JP4855620B2 - 飛行機及び目覚まし時計モードの無線電話機 - Google Patents

飛行機及び目覚まし時計モードの無線電話機 Download PDF

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は無線電話機に関し、そして特に電話機が飛行機のような無線送信規制環境内にある時や、目覚し時計として動作しているような低い活動(reduced activity)モード内で使用されている時などの、低い電力モード(reduced power modes) に関する。
【０００２】
【従来の技術】
無線電話機（セルラ、ＰＣＳ等）は時々、（機上のような）送信が禁止される状態(situation)内にある。そのような状態を扱うための従来の方法は、ハードウェアまたはソフトウェアのいずれかにより、トランシーバを動作不能にする(to disable)ことである。送信器及び受信器は電話機によって必要とされる電力の大部分を消費するので、この方法はバッテリを節約使用する(conserving)付加的な利益を有する。
【０００３】
同様に、電話機は目覚し時計として使用されることができる。ユーザは睡眠中は呼を受けたくないので、トランシーバは止められ(turned off)、そして目覚し時計の機能が継続される。目覚し時計の機能はリマインダー機能(reminder feature)と区別され、その中では電話機は、日中はユーザに近づきつつある約束を思い出させるように構成され、また呼を受信して必要な呼出しを行うように構成される。トランシーバを止めることは、リマインデーモードに比較して目覚まし時計モードにおいて大きい電力低減をもたらす。後で目覚まし時計はトランシーバに電力を再度オンする（turn back on)ことができる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
送受信が電話機によって必要とされる電力の大部分を消費する一方で、トランシーバが動作不能(disabled)にされる時でさえ、実質上の電力消費(drain)があることに、出願人は注目した。特に、トランシーバ自身が動作不能にされる時に、無線モデムは飛行機及び目覚まし時計モードの間でさえ動作可能(enabled)にされたままである。従って本発明はトランシーバとモデムとが共に動作不能にされることを提供し、なおまた、実質上他の（そして低電力の）装置が飛行機及び目覚まし時計モードの間は動作可能にされることをも提供する。例えば、ユーザは電話帳へのアクセス、メッセージ、及び他の電話機の機能を持ち続けるであろう。さらに、警報機能は、カレンダ・アプレット(calendar applets)から警報を出すように、作用し続ける。この最後の機能は、電話機が個人向け携帯情報端末（ＰＤＡ）と連結される時に特に重要である。もし電話機がＰＤＡと連結されると、その時どちらが動作可能にされるか動作不能にされるかは、別々のモデムそれ自体(per se)よりもむしろモデムの機能(modem function)である。そのような連結は望ましいが、しかし本発明では必要がない。
【０００５】
出願人は２．５分毎にプロセッサを休息から目覚めさせる低電流カウンタ（ハードウェア）を有することによりこれを達成する。この２．５分周期は調整可能である。通常プロセッサが行うことはクロック／カレンダを更新して眠りに戻るだけである。しかしながら、特定の時刻に電話機に自動的に電力を入れるターンオン(turn-on)、または手動的に命令されるまで電話機のターンオンを待つことを設定可能である。
【０００６】
前者の選択は、目覚し時計モードに適する。ユーザは夜中の睡眠中に、電話機が呼を受信することを望まない、そしてそれ故、彼は眠り続けることができるように、電話機を目覚し時計モードに手動で設定する。あるいは毎晩決まった時刻に目覚し時計モードが自動的に設定される(entered)ように、ユーザは自動選択(auto-entry)を選択してもよい。翌朝のある所定の時刻に、電話機（モデム及びトランシーバ）に電力が入って入呼を許す。このターンオンは可聴警報を伴ってもよく、または無音であってもよい。最初にどちらが発生しても、ユーザが警報時刻に抜け出し(exit)を命令する時に、またはユーザが発呼を行う時に、電話機は目覚し時計モードを抜け出す。
【０００７】
後者の選択は飛行機モードに適する。たとえ飛行機が午後４時に着陸すると予定されていても、その時刻にそれ自身で自動的に電力が入る電話機を有することは得策ではない。飛行機はしばしば遅れる。彼が飛行機を降りて、ターミナルに入るまで待ち、そしてその後電話機に手動で電力を入れることが、ユーザにとってははるかに良い。ユーザが命令した時のみ電話機は飛行機モードから抜け出す。決まった抜け出し時刻は無く、そして電話機が飛行機モードにある時にはユーザは発呼することを許されない。
【０００８】
いずれのモードでも、電話帳、カレンダ・アプレット等は動作可能にされたままである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
図１は従来技術の無線電話機（１００）のブロック図である。電力供給源（１０２）はカウンタ（１０４）、プロセッサ（１０６）、無線モデム（１０８）と、トランシーバ（１１０）とに電力を供給する。トランシーバ１１０はアンテナ（１１２）を通して外界と通信する。プロセッサはクロックカレンダ（１１４）で信号を交換する。電話機が電力節約(power-conservation)モードにある時には、プロセッサは電力供給源とトランシーバとの間のスイッチ（１１６）を開き、それによってトランシーバが電力を消費するのを防ぐ。スイッチはハードウェアかソフトウェア内で実施されてもよい。このように、スイッチを開く方法の１つは、トランシーバから電力を切るように電力規制回路に信号を送ることである。プロセッサ自身が電力節約モードに入ってもよい。このモードでは、カウンタ（１０４）は連続的に走行する。（もし必要なら他の周期が選択されてもよいが、典型的には２．５分毎に）それがゼロにカウントダウンすると、それはプロセッサにそう通報する(so notifies)。プロセッサはまさにクロックカレンダ（１１４）をリセットするのに十分なだけ目覚めており、そしてその後に眠りに戻る。眠っている時でさえ、プロセッサとモデムとはいくらかの電力を消費する(draws)が、その電力量は小さい。
【００１０】
図２は本発明に従う無線電話機（２００）のブロック図である。２つの重要な差異はあるが、その構造は図１に示された従来の技術の電話機（１００）のそれと同様である。第１に、従来の技術のスイッチ（１１６）はトランシーバ（１１０）へはもちろん、モデム（１０８）への電力も制御する新規なスイッチ（２１６）に変更された。このように、プロセッサが電力節約モードを命令すると、電力はまさにトランシーバに供給されるのではなく、モデムとトランシーバとから切り離される(withdrawn)。第２に、第２のスイッチ（２１８）は電力供給源（１０２）とプロセッサ（１０６）との間に挿入され、そしてカウンタ（２０４）の制御下にある。このように、電力節約モードでは、カウンタのみが電力を消費する。プロセッサは間欠的にのみ電力を消費し、そしてモデムとトランシーバとの両者はスイッチ（２１６）がプロセッサ（１０６）により閉じることを命令される時にのみ電力を消費する。
【００１１】
電話機は送信器と受信器とを選択的にパワーダウンできる。電話機ソフトウェアは計数時間(counted time)が経過した時に信号を発生するカウンタを動作可能にできる。電話機ソフトウェアはＣＰＵに動作を中止させることができ、そしてオプションとして信号が到着するまで、ＣＰＵのクロック源を動作不能にする。信号はカウンタから、あるいはキーパッドのような他の装置から入って来ることが可能である。
【００１２】
図３は無線電話機を動作するための新規な方法（３００）のフローチャートである。それは、モデムとトランシーバとを選択的に動作不能にする（３０２）ために、プロセッサ（１０６）からスイッチ（２１６）への命令は３つの源泉のいずれから到来してもよいことを示す。第１は外部命令（３０４）である。ユーザが飛行機を降りる(gets off)か、あるいは目覚し時計が鳴る(goes off)前に目覚めるかすると、彼は手動で電力節約モードのままにする(leave)ことができる。第２はクロックカレンダ（３０６）からである。もしプロセッサがクロックカレンダからユーザが目覚めるべき時刻であることを決定すると、そのとき多分(presumably)ユーザは、同様に電話呼を受信可能にしたいと思う。第３は発呼する試み（３０８）からである。もしユーザが夜中に目覚めて、発呼を試みると、そのとき多分彼は、モデムとトランシーバとを働くようにしたいが、彼は外部命令手段により手動的に電力節約モードのままにすることを命令してはならない。
【００１３】
もし外部命令（３０４）により求められれば(invoked)、モデム（１０８）とトランシーバ（１１０）とを選択的に作動不能にすること（３０２）は必須である。ユーザが飛行機上に立ち入る(walks onto)時には（動作中の他の機能を残している一方で）、モデムとトランシーバとを止めることができねばならず、そして彼が飛行機を立ち去る(walks off) 時にはそれらに電力を再度入れることができねばならない。選択的に無力化する他の２つの要求(invocation)−クロックカレンダ（３０６）または発呼（３０８）の試みによる−はオプションである。ユーザは、目覚まし時計モードに入った時に、彼がこれらのいずれかの、両方のまたはいずれでもない援用によりそのモードのままであることができるように、彼の電話機を構成してもよい。あるいは、ユーザは電話機を再構成する能力を持たず、電話機はこれらのいずれかの、両方のまたはいずれでもない援用に反応するように製造業者により構成されてもよい。
【００１４】
産業上の適用
われわれの発明は産業内での開発を可能とし、そしてそれが飛行機及び目覚し時計モードでの無線電話機を提供するために望まれる時は何時でも、製造されそして使用されることが可能である。互いに引き離されそしてばらばらにされている、この中に示された装置及び方法の個別の要素は、われわれがわれわれの発明としてクレームするところのそれらの組み合わせであるが、完全に従前のものであってもよい。
【００１５】
われわれは種々のモードの装置及び方法を記述する一方で、わが発明の真の精神及び範囲はこれに限定されないが、しかし上記のクレームとその等価物とによってのみ制限され、そしてわれわれはわれわれの発明をクレームする。
【図面の簡単な説明】
【図１】 従来の技術の無線電話機のブロック図である。
【図２】 本発明に従う無線電話機のブロック図である。
【図３】 無線電話機を動作するための新規な方法のフローチャートである。
【符号の説明】
１００‥無線電話機，２００‥無線電話機，３００‥無線電話機を動作するための方法

Claims (10)

  1. 無線電話機（２００）、ここで：
    （ａ）該無線電話機はカウンタ（２０４）、クロックカレンダ（１１４）、トランシーバ（１１０）、電力供給源（１０２）、無線モデム（１０８）およびプロセッサを含む、なお、該クロックカレンダは、クロックおよびカレンダを有し、目覚まし時計として動作する、該プロセッサは、該クロックカレンダ、カウンタおよび無線モデムに接続され、該トランシーバは、無線モデムと接続し、該電力供給源は、該カウンタ、トランシーバ、無線モデムおよびプロセッサに電力を供給する；
    （ｂ）該無線電話機は、電力節約モードにおいて該無線電話機が下記を含む点で特徴付けられる：
    （１）該カウンタに電力を供給し、該トランシーバおよび無線モデムの電力供給を選択的に止めるための手段；
    （２）該カウンタでのカウントダウンの完了時に、該カウンタが下記を行うための手段、なお、カウントダウン完了とは、ある計数時間が経過したことを意味する：
    （Ａ）もしプロセッサに電力が供給されていないならば、該プロセッサに電力を供給する；及び
    （Ｂ）該プロセッサとクロックカレンダとの間で信号を交換し、該クロックカレンダのクロック及びカレンダを更新する、なお、該クロックカレンダのクロック及びカレンダを更新することは、前記プロセッサがクロックカレンダからユーザが目覚めるべき時刻であるかを決定し、該プロセッサがユーザが目覚めるべき時刻であると決定したとき、該トランシーバおよび無線モデムに電力を供給させることである。
  2. 下記の点でさらに特徴付けられる、請求項１の無線電話機：（ａ）該無線電話機は付加的な装置をさらに含む；及び
    （ｂ）該トランシーバおよび無線モデムの電力供給を選択的に止めるための手段は、該付加的な装置から電力を取り除くこと無しにそうするように構成される。
  3. 該トランシーバおよび無線モデムの電力供給を選択的に止めるための手段は、該クロックカレンダが該トランシーバから電力を選択的に取り除くための手段を含む点でさらに特徴付けられる、請求項３の無線電話機。
  4. 該トランシーバおよび無線モデムの電力供給を選択的に止めるための手段は、該クロックカレンダが該トランシーバに電力を選択的に加えるための手段を含む点でさらに特徴付けられる、請求項１の無線電話機。
  5. 該無線電話機は、該トランシーバが該電力供給源から外されており、及び発呼の試みがなされる時に、該トランシーバに電力を選択的に加えるようにさらに構成される点で、さらに特徴付けられる、請求項１の無線電話機。
  6. 該トランシーバおよび無線モデムの電力供給を選択的に止めるための手段は、該クロックカレンダが該トランシーバに電力を選択的に加えるための手段を含む点でさらに特徴付けられる、請求項５の無線電話機。
  7. 無線電話機を使用するための方法、ここで：
    （ａ）該無線電話機はカウンタ（１０４）、プロセッサ（１０６）、クロックカレンダ（１１４）、無線モデム（１０８）、トランシーバ（１１０）、及び電力供給源（１０２）を含む、なお、該クロックカレンダは、クロックおよびカレンダを有し、目覚まし時計として動作する、該プロセッサは、該クロックカレンダ（１１４）、カウンタおよび無線モデムに接続され、該トランシーバは、無線モデムと接続し、該電力供給源は、該カウンタ、トランシーバ、無線モデムおよびプロセッサに接続され、電力を供給する；
    （ｂ）該方法は電力節約モードにおいて下記を含む：
    （１）該カウンタに電力を供給し、該トランシーバ、無線モデムおよびプロセッサの電力供給を選択的に止める；
    （１）該カウンタでカウントダウンする；
    （２）カウントダウンの完了時に、該カウンタが該プロセッサに該電力供給源から電力を供給させる、なお、カウントダウンの完了とは、ある計数時間が経過したことを意味する；
    （３）該プロセッサは、該カウンタのカウントダウン完了時の電力供給時に、該クロックカレンダのクロック／カレンダを更新させる、なお、プロセッサが該クロックカレンダのクロック／カレンダを更新させることは、前記プロセッサがクロックカレンダからユーザが目覚めるべき時刻であるかを決定することである；及び
    （４）該プロセッサは該トランシーバに該電力供給源から電力を選択的に供給させないまたは供給させる、なお、該プロセッサが該トランシーバに該電力供給源から電力を選択的に供給させることは、該プロセッサがユーザが目覚めるべき時刻であると決定したとき、該トランシーバおよび無線モデムに電力を供給させることである；
    （ｃ）該方法は、該プロセッサへの外部命令（３０４）に反応して、
    該トランシーバとともに、該無線モデム（３０２）に該電力供給源から電力を選択的に供給させることを含む点で特徴付けられる。
  8. 該トランシーバとともに、該無線モデムに該電力供給源から電力を選択的に供給させるは、また該クロックカレンダ（３０６）からの信号に選択的に反応する点でさらに特徴付けられる、請求項７の方法。
  9. 該トランシーバとともに、該無線モデム（３０２）に該電力供給源から電力を選択的に供給させることは、また、発呼（３０８）する試みに選択的に反応する点でさらに特徴付けられる、請求項７の方法。
  10. 該トランシーバとともに、該無線モデム（３０２）に該電力供給源から電力を選択的に供給させることは、また、該クロックカレンダ（３０６）からの信号に選択的に反応する点でさらに特徴付けられる、請求項９の方法。
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