JP4855376B2 - ブレーキレバー調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、握り近傍にブレーキレバーの揺動軸を有し、これらブレーキレバーと揺動軸との間に、ブレーキレバーと握りとの間の間隔を調整する調整機構を設けたブレーキレバー調整装置に関する。特に、掌の小さい幼児等が搭乗する幼児用の自転車に適するが、必ずしも幼児用の自転車に限定されない。
掌の小さい幼児等が搭乗する幼児用の自転車にあっては、小さな幼児でもハンドルの握りを把握しつつブレーキ操作が容易に行えるようにしたり、手指が操作部に挟まれるないようにする様々な工夫が施されてきた。例えば、下記特許文献1および2に開示されたような、ブレーキレバーと握りとの間の間隔を調整する調整機構を設けて、ブレーキレバーの握り代を調整するように構成したもの、下記特許文献3に開示されたような、握りに対してブレーキレバーの平面視揺動軌跡が一部重合するように、握りとブレーキレバーとを前面視で一部オフセットさせて、握りとブレーキレバーとの間隔が小さくても大きなブレーキストロークを確保できるように構成したもの、下記特許文献4に開示されたような、ハンドルグリップ(握り)の外径を小さく設定したもの、さらには、下記特許文献5に開示されたような、ブレーキレバーの可動部を覆うカバーを設けて幼児の手指が挟まるのを防止できるように構成したものなどが提案されている。
特開2004−196234号公報(要約書参照) 実公平4−37834号公報(実用新案登録請求の範囲参照) 実開平2−120299号公報(実用新案登録請求の範囲参照) 特開平8−156867号公報(要約書参照) 実開平4−29485号公報(実用新案登録請求の範囲参照)
上記各特許文献に開示された従来例を順次簡単に説明すると、前記特許文献1に開示された車両の操作レバー位置調整機構は、図9(A)に示すように、作用部材102と該作用部材102に軸106にて軸支されたレバー部材103とからなるブレーキレバー101は、ハンドルステムに軸105によって回動自在に枢着されている。作用部材102は軸105を支点として揺動し、図示省略のブレーキマスタシリンダを押圧するように構成されている。レバー部材103の作用部材102に対する位置の調整は、レバー部材103に回動自在に設置された5角形の調整カム110を回動して行う。調整カム110の各辺の中心からの距離が異なるので、5角形の調整カム110の回動によりレバー部材103の握りに対する相対位置が調整されることになる。図9(B)に示すように、調整カム110を回動させる調整ダイヤル109は、レバー部材103に固定されたウェーブワッシャ113の位置決め用突起113bと凹凸係合することで、5段階のクリック感が得られる。
前記特許文献2に開示された車両用液圧マスタシリンダ装置は、図10に示すように、レバーホルダ214に対して支持ピン216により揺動自在に軸支されたブレーキレバー215の作用腕215bと、レバーホルダ214に設置された液圧マスタシリンダ201のピストン208との間の間隔を調整する機構として、ピストン208に螺合されたアジャストボルト222に固定された調整つまみ223を回動した後、ロックナット225により調整位置をロックすることで、ブレーキレバー215のアクセルグリップ202に対する間隔位置を調整するものである。ブレーキレバー215の作用腕215bの貫通孔229a、229b内のアジャストボルト222端部のワッシャ226との間に配設されたリターンプリング224は、ブレーキレバー215のガタ付きを防止するために設けられる。
前記特許文献3に開示された二輪車用操作レバーは、図11に示すように、ハンドルH上に立設するレバーブラケット等の固定部材302に枢軸303により枢着されてハンドル近接方向ないし離間方向へ回転するブレーキレバー等の二輪車用操作レバー304において、操作レバー304の延出部分の少なくとも先端側304Cが操作レバー304の回転時にハンドルないしグリップGの側方に沿って回転変位するよう形成されたもので、このように構成したことにより、図11(A)の一点鎖線に示すように、グリップGに対して操作レバー304の先端側304Cの平面視揺動軌跡が一部重合するように構成され、つまり、図11(B)に示すように、グリップGと操作レバー304の先端側304Cとを前面視で一部オフセット(それぞれの中心線L1とL2)させて、操作レバー304と操作レバー304との間隔が小さくても大きなブレーキストロークを確保できるようにした。
前記特許文献4に開示された自転車用ハンドル構造は、図12に示すように、外径を通常のものより小さく設定したハンドルグリップ部412と、基端部近傍がハンドルグリップ部412に向けて接近するように略L字形に折曲して斜めに延出されたブレーキレバー414とから構成したものである。このように構成したことによって、掌が小さくてもハンドルグリップ部412とブレーキレバー414とを充分に把握することができることとなった。
前記特許文献5に開示されたカバー付きブレーキレバーは、図13に示すように、固定具511にレバー部512を嵌込み回動自在に軸支するとともに、上記固定具511を自転車のハンドルに固着してなるカバー付きブレーキレバーであって、カバー501が、固定具511の前面を覆うとともに、固定具511のブレーキワイヤ挿通用の孔と整合する位置に上記孔より大径の第1孔521を設け、その周縁を筒状に前方に突出したガイド部523を有する前壁面502と、固定具511の左右両側面とともにレバー部512の側面の基端側を一連に覆う左右側壁面503(504)とを一連に有し、上記カバー501を固定具511に外嵌し、取付手段を介して固定具511に取り付けたものである。かくして、幼児等の搭乗者がブレーキレバーの可動部に手指が挟まるのを防止できる。
しかしながら、このような従来の二輪車のブレーキレバー調整装置にあって、前記引用文献1に開示されたものでは、レバー部材103の作用部材102に対する位置の調整は5段階のみであり調整位置が規制される他、レバー部材103のガタ付き防止を兼用するスプリング111も別位置に配設して構造が複雑になった。さらに、調整ダイヤル109にクリック(節度)感を与えるウェーブワッシャ113は位置決め機能のみしか有さないものであった。また、前記引用文献2に開示されたものでは、液圧シリンダタイプのブレーキ装置に関するものであるため、ブレーキレバー215の揺動軸である支持ピン216と別位置の作用腕215bとレバーホルダ214との間に調整機構を配設せねばならず構造が複雑になる他、調整つまみ223による調整後にロックナット225によりアジャストボルト222の調整位置をロックせねばならず、操作が面倒になる上にロックナットを必要とした。
さらに、前記引用文献3に開示されたものでは、グリップGに対して操作レバー304の先端側304CをL1からL2へとオフセットさせて、操作レバー304と操作レバー304との間隔が小さくても大きなブレーキストロークを確保できるようになったものの、確保できるストローク増大量はオフセット量のみに依存するだけであった。さらにまた、前記引用文献4に開示されたものでは、前記引用文献3のものようにオフセットこそないものの、外径を小さく設定したハンドルグリップ部412と、独特の折曲形状のブレーキレバー414とを組み合わせて、掌が小さな幼児にてもグリップ部412とブレーキレバー414とを充分に把握することができることとなった。しかしながらこれも、掌が小さな幼児にても把握できる量はハンドルグリップ部412の径とブレーキレバー414の形状にのみ依存するものであった。また、前記引用文献5に開示されたものでは、幼児等の搭乗者の手指が挟まれたり接触する危険を抑止できるのは、カバー501が装着されたブレーキレバーの可動部近傍のみであり、レバー部512を軸支する固定具511のハンドルバーへの取付部等による衣服等が引っ掛かる虞れがあった。
そこで本発明は、前記従来のブレーキレバー調整装置における諸課題を解決して、部品点数が少なく簡潔な構造で、調整部等に手指等を挟む虞れもなく、多段階での調整作業も簡単で、レバーのガタ付きも有効に抑止できるブレーキレバー調整装置を提供することを目的とする。
このため本発明は、握り近傍にブレーキレバーの揺動軸を有し、これらブレーキレバーと揺動軸との間に、ブレーキレバーと握りとの間の間隔を調整する調整機構を設けたブレーキレバー調整装置において、前記ブレーキレバーと揺動軸との間に、調整ノブを有し揺動軸に螺合するアジャストボルトを配設したことを特徴とする。また本発明は、前記アジャストボルトに、ブレーキレバーまたは揺動軸に係止される節度機構兼用のばね部材を前記調整ノブに弾接付勢して装着したことを特徴とする。また本発明は、前記握りに対してブレーキレバーの平面視揺動軌跡が一部重合するように、握りとブレーキレバーとを前面視で一部オフセットさせるとともに、握り径をハンドルバーやブレーキレバーに対して相対的に通常のものより小さく構成したことを特徴とする。また本発明は、前記ブレーキレバーのオフセット部における握りとの対向面の断面形状を、握り外径に略一致させたことを特徴とする。また本発明は、前記アジャストボルトに螺合される固定ナットまたは調整ナットを、前記ブレーキレバー内に刻設した凹部内に配設したことを特徴とする。また本発明は、前記調整ノブを覆うカバーを、前記ブレーキレバーに装着したことを特徴とする。また本発明は、前記ブレーキレバーの可動部およびブレーキレバーのレバーブラケット取付部を覆うカバーを、前記レバーブラケットに装着したことを特徴とするもので、これらを課題解決のための手段とする。
本発明によれば、握り近傍にブレーキレバーの揺動軸を有し、これらブレーキレバーと揺動軸との間に、ブレーキレバーと握りとの間の間隔を調整する調整機構を設けたブレーキレバー調整装置において、前記ブレーキレバーと揺動軸との間に、調整ノブを有し揺動軸に螺合するアジャストボルトを配設したことにより、アジャストボルト自体をブレーキレバーの揺動腕および調整機構として機能させることを可能にして部品点数を大幅に削減でき、しかも調整機構を構成して調整ノブにより簡便に調整されるアジャストボルトが揺動軸に螺合されていることにより、格別の抜止め部材を設けずとも揺動軸が妄りに抜け出ることがない。しかも、抜止め部材等の廃止により揺動軸の軸方向の嵩がコンパクトになる。
また、前記アジャストボルトに、ブレーキレバーまたは揺動軸に係止される節度機構兼用のばね部材を前記調整ノブに弾接付勢して装着した場合は、アジャストボルトに一体的に組み付けられたばね部材が、節度感をもって調整ノブの段階的な回動調整を可能にするとともに、従来のもののようなロックナットも不要にするとともに、アジャストボルトの軸方向のガタを吸収できてブレーキレバーのガタ付きをも有効に吸収できる等、アジャストボルトへの調整ノブとばね部材との巧妙な組合せにより、1つの部材が幾つかの複合的な機能を発揮できることとなった。さらに、前記握りに対してブレーキレバーの平面視揺動軌跡が一部重合するように、握りとブレーキレバーとを前面視で一部オフセットさせるとともに、握り径をハンドルバーやブレーキレバーに対して相対的に通常のものより小さく構成した場合は、掌の小さな幼児等に対応して構成された小径の握りと、前述の構成を備えた調整機構によるブレーキレバーと握りとの間の間隔調整とを巧妙に組み合せた上で、きめ細かく選択されたブレーキレバーと握りとの間が小さな間隔であっても前記オフセットした分大きなブレーキストロークが確保できる。
さらにまた、前記ブレーキレバーのオフセット部における握りとの対向面の断面形状を、握り外径に略一致させた場合は、オフセット部におけるブレーキレバーと握りとの対向面での当接を通常断面のものより遅らせることができるので、さらに大きなブレーキストロークが確保できる。また、前記アジャストボルトに螺合される固定ナットまたは調整ナットを、前記ブレーキレバー内に刻設した凹部内に配設した場合は、アジャストボルトのブレーキレバー側の端部を固定する固定ナット、またはブレーキレバー側に調整のための調整ナットを配置する場合の調整ナットがブレーキレバーの外部に露呈することもなく、外因により損傷することも未然に防止できる。
さらに、前記調整ノブを覆うカバーを、前記ブレーキレバーに装着した場合は、調整ノブに対する幼児等による悪戯を防止することができる。また、ほぼブレーキレバーと挙動を共にする調整ノブをブレーキレバー側にて確実に装着固定でき、調整ノブが妄りに回動して調整間隔が狂うことがない上、調整ノブ近傍の隙間等に手指を挟むことも有効に防止される。さらにまた、前記ブレーキレバーの可動部およびブレーキレバーのレバーブラケット取付部を覆うカバーを、前記レバーブラケットに装着した場合は、ブレーキレバーの可動部に搭乗者が手指を挟むことが防止される上、レバブラケット取付部等もカバーにより覆われているので、衣服等が引っ掛かる虞れがなく安全である。
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1〜図8は、本発明のブレーキレバー調整装置の1つの実施例を示すもので、図1は調整前後の平面図、図2は分解斜視図、図3はばね部材の各面図、図4はアジャストボルトの各面図、図5は調整ノブの各面図、図6はノブカバーの各面図、図7はブレーキレバーと握りとのオフセット状態およびカバーの装着状態を示す握りの端部方向から見た側面図および平面図、図8はブレーキレバーの調整範囲およびカバーの装着状態ならびにアジャストボルトの縦断面で示す調整機構の断面図である。
以下に本発明のブレーキレバー調整装置の実施例を詳述する。本発明のブレーキレバー調整装置の基本的な構成は、図1に示すように、握り2の近傍にブレーキレバー6の揺動軸5を有し、これらブレーキレバー6と揺動軸5との間に、ブレーキレバー6と握り2との間の間隔を調整する調整機構を設けたブレーキレバー調整装置において、前記ブレーキレバー6と揺動軸5との間に、調整ノブ8を有し揺動軸5に螺合するアジャストボルト7を配設したことを特徴とする。図示の例では、アジャストボルト7の調整螺子部は揺動軸5に直交して螺合される。

図1に示すように、ハンドルバー1の端部(図示の例はハンドルバー1の右側のみを示すが左側も同様の構成である)に握り(ハンドルグリップ)2が装着される。好適には、ハンドルバー1の握り2を装着する端部を小径に絞り、この部分にハンドルバー1とほぼ同径の外径を持つ握り2が装着固定される。この小径の握り2は、後述する調整機構によるブレーキレバー6と握り2との間の間隔調整と巧妙に組合わされて、掌の小さな幼児等の使用に際しても適正に対応させることができる。握り2の近傍のハンドルバー1の端部に、割りブラケット3によってレバーブラケット4が取り付けられる。図2の全体斜視図にて理解されるように、レバーブラケット4は門型形状を呈しており、その両脚部に穿設された揺動軸孔4Aに、揺動アーム11の基部とともに一対の揺動軸受17、17を介して後述するブレーキレバー6の揺動軸5が軸支され、それらの下端部間を割りブラケット3によりハンドルバー1を取り囲んで取付ボルト18等(図7(A)参照)を用いて取り付ける。前記揺動アーム11の先端部にはブレーキレバー6の基端部6Bとタイコ受け12がピン14によって連結される。タイコ受け12にはブレーキワイヤにおけるインナーワイヤーのタイコが挿入係止される。
前記揺動軸5の軸方向に直交して刻設された螺筒部(雌螺子部)5Aに対して、調整ノブ8が回動不能に装着されたアジャストボルト7の一端部の調整螺子部7A(図4参照)が螺合される。この揺動軸5が調整ナットとして機能する。つまり、揺動軸5に対してアジャストボルト7を回動して進退させることで、その他端部に固定ナット10により螺合固定されたブレーキレバー6を、前記ピン14の周りに揺動させてその揺動位置すなわち握り2に対するブレーキレバー6の間隔を調整することができる。詳述すると、アジャストボルト7に装着された略U字形の板ばねからなるばね部材9がブレーキレバー6と前記調整ノブ8との間に介設される。アジャストボルト7の他端部の固定螺子部7B(図4参照)はブレーキレバー6の対向面に穿設されたボルト孔6Dに遊嵌挿入され、ボルト孔6Dの奥部に刻設された凹部6C内にてワッシャ13を介してばね部材9に適度の作動ストロークを持たせた状態にて固定ナット10にて螺合される。
前記略U字形のばね部材9のブレーキレバー6側に形成された係止突起部9Eはブレーキレバー6に刻設された係止孔6Eに係止され、ブレーキレバー6に対して回動することがない。ばね部材9の調整ノブ8側には、詳細は後述する節度突起部を形成して、調整ノブ8の側端面に形成した節度段部との間で多段階にクリック感(節度感)をもって調整回動させることができる。なお、実施例のように揺動軸5側を調整部とした場合は前記固定ナット10の螺合具合を適宜設定することで、調整ノブ8とブレーキレバー6との間に介設したばね部材9のばね力を設定してガタ付き防止機能を適正に行えるが、揺動軸5側をアジャストボルト7の固定側とし、ブレーキレバー6側に調整のための調整ナットを配設し、この実施例に対して配置を逆にした場合には、前記ばね部材9を調整ノブ8と揺動軸5との間に介設して、節度機構を付与するとともにガタ付き防止機能を発揮させることもできる。
図3はばね部材の各面図である。図3(A)の斜視図に示すように、板ばねを折返し部9Cにて折り曲げて略U字形に形成されたばね部材9は、図示の実施例では、調整ノブ8側の基板部9Aと幾分湾曲したブレーキレバー6側のばね板部9Dとから構成され、図3(B)(C)に示すように、それぞれに大きな孔部9Fとアジャストボルト7を受け入れる大きさの孔部9Gとが穿設され、アジャストボルト7に挿通される。図3(D)(E)に示すように、基板部9Aの上端部には節度突起部9Bが形成され、後述する調整ノブ8の側端面に刻設された多数の節度段部8Bに選択的に節度感(クリック感)をもって順次係合する。ばね板部9Dには、前記ブレーキレバー6の対応部分に刻設された係止孔6E(図2)に係止する係止突起部9Eが形成されて、ばね部材9がブレーキレバー6に回動不能に係止されるように構成される。図3(F)はばね部材9の平面図で、節度突起部9Bおよび係止突起部9Eの形成状態が明瞭に理解される。
図4はアジャストボルトの各面図である。アジャストボルト7は、その略中間部に大径の円形フランジ部7Dが形成され、それに隣接してブレーキレバー6側(図面右側)に非円形(図示の例では円形の対向2面を平行に切り落とした形状。その他適宜の非円形形状とされる)段部7Cが形成される。この非円形段部7Cに、後述する調整ノブ8の中心部に対応して形成された非円形孔部8Cが過不足なく嵌合装着固定される。円形フランジ部7Dのさらにブレーキレバー6側には固定螺子部7Bが刻設され、ブレーキレバー6のボルト孔6Dに遊嵌挿通されて抜止め機能を有する固定ナット10にばね部材9に適度の作動ストロークを持たせた状態にて螺合される。円形フランジ部7Dの揺動軸5側には調整螺子部7Aが刻設されて前記インサート調整ナットとしての揺動軸5の螺筒部5Aに螺合進退して、揺動軸5に対するアジャストボルト7すなわちブレーキレバー6の位置が調整される。
図5は調整ノブの各面図である。図5(A)(C)に示すように、調整ノブ8の外周には手指にての操作時に滑り防止のために凹凸部8Aが刻設され、図5(B)に示すように、中心内周部には前記アジャストボルト7の非円形段部7Cに適合して装着される非円形孔部8Cが形成される。図5(D)(E)に示すように、調整ノブ8の揺動軸5側(図5(E)上側)の端面には前記アジャストボルト7の円形フランジ部7Dを受け入れるフランジ用段部8Dが形成され、ブレーキレバー6側(図5(E)下側)の端面には多数の節度段部8Bが刻設される。これらの節度段部8Bに前記ばね部材9における節度突起部9Bが選択的に係合し、節度感をもって調整ノブ8を多段にて調整回動停止させることができる。ばね部材9によるアジャストボルト7軸方向での付勢力によって、調整ノブ8の回動位置が節度機構を構成する調整ノブ8における節度段部8Bとばね部材9における節度突起部9Bとの付勢係合により適正に保持されるので、従来のもののようにロックナットがなくてもアジャストボルト7が妄りに調整位置から回動することが有効に抑止され、しかもブレーキレバー6のガタ付き防止機能も有するので、部品の削減に大きく寄与する。
図1および図2はこのように構成された調整機構の調整状態を示したもので、図1(A)の状態は、調整ノブ8を調整してアジャストボルト7を揺動軸5への螺合から後退させた調整状態を示すもので、ブレーキレバー6が握り2から最も隔離した状態である。逆に図1(B)の状態は、調整ノブ8を調整してアジャストボルト7を揺動軸5に対して深く進出螺合させた調整状態を示すもので、ブレーキレバー6が握り2に最も近接した状態である。図1(A)の状態は比較的掌の大きな搭乗者に適し、図1(B)の状態は比較的掌の小さな搭乗者に適する。このような小径の握り2と調整機構(揺動軸5、アジャストボルト7、調整ノブ8、ばね部材9および固定ナット10)によるブレーキレバー6との間の間隔調整に加えて、後述する握り2に対するブレーキレバー6のオフセット部における独特の断面形状とによって、搭乗する掌の小さな幼児等にも最適なレバー間隔およびブレーキの操作ストロークを確保して、安全かつ適正なブレーキ操作を行えるようにした。
図6はノブカバーの各面図である。ノブカバー15は、図6(A)(B)に示すように、基板部15Bとやや上方に湾曲(図6(E)参照)するノブカバー部15Aと基板部15Bの両側から下方に垂設された係止脚部15Cとから構成される。係止脚部15Cの下端部には抜止め用の抜止爪部15Eが形成される。ノブカバー部15Aは、基板部15Bに対して図6(C)に示すように、正面視でも上方に円弧状に湾曲形成され、図6(D)に示すように、平面視でも円弧状に湾曲形成されて、調整ノブ8の外周形状に適合すべくなだらかな形状変化が採用される。図6(B)(E)(F)に示すように、基板部15Bの下面には半円弧状のガイド部15Dが形成される。このように構成されたノブカバー15は、図8(C)に示すように、固定ナット10が収容されるブレーキレバー6の凹部6Cに係止脚部15Cが挿入係止されて装着される。その際、ガイド部15Dが凹部6Cの内壁に添設される。係止脚部15Cの下端部の抜止爪部15Eがブレーキレバー6の下面から裏面に沿って突出して抜け止めされる。
図7はブレーキレバーと握りとのオフセット状態およびカバーの装着状態を示す握りの端部方向から見た側面図および平面図である。図7(B)に示すように、握り2に対してブレーキレバー6の平面視揺動軌跡が一部重合するように構成した。そして、図8(A)に示すように握り2とブレーキレバー6とを前面視(図8(A)は図7に対して上下逆に表示)で一部オフセットさせた。無論実施例では、握り2の径をハンドルバー1やブレーキレバー6に対して相対的に通常のものより小さく構成してある。さらに、握りの端部方向から見た側面図である図7(A)に示すように、前記ブレーキレバー6のオフセット部6Aにおける握り2との対向面の断面形状を、握り2の外径に略一致させて、オフセット部6Aにおけるブレーキレバー6と握り2との対向面での当接を通常断面のものより遅らせることができるので、さらに大きなブレーキストロークが確保できる。なお、ブレーキレバー6の握り2に対するオフセットについては、図8(A)のように正面視でブレーキレバー6の先端側を曲折する実施例の他、直線状のブレーキレバー2の揺動面を握り2の属する(水平)面とずらせて交差させてもよい。
図8はブレーキレバーの調整範囲およびカバーの装着状態ならびにアジャストボルトの縦断面で示す調整機構の断面図である。符号16は基部カバーで、可動部カバー部16Aとブラケット取付部カバー部16Bとから構成される。図8(A)は前述したように、握り2とブレーキレバー6とを前面視で一部オフセットした状態が明瞭に理解される他、レバーブラケット4(図1)を割りブラケット3を介してハンドルバー1に取付け固定するレバーブラケット取付部を覆うブラケット取付部カバー部16Bと、ブレーキレバー6の可動部(ピン部近傍やアジャストボルト7と揺動アーム11との交差部等)を覆う可動部カバー部16Aとの正面視関連構成が明瞭に示されたものである。図8(B)はブレーキレバー6のアジャストによる調整範囲を示し、基部カバー16と調整ノブカバー15の存在によって、幼児等の搭乗者の手指等が、ブレーキレバー6の可動部やレバーブラケット4の取付部および調整ノブ8近傍に挟まれることが防止され、さらには、調整ノブ8に手指が接触して回転して調整位置が妄りに変更されることが効果的に防止される。また、調整ノブカバー15により、幼児による調整ノブ8に対する悪戯を防止できる。調整ノブ8の片面を覆うと、幼児にとっては操作を著しく阻害されるので、簡便な構造で悪戯防止の効果が大いに期待できる。図8(C)は図8(B)のC−C断面図で、調整ノブカバー15のブレーキレバー6の凹部6Cへの装着状態が理解される他、揺動軸5へのアジャストボルト7の螺合状態、ブレーキレバー6の凹部6C内でのアジャストボルト7への固定ナット10の螺合状態等が明瞭に理解される。
以上、本発明の実施例について説明してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、ハンドルバーおよび握りの形状(その径については、実施例ではハンドルバーとほぼ同じ径とされるが適宜寸法を採り得る)、形式、ブレーキレバーの形状(握り側に凸とした円弧形状等の平面視全体形状等)、形式、揺動軸の形状(調整のための螺筒部を刻設するため中実とするのが好ましいが、雌螺子が形成できるなら中空状でもよい)、形式、調整ノブの形状、形式、アジャストボルトの形状、形式、アジャストボルトの揺動軸および固定ナットとの螺合形態、非円形段部(実施例の二面部を有するものの他、四角形、多角形、楕円形等)等を介した調整ノブとの装着形態、ばね部材の形状、形式およびそのブレーキレバーまたは揺動軸への係止形態(1つの係止突起部と係止孔の他、複数の突起部と孔とを組み合わせてもよい)、ばね部材と調整ノブとの間で構成される節度機構の係止形態(ばね部材側を節度段部として調整ノブ側を節度突起部としてもよい)、握りとブレーキレバーとのオフセット形態、握り径のハンドルバーやブレーキレバーに対する相対的寸法、ブレーキレバーのオフセット部における握りとの対向面の断面形状(ブレーキレバーのオフセット部を握りの外形と略等しい断面とするのを好適とするが、ある程度のブレーキストロークが確保できるならそれらの曲率は一致しなくてもよい)、アジャストボルトに螺合される固定ナットまたは調整ナットのブレーキレバー内の凹部内への配設形態、調整ノブカバーの形状、形式およびそのブレーキレバーへの装着形態(実施例のワンタッチ形式の他、螺子止め等でもよい)、ブレーキレバーの可動部およびブレーキレバーのレバーブラケット取付部を覆う基部カバーの形状、形式およびその装着形態(好適には、ブレーキワイヤーやハンドルバーを回避して車体内側からハンドルバーに沿って装着される)等については適宜選定できる。
本発明のブレーキレバー調整装置の1つの実施例を示すもので、調整前後の平面図である。 同、分解斜視図である。 同、ばね部材の各面図である。 同、アジャストボルトの各面図である。 同、調整ノブの各面図である。 同、ノブカバーの各面図である。 同、ブレーキレバーと握りとのオフセット状態およびカバーの装着状態を示す握りの端部方向から見た側面図および平面図である。 同、ブレーキレバーの調整範囲およびカバーの装着状態ならびにアジャストボルトの縦断面で示す調整機構の断面図である。 第1従来例である車両の操作レバー位置調整機構の説明図である。 第2従来例である車両用液圧マスタシリンダ装置の説明図である。 第3従来例である二輪車用操作レバーの説明図である。 第4従来例である自転車用ハンドル構造の説明図である。 第5従来例であるカバー付きブレーキレバーの説明図である。
符号の説明
1 ハンドルバー
2 握り
3 割りブラケット
4 レバーブラケット
5 揺動軸(インサート調整ナット)
6 ブレーキレバー
7 アジャストボルト
8 調整ノブ
9 ばね部材
10 固定ナット
11 揺動アーム

Claims (7)

  1. 握り近傍にブレーキレバーの揺動軸を有し、これらブレーキレバーと揺動軸との間に、ブレーキレバーと握りとの間の間隔を調整する調整機構を設けたブレーキレバー調整装置において、前記ブレーキレバーと揺動軸との間に、調整ノブを有し揺動軸に螺合するアジャストボルトを配設したことを特徴とするブレーキレバー調整装置。
  2. 前記アジャストボルトに、ブレーキレバーまたは揺動軸に係止される節度機構兼用のばね部材を前記調整ノブに弾接付勢して装着したことを特徴とする請求項1に記載のブレーキレバー調整装置。
  3. 前記握りに対してブレーキレバーの平面視揺動軌跡が一部重合するように、握りとブレーキレバーとを前面視で一部オフセットさせるとともに、握り径をハンドルバーやブレーキレバーに対して相対的に通常のものより小さく構成したことを特徴とする請求項1または2に記載のブレーキレバー調整装置。
  4. 前記ブレーキレバーのオフセット部における握りとの対向面の断面形状を、握り外径に略一致させたことを特徴とする請求項3に記載のブレーキレバー調整装置。
  5. 前記アジャストボルトに螺合される固定ナットまたは調整ナットを、前記ブレーキレバー内に刻設した凹部内に配設したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のブレーキレバー調整装置。
  6. 前記調整ノブを覆うカバーを、前記ブレーキレバーに装着したことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のブレーキレバー調整装置。
  7. 前記ブレーキレバーの可動部およびブレーキレバーのレバーブラケット取付部を覆うカバーを、前記レバーブラケットに装着したことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のブレーキレバー調整装置。
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