JP4869193B2 - 機器制御システムおよび照明制御システム - Google Patents
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いままでの技術では、通信できるチャンネルおよびIDを図面等に事前に記載しておき、利用者がその記載に基づいて照明システムの通信設定を行っていた。このため、チャンネルおよびIDの記載が漏れていたり、誤っていたり、不鮮明であったりすると、新たに設置するシステムコントローラや照明器具等に設定するチャンネルおよびIDは、1つずつ試したり、天井に設置されている既設のシステムコントローラや照明器具等のDIPスイッチを目視で確認したりして特定しなくてはならなかった。
図1は、実施の形態1における照明制御システム800の機器構成図である。
実施の形態1における照明制御システム800の機器構成について図1に基づいて以下に説明する。
但し、照明制御システム800に対して1つの照明制御ユニット810であっても構わない。また、照明制御システム800において、通信ユニット100がエリアコントローラ500の機能を兼備し、エリアコントローラ500を有さず、特定の通信ユニット100がエリアコントローラ500として兼用されても構わない。
また、通信線821を無線通信としてもよい。
また、各通信ユニット100は通信線821で接続する特定台数(例えば、最大60台)の端末器を有線通信により制御する。但し、通信ユニット100は端末器を無線通信により制御しても構わない。この場合、以下の説明において「エリアコントローラ500」を通信ユニット100に置き換え、「通信ユニット100」を端末器に置き換えることで、通信ユニット100と端末器との関係を説明することができる。すべて無線通信で行う場合は、エリアコントローラ500と通信ユニット100とを一体化してもよい。
実施の形態1における照明制御システム800はリモートコントローラ200が「チャンネルID探索機能」、「信号レベル探索機能」、「無線距離探索機能」を有することを特徴とする。
システム設定情報には、各端末器をグループ分けするグループ情報、各端末器の機能を個別に又はグループ毎に制御する制御情報、特定の制御情報を示し端末器毎またはグループ毎に設定されるシーン情報などが含まれる。
目標調光率とは、電源がONになった場合や目標調光率が変更された場合に点灯させる照明の調光率のことである。照明は、照明器具300の光源のことであり、例えば、放電灯、LED、EL、電球である。
目標照度とは、電源がONになった場合や目標照度が変更された場合に点灯させる照明の照度のことである。
フェード時間とは、電源がONになった場合に照明の調光率(または照度)を0から第1の目標調光率(または第1の目標照度)に上げるまでの時間および電源がOFFになった場合に照明の調光率(または照度)を第1の目標調光率(または第1の目標照度)から0に下げるまでの時間のことである。但し、フェード時間は、照明の調光率(または照度)を第1の目標調光率(または第1の目標照度)から第2の目標調光率(または第2の目標照度)に下げる(または上げる)までの時間であってもよい。また、フェード時間は調光率(または照度)の変化率で表わしてもよい。また、フェード時間の始期は電源のON/OFFに限らず、特定の時刻であってもよい。また、フェード時間は電源ON、電源OFFおよび各特定の時刻のそれぞれに異なる値が設定されていてもよい。
保持時間とは、人感センサ400が検知無の状態になった後も照明の調光率を目標調光率または目標照度のまま保つ時間のことである。
不在消灯ディレー時間とは、不在フェード時間経過後も照明の調光率を不在調光率で保つ時間のことである。
また、初期照度とは、初期照度補正を行わないで新しい放電灯を調光率100%で点灯させた時の照度のことである。
照度センサ感度は照度センサ410の感度レベルのことである。
照度通報変化量は、照度センサ410が計測した照度を出力する条件のことである。照度センサ410は一定時間の間に、または、目標照度に対して照度通報変化量以上に照度が変化した場合に計測した照度を通信ユニット100を介してエリアコントローラ500に送信する。
照度通報間隔時間とは、照度センサ410が計測した照度を出力する条件のことである。照度センサ410は照度通報間隔時間の経過毎に計測した照度を通信ユニット100を介してエリアコントローラ500に送信する。
インバータ動作モードとは、照明器具300の点灯装置310をリセット後の放電灯の再点灯方法を示す。例えば、再点灯方法にはリセット前と同じ設定での点灯や工場出荷時の設定での点灯がある。
ブザーON/OFF状態とは、照明器具300の点灯装置310が故障した場合や光源の異常を検出した場合に通報ブザーを鳴らすか(ON状態)鳴らさないか(OFF状態)の設定のことである。
優先制御状態とは、照明器具300の点灯装置310が故障した場合や光源の異常を検出した場合の制御方法のことである。例えば、優先制御状態は光源の消灯または点滅を示す。
スケジュールデータとは、年月日、時刻、曜日などに対応付けた各種動作設定のことである。例えば、各種動作設定には照明器具300や人感センサ400や照度センサ410のON/OFF、照明の調光率やフェード時間などがある。
図2では、1つのフロアに照明制御システムA801と照明制御システムB802と照明制御システムC803との3つのシステムが共存し、照明制御システムA801は照明制御ユニットa811と照明制御ユニットb812との2つのユニットを有し、照明制御システムB802は照明制御ユニットc813を有し、照明制御システムC803は照明制御ユニットd814を有している。
同様に、照明制御システムB802において、通信ユニット100cはエリアコントローラ500bの無線通信可能範囲内に設置され、エリアコントローラ500bは通信ユニット100cを介して照明器具300o〜照明器具300rを制御する。また、照明制御システムC803において、通信ユニット100dはエリアコントローラ500cの無線通信可能範囲内に設置され、エリアコントローラ500cは通信ユニット100dを介して照明器具300s〜照明器具300xを制御する。
なお、照明器具300はエリアコントローラ500により制御される端末器の一例であり、図示を省略した壁スイッチ420、人感センサ400、照度センサ410などの端末器も照明器具300と共に渡り配線されているものとする。渡り配線された各端末器は1本の通信線821により数珠繋ぎで接続されている。
また、通信ユニット100eはエリアコントローラ500cの無線通信可能範囲内に設置される必要がある。
照明制御ユニットe815は通信ユニット100eが通信線821により接続する照明器具300A〜照明器具300Dを制御するユニットである。照明制御ユニットe815が追加されることにより、エリアコントローラ500cは通信ユニット100eを介して、さらに、照明器具300A〜照明器具300Dを制御する。
実施の形態1における照明制御システム800は後述する「チャンネルID探索方法」、「信号レベル探索方法」、「無線距離探索方法」を利用することにより上記のような照明制御ユニットe815の追加を容易にする。
図4は、実施の形態1における各端末器の機能構成図である。
実施の形態1における照明制御システム800を構成する各機器の機能構成について図3および図4に基づいて以下に説明する。
リモコン通信部210は所定のチャンネルおよびIDを用いて通信機器により無線通信を行う。例えば、リモコン通信部210はシステム設定情報や後述する探索信号をエリアコントローラ500に送信し、後述する応答信号をエリアコントローラ500から受信する。
リモコン入力部220は入力ボタンの押下を検出し、押下された入力ボタンの情報を入力する。
リモコン表示部230は各種の画面や情報をディスプレイに表示する。
リモコン設定部240はリモコン入力部220の入力に応じてシステム設定情報をCPUを用いて生成し、生成したシステム設定情報をリモコン通信部210によりエリアコントローラ500に送信する。
リモコン探索部250はリモコン無線設定部251、リモコン無線レベル計測部252およびリモコン無線距離計測部253を備え、チャンネルID探索機能、信号レベル探索機能および無線距離探索機能を実行する。
リモコン無線設定部251はチャンネルID探索機能をCPUを用いて実行する。例えば、チャンネルID探索機能として、リモコン無線設定部251はチャンネルとIDとの複数の組み合わせのうちの1つの組み合わせを用いて探索信号をリモコン通信部210に送信させる。そして、リモコン通信部210がエリアコントローラ500からの応答信号を受信できた場合、リモコン無線設定部251はリモコン通信部210に対して探索信号の送信に使用させたチャンネルとIDとを、エリアコントローラ500が無線通信に使用しているチャンネルとIDとしてリモコン記憶部290に記憶して設定させる。また、リモコン通信部210がエリアコントローラ500からの応答信号を受信できなかった場合、リモコン無線設定部251はチャンネルとIDとの新たな組み合わせでリモコン通信部210に探索信号を送信させる。
リモコン無線レベル計測部252は信号レベル探索機能をCPUを用いて実行する。例えば、信号レベル探索機能として、リモコン無線レベル計測部252はエリアコントローラ500が無線通信に使用しているチャンネルとIDとを用いて探索信号をリモコン通信部210に送信させる。そして、リモコン無線レベル計測部252はリモコン通信部210がエリアコントローラ500から受信した応答信号の信号レベルをディスプレイ、LED、バイブレータやスピーカなどの出力装置(表示機器)を用いて出力する。
リモコン無線距離計測部253は無線距離探索機能をCPUを用いて実行する。例えば、無線距離探索機能として、まず、リモコン無線距離計測部253はエリアコントローラ500が無線通信に使用しているチャンネルとIDとを用いて探索信号をリモコン通信部210に送信させる。次に、リモコン無線距離計測部253はリモコン通信部210がエリアコントローラ500から受信した応答信号の信号レベルに基づいてエリアコントローラ500との無線通信が可能な延長可能距離をリモートコントローラ200の位置を基準に算出する。そして、リモコン無線距離計測部253は算出した延長可能距離をディスプレイ、LED、バイブレータやスピーカなどの出力装置を用いて出力する。
リモコン記憶部290はリモートコントローラ200が入出力した、または、予め設定された各種情報を記憶機器を用いて記憶する。例えば、リモコン記憶部290はシステム設定情報、全チャンネルおよび全ID、エリアコントローラ500が使用しているチャンネルおよびID、エリアコントローラ500からの応答信号の信号レベル、エリアコントローラ500との無線通信が可能な延長可能距離を記憶する。
コントローラ制御部510はリモートコントローラ200から送信されたシステム設定情報に基づく機器制御をCPUを用いて実行する。例えば、コントローラ制御部510はシステム設定情報に基づいてユニット設定情報を生成し、生成したユニット設定情報をコントローラ通信部520により当該通信ユニット100に送信する。これにより、コントローラ制御部510は通信ユニット100を介して各端末器を制御する。
コントローラ通信部520はDIPスイッチ等により設定されているチャンネルおよびIDを用いて通信機器により無線通信を行う。例えば、コントローラ通信部520はリモートコントローラ200から送信されたシステム設定情報や探索信号を受信する。また例えば、コントローラ通信部520はコントローラ制御部510が生成したユニット設定情報をコントローラ制御部510に送信する。また例えば、コントローラ通信部520は探索信号に対して応答信号を生成し、生成した応答信号を送信する。
コントローラ記憶部590はエリアコントローラ500が入出力した、または、予め設定された各種情報を記憶機器を用いて記憶する。例えば、コントローラ記憶部590はシステム設定情報、エリアコントローラ500の識別情報(例えば、MACアドレス)、各端末器の識別情報を記憶する。
ユニット制御部110はエリアコントローラ500から送信されたユニット設定情報に基づく機器制御をCPUを用いて実行する。例えば、ユニット制御部110はユニット設定情報に基づいて端末制御情報を生成し、生成した端末制御情報をユニット有線通信部120により各端末器に送信する。これにより、ユニット制御部110は各端末器を制御する。
ユニット有線通信部120は有線接続インタフェースを有する通信機器を用いて有線通信を行う。例えば、ユニット有線通信部120はユニット制御部110が生成した端末制御情報を各端末器に送信する。
ユニット無線通信部130はDIPスイッチ等により設定されているチャンネルおよびIDを用いて無線接続インタフェースを有する通信機器により無線通信を行う。例えば、ユニット無線通信部130はエリアコントローラ500から送信されたユニット設定情報を受信する。
ユニット記憶部190は通信ユニット100が入出力した、または、予め設定された各種情報を記憶機器を用いて記憶する。例えば、ユニット記憶部190はユニット設定情報、通信ユニット100の識別情報、各端末器の識別情報を記憶する。
スイッチ入力部421はスイッチボタンの押下を検出し、押下されたスイッチボタンの情報を入力する。
スイッチ設定部422は通信ユニット100から送信された端末制御情報に基づいて動作する。例えば、スイッチ設定部422は特定の端末器、特定のグループまたは特定のシーンを割り付けて各スイッチボタンを設定する。
スイッチ通信部423は通信機器を用いて有線通信を行う。例えば、スイッチ通信部423は通信ユニット100から送信された端末制御情報を受信する。また例えば、スイッチ通信部423はスイッチ入力部421により検出されたスイッチボタンの設定情報を通信ユニット100や他の端末器に送信する。
スイッチ記憶部429は壁スイッチ420が入出力した、または、予め設定された各種情報を記憶機器を用いて記憶する。例えば、スイッチ記憶部429は各スイッチボタンの設定情報、端末制御情報、壁スイッチ420の識別情報を記憶する。
スイッチ表示部424は、スイッチ押下の状態表示や通信ユニット100から送信された端末制御情報を表示する。
人感センサ制御部401は通信ユニット100から送信された端末制御情報に基づいて動作する。例えば、人感センサ制御部401は設置エリアにおける人の有無を検出する。人感センサ制御部401は焦電センサ(熱センサ)や光通過センサにより赤外線量や光量を測定し、赤外線や光の変化により人の有無を判定する。
人感センサ通信部402は通信機器を用いて有線通信を行う。例えば、人感センサ通信部402は通信ユニット100から送信された端末制御情報を受信する。また例えば、人感センサ通信部402は人感センサ制御部401により検出された人の有無を示す情報を通信ユニット100を介してエリアコントローラ500に送信する。
人感センサ記憶部409は人感センサ400が入出力した、または、予め設定された各種情報を記憶機器を用いて記憶する。例えば、人感センサ記憶部409は人の有無を示す情報、端末制御情報、人感センサ400の識別情報を記憶する。
人感センサ表示部403は、人感センサ制御部401により検出された人の有無を表示または検出時のみ表示する。
照度センサ制御部411は通信ユニット100から送信された端末制御情報に基づいて動作する。例えば、照度センサ制御部411は設置エリアの実照度を測定する。
照度センサ通信部412は通信機器を用いて有線通信を行う。例えば、照度センサ通信部412は通信ユニット100から送信された端末制御情報を受信する。また例えば、照度センサ通信部412は照度センサ制御部411により計測された照度を通信ユニット100を介してエリアコントローラ500に送信する。
照度センサ記憶部419は照度センサ410が入出力した、または、予め設定された各種情報を記憶機器を用いて記憶する。例えば、照度センサ記憶部419は照度センサ感度、計測された照度、端末制御情報、照度センサ410の識別情報を記憶する。
点灯制御部311は点灯回路を制御して光源を点灯制御する。例えば、点灯制御部311はインバータ回路を制御して放電灯を全光点灯、調光点灯、点滅または消灯させる。
点灯装置制御部312は通信ユニット100から送信された端末制御情報に基づいて動作する。例えば、点灯装置制御部312は点灯制御部311により光源を全光点灯、調光点灯、点滅または消灯させたり、累積点灯時間を計数したりする。
点灯装置通信部313は通信機器を用いて有線通信を行う。例えば、点灯装置通信部313は通信ユニット100から送信された端末制御情報を受信する。また例えば、点灯装置通信部313は点灯装置制御部312により計数された累積点灯時間や点灯制御部311が検出したエラー情報を通信ユニット100を介してエリアコントローラ500に送信する。
点灯装置記憶部319は照明器具300が入出力した、または、予め設定された各種情報を記憶機器を用いて記憶する。例えば、点灯装置記憶部319は累積点灯時間、エラー情報、端末制御情報、照明器具300の識別情報を記憶する。
図6は、実施の形態1における無線識別情報の探索例Bを示す図である。
以下、(A)チャンネルとIDとを同時に探索する(a)自動探索方法および(b)マニュアル探索方法について、図5に基づいて説明する。
また、(B)チャンネルを探索後にIDを探索する(a)自動探索方法および(b)マニュアル探索方法について、図6に基づいて説明する。
利用者がリモートコントローラ200を操作してチャンネルおよびIDを探索する探索画面831を表示して探索ボタン201を押下した際、リモートコントローラ200は以下のようにしてエリアコントローラ500のチャンネルおよびIDを探索する。
(2)次に、リモートコントローラ200はIDを切り替えて探索信号を「チャンネル1」および「ID2」で送信する。この場合も、エリアコントローラ500からの応答は無く、リモートコントローラ200はタイムアウトにより(2)の処理を終了する。
(3)次に、リモートコントローラ200はIDを切り替えて探索信号を「チャンネル2」および「ID1」で送信する。この場合も、エリアコントローラ500からの応答は無く、リモートコントローラ200はタイムアウトにより(3)の処理を終了する。
(4)次に、リモートコントローラ200はチャンネルおよびIDを切り替えて探索信号を「チャンネル2」、「ID2」で送信する。
(5)このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルおよびIDが自己のチャンネルおよびIDと一致するため探索信号に対して応答信号を送信する。リモートコントローラ200はエリアコントローラ500からの応答信号を受信し、探索信号の送信に使用した「チャンネル2」と「ID2」とを無線識別情報として設定し、探索画面831に探索結果として表示する。
いずれの探索信号に対してもエリアコントローラ500から応答信号が得られない場合、リモートコントローラ200は探索画面831に探索結果としてエラー表示を行う。
利用者はリモートコントローラ200を操作してチャンネルおよびIDを探索する探索画面831を表示し、リモートコントローラ200は利用者の入力に応じて以下のようにエリアコントローラ500のチャンネルおよびIDを探索する。
(2)次に、利用者は「チャンネル1」および「ID2」を選択したものとする。リモートコントローラ200は選択された「チャンネル1」および「ID2」で探索信号を送信する。この場合も、エリアコントローラ500からの応答は無く、リモートコントローラ200はERR表示を行う。
(3)次に、利用者は「チャンネル2」および「ID1」を選択したものとする。リモートコントローラ200は選択された「チャンネル2」および「ID1」で探索信号を送信する。この場合も、エリアコントローラ500からの応答は無く、リモートコントローラ200はERR表示を行う。
(4)次に、利用者は「チャンネル2」および「ID2」を選択したものとする。リモートコントローラ200は選択された「チャンネル2」および「ID2」で探索信号を送信する。
(5)このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルおよびIDが自己のチャンネルおよびIDと一致するため探索信号に対して応答信号を送信する。リモートコントローラ200はエリアコントローラ500からの応答信号を受信し、探索信号の送信に使用した「チャンネル2」および「ID2」を無線識別情報として設定し、探索画面831に探索結果として表示する。
利用者がリモートコントローラ200を操作してチャンネルおよびIDを探索する探索画面831を表示して探索ボタン201を押下した際、リモートコントローラ200は以下のようにしてエリアコントローラ500のチャンネルおよびIDを探索する。
(2)次に、リモートコントローラ200はチャンネルを切り替えて探索信号を「チャンネル2」で送信する。
(3)このとき、エリアコントローラ500は送信されたチャンネルが自己のチャンネルと一致するため探索信号に対して応答信号を送信する。リモートコントローラ200はエリアコントローラ500からの応答信号を受信する。
(4)次に、リモートコントローラ200は探索信号を「チャンネル2」、「ID1」で送信する。探索信号のチャンネルは(3)において応答があった「チャンネル2」である。このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のIDが自己のIDと異なるため探索信号に対して応答しない。所定の時間待って探索信号に対する応答が無い場合(タイムアウトした場合)、リモートコントローラ200は(4)の処理を終了する。
(5)次に、リモートコントローラ200はIDを切り替えて探索信号を「チャンネル2」、「ID2」で送信する。
(6)このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルおよびIDが自己のチャンネルおよびIDと一致するため探索信号に対して応答信号を送信する。リモートコントローラ200はエリアコントローラ500からの応答信号を受信し、探索信号の送信に使用した「チャンネル2」および「ID2」を無線識別情報として設定し、探索画面831に探索結果として表示する。
いずれの探索信号に対してもエリアコントローラ500から応答信号が得られない場合、リモートコントローラ200は探索画面831に探索結果としてERR(エラー)表示を行う。
(3)で自己のチャンネルと一致したら、エリアコントローラ500は自己のIDを合わせた応答信号を送信してもよい。そうすれば、リモートコントローラ200がIDを切り替えて探索信号を送信しなくてもよい。
利用者はリモートコントローラ200を操作してチャンネルおよびIDを探索する探索画面831を表示し、リモートコントローラ200は利用者の入力に応じて以下のようにエリアコントローラ500のチャンネルおよびIDを探索する。
(2)次に、利用者は「チャンネル2」を選択したものとする。リモートコントローラ200は選択された「チャンネル2」で探索信号を送信する。
(3)このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルが自己のチャンネルと一致するため探索信号に対して応答信号を送信する。リモートコントローラ200はエリアコントローラ500からの応答信号を受信し、探索信号の送信に使用した「チャンネル2」を探索結果として探索画面831に表示する。
(4)利用者はリモートコントローラ200の切替ボタン203(UPボタン203a、DOWNボタン203b)を操作することによりIDを切り替える。リモートコントローラ200は切替ボタン203からの入力に応じてIDを切り替えて探索画面831に表示する。ここで、利用者は切り替えにより「ID1」を選択したものとする。IDを選択後、利用者はリモートコントローラ200の受信ボタン202を押下する。受信ボタン202が押下された際、リモートコントローラ200は選択された「ID1」で探索信号を送信する。探索信号のチャンネルは(3)において応答があった「チャンネル2」である。このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のIDが自己のIDと異なるため探索信号に対して応答しない。タイムアウト後、リモートコントローラ200は探索画面831に探索結果としてERR表示を行う。
(5)次に、利用者は「ID2」を選択したものとする。リモートコントローラ200は選択された「ID2」で探索信号を送信する。探索信号のチャンネルは(3)において応答があった「チャンネル2」である。
(6)このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルおよびIDが自己のチャンネルおよびIDと一致するため探索信号に対して応答信号を送信する。リモートコントローラ200はエリアコントローラ500からの応答信号を受信し、探索信号の送信に使用した「チャンネル2」および「ID2」を無線識別情報として設定し、探索画面831に探索結果として表示する。
まず、(A)チャンネルとIDとを同時に探索する(a)自動探索方法におけるリモートコントローラ200の処理の一例について、図7に基づいて説明する。
利用者により探索ボタン201が押下された場合、リモートコントローラ200は以下のように自動探索処理を実行する。
そして、S120に処理を移し、切り替えたIDを用いて探索信号を送信し、S130以降の処理を実行する(ステップ141)。
そして、S120に処理を移し、切り替えたIDを用いて探索信号を送信し、S130以降の処理を実行する(ステップ151)。
(A)チャンネルとIDとを同時に探索する(b)マニュアル探索方法におけるリモートコントローラ200の処理の一例について、図8に基づいて以下に説明する。
利用者の入力に応じて、リモコン200は以下のようにマニュアル探索処理を実行する。
そして、S210に処理を移し、利用者からの新たな入力を待つ(ステップ220)。
(B)チャンネルを探索後にIDを探索する(a)自動探索方法におけるリモートコントローラ200の処理の一例について、図9に基づいて以下に説明する。
利用者により探索ボタン201が押下された場合、リモートコントローラ200は以下のように自動探索処理を実行する。
そして、S340に処理を移し、切り替えたIDを用いて探索信号を送信し、S350以降の処理を実行する(ステップ361)。
そして、S320に処理を移し、切り替えたチャンネルを用いて探索信号を送信し、S330以降の処理を実行する(ステップ371)。
(B)チャンネルを探索後にIDを探索する(b)マニュアル探索方法におけるリモートコントローラ200の処理の一例について、図10に基づいて以下に説明する。
利用者の入力に応じて、リモートコントローラ200は以下のようにマニュアル探索処理を実行する。
そして、S410に処理を移し、利用者からの新たな入力を待つ(ステップ420)。
そして、S410に処理を移し、利用者からの新たな入力を待つ(ステップ420)。
そして、S450に処理を移し、利用者からの新たな入力を待つ。
そして、S450に処理を移し、利用者からの新たな入力を待つ。
チャンネルおよびIDに対する上記の各探索方法において、エリアコントローラ500は以下のようにして探索信号に対して応答信号を送信する。エリアコントローラ500には無線通信に使用する自己のチャンネルおよびIDが予め設定されているものとする。
コントローラ通信部520は受信した探索信号にIDが設定されているかCPUを用いて判定する(ステップ520)。
図12〜図16の照明制御システムA801、照明制御システムB802および照明制御システムC803は図2で説明した照明制御システムA801、照明制御システムB802および照明制御システムC803と同じである。
ここで、各照明制御システム800で使用されるチャンネルおよびIDは、照明制御システムA801では「チャンネル1」、「ID1」、照明制御システムB802では「チャンネル1」、「ID2」、照明制御システムC803では「チャンネル2」、「ID1」とする。
リモートコントローラ200に複数のチャンネルおよびIDが記憶された場合において、特定の照明制御システム800に対して設定されているチャンネルおよびIDを特定する方法について、図12〜図16に基づいて以下に説明する。
送信ボタン204が押下されたリモートコントローラ200は、選択された「チャンネル1」および「ID1」を用いて選択信号を送信する。
このとき、チャンネルおよびIDが一致する照明制御システムA801のエリアコントローラ500aのみが選択信号を受け付ける。選択信号を受け付けたエリアコントローラ500aは通信ユニット100aおよび通信ユニット100bを介して照明器具300a〜照明器具300nを全光点灯、点滅または調光点灯させる。また、エリアコントローラ500aは通信ユニット100aおよび通信ユニット100bのLEDを点灯または点滅させる。また、エリアコントローラ500aは自己のLEDを点灯または点滅させる。
また、図15において、利用者が「チャンネル2」および「ID1」を選択した場合、照明器具300s〜照明器具300xが全光点灯、点滅または調光点灯し、エリアコントローラ500cおよび通信ユニット100dのLEDが点灯または点滅する。
また、エリアコントローラ500はチャンネルおよびIDに対する上記の各探索処理において応答信号を送信する際に各器具の光源を全光点灯、点滅または調光点灯させてもよい。
利用者はチャンネルおよびIDを特定したい所望のエリアコントローラ500の近くでリモートコントローラ200を用いて探索を行うことにより、近くに位置する所望のエリアコントローラ500からの応答信号が最も大きな信号レベルで受信されるため、所望のエリアコントローラ500のチャンネルおよびIDを探索画面831の先頭(または、上位)に表示させることができる。例えば、照明制御システムC803に照明制御ユニットe815を追加する場合、利用者は照明制御システムC803のエリア内(または、近く)でリモートコントローラ200を用いて探索を行えば、図16に示すように照明制御システムC803のエリアコントローラ500cのチャンネルおよびIDを探索画面831の先頭(または、上位)に表示させることができる。そして、利用者は探索画面831に表示されたチャンネルおよびIDを先頭から選択することにより、1回の選択(または、少ない選択数)で上記のように光源の点灯または点滅を確認でき、追加する通信ユニット100eに設定すべきエリアコントローラ500cのチャンネルおよびIDを特定することができる。
そこで、利用者は、上記のように所望のエリアコントローラ500の近くからリモートコントローラ200を用いて探索を行うことにより、所望のエリアコントローラ500からのみ応答信号を受信し、チャンネルおよびIDを特定することができる。
リモートコントローラ200とエリアコントローラ500とが探索信号および応答信号を赤外線通信する場合、応答信号は1つのエリアコントローラ500からしか送信されないため、上記の各自動探索処理において、リモートコントローラ200は応答信号を受信してチャンネルおよびIDを1組設定した時点で、他のチャンネルおよびIDの探索を行わずに自動探索処理を終了してもよい。
また、チャンネルおよびIDに対する上記の各探索処理のようにリモートコントローラ200が選択されたチャンネルおよびIDで探索信号を送信するのではなく、リモートコントローラ200がチャンネルおよびIDを指定(設定)せずに探索信号を赤外線送信し、エリアコントローラ500が自己のチャンネルおよびIDを指定(設定)した応答信号を赤外線送信してもよい。
また、新設または増設する通信ユニット100に対してチャンネルおよびIDの設定を天井822への設置前に行うことができる。そして、チャンネルおよびIDが設定された通信ユニット100は天井822に設置され、既設のエリアコントローラ500と無線通信を行う。
図19は、実施の形態1における信号レベル画面832を示す図である。
(1)図17に示すように、利用者はリモートコントローラ200を操作してエリアコントローラ500の無線通信可能範囲を探索する信号レベル画面832を表示し、通信ユニット100を設置する予定の箇所(天井822)の付近にリモートコントローラ200を位置させる。リモートコントローラ200には特定された1つのチャンネルおよびIDが設定(または選択)されているものとする。
(2)次に、利用者はリモートコントローラ200の受信ボタン202を押下して探索信号を送信する。このとき、リモートコントローラ200では、リモコン通信部210が設定されているチャンネルおよびIDで探索信号を送信する。
(3)エリアコントローラ500では、コントローラ通信部520が探索信号を受信し、応答信号を送信する。
(4)リモートコントローラ200では、リモコン通信部210が応答信号を受信し、リモコン無線レベル計測部252が応答信号の電波強度を信号レベルとして数値化し、リモコン表示部230が信号レベルを信号レベル画面832に表示する。例えば、リモコン無線レベル計測部252は所定の区分(セグメント)に応じて応答信号の電波強度を0〜255の信号レベルで数値化し、リモコン表示部230は信号レベルを図19の左上の信号レベル画面832に示すように数値表示したり、図19の右上の信号レベル画面832に示すようにバー表示したりする。応答信号が無い場合、リモコン表示部230は図19の左下の信号レベル画面832に示すようにエラー表示する。
実施の形態1における照明制御システム800では信号レベルを定量的に表示するため、利用者は通信ユニット100を設置する前に通信品質に問題が生じないかを判断でき、天井822に通信ユニット100を設置するための穴を無駄に開けてしまうことが無くなる。
例えば、レベル0の範囲を「0〜20」、レベル1(信号レベル微弱)の範囲を「21〜100」、レベル2(信号レベル小)の範囲を「101〜150」、レベル3(信号レベル中)の範囲を「151〜200」、レベル4(信号レベル大)の範囲を「201〜255」に設定するとよい。
この設定は、レベル0に「1〜20」のマージンが設定されていることによりレベル1以上であれば通信品質をある程度保証することができる。また、無線通信が可能なレベル1〜4の中で一番低いレベル1の範囲幅(80)がレベル2〜レベル4の範囲幅(50または55)より大きいことによりレベル1の表示される頻度が多くなる。また、レベル1で通信ユニット100が設置されることはあまり無いと思われる。このため、このような設定により、レベル2〜レベル4の位置に設置されるであろう通信ユニット100にはより高い通信品質が確保される。
また、応答信号の電波強度に対応する信号レベルは、通信ユニット100が設置される設置環境における電界強度の特性に応じて定められているとよい。電界強度の特性は設置される天井822の材質や厚さ、設置される部屋のパーテーションの材質や厚さなどの電波を減衰させる各種パラメータにより変化する。
応答信号の電波強度に対応する信号レベルは、対応表や換算値として、予め1つ設定されていても構わないし、予め複数設定され利用者により選択されても構わないし、また、利用者からの直接入力により設定されても構わない。
例えば、エリアコントローラ500はレベル4の場合に緑色のLEDを点灯させ、レベル3の場合に黄色のLEDを点灯させ、レベル2の場合に赤色のLEDを点灯させ、レベル1の場合に赤色のLEDを点滅させ、レベル0の場合に全てのLEDを消灯させる。また例えば、エリアコントローラ500はレベル4の場合に照明器具300を全光点灯(100%点灯)させ、レベル3の場合に照明器具300を調光点灯(例えば、70%点灯)させ、レベル2の場合に照明器具300を下限点灯(例えば、30%点灯)させ、レベル0の場合に照明器具300を消灯させる。もちろん、照明器具300の点灯状態はレベル4のとき消灯、レベル1のとき点灯のように、信号レベルと反対にしてもよい。
これにより、利用者はエリアコントローラ500から通信ユニット100に送信される信号の信号レベルだけでなく、通信ユニット100からエリアコントローラ500に送信される信号の信号レベルも知ることができる。つまり、利用者はエリアコントローラ500と通信ユニット100との送受信の信号レベルを通信ユニット100の設置前に知り、通信品質が安定する箇所に通信ユニット100を設置することができる。
また、リモートコントローラ200は信号レベルに応じて音を出力してもよい。例えば、リモコン無線レベル計測部252は信号レベルが大きいほどスピーカから大きな音を出力させる。
これにより、利用者は信号レベル画面832を確認しなくても信号レベルを知ることができ、移動しながら連続して信号レベルの計測を行うことが容易になる。
図18において、利用者は位置Aでリモートコントローラ200を用いて延長可能距離を計測することで、エリアコントローラ500との無線通信が可能なより離れた位置Bを特定することができる。つまり、各方向においてリモートコントローラ200を用いて延長可能距離を計測することにより、利用者はエリアコントローラ500の無線通信可能範囲を特定することができる。位置Bは位置Aからエリアコントローラ500との反対方向に延長可能距離内で離れた位置である。
また、利用者はエリアコントローラ500の設置位置にリモートコントローラ200を配して延長可能距離を計測することで、エリアコントローラ500の無線通信距離を知ることができる。
例えば、エリアコントローラ500の設置位置と任意の位置とのそれぞれにおいてにリモートコントローラ200を配して延長可能距離を計測することにより、利用者は計測を行った任意の位置がエリアコントローラ500からどの程度離れているかを知ることができる。
図20は、実施の形態2におけるチャンネルID探索方法、信号レベル探索方法および無線距離探索方法を示す図である。
パソコン600が「チャンネルID探索機能」、「信号レベル探索機能」および「無線距離探索機能」を有する形態について、図20に基づいて以下に説明する。
但し、パソコン600はリモートコントローラ200に比べてサイズが大きく、重量が重いため可動性に劣る。
パソコン600の機能構成は、実施の形態1におけるリモートコントローラ200と同様である。つまり、パソコン600はリモコン通信部210に相当する「パソコン通信部」、リモコン入力部220に相当する「パソコン入力部」、リモコン表示部230に相当する「パソコン表示部」、リモコン設定部240に相当する「パソコン設定部」、リモコン探索部250に相当する「パソコン探索部(パソコン無線設定部、パソコン無線レベル計測部、パソコン無線距離計測部)」、リモコン記憶部290に相当する「パソコン記憶部」を備える。
または、実施の形態1におけるリモートコントローラ200のリモコン探索部250に相当する機能はパソコン600ではなくアンテナアダプタ610に設けてもよい。
この場合、アンテナアダプタ610はシリアル変換回路614の代わりにRF回路615とアンテナ616とを備える。
実施の形態3では設置対象である通信ユニット100が実施の形態1におけるリモートコントローラ200と同様な機能構成を有し、実施の形態1におけるリモートコントローラ200と同様にチャンネルおよびIDの探索と信号レベルおよび延長可能距離の計測を行う。
つまり、通信ユニット100は、さらに、リモコン入力部220に相当する「ユニット入力部」、リモコン表示部230に相当する「ユニット表示部」、リモコン探索部250に相当する「ユニット探索部(ユニット無線設定部、ユニット無線レベル計測部、ユニット無線距離計測部)」を備える。
但し、通信ユニット100にディスプレイを備えるとコスト高になるため、通信ユニット100はチャンネルおよびIDの探索結果や信号レベルおよび延長可能距離をLEDやバイブレータやスピーカにより利用者に通知する。
通信ユニット100がディスプレイではなくLEDを用いてチャンネルおよびIDの探索結果を通知する例について、図21に基づいて以下に説明する。
(2)次に、通信ユニット100はIDを切り替えて探索信号を「チャンネル1」および「ID2」で送信する。この場合も、エリアコントローラ500からの応答は無く、通信ユニット100はタイムアウトにより(2)の処理を終了する。
(3)次に、通信ユニット100はチャンネルおよびIDを切り替えて探索信号を「チャンネル2」、「ID1」で送信する。
(4)このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルおよびIDが自己のチャンネルおよびIDと一致するため探索信号に対して応答信号を送信する。通信ユニット100はエリアコントローラ500からの応答信号を受信し、探索信号の送信に使用した「チャンネル2」および「ID1」を無線識別情報として設定する。そして、通信ユニット100は赤LED105を点灯させて探索の終了を標示する。
(2)次に、利用者は探索ボタン102を再度押下する。探索ボタン102が再度押下された際、通信ユニット100はIDを「ID2」に切り替え、「チャンネル1」および「ID2」で探索信号を送信する。この場合も、エリアコントローラ500からの応答は無く、リモートコントローラ200は探索エラーを標示する。
(3)次に、利用者は探索ボタン102を再度押下する。探索ボタン102が再度押下された際、通信ユニット100はチャンネルを「チャンネル2」、IDを「ID1」に切り替え、「チャンネル2」および「ID2」で探索信号を送信する。
(4)このとき、エリアコントローラ500は送信された探索信号のチャンネルおよびIDが自己のチャンネルおよびIDと一致するため探索信号に対して応答信号を送信する。通信ユニット100はエリアコントローラ500からの応答信号を受信し、探索信号の送信に使用した「チャンネル2」および「ID1」を無線識別情報として設定する。そして、通信ユニット100は赤LED105を点灯させて探索の成功を標示する。
図22に示すように、上記の表示例において、「スローフリッカ」とは「点灯」と「消灯」とを「ファーストフリッカ」より長い間隔で切り替える点滅のことであり、「ファーストフリッカ」とは「点灯」と「消灯」とを「スローフリッカ」より短い間隔で切り替える点滅のことであり、「間欠点滅」とは点滅間隔が1回の点滅の点灯と消灯との間隔より長い点滅のことである。
通信ユニット100と各端末器が有線通信ではなく無線通信する場合、各端末器が実施の形態1におけるリモートコントローラ200と同様な機能構成を有し、通信ユニット100の使用しているチャンネルおよびIDを探索し、また、通信ユニット100から届く無線の信号レベルを計測し、通信ユニット100からの無線が届く距離を計測しても構わない。通信ユニット100は、実施の形態1におけるエリアコントローラ500と同様にして、探索信号に対して応答信号を送信したり、選択信号に対して光源を点灯制御したりする。
つまり、照明器具300、人感センサ400、照度センサ410および壁スイッチ420などの端末器は、さらに、リモコン表示部230に相当する「端末通信部」、リモコン探索部250に相当する「端末探索部(端末無線設定部、端末無線レベル計測部、端末無線距離計測部)」を備える。そして、端末器は、実施の形態3における通信ユニット100と同様に、探索スイッチ、電源回路、LED、バイブレータおよびスピーカを備えて動作する。
Claims (16)
- 電気機器を制御するエリアコントローラと、
前記エリアコントローラと無線通信して電気機器を制御するリモートコントローラと
を有する機器制御システムであり、
前記リモートコントローラは、
通信機器を用いて無線通信を行うリモコン通信部と、
無線通信に使用されるチャンネルと識別符号との複数の組み合わせのうちの1つの組み合わせを用いて探索信号を前記リモコン通信部に送信させ、前記リモコン通信部が前記エリアコントローラからの応答信号を受信できた場合に前記リモコン通信部に探索信号の送信に使用させたチャンネルと識別符号とを前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号として記憶機器に設定し、前記リモコン通信部が前記エリアコントローラからの応答信号を受信できなかった場合にチャンネルと識別符号との新たな組み合わせで前記リモコン通信部に探索信号を送信させるリモコン無線設定部と
を備えることを特徴とする機器制御システム。 - 電気機器を制御するエリアコントローラと、
前記エリアコントローラと無線通信して電気機器を制御するリモートコントローラと
を有する機器制御システムであり、
前記リモートコントローラは、
通信機器を用いて無線通信を行うリモコン通信部と、
前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記リモコン通信部に送信させ、前記リモコン通信部が前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルを表示機器を用いて表示するリモコン無線レベル計測部と
を備えることを特徴とする機器制御システム。 - 電気機器を制御するエリアコントローラと、
前記エリアコントローラと無線通信して電気機器を制御するリモートコントローラと
を有する機器制御システムであり、
前記リモートコントローラは、
通信機器を用いて無線通信を行うリモコン通信部と、
前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記リモコン通信部に送信させ、前記リモコン通信部が前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルに基づいて前記エリアコントローラとの無線通信が可能な延長可能距離を前記リモートコントローラの位置を基準に算出し、算出した延長可能距離を表示機器を用いて表示するリモコン無線距離計測部と
を備えることを特徴とする機器制御システム。 - 電気機器を無線通信により制御するエリアコントローラと、
無線通信を行うアンテナアダプタと、
前記アンテナアダプタを介して前記エリアコントローラと通信するパーソナルコンピュータと
を有する機器制御システムであり、
前記パーソナルコンピュータは、
無線通信に使用されるチャンネルと識別符号との複数の組み合わせのうちの1つの組み合わせを用いて探索信号を前記アンテナアダプタに送信させ、前記アンテナアダプタが前記エリアコントローラからの応答信号を受信できた場合に前記アンテナアダプタに探索信号の送信に使用させたチャンネルと識別符号とを前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号として表示機器を用いて表示し、前記アンテナアダプタが前記エリアコントローラからの応答信号を受信できなかった場合にチャンネルと識別符号との新たな組み合わせで前記アンテナアダプタに探索信号を送信させるパソコン無線設定部を備える
ことを特徴とする機器制御システム。 - 電気機器を無線通信により制御するエリアコントローラと、
無線通信を行うアンテナアダプタと、
前記アンテナアダプタを介して前記エリアコントローラと通信するパーソナルコンピュータと
を有する機器制御システムであり、
前記パーソナルコンピュータは、
前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記アンテナアダプタに送信させ、前記アンテナアダプタが前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルを表示機器を用いて表示するパソコン無線レベル計測部を備える
ことを特徴とする機器制御システム。 - 電気機器を無線通信により制御するエリアコントローラと、
無線通信を行うアンテナアダプタと、
前記アンテナアダプタを介して前記エリアコントローラと通信するパーソナルコンピュータと
を有する機器制御システムであり、
前記パーソナルコンピュータは、
前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記アンテナアダプタに送信させ、前記アンテナアダプタが前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルに基づいて前記エリアコントローラとの無線通信が可能な延長可能距離を前記アンテナアダプタの位置を基準に算出し、算出した延長可能距離を表示機器を用いて表示するパソコン無線距離計測部を備える
ことを特徴とする機器制御システム。 - 電気機器と通信する通信ユニットと、
前記通信ユニットと無線通信して前記通信ユニットを介して電気機器を制御するエリアコントローラと
を有する機器制御システムであり、
前記通信ユニットは、
通信機器を用いて無線通信を行うユニット通信部と、
無線通信に使用されるチャンネルと識別符号との複数の組み合わせのうちの1つの組み合わせを用いて探索信号を前記ユニット通信部に送信させ、前記ユニット通信部が前記エリアコントローラからの応答信号を受信できた場合に前記ユニット通信部に探索信号の送信に使用させたチャンネルと識別符号とを前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号として記憶機器に設定し、前記ユニット通信部が前記エリアコントローラからの応答信号を受信できなかった場合にチャンネルと識別符号との新たな組み合わせで前記ユニット通信部に探索信号を送信させるユニット無線設定部と
を備えることを特徴とする機器制御システム。 - 電気機器と通信する通信ユニットと、
前記通信ユニットと無線通信して前記通信ユニットを介して電気機器を制御するエリアコントローラと
を有する機器制御システムであり、
前記通信ユニットは、
通信機器を用いて無線通信を行うユニット通信部と、
前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記ユニット通信部に送信させ、前記ユニット通信部が前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルを表示機器を用いて表示するユニット無線レベル計測部と
を備えることを特徴とする機器制御システム。 - 電気機器と通信する通信ユニットと、
前記通信ユニットと無線通信して前記通信ユニットを介して電気機器を制御するエリアコントローラと
を有する機器制御システムであり、
前記通信ユニットは、
通信機器を用いて無線通信を行うユニット通信部と、
前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記ユニット通信部に送信させ、前記ユニット通信部が前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルに基づいて前記エリアコントローラとの無線通信が可能な延長可能距離を前記リモートコントローラの位置を基準に算出し、算出した延長可能距離を表示機器を用いて表示するユニット無線距離計測部と
を備えることを特徴とする機器制御システム。 - 前記リモートコントローラは、さらに、
前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記リモコン通信部に送信させ、前記リモコン通信部が前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルを表示機器を用いて表示するリモコン無線レベル計測部と、
前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記リモコン通信部に送信させ、前記リモコン通信部が前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルに基づいて前記エリアコントローラとの無線通信が可能な延長可能距離を前記リモートコントローラの位置を基準に算出し、算出した延長可能距離を表示機器を用いて表示するリモコン無線距離計測部と
の少なくともいずれかを備える
ことを特徴とする請求項1記載の機器制御システム。 - 前記パーソナルコンピュータは、さらに、
前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記アンテナアダプタに送信させ、前記アンテナアダプタが前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルを表示機器を用いて表示するパソコン無線レベル計測部と、
前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記アンテナアダプタに送信させ、前記アンテナアダプタが前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルに基づいて前記エリアコントローラとの無線通信が可能な延長可能距離を前記アンテナアダプタの位置を基準に算出し、算出した延長可能距離を表示機器を用いて表示するパソコン無線距離計測部と
の少なくともいずれかを備える
ことを特徴とする請求項4記載の機器制御システム。 - 前記通信ユニットは、さらに、
前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記ユニット通信部に送信させ、前記ユニット通信部が前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルを表示機器を用いて表示するユニット無線レベル計測部と、
前記エリアコントローラが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記ユニット通信部に送信させ、前記ユニット通信部が前記エリアコントローラから受信した応答信号の信号レベルに基づいて前記エリアコントローラとの無線通信が可能な延長可能距離を前記リモートコントローラの位置を基準に算出し、算出した延長可能距離を表示機器を用いて表示するユニット無線距離計測部と
の少なくともいずれかを備える
ことを特徴とする請求項7記載の機器制御システム。 - 請求項7〜請求項9、請求項12いずれかに記載の機器制御システムと、
前記機器制御システムにより前記電気機器として制御される照明器具と、
前記機器制御システムにより前記電気機器として制御される壁スイッチと人感センサと照度センサとの少なくともいずれかの端末器と
を有する照明制御システムであり、
前記照明器具と前記端末器との少なくともいずれかは、
通信機器を用いて無線通信を行う端末通信部と、
無線通信に使用されるチャンネルと識別符号との複数の組み合わせのうちの1つの組み合わせを用いて探索信号を前記端末通信部に送信させ、前記端末通信部が前記通信ユニットからの応答信号を受信できた場合に前記端末通信部に探索信号の送信に使用させたチャンネルと識別符号とを前記通信ユニットが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号として記憶機器に設定し、前記端末通信部が前記通信ユニットからの応答信号を受信できなかった場合にチャンネルと識別符号との新たな組み合わせで前記端末通信部に探索信号を送信させる端末無線設定部と
を備えることを特徴とする照明制御システム。 - 請求項7〜請求項9、請求項12いずれかに記載の機器制御システムと、
前記機器制御システムにより前記電気機器として制御される照明器具と、
前記機器制御システムにより前記電気機器として制御される壁スイッチと人感センサと照度センサとの少なくともいずれかの端末器と
を有する照明制御システムであり、
前記照明器具と前記端末器との少なくともいずれかは、
通信機器を用いて無線通信を行う端末通信部と、
前記通信ユニットが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記端末通信部に送信させ、前記端末通信部が前記通信ユニットから受信した応答信号の信号レベルを表示機器を用いて表示する端末無線レベル計測部と
を備えることを特徴とする照明制御システム。 - 請求項7〜請求項9、請求項12いずれかに記載の機器制御システムと、
前記機器制御システムにより前記電気機器として制御される照明器具と、
前記機器制御システムにより前記電気機器として制御される壁スイッチと人感センサと照度センサとの少なくともいずれかの端末器と
を有する照明制御システムであり、
前記照明器具と前記端末器との少なくともいずれかは、
通信機器を用いて無線通信を行う端末通信部と、
前記通信ユニットが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記端末通信部に送信させ、前記端末通信部が前記通信ユニットから受信した応答信号の信号レベルに基づいて前記通信ユニットとの無線通信が可能な延長可能距離を探索信号を送信時の位置を基準に算出し、算出した延長可能距離を表示機器を用いて表示する端末無線距離計測部と
を備えることを特徴とする照明制御システム。 - 前記照明器具と前記端末器との少なくともいずれかは、さらに、
前記通信ユニットが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記端末通信部に送信させ、前記端末通信部が前記通信ユニットから受信した応答信号の信号レベルを表示機器を用いて表示する端末無線レベル計測部と、
前記通信ユニットが無線通信に使用しているチャンネルと識別符号とを用いて探索信号を前記端末通信部に送信させ、前記端末通信部が前記通信ユニットから受信した応答信号の信号レベルに基づいて前記通信ユニットとの無線通信が可能な延長可能距離を探索信号を送信時の位置を基準に算出し、算出した延長可能距離を表示機器を用いて表示する端末無線距離計測部と
の少なくともいずれかを備える
ことを特徴とする請求項13記載の照明制御システム。
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