JP4865157B2 - 耐湿熱性ホットメルト接着剤組成物 - Google Patents

耐湿熱性ホットメルト接着剤組成物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、耐湿熱性ホットメルト接着剤組成物に係り、特にPVCやPET−G(グリコール変成ポリエステル)更にエポキシ樹脂とガラス繊維との複合材料であるGFRP(ガラス繊維強化プラスチック、以下、エポキシGFRPという。)等のプラスチックフィルムに対して優れた接着性や耐湿熱性を有し、常温でのタック性が無く、しかも、接着温度条件を低くできる上、ロングライフの実現や接着時間も極短時間であるなど、接触型ICカード用接着剤組成物として好適に用いられる耐湿熱性ホットメルト接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホットメルト接着剤組成物は、代表的な熱可塑性樹脂であり、このホットメルト接着剤には、感圧性を特徴としたもの(特開平10−298528号公報)或いは耐熱性を特徴としたもの(特開平7−268311号公報)等、種々の提案がなされており、非常に広範囲の被着体に対して優れた接着性を発現するので、最近、急速に普及し始めたICカードの製造に利用することが検討されている。
【0003】
ICカードには、カードに埋設されるICチップの接点をカードの表面に露出させた接触型のものと、カード内に配置されるICチップと送受信用又は発信用のアンテナとを例えばポリエステルフィルムで被覆した非接触型のものとがある。
【0004】
近年、幅広く実用化されている接触型ICカード用接着剤フィルムには、(1)ICカードコア材として一般的に使用されているPVCやPVC代替え材料であるPET−G(グリコール変成ポリエステル)等とCOT(チップ−オン・テープ)に使用されるエポキシGFRP等が用いられている。
【0005】
前記PET−Gとはエチレングリコールの一部をシクロヘキサンジメタノールに置き換えることにより非晶質化したグリコール変成ポリエステル共重合体であり、米国イーストマンケミカル社が製品化しているプラスチック素材である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この接触型ICカードに用いられる接着剤組成物には、常温での非タック性、耐湿熱性、材料を破壊する程度の強力な接着力などが要求されている上、ロングライフ、つまり長期貯蔵安定性を有し、仮着、本接着等の全ての要件を満足する接着シートは存在しなかった。
【0007】
特に、従来、接触型ICカード用として使用されている接着剤組成物は熱硬化型のものが主流であったが、硬化の際、高温(約220℃)に調整することが必要であり、しかも短時間(約1.5秒)で反応させるため硬化剤が入っている結果、ポットライフが短く、常温保存が不可能である。
【0008】
今後、ICカードはETC(有料道路電子自動料金収受システム)等の車載、携帯電話等の用途展開が検討されており、特にそれらの分野において耐湿熱性の要求が高まっているが、架橋剤等を含まないポリウレタン、ポリエステル系ホットメルト接着剤では多湿環境に暴露されると加水分解が生じ、機械的強度、強いては接着力が低下し、この要求を満たせないという問題があった。
【0009】
本発明者らは、前記従来の技術的課題を解決すべく、結晶性ポリウレタン、飽和ポリエステル樹脂と改質剤としてのエポキシ樹脂、表面処理無機充填剤について、鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至ったものである。
【0010】
本発明は、前述の諸特性を満足させ、且つ接着にかかる時間も極短時間で、耐湿熱性が至極優れる結果、広範な分野で利用できるうえ、特に、接触型ICカードを製造するのに極めて好適に用いられる耐湿熱性ホットメルト接着剤組成物を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る耐湿熱性ホットメルト接着剤組成物においては、前記目的を達成するために、(a)流動開始温度が55℃以上100℃以下の結晶性ポリウレタン樹脂100重量部に対し、(b)Tgが0℃以上110℃以下、分子量10000〜25000の飽和ポリエステル樹脂が5〜150重量部、(c)軟化点が60℃以上140℃以下のエポキシ樹脂10〜150重量部及び(d)カップリング剤で表面処理した無機充填剤10〜200重量部を配合したことを特徴とする、という技術的手段を採用したものである。
【0012】
即ち、本発明に係る耐湿熱性ホットメルト接着剤組成物においては、結晶性ポリウレタンやポリエステル樹脂の加水分解により生成されるカルボキシル基が酸触媒として働き加水分解を促進することに着目し、エポキシ樹脂等の改質剤でそれをキャッチすることで加水分解促進触媒機能を抑制し、しかも無機充填剤の表面処理化によって樹脂とのぬれ性向上に伴う水分浸入の抑止によリ樹脂一充填剤間の界面劣化を防ぐことで、多湿環境下に暴露されても接着力低下の無い耐湿熱性の良好な接触型ICカードの製造において好適に使用されるようにしたものである。
【0013】
本発明に係る耐湿熱性ホットメルト接着剤組成物を更に詳細に説明すれば、以下の通りである。
【0014】
本発明において、主ポリマーである結晶性ポリウレタン樹脂(a)はその流動開始温度が、55℃以上100℃以下であることが好ましく、特に、55℃以上95℃以下であることが更に好ましい。これは結晶性が大きいため、架橋しなくても高い凝集力強さを有し、分子構造に多数の極性基を持っているので広範囲の材料によく接着するものである。
【0015】
この結晶性ポリウレタン樹脂(a)においてその流動開始温度が、100℃を超える高温になると、溶融粘度が高くなる傾向にあるため、ICカード製造時にカードコア材とCOT等を接着させる際の接着時間を長くしたり、あるいは、接着温度を高くする必要が生じる等、いずれも生産性に支障が出てくるだけでなく、ICカードに要求される外観の点では、接触型ICカードに内蔵されたICチップの背面コア材に変形が発生し易いなどの致命的な欠陥が生じる恐れがあるので好ましくない。
【0016】
一方、この結晶性ポリウレタン樹脂(a)においてその流動開始温度が、55℃未満と低温になると、主ポリマーとしては柔軟になり過ぎる上、軟化温度が低下する傾向にあるため、カードとしての剛性と耐熱性に劣るおそれがあり、更には、夏期環境において常温でのタック性の発現により作集性が悪くなるおそれがあるので好ましくない。
【0017】
以上のことから主ポリマーとしての結晶性ポリウレタン樹脂(a)は、接着性のフィルムないしシートとして常温で非タック性が要求されるため少なくとも常温で非タックでなければならず、特に、前述の条件を満たす結晶性線状ポリウレタン樹脂が最適である。
【0018】
次に、前記主ポリマーである結晶性ポリウレタン樹脂(a)に配合される飽和ポリエステル樹脂(b)は、主ポリマーとしての結晶性ポリウレタン樹脂が比較的ゴム弾性を有しているためその凝集力、接着剤の硬さを調整してカード材が折り曲げられた際に接着剤内部に適度の応力緩和が生じCOTを破壊するための硬さを調整する役目を果すのであり、しかも、後述する改質剤との相乗作用により前記目的を達成できるのである。
【0019】
本発明で用いられる飽和ポリエステル樹脂(b)において、そのTgが0℃以上110℃以下、分子量10000〜25000の範囲のものが好ましい。
【0020】
Tgが0℃未満では輸送中や夏期の保管時等、高温雰囲気下で凝集力の低下し易い接着剤組成物になるため接着力の低下を招くので好ましくなく、一方、Tgが110℃を超えると、接着剤組成物の軟化点が150℃以上になる傾向があり、その溶融物は粘度が非常に高く、カードの製造時の接着温度条件を高くする必要が出てくる結果、接触型ICカードに内蔵されたICチップの周辺のコア材に変形が発生し易くなり、外観が悪くなるなどの致命的な欠陥が生じる恐れがあるのであり、従って、これらの観点から、Tgが5℃以上100℃以下のものが望ましい。
【0021】
又、本発明で用いられる飽和ポリエステル樹脂(b)はその分子量が10000〜25000であることが好ましく、分子量が10000未満であると、得られた接着剤組成物が脆くなったり、前記結晶性ポリウレタン樹脂(a)の改質が乏しいので好ましくなく、一方、分子量が25000を超えると、溶融粘度が高くなる傾向にあるため、前述の様に、カード製造時にカードコア材とCOT等を接着させる際の接着時間が長くなったり、接着温度を高くする必要性が発生する結果、生産性に支障が生じたり、接触型ICカードに内蔵されたICチップの背面コア材に変形が発生し易くなり、外観が悪化する等、前述のような問題が生じる虞れがあるので好ましくない。
【0022】
本発明において、前記の結晶性ポリウレタン樹脂(a)と飽和ポリエステル樹脂(b)との配合割合は、前記(a)100重量部に対し、前記(b)が5〜150重量部の範囲、特に好ましくは30〜100重量部の範囲のものが望ましい。
【0023】
前記(a)100重量部に対し、前記(b)が5重量部未満と少な過ぎるとその配合による効果が発現し難い結果、接着剤組成物の難さ、凝集力を調製できず、配合する意味が無いので好ましくなく、一方、150重量部を超えると、前記(a)が有するゴム弾性を過度に損ない、逆に接着力に寄与する内部応力緩和が期待できなくなるので好ましくない。
【0024】
更に、本発明においては、耐湿熱性ホットメルト接着剤組成物の接着力を向上させたり、改善するために、特定の改質剤が配合されるが、この改質剤としては、軟化点が60℃以上140℃以下、分子量700〜3000のエポキシ樹脂(c)であれば特に限定されるものではないが、このエポキシ樹脂(c)としては、具体的には、例えば軟化点が60℃以上140℃以下、分子量700〜3000のビスフェノールA型、ノボラック型又はこれらの混合物、或いはこれらの共存する生成物、またはこれらの変成生成物などが挙げられる。
【0025】
本発明で用いられるエポキシ樹脂からなる改質剤(c)において、その軟化点が60℃未満では常温で接着剤組成物がタック性を発現し、カード材料としては不適当であるので好ましくなく、一方、軟化点が140℃を超えると、カードの製造時の接着温度条件を高くしたり、或いは接着時間を長くする必要が生じる結果、接触型ICカードに内蔵されたICチップ等の電子部品周辺のコア材に熱変化や変形が発生し易く、外観が悪化する等、前述のような問題が生じる虞れがあるので好ましくない。
【0026】
本発明において、前記エポキシ樹脂(c)としてはその分子量が700〜3000のものが用いられるのであり、この分子量が、700未満では常温で接着剤組成物がタック性を発現し、カード材料としては不適当であるので好ましくなく、一方、3000を超えると、カードの製造時の接着温度条件を高くしたり、或いは接着時間を長くする必要が生じる結果、接触型ICカードに内蔵されたICチップ等の電子部品周辺のコア材に熱変化や変形が発生し易く、外観が悪化する等、前述のような問題が生じる虞れがあるので好ましくない。
【0027】
本発明において、前記の結晶性ポリウレタン樹脂(a)と改質剤としてのエポキシ樹脂(c)との配合割合は、前記(a)100重量部に対し、前記(c)が10〜150重量部の範囲であることが望ましい。
【0028】
前記(a)100重量部に対し、前記(c)が、10重量部未満と少な過ぎるとその配合による効果、つまり所要の耐湿熱性の発現が困難になって配合する意味が無いので好ましくなく、一方、150重量部を超えると接着力の低下や主ポリマーに対して低分子であるが故に軟化点降下現象と溶融粘度の著しい低下からカード製造時の条件設定が困難になったり、接着工程で接着剤組成物の流れなどによりカード成形に不適当であるから好ましくなく、従って、これらの観点から、前記(a)100重量部に対し、前記(c)が、特に、20〜70重量部の範囲に調整するのが最も望ましい。
【0029】
ところで、本発明においては、無機充填剤を配合することにより、熱変形や接着性更に接着剤組成物の流動性並びに非タック性等を改善する必要があるが、一般に、前述の(a)〜(c)の有機樹脂(成分)と無機充填剤とは水と油の関係のように分散性が悪いため、混合した際、内部応力が発生したり、それらの界面で微細な空隙が発生し、この界面より応力や吸収した水分によって劣化が生じる結果、接着力や耐湿熱性が低下する。そこで、本発明で用いられる無機充填剤には、シラン系やチタネート系等の各種カップリング剤による表面処理を施すことで、前述の(a)〜(c)の有機樹脂と無機充填剤との界面のぬれ性を向上させることが必要である。その結果、この有機樹脂と無機充填剤との界面の微細な空隙が無くなることで応力や水分の影響による界面劣化を防ぎ、接着力の向上や耐湿熱性の向上を図ることができるのである。
【0030】
即ち、本発明において、前記の結晶性ポリウレタン樹脂(a)とカップリング剤で表面処理した無機充填剤(d)との配合割合は、前記(a)100重量部に対し、前記(d)が10〜200重量部の範囲、特に好ましくは20〜150重量部の範囲のものが望ましい。
【0031】
前記(a)100重量部に対し、前記(b)が10重量部未満と少な過ぎるとその配合による効果が発現し難い結果、前述の(a)〜(c)の有機樹脂と無機充填剤との界面のぬれ性を向上させることができず、この有機樹脂と無機充填剤との界面の微細な空隙を無くすることができないので、所要の接着力の向上や耐湿熱性の向上を図ることができないのであり、一方、200重量部を超えると、前記(a)が有するゴム弾性を過度に損なう上、逆に接着力が低下したり、耐湿熱性が低下する虞れがあるので好ましくない。
【0032】
本発明で用いられる無機充填剤としては、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化スズ、酸化アンチモン、フェライト類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、塩基性炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、ドーソナイト、ハイドロタルサイト、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、ケイ酸カルシウム、タルク、クレー、マイカ、モンモリロナイト、ベントナイト、セピオライト、イモゴライト、セリサリト、ガラス繊維、ガラスビーズ、シリカ系バルン、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、炭素バルン、ホウ酸亜鉛、各種磁性粉等が挙げるられる。
【0033】
そして、前記無機充填剤は、前述のようにシラン系やチタネート系等の各種カップリング剤で表面処理が施されるが、この処理方法としては、乾式法、スラリー法又はスプレー法等の各種カップリング剤で無機質充填剤を直接処理する方法、又は直接法やマスターバッチ法等のインテグラルブレンド法、或いはドライコンセントレート法等の方法が挙げられる。
【0034】
前記シラン系カップリング剤としては、特に限定されるものではないが、具体的には、例えばビニルトリクロルシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニル(2−メトキシエトキシ)シラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等が挙げられる。
【0035】
前記チタネート系カップリング剤としては、特に限定されるものではないが、具体的には、例えばイソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリドデシルベンゼンスルホニルチタネート、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート、テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファイト)チタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)オキシアセテートチタネート等が挙げられる。
【0036】
以上のことより、本発明に係る耐湿熱性ホットメルト接着剤組成物においては、前記特定の結晶性ポリウレタン樹脂(a)、前記特定の飽和ポリエステル樹脂(b)、前記特定のエポキシ樹脂(c)及び前記特定の無機充填剤(d)を必須成分とし、これらの成分を特定の配合割合、即ち、前記(a)100重量部に対し、前記(b)5〜150重量部の範囲、前記(c)10〜150重量部の範囲及び前記(d)10〜200重量部の範囲で配合して得られたものである。
【0037】
ところで、本発明においては、前記特定の結晶性ポリウレタン樹脂(a)、前記特定の飽和ポリエステル樹脂(b)、前記特定のエポキシ樹脂(c)及び前記特定の無機充填剤(d)を必須成分とするものであるが、接着性、溶融粘度の調整のため、必要に応じて、脂肪酸エステル類、フタル酸エステル類、アミド系化合物、リン酸エステル化合物等の改質剤、顔料、酢酸ビニルエステル類、エチレンビニルエステル類、ニトリルゴム、スチレンブタジエンゴム、テルペンフェノール樹脂等の前述の結晶性ポリウレタン樹脂や飽和ポリエステル樹脂に相溶性の良いエラストマー、更に老化防止剤、酸化防止剤などを適宜、適量を添加しても良いのである。
【0038】
本発明の耐湿熱ホットメルト系接着剤組成物を製造するにあたり、前記所定の成分をそれぞれ適当量を有機溶剤中に混合分散させ、その配合液を所定の厚さになるよう剥離紙や剥離フィルムに塗布し、加熱乾燥させて得られる。
【0039】
【作用】
以上に説明したように、本発明に係る耐湿熱ホットメルト系接着剤組成物においては、前記特定の結晶性ポリウレタン樹脂(a)、前記特定の飽和ポリエステル樹脂(b)、前記特定のエポキシ樹脂(c)及び前記特定の無機充填剤(d)を必須成分とし、これらのTgや分子量更に配合割合を厳格に調整することにより、PVCやPET−G(グリコール変成ポリエステル)更にエポキシGFRP等の各種プラスチックフィルムに対して優れた接着性や耐湿熱性を有し、常温でのタック性が無く、しかも、接着温度条件を低く、接着時間も極短時間であるので、接触型ICカードの製造時に当該接触型ICカードに内蔵されたICチップ等の電子部品周辺のコア材に熱変化や熱変形が発生せず、外観が良好である上、架橋剤を含まないので、ロングライフ、つまり長期貯蔵安定性を有し、仮着や本接着が可能で接触型ICカード用接着剤組成物として好適に用いられるなどの作用を有するのである。
【0040】
【発明の実施の態様】
以下、本発明の実施例及び比較例について具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0041】
[実施例1]
流動開始温度72℃の結晶性ポリウレタン樹脂100重量部に対して、分子量が15000、Tg60℃の飽和ポリエステル樹脂50重量部と、分子量1060、軟化点78℃のビスフェノールA型エポキシ樹脂50重量部及びシランカップリング表面処理シリカ[(株)龍森社製、商品名クリスタライトCRS2101以下、同じ。]100重量部と、更に適当量の有機溶剤とを混合攪拌機に投入し、充分に混合、分散して均一な混合物としたものをコーターで離形紙上に、乾燥後の厚さが50±5μmになるようにコーティングして得た接着剤フィルムを用いた。
【0042】
[実施例2]
流動開始温度72℃の結晶性ポリウレタン樹脂100重量部に対して、分子量が15000、Tg60℃の飽和ポリエステル樹脂80重量部と、分子量が23000,Tg7℃の飽和ポリエステル樹脂20重量部と、分子量2900、軟化点128℃のビスフェノールA型エポキシ樹脂65重量部及びシランカップリング表面処理シリカ100重量部と、更に適当量の有機溶剤とを混合攪拌機に投入し、充分に混合、分散して均一な混合物としたものをコーターで離形紙上に、乾燥後の厚さが50±5μmになるようにコーティングして得た接着剤フィルムを用いた。
【0043】
[実施例3]
流動関始温度72℃の結晶性ポリウレタン樹脂100重量部に対して、分子量が23000、Tg7℃の飽和ポリエステル樹脂50重量部と、分子量2900、軟化点128℃のビスフェノールA型エポキシ樹脂50重量部及びシランカップリング表面処理シリカ100重量部と、更に適当量の有機溶剤とを混合攪拌機に投入し、充分に混合、分散して均一な混合物としたものをコーターで離形紙上に、乾燥後の厚さが50±5μmになるようにコーティングして得た接着剤フィルムを用いた。
【0044】
[実施例4]
流動開始温度72℃の結晶性ポリウレタン樹脂100重量部に対して、分子量が15000、Tg60℃の飽和ポリエステル樹脂を50重量部と、軟化点90℃o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂50重量部及びシランカップリング表面処理シリカ100重量部と、更に適当量の有機溶剤とを混合攪拌機に投入し、充分に混合、分散して均一な混合物としたものをコーターで離形紙上に、乾燥後の厚さが50±5μmになるようにコーティングして得た接着剤フィルムを用いた。
【0045】
[実施例5]
流動開始温度65℃の結晶性ポリウレタン樹脂100重量部に対して、分子量が15000、Tg60℃の飽和ポリエステル樹脂を50重量部と、分子量1060、軟化点78℃のビスフェノールA型エポキシ樹脂50重量部及びシランカップリング表面処理シリカ100重量部と、更に適当量の有機溶剤とを混合攪拌機に投入し、充分に混合、分散して均一な混合物としたものをコーターで離形紙上に、乾燥後の厚さが50±5μmになるようにコーティングして得た接着剤フィルムを用いた。
【0046】
[比較例1]
流動開始温度102℃の結晶性ポリウレタン樹脂100重量部に対して、分子量が15000、Tg60℃の飽和ポリエステル樹脂50重量部と、分子量1060、軟化点78℃のビスフェノールA型エポキシ樹脂50重量部及びシランカップリング表面処理シリカ100重量部と、更に適当量の有機溶剤とを混合攪拌機に投入し、充分に混合、分散して均一な混合物としたものをコーターで離形紙上に、乾燥後の厚さが50±5μmになるようにコーティングして得た接着剤フィルムを用いた。
【0047】
[比較例2]
流動開始温度72℃の結晶性ポリウレタン樹脂100重量部に対して、分子量が28000、Tg−15℃の飽和ポリエステル樹脂50重量部と、分子量1060、軟化点78℃のビスフェノールA型エポキシ樹脂50重量部及びシランカップリング表面処理シリカ100重量部と、更に適当量の有機溶剤とを混合攪拌機に投入し、充分に混合、分散して均一な混合物としたものをコーターで離形紙上に、乾燥後の厚さが50±5μmになるようにコーティングして得た接着剤フィルムを用いた。
【0048】
[比較例3]
流動開始温度72℃の結晶性ポリウレタン樹脂100重量部に対して、分子量が15000、Tg60℃の飽和ポリエステル樹脂2重量部と、分子量が23000、Tg7℃の飽和ポリエステル樹脂2重量部と、分子量2900、軟化点128℃のビスフェノールA型エポキシ樹脂40重量部及びシランカップリング表面処理シリカ100重量部と、更に適当量の有機溶剤とを混合攪拌機に投入し、充分に混合、分散して均一な混合物としたものをコーターで離形紙上に、乾燥後の厚さが50±5μmになるようにコーティングして得た接着剤フィルムを用いた。
【0049】
[比較例4]
流動開始温度72℃の結晶性ポリウレタン樹脂100重量部に対して、分子量が15000、Tg60℃の飽和ポリエステル樹脂170重量部と、分子量2900、軟化点128℃のビスフェノールA型エポキシ樹脂75重量部及びシランカップリング表面処理シリカ100重量部と、更に適当量の有機溶剤とを混合攪拌機に投入し、充分に混合、分散して均一な混合物としたものをコーターで離形紙上に、乾燥後の厚さが50±5μmになるようにコーティングして得た接着剤フィルムを用いた。
【0050】
[比較例5]
流動開始温度72℃の結晶性ポリウレタン樹脂100量量部に対して、分子量が15000、Tg60℃の飽和ポリエステル樹脂50重量部と、分子量2900、軟化点128℃のビスフェノールA型エポキシ樹脂5量量部及びシランカップリング表面処理シリカ100重量部と、更に適当量の有機溶剤とを混合攪拌機に投入し、充分に混合、分散して均一な混合物としたものをコーターで離形紙上に、乾燥後の厚さが50±5μmになるようにコーティングして得た接着剤フィルムを用いた。
【0051】
[比較例6]
流動開始温度72℃の結晶性ポリウレタン樹脂100重量部に対して、分子量が15000、Tg60℃の飽和ポリエステル樹脂50重量部と、分子量2900、軟化点128℃のビスフェノールA型エポキシ樹脂170重量部及びシランカップリング表面処理シリカ100重量部と、更に適当量の有機溶剤とを混合攪拌機に投入し、充分に混合、分散して均一な混合物としたものをコーターで離形紙上に、乾燥後の厚さが50±5μmになるようにコーティングして得た接着剤フィルムを用いた。
【0052】
[比較例7]
流動開始温度72℃の結晶性ポリウレタン樹脂100重量部に対して、分子量が15000、Tg60℃の飽和ポリエステル樹脂を50重量部と、分子量3750、軟化点144℃のビスフェノールA型エポキシ樹脂50重量部及びシランカップリング表面処理シリカ100重量部と、更に適当量の有機溶剤とを混合攪拌機に投入し、充分に混合、分散して均一な混合物としたものをコーターで離形紙上に、乾燥後の厚さが50±5μmになるようにコーティングして得た接着剤フィルムを用いた。
【0053】
[比較例8]
流動開始温度72℃の結晶性ポリウレタン樹脂100重量部に対して、分子量が15000、Tg60℃の飽和ポリエステル樹脂を50重量部と、分子量1060、軟化点78℃のビスフェノールA型エポキシ樹脂50重量部及びシランカップリング表面処理シリカ5重量部と、更に適当量の有機溶剤とを混合攪拌機に投入し、充分に混合、分散して均一な混合物としたものをコーターで離形紙上に、乾燥後の厚さが50±5μmになるようにコーティングして得た接着剤フィルムを用いた。
【0054】
[比較例9]
流動開始温度72℃の結晶性ポリウレタン樹脂100量量部に対して、分子量が15000、Tg60℃の飽和ポリエステル樹脂50重量部と、分子量1060、軟化点78℃のビスフェノールA型エポキシ樹脂50重量部及びシランカップリング表面処理シリカ250重量部と、更に適当量の有機溶剤とを混合攪拌機に投入し、充分に混合、分散して均一な混合物としたものをコーターで離形紙上に、乾燥後の厚さが50±5μmになるようにコーティングして得た接着剤フィルムを用いた。
【0055】
[比較例10]
流動開始温度72℃の結晶性ポリウレタン樹脂100重量部に対して、分子量が15000、Tg60℃の飽和ポリエステル樹脂50重量部と、分子量1060、軟化点78℃のビスフェノールA型エポキシ樹脂50重量部及び表面未処理シリカ100重量部と、更に適当量の有機溶剤とを混合攪拌機に投入し、充分に混合、分散して均一な混合物としたものをコーターで離形紙上に、乾燥後の厚さが50±5μmになるようにコーティングして得た接着剤フィルムを用いた。
【0056】
[比較例11]
ニトリルフェノール系接着剤を離型紙上に厚さ70±10μmになるようにコーティングして得た市販の接着剤フィルムを用いた。
【0057】
[比較例12]
ニトリルフェノール系接着剤を離型紙上に厚さ70±10μmになるようにコーティングして得た市販の接着剤フィルムを用いた。
【0058】
[測定方法]
(1)試料の構成
前記の各実施例及び各比較例の接着剤フィルム(厚さが50±5μmのものと70±10μmのもの。)を用い、これらをそれぞれ、図1に示すように、外寸が縦(a)1.16cm、横(b)1.28cm、内寸が縦(c)0.9cm、横(d)1.02cmとなるように中空状に打ち抜いて打ち抜き片(面積が約0.57cm2の接着剤フィルム)1得た。
【0059】
次に、前記各打ち抜き片(接着剤フィルム)1を、図1に示すように、以下の仮接着条件によりエポキシGFPRで構成されたCOT(厚さ0.16mm、縦(a)1.16cm、横(b)1.28cm)2に仮着させた後、図1に示すように、これらをそれぞれ前記打ち抜き片(接着剤フィルム)1を介して、以下の本接着条件により、前記PVC或いはPET−Gのコア材(厚さ0.77mm)3に形成された段部4に本接着させた。
【0060】
即ち、前記コア材3には縦1.16cm、横1.28cmの凹部における中央部に縦0.9cm、横1.02cmの貫通孔を設けて段部4を形成し、この段部4に前記打ち抜き片(接着剤フィルム)1を介して前記COT2を本接着させた。
【0061】
その仮着条件及び本接着条件は以下の通りである。
被 着 体:COT対PVC若しくはPET−G(全てカードメーカーより入手)
[実施例1〜5及び比較例1〜11]
COT仮着条件 :温度160℃、圧力0.2MPaの条件下、1秒間
コア材本接着条件:温度170℃、圧力0.4MPaの条件下、1.5秒間
[比較例12]
COT仮着条件 :温度160℃、圧力0.2MPaの条件下、1秒間
コア材本接着条件:温度220℃、圧力0.4MPaの条件下、1.5秒間
【0062】
(2)試験条件
(A)初 期 接 着 力:前記(1)で作成した試料を1時間室温で放置後測定。
(B)耐湿熱試験後接着力:前記(1)で作成した試料を温度60℃、湿度90%RHの恒温恒湿環境下、1ケ月間放置後測定。
【0063】
前記の(A)及び(B)共、図1に示すように、プローブ5でチップ6の上面から押抜速度50±5mm/分の条件で押圧して押抜接着力を測定した。
【0064】
表1において、〇はCOTとPVC或いはPET−Gのコア材との界面での剥離が無く、COTが破壊されることをいい、一方、×は接着力が著しく低く、材料(COT)破壊も無く、COTとPVC或いはPET−Gのコア材との界面での剥離が生じたことをいう。
その結果を表1に示す。
【0065】
【表1】
Figure 0004865157
【0066】
表1に示すように、各実施例のものは、各被着体に対し初期及び耐湿熱試験後において極めて高い接着性を発現し、材料(COT)破壊が認められるが、各比較例のものは、接着力が著しく低く、材料(COT)破壊が認められなかった。
【0067】
又、実施例1の耐湿熱性ホットメルト接着剤組成物を用い、前記と同様に、温度が−20℃、20℃、30℃、40℃及び40℃で湿度90%RHの恒温恒湿の環境下、5日、10日、15日、20日、25日、30日及び35日保存後の押抜接着力を測定した。
その結果を図2に示す。
【0068】
図2に示すように、実施例1のものは、架橋剤を含有していないため、苛酷な環境下に暴露しても初期とほぼ同じ押抜接着力を発現することが認められ、ロングライフの実現が可能であることが認められる。又、他の実施例のものも同様の結果が認められた。
【0069】
以上の結果より、本発明のものは、接触型ICカード用接着剤組成物として非常に優れていることが認められる。
【0070】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る耐湿熱性ホットメルト接着剤組成物は、前記構成を有し、特にPVCやPET−G(グリコール変成ポリエステル)更にエポキシGFRP等のプラスチックフィルムに対して優れた接着性や耐湿熱性を有し、常温でのタック性が無く、しかも、接着温度条件を低くできるのであり、又、架橋剤を含まないためライフの問題が無く長期貯蔵安定性を有し、しかも仮着、本接着等の多段階接着も可能である上、適度な溶融粘度からカード製造時のCOT接着性に優れ、且つ接着力が極めて高く接着時間も極短時間であるなど、接触型ICカード用接着剤組成物として好適に用いられるなどの効果を奏するのである。
【0071】
本発明に係る耐湿熱性ホットメルト接着剤組成物においては、特定の流動開始温度を有する結晶性ポリウレタン樹脂を主成分とするホットメルト接着剤組成物であり、この結晶性ポリウレタン樹脂は優れた常温での非タック性、耐熱性、耐湿熱性、材料を破壊する程度の強力な接着力などが得られる上、ロングライフ、つまり長期貯蔵安定性を有し、仮着、本接着等の要件を満足する結果、接触型ICカードに用いられる接着剤として極めて好適であるなどの効果も得ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、各実施例及び各比較例の接着剤フィルムの押抜接着力の測定方法を示す説明図である。
【図2】図2は、実施例1の耐湿熱性ホットメルト接着剤組成物を用い、その長期貯蔵安定性を測定した結果を示す説明図である。
【符号の説明】
1 打ち抜き片(接着剤フィルム)
2 COT
3 コア材(PVC又はPET−G)
4 段部
5 プローグ
6 チップ

Claims (2)

  1. (a)流動開始温度が55℃以上100℃以下のポリウレタン樹脂100重量部に対し、(b)Tgが0℃以上110℃以下、分子量10000〜25000の飽和ポリエステル樹脂5〜150重量部、(c)軟化点が60℃以上140℃以下のエポキシ樹脂10〜150重量部及び(d)カップリング剤で表面処理した無機充填剤10〜200重量部を配合したことを特徴とする耐湿熱性ホットメルト接着剤組成物。
  2. 接触型ICカード用接着剤組成物である請求項1記載の耐湿熱性ホットメルト接着剤組成物。
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