JP4861071B2 - 荷受台昇降装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車輌の荷台に対する荷物の積み降ろし作業を支援する荷受台昇降装置に関する。
荷受台昇降装置の中には、車輌の荷台に固定した左右一対の支柱に対してそれぞれスライダを上下スライド可能に取り付け、左右のスライダで荷受台を支持することによってスライダとともに荷受台を昇降させるものがある。この種の荷受台昇降装置では、スライダを吊り下げたワイヤを支柱内上部の滑車に掛け回し、油圧シリンダでワイヤを引いたり戻したりすることによりスライダの吊り位置を変え、荷受台を昇降させるものが多い。
このような荷受台昇降装置に用いられるスライダは、上下段それぞれに二輪ずつ計四輪のローラを備えているのが通常であり、支柱の内壁にローラが転動することによりスライダが支柱に対して円滑に上下移動する(特許文献1等参照)。
実公平4−31166号公報
ワイヤによるスライダの吊り位置を変えて荷受台を昇降させる荷受台昇降装置では、製作コストや製品重量の抑制の観点では高価で重量の重い油圧シリンダの本数は1本に止めることが望ましい。油圧シリンダの本数を1本にした場合、1本の油圧シリンダで左右それぞれのスライダを昇降させるためには、左右いずれかの支柱の内部でワイヤによるスライダの吊り構造を独立させることができない。
1本の油圧シリンダで両スライダを昇降させるには、例えば一方の支柱に油圧シリンダを内挿する場合、他方の支柱にスライドするスライダを吊り下げるワイヤを一方の支柱から他方の支柱へ掛け渡さなければならない。また、左右の支柱間に掛け渡したクロスメンバに油圧シリンダを内挿する場合でも、クロスメンバ内で油圧シリンダと係わり合うワイヤをクロスメンバから左右の支柱のそれぞれに渡す必要がある。
したがって、1本の油圧シリンダにより荷受台を昇降させる荷受台昇降装置では、上記のいずれの場合であっても、支柱の下部にはワイヤの方向を転換するための滑車が必要になる。この滑車はポスト内を通るワイヤを掛けるものであるため、必然的に少なくとも一部はポスト内に臨むことになる。
しかしながら、支柱の下部に滑車が設けられていると、スライダの下限位置を制限しないとスライダの下段側のローラが滑車に干渉する。滑車の位置は最低地上高を確保するために下げることは好ましくない。よって、スライダの昇降ストロークと上下のローラ間の距離を必要十分に確保しようとすると、下段側のローラの滑車との干渉が避けられるようにスライダの下段ローラの移動スペースを滑車よりも上方に創出しなければならない。その結果、支柱に要求される高さ寸法を短縮することが難しく、荷受台昇降装置のコンパクト化が阻害されていた。
本発明は以上に鑑みなされたもので、支柱の高さ寸法を低減して小型化することができる荷受台昇降装置を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、車輌の荷台に対する荷物の積み降ろし作業を支援する荷受台昇降装置において、前記荷台に固定された一対の支柱と、これら支柱にそれぞれガイドされて上下にスライド可能な一対のスライダと、これらスライダのそれぞれに対して上下段に二輪ずつ計四輪設けられ前記スライダの昇降の際に前記支柱の内壁に転動するローラと、前記一対のスライダに支持され前記一対のスライダとともに昇降する荷受台と、前記支柱の上部に設けられ前記スライダを吊り下げるワイヤを掛ける滑車と、前記ワイヤを方向転換させて他方の支柱に向かって中継するものであって前記支柱の下部に設けられ当該支柱内の前記スライダの移動スペースに臨む中継滑車とを備え、前記スライダを下降させても前記ローラのうちの他方の支柱に近い側に配置された下段のローラが前記中継滑車に干渉しないように、当該他方の支柱に近い側に配置された下段のローラを他方の支柱から遠い側に配置された下段のローラよりも高位置に配設したことを特徴とする。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記ローラのうち他方の支柱に近い側に配設された下段のローラが、他方の支柱から遠い側に配設された下段のローラに対して少なくとも前記中継滑車の高さ寸法分だけ高位置に配設されていることを特徴とする。
本発明によれば、スライダに設けたローラの下段ローラうち対向ポストに近い側のローラを対向ポストから遠い側のローラよりも高位置に配設したので、対向ポストから遠い側の下段ローラが中継滑車と高さが重複する位置までスライダを降下させることができる。よって、スライダのローラの移動スペースを下げて創出しポストの高さ寸法を低減することができ、荷受台昇降装置の小型化に寄与することができる。
以下に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る荷受台昇降装置を備えた車輌の外観を表す左側面図、図2は後面図である。
本明細書では、車輌の運転席側(図1中の左側)を前方、荷台側(図1中の右側)を後方とする。また、左・右については図2中の左・右に対応するものとする。
図1及び図2に示すように、本実施の形態の荷受台昇降装置は、車輌の荷台1の後端部の幅方向両側の部分に固定され立設された左右一対のポスト(支柱)2a,2bと、ポスト2a,2b内にそれぞれ挿入されポスト2a,2bにガイドされて上下にスライド可能な左右一対のスライダ3a,3bと、これらスライダ3a,3bに対して回動自在に支持されスライダ3a,3bとともに昇降する荷受台4とを備えている。
図3は荷受台昇降装置の左側面図、図4は後面図、図5は図4中のV−V断面による断面図、図6は右側面図である。図3においてはポスト2aの内部を透視して表している。
これらの図において、既出図面と同様の箇所には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図3〜図6に示すように、ポスト2a,2bには中空の角パイプ等が用いられており、後述するがポスト2a,2bの内部は上端部付近を除いて隔壁5によって前室5aと後室5bの前後2つの空間に隔てられている。前室5aと後室5bは、1本の角パイプに仕切り板として内挿した板状の隔壁により隔てられる構成としても良いし、1本の角パイプともう1本の角パイプ又はコの字状のアングル材等を前後に並べて連結した場合に結果的に前室と後室を隔てる鋼材の壁面が隔壁5を構成する場合もある。スライダ3a,3bはそれぞれポスト2a,2b内の後室5bに挿入されている。
荷受台4は、使用されないときはほぼ垂直に起立した状態で荷台1の後方側側壁(テールゲート)を構成する。また図3に示したように、スライダ3a,3bに対して回動させて水平に展開されたとき、荷受台4は、荷物の積み降ろしの際の荷物や作業者のステップとして機能し、荷台1の床面高さと地面の高さの間を作業者の操作に応じて昇降し荷物の積み降ろし作業の支援に用いられる。
この荷受台4及びスライダ3a,3bの昇降動作は1本の油圧シリンダ6の伸縮動作に伴うものである。油圧シリンダ6は、図示しない油圧ポンプからの圧油によって伸縮するものであり、ロッド側を下に向けた状態で左ポスト2aの前側の空間に内挿されている。上方側に位置する油圧シリンダ6のボトム側は左ポスト2aの前室5aの内壁面又は隔壁5に対し直接又は何らかの支持部材を介して固定されている。
左ポスト2a内の上部で油圧シリンダ6の上方位置には、左右二列の滑車7a,7b(後の図8参照)を備えた固定滑車7が設けられている。また、固定滑車7は、これを回転自在に支持するブラケット11が油圧シリンダ6の上部に対して固定された構成であるが、例えば左ポスト2aの左右の壁面に対して回転自在に支持された構成とすることも考えられる。また、固定滑車7は隔壁5と干渉しないように隔壁5の上端部よりも高位置に回転軸が位置しており、前縁部分は左ポスト2aの前室5a側に、後縁部分は同ポスト2aの後室5b側に臨んでいる。
また、油圧シリンダ6のロッド先端部には移動滑車8を回転自在に支持したブラケット9が固定されており、移動滑車8が油圧シリンダ6の伸縮に伴って前室5a内を上下に移動するようになっている。移動滑車8は、固定滑車7の滑車7a,7bにそれぞれ対応した左右二列の滑車8a,8b(後の図13参照)を備えている。
なお、固定滑車7を構成する左右の滑車7a,7bや移動滑車8を構成する滑車8a,8bは一体となって回転する構成としても良いが、固定滑車7及び移動滑車8の少なくとも一方は2つの滑車が互いに独立して回転可能な構成とすることがより好ましい。
一方、右ポスト2b内の上部で固定滑車7と同程度の高さ位置には、一列の固定滑車12が設けられている。この固定滑車12は、右ポスト2bの左右の壁面に対して回転自在に支持されている。この固定滑車12は、固定滑車7と同様、右ポスト2b内の隔壁5と干渉しないように隔壁5の上端部よりも高位置に回転軸が位置しており、前縁部分は右ポスト2bの前室5a側に、後縁部分は同ポスト2bの後室5b側に臨んでいる。
また、ポスト2a,2bの下部には水平面に沿って配設され内部に第2ワイヤ30b(後述)を通す中空の連結部材10が掛け渡されており、この連結部材10によりポスト2a,2bが連結されている。図5に示したように、連結部材10は、ポスト2a,2bの後室5bの内側(対向ポスト側)の外壁面に接続し第2ワイヤ30bを通す部分が対向ポスト側に向かって後方に傾斜した両端部(左端部10a及び右端部10b)とこの両端部10a,10bを接続する中間部10cとで構成されており、中間部10cがポスト2a,2bよりもやや後方に位置している。
また、連結部材10の両端部10a,10bは、中継滑車15a,15b,16a,16bを支持するブラケットと一体に構成されており、左端部10aには中継滑車15a,16aが、右端部10bには中継滑車15b、16bが回転自在に支持されている。中継滑車15a,15b,16a,16bは、ポスト2a,2b間に掛け渡される第2ワイヤ30bを転向させて片方のポストを通る第2ワイヤ30bをもう片方のポストに向かって中継するものである。
左側の中継滑車15aは、垂直面に沿って(回転軸を水平にして)前縁部を左ポスト2aの後室5bに臨ませた姿勢で左端部10aにおける第2ワイヤ30bの通過方向に沿って配置されており、固定滑車7に対して回転軸を傾斜させた状態で配設されている。中継滑車15a(厳密にはワイヤを掛ける溝部)の下縁部は連結部材10の中間部10cの内部空間と同程度の高さである。
中継滑車16aは、水平面に沿って(回転軸を垂直にした)状態で、連結部材10の左端部10a及び中間部10cに内接する側において連結部材10の左端部10a及び中間部10cの接続部近傍に配設されている。中継滑車16aのワイヤを掛ける溝部の高さは、中継滑車15aの溝部の下縁部と同程度である。
右側の中継滑車15bは、垂直面に沿って(回転軸を水平にして)前縁部を右ポスト2bの前室5aに臨ませた姿勢で右端部10bにおける第2ワイヤ30bの通過方向に沿って配置されており、固定滑車12に対して回転軸を傾斜させた状態で配設されている。中継滑車15b(厳密にはワイヤを掛ける溝部)の下縁部は連結部材10の中間部10cの内部空間と同程度の高さである。
中継滑車16bは、水平面に沿って(回転軸を垂直にした)状態で、連結部材10の右端部10b及び中間部10cに内接する側において連結部材10の右端部10b及び中間部10cの接続部近傍に配設されている。中継滑車16bのワイヤを掛ける溝部の高さは、中継滑車15bの溝部の下縁部と同程度である。
図7は左ポスト2aの左側から見た詳細構成を拡大して表す側面図、図8は図7中のVIII−VIII断面による断面図、図9はIX−IX断面による断面図、図10はX−X断面による断面図、図11はXI−XI断面による断面図、図12はXII−XII断面による断面図、図13はXIII−XIII断面による断面図、図14はXIV−XIV断面による断面図である。
これらの図において既出図面と同様の箇所には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図7〜図14に示すように、左ポスト2aに対してスライドする左スライダ3aは、矩形断面の長辺を形成する側面を前後方向に沿わせ短辺を形成する面を前後方向に向けたフラットバーや鋼板等の板状部材で形成されており、その後方側の部分は左ポスト2aの後室5bの後壁面に縦方向に設けたスリット16を介してポスト2aの外側に露出している。この露出した部分の下端近傍にはブラケット17が設けられており、このブラケット17に対して荷受台4の両端に設けたブラケット18がピン19を介して回動自在に連結されている。
左スライダ3aには、上下に二輪ずつ計四輪設のローラ20a〜20dが設けられている。これらローラ20a〜20dは左スライダ3aの昇降の際に左ポスト2aの内壁に転動するもので、荷受台4に重量により左スライダ3aにかかるモーメントを受けるため、後室5bの後壁の内壁面に転動する上側の左右のローラ20a,20bに対し、下段の左右のローラ20c,20dは、後室5bの前壁の内壁面(隔壁5)に転動するように上側のローラ20a,20bよりも前寄りの位置で左スライダ3aに対して取り付けられている。
このとき、上側のローラ20a,20bは左スライダ3aのほぼ上端に設けられている。そして、左スライダ3aの他方のポスト(この場合は右ポスト2b)から遠い側(この場合は左側)に配置された上下のローラ20a,20cは、左スライダ3aにかかるモーメントを支持するのに十分な距離だけ離間している。
それに対し、左スライダ3aの右側に配置された下段のローラ20dは左側に配置された下段のローラ20cよりも高位置に配設されており、左スライダ3aの右側の上下のローラ20b,20dの間隔は左側のローラ20a,20cの間隔に対して狭くなっている。下段側のローラ20c,20dの高さ位置の差は、少なくとも中継滑車15aの高さ寸法程度を確保する。本例の場合、ローラ20dは、ローラ20a,20cのほぼ中間位置に配設されている。
また、左スライダ3aには、左スライダ3aを吊り下げる第1ワイヤ30aを固定する支持板21がその前側に設けられている。この支持板21の取り付け高さは特に限定されるものではないが、荷受台4を含めた左スライダ3aの重心を考慮した場合、左スライダ3aのうちのできるだけ高い位置が良い。本例の場合は上側のローラ20a,20bを避け、上側のローラ20a,20bと下段の高位置側のローラ20dとの間の位置に支持板21を設けてある。また、この支持板21には、第1ワイヤ30aを取り付ける領域の右側に第2ワイヤ30bを通す切り欠き部が設けてある(図9参照)。
なお、右ポスト2bに対してスライドする右スライダ3bの構成については、左スライダ3aとほぼ左右対称の関係にあるので、図示及び説明を省略する。但し、右スライダ3bにおいては、支持板21の切り欠き部は省略しても良い。
図15及び図16は本実施の形態におけるワイヤの接続関係を模式的に表した図である。
これらの図において既出図面と同様の箇所には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図15及び図16に示したように、本実施の形態の荷受台昇降装置では、左スライダ3aを吊り下げ支持する第1ワイヤ30aと右スライダ3bを吊り下げ支持する第2ワイヤ30bの2本のワイヤを用いている。
第1ワイヤ30aは、図15及び図7〜図9に示したように、一端が左ポスト2aの隔壁5の前室5aに臨む側の面に固定された支持板31に対して留め具32aにより固定されている。支持板31に固定された端部を始端とする第1ワイヤ30aは、左ポスト2aの前室5aにおける油圧シリンダ6の後方側の空間を通って下方に延び、さらに移動滑車8のうちの左の滑車8aに掛け回されて左ポスト2aの前室5aにおける油圧シリンダ6の前方側の空間を通って上方に延びる。そして、固定滑車7のうちの左の滑車7aに掛け回されて左ポスト2aの後室5bにおける左スライダ3aの前方側の空間を通って下方に延び、留め具33によって左スライダ3aの支持板21に他端(終端)が固定されている。
左スライダ3aは、このように第1ワイヤ30aによって吊り下げ支持されており、その荷重は支持板31を介して左ポスト2aに支持されている。このような構成により、油圧シリンダ6が伸長すると移動滑車8aが下降して第1ワイヤ30aが引っ張られ、左スライダ3aに作用する力は上方への引っ張り力が支配的となる。逆に油圧シリンダ6が縮退すると移動滑車8aが上昇して第1ワイヤ30aが左スライダ3aの自重と荷受台4の重量に引かれて戻され、左スライダ3aに作用する力は自重及び荷受台4の重量による下方への引っ張り力が支配的となる。
一方、第2ワイヤ30bは、図16及び図7〜図14に示したように、左ポスト2aの上記支持板31に対して留め具32bにより一端が固定されており、この一端を始端として左ポスト2aの前室5aにおける油圧シリンダ6の後方側の空間を通って下方に延び、さらに移動滑車8のうちの右の滑車8bに掛け回されて左ポスト2aの前室5aにおける油圧シリンダ6の前方側の空間を通って上方に延びる。そして、固定滑車7のうちの右の滑車7bに掛け回されて左ポスト2aの後室5bにおける左スライダ3aの前方側の空間を通って下方に延び、支持板21の切り欠き部を通過して中継滑車15aに掛かる。
中継滑車15aに掛け回された第2ワイヤ30bは、後方に向かって右ポスト2b側に方向転換し、直後に中継滑車16aに掛け回されて方向を変え右側の中継滑車16bに向かって真っ直ぐ延びる。中継滑車16bを介してさらに右側に向かって前方に方向を変えて中継滑車15bに掛け回されると、第2ワイヤ30bは、右ポスト2bの前室5aを通って上方に延びた後、固定滑車12に掛け回されて右ポスト2bの後室5bを通って下方に延び、留め具34によって右スライダ3bの支持板21に他端(終端)が固定される。
右スライダ3bは、このように第2ワイヤ30bによって吊り下げ支持されており、左スライダ3aと同様、その荷重は支持板31を介して左ポスト2aに支持されている。このような構成により、油圧シリンダ6が伸長すると移動滑車8bが下降して第2ワイヤ30bが引っ張られ、右スライダ3bに作用する力は上方への引っ張り力が支配的となる。逆に油圧シリンダ6が縮退すると移動滑車8bが上昇して第2ワイヤ30bが右スライダ3bの自重と荷受台4の重量に引かれて戻され、右スライダ3bに作用する力は自重及び荷受台4の重量による下方への引っ張り力が支配的となる。
本実施の形態の場合、既述の構成により固定滑車(滑車7a,7b)と移動滑車(滑車8a,8b)の距離が油圧シリンダ6の伸縮に同調して同じように変化するため、油圧シリンダ6の伸縮に伴ってワイヤ30a,30bの引き戻しの量も同じになる。したがって、左右のスライダ3a,3bは油圧シリンダ6の伸縮に伴って同期して上下し、これにより荷受台4が水平姿勢での昇降動作が円滑に行われる。
次に上記構成の本実施の形態の荷受台昇降装置の動作を説明する。
荷受台昇降装置を使用する際、まず図1のように起立状態にある荷受台4の図示しないロックを解き、図3に示したように荷受台4を水平姿勢に展開する。荷台1の荷物を降ろす場合、このように荷受台4が荷台1の床面高さにあるときに荷台1の荷物を荷受台4に移す。
そして、図示しない操作装置を用いて対応の操作を行うことにより油圧シリンダ6を縮退させ、荷受台4をグランドレベルに下降させる。荷物を荷台1に積み込む場合、このように荷受台4がグランドレベルにあるときに荷物を荷受台4に載せる。
その後、また図示しない操作装置を用いて対応の操作を行うことにより油圧シリンダ6を伸長させ、荷受台4を荷台1の床面高さまで上昇させる。荷物を荷台1に積み込む場合はこの間に荷受台4から荷物を荷台1に移す。荷物の積み込み又は卸しを続ける場合は以上の作業を繰り返し、作業が終了したら、荷受台4を起立させて荷受台4をロックする。
続いて、本実施の形態の荷受台昇降装置により得られる作用を順次説明する。
(1)荷受台昇降装置のコンパクト化
図17は本実施の形態の荷受台昇降装置の比較対照として例示する一比較例の左側面図である。
図17において、図1〜図16で説明した本実施の形態との対比箇所以外は本実施の形態の構成と同様にしてある。本実施の形態と同様に構成した箇所については図1〜図16と同符号を付して説明を省略する。
ワイヤを用いてポスト2a,2bに対して荷受台4を垂直方向に昇降させる荷受台昇降装置では、左右のスライダ(左スライダ3Aのみ図示)は上下に二輪ずつ計四輪のローラをそれぞれ備えているのが通常である。板状のスライダに対してローラを取り付ける場合、スライダにかかるモーメントを支持してスライダの姿勢を維持するために上下2段のローラが必要になるのに加え、左右方向のバランスを考慮すれば上下各段において左右2つのローラがあることが好ましい。したがって、一般的にスライダには四輪のローラが設けられている。
図17の比較例では、それぞれ2つのローラからなる上段ローラ20A及び下段ローラ20Bがスライダに設けられており、上段ローラ20Aを構成する2つのローラの高さは同じであるが、本実施の形態と異なり、下段ローラ20Bを構成する2つのローラの高さも同じにしてある。
このとき、左右のポストにそれぞれ油圧シリンダを設けて左右のスライダをそれぞれの油圧シリンダで独立して昇降させる構成とすれば、左右のポストの間にワイヤを掛け渡す必要はないが、油圧シリンダを2本使用するのでは製作コスト及び製品価格も上昇し、荷受台昇降装置の重量も大幅に増大する。加えて、荷受台の水平姿勢を保って円滑に昇降させるには2本の油圧シリンダの伸縮動作を正確に同調させる必要も生じてくる。それに対して、本実施の形態や図17の比較例では、ポスト2a,2b間に掛け渡したワイヤによって左右のスライダの昇降動作を同期させることにより1本の油圧シリンダ6で荷受台を円滑に昇降させることができる。
しかしながら、ポスト2a,2bにワイヤを掛け渡す場合、ポスト2a,2bにワイヤ中継用の滑車(中継滑車15a等)を設ける必要がある。こうした中継用の滑車は、ポスト内に通されたワイヤを他方のポストに向かって転向させるものであるため、必然的にその一部がポスト内部に臨むことになる(本実施の形態の図5等も参照)。
したがって、図17の比較例のようにスライダの下段ローラ20Bの左右のローラを同じ高さにしていると、下段ローラ20Bのうち他方のポストに近い方のローラ(比較例では右側の下段ローラ)がワイヤ転向用の中継滑車に干渉するため、下段ローラ20Bが中継滑車の上方にあることが条件となりスライダの下降時の下限位置が制限される(図17の二点鎖線参照)。中継滑車の位置は通常時の荷受台昇降装置の最低地上高を確保するために現状から下げることは好ましくない。
よって、スライダの昇降ストロークと上下段のローラ20A,20Bの距離を必要十分に確保しようとすると、スライダの下段ローラ20Bの移動スペースを中継滑車よりも上方に創出しなければならず、必然的にポスト上部の固定滑車7の位置も高位置となる。その結果、支柱に要求される高さ寸法を短縮することが難しく、荷受台昇降装置のコンパクト化が阻害されていた。また、荷受台昇降装置を取り付ける車輌の荷台形状によっては、ポストが上方に突出し易い傾向にもあった。
それに対し、図16以前で説明した本実施の形態によれば、スライダの他方のポストに近い側の下段ローラ(左スライダ3aではローラ20d)を他方のポストから遠い側の下段ローラ(左スライダ3aではローラ20c)よりも高位置としたことにより、先の図3に二点鎖線で示したように、スライダが下降して下段側のローラ20cが中継滑車15aの高さ位置に来てもローラ20dが中継滑車15aに干渉しない。つまり、下段ローラ20cの移動スペースを中継滑車15aと高さが重複するように下方にシフトさせることができる。
これにより、下段ローラ20c及び上段ローラ20a,20bの距離とスライダの昇降ストロークを必要十分に確保しつつ、スライダのローラ20a〜20dの移動スペースを低位置に創出することができ、固定滑車7の位置も低減することができる。このように、ポスト2a,2bに要求される高さ寸法を短縮することができ、荷受台昇降装置を小型化することができる。また、ポスト2a,2bの上方への突出量も減少させることができる。
(2)荷受台の落下防止
図18は本実施の形態の荷受台昇降装置の比較対照として例示する他の比較例におけるワイヤの接続関係を模式的に表した図である。
図18において、図1〜図16で説明した本実施の形態との対比箇所以外は本実施の形態の構成と同様にしてある。本実施の形態と同様に構成した箇所については図1〜図16と同符号を付して説明を省略する。
本比較例において、左ポスト2aにはともに一列の滑車である固定滑車7A及び移動滑車8Aが設けられており、左スライダ3aは左ポスト2aの支持板31に対し、固定滑車7A及び移動滑車8Aに掛け回されたワイヤ30Aを介してその支持板21が留め具32Aにより固定されることで吊り下げ支持されている。左スライダ3aの吊り構造については本実施の形態の第1ワイヤ30aによる吊り構造とほぼ同様である。
一方、右スライダ3bを吊り下げたワイヤ30Bは、本実施の形態と異なり、中継滑車15b,16b,16a,15aを中継して左スライダ3aの支持板21の下部に留め具32Bにより固定されている。
つまり、右スライダ3bは、左スライダ3aとワイヤ30Bで連結されワイヤ30Bを介して左スライダ3aに荷重を支持されており、左スライダ3aが油圧シリンダ6の伸長動作に伴って引き上げられると左スライダ3aによって引き上げられる。
しかしながら、この比較例のように右スライダ3bの荷重が左スライダ3aに支持された構成では、滑車との擦れや疲労等によって左スライダ3aを吊り下げているワイヤ30Aが切れたりすると、左右のスライダ3a,3bがともに無支持状態となり荷受台が落下してしまう。
それに対し、既述した本実施の形態では、左右のスライダ3a,3bがそれぞれ第1及び第2ワイヤ30a,30bによって直接左ポスト2aに支持されているので、第1及び第2ワイヤ30a,30bのいずれかが万一切れたとしても、左右のスライダ3a,3bの双方が無支持状態となることを回避することができる。よって、ワイヤ損傷による荷受台4の落下を防止することができる。
また、図18の比較例の場合、ワイヤ30A,30Bが支持板21を介して連結された構成であるため、実質的に1本のワイヤでスライダ3a,3bを吊っている構成である。したがって、支持位置(支持板31)に近い左スライダ3aの荷重を受けるワイヤ30Aにかかる支持荷重がワイヤ30Bにかかる支持荷重よりも大きくなる。つまり、ワイヤ30Aには、スライダ3a,3b及び荷受台4からなる構造物及び荷物の全重量の半分を超える重量がかかることになる。したがって、ワイヤ30Aには径が太いワイヤロープが必要になる。
それに対し、本実施の形態では、第1及び第2ワイヤ30a,30bにはほぼ同じ荷重が作用するため、比較例のワイヤ30Aに比べて要求されるワイヤロープ径を小さくすることができる。また、第1及び第2ワイヤ30a,30bに同じワイヤロープを使用することができるメリットもある。
なお、以上説明した実施の形態に係る荷受台昇降装置は、寸法の制約からクロスメンバを設けることが難しい軽自動車への適用に特に好適だが、軽自動車に限らず荷台やコンテナを有する他の荷役車輌にも本発明の荷受台昇降装置は適用可能である。また、左ポストに油圧シリンダを内挿した場合を例に挙げて説明したが、右ポストに油圧シリンダを内挿することも当然可能である。この場合は、上記構成と左右対称な構成とすれば足りる。これらの場合も上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、左右のスライダ3a,3bの荷重がそれぞれ第1及び第2ワイヤ30a,30bを介して直接左ポスト2aに支持される構成としたが、スライダ3a,3bのローラの移動スペースを中継滑車15a,15bと重複する位置まで低下させ荷受台昇降装置を小型化するという本質的効果を得る限りにおいては、左右のスライダ3a,3bの上記支持構造は必ずしも必要なものではない。例えば、図18に示したように左ポスト2aの固定滑車及び移動滑車を一列にした荷受台昇降装置にも本発明は適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
また、油圧シリンダをポストに内挿した荷受台昇降装置を例に挙げて説明したが、例えば一般に車輌の荷台の床面高さで左右のポスト間に掛け渡されるいわゆるクロスメンバに油圧シリンダを内挿した荷受台昇降装置にも本発明は適用可能である。要するに、左右のポスト間に渡すワイヤをかける滑車がポスト内におけるスライダのローラの移動スペースに干渉し得るような荷受台昇降装置を対象とした場合、本発明を適用することによってコンパクト化の効果を得ることができる。
また、上記実施の形態では、起立姿勢の荷受台が車輌の荷台のテールゲートを構成する荷受台昇降装置に本発明を適用した場合を例に挙げて説明したが、他の種類の荷受台昇降装置にも本発明は適用可能である。例えば、コンテナを含む荷台の後方のゲート又は扉の外壁部分に沿うようにして不使用時の荷受台を起立させるものにも本発明は適用可能である。また、コンテナに取り付ける場合、扉の外壁部分でなく内壁部分に荷受台昇降装置を取り付ける場合もある。また、荷台後方のみならず荷受台昇降装置は荷台側方に取り付けられる場合もある。これらの場合も本発明を適用することによって同様の効果を得ることができる。
本発明の一実施の形態に係る荷受台昇降装置を備えた車輌の外観を表す左側面図である。 本発明の一実施の形態に係る荷受台昇降装置を備えた車輌の外観を表す後面図である。 本発明の一実施の形態に係る荷受台昇降装置の左側面図である。 本発明の一実施の形態に係る荷受台昇降装置の後面図である。 本発明の一実施の形態に係る荷受台昇降装置の図4中のV−V断面による断面図である。 本発明の一実施の形態に係る荷受台昇降装置の右側面図である。 本発明の一実施の形態に係る荷受台昇降装置に備えられた左ポストの左側から見た詳細構成を拡大して表す側面図である。 図7中のVIII−VIII断面による断面図である。 図7中のIX−IX断面による断面図である。 図7中のX−X断面による断面図である。 図7中のXI−XI断面による断面図である。 図7中のXII−XII断面による断面図である。 図7中のXIII−XIII断面による断面図である。 図7中のXIV−XIV断面による断面図である。 本実施の形態における第1のワイヤの接続関係を模式的に表した図である。 本実施の形態における第2のワイヤの接続関係を模式的に表した図である。 本実施の形態の荷受台昇降装置の比較対照として例示する一比較例の左側面図である。 本実施の形態の荷受台昇降装置の比較対照として例示する他の比較例におけるワイヤの接続関係を模式的に表した図である。
符号の説明
1 荷台
2a,b ポスト
3a,b スライダ
4 荷受台
6 油圧シリンダ
7 固定滑車
7a,b 滑車
8 移動滑車
8a,b 滑車
12 固定滑車
15a,b 中継滑車
16a,b 中継滑車
20a〜d ローラ
30a 第1ワイヤ
30b 第2ワイヤ

Claims (2)

  1. 車輌の荷台に対する荷物の積み降ろし作業を支援する荷受台昇降装置において、
    前記荷台に固定された一対の支柱と、
    これら支柱にそれぞれガイドされて上下にスライド可能な一対のスライダと、
    これらスライダのそれぞれに対して上下段に二輪ずつ計四輪設けられ前記スライダの昇降の際に前記支柱の内壁に転動するローラと、
    前記一対のスライダに支持され前記一対のスライダとともに昇降する荷受台と、
    前記支柱の上部に設けられ前記スライダを吊り下げるワイヤを掛ける滑車と
    記ワイヤを方向転換させて他方の支柱に向かって中継するものであって前記支柱の下部に設けられ当該支柱内の前記スライダの移動スペースに臨む中継滑車とを備え、
    前記スライダを下降させても前記ローラのうちの他方の支柱に近い側に配置された下段のローラが前記中継滑車に干渉しないように、当該他方の支柱に近い側に配置された下段のローラを他方の支柱から遠い側に配置された下段のローラよりも高位置に配設した
    ことを特徴とする荷受台昇降装置。
  2. 請求項1の荷受台昇降装置において、前記ローラのうち他方の支柱に近い側に配設された下段のローラが、他方の支柱から遠い側に配設された下段のローラに対して少なくとも前記中継滑車の高さ寸法分だけ高位置に配設されていることを特徴とする荷受台昇降装置。
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