JP3536320B2 - リモコン付き照明装置 - Google Patents

リモコン付き照明装置

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JP3536320B2
JP3536320B2 JP26764193A JP26764193A JP3536320B2 JP 3536320 B2 JP3536320 B2 JP 3536320B2 JP 26764193 A JP26764193 A JP 26764193A JP 26764193 A JP26764193 A JP 26764193A JP 3536320 B2 JP3536320 B2 JP 3536320B2
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勝己 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリモコン付き照明装置に
関するものであり、さらに詳しくは、リモコン送信器と
リモコン受信器が共に送受信機能を有する照明装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のリモコン付き照明装置の概要を図
11に示す。これは赤外線等によるリモコン付き照明装
置の一例であり、リモコン送信器1と照明器具3とから
構成されている。照明器具3は、光源となるランプ31
と、このランプ31を覆うセード32を備えており、さ
らに、リモコン送信器1からの赤外線等のリモコン信号
を受信するための受信部33と、その受信内容に応じて
ランプ31を点滅制御するためのマイクロコンピュータ
等から成る制御回路が搭載されている。また、リモコン
送信器1には、リモコン信号を送出する送信部11と、
照明器具の点灯モードを切り替えるための切替スイッチ
部12が設けられており、例えば、切替スイッチ部12
を押す毎に、全点灯、調光点灯、補助照明、滅といった
順番で、照明器具3の点灯状態を切り替えることができ
る。また、例えば一部屋に複数のリモコン付き照明装置
が存在する場合、リモコン送信器1の側では、どの照明
装置に対して信号を送出させるかを選択する必要がある
ので、チャンネル切替用のスイッチ部13を備えてい
る。また、受信器側の照明器具本体では、受信したリモ
コン信号が自己に対するものであるか否かを識別する必
要があるので、通常、送信器側と受信器側(照明器具本
体)の各々にチャンネル設定部を設けて、送信器側の設
定チャンネルと受信器側の設定チャンネルが一致した場
合にのみ、リモコンの動作を受け付けるようになってい
る。このチャンネルの識別のために、予めチャンネル毎
にリモコンコードを振り分けられており、設定チャンネ
ルに応じたリモコンコードを送信器側から送出し、受信
器側は自己の設定チャンネルに一致したリモコンコード
であれば動作するようになっている。したがって、送信
器側、受信器側共に、リモコンチャンネルを設定するた
めのセレクトスイッチ設けられているが、受信器側の
セレクトスイッチは、通常、受光部に取り付けられてい
る。
【0003】ところが、このような構成においては、受
信器側に取り付けられるチャンネルセレクトスイッチが
大きく、受光部自身が大型化してしまう、あるいはそれ
に伴って、コストが高くなるといった問題があった。ま
た、受信器側のチャンネルセレクトスイッチ部が、器具
のセードあるいはカバー等で通常は目に見えない所に収
納されているため、器具本体側のチャンネル設定状態が
分かりにくく、送信器側のチャンネル設定と一致してい
ない場合、リモコンが不動作となっても、使用者にはそ
の原因が分かりにくいといった問題がある。また、チャ
ンネル設定が不一致であることに気付いても、受信器側
のチャンネル設定を変更するために、器具のセードやカ
バーを取り外す必要があり、変更が非常にわずらわしい
ものであった。
【0004】他の従来例としては、特公平2−1515
7号公報に開示された多チャンネルリモコン装置のチャ
ンネル設定装置がある。これは、送信器側に、受信器側
のチャンネル設定機能を持たせて、受信器側のチャンネ
ル設定用スイッチを削除したものである。ところが、こ
の例においても、送信器と受信器のチャンネルを設定す
る場合、送信器から送出されたチャンネル設定用のリモ
コンコードを受け付けられるように、受信器側にはチャ
ンネルコード記憶用のスイッチが1個必要となる。上記
公報では、器具に設けられたプルスイッチ等により上記
チャンネルコード記憶用スイッチを兼ねられることも記
載されているが、いずれにしても器具本体側にチャンネ
ル設定記憶用スイッチが必要となる。また、ユーザー
が、送信器と受信器のチャンネルを確認したい場合に
は、前述の従来例で述べたようなチャンネル設定の煩わ
しさが生じると共に、受信器側のチャンネル設定状態が
分かりにくい点は同様である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、リモコン送信
器と照明器具本体に内蔵されたリモコン受信器から成る
照明装置において、リモコン送信器とリモコン受信器の
双方に送受信機能を設けることで、受信器側のチャンネ
ルの確認や設定を簡単化することが考えられるが、本発
明ではさらに、このようなリモコン送信器とリモコン受
信器の間の双方向の送受信機能を種々の用途に活用する
ことでリモコン付き照明装置の利便性を高 めることを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、上記の課題を解決するために、リモコン送信器と照
明器具本体に内蔵されたリモコン受信器から成り、リモ
コン送信器とリモコン受信器が共に送受信機能を有する
照明装置において特定の操作を受けると送信器探査信
号を送出する手段を照明装置側のリモコン受信器に設け
ると共に、前記送信器探査信号を受信するとユーザーに
送信器の所在を知らせる信号を発する手段をリモコン送
信器に備えることを特徴とするものである。また、請求
項2の発明にあっては、同じ前提において、送信信号が
リモコン受信器に到達可能か否かを表示する手段をリモ
コン送信器に設けたことを特徴とするものである。ま
た、請求項3の発明にあっては、同じ前提において、
モコン受信器には、自己の所在を示す信号を送信する手
段を設けると共に、リモコン送信器には、前記リモコン
受信器の所在を示す信号を受信して送信方向をリモコン
受信器の方向に向ける手段を設けたことを特徴とするも
のである。また、請求項4の発明にあっては、同じ前提
において、リモコン送信器から特定のコードを送信し、
リモコン受信器には、前記特定のコードを受信すると、
照明器具本体に内蔵された受信器に搭載された制御用マ
イクロコンピュータをリセットする手段を設けたことを
特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、リモコン付き照明装置におい
て、リモコン送信器とリモコン受信器が共に送受信機能
を有するものであるから照明装置側に特定の操作を与
えることにより、リモコン送信器の所在を知らせたり、
リモコン送信器からの信号が照明装置側に到達するか否
かをリモコン送信器において表示することができる。さ
らに、リモコン送信器の送信方向を常にリモコン受信器
の側に向けるような制御も可能となる。また、リモコン
送信器から照明装置側の制御用マイクロコンピュータを
リセットすることもできる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の前提となる双方向通信機能を
有するリモコン付き照明装置の動作を示している。本実
施例では、送信器と受信器が共に送受信機能を有してお
り、チャンネル設定を行う際には、送信器からチャン
ネル確認コードを送出し、受信器ではチャンネル確認
コードを受信し、受信器側のチャンネル設定値を送信
し、受信器側のチャンネル設定値を送信器側で受信
し、受信器側のチャンネル設定値を送信器側で表示す
るものである。このようにすれば、照明器具本体側のチ
ャンネル設定スイッチを不要にすることができ、また受
信器側のチャンネル設定状態の確認の煩わしさも回避で
きる。なお、送信器側から送出されるチャンネル確認コ
ードは受信器側のチャンネル設定状態に関係なく受信可
能なリモコンコードとして設定すれば良く、また、送信
器側でのチャンネル表示は、液晶等を用いることによ
り、容易に実現できる。送信器、受信器の間を伝送され
るリモコン信号は共に赤外線でも良く、また、送信器か
らの送信信号は赤外線で行い、受信器からの送信信号は
電波で行う方法でも良く、その逆も当然可能である。
【0009】以上のように、本実施例によれば、ユーザ
ーは容易に受信器側のチャンネル設定状態を確認でき、
それにより、送信器側では容易にリモコンのチャンネル
設定が可能であるため、従来例で述べたような送受信器
でのチャンネル不一致に伴うリモコン不動作といった不
具合が解消できる。なお、チャンネル設定を変更したい
場合等については、送信器側からチャンネル設定用の特
殊コードを送出し、受信器側では、チャンネル状態に係
わらず、受信可能であるようにしておけば、チャンネル
設定も容易に行うことができる。
【0010】本発明の前提となる双方向通信機能を有す
るリモコン付き照明装置に用いるリモコン送信器の構成
を図2に示す。このリモコン送信器1は、複数のリモコ
ン付き照明装置を1つの送信器でシステム的に制御する
場合に利用されるものであり、チャンネル確認用ボタン
6 、点灯モード切替用ボタンB5 、チャンネル状態等
の表示を行う液晶表示部LCD及び赤外線信号送出用の
発光ダイオードLED1,LED2、並びにシーン設定
用ボタンB1 〜B4 を備えている。ここで、発光ダイオ
ードLED1は送信パワーの指向特性が比較的広いもの
であり、点灯モード切替用ボタンB5 あるいはシーン設
定用ボタンB1 〜B4 を操作された場合に広い範囲に赤
外線信号が送出されるようになっている。シーン設定用
ボタンB1 〜B4 とは、照明装置を或る特定の状態で点
灯させたい場合に、予め、シーン設定用ボタンB1 〜B
4 により器具本体側に記憶させておき、設定シーンを再
現したいときに、シーン設定用ボタンB1 〜B4 のいず
れかを押すことにより、記憶された点灯状態が再現でき
るものであり、複数の照明器具をシステム的に使用し
て、或る特定のシーンで点灯させたいような場合に用い
られる。また、発光ダイオードLED2は、送信パワー
の指向特性が狭い範囲のものであり、チャンネル確認用
ボタンB6 が押された場合にのみ、発光ダイオードLE
D2からリモコン信号が送信される。このような構成に
することにより、複数のリモコン付き照明装置をシステ
ム的に設定された或るシーンの点灯状態にする場合、指
向特性の広い発光ダイオードLED1より赤外線信号が
送出されるため、リモコン送信器1を各々の照明器具に
向ける必要がなく、全ての照明器具を同時に設定された
シーンで点灯させることができる。
【0011】また、個々の照明器具のチャンネル設定状
態を確認したい場合は、チャンネル確認ボタンB6 を押
すことにより、指向特性の狭い発光ダイオードLED2
が動作するため、チャンネル状態を確認したい照明器具
にリモコン送信器1を向けると、その照明器具の受光部
のみが送信信号を受けるため、チャンネル状態を確認し
たい照明器具のチャンネル状態が確実に分かるようにな
る。なお、図2に示すリモコン送信器1には、図1の実
施例で述べたようなリモコン信号の受信機能は当然有し
ている。また、指向特性の広い発光ダイオードLED1
の代わりに、指向特性の殆ど無い電波を利用した場合に
も前記の機能は当然満足される。
【0012】以上のように、本実施例によれば、複数の
リモコン付き照明装置を1つのリモコン送信器でシステ
ム的に制御する場合において、各照明器具を確実に且つ
容易に点滅制御できると同時に、個別に照明器具のチャ
ンネル状態を確認することも容易となり、従来例で述べ
たような欠点を解決することができる。
【0013】本実施例において、シーン設定用ボタンB
1 〜B4 又は点灯モード切替用ボタンB5 と、チャンネ
ル確認用ボタンB6 によって、リモコンコードを送信す
る発光ダイオードLED1,LED2の切替方法につい
ては、例えば、図3に示されるような回路構成で達成で
きる。すなわち、送信用マイクロコンピュータMは、入
力ポートI1 〜I6 の状態により、ボタンB1 〜B6
うち、どれが押されたかを判別し、それに該当するリモ
コンコードを出力ポートO1 から送出する。このとき、
チャンネル確認用ボタンB6 が押されているときは、A
NDゲートG2の一方の入力がHighレベルであるた
め、出力ポートO1 からのリモコンコードのパルスがそ
のままANDゲートG2 の出力になり、発光ダイオード
LED2を駆動する。このとき、ANDゲートG1 の一
方の入力はLowレベルであるため、発光ダイオードL
ED1は駆動されない。一方、シーン設定用ボタンB1
〜B4 あるいは点灯モード切替用ボタンB5 が押されて
いるときは、チャンネル確認用ボタンB6 を押されてい
ないため、ANDゲートG1 の一方の入力はHighレ
ベル、ANDゲートG2 の側はLowレベルとなるた
め、発光ダイオードLED1が駆動され、発光ダイオー
ドLED2は駆動されない。したがって、前述のよう
に、操作ボタンによって発光ダイオードLED1とLE
D2を切替えることが可能となる。なお、図1の実施例
のように、リモコン操作の送信器側と受信器側の双方に
送受信機能を持たせることにより、ランプの点灯状態
(調光比の%表示)やランプの寿命表示等が可能とな
り、器具本体側の状態をリモコン送信器側で確認するこ
とが可能となる。
【0014】請求項1に係る発明の一実施例を図4に示
す。本実施例は、リモコン送信器1の所在が不明になっ
た場合に、ユーザーUが照明器具3に触れると、照明器
具3の側からリモコン探査信号Sxが送出される。つま
り、リモコン送信器1と照明器具3の受信部4が共に送
受信機能を有する場合において、照明器具3の受信部4
からリモコン探査信号Sxを発生し、それに対して、本
来はリモコン送信器1である側が応答するものである。
そのリモコン探査信号Sxを受信したリモコン送信器1
は、例えば音を出すとか、光を点滅させて位置を知らせ
る等の動作を行うことにより、リモコン送信器1の所在
を知らせるものである。このような方法により、リモコ
ン送信器1の所在が不明になった場合にも、容易にリモ
コン送信器1を見つけることが可能である。また、ユー
ザーUが照明器具3に触れる以外に、壁スイッチでの電
源入・切信号によって上記と同様の動作を行わせること
も当然可能である。
【0015】請求項2に係る発明の一実施例を図5に示
す。図中、3は照明器具であり、この中にリモコン送信
器1a,1bからのリモコン信号Sa,Sbを受信する
ための受信部と、リモコン送信器1a,1bへ信号を送
るための送信部が設けられている。照明器具3は、破線
で示したような受光範囲Zを持つ受信部と、これと同じ
送信範囲を持つ送信部を備えている。この送信部からは
常に送信信号が発振されている。また、リモコン送信器
1a,1bには照明器具3からの信号を受信するための
受信部が設けられている。リモコン送信器1aのように
受光範囲Zに入っていれば、受光範囲Z内に入っている
ことを確認する表示をリモコン送信器1aに設けられた
表示部(例えば、LEDの点灯)により行う。また、リ
モコン送信器1bのように、受光範囲Zに入っていない
ときは、前記LEDを消灯させて、受光範囲Zに入って
いないことを知らせる。また、照明器具3から受けた信
号の大きさによって、リモコン送信器1a,1bに送信
出力の大きさが表示されるようにしても良い。
【0016】図6は請求項3に係る発明の一実施例を示
している。天井面から吊り下げられた照明器具3は、破
線で示すような受光範囲Zを有している。照明器具3に
は、図7に示すように、受信部4と送信部5が設けられ
ている。送信部5は上述の受光範囲Zと同じ送信範囲を
有している。リモコン送信器3は、任意の方向にリモコ
ン信号を発信するための可動発光部6を備えており、且
つ送信部5から発振するリモコン信号Pを受光するため
の受光部7a,7bを備えている。送信部5からは、常
にリモコン送信器1へ向けて信号Pが発振されている。
2つの受信部7a,7bはリモコン信号Pを受けると、
リモコン送信器1内で受信部7a,7bに入力されたリ
モコン信号Pの出力の大きさの割合を判別し、可動発光
部6の方向を決める。これにより、図6に示すように、
リモコン送信器1の位置に応じて可動発光部6が方向を
変えて、良好な伝送状態を実現できるものである。
【0017】図8は請求項4に係る発明の一実施例のブ
ロック図である。この実施例では、受信器4の側に設け
られた制御用マイクロコンピュータ42のリセット用ス
イッチ8をリモコン送信器1の側に有するようにしたも
のである。リモコン付き照明装置には、通常、リモコン
信号を受けてその内容を判読し、所望の点灯状態を実現
するために、器具本体内部の点灯制御回路にはマイクロ
コンピュータが用いられる。そのような場合、何らかの
異常により器具本体内部のマイクロコンピュータが暴走
したときには、もはやリモコン信号を受け付けなくな
り、照明装置全体として動作しなくなる。このような非
常事態に対し、器具本体側には、内部のマイクロコンピ
ュータをリセットし、再びリモコン動作が可能となるよ
うなマイクロコンピュータリセットスイッチが設けられ
ている。このリセットスイッチは少なくともマイクロコ
ンピュータのハードウェアリセットを行うためのスイッ
チである。通常、マイクロコンピュータにはリセット端
子が設けられており、この端子の電圧がマイクロコンピ
ュータの電源電圧Vccに対して、ある一定値以下であ
ればマイクロコンピュータのハードウェアリセット(場
合によってはソフトウェアリセットも兼ねる)が行われ
る。マイクロコンピュータは電源投入時に、リセット入
力端子が一定時間Lowレベルとなるように周辺回路が
設計されており、以上のことから、マイクロコンピュー
タが暴走した場合に、その暴走を解除するためには、リ
セットスイッチを押すか、又は、電源を一旦オフした
後、再度電源をオンさせる方法がある。ところで、一般
家庭の部屋には、電源オン/オフを行える壁スイッチが
設けられている部屋と壁スイッチの無い部屋があり、特
に後者の場合は、リセットスイッチを押す以外は暴走を
停止する手段が無いが、このリセットスイッチは前述の
通り、器具本体側に設けられているため、器具のセー
ド、カバー等をその都度外して操作する必要があり、作
業が非常に煩わしいものになるという問題があった。
【0018】そこで、本実施例では前述の通り、リモコ
ン送信器1の側にリセットスイッチ8を設けたことによ
り、受信器4の制御用マイクロコンピュータ42が暴走
したような場合にも容易に対処することができる。リモ
コン送信器1の受信器リセットスイッチ8を押すと、特
定のリモコンコードが送出され、受信器4の側では、そ
の赤外線信号を受光部41で受ける。そして、受光部4
1からは制御用マイクロコンピュータ42及びデコード
回路43にコードパルス列を送出する。図中、一致回路
44のデータ入力端子D1 〜D4 は予めリモコン送信器
1からのリセット信号に対応したデータがセットされて
いる。この例では、データ設定端子D1〜D4 には、0
101という4ビットのデータがセットされており、こ
れがリセットデータとなる。デコード回路43からはリ
モコン信号に応じたパルス列がO1 〜O4 の4ビットの
データとして、一致回路44の入力端子I1 〜I4 に入
力される。デコード回路43の出力端子O1 〜O4 のデ
ータが0101であれば、一致回路44ではデータ設定
端子D1 〜D4 に設定された値と一致するためリセット
信号が受信されたと見なされ、制御用マイクロコンピュ
ータ42をリセット(ハードウェアリセット)させるた
めのパルスを送出する。デコード回路43からの出力O
1 〜O4 が0101以外の場合には、データ設定端子D
1 〜D4 のデータと一致しないため、リセット信号とし
て受け付けずに制御用マイクロコンピュータ42にはリ
セット信号を送出しない。なお、デコード回路43とし
ては、例えば、図9に示すように、単安定マルチバイブ
レータ43aとシフトレジスタ43bから構成されてお
り、リモコンコードパルス列Iがシフトレジスタ43b
のデータ入力端子Dに入力される毎に、単安定マルチバ
イブレータ43aからのワンショットパルスがシフトレ
ジスタ43bのクロック入力端子Cに入力されて、デー
タ出力端子O1 〜O4 にパラレルデータを出力するよう
な構成が考えられる。
【0019】以上のように、本実施例によれば、受信器
4の側の制御用マイクロコンピュータ42のリセットス
イッチ8をリモコン送信器1の側に持たせることが可能
となるため、照明器具3の側に制御用マイクロコンピュ
ータ42のリセットスイッチ8を設ける必要がなく、ま
た受信器4の側の制御用マイクロコンピュータ42の暴
走という非常事態に対してもリモコン送信器1の側で容
易に対処できるため、制御用マイクロコンピュータ42
の暴走を解除するための煩わしい作業が不要となる。
【0020】請求項4に係る発明の別の実施例を図10
に示す。本実施例では、一致回路44から制御用マイク
ロコンピュータ42に直接リセットパルスを送出するの
ではなく、単安定マルチバイブレータ45を介して、制
御用マイクロコンピュータ42への電源供給を一定期間
にわたり停止させ、ハードウェアリセットをかけるもの
であり、電源遮断用のスイッチSWとしてはリレー等の
機械的接点を用いても良いし、半導体素子を用いても良
い。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明によれば特定の操作を
受けると受信器側から送信器探査信号を送出し、これを
受信するとユーザーに送信器の所在を知らせる信号をリ
モコン送信器から発するようにしたので、リモコン送信
器の所在を容易に知ることができるという効果がある。
請求項の発明によれば、送信信号がリモコン受信器に
到達可能か否かを表示する手段をリモコン送信器に設け
たので、到達不能な場所からリモコン送信が行われるよ
うな不都合を防止できるという効果がある。請求項
発明によれば、リモコン受信器から、自己の所在を示す
信号を送信し、リモコン送信器では、この信号を受信し
て送信方向をリモコン受信器の方向に向けるようにした
ので、常に良好な状態で信号の送受信を行うことができ
るという効果がある。請求項の発明によれば、リモコ
ン送信器からの操作により照明器具本体に内蔵された受
信器に搭載された制御用マイクロコンピュータをリセッ
トするようにしたので、リセットの必要が生じたとき
に、器具のセードやカバーを取り外すという煩わしい作
業を行わなくても済むという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前提となる双方向通信機能を有するリ
モコン付き照明装置の動作を示す説明図である。
【図2】本発明の前提となる双方向通信機能を有するリ
モコン付き照明装置に用いるリモコン送信器の正面図で
ある。
【図3】本発明の前提となる双方向通信機能を有するリ
モコン付き照明装置に用いるリモコン送信器の回路図で
ある。
【図4】請求項1に係る発明の一実施例の使用状態を示
す説明図である。
【図5】請求項2に係る発明の一実施例の使用状態を示
す斜視図である。
【図6】請求項3に係る発明の一実施例の使用状態を示
す側面図である。
【図7】請求項3に係る発明の一実施例の動作を示す斜
視図である。
【図8】請求項4に係る発明の一実施例のブロック回路
図である。
【図9】請求項4に係る発明の一実施例に用いるデコー
ド回路のブロック回路図である。
【図10】請求項4に係る発明の別の実施例を示すブロ
ック回路図である。
【図11】従来例の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 リモコン送信器 2 信号送信部 3 照明器具 4 受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 37/02 H04Q 9/00 331 H04Q 9/00 341

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リモコン送信器と照明器具本体に内蔵
    されたリモコン受信器から成り、リモコン送信器とリモ
    コン受信器が共に送受信機能を有する照明装置におい
    て、特定の操作を受けると送信器探査信号を送出する手
    段を照明装置側のリモコン受信器に設けると共に、前記
    送信器探査信号を受信するとユーザーに送信器の所在を
    知らせる信号を発する手段をリモコン送信器に備えるこ
    とを特徴とするリモコン付き照明装置。
  2. 【請求項2】 リモコン送信器と照明器具本体に内蔵
    されたリモコン受信器から成り、リモコン送信器とリモ
    コン受信器が共に送受信機能を有する照明装置におい
    て、送信信号がリモコン受信器に到達可能か否かを表示
    する手段をリモコン送信器に設けたことを特徴とするリ
    モコン付き照明装置。
  3. 【請求項3】 リモコン送信器と照明器具本体に内蔵
    されたリモコン受信器から成り、リモコン送信器とリモ
    コン受信器が共に送受信機能を有する照明装置におい
    て、リモコン受信器には、自己の所在を示す信号を送信
    する手段を設けると共に、リモコン送信器には、前記リ
    モコン受信器の所在を示す信号を受信して送信方向をリ
    モコン受信器の方向に向ける手段を設けたことを特徴と
    するリモコン付き照明装置。
  4. 【請求項4】 リモコン送信器と照明器具本体に内蔵
    されたリモコン受信器から成り、リモコン送信器とリモ
    コン受信器が共に送受信機能を有する照明装置におい
    て、リモコン送信器には、特定のコードを送信する手段
    を設けると共に、リモコン受信器には、前記特定のコー
    ドを受信すると、照明器具本体に搭載された制御用マイ
    クロコンピュータをリセットする手段を設けたことを特
    徴とするリモコン付き照明装置。
JP26764193A 1993-10-26 1993-10-26 リモコン付き照明装置 Expired - Lifetime JP3536320B2 (ja)

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