JP2016024423A - 波長変換素子の製造方法および波長変換素子 - Google Patents

波長変換素子の製造方法および波長変換素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2016024423A
JP2016024423A JP2014150695A JP2014150695A JP2016024423A JP 2016024423 A JP2016024423 A JP 2016024423A JP 2014150695 A JP2014150695 A JP 2014150695A JP 2014150695 A JP2014150695 A JP 2014150695A JP 2016024423 A JP2016024423 A JP 2016024423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
substrate
ferroelectric crystal
wavelength conversion
main surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014150695A
Other languages
English (en)
Inventor
山口 省一郎
Shoichiro Yamaguchi
省一郎 山口
浅井 圭一郎
Keiichiro Asai
圭一郎 浅井
英嗣 下方
Hidetsugu Shimokata
英嗣 下方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
NGK Ceramic Device Co Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
NGK Ceramic Device Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd, NGK Ceramic Device Co Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP2014150695A priority Critical patent/JP2016024423A/ja
Publication of JP2016024423A publication Critical patent/JP2016024423A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

【課題】強誘電体結晶基板に設けられた周期分極反転構造を有する波長変換素子を製造するとき、分極反転部の局所的な反転欠損を抑制し、これによる波長変換効率の低下を防止する。【解決手段】強誘電性結晶基板の第一の主面1aに設けられた複数の電極片部16と、第二の主面1bに設けられた一様電極14との間に電圧を印加し、周期分極反転構造を形成する。電極片部16の長手方向Lに対して交差する方向に向かって伸びる非電極部20を電極片部16を横断するように形成する。【選択図】 図5

Description

本発明は、周期分極反転構造を有する波長変換素子の製造方法およびこれによって得られた波長変換素子に関するものである。
本出願人は、周期分極反転構造をリッジ型光導波路内に形成することで、高効率の高調波発生素子を提供することを研究してきた(特許文献1:特開2009−222872:特許文献2:特許5164192号)。
周期分極反転構造を強誘電性単結晶基板に形成する際には不良が生じやすく、このためさまざまな製法が提案されている。特許文献3(特開2005−70192)記載の方法では、強誘電性単結晶基板を別体の基板と積層し、絶縁性液体、例えばオイル中に浸漬し、バルス電圧を印加することで周期分極反転構造を形成している。
また、特許文献4(特開2009−145560)記載の方法では、ニオブ酸リチウムのZ基板の表面に絶縁膜を設け、絶縁膜にストライプ状の細長い隙間を設けた上で、絶縁膜および隙間を被覆するように導電膜を設けている。そして、この導電膜にパルス電圧を印加することによって、基板に周期分極反転構造を形成している。
また、特許文献5(特開2010−134425)記載の方法では、ニオブ酸リチウムのZ基板の表面に絶縁膜を設け、絶縁膜にストライプ状の細長い隙間を設けた上で、絶縁膜および隙間を被覆するように導電膜を設けている。そして、この導電膜にパルス電圧を印加することによって、基板に周期分極反転構造を形成している。
特開2009−222872 特許5164192 特開2005−70192 特開2009−145560 特開2010−134425 特許第4854187号
本発明者は、特許文献4、5記載のように電圧印加法によって強誘電性結晶基板に周期分極反転構造を形成し、更に特許文献2記載のように強誘電性結晶基板を薄層化加工し、リッジ型光導波路を形成し、波長変換素子を量産することを検討してきた。
具体的には、特許文献4、5記載のように、強誘電性結晶基板の第一の主面側に多数列の絶縁膜を形成し、隣接する絶縁膜の隙間に導電材料からなる電極片部を形成した。また、強誘電性結晶基板の第二の主面には一様電極を形成し、電極片部と一様電極との間に電圧を印加することで,電極片部の周期に対応する周期を有する周期分極反転構造を形成した。
しかし、周期状分極反転構造を形成する場合、分極反転部の方に、局所的に欠陥が生じる場合があった。こうした欠陥を図13の写真に示す。図13の写真においては、横方向が基本波の伝搬方向であり、分極反転部と非分極反転部とがそれぞれ細長く縦方向に伸びている。分極反転部と非分極反転部とは隣接しており、交互に設けられている。
図13の写真では、黒っぽい場所が非分極反転部であり、白っぽい場所が分極反転部の中心である。円で包囲した部分に分極反転部の反転欠陥が観察される。この欠陥部分では分極反転が生じておらず、波長変換効率を低下させる。
本発明の課題は、強誘電性結晶基板に設けられた周期分極反転構造を備える波長変換素子を製造するのに際して、分極反転部の局所的な反転欠陥を抑制し、これによる波長変換効率の低下を防止することである。
本発明は、強誘電性結晶からなり、第一の主面および第二の主面を備える強誘電性結晶基板と、この強誘電体結晶基板に設けられた周期分極反転構造を有する波長変換素子を製造する方法であって、
強誘電性結晶基板の第一の主面に設けられた複数の電極片部と、強誘電性結晶基板の第二の主面に設けられた一様電極との間に電圧を印加することによって周期分極反転構造を形成し、電極片部の長手方向に対して斜めに交差する方向に向かって伸びる非電極部を電極片部を横断するように形成することを特徴とする。
また、本発明は、強誘電性結晶からなり、第一の主面および第二の主面を備える強誘電性結晶基板と、この強誘電体結晶基板に設けられた周期分極反転構造を有する波長変換素子であって、
周期分極反転構造が、交互に配列された分極反転部と非分極反転部を備えており、更に分極反転部を横断するように分極反転部の長手方向に対して斜めに交差する方向に向かって伸びる非分極反転領域を備えることを特徴とする。
本発明者は、電圧印加法によって周期分極反転構造を強誘電体単結晶基板に形成するのに際して、各電極片部を横断する非電極部を、電極片部の長手方向に対して交差する方向に向かって伸びるように形成することを想到した。こうした非電極部の直下では当然分極反転が起こりにくく、したがって波長変換効率を低下させると考えるのが通常である。
しかし、実際に周期分極反転構造を形成してみると、このように電極片部を横断する非電極部を設けることで、分極反転部が連結して局所的な反転欠陥を形成する頻度が減り、かえって波長変換効率が改善することが判明した。
なお、非電極部下には、分極反転していない非分極反転領域が分極反転部を横断するように残留することがあるが、この場合にも非分極反転領域の方向は基本光の伝搬方向に対して平行とはならないため、分極反転面で発生する反射による散乱の影響は生じない。
(a)は、強誘電性結晶基板1上にパターニングされた絶縁膜2を形成した状態を模式的に示し、(b)は、更に導電膜3(電極片部4)および一様電極14を形成した状態を示し、(c)は、図1(b)のアセンブリに電圧印加している状態を示す模式図である。 (a)は、図1(c)の基板から導電膜および一様電極を除去した状態を示し、(b)は、更に絶縁膜を除去した状態を示し、(c)は、周期分極反転構造7の形成された基板1の第二の主面(一様電極側の主面)1bを支持基板9に接着した状態を示し、(d)は、次いで基板1の一方の主面(電極片部側の主面)1aを研磨加工して薄層化して得られた素子12を示す。 (a)は、比較例における電極パターンを模式的に示す平面図であり、(b)は、(a)の電極パターンを模式的に示すIIIb−IIIb線断面図である。 (a)は、本発明例における絶縁膜パターンを模式的に示す平面図であり、(b)は、(a)のパターンを模式的に示すIVb−IVb線断面図であり、(c)は、(a)のパターンを模式的に示すIVc−IVc線断面図である。 (a)は、本発明例における電極パターンを模式的に示す平面図であり、(b)は、(a)のパターンを模式的に示すVb−Vb線断面図であり、(c)は、(a)のパターンを模式的に示すVc−Vc線断面図である。 本発明例に係る周期分極反転構造の平面的パターンを示す模式図である。 比較例に係る周期分極反転構造の平面的パターンを示す模式図である。 本発明例に係る周期分極反転構造の平面的パターンを示す模式図である。 (a)、(b)は、それぞれ、分極反転部、非分極反転領域と光の伝搬方向との位置関係を示す模式図である。 非分極反転領域7gが曲がっている例を示す模式図である。 本発明例に係る素子12Aを模式的に示す横断面図である。 本発明例に係る素子12Aを模式的に示す斜視図である。 周期分極反転構造の局所的な欠陥を示す写真である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明を詳細に説明する。
まず、図1に示すように、強誘電性結晶基板1の第一の主面1aに、パターニングされた絶縁膜2を形成する。絶縁膜2にはパターニングを施し、隣り合う絶縁膜2間にそれぞれ隙間を形成する。
ここで、強誘電性結晶基板1は、Zカット基板、オフカットZ基板、Yカット基板、オフカットY基板、Xカット基板、またはオフカットX基板からなる。Zカット基板は、結晶のZ軸(分極軸)が基板1の主面に対して垂直な基板である。オフカットZ基板においては、結晶のZ軸(分極軸)が基板1の主面に対して垂直な方向からオフカット角だけ傾斜している。Yカット基板およびXカット基板は、結晶のZ軸(分極軸)が基板1の主面に対して平行な基板である。オフカットY基板、オフカットX基板においては、結晶のZ軸(分極軸)が基板1の主面に対して平行な方向からオフカット角だけ傾斜している。
前記のオフカット角度は、10°以下が好ましく、5°以下が更に好ましい。オフカット角が10 °以下であれば、半導体レーザーとの光軸調整も、傾き補正しなくても波長変換効率の劣化は無視でき、高効率な波長変換素子を実現することができる。
周期分極反転構造を形成するべき基板を構成する強誘電性結晶の種類は、限定されない。しかし、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、タンタル酸リチウム(LiTaO)、ニオブ酸リチウム−タンタル酸リチウム固溶体、KLiNb15、LaGaSiO14を例示できる。単結晶が特に好ましい。
強誘電性結晶中には、光導波路の耐光損傷性を更に向上させるために、マグネシウム(Mg)、亜鉛(Zn)、スカンジウム(Sc)及びインジウム(In)からなる群より選ばれる1種以上の金属元素を含有させることができ、マグネシウムが特に好ましい。
強誘電性結晶中には、ドープ成分として、希土類元素を含有させることができる。この希土類元素は、レーザー発振用の添加元素として作用する。この希土類元素としては、特にNd、Er、Tm、Ho、Dy、Prが好ましい。
電圧印加法の電極で採用する絶縁膜の材質は限定されないが、SiOやTaのような酸化物、窒化珪素のような窒化物であってよい。絶縁膜の成膜方法としては、蒸着法でもスパッタリング法、スピンコート法でもよい。
パターニングされた絶縁膜の厚さは、特に限定されないが、500オングストローム以上、4000オングストローム以下が好ましい。絶縁膜の厚さが小さい場合は、絶縁性が低くなり、分極反転が形成されにくい。絶縁膜が厚すぎる場合は、パターニング精度が悪くなる。
絶縁膜をパターニングして隙間を形成する方法は特に限定されない。例えば、絶縁膜上にフォトレジストをスピンコーティングし、マスク露光、現像を経て、レジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクにして、エッチング処理を行うことで、隙間を形成できる。エッチング処理はウェットエッチングでも、ドライエッチングでもよいが、理想的には基板表面にダメージを与えにくいウェットエッチングの方が好適である。
次いで、図1(b)に示すように、複数列の絶縁膜2の上に導電膜3を形成する。この導電膜3は、絶縁膜2を被覆する絶縁膜被覆部5と、主面1aを直接被覆する電極片部4を含む。したがって、複数列の細長い電極片部4が多数配列されると共に、隣接する電極部4間には絶縁膜2が介在することになる。
基板1の第二の主面1bには一様電極14を形成する。
導電膜、一様電極の材質は限定されないが、Al、Au、Ag、Cr、Cu、Ni、Ni-Cr 、Pd、Ta 、Mo、W、Ta、AuCrの積層膜などが好ましい。
導電膜、一様電極の形成方法は特に限定されず、蒸着法でもよく、スパッタリング法でもよい。電極の膜厚は、例えば500〜3000オングストロームとすることができる。
次いで、電圧印加法によって電極片部と一様電極との間に電圧を印加し、基板に周期分極反転構造を形成する。強誘電性結晶基板1がZカットあるいはオフセットZカット基板の場合は、図1(c)に示すように、導電膜ないし電極片部を電源6に接続すると共に、一様電極14と電源との間にコンデンサを介在させて電圧を印加するのが好ましい。
このコンデンサは、回路部品であって良い。あるいは、コンデンサは、両方の主面に電極10A、10Bの形成された誘電体基板5であってもよい。
この場合には、一様電極14と誘電体基板5上の第一の電極とを電気的に導通させ、好ましくは強誘電性結晶基板1の温度が誘電体基板5の温度よりも高い状態で誘電体基板上の第二の電極と電極片部4の間に電圧を印加することによって、周期分極反転部を形成する。
誘電体基板は、絶縁性液体中に浸漬することもできる。また、強誘電体結晶基板と誘電体基板とを別の容器内の絶縁性液体中に浸漬することもできる。
本実施形態においては、電圧印加時における強誘電性結晶基板の温度は、分極反転構造の形成促進という観点からは、80°C以上が好ましく、140°C以上がさらに好ましい。また、電圧印加時における強誘電性結晶基板の温度は、強誘電性結晶基板の割れや焦電防止という観点からは、250°C以下が好ましく、200°C以下がさらに好ましい。
また、電圧印加時における誘電体基板の温度は、基板の割れや焦電防止という観点から、130°C以下が好ましく、80°C以下がさらに好ましい。この下限は特になく、室温であってもよい。
強誘電性結晶基板、誘電体基板は、電圧印加時の絶縁破壊を防止するために、絶縁性液体中に浸漬することが好ましい。この場合には、各絶縁性液体の温度に温度差を設ける。この絶縁性液体としては、絶縁オイル(例えばシリコンオイル)、フッ素系不活性液体を例示できる。また、電圧印加時の絶縁破壊を防止するために、強誘電体結晶基板や誘電体基板を真空雰囲気に中に設置することも可能であるが、真空装置等の設備が必要となる。
電圧印加方法は特に限定されないが、絶縁体液体中に基板を設置してプローブピンにて電極パターンと接触させ高電圧を給電する方法が比較的容易である。なお、この際、プローブピンの位置は、電極のパターンの中央である方が望ましい。
電圧はパルス電圧であることが好ましく、直流バイアス電圧を更に印加してもよい。パルス電圧の好ましい条件は以下のとおりである。
パルス電圧:2.0kV〜8.0kV(/mm)
パルス幅:0.1ms〜10ms
直流バイアス電圧:1.0kV〜5.0kV(/mm)
なお、Yカット、Xカット、オフカットY、オフカットX基板への電圧印加は、特許公報第4854187号に記載の方法が適用できる。
次いで、図2(a)に示すように、導電膜および一様電極を除去し、次いで図2(b)に示すように絶縁膜を除去することで、周期分極反転構造7の形成された基板1を得る。周期分極反転構造7は、光の進行方向に向かって交互に多数配列された分極反転部7aと非分極反転部7bとからなる。
好適な実施形態においては、図2(c)に示すように、基板1の第一の主面1aを支持基板9の主面9aに接着する。11は接着層である。この接着剤としては、エポキシ系接着剤、アクリル系接着剤、熱硬化型接着剤、紫外線硬化性接着剤、ニオブ酸リチウムなどの電気光学効果を有する材料と比較的近い熱膨張係数を有するアロンセラミックスC(商品名、東亜合成社製)(熱膨張係数13×10−6/K)を例示できる。
次いで、基板1の第二の主面(一様電極側の主面)1bを研磨することによって薄層化し、波長変換基板1Aが設けられた素子12を得る(図2(d))。なお7Aは周期分極反転構造であり、1cは研磨面である。
この研磨方法としては、ラッピング加工とCMP加工を併用した方法が例示できる。薄層化後の基板1Aの厚さは、波長変換効率の観点からは、6μm以下が好ましく、4μm以下が更に好ましい。また、同様に、波長変換効率および機械的強度の観点からは、1.5μm以上が好ましい。
ここで、本発明の製法では、上述した電極の平面的パターンを変更する。
すなわち、図3に示す比較例においては、基板1の主面1a上に絶縁膜15が形成され、絶縁膜15および主面1aを被覆するように導電膜3が形成されている。各絶縁膜15は、基本波の伝搬方向Aに対して略垂直方向に向かって伸びている。そして、隣接する絶縁膜15の間には、導電膜によって細長い電極片部16が形成されており、電極片部16が主面1aに接している。そして、各電極片部16は、基本波の伝搬方向Aに対して略垂直方向に向かって伸びている。なお、Lは各電極片部16の長手方向であり、基本波の伝搬方向AとLとの角度φは本例では略垂直である。
本明細書において、略垂直な方向とは、厳密に幾何学的な意味で直角である必要はなく、製造上の誤差を許容する趣旨である。
図3に示すような電極パターンを用いて電圧印加法で周期分極反転構造を基板1に形成すると、図13に示すような局所的な反転欠陥が分極反転部内に生ずることがあった。これは、隣接する電極片部間の相互作用によって分極反転部の周期が局所的に破れたものと考えられる。
一方、本発明においては、たとえば図4に示すように、絶縁膜2を形成する際に、隙間18を横断するように絶縁膜20を更に形成する。絶縁膜20は細長い形状とし、また絶縁膜20の方向を、矢印A方向(基本波の伝搬方向)に対して傾斜する方向とする。この傾斜角度をθとする。
次いで、図5に示すように導電膜3を形成する。この結果、隣接する絶縁膜2の間に細長い電極片部16が形成される。各電極片部16は主面1aに対して直接接する。これと共に、各電極片部16を絶縁膜20が横断するように形成される。この状態で電圧を印加すると、絶縁膜20の直下では電圧が印加されず、分極反転部が形成されないか、形成されにくくなる。これと同時に、隣接する分極反転部間での相互作用による反転欠陥が生じにくくなる。
ここで、各列の電極片部16の長手方向をLとし、基本波の伝搬方向AとLとがなす角度をφとし、絶縁膜(非電極部)20とAとの交差角度をθとし、絶縁膜20と分極反転部の長手方向Lとの交差角度をαとする。
図6〜図8は、周期分極反転構造パターンを示す図である。
図6の素子21は本発明の実施形態に係る。この周期分極反転構造7Aにおいては、分極反転部7aと非分極反転部7bとが交互に配列されている。各分極反転部7aを横断するように細長い非分極反転領域7cが形成されている。
ここで、各列の分極反転部7aの長手方向をLとし、基本波の伝搬方向AとLとがなす角度をφとし、非分極反転領域7cとAとの交差角度をθとし、非分極反転領域7cと分極反転部7aの長手方向Lとの交差角度をαとする。
非分極反転領域7cと基本波の伝搬方向Aとは角度θで交差している。本例では、伝搬方向Aに対して非分極反転領域7cの方向は、時計回り方向に回転した方向である。非分極反転領域7cは、電極片部を横断する非電極部下に形成される。
図7の素子22は比較例である。この周期分極反転構造27においては、分極反転部27aと非分極反転部27bとが交互に配列されている。各分極反転部27aを横断するように細長い非分極反転領域27cが形成されている。非分極反転領域27cと基本波の伝搬方向Aとは略平行であり、非分極反転領域27cと各列の分極反転部27aの長手方向Lとは直交する。こうしたパターンであると、基板内を伝搬してきた基本波が、非分極反転領域27cの近辺で散乱しやすくなり、散乱光が増加する。
図8の素子23は本発明の実施形態に係る。この周期分極反転構造7Bにおいては、分極反転部7aと非分極反転部7bとが交互に配列されている。各分極反転部7aを横断するように細長い非分極反転領域7c、7dが形成されている。本例では、伝搬方向Aに対して非分極反転領域7cの方向は時計回りの方向に回転した方向であり、傾斜角度はθ1である。伝搬方向Aに対して非分極反転領域7dの方向は反時計回りの方向に回転した方向であり、傾斜角度はθ2である。更に、本例では、一部の非分極反転領域7cと7dとが交差している。
前述のように、隣接する電極片部の間に非電極部を形成すると、周期分極反転構造において、各分極反転部内に非分極反転領域が生成することが多い。しかし、電圧印加条件によっては、こうした非分極反転領域が生成するとは限らず、非分極反転領域が観測できなかったり、あるいは痕跡程度しか形成されないこともある。しかし、このような場合にも、電圧印加時には非電極部が作用するので、得られた素子の波長変換効率は改善している。
本発明においては、非電極部または非分極反転領域が、電極片部または分極反転部の長手方向に対して交差する方向に向かって伸びている。この交差角度α、α1、α2は、散乱光の抑制という観点からは、80°以下が好ましく、70°以下が更に好ましい。また、この交差角度α、α1、α2が0°であると、非電極部が電極片部を横断するように形成することができない。このため、本発明の観点からは、この交差角度は0°を超えるが、10°以上が好ましく、20°以上が更に好ましい。
好適な実施形態においては、電極片部を横断する非電極部または非分極反転領域が基本波の伝搬方向に対して交差する方向に向かって伸びるように形成されている。この交差角度θ、θ1、θ2は、散乱光の抑制という観点からは、10°以上が好ましく、20°以上が更に好ましい。非電極部が電極片部を横断するように形成するという設計の観点からは、この交差角度は90°未満が好ましく、80°以下が好ましく、70°以下が更に好ましい。
基本波の伝搬方向Aと電極片部または分極反転部の長手方向とがなす角度φは、波長変換効率の観点からは、80〜100°が好ましく、略垂直であることが特に好ましい。
反転欠陥を抑制するという観点からは、各非電極部の幅を0.6μm以上とすることが好ましく、1μm以上とすることが更に好ましい。また、各幅が大きくなりすぎると、波長変換に寄与する領域が狭くなるので、この観点からは、各非電極部の幅を3μm以下とすることが好ましく、2μm以下とすることが更に好ましい。
また、同様の観点から、各非分極反転領域の幅を0.2μm以上とすることが好ましく、0.4μm以上とすることが更に好ましい。また、各非分極反転領域の幅を2μm以下とすることが好ましく、1μm以下とすることが更に好ましい。
各非電極部および各非分極反転領域は、細長い形状とすることが好ましく、これによって反転欠陥を抑制しつつ、波長変換に寄与しない領域の面積も減らすことができる。この観点からは、各非電極部の長さ/幅は、1.2以上とすることが好ましく、1.5以上とすることが更に好ましい。また、各非電極部の幅が小さくなりすぎると反転欠陥抑制の効果が少なくなるので、各非電極部の長さ/幅は、5以下とすることが好ましく、3以下とすることが更に好ましい。
また、各非分極反転部の長さ/幅は、2以上とすることが好ましく、4以上とすることが更に好ましい。また、各非分極反転部の長さ/幅は、12以下とすることが好ましく、10以下とすることが更に好ましい。
上述した実施形態においては、基本波の伝搬方向に見て隣接する電極片部の間および非電極部に絶縁膜が設けられており、これによって導電膜が基板に接しないように絶縁を確保する。しかし、こうした絶縁部分(絶縁膜)は必須ではない。たとえば、基板上に絶縁膜なしに導電性の電極片部のみを設けることができる。この場合には、電極片部を横断するように主面を露出させ、露出部分を設ける。この露出部分が非電極部として作用する。
好適な実施形態においては、非電極部または非分極反転領域の伝搬方向Aに対する交差角度θ、θ1、θ2が複数設けられている。これによって設計の自由度が増す。
好適な実施形態においては、基本波が各列の分極反転部を通過するように非分極反転領域が設計されている。
すなわち、図9(a)の例では、基本波Aが非分極反転領域7cをNで横断するが、このとき同時に分極反転部7aをY領域で通過する。これに対して、図9(b)の例では、基本波Aが非分極反転領域7cを横断する際に、分極反転部7aを通過しないように横断することが可能になっている。この場合、当該列では分極反転作用が得られないので、全体としての波長変換効率が低下することになる。このため、基本波が非分極反転領域を通過する際に、その該当列の分極反転部を同時に通過するように非分極反転領域を設計することが好ましい。
また、各分極反転部を横断する非分極反転領域が曲がるように設計することができ、これによって設計の自由度が更に改善する。こうした設計によって、基本波が非分極反転領域を通過する際に、その該当列の分極反転部を同時に通過するように非分極反転領域を設計することが、一層容易になる。
例えば図10に示す例では、分極反転部7aが図面において上下に向かって伸びている。ここで、非分極反転領域7gが設けられているが、本例では、非分極反転領域7gが、異なる方向に向かって伸びる領域7hと7jとからなっている。本例では、各領域7hと7jとはそれぞれ直線的に伸びており、両領域が一カ所で交差している。θ1、θ2、α1、α2、φは、前述した図8の例と同様である。ただし、本例のように、各領域が一カ所で曲がっている必要はなく、なめらかに湾曲していてもよい。また、非分極反転領域が曲がっている曲折箇所の数は本例では一カ所であるが、2箇所以上で曲折していてもよい。
また、好適な実施形態においては、交差角度が異なる複数の非電極部または非分極反転領域を互いに連続させることができる。
また、非電極部の密度は、電極片部の長さ100μm当たり5〜15個とすることが好ましく、8〜12個とすることが更に好ましい。
また、非分極反転部の密度は、非分極反転部の長さ100μm当たり1〜15個とすることが好ましく、2〜10個とすることが更に好ましい。
尚、非分極反転領域は集中せずに分散していることが望ましい。
なお、Xカット基板、Yカット基板およびオフカットX基板、オフカットY基板のオフカット角が10度未満の場合は、非分極反転部の密度が低くなり、非電極部の幅が2μm以上とした広い設計でも、密度がゼロになる場合がある。
本発明の素子は、第二高調波発生素子等の高調波発生素子に適用できる。第二高調波発生素子として使用した場合には、高調波の波長は330−1600nmが好ましい。
素子に形成する光導波路は、スラブ導波路であって良いが、チャネル型光導波路であってもよい。スラブ型導波路は高出力特性が求められる光源に使用され、チャネル型導波路は光出力が小さくなるが、高効率特性が求められる場合に使用される。
基板に形成されるチャネル型光導波路は限定されず、リッジ形光導波路や、拡散形光導波路であってよい。拡散形光導波路は、金属拡散(例えばチタン拡散)やプロトン交換によって形成できる。リッジ構造を形成するための加工方法は限定されず、機械加工、イオンミリング、ドライエッチング、レーザーアブレーションなどの方法を用いることができる。
図11、図12は、波長変換素子のより詳細な構成の一例を示すものである。
強誘電性結晶基板1Aには、一対の細長い溝35を設ける。溝35は互いに平行であり、これらの溝によってリッジ部33、段差部34が形成されている。リッジ部33および段差部34によってチャネル型光導波路32が形成されている。各溝35の各外側には延在部36が形成されており、溝35下に薄層部37が形成されている。また、基板1Aの例えば全体に、前述のように周期分極反転構造が形成されている。
チャネル型光導波路内では、例えば光の伝搬方向に対して垂直なZ方向に向かって分極しており、分極方向が周期的に反転している。この結果、光導波路の入射面から入射した基本波は、光導波路内で波長変換を受け、高調波が出射面から出射する。
強誘電性結晶基板1Aの第一の主面1a側にはアンダークラッド30が形成されており、第二の主面1bにはオーバークラッド31が形成されている。基板1Aの第二の主面は、アンダークラッド30、接着層11を介して支持基板9に対して接着されている。基板1Aの第一の主面のオーバークラッド31は、図示しない上側基板に対して接着されていてもよい。
(比較例1)
図1、図2、図3を参照しつつ説明した方法に従い、波長変換素子を作製した。
具体的には、基板1としては、MgO添加のLiNbO3(MgOLN)のZ基板を使用した。基板1の第一の主面1aに、絶縁膜としてSiO膜を成膜した。絶縁膜の膜厚は約2000オングストロームとした。
次いで、絶縁膜にフォトレジストをスピンコーティングし、マスク露光、現像を経て、レジストパターンを形成した。このレジストパターンをマスクにして、ウェットエッチング処理を行うことで、図1(a)に示すようなパターニングされた絶縁膜2を形成した。続いて、スパッタリング法によって、導電膜3および14を成膜した。これらの膜厚は2000オングストロームとし、材質はモリブデンとした。
このように作製した基板1を絶縁オイル内に浸漬し、170℃でパルス電圧を印加した。電圧印加条件としては、約6kV/mmに設定し、約1msec幅の矩形パルスを印加した。
また、誘電体基板5としては、ノンドープLiNbO3のZカット基板を使用した。誘電体基板5の+z面および−z面に、それぞれ、電極10A、10Bとして、スパッタリング法によってモリブデン膜を形成した。各導電膜の膜厚は1000オングストロームとした。
電圧印加後、分極反転が形成されているのかどうかを確認するため、弗硝酸混合液(弗酸:硝酸=1:2)でウェットエッチングした。この結果、周期約6.6μmに対応した周期状分極反転構造が得られた。
得られた周期分極反転構造を微分干渉顕微鏡によって観測したところ(倍率1000倍)、図13に示すように局所的な反転欠陥が観測された。
次いで、周期分極反転構造を形成した後、特許文献2に記載されたようにして、図2、図11、図12に示すような素子を作製した。
すなわち、厚さ0.6μmのSiOアンダークラッド30をスパッタ法によって成膜した。厚さ0.5mmのノンドープニオブ酸リチウム基板からなる支持基板9に接着剤11を塗布した後、基板1の第一の主面1aを支持基板9に貼り合せ、基板1の第二の主面(一様電極が形成された主面)1bを厚さ3.75μmとなるまで研削、研磨した(図2(c))。
次いで、レーザーアブレーション加工法により、光導波路32を形成した。この後、厚さ0.5μmのSiOオーバークラッド31をスパッタ法によって成膜した。そのオーバークラッド31上に接着剤を塗布した後、厚さ0.5mmのノンドープニオブ酸リチウム単結晶からなる上側基板を接着した。これをダイサーで長さ9mm、幅1.0mmに素子を切断し、チップを得た。
得られたチップの各部分の寸法を以下に示す(図12参照)。
チップ長さ L : 8mm
チップ幅 Cw : 0.7mm
チップ高さ : 1 mm
リッジ幅 Rw : 5.8um
リッジ深さ Rd : 2.4um
スラブ高さ Sh : 3.75um
分極反転周期 Λ:6. 6um
このように形成した素子に、基本光1064nmで発振する半導体レーザー光を入射させると、純緑の532nmの二次高調波を発生させることができる。緑色光の出力としては、素子に300mWの光を入力した状態で、75mWの緑色光を得ることができる。なお、緑色出力は素子の温度によって変化するため、ペルチェ素子により温度調整した。緑色出力は、使用する半導体レーザーのスペクトル幅によっても依存し、線幅が0.2nm以上のレーザーとなると、入力する光が大きくても、高い出力が得られない場合がある。
(実施例1)
比較例1と同様にして波長変換素子を作製した。
ただし、比較例1と異なり、図4、図5に示すようなパターンの電極を形成した。ここで、角度φは90°であり、各非電極部の交差角度θ、αは30〜60°であり、各非電極部の幅は1μmであり、長さ/幅は1.5であった。また、非電極部の密度は、電極片部の長さ100μm当たり8個とした。
この結果、図6に示すような形態の周期分極反転構造が得られた。ここで、角度φは90°であり、各非分極反転部の交差角度θ、αは30〜60°であり、各非分極反転部の幅は平均して0.6μmとなり、長さ/幅は平均5となった。また、非分極反転部の密度は、電極片部の長さ100μm当たり8個であった。
図13に示したような反転欠陥は観測されなかった。
また、比較例1と同様にして光学特性を測定した。二次高調波の出力は78mWであった。
(比較例2)
比較例1と同様にして波長変換素子を作製した。
ただし、比較例1と異なり、強誘電体単結晶基板として5度オフカットY基板を用いた。得られた周期分極反転構造を微分干渉顕微鏡によって観測したところ(倍率1000倍)、比較例1と同様の局所的な反転欠陥が観測された。
また、比較例1と同様にして光学特性を測定した。素子に300mWの基本波を入射させたところ、二次高調波の出力は80mWであった。
(実施例2)
比較例2と同様にして波長変換素子を作製した。
ただし、比較例2と異なり、図4、図5に示すようなパターンの電極を形成した。ここで、角度φは90°であり、各非電極部の交差角度θ、αは30〜60°であり、各非電極部の幅は2μmであり、長さ/幅は1.5であった。また、非電極部の密度は、電極片部の長さ100μm当たり8個とした。
この結果、図6に示すような形態の周期分極反転構造が得られた。角度φは90°であり、各非分極反転部の交差角度θ、αは30〜60°であり、各の非分極反転部幅は平均して0.4μmとなり、長さ/幅は平均8となった。また、非分極反転部の密度は、電極片部の長さ100μm当たり4個であった。5度オフカットY基板の場合は、Z基板と比べ、非電極部の幅が広くても、電圧印加処理した結果、非分極反転部が連結しやすく、非分極反転部の密度が減る傾向が見られた。
図13に示したような反転欠陥は観測されなかった。
また、比較例1と同様にして光学特性を測定した。素子に300mWの基本波を入射させたところ、二次高調波の出力は85mWであった。
同様な導波路構造でもオフカットY基板の方がSHG出力が高くなった理由として、Zカット基板の場合は分極反転部を研磨すると、分極反転構造の周期にならう凹凸の段差が数nm生じるためで、この段差により基本光や第二高調波の損失が大きくなったためと推察する。

Claims (8)

  1. 強誘電性結晶からなり、第一の主面および第二の主面を有する強誘電性結晶基板、およびこの強誘電性結晶基板に設けられた周期分極反転構造を備える波長変換素子を製造する方法であって、
    前記強誘電性結晶基板の前記第一の主面に設けられた複数の電極片部と、前記強誘電性結晶基板の前記第二の主面に設けられた一様電極との間に電圧を印加することによって前記周期分極反転構造を形成し、前記電極片部の長手方向に対して斜めに交差する方向に向かって伸びる非電極部を前記電極片部を横断するように形成することを特徴とする、波長変換素子の製造方法。
  2. 複数の前記非電極部の前記電極片部の長手方向に対する交差角度が互いに異なることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 前記交差角度が異なる複数の前記非電極部が互いに連続することを特徴とする、請求項2記載の方法。
  4. 強誘電性結晶からなり、第一の主面および第二の主面を有する強誘電性結晶基板、およびこの強誘電性結晶基板に設けられた周期分極反転構造を備える波長変換素子であって、
    前記周期分極反転構造が、交互に配列された分極反転部と非分極反転部を備えており、更に前記分極反転部を横断するように前記分極反転部の長手方向に対して斜めに交差する方向に向かって伸びる非分極反転領域を備えることを特徴とする、波長変換素子。
  5. 前記非分極反転領域の長手方向が前記基本波の前記伝搬方向に対して傾斜していることを特徴とする、請求項4記載の素子。
  6. 前記基本波が各列の前記分極反転部を通過するように前記非分極反転領域が設計されていることを特徴とする、請求項4または5記載の素子。
  7. 前記非分極反転領域が曲がっていることを特徴とする、請求項4〜6のいずれか一つの請求項に記載の素子。
  8. 前記強誘電性結晶基板にチャネル型光導波路が設けられており、このチャネル型光導波路内に前記周期分極反転構造が形成されていることを特徴とする、請求項4〜7のいずれか一つの請求項に記載の素子。
JP2014150695A 2014-07-24 2014-07-24 波長変換素子の製造方法および波長変換素子 Pending JP2016024423A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014150695A JP2016024423A (ja) 2014-07-24 2014-07-24 波長変換素子の製造方法および波長変換素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014150695A JP2016024423A (ja) 2014-07-24 2014-07-24 波長変換素子の製造方法および波長変換素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016024423A true JP2016024423A (ja) 2016-02-08

Family

ID=55271185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014150695A Pending JP2016024423A (ja) 2014-07-24 2014-07-24 波長変換素子の製造方法および波長変換素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016024423A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019197189A (ja) * 2018-05-11 2019-11-14 日本電信電話株式会社 波長変換素子および波長変換素子の作製方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006003488A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Ngk Insulators Ltd 分極反転部の製造方法
JP2008268547A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Oxide Corp レーザー装置、波長変換素子、およびその製造方法
JP2009092843A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Ngk Insulators Ltd 周期分極反転構造の製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006003488A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Ngk Insulators Ltd 分極反転部の製造方法
JP2008268547A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Oxide Corp レーザー装置、波長変換素子、およびその製造方法
JP2009092843A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Ngk Insulators Ltd 周期分極反転構造の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019197189A (ja) * 2018-05-11 2019-11-14 日本電信電話株式会社 波長変換素子および波長変換素子の作製方法
WO2019216154A1 (ja) * 2018-05-11 2019-11-14 日本電信電話株式会社 波長変換素子および波長変換素子の作製方法
JP7070063B2 (ja) 2018-05-11 2022-05-18 日本電信電話株式会社 波長変換素子および波長変換素子の作製方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10503602A (ja) パターン付分極化誘電構造体と装置の製造
US7643205B2 (en) Harmonics generating devices
JP3059080B2 (ja) 分極反転領域の製造方法ならびにそれを利用した光波長変換素子及び短波長光源
JP4721455B2 (ja) 周期分極反転構造の製造方法
JP5300664B2 (ja) 分極反転部分の製造方法
JP2016024423A (ja) 波長変換素子の製造方法および波長変換素子
JP2010156787A (ja) 光機能素子の製造方法
JP5992346B2 (ja) 波長変換素子の製造方法
JP4400816B2 (ja) 周期分極反転構造の製造方法および光デバイス
JP4646150B2 (ja) 周期分極反転構造の製造方法
JP6446518B2 (ja) 波長変換素子の製造方法
JP2009271496A (ja) 光機能素子の製造方法
JP4642065B2 (ja) 周期分極反転部の製造方法
JP4974872B2 (ja) 周期分極反転構造の製造方法
JP7286225B2 (ja) 光導波路デバイスの製造方法
JP2002277915A (ja) 分極反転形成方法および光波長変換素子
JP2016177316A (ja) 波長変換素子の製造方法
JP3884197B2 (ja) 分極反転構造の作製方法
JP4854187B2 (ja) 分極反転部の製造方法
JP6144770B2 (ja) 光学部品
US8817363B2 (en) Wavelength conversion device and method of fabricating the same
US11332849B2 (en) Method of producing periodic polarization inversion structures
JP2009092843A (ja) 周期分極反転構造の製造方法
JP4899948B2 (ja) 光学素子の製造方法
US9599876B2 (en) Periodic polarization reversal electrode, periodic polarization reversal structure forming method and periodic polarization reversal element

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170322

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170816