるそれぞれのツールとのツール共通度を算出する(図9のS104)。
具体的には、まず、部品配置決定部105aは、ツールが部品カセット212a、212bであるか否かを判断する(図10のS202)。
ここでは、ツールは吸着ノズルnzであるので、部品配置決定部105aは、ツールが部品カセット212a、212bでないと判断し(図10のS202でNO)、1の搬送レーン上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるツールと、他の搬送レーンそれぞれの上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるそれぞれのツールとのツール共通度を算出する(図10のS204)。
具体的には、部品配置決定部105aは、取得されたツールの情報である装着ヘッド213bが基板23に部品を実装するのに使用される吸着ノズルnzの種類と、装着ヘッド213bが基板21に部品を実装するのに使用される吸着ノズルnzの種類とから、搬送レーン217でのツールである装着ヘッド213bの吸着ノズルnzと搬送レーン215でのツールである装着ヘッド213bの吸着ノズルnzとのツール共通度を算出する。
ここでは、図11に示すように、部品実装機MC1において、搬送レーン217に搬送される基板種Aの基板23に部品を実装するのに使用される装着ヘッド213bの吸着ノズルnzは5本である。また、同様に、搬送レーン215に搬送される基板種Bの基板21に部品を実装するのに使用される装着ヘッド213bの吸着ノズルnzは5本である。このため、装着ヘッド213bには合計8本の吸着ノズルnzが備えられているので、2本の吸着ノズルnzが基板21および基板23の両方に部品を実装するのに使用されている。つまり、装着ヘッド213bの吸着ノズルnzのツール共通度は、2/8の25%である。
このようにして、部品配置決定部105aは、搬送レーン215と搬送レーン217とでの部品実装機MC1の装着ヘッド213bの吸着ノズルnzのツール共通度を25%と算出する。また、同様に、部品配置決定部105aは、部品実装機MC1の装着ヘッド213aや、部品実装機MC2の装着ヘッド213a、213bの、吸着ノズルnzのツール共通度についても算出する。
次に、部品配置決定部105aは、算出されたツール共通度が予め定められた第一閾値以上か否かを判断する(図9のS106)。ここで、予め定められた第一閾値を、50%とする。そして、例えば、算出された部品実装機MC1の装着ヘッド213bの吸着ノズルnzのツール共通度が25%であるので、部品配置決定部105aは、算出されたツール共通度が予め定められた第一閾値よりも小さいと判断する。また、部品実装機200は、搬送レーン215および搬送レーン217の2つの搬送レーンしか有さないため、部品配置決定部105aは、部品実装機MC1の装着ヘッド213bの吸着ノズルnzのツール共通度の全てが第一閾値より小さいと判断する。
また、部品配置決定部105aは、ツール共通度の全てが第一閾値より小さいと判断した場合(図9のS106でNO)、部品供給部211a、211bに配置されている部品を配置し直す(図9のS108)。
ここで、部品配置決定部105aは、少なくとも1台の部品実装機200でのツール共通度が高まるように、それぞれの部品について当該部品が配置される部品供給部を決定する。そして、部品配置決定部105aは、例えば、複数台の部品実装機の一方の部品実装機の部品供給部に配置されている部品と、複数台の部品実装機の他方の部品実装機の部品供給部に配置されている部品とが同一種類の部品の場合、当該同一種類の部品を一方の部品実装機の部品供給部及び他方の部品実装機の部品供給部のいずれか一方の部品供給部に配置し直すことにより、それぞれの部品について当該部品が配置される部品供給部を決定する。ここで、ツールは吸着ノズルnzであるので、当該同一種類の部品は、同一の吸着ノズルnzに吸着される部品をいう。
具体的には、例えば、部品実装機MC1で基板種Aの基板に装着ヘッド213bにより実装する部品(部品供給部211bに配置)と、部品実装機MC2で基板種Bの基板に装着ヘッド213aにより実装する部品(部品供給部211aに配置)とが同じ種類の部品であり同じ吸着ノズルnzで吸着される場合、かつ、その部品は部品実装機MC1で基板種Bの基板に装着ヘッド213aにより実装する部品(部品供給部211aに配置)には含まれていない場合には、当該部品を基板種Bの基板に実装する部品実装機を、部品実装機MC2から部品実装機MC1の装着ヘッド213aによる実装(当該部品を部品実装機MC1の部品供給部211aに配置)に変更するように、部品を配置し直す。これにより、部品実装機MC1で基板種Aの基板と基板種Bの基板の双方に当該部品を実装することができるので、部品実装機MC1でのツール共通度を高めることができる。
また、1台の部品実装機200の一方の部品供給部に配置されている部品と他方の部品供給部に配置されている部品とが同一種類の部品の場合、当該同一種類の部品を一方の部品供給部及び他方の部品供給部のいずれか一方の部品供給部に配置し直すことにより、それぞれの部品について当該部品が配置される部品供給部を決定してもよい。
具体的には、例えば、部品実装機MC1の装着ヘッド213bが部品供給部211bから吸着して基板種Aの基板に実装する部品と、部品実装機MC1の装着ヘッド213aが部品供給部211aから吸着して基板種Bの基板に実装する部品とが、同一種類の部品であり同じ吸着ノズルnzで吸着される場合、当該部品を同一の部品供給部に配置する。つまり、例えば、装着ヘッド213aが基板種Bの基板に実装する部品を、部品供給部211aから部品供給部211bに配置し直し、その部品を実装する装着ヘッドを、装着ヘッド213aから装着ヘッド213bに変更する。これにより、装着ヘッド213bで基板種Aの基板と基板種Bの基板の双方に当該部品を実装することができるので、ツール共通度を高めることができる。
なお、ツールが部品カセットである場合は、当該同一種類の部品は、同一の部品カセットに収納される部品である。
そして、部品配置決定部105aは、部品が配置し直された状態で、再度ツール共通度を算出する(図9のS104)。
ここで、部品配置決定部105aは、図12に示すように、部品を配置し直すこととする。つまり、同図に示すように、部品実装機MC1において、搬送レーン217に搬送される基板種Aの基板23に部品を実装するのに使用される装着ヘッド213bの吸着ノズルnzは8本になる。また、同様に、搬送レーン215に搬送される基板種Bの基板21に部品を実装するのに使用される装着ヘッド213bの吸着ノズルnzも8本になる。このため、装着ヘッド213bには合計8本の吸着ノズルnzが備えられているので、8本全ての吸着ノズルnzが基板21および基板23の両方に部品を実装するのに使用されている。つまり、装着ヘッド213bの吸着ノズルnzのツール共通度は、8/8の100%である。
このようにして、部品配置決定部105aは、搬送レーン215と搬送レーン217とでの部品実装機MC1の装着ヘッド213bの吸着ノズルnzのツール共通度を100%と算出する。また、同様に、部品配置決定部105aは、部品実装機MC1の装着ヘッド213aや、部品実装機MC2の装着ヘッド213a、213bの、吸着ノズルnzのツール共通度についても算出する。
次に、部品配置決定部105aは、算出されたツール共通度が第一閾値以上か否かを判断する(図9のS106)。ここで、第一閾値は50%であるので、部品配置決定部105aは、算出された部品実装機MC1の装着ヘッド213bの吸着ノズルnzのツール共通度が第一閾値以上であると判断する。
そして、部品配置決定部105aは、算出されたツール共通度の少なくとも1つが第一閾値以上であると判断すれば、部品が配置し直された状態を部品供給部211a、211bへの部品の配置として、決定する(図9のS110)。
つまり、部品配置決定部105aは、図12での状態を、部品供給部211a、211bへの部品の配置として決定する。
これにより、少なくとも1つのツール共通度が第一閾値以上になるように部品を配置できるので、第一閾値以上のツール共通度になるツールを使用する装着ヘッドに、例えば多様な吸着ノズルを配置しなくてもよい。つまり、装着ヘッドが1つの基板に実装するために多くの吸着ノズルを使用することができる。このため、装着ヘッドが1回の部品実装動作で1つの基板に実装できる部品の数を多くすることができ、少ない部品実装動作で基板に部品を実装することができる。
具体的には、図11に示された場合では、例えば部品実装機MC1の装着ヘッド213bが搬送レーン217上を搬送される基板23に部品員数25の部品を実装する際に、5本の吸着ノズルnzで5個ずつの部品を実装すれば、5回の部品実装動作が必要である。同様に、装着ヘッド213bが搬送レーン215上を搬送される基板21に部品員数20の部品を実装する際に、5本の吸着ノズルnzで5個ずつの部品を実装すれば、4回の部品実装動作が必要である。つまり、装着ヘッド213bが部品を実装するのに、合計9回の部品実装動作が必要である。また、部品実装機MC2についても同様である。
これに対し、図12に示された場合では、部品実装機MC1の装着ヘッド213bが搬送レーン217上を搬送される基板23に部品員数25の部品を実装する際に、8本の吸着ノズルnzで8個ずつの部品を実装することができるので、4回の部品実装動作が必要である。同様に、装着ヘッド213bが搬送レーン215上を搬送される基板21に部品員数20の部品を実装する際に、8本の吸着ノズルnzで8個ずつの部品を実装すれば、3回の部品実装動作が必要である。つまり、装着ヘッド213bが部品を実装するのに、合計7回の部品実装動作しか必要とされない。つまり、図12に示された構成とすることで、図11に示された場合と比較して、部品実装動作を2回減少させることができる。
したがって、スループットが最大になるように、スループットの向上を図ることができる。
以上、ツールが吸着ノズルnzの場合を説明したが、ツールは部品カセット212a、212bであってもよい。
この場合、部品配置決定部105aは、ツールが部品カセット212a、212bであると判断し(図10のS202でYES)、1つの装着ヘッドが複数の種類の基板のうち2つ以上の種類の基板に実装する部品が収納される部品カセットの数が、予め定められた第二閾値以下か否かを判断する(図10のS206)。
ここで、第二閾値とは、部品供給部211a、211bに配置できる部品カセット212a、212bの許容量である。つまり、例えば、部品カセット212aの数が第二閾値以下であれば、全ての部品カセット212aを部品供給部211aに配置することができる。また、部品カセット212aの数が第二閾値より大きければ、部品カセット212aを全ては部品供給部211aに配置することができない。
部品配置決定部105aは、部品カセットの数が第二閾値以下であると判断した場合、2つ以上の種類の基板それぞれが搬送される搬送レーン間でのツール共通度が第一閾値以上であると算出する(図10のS208)。
また、部品配置決定部105aは、部品カセットの数が第二閾値より大きいと判断した場合、2つ以上の種類の基板それぞれが搬送される搬送レーン間でのツール共通度が第一閾値より小さいと算出する(図10のS210)。
そして、部品配置決定部105aは、部品カセット212a、212bを全て部品供給部211a、211bに配置できるように、部品の配置を決定する(図9のS106〜S110)。なお、部品配置決定部105aがツール共通度を算出した後の処理(図9のS106〜S110)は、図9での説明と同様であるため、省略する。
これにより、ツールが部品カセット212a、212bの場合、部品カセット212a、212bの数が部品供給部211a、211bに配置できる許容量を超えてしまうのを防ぐことができる。
このように、本発明に係る実装条件決定方法によれば、部品実装機が複数の搬送レーンを備える生産ラインにおいて、スループットが最大になるように、スループットの向上を図ることができる。
以上、本発明に係る実装条件決定方法について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
つまり、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施の形態では、部品実装機200は、2つの装着ヘッド213a、213bと2つの部品供給部211a、211bとを備えることとした。しかし、部品実装機200は、1つの装着ヘッドと1つの部品供給部とを備えており、複数の吸着ノズルを具備した当該装着ヘッドを図3に示されたXY方向に移動させるモジュラータイプの部品実装機であってもよい。
この場合、例えば、部品実装機MC1及びMC2ともに1つの装着ヘッドと1つの部品供給部しか備えておらず、部品実装機MC1で搬送レーン217上を搬送される基板種Aの基板に実装される部品と、部品実装機MC2で搬送レーン215上を搬送される基板種Bの基板に実装される部品とが同じ種類の部品であり同じ吸着ノズルnzで吸着される場合、かつ、その部品は部品実装機MC1で基板種Bの基板に実装される部品には含まれていない場合には、当該部品を部品実装機MC2から部品実装機MC1による実装に変更するように、部品を配置し直す。これにより、部品実装機MC1で基板種Aの基板と基板種Bの基板の双方に当該部品を実装することができるので、部品実装機MC1でのツール共通度を高めることができる。
また、本実施の形態では、部品実装機200は、2つの搬送レーンを備えることとしたが、搬送レーンは2つでなくとも、3つ以上であってもよい。
また、本実施の形態では、部品実装機200は、2つの基板種の基板に実装することとしたが、基板種は2つでなくとも、3つ以上であってもよい。
また、本実施の形態では、部品配置決定部105aは、ツールが部品カセットの場合、部品カセットの数が第二閾値より大きいと判断すれば、ツール共通度が第一閾値より小さいと算出することとした。しかし、部品配置決定部105aは、ツールが部品カセットの場合のツール共通度を算出し、算出されたツール共通度が第一閾値以上か否かを判断することにしてもよい。ここで、ツールが部品カセットの場合のツール共通度とは、例えば、基板種A及び基板種Bの基板に実装するために必要な全ての部品カセットの数に対する、基板種Aと基板種Bの両方の基板に共通する部品を収納した部品カセットの数の割合である。
本発明は、基板が搬送される複数の搬送レーンを並列に備える部品実装機における実装条件決定方法に適用でき、特に、スループットが最大になるように、スループットを向上することができる実装条件決定方法等に適用できる。
10 部品実装システム
21、23 基板
100 実装条件決定装置
101 演算制御部
102 表示部
103 入力部
104 メモリ部
105 プログラム格納部
105a 部品配置決定部
106 通信I/F部
107 データベース部
107a NCデータ
107b 部品ライブラリ
200 部品実装機
210a、210b 実装ユニット
211a、211b 部品供給部
212a、212b 部品カセット
213a、213b 装着ヘッド
215、217 搬送レーン

Claims (9)

  1. 基板に部品を実装する少なくとも1つの装着ヘッドと、前記装着ヘッドに部品を供給する少なくとも1つの部品供給部と、並列に配置された複数の搬送レーンとを備え、前記複数の搬送レーン上を搬送される複数の種類の基板に部品を実装する部品実装機が複数台備えられる生産ラインを対象とし、前記部品実装機の実装条件を決定する実装条件決定方法であって、
    前記搬送レーン上を搬送される基板に実装される部品の種類から定められ、1つの装着ヘッドが前記搬送レーン上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるツールが、前記複数の種類の基板のうち2つ以上の種類の基板間で同一である度合いをツール共通度とし、少なくとも1台の部品実装機での前記ツール共通度が高まるように、それぞれの部品について、前記複数台の部品実装機の部品供給部の中から当該部品が配置される部品供給部を決定する部品配置決定ステップと、
    1の搬送レーン上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるツールと、他の搬送レーンそれぞれの上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるそれぞれのツールとの前記ツール共通度を算出する共通度算出ステップと、
    前記算出されたツール共通度が予め定められた第一閾値以上か否かを判断する共通度判断ステップとを含み、
    前記部品配置決定ステップでは、前記算出されたツール共通度の少なくとも1つが前記第一閾値以上であると判断されるように、それぞれの部品について当該部品が配置される部品供給部を決定する
    ことを特徴とする実装条件決定方法。
  2. 基板に部品を実装する2つの装着ヘッドと、前記2つの装着ヘッドに部品を供給する2つの部品供給部と、前記2つの部品供給部の間に並列に配置された複数の搬送レーンとを備え、複数の搬送レーン上を搬送される複数の種類の基板に部品を実装する部品実装機の実装条件を決定する実装条件決定方法であって、
    前記搬送レーン上を搬送される基板に実装される部品の種類から定められ、1つの装着ヘッドが前記搬送レーン上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるツールが、前記複数の種類の基板のうち2つ以上の種類の基板間で同一である度合いをツール共通度とし、前記ツール共通度が高まるように、それぞれの部品について当該部品が配置される部品供給部を決定する部品配置決定ステップと、
    1の搬送レーン上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるツールと、他の搬送レーンそれぞれの上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるそれぞれのツールとの前記ツール共通度を算出する共通度算出ステップと、
    前記算出されたツール共通度が予め定められた第一閾値以上か否かを判断する共通度判断ステップとを含み、
    前記部品配置決定ステップでは、前記算出されたツール共通度の少なくとも1つが前記第一閾値以上であると判断されるように、それぞれの部品について当該部品が配置される部品供給部を決定する
    ことを特徴とする実装条件決定方法。
  3. 前記部品配置決定ステップでは、前記複数台の部品実装機の一方の部品実装機の部品供給部に配置されている部品と、前記複数台の部品実装機の他方の部品実装機の部品供給部に配置されている部品とが同一種類の部品の場合、前記同一種類の部品を前記一方の部品実装機の部品供給部及び前記他方の部品実装機の部品供給部のいずれか一方の部品供給部に配置し直すことにより、それぞれの部品について当該部品が配置される部品供給部を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の実装条件決定方法。
  4. 前記ツールが、前記部品供給部に配置され部品が収納される部品カセットである場合、前記同一種類の部品は、同一の部品カセットに収納される部品であり、前記ツールが、前記装着ヘッドに配置される吸着ノズルである場合、前記同一種類の部品は、同一の吸着ノズルに吸着される部品である
    ことを特徴とする請求項に記載の実装条件決定方法。
  5. さらに、
    前記ツールが、前記部品供給部に配置され部品が収納される部品カセットである場合に、1つの装着ヘッドが前記2つ以上の種類の基板のうち1つ以上の種類の基板に実装する部品が全て収納されるのに必要な前記部品カセットの数が、予め定められた第二閾値以下か否かを判断する部品判断ステップを含み、
    前記共通度算出ステップでは、前記部品カセットの数が前記第二閾値以下であると判断された場合、前記2つ以上の種類の基板それぞれが搬送される搬送レーン間での前記ツール共通度が前記第一閾値以上であると算出し、前記部品カセットの数が前記第二閾値より大きいと判断された場合、前記2つ以上の種類の基板それぞれが搬送される搬送レーン間での前記ツール共通度が前記第一閾値より小さいと算出する
    ことを特徴とする請求項1、3及び4のいずれか1項に記載の実装条件決定方法。
  6. 基板に部品を実装する少なくとも1つの装着ヘッドと、前記装着ヘッドに部品を供給する少なくとも1つの部品供給部と、並列に配置された複数の搬送レーンとを備え、前記複数の搬送レーン上を搬送される複数の種類の基板に部品を実装する部品実装機が複数台備えられる生産ラインを対象とし、前記部品実装機の実装条件を決定する実装条件決定装置であって、
    前記搬送レーン上を搬送される基板に実装される部品の種類から定められ、1つの装着ヘッドが前記搬送レーン上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるツールが、前記複数の種類の基板のうち2つ以上の種類の基板間で同一である度合いをツール共通度とし、少なくとも1台の部品実装機での前記ツール共通度が高まるように、それぞれの部品について、前記複数台の部品実装機の部品供給部の中から当該部品が配置される部品供給部を決定する部品配置決定手段を備え、
    前記部品配置決定手段は、
    1の搬送レーン上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるツールと、他の搬送レーンそれぞれの上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるそれぞれのツールとの前記ツール共通度を算出し、
    前記算出したツール共通度が予め定められた第一閾値以上か否かを判断し、
    前記算出したツール共通度の少なくとも1つが前記第一閾値以上であると判断されるように、それぞれの部品について当該部品が配置される部品供給部を決定する
    ことを特徴とする実装条件決定装置。
  7. 複数の種類の基板に部品を実装する部品実装方法であって、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の実装条件決定方法により決定された部品供給部に配置された部品を、1つの装着ヘッドが、前記ツール共通度が高められた2つ以上の種類の基板に実装する実装ステップを含む
    ことを特徴とする部品実装方法。
  8. 基板に部品を実装する部品実装機であって、
    前記部品実装機が部品を実装する条件を決定する請求項記載の実装条件決定装置と、
    前記実装条件決定装置により決定された部品供給部に配置された部品を、1つの装着ヘッドが、前記ツール共通度が高められた2つ以上の種類の基板に実装する部品実装手段と
    を備えることを特徴とする部品実装機。
  9. 基板に部品を実装する少なくとも1つの装着ヘッドと、前記装着ヘッドに部品を供給する少なくとも1つの部品供給部と、並列に配置された複数の搬送レーンとを備え、前記複数の搬送レーン上を搬送される複数の種類の基板に部品を実装する部品実装機が複数台備えられる生産ラインを対象とし、前記部品実装機の実装条件を決定するためのプログラムであって、
    前記搬送レーン上を搬送される基板に実装される部品の種類から定められ、1つの装着ヘッドが前記搬送レーン上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるツールが、前記複数の種類の基板のうち2つ以上の種類の基板間で同一である度合いをツール共通度とし、少なくとも1台の部品実装機での前記ツール共通度が高まるように、それぞれの部品について、前記複数台の部品実装機の部品供給部の中から当該部品が配置される部品供給部を決定する部品配置決定ステップと、
    1の搬送レーン上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるツールと、他の搬送レーンそれぞれの上を搬送される基板に部品実装作業を行う際に使用されるそれぞれのツールとの前記ツール共通度を算出する共通度算出ステップと、
    前記算出されたツール共通度が予め定められた第一閾値以上か否かを判断する共通度判断ステップとをコンピュータに実行させ、
    前記部品配置決定ステップでは、前記算出されたツール共通度の少なくとも1つが前記第一閾値以上であると判断されるように、それぞれの部品について当該部品が配置される部品供給部を決定する
    とを特徴とするプログラム。
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