JP4853883B2 - エレベータ群管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数台のエレベータを有する群管理システムに係り、特にリニューアル工事期間中に新旧の複数台のエレベータが混在する状態で運転制御を行う場合に用いて好適なエレベータ群管理システムに関する。
複数台のエレベータを有する群管理システムにおいて、リニューアル工事期間中は、新設されたエレベータ(以下、新エレベータと称す)と既存のエレベータ(以下、旧エレベータと称す)が混在した状態にある。なお、ここで言うエレベータとは、乗りかごや制御システムなどを含むものである。
従来、このような新旧の複数台のエレベータが混在する状態で運転制御を行う場合に、以下のような方法が用いられていた。
(1)第1の方法として、新群管理装置と旧群管理装置が同一バンク内に存在するシステムにおいて、新群管理装置は新エレベータ、旧群管理装置は旧エレベータを独立して管理するといった一般的な方法である。この場合、乗場呼び釦は、新旧で個別に設置される。そして、乗場呼びが登録された側の群管理装置の制御によって最適なエレベータが割当てられる。
(2)第2の方法として、例えば特許文献1に開示されている方法がある。すなわち、新群管理装置と旧群管理装置を信号線で接続して互いに連携可能な構成とする。そして、各階床の乗場呼びに対して、新群管理装置が新旧のエレベータの運転状態を把握し、旧エレベータが最適な状態にある場合には旧エレベータに割当て、旧エレベータが最適な状態にない場合には新エレベータに乗場呼びを割当てる。
(3)第3の方法として、例えば特許文献2に開示されている方法がある。すなわち、上記(2)と同様に新旧の2つの群管理装置を連携させた構成において、一方の群管理装置に乗場呼びが発生した場合に、その群管理装置がサービス評価を行い、最適でないと判断した場合に、他方の群管理装置に対して応援要請を行うというものである。
しかしながら、上述したような第1〜3の方法には、それぞれに以下のような問題がある。
上記第1の方法では、新旧の群管理装置が完全に独立した状態で設置されている。このため、例えば各階床で新エレベータ側の乗場呼び釦だけが押された場合には、そのすべての階の乗場呼びに新群管理装置だけ応答しなくてはならず、運転サービスが著しく低下することになる。また、同じ階床で新旧両方の乗場呼び釦が押された場合には、その階床に対して新旧両方のエレベータが1台ずつ応答することになるため、全体の運転効率として無駄が生じる、といった問題もある。
上記第2の方法は、新設システムである新群管理装置が新旧両方のエレベータの乗場呼びを統括制御して最適なエレベータを判断するため、一方のエレベータにサービスが偏るようなことはない。しかしながら、新群管理装置が常に新旧両方のエレベータの状態を把握する必要があるため、処理負担が大きく、乗場呼びの発生から最適なエレベータを割り当てるまでに時間を要するなどの問題がある。また、既存システムである旧群管理装置を新群管理装置と連動させなければならないため、ハード的にもソフト的にも大がかりな改造が必要となる。
上記第3の方法は、新旧の群管理装置が互いに連携し合って乗場呼びに対する最適なエレベータの割当て制御を行う。しかし、新旧の群管理装置のそれぞれが互いのエレベータの状態を把握する必要があるため、処理に時間を要すると共に上記(2)と同様に既存システムである旧群管理装置の改造工事も必要となるなどの問題がある。
そこで、このような問題を解消するべく、特許文献3では、既存システムに対する特殊な改造や処理の変更を必要とせずに、新旧のエレベータの群管理制御を行う方法が提案されている。これは、新エレベータが応答する階床と旧エレベータが応答する階床を予め分担情報として設定しておき、乗場呼びが発生した際に、その分担情報に基づいて新旧のどちらかのエレベータを応答させるようにしたものである。
特開2001−19288号公報 特開2004−51284号公報 特開2006−188296号公報
しかしながら、上記特許文献3のように新旧エレベータの分担情報を予め決めておく方法では、なんらかの理由で各階を利用する人の流れが変わり、新エレベータと旧エレベータの負荷のバランスが悪くなった場合などに柔軟に対応することができない。
また、分担情報に設定ミスがあった場合には、全号機の運転を止めて、新旧エレベータの分担情報を変更する作業(ソフトの書き換え作業)が必要となり、その間の運転サービスに支障を来してしまう。
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、新旧エレベータが混在する場合において、新旧エレベータの分担情報を互いに同期を取って適切に設定して効率的な運転を行うことのできるエレベータ群管理システムを提供することを目的とする。
本発明に係るエレベータ群管理システムは、複数の新エレベータを群管理制御する新群管理装置と、複数の旧エレベータを群管理制御する旧群管理装置とを備えたエレベータ群管理システムにおいて、新旧エレベータが応答する階床を設定するためのパラメータを送信する外部設定手段と、この外部設定手段から送信されたパラメータを受けて、上記新群管理装置に属する複数の新エレベータが応答する階床を新エレベータの分担情報として設定する第1の分担設定手段と、この第1の分担設定手段と同時に上記外部設定手段から送信されたパラメータを受けて、上記旧群管理装置に属する複数の旧エレベータが応答する階床を旧エレベータの分担情報として設定する第2の分担設定手段と、上記新群管理装置側の乗場呼び釦の操作により乗場呼びが登録されたときに、上記第1の分担設定手段によって設定された新エレベータの分担情報に基づいて、その乗場呼びに上記新群管理装置側で応答すべきか否かを判断する第1の乗場呼び制御手段と、この第1の乗場呼び制御手段によって上記新群管理装置側で応答すべきと判断された場合に、その乗場呼びのあった階床に上記複数の新エレベータの中から最適なエレベータを割り当てる第1の割当制御手段と、上記旧群管理装置側の乗場呼び釦の操作により乗場呼びが登録されたときに、上記第2の分担設定手段によって設定された旧エレベータの分担情報に基づいて、その乗場呼びに上記旧群管理装置側で応答すべきか否かを判断する第2の乗場呼び制御手段と、この第2の乗場呼び制御手段によって上記旧群管理装置側で応答すべきと判断された場合に、その乗場呼びのあった階床に上記複数の旧エレベータの中から最適なエレベータを割り当てる第2の割当制御手段とを具備したことを特徴とする。
また、本発明に係るエレベータ群管理システムは、複数の新エレベータを群管理制御する新群管理装置と、複数の旧エレベータを群管理制御する旧群管理装置とを備えたエレベータ群管理システムにおいて、上記新群管理装置に属する複数の新エレベータが応答する階床を新エレベータの分担情報として設定する第1の分担設定手段と、上記旧群管理装置に属する複数の旧エレベータが応答する階床を旧エレベータの分担情報として設定する第2の分担設定手段と、上記新群管理装置側の乗場呼び釦の操作により乗場呼びが登録されたときに、上記第1の分担設定手段によって設定された新エレベータの分担情報に基づいて、その乗場呼びに上記新群管理装置側で応答すべきか否かを判断する第1の乗場呼び制御手段と、この第1の乗場呼び制御手段によって上記新群管理装置側で応答すべきと判断された場合に、その乗場呼びのあった階床に上記複数の新エレベータの中から最適なエレベータを割り当てる第1の割当制御手段と、上記旧群管理装置側の乗場呼び釦の操作により乗場呼びが登録されたときに、上記第2の分担設定手段によって設定された旧エレベータの分担情報に基づいて、その乗場呼びに上記旧群管理装置側で応答すべきか否かを判断する第2の乗場呼び制御手段と、この第2の乗場呼び制御手段によって上記旧群管理装置側で応答すべきと判断された場合に、その乗場呼びのあった階床に上記複数の旧エレベータの中から最適なエレベータを割り当てる第2の割当制御手段と、上記第1および第2の分担設定手段のうちの一方で分担情報が変更された場合に、その変更後の分担情報を他方の分担設定手段に反映させる分担情報共有手段とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、新旧エレベータが混在する場合において、新旧エレベータの分担情報を互いに同期を取って適切に設定して効率的な運転を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明のエレベータ群管理システムが適用されるエレベータバンクの構成について説明する。
図2はそのエレベータバンクの一例を示す図である。図中の1は新エレベータ側の乗場呼び釦、2は旧エレベータ側の乗場呼び釦であり、どちらの釦も乗場にエレベータを呼ぶための操作手段として用いられるものである。この乗場呼び釦1,2は、行先方向の指定釦を兼ねていると共に、エレベータ応答時に点灯する応答灯を有する。なお、斜線で示す部分は工事中を表している。
今、エレベータのリニューアル工事期間中にあり、新旧のエレベータが混在した状態にあるとする。図2の例では、A機〜F号機の6台のエレベータを1台ずつリニューアルして、現在、新エレベータ3台(A〜C号機)、工事中1台(F号機)、旧エレベータが2台(D、E号機)という状態を示している
以下では、このようなリニューアル工事期間中における新旧のエレベータが混在した状態を前提として本発明の各実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るエレベータ群管理システムの構成を示す図である。この例では、エレベータの停止階床数を20階とした場合の構成が示されている。なお、途中階や同一構成が複数存在する部分については一部分のみ図示し、その他は省略してある。
図1に示すように、本実施形態におけるエレベータ群管理システム10は、新群管理制御装置11と、旧群管理制御装置12と、旧群用分担ゾーン設定部13と、旧群用乗場呼び制御部14とで構成される。
新群管理制御装置11および旧群管理制御装置12は、汎用のコンピュータからなり、それぞれに所定のプログラムの起動により群管理処理を実行する。このうち、新群管理制御装置11は、新設システムとして新たに設置されたものである。この新群管理制御装置11は、新エレベータ(図2のA〜C号機)用の単体制御装置3に接続されている。単体制御装置3は、新群管理制御装置11に属する複数台の新エレベータ毎に設けられており、新群管理制御装置11の制御の下で乗りかご4の運転制御などを行う。なお、符号1,3,4で示される構成は、実際には新エレベータの台数分だけ設けられる。
旧群管理制御装置12は、既存システムとして既に設置されているものである。この旧群管理制御装置12は、旧エレベータ(図2のD、E号機)用の単体制御装置5に接続されている。単体制御装置5は、旧群管理制御装置12に属する複数台の旧エレベータ毎に設けられており、旧群管理制御装置12の制御の下で乗りかご6の運転制御などを行う。なお、符号2,5,6で示される構成は、実際には旧エレベータの台数分だけ設けられる。
また、新群管理制御装置11は、新群用分担ゾーン設定部15、新群用乗場呼び制御部16、新群用乗場呼び登録部17、新群用割当制御部18を備える。
新群用分担ゾーン設定部15は、分担設定用のテーブルTB1を有し、新エレベータが応答する階床を設定する処理を行う。分担設定用のテーブルTB1は、新エレベータが応答する階床を新エレベータの分担情報として記憶している。このテーブルTB1の内容(分担情報)は、後述する外部設定部21によって任意に書き換え可能である。
新群用乗場呼び制御部16は、乗場呼びが発生した場合に新群用分担ゾーン設定部15によって設定された新エレベータの分担情報に基づいて、新群管理側で応答すべきか否かを判断する。新群用乗場呼び登録部17は、新群管理側で応答すべきと判断された場合に当該乗場呼びの情報を新群管理用として登録する。新群用割当制御部18は、新群用乗場呼び登録部17に登録された乗場呼びに対し、新群管理制御装置11に属する複数台の新エレベータの中から最適なエレベータを割り当てる制御を行う。
なお、新群用乗場呼び制御部16は、新エレベータ用乗場呼び釦1から乗場呼びを受信した場合あるいは旧エレベータ用乗場呼び釦2から旧群用乗場呼び制御部14を介して乗場呼びを受信した場合に、その乗場呼びの登録階に設けられた新エレベータ用乗場呼び釦1のランプを点灯する。
また、新群用乗場呼び制御部16は、新エレベータ用乗場呼び釦1によって登録された乗場呼びの情報を旧群用乗場呼び制御部14に対して転送する。
また、新群用乗場呼び制御部16は、乗場呼びが割当てられた号機が応答した際に、新エレベータ用単体制御装置3もしくは旧群用乗場呼び制御部14から転送された消去指令信号により、該当する新エレベータ用乗場呼び釦1のランプを消灯すると共に、新エレベータ用単体制御装置3からの消去指令信号を旧群用乗場呼び制御部14に対して転送する。
一方、旧群管理制御装置12は、旧群用乗場呼び登録部19および旧群用割当制御部20を備える。
旧群用乗場呼び登録部19は、旧群用乗場呼び制御部14によって旧群管理側で応答すべきと判断された乗場呼びの情報を旧群管理用として登録する。旧群用割当制御部20は、旧群用乗場呼び登録部19に登録された乗場呼びに対し、旧群管理制御装置12に属する複数台の旧エレベータの中から最適なエレベータを割り当てる制御を行う。
また、旧群用分担ゾーン設定部13および旧群用乗場呼び制御部14は、既存の旧群管理制御装置12とは別にリニューアル用として設けられたものである。
旧群用分担ゾーン設定部13は、分担設定用のテーブルTB2を有し、旧エレベータが応答する階床を設定する。分担設定用のテーブルTB2は、旧エレベータが応答する階床を旧エレベータの分担情報として記憶している。テーブルTB1と同様に、このテーブルTB2の内容(分担情報)についても、後述する外部設定部21によって任意に書き換え可能である。
旧群用乗場呼び制御部14は、乗場呼びが発生した場合に、旧群用分担ゾーン設定部13によって設定された旧エレベータの分担情報に基づいて、旧群管理側にて応答すべきか否かを判断する。
なお、旧群用乗場呼び制御部14は、旧エレベータ用乗場呼び釦2から乗場呼びを受信した場合あるいは新エレベータ用乗場呼び釦1から新群用乗場呼び制御部16を介して転送された乗場呼びを受信した場合、その乗場呼びの登録階に設けられた旧エレベータ用乗場呼び釦2のランプを点灯する。
また、旧群用乗場呼び制御部14は、旧エレベータ用乗場呼び釦2からの乗場呼びの登録情報を新群用乗場呼び制御部16に対して転送する。
また、旧群用乗場呼び制御部14は、乗場呼びが割当てられた号機が応答した際に、旧エレベータ用単体制御装置5もしくは新群用乗場呼び制御部16から転送された消去指令信号により、該当する旧エレベータ用乗場呼び釦2のランプを消灯すると共に、旧エレベータ用単体制御装置5からの消去指令信号を新群用乗場呼び制御部16に対して転送する。
ここで、上記構成に加え、エレベータ群管理システム10に対して外部設定部21が設けられている。この外部設定部21は、外部から新旧エレベータが応答する階床を任意に設定するためのパラメータを送信する。
図3および図4は新旧エレベータの分担設定の一例を図であり、エレベータの停止階床数を20階とした場合の設定例を示している。図中の黒塗りの三角印は、新エレベータまたは旧エレベータが乗場呼びに応答する階床を示している。
図3に示すパターンAは、1階〜14階は旧エレベータが、15階〜20階は新エレベータが応答するように設定されている。図4に示すパターンBは、1階〜7階は旧エレベータが、8階〜20階は新エレベータが応答するように設定されている。
なお、かご呼び(乗りかご内の行先階釦の押下による呼び)については新旧のエレベータに関係なく、すべての階床が登録対象である。例えば、新エレベータの乗りかご4内で1階の行先釦を押下すれば、その乗りかご4は1階へ行くことになり、到着時に乗り込むことも可能である。
以下に、このような新旧混在のエレベータに対する群管理処理について説明する。
図5はエレベータ群管理システムの群管理処理を示すフローチャートである。
今、新群用分担ゾーン設定部15に設けられた分担設定用のテーブルTB1には、予め新エレベータが応答する階床が新エレベータの分担情報として設定され、旧群用分担ゾーン設定部13に設けられた分担設定用のテーブルTB2には、予め旧エレベータが応答する階床が旧エレベータの分担情報として設定されているものとする。
各階床のエレベータホールにおいて、乗客が新エレベータ側の乗場呼び釦1を押下した場合には、その乗場呼びの信号は新群用乗場呼び制御部16に与えられる。一方、乗客が旧エレベータ側の乗場呼び釦2を押下した場合には、その乗場呼びの信号は旧群用乗場呼び制御部14に与えられる。新群用乗場呼び制御部16および旧群用乗場呼び制御部14では、それぞれに自分側の乗場呼び釦の押下操作による乗場呼びの信号を受けたときに、それが自分側で応答すべきか否かを判断する。
すなわち、新群管理側に着目して説明すると、新群用乗場呼び制御部16は、新エレベータ側の乗場呼び釦1が押されたか否かを判断する(ステップST11)、新エレベータ側の乗場呼び釦1が押された場合には(ステップST11のYes)、新群用乗場呼び制御部16は新群用分担ゾーン設定部15によってテーブルTB1に設定された新エレベータの分担情報に基づいて、当該乗場呼びに対して自分側つまり新エレベータで応答すべきか否かを判断する(ステップST12)。
ここで、新エレベータで応答すべきものと判断した場合、つまり、図3のパターンAの例で言えば、15階〜20階のいずれかの階床で乗場呼びがあった場合に(ステップST12のYes)、新群用乗場呼び制御部16は新群用乗場呼び登録部17に当該乗場呼びの情報を登録する(ステップST13)。
以後は、新群用割当制御部18によって、新エレベータ(ここではA〜C号機の3台)の中で最適なエレベータが割り当てられ、そのエレベータの乗りかご4が当該階床に向かうことになる。なお、乗場呼びに対するエレベータの割当て方法については、一般的に知られている方法を用いるものとする。一般的には、例えば各エレベータの乗りかごの位置や方向などの情報に基づいて評価値を求め、最も高い評価値を有するエレベータを最適号機として割り当てる方法などが用いられる。
旧群管理側についても同様である。
すなわち、旧エレベータ側の乗場呼び釦2が押された場合には(ステップST11のYes)、旧群用乗場呼び制御部14が旧群用分担ゾーン設定部13によってテーブルTB2に設定された旧エレベータの分担情報に基づいて、自分側つまり旧エレベータで応答すべきか否かを判断する(ステップST12)。
ここで、旧エレベータで応答すべきものと判断した場合、つまり、図3のパターンAの例で言えば、1階〜14階のいずれかの階床で乗場呼びがあった場合に(ステップST12のYes)、旧群用乗場呼び制御部14は旧群用乗場呼び登録部19に対して当該階床の乗場呼びを登録する(ステップST13)。
以後は、旧群用割当制御部20によって、旧エレベータ(ここではD,E号機の2台)の中で最適なエレベータが割り当てられ、そのエレベータの乗りかご6が当該階床に向かうことになる。
このように、新旧のエレベータが応答する階床を予め設定しておき、新旧の群管理装置11、12がそれぞれに自分の階床の乗場呼びに対して個別に処理を行うようにしたことで、それぞれの処理負担を軽減でき、各階床での乗場呼びに対して最適なエレベータを迅速に応答させることが可能となる。
また、システムの構成としても、旧エレベータ側の乗場呼び釦2から信号線を新たに設けた旧群用乗場呼び制御部14を中継させるように配線するだけで対応できるため、既存システムである旧群管理制御装置12に大きな改造や処理の変更を必要としないといった利点がある。
次に、新旧エレベータの分担情報を変更する場合について説明する。
図6は第1の実施形態における新旧エレベータの分担情報の変更処理を示すフローチャートである。
例えば各階を利用する人の流れが変わり、新エレベータと旧エレベータの負荷のバランスが悪くなった場合や分担情報に設定ミスがあった場合において、エレベータ群管理システム10の外部に設けられた外部設定部21を用いて分担情報を変更する。
外部設定部21は、具体的にはスイッチ、端末装置、タイマーなどからなり、操作者による明示的な指示あるいは予め設定された時間になったときに、分担設定用のパラメータを送信する(ステップST21)。
ここで、第1の実施形態において、外部設定部21から送信された分担設定用のパラメータは、新群用分担ゾーン設定部15と旧群用分担ゾーン設定部13の両方に同時に与えられる。
これにより、新群用分担ゾーン設定部15では、外部設定部21から受信したパラメータに従ってテーブルTB1を書き換え、新エレベータが応答する階床を設定する(ステップST22)。同様に、旧群用分担ゾーン設定部13では、外部設定部21から受信したパラメータに従ってテーブルTB2を書き換え、旧エレベータが応答する階床を設定する(ステップST23)。
具体的には、予め分担設定用のパターンが複数用意されており、その中で選択されたパターンで新旧エレベータを動作させるためのパラメータを外部設定部21から新群用分担ゾーン設定部15と旧群用分担ゾーン設定部13の両方に送る。
ここで、図3に示したパターンAが選択されたとすると、新群用分担ゾーン設定部15と旧群用分担ゾーン設定部13は、それぞれにテーブルTB1,TB2をパターンAに合わせて書き換えることにより、1〜14階を旧エレベータの分担階、15〜20階を新エレベータの分担階として設定する。
また、外部設定部21において、図4に示したパターンBが選択されたとすると、新群用分担ゾーン設定部15と旧群用分担ゾーン設定部13は、それぞれにテーブルTB1,TB2をパターンBに合わせて書き換えることにより、1〜7階を旧エレベータの分担階、8〜20階を新エレベータの分担階として設定する。
以後、新たに設定された分担情報に基づいて、乗場呼びに対する新旧エレベータの割り当て制御がなされる。
このように、新旧エレベータの負荷のバランスが悪い場合などにおいて、外部から分担設定用のパラメータを新群用分担ゾーン設定部15と旧群用分担ゾーン設定部13に同時に与えることで、新旧エレベータの分担情報を互いに同期を取って適切に設定することができる。これにより、新旧エレベータが混在した状態であっても、群管理の性能を落とさずに効率的に運転サービスを行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、外部設定部21からの分担設定用のパラメータを新群用分担ゾーン設定部15と旧群用分担ゾーン設定部13の両方に与える構成としたが、第2の実施形態では、外部設定部21からの分担設定用のパラメータを新群用分担ゾーン設定部15のみに与え、その新群用分担ゾーン設定部15によって設定された分担情報を旧群用分担ゾーン設定部13に反映させるようにしたものである。
図7は本発明の第2の実施形態に係るエレベータ群管理システムの構成を示す図である。なお、上記第1の実施形態における図1の構成と同じ部分には同一の符号を付して、その説明は省略するものとする。
図7において、外部設定部21は新群用分担ゾーン設定部15のみに接続されている。また、新群用分担ゾーン設定部15と旧群用分担ゾーン設定部13との間に分担情報共有部22が設けられており、この分担情報共有部22を介して新群用分担ゾーン設定部15から旧群用分担ゾーン設定部13へ分担設定用のパラメータを転送することで同期を取るように構成されている。
図8は第2の実施形態における新旧エレベータの分担情報の変更処理を示すフローチャートである。
上記第1の実施形態と同様に、エレベータ群管理システム10の外部に設置された外部設定部21を用いて分担情報を変更する。この場合、第2の実施形態では、外部設定部21から送信された分担設定用のパラメータは、新群用分担ゾーン設定部15のみに与えられる(ステップST31)。
これにより、新群用分担ゾーン設定部15では、外部設定部21から受信したパラメータに従って分担設定用のテーブルTB1を書き換え、新エレベータが応答する階床を設定する(ステップST32)。
ここで、新群用分担ゾーン設定部15は、外部設定部21から受信した分担設定用のパラメータを分担情報共有部22を介して旧群用分担ゾーン設定部13に転送する(ステップST33)。旧群用分担ゾーン設定部13では、新群用分担ゾーン設定部15からパラメータを受け取ることにより、分担設定用のテーブルTB2を書き換え、旧エレベータが応答する階床を設定する(ステップST34)。
具体的に説明すると、今、例えば新群用分担ゾーン設定部15と旧群用分担ゾーン設定部13にパターンAが設定されている状態で、外部設定部21から新群用分担ゾーン設定部15に対してパターンBを設定するためのパラメータが送信されたとする。
新群用分担ゾーン設定部15では、受信したパラメータに従って、新エレベータの分担情報をパターンAからパターンBに変更すると共に、そのパラメータを分担情報共有部22を介して旧群用分担ゾーン設定部13に渡す。これにより、旧群用分担ゾーン設定部13でも、旧エレベータの分担情報をパターンAからパターンBに変更することができる。
なお、旧群用分担ゾーン設定部13が新群用分担ゾーン設定部15からパラメータを受けたときに、パラメータを受信した旨のアンサー信号を新群用分担ゾーン設定部15に返すようにすれば、変更時の同期確認を確実に行うことができる。
また、新群用分担ゾーン設定部15が旧群用分担ゾーン設定部13に対して新しいパラメータを渡したにも関わらず、旧群用分担ゾーン設定部13よりアンサー信号を受信できなかった場合は、設定異常と判断して、元のパラメータ(つまりパターンA)にセットし直すようにしても良い。
このように、外部設定部21からの分担設定用のパラメータを新群用分担ゾーン設定部15のみに与え、その新群用分担ゾーン設定部15によって設定された分担情報を分担情報共有部22を介して旧群用分担ゾーン設定部13に反映させる構成としても、上記第1の実施形態と同様に、新旧エレベータの分担情報を互いに同期を取って適切に変更することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
上記第2の実施形態では、外部設定部21からの分担設定用のパラメータを新群用分担ゾーン設定部15に与えたが、第3の実施形態では、外部設定部21からの分担設定用のパラメータを旧群用分担ゾーン設定部13に与え、その旧群用分担ゾーン設定部13によって設定された分担情報を新群用分担ゾーン設定部15に反映させるようにしたものである。
図9は本発明の第3の実施形態に係るエレベータ群管理システムの構成を示す図である。なお、上記第1の実施形態における図1の構成と同じ部分には同一の符号を付して、その説明は省略するものとする。
図9において、外部設定部21は旧群用分担ゾーン設定部13のみに接続されている。また、新群用分担ゾーン設定部15と旧群用分担ゾーン設定部13との間に分担情報共有部22が設けられており、この分担情報共有部22を介して旧群用分担ゾーン設定部13から新群用分担ゾーン設定部15へ分担設定用のパラメータを転送することで同期を取るように構成されている。
図10は第3の実施形態における新旧エレベータの分担情報の変更処理を示すフローチャートである。
上記第1の実施形態と同様に、エレベータ群管理システム10の外部に設置された外部設定部21を用いて分担情報を変更する。この場合、第3の実施形態では、外部設定部21から送信された分担設定用のパラメータは、旧群用分担ゾーン設定部13のみに与えられる(ステップST41)。
これにより、旧群用分担ゾーン設定部13では、外部設定部21から受信したパラメータに従って分担設定用のテーブルTB2を書き換え、旧エレベータが応答する階床を設定する(ステップST42)。
ここで、旧群用分担ゾーン設定部13は、外部設定部21から受信したパラメータを分担情報共有部22を介して新群用分担ゾーン設定部15に転送する(ステップST43)。新群用分担ゾーン設定部15では、旧群用分担ゾーン設定部13からパラメータを受け取ることにより、分担設定用のテーブルTB1を書き換え、新エレベータが応答する階床を設定する(ステップST44)。
具体的に説明すると、今、例えば新群用分担ゾーン設定部15と旧群用分担ゾーン設定部13にパターンAが設定されている状態で、外部設定部21から旧群用分担ゾーン設定部13に対してパターンBを設定するためのパラメータが送信されたとする。
旧群用分担ゾーン設定部13では、受信したパラメータに従って、旧エレベータの分担情報をパターンAからパターンBに変更すると共に、そのパラメータを分担情報共有部22を介して新群用分担ゾーン設定部15に渡す。これにより、新群用分担ゾーン設定部15でも、新エレベータの分担情報をパターンAからパターンBに変更することができる。
なお、新群用分担ゾーン設定部15が旧群用分担ゾーン設定部13からパラメータを受けたときに、パラメータを受信した旨のアンサー信号を旧群用分担ゾーン設定部13に返すようにすれば、変更時の同期確認を確実に行うことができる。
また、旧群用分担ゾーン設定部13が新群用分担ゾーン設定部15に対して新しいパラメータを渡したにも関わらず、新群用分担ゾーン設定部15よりアンサー信号を受信できなかった場合は、設定異常と判断して、元のパラメータ(つまりパターンA)にセットし直すようにしても良い。
このように、外部設定部21からの分担設定用のパラメータを旧群用分担ゾーン設定部13のみに与え、その旧群用分担ゾーン設定部13によって設定された分担情報を分担情報共有部22を介して新群用分担ゾーン設定部15に反映させる構成としても、上記第1の実施形態と同様に、新旧エレベータの分担情報を互いに同期を取って適切に変更することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態では、新エレベータと旧エレベータの負荷状況に応じて動的に分担情報を変更するものである。
図11は本発明の第4の実施形態に係るエレベータ群管理システムの構成を示す図である。なお、上記第1の実施形態における図1の構成と同じ部分には同一の符号を付して、その説明は省略するものとする。
図11において、新群用分担ゾーン設定部15は分担情報共有部22を介して旧群用分担ゾーン設定部13と接続されている。なお、新群用分担ゾーン設定部15は新群用乗場呼び制御部16の乗場呼びの登録情報を参照可能とし、同様に、旧群用分担ゾーン設定部13は旧群用乗場呼び制御部14の乗場呼びの登録情報を参照可能としている。
図12は第4の実施形態における新旧エレベータの分担情報の変更処理を示すフローチャートである。
第4の実施形態において、新群用分担ゾーン設定部15は、新群用乗場呼び制御部16に与えられる各階の乗場呼びの登録情報を参照し(ステップST51)、新旧それぞれの群管理の負荷状況から分担情報の変更の必要性を判断する(ステップST52)。
詳しくは、新群用分担ゾーン設定部15は、新群用乗場呼び制御部16から取得した各階の乗場呼びの登録情報に基づいて、各階における単位時間当たりの乗場呼びの発生数や、乗場呼び発生から割当号機が応答して、その乗場呼びが消去されるまでの応答時間を求める。
ここで、新群用分担ゾーン設定部15は、新エレベータが応答する各階床の単位時間当たり乗場呼びの発生数の平均値と旧エレベータが応答する各階床の単位時間当たり乗場呼びの発生数の平均値とを比較し、両者の間に所定値以上の差があれば、分担情報を変更する必要ありと判断する。あるいは、新エレベータ側の応答時間の平均値と旧エレベータ側の応答時間の平均値とを比較することにより、両者の間に所定値以上の差があれば、分担情報を変更する必要ありと判断する。
このようにして、分担情報を変更する必要ありと判断した場合(ステップST53のYes)、新群側で主動的な立場をとって、新群用分担ゾーン設定部15が新エレベータと旧エレベータの負担を平均化するように分担情報を変更する(ステップST54)。
すなわち、旧エレベータの負担が新エレベータよりも大きかった場合には、旧エレベータが分担する階を減らし、新エレベータが分担する階を増やすように調整する。逆に、新エレベータの負担が旧エレベータよりも大きかった場合には、新エレベータが分担する階を減らし、旧エレベータが分担する階を増やすように調整する。
なお、新旧エレベータの乗場呼びの発生数の平均値あるいは応答時間の平均値の差に応じて、段階的に分担階を増減するようにしても良い。
新群用分担ゾーン設定部15は、新旧エレベータの負荷状況に応じて自身の分担情報を変更すると、その変更後の分担情報を分担情報共有部22を介して旧群用分担ゾーン設定部13に転送する。これにより、旧群用分担ゾーン設定部13では、新群用分担ゾーン設定部15からの分担情報を自身の分担情報に反映させて設定変更を行うことができる(ステップST55)。
なお、別の方法として、旧群側で主動的な立場をとって、旧群用分担ゾーン設定部13が新エレベータと旧エレベータの負担を平均化するように両者間の分担情報の変更を行い、分担情報共有部22を介して新群用分担ゾーン設定部15との同期を取るようにしても良い。
このように、新群用分担ゾーン設定部15または旧群用分担ゾーン設定部13で新旧エレベータの負荷状況に応じて分担情報を変更し、その変更の内容を他方に反映させる構成とすれば、外部からの指示を必要とせずに、新旧エレベータの分担情報を互いに同期を取って適切に変更することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
上述した第1乃至第4の各実施形態のいずれかの方法にて新旧のエレベータの分担情報を変更した場合に、既に登録済みの乗場呼びがあると、その乗場呼びの割り当てが変更前後で異なってしまう。第5の実施形態では、このような分担情報の変更に伴う乗場呼びの割当制御に関するものである。
図13は本発明の第5の実施形態に係るエレベータ群管理システムの構成を示す図である。なお、上記第1の実施形態における図1の構成と同じ部分には同一の符号を付して、その説明は省略するものとする。
図13において、新群用割当制御部18は、新群用分担ゾーン設定部15から新旧エレベータの分担情報を取得可能な構成を有する。同様に、旧群用割当制御部20は、旧群用分担ゾーン設定部13から新旧エレベータの分担情報を取得可能な構成を有する。
以下に、具体例を挙げて、分担情報の変更時の割当制御について説明する。なお、以下の説明で「UP方向」とは上昇方向、「DOWN方向」とは下降方向のことである。
(具体例1)
まず、具体例1として、図3のパターンAの状態で、10階のUP方向の乗場呼びが登録され、旧群管理制御装置12の制御下にある旧エレベータに当該乗場呼びが割当てられた後、その旧エレベータが10階のUP方向の乗場呼びに対して応答する前に、図4のパターンBに変更された状況を想定する。
旧群管理制御装置12に設けられた旧群用割当制御部20は、現時点で旧群用乗場呼び登録部19に既に登録済みの乗場呼びがあるか否かをチェックする。乗場呼びがあれば、旧群用割当制御部20は、その乗場呼びを保持した状態で、旧エレベータの全ての割当てを取り消す。この例では、旧エレベータに対する10階のUP方向の乗場呼びの割当てが取り消されることになる。
同様に、新群管理制御装置11に設けられた新群用割当制御部18は、現時点で新群用乗場呼び登録部17に既に登録済みの乗場呼びがあるか否かをチェックする。乗場呼びがあれば、新群用割当制御部18は、その乗場呼びを保持した状態で、新エレベータの全ての割当てを取り消す。
ここで、新旧エレベータの分担情報が変更されると、新群用割当制御部18と旧群用割当制御部20は、その変更後の分担情報に基づいて、上記保持した乗場呼びの再割当てを行う。この場合、新旧エレベータの分担情報がパターンAからパターンBへ変更されたことにより、10階UP方向の乗場呼びは新エレベータに対して割り当てられることになる。
(具体例2)
次に、具体例2として、図3のパターンAの状態で、10階のUP方向の乗場呼びが登録され、旧群管理制御装置12の制御下にある旧エレベータに当該乗場呼びが割当てられた後、その旧エレベータが10階のUP方向の乗場呼びに対して応答する前に、図4のパターンBに変更され、さらに、同じ10階のDOWN方向の乗場呼びが登録された状況を想定する。
既に乗場呼びが割り当てられたエレベータが応答する前に分担情報の変更があって、同じ階の別の乗場呼びが登録された場合、新群用割当制御部18と旧群用割当制御部20は、現時点で既に登録済みの乗場呼びとその乗場呼びに対する割り当てを全て保持しておく。そして、変更後に新たに発生した乗場呼びについては、変更後の分担情報に基づいて割り当てる。
これにより、10階のUP方向の乗場呼びが割当てられた旧エレベータはその割り当てにそのまま動作し、その後に登録された同じ10階のDOWN方向の乗場呼びについては、パターンBに従って新エレベータが応答することになる。
(具体例3)
次に、具体例3として、図3のパターンAの状態で、10階のUP方向の乗場呼びが登録され、旧群管理制御装置12の制御下にある旧エレベータに当該乗場呼びが割当てられた後、その旧エレベータが10階のUP方向の乗場呼びに対して応答する前に、図4のパターンBに変更され、さらに、同じ10階のDOWN方向の乗場呼びが登録されたとする。その後、10階のUP方向およびDOWN方向の両方の乗場呼びに対して割当号機が応答し、全ての階床の乗場呼びがなくなった後に、再度10階のUP方向の乗場呼びが登録された状況を想定する。
上記具体例2と同様に、新群用割当制御部18と旧群用割当制御部20は、現時点で既に登録済みの乗場呼びとその乗場呼びに対する割り当てを全て保持しておく。そして、変更後に新たに発生した乗場呼びについては、変更後の分担情報に基づいて割り当てる。
これにより、10階のUP方向の乗場呼びが割当てられた旧エレベータはその割り当てにそのまま動作し、その後に登録された同じ10階のDOWN方向の乗場呼びについては、パターンBに従って新エレベータが応答することになる。
ここで、10階に新旧のエレベータが応答し、全ての階のUPおよびDOWN方向の乗場呼びがなくなったタイミングで、新群用分担ゾーン設定部15と旧群用分担ゾーン設定部13は、分担情報をパターンAからパターンBへ変更し、新群用割当制御部18と旧群用割当制御部20に対して、その変更内容を知らせる。
これにより、その後に10階のUP方向の乗場呼びが再度発生したときには、変更後のパターンBに従って新エレベータの分担と判断され、新群管理制御装置11の制御下にある新エレベータのいずれかの号機に10階のUP方向の乗場呼びの割当てが出力されることになる。
(具体例4)
次に、具体例4として、図3のパターンAの状態で、10階のUP方向の乗場呼びが登録され、旧群管理制御装置12の制御下にある旧エレベータに当該乗場呼びが割当てられた後、その旧エレベータが10階のUP方向の乗場呼びに対して応答する前に、図4のパターンBに変更され、その後に10階と11階のDOWN方向の乗場呼びが登録された状況を想定する。
このような場合、変更前に割当てが出力されていない階は即時変更を行い、割当てが出力されている階に関しては、該当するエレベータが応答して、その割当てが消えた階から順次新旧エレベータの分担情報を変更していく。
すなわち、まず、パターンAからパターンBへの変更が発生した場合、その時点で既に登録されている乗場呼びと、その乗場呼びに対する割当ては全て保持される。これにより、新旧のエレベータはそれぞれの割当てに従って動作する。
ここで、新群用分担ゾーン設定部15と旧群用分担ゾーン設定部13は、UP方向・DOWN方向とも乗場呼びが登録されていない10階以外の階をパターンAからパターンBの設定に変更する。つまり、1階〜7階と10階が旧エレベータの分担であり、8,9階と11階〜20階が新エレベータの分担となっている状態である。
この状態で、10階と11階のDOWN方向の乗場呼びが発生した場合、10階のDOWN方向の乗場呼びは旧エレベータに、11階のDOWN方向の乗場呼びは新エレベータに割当てが出力される。そして、10階のUP方向とDOWN方向の両方の乗場呼びに対する割当て号機が応答した際、10階の分担が旧エレベータ側から新エレベータ側に切替わり、最終的に全ての階がパターンBの状態となる。
なお、上記各実施形態では、分担情報の設定方法として、パターンAとパターンBを例にして説明したが、新旧エレベータの互いのインターフェースが許容されれば、例えば各階毎に分担情報を設定するなど、より細かく設定することも可能である。
また、上記第4の実施形態で説明した外部からの指示を必要とせずに新旧エレベータの分担情報を設定する方法に関し、各階の乗場呼びの発生する数や応答時間から新旧エレベータのそれぞれの負荷状況を推定して分担ゾーンの割合を調整する方法の他に、例えば時間帯や運転パターンによってある程度推測される需要に基づいて、新旧エレベータの分担情報を設定する方法も考えられる。
要するに、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の形態を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
図1は本発明の第1の実施形態に係るエレベータ群管理システムの構成を示す図である。 図2は同実施形態におけるエレベータバンクの一例を示す図である。 図3は同実施形態におけるエレベータ群管理システムの新旧エレベータの分担設定の一例(パターンA)を図である。 図4は同実施形態におけるエレベータ群管理システムの新旧エレベータの分担設定の一例(パターンA)を図である。 図5は同実施形態におけるエレベータ群管理システムの群管理処理を示すフローチャートである。 図6は同実施形態における新旧エレベータの分担情報の変更処理を示すフローチャートである。 図7は本発明の第2の実施形態に係るエレベータ群管理システムの構成を示す図である。 図8は同実施形態における新旧エレベータの分担情報の変更処理を示すフローチャートである。 図9は本発明の第3の実施形態に係るエレベータ群管理システムの構成を示す図である。 図10は同実施形態における新旧エレベータの分担情報の変更処理を示すフローチャートである。 図11は本発明の第4の実施形態に係るエレベータ群管理システムの構成を示す図である。 図12は同実施形態における新旧エレベータの分担情報の変更処理を示すフローチャートである。 図13は本発明の第5の実施形態に係るエレベータ群管理システムの構成を示す図である。
1…新エレベータ側の乗場呼び釦、2…旧エレベータ側の乗場呼び釦、3…新エレベータ側の単体制御装置、4…新エレベータ側の乗りかご、5…旧エレベータ側の単体制御装置、6…旧エレベータ側の乗りかご、10…エレベータ群管理システム、11…新群管理制御装置、12…旧群管理制御装置、13…旧群用分担ゾーン設定部、14…旧群用乗場呼び制御部、15…新群用分担ゾーン設定部、16…新群用乗場呼び制御部、17…新群用乗場呼び登録部、18…新群用割当制御部、19…旧群用乗場呼び登録部、20…旧群用割当制御部、21…外部設定部、22…分担情報共有部、TB1,TB2…分担設定用のテーブル。

Claims (7)

  1. 複数の新エレベータを群管理制御する新群管理装置と、複数の旧エレベータを群管理制御する旧群管理装置とを備えたエレベータ群管理システムにおいて、
    新旧エレベータが応答する階床を設定するためのパラメータを送信する外部設定手段と、
    この外部設定手段から送信されたパラメータを受けて、上記新群管理装置に属する複数の新エレベータが応答する階床を新エレベータの分担情報として設定する第1の分担設定手段と、
    この第1の分担設定手段と同時に上記外部設定手段から送信されたパラメータを受けて、上記旧群管理装置に属する複数の旧エレベータが応答する階床を旧エレベータの分担情報として設定する第2の分担設定手段と、
    上記新群管理装置側の乗場呼び釦の操作により乗場呼びが登録されたときに、上記第1の分担設定手段によって設定された新エレベータの分担情報に基づいて、その乗場呼びに上記新群管理装置側で応答すべきか否かを判断する第1の乗場呼び制御手段と、
    この第1の乗場呼び制御手段によって上記新群管理装置側で応答すべきと判断された場合に、その乗場呼びのあった階床に上記複数の新エレベータの中から最適なエレベータを割り当てる第1の割当制御手段と、
    上記旧群管理装置側の乗場呼び釦の操作により乗場呼びが登録されたときに、上記第2の分担設定手段によって設定された旧エレベータの分担情報に基づいて、その乗場呼びに上記旧群管理装置側で応答すべきか否かを判断する第2の乗場呼び制御手段と、
    この第2の乗場呼び制御手段によって上記旧群管理装置側で応答すべきと判断された場合に、その乗場呼びのあった階床に上記複数の旧エレベータの中から最適なエレベータを割り当てる第2の割当制御手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータ群管理システム。
  2. 上記第1および第2の分担設定手段のうちの一方で上記外部設定手段から送信されたパラメータを受けて分担情報を設定した場合に、その分担情報を他方の分担設定手段に反映させる分担情報共有手段を具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータ群管理システム。
  3. 上記分担情報共有手段は、上記第1の分担設定手段で上記外部設定手段から送信されたパラメータを受けて新エレベータの分担情報を設定した場合に、そのパラメータを上記第2の分担設定手段に転送して旧エレベータの分担情報に反映させることを特徴とする請求項2記載のエレベータ群管理システム。
  4. 上記分担情報共有手段は、上記第2の分担設定手段で上記外部設定手段から送信されたパラメータを受けて旧エレベータの分担情報を設定した場合に、そのパラメータを上記第1の分担設定手段に転送して新エレベータの分担情報に反映させることを特徴とする請求項2記載のエレベータ群管理システム。
  5. 複数の新エレベータを群管理制御する新群管理装置と、複数の旧エレベータを群管理制御する旧群管理装置とを備えたエレベータ群管理システムにおいて、
    上記新群管理装置に属する複数の新エレベータが応答する階床を新エレベータの分担情報として設定する第1の分担設定手段と、
    上記旧群管理装置に属する複数の旧エレベータが応答する階床を旧エレベータの分担情報として設定する第2の分担設定手段と、
    上記新群管理装置側の乗場呼び釦の操作により乗場呼びが登録されたときに、上記第1の分担設定手段によって設定された新エレベータの分担情報に基づいて、その乗場呼びに上記新群管理装置側で応答すべきか否かを判断する第1の乗場呼び制御手段と、
    この第1の乗場呼び制御手段によって上記新群管理装置側で応答すべきと判断された場合に、その乗場呼びのあった階床に上記複数の新エレベータの中から最適なエレベータを割り当てる第1の割当制御手段と、
    上記旧群管理装置側の乗場呼び釦の操作により乗場呼びが登録されたときに、上記第2の分担設定手段によって設定された旧エレベータの分担情報に基づいて、その乗場呼びに上記旧群管理装置側で応答すべきか否かを判断する第2の乗場呼び制御手段と、
    この第2の乗場呼び制御手段によって上記旧群管理装置側で応答すべきと判断された場合に、その乗場呼びのあった階床に上記複数の旧エレベータの中から最適なエレベータを割り当てる第2の割当制御手段と、
    上記第1および第2の分担設定手段のうちの一方で分担情報が変更された場合に、その変更後の分担情報を他方の分担設定手段に反映させる分担情報共有手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータ群管理システム。
  6. 上記第1の分担設定手段は、各階の乗場呼びの発生数あるいは乗場呼びに対する応答時間に基づいて新旧エレベータの負荷状況を判断し、その負荷状況に応じて新エレベータの分担情報を変更し、
    上記分担情報共有手段は、上記第1の分担設定手段によって変更された分担情報を上記第2の分担設定手段に転送して旧エレベータの分担情報に反映させることを特徴とする請求項5記載のエレベータ群管理システム。
  7. 上記第2の分担設定手段は、各階の乗場呼びの発生数あるいは乗場呼びに対する応答時間に基づいて新旧エレベータの負荷状況を判断し、その負荷状況に応じて旧エレベータの分担情報を変更し、
    上記分担情報共有手段は、上記第2の分担設定手段によって変更された分担情報を上記第1の分担設定手段に転送して新エレベータの分担情報に反映させることを特徴とする請求項5記載のエレベータ群管理システム。
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