JP4949636B2 - エレベータ群管理制御システム - Google Patents

エレベータ群管理制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP4949636B2
JP4949636B2 JP2005083633A JP2005083633A JP4949636B2 JP 4949636 B2 JP4949636 B2 JP 4949636B2 JP 2005083633 A JP2005083633 A JP 2005083633A JP 2005083633 A JP2005083633 A JP 2005083633A JP 4949636 B2 JP4949636 B2 JP 4949636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elevator
hall call
old
group management
new
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005083633A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006264844A (ja
Inventor
宜正 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Elevator Co Ltd filed Critical Toshiba Elevator Co Ltd
Priority to JP2005083633A priority Critical patent/JP4949636B2/ja
Publication of JP2006264844A publication Critical patent/JP2006264844A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4949636B2 publication Critical patent/JP4949636B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Description

本発明は、複数台のエレベータを有するエレベータシステムのリニューアル工事期間中においても、利用者に対するサービスを低下させることなく各エレベータを運行するエレベータ群管理制御システムに関する。
エレベータがビル等に設置されてから数十年経過すると、エレベータそのものが老朽化してしまうため、新しいエレベータに交換(以降、リニューアルと呼ぶ)する必要が生じる。エレベータのリニューアル工事は多くの日数を必要とするため、複数台のエレベータを有するエレベータシステムのリニューアル工事を行う場合は、新しいエレベータ(新エレベータ)と古いエレベータ(旧エレベータ)が混在する状態が必ず生じる。
したがって、従来から実施されているエレベータ群管理手法においては、新エレベータに対して、新しい群管理装置(新群管理装置)で乗場呼びの制御、割当の制御を行い、旧エレベータに対して、旧い群管理装置(旧群管理装置)で乗場呼びの制御、割当の制御を行っていた。
各階には新群管理装置用の乗場呼び釦(新乗場呼び釦)と旧群管理装置用の乗場呼び釦(旧乗場呼び釦)との2種類の乗場呼び釦が設置されることになり、新乗場呼び釦が押された場合は新エレベータの中から1台が応答し、旧乗場呼び釦が押された場合は旧エレベータの中から1台が応答する。
また、特許文献1には、新群管理装置と旧群管理装置を信号線で接続して互いに連携可能な群管理エレベータのリニューアルシステムが提唱されている。このリニューアルシステムにおいては、各階の乗場呼びに対して、新群管理装置が新旧のエレベータの運転状態を把握し、旧エレベータが最適な状態にある場合には旧エレベータに割当て、旧エレベータが最適な状態にない場合には新エレベータに乗場呼びを割当る。
特開2001―19288号公報
しかしながら、上述した2つの手法においても、まだ解消すべき次のような課題がある。
すなわち、従来から実施されているエレベータ群管理手法においては、新群管理装置及び旧群管理装置は、それぞれ個別に乗場呼びの制御、割当の制御を行っているので、一方の乗場呼び釦が押された時、他方の乗場呼び釦は連動しないため、エレベータホールで待っている利用客は両方の乗場呼び釦を押す可能性が高くなる。両方の乗場呼び釦が押された場合は、新エレベータの中から1台、旧エレベータの中から1台の合計2台のエレベータが該当階に応答することになる。このような非効率な動作が頻繁に発生すると、エレベータ全体の効率が低下することになり、エレベータホールで待っている利用客の待ち時間が増大することになってしまう。
また、特許文献1で提唱された群管理エレベータのリニューアルシステムにおいては、新設システムである新群管理装置が新旧両方のエレベータの乗場呼びを統括制御して最適なエレベータを判断するため、新旧いずれか一方のエレベータにサービスが偏るようなことはない。しかしながら、新群管理装置が常に新旧両方のエレベータの状態を把握する必要があるため、処理負担が大きく、乗場呼びの発生から、この乗場呼びを最適なエレベータに割当るまでに時間を要するなどの問題がある。また、既存システムである旧群管理装置を新群管理装置と連動させなければならないため、ハード的にもソフト的にも大がかりな改造が必要となる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、旧群管理装置と新群管理装置とが共に自己が管轄する旧エレベータ及び新エレベータを独立して群管理制御を実施しながら、エレベータシステムを構成する各エレベータの同一階からの乗場呼びに対して重複応答を防止でき、各エレベータを効率的に運行でき、かつ、たとえ一方の群管理装置のエレベータに故障が生じたとしても、他方の群管理装置のエレベータで代行でき、リニューアル期間中に利用客に対するサービス低下を極力抑制できるエレベータ群管理制御システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、エレベータシステムのリニューアル工事実施期間中に、複数の旧エレベータを旧群管理装置で群管理制御するとともに、複数の新エレベータを新群管理装置で群管理制御するエレベータ群管理制御システムにおいて、旧エレベータの応答可能階を設定する第1の分担ゾーン設定手段と、旧群管理装置側及び新群管理装置側の各乗場呼び釦の操作で登録された乗場呼びの登録階が第1の分担ゾーン設定手段に設定された応答可能階に含まれると、登録された乗場呼びに旧群管理装置で応答すべきと判定する第1の乗場呼び制御手段と、第1の乗場呼び制御手段にて旧群管理装置で応答すべきと判定された乗場呼びを、複数の旧エレベータの中から最適なエレベータに割当る第1の割当制御手段と、新エレベータの応答可能階を設定する第2の分担ゾーン設定手段と、旧群管理装置側及び新群管理装置側の各乗場呼び釦の操作で登録された乗場呼びの登録階が第2の分担ゾーン設定手段に設定された応答可能階に含まれると、登録された乗場呼びに新群管理装置で応答すべきと判定する第2の乗場呼び制御手段と、第2の乗場呼び制御手段にて新群管理装置で応答すべきと判定された乗場呼びを、複数の新エレベータの中から最適なエレベータに割当る第2の割当制御手段と、旧レベータ及び前記新エレベータの故障状態を検出する故障検出手段とを備えている。
さらに、この発明のエレベータ群管理制御システムにおいては、第1の分担ゾーン設定手段は、故障検手段にて検出された故障状態が旧エレベータの全台故障を示す場合には旧エレベータの応答可能階を無しと設定し、故障検手段にて検出された故障状態が、新エレベータの全台故障と少なくとも1台以上の正常動作可能な旧エレベータの存在を示す場合には旧エレベータの応答可能階を全部の階と設定する。
このように構成されたエレベータ群管理制御システムにおいては、第1、第2の分担ゾーン設定手段にて、予め新旧のエレベータが応答する階床を設定しておくことで、既存システムに対する特殊な改造や処理の変更を必要とせずに、新旧のエレベータが混在した状態での効率的な運転を実現することができる。
さらに、新エレベータが全台故障した場合、旧エレベータの応答可能階が全部の階と設定変更される。したがって、新エレベータと旧エレベータの応答分担階を予め固定していることに起因して、例えば新エレベータが全台故障してしまうと、新エレベータ対応の階床で発生した乗場呼びに対しては、エレベータが1台も応答しないという事態が生じることを未然に防止できる。すなわち、該当乗場呼びに対して故障した新エレベータに代わって旧エレベータが応答する。
また、別の発明は、上述したエレベータ群管理制御システムにおける第2の分担ゾーン設定手段は、故障検手段にて検出された故障状態が新エレベータの全台故障を示す場合には新エレベータの応答可能階を無しと設定し、故障検手段にて検出された故障状態が、旧エレベータの全台故障と少なくとも1台以上の正常動作可能な新エレベータの存在を示す場合には新エレベータの応答可能階を全部の階と設定する。
このように構成されたエレベータ群管理制御システムにおいては、旧エレベータが全台故障した場合、新エレベータの応答可能階が全部の階と設定変更される。したがって、先の発明とほぼ同様に、例えば旧エレベータが全台故障してしまうと、旧エレベータ対応の階床で発生した乗場呼びに対しては、エレベータが1台も応答しないという事態が生じることを未然に防止できる。すなわち、該当乗場呼びに対して故障した旧エレベータに代わって新エレベータが応答する。
また、別の発明は、上述したエレベータ群管理制御システムにおける第1の乗場呼び制御手段は、故障検手段が新エレベータの全台故障状態を検出したときに、第2の乗場呼び制御手段が新群管理装置で応答すべきと判定しかつ未応答の乗場呼びが存在した場合、この乗場呼びの登録階が第1の分担ゾーン設定手段に設定された応答可能階に含まれると、当該乗場呼びに旧群管理装置で応答すべきと判定する。
また、別の発明は、上述したエレベータ群管理制御システムにおける第1の乗場呼び制御手段は、故障検手段が新エレベータの全台故障状態を検出したときに、第2の乗場呼び制御手段が新群管理装置で応答すべきと判定しかつ未応答の乗場呼びが存在した場合、この乗場呼びの登録階が第1の分担ゾーン設定手段に設定された応答可能階に含まれないと、当該乗場呼びをキャンセルすべきと判定する。
このように構成されたエレベータ群管理制御システムにおいては、新エレベータが全台故障したときに、この時点で新群管理装置で応答すべきと判定しかつ未応答の乗場呼びが存在した場合、この乗場呼び登録階にエレベータが全く到着(応答)しないので、該当乗場呼びの登録階が第1の分担ゾーン設定手段に設定されている条件において、該当乗場呼びは旧エレベータに割当られる。なお、該当乗場呼びの登録階が第1の分担ゾーン設定手段に設定されていない場合は、該当乗場呼びはキャンセルされる。
また、別の発明は、上述したエレベータ群管理制御システムにおける第2の乗場呼び制御手段は、故障検手段が旧エレベータの全台故障状態を検出したときに、第1の乗場呼び制御手段が旧群管理装置で応答すべきと判定しかつ未応答の乗場呼びが存在した場合、この乗場呼びの登録階が第2の分担ゾーン設定手段に設定された応答可能階に含まれると、当該乗場呼びに新群管理装置で応答すべきと判定する。
また、別の発明は、上述したエレベータ群管理制御システムにおける第2の乗場呼び制御手段は、故障検手段が旧エレベータの全台故障状態を検出したときに、第1の乗場呼び制御手段が旧群管理装置で応答すべきと判定しかつ未応答の乗場呼びが存在した場合、この乗場呼びの登録階が第2の分担ゾーン設定手段に設定された応答可能階に含まれないと、当該乗場呼びをキャンセルすべきと判定する。
このように構成されたエレベータ群管理制御システムにおいては、旧エレベータが全台故障したときに、この時点で旧群管理装置で応答すべきと判定しかつ未応答の乗場呼びが存在した場合、該当乗場呼びの登録階が第2の分担ゾーン設定手段に設定されている条件において、該当乗場呼びは新エレベータに割当られる。なお、該当乗場呼びの登録階が第2の分担ゾーン設定手段に設定されていない場合は、該当乗場呼びはキャンセルされる。
また、別の発明は、上述したエレベータ群管理制御システムにおける第1の分担ゾーン設定手段及び第2の分担ゾーン設定手段は、故障検出手段が、正常な新エレベータの台数と正常な旧エレベータの台数との台数比が変化したことを検出した場合に、この台数比の変化に応じて新エレベータの応答可能階及び旧エレベータの応答可能階を変更する。
このように構成されたエレベータ群管理制御システムにおいては、エレベータの故障等に起因して、正常な新旧エレベータの台数比が変化した場合は、新旧エレベータの応答可能階も変化するので、エレベータ1台当たりの受持ち応答可能階数の均一化が維持され、各階の利用者に対して均一したサービスを提供できる。
本発明においては、予め新旧のエレベータが応答する階を個別に設定している。さらに、新旧エレベータのいずれか一方のエレベータが全台故障したときに、他方のエレベータの応答可能階を全部の階としている。
したがって、旧群管理装置と新群管理装置とが共に自己が管轄する旧エレベータ及び新エレベータを独立して群管理制御を実施しながら、エレベータシステムを構成する各エレベータの同一階からの乗場呼びに対して重複応答を防止でき、各エレベータを効率的に運行でき、かつ、たとえ一方の群管理装置のエレベータに故障が生じたとしても、他方の群管理装置のエレベータで代行でき、リニューアル期間中に利用客に対するサービス低下を極力抑制できる。
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図である。このエレベータシステムには例えば6台のエレベータが設けられ、図1は、各エレベータを順番にリニューアルするリニューアル工事実施期間中において、3台のエレベータがリニューアル終了して新エレベータになり、3台のエレベータが旧エレベータとして残った状態を示す。
この状態においては、エレベータ群管理制御システム1は、主に、3台の旧エレベータ2を群管理制御する旧群管理装置3と、3台の新エレベータ4を群管理制御する新群管理装置5とで構成されている。各旧エレベータ2及び各新エレベータ4は、利用者が乗込むかご6とかご6を移動制御するかご制御装置7とで構成されている。なお、図1には、説明を簡単にするためにそれぞれ1台のエレベータのみが描かれている。
また、このエレベータシステムが設けられた建屋の例えば1F〜20Fの各階のエレベータホールには、旧群管理装置3の乗場呼び釦8aと新群管理装置5の乗場呼び釦8bとが設けられている。
また、エレベータ群管理制御システム1内には、3台の旧エレベータ2及び3台の新エレベータ4の故障状態をかご制御装置7を介して検出する故障検出部9が設けられている。
例えば、コンピュータ等の情報処理装置で構成された旧群管理装置3内には、第1の分担ゾーン設定手段としての旧群用分担ゾーン設定部10a、旧群用乗場呼び制御部11a、旧群用乗場呼び登録部12a、第1の割当制御手段としての旧群用割当制御部13aが設けられている。なお、旧群用乗場呼び制御部11aと旧群用乗場呼び登録部12aとで第1の乗場呼び制御手段を構成する。
同様に、例えば、コンピュータ等の情報処理装置で構成された新群管理装置5内には、第2の分担ゾーン設定手段としての新群用分担ゾーン設定部10b、新群用乗場呼び制御部11b、旧群用乗場呼び登録部12b、第2の割当制御手段としての新群用割当制御部13bが設けられている。なお、旧群用乗場呼び制御部11bと新群用乗場呼び登録部12bとで第2の乗場呼び制御手段を構成する。
次に各部の構成及び動作を順番に説明していく。
旧群用分担ゾーン設定部10aは、旧エレベータ2の応答可能階を記憶する図2に示す設定テーブル14aを有し、この設定テーブル14a内に、旧エレベータ2の応答可能階を設定する。一方、新群用分担ゾーン設定部10bは、新エレベータ4の応答可能階を記憶する図2に示す設定テーブル14bを有し、この設定テーブル14b内に、新エレベータ4の応答可能階を設定する。この実施形態においては、旧エレベータ2の応答可能階として1F〜10Fの下層階が設定され、新エレベータ4の応答可能階として11F〜20Fの上層階が設定されている。
すなわち、1F〜10Fの下層階の乗場呼び釦8a、8bの釦操作で乗場呼びを登録すると、旧エレベータ2のみがこの乗場呼びに応答して該当乗場呼び登録階1F〜10Fに向かう。一方、11F〜20Fの上層階の乗場呼び釦8a、8bの釦操作で乗場呼びを登録すると、新エレベータ4のみがこの乗場呼びに応答して該当乗場呼び登録階11F〜20Fに向かう。
旧群管理装置3の旧群用乗場呼び制御部11aは、1F〜20Fの各階に設けられた旧群管理装置3側及び新群管理装置5側の各乗場呼び釦8a、8bの操作で各乗場呼びが登録されると、この乗場呼びの登録階が旧群用分担ゾーン設定部10aの設定テーブル14aに設定された応答可能階(1F〜10F)に含まれると、この登録された乗場呼びに旧群管理装置3で応答すべきと判定する。
旧群用乗場呼び登録部12aは、旧群用乗場呼び制御部11aで応答すべきと判定された乗場呼びを旧群管理装置3側の乗場呼びとして登録して旧群用割当制御部13aへ送出する。
旧群管理装置3の旧群用割当制御部13aは、3台の各旧エレベータ2のかご制御装置7を介して各かご6(各旧エレベータ2)の状態を得て、該当乗場呼びを、3台の旧エレベータ2のうち最適(例えば乗場呼び登録階に到達するまでの所要時間が最も短い)な旧エレベータ2に割当る。そして、該当乗場呼びを割当た旧エレベータ2のかご制御部7に割当情報を送出する。該当乗場呼びが割当られた旧エレベータ2のかご制御部7は、かご6を該当乗場呼びの登録階(1F〜10F)へ移動させる。
一方、新群管理装置5の新群用乗場呼び制御部11bは、1F〜20Fの各階に設けられた旧群管理装置3側及び新群管理装置5側の各乗場呼び釦8a、8bの操作で各乗場呼びが登録されると、この乗場呼びの登録階が新群用分担ゾーン設定部10bの設定テーブル14bに設定された応答可能階(11F〜20F)に含まれると、この登録された乗場呼びに新群管理装置5で応答すべきと判定する。
新群用乗場呼び登録部12bは、新群用乗場呼び制御部11bで応答すべきと判定された乗場呼びを新群管理装置5側の乗場呼びとして登録して新群用割当制御部13bへ送出する。
新群管理装置5の新群用割当制御部13bは、3台の各新エレベータ4のかご制御装置7を介して各かご6(各新エレベータ4)の状態を得て、該当乗場呼びを、3台の新エレベータ4のうち最適な新エレベータ4に割当る。そして、該当乗場呼びを割当た新エレベータ4のかご制御部7に割当情報を送出する。該当乗場呼びが割当られた新エレベータ4のかご制御部7は、かご6を該当乗場呼びの登録階(11F〜20F)へ移動させる。
故障検出部9は、3台の旧エレベータ2及び3台の新エレベータ4の各動作状態をそれぞれかご制御装置7を介して監視しており、各エレベータ2、4に故障が発生すると、その故障状態を検出して、故障発生情報とその故障状態とを旧群用分担ゾーン設定部10a及び新群用分担ゾーン設定部10bへ送出する。
旧群管理装置置3内の旧群用分担ゾーン設定部10aは、故障検出部9から故障発生情報が入力すると、図3の流れ図に従って、自己の設定テーブル14aの分担階の設定内容を変更する。
故障検出部9から故障発生情報が入力し、故障状態が3台の旧エレベータ2の全台故障を示した場合(ステップS1)、図6に示すように、自己の設定テーブル14aに設定されていた1F〜10Fの全部の分担階を削除(なし)とする(S2)。
一方、故障状態が、S1にて、3台の旧エレベータ2のうちの少なくとも1台以上正常に動作する旧エレベータ2が存在する場合で、かつ3台の新エレベータ4が何らかの原因で全台故障状態を示す場合(S3)、図4に示すように、自己の設定テーブル14aにこの建屋の1F〜20Fの全部の階を分担階として設定する(S4)。
また、新群管理装置置5内の新群用分担ゾーン設定部10bは、故障検出部9から故障発生情報が入力すると、図5の流れ図に従って、自己の設定テーブル14bの分担階の設定内容を変更する。
故障検出部9から故障発生情報が入力し、故障状態が3台の新エレベータ4の全台故障を示した場合(ステップS11)、図4に示すように、自己の設定テーブル14bに設定されていた11F〜20Fの全部の分担階を削除(なし)とする(S12)。
一方、故障状態が、S11にて、3台の新エレベータ4のうちの少なくとも1台以上正常に動作する新エレベータ4が存在する場合で、かつ3台の旧エレベータ2が何らかの原因で全台故障状態を示す場合(S13)、図6に示すように、自己の設定テーブル14bにこの建屋の1F〜20Fの全部の階を分担階として設定する(S14)。
このように構成された第1実施形態のエレベータ群管理制御システムにおいては、図2に示すように、予め、旧エレベータ2が応答する階(1F〜10F)を旧群用分担ゾーン設定部10aの設定テーブル14aに設定し、新エレベータ4が応答する階(11F〜20F)を新群用分担ゾーン設定部10bの設定テーブル14bに設定している。
したがって、旧群管理装置3と新群管理装置5とが共に自己が管轄する旧エレベータ2及び新エレベータ4を独立して群管理制御を実施しながら、エレベータシステムを構成する各エレベータの同一階からの乗場呼びに対して重複応答を防止できる。よって、旧エレベータ2、新エレベータ4を効率的に運行でき、リニューアル期間中に利用客に対するサービス低下を極力抑制できる。
さらに、全部の旧エレベータ2が故障し、少なくとも1台の正常な新エレベータ4が存在する場合は、旧群用分担ゾーン設定部10aの設定テーブル14a及び新群用分担ゾーン設定部10bの設定テーブル14bの各設定内容は、図6に示す状態となり、旧エレベータ2の応答すべき階(1F〜10F)を新エレベータ4の応答すべき階(1F〜10F)に移動させた状態となる。
逆に、全部の新エレベータ4が故障し、少なくとも1台の正常な旧エレベータ2が存在する場合は、旧群用分担ゾーン設定部10aの設定テーブル14a及び新群用分担ゾーン設定部10bの設定テーブル14bの各設定内容は、図4に示す状態となり、新エレベータ4の応答すべき階(11F〜20F)を旧エレベータ4の応答すべき階(11F〜20F)に移動させた状態となる。
このように、新、旧エレベータ2、4のいずれか一方のエレベータが全台故障したときに、他方のエレベータの応答可能階を全部の階としている。したがって、たとえ一方の旧群管理装置3、新群管理装置5の旧エレベータ2、新エレベータ4全部に故障が生じたとしても、他方の新群管理装置5、旧群管理装置3の新エレベータ4、旧エレベータ2で代行でき、リニューアル期間中に利用客に対するサービス低下を極力抑制できる。
(第2実施形態)
図7は本発明の第2実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図である。図1に示す第1実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムと同一部分には、同一符号を付して重複する部分の詳細説明は省略する。
この第2実施形態のエレベータ群管理制御システム1に組込まれた故障検出部9cは、図1に示した第1実施形態における故障検出部9と同様に、旧エレベータ2、新エレベータ4に故障が発生すると、その故障状態を検出して、故障発生情報とその故障状態とを旧群用分担ゾーン設定部10a及び新群用分担ゾーン設定部10bへ送出する。さらに、故障検出部9cは、故障発生情報とその故障状態とを旧群管理装置3に組込まれた旧群用乗場呼び制御部11ac及び新群管理装置4に組込まれた新群用乗場呼び制御部11bcに送出する。旧群用乗場呼び制御部11acと新群用乗場呼び制御部11bcとは互いに情報交換を実施している。
旧群用乗場呼び制御部11acは、図1に示した第1実施形態の旧群用乗場呼び制御部11aと同様に、1F〜20Fの各階に設けられた旧群管理装置3側及び新群管理装置5側の各乗場呼び釦8a、8bの操作で各乗場呼びが登録されると、この乗場呼びの登録階が旧群用分担ゾーン設定部10aの設定テーブル14aに設定された応答可能階(1F〜10F)に含まれると、この登録された乗場呼びに旧群管理装置3で応答すべきと判定する。
さらに、この第2実施形態における旧群用乗場呼び制御部11acは、故障検出部9cから故障発生情報が入力すると、図8の流れ図に従って、乗場呼びに対するキャンセル又は登録変更処理を実施する。
故障検出部9cから故障発生情報が入力し、故障状態が3台の新エレベータ4の全台故障を示した場合(ステップS21)、新群管理装置5の新群用乗場呼び制御部11bcが新群管理装置5にて応答すべきと判定しかつ未応答(乗場呼び登録階に、割当られたエレベータが未到着状態)の乗場呼びが存在した場合で(S22)、かつこの乗場呼びの登録階が旧群用分担ゾーン設定部10aの設定テーブル14a内に応答可能階として設定されていると(S23)、当該乗場呼びに旧群管理装置3で応答すべきと判定する(S24)。
なお、3台の新エレベータ4が全台故障し、少なくとも1台の旧エレベータ2が正常の場合は、前述したように、旧群用分担ゾーン設定部10a、新群用分担ゾーン設定部10bが起動して、各設定テーブル14a内には、図4に示すように、旧エレベータ2に対して1F〜20Fの全部の階が応答可能階として設定されている。
また、この乗場呼びの登録階が旧群用分担ゾーン設定部10aの設定テーブル14a内に応答可能階として設定されていないと(S23)、3台の新エレベータ4に加えて3台の旧エレベータ2も故障していると判断して、当該乗場呼びをキャンセルする(S25)。
新群用乗場呼び制御部11bcは、図1に示した第1実施形態の新群用乗場呼び制御部11bと同様に、1F〜20Fの各階に設けられた旧群管理装置3側及び新群管理装置5側の各乗場呼び釦8a、8bの操作で各乗場呼びが登録されると、この乗場呼びの登録階が新群用分担ゾーン設定部10bの設定テーブル14cに設定された応答可能階(11F〜20F)に含まれると、この登録された乗場呼びに新群管理装置5で応答すべきと判定する。
さらに、この第2実施形態における新群用乗場呼び制御部11bcは、故障検出部9cから故障発生情報が入力すると、図9の流れ図に従って、乗場呼びに対するキャンセル又は登録変更処理を実施する。
故障検出部9cから故障発生情報が入力し、故障状態が3台の旧エレベータ2の全台故障を示した場合(ステップS31)、旧群管理装置3の新群用乗場呼び制御部11acが旧群管理装置3が応答すべきと判定しかつ未応答の乗場呼びが存在した場合で(S32)、かつこの乗場呼びの登録階が新群用分担ゾーン設定部10bの設定テーブル14b内に応答可能階として設定されていると(S33)、当該乗場呼びに新群管理装置5で応答すべきと判定する(S34)。
なお、3台の旧エレベータ2が全台故障し、少なくとも1台の新エレベータ4が正常の場合は、前述したように、旧群用分担ゾーン設定部10a、新群用分担ゾーン設定部10bが起動して、各設定テーブル14b内には、図6に示すように、新エレベータ4に対して1F〜20Fの全部の階が応答可能階として設定されている。
また、この乗場呼びの登録階が新群用分担ゾーン設定部10bの設定テーブル14b内に応答可能階として設定されていないと(S33)、3台の旧エレベータ2に加えて3台の新エレベータ4も故障していると判断して、当該乗場呼びをキャンセルする(S26)。
その他の動作は図1に示す第1実施形態のエレベータ群管理制御システム1とほぼ同じである。
このように構成された第2実施形態のエレベータ群管理制御システム1においては、たとえ一方の旧群管理装置3、新群管理装置5の旧エレベータ2、新エレベータ4全部に故障が生じたとしても、他方の新群管理装置5,旧群管理装置3の新エレベータ4、旧エレベータ2で代行でき、リニューアル期間中に利用客に対するサービス低下を極力抑制できる前述した第1実施形態のエレベータ群管理制御システムと同様の効果を得ることができる。
さらに、この第2実施形態のエレベータ群管理制御システム1においては、利用者が各階で乗場呼び釦8a、8bを押して、乗場呼びを登録したにもにも拘わらず、この乗場呼びが割当られるべき、又は割当済みの新旧いずれか一方側の旧エレベータ2、新エレベータ4の全部が故障して、この乗場呼びが未応答状態になると、この乗場呼びが他方側のエレベータ4、2に割当直される。したがって、エレベータ群管理制御システム1全体の信頼性をさらに向上できる。
(第3実施形態)
図10は本発明の第3実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図である。図1に示す第1実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムと同一部分には、同一符号を付して重複する部分の詳細説明は省略する。
この第3実施形態のエレベータ群管理制御システム1における旧群管理装置3の旧群用分担ゾーン設定部10ac内には分担変更部15aが設けられている。同様に、新群管理装置5の新群用分担ゾーン設定部10bc内には分担変更部15bが設けられている。
旧群管理装置3側の分担変更部15a及び新群管理装置5側の分担変更部15bは、故障検出部9が、正常な新エレベータ4の台数と正常な旧エレベータ2の台数との台数比が変化したことを検出した場合に、この台数比の変化に応じて設定テーブル14bの新エレベータ4の応答可能階及び設定テーブル14aの旧エレベータ2の応答可能階を変更する。
分担変更部15aが組込まれた旧群用分担ゾーン設定部10acは、図11の流れ図に従って、自己の設定テーブル14aの分担階の設定内容を変更する。
故障検出部9から故障発生情報が入力し、故障状態が3台の旧エレベータ2の全台故障を示した場合(ステップS41)、図6に示すように、自己の設定テーブル14aに設定されていた1F〜10Fの全部の分担階を削除(なし)とする(S42)。
一方、故障状態が、S41にて、3台の旧エレベータ2のうちの少なくとも1台以上正常に動作する旧エレベータ2が存在する場合で、かつ3台の新エレベータ4が何らかの原因で全台故障状態を示す場合(S43)、図4に示すように、自己の設定テーブル14aにこの建屋の1F〜20Fの全部の階を分担階として設定する(S44)。
また、故障状態が、3台の旧エレベータ2の一部又は3台の新エレベータ4の一部、又はその両方の故障状態を示す場合(S45)、分担変更部15aが起動して、正常な新エレベータ4の台数と正常な旧エレベータ2の台数との台数比に応じて、設定テーブル14aの旧エレベータ2の応答可能階を変更する(S46)。
分担変更部15bが組込まれた新群用分担ゾーン設定部10bcは、図12の流れ図に従って、自己の設定テーブル14bの分担階の設定内容を変更する。
故障検出部9から故障発生情報が入力し、故障状態が3台の新エレベータ4の全台故障を示した場合(ステップS51)、図4に示すように、自己の設定テーブル14bに設定されていた11F〜20Fの全部の分担階を削除(なし)とする(S52)。
一方、故障状態が、3台の新エレベータ4のうちの少なくとも1台以上正常に動作する新エレベータ4が存在する場合で、かつ3台の旧エレベータ2が何らかの原因で全台故障状態を示す場合(S53)、図6に示すように、自己の設定テーブル14bにこの建屋の1F〜20Fの全部の階を分担階として設定する(S54)。
また、故障状態が、3台の旧エレベータ2の一部又は3台の新エレベータ4の一部、又はその両方の故障状態を示す場合(S55)、分担変更部15bが起動して、正常な新エレベータ4の台数と正常な旧エレベータ2の台数との台数比に応じて、設定テーブル14bの新エレベータ4の応答可能階を変更する(S56)。
図13は、3台の旧エレベータ2のうち2台の旧エレベータ2が故障して正常な旧エレベータ2は1台であり、3台の新エレベータ4は3台とも正常な場合における各設定テーブル14a、14bの応答可能階を示す図である。
この場合、1F〜3Fで発生した乗場呼びに対しては1台の旧エレベータ2が応答し、4F〜20Fで発生した乗場呼びに対しては3台の新エレベータ4の中からいずれかの1台の新エレベータ4が応答することになる。
図14は、3台の旧エレベータ2は3台とも正常であり、3台の新エレベータ4のうち2台の新エレベータ4が故障して正常な新エレベータ4は1台である場合における各設定テーブル14a、14bの応答可能階を示す図である。
この場合、1F〜17Fで発生した乗場呼びに対しては3台の旧エレベータ2の中からいずれかの1台の旧エレベータ2が応答し、18F〜20Fで発生した乗場呼びに対しては1台の新エレベータ4が応答することになる。
このように、第3実施形態のエレベータ群管理制御システムにおいては、前述した第1実施形態のエレベータ群管理制御システムとほぼ同様の作用効果が得られる他に、故障等に起因して、正常な旧エレベータ2と正常な新エレベータ4との台数比が変化した時に、旧エレベータ2の応答可能階と新エレベータ4の応答可能階との分担比を変更することで、各階のサービスを均一化することが可能となる。
なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図 同実施形態のエレベータ群管理制御システムに設けられた設定テーブルの記憶内容を示す図 同実施形態のエレベータ群管理制御システムに組込まれた旧群用分担ゾーン設定部の動作を示す流れ図 同実施形態のエレベータ群管理制御システムに設けられた設定テーブルの記憶内容を示す図 同実施形態のエレベータ群管理制御システムに組込まれた新群用分担ゾーン設定部の動作を示す流れ図 同実施形態のエレベータ群管理制御システムに設けられた設定テーブルの記憶内容を示す図 本発明の第2実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図 同実施形態のエレベータ群管理制御システムに組込まれた旧群用乗場呼び制御部の動作を示す流れ図 同実施形態のエレベータ群管理制御システムに組込まれた新群用乗場呼び制御部の動作を示す流れ図 本発明の第3実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図 同実施形態のエレベータ群管理制御システムに組込まれた旧群用分担ゾーン設定部の動作を示す流れ図 同実施形態のエレベータ群管理制御システムに組込まれた新群用分担ゾーン設定部の動作を示す流れ図 同実施形態のエレベータ群管理制御システムに設けられた設定テーブルの記憶内容を示す図 同実施形態のエレベータ群管理制御システムに設けられた設定テーブルの記憶内容を示す図
符号の説明
1…エレベータ群管理制御システム、2…旧エレベータ、3…旧群管理装置、4…新エレベータ、5…新群管理装置、6…かご、7…かご制御装置、8a,8b…乗場呼び、9,9c…故障検出部、10a,10ac…旧群用分担ゾーン設定部、10b,10bc…新群用分担ゾーン設定部、11a,11ac…旧群用乗場呼び制御部、11b,11bc…新群用乗場呼び制御部、12a…旧群用乗場呼び登録部、12b…新群用乗場呼び登録部、13a…旧群用割当制御部、13b…新群用割当制御部、14a,14a…設定テーブル、15a、15b…分担変更部

Claims (8)

  1. エレベータシステムのリニューアル工事実施期間中に、複数の旧エレベータを旧群管理装置で群管理制御するとともに、複数の新エレベータを新群管理装置で群管理制御するエレベータ群管理制御システムにおいて、
    旧エレベータの応答可能階を設定する第1の分担ゾーン設定手段と、
    前記旧群管理装置側及び新群管理装置側の各乗場呼び釦の操作で登録された乗場呼びの登録階が前記第1の分担ゾーン設定手段に設定された応答可能階に含まれると、前記登録された乗場呼びに前記旧群管理装置で応答すべきと判定する第1の乗場呼び制御手段と、
    この第1の乗場呼び制御手段にて前記旧群管理装置で応答すべきと判定された乗場呼びを、前記複数の旧エレベータの中から最適なエレベータに割当る第1の割当制御手段と、
    新エレベータの応答可能階を設定する第2の分担ゾーン設定手段と、
    前記旧群管理装置側及び新群管理装置側の各乗場呼び釦の操作で登録された乗場呼びの登録階が前記第2の分担ゾーン設定手段に設定された応答可能階に含まれると、前記登録された乗場呼びに前記新群管理装置で応答すべきと判定する第2の乗場呼び制御手段と、
    この第2の乗場呼び制御手段にて前記新群管理装置で応答すべきと判定された乗場呼びを、前記複数の新エレベータの中から最適なエレベータに割当る第2の割当制御手段と、
    前記旧レベータ及び前記新エレベータの故障状態を検出する故障検出手段と
    を備え、
    前記第1の分担ゾーン設定手段は、前記故障検手段にて検出された故障状態が旧エレベータの全台故障を示す場合には旧エレベータの応答可能階を無しと設定し、前記故障検手段にて検出された故障状態が、新エレベータの全台故障と少なくとも1台以上の正常動作可能な旧エレベータの存在を示す場合には旧エレベータの応答可能階を全部の階と設定する
    ことを特徴とするエレベータ群管理制御システム。
  2. エレベータシステムのリニューアル工事実施期間中に、複数の旧エレベータを旧群管理装置で群管理制御するとともに、複数の新エレベータを新群管理装置で群管理制御するエレベータ群管理制御システムにおいて、
    旧エレベータの応答可能階を設定する第1の分担ゾーン設定手段と、
    前記旧群管理装置側及び新群管理装置側の各乗場呼び釦の操作で登録された乗場呼びの登録階が前記第1の分担ゾーン設定手段に設定された応答可能階に含まれると、前記登録された乗場呼びに前記旧群管理装置で応答すべきと判定する第1の乗場呼び制御手段と、
    この第1の乗場呼び制御手段にて前記旧群管理装置で応答すべきと判定された乗場呼びを、前記複数の旧エレベータの中から最適なエレベータに割当る第1の割当制御手段と、
    新エレベータの応答可能階を設定する第2の分担ゾーン設定手段と、
    前記旧群管理装置側及び新群管理装置側の各乗場呼び釦の操作で登録された乗場呼びの登録階が前記第2の分担ゾーン設定手段に設定された応答可能階に含まれると、前記登録された乗場呼びに前記新群管理装置で応答すべきと判定する第2の乗場呼び制御手段と、
    この第2の乗場呼び制御手段にて前記新群管理装置で応答すべきと判定された乗場呼びを、前記複数の新エレベータの中から最適なエレベータに割当る第2の割当制御手段と、
    前記旧レベータ及び前記新エレベータの故障状態を検出する故障検出手段と
    を備え、
    前記第2の分担ゾーン設定手段は、前記故障検手段にて検出された故障状態が新エレベータの全台故障を示す場合には新エレベータの応答可能階を無しと設定し、前記故障検手段にて検出された故障状態が、旧エレベータの全台故障と少なくとも1台以上の正常動作可能な新エレベータの存在を示す場合には新エレベータの応答可能階を全部の階と設定する
    ことを特徴とするエレベータ群管理制御システム。
  3. 前記第1の分担ゾーン設定手段は、前記故障検手段にて検出された故障状態が旧エレベータの全台故障を示す場合には旧エレベータの応答可能階を無しと設定し、前記故障検手段にて検出された故障状態が、新エレベータの全台故障と少なくとも1台以上の正常動作可能な旧エレベータの存在を示す場合には旧エレベータの応答可能階を全部の階と設定する
    ことを特徴とする請求項2記載のエレベータ群管理制御システム。
  4. 前記第1の乗場呼び制御手段は、前記故障検手段が新エレベータの全台故障状態を検出したときに、前記第2の乗場呼び制御手段が新群管理装置で応答すべきと判定しかつ未応答の乗場呼びが存在した場合、この乗場呼びの登録階が前記第1の分担ゾーン設定手段に設定された応答可能階に含まれると、当該乗場呼びに前記旧群管理装置で応答すべきと判定する
    ことを特徴とする請求項1又は3記載のエレベータ群管理制御システム。
  5. 前記第1の乗場呼び制御手段は、前記故障検手段が新エレベータの全台故障状態を検出したときに、前記第2の乗場呼び制御手段が新群管理装置で応答すべきと判定しかつ未応答の乗場呼びが存在した場合、この乗場呼びの登録階が前記第1の分担ゾーン設定手段に設定された応答可能階に含まれないと、当該乗場呼びをキャンセルすべきと判定する
    ことを特徴とする請求項1又は3記載のエレベータ群管理制御システム。
  6. 前記第2の乗場呼び制御手段は、前記故障検手段が旧エレベータの全台故障状態を検出したときに、前記第1の乗場呼び制御手段が旧群管理装置で応答すべきと判定しかつ未応答の乗場呼びが存在した場合、この乗場呼びの登録階が前記第2の分担ゾーン設定手段に設定された応答可能階に含まれると、当該乗場呼びに前記新群管理装置で応答すべきと判定する
    ことを特徴とする請求項2又は3記載のエレベータ群管理制御システム。
  7. 前記第2の乗場呼び制御手段は、前記故障検手段が旧エレベータの全台故障状態を検出したときに、前記第1の乗場呼び制御手段が旧群管理装置で応答すべきと判定しかつ未応答の乗場呼びが存在した場合、この乗場呼びの登録階が前記第2の分担ゾーン設定手段に設定された応答可能階に含まれないと、当該乗場呼びをキャンセルすべきと判定する
    ことを特徴とする請求項2又は3記載のエレベータ群管理制御システム。
  8. 前記第1の分担ゾーン設定手段及び前記第2の分担ゾーン設定手段は、前記故障検出手段が、正常な新エレベータの台数と正常な旧エレベータの台数との台数比が変化したことを検出した場合に、この台数比の変化に応じて新エレベータの応答可能階及び旧エレベータの応答可能階を変更する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のエレベータ群管理制御システム。
JP2005083633A 2005-03-23 2005-03-23 エレベータ群管理制御システム Active JP4949636B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005083633A JP4949636B2 (ja) 2005-03-23 2005-03-23 エレベータ群管理制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005083633A JP4949636B2 (ja) 2005-03-23 2005-03-23 エレベータ群管理制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006264844A JP2006264844A (ja) 2006-10-05
JP4949636B2 true JP4949636B2 (ja) 2012-06-13

Family

ID=37201216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005083633A Active JP4949636B2 (ja) 2005-03-23 2005-03-23 エレベータ群管理制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4949636B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012502863A (ja) * 2008-09-15 2012-02-02 オーチス エレベータ カンパニー エレベータ装置の近代化中のエレベータかごの動的出発管理
JP2011195209A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ群管理制御方法およびエレベータ群管理制御装置
JP2015214396A (ja) * 2014-05-09 2015-12-03 三菱電機株式会社 エレベータ群管理制御装置およびエレベータ群管理制御方法
JP7423705B1 (ja) 2022-07-19 2024-01-29 東芝エレベータ株式会社 エレベータ制御システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5874474A (ja) * 1981-10-26 1983-05-04 株式会社東芝 エレベ−タの制御装置
JPS63196478A (ja) * 1987-02-04 1988-08-15 株式会社日立製作所 エレベ−タの群管理制御装置
JP2628542B2 (ja) * 1988-10-25 1997-07-09 株式会社日立ビルシステム 群管理エレベータのリニュアル方法
JP3772051B2 (ja) * 1999-07-07 2006-05-10 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 群管理エレベーターのリニューアルシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006264844A (ja) 2006-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010507545A (ja) 群間相対システム応答(irsr)配分を用いたエレベータの交差配分システム
JP4949636B2 (ja) エレベータ群管理制御システム
JP5107343B2 (ja) エレベータシステム
JP5770150B2 (ja) エレベータの群管理システム
JP4637622B2 (ja) エレベータ群管理制御システム
JP4853883B2 (ja) エレベータ群管理システム
JP2017159970A (ja) エレベータの群管理システム
JP5065788B2 (ja) エレベータの群管理制御装置及び方法
JP6321241B1 (ja) 群管理制御装置
JP2008024413A (ja) エレベータ群管理制御装置
JPH0818767B2 (ja) 群管理エレベータの制御方法
JP6046222B1 (ja) エレベータシステム
JPH10236741A (ja) 乗り場機器パラメータ設定装置
JP5456335B2 (ja) エレベータの群管理制御装置およびエレベータの群管理制御運転方法
JPH06263334A (ja) エレベータの制御装置
JP6937398B2 (ja) 群管理制御エレベータ
JPH0826605A (ja) エレベーター群管理システム
JP2011195209A (ja) エレベータ群管理制御方法およびエレベータ群管理制御装置
JP2008143662A (ja) エレベータのリニューアル時群管理制御システム
JP4688469B2 (ja) エレベータの群管理制御装置
JP2006188296A (ja) エレベータ群管理システム
JP2639265B2 (ja) エレベータの多群制御装置
JP2012116598A (ja) エレベータの群管理リニューアルシステム
JP7171863B1 (ja) エレベータ群管理システム
JP4053344B2 (ja) 独立上下かご式エレベーターの群管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110726

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120308

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4949636

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350