JP4854540B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

インクジェットヘッドのノズルプレートの表面をコーティングしている撥液層の磨耗を抑える機能を安価に構成して長時間に亘りインクの吐出性能を維持することができる画像記録装置に関する。
従来、画像の記録を行うインクジェットプリンタが広く使用されている。インクジェットプリンタは、インクジェットヘッドに設けられた微小なノズル孔から微量のインクを吐出し、その吐出したインクを記録媒体へ着弾させて所望の画像記録を行う。
このようなインクジェットプリンタのインクジェットヘッドとしては、圧電素子を用いたピエゾ方式や、ヒーターを用いたサーマル方式が知られている。
一般に、インクジェットヘッドは、表面に撥水性又は、撥油性の高い撥液層を有するノズルプレート上にノズル孔を形成している。このノズルプレート上には、粉塵や紙粉と言った異物や、増粘したインクが付着しやすい。
そうすると、ノズル孔からのインク吐出性能に悪影響を及ぼし、記録品位を低下させてしまうという問題が起こる。
そこで、特許文献1のように、ノズルプレートへの接触圧が均一になるよう弾性部材(ワイプブレード)を備えたものや、特許文献2のように、ノズルプレートの長手方向に分割された複数のワイプブレードを、ノズルプレートの長手方向と略直交する方向に沿って動作するようワイプブレードを配置してクリーニングを行う方法が提案されている。
特開2004−330546号公報 特開2006−076203号公報
ところが、特許文献1のクリーニング方法は、接触圧が任意に設定された1条件に限られている。そのため、ワイプブレードのノズルプレートに対する接触圧が弱ければクリーニング効果が低下するという問題がある。
他方、ワイプブレードのノズルプレートに対する接触圧が強いと、ノズルプレート上に存在する粉塵や紙粉をノズルプレートに圧し付けながらクリーニングを行うため、撥液層の磨耗を早めてしまうという問題がある。撥液層が磨耗されると、インクの吐出スピード、吐出方向、吐出量といった吐出性能が悪化し、記録品位の低下を引き起こす。
また、特許文献2のクリーニング方法は、ラインヘッドの記録幅(記録媒体に対する主走査方向の幅)が広くなるにつれ、ワイプブレードの幅又はワイププレードを構成するユニットの数を増やす必要が発生する。
ユニットの数を増やさず、1枚のみのワイプブレードであると、幅方向に撓みを生じ、ノズルプレートとの位置関係の精度を保てなくなる。したがって、構成ユニットの数を増やすことになるが、結果として、高価となるばかりでなく、スペースの面でも問題となる。
そこで本発明は、上記の課題を解決するために、インクジェットヘッドのノズルプレートとワイプブレードの接触圧を切替える機能を安価に構成し、ノズルプレートをクリーニングする際、ノズルプレートの表面をコーティングしている撥液層の磨耗を抑え、長時間に亘りインクの吐出性能を維持することができる画像記録装置を提供する事を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の画像記録装置は、インクを吐出するノズル孔が形成されたノズルプレートを有するインクヘッドと、前記ノズルプレートを払拭し、該ノズルプレートのクリーニングを行なうワイプブレードと、少なくとも前記インクヘッドにおける前記ワイプブレードの払拭方向と平行な両縁に設けられたマスクプレートと、前記ノズルプレートの面と直交する方向の軸線を回動中心として前記ワイプブレードを回動させるブレード回動機構と、を具備し、前記ワイプブレードの前記払拭方向と直交する方向の幅は、前記マスクプレートの前記払拭方向と直交する方向の開口幅より大きく、前記ブレード回動機構は、前記ワイプブレードを回動させることによって前記ワイプブレードが前記マスクプレート及び前記ノズルプレートと接触する第1のクリーニング状態と前記ワイプブレードが前記ノズルプレートのみに接触する第2のクリーニング状態に切り替える、ことを特徴とする。
本発明の画像記録装置によれば、インクジェットヘッドのノズルプレートとワイプブレードの接触圧を切替える機能を安価に構成し、ノズルプレートをクリーニングする際、ノズルプレートの表面をコーティングしている撥液層の磨耗を抑え、長時間に亘りインクの吐出性能を維持することができる画像記録装置を提供する事ができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像記録装置1の側面図である。尚、図に示す矢印X、Y及びZは、それぞれ、記録媒体15の搬送方向(画像記録の副走査方向)、記録媒体15の幅方向(画像記録の主走査方向)、及びそれらの方向に直交する上向き方向を示している。
図1に示すように、本発明の画像記録装置1は、画像記録部2、インクボトル11、ベース部12、メンテナンスユニット13、記録媒体回収ユニット14、記録媒体搬送ユニット16、記録媒体供給ユニット17、及びキャリッジ18とから構成されている。
記録媒体供給ユニット17は、不図示のピックアップローラによって記録媒体15を1枚ずつピックアップし、記録媒体搬送ユニット16に給送する。このピックアップローラにより給紙される記録媒体5の搬送路上には、一対のレジストローラ対3が設けられている。この一対のレジストローラ対3は、給紙された記録媒体15を所定の搬送速度で記録媒体搬送ユニット16に送り出す。
記録媒体搬送ユニット16は、記録媒体15を吸着保持してX方向に所定の搬送速度で搬送する。この記録媒体搬送ユニット16は、各ベルトローラ4〜6を備え、これらベルトローラ4〜6間には、ベルト8がテンションを掛けた状態で回転可能に設けられている。ベルト8は、無端で帯状に形成され、かつ無数の孔が設けられている。各ベルトローラ4,5の間でかつベルト12の下方には、プラテン7と不図示の吸引ファンとが設けられている。プラテン4には、多数の孔が設けられている。吸引ファンは、ベルト8の多数の孔からプラテン7の多数の孔を通してエアーを吸引する。これにより、記録媒体15は、ベルト8上に吸着される。
画像記録部2は、ヘッド部10とキャリッジ18とで構成されている。
キャリッジ18は、ヘッド部10を支持し、且つ、ヘッド部10と、記録媒体搬送ユニット16により搬送される記録媒体15との間隔を可変出来る機構を備えている。
ヘッド部10は、図2に示すように、吐出する4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)のインクの色ごとに、各色6個のインクジェットヘッド105(105−1〜105−6)が千鳥状に配置されている。このインクジェットヘッド105は、ノズルプレートに形成されているノズル孔からインクを吐出して、記録媒体15に対し画像記録を行なっている。なお、ノズルプレートの表面には、インクの吐出性能を維持するために、水性インクでは撥水性、油性インクでは撥油性の高い撥液層が施されている。本実施の形態では、油性インクを用いており、ノズルプレートにポリイミドフイルムを使用し、ノズルプレートの表面には撥油性の高いフッ素コートを施してある。
ヘッド部10は、このように6個のインクジェットヘッド105が千鳥状配置されることにより、図中A方向から見た各インクジェットヘッド105は、ノズルプレート上に形成されているノズル列が一部重なりあうように配置されているため、主走査方向での記録に切れ目を無くすことができる。これにより、例えば、印字幅Wが略300mm幅(W=300mm)となるラインヘッド106を構成することができ、記録媒体15がヘッド部10に対面する位置に一回搬送されるだけで、記録媒体15の片面記録が完了する。本例では、4色分のラインヘッド106を4個並列に配置している。
また、図示されていない記録媒体反転ユニットから記媒体が表裏反転し、再度ヘッド部10に搬送される事により、両面記録が行われる。
ここで、インクジェットヘッド105は、記録媒体15がノズルプレートと対面する位置に搬送された際に、記録媒体15の端部の反りや、搬送異常でのジャムにより、記録媒体15がノズルプレートの表面に干渉してノズルプレート表面に形成された撥液層を破壊したり、ノズルプレートそのものにキズを付けたりして、インクの吐出性能に悪影響を及ぼし、記録品位の劣化を発生させてしまう虞がある。
そのため、各々のインクジェットヘッド105のノズルプレートの周囲には、マスクプレートがノズルプレートより凸の面で(つまり一段高く)形成されている。尚、マスクプレートは、金属又は、樹脂で形成されている。
記録媒体回収ユニット14は、画像記録部2により画像記録された記録媒体15を排出ローラ対9によって排出し、回収する。
ベース部12は、画像記録装置1の筐体に固定されている。このベース部12は、キャリッジ18とメンテナンスユニット13を支持している。
メンテナンスユニット13は、ヘッド部10のノズルプレートをクリーニングする機構を備えている。
また、この画像記録装置1は、特には図示しないが、インクボトル11のインクをヘッド部10に供給するインク供給ユニットと、画像記録装置1の制御及び画像処理を行う電装ユニットを備えている。
図3は、搬送方向上流側(図2では矢印Aの方)から見たヘッド部10と、メンテナンスユニット13を示す図である。
メンテナンスユニット13は、図3に示すように、配置されている各々のインクジェットヘッド105と対になるように、ワイプ部100と吸引部101が配置され、バネ103を介してインク受け部102に支持されている。
バネ103は、ワイプ部100及び吸引部101をインクジェットヘッド105のノズルプレートの面方向に付勢するためにインク受け部102上に設けられている。これにより、メンテナンス動作時に、ワイプ部100及び吸引部101がインクジェットヘッド105のノズルプレート面に任意の圧で当接するようになっている。
インク受け部102は、支持部材108に固定されており、支持部材108は、画像記録装置1のベース部12に、X及びY方向にスライド可能なように支持されている。なお、ワイプ部100と、吸引部101と、インク受け部102で構成されるユニットをワイプユニット104とする。
インクジェットヘッド105のノズルプレートをクリーニングする際、図示されていないインクタンクからポンプによる加圧動作によりヘッド部10にインクが供給されると、インクジェットヘッド105のノズル孔からインクが圧し出される。
次に、上記圧し出されたインクで濡れた状態のノズルプレートを、ワイプ部100でワイピングし、余剰となるインクを吸引部101で吸引する。吸引されたインクは、図示されていない廃液経路を通り廃液ボトルに回収される。
廃液ボトルは許容可能な液量が限られているため、その量をセンサにより検知し、操作パネルにより、ユーザに廃液ボトルの回収又は空容器への交換を告知する。
なお、ワイプ部100又は吸引部101からインクが伝わり落ちることがあるが、このようなインクは、インク受け部102で回収され、上記同様に図示されていない廃液経路を通り廃液ボトルに回収される。
また、本例では、上述したように、ワイピングの前にインクジェットヘッド105のノズル孔からインクを圧し出して、ノズルプレート面をインクで濡らす、又はノズルプレート面上にインク滴を故意的に形成させている。
これは、インクジェットヘッド105のノズル孔内部にある異物や気泡を押し出す効果ばかりでなく、ノズルプレート上に付着している粉塵及び、紙粉を浮かす効果や、ワイピングを行う際に、ノズルプレート上を走査するワイプブレードに付着している粉塵や紙粉を洗い流す効果も有している。
図4(a) 〜(g) は、ヘッド部10とメンテナンスユニット13の側面図である。
図5(a),(b) は、その上面図である。この図5(a),(b) も、図1のベース部12及びキャリッジ18を上から透視的に、ヘッド部10とメンテナンスユニット13の配置を見た図である。
これらの図4(a) 〜(g) 及び図5(a),(b) は、一連のメンテナンス動作における、ヘッド部10とメンテナンスユニット13の位置関係を示している。
図4(a) は、ヘッド部10及びメンテナンスユニット13のホームポジション位置を示している。
この位置で、ヘッド部10は、画像記録を行えるよう、記録媒体搬送ユニット16のベルト面上と任意の間隔になるよう、キャリッジ18がベース部12に支持されている。
また、メンテナンスユニット13は、搬送される記録媒体15と干渉しない位置でベース部12に支持されている。
図4(b) は、メンテナンス動作が開始された直後の状態を示している。ヘッド部10と前記ベルト面との間隔が広がるようにキャリッジ18が、矢印aで示すように、上方へ移動している。
次に、図4(c) に示すように、メンテナンスユニット13が、矢印bで示すように、ヘッド部10と対向する位置までスライドする。この時点では、ヘッド部10とメンテナンスユニット13は当接していない。
しかし、次の時点では、図4(d) に示すように、キャリッジ18が所定の位置まで、矢印cで示すように、下方に移動することにより、ヘッド部10とメンテナンスユニット13が当接する。
図5(a) は、図4(d) に示す状態を上面から見た図である。メンテナンスユニット13に配置されている各々のワイプ部100と吸引部101は、ヘッド部10の各々のインクジェットヘッド105の端部に配置される。
次に、図5(b) に示すように、メンテナンスユニット13が矢印dの方向に移動することにより、ワイプ部100と吸引部101が、インクジェットヘッド105のノズルプレート上を走査し、ノズルプレートのクリーニングを行う。
そしてクリーニングが完了してからは、図4(e),(f),(g) に示すように、キャリッジ18が上方へ移動し、メンテナンスユニット13がホームポジション位置ヘスライドし、キャリッジ18が画像記録を行える位置まで下方に移動する図4(b),(c),(d) と逆の動作が行われて、ヘッド部10及びメンテナンスユニット13がホームポジション位置に戻る。
尚、メンテナンス動作の際、キャリッジ18の上下動作を行っているが、この動作によりインクジェットヘッド105のノズル孔に形成されているメニスカスを破壊しないよう、メニスカスを形成する上で必要な水頭値を設定しているインクタンクも、キャリッジ18と連動するよう、キャリッジ18に支持されている。
また、キャリッジ18の動作時には振動が発生する。この振動も上記同様メニスカスに影響を与えるが、本例では、メニスカスに影響を与えないように、キャリッジ18は、振動吸収部材を介してベース部12に支持されている。
また、メンテナンスユニット13がホームポジション位置にあるとき、ワイプ部100に洗浄液吹きかける方法や、クリーニング紙で拭き取る方法を用いてワイプ部100(ワイプブレード)の洗浄を行っても良い。
図6は、ヘッド部10とメンテナンスユニット13(吸引部は図示を省略している)を下から見上げた斜視図である。
図7は、図6の1色分(1個)のラインヘッドに関係する部分を抜き出して示す拡大斜視図である。
図8(a),(b) は、図7のメンテナンスユニット側から見た下面図であり、図8(c) は、ワイプブレード201を回動している部位の拡大側面図、図8(d) は、ワイプ回動シャフト208の柄が挿入されているスライド板205の孔の断面図である。
図6に示されるメンテナンスユニット13は、図7に示される(図7では、吸引部101は省略されている)ワイプユニット104を各色毎に計4ユニット配置している。
ワイプ部101は、ワイプブレード201、ワイプ回動コマ202、回動コマ固定軸222、ワイプ回動シャフト208、バネ103,221、バネ支持リング220、スライド板205、支持板206、及びシリンダ210とから構成されている。なお、ワイプ回動シャフト208、バネ221、バネ支持リング220、回動コマ固定軸222、スライド板205、支持板206、及びシリンダ210でブレード回動機構を構成している。
ワイプブレード201は、図7に示されるインクジェットヘッド105のノズル孔204が形成されたノズルプレート200を擦ることによりクリーニングを行う。このワイプブレード201は、ワイプ回動コマ202に保持されている。
このワイプ回動コマ202には、図8(c) に示す回動コマ固定軸222が固定、又は一体成形されている。回動コマ固定軸222は、インク受け部102を貫通して、上端部に上記のワイプ回動コマ202を固定して支持し、下端部にはワイプ回動シャフト208が固定されている。上記の回動コマ固定軸222は、ワイプ回動シャフト208との係合部分がDカットされている。
これにより、ワイプ回動シャフト208は、回動コマ固定軸222に対して、Z軸方向にはスライド可能となるが、XY平面に対しては、回動コマ固定軸222と共にブレード回転中心211を中心軸として所定の角度内で回動可能に構成されている。
また、図8(c) に示すようにバネ103は、ワイプ回動コマ202をZ方向に付勢している。さらに、図8(c) に示すバネ221は、ワイプ回動シャフト208をZ方向に付勢している。このバネ221は、回動コマ固定軸222から脱落しないように、回動コマ固定軸222に保持されているバネ支持リング220により支持されている。
図7及び図8(a),(b) 及び(d) に示すスライド板205は、図8(d) に示すように、ワイプ回動シャフト208の回動コマ固定軸222との係合部とは反対側の柄部が挿通される貫通孔209を備えている。
また、スライド板205には、ピン207が設けられている。このピン207は、支持板206に形成された溝に摺動可能に嵌合されている。ここで、支持板206は、インク受け部102に固定されている。そのためスライド板205は、インク受け部102に対して摺動可能に支持されている。すなわち、シリンダ210のピストン軸214にスライド板205が連結しているため、シリンダ210を駆動させることによりスライド板205を中心線212に沿ってY方向に往復動作させることができる。
図8(a) は、スライド板205がシリンダ210によりY方向に押されたときのワイプユニット104の状態を示し、図8(b) は、スライド板205がY方向に引かれたときのワイプユニットの状態を示している。
図8(a),(b) に示されるように、シリンダ210のピストン軸214がY方向に対して押し引きすることにより、スライド板205が同方向にスライドする。
このスライド動作に伴って、スライド板205の貫通孔209に挿入されている貫通孔209の内径よりも細い外径のワイプ回動シャフト208の柄部が、ブレード回転中心211を中心軸とし回動する。
これにより、ワイプ回動シャフト208に係合された回動コマ固定軸222が回動すると共に、回動コマ固定軸222に固定されたワイプ回動コマ202もブレード回転中心211を中心軸として回動する。すなわち、ワイプブレード201もブレード回転中心211を中心軸として回動する。
尚、図8(d) に示されるように、スライド板205の貫通孔209の開口縁には面取りP部が形成されている。これにより、ワイプ回動シャフト208の柄部は、スライド板205のスライド動作において、貫通孔209の開口縁部と干渉すること無く円滑に回動動作する。
ワイプブレード201の具体的な動きとしては、シリンダ210が引かれた状態では、ワイプブレード201のワイプ面がノズルプレート200の長手方向に対して垂直となる。そして、シリンダ210が押された状態では、ワイプブレード201のワイプ面がノズルプレートの長手方向に対して略45度の角度となっている。つまり、ワイプブレード201の回転角は45度に設定されている。
このように、ワイプブレード201の回転角を45度に設定する場合は、スライド板205の中心線212からブレード回転中心211までの間隔Lに併せて、シリンダ210のシフト量が略Lになるよう設定すればよい。
ここで、ワイプブレード201の回転中心は、インクジェットヘッド10のノズルプレートの位置に依存するため、間隔Lを狭くするようプリントヘッド10の間隔2Lを狭めれば、シリンダ210のシフト量も小さくすることができ、シリンダの小型化、更には画像記録装置の小型化に貢献することができる。
図9(a) 及び図10(a) は、それぞれインクジェットヘッドのノズルプレート200及びマスクプレート213と、ワイプユニットのワイプブレード201の位置関係を示した斜視図であり、図9(b) 及び図10(b) は、その側断面図である。
図9(a),(b) は、ワイプブレード201のワイプ面がノズルプレート200の長手方向に対して垂直となった状態を示している。この状態で、ワイプブレード201の両端は、マスクプレート213に乗り上げた状態となっている。
この状態では、ワイプブレード201の弾性変形及び、ワイプブレード201をノズルプレート面方向に付勢するバネによる圧力の多くは、マスクプレート213にかかり、接触圧の弱まった状態でワイプブレード201がノズルプレート200に当接することになる。
この接触圧は、ワイプブレード201の材料特性である硬さや伸び及び形状(厚さ、幅、長さ)によっても変わり、マスクプレート213の厚さ(厳密には、ノズレプレート表面から、マスクプレート表面までの高さ)にも関係するため、ノズルプレートに加える圧に応じて任意に設定されている。
図10(a),(b) は、ワイプブレード201のワイプ面がノズルプレート200の長手方向に対して略45度の角度をなして当接している状態を示している。この状態で、ワイプブレード201の両端はマスクプレート開口幅M、つまりノズルプレート200の幅内に収まっており、ワイプブレード201の両端はマスクプレート213に乗り上げていない。
この状態では、ワイプブレード201の弾変形及び、ワイプブレード201をノズルプレート面方向に付勢するバネによる圧力の全てが、ノズルプレート200にかかる。したがって、図9のワイプブレード201の両端がマスクプレート213に乗り上げた状態よりも接触圧の高い状態でワイプブレード201がノズルプレート200に当接することになる。
尚、本実施例では、回転角θを45度としたが、回転角には関係なく、ワイプブレード201がマスクプレートに乗り上げる状態と、乗り上げない状態を設定できればよい。
よって、マスクプレート213の開口幅Mに対し、ワイプブレード幅Nの関係がN>Mであり、かつワイプブレードの回転角をθとすれば、Ncosθ<Mとなるようにマスクプレートの開口幅Mとワイプブレード幅Nと回転角θを任意に設定すれば良い。
また、ワイプブレード201には、ノズルプレート200をクリーニングする際に屈曲するよう、弾性変形の性能を持ち合わせたゴムを用いているが、耐インク性、耐摩耗性、加工性、及びノズルプレートへの接触圧を考慮し、ゴムの種類、形状(厚さ、支点長)を任意に設定すれば良い。
ゴムの種類には、ニトリルゴム(NBR)、フッ素ゴム(FKM)、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、クロロブレンゴム(CR)、プチルゴム(IIR)、エチレンプロピレンゴム(EP
DM)、シリコーンゴム(Q)、タロルスルホン化リエチレン(CSM)と言った多様なものがあり、本実施の形態では、油性インクを用いているため、ワイプブレードには、耐油、耐摩耗性が良好なNBR又は、FKMを用いている。
図11は、本実施の形態の動作を説明するフローチャートである。尚、以下に説明する動作では、全色とも同じ動作が行われる。なお、本フローチャートは、不図示の制御部によって制御されている。
図11において、画像記録装置の電源がONすると(STEPl)、変数となっているメンテナンス動作1のカウント値と、メンテナンス後の経過時間のカウント値と、記録媒体の搬送枚数のカウント値を全て“0”(ゼロ)にリセットされる(STEP2)。その後、メンテナンス動作1が行われ(STEP3)、メンテナンス動作1の回数をカウントUPする(STEP4)。
続いてメンテナンス動作2が行われ(STEP5)、メンテ動作終了時からの時間のカウントUPを開始する(STEP6)。
上記のメンテナンス動作1では、ポンプによる加圧動作によりインクタンクからインクジェットヘッドにインクが供給され、ノズル孔よりインクが圧し出されることにより、ノズルプレート表面が、インクで濡れる又はノズルプレート表面にインク滴が形成される。
この状態で、図9に示すようなワイプブレード201がマスクプレート213に乗り上げた接触圧の低いワイピング動作(以下、ジェントルワイプという)が行われ、ノズルプレート上に余剰となって残っているインクがインク吸引部による吸引動作で吸い取られ、廃液タンクへ排出される。
また、メンテナンス動作2では、上記同様にポンプによる加圧動作によりインクタンクからインクジェットヘッドにインクが供給され、ノズル孔よりインクが圧し出されることによりノズルプレート表面が、インクで濡れる又はノズルプレート表面にインク滴が形成される。
この状態で、メンテナンス動作2では、図10に示すようなワイプブレード201がマスクプレート213に乗り上げていない接触圧の高いワイピング動作(以下、ストロングワイプという)が行われ、ノズルプレート上に余剰となって残っているインクがインク吸引部による吸引動作で吸い取られ、廃液タンクへ排出される。
STEPl〜STEP6までは、電源ON後の初期動作として行われる処理で、この処理が完了した時点で画像記録装置は、記録動作開始命令が通知されたか否かを判断する(STEP7)。
上記の初期動作において、メンテナンス動作1を行った後に、メンテナンス動作2を行っているが、これは電源立ち上げ時、ノズルプレートの状態が未知であり、ノズルプレートに塵挨や紙、増粘したインクが付着していることが考えられるからである。
この状態で最初からワイプブレードの接触圧の高いメンテナンス動作2を行った場合、ノズルプレート上に存在する塵挨や紙粉がノズルプレート面に強く押し付けられ、撥液層にキズを付けたり、磨耗を早めてしまう虞がある。
そこで、ワイプブレードの接触圧の低いメンテナンス動作1を先に実行することで、ノズルプレート上の塵挨、紙粉をノズルプレート上から排除し、次に接触圧の高いメンテナンス動作2を行い、吸着力の高い増粘したインクの排除を行っている。
STEP7で記録動作開始命令が通知されると(STEP7がYES)、所定時間、例えば、STEP6で時間カウントを開始してから6時間経過したか否か比較し(STEP8)、経過していなければ(STEP8がNO)、STEP9に進み、経過していれば(STEP8がYES)、STEP14に進む。また、STEP7で記録動作開始命令が通知されていないと(STEP7がNO)、STEP22に進む。ここで、記録動作開始命令には、例えば、ユーザが指定する画像記録を行う記録媒体の大きさや記録枚数等の情報が含まれている。本実施の形態では、記録媒体の大きさがA4、記録枚数が2000枚という記録動作開始命令が通知される。
尚、本実施の形態では、経過時間を6時間と設定しているが、放置時間とインクの増粘の関係を考慮し、任意に設定して構わない。
STEP9に進むと、搬送枚数が所定枚数、例えば1000枚を越えたか否か比較する(STEP9)。そして、1000枚を越えていなければ(STEP9がNO)、STEP10に進み、1000枚を越えていれば(STEP9がYES)、STEP14に進む。
尚、本実施の形態では、所定の搬送枚数を1000枚と設定しているが、紙粉の発生を考慮し、記録媒体の種類により任意に設定して構わない。
STEP14に進んだ場合は、STEP3と同様にメンテナンス動作1が行われ(STEP14)STEP15へと進む。STEP15では、STEP4と同様にメンテナンス動作1の回数がカウントUPされ、STEP16へと進む。
次に、STEP16に進むと、メンテナンス動作1のカウント回数が所定回数、例えば30回を越えたか否か比較し、30回を越えていなければ(STEP16がNO)STEP17に進み、30回を越えていれば(STEP16がYES)STEP20に進む。
尚、本実施の形態では、メンテナンス動作1のカウント回数を30と一定しているが、ノズルプレートへの異物の付着状況及び、インクの増粘を考慮し、任意に設定して構わない。
メンテナンス動作1のカウント回数が所定回数を越えていて、STEP20に進んだ場合は、STEP5と同様にメンテナンス動作2が行われ(STEP20)、ストロングワイプによりインクジェットヘッドのノズルプレートがクリーニングされ、STEP21へと進む。
STEP21では、メンテナンス動作2によりノズルプレート上から紙粉や塵等が除去されるため、メンテナンス動作1の回数をリセットし、STEP17へと進む。
STEP17では、メンテナンス動作1、又はメンテナンス動作2が行われたため、カウントUPされていた時間は“0”(ゼロ)にリセットされる。そして、再度時間のカウントUPが開始(STEP18)され、STEP19へと進む。
STEP19では、同様に、メンテナンス動作1、又はメンテナンス動作2が行われたため搬送枚数は“0”(ゼロ)にリセットされ、STEP10へと進む。
STEP10に進むと、記録媒体を1枚搬送し、画像記録を行う。そして、最後にメンテナンス動作1、又はメンテナンス動作2が行われた時点から記録された枚数をカウントしている搬送枚数のカウントUPが行われ(STEP11)、及び画像記録が開始された時点からの記録トータル枚数である記録枚数のカウントUP(STEP12)が行なわれ、STEP13へと進む。
STEP13では、記録枚数がユーザの設定した所望の記録枚数、例えば2000枚に達したか比較が行われる。所望の記録枚数に達していない場合は(STEP13がNO)、STEP8に戻り所望の記録枚数に達するまで、STEP8からSTEP13までのフローが繰り返し行われる。所望の記録枚数に達した場合は(STEP13がYES)、STEP7に戻り、次の記録動作命令が通知されているか否かを判断する。
STEP7で記録動作命令が通知されていない場合(STEP7がNO)は、終了命令が通知されているか否かを判断する。(STEP22)終了命令とは、ユーザが電源をOFFにするか否かの情報である。
STEP22で、終了命令が通知されていれば(STEP22がYES)終了し、終了命令が通知されていなければ(STEP22がNO)、STEP7へと戻り、記録動作開始命令が通知されるまで待機状態を維持する。
尚、記録動作開始命令は、画像記録装置に搭載されている操作パネルや、USBケーブル又はネットワークケーブルで画像記録装置と電気的に接続されているパーソナルコンピュータからユーザにより、任意に実行される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、インクジェットヘッド10のノズルプレート周囲に、ノズルプレートよりも凸になる面でマスクプレートが形成されているため、記録媒体端部の反りや、搬送異常でのジャムによるノズルプレートの破損を防止することが出来るので、ノズルプレートの表面をコーティングしている撥液層の磨耗を抑えて、長時間に亘りインクの吐出性能を維持することができる画像記録装置を提供することが可能となる。
本実施の形態によれば、ノズルプレートのクリーニングを行う際に、ワイプブレードの接触圧の強弱を、ワイプブレードの回動で容易に選択できるため、ノズルプレート上に形成された撥液層の磨耗を防止する又は遅らせることが出来、これにより、長時間に亘りインクの吐出性能を維持することができる画像記録装置を提供することが可能となる。
本実施の形態によれば、メンテナンス動作を行う際に、ワイプブレードの接触圧の低いワイピング動作(ジェントルワイプ)を行った後に、ワイプブレードの接触圧の高いワイピング動作(ストロングワイプ)が行われるので、ノズルプレートの撥液層の磨耗を防止する又は遅らせることが出来、これにより、長時間に亘りインクの吐出性能を維持することができる画像記録装置を提供することが可能となる。
(第1の実施の形態の変形例)
上述した第1の実施の形態では、ジェントルワイプ、又はストロングワイプの設定を各色同時に行なっていたが、本変形例では、ジェントルワイプ、又はストロングワイプの設定を各色独立して選択可能である。
図12は、各色独立して制御する場合の処理動作を説明するフローチャートである。図12に示すフローチャートは、図11に示したフローチャートの場合と、STEP16、STEP20、及びSTEP21の処理が異なる。
本例の場合は、STEP16では、メンテナンス動作1のカウント数を各色毎に判断を行い、1色でも所定回数を越えている場合は(STEP16がYES)、STEP20に進む。
また、所定回数は、各色任意に設定でき、例えばブラックは10回、シアンは20回、マゼンタは10回、イエローは30回と異なった回数が設定されている。
このような設定が有効な場合というのは、インクの特性により、増粘が早いインク色と遅いインク色が混在している場合や、ノズルプレートの撥液性が経時的又は記録枚数で各色異なる場合である。
尚、設定回数は、回数を少なく設定した値の整数倍になるよう他の回数を設定することにより、総合的なメンテナンス回数を最小限にすることができる。
STEP20では、設定回数を越えている色については、接触圧の高いワイピング動作であるストロングワイプが可能なように、シリンダ210が押された状態にセットされる。
また設定回数以下の色については、接触圧の低いワイピング動作であるジェントルワイプが可能なように、シリンダ210が引かれた状態にセットされ、同時にワイピング動作が行われる。
ワイピング動作が終了すると、STEP20で設定回数を越え、ストロングワイプが行われた色については、メンテナンス動作1のカウントがリセットされる。(STEP21)
他方、STEP20で設定回数以下の色については、メンテナンス動作1のカウント値は維持した状態で、次のSTEPであるSTEP17に進む。尚、メンテナンス動作1のカウント値は、各色毎に独立した変数である。また、STEP17以降は、図11に示したフローチャートと同様な処理STEPで進められる。
以上、本変形例によれば、上述した第1の実施の形態の同等の効果を得ることができる。さらに、本変形例によれば、各色毎にワイプブレードの接触圧の強弱を選択出来るため、各色毎に、ノズルプレート上に形成された撥液層の磨耗を防止する又は遅らせることが出来る、これにより、長時間に亘りインクの吐出性能を維持することができる画像記録装置を提供することが可能となる。
(第2の実施の形態)
図13は、本発明の第2の実施形態としての画像記録装置1に配置されているメンテナンスユニット13(吸引部は図示省略)の斜視図である。
図14(a) は、図13の1色ライン分を抜き出して示す拡大斜視図であり、図14(b) は、ワイプブレード201を回動している部位の拡大側面図である。尚、図13、図14ともに、第1の実施形態と同一の構成部分には、第1の実施形態と同一の番号を付与して示している。
本実施の形態は、前述した第1の実施形態とブレード回動機構の構成が異なっている。本実施の形態のブレード回動機構は、図13及び図14(a),(b) に示すように、回動コマ固定軸222、ウオームホイール301、バネ221、バネ支持リング220、ウオームギア302、シャフト307、軸受け306、歯車B305、歯車A304、ステッピングモータ303とから構成されている。
図14(b) に示すように、ウオームホイール301は、インク受け部102を挟んだ位置で、ワイプ回動コマ202に固定された回動コマ固定軸222に対しバネ支持リング220によってバネ221を介して支持されている。また、回動コマ固定軸222は、ウオームホイール301と係合する部分がDカットされているため、ウオームホイール301は、回動コマ固定軸222に対してZ方向にのみスライドでき、XY方向の回転動作は出来ないように構成されている。
バネ103は、ワイプ回動コマ202をZ方向に付勢し、バネ221は、ウオームホイール301をZ方向に付勢している。
ここで、図14(c) に示すようにウオームホイール301がインク受け部102を挟んだ位置で回動コマ固定軸222に固定されていてもよい。その際、ワイプブレード201がノズルプレート200のクリーニングを行い、バネ103が伸縮した時の高さをH1とし、ウオームホイール301の歯の高さH2とすると、H2>H1となるようにウオームホイール301を設定していればよい。これは、バネ103の押縮によりウオームホイール301が、Z方向にシフトしてもウオームギア302との係合が外れないようにした為であり、このシフトにより発生するワイプブレード201の姿勢ズレは、クリーニング機能に影響しないよう、歯の幅が設定されている。これにより、バネ221及びバネ支持リング220を省略することができる。
図14(a) に示すように、ウオームギア302は、ウオームホイール301を回動させる。このウオームギア302は、歯車B305と軸受け306とによって支持されたシャフト307に設けられている。
軸受け306は、シャフト307をシャフトの軸中心で回動可能なように支持しており、その軸受け306自身は支持部材108に固定されている。
シャフト307は、ステッピングモータ303が回転することによって歯車A304及び歯車B305を介して回動する。
このように構成されたブレード回動機構は、図13に示すように、ステッピングモータ303が回動動作することにより、ステッピングモータ303の回転軸に固定された歯車を介して歯車A304に動力が伝達される。そして、歯車A304の動力が歯車B305に伝達され、歯車B305は回動する。
歯車B305には、シャフト307が接続されているため、シャフト307も同時に回動する。
シャフト307が回動することにより、シャフト307に固定されているウオームギア302も回動し、ウオームギア302の回動軸方向対して垂直な回動軸を有するウオームホイール301が回動する。
ウオームホイール301が回動することにより、回動コマ固定軸222で結合されているワイプ回動コマ202及び、ワイプブレード201も回動する。
尚、ワイプブレード201の回動速度は、ステッピングモータ303の回動速度及びステッピングモータ303の回転軸に固定された歯車と、歯車A304と、歯車B305と、ウオームギア302と、ウオームホイール301とのギア比を変更することにより任意に設定可能である。
図15は、ワイプブレード201のワイプ回動コマ202への固定状態を示す図である。図15に示すように、ワイプブレード201のワイプ回動コマ202への固定は、ワイプブレード201のワイプ面幅Kl及び厚さK2の中心を通るようにワイプ回動コマ202の回動軸211が位置決めされている。
これにより、ワイプブレード201が180度回転しても、ワイプブレードのワイプ面表裏と、ノズルプレート200との当接する位置が変わらないように構成されている。
図16(a),(b) は、ワイプブレード201が回転軸211を中心に180度回転した場合のワイプ動作を示す図である。
上述したように、ワイプブレード201は回転軸211を中心に180度回転しても、ワイプ面表裏と、ノズルプレート200との当接する位置が変わらないように構成されているので、図16(a),(b) に示されるように、ワイプブレード201の表裏のエッジであるA部とB部を使用することが可能となる。
これにより、繰返しワイプ動作を行うことによるワイプブレードの磨耗による影響を、ワイプブレード201を180度反転させることにより解消し、ワイプブレードの寿命を容易に延ばすことが出来る。
また、各ステッピングモータ303に連動するブレード回動機構毎に、各1個(計4個)の原点センサ(図示されていない)が配置されている。
この原点センサにより、イニシャル動作において、ワイプブレード201のワイプ面が、ノズルプレート200の長手方向に対して略垂直になる角度で位置決め(原点位置)される。
ワイプブレード201の回動量は、ステッピングモータ303の駆動パルス数により設定されている。よって、ワイプブレード201とノズルプレート200の位置関係は任意に設定可能となる。
また、ワイプブレード201とノズルプレート200の関係は、第1の実施の形態の場合と同様に、ノズルプレート200の長手方向に対して略垂直になる角度で位置決めされた場合、ワイプブレード201の両端がマスクプレートに乗り上げた状態となる。
これにより、ワイプブレード201の弾性変形及びワイプ部をノズルプレート面方向に付勢するバネによる圧力の多くは、マスクプレート213に支えられ、接触圧の弱まった状態でワイプブレード201がノズルプレート200に当接することになる。
また、ワイプブレード201のワイプ面がノズルプレートの長手方向に対して略45度の角度に位置決めされた場合は、ワイプブレード201の両端はマスクプレート開口幅内に収まっており、ワイプブレード201の両端はマスクプレートに乗り上げていな状態となる。
これにより、ワイプブレード201の弾性変形及びワイプ部をノズルプレート面方向に付勢するバネによる圧力の全てが、ノズルプレート面上にかかり、マスクプレートに乗り上げた状態のときよりも接触圧の高い状態で、ワイプブレード201がノズルプレート200に当接することになる。
尚、本実施の形態では、上述した第1の実施の形態の変形例と同様に、ジェントルワイプ、又はストロングワイプの設定を各色独立して選択可能である。
以上のように本実施の形態によれば、上述した第1の実施の形態と同等の効果を得ることができる。
さらに本実施の形態によれば、ワイプブレードの回転量をステッピングモータの駆動パルス数で設定出来るため、高精度の位置決めを行うことが出来る。
また、本実施の形態によれば、ワイプブレードの回動動作にウオームギア及びウオームホイールを用いているため、ワイプブレードからの回動負荷によるズレが発生しない又は発生し難い。
また、本実施の形態によれば、ワイプブレードが180度回転可能なため、ワイプブレードの両面をワイプ面として使用できることにより、ワイプブレードの寿命を延ばすことが出来る又は交換頻度を少なくすることが出来る。
(第3の実施の形態)
図17は、本発明の第3の実施の形態である画像記録装置1に配置されているメンテナンスユニット13(吸引部は図示省略)の斜視図である。尚、図17には、第1の実施形態と同一の構成部分には、第1の実施形態と同一の番号を付与して示している。
本実施の形態は、前述した第1の実施形態とブレード回動機構の構成が異なっている。本実施の形態のブレード回動機構は、図17に示されるように、回動コマ固定軸222、ウオームホイール301、ウオームギア302、シャフト307、軸受け306、タイミングプーリー401、タイミングベルト400、ローラ402、及びステッピングモータ303とから構成されている。
ワイプブレード201は、インクジェットヘッド105のノズルプレート200を擦ることによりクリーニングを行う。ワイプ回動コマ202は、ワイプブレード201を支持する。
ウオームホイール301は、インク受け部102を挟んだ位置で、ワイプ回動コマ202に固定された軸(不図示)に固定されている。ウオームギア302は、ウオームホイール301を回動させる。シャフト307は、ウオームギア302を支持している。
軸受け306は、シャフト307をシャフト307の軸中心で回動可能なよう支持し、軸受け306自身は支持部材108に固定されている。
ウオームギア302は、ウオームホイール301を回動させる。このウオームギア302は、タイミングプーリー401と軸受け306とによって支持されたシャフト307に設けられている。軸受け306は、シャフト307を軸中心に回動可能なように支持しており、その軸受け306自身は支持部材108に固定されている。また、タイミングベルト400は、ステッピングモータ303の回転軸に固定された歯車、タイミングプーリー401及びローラ402に掛け渡されている。そして、ローラ402は、支持部材108に回転可能に設けられ、タイミングベルト400の弛みを無くすように機能する。
このように構成されたブレード回動機構は、ステッピングモータ303の回転動作により、タイミングベルト400が動作し、タイミングプーリー401を回転させる。タイミングプーリー401は、シャフト307に固定されているため、シャフト307も同時に回転する。
シャフト307が回動することにより、シャフト307に固定されているウオームギア302も回動し、回動コマ固定軸222に支持されているウオームホイール301も回動する。
ウオームホイール301が回動することにより、回動コマ固定軸222で結合されているワイプ回動コマ202及び、ワイプブレード201も回動する。
また、本実施の形態では、ワイプブレード201を180度回転させることが可能であり、ワイプブレード201のワイプ面表裏をノズルプレート200に当接させることができる。これにより、繰返しワイプ動作を行うことによるワイプブレードの磨耗による影響を、ワイプブレード201を180度反転させることにより解消し、ワイプブレードの寿命を容易に延ばすことが出来る。
尚、ワイプブレード201の回動速度は、ステッピングモータ303の回動速度及びステッピングモータ303の回転軸に固定された歯車と、タイミングプーリーと、ウオームギア302と、ウオームホイール301とのギア比を変更することにより任意に設定可能である。
以上のように本実施の形態によれば、上述した第1の実施の形態と同等の効果を得ることができる。
また、本実施の形態によれば、複数のワイプユニットを、1つのモータで駆動しているため、安価に構成することが出来る。
また、本実施の形態によれば、ワイプブレードの回転量をステッピングモータの駆動パルス数で設定出来るため、高精度の位置決めを行うことが出来る。
また、本実施の形態によれば、ワイプブレードの回動動作にウオームギア及びウオームホイールを用いているため、ワイプブレードからの回動負荷によるズレが発生しない又は発生し難い。
また、本実施の形態によれば、ワイプブレードが180度回転可能なため、ワイプブレードの両面をワイプ面として使用できることにより、ワイプブレードの寿命を延ばすことが出来る又は交換頻度を少なくすることが出来る。
(第3の実施の形態の変形例)
上記実施3の形態では、ワイプブレードの回動動作の動力原にステッピングモータを用いたが、これに限ることなく、他の動力原を用いても良い。
図18は、第3の実施の形態の変形例としてのワイプブレードの回動動作の動力原の他の例を示す図である。
図18に示すように、シリンダ500と、このシリンダ500に往復駆動されるラックギア501と、ラックギア501を歯車C503方向に支持するローラ502と、ラックギア501により回動駆動される歯車C503とで構成される。このような構成でワイプブレード201の回動動作を行うようにしても良い。
(第4の実施の形態)
図19(a) 及び図20(a) は、第4の実施の形態におけるノズルプレート200及びマスクプレート213と、ワイプユニットのワイプブレード201の位置関係を示した斜視図であり、図19(b) 及び図20(b) は、その側断面図である。
前述した第1の実施の形態では、ノズルプレート200の周囲に形成されているマスクプレート213が、ノズルプレート200より凸の面で(つまり一段高く)形成されていたが、本実施の形態では、マスクプレート213が、ノズルプレート200と同一面の場合、又はノズルプレート200より凹の面で形成されている場合、又は、マスクプレート213が無い場合のインクジェットヘッド105をメンテナンスする点が異なっている。
図19(a),(b) 及び図20(a),(b) は、ノズルプレート200の周囲に形成されているマスクプレート213が、ノズルプレート200と同一面に形成されている場合のノズルプレート200とワイプブレード201の位置関係を示している。なお、マスクプレート213がノズルプレート200より凹の面で形成されている場合、又はマスクプレート213が無い場合についても同様なため、マスクプレート213がノズルプレート200と同一面に形成されている場合のメンテナンス動作についてのみ説明する。
図21(a),(b) は、第4の実施の形態において用いられるワイプブレード201の形状2例を示す図である。
本例におけるワイプブレード201は、図21(a),(b) に示されるように、両端が凸に形成された形状となっている。このワイプブレード201の両凸部間の幅W1と、インクジェットヘッド105の幅W2の関係は、W1>W2となるよう構成されている。
図19(a),(b) は、ワイプブレード201のワイプ面がノズルプレート200の長手向に対して略45度の角度になった状態を示している。この状態では、ワイプブレード201の両端がマスクプレート213に乗り上げた状態となっている。
この状態では、ワイプブレード201の弾性変形及びワイプ部をノズルプレート面方向に付勢するバネによる圧力の多くは、マスクプレート213に支えられ、接触圧の弱まった状態でワイプブレード201がノズルプレート200に当接することになる。
図20(a),(b) は、ワイプブレード201がノズルプレート200の長手方向に対して略垂直に配置された状態を示している。この状態では、ワイプブレード201の両端に形成された凸部は、マスクプレート213には乗り上げていない。
この状態では、ワイプブレード201の弾性変形及びワイプ部をノズルプレート面方向に付勢するバネによる圧力の全てが、ノズルプレート面上にかかる。すなわち、ワイプブレード201の両端がマスクプレート213に乗り上げた状態のときよりも接触圧の高い状態でワイプブレード201がノズルプレート200に当接することになる。
よって、マスクプレート213の幅W2に対し、ワイプブレード201の両凸部間の幅W1の関係がW1>W2であり、かつワイプブレードの回転角をθとすれば、W1cosθ<W2となるようにマスクプレート213の幅W2とワイプブレード201の両凸部間の幅W1と回転角θが任意に設定されている。
以上のように本実施の形態によれば、インクジェットヘッドのノズルプレートの周囲に形成されているマスクプレートが、ノズルプレートと同一面又はノズルプレートより凹の面で形成されているインクジェットヘッド又は、マスクプレートが無くノズルプレートがフラットに形成されたインクジェットヘッドに対しても、接触圧の異なったワイピング動作を行うことが出来る。
以上、各実施の形態及び変形例で説明したように、本発明の画像記録装置は、インクを吐出するノズル孔が形成されたノズルプレートと、ノズルプレートの長手方向に沿ってノズルプレートのワイピング動作を行うワイプブレードと、ワイプブレードを回動する回動機構とを備えて、インクジェットヘッドのノズルプレートをクリーニングする際に、ノズルプレートとワイプブレードの接触圧を切り替える機能を有するので、ノズルプレートの表面をコーティングしている撥液層の磨耗を抑え、長時間にわたりインクの吐出性能を維持し、記録品位の低下を無くす又は起こし難くさせることが出来る。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
本発明の第1の実施の形態における画像記録装置の側面図である。 画像記録装置のヘッド部の上面図である。 搬送方向上流側(図2の矢印A)から見たヘッド部とメンテナンスユニットを示す図である。 (a) 〜(g) は記録部のキャリッジ及びヘッド部とメンテナンスユニットの側面図である。 (a),(b) はヘッド部とメンテナンスユニットの上面図である。 ヘッド部とメンテナンスユニット(吸引部は図示を省略)を下から見上げた斜視図である。 図6の1色分(1個)のラインヘッドに関係する部分を抜き出して示す拡大斜視図である。 (a),(b) は図7のメンテナンスユニット側から見た下面図、(c) はワイプブレードを回動している部位の拡大側面図、(d) はワイプ回動シャフトの柄が挿入されているスライド板の孔の断面図である。 (a) はインクジェットヘッドのノズルプレート及びマスクプレートとワイプユニットのワイプブレードの位置関係を示した斜視図(その1)、(b) はその側断面図である。 (a) はインクジェットヘッドのノズルプレート及びマスクプレートとワイプユニットのワイプブレードの位置関係を示した斜視図(その2)、(b) はその側断面図である。 本実施の形態における動作を説明するフローチャートである。 各色独立して制御する場合の処理動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態としての画像記録装置に配置されているメンテナンスユニット(吸引部は図示省略)の斜視図である。 (a) はメンテナンスユニットの1色ライン分を抜き出して示す拡大斜視図、(b),(c) はワイプブレードを回動している部位2例の拡大側面図である。 ワイプブレードのワイプ回動コマへの固定状態を示す図である。 (a),(b) はワイプブレードが回転軸を中心に180度回転した場合のワイプ動作を示す図である。 本発明の第3の実施の形態としての画像記録装置に配置されているメンテナンスユニット(吸引部は図示省略)の斜視図である。 第3の実施の形態の変形例としてのワイプブレードの回動動作の動力原の他の例を示す図である。 (a) は第4の実施の形態におけるノズルプレート及びマスクプレートとワイプブレードとの位置関係を示した斜視図(その1)、(b) はその側断面図である。 (a) は第4の実施の形態におけるノズルプレート及びマスクプレートとワイプブレードとの位置関係を示した斜視図(その2)、(b) はその側断面図である。 (a),(b) は第4の実施の形態において用いられるワイプブレードの形状2例を示す図である。
符号の説明
1 画像記録装置
2 画像記録部
3 レジストローラ対
4〜6 ベルトローラ
7 プラテン
8 ベルト
9 排出ローラ対
10 ヘッド部
11 インクボトル
12 ベース部
13 メンテナンスユニット
14 記録媒体回収ユニット
15 記録媒体
16 記録媒体搬送ユニット
17 記録媒体供給ユニット
18 キャリッジ
100 ワイプ部
101 吸引部
102 インク受け部
103 バネ
104 ワイプユニット
105(105−1〜105−6) インクジェットヘッド
106 ラインヘッド
108 支持部材
200 ノズルプレート
201 ワイプブレード
202 ワイプ回動コマ
205 スライド板
206 支持板
207 ピン
208 ワイプ回動シャフト
209 貫通孔
210 シリンダ
211 ブレード回転中心
212 中心線
213 マスクプレート
214 ピストン軸
220 バネ支持リング
221 バネ
222 回動コマ固定軸
300 ワイプユニット
301 ウオームホイール
302 ウオームギア
303 ステッピングモータ
304 歯車A
305 歯車B
306 軸受け
307 シャフト
400 タイミングベルト
401 タイミングプーリー
402 ローラ
410 ワイプユニット
500 シリンダ
501 ラックギア
502 ローラ
503 歯車C
510 ワイプユニット

Claims (7)

  1. インクを吐出するノズル孔が形成されたノズルプレートを有するインクヘッドと、
    前記ノズルプレートを払拭し、該ノズルプレートのクリーニングを行なうワイプブレードと、
    少なくとも前記インクヘッドにおける前記ワイプブレードの払拭方向と平行な両縁に設けられたマスクプレートと、
    前記ノズルプレートの面と直交する方向の軸線を回動中心として前記ワイプブレードを回動させるブレード回動機構と、を具備し、
    前記ワイプブレードの前記払拭方向と直交する方向の幅は、前記マスクプレートの前記払拭方向と直交する方向の開口幅より大きく、前記ブレード回動機構は、前記ワイプブレードを回動させることによって前記ワイプブレードが前記マスクプレート及び前記ノズルプレートと接触する第1のクリーニング状態と前記ワイプブレードが前記ノズルプレートのみに接触する第2のクリーニング状態に切り替える、ことを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記マスクプレートは、前記ノズルプレートの面より突出している、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記第1のクリーニング状態は、前記ワイプブレードの前記幅方向における面が、前記ノズルプレートと直交し、且つ前記払拭方向と直交する面と平行となり、前記第2の状態は、前記ワイプブレードの前記幅方向における面が、前記ノズルプレートと直交し、且つ前記払拭方向と直交する面と交差する、ことを特徴とする請求項1、又は2に記載の画像記録装置。
  4. 前記第1のクリーニング状態での前記ワイプブレードの前記ノズルプレートに対する接触圧は、前記第2のクリーニング状態での前記ワイプブレードの前記ノズルプレートに対する接触圧よりも小である、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  5. 前記ワイプブレードの前記払拭方向と直交する方向の幅をN、
    前記マスクプレートの前記払拭方向と直交する方向の開口幅をM、
    前記ブレード回動機構による前記ワイプブレードを回動させる角度をθ、とすると、
    Ncosθ<M
    を満たすように前記ワイプブレードを回動させる角度θが設定される、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のことを特徴とする画像記録装置。
  6. 前記ブレード回動機構による前記ワイプブレードを回動させる角度は、0度より大きく90度より小さい角度である、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のことを特徴とする画像記録装置。
  7. 前記ブレード回動機構は、前記ワイプブレードの前記幅方向における線分の中央を中心として前記ワイプブレードを回動させる、ことを特徴とする1乃至6のいずれか1項に記載の画像記録装置。
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