JP4869193B2 - 機器制御システムおよび照明制御システム - Google Patents

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本発明は、例えば、無線のチャンネルおよびID(Identifier)、信号レベルおよび信号レベルに基づく機器間の延長可能距離を探索する機器制御システムおよび照明制御システムに関するものである。
特許文献1では、送信アンテナと受信アンテナとの位置関係や使用する電波の周波数によらず、送信波と反射波との干渉を抑えて安定した通信が行える照明システムを提供している。しかしながら、特許文献1が開示する技術は、送信アンテナの周囲に所定方向への電波を遮蔽する遮蔽手段を設けるという、アンテナ形状を工夫して通信品質を高める方法である。このため、特許文献1が開示する技術には、アンテナサイズが大きくなる、コストが高くなる、といった課題がある。
特開2002−343581号公報
1つの無線通信帯域は複数のチャンネル(例えば、16チャンネル)に分けられて使用され、さらに、決められたチャンネルを利用して通信する各通信システム(または、通信機器)にはそれぞれにID番号(識別符号)が付加される。そして、各通信システムは自システムに対して定められたチャンネルおよびID番号を用いて通信を行う。このため、照明システムにおいて、無線通信を行うシステムコントローラ(後述するエリアコントローラ、通信ユニット)や照明器具等を増設したり新設したりするためにチャンネルおよびIDを特定し、通信設定する必要があった。
いままでの技術では、通信できるチャンネルおよびIDを図面等に事前に記載しておき、利用者がその記載に基づいて照明システムの通信設定を行っていた。このため、チャンネルおよびIDの記載が漏れていたり、誤っていたり、不鮮明であったりすると、新たに設置するシステムコントローラや照明器具等に設定するチャンネルおよびIDは、1つずつ試したり、天井に設置されている既設のシステムコントローラや照明器具等のDIPスイッチを目視で確認したりして特定しなくてはならなかった。
また、無線通信機器は仕様で取り決められている無線通信の可能範囲内(例えば、直径16m程度の円周内)に設置する必要がある。しかしながら、仕様に記載の範囲内に無線通信機器を設置しても、パーテーション、天井材、コンクリートなどの外部環境の影響により実際には通信できなかったり、通信品質(フレームエラーレート)が悪くなったりする場合があった。このため、照明システムが無線通信できるか否かは実際に天井や壁に穴を開けてシステムコントローラや照明器具等を設置して試してみなくては確認することができなかった。また、天井や壁に余計な穴を開けないためには、無線通信における外部環境の影響や安全率を考慮する関係で、仕様に記載の設置間隔より比較的狭い間隔でシステムコントローラを設置する必要があった。ここで、無線品質を損なうことなく各無線機器を最大間隔で設置することができれば、機器台数を削減することができ、効率の良い設置が行える。つまり、設置できる最大間隔の目安が事前にわかれば、効率の良い設置が行える。
本発明は、例えば、増設または新設する照明システムに設定可能な無線通信のチャンネルおよびIDの特定、設定を容易にすることを目的とする。
また例えば、本発明は、パーテーション、天井材、コンクリートなどの外部環境に対応した実際の無線通信可能範囲を容易に特定し、システムコントローラを効率良く配置できるようにすることを目的とする。
本発明の機器制御システムは、電気機器を制御するエリアコントローラと、前記エリアコントローラと無線通信して電気機器を制御するリモートコントローラとを有する機器制御システムであり、前記リモートコントローラは、通信機器を用いて無線通信を行うリモコン通信部と、無線通信に使用されるチャンネルとIDとの複数の組み合わせのうちの1つの組み合わせを用いて探索信号を前記リモコン通信部に送信させ、前記リモコン通信部が前記エリアコントローラからの応答信号を受信できた場合に前記リモコン通信部に探索信号の送信に使用させたチャンネルとIDとを前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルとIDとして記憶機器に設定し、前記リモコン通信部が前記エリアコントローラからの応答信号を受信できなかった場合にチャンネルとIDとの新たな組み合わせで前記リモコン通信部に探索信号を送信させるリモコン無線設定部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、例えば、DIPスイッチを確認しなくても、エリアコントローラのチャンネルおよびIDを容易に知ることができる。これにより、リモートコントローラや新設する通信ユニットに対する無線通信設定が容易になる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における照明制御システム800の機器構成図である。
実施の形態1における照明制御システム800の機器構成について図1に基づいて以下に説明する。
照明制御システム800は複数の照明制御ユニット810と各照明制御ユニット810を制御する1つのエリアコントローラ500とを有する。また、各照明制御ユニット810はそれぞれ照明器具300、壁スイッチ420、人感センサ400、照度センサ410などの複数台の端末器とこれら端末器を制御する1台の通信ユニット100と利用者が操作するリモートコントローラ200とを有する。例えば、照明制御システム800は、1台の通信ユニット100が制御可能な台数以上の端末器を有する場合やまとまった台数の端末器が増設される場合などに、通信ユニット100が増設され、照明制御ユニット810が複数となる。
但し、照明制御システム800に対して1つの照明制御ユニット810であっても構わない。また、照明制御システム800において、通信ユニット100がエリアコントローラ500の機能を兼備し、エリアコントローラ500を有さず、特定の通信ユニット100がエリアコントローラ500として兼用されても構わない。
また、通信線821を無線通信としてもよい。
照明制御システム800には無線通信で使用するチャンネルおよびIDが1組定められており、エリアコントローラ500、通信ユニット100およびリモートコントローラ200は自システムに対して定められたチャンネルおよびIDを使用して無線通信を行う。例えば、通信される信号は情報として所定のIDが設定され、所定のチャンネルが示す周波数帯の電波により送信され、所定のチャンネルが示す周波数帯の電波として受信され、所定のIDが設定されている場合に受信処理される。例えば、無線通信にはZigBee(登録商標)やBluetooth(登録商標)などの通信技術が用いられ、2.4GHz帯の周波数帯域が16のチャンネルに分割され使用される。チャンネルおよびIDはシステム間で異なり、エリアコントローラ500、通信ユニット100およびリモートコントローラ200は、設定されたチャンネルおよびIDを使用して無線通信を行うことにより、他システムとの混信を防いでいる。なお、チャンネルおよびIDはエリアコントローラ500および通信ユニット100にはDIPスイッチで設定され、リモートコントローラ200にはソフトウェア設定(記憶機器に記憶)される。また、「チャンネル」は電波の特定の周波数帯(または、通信タイミングを示す特定の時間帯)を示し、「ID」はシステム(または機器)の識別情報を示す。以下、チャンネルおよびIDを無線識別情報という。エリアコントローラ500、通信ユニット100のチャンネル、IDの設定は、同一のチャンネル、IDのリモートコントローラ200でID、チャンネルを変更して行ってもよい。
エリアコントローラ500は通信ユニット100およびリモートコントローラ200と無線通信を行い、通信ユニット100を介して各端末器を制御する。
また、各通信ユニット100は通信線821で接続する特定台数(例えば、最大60台)の端末器を有線通信により制御する。但し、通信ユニット100は端末器を無線通信により制御しても構わない。この場合、以下の説明において「エリアコントローラ500」を通信ユニット100に置き換え、「通信ユニット100」を端末器に置き換えることで、通信ユニット100と端末器との関係を説明することができる。すべて無線通信で行う場合は、エリアコントローラ500と通信ユニット100とを一体化してもよい。
なお、エリアコントローラ500、通信ユニット100および端末器には電気線(図示省略)から商用電源が供給される。
リモートコントローラ200は利用者に入力されたシステム設定情報をエリアコントローラ500に無線送信し、エリアコントローラ500はリモートコントローラ200から受信したシステム設定情報に基づいて通信ユニット100を介して各端末器を制御する。システム設定情報については後述する。
さらに、リモートコントローラ200はエリアコントローラ500が無線通信で使用するチャンネルおよびID(無線識別情報)を探索する「チャンネルID探索機能」、エリアコントローラ500から届く無線の信号レベル(電波強度)を探索する「信号レベル探索機能」、エリアコントローラ500からの無線が届く距離を探索する「無線距離探索機能」を有する。
実施の形態1における照明制御システム800はリモートコントローラ200が「チャンネルID探索機能」、「信号レベル探索機能」、「無線距離探索機能」を有することを特徴とする。
ここで、リモートコントローラ200からエリアコントローラ500に送信され、エリアコントローラ500により各端末器の制御に用いられるシステム設定情報について説明する。
システム設定情報には、各端末器をグループ分けするグループ情報、各端末器の機能を個別に又はグループ毎に制御する制御情報、特定の制御情報を示し端末器毎またはグループ毎に設定されるシーン情報などが含まれる。
制御情報には、目標調光率、上限調光率、下限調光率、不在調光率またはシーン調光率といった調光率情報、目標照度、初期照度、初期照度補正または調光カーブといった照度情報、フェード時間または不在フェード時間といった明るさの変化情報、保持時間または不在消灯ディレー時間といった明るさの保持情報、照度センサの有効/無効、照度センサ感度、照度通報変化量または照度通報間隔時間といった照度センサ情報、インバータ動作モード、ブザーON/OFF状態または優先制御状態といった異常時情報、スケジュールデータなどがある。
以下に各制御情報について説明する。
目標調光率とは、電源がONになった場合や目標調光率が変更された場合に点灯させる照明の調光率のことである。照明は、照明器具300の光源のことであり、例えば、放電灯、LED、EL、電球である。
目標照度とは、電源がONになった場合や目標照度が変更された場合に点灯させる照明の照度のことである。
フェード時間とは、電源がONになった場合に照明の調光率(または照度)を0から第1の目標調光率(または第1の目標照度)に上げるまでの時間および電源がOFFになった場合に照明の調光率(または照度)を第1の目標調光率(または第1の目標照度)から0に下げるまでの時間のことである。但し、フェード時間は、照明の調光率(または照度)を第1の目標調光率(または第1の目標照度)から第2の目標調光率(または第2の目標照度)に下げる(または上げる)までの時間であってもよい。また、フェード時間は調光率(または照度)の変化率で表わしてもよい。また、フェード時間の始期は電源のON/OFFに限らず、特定の時刻であってもよい。また、フェード時間は電源ON、電源OFFおよび各特定の時刻のそれぞれに異なる値が設定されていてもよい。
不在フェード時間とは、人感センサ400が人を検知して検知有の状態になった場合に照明の調光率を0から目標調光率に上げるまでの時間および人感センサ400が人を検知せず検知無の状態になってから特定の保持時間後に照明の調光率を目標調光率から不在調光率に下げるまでの時間を示す。前者を在時の不在フェード時間、後者を不在時の不在フェード時間として区別してもよい。また、不在フェード時間はフェード時間と同様に変化率で表してもよい。
保持時間とは、人感センサ400が検知無の状態になった後も照明の調光率を目標調光率または目標照度のまま保つ時間のことである。
不在消灯ディレー時間とは、不在フェード時間経過後も照明の調光率を不在調光率で保つ時間のことである。
調光カーブとは、人(眼)が感じる明るさの特性のことである。人が感じる光の明るさは照明が発する光の明るさとは異なるため、実際の調光率(または照度)は目標調光率(または目標照度)を元にして調光カーブに基づいて調整される。
初期照度補正とは、累積点灯時間に応じて変化する照明の照度と調光率との関係を示す特性のことであり、所定の最大累積点灯時間経過時に調光率100%で点灯した場合と同じ照度となる調光率を累積点灯時間毎に示す。放電灯は同一の調光率であっても累積点灯時間と共に照度が下がり、実際の調光率は目標照度になるように目標調光率を元にして初期照度補正に基づいて調整される。
また、初期照度とは、初期照度補正を行わないで新しい放電灯を調光率100%で点灯させた時の照度のことである。
上限調光率および下限調光率は、目標調光率、不在調光率などの調光率の上限値と下限値のことである。
照度センサ感度は照度センサ410の感度レベルのことである。
照度通報変化量は、照度センサ410が計測した照度を出力する条件のことである。照度センサ410は一定時間の間に、または、目標照度に対して照度通報変化量以上に照度が変化した場合に計測した照度を通信ユニット100を介してエリアコントローラ500に送信する。
照度通報間隔時間とは、照度センサ410が計測した照度を出力する条件のことである。照度センサ410は照度通報間隔時間の経過毎に計測した照度を通信ユニット100を介してエリアコントローラ500に送信する。
インバータ動作モードとは、照明器具300の点灯装置310をリセット後の放電灯の再点灯方法を示す。例えば、再点灯方法にはリセット前と同じ設定での点灯や工場出荷時の設定での点灯がある。
ブザーON/OFF状態とは、照明器具300の点灯装置310が故障した場合や光源の異常を検出した場合に通報ブザーを鳴らすか(ON状態)鳴らさないか(OFF状態)の設定のことである。
優先制御状態とは、照明器具300の点灯装置310が故障した場合や光源の異常を検出した場合の制御方法のことである。例えば、優先制御状態は光源の消灯または点滅を示す。
スケジュールデータとは、年月日、時刻、曜日などに対応付けた各種動作設定のことである。例えば、各種動作設定には照明器具300や人感センサ400や照度センサ410のON/OFF、照明の調光率やフェード時間などがある。
図2は、実施の形態1における複数の照明制御システム800の配置例を示す図である。
図2では、1つのフロアに照明制御システムA801と照明制御システムB802と照明制御システムC803との3つのシステムが共存し、照明制御システムA801は照明制御ユニットa811と照明制御ユニットb812との2つのユニットを有し、照明制御システムB802は照明制御ユニットc813を有し、照明制御システムC803は照明制御ユニットd814を有している。
照明制御システムA801において、照明制御ユニットa811の通信ユニット100aおよび照明制御ユニットb812の通信ユニット100bはエリアコントローラ500aの無線通信可能範囲内に設置されている。また、照明制御ユニットa811において、通信ユニット100aは通信線821により渡り配線された照明器具300a〜照明器具300hを制御する。また、照明制御ユニットb812において、通信ユニット100bは通信線821により渡り配線された照明器具300i〜照明器具300nを制御する。そして、エリアコントローラ500aは通信ユニット100aおよび通信ユニット100bを介して照明器具300a〜照明器具300nを制御する。
同様に、照明制御システムB802において、通信ユニット100cはエリアコントローラ500bの無線通信可能範囲内に設置され、エリアコントローラ500bは通信ユニット100cを介して照明器具300o〜照明器具300rを制御する。また、照明制御システムC803において、通信ユニット100dはエリアコントローラ500cの無線通信可能範囲内に設置され、エリアコントローラ500cは通信ユニット100dを介して照明器具300s〜照明器具300xを制御する。
なお、照明器具300はエリアコントローラ500により制御される端末器の一例であり、図示を省略した壁スイッチ420、人感センサ400、照度センサ410などの端末器も照明器具300と共に渡り配線されているものとする。渡り配線された各端末器は1本の通信線821により数珠繋ぎで接続されている。
ここで、照明制御システムC803に対して新たに照明制御ユニットe815を追加する場合、新設する通信ユニット100eには照明制御システムC803に対して定められた無線通信のチャンネルおよびID、つまり、エリアコントローラ500cが無線通信に使用しているチャンネルおよびIDを設定する必要がある。
また、通信ユニット100eはエリアコントローラ500cの無線通信可能範囲内に設置される必要がある。
照明制御ユニットe815は通信ユニット100eが通信線821により接続する照明器具300A〜照明器具300Dを制御するユニットである。照明制御ユニットe815が追加されることにより、エリアコントローラ500cは通信ユニット100eを介して、さらに、照明器具300A〜照明器具300Dを制御する。
実施の形態1におけるチャンネルおよびIDを探索する「チャンネルID探索方法」、エリアコントローラ500から届く無線の信号レベルを探索する「信号レベル探索方法」およびエリアコントローラ500からの無線が届く距離を探索する「無線距離探索方法」とについて後述して説明する。実施の形態1では「チャンネルID探索方法」、「信号レベル探索方法」および「無線距離探索方法」をリモートコントローラ200を用いて実現する。
実施の形態1における照明制御システム800は後述する「チャンネルID探索方法」、「信号レベル探索方法」、「無線距離探索方法」を利用することにより上記のような照明制御ユニットe815の追加を容易にする。
なお、通信ユニット100dの制御可能台数以内であれば、照明器具300A〜照明器具300Dを通信ユニット100dに接続して制御することはできる。しかし、照明器具300A〜照明器具300Dに渡り配線されている既設の通信線821を照明器具300s〜照明器具300xにも渡り配線されるように配線する必要が有る。つまり、照明制御ユニットe815を追加することで端末器の増設を容易にすることができる。また、通信ユニット100dの端末接続台数が制御可能台数を超える場合、通信ユニット100eを追加することで各端末を制御することができる。
図3は、実施の形態1におけるエリアコントローラ500、通信ユニット100およびリモートコントローラ200の機能構成図である。
図4は、実施の形態1における各端末器の機能構成図である。
実施の形態1における照明制御システム800を構成する各機器の機能構成について図3および図4に基づいて以下に説明する。
図3において、リモートコントローラ200はリモコン通信部210、リモコン入力部220、リモコン表示部230、リモコン設定部240、リモコン探索部250およびリモコン記憶部290を備える。
リモコン通信部210は所定のチャンネルおよびIDを用いて通信機器により無線通信を行う。例えば、リモコン通信部210はシステム設定情報や後述する探索信号をエリアコントローラ500に送信し、後述する応答信号をエリアコントローラ500から受信する。
リモコン入力部220は入力ボタンの押下を検出し、押下された入力ボタンの情報を入力する。
リモコン表示部230は各種の画面や情報をディスプレイに表示する。
リモコン設定部240はリモコン入力部220の入力に応じてシステム設定情報をCPUを用いて生成し、生成したシステム設定情報をリモコン通信部210によりエリアコントローラ500に送信する。
リモコン探索部250はリモコン無線設定部251、リモコン無線レベル計測部252およびリモコン無線距離計測部253を備え、チャンネルID探索機能、信号レベル探索機能および無線距離探索機能を実行する。
リモコン無線設定部251はチャンネルID探索機能をCPUを用いて実行する。例えば、チャンネルID探索機能として、リモコン無線設定部251はチャンネルとIDとの複数の組み合わせのうちの1つの組み合わせを用いて探索信号をリモコン通信部210に送信させる。そして、リモコン通信部210がエリアコントローラ500からの応答信号を受信できた場合、リモコン無線設定部251はリモコン通信部210に対して探索信号の送信に使用させたチャンネルとIDとを、エリアコントローラ500が無線通信に使用しているチャンネルとIDとしてリモコン記憶部290に記憶して設定させる。また、リモコン通信部210がエリアコントローラ500からの応答信号を受信できなかった場合、リモコン無線設定部251はチャンネルとIDとの新たな組み合わせでリモコン通信部210に探索信号を送信させる。
リモコン無線レベル計測部252は信号レベル探索機能をCPUを用いて実行する。例えば、信号レベル探索機能として、リモコン無線レベル計測部252はエリアコントローラ500が無線通信に使用しているチャンネルとIDとを用いて探索信号をリモコン通信部210に送信させる。そして、リモコン無線レベル計測部252はリモコン通信部210がエリアコントローラ500から受信した応答信号の信号レベルをディスプレイ、LED、バイブレータやスピーカなどの出力装置(表示機器)を用いて出力する。
リモコン無線距離計測部253は無線距離探索機能をCPUを用いて実行する。例えば、無線距離探索機能として、まず、リモコン無線距離計測部253はエリアコントローラ500が無線通信に使用しているチャンネルとIDとを用いて探索信号をリモコン通信部210に送信させる。次に、リモコン無線距離計測部253はリモコン通信部210がエリアコントローラ500から受信した応答信号の信号レベルに基づいてエリアコントローラ500との無線通信が可能な延長可能距離をリモートコントローラ200の位置を基準に算出する。そして、リモコン無線距離計測部253は算出した延長可能距離をディスプレイ、LED、バイブレータやスピーカなどの出力装置を用いて出力する。
リモコン記憶部290はリモートコントローラ200が入出力した、または、予め設定された各種情報を記憶機器を用いて記憶する。例えば、リモコン記憶部290はシステム設定情報、全チャンネルおよび全ID、エリアコントローラ500が使用しているチャンネルおよびID、エリアコントローラ500からの応答信号の信号レベル、エリアコントローラ500との無線通信が可能な延長可能距離を記憶する。
図3において、エリアコントローラ500はコントローラ制御部510、コントローラ通信部520およびコントローラ記憶部590を備える。
コントローラ制御部510はリモートコントローラ200から送信されたシステム設定情報に基づく機器制御をCPUを用いて実行する。例えば、コントローラ制御部510はシステム設定情報に基づいてユニット設定情報を生成し、生成したユニット設定情報をコントローラ通信部520により当該通信ユニット100に送信する。これにより、コントローラ制御部510は通信ユニット100を介して各端末器を制御する。
コントローラ通信部520はDIPスイッチ等により設定されているチャンネルおよびIDを用いて通信機器により無線通信を行う。例えば、コントローラ通信部520はリモートコントローラ200から送信されたシステム設定情報や探索信号を受信する。また例えば、コントローラ通信部520はコントローラ制御部510が生成したユニット設定情報をコントローラ制御部510に送信する。また例えば、コントローラ通信部520は探索信号に対して応答信号を生成し、生成した応答信号を送信する。
コントローラ記憶部590はエリアコントローラ500が入出力した、または、予め設定された各種情報を記憶機器を用いて記憶する。例えば、コントローラ記憶部590はシステム設定情報、エリアコントローラ500の識別情報(例えば、MACアドレス)、各端末器の識別情報を記憶する。
図3において、通信ユニット100はユニット制御部110、ユニット有線通信部120、ユニット無線通信部130およびユニット記憶部190を備える。
ユニット制御部110はエリアコントローラ500から送信されたユニット設定情報に基づく機器制御をCPUを用いて実行する。例えば、ユニット制御部110はユニット設定情報に基づいて端末制御情報を生成し、生成した端末制御情報をユニット有線通信部120により各端末器に送信する。これにより、ユニット制御部110は各端末器を制御する。
ユニット有線通信部120は有線接続インタフェースを有する通信機器を用いて有線通信を行う。例えば、ユニット有線通信部120はユニット制御部110が生成した端末制御情報を各端末器に送信する。
ユニット無線通信部130はDIPスイッチ等により設定されているチャンネルおよびIDを用いて無線接続インタフェースを有する通信機器により無線通信を行う。例えば、ユニット無線通信部130はエリアコントローラ500から送信されたユニット設定情報を受信する。
ユニット記憶部190は通信ユニット100が入出力した、または、予め設定された各種情報を記憶機器を用いて記憶する。例えば、ユニット記憶部190はユニット設定情報、通信ユニット100の識別情報、各端末器の識別情報を記憶する。
図4において、壁スイッチ420はスイッチ入力部421、スイッチ設定部422、スイッチ通信部423、スイッチ表示部424およびスイッチ記憶部429を備える。
スイッチ入力部421はスイッチボタンの押下を検出し、押下されたスイッチボタンの情報を入力する。
スイッチ設定部422は通信ユニット100から送信された端末制御情報に基づいて動作する。例えば、スイッチ設定部422は特定の端末器、特定のグループまたは特定のシーンを割り付けて各スイッチボタンを設定する。
スイッチ通信部423は通信機器を用いて有線通信を行う。例えば、スイッチ通信部423は通信ユニット100から送信された端末制御情報を受信する。また例えば、スイッチ通信部423はスイッチ入力部421により検出されたスイッチボタンの設定情報を通信ユニット100や他の端末器に送信する。
スイッチ記憶部429は壁スイッチ420が入出力した、または、予め設定された各種情報を記憶機器を用いて記憶する。例えば、スイッチ記憶部429は各スイッチボタンの設定情報、端末制御情報、壁スイッチ420の識別情報を記憶する。
スイッチ表示部424は、スイッチ押下の状態表示や通信ユニット100から送信された端末制御情報を表示する。
図4において、人感センサ400は人感センサ制御部401、人感センサ通信部402、人感センサ表示部403および人感センサ記憶部409を備える。
人感センサ制御部401は通信ユニット100から送信された端末制御情報に基づいて動作する。例えば、人感センサ制御部401は設置エリアにおける人の有無を検出する。人感センサ制御部401は焦電センサ(熱センサ)や光通過センサにより赤外線量や光量を測定し、赤外線や光の変化により人の有無を判定する。
人感センサ通信部402は通信機器を用いて有線通信を行う。例えば、人感センサ通信部402は通信ユニット100から送信された端末制御情報を受信する。また例えば、人感センサ通信部402は人感センサ制御部401により検出された人の有無を示す情報を通信ユニット100を介してエリアコントローラ500に送信する。
人感センサ記憶部409は人感センサ400が入出力した、または、予め設定された各種情報を記憶機器を用いて記憶する。例えば、人感センサ記憶部409は人の有無を示す情報、端末制御情報、人感センサ400の識別情報を記憶する。
人感センサ表示部403は、人感センサ制御部401により検出された人の有無を表示または検出時のみ表示する。
図4において、照度センサ410は照度センサ制御部411、照度センサ通信部412および照度センサ記憶部419を備える。
照度センサ制御部411は通信ユニット100から送信された端末制御情報に基づいて動作する。例えば、照度センサ制御部411は設置エリアの実照度を測定する。
照度センサ通信部412は通信機器を用いて有線通信を行う。例えば、照度センサ通信部412は通信ユニット100から送信された端末制御情報を受信する。また例えば、照度センサ通信部412は照度センサ制御部411により計測された照度を通信ユニット100を介してエリアコントローラ500に送信する。
照度センサ記憶部419は照度センサ410が入出力した、または、予め設定された各種情報を記憶機器を用いて記憶する。例えば、照度センサ記憶部419は照度センサ感度、計測された照度、端末制御情報、照度センサ410の識別情報を記憶する。
図4において、照明器具300は点灯装置310に点灯制御部311、点灯装置制御部312、点灯装置通信部313および点灯装置記憶部319を備える。
点灯制御部311は点灯回路を制御して光源を点灯制御する。例えば、点灯制御部311はインバータ回路を制御して放電灯を全光点灯、調光点灯、点滅または消灯させる。
点灯装置制御部312は通信ユニット100から送信された端末制御情報に基づいて動作する。例えば、点灯装置制御部312は点灯制御部311により光源を全光点灯、調光点灯、点滅または消灯させたり、累積点灯時間を計数したりする。
点灯装置通信部313は通信機器を用いて有線通信を行う。例えば、点灯装置通信部313は通信ユニット100から送信された端末制御情報を受信する。また例えば、点灯装置通信部313は点灯装置制御部312により計数された累積点灯時間や点灯制御部311が検出したエラー情報を通信ユニット100を介してエリアコントローラ500に送信する。
点灯装置記憶部319は照明器具300が入出力した、または、予め設定された各種情報を記憶機器を用いて記憶する。例えば、点灯装置記憶部319は累積点灯時間、エラー情報、端末制御情報、照明器具300の識別情報を記憶する。
ここで、リモートコントローラ200を用いて行う「チャンネルID探索方法」について説明する。「チャンネルID探索方法」には、(A)チャンネルとIDとを同時に探索する方法、(B)チャンネルを探索後にIDを探索する方法があり、それぞれに(a)自動探索方法、(b)マニュアル探索方法がある。(a)自動探索方法とはチャンネルおよびIDをリモートコントローラ200が切り替えながら探索する方法であり、(b)マニュアル探索方法とはチャンネルおよびIDを利用者がリモートコントローラ200に対して切り替えながら探索する方法である。それぞれ、チャンネルおよびIDを切り替えながら探索信号として送信し、応答の有った探索信号が示すチャンネルおよびIDを使用されている無線識別情報として特定する方法である。
図5は、実施の形態1における無線識別情報の探索例Aを示す図である。
図6は、実施の形態1における無線識別情報の探索例Bを示す図である。
以下、(A)チャンネルとIDとを同時に探索する(a)自動探索方法および(b)マニュアル探索方法について、図5に基づいて説明する。
また、(B)チャンネルを探索後にIDを探索する(a)自動探索方法および(b)マニュアル探索方法について、図6に基づいて説明する。
ここで、天井822に設置されているエリアコントローラ500が無線通信に使用している無線識別情報を「チャンネル2」、「ID2」とする。また、チャンネルは「1」〜「16」、IDは「1」〜「2」で識別されているものとする。
まず、図5に基づいて(A)チャンネルとIDとを同時に探索する(a)自動探索方法について説明する。
利用者がリモートコントローラ200を操作してチャンネルおよびIDを探索する探索画面831を表示して探索ボタン201を押下した際、リモートコントローラ200は以下のようにしてエリアコントローラ500のチャンネルおよびIDを探索する。
(1)まず、リモートコントローラ200は探索信号を「チャンネル1」および「ID1」で送信する。このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルおよびIDが自己のチャンネルおよびIDと異なるため探索信号に対して応答しない。所定の時間待って探索信号に対する応答が無い場合(タイムアウトした場合)、リモートコントローラ200は(1)の処理を終了する。
(2)次に、リモートコントローラ200はIDを切り替えて探索信号を「チャンネル1」および「ID2」で送信する。この場合も、エリアコントローラ500からの応答は無く、リモートコントローラ200はタイムアウトにより(2)の処理を終了する。
(3)次に、リモートコントローラ200はIDを切り替えて探索信号を「チャンネル2」および「ID1」で送信する。この場合も、エリアコントローラ500からの応答は無く、リモートコントローラ200はタイムアウトにより(3)の処理を終了する。
(4)次に、リモートコントローラ200はチャンネルおよびIDを切り替えて探索信号を「チャンネル2」、「ID2」で送信する。
(5)このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルおよびIDが自己のチャンネルおよびIDと一致するため探索信号に対して応答信号を送信する。リモートコントローラ200はエリアコントローラ500からの応答信号を受信し、探索信号の送信に使用した「チャンネル2」と「ID2」とを無線識別情報として設定し、探索画面831に探索結果として表示する。
リモートコントローラ200はチャンネルおよびIDを「(チャンネル1、ID1)→(チャンネル1、ID2)→(チャンネル2、ID1)→・・・→(チャンネル16、ID1)→(チャンネル16、ID2)」というように「ID」→「チャンネル」の順に1つずつ切り替えながら探索信号を送信してエリアコントローラ500のチャンネルおよびIDを探索する。切り替え順序は「(チャンネル1、ID1)→(チャンネル2、ID1)→・・・→(チャンネル16、ID1)→(チャンネル1、ID2)→(チャンネル2、ID2)→・・・→(チャンネル16、ID2)」というように「チャンネル」→「ID」の順でも構わない。また、リモートコントローラ200はチャンネルおよびIDをそれぞれ、昇順ではなく、降順に切り替えても構わない。
いずれの探索信号に対してもエリアコントローラ500から応答信号が得られない場合、リモートコントローラ200は探索画面831に探索結果としてエラー表示を行う。
次に、図5に基づいて(A)チャンネルとIDとを同時に探索する(b)マニュアル探索方法について説明する。
利用者はリモートコントローラ200を操作してチャンネルおよびIDを探索する探索画面831を表示し、リモートコントローラ200は利用者の入力に応じて以下のようにエリアコントローラ500のチャンネルおよびIDを探索する。
(1)利用者はリモートコントローラ200の切替ボタン203(UPボタン203a、DOWNボタン203b)を操作することによりチャンネルおよびIDを切り替える。リモートコントローラ200は切替ボタン203からの入力に応じてチャンネルおよびIDを切り替えて探索画面831に表示する。ここで、利用者は切り替えにより「チャンネル1」および「ID1」を選択したものとする。チャンネルおよびIDを選択後、利用者はリモートコントローラ200の受信ボタン202を押下する。受信ボタン202が押下された際、リモートコントローラ200は選択された「チャンネル1」および「ID1」で探索信号を送信する。このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルおよびIDが自己のチャンネルおよびIDと異なるため探索信号に対して応答しない。タイムアウト後、リモートコントローラ200は探索画面831に探索結果としてERR表示を行う。
(2)次に、利用者は「チャンネル1」および「ID2」を選択したものとする。リモートコントローラ200は選択された「チャンネル1」および「ID2」で探索信号を送信する。この場合も、エリアコントローラ500からの応答は無く、リモートコントローラ200はERR表示を行う。
(3)次に、利用者は「チャンネル2」および「ID1」を選択したものとする。リモートコントローラ200は選択された「チャンネル2」および「ID1」で探索信号を送信する。この場合も、エリアコントローラ500からの応答は無く、リモートコントローラ200はERR表示を行う。
(4)次に、利用者は「チャンネル2」および「ID2」を選択したものとする。リモートコントローラ200は選択された「チャンネル2」および「ID2」で探索信号を送信する。
(5)このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルおよびIDが自己のチャンネルおよびIDと一致するため探索信号に対して応答信号を送信する。リモートコントローラ200はエリアコントローラ500からの応答信号を受信し、探索信号の送信に使用した「チャンネル2」および「ID2」を無線識別情報として設定し、探索画面831に探索結果として表示する。
利用者はUPボタン203aおよびDOWNボタン203bにより(チャンネル1、ID1)、(チャンネル1、ID2)、(チャンネル2、ID1)、・・・、(チャンネル16、ID1)、(チャンネル16、ID2)を昇順にも降順にも切り替えることができる。また、利用者はチャンネルおよびIDを任意の順番に選択して構わない。
次に、図6に基づいて(B)チャンネルを探索後にIDを探索する(a)自動探索方法について説明する。
利用者がリモートコントローラ200を操作してチャンネルおよびIDを探索する探索画面831を表示して探索ボタン201を押下した際、リモートコントローラ200は以下のようにしてエリアコントローラ500のチャンネルおよびIDを探索する。
(1)まず、リモートコントローラ200は探索信号を「チャンネル1」で送信する。このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルが自己のチャンネルと異なるため探索信号に対して応答しない。所定の時間待って探索信号に対する応答が無い場合(タイムアウトした場合)、リモートコントローラ200は(1)の処理を終了する。
(2)次に、リモートコントローラ200はチャンネルを切り替えて探索信号を「チャンネル2」で送信する。
(3)このとき、エリアコントローラ500は送信されたチャンネルが自己のチャンネルと一致するため探索信号に対して応答信号を送信する。リモートコントローラ200はエリアコントローラ500からの応答信号を受信する。
(4)次に、リモートコントローラ200は探索信号を「チャンネル2」、「ID1」で送信する。探索信号のチャンネルは(3)において応答があった「チャンネル2」である。このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のIDが自己のIDと異なるため探索信号に対して応答しない。所定の時間待って探索信号に対する応答が無い場合(タイムアウトした場合)、リモートコントローラ200は(4)の処理を終了する。
(5)次に、リモートコントローラ200はIDを切り替えて探索信号を「チャンネル2」、「ID2」で送信する。
(6)このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルおよびIDが自己のチャンネルおよびIDと一致するため探索信号に対して応答信号を送信する。リモートコントローラ200はエリアコントローラ500からの応答信号を受信し、探索信号の送信に使用した「チャンネル2」および「ID2」を無線識別情報として設定し、探索画面831に探索結果として表示する。
リモートコントローラ200はチャンネルおよびIDをそれぞれ、昇順ではなく、降順に切り替えても構わない。
いずれの探索信号に対してもエリアコントローラ500から応答信号が得られない場合、リモートコントローラ200は探索画面831に探索結果としてERR(エラー)表示を行う。
(3)で自己のチャンネルと一致したら、エリアコントローラ500は自己のIDを合わせた応答信号を送信してもよい。そうすれば、リモートコントローラ200がIDを切り替えて探索信号を送信しなくてもよい。
次に、図6に基づいて(B)チャンネルを探索後にIDを探索する(b)マニュアル探索方法について説明する。
利用者はリモートコントローラ200を操作してチャンネルおよびIDを探索する探索画面831を表示し、リモートコントローラ200は利用者の入力に応じて以下のようにエリアコントローラ500のチャンネルおよびIDを探索する。
(1)利用者はリモートコントローラ200の切替ボタン203(UPボタン203a、DOWNボタン203b)を操作することによりチャンネルを切り替える。リモートコントローラ200は切替ボタン203からの入力に応じてチャンネルを切り替えて探索画面831に表示する。ここで、利用者は切り替えにより「チャンネル1」を選択したものとする。チャンネルを選択後、利用者はリモートコントローラ200の受信ボタン202を押下する。受信ボタン202が押下された際、リモートコントローラ200は選択された「チャンネル1」で探索信号を送信する。このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルが自己のチャンネルと異なるため探索信号に対して応答しない。タイムアウト後、リモートコントローラ200は探索画面831に探索結果としてERR表示を行う。
(2)次に、利用者は「チャンネル2」を選択したものとする。リモートコントローラ200は選択された「チャンネル2」で探索信号を送信する。
(3)このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルが自己のチャンネルと一致するため探索信号に対して応答信号を送信する。リモートコントローラ200はエリアコントローラ500からの応答信号を受信し、探索信号の送信に使用した「チャンネル2」を探索結果として探索画面831に表示する。
(4)利用者はリモートコントローラ200の切替ボタン203(UPボタン203a、DOWNボタン203b)を操作することによりIDを切り替える。リモートコントローラ200は切替ボタン203からの入力に応じてIDを切り替えて探索画面831に表示する。ここで、利用者は切り替えにより「ID1」を選択したものとする。IDを選択後、利用者はリモートコントローラ200の受信ボタン202を押下する。受信ボタン202が押下された際、リモートコントローラ200は選択された「ID1」で探索信号を送信する。探索信号のチャンネルは(3)において応答があった「チャンネル2」である。このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のIDが自己のIDと異なるため探索信号に対して応答しない。タイムアウト後、リモートコントローラ200は探索画面831に探索結果としてERR表示を行う。
(5)次に、利用者は「ID2」を選択したものとする。リモートコントローラ200は選択された「ID2」で探索信号を送信する。探索信号のチャンネルは(3)において応答があった「チャンネル2」である。
(6)このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルおよびIDが自己のチャンネルおよびIDと一致するため探索信号に対して応答信号を送信する。リモートコントローラ200はエリアコントローラ500からの応答信号を受信し、探索信号の送信に使用した「チャンネル2」および「ID2」を無線識別情報として設定し、探索画面831に探索結果として表示する。
利用者はUPボタン203aおよびDOWNボタン203bによりチャンネルおよびIDを昇順にも降順にも切り替えることができる。また、チャンネル、IDの切り替えを同じ切替ボタン203で行わず、2つの切替ボタンで行っても構わない
次に、(A)チャンネルとIDとを同時に探索する(a)自動探索方法および(b)マニュアル探索方法、また、(B)チャンネルを探索後にIDを探索する(a)自動探索方法および(b)マニュアル探索方法について、リモートコントローラ200の処理の流れを説明する。
図7は、実施の形態1におけるリモートコントローラ200の自動探索処理を示すフローチャートの一例である。
まず、(A)チャンネルとIDとを同時に探索する(a)自動探索方法におけるリモートコントローラ200の処理の一例について、図7に基づいて説明する。
利用者により探索ボタン201が押下された場合、リモートコントローラ200は以下のように自動探索処理を実行する。
まず、リモコン無線設定部251はチャンネル(CH)、IDを初期化(CH←1、ID←1)する。「CH」、「ID」はそれぞれリモコン無線設定部251が切り替えて選択したチャンネル、IDを示す(ステップ110)。
次に、リモコン無線設定部251はリモコン通信部210に選択したチャンネルおよびIDを用いて探索信号を送信させる。リモコン通信部210は選択されたチャンネルおよびIDを用いて探索信号を送信する。探索信号の送信後、リモコン通信部210は送信に使用したチャンネルおよびIDに対応する信号(応答信号)の受信を行う(ステップ120)。
次に、リモコン無線設定部251はリモコン通信部210がエリアコントローラ500からの応答信号を所定のタイムアウト時間内に受信したか判定する(ステップ130)。
S130において応答信号の受信があったと判定した場合、リモコン無線設定部251は応答信号のチャンネルおよびIDを無線識別情報として設定する。「応答信号のチャンネルおよびID」とは選択されているチャンネルおよびIDのことであり、また、S120において最も新しく送信された探索信号のチャンネルおよびIDのことである(ステップ131)。
次に、リモコン無線設定部251は探索したIDがIDの最大値を示しているか判定する。この判定は、探索中のチャンネルに対して全IDを組み合わせて探索信号を送信したか否かを意味する。「探索中のチャンネル」、「探索したID」とは選択されているチャンネル、IDのことであり、また、S120において最も新しく送信された探索信号のチャンネル、IDのことである(ステップ140)。
S140においてIDが最大値を示さないと判定した場合、リモコン無線設定部251はIDをインクリメント(ID←ID+1)する。IDのインクリメントはIDの切り替え(選択)を意味する。
そして、S120に処理を移し、切り替えたIDを用いて探索信号を送信し、S130以降の処理を実行する(ステップ141)。
S140においてIDが最大値を示すと判定した場合、リモコン無線設定部251はIDを初期化(ID←1)する(ステップ142)。
次に、リモコン無線設定部251は探索したチャンネルがチャンネルの最大値を示しているか判定する。この判定は、チャンネルとIDとの全組み合わせで探索信号を送信したか否かを意味する。「探索したチャンネル」とは選択されているチャンネルのことであり、また、S120において最も新しく送信された探索信号のチャンネルのことである(ステップ150)。
S150においてチャンネルが最大値を示さないと判定した場合、リモコン無線設定部251はチャンネルをインクリメント(CH←CH+1)する。チャンネルのインクリメントはチャンネルの切り替え(選択)を意味する。
そして、S120に処理を移し、切り替えたIDを用いて探索信号を送信し、S130以降の処理を実行する(ステップ151)。
S150においてチャンネルが最大値を示すと判定した場合、リモコン無線設定部251はS131において設定されたチャンネルおよびIDの有無を判定する(ステップ160)。
S160において設定されたチャンネルおよびIDが有ると判定した場合、リモコン無線設定部251は設定されたチャンネルおよびIDを探索結果としてリモコン表示部230に表示させる。リモコン表示部230は探索結果をディスプレイに表示する(ステップ161)。
S160において設定されたチャンネルおよびIDが無いと判定した場合、リモコン無線設定部251はエラー情報を無線識別情報として設定し、リモコン表示部230に探索結果としてエラー表示させる。リモコン表示部230は探索エラーをディスプレイに表示する(ステップ162)。
以上の処理において、リモコン無線設定部251は各判定をCPUを用いて行い、リモコン通信部210は探索信号の送信、応答信号の受信を通信機器を用いて行う。また、「初期化」、「インクリメント」されたチャンネルおよびIDは記憶機器920に記憶され、各判定や送受信に用いられる。また、設定されたチャンネルおよびIDは記憶機器920に記憶される。これらは、以下において説明する各フローチャートの処理においても同様である。
図8は、実施の形態1におけるリモコン200のマニュアル探索処理を示すフローチャートの一例である。
(A)チャンネルとIDとを同時に探索する(b)マニュアル探索方法におけるリモートコントローラ200の処理の一例について、図8に基づいて以下に説明する。
利用者の入力に応じて、リモコン200は以下のようにマニュアル探索処理を実行する。
ここで、利用者により受信ボタン202または切替ボタン203が押下されたものとする。リモコン入力部220は受信ボタン202または切替ボタン203からの入力を検出する(ステップ210)。
S210においてリモコン入力部220が切替ボタン203からの入力を検出した場合、リモコン無線設定部251はチャンネル(CH)、IDを切替ボタン203からの入力に応じて切り替えて更新する。リモコン表示部230は更新されたチャンネルおよびIDをディスプレイに表示する。「CH」、「ID」はそれぞれ利用者の選択によりリモコン無線設定部251が切り替えたチャンネル、IDを示す。
そして、S210に処理を移し、利用者からの新たな入力を待つ(ステップ220)。
S210においてリモコン入力部220が受信ボタン202からの入力を検出した場合、リモコン通信部210は選択されているチャンネルおよびIDを用いて探索信号を送信する。探索信号の送信後、リモコン通信部210は送信に使用したチャンネルおよびIDに対応する信号(応答信号)の受信を行う(ステップ230)。
次に、リモコン無線設定部251はリモコン通信部210がエリアコントローラ500からの応答信号を所定のタイムアウト時間内に受信したか判定する(ステップ240)。
S240においてリモコン無線設定部251が応答信号の受信があったと判定した場合、リモコン無線設定部251は応答信号のチャンネルおよびIDを無線識別情報として設定し、設定したチャンネルおよびIDを探索結果としてリモコン表示部230に表示させる。リモコン表示部230は探索結果をディスプレイに表示する。「応答信号のチャンネルおよびID」とは選択されているチャンネルおよびIDのことであり、また、S230において最も新しく送信された探索信号のチャンネルおよびIDのことである(ステップ241)。
S240においてリモコン無線設定部251が応答信号の受信がなかったと判定した場合、リモコン無線設定部251はリモコン表示部230に探索結果としてエラー表示させる。リモコン表示部230は探索エラーをディスプレイに表示する。エラー表示した後は、例えば、約1秒後にERR表示を消灯すると、CHやID表示を行えるので都合がよい(ステップ242)。
図9は、実施の形態1におけるリモートコントローラ200の自動探索処理を示すフローチャートの一例である。
(B)チャンネルを探索後にIDを探索する(a)自動探索方法におけるリモートコントローラ200の処理の一例について、図9に基づいて以下に説明する。
利用者により探索ボタン201が押下された場合、リモートコントローラ200は以下のように自動探索処理を実行する。
まず、リモコン無線設定部251はチャンネル(CH)、IDを初期化(CH←1、ID←1)する。「CH」、「ID」はそれぞれリモコン無線設定部251が切り替えて選択したチャンネル、IDを示す(ステップ310)。
次に、リモコン無線設定部251はリモコン通信部210に選択したチャンネルを用いて探索信号を送信させる。リモコン通信部210は選択されたチャンネルを用いて探索信号を送信する。このとき、リモコン通信部210は探索信号にIDを設定しない。探索信号の送信後、リモコン通信部210は送信に使用したチャンネルの信号(応答信号)を受信する(ステップ320)。
次に、リモコン無線設定部251はリモコン通信部210がエリアコントローラ500からの応答信号を所定のタイムアウト時間内に受信したか判定する(ステップ330)。
S330においてリモコン無線設定部251が応答信号の受信があったと判定した場合、リモコン無線設定部251はリモコン通信部210に探索したチャンネルおよび選択したIDを用いて探索信号を送信させる。リモコン通信部210は探索されたチャンネルおよび選択されているIDを用いて探索信号を送信する。「探索されたチャンネル」とは選択されているチャンネルのことであり、また、S320において最も新しく送信された探索信号のチャンネルのことである。探索信号の送信後、リモコン通信部210は送信に使用したチャンネルおよびIDに対応する信号(応答信号)の受信を行う(ステップ340)。
次に、リモコン無線設定部251はリモコン通信部210がエリアコントローラ500からの応答信号を所定のタイムアウト時間内に受信したか判定する(ステップ350)。
S350において応答信号の受信があったと判定した場合、リモコン無線設定部251は応答信号のチャンネルおよびIDを無線識別情報として設定する。「応答信号のチャンネルおよびID」とは選択されているチャンネルおよびIDのことであり、また、S350において最も新しく送信された探索信号のチャンネルおよびIDのことである(ステップ351)。
S350において応答信号の受信がなかったと判定した場合、または、S351においてチャンネルおよびIDを設定後、リモコン無線設定部251は探索したIDがIDの最大値を示しているか判定する。この判定は、探索されたチャンネルに対して全IDを組み合わせて探索信号を送信したか否かを意味する。「探索したID」とは選択されているIDのことであり、また、S350において最も新しく送信された探索信号のIDのことである(ステップ360)。
S360においてIDが最大値を示さないと判定した場合、リモコン無線設定部251はIDをインクリメント(ID←ID+1)する。IDのインクリメントはIDの切り替え(選択)を意味する。
そして、S340に処理を移し、切り替えたIDを用いて探索信号を送信し、S350以降の処理を実行する(ステップ361)。
S360においてIDが最大値を示すと判定した場合、リモコン無線設定部251はIDを初期化(ID←1)する(ステップ362)。
S330において応答信号の受信がなかったと判定した場合、または、S362においてIDを初期化した後、リモコン無線設定部251は探索したチャンネルがチャンネルの最大値を示しているか判定する。この判定は、全チャンネルで探索信号を送信したか否かを意味する。「探索したチャンネル」とは現在のチャンネルのことであり、また、S320において最も新しく送信した探索信号のチャンネルのことである(ステップ370)。
S370においてチャンネルが最大値を示さないと判定した場合、リモコン無線設定部251はチャンネルをインクリメント(CH←CH+1)する。チャンネルのインクリメントはチャンネルの切り替え(選択)を意味する。
そして、S320に処理を移し、切り替えたチャンネルを用いて探索信号を送信し、S330以降の処理を実行する(ステップ371)。
S370においてチャンネルが最大値を示すと判定した場合、リモコン無線設定部251はS351において設定されたチャンネルおよびIDの有無を判定する(ステップ380)。
S380において設定されたチャンネルおよびIDが有ると判定した場合、リモコン無線設定部251は設定されたチャンネルおよびIDを探索結果としてリモコン表示部230に表示させる。リモコン表示部230は探索結果をディスプレイに表示する(ステップ381)。
S380において設定されたチャンネルおよびIDが無いと判定した場合、リモコン無線設定部251はエラー情報を無線識別情報として設定し、リモコン表示部230に探索結果としてエラー表示させる。リモコン表示部230は探索エラーをディスプレイに表示する(ステップ382)。
図10は、実施の形態1におけるリモートコントローラ200のマニュアル探索処理を示すフローチャートの一例である。
(B)チャンネルを探索後にIDを探索する(b)マニュアル探索方法におけるリモートコントローラ200の処理の一例について、図10に基づいて以下に説明する。
利用者の入力に応じて、リモートコントローラ200は以下のようにマニュアル探索処理を実行する。
ここで、利用者により受信ボタン202または切替ボタン203が押下されたものとする。リモコン入力部220は受信ボタン202または切替ボタン203からの入力を検出する(ステップ410)。
S410においてリモコン入力部220が切替ボタン203からの入力を検出した場合、リモコン無線設定部251はチャンネル(CH)を切替ボタン203からの入力に応じて切り替えて更新する。リモコン表示部230は更新されたチャンネルをディスプレイに表示する。「CH」は利用者の選択によりリモコン無線設定部251が切り替えたチャンネルを示す。
そして、S410に処理を移し、利用者からの新たな入力を待つ(ステップ420)。
そして、S410に処理を移し、利用者からの新たな入力を待つ(ステップ420)。
S410においてリモコン入力部220が受信ボタン202からの入力を検出した場合、リモコン通信部210は選択されているチャンネルを用いて探索信号を送信する。探索信号の送信後、リモコン通信部210は送信に使用したチャンネルの信号(応答信号)を受信する(ステップ430)。
次に、リモコン無線設定部251はリモコン通信部210がエリアコントローラ500からの応答信号を所定のタイムアウト時間内に受信したか判定する(ステップ440)。
S440において応答信号の受信があったと判定した場合、リモコン無線設定部251は応答信号のチャンネルを探索結果としてリモコン表示部230に表示させる。リモコン表示部230は探索結果をディスプレイに表示する。「応答信号のチャンネル」とは選択されているチャンネルのことであり、また、S430において最も新しく送信された探索信号のチャンネルのことである(ステップ441)。
次に、利用者からの新たな入力を待ち、リモコン入力部220は受信ボタン202または切替ボタン203からの入力を検出する(ステップ450)。
S450においてリモコン入力部220が切替ボタン203からの入力を検出した場合、リモコン無線設定部251はIDを切替ボタン203からの入力に応じて切り替えて更新する。リモコン表示部230は更新されたIDをディスプレイに表示する。「ID」は利用者の選択によりリモコン無線設定部251が切り替えたIDを示す(ステップ460)。
そして、S450に処理を移し、利用者からの新たな入力を待つ。
S450においてリモコン入力部220が受信ボタン202からの入力を検出した場合、リモコン通信部210は探索されたチャンネルおよび選択されたIDを用いて探索信号を送信する。「探索されたチャンネル」とは選択されているチャンネルのことであり、また、S430において最も新しく送信された探索信号のチャンネルのことである。探索信号の送信後、リモコン通信部210は送信に使用したチャンネルおよびIDに対応する信号(応答信号)の受信を行う(ステップ470)。
次に、リモコン無線設定部251はリモコン通信部210がエリアコントローラ500からの応答信号を所定のタイムアウト時間内に受信したか判定する(ステップ480)。
S480において応答信号の受信があったと判定した場合、リモコン無線設定部251は応答信号のチャンネルおよびIDを無線識別情報として設定し、設定したチャンネルおよびIDを探索結果としてリモコン表示部230に表示させる。リモコン表示部230は探索結果をディスプレイに表示する。「応答信号のチャンネルおよびID」とは選択されているチャンネルおよびIDのことであり、また、S470において最も新しく送信された探索信号のチャンネルおよびIDのことである(ステップ481)。
S480において応答信号の受信がなかったと判定した場合、リモコン無線設定部251はリモコン表示部230に探索結果としてエラー表示させる。リモコン表示部230は探索エラーをディスプレイに表示する(ステップ482)。
そして、S450に処理を移し、利用者からの新たな入力を待つ。
S440において応答信号の受信がなかったと判定した場合、リモコン無線設定部251はリモコン表示部230に探索結果としてエラー表示させる。リモコン表示部230は探索エラーをディスプレイに表示する(ステップ483)。
リモートコントローラ200が(B)チャンネルを探索後にIDを探索することにより、使用されていないチャンネルに対する余計な探索処理を減らし、探索時間を短縮することができる。
図11は、実施の形態1におけるエリアコントローラ500の応答処理の一例を示すフローチャートである。
チャンネルおよびIDに対する上記の各探索方法において、エリアコントローラ500は以下のようにして探索信号に対して応答信号を送信する。エリアコントローラ500には無線通信に使用する自己のチャンネルおよびIDが予め設定されているものとする。
コントローラ通信部520は自己のチャンネルで送信された信号(探索信号)を通信機器を用いて受信する(ステップ510)。
<S520>
コントローラ通信部520は受信した探索信号にIDが設定されているかCPUを用いて判定する(ステップ520)。
S520において探索信号にIDが設定されていると判定した場合、コントローラ通信部520は設定されているIDが自己のIDと一致するかCPUを用いて判定する(ステップ530)。
S520において探索信号にIDが設定されていないと判定した場合、または、S530においてIDが一致すると判定した場合、コントローラ通信部520は応答信号を通信機器を用いて送信する。このとき、コントローラ通信部520は自己のチャンネルおよびIDを使用する(ステップ540)。
S530においてIDが一致しないと判定した場合、コントローラ通信部520は処理を終了する。
図12〜図16は、実施の形態1における複数の照明制御システム800とリモートコントローラ200に設定された無線識別情報との関係を示す図である。
図12〜図16の照明制御システムA801、照明制御システムB802および照明制御システムC803は図2で説明した照明制御システムA801、照明制御システムB802および照明制御システムC803と同じである。
ここで、各照明制御システム800で使用されるチャンネルおよびIDは、照明制御システムA801では「チャンネル1」、「ID1」、照明制御システムB802では「チャンネル1」、「ID2」、照明制御システムC803では「チャンネル2」、「ID1」とする。
図12〜図16のように複数の照明制御システム800が共存する場合、チャンネルおよびIDに対する上記の各探索処理により、リモートコントローラ200には複数のチャンネルおよびIDが記憶される。
リモートコントローラ200に複数のチャンネルおよびIDが記憶された場合において、特定の照明制御システム800に対して設定されているチャンネルおよびIDを特定する方法について、図12〜図16に基づいて以下に説明する。
図12において、リモートコントローラ200は、チャンネルおよびIDに対する各探索処理により、照明制御システムA801のエリアコントローラ500a、照明制御システムB802のエリアコントローラ500bおよび照明制御システムC803のエリアコントローラ500cのそれぞれから応答信号を受信し、それぞれのチャンネルおよびIDを設定して探索画面831に一覧表示する。
図13において、利用者はリモートコントローラ200の切替ボタン203を操作して探索画面831から1つのチャンネルおよびIDを選択し、送信ボタン204を押下する。ここで、利用者は「チャンネル1」および「ID1」を選択したものとする。
送信ボタン204が押下されたリモートコントローラ200は、選択された「チャンネル1」および「ID1」を用いて選択信号を送信する。
このとき、チャンネルおよびIDが一致する照明制御システムA801のエリアコントローラ500aのみが選択信号を受け付ける。選択信号を受け付けたエリアコントローラ500aは通信ユニット100aおよび通信ユニット100bを介して照明器具300a〜照明器具300nを全光点灯、点滅または調光点灯させる。また、エリアコントローラ500aは通信ユニット100aおよび通信ユニット100bのLEDを点灯または点滅させる。また、エリアコントローラ500aは自己のLEDを点灯または点滅させる。
同様に、図14において、利用者が「チャンネル1」および「ID2」を選択した場合、照明器具300o〜照明器具300rが全光点灯、点滅または調光点灯し、エリアコントローラ500bおよび通信ユニット100cのLEDが点灯または点滅する。
また、図15において、利用者が「チャンネル2」および「ID1」を選択した場合、照明器具300s〜照明器具300xが全光点灯、点滅または調光点灯し、エリアコントローラ500cおよび通信ユニット100dのLEDが点灯または点滅する。
例えば、照明制御システムC803に照明制御ユニットe815を追加する場合、利用者は照明制御システムC803の各器具が点灯していることを確認して照明制御システムC803のチャンネルおよびIDを特定することができる。また、利用者は、決定ボタン205を押下して、照明制御システムC803のチャンネルおよびIDを各種設定および操作の対象とするチャンネルおよびIDとしてリモートコントローラ200に設定することができる。
つまり、実施の形態1におけるチャンネルID探索方法では、送信した選択信号のチャンネルおよびIDに対応する照明制御システム800の各器具が光源を全光点灯、点滅または調光点灯することにより、所望の照明制御システム800のチャンネルおよびIDを特定することができる。
また、エリアコントローラ500はチャンネルおよびIDに対する上記の各探索処理において応答信号を送信する際に各器具の光源を全光点灯、点滅または調光点灯させてもよい。
図12〜図15では、リモートコントローラ200が探索画面831にチャンネルおよびIDを昇順に表示する例を示したが、エリアコントローラ500からの応答信号の信号レベルの大きい順(電波の強い順)に表示してもよい。この場合、リモートコントローラ200のリモコン通信部210は、チャンネルおよびIDに対する各探索処理において、応答信号を受信した際にチャンネルおよびIDに対応付けて応答信号の信号レベルを記憶しておき、設定した複数のチャンネルおよびIDを信号レベルの大きい順に並べ替えて表示する。
利用者はチャンネルおよびIDを特定したい所望のエリアコントローラ500の近くでリモートコントローラ200を用いて探索を行うことにより、近くに位置する所望のエリアコントローラ500からの応答信号が最も大きな信号レベルで受信されるため、所望のエリアコントローラ500のチャンネルおよびIDを探索画面831の先頭(または、上位)に表示させることができる。例えば、照明制御システムC803に照明制御ユニットe815を追加する場合、利用者は照明制御システムC803のエリア内(または、近く)でリモートコントローラ200を用いて探索を行えば、図16に示すように照明制御システムC803のエリアコントローラ500cのチャンネルおよびIDを探索画面831の先頭(または、上位)に表示させることができる。そして、利用者は探索画面831に表示されたチャンネルおよびIDを先頭から選択することにより、1回の選択(または、少ない選択数)で上記のように光源の点灯または点滅を確認でき、追加する通信ユニット100eに設定すべきエリアコントローラ500cのチャンネルおよびIDを特定することができる。
また、チャンネルおよびIDに対する上記の各探索処理において、リモートコントローラ200とエリアコントローラ500とは探索信号および応答信号をLED送受信装置を用いて赤外線通信してもよい。赤外線通信は電波を用いた通信に比べて通信距離が短く、指向性(直進性)が高いため信号の伝搬範囲が狭い。また、赤外線通信には1つの共通のチャンネルが用いられる。
そこで、利用者は、上記のように所望のエリアコントローラ500の近くからリモートコントローラ200を用いて探索を行うことにより、所望のエリアコントローラ500からのみ応答信号を受信し、チャンネルおよびIDを特定することができる。
リモートコントローラ200とエリアコントローラ500とが探索信号および応答信号を赤外線通信する場合、応答信号は1つのエリアコントローラ500からしか送信されないため、上記の各自動探索処理において、リモートコントローラ200は応答信号を受信してチャンネルおよびIDを1組設定した時点で、他のチャンネルおよびIDの探索を行わずに自動探索処理を終了してもよい。
また、チャンネルおよびIDに対する上記の各探索処理のようにリモートコントローラ200が選択されたチャンネルおよびIDで探索信号を送信するのではなく、リモートコントローラ200がチャンネルおよびIDを指定(設定)せずに探索信号を赤外線送信し、エリアコントローラ500が自己のチャンネルおよびIDを指定(設定)した応答信号を赤外線送信してもよい。
こうして、リモートコントローラ200はエリアコントローラ500が使用しているチャンネルおよびIDを特定することができ、特定したチャンネルおよびIDを用いてシステム設定情報をエリアコントローラ500に無線送信することができる。
また、新設または増設する通信ユニット100に対してチャンネルおよびIDの設定を天井822への設置前に行うことができる。そして、チャンネルおよびIDが設定された通信ユニット100は天井822に設置され、既設のエリアコントローラ500と無線通信を行う。
次に、通信ユニット100を天井822に設置するために、エリアコントローラ500から届く無線の信号レベルを探索する「信号レベル探索方法」およびエリアコントローラ500からの無線が届く距離を探索する「無線距離探索方法」について説明する。
図17、図18は、実施の形態1における信号レベル探索方法および無線距離探索方法を示す図である。
図19は、実施の形態1における信号レベル画面832を示す図である。
(1)図17に示すように、利用者はリモートコントローラ200を操作してエリアコントローラ500の無線通信可能範囲を探索する信号レベル画面832を表示し、通信ユニット100を設置する予定の箇所(天井822)の付近にリモートコントローラ200を位置させる。リモートコントローラ200には特定された1つのチャンネルおよびIDが設定(または選択)されているものとする。
(2)次に、利用者はリモートコントローラ200の受信ボタン202を押下して探索信号を送信する。このとき、リモートコントローラ200では、リモコン通信部210が設定されているチャンネルおよびIDで探索信号を送信する。
(3)エリアコントローラ500では、コントローラ通信部520が探索信号を受信し、応答信号を送信する。
(4)リモートコントローラ200では、リモコン通信部210が応答信号を受信し、リモコン無線レベル計測部252が応答信号の電波強度を信号レベルとして数値化し、リモコン表示部230が信号レベルを信号レベル画面832に表示する。例えば、リモコン無線レベル計測部252は所定の区分(セグメント)に応じて応答信号の電波強度を0〜255の信号レベルで数値化し、リモコン表示部230は信号レベルを図19の左上の信号レベル画面832に示すように数値表示したり、図19の右上の信号レベル画面832に示すようにバー表示したりする。応答信号が無い場合、リモコン表示部230は図19の左下の信号レベル画面832に示すようにエラー表示する。
実施の形態1における照明制御システム800では信号レベルを定量的に表示するため、利用者は通信ユニット100を設置する前に通信品質に問題が生じないかを判断でき、天井822に通信ユニット100を設置するための穴を無駄に開けてしまうことが無くなる。
信号レベルをバー表示させる各バーのレベル(例えば、レベル1〜レベル4の4段階)は図19の右上に示すように均等割りした範囲が設定されてもよいし、レベル毎に異なる範囲が設定されてもよい。また、0ではない信号レベルを無線通信不可を意味するレベル0の範囲に含めてもよい。つまり、レベル0にマージンを設けてもよい。そして、レベル0の場合にエラー表示を行ってもよい。
例えば、レベル0の範囲を「0〜20」、レベル1(信号レベル微弱)の範囲を「21〜100」、レベル2(信号レベル小)の範囲を「101〜150」、レベル3(信号レベル中)の範囲を「151〜200」、レベル4(信号レベル大)の範囲を「201〜255」に設定するとよい。
この設定は、レベル0に「1〜20」のマージンが設定されていることによりレベル1以上であれば通信品質をある程度保証することができる。また、無線通信が可能なレベル1〜4の中で一番低いレベル1の範囲幅(80)がレベル2〜レベル4の範囲幅(50または55)より大きいことによりレベル1の表示される頻度が多くなる。また、レベル1で通信ユニット100が設置されることはあまり無いと思われる。このため、このような設定により、レベル2〜レベル4の位置に設置されるであろう通信ユニット100にはより高い通信品質が確保される。
また、応答信号の電波強度に対応する信号レベル(セグメント)は、実際に設置される通信ユニット100と信号レベルの計測を行うリモートコントローラ200とに対して電界強度の特性や受信感度の特性について相関を取って定められているとよい。電界強度の特性や受信感度の特性は筐体の材質や厚さの違いにより異なる。
また、応答信号の電波強度に対応する信号レベルは、通信ユニット100が設置される設置環境における電界強度の特性に応じて定められているとよい。電界強度の特性は設置される天井822の材質や厚さ、設置される部屋のパーテーションの材質や厚さなどの電波を減衰させる各種パラメータにより変化する。
応答信号の電波強度に対応する信号レベルは、対応表や換算値として、予め1つ設定されていても構わないし、予め複数設定され利用者により選択されても構わないし、また、利用者からの直接入力により設定されても構わない。
また、エリアコントローラ500は探索信号を受信時にリモートコントローラ200と同様に信号レベルを計測し、計測した信号レベルに応じて自己のLEDや制御している既設の照明器具300を全光点灯、調光点灯、点滅または消灯させてもよい。
例えば、エリアコントローラ500はレベル4の場合に緑色のLEDを点灯させ、レベル3の場合に黄色のLEDを点灯させ、レベル2の場合に赤色のLEDを点灯させ、レベル1の場合に赤色のLEDを点滅させ、レベル0の場合に全てのLEDを消灯させる。また例えば、エリアコントローラ500はレベル4の場合に照明器具300を全光点灯(100%点灯)させ、レベル3の場合に照明器具300を調光点灯(例えば、70%点灯)させ、レベル2の場合に照明器具300を下限点灯(例えば、30%点灯)させ、レベル0の場合に照明器具300を消灯させる。もちろん、照明器具300の点灯状態はレベル4のとき消灯、レベル1のとき点灯のように、信号レベルと反対にしてもよい。
これにより、利用者はエリアコントローラ500から通信ユニット100に送信される信号の信号レベルだけでなく、通信ユニット100からエリアコントローラ500に送信される信号の信号レベルも知ることができる。つまり、利用者はエリアコントローラ500と通信ユニット100との送受信の信号レベルを通信ユニット100の設置前に知り、通信品質が安定する箇所に通信ユニット100を設置することができる。
利用者は表示された信号レベルに基づいてエリアコントローラ500、通信ユニット100またはリモートコントローラ200の電波強度を増減させて設定しても構わない。例えば、エリアコントローラ500、通信ユニット100およびリモートコントローラ200の電波強度を通信可能な程度に低く設定することにより、限られた範囲でだけで無線通信が行われ、他の照明制御システム800との混信や送信電波による電子機器に対する悪影響を防ぐことができる。また、消費電力を低減することもできる。
また、リモートコントローラ200は信号レベルに応じて振動してもよい。例えば、リモコン無線レベル計測部252は信号レベルが大きいほどバイブレータを大きく振動させる。
また、リモートコントローラ200は信号レベルに応じて音を出力してもよい。例えば、リモコン無線レベル計測部252は信号レベルが大きいほどスピーカから大きな音を出力させる。
これにより、利用者は信号レベル画面832を確認しなくても信号レベルを知ることができ、移動しながら連続して信号レベルの計測を行うことが容易になる。
また、リモコン無線距離計測部253が、応答信号の電波強度(または、信号レベル)に基づいて、現在のリモートコントローラ200の位置を基準にしてエリアコントローラ500からさらに離れることが可能な延長可能距離を算出し、リモコン表示部230が延長可能距離を図19の右下の信号レベル画面832に示すように表示してもよい。例えば、リモコン無線距離計測部253は基準となる電波強度に対応する所定の距離に基づいて応答信号の電波強度に対応する距離を延長可能距離として算出する。延長可能距離の算出時、リモコン無線距離計測部253は電波強度を距離の二乗に反比例させる(一般的に電波強度は距離の二乗に反比例するため)。
図18において、利用者は位置Aでリモートコントローラ200を用いて延長可能距離を計測することで、エリアコントローラ500との無線通信が可能なより離れた位置Bを特定することができる。つまり、各方向においてリモートコントローラ200を用いて延長可能距離を計測することにより、利用者はエリアコントローラ500の無線通信可能範囲を特定することができる。位置Bは位置Aからエリアコントローラ500との反対方向に延長可能距離内で離れた位置である。
また、利用者はエリアコントローラ500の設置位置にリモートコントローラ200を配して延長可能距離を計測することで、エリアコントローラ500の無線通信距離を知ることができる。
また、リモコン無線距離計測部253は2箇所での応答信号の電波強度に基づいて応答信号を受信した2点間の距離を算出し、リモコン表示部230に表示させてもよい。この場合、リモコン無線距離計測部253は2箇所それぞれで算出した延長可能距離の差を2点間の距離として算出しても構わないし、2箇所での応答信号の電波強度の差に応じた距離を2点間の距離として算出しても構わない。
例えば、エリアコントローラ500の設置位置と任意の位置とのそれぞれにおいてにリモートコントローラ200を配して延長可能距離を計測することにより、利用者は計測を行った任意の位置がエリアコントローラ500からどの程度離れているかを知ることができる。
実施の形態2.
図20は、実施の形態2におけるチャンネルID探索方法、信号レベル探索方法および無線距離探索方法を示す図である。
パソコン600が「チャンネルID探索機能」、「信号レベル探索機能」および「無線距離探索機能」を有する形態について、図20に基づいて以下に説明する。
パソコン600はリモートコントローラ200に比べてディスプレイの画面サイズが大きいため、探索したチャンネルおよびID、信号レベルおよび延長可能距離を表示するのにより適している。また、パソコン600はキーボード、マウス、タッチパネル、音声入力など多様な入力機能を有しているので操作性も高い。
但し、パソコン600はリモートコントローラ200に比べてサイズが大きく、重量が重いため可動性に劣る。
そこで、図20に示すように、無線通信用のアンテナアダプタ610と情報表示用および情報入力用のパソコン600とを組み合わせることにより、高い可動性を確保すると共に高い表示性および高い操作性を得ることができる。アンテナアダプタ610で受信された信号の情報はシリアル通信ケーブル601を介してパソコン600に送信され、パソコン600から入力された情報はシリアル通信ケーブル601を介してアンテナアダプタ610に送信され信号として無線送信される。パソコン600とアンテナアダプタ610とはUSBで接続して通信しても構わない。
アンテナアダプタ610は無線通信が行えればよいため小型および軽量にすることができる。例えば、図20に示すように、アンテナアダプタ610はアンテナ611、RF回路612、データ解析部613、シリアル変換回路614で構成される。RF回路612はアンテナ611を介して所定のチャンネルで無線通信する。シリアル変換回路614はシリアル通信用のインタフェース回路である。データ解析部613は無線通信またはシリアル通信された信号をCPUを用いてデータとして処理する。
パソコン600はアンテナアダプタ610を介して探索信号の送信や応答信号の受信を行う。
パソコン600の機能構成は、実施の形態1におけるリモートコントローラ200と同様である。つまり、パソコン600はリモコン通信部210に相当する「パソコン通信部」、リモコン入力部220に相当する「パソコン入力部」、リモコン表示部230に相当する「パソコン表示部」、リモコン設定部240に相当する「パソコン設定部」、リモコン探索部250に相当する「パソコン探索部(パソコン無線設定部、パソコン無線レベル計測部、パソコン無線距離計測部)」、リモコン記憶部290に相当する「パソコン記憶部」を備える。
または、実施の形態1におけるリモートコントローラ200のリモコン探索部250に相当する機能はパソコン600ではなくアンテナアダプタ610に設けてもよい。
また、図20に示すように、パソコン600とアンテナアダプタ610とはシリアル通信ではなく電波や赤外線を用いた無線通信で通信接続してもよい。パソコン600とアンテナアダプタ610とが無線通信接続することにより、アンテナアダプタ610の可動性をより高めることできる。
この場合、アンテナアダプタ610はシリアル変換回路614の代わりにRF回路615とアンテナ616とを備える。
実施の形態3.
実施の形態3では設置対象である通信ユニット100が実施の形態1におけるリモートコントローラ200と同様な機能構成を有し、実施の形態1におけるリモートコントローラ200と同様にチャンネルおよびIDの探索と信号レベルおよび延長可能距離の計測を行う。
つまり、通信ユニット100は、さらに、リモコン入力部220に相当する「ユニット入力部」、リモコン表示部230に相当する「ユニット表示部」、リモコン探索部250に相当する「ユニット探索部(ユニット無線設定部、ユニット無線レベル計測部、ユニット無線距離計測部)」を備える。
但し、通信ユニット100にディスプレイを備えるとコスト高になるため、通信ユニット100はチャンネルおよびIDの探索結果や信号レベルおよび延長可能距離をLEDやバイブレータやスピーカにより利用者に通知する。
図21は、実施の形態3における無線識別情報の探索例を示す図である。
通信ユニット100がディスプレイではなくLEDを用いてチャンネルおよびIDの探索結果を通知する例について、図21に基づいて以下に説明する。
ここで、天井822に設置されているエリアコントローラ500が無線通信に使用している無線識別情報を「チャンネル2」、「ID1」とする。また、チャンネルは「1」〜「16」、IDは「1」〜「2」で識別されているものとする。
(A)チャンネルとIDとを同時に探索する(a)自動探索方法の場合、利用者が通信ユニット100の探索スイッチ101をONに切り替えた際に、通信ユニット100は以下のようにしてエリアコントローラ500のチャンネルおよびIDを探索し、探索結果を表示する。
(1)まず、通信ユニット100は探索信号を「チャンネル1」および「ID1」で送信し、赤LED105をゆっくり点滅(スローフリッカ)させて探索中であることを標示する。このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルおよびIDが自己のチャンネルおよびIDと異なるため探索信号に対して応答しない。所定の時間待って探索信号に対する応答が無い場合(タイムアウトした場合)、通信ユニット100は(1)の処理を終了する。但し、赤LED105は点滅を続ける。
(2)次に、通信ユニット100はIDを切り替えて探索信号を「チャンネル1」および「ID2」で送信する。この場合も、エリアコントローラ500からの応答は無く、通信ユニット100はタイムアウトにより(2)の処理を終了する。
(3)次に、通信ユニット100はチャンネルおよびIDを切り替えて探索信号を「チャンネル2」、「ID1」で送信する。
(4)このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルおよびIDが自己のチャンネルおよびIDと一致するため探索信号に対して応答信号を送信する。通信ユニット100はエリアコントローラ500からの応答信号を受信し、探索信号の送信に使用した「チャンネル2」および「ID1」を無線識別情報として設定する。そして、通信ユニット100は赤LED105を点灯させて探索の終了を標示する。
いずれのチャンネルおよびIDを使用して探索信号を送信してもエリアコントローラ500から応答信号が得られない場合、通信ユニット100は赤LED105を早く点滅(ファーストフリッカ)させて探索エラーを標示する。
(A)チャンネルとIDとを同時に探索する(b)マニュアル探索方法の場合、利用者が通信ユニット100の探索スイッチ101をONに切り替え、通信ユニット100は利用者の探索ボタン102の操作に応じて以下のようにエリアコントローラ500のチャンネルおよびIDを探索し、探索結果を表示する。
(1)利用者は探索ボタン102を押下する。探索ボタン102が押下された際、通信ユニット100は「チャンネル1」および「ID1」で探索信号を送信する。このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルおよびIDが自己のチャンネルおよびIDと異なるため探索信号に対して応答しない。タイムアウト後、通信ユニット100は赤LED105をファーストフリッカさせて探索エラーを標示する。
(2)次に、利用者は探索ボタン102を再度押下する。探索ボタン102が再度押下された際、通信ユニット100はIDを「ID2」に切り替え、「チャンネル1」および「ID2」で探索信号を送信する。この場合も、エリアコントローラ500からの応答は無く、リモートコントローラ200は探索エラーを標示する。
(3)次に、利用者は探索ボタン102を再度押下する。探索ボタン102が再度押下された際、通信ユニット100はチャンネルを「チャンネル2」、IDを「ID1」に切り替え、「チャンネル2」および「ID2」で探索信号を送信する。
(4)このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルおよびIDが自己のチャンネルおよびIDと一致するため探索信号に対して応答信号を送信する。通信ユニット100はエリアコントローラ500からの応答信号を受信し、探索信号の送信に使用した「チャンネル2」および「ID1」を無線識別情報として設定する。そして、通信ユニット100は赤LED105を点灯させて探索の成功を標示する。
通信ユニット100は(B)チャンネルを探索後にIDを探索する場合についても同様にLEDを点灯、点滅または消灯させて探索結果を標示する。チャンネルおよびIDを探索時の探索信号の送受信は電波で行っても赤外線で行っても構わない。また、複数のチャンネルおよびIDが設定された場合には、実施の形態1と同様に、1つずつチャンネルおよびIDが切り替えられて探索信号が送信され、当該チャンネルおよびIDを使用している照明制御システム800の各機器の点灯により所望のチャンネルおよびIDが特定されてもよい。
また、通信ユニット100は実施の形態1におけるリモートコントローラ200と同様にしてエリアコントローラ500からの応答信号の信号レベルを計測し、計測した信号レベルをLEDを用いて表示する。例えば、チャンネルおよびIDの特定後に探索ボタン102が押下された際、通信ユニット100は赤LED105を間欠点滅させ、探索信号を送信し、応答信号の信号レベルを計測する。赤LED105の間欠点滅は信号レベルの計測中を意味する。そして、通信ユニット100は赤LED105を信号レベルが「大」の場合に点灯させ、信号レベルが「中」の場合にファーストフリッカさせ、信号レベルが「小」の場合にスローフリッカさせ、応答信号が無い場合又は信号レベルが「極小」の場合に消灯させる。
また、通信ユニット100は実施の形態1におけるリモートコントローラ200と同様にして電波強度または信号レベルに基づいて延長可能距離を算出し、算出した延長可能距離をLEDを用いて表示する。例えば、チャンネルおよびIDの特定後に探索ボタン102が押下された際、通信ユニット100は赤LED105を間欠点滅させ、探索信号を送信し、応答信号の信号レベルに基づいて延長可能距離を算出する。赤LED105の間欠点滅は延長可能距離の計測中を意味する。そして、通信ユニット100は赤LED105を延長可能距離が「大(例えば、5m以上)」の場合に点灯させ、延長可能距離が「中(例えば、1m以上5m未満)」の場合にファーストフリッカさせ、延長可能距離が「小(例えば、50cm以上1m未満)」の場合にスローフリッカさせ、応答信号が無い場合又は延長可能距離が「極小(例えば、50cm未満)」の場合に消灯させる。
「チャンネルID探索機能」、「信号レベル探索機能」および「無線距離探索機能」は探索ボタン102の押し方に応じて切り替えるとよい。例えば、通信ユニット100は探索ボタン102の1度押しでチャンネルおよびIDを探索し、探索ボタン102の2度押しで信号レベルを計測し、探索ボタン102の長押し(例えば、2秒以上)で延長可能距離を計測する。
上記では、標示例として赤LED105を点灯、点滅または消灯させる場合の一例を示したが、複数の赤LED105を用いて標示してもよいし、他の色のLED(例えば、緑LED103や黄LED104)を用いて標示してもよいし、各色のLEDを組み合わせて標示してもよい。これにより、より分かり易くチャンネルおよびIDの探索結果を標示することができ、また、より他段階で信号レベルや延長可能距離を標示することができる。
図22は、実施の形態3におけるLEDによる表示例を説明する図である。
図22に示すように、上記の表示例において、「スローフリッカ」とは「点灯」と「消灯」とを「ファーストフリッカ」より長い間隔で切り替える点滅のことであり、「ファーストフリッカ」とは「点灯」と「消灯」とを「スローフリッカ」より短い間隔で切り替える点滅のことであり、「間欠点滅」とは点滅間隔が1回の点滅の点灯と消灯との間隔より長い点滅のことである。
通信ユニット100は、実施の形態1におけるリモートコントローラ200と同様に、バイブレータによる振動やスピーカからの音出力により信号レベルおよび延長可能距離を表示してもよい。
図23、図24および図25は、実施の形態3における通信ユニット100の電源供給ブロック図である。
図23は、通信ユニット100がユニット制御部110の制御機能とユニット探索部の探索機能との両機能共に商用電源823を電源として実行する場合を示している。この場合、電源供給回路を単純化することができる。
図24は、制御機能用の電源を商用電源823とし、探索機能用の電源を充電式(例えば、電気二重層コンデンサ191)とする場合を示している。この場合、探索機能の実行時に商用電源823から電力を得るために電源コンセントに電源コードを接続する必要が無く、通信ユニット100の可動性を高めることができる。
また、図24は、通常の制御機能用の電源を商用電源823とし、探索機能用の電源を使い捨て電池(例えば、1次電池192)とする場合も示している。この場合、電源コンセントへの接続が不要であり可動性が高まると共に、探索機能用の電源を充電する必要が無い。
図23〜図24において、探索スイッチ回路108は図21に示した探索スイッチ101に対応してON/OFFを切り替え、制御回路106のマイクロコンピュータ(マイコン)は探索機能用の入力端子への入電により探索機能を実行させる。また、AC/DCコンバータ824は商用電源823からの100V、200Vまたは254Vの交流電圧を5V程度の直流電圧に変換する。
また、図21に示したように探索スイッチ101を設けて探索機能のON/OFFを切り替えるのではなく、図25に示すようにリモートコントローラ200からの信号を感知する受光装置109を探索機能用の入力端子に接続し、リモートコントローラ200の操作により探索機能のON/OFFを切り替えてもよい。この場合も探索機能の電源は商用電源823でも充電式でも使い捨て電池でも構わない。
実施の形態4.
通信ユニット100と各端末器が有線通信ではなく無線通信する場合、各端末器が実施の形態1におけるリモートコントローラ200と同様な機能構成を有し、通信ユニット100の使用しているチャンネルおよびIDを探索し、また、通信ユニット100から届く無線の信号レベルを計測し、通信ユニット100からの無線が届く距離を計測しても構わない。通信ユニット100は、実施の形態1におけるエリアコントローラ500と同様にして、探索信号に対して応答信号を送信したり、選択信号に対して光源を点灯制御したりする。
つまり、照明器具300、人感センサ400、照度センサ410および壁スイッチ420などの端末器は、さらに、リモコン表示部230に相当する「端末通信部」、リモコン探索部250に相当する「端末探索部(端末無線設定部、端末無線レベル計測部、端末無線距離計測部)」を備える。そして、端末器は、実施の形態3における通信ユニット100と同様に、探索スイッチ、電源回路、LED、バイブレータおよびスピーカを備えて動作する。
実施の形態1における照明制御システム800の機器構成図。 実施の形態1における複数の照明制御システム800の配置例を示す図。 実施の形態1におけるエリアコントローラ500、通信ユニット100およびリモートコントローラ200の機能構成図。 実施の形態1における各端末器の機能構成図。 実施の形態1における無線識別情報の探索例Aを示す図。 実施の形態1における無線識別情報の探索例Bを示す図。 実施の形態1におけるリモートコントローラ200の自動探索処理を示すフローチャート。 実施の形態1におけるリモートコントローラ200のマニュアル探索処理を示すフローチャート。 実施の形態1におけるリモートコントローラ200の自動探索処理を示すフローチャート。 実施の形態1におけるリモートコントローラ200のマニュアル探索処理を示すフローチャート。 実施の形態1におけるエリアコントローラ500の応答処理を示すフローチャート。 実施の形態1における複数の照明制御システム800とリモートコントローラ200に設定された無線識別情報との関係を示す図。 実施の形態1における複数の照明制御システム800とリモートコントローラ200に設定された無線識別情報との関係を示す図。 実施の形態1における複数の照明制御システム800とリモートコントローラ200に設定された無線識別情報との関係を示す図。 実施の形態1における複数の照明制御システム800とリモートコントローラ200に設定された無線識別情報との関係を示す図。 実施の形態1における複数の照明制御システム800とリモートコントローラ200に設定された無線識別情報との関係を示す図。 実施の形態1における信号レベル探索方法および無線距離探索方法を示す図。 実施の形態1における信号レベル探索方法および無線距離探索方法を示す図。 実施の形態1における信号レベル画面832を示す図。 実施の形態2におけるチャンネルID探索方法、信号レベル探索方法および無線距離探索方法を示す図。 実施の形態3における無線識別情報の探索例を示す図。 実施の形態3におけるLEDにより標示例を説明する図。 実施の形態3における通信ユニット100の電源供給ブロック図。 実施の形態3における通信ユニット100の電源供給ブロック図。 実施の形態3における通信ユニット100の電源供給ブロック図。
100,100a,100b,100c,100d,100e 通信ユニット、101 探索スイッチ、102 探索ボタン、103 緑LED、104 黄LED、105 赤LED、106 制御回路、107 電源スイッチ回路、108 探索スイッチ回路、109 受光装置、110 ユニット制御部、120 ユニット有線通信部、130 ユニット無線通信部、190 ユニット記憶部、191 電気二重層コンデンサ、192 1次電池、200 リモートコントローラ、201 探索ボタン、202 受信ボタン、203 切替ボタン、203a UPボタン、203b DOWNボタン、204 送信ボタン、205 決定ボタン、210 リモコン通信部、220 リモコン入力部、230 リモコン表示部、240 リモコン設定部、250 リモコン探索部、251 リモコン無線設定部、252 リモコン無線レベル計測部、253 リモコン無線距離計測部、290 リモコン記憶部、300,300a〜300x,300A,300B,300C,300D 照明器具、310 点灯装置、311 点灯制御部、312 点灯装置制御部、313 点灯装置通信部、319 点灯装置記憶部、400 人感センサ、401 人感センサ制御部、402 人感センサ通信部、403 人感センサ表示部、409 人感センサ記憶部、410 照度センサ、411 照度センサ制御部、412 照度センサ通信部、419 照度センサ記憶部、420 壁スイッチ、421 スイッチ入力部、422 スイッチ設定部、423 スイッチ通信部、424 スイッチ表示部、429 スイッチ記憶部、500,500a,500b,500c エリアコントローラ、510 コントローラ制御部、520 コントローラ通信部、590 コントローラ記憶部、600 パソコン、601 シリアル通信ケーブル、610 アンテナアダプタ、611 アンテナ、612 RF回路、613 データ解析部、614 シリアル変換回路、615 RF回路、616 アンテナ、800 照明制御システム、801 照明制御システムA、802 照明制御システムB、803 照明制御システムC、810 照明制御ユニット、811 照明制御ユニットa、812 照明制御ユニットb、813 照明制御ユニットc、814 照明制御ユニットd、815 照明制御ユニットe、821 通信線、822 天井、823 商用電源、824 AC/DCコンバータ、831 探索画面、832 信号レベル画面。

Claims (16)

  1. 電気機器を制御するエリアコントローラと、
    前記エリアコントローラと無線通信して電気機器を制御するリモートコントローラと
    を有する機器制御システムであり、
    前記リモートコントローラは、
    通信機器を用いて無線通信を行うリモコン通信部と、
    無線通信に使用されるチャンネルと識別符号との複数の組み合わせのうちの1つの組み合わせを用いて探索信号を前記リモコン通信部に送信させ、前記リモコン通信部が前記エリアコントローラからの応答信号を受信できた場合に前記リモコン通信部に探索信号の送信に使用させたチャンネルと識別符号とを前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号として記憶機器に設定し、前記リモコン通信部が前記エリアコントローラからの応答信号を受信できなかった場合にチャンネルと識別符号との新たな組み合わせで前記リモコン通信部に探索信号を送信させるリモコン無線設定部と
    を備えることを特徴とする機器制御システム。
  2. 電気機器を制御するエリアコントローラと、
    前記エリアコントローラと無線通信して電気機器を制御するリモートコントローラと
    を有する機器制御システムであり、
    前記リモートコントローラは、
    通信機器を用いて無線通信を行うリモコン通信部と、
    前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記リモコン通信部に送信させ、前記リモコン通信部が前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルを表示機器を用いて表示するリモコン無線レベル計測部と
    を備えることを特徴とする機器制御システム。
  3. 電気機器を制御するエリアコントローラと、
    前記エリアコントローラと無線通信して電気機器を制御するリモートコントローラと
    を有する機器制御システムであり、
    前記リモートコントローラは、
    通信機器を用いて無線通信を行うリモコン通信部と、
    前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記リモコン通信部に送信させ、前記リモコン通信部が前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルに基づいて前記エリアコントローラとの無線通信が可能な延長可能距離を前記リモートコントローラの位置を基準に算出し、算出した延長可能距離を表示機器を用いて表示するリモコン無線距離計測部と
    を備えることを特徴とする機器制御システム。
  4. 電気機器を無線通信により制御するエリアコントローラと、
    無線通信を行うアンテナアダプタと、
    前記アンテナアダプタを介して前記エリアコントローラと通信するパーソナルコンピュータと
    を有する機器制御システムであり、
    前記パーソナルコンピュータは、
    無線通信に使用されるチャンネルと識別符号との複数の組み合わせのうちの1つの組み合わせを用いて探索信号を前記アンテナアダプタに送信させ、前記アンテナアダプタが前記エリアコントローラからの応答信号を受信できた場合に前記アンテナアダプタに探索信号の送信に使用させたチャンネルと識別符号とを前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号として表示機器を用いて表示し、前記アンテナアダプタが前記エリアコントローラからの応答信号を受信できなかった場合にチャンネルと識別符号との新たな組み合わせで前記アンテナアダプタに探索信号を送信させるパソコン無線設定部を備える
    ことを特徴とする機器制御システム。
  5. 電気機器を無線通信により制御するエリアコントローラと、
    無線通信を行うアンテナアダプタと、
    前記アンテナアダプタを介して前記エリアコントローラと通信するパーソナルコンピュータと
    を有する機器制御システムであり、
    前記パーソナルコンピュータは、
    前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記アンテナアダプタに送信させ、前記アンテナアダプタが前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルを表示機器を用いて表示するパソコン無線レベル計測部を備える
    ことを特徴とする機器制御システム。
  6. 電気機器を無線通信により制御するエリアコントローラと、
    無線通信を行うアンテナアダプタと、
    前記アンテナアダプタを介して前記エリアコントローラと通信するパーソナルコンピュータと
    を有する機器制御システムであり、
    前記パーソナルコンピュータは、
    前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記アンテナアダプタに送信させ、前記アンテナアダプタが前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルに基づいて前記エリアコントローラとの無線通信が可能な延長可能距離を前記アンテナアダプタの位置を基準に算出し、算出した延長可能距離を表示機器を用いて表示するパソコン無線距離計測部を備える
    ことを特徴とする機器制御システム。
  7. 電気機器と通信する通信ユニットと、
    前記通信ユニットと無線通信して前記通信ユニットを介して電気機器を制御するエリアコントローラと
    を有する機器制御システムであり、
    前記通信ユニットは、
    通信機器を用いて無線通信を行うユニット通信部と、
    無線通信に使用されるチャンネルと識別符号との複数の組み合わせのうちの1つの組み合わせを用いて探索信号を前記ユニット通信部に送信させ、前記ユニット通信部が前記エリアコントローラからの応答信号を受信できた場合に前記ユニット通信部に探索信号の送信に使用させたチャンネルと識別符号とを前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号として記憶機器に設定し、前記ユニット通信部が前記エリアコントローラからの応答信号を受信できなかった場合にチャンネルと識別符号との新たな組み合わせで前記ユニット通信部に探索信号を送信させるユニット無線設定部と
    を備えることを特徴とする機器制御システム。
  8. 電気機器と通信する通信ユニットと、
    前記通信ユニットと無線通信して前記通信ユニットを介して電気機器を制御するエリアコントローラと
    を有する機器制御システムであり、
    前記通信ユニットは、
    通信機器を用いて無線通信を行うユニット通信部と、
    前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記ユニット通信部に送信させ、前記ユニット通信部が前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルを表示機器を用いて表示するユニット無線レベル計測部と
    を備えることを特徴とする機器制御システム。
  9. 電気機器と通信する通信ユニットと、
    前記通信ユニットと無線通信して前記通信ユニットを介して電気機器を制御するエリアコントローラと
    を有する機器制御システムであり、
    前記通信ユニットは、
    通信機器を用いて無線通信を行うユニット通信部と、
    前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記ユニット通信部に送信させ、前記ユニット通信部が前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルに基づいて前記エリアコントローラとの無線通信が可能な延長可能距離を前記リモートコントローラの位置を基準に算出し、算出した延長可能距離を表示機器を用いて表示するユニット無線距離計測部と
    を備えることを特徴とする機器制御システム。
  10. 前記リモートコントローラは、さらに、
    前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記リモコン通信部に送信させ、前記リモコン通信部が前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルを表示機器を用いて表示するリモコン無線レベル計測部と、
    前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記リモコン通信部に送信させ、前記リモコン通信部が前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルに基づいて前記エリアコントローラとの無線通信が可能な延長可能距離を前記リモートコントローラの位置を基準に算出し、算出した延長可能距離を表示機器を用いて表示するリモコン無線距離計測部と
    の少なくともいずれかを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の機器制御システム。
  11. 前記パーソナルコンピュータは、さらに、
    前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記アンテナアダプタに送信させ、前記アンテナアダプタが前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルを表示機器を用いて表示するパソコン無線レベル計測部と、
    前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記アンテナアダプタに送信させ、前記アンテナアダプタが前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルに基づいて前記エリアコントローラとの無線通信が可能な延長可能距離を前記アンテナアダプタの位置を基準に算出し、算出した延長可能距離を表示機器を用いて表示するパソコン無線距離計測部と
    の少なくともいずれかを備える
    ことを特徴とする請求項4記載の機器制御システム。
  12. 前記通信ユニットは、さらに、
    前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記ユニット通信部に送信させ、前記ユニット通信部が前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルを表示機器を用いて表示するユニット無線レベル計測部と、
    前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記ユニット通信部に送信させ、前記ユニット通信部が前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルに基づいて前記エリアコントローラとの無線通信が可能な延長可能距離を前記リモートコントローラの位置を基準に算出し、算出した延長可能距離を表示機器を用いて表示するユニット無線距離計測部と
    の少なくともいずれかを備える
    ことを特徴とする請求項7記載の機器制御システム。
  13. 請求項7〜請求項9、請求項12いずれかに記載の機器制御システムと、
    前記機器制御システムにより前記電気機器として制御される照明器具と、
    前記機器制御システムにより前記電気機器として制御される壁スイッチと人感センサと照度センサとの少なくともいずれかの端末器と
    を有する照明制御システムであり、
    前記照明器具と前記端末器との少なくともいずれかは、
    通信機器を用いて無線通信を行う端末通信部と、
    無線通信に使用されるチャンネルと識別符号との複数の組み合わせのうちの1つの組み合わせを用いて探索信号を前記端末通信部に送信させ、前記端末通信部が前記通信ユニットからの応答信号を受信できた場合に前記端末通信部に探索信号の送信に使用させたチャンネルと識別符号とを前記通信ユニットが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号として記憶機器に設定し、前記端末通信部が前記通信ユニットからの応答信号を受信できなかった場合にチャンネルと識別符号との新たな組み合わせで前記端末通信部に探索信号を送信させる端末無線設定部と
    を備えることを特徴とする照明制御システム。
  14. 請求項7〜請求項9、請求項12いずれかに記載の機器制御システムと、
    前記機器制御システムにより前記電気機器として制御される照明器具と、
    前記機器制御システムにより前記電気機器として制御される壁スイッチと人感センサと照度センサとの少なくともいずれかの端末器と
    を有する照明制御システムであり、
    前記照明器具と前記端末器との少なくともいずれかは、
    通信機器を用いて無線通信を行う端末通信部と、
    前記通信ユニットが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記端末通信部に送信させ、前記端末通信部が前記通信ユニットから受信した応答信号の信号レベルを表示機器を用いて表示する端末無線レベル計測部と
    を備えることを特徴とする照明制御システム。
  15. 請求項7〜請求項9、請求項12いずれかに記載の機器制御システムと、
    前記機器制御システムにより前記電気機器として制御される照明器具と、
    前記機器制御システムにより前記電気機器として制御される壁スイッチと人感センサと照度センサとの少なくともいずれかの端末器と
    を有する照明制御システムであり、
    前記照明器具と前記端末器との少なくともいずれかは、
    通信機器を用いて無線通信を行う端末通信部と、
    前記通信ユニットが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記端末通信部に送信させ、前記端末通信部が前記通信ユニットから受信した応答信号の信号レベルに基づいて前記通信ユニットとの無線通信が可能な延長可能距離を探索信号を送信時の位置を基準に算出し、算出した延長可能距離を表示機器を用いて表示する端末無線距離計測部と
    を備えることを特徴とする照明制御システム。
  16. 前記照明器具と前記端末器との少なくともいずれかは、さらに、
    前記通信ユニットが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記端末通信部に送信させ、前記端末通信部が前記通信ユニットから受信した応答信号の信号レベルを表示機器を用いて表示する端末無線レベル計測部と、
    前記通信ユニットが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記端末通信部に送信させ、前記端末通信部が前記通信ユニットから受信した応答信号の信号レベルに基づいて前記通信ユニットとの無線通信が可能な延長可能距離を探索信号を送信時の位置を基準に算出し、算出した延長可能距離を表示機器を用いて表示する端末無線距離計測部と
    の少なくともいずれかを備える
    ことを特徴とする請求項13記載の照明制御システム。
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