JP4854187B2 - 分極反転部の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電圧印加法により分極反転部を製造する方法に関するものである。
光ピックアップなどに使用することのできる青色レーザ用光源として、ニオブ酸リチウム単結晶やタンタル酸リチウム単結晶などの強誘電体単結晶に、周期的な分極反転構造を形成した光導波路を利用した擬似位相整合(Quasi−Phase−matching)方式の第2高調波発生(Second−Harmonic−Generation)デバイスが期待されている。このデバイスは、光ディスクメモリ用、医学用、光化学用、及び各種光計測用などの幅広い応用が可能である。
第2高調波発生デバイスにおいて高い変換効率を得るためには、強誘電体単結晶内に深い分極反転構造を形成する必要がある。特許文献1に記載された方法では、基板表面を強誘電体結晶の分極軸に対して3°傾斜させ、かつ基板の表面に櫛形電極と棒状電極とを形成し、櫛形電極の各電極片の先端と棒状電極との間に幾つかの低電気抵抗部分を形成している。そして、櫛形電極と棒状電極との間に直流電圧を印加すると、櫛形電極の電極片に対応して分極反転部が形成されるのと共に、各低電気抵抗部分にもそれぞれ対応して分極反転部が形成されるとしている(図28)。
具体的には、低抵抗部分の長さは10〜30μmが好ましく、例えば20μmとすることが記載されている。
特開平11−72809号公報
特許文献1記載の方法では、確かに櫛形電極の電極片に対応して分極反転部が形成され、これと共に各低電気抵抗部分に対応してそれぞれ分極反転部を形成することは不可能ではない。しかし、櫛形電極の電極片の先端と各低電気抵抗部分との間には所定の隙間があり、また隣接する低電気抵抗部分の間にも隙間があることから、それぞれに対応する各分極反転部の間にも隙間が発生する。つまり、各分極反転部は互いに離れた位置に形成される。このため、こうした構造を持つ周期分極反転構造を疑似位相整合方式の第二高調波発生素子に適用すると、基本波と重なる分極反転部は、導波路位置に対応する任意の一カ所のみとなる(つまり、ある分極反転部を導波路中心に設定しようとすると、隣り合う分極反転部は導波路外に位置してしまう)場合が多い。このため、第二高調波発生効率は特に向上しないものと考えられる。
更に、周期が4mmよりも広い場合においては、深い反転構造が得られ易いが、周期が4mm以下になる領域では、深い反転構造を得ようとすると、隣接する反転部分が連続しやすくなり、周期性が乱れやすい。その結果、波長変換効率がかえって劣化するという可能性がある。
本発明の課題は、いわゆる電圧印加法によって分極反転部を製造するのに際して、基板の表面から深い位置にまで伸びるような分極反転部を形成する新規な方法を提供することである。
本発明は、電圧印加法により分極反転部を製造する方法であって、単分域化している強誘電体単結晶基板の一表面上に複数の電極部と給電部とを有する櫛型電極および電極部に対向する対向電極を設け、強誘電体単結晶基板の裏面に一様電極を設け、各電極部が、給電部から対向電極に向かって延びる基部と、基部から分離された複数の導電部とを備えており、基部に最も近い導電部の長さよりも、電極部の最先端にありかつ対向電極に対向する導電部の長さが小さいことを特徴とする
好ましくは、単分域化している強誘電体単結晶基板の一表面上に設けられた、複数の電極部と給電部を有する櫛型電極を用いて、電圧印加法により分極反転部を製造する方法であって、各電極部が、給電部から延びる基部と、基部から分離された複数の導電部とを備えており、導電部の平均長さが4μm以上、9μm以下とすることができる
好ましくは、導電部間の隙間が0.5μm以上、5.0μm以下である。
本発明者は、櫛形電極を構成する電極部に複数の互いに切り離された導電膜を設ける場合に、この導電膜の構成が、形成される分極反転部の状態にたいして多大な影響をもたらすことを見いだし、この発見に基づいて本発明に到達した。
具体的には、導電部の平均長さを9μm以下とすることによって、各導電部から延びる分極反転部が互いにつながり易くなり、また短周期の周期分極反転部を形成しやすくなる。例えば、周期1.8mmや1.3mmといった従来方法では得られない短い周期で、深い周期状分極反転構造を得ることができた。この観点からは、導電部の平均長さを5μm以下とすることが特に好ましい。
ただし、導電部の平均長さが4μm未満になると、分極反転部が生じにくい部分があり、バラツキが生ずるので、導電部の平均長さを4μm以上とする。
また、本発明者は、櫛形電極を構成する電極部に複数の互いに切り離された導電膜を設ける場合に、基部に最も近い導電部の長さdaよりも電極部の最先端にある導電部の長さdbを小さくすることによって、各導電部から延びる分極反転部が互いにつながり易くなり、また短周期の周期分極反転部を形成しやすくなることを見いだした。
本発明の観点からは、daとdbとの差は、μm以上とすることが好ましい。また、dbは20μm以下とすることが好ましい。
また、本発明者は、櫛形電極を構成する電極部に複数の互いに切り離された導電膜を設ける場合に、導電部間の隙間の大きさを0.5μm以上、5μm以下とすることによって、各導電部から延びる分極反転部が互いにつながり易くなり、また短周期の周期分極反転部を形成しやすくなることを見いだした。
この観点からは、導電部間の隙間の大きさを4μm以下とすることが好ましく、2μm以下とすることが更に好ましい。しかし、導電部間の隙間が小さくなると、かえって深い分極反転部を形成しにくくなるので、導電部間の隙間は0.5μm以上とし、1μm以上とすることが更に好ましい。
基板を構成する強誘電体単結晶の種類は限定されない。しかし、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、タンタル酸リチウム(LiTaO)、ニオブ酸リチウム−タンタル酸リチウム固溶体、KLiNb15の各単結晶が特に好ましい。
強誘電体単結晶中には、三次元光導波路の耐光損傷性を更に向上させるために、マグネシウム(Mg)、亜鉛(Zn)、スカンジウム(Sc)及びインジウム(In)からなる群より選ばれる1種以上の金属元素を含有させることができ、マグネシウムが特に好ましい。
強誘電体単結晶中には、ドープ成分として、希土類元素を含有させることができる。この希土類元素は、レーザ発振用の添加元素として作用する。この希土類元素としては、特にNd、Er、Tm、Ho、Dy、Prが好ましい。
いわゆるオフカット基板を用いることで、オフカットではないxカットやy基板に比べて、深い反転構造を得ることができる。オフカット角度が5度程度の僅かな傾きであれば、通常、TEモードで出射する半導体レーザとの光軸調整も、オフカット分の角度補正をしなくても、偏波面の不整合による効率劣化が少なく、高効率な波長変換特性を得ることができる。但し、オフカット角が大きくなれば偏波不整合による効率劣化分が大きくなるので、そのような場合は、偏波面が合うように角度補正をする必要がある。
このオフカット角度は特に限定されない。特に好ましくは、オフカット角度は1°以上であり、あるいは、20°以下である。
また、基板として、いわゆるXカット基板、Yカット基板、Zカット基板を使用可能である。Xカット基板やYカット基板を使用する場合には、対向電極は浮動電極として残しておいても良い。また、Zカット基板を使用する場合には、対向電極は浮動電極として残しておいても良い。
図1から図3を参照しつつ、参考形態を述べる。
図1は、基板上に設けられた電極のパターンを示す平面図である。図2は、図1で示した櫛型電極の電極部の平面的パターンを示す拡大図である。図3は、電極を形成した基板8を模式的に示す斜視図である。
分極反転部を製造する際には、強誘電体単結晶からなるオフカット基板を基板8として使用する。強誘電体単結晶の分極方向Aは、表面8aおよび裏面8bに対して所定角度、例えば5°傾斜しているので、この基板8はオフカット基板と呼ばれている。
基板8の表面8aに櫛型電極3および対向電極1を形成し、裏面8bに一様電極9を形成する。櫛型電極3は、周期的に配列された多数の細長い電極部5と、多数の電極部5の付け根を接続する細長い給電部2とからなる。対向電極1は細長い電極片からなっており、対向電極1は、電極部5の先端に対向するように設けられている。
最初に基板8の全体を非分極反転方向Aに分極させておく。そして、櫛型電極3と対向電極1との間にV1の電圧を印加し、櫛型電極3と一様電極9との間にV2の電圧を印加すると、分極反転部が各電極部5から方向Bと平行に徐々に進展する。分極反転方向Bは、非分極反転方向Aとは正反対になる。なお、電極部に対応しない位置、すなわち隣接する分極反転部の間には、分極反転していない非分極反転部が残留する。このようにして、分極反転部と非分極反転部とが交互に配列された周期分極反転構造が形成される。周期分極反転構造が形成された位置に光導波路を形成することができる。
本例においては、特に図2に示すように、各電極部5が、給電部2から延びる基部6と、基部6から分離された複数の導電部5a、5b、5cを備えており、導電部5a、5b、5cの平均長さが4μm以上、9μm以下である。即ち、5aは基部6に最も近い導電部であり、5bは最先端の導電部であり、5cは、5aと5bとの間の導電部である。これらの導電部の長さを合計し、導電部の個数で割ることによって、導電部の長さdの平均値が算出される。
また、本例においては、隣接する導電部間の隙間10の寸法eを0.5μm以上、5.0μm以下とする。
図2、図4および図5を参照しつつ、発明の実施形態を述べる。
図4は、基板上に設けられた電極のパターンを示す平面図である。図5は、図4で示した櫛型電極の電極部の平面的パターンを示す拡大図である。
基板8の表面8aに櫛型電極3Aおよび対向電極1を形成し、裏面8bに一様電極9を形成する。櫛型電極3Aは、周期的に配列された多数の細長い電極部5Aと、多数の電極部5Aの付け根を接続する細長い給電部2とからなる。対向電極1は細長い対向電極片からなっており、対向電極は、電極部5Aの先端に対向するように設けられている。
最初に基板8の全体を非分極反転方向Aに分極させておく。そして、櫛型電極3Aと対向電極1との間にV1の電圧を印加し、櫛型電極3Aと一様電極9との間にV2の電圧を印加すると、分極反転部が各電極部5Aから方向Bと平行に徐々に進展する。分極反転方向Bは、非分極反転方向Aとは正反対になる。
本例においては、特に図5に示すように、各電極部5Aが、給電部2から延びる基部6と、基部6から分離された複数の導電部5a、5b、5c、5dとを備えている。そして、第二の態様に従い、基部6に最も近い導電部5aの長さdaを、最先端の導電部5bの長さdbよりも大きくする。これと共に、第三の態様に従い、隣接する導電部間の隙間10の寸法eを0.5μm以上、5.0μm以下とする。
基部6に最も近い導電部5aの長さdaと最先端の導電部5bの長さdbとの差を5μm以上とすることが更に好ましい。また、基部6に最も近い導電部と最先端の導電部との間にある導電部の長さdc、ddは限定されないが、daは5μm以上、dbは20μm以下であることが好ましい。この場合には、dc、ddは、daと等しくてよく、dbと等しくてよく、daとdbとの間の値であってよい。特に好ましくは、基部6から最先端へと向かって、導電部の長さが段階的に減少する。
本発明において、周期分極反転構造の周期は特に限定されないが、一例を挙げると、例えば4μm以下の周期のものに特に適している。
導電部の間の隙間の個数は特に限定されないが、例えば3〜15個とすることができる。
(実験A:参考形態に係る)
図1〜図3を参照しつつ説明した方法に従い、電圧印加法によって周期分極反転構造を形成した。ただし、導電部の隙間10の大きさeを1μmとし、各導電部5a、5b、5cの長さをそれぞれ8μmとした。電極部5の根元の部分は電極片への給電をよくすることを目的に、導電部よりも長めの基部6を設けた。対向電極1と給電電極2の中心間距離aを400μmとした。基部6の長さbは33μmである。
実験A1では、周期分極反転の周期を1.8μmとした。長さd=8μmの導電部5a、5b、5cを13個配列した。前述のようにして周期状分極反転の試作実験を行った。電極部の全長cは150μmである。
また、実験A2として、導電部の長さd=12μm、隙間e=1μm、導電部の数を9個とした。ここで、基部6の長さbは前述の導電部の長さが8μmのものと同様33μmになるように、導電部の長さと数を調整した。電極部の全長cは150μmである。
図6に、導電部の長さd=8μmかつ隙間=1μm(実験A1)および12μmかつ隙間=1μm(実験A2)で設計した電極、および隙間10を設けない電極(実験A3)による分極反転の深さを示す。
ここで、分極反転の深さについて述べる。実際に深さを測定するには、ウェハを切断しなければならず破壊検査となる。この破壊検査を避けるために、5度のオフyカット基板を用いて、弗硝酸のエッチング後に観察されるウェハ表面の分極反転部の長さから換算したものを示している。電圧印加条件は、全て同一とした。具体的には、図2中のV1には電圧をかけず、配線も行わず、V2のみ約4kVのパルス状の電圧を印加した。基板には、MgOが添加されたLiNbO3基板(厚さ0.5mm)のものを使用しており、抗電界以上の電界を印加している。電極材には基板の上下面ともTaを使用し、電圧を印加する際には放電を防止するため、絶縁オイル中で行った。
図6の結果から、隙間なしの電極(実験A3)に比べ、隙間を設けることで約2倍の反転深さが得られ(実験A2)、さらに電極片の長さ8μmのもの(実験A1)の方が深い反転が形成されていることが分かる。
更に、導電部の長さdを7μm以下、更には5μm以下とすることで、更に深い反転が得られることが分かった。ただし、導電部の長さが3μmのものを試作してみたが、図7に示すように反転部分ができない部分があり、安定的に形成されなかった。導電部の長さdが4μm以上では、このようなバラツキが生じなかったので、電極片の長さとして4μm以上が好ましい長さとなる。
また、上記の実験では、電極長さ8μmの場合で13個に分割したもの、すなわち、隙間が13個あるものの結果を示したが、幾つか実験を行ったところ、隙間部分の数としては10個の方がより深い反転が形成された。但し、好適な隙間の個数は、電極片の長さや、周期に依存するものと思われる。
また、隙間部分の大きさについても、上記の実験では1μmとしたが、4μm未満の周期に対しては1μmぐらいが好ましく、それ以上の周期の場合は2μmぐらいであっても、分極反転が深くなることを確認した。
なお、図1に示すように電極に隙間部分を設けると、分極反転部分にも隙間が生じると懸念したが、実際に断面を切断し、研磨処理して観察したところ、図8に示すように電極の隙間に対応するような隙間がなく、深さ方向に連続する分極反転が形成されていた。
(実験B:発明に係る)
図2、4、5を参照しつつ説明した方法に従って、周期的分極反転構造を製造した。ただし、導電部の隙間10の大きさeを1μmとし、導電部5a、5c、5d、5bの長さを、先端から基部へと向かって8、10、12、14μmとした。対向電極1と給電電極2の中心間距離aを400μmとした。基部6の長さbは93μmである。
実験B1では、周期分極反転の周期を1.3μmとした。前述のようにして周期状分極反転の試作実験を行った。実験B2では、隙間を設けなかった。
図9に、図2、4、5の電極構造により作製した分極反転の深さと、比較のため隙間無しで設計した電極による結果とを示す。電圧印加条件は、実験Aよりも短周期であるため、V2の電圧を低くして約2kVのパルス状電圧を印加した。
図9の結果より、この場合も隙間を設けたものの方が、深さが2倍拡大しており、深い分極反転構造が得られていることが分かる。図10に、実験B1によって得られた分極反転の断面観察例を示す。この場合も電極の隙間部分がなく、断面方向に連続する分極反転が形成されていることが確認できる。
また、実験B3として、導電部の長さを先端から基部へと向かって14、12、10、8μmとしたものを設計し、試作した。この結果、前記と同一の印加条件では、隣り合う分極反転部分とつながってしまい、周期性が乱れてしまったものしか得られなかった。
特に、短周期の分極反転構造を得ようとする場合には、図5のように、導電部の長さを先端から根元に向けて、徐々に長くしていく構造が好ましいといえる。
参考形態に係る櫛形電極3および対向電極1を概略的に示す平面図である。 電極部5の形状を示す平面図である。 基板に櫛型電極3、対向電極1および一様電極9を形成し、電圧印加法によって周期分極反転構造を形成している状態を模式的に示す斜視図である。 発明に係る櫛形電極3および対向電極1を概略的に示す平面図である。 電極部5Aの形状を示す平面図である。 実験Aにおける実験結果を示すグラフである。 実験Aにおいて、導電部の長さdを3μmとしたときに得られた分極反転形状を示す写真である。 実験Aの実験A1において、得られた分極反転形状(深さ方向)を示す写真である。 実験Bにおける実験結果を示すグラフである。 実験Bの実験B1において得られた分極反転形状(平面方向)を示す写真である。
符号の説明
1 対向電極 2 給電部 3、3A 櫛型電極 5、5A 電極部 5a 基部6に最も近い導電部 5b 最先端の導電部 5c、5d 導電部5aと5bとの間にある導電部 6 電極部の基部 8 基板 8a 基板8の1表面 8b 基板8の裏面 9 一様電極 b 基部6の長さ c 電極部5、5Aの長さ d 導電部の長さ da 基部6に最も近い導電部5aの長さ db 最先端の導電部5bの長さ 5c、5d 基部5aと5bとの間にある導電部5c、5dの長さ e 導電部間の隙間の大きさ

Claims (6)

  1. 電圧印加法により分極反転部を製造する方法であって、単分域化している強誘電体単結晶基板の一表面上に複数の電極部と給電部とを有する櫛型電極および前記電極部に対向する対向電極を設け、前記強誘電体単結晶基板の裏面に一様電極を設け、前記各電極部が、前記給電部から前記対向電極に向かって延びる基部と、前記基部から分離された複数の導電部とを備えており、前記基部に最も近い導電部の長さよりも、前記電極部の最先端にありかつ前記対向電極に対向する導電部の長さが小さいことを特徴とする、分極反転部の製造方法。
  2. 前記導電部間の隙間が0.5μm以上、5.0μm以下であることを特徴とする、請求項記載の方法。
  3. 前記基部に最も近い前記導電部の長さと、前記電極部の最先端にある前記導電部の長さとの差が5μm以上であり、前記基部に最も近い前記導電部の長さが5μm以上であり、前記電極部の最先端にある前記導電部の長さが20μm以下であることを特徴とする、請求項1または2記載の方法。
  4. 前記基部に最も近い前記導電部と前記電極部の最先端にある前記導電部との間に他の導電部が設けられており、前記基部に最も近い前記導電部から前記電極部の最先端にある前記導電部へと向かって前記導電部の長さが段階的に減少することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つの請求項に記載の方法。
  5. 前記強誘電体単結晶基板がオフカット角度1°以上、20°以下のオフカット基板であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つの請求項に記載の方法。
  6. 前記強誘電体単結晶基板がニオブ酸リチウムからなることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一つの請求項に記載の方法。
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