JP4693557B2 - エレベータ群管理制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数台のエレベータを有するエレベータシステムのリニューアル工事期間中においても、利用者に対するサービスを低下させることなく各エレベータを運行するエレベータ群管理制御システムに関する。
エレベータがビル等に設置されてから数十年経過すると、エレベータそのものが老朽化してしまうため、新しいエレベータに交換(以降、リニューアルと呼ぶ)する必要が生じる。エレベータのリニューアル工事は多くの日数を必要とするため、複数台のエレベータを有するエレベータシステムのリニューアル工事を行う場合は、新しいエレベータ(新エレベータ)と古いエレベータ(旧エレベータ)が混在する状態が必ず生じる。
したがって、従来から実施されているエレベータ群管理手法においては、新エレベータに対して、新しい群管理制御部(新群管理制御部)で乗場呼びの割当制御を行い、旧エレベータに対して、旧い群管制御部(旧群管理制御部)で乗場呼びの割当制御を行っていた。
したがって、各階には新群管理制御部用の乗場呼び釦(新乗場呼び釦)と旧群管理制御部用の乗場呼び釦(旧乗場呼び釦)との2種類の乗場呼び釦が設置されている。この場合、同一階で新乗場呼び釦と旧乗場呼び釦が同時に押された場合は、同一階に新エレベータと旧エレベータとが同時に応答する事態が生じる確率が高くなり、エレベータの運転効率が低下する。
このような不都合を解消するために、各群管理制御部が自己に所属するエレベータを向かわせる階(サービスする階)を予め決めておき、新乗場呼び釦又は旧乗場呼び釦の操作で発生した乗場呼びに対応する群管理制御部を、該当乗場呼びの指定する階をサービスするいずれか一方の群管理制御部とする群管理エレベータのリニューアルシステムが提唱されている(特許文献1)。
このように、各群管理制御部がサービスする階を予め決めておくことにより、たとえ、同一階で新乗場呼び釦と旧乗場呼び釦が同時に押された場合であっても、同一階に新エレベータと旧エレベータとの2台のエレベータが同時に応答する事態が生じることを未然に防止でき、エレベータの運転効率を向上できる。
特開2001―19288号公報
しかしながら、上述した群管理エレベータのリニューアルシステムにおいてもまだ解消すべき次のような問題があった。
すなわち、新乗場呼び釦又は旧乗場呼び釦の操作で発生した乗場呼びに対する群管理制御部を選択設定する機能が何らかの要因にて故障した場合においては、たとえ、新群管理制御部及び旧群管理制御部が正常であったとしても、各階で発生した乗場呼びに各エレベータを応答させることができずに、利用客は、故障復旧まで長時間エレベータを利用できない事態となる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、たとえ発生した乗場呼びに対する群管理制御部を選択設定する機能が何らかの要因にて故障した場合においても、発生した乗場呼びに対するエレベータの応答が実施される。さらに、たとえ故障復帰時に未応答の乗場呼びが残っていたとしても、この未応答の乗場呼びに対するエレベータの応答が実施された後に、各群管理制御部及び群管理制御部を選択設定する機能を元の状態に復旧でき、システムの信頼性と利用客に対するサービスをより一層向上できるエレベータ群管理制御システムを提供することを目的とする。
上記課題を解消するために、本発明においては、エレベータシステムのリニューアル工事実施期間中に、入力された乗場呼びに対して複数の新エレベータのなかから最良のエレベータを割当る新群管理制御部と、入力された乗場呼びに対して複数の旧エレベータのなかから最良のエレベータを割当る旧群管理制御部と、各群管理制御部がサービスする階を記憶する割付階テーブルと、各階毎に設けられた新乗場呼び釦と旧乗場呼び釦と、新乗場呼び釦又は旧乗場呼び釦の操作で発生した乗場呼びに対する群管理制御部を割付階テーブルに基づいて判定して当該乗場呼びを判定した群管理制御部へ送出する対応群管理判定部とを備えたエレベータ群管理制御システムにおいて、
対応群管理判定部の故障状態時に、新乗場呼び釦の操作で発生した乗場呼びを新群管理制御部へ送出するとともに、旧乗場呼び釦の操作で発生した乗場呼びを旧群管理制御部へ送出する個別群管理制御手段と、故障復旧時に、故障状態時における未応答の乗場呼びが存在したとき、割付階テーブル内から前記未応答乗場呼びの指定する階を除去する未応答階除去手段と、故障復旧時に、未応答乗場呼びをこの未応答呼びが操作入力された乗場呼び釦に対応する群管理制御部へ再送出する未応答乗場呼び再指示手段と、未応答乗場呼びの解消時に、割付階テーブル内に前記未応答階呼びの指定する階を加入する未応答階加入手段とを備えている。
このように構成されたエレベータ群管理制御システムにおいては、割付階テーブル内には、各群管理制御部がサービスする階が記憶されている。そして、正常状態時においては、新乗場呼び釦又は旧乗場呼び釦の操作で乗場呼びが発生すると、対応群管理判定部が起動して、発生した乗場呼びに対する群管理制御部を割付階テーブルに基づいて判定して当該乗場呼びを判定した群管理制御部へ送出する。乗場呼びが入力した群管理制御部は、入力された乗場呼びに対して自己に所属する複数のエレベータのなかから最良のエレベータを割当る。その結果、入力された乗場呼びの指定階に対して1台のエレベータが応答する。
対応群管理判定部に故障が発生すると、新乗場呼び釦の操作で発生した乗場呼びは、故障した対応群管理判定部を経由せずに直接、新群管理制御部へ送出される。同様に、旧乗場呼び釦の操作で発生した乗場呼びは、故障した対応群管理判定部を経由せずに直接、旧群管理制御部へ送出される。乗場呼びが入力した各群管理制御部は、入力された乗場呼びに対して自己に所属する複数のエレベータのなかから最良のエレベータを割当る。その結果、入力された乗場呼びの指定階に対して1台のエレベータが応答する。したがって、たとえ対応群管理判定部が何らかの要因にて故障した場合においても、発生した乗場呼びに対するエレベータの応答が実施される。
さらに、故障復旧時に、たとえ、故障状態時における未応答の乗場呼びが存在した場合は、この未応答乗場呼びはこの未応答呼びが操作入力された乗場呼び釦に対応する群管理制御部へ再送出される。したがって、未応答の乗場呼びに対するエレベータの応答が実施される。
そして、故障状態時における未応答の乗場呼びが解消するまで、割付階テーブル内の該当乗場呼びの指定階が除去されるので、その期間、故障復旧した対応群管理判定部から該当階を指定した乗場呼びが入力しないので、該当階は新旧を統合した群管理から除去される。
本発明においては、たとえ発生した乗場呼びに対する群管理制御部を選択設定する機能が何らかの要因にて故障した場合においても、発生した乗場呼びに対するエレベータの応答が実施され、さらに、たとえ故障復帰時に未応答の乗場呼びが残っていたとしても、この未応答の乗場呼びに対するエレベータの応答が実施でき、システムの信頼性と利用客に対するサービスをより一層向上できる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図である。このエレベータシステムには例えばA、B、C、Dの4台のエレベータが設けられ、図1は、A、B、2台のエレベータがリニューアル終了して新エレベータ1になり、C、D、2台のエレベータが旧エレベータ4として残った状態を示す。
この状態においては、エレベータ群管理制御システム内に、2台の新エレベータ1を新エレベータ制御部2を介して群管理制御する新群管理制御部3、2台の旧エレベータ4を旧エレベータ制御部5を介して群管理制御する旧群管理制御部6、呼び処理部7、未応答呼び登録メモリ8、乗場呼び切換部9、故障検出部10、モード切換部11、建屋の例えば1F〜8Fの各階のエレベータホールにそれぞれ取付けられた新乗場呼び釦12と旧乗場呼び釦13が設けられている。
新群管理制御部3は、呼び処理部7から、又は新乗場呼び釦12から乗場呼び切換部9を経由して入力された乗場呼びに対して2台の新エレベータ1の中から最良の新エレベータ1を割当ると同時に、該当乗場呼びを未応答乗場呼びとして、未応答呼び登録メモリ8へ登録する。新エレベータ制御部2は該当新エレベータ1を該当乗場呼びの指定階へ応答させると共に、応答終了すると、未応答呼び登録メモリ8の当該未応答乗場呼びを消去する。
同様に、旧群管理制御部6は、呼び処理部7から、又は旧乗場呼び釦13から乗場呼び切換部9を経由して入力された乗場呼びに対して2台の旧エレベータ4の中から最良の旧エレベータ4を割当ると同時に、該当乗場呼びを未応答乗場呼びとして、未応答呼び登録メモリ8へ登録する。旧エレベータ制御部5は該当旧エレベータ4を該当乗場呼びの指定階へ応答させると共に、応答終了すると、未応答呼び登録メモリ8の当該未応答乗場呼びを消去する。
故障検出部10は、図2に示す対応群管理部14を含む呼び処理部7の故障を検出すると、モード切換部11へ正常状態モードから故障状態モードへの変換を指示する。モード切換部11は、乗場呼び切換部9を正常状態モードから故障状態モードへ変更する。正常状態モードは、新乗場呼び釦12からの乗場呼びと旧乗場呼び釦13からの乗場呼びとを共に呼び処理部7へ入力するモードであり、故障状態モードは、新乗場呼び釦12からの乗場呼びを新群管理制御部3へ入力すると共に旧乗場呼び釦13からの乗場呼びを旧群管理制御部6へ入力するモードである。
図4(b)は、呼び処理部7が故障状態時(故障状態モード)において、新旧の各エレベータ1、4が応答可能な斜線で示す階の分布を示す。この場合、新旧の各エレベータ1、4は、それぞれ、個別に、1F〜8Fの全部の階をサービスする。
呼び処理部7内には、図2に示すように、対応群管理判定部14、割付階テーブル15、故障復旧検出部16、未応答呼び検出部17、未応答階除去部18、未応答呼び再指示部19、応答階加入部20が設けられている。
割付階テーブル15内には、図3に示すように、新乗場呼び釦12からの乗場呼びと旧乗場呼び釦13からの各乗場呼に対して新群管理制御部3がサービス(新エレベータ1が応答)する階と、新乗場呼び釦12からの乗場呼びと旧乗場呼び釦13からの各乗場呼に対して旧群管理制御部6がサービス(旧エレベータ4が応答)する階とが記憶されている。この実施形態においては、新群管理制御部3に対して建屋における1F〜8Fのうち1F〜4Fの各階が「1」に設定され、旧群管理制御部6に対して1F〜8Fのうち5F〜8Fの各階が「1」に設定されている。図4(a)は、呼び処理部7が正常状態時(正常状態モード)において、新旧の各エレベータ1、4が応答可能な斜線で示す階の分布を示す。
対応群管理判定部14は、乗場呼び切換部9から入力された新乗場呼び釦12からの乗場呼びと旧乗場呼び釦13からの各乗場呼びの指定階をサービスする新又は旧の群管理制御部3、6を割付階テーブル15の設定内容に基づいて判定して当該乗場呼びを判定した群管理制御部3、6へ送出する。
故障復旧検出部16は、自己診断機能により、対応群管理判定部14を含む呼び処理部7の故障復旧を検出すると、未応答呼び検出部17を起動する。未応答呼び検出部17は、故障復旧時点で未応答呼び登録メモリ8に記憶されている未応答乗場呼びが指定する階(未応答階)を読出して、未応答階除去部18へ送出する。
未応答階除去部18は、割付階テーブル15内から未応答乗場呼びが指定する階(未応答階)を除去する。具体的には、図5(b)に示すように、例えば4F等の指定された階(未応答階)の「1」の設定値を、除去を示す特定値「B」に変更する。
次に、故障復旧検出部16は、モード切換部11へ、故障状態モードから正常状態モードへの変換を指示する。モード切換部11は、乗場呼び切換部9を故障状態モードから正常状態モードへ変更する。その結果、新乗場呼び釦12からの乗場呼びと旧乗場呼び釦13からの乗場呼びとを共に呼び処理部7へ入力する。
対応群管理判定部14は、乗場呼び切換部9から入力された新乗場呼び釦12からの乗場呼びと旧乗場呼び釦13からの各乗場呼びの指定階をサービスする新又は旧の群管理制御部3、6を割付階テーブル15の設定内容に基づいて判定して当該乗場呼びを判定した群管理制御部3、6へ送出する。
この場合、割付階テーブル15内には、未応答乗場呼びが指定する階(未応答階)は除去されているので、入力された各乗場呼びのうち未応答階を指定する乗場呼びは、群管理制御部3、6へ送出されることはない。すなわち、当該未応答階は、新旧を統合した群管理から除去される。
図4(c)に、この故障復旧時における、新旧の各エレベータ1、4が応答可能な斜線で示す階の分布を示す。この実施形態においては、4階が新旧を統合した群管理から除去されている。
未応答呼び検出部17は、先に未応答呼び登録メモリ8から読出した未応答乗場呼びを未応答呼再指示部19へ送出する。未応答呼再指示部19は、未応答乗場呼びが操作入力された乗場呼び釦12、13に対応する新又は旧の群管理制御部3、6へこの読出した未応答乗場呼びを送出する。
新群管理制御部3又は旧群管理制御部6は、呼び処理部7内の未応答呼再指示部19から入力された未応答乗場呼びに対して、自己に所属する2台のエレベータ1、4のなかから最良のエレベータ1、4を割当る。新エレベータ制御部2又は旧エレベータ制御部5は該当新エレベータ1、4を該当未応答階(実施形態では4F)へ応答させると共に、応答終了すると、未応答呼び登録メモリ8の未応答乗場呼びを消去する。
応答階加入部20は、未応答階除去部18が割付階テーブル15内の未応答階を除去して以降、未応答呼び登録メモリ8の状態を監視し、除去した未応答階に対応する未応答乗場呼びが消去されると、割付階テーブル15内に、先に除去した未応答階を加入する。具体的には、図5(b)、(c)に示すように、例えば4F等の指定された階(未応答階)の除去を示す特定値「B」を元の正常状態を示す「1」の設定値に戻す。
その結果、対応群管理判定部14は、乗場呼び切換部9から入力された新乗場呼び釦12からの乗場呼びと旧乗場呼び釦13からの各乗場呼びの指定階をサービスする新又は旧の群管理制御部3、6を正常状態に復旧した割付階テーブル15の設定内容に基づいて判定して当該乗場呼びを判定した群管理制御部3、6へ送出することが可能となる。
図6は、このように構成されたエレベータ群管理制御システムの全体動作を示す流れ図である。
故障検出や故障復旧検出がされていない正常状態時(正常状態モード)において(ステップS1)、乗場呼びが発生すると(S2)、対応群管理判定部14が割付階テーブル15の設定内容に基づいて、対応すべきいずれか一方の群管理制御部3、6を決定する(S3)。決定された群管理制御部3、6は、自己管轄のエレベータから該当乗場呼びに最適のエレベータを割当てる(S4)。そして、この該当乗場呼びを未応答呼び登録メモリ8へ登録する(S5)。該当エレベータが該当乗場呼びに応答終了すると(S6)、未応答呼び登録メモリ8に登録さている該当乗場呼びを消去する(S7)。
故障検出部10が呼び処理部7の故障を検出すると(S8)、乗場呼び切換部9が正常状態モードから故障状態モードへ変換される。この故障状態モードにおいて、乗場呼びが発生すると(S9)、この乗場呼びはこの乗場呼びを操作入力した乗場呼び釦12、13の所属する側の群管理制御部3、6へ入力する(S10)。
乗場呼びが入力された群管理制御部3、6は、自己管轄のエレベータから該当乗場呼びに最適のエレベータを割当てる(S11)。そして、この該当乗場呼びを未応答呼び登録メモリ8へ登録する(S12)。該当エレベータが該当乗場呼びに応答終了すると(S13)、未応答呼び登録メモリ8に登録さている該当乗場呼びを消去する(S14)。
故障復旧検出部16が対応群管理判定部14を含む呼び処理部7の故障復旧を検出すると(S15)、未応答呼び登録メモリ8における未応答乗場呼びの有無を調べる(S16)。存在する場合、該当未応答乗場呼びを再度、この未応答乗場呼びが操作入力された乗場呼び釦12、13に対応する新又は旧の群管理制御部3、6へ再指示する(S17)。さらに、この未応答乗場呼びの階を割付階テーブル15から除去することにより、該当未応答階を、新旧を統合した群管理から除去する(S18)。
そして、この状態で、乗場呼び切換部9が故障状態モードから正常状態モードへ変換することによって、未応答乗場呼びの階が除去された割付階テーブル15の残りの各階を、新旧を統合した群管理に復旧させる(S19)。
該当階へ先に再指示した未応答乗場呼びに対するエレベータの応答があると(S20)、割付階テーブル15内に、先に除去した未応答階を加入することにより、未応答階を、新旧を統合した群管理に復旧させる(S21)。
なお、未応答呼び登録メモリ8に未応答乗場呼びが無ければ(S16)、そのまま新旧を統合した群管理を復旧させる(S22)。
このように構成されたエレベータ群管理制御システムにおけるA、Bの各新エレベータ1のサービス階の分布(領域)と、C、Dの各旧エレベータ4のサービス階の分布(領域)との関係の変遷を図4(a)、(b)、(c)を用いて説明する。
図4(a)は、正常状態時(正常状態モード)において、新旧の各エレベータ1、4が応答可能な斜線で示す階の分布を示す。この状態においては、割付階テーブル15内には、図5(a)に示すように、1F〜8Fの全ての階に、新旧いずれかの「1」の設定値が書込まれている。
図4(b)は、故障状態時(故障状態モード)において、新旧の各エレベータ1、4が応答可能な斜線で示す階の分布を示す。この状態においては、新旧の各エレベータ1、4は、それぞれ、個別に、1F〜8Fの全部の階をサービスする。なお、この状態においては割付階テーブル15は使用されない。
図4(c)は、故障復旧時における、新旧の各エレベータ1、4が応答可能な斜線で示す階の分布を示す。この実施形態においては、4階を指定した未応答乗場呼びが残っていたので、4階が新旧を統合した群管理から除去されている。そして、図5(b)に示すように、割付階テーブル15内から未応答乗場呼びが指定する階(例えば4F等の指定された階)が除去されている。
そして、未応答乗場呼びが解消されると、図4(a)及び図5(c)、(a)の状態に戻る。
このように、呼び処理部7に故障が発生すると、新、旧乗場呼び釦12、13の操作で発生した各乗場呼びは、故障した呼び処理部7を経由せずに直接、新、旧群管理制御部3,6へ送出される。乗場呼びが入力した各群管理制御部3,6は、入力された乗場呼びに対して自己に所属する複数のエレベータ1、4のなかから最良のエレベータ1、4を割当る。その結果、入力された乗場呼びの指定階に対して1台のエレベータが応答する。したがって、たとえ呼び処理部7が何らかの要因にて故障した場合においても、発生した乗場呼びに対するエレベータの応答が実施される。
この場合、新、旧エレベータ1、4は1F〜8Fの全ての階をサービスするので、利用客にとって、新、旧いずれの乗場呼び釦12、13の操作でも自己階にエレベータを呼ぶことができ、サービス低下を来すことはない。
さらに、故障復旧時におけるシステム再起動時において、たとえ、故障状態時における未応答の乗場呼びが存在した場合であっても、この未応答乗場呼びはこの未応答呼びが操作入力された乗場呼び釦12、13に対応する群管理制御部3、6へ再送出される。したがって、未応答の乗場呼びに対するエレベータの応答が確実に実施される。よって、エレベータシステムの信頼性と利用客に対するサービスをより一層向上できる。
本発明の一実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図 同実施形態のエレベータ群管理制御システムに組込まれた呼び処理部の構成を示すブロック図 同実施形態のエレベータ群管理制御システムに組込まれた呼び処理部内に形成された割付階テーブルの記憶内容を示す図 同実施形態のエレベータ群管理制御システムにおける各エレベータのサービス階の分布(領域)の変遷を示す図 同実施形態のエレベータ群管理制御システムに組込まれた呼び処理部内に形成された割付階テーブルの記憶内容の変遷を示す図 同実施形態のエレベータ群管理制御システムの全体動作を示す流れ図
符号の説明
1…新エレベータ、2…新エレベータ制御部、3…新群管理制御部、4…旧エレベータ、5…新エレベータ制御部、6…旧群管理制御部、7…呼び処理部、8…未応答呼び登録メモリ、9…乗場呼び切換部、10…故障検出部、11…モード切換部、12…新乗場呼び釦、13…旧乗場呼び釦、14…対応群管理判定部、15…割付階テーブル、16…故障復旧検出部、17…未応答呼び検出部、18…未応答階除去部、19…未応答呼び再指示部、20…応答階加入部

Claims (1)

  1. エレベータシステムのリニューアル工事実施期間中に、入力された乗場呼びに対して複数の新エレベータのなかから最良のエレベータを割当る新群管理制御部と、入力された乗場呼びに対して複数の旧エレベータのなかから最良のエレベータを割当る旧群管理制御部と、各群管理制御部がサービスする階を記憶する割付階テーブルと、各階毎に設けられた新乗場呼び釦と旧乗場呼び釦と、新乗場呼び釦又は旧乗場呼び釦の操作で発生した乗場呼びに対する群管理制御部を前記割付階テーブルに基づいて判定して当該乗場呼びを判定した群管理制御部へ送出する対応群管理判定部とを備えたエレベータ群管理制御システムにおいて、
    前記対応群管理判定部の故障状態時に、新乗場呼び釦の操作で発生した乗場呼びを新群管理制御部へ送出するとともに、旧乗場呼び釦の操作で発生した乗場呼びを旧群管理制御部へ送出する個別群管理制御手段と、
    故障復旧時に、故障状態時における未応答の乗場呼びが存在したとき、前記割付階テーブル内から前記未応答乗場呼びの指定する階を除去する未応答階除去手段と、
    前記故障復旧時に、前記未応答乗場呼びをこの未応答呼びが操作入力された乗場呼び釦に対応する群管理制御部へ再送出する未応答乗場呼び再指示手段と、
    前記未応答乗場呼びの解消時に、前記割付階テーブル内に前記未応答階呼びの指定する階を加入する未応答階加入手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータ群管理制御システム。
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