JP4859275B2

JP4859275B2 - シガレットパックの製造装置

Info

Publication number: JP4859275B2
Application number: JP2001002420A
Authority: JP
Inventors: ハインツ・フォッケ; ハンス−ユルゲン・ブレットハウアー; ヘンリー・ブーゼ; ヘルマン・ブローメ
Original assignee: フォッケ・ウント・コンパニー（ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト）
Priority date: 2000-01-10
Filing date: 2001-01-10
Publication date: 2012-01-25
Anticipated expiration: 2021-01-10
Also published as: EP1116661B1; CN1303806A; US6606840B2; DE10000697A1; EP1116661A1; BR0100038A; US20010007187A1; DE50011329D1; CN1289355C; JP2001219483A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、折り曲げタブが熱シールによって互いに接続された、熱シール可能なシート材料から作られる(内側)包装材を備えるシガレット用パック、特に、パックの内容物、すなわち、シガレットブロックが、好ましくは薄いカードボード等で製造される支持挿入部材によって包囲されるシガレットパックのシガレットブロックを製造するための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
この発明は、基本的にはＷＯ９８／２２３６７号におけるパックを製造することを包含する。このタイプのパックにおいては、パックの内容物すなわちシガレットグループは熱シールによって接続された折り曲げタブを備えるシールされた内側包装部材に包囲される。パックおよび／またはシガレットブロックを開くために、前記のパックは、その前側に、材料の脆弱線によって規定された開口フラップを備える。前記開口フラップの区域には、接着用の閉鎖テープが設けられており、これによっ、シガレットブロックが開かれることが可能になるとともに、必要な場合には再度閉じることが可能になる。(内側)包装材のシート材料に熱と圧力を付与することは、シガレットのような感受性の強いパック内容物にとっては問題が多い。この目的で、薄いカードボードからなり、シールしようとする折り曲げタブが熱と圧力を受ける表面の区域において、シガレットグループを包囲する支持インサート部材が、シガレットブロック内に設けられる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の目的は、このタイプのパックおよびこれと類似するパックを製造する装置を提案することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、この発明は、請求項１記載の特徴部分に特徴を有する。
【０００５】
もし、シールされたシート材料すなわち内側包装部材が、この発明の別の提案による閉鎖用テープを備え、それがシート材料のブランクを製造するための連続材料ウエブに正確に配置される態様で付与されるならば、シート材料のブランクはこうして調製されるウエブから切断される。
【０００６】
この発明の装置は、連続するパックの経路を有し、この区域には、パックおよび／またはシガレットブロックを製造し、シールを施すため、移送部材、折り曲げ部材およびシール部材が設けられる。
【０００７】
特別な様相は、(内側)包装材の折り曲げとシール、すなわち、端部壁タブから特定の態様で折り曲げられる端部壁の形成と、前記包装材の幾何学的形状が考慮されるように包装材をシールすることである。
【０００８】
この発明の別の細部と特徴を、添付図面を参照しつつ、以下に、より特定的に説明する。
【０００９】
【発明の実施の形態】
添付図面に図示した具体例は、ヒンジ蓋付きボックスタイプのシガレットパック１０の製造に関する。このパックの内容物は、シガレットグループ１１によって形成される。シガレットグループ１１は、シガレットグループ１１のための(内側)包装材を形成するシート材料のブランクによって包囲される。シート材料のブランクすなわち包装材１２は、多層構造をなすシールされたシート材料であることが好ましク、前記材料は同じに熱シールされることができる。その代わりに、包装材料１２が完全なすなわち外側の包装材を構成することもまた可能である。包装材１２を備えるシガレットグループ１１は、ヒンジ蓋付きボックスすなわちシガレットパック１０の内容物としてのシガレットブロック１３を形成する。その代わりに、包装材１２が対応するシガレットパックの外側包装材であることも可能である。
【００１０】
シガレットブロック１３の一部は、前記ブロック内部に設けられた支持挿入部材１４によって形成される。前記支持挿入部材は、シガレットグループ１３の内部において、折り曲げタブの熱シールを行う間の熱と圧力に抗してシガレットグループ１１を保護する。今の場合、支持挿入部材１４は、前部壁１５、両側部タブ１６、１７および底部壁１８を形成する。また、端部タブ１９、２０が、側部タブ１６、１７と連続して設けられており、これらはシガレットブロック１３内部で端部壁の面に折り曲げられることができる。頂部および／または端部壁に向く区域において、前部壁１５は、ヒンジ蓋付きぼっくすにあっては従来通りのカラーの切り欠き部に対応する切り欠き２１を形成する(図３)。
【００１１】
こうして形成される支持挿入部材１４は、前面、幅の狭い直立側面および底面の区域においてシガレットグループ１１の周囲に折り曲げられる。その結果として生じるシガレットグループ１１と支持挿入部材１４とからなるユニットは、次に、シート材料のブランクによって包囲される。包装材１２(図１３)および／またはシガレットブロック１３は、このプロセスで形成される。互いに重なる包装材１２の折り曲げタブは、熱シールによって全体にまたは部分的に接続される。シガレットブロック１３は、次に、シガレットパック１０内に押し込まれる。現行例では、支持挿入部材１４が前部壁１５と側部タブ１６、１７の間のエッジ部が丸みを帯びたエッジ部２２、２３として設計されるように設計される。これらは、平行な、型押しされた複数の溝を有し、側部タブ１６、１７が前部壁１５を横断して折り曲げられたとき、丸みを帯びたエッジ部すなわち丸いエッジ部２２、２３を形成する。
【００１２】
上記のパックおよび／またはシガレットブロック１３を製造する装置は、直線状のパック経路２４(図２、３)に沿って協働する態様で配列された複数の部材とサブアセンブリーとを有する。シガレットグループ１１は、前記のパック経路２４の始点に供給される、正確に言えば、従来型のシガレットタレット２５から押し出される(図１、２)。前記のシガレットタレット２５は、同様な(図示しない)シガレットマガジンに接続されている。シガレットグループ１１はシガレットタレット２５から第一の折り曲げタレット２６へと押し出される(図１、２参照)。前記の第一の折り曲げタレット２６は、独特な設計をなす、すなわち、前記タレット２６は、垂直軸を中心に(時計方向に)回転する平坦なプレートを備える。前記プレートには、複数の、すなわち４つのポケット２７が設けられる(図１、３参照)。これらのポケットは、上部と径方向外側配列された両側が開放されたプレート内の凹部であって、シガレットグループ１１の大きさと対応する(図５参照)。４つのポケット２７は、次々に複数のステーションを通過するように配置され、このステップは、折り曲げタレット２６が静止する間に各ポケット２７の区域において行われる。シガレットグループは、１つのユニットとして、押し込みステーション２８の区域において、そこに配置されているポケット２７内へと径方向に押し込まれる。
【００１３】
回転方向に見られるように、上流側のブランクステーション(図１、３)において、支持挿入部材１４用のブランクが待機するポケット２７内に同様に径方向に押され、前記支持挿入部材は同時に予め折り曲げられる。
【００１４】
径方向を向くブランクの経路に到着する支持挿入部材１４は、折り曲げタレット２６の区域において、２組の位相ローラー３０、３１によってグリップされ、ポケット２７の上方の区域に移送される。移送ローラー３０、３１は、どちらも、側部タブ１６、１７に向く側方の境界区域において作用する(図３、４、５参照)。それらの大きさは、前部壁１５の区域が、ポケット２７の上方位置の中心に位置するように選択される。
【００１５】
導入部材すなわちラム３２は、支持挿入部材１４が供給される面の上方に位置する。前記ラムは、下降移動を介してポケット２７の上方に配置されたブランクをグリップして、ブランクを上側が開放されたポケット内に強制的に導入される。この場合、側部タブ１６、１７がポケット２７の両側部壁によって直立位置に折り曲げられ、丸いエッジ部２２、２３は、このプロセスで形成されるので、支持挿入部材１４は、ポケット内部でＵ字状の形態をなして配置される。この場合、‐径方向内側に位置する‐底部壁１８は、同様に、直立位置に折り曲げられる(図５参照)。この折り曲げ運動は、案内部材３３によって補助され(図５参照)、前記案内部材３３は、折り曲げタレット２６の上方において、ポケット２７の端部に配置され、底部壁１８を目指す案内面を有し、ポケットに対し直接傾斜および／またはファンネル状の態様でポケットを指向する。
【００１６】
支持挿入部材１４をポケット２７における、‐すなわち、ポケットの底面における‐その正確な相対位置を保証するために、ラム３２の下側にある調節用突起３４が利用される(図５)。前記の調節用突起は、支持挿入部材１４の切り欠き２１の区域に進入して、このプロセス中でブランクの一つのエッジ部と向き合って接する。
【００１７】
前記ブランクステーション２９の区域において、端部タブ１９、２０も、これらがファンネル状をなして外側に向けられる位置に折り曲げられる。この目的で、折り曲げローラー３５が利用される。これらのローラー３５は、扇形歯車状の設計をなし、垂直軸を中心とする回転の結果として、端部タブ１９、２０をローラーの周面を介して外側を向く位置に折り曲げる。
【００１８】
昇降を行ってポケット２７の外側の位置に移動されることができるラム３２の復帰(図５)に引き続いて、支持挿入部材１４を備えるポケット２７は、折り曲げタレット２６の対応する回転によって、押し込みステーション２８に移送される。シガレットグループ１１は、次いで、エンドレスコンベヤー３７の連行部材３６によって、ポケット２７内および／または予め折り曲げられた支持挿入部材１４内に押し込まれる。折り曲げタレット２６の後続ステーションにおいて、斜めを向く端部タブ１９、２０が、正確に言えば、ポケット２７の両側において、接線方向に可動な折り曲げフィンガー３８、３９によって、折り曲げられる(図３)。
【００１９】
後続の押し出しステーション４０の区域において、シガレットグループ１１と支持挿入部材１４を備える完成ユニットは、折り曲げタレット２６から径方向に押し出され、コンベヤー３７によって更に移送される。
【００２０】
シガレットグループ１１と支持挿入部材１４とを有するユニットは、ブランクステーション４１を通過して移送される。ブランクステーションの区域において、(内側の)包装材１２のブランクは、ブランクが移送されるシガレットグループ１１によってグリップされ、このプロセス中でＵ字状に折り曲げられるように待機状態で保持される。この包装材１２は、ここで、移送方向から眺めて前側になる底部壁４２が、シガレットグループ１１を‐支持挿入部材１４とともに‐前側端部すなわち底部壁１８から包むように折り曲げられる(図１３参照)。同時に、別の折り曲げステップ、すなわち、底部側のコーナータブ４３の折り曲げが包装材１２に関して実行される。移送が継続して行われる間に、側部タブ４４、４５が折り曲げられ、包装材１２の細長い両側部壁４６がこのプロセス中に形成される。その後、対応するステップによって、移送方向から眺めて後側になる後部壁４７が折り曲げられる(図１４参照)。
【００２１】
端部壁４７の折り曲げが、(シーリング)タレット４８への押し込み作業が行われる間に折り曲げプラットフォーム７８面において、不可欠に発生する(図９、図１４)。この折り曲げプラットフォームは、この場合、ＵＳ特許第４，６１２，７５６号にしたがって有利に設計される。
【００２２】
端部壁４７の頂部と底部の折り曲げタブのための折り曲げ部材、すなわち、長手方向タブ４９、５０については、１つのアングルレバーとして設計され、シガレットブロック１３の移送経路の直下に軸動可能に配置される折曲げ部材５３が一方において利用される(図２、図９参照)。別の折り曲げ部材に関しては、シガレットブロックをシーリングタレット４８(図９)のポケット５２へと移送する押圧体５１が利用される。
【００２３】
端部壁４７の折り曲げは、従来の態様で行うことができる。しかしながら、図１３、図１４の端部壁４７の製造と構造は特徴的である。これらの図によれば、先ず始めに重ねたとき内側になる(底部)長手方向タブ４９は、それがパックの内容物と向き合って接するまで折り曲げられる。この場合、三角形の折り曲げガセット５４もまた、長手方向タブ４９と、側部壁４６の延出部としてのブランクの突出部の間の遷移区域としての中間的な折り曲げ位置に折り曲げられる。これらの突出部は次に折り曲げられ、コーナータブ５５、５６がこのプロセスで形成される。前記コーナータブは、前もって折り曲げられ、重なると内側になる長手方向タブ４９と向き合って接するサブ区域を備え、折り曲げガセット５４は、長手方向タブ４９とコーナータブ５５、５６の間に延出する。コーナータブ５５、５６は、同様に、重なったとき外側になる(頂部)長手方向タブ５０への遷移区域としての三角形の折り曲げガセット５７を形成する。この折り曲げガセットは、最後の折り曲げステップにおいて折り曲げられる(図１４参照)。したがって、重なったとき外側になる長手方向タブ５０は、同様に台形状をなし、横方向区域を介して、コーナータブ５５、５６と向き合って接しており、中央区域においては、重なったとき内側になる長手方向タブ４９と向き合って接する。端部壁４７のこの折り曲げ原理は、折り曲げタブを熱シールするには特に有利である。その理由は、外側の長手方向タブ５０が端部壁４７の比較的大きな面を覆うからである。
【００２４】
シーリングタレット４８の区域においては、シガレットブロック１３および／または包装材１２の折り曲げタブが熱シールによって固定される。このシールとシール部材の構造と機能とが特別な様相を構成する。
【００２５】
シーリングタレット４８は、反時計方向に向かって周期的に駆動される。固定されたシール用ツール５８、５９がポケット５２の開放側端部、すなわち、シーリングタレット４８の両側部に配置される。前記両シール用ツールはどちらも、シーリングタレット４８の軸にマウントされ、扇形歯車６０とともにシーリングタレット４８の区域においてシガレットブロック１３の事実上半分の移送経路に亘って延出する。したがって、扇形歯車６０は多少とも半円形である。
【００２６】
シール用ツール５８、５９は、シーリングタレット４８の軸方向に往復運動を行うことができる。ポケット５２および／またはシガレットブロック１３に向く側においては、別々のシール用ジョー６１、６２がどちらもシール用ツール５８、５９に設けられる(図１０、図１１参照)。前記シール用ジョーはそれぞれ、折り曲げられた側部タブ４４、４５をシールするために、シガレットブロック１３の露出側面すなわち側部壁４６に向かって押圧されることができる。第一のシールサイクルを実行するシール用ジョー６１、６２は、シール用ツール５８、５９のストリップ状突起部として、正確には、側部壁４６の幅よりも多少小さい幅に設計されるので、熱と圧力は側部タブ４４、４５の重なる区域においてのみ伝達される。複数のこれらシール用ジョー６１、６２は、シーリングタレット４８の周辺すなわち移送方向に有利に設けられるので、これらは各シールサイクルの間、ポケット５２内の複数のシガレットブロック１３に作用を及ぼす。
【００２７】
多数の移送サイクルに亘るシール用ジョー６１、６２によるシーリングの後で、他のシール用ジョーすなわち賦形用ジョー６３、６４が用いられる。これらは、いずれもポケット５２の区域における共通のシール用ツール５８、５９のストリップ状突起部として同様に設けられる。しかしながら、賦形用ジョー６３、６４は、これらが、シールおよび賦形サイクルを行う間シガレットブロック１３をその幅全体をグリップするとともに、シガレットブロック１３の隣接面に延出するように設計される(図１２)。
【００２８】
図１２の模範具体例においては、丸い直立エッジ部、すなわち、丸いエッジ部６５を備えるシガレットブロック１３が製造される。賦形ジョー６３、６４は、対応して、つまり多かれ少なかれ、Ｃ字状のシールおよび賦形面をなす形状とされる。シガレットブロック１３の側部壁４６は、賦形用ジョー６３、６４によって形状が整合するように包囲され、丸いエッジ部６５が、包装されたシガレットの直径すなわち丸みにしたがって形成される。この場合、賦形用ジョー６３、６４の横方向の突起６６は、ポケット５２の境界部の切り欠き６７内に進入する。賦形用ジョー６３、６４はこのように、熱伝達によってシガレットブロック１３の外側形状を改善するとともに、シールを完成させる。
【００２９】
シール効果を改良するために、シール用ツール５８、５９の区域内に図１１、図１２の態様で設計され、且つ過熱されない、必要なら冷却さえされるジョーが設けられるので、前にシールされた側部タブ４４、４５が、シール用ツール５８、５９の各作業サイクルを行う間冷却作用を受ける。その結果として、パック内容物の注意深い処理とともに特に有効なシール接続が達成される。
【００３０】
径方向外側の端部壁４７は、シーリングタレット４８の外周に固定された態様で設けられるが、径方向に多少は可動であるシール用部材によってシールされる。現行模範具体例においては、３つのそのようなシール用部材６８、６９、７０が存在する(図９参照)。これらは、シーリングタレット４８の外形と一致する円弧状を呈する。各シール部材６８、６９、７０は、起立してシール部材６８、６９、７０を外側を向く端部壁４７に向かって押圧する回動アーム７１、７２、７３に設けられる。
【００３１】
各シール部材６８、６９、７０は、大体において端部壁４７の形状と大きさを呈するシール用ジョー７４を形成する複数の突起部を備える。シール部材６８は、３つのそのようなシール用ジョー７４を備え、シール部材６９は、４つのシール用ジョーを、そしてシール部材７０は３つのシール用ジョーを備える。これらは、ポケット５２同士の間隔と一致するように外周方向に互いに離間している。したがって、端部壁４７またはその折り曲げタブも多数の連続シールサイクルにおいて同様に熱シールされ、上記の理由で、それぞれのシールシール用ジョー７４、特に、シール部材７０は冷却作用を備えることが可能である。
【００３２】
押し出しステーション７５‐押し込みステーションとは直径方向反対側に位置する‐の区域において、半円形の移送経路に続いて完全にシールされるシガレットブロック１３は、押圧体７６によってシーリングタレット４８から押し出され、外側包装材すなわちヒンジ蓋付きボックス用のブランクのための折り曲げタレット７７へと直接移送される。前記折り曲げタレットは、シガレットパック１０すなわちパックの内容物としてシールされたシガレットブロック１３を備える既知の設計のヒンジ蓋付きボックスを製造する。
【００３３】
ＷＯ９８／２２３６７号にしたがって形成されるシガレットパックおよび／またはシガレットブロック１３においては、前部壁７９の区域に開口補助手段が形成され、この補助手段は、包装材１２の外側に付与される接着ラベル８０を有する(図７)。付与される前記接着ラベルは、包装材１２の開口フラップが接着ラベル８０を援用することによって露出されることが可能な接着剤が塗られていないグリップタブを備える。
【００３４】
図６、７、８は、接着ラベル８０の構造とその付与に関する特徴を示す。前記接着ラベルは、したがって、連続材料ウエブ８１から切断される。図２の設計においては、前記材料ウエブ８１は、製造の対象である接着ラベル８０の形状と一致して、一つの境界において直線状に延出するエッジ部を備える。反対側には、凹部８２(図６)が形成され、これらは、対応して形成されるグリップタブ８３を規定する。個々の接着ラベル８０を製造するための分離切断は凹部８２の中央で横断方向に行われる。この目的で、材料ウエブ８１の反対側の境界部には、切断装置８５(図７)の区域における正確な切断を可能にするプリントマーク８４が設けられる(図６)。したがって、切断装置８５はプリントマーク８４によって制御される。
【００３５】
材料ウエブ８１および／または接着ラベル８０の別の設計が図８に示される。材料ウエブ８１の両長手方向境界部が形成されるので、互いに並んで配置される複数の材料ウエブ８１が、対応して設計される大きなウエブから無駄なく製造されることができる。凹部８２の反対側には、同様に設計された突起８６が設けられる。この場合、プリントマーク８４が突起８６の区域の中央に配置される。分離切断の位置はいずれも一点鎖線で示される。
【００３６】
この装置は、材料ウエブ８１から次々に切断される接着ラベル８０が、シート材料ウエブ８７に供給され、これに付与されるように設計される(図１、図２)。シート材料ウエブ８７は、包装材１２用のブランクの製造に役立つ。接着ラベル８０は、切断によって生じ、包装材１２となるブランクが接着ラベル８０を正確な位置に備えるように、シート材料ウエブ８７に付与される。
【００３７】
切断装置８５によって釈放される個々の接着ラベル８０は、中間コンベヤーすなわち扇形ローラー８８によって受け取られる(図２、図６)。扇形ローラー８８は、その外周に沿って、複数の、今の場合、それぞれが一枚の接着ラベルを保持する３つの保持セグメント８９を備える(図６参照)。接着ラベル８０は、接着剤層が外側を向くように、(図示しない)吸着ボアを用いて保持セグメント８９の面に剥離可能に固定される。
【００３８】
扇形ローラー８８は、シート材料ウエブ８７に隣接して配置される(図２)。シート材料ウエブ８７は、水平に走行する移送セクション９０が形成されるように転向ローラーによって案内される。接着ラベル８０は、前記の移送セクションにおいて、適当な間隔で次々に、扇形ローラー８８からシート材料ウエブ８７に転送される。この目的で、保持セグメント８９の保持力が徐々に消滅するようにすることが可能である。保持セグメント８９の凸状の接触面のおかげで接着ラベルは、回動移動によって、正確に表現すれば、移送方向に眺めて先ず前側からシート材料ウエブ８７に転送される。
【００３９】
こうして調製されるシート材料ウエブ８７は、別の転向ローラーを経てブランクステーション４１に供給される(図１、図２)。ブランクステーション４１は、原理的には従来の態様で設計される。すなわち、包装材１２用のブランクを正確な配置態様で切断する切断ローラーを備え、これらをシガレットグループ１１によって受け止められる待機状態に保持する。
【００４０】
シート材料ウエブ８７と接着ラベル８０を処理する部材は、シガレットグループ１１および／または上記のコンベヤー３７の移送経路の上方に配置される。
【図面の簡単な説明】
【図１】シガレット用のヒンジ蓋付きボックスの製造装置の平面図。
【図２】図１の装置の側面図。
【図３】図１、図２の装置の細部、すなわち、折り曲げタレットの平面図の拡大図。
【図４】図３の折り曲げタレットの細部、すなわち、図３の矢印ＩＶ方向から眺めた押し込みステーションの平面図。
【図５】図４の細部であって、図３の矢印Ｖ方向から眺めた垂直断面の一部を示す。
【図６】材料ウエブ供給機構の細部、すなわち、図２の図示内容の一部の拡大図。
【図７】図６の矢印ＶＩＩ方向から眺めた図６の横断面の細部。
【図８】閉鎖用テープを製造するための材料ウエブの一部。
【図９】シーリングステーション、すなわち、内側包装部材用のシーリングタレットの側面図。
【図１０】シーリングタレットすなわち図９のＸ‐Ｘ方向から眺めた断面に沿うシーリングタレットのポケットの細部を示す。
【図１１】図１０のポケットの断面図すなわち図１０のＸＩ方向から眺めた平面図。
【図１２】図１１と同様な図示内容であるが、折り曲げタレットの周囲の方向がオフセットした図。
【図１３】 (内側)包装部材製造の手順、すなわち、端部壁の区域における折り曲げステップを示す斜視図。
【図１４】図１３と同様な図。
【符号の説明】
１０…シガレットパック，１１…シガレットグループ，１２…包装材，１３…シガレットブロック，１４…指示挿入部材，１５…前部壁，１６，１７…側部タブ，１８…底部タブ，１９，２０…端部タブ，２１…切り欠き部，２２，２３…丸いエッジ部，２４…パックの経路，２５…シガレットタレット，２６…折り曲げタレット，２７…ポケット，２８…押し込みステーション，２９…ブランクステーション，３０，３１…移送ローラー，３２…ラム，３３…案内部材，３４…調節突起，３５…折り曲げローラー，３６…連行部材，３７…コンベヤー，３８，３９…折り曲げフィンガー，４０…押し出しステーション，４１…ブランクステーション，４２…底部壁，４３…コーナータブ，４４，４５…側部タブ，４６…側部壁，４７…端部壁，４８…シーリングタレット，４９，５０…長手方向タブ，５１…押圧体，５２…ポケット，５３…折り曲げ部材，５４…折り曲げガセット，５５，５６…コーナータブ，５７…折り曲げガセット，５８，５９…シール用ツール，６０…扇形歯車，６１，６２…シール用ジョー，６３，６４…賦形用ジョー，６５…丸いエッジ部，６６…突起，６７…切り欠き部，６８，６９，７０…シール用部材，７１，７２，７３…回動アーム，７４…シール用ジョー，７５…押し出しステーション，７６…押圧体，７７…折り曲げタレット，７８…折り曲げプラットフォーム，７９…前部壁，８０…接着ラベル，８１…材料ウエブ，８２…凹部，８３…グリップタブ，８４…プリントマーク，８５…切断装置，８６…突起，８７…シート材料ウエブ，８８…扇形ローラー，８９…保持セグメント，９０…移送セクション。

Claims

シガレットグループ（１１）を包囲する熱シール可能なフィルム製の包装材（１２）を備え、そして、折り曲げにより形成され、互いに重なり合い、かつ熱シールにより互いに接続される折り曲げタブを備えるシガレットパック（１０）またはシガレットパック（１０）の内容物としてのシガレットブロック（１３）を製造する装置であって、
シガレットパック（１０）またはシガレットブロック（１３）は、折り曲げタブのシールのためにシーリングタレット（４８）のポケット（５２）内に導入されることが可能であり、そしてポケット（５２）には、シガレットパック（１０）またはシガレットブロック（１３）の側部壁（４６）の領域の折り曲げタブをシールするためにシール用ジョー（４６）を有するシール用ツール（５８，５９，６８，６９，７０）が設けられる前記装置において、以下の（ａ）（ｂ）（ｃ）に特徴を有する前記装置。
（ａ）側部壁（４６）の領域の側部タブ（４４，４５）のための第一のシール用ジョー（６１，６２）は、シールのための熱および圧力が、一方の上にある、すなわち重なり合う側部タブ（４４，４５）の領域に対してのみ付勢されるよう構成される
（ｂ）移送方向において後続する第二のシール用ジョーは、賦形用ジョー(６３，６４)として構成され、この賦形用ジョーは、全表面区域にわたりかつ隣接するパック表面に入る賦形動作によって、側部壁（４６）と隣接し、そしてこれを包囲する
（ｃ）賦形用ジョー（６３，６４）は、多かれ少なかれＣ字状のシールおよび賦形用表面によって構成され、これによって、丸い直立エッジ部、すなわち包装されたシガレットの直径または丸みに対応する丸いエッジ部（６５）が、側部壁（４６）に対する賦形隣接部によって生成されることが可能である
薄いカードボードで製造される支持挿入部材（１４）が、シール可能なフィルム製の包装材（１２）内に配置され、この支持挿入部材（１４）は、丸みを帯びたエッジ、すなわち丸いエッジ部（２２，２３）を有する、側部壁（４６）の領域の側部タブ（１６，１７）と前部壁（１５）を有し、前記丸いエッジ部は、各場合において前部壁（１５）と側部タブ（１６，１７）の間に配置されることを特徴とする請求項１に記載の装置。
以下の（ａ）（ｂ）（ｃ）を特徴とする請求項１に記載の装置。
（ａ）シガレットパック（１０）またはシガレットブロック（１３）は、それぞれ、径方向を向く、つまり、シガレットパック（１０）またはシガレットブロック（１３）の長手方向でシーリングタレット（４８）の放射方向を指すシガレットとともにシーリングタレット（４８）のポケット（５２）内に配置される
（ｂ）シガレットパック（１０）またはシガレットブロック（１３）の側部壁（４６）は、その側部タブ（４４，４５）がポケット（５２）の開口側に位置され、すなわち露出される
（ｃ）シーリングタレット（４８）の静止局面において、シーリングタレット（４８）の両側に位置するシール用ジョー（６１，６２）および賦形用ジョー（６３，６４）が、それらが包装材（１２）の側部壁（４６）に対して隣接するまでの軸方向の移動によって、重なり合いの領域における側部タブ（４４，４５）のシールのため、またはシール後の側部壁（４６）の賦形のために動かされることができる
以下の（ａ）（ｂ）（ｃ）を特徴とする請求項３に記載の装置。
（ａ）シール用ジョー（６１，６２）および賦形用ジョー（６３，６４）が、シーリングタレット（４８）の両側の、軸方向に移動可能なシール用ツール（５８，５９）に取付けられる
（ｂ）シール用ツール（５８，５９）は、シール用ジョー（６１，６２）と賦形用ジョー（６３，６４）のキャリアとして働く部分（６０）を有する
（ｃ）部分（６０）を含めたシール用ツール（５８，５９）の軸方向の移動によって、複数のシール用ジョー（６１，６２）と賦形用ジョー（６３，６４）を、そのシール位置または賦形位置に同時に動かすことができ、各シガレットパック（１０）またはシガレットブロック（１３）の側部壁（４６）に対する隣接が行われる
複数の、独立して移動することが可能なシール部材（６８，６９，７０）が、シーリングタレット（４８）の周辺方向に配置され、径外側方向を指すシガレットパック（１０）またはシガレットブロック（１３）の端部壁（４７）の折り曲げタブ（４９，５０，５５，５６）をシールするために、シール部材それぞれが、およそ、シガレットパック（１０）またはシガレットブロック（１３）の端部壁（４７）の大きさ及び形状を有する複数のシール用ジョー（７４）を有することを特徴とする請求項３に記載の装置。
個々のシール用ジョー（６１，６２）及び／又は賦形用ジョー（６３，６４）及び／又はシール用ジョー（７４）が加熱されず、そして必要であれば冷却される結果、側部壁（４６）及び／又は端部壁（４７）の領域の折り曲げタブのシールに引き続いて、シガレットパック（１０）またはシガレットブロック（１３）の影響される壁部（４６，４７）が冷却されることを特徴とする請求項１または５に記載の装置。