JP7435562B2 - 照明制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えばオフィスなどに用いられる照明制御システムに関する。
特許文献1には、設定器の画面に表示された製造番号のサーチ機能を実行すると、当該製造番号に対応する無線受信器又は無線発信器の発光部が発光する照明制御システムが開示されている。無線受信器又は無線発信器の発光部が発光することで、設定器の画面に表示された製造番号に該当する無線受信器又は無線発信器を容易に視認できる。
特開2014-89924号公報
照明制御システムを構成する1つ1つの個別機器には、例えば10桁のマックアドレスなどの固有のアドレス(以後、固有IDという)が付与されている。照明制御システムの運用上、複雑な固有IDを使用するよりは、固有IDよりも簡素で実際の個別機器のレイアウトを反映したID(以後、任意ID)を使用することが好ましい。
そこで、設定器を用いて、個別機器に任意IDを設定する作業が行われる。この作業では、作業者が無線通信で個別機器から固有IDを収集し、その固有IDに対応する個別機器の設置場所を特定(対応付け)し、特定した個別機器に任意IDを設定する。しかし、収集した固有IDに対応する個別機器の設置場所は、不連続に数百台設置された個別機器の中から特定しなければならない。従って収集した固有IDに対応する個別機器の設置場所を特定するのに時間がかかり、しかも作業者が長時間天井を見上げなければならないので疲労が発生する問題があった。大きなフロアの場合には、例えば700~1000台もの照明器具が取り付けられるので、作業性の向上が必要であった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、個別機器に短くて分かりやすい任意IDを設定する作業を簡単にできる照明制御システムを提供することを目的とする。
本願の発明に係る照明制御システムは、設定器と、複数の個別機器と、該複数の個別機器を電波を用いて制御するコントローラと、を備え、該複数の個別機器は、人検知と照度値の取得を行う画像センサを含み、該コントローラは、電波の到達範囲が円形状となるように該電波を発するように構成され、該設定器から該複数の個別機器の固有IDを要求すると、該複数の個別機器はID応答として、該固有IDと該コントローラからの該電波の受信信号強度を該設定器に返し、該設定器には、該複数の個別機器の固有IDと該受信信号強度を表示させる表示部が設けられ、該設定器は、該固有IDよりも桁数の小さい任意のIDである任意IDを該複数の個別機器に設定する機能と、該任意IDと同時に設定され、該複数の個別機器を複数のグループに分割するように該複数の個別機器にグループを設定する機能と、該複数の個別機器のうち、特定の受信信号強度を返した個別機器を該表示部に表示させる機能と、作業者から該設定器に操作が行われることによって該表示部に表示させる該受信信号強度の広さを狭い範囲から広い範囲へ変更できる機能と、該広い範囲では該狭い範囲よりも該設定器に返した該受信信号強度が小さい該個別機器を表示させる機能と、を有し、該コントローラは、該画像センサによる情報に基づいて、同グループ内の個別機器の調光率を一括制御する機能を有することを特徴とする照明制御システム。
本発明によれば、個別機器に電波を出した際に個別機器が測定した受信信号強度を表示部に表示して、作業者が設定器を操作することにより、受信の対象となる個別機器の範囲を徐々に広げるように、個別機器の受信信号強度を表示部に表示する。これを任意IDの設定に利用することで、任意IDを設定する作業を簡単にできる。
実施の形態1に係る照明制御システムのブロック図である。 コントローラの構成を示す図である。 照明器具の構成を示す図である。 画像センサの構成を示す図である。 壁スイッチの構成を示す図である。 個別機器のレイアウトを示す図である。 フローチャートである。 フレームフォーマットを示す図である。 コントローラからの距離と受信信号強度の関係を表す図である。 フレーム送信間隔を示す図である。 設定器の表示部を示す図である。 通信シーケンスを示す図である。 通信シーケンスを示す図である。 設定器の表示部を示す図である。 通信シーケンスを示す図である。 壁スイッチの正面図である。 照明制御システムの変形例を示す図である。 通信シーケンスを示す図である。 照明制御システムの構成例を示す図である。 実施の形態2に係る任意ID設定の通信シーケンスを示す図である。 設定器の表示部を示す図である。
本発明の実施の形態に係る照明制御システムについて図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る照明制御システムのブロック図である。この照明制御システムは、設定器10、コントローラ12(図では照明コントローラと記載されている)、複数の照明器具14、画像センサ16、及び壁スイッチ18を備えている。設定器10は作業者が様々な設定に用いるものである。設定器10はコントローラ12と赤外無線通信を行う。コントローラ12は920MHz帯の電波を用いて、複数の照明器具14、画像センサ16、及び壁スイッチ18と通信する。複数の照明器具14、画像センサ16、及び壁スイッチ18は、無線通信機能を備えた複数の個別機器を構成している。
図2は、コントローラ12の構成を示す図である。コントローラ12の中央演算装置で、制御に必要な様々な演算が行われる。図3は、照明器具14の構成を示す図である。LED制御部によってLED光源部が制御される。図4は、画像センサ16の構成を示す図である。画像センサ16は照明器具の照射光によって発電する太陽電池16Aを備えている。図5は、壁スイッチ18の構成を示す図である。壁スイッチ18は照明器具の照射光によって発電する太陽電池18Aを備えている。画像センサ16と壁スイッチ18は太陽電池16A、18Aを利用するので、電源線を要さず、無線通信が可能となっている。このように、全ての個別機器が無線で通信できるように構成されている。
図6は、実際のフロアなどにおける、コントローラ12、照明器具14、画像センサ16、及び壁スイッチ18のレイアウトを示す図である。コントローラ12による制御上、複数の照明器具14は複数のグループに分割されている。1つのグループは、1つの四角い実線で囲まれた照明器具14から構成される。具体的には、第1~第9グループG1、G2、G3、G4、G5、G6、G7、G8、G9が定義されている。グループ内の複数の照明器具14は同グループ内のコントローラ12で一括制御される。
2つのコントローラ12の右側には各コントローラ12に設定される任意ID(1、2)が表示されている。8つの画像センサ16の右側には各画像センサ16に設定される任意ID(110、111、112、113、114、115、116、117)が表示されている。照明器具14の中に表示された数字は、各照明器具14に設定される任意IDを示す。3つの壁スイッチ18の右側には、ボタンの数(4Lは4つ、1Lは1つ)と、各壁スイッチ18に設定される任意ID(100、101、102)が表示されている。
図7のフローチャートに沿って、実施の形態1に係る照明制御システムによる任意IDの設定方法を説明する。まず、設定器10で「ID要求」を行う(ステップ30)。具体的には、設定器10からコントローラ12に複数の個別機器の固有IDを要求する。これに応じて、コントローラ12は複数の個別機器に電波を出して、複数の個別機器に対して固有IDを返すように要求する。この要求は一斉同報で複数の個別機器に対して行う。
コントローラ12から発信される電波は920MHz帯の電波である。920MHz帯の電波を用いるのは、無線LAN及びブルートゥースで用いられる2.4GHz帯の電波との干渉を防止し、かつある程度電波の到達範囲を確保するためである。
図8は、設定器、コントローラ、及び個別機器の間で送受信されるフレームフォーマットを示す図である。「ID要求」は2バイトのデータ長を有するフレームである。ID要求のコマンド名は「02h」であり、このコマンドにより、個別機器にID応答を要求する。ID要求には、DATA1として「登録状態/機種」が含まれる。「登録状態」は0か1であり、0は任意IDが未登録の個別機器に対しID応答を要求することを意味し、1は任意IDが登録済みの個別機器に対しID応答を要求すること意味する。ここで送信するID要求の「登録状態」は0である。「機種」は個別機器の種類を示す種類情報である。「機種」の値は1、2、3、4のいずれかであり、1は照明器具を指し、2は人感センサを指し、3は照度センサを指し、4は壁スイッチを指す。ここで送信するID要求の「機種は」は1である。したがって、ここで送信した「ID要求」は、任意IDが未登録の照明器具に対しID応答を要求するものである。
図6の円形の破線は、コントローラ12から発信された電波の到達範囲を示す。920MHzの電波を用いると、電波状況によるが半径30m程度の領域まで電波を届けることができる。第1~第4グループG1、G2、G3、G4に属する個別機器は、この電波を受けることができる範囲に設けられている。
電波を受けた個別機器(照明器具14)は、その電波のRSSI(Received Signal Strength Indication:受信信号強度)を測定する。電波発信源であるコントローラ12から近い個別機器の受信信号強度は大きく、コントローラ12から離れた個別機器の受信信号強度は小さい。
図9は、コントローラ12からの距離と受信信号強度の関係を表す図である。コントローラ12から近い場所の個別機器は-10dB~-20dBの比較的大きな受信信号強度を示すが、コントローラ12から遠い場所の個別機器の受信信号強度は受信感度の限界である-100dB程度の低い値を示す。
次いで、個別機器が「ID応答」を出す(ステップ32)。複数の個別機器はID応答として、固有ID、電波の受信信号強度、種類情報を、コントローラ12を経由して設定器10に返す。1つの個別機器が1つのID応答を行う。図8には、ID応答のフレームフォーマットが記載されている。「ID応答」は6バイトのデータ長を有するフレームである。ID応答のコマンド名は「81h」であり、このコマンドにより、個別機器からコントローラ12へID応答がなされる。ID応答には、DATA1-3として「固有ID」が含まれる。また、ID要求は「任意IDが未登録の照明器具」に対して出されたので、ID応答のDATA4の「登録状態」は0(任意IDが未登録の個別機器)であり、「機種」は1(照明器具)である。この機種の情報(種類情報)により、作業者は個別機器の種類を特定できる。
DATA5には、RSSI値(受信信号強度)とアドレス(固有ID)の対応が含まれる。ID応答の内容(固有ID、登録状態、機種、RSSI(受信信号強度))は、すべて設定器10に登録される。例えば、100個の照明器具14からID応答を受けた場合は、100個の照明器具14のID応答の内容が登録される。なお、ID応答を受けたコントローラ12が、通知された固有IDとRSSI値により、RSSI値が大きい順に複数の個別機器をソートしてもよい。
ところで、ID応答は複数の個別機器が行うので、電波が混信する可能性がある。これを避けるために、各個別機器は自分の固有IDに応じて応答のタイミングを調整する。具体的には、複数の個別機器は、ID応答をする際、固有IDに対応した待ち時間経過後に固有IDと受信信号強度を返す。例えば、個別機器は、自分の固有IDの番号より発生する乱数により、送信待ち時間を決め、待ち時間経過後にID応答を送信する。図10は、フレーム送信間隔を示す図である。図10に示すように各個別機器がID応答を出すタイミングをずらすことで、ID応答が衝突することを防止できる。ここでは、コントローラ12が複数の個別機器に対して固有IDを返すよう一斉同報にて要求している。
次いで、作業者が、手元の設定器10でRSSIレベルを狭くする(ステップ34)。RSSIレベル60とはデシベル表示された受信信号強度のことである。図11は、設定器の表示部を示す図である。この表示部(表示画面)は、複数の個別機器の固有IDとRSSI値(受信信号強度)を表示させるものである。作業者がRSSIレベル60を狭くすると、受信信号強度の大きい個別機器の固有IDを表示部に表示させることができ、RSSIレベル60を広くすると受信信号強度の小さい個別機器の固有IDも表示部に表示させることができる。作業者は、まずは、比較的狭いRSSIレベル60を指定する。
次いで、作業者が表示部の「ID読込」ボタンを押下する(ステップ36)。そうすると、図11に示されるように、比較的受信信号強度の高い個別機器の固有IDと、その個別機器のRSSIが表示される。図11では3つの個別機器の固有ID及びRSSIが表示されている。
次いで、作業者が表示部に表示された固有IDのなかの一つを選択し、「ID確認」ボタンを押下する(ステップ38)。そうすると、「ID確認コマンド」が出て、その選択された固有IDに該当する照明器具14が点滅する(画像センサ16又は壁スイッチ18の場合はそれらにつけられたLEDが点滅する)。点滅は、部屋が暗い状態から100%点灯と消灯を繰り返すことで実現する。このように、表示部に表示された固有IDの1つを選択すると、選択された個別機器が点滅する。
図8には、ID確認のフレームフォーマットが示されている。「ID確認」は4バイトのデータ長を有するフレームである。ID確認のコマンド名は「02h」であり、このコマンドによりDATA1-3で特定された固有IDを有する個別機器のLEDが点滅する(ステップ40)。
ID確認を受けた個別機器が画像センサ16である場合は、例えばその画像センサ16のLED赤を3秒間点滅させる。ID確認を受けた個別機器が壁スイッチ18である場合は、例えばその壁スイッチ18のLED赤と緑を3秒間交互に点滅させる。ID確認を受けた個別機器が照明器具14である場合は、例えばその照明器具14を100%点灯させ消灯することを3回実施する。なお、ID確認を受けた個別機器は、ID確認を受けた個別機器であることを作業者に知らせる動作をとればよく、その動作は点滅に限定されない。
次いで、LEDを点滅させた個別機器に対し作業者が短いID(任意ID)を設定する(ステップ42)。具体的には、作業者が、設定器10に任意IDを入力し「アドレス設定」ボタンを押すことで、任意IDが登録される。図11における「アドレス」欄に表示された番号が任意IDである。任意IDは、設計図などを参照しつつ、点滅している個別機器の実際のレイアウトを反映した短い番号にすることが好ましい。
図8には、「アドレス設定」のフレームフォーマットが記載されている「アドレス設定」は6バイトのデータ長を有するフレームである。アドレス設定のコマンド名は「12h」であり、このコマンドにより、個別機器に任意IDが登録される。アドレス設定のフレームにはDATA1-3として任意IDを設定する個別機器の固有IDが含まれる。また、DATA4として任意IDを設定する個別機種の機種が特定される。そして、DATA5には作業者が設定器10に入力した任意IDが含まれる。このように、設定器10は、複数の個別機器に、固有IDよりも桁数の小さい任意のIDである任意ID(アドレス)を設定できるように構成されている。そして、任意IDの登録が終わった個別機器は、設定器10の表示画面に表示されなくなる。
次いで、作業者は、設定器10の表示部に表示されたすべての個別機器に任意IDを設定したか確認する(ステップ44)。任意IDが未設定の個別機器があれば、ステップ38に戻り、任意IDの設定を行う。
他方、表示部に表示されたすべての個別機器について任意IDを設定し終えた場合、現在のRSSIレベルが最も広いものであるか確認する(ステップ46)。設定器10で設定した現在のRSSIレベルの広さが最も広いものでなければ、ステップ34に戻り、RSSIレベルを広げる。その後、ステップ36でID読込を行うと、任意IDが設定されておらず、最初に表示部に表示された個別機器よりは受信信号強度の小さい個別機器の固有IDが設定器10の表示部に表示される。ここで表示された個別機器についても、前述の手順で任意IDを設定していく。
再びステップ46に到達し、再度ステップ34でRSSIレベルを広くする。このように、RSSIレベルを順次少しずつ広くしていくことで、設定器10の表示部に表示される個別機器のRSSIをある程度絞ることができるので、作業者は、「ID確認」を押下したときにどの個別機器が点滅するのか概ね予測することができる。よって作業性を高めることができる。したがって、2回目のRSSIレベル設定(ステップ34)でRSSIレベルを最も広くするのではなく、順次少しずつRSSIレベルを広くしていくことが好ましい。
ステップ34を複数回行い、順次少しずつRSSIレベルを広くしていくことで、作業者は、まずコントローラ12に近い個別機器に任意IDを設定し、次に任意IDを設定した個別機器のすぐ外側にある個別機器の任意IDを設定していくことができる。つまり、「ID確認」押下時に、作業者が広いフロアの中を歩き回り、点滅している個別機器を探す必要はなく、しかも作業者の移動距離も短くできる。
RSSIレベルを最も広くして任意IDの設定を行うことで、すべての個別機器についての任意IDの設定を完了させることができる。このように、設定器10は、複数の個別機器のうち、特定の受信信号強度を返し、かつ任意IDが未設定の個別機器だけを表示部に表示させる機能を有することで、効率的に任意IDを設定できる。
図12は、複数の照明器具に任意IDを設定する際の通信シーケンスを示す図である。図12には、1回のID要求により複数の照明器具14からID応答があることが示されている。図12に示される「グループ設定」とは照明器具14のグループ設定を行うものである。1つのコントローラ12で複数の照明器具14を制御する場合はこのようなグループ設定が必要となる。
図13は、画像センサ(人感、照度センサ)による人検知の際の通信シーケンスを示す図である。人検知の前に、前述の方法で、任意IDとグループを設定しておく。人感センサは、自己のセンサ状態が変化するとコントローラ12に対して通知する。人の在を検知しない場合の照明器具14の調光率は例えば10%程度とする。照度センサの状態はコントローラ12により決められた周期で収集される。コントローラ12は、人の在を検知したとき、目標照度である700ルクスを達成するために、照明器具14の調光率を70%程度とする。
図14は、画像センサに任意IDとグループを設定する際の設定器の表示部を示す図である。左側の表示部は任意ID(アドレス)設定時の画面であり、右側の表示部はグループ設定時の画面である。なお、受信感度の限界(例えば-100dB)に近い受信信号強度を出した個別機器については、表示部でエラー表示し、通信状態が悪いことを作業者に示すこともできる。
図15は、任意IDが設定された壁スイッチの通信シーケンスを示す図である。図15には、壁スイッチ18を押下することで、照明器具14の明るさを調整することが示されている。図16は、壁スイッチの正面図である。壁スイッチ18は、操作ボタン18aを備えている。操作ボタン18aが操作されると操作されたボタン番号のbitをONにし、対応するbitをON/OFFする。コントローラ12は、操作された操作ボタン18aに対応するグループの調光指令を実施する。調光指令値は、照度センサのサンプリング値により決定される。Δ照度に相当するΔ調光率により調光指令値が求められる。照明器具14は、設定されたフェード値によりΔ調光率を変化させる。Δ照度とΔ調光率は、100%点灯時の照度値を基準に1%単位で求める。例えば100%点灯時の照度値が1000ルクスであれば、その1%は10ルクスとなる。目標照度が700ルクスで現在照度が650ルクスの場合、照度差であるΔ照度は700-650=50ルクスであり、調光率差であるΔ調光率は50ルクス/10ルクス=5%である。したがって、現在の調光率が55%の場合、制御調光率は55%+5%=60%となる。
壁スイッチ18は、LED赤18bとLED緑18cを備えている。そして、任意ID設定作業中に、ID確認を受けるとLED赤18bとLED緑18cが交互に点滅する。
実施の形態1に係る照明制御システムは、複数の個別機器とコントローラ12が双方向に無線通信し、個別機器が測定したRSSIを利用して任意IDを設定するものである。この特徴を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。例えば、コントローラ12の制御を受ける複数の個別機器として、照明器具14と、画像センサ16と、壁スイッチ18を挙げたが、別の個別機器を備えてもよい。また、作業者が個別機器の機種の情報(種類情報)を必要としない場合には、ID応答に種類情報を含めなくてもよい。
任意ID設定の作業中は、任意ID設定済みの個別機器を設定器10の表示部に表示しないこととしたが、全ての個別機器の固有IDを表示部に表示させ、受信信号強度(RSSI)が大きい順にこれらを並べ、順次、任意IDを設定しても良い。
ID要求の際に、コントローラ12が複数の個別機器に対して発信する電波の強度及び周波数を調整することにより、その電波の届く範囲を調整し、ID応答を返す個別機器を増やしたり減らしたりすることができる。したがって、使用周波数は920MHz帯に限定されない。
図17は、照明制御システムの変形例を示す図である。本発明の照明制御システムは、監視装置とビル設備(BAS)の制御を受けるシステムの一部として設けることができる。図18は、図17の照明制御システムの通信シーケンスを示す図である。照明制御システムの構成については様々な変形が可能である。例えば、図19に示すように、1つのコントローラ12で127台の照明器具14を制御してもよい。
意匠上、照明器具14に赤外線リモコンの送受信部を設けることができない場合は、ディップスイッチを設け、そのディップスイッチにより任意IDを設定できる状態にすることが好ましい。ディップスイッチのポジションがデフォルトで00hの場合は、任意ID未設定であるので、上記の方法で任意IDを設定する。他方、ディップスイッチのポジションが00h以外の場合は、任意ID登録済みとする。この場合、照明器具はコントローラからのID要求に対し、機種と登録状態(登録済み)に任意IDを付加して応答する。
照明制御システムのハードウエア構成は特に限定されないが、以下に一例を示す。各個別機器はハードウエアとして、無線信号(ID要求の電波等)を受信する受信装置と、無線信号を送信する発信装置と、メモリと、メモリに記憶されたプログラムを実行する処理回路(CPU、システムLSI等のプロセッサ)とを備える。個別機器は、ID要求を受信すると、メモリに記憶された固有IDと受信装置に備わるRSSI測定部により測定しメモリに記憶させたRSSI値とをID応答として返す。なお、実施の形態1では、設定器10と個別機器を制御するコントローラ12を別々に構成し、設定器10からコントローラ12に個別機器の固有IDを要求するとコントローラ12が個別機器に電波を出し、個別機器はID応答として固有IDと電波の受信信号強度をコントローラ12を経由して設定器10に返すように構成したが、設定器10からコントローラ12を介さずに直接個別機器に同等の設定を行うように構成してもよい。具体的には、設定器10にコントローラ12が持っていたような個別機器を制御する制御部を設け、設定器10は個別機器の固有IDを要求するとき、個別機器に電波を出して個別機器はID応答として固有IDと電波の受信信号強度を設定器10に返し、設定器10は個別機器に固有IDよりも桁数の小さい任意IDを設定できるように構成してもよく、上記実施の形態1と同等の効果を得ることができる。
これらの変形は以下の実施の形態に係る照明制御システムに適宜応用できる。なお、以下の実施の形態に係る照明制御システムについては、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
実施の形態2.
実施の形態2では、複数の壁スイッチに対する任意IDの設定方法を主に説明する。図20は、実施の形態2に係る任意ID設定の通信シーケンスを示す図である。壁スイッチ18に任意IDを設定する際におけるID要求は、作業者が壁スイッチ18のボタンを押下することで発せられる。例えば、作業者が壁スイッチ18のボタンを2秒長押ししたときに、その壁スイッチ18にID要求が出される。ID要求を受けた壁スイッチ18はLEDを点滅させ、ID要求を受けたことを表示するのが好ましい。
そして、複数の壁スイッチ18のいずれかが押下されたことに応じて、押下された壁スイッチ18が固有IDをコントローラ12を経由して設定器10に返す。その後、作業者は、設定器10で、固有IDを返した壁スイッチ18に、固有IDよりも桁数の小さいIDである任意IDを設定する。このときグループ設定をしてもよい。なお、任意ID設定後に壁スイッチ18のLEDの点滅が終了し、任意IDが設定されたことを示すようにするとよい。
このように、壁スイッチ18については、受信信号強度(RSSI)を用いずに、作業者が1つずつ任意IDを設定する。照明器具14と画像センサ16については、実施の形態1で説明した方法で任意IDを設定する。
図21は、受信信号強度(RSSI)を用いて壁スイッチの任意IDとグループを設定する際の設定器の表示部を示す図である。図21に示す受信信号強度を用いて壁スイッチ18の任意IDを設定することができるが、その場合、作業者が点滅した壁スイッチ18を探す工程が必要となる。しかし、実施の形態2によれば、作業者が任意IDを設定したい壁スイッチ18を押下することでID要求が出されるので、作業者が壁スイッチ18を探す工程は必要ない。よって、任意IDを設定する作業を簡単にできる。
10 設定器、 12 コントローラ、 14 照明器具、 16 画像センサ、 18 壁スイッチ

Claims (1)

  1. 設定器と、
    複数の個別機器と、
    前記複数の個別機器を電波を用いて制御するコントローラと、を備え、
    前記複数の個別機器は、人検知と照度値の取得を行う画像センサを含み、
    前記コントローラは、電波の到達範囲が円形状となるように前記電波を発するように構成され、
    前記設定器から前記複数の個別機器の固有IDを要求すると、前記複数の個別機器はID応答として、前記固有IDと前記コントローラからの前記電波の受信信号強度を前記設定器に返し、
    前記設定器には、前記複数の個別機器の固有IDと前記受信信号強度を表示させる表示部が設けられ、
    前記設定器は、前記固有IDよりも桁数の小さい任意のIDである任意IDを前記複数の個別機器に設定する機能と、前記任意IDと同時に設定され、前記複数の個別機器を複数のグループに分割するように前記複数の個別機器にグループを設定する機能と、前記複数の個別機器のうち、特定の受信信号強度を返した個別機器を前記表示部に表示させる機能と、作業者から前記設定器に操作が行われることによって前記表示部に表示させる前記受信信号強度の広さを狭い範囲から広い範囲へ変更できる機能と、前記広い範囲では前記狭い範囲よりも前記設定器に返した前記受信信号強度が小さい前記個別機器を表示させる機能と、を有し、
    前記コントローラは、前記画像センサによる情報に基づいて、同グループ内の個別機器の調光率を一括制御する機能を有することを特徴とする照明制御システム。
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