JP4860418B2 - X線光学系 - Google Patents

X線光学系 Download PDF

Info

Publication number
JP4860418B2
JP4860418B2 JP2006276135A JP2006276135A JP4860418B2 JP 4860418 B2 JP4860418 B2 JP 4860418B2 JP 2006276135 A JP2006276135 A JP 2006276135A JP 2006276135 A JP2006276135 A JP 2006276135A JP 4860418 B2 JP4860418 B2 JP 4860418B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
optical system
slit
polycapillary
parallel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006276135A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008096180A (ja
JP2008096180A5 (ja
Inventor
隆二 松尾
光 越前屋
剛 藤縄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rigaku Corp
Original Assignee
Rigaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rigaku Corp filed Critical Rigaku Corp
Priority to JP2006276135A priority Critical patent/JP4860418B2/ja
Priority to EP07019840A priority patent/EP1912061B1/en
Priority to US11/973,825 priority patent/US7542548B2/en
Priority to DE602007008182T priority patent/DE602007008182D1/de
Publication of JP2008096180A publication Critical patent/JP2008096180A/ja
Publication of JP2008096180A5 publication Critical patent/JP2008096180A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4860418B2 publication Critical patent/JP4860418B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K1/00Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating
    • G21K1/06Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diffraction, refraction or reflection, e.g. monochromators
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K1/00Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating
    • G21K1/02Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators
    • G21K1/025Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators using multiple collimators, e.g. Bucky screens; other devices for eliminating undesired or dispersed radiation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Description

本発明は、断面がライン状のX線ビームを、ポリキャピラリーを用いて、ポイント状に集束する集束ビームに変換するX線光学系に関するものである。
X線回折装置において、断面がライン状のX線ビームを発生するX線源を用いる場合に、平行ビーム法の光学系と集中法の光学系を容易に切り換えることができるようにした技術が次の特許文献1に開示されている。
特開2003−194744号公報
図13は特許文献1において平行ビーム法の光学系を選択した場合のX線回折装置の入射光学系を示す斜視図である。X線源10が発生するX線ビーム12は、その断面がライン状である。このX線ビーム12は、アパーチャスリット板14の第2開口16を通過してから、放物面多層膜ミラー18で反射して、平行ビーム20となる。この平行ビーム20は、光路選択スリット装置22の開口24を通過してから、ソーラスリット26と発散スリット28を通過して、試料に向かうことになる。試料に照射されるものは平行ビーム20である。
図14は特許文献1において集中法の光学系を選択した場合のX線回折装置の入射光学系を示す斜視図である。図13と比較して、光路選択スリット装置22が、その中心の周りに180度だけ回転していて、開口24の位置が右側にシフトしている。断面がライン状のX線ビーム12は、アパーチャスリット板14の第1開口15を通過する。このX線ビーム12は発散していくビームである。この発散ビームは、光路選択スリット装置22の開口24を通過してから、ソーラスリット26と発散スリット28を通過して、試料に向かうことになる。試料に照射されるものは発散ビーム12であり、集中法のX線回折装置の入射ビームとして利用できる。この発散ビームの発散角は発散スリット28のスリット幅によって規定される。
図13と図14に示す入射光学系を用いると、X線回折装置において、光路選択スリット装置22を回転するだけで、平行ビーム法と集中法を容易に切り換えることができる。この場合、試料上のX線照射領域の高さH(図13と図14における上下方向の寸法)は、ライン状のX線源10の長さLと同程度である。
ところで、本発明は、ポリキャピラリーを用いて平行ビームを集束ビームに変換することに関係があるが、この点については、次の特許文献2に開示されている。
特公平7−40080号公報
この特許文献2は、試料の微小部にX線を照射するために、ポリキャピラリーの一端が平行ビームを受け入れるようになっており、他端が集束ビームを出射するようになっている。このポリキャピラリーを用いることで、単位面積当たりのX線強度が大きな集束ビームを得ることができる。
また、本発明は、ポリキャピラリーと放物面多層膜ミラーを組み合わせることに関係があるが、平板状のモノクロメータとポリキャピラリーを組み合わせることについては、次の特許文献3に示唆されている。
特開2004−205305号公報
この特許文献3は、全反射蛍光X線分析装置において、X線源から放出されたX線を平板状のモノクロメータで単色化してから、全反射式の1本のキャピラリーチューブに入射している。そして、このキャピラリーチューブの出口のところで内径が絞られていて集束ビームが出射するようになっている。さらに、1本のキャピラリーチューブを用いる代わりに、複数のキャピラリーチューブを束ねたものを用いてもよいとの記述がある。
図13の平行ビーム法において、試料上の微小部のX線回折測定を実施しようとする場合は、微小部だけにX線ビームが当たるように、試料に到達するX線ビームの断面寸法を小さくする必要がある。そのための第1の方法は、ライン状のX線源の代わりに、ポイント状のX線源を使うことである。また、第2の方法は、図15に示すように、多層膜ミラー18の後方に、小さな開口30を形成した微小部用の選択スリット装置32を配置するとともに、発散スリット28のところに高さ制限スリット34を追加することである(すなわち、微小部用のダブルスリット光学系とする)。第1の方法を採用すると、ライン状のX線源のほかにポイント状のX線源を準備するか、あるいは、ラインフォーカスとポイントフォーカスの切り換えが可能なX線管を準備する必要がある。また、第2の方法を採用すると、平行ビーム20の大部分が選択スリット装置32と高さ制限スリット34で遮られて、試料に到達するX線ビーム21の強度が著しく低下する。
ところで、上述の特許文献2に開示された技術を用いると、平行ビームから、ポイント状に集束する集束ビームは得られるが、そのビームは単色化されていない。また、受け入れる平行ビームとしては、断面が円形の平行ビームを想定していると考えられ、断面がライン状のX線ビームをポイント状に集束することには触れていない。さらに、ポイント状に集束するビームを用いる光学系を、別の光学系に切り換えることにも触れていない。
上述の特許文献3に開示された技術を用いると、平板モノクロメータを用いているので、単色化されて、かつ、ポイント状に集束する集束ビームが得られる。しかし、受け入れる平行ビームとしては、断面が円形の平行ビームを想定していると考えられ、断面がライン状のX線ビームをポイント状に集束することには触れていない。さらに、ポイント状に集束するビームを用いる光学系を、別の光学系に切り換えることにも触れていない。
本発明の目的は、断面がライン状のX線ビームを発生するX線源を用いたままで、ライン状のX線ビームとポイント状のX線ビームを選択的に得られるようにして、かつ、ポイント状のX線ビームを選択した場合に、その単位面積当たりのX線強度を大きくできるX線光学系を提供することにある。
本発明に係るX線光学系は、X線回折測定に用いるX線光学系であって、次のものを備えている。(ア)断面がライン状のX線ビームを発生するX線源。(イ)前記X線ビームの断面の長手方向に垂直な方向と前記X線ビームの進行方向とを含む平面(以下、特定平面という)内において前記X線ビームが所定の発散角で発散していく発散ビームの経路。(ウ)前記特定平面内において前記X線ビームが平行に進行する平行ビームの経路。(エ)前記X線源と前記平行ビームの経路との間に配置された放物面多層膜ミラーであって、前記特定平面内において放物線の形状をしている反射面を備えていて、前記放物線の焦点が前記X線源の位置にあり、前記X線源からの前記X線ビームを前記反射面で反射することで前記平行ビームを生み出す放物面多層膜ミラー。(オ)前記発散ビームと前記平行ビームの任意の一方を通過させて他方を遮断できる光路選択スリット装置。(カ)前記光路選択スリット装置の後方における前記平行ビームの経路中に着脱可能に挿入されるポリキャピラリーであって、前記平行ビームを受け入れて前記X線回折測定用の試料上にポイント状に集束する集束ビームを出射し、前記特定平面内で回転調整が可能なポリキャピラリー。
ポリキャピラリーは、好ましくは、前記X線ビームの断面の長手方向と前記X線ビームの進行方向とを含む平面内で回転調整機能を有しないものである。上述の特定平面内での回転調整機能があれば足りる。
本発明のX線光学系は、好ましくは、前記ポリキャピラリーと前記試料との間に配置可能な出射幅制限スリットをさらに備えるものである。
ポリキャピラリーの形状については、平行ビームを受け入れる端部を、断面がライン状の平行ビームを受け入れるように細長くすることができる。すなわち、外形が偏平状のポリキャピラリーとすることができる。
ポリキャピラリーは、断面がライン状のX線ビームの縦発散を制限するためのソーラスリットと交換可能となるように配置することができる。ポリキャピラリーをX線経路に挿入した場合には、ポイント状に集束する集束ビームを得ることができ、一方、縦発散制限のソーラスリットを挿入した場合には、断面がライン状の平行ビームまたは発散ビームを得ることができる。
本発明のX線光学系によれば、断面がライン状のX線ビームを発生するX線源を用いたままで、ライン状のX線ビームとポイント状のX線ビームを選択的に得ることができて、かつ、ポイント状のX線ビームを選択した場合に、その単位面積当たりのX線強度を大きくできる。
以下,図面を参照して本発明の実施例を詳しく説明する。図1は、本発明のX線光学系の第1実施例の斜視図である。このX線光学系は、断面がライン状の平行ビームが得られる第1状態と、断面がライン状の発散ビームが得られる第2状態と、断面がポイント状に集束する集束ビームが得られる第3状態が可能であり、オペレータの希望により、そのいずれかを選択することができる。図1は第3状態の斜視図である。このX線光学系は、X線源10と、アパーチャスリット板14が付属する放物面多層膜ミラー18と、光路選択スリット装置22と、ポリキャピラリー36と、出射幅制限スリット38を備えている。さらに、交換部品として、ソーラスリット26と発散スリット28も備えている。ポリキャピラリー36と出射幅制限スリット38の組み合わせは、ソーラスリット26と発散スリット28の組み合わせと交換が可能である。すなわち、ポリキャピラリー36と出射幅制限スリット38は、放物面多層膜ミラー18から出てくる平行ビーム20の経路中に着脱可能に挿入されていて、この経路から取り外すことができる。そして、その空いたところに、ソーラスリット26と発散スリット28を挿入することができる。
図1において、互いに直交するX軸,Y軸,Z軸を図示の方向に設定する。すなわち、X線源10から集束ビームの集束点42に向かう方向(X線ビームの進行方向)がX軸であり、ライン状のX線源10が細長く延びる方向がZ軸であり、X軸とZ軸に垂直な方向がY軸である。このY軸は、X線ビームの断面の長手方向(Z軸)に垂直な方向に相当する。本発明において、平行ビームとは、XY平面(X線ビームの断面の長手方向に垂直な方向とX線ビームの進行方向とを含む平面)内でX線が平行化されているものを指し、発散ビームとは、XY平面内でX線が発散しているものを指す。したがって、平行ビームであっても、ZX平面内では平行化されているか発散しており、また、発散ビームであっても、ZX平面内では平行化されているか発散している。上述のXY平面が本発明における特定平面に相当する。
X線源10は、断面がライン状のX線ビーム12を発生するものである。このX線源10は、例えば、回転対陰極X線管からラインフォーカスでX線ビームを取り出したものである。このX線ビーム12は、回転対陰極X線管から取り出した直後における断面寸法が、例えば、8mm×0.04mmである。このX線ビーム12は進行するに従って徐々に発散していく。
アパーチャスリット板14は多層膜ミラー18の端面にネジで固定されていて両者は一体化されている。アパーチャスリット板14には、発散ビーム用の第1開口15と、平行ビーム用の第2開口16が形成されている。CuKα用のアパーチャスリット板について述べると、開口15の寸法は、幅が1.1mm、長さが約13mmである。開口16の寸法は、幅が0.7mm、長さが約13mmである。
多層膜ミラー18の反射面40は、XY平面内において放物線の形状をしており、この放物線の焦点位置にX線源10が来るように、多層膜ミラー18が配置されている。反射面40で反射したX線ビームは平行ビーム20となる。反射面40は、重元素と軽元素を交互に積層した人工多層膜からなり、その積層周期は,放物面に沿って連続的に変化している。これにより、特定の波長のX線(この実施例ではCuKα線)について、反射面上のすべての位置でブラッグの回折条件を満足する。この種の放物面多層膜ミラーは、例えば、次の特許文献4に開示されている。
特開平11−287773号公報
多層膜ミラー18は特定波長のX線だけを選択的に反射して(すなわち単色化して)平行ビームとするので、モノクロメータである。
光路選択スリット装置22は概略円盤状であり、ひとつの細長い開口24を備えている。開口24の寸法は、幅が3mm、長さが約12mmである。この光路選択スリット装置22はその中心の回りに180°回転させることができる。開口24の形成位置は光路選択スリット装置22の中心に対して偏心している。図1の状態では、中心の左側に開口24が位置していて、多層膜ミラー18からの平行ビーム20だけを通過させる。この状態の光路選択スリット装置22を180°回転させると,中心の右側に開口24がシフトすることになり、この場合は、後述するように、発散ビームだけを通過させる。
図2(A)はポリキャピラリー36の斜視図である。X線用のポリキャピラリーは、典型的には、多数のキャピラリー(例えば、極細のガラス管)を束ねたものであって、それぞれのキャピラリーの内面においてX線が全反射するようになっている。この実施例で用いているポリキャピラリー36はモノリシックタイプであって、軸方向に垂直な断面においてハニカム構造37(蜂の巣構造)になっている。もちろん、本発明は、円筒形のガラス管を束ねたタイプのポリキャピラリーを用いることもできる。
図2(B)は図2(A)に示すポリキャピラリー36の平面断面図である。このポリキャピラリー36の一端44は、各キャピラリーが実質的に平行に配列されている。これにより、平行ビーム20を受け入れることができて、この平行ビームをキャピラリーの内面で全反射させる。ポリキャピラリー36の他端46は、各キャピラリーの延びる方向が集束点42に向かっている。他端46から出射された集束ビーム48は集束点42において集束する。すなわち、ポイント状に集束する。一端44から他端46に向かって、各キャピラリーの内径は徐々に細くなっていき、かつ、ゆるやかに曲がっている。そして、所定の波長のX線(ここではCuKα線)が全反射するときの臨界角θcよりも小さい角度でX線ビームがキャピラリーの内面に当たるように、キャピラリーの内面はゆるやかな曲率となっている。全反射臨界角θcは、使用する波長と、キャピラリーの内面の材質とに依存する。CuKα線の場合を例にとると、キャピラリーの内面の材質がSiやSiO2のときは全反射臨界角θcが約0.2°である。CuやFeのときは約0.4°、AuやPtのときは約0.6°である。このポリキャピラリー36の全長L1は約40mm、他端46から集束点42までの距離L2は98mm、一端44の入射口径Dは約10mmである。
図1に戻って、出射幅制限スリット38には円形の開口39が形成されている。この出射幅制限スリット38は、ポリキャピラリー36から出射された集束ビーム48の断面寸法を制限する機能をもっている。また、この出射幅制限スリット38は、ポリキャピラリー36以外からやってくる散乱X線を遮断する機能も備えている。
図3は図1のX線光学系の平面図であり、図4は図1のX線光学系において集束ビームが得られるX線経路に沿った側面図である。図3と図4において、X線源10から出射されたX線ビーム12のうち、アパーチャスリット板14の第1開口15を通過したものは、光路選択スリット装置22で遮られる。アパーチャスリット板14の第2開口16を通過したX線ビーム12は、多層膜ミラー18で反射して平行ビーム20となり、光路選択スリット装置22の開口24を通過する。それから、ポリキャピラリー36に入って、ポイント状に集束する集束ビーム48に変換される。集束ビーム48は出射幅制限スリット38の開口39で断面寸法を制限されてから、試料50上の微小部に集束する。この図面では、試料50はX線回折測定用の試料を想定している。ポリキャピラリー36の集束点42の位置に、試料50上の測定したい微小部をもってくれば、その微小部についてX線回折測定が可能になる。
このX線光学系によれば、集束点42のところで、X線照射領域のサイズは、Z軸方向の寸法が約0.4mmであり、Y軸方向の寸法も約0.4mmとなる。これらの寸法は、X線の強度分布の半値幅のところで測ったものである。このように、ライン状のX線源を用いていても、多層膜ミラーとポリキャピラリーを組み合わせることで、ポイント状に集束する集束ビームを得ることができる。また、図15に示すようなダブルスリット光学系を採用した場合と比較して、集束点42のところで、単位面積当たりのX線強度が格段に増加する。
断面がライン状の平行ビームを受け入れるので、ポリキャピラリーの角度調整は比較的簡単である。すなわち、図3において、XY平面内での回転調整(矢印68で示す)をすることで、平行ビーム20とポリキャピラリー36との角度合わせをするができる。回転調整としては、これだけで足りる。図4において、ZX平面内での回転調整(矢印70で示す)は不要である。その理由は、ZX平面内では、平行ビーム20は発散しながら進行しているので、これとポリキャピラリー36との厳密な角度合わせは意味がないからである。
図5はポリキャピラリーの変更例の斜視図である。このポリキャピラリー52は全体として偏平な形状をしており、断面がライン状のX線ビームを受け入れるためのものとして、専用に作られたものである。すなわち、平行ビームを受け入れる側の端部が、断面がライン状のX線ビームを受け入れるのに都合が良いように、細長くなっている。このポリキャピラリー52を、図1におけるポリキャピラリー38(軸方向に垂直な断面の外形が円形である)の代わりに使うことができる。
図6は図1のX線光学系の第1状態の斜視図である。すなわち、断面がライン状の平行ビームが得られる状態である。図6の状態を得るには、図1に示す状態から、ポリキャピラリー36と出射幅制限スリット38をX線経路から取り外して、代わりに、ソーラスリット26と発散スリット28をX線経路に挿入する。図7は図6の状態の平面図である。ただし、ソーラスリットは省略してある。図6と図7において、X線源10から出射されたX線ビーム12のうち、アパーチャスリット板14の第1開口15を通過したものは、光路選択スリット装置22で遮られる。アパーチャスリット板14の第2開口16を通過したX線ビーム12は、多層膜ミラー18で反射して平行ビーム20となり、光路選択スリット装置22の開口24を通過する。それから、この平行ビーム20は、ソーラスリット26により、縦方向の発散(ZX平面内での発散)が制限される。その後、平行ビーム20は、発散スリット28を通過してから、試料50(図7を参照)に入射する。発散スリット28は、電動モータによってその開口幅が制御可能であり、かつ、各スリット片は、X線の進行方向に対してほぼ垂直な方向に(すなわち図7の矢印54で示す方向に)移動できる。平行ビーム20のすべてを利用する場合は、平行ビーム20を遮らないように発散スリット28は最大の開口幅にしておく。ビーム幅を所定値に制限したい場合は、希望するビーム幅になるように、発散スリット28のスリット幅を制御する。図7では、試料50はX線回折測定用の試料を想定している。この第1状態では、平行ビーム20が試料50に照射されるので、平行ビーム法のX線回折測定が可能である。
図6において、ソーラスリット26の代わりに、チャンネルカット結晶を挿入することもできる。
図8は図1のX線光学系の第2状態の斜視図である。すなわち、断面がライン状の発散ビームが得られる状態である。図8の状態を得るには、図6に示す状態から、光路選択スリット装置22をその中心の周りに180°回転させる。図9は図8の状態の平面図である。ただし、ソーラスリットは省略してある。図8と図9において、X線源10から出射されたX線ビーム12のうち、アパーチャスリット板14の第2開口16を通過したX線ビーム12は、多層膜ミラー18で反射して平行ビーム20となるが、これは光路選択スリット装置22で遮られる。X線源10から出射されたX線ビーム12のうち、アパーチャスリット板14の第1開口15を通過したものは、光路選択スリット装置22の開口24を通過する。それから、ソーラスリット26で縦方向の発散(ZX平面内での発散)が制限されて、発散スリット28で発散角が制限されてから、試料50(図9を参照)に入射する。図9では、試料50はX線回折測定用の試料を想定している。この第2状態では、発散ビーム12が試料50に照射されるので、集中法のX線回折測定が可能である。
図3に示す第3状態と、図7に示す第1状態と、図9に示す第2状態とにおいて、試料50上のX線照射領域の中心位置は、互いに一致している。すなわち、そのような条件になるように、多層膜ミラー18の配置位置が定められている。
次に、本発明の第2実施例を説明する。この第2実施例は、上述の第1実施例において、小角散乱測定用の光学系にも切換可能にしたものである。図10は第2実施例の斜視図である。図10のX線光学系は、第1実施例のX線光学系に小角選択スリット装置56を追加したものである。図11は図10のX線光学系の平面図である。図10と図11において、光路選択スリット装置22の後方に小角選択スリット装置56が配置されている。この小角選択スリット装置56は概略円盤状であり、その中心に対して180°の回転対称の位置に、細束スリット58と通過用開口60とを備えている。細束スリット58は、多層膜ミラー18で反射した平行ビーム20の幅を制限する(狭くする)ためのものであり、幅が0.03mm、高さが約12mmである。一方、通過用開口60は、X線ビームを単に通過させるためのものであり、幅が3mm、高さが約12mmである。
図10と図11において、X線源10から出射されたX線ビーム12のうち、アパーチャスリット板14の第1開口15を通過したものは、光路選択スリット装置22で遮られる。アパーチャスリット板14の第2開口16を通過したX線ビーム12は、多層膜ミラー18で反射して平行ビーム20となり、光路選択スリット装置22の開口24を通過する。そして、小角選択スリット装置56の細束スリット58でビーム幅が制限されて、幅の細い平行ビーム66となる。この平行ビーム66は、ソーラスリット26で縦方向の発散(ZX平面内での発散)が制限されてから、発散スリット28(散乱線防止スリットとして機能する)を通過して、試料50(図11を参照)に入射する。図11では、小角散乱測定を実施するための試料50を示している。この光学系は、多層膜ミラー18によるビームの平行化と細束スリット58によるビームの細幅化によって、小角散乱用のビーム66を作っている。図10において、小角散乱測定用の光学系から、ポイント状に集束する集束ビーム用の光学系に切り換えるには、小角選択スリット装置56とソーラスリット26と発散スリット28をX線経路から取り外して、空いたところに、ポリキャピラリー36と出射幅制限スリット38を挿入する。
この第2実施例は、図10に示す状態から、通常の幅の平行ビームを取り出す光学系、または、発散ビームを取り出す光学系に切り換えることができる。そのためには、光路選択スリット装置22と小角選択スリット装置56の回転位置を変更すればよい。この点を以下に説明する。
図12(A)は小角散乱用の光学系を作る状態である。光路選択スリット装置22の開口24が回転中心線62の左側に位置する。そして、小角選択スリット装置56では、細束スリット58が回転中心線64の左側に位置し、通過用開口60が回転中心線64の右側に位置する。すなわち、図12(A)の状態は、図10に示す状態と同じである。
図12(B)は通常の幅の平行ビームを取り出す光学系を作る状態である。光路選択スリット装置22は、図12(A)の状態と同様に、その開口24が回転中心線62の左側に位置する。小角選択スリット装置56については、図12(A)の状態から180°回転して、細束スリット58が回転中心線64の右側に位置し、通過用開口60が回転中心線の左側に位置する。これにより、多層膜ミラーからの平行ビームが、光路選択スリット装置22の開口24と、小角選択スリット装置の通過用開口60を通過する。
図12(C)は発散ビームを取り出す光学系を作る状態である。光路選択スリット装置22は、図12(A)の状態から180°回転して、その開口24が回転中心線62の右側に位置する。小角選択スリット装置56については、図12(A)の状態と同様に、細束スリット58が回転中心線64の左側に位置し、通過用開口60が回転中心線の右側に位置する。多層膜ミラーからの平行ビームは光路選択スリット装置22で遮られる。X線源からの発散ビームは光路選択スリット装置22の開口24と、小角選択スリット装置56の通過用開口60を通過する。
ところで、小角散乱測定用の光学系と、平行ビームを取り出す光学系と、発散ビームを取り出す光学系を、互いに切換可能にしたX線光学系については、次の特許文献5に開示されている。
特開2004−93492号公報
図10に示す第2実施例は、この特許文献5に開示されたX線光学系において、さらに、ポリキャピラリーを用いたポイント状の集束ビーム光学系を選択肢のひとつとして加えたものである。
本発明のX線光学系の第1実施例の斜視図である。 ポリキャピラリーの斜視図と平面断面図である。 図1のX線光学系の平面図である。 図1のX線光学系において集束ビームが得られるX線経路に沿った側面図である。 ポリキャピラリーの変更例の斜視図である。 図1のX線光学系の第1状態の斜視図である。 図6の状態の平面図である。 図1のX線光学系の第2状態の斜視図である。 図8の状態の平面図である。 第2実施例の斜視図である。 図10のX線光学系の平面図である。 光路選択スリット装置と小角選択スリット装置の3種類の組み合わせ状態を示す斜視図である。 特許文献1において平行ビーム法の光学系を選択した場合のX線回折装置の入射光学系を示す斜視図である。 特許文献1において集中法の光学系を選択した場合のX線回折装置の入射光学系を示す斜視図である。 微小部測定用のX線ビームを作るための従来の方法を示す斜視図である。
10 X線源
12 X線ビーム
14 アパーチャスリット板
18 放物面多層膜ミラー
20 平行ビーム
22 光路選択スリット装置
26 ソーラスリット
28 発散スリット
36 ポリキャピラリー
38 出射幅制限スリット
42 集束点
48 集束ビーム
56 小角選択スリット装置

Claims (5)

  1. 次のものを備える、X線回折測定に用いるX線光学系。
    (ア)断面がライン状のX線ビームを発生するX線源。
    (イ)前記X線ビームの断面の長手方向に垂直な方向と前記X線ビームの進行方向とを含む平面(以下、特定平面という)内において前記X線ビームが所定の発散角で発散していく発散ビームの経路。
    (ウ)前記特定平面内において前記X線ビームが平行に進行する平行ビームの経路。
    (エ)前記X線源と前記平行ビームの経路との間に配置された放物面多層膜ミラーであって、前記特定平面内において放物線の形状をしている反射面を備えていて、前記放物線の焦点が前記X線源の位置にあり、前記X線源からの前記X線ビームを前記反射面で反射することで前記平行ビームを生み出す放物面多層膜ミラー。
    (オ)前記発散ビームと前記平行ビームの任意の一方を通過させて他方を遮断できる光路選択スリット装置。
    (カ)前記光路選択スリット装置の後方における前記平行ビームの経路中に着脱可能に挿入されるポリキャピラリーであって、前記平行ビームを受け入れて前記X線回折測定用の試料上にポイント状に集束する集束ビームを出射し、前記特定平面内で回転調整が可能なポリキャピラリー。
  2. 請求項1に記載のX線光学系において、前記ポリキャピラリーは、前記X線ビームの断面の長手方向と前記X線ビームの進行方向とを含む平面内で回転調整機能を有しないことを特徴とするX線光学系。
  3. 請求項1または2に記載のX線光学系において、前記ポリキャピラリーと前記試料との間に配置可能な出射幅制限スリットをさらに備えることを特徴とするX線光学系。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項に記載のX線光学系において、前記ポリキャピラリーは、前記平行ビームを受け入れる端部が、断面がライン状の平行ビームを受け入れるように細長くなっていることを特徴とするX線光学系。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載の前記X線光学系において、前記ポリキャピラリーは、断面がライン状のX線ビームの縦発散を制限するためのソーラスリットと交換可能に配置されることを特徴とするX線光学系。
JP2006276135A 2006-10-10 2006-10-10 X線光学系 Active JP4860418B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006276135A JP4860418B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 X線光学系
EP07019840A EP1912061B1 (en) 2006-10-10 2007-10-10 X-ray optical system
US11/973,825 US7542548B2 (en) 2006-10-10 2007-10-10 X-ray optical system
DE602007008182T DE602007008182D1 (de) 2006-10-10 2007-10-10 Optisches Röntgensystem

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006276135A JP4860418B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 X線光学系

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008096180A JP2008096180A (ja) 2008-04-24
JP2008096180A5 JP2008096180A5 (ja) 2009-01-29
JP4860418B2 true JP4860418B2 (ja) 2012-01-25

Family

ID=38921671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006276135A Active JP4860418B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 X線光学系

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7542548B2 (ja)
EP (1) EP1912061B1 (ja)
JP (1) JP4860418B2 (ja)
DE (1) DE602007008182D1 (ja)

Families Citing this family (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7738630B2 (en) * 2008-03-05 2010-06-15 X-Ray Optical Systems, Inc. Highly aligned x-ray optic and source assembly for precision x-ray analysis applications
US7933383B2 (en) * 2008-04-11 2011-04-26 Rigaku Innovative Technologies, Inc. X-ray generator with polycapillary optic
JP2012507727A (ja) * 2008-10-30 2012-03-29 オオストイング ケンネトフ X線ビームプロセッサ
DE102008060070B4 (de) * 2008-12-02 2010-10-14 Bruker Axs Gmbh Röntgenoptisches Element und Diffraktometer mit einer Sollerblende
EP2442097A4 (en) * 2009-07-01 2014-04-23 Rigaku Denki Co Ltd X-RAY DEVICE, ITS METHOD OF USE, AND METHOD OF APPLYING X-RAY
TWM369027U (en) * 2009-07-02 2009-11-21 Univ Far East Watering-hint flower pots by utilizing humidity sensing material
US8249220B2 (en) * 2009-10-14 2012-08-21 Rigaku Innovative Technologies, Inc. Multiconfiguration X-ray optical system
US8705694B2 (en) * 2009-11-11 2014-04-22 Physical Optics Corporation X-ray imaging system and method
DE102009047672C5 (de) * 2009-12-08 2014-06-05 Bruker Axs Gmbh Röntgenoptischer Aufbau mit zwei fokussierenden Elementen
FR2955391B1 (fr) * 2010-01-18 2012-03-16 Xenocs Systeme compact d'analyse par rayons-x
US8126117B2 (en) * 2010-02-03 2012-02-28 Rigaku Innovative Technologies, Inc. Multi-beam X-ray system
CN101999901A (zh) * 2010-12-22 2011-04-06 中国政法大学 基于毛细管x射线半透镜的指纹提取设备
CN102110486A (zh) * 2010-12-23 2011-06-29 北京师范大学 玻璃多毛细管会聚准直器、x射线脉冲星探测装置及方法
CA2843850C (en) 2011-08-06 2016-10-04 Rigaku Innovative Technologies, Inc. Nanotube based device for guiding x-ray photons and neutrons
US9269468B2 (en) * 2012-04-30 2016-02-23 Jordan Valley Semiconductors Ltd. X-ray beam conditioning
JP6322628B2 (ja) * 2012-06-08 2018-05-09 リガク イノベイティブ テクノロジーズ インコーポレイテッド 1d及び2dビームを提供するx線ビームシステム
JP5964705B2 (ja) * 2012-09-14 2016-08-03 浜松ホトニクス株式会社 ポリキャピラリレンズ
CN103411986A (zh) * 2013-07-26 2013-11-27 北京师范大学 一种薄膜衍射仪
JP2015060735A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 浜松ホトニクス株式会社 X線発生装置及び試料検査装置
EP2896960B1 (en) 2014-01-15 2017-07-26 PANalytical B.V. X-ray apparatus for SAXS and Bragg-Brentano measurements
CN104897703B (zh) * 2014-03-04 2018-09-28 清华大学 检查设备、方法和系统
GB2523796A (en) 2014-03-05 2015-09-09 Adaptix Ltd X-ray generator
GB2523792A (en) * 2014-03-05 2015-09-09 Adaptix Ltd X-ray collimator
CN103900562B (zh) * 2014-04-04 2016-06-15 中国科学院空间科学与应用研究中心 一种脉冲星导航x射线计时探测器
DE102015226101A1 (de) * 2015-12-18 2017-06-22 Bruker Axs Gmbh Röntgenoptik-Baugruppe mit Umschaltsystem für drei Strahlpfade und zugehöriges Röntgendiffraktometer
DE102016203588A1 (de) 2016-03-04 2017-09-07 Bruker Biospin Gmbh Streufeldarme Permanentmagnetanordnung für MR-Apparaturen
DE102017105275B4 (de) * 2017-03-13 2019-02-14 Focus Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur Generierung monochromatischer Strahlung einer Strahlungsquelle mit Linienspektrum
EP3480586B1 (en) 2017-11-06 2021-02-24 Bruker Nano GmbH X-ray fluorescence spectrometer
JP6857400B2 (ja) 2018-03-01 2021-04-14 株式会社リガク X線発生装置、及びx線分析装置
JP6937025B2 (ja) * 2018-03-20 2021-09-22 株式会社リガク X線回折装置
JP2019191168A (ja) 2018-04-23 2019-10-31 ブルカー ジェイヴィ イスラエル リミテッドBruker Jv Israel Ltd. 小角x線散乱測定用のx線源光学系
CN108627530A (zh) * 2018-05-24 2018-10-09 北京师范大学 一种波长色散x射线荧光分析仪
JP7308233B2 (ja) 2018-07-05 2023-07-13 ブルカー テクノロジーズ リミテッド 小角x線散乱計測計
WO2020202730A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 株式会社応用科学研究所 X線分析装置
JP6924348B2 (ja) * 2019-10-31 2021-08-25 パルステック工業株式会社 X線回折測定装置
JP6924349B2 (ja) * 2019-10-31 2021-08-25 パルステック工業株式会社 X線回折測定装置
CN111449672A (zh) * 2020-03-05 2020-07-28 北京师范大学 一种x射线平行束光源系统及x射线准直器
JP7280516B2 (ja) * 2020-09-30 2023-05-24 パルステック工業株式会社 X線回折測定装置
JP2022069273A (ja) * 2020-10-23 2022-05-11 株式会社リガク 結像型x線顕微鏡
US11781999B2 (en) 2021-09-05 2023-10-10 Bruker Technologies Ltd. Spot-size control in reflection-based and scatterometry-based X-ray metrology systems
CN115389538B (zh) * 2022-08-09 2023-12-29 深圳市埃芯半导体科技有限公司 X射线分析装置及方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0740080B2 (ja) * 1986-06-19 1995-05-01 株式会社島津製作所 X線ビ−ム収束装置
US5497008A (en) * 1990-10-31 1996-03-05 X-Ray Optical Systems, Inc. Use of a Kumakhov lens in analytic instruments
JPH10227898A (ja) * 1997-02-12 1998-08-25 Rigaku Corp X線分析装置のソーラースリット装置
JP3821414B2 (ja) 1998-04-03 2006-09-13 株式会社リガク X線回折分析方法及びx線回折分析装置
JP3950239B2 (ja) * 1998-09-28 2007-07-25 株式会社リガク X線装置
EP1049927A2 (en) * 1998-11-25 2000-11-08 PANalytical B.V. X-ray analysis apparatus including a parabolic x-ray mirror and a crystal monochromator
JP2000180388A (ja) * 1998-12-18 2000-06-30 Rigaku Corp X線回折装置及びx線回折測定方法
RU2180439C2 (ru) * 2000-02-11 2002-03-10 Кумахов Мурадин Абубекирович Способ получения изображения внутренней структуры объекта с использованием рентгеновского излучения и устройство для его осуществления
JP3548556B2 (ja) * 2001-12-28 2004-07-28 株式会社リガク X線回折装置
JP2005520214A (ja) * 2002-06-14 2005-07-07 ムラジン アブベキロビッチ クマホフ, 光放射フラックスを変換するデバイス
EP1403882B1 (en) * 2002-09-03 2012-06-13 Rigaku Corporation Parabolic mirror and movable X-ray source for obtaining parallel x-ray beams having different wavelengths
JP3757199B2 (ja) * 2002-09-03 2006-03-22 株式会社リガク X線小角散乱光学系
JP4143399B2 (ja) * 2002-12-25 2008-09-03 株式会社堀場製作所 全反射蛍光x線分析装置および全反射蛍光x線を用いた分析方法
JP4557253B2 (ja) * 2002-12-27 2010-10-06 株式会社リガク 空孔または粒子サイズ分布測定装置
JP3697246B2 (ja) * 2003-03-26 2005-09-21 株式会社リガク X線回折装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE602007008182D1 (de) 2010-09-16
US20080084967A1 (en) 2008-04-10
JP2008096180A (ja) 2008-04-24
EP1912061B1 (en) 2010-08-04
EP1912061A1 (en) 2008-04-16
US7542548B2 (en) 2009-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4860418B2 (ja) X線光学系
CA2720776C (en) X-ray generator with polycapillary optic
JP3734366B2 (ja) X線分析装置
US6014423A (en) Multiple corner Kirkpatrick-Baez beam conditioning optic assembly
EP0555376B1 (en) Device for controlling radiation and uses thereof
JP5858922B2 (ja) 多重配置x線光学装置
US6330301B1 (en) Optical scheme for high flux low-background two-dimensional small angle x-ray scattering
WO1996042088A1 (en) Multiple-channel, total-reflection optic with controllable divergence
CZ20003042A3 (en) Single corner Kirkpatrick-Baez beam conditioning optic assembly
EP2859335B1 (en) Dual mode small angle scattering camera
US6898270B2 (en) X-ray optical system with collimator in the focus of an X-ray mirror
US7158608B2 (en) X-ray diffraction apparatus
EP2586035B1 (en) X-ray optical system with adjustable convergence and focal spot size
JP4532478B2 (ja) 収束を調整可能なx線光学システム
US11217357B2 (en) X-ray mirror optics with multiple hyperboloidal/hyperbolic surface profiles
JP3830908B2 (ja) 高光度の平行ビーム生成装置
US7983389B2 (en) X-ray optical element and diffractometer with a soller slit
JP4019029B2 (ja) 平行x線ビームの取り出し方法及び装置並びにx線回折装置
US6438209B1 (en) Apparatus for guiding X-rays
US7109506B2 (en) Micro beam collimator having an iris like capillary for compressing beams
JP6430208B2 (ja) X線照射装置
JP2010025740A (ja) X線集光装置
Arkadiev et al. 3.2 Mirror Optics

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081204

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111031

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4860418

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141111

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

SG99 Written request for registration of restore

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316G99

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

SG99 Written request for registration of restore

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316G99

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S803 Written request for registration of cancellation of provisional registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316805

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S803 Written request for registration of cancellation of provisional registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316805

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250