JP4637622B2 - エレベータ群管理制御システム - Google Patents

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本発明は、複数台のエレベータを有するエレベータシステムのリニューアル工事期間中においても、利用者に対するサービスを低下させることなく各エレベータを運行するエレベータ群管理制御システムに関する。
エレベータがビル等に設置されてから数十年経過すると、エレベータそのものが老朽化してしまうため、新しいエレベータに交換(以降、リニューアルと呼ぶ)する必要が生じる。エレベータのリニューアル工事は多くの日数を必要とするため、複数台のエレベータを有するエレベータシステムのリニューアル工事を行う場合は、新しいエレベータ(新エレベータ)と古いエレベータ(旧エレベータ)が混在する状態が必ず生じる。
したがって、従来から実施されているエレベータ群管理手法においては、新エレベータに対して、新しい群管理装置(新群管理装置)で乗場呼びの割当制御を行い、旧エレベータに対して、旧い群管理装置(旧群管理装置)で乗場呼びの割当制御を行っていた。
各階には新群管理装置用の乗場呼び釦(新乗場呼び釦)と旧群管理装置用の乗場呼び釦(旧乗場呼び釦)との2種類の乗場呼び釦が設置されることになり、新乗場呼び釦が押された場合は新エレベータの中から1台が応答し、旧乗場呼び釦が押された場合は旧エレベータの中から1台が応答する。
特許文献1には、新群管理装置と旧群管理装置を信号線で接続して互いに連携可能な群管理エレベータのリニューアルシステムが提唱されている。
また、通常、多くの人が勤務する大規模なオフィスビルなどでは、朝の出勤時間帯になると、このオフィスビルの玄関がある例えば1階(1F)等の基準階のエレベータホールに多数の利用者が集まり、基準階から各階へ向けて出発するエレベータに対する需要が大きくなる。
このような事態に対応するために、エレベータの群管理装置は、例えば8時30分〜9時30分等の出勤時間帯に限り、基準階での利用者の待ち時間を軽減するために、乗場呼びが割当られておらず、かつかご呼びが登録されていない全てのエレベータに対して基準階へ引き戻し、その中の1台のエレベータを先発機として、基準階に戸開状態で待機させて一定時間後に順番に出発させる出勤時運転制御を行っている。
リニューアル工事期間中においても、新群管理装置と旧群管理装置のいずれも出勤時運転制御を実行していないか、あるいは、新群管理装置と旧群管理装置の両方においてそれぞれ個別に出勤時運転制御を実行していた。
特開2001―19288号公報
しかしながら、リニューアル工事期間中においても、出勤時間帯になると、新群管理装置と旧群管理装置に対して、まとめて出勤時運転制御の実行を指示し、出勤時間帯が終了すると、まとめて出勤時運転制御の停止を指示するエレベータ群管理制御システムにおいてもまだ改良すべき次のような課題があった。
すなわち、出勤時間帯に出勤時運転制御が新旧どちらの群管理装置においても実行されていない場合は、基準階における利用客のエレベータ需要要求に対して十分なサービスを提供できない問題がある。
また、出勤時間帯に出勤時運転制御が新旧両方の群管理装置において実行されている場合は、基準階における利用客のエレベータ需要要求に対して十分なサービスを提供できる。しかしながら、基準階には新旧両方の群管理装置における合計2台の先発機(エレベータ)が戸開状態で待機する状態となる。この2台の先発機(エレベータ)のうちいずれの先発機(エレベータ)が先に出発するかは、利用客は即座に確認できない。
このため、例えば、利用者は、新群管理装置側の戸開状態の先発機(エレベータ)に乗車していたにも拘わらず、旧群管理装置側の戸開状態の先発機(エレベータ)が先に出発してしまうという事態が発生する。つまり、先に乗車したエレベータよりも、他のエレベータが先に出発してしまうこととなり、利用客に対して不快感を与える問題があった。
さらに、出勤時間帯において基準階に待機するエレベータの台数が多すぎて、他の階の利用者に対するサービス低下となる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、出勤時間帯において出勤時運転制御を実行している期間において、基準階に戸開状態の先発エレベータが2台待機する事態を未然に防止でき、基準階のエレベータホールでエレベータ待ちしている利用者に対するサービスを向上できるとともに、出勤時間帯において基準階以外の他の階の利用者に対するサービスも一定水準を維持できるエレベータ群管理制御システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、エレベータシステムのリニューアル工事実施期間中に、複数の旧エレベータを旧群管理装置で群管理制御するとともに、複数の新エレベータを新群管理装置で群管理制御するエレベータ群管理制御システムにおいて、新群管理装置側にて発生した乗場呼びを新エレベータの中から最適なエレベータに割当る新群管理割当制御手段と、旧群管理装置側にて発生した乗場呼びを旧エレベータの中から最適なエレベータに割当る旧群管理割当制御手段と、出勤時間帯において応答完了後の新エレベータを基準階へ引き戻す新群管理出勤時運転制御手段と、出勤時間帯において応答完了後の旧エレベータを基準階へ引き戻す旧群管理出勤時運転制御手段と、新群管理装置及び旧群管理装置にそれぞれ所属する各エレベータの台数を比較判定するエレベータ台数検出手段と、新群管理出勤時運転制御手段と旧群管理出勤時運転制御手段とのうち、エレベータ台数検出手段で所属エレベータ台数が多いと判定された群管理装置に対応する群管理出勤時運転制御手段に実行指令を出力する出勤時運転指令出力手段とを備えている。
このように構成されたエレベータ群管理制御システムにおいては、出勤時間帯において、新群管理出勤時運転制御手段と旧群管理出勤時運転制御手段とのうち、エレベータ台数検出手段で所属エレベータ台数が多いと判定された群管理装置に対応する群管理出勤時運転制御手段のみが出勤時運転制御を実行する。
したがって、出勤時時間帯に基準階における戸開状態の先発機(エレベータ)が常に1台となり、従来生じていた、先に乗車したエレベータよりも、他のエレベータが先に出発してしまうという現象を防止し、基準階における利用客に対して安定したサービスを提供することが可能となる。
また、別の発明のエレベータ群管理制御システムにおいては、実行指令を出力する群管理出勤時運転制御手段を選択する手段として、新群管理装置及び旧群管理装置にそれぞれ所属する正常な各エレベータの台数を比較判定し、所属正常エレベータ台数が多い群管理装置の群管理出勤時運転制御手段を選択している。
このように、所属正常エレベータ台数にて群管理出勤時運転制御手段を選択することによって、例えば故障のエレベータが多くて、所属正常エレベータ台数が少なくなった群管理装置の群管理出勤時運転制御手段は選択されない。したがって、たとえ故障のエレベータが生じたとしても、基準階における利用客に対して安定したサービスを提供することが可能となる。
また、別の発明のエレベータ群管理制御システムにおいては、上述した、新群管理割当制御手段、旧群管理割当制御手段、新群管理出勤時運転制御手段、及び旧群管理出勤時運転制御手段の他に、新群管理出勤時運転制御手段と旧群管理出勤時運転制御手段とのいずれか一方の群管理出勤時運転制御手段を選択して、選択した群管理出勤時運転制御手段に実行指令を出力する出勤時運転指令出力手段と、実行指令に応じて出勤時運転制御を実行中の群管理出勤時運転制御手段に対応する群管理装置に所属するエレベータのうち基準階に待機しているエレベータの台数を検出する基準階待機台数検出手段と、基準階待機台数検出手段が検出したエレベータ台数がゼロのとき、選択した群管理出勤時運転制御手段に実行停止指令を出力するとともに、選択しなかった群管理出勤時運転制御手段に実行指令を出力する出勤時運転変更指令出力手段とを備えている。
このように構成されたエレベータ群管理制御システムにおいては、基準階に待機しているエレベータの台数がゼロのとき、出勤時運転制御を実行中の群管理出勤時運転制御手段が出勤時運転制御を実行中でない群管理出勤時運転制御手段に変更されるので、たとえ一方の群管理出勤時運転制御手段で出勤時運転制御を実施していても、基準階に待機しているエレベータの台数がゼロになることが極力防止できる。
また、別の発明は、上述した発明のエレベータ群管理制御システムに対して、基準階待機台数検出手段が検出したエレベータ台数が1台以上規定台数以下のとき、選択しなかった群管理出勤時運転制御手段に対応する群管理装置に対して、基準階にエレベータを引き戻し、戸閉待機させる追加待機制御手段を付加している。
このように構成されたエレベータ群管理制御システムにおいては、例えば、出勤時運転制御を実施する群管理制御装置の変更を行う時等において、基準階に待機しているエレベータ台数が1台以上規定台数以下に低下した場合においては、他方の群管理装置に所属するエレベータが基準階に戸閉状態で待機するので、基準階の利用客に対するサービスをより一層向上できる。
本発明においては、出勤時間帯において、新群管理出勤時運転制御手段と旧群管理出勤時運転制御手段とのうち、所属エレベータ台数又は所属正常エレベータ台数が多い群管理装置に対応する群管理出勤時運転制御手段で出勤時運転制御を実行している。
したがって、出勤時間帯において出勤時運転制御を実行している期間において、基準階に先発のエレベータが2台待機する事態を未然に防止でき、基準階のエレベータホールでエレベータ待ちしている利用者に対するサービスを向上できるとともに、出勤時間帯において基準階以外の他の階の利用者に対するサービスも一定水準を維持できる。
また、たとえ一方の群管理出勤時運転制御手段のみを実行させたとしても、基準階に待機状態のエレベータが無くなることが極力抑制でき、基準階の利用者に対するサービスをより一層向上できる。
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図である。このエレベータシステムには例えば6台のエレベータが設けられ、図1は、各エレベータを順番にリニューアルするリニューアル工事実施期間中において、3台のエレベータがリニューアル終了して新エレベータになり、3台のエレベータが旧エレベータとして残った状態を示す。
この状態においては、エレベータ群管理制御システム1は、主に、3台の旧エレベータ2を群管理制御する旧群管理装置3と、3台の新エレベータ4を群管理制御する新群管理装置5とで構成されている。各旧エレベータ2及び各新エレベータ4は、利用者が乗込むかご6とかご6を移動制御するかご制御装置7とで構成されている。なお、図1には、説明を簡単にするためにそれぞれ1台のエレベータのみが描かれている。
また、このエレベータシステムが設けられた建屋の例えば1F〜20Fの各階のエレベータホールには、旧群管理装置3の乗場呼び釦8aと新群管理装置5の乗場呼び釦8bとが設けられている。
また、エレベータ群管理制御システム1内には、旧群管理装置3に所属する旧エレベータ2の台数、及び新群管理装置5に所属する新エレベータ4の台数を、それぞれかご制御装置7を介して検出するエレベータ台数検出部9が設けられている。さらに、このエレベータ群管理制御システム1内には、例えば8時30分〜9時30分等の朝の出勤時間帯を記憶するタイムテーブル10、及び、出勤時運転指令出力部11が設けられている。
例えば、コンピュータ等の情報処理装置で構成された旧群管理装置3内には、旧群管理割当制御部12a及び旧群管理出勤時運転制御部13aが設けられている。同様に、例えば、コンピュータ等の情報処理装置で構成された新群管理装置5内には、新群管理割当制御部12b及び新群管理出勤時運転制御部13bが設けられている。
次に各部の構成及び動作を順番に説明していく。
旧群管理装置3の旧群管理割当制御部12aは、1F〜20Fの各階に設けられた旧群管理装置3側の各乗場呼び釦8aの操作で各乗場呼びが登録されると、3台の各旧エレベータ2のかご制御装置7を介して各かご6(各旧エレベータ2)の状態を得て、該当乗場呼びを、3台の旧エレベータ2のうち最適(例えば乗場呼び登録階に到達するまでの所要時間が最も短い)な旧エレベータ2に割当る。そして、該当乗場呼びを割当た旧エレベータ2のかご制御部7に割当情報を送出する。該当乗場呼びが割当られた旧エレベータ2のかご制御部7は、かご6を該当乗場呼びの登録階(1F〜10F)へ移動させる。
旧群管理装置3の旧群管理出勤時運転制御部13aは、出勤時運転指令出力部11から実行司令が入力すると、タイムテーブル10に記憶された出勤時間帯において、旧群管理割当制御部12aで割当てられた乗場呼びに対する指定階への応答、及びかご呼びに対する指定階への応答が終了した全ての旧エレベータ2を例えば1階等の基準階へ引き戻し、引き戻した各旧エレベータ2を順番に一定時間戸開して、その後順番に基準階からかご呼びで指定された階へ向けて出発させる出勤時運転制御を実行する。
新群管理装置5の新群管理割当制御部12bは、1F〜20Fの各階に設けられた新群管理装置5側の各乗場呼び釦8bの操作で各乗場呼びが登録されると、3台の各新エレベータ4のかご制御装置7を介して各かご6(各新エレベータ4)の状態を得て、該当乗場呼びを、3台の新エレベータ4のうち最適な新エレベータ4に割当る。そして、該当乗場呼びを割当た新エレベータ4のかご制御部7に割当情報を送出する。該当乗場呼びが割当られた新エレベータ4のかご制御部7は、かご6を該当乗場呼びの登録階(1F〜10F)へ移動させる。
新群管理装置5の新群管理出勤時運転制御部13bは、出勤時運転指令出力部11から実行司令が入力すると、タイムテーブル10に記憶された出勤時間帯において、新群管理割当制御部12bで割当てられた乗場呼びに対する指定階への応答、及びかご呼びに対する指定階への応答が終了した全ての新エレベータ4を例えば1階等の基準階へ引き戻し、引き戻した各新エレベータ4を順番に一定時間戸開して、その後順番に基準階からかご呼びで指定された階へ向けて出発させる出勤時運転制御を実行する。
エレベータ台数検出部9は、タイムテーブル10に記憶された出勤時間帯が開始されると、前述したように、新群管理装置5及び旧群管理装置3にそれぞれ所属する各エレベータの台数を検出して、台数を比較判定し、判定結果を出勤時運転指令出力部11へ送出する。
なお、新群管理装置5及び旧群管理装置3にそれぞれ所属する各エレベータのうち、エレベータの管理者によって、臨時に荷物専用機に割当られたり、臨時に要人(VIP)の専用機に割当られたエレベータが生じた場合は、当該エレベータは群管理を離脱するので、当該エレベータが所属していた群管理装置5、3の所属エレベータ数は一時的に減少する。
出勤時運転指令出力部11は、新群管理出勤時運転制御部13bと旧群管理出勤時運転制御部13aとのうち、エレベータ台数検出部9で所属エレベータ台数が多いと判定された群管理装置3、5に対応する群管理出勤時運転制御部13a、13bに実行指令を出力する。なお、所属エレベータ台数が等しい場合は、新群管理出勤時運転制御部13bに実行指令を出力する。
このように構成されたエレベータ群管理制御システムは、図2の流れ図に従って、群管理出勤時運転制御部に対する処理を実施する。
エレベータ台数検出部7は、現在時刻がタイムテーブル10に記憶されている出勤時時間帯の開始時刻になると(S11)、新群管理装置5側と旧群管理装置3側とで、どちらのエレベータ台数が多いかの判定を行う(S12)。出勤時運転指令出力部11は、エレベータ台数検出部9の判定から、新エレベータ4の台数が、旧エレベータ2の台数以上であった場合(S13)は、エレベータ台数の多い新群管理装置5の新群管理出勤時運転制御部13bに対して実行指令を出力する(S14)。
実行指令を受領した新群管理出勤時運転制御部13bは、新群管理側かご制御装置7に対して、基準階への引き戻し指令を出力(S15)することによって新エレベータ4側でにおいて、前述した出勤時運転制御が実施される。
一方、新エレベータ4の台数が、旧エレベータ2の台数未満であると判定された場合(S13)は、出勤時運転指令出力部11は、所属エレベータ台数の多い旧群管理装置3の旧群管理出勤時運転制御部13aに対し、実行指令を出力する(S16)。
実行指令を受領した旧群管理出勤時運転制御部13aは、旧群管理側かご制御装置7に対して、基準階への引き戻し指令を出力(S17)することによって旧エレベータ2側でにおいて、前述した出勤時運転制御が実施される。
このように構成された第1実施形態のエレベータ群管理制御システムにおいては、出勤時間帯の開始時点において、新群管理出勤時運転制御部13bと旧群管理出勤時運転制御部13aとのうち、所属エレベータ台数が多い群管理装置3、5に対応する一方の群管理出勤時運転制御部13a、13bにて、出勤時運転制御が実行される。
したがって、出勤時時間帯に基準階における戸開状態の先発機(エレベータ)が常に1台となり、従来生じていた、先に乗車したエレベータよりも、他のエレベータが先に出発してしまうという現象を防止し、基準階における利用客に対して安定したサービスを提供することが可能となる。
(第2実施形態)
図3は本発明の第2実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図である。図1に示す第1実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略する。
この第2実施形態のエレベータ群管理制御システムにおいては、図1に示す第1実施形態におけるエレベータ台数検出部9の代わりに、正常エレベータ台数検出部14が設けられている。
すなわち、エレベータ群管理制御システム1内には、旧群管理装置3に所属する正常に応答動作可能な旧エレベータ2の台数、及び新群管理装置5に所属する正常に応答動作可能な新エレベータ4の台数を、それぞれかご制御装置7を介して検出する正常エレベータ台数検出部14が設けられている。さらに、このエレベータ群管理制御システム1内には、朝の出勤時間帯を記憶するタイムテーブル10、及び、出勤時運転指令出力部11aが設けられている。
旧群管理装置3内には、旧群管理割当制御部12a及び旧群管理出勤時運転制御部13aが設けられている。同様に、新群管理装置5内には、新群管理割当制御部12b及び新群管理出勤時運転制御部13bが設けられている。
正常エレベータ台数検出部14は、タイムテーブル10に記憶された出勤時間帯が開始されると、前述したように、新群管理装置5及び旧群管理装置3にそれぞれ所属する各正常なエレベータの台数を検出して、台数を比較判定し、判定結果を出勤時運転指令出力部11aへ送出する。
出勤時運転指令出力部11aは、新群管理出勤時運転制御部13bと旧群管理出勤時運転制御部13aとのうち、正常エレベータ台数検出部14で所属正常エレベータ台数が多いと判定された群管理装置3、5に対応する群管理出勤時運転制御部13a、13bに実行指令を出力する。
このように構成されたエレベータ群管理制御システムは、図4の流れ図に従って、群管理出勤時運転制御部に対する処理を実施する。
正常エレベータ台数検出部14は、現在時刻がタイムテーブル10に記憶されている出勤時時間帯の開始時刻になると(S21)、新群管理装置5側と旧群管理装置3側とで、どちらの正常エレベータ台数が多いかの判定を行う(S22)。出勤時運転指令出力部11aは、正常エレベータ台数検出部14の判定から、正常新エレベータ4の台数が、正常旧エレベータ2の台数以上であった場合(S23)は、正常エレベータ台数の多い新群管理装置5の新群管理出勤時運転制御部13bに対して実行指令を出力する(S24)。
実行指令を受領した新群管理出勤時運転制御部13bは、新群管理側かご制御装置7に対して、基準階への引き戻し指令を出力(S25)することによって新エレベータ4側でにおいて、前述した出勤時運転制御が実施される。
一方、正常新エレベータ4の台数が、正常旧エレベータ2の台数未満であると判定された場合(S23)は、出勤時運転指令出力部11aは、正常エレベータ台数の多い旧群管理装置3の旧群管理出勤時運転制御部13aに対し、実行指令を出力する(S26)。
実行指令を受領した旧群管理出勤時運転制御部13aは、旧群管理側かご制御装置7に対して、基準階への引き戻し指令を出力(S27)することによって旧エレベータ2側でにおいて、前述した出勤時運転制御が実施される。
このように構成された第2実施形態のエレベータ群管理制御システムにおいては、出勤時間帯の開始時点において、新群管理出勤時運転制御部13bと旧群管理出勤時運転制御部13bとのうち、所属正常エレベータ台数が多い群管理装置3、5に対応する一方の群管理出勤時運転制御部13a、13bにて、出勤時運転制御が実行される。
したがって、先に説明した第2実施形態のエレベータ群管理制御システムと同様に、出勤時時間帯に基準階における戸開状態の先発機(エレベータ)が常に1台となり、従来生じていた、先に乗車したエレベータよりも、他のエレベータが先に出発してしまうという現象を防止し、基準階における利用客に対して安定したサービスを提供することが可能となる。
さらに、この第2実施形態のエレベータ群管理制御システムにおいては、例えば故障のエレベータが多くて、所属する正常エレベータ台数が少なくなった群管理装置3、5の群管理出勤時運転制御部13a、13bは選択されない。したがって、たとえ故障のエレベータが生じたとしても、正常に最も適した出勤時運転制御が実施されるので、基準階における利用客に対して安定したサービスを提供することが可能となる。
(第3実施形態)
図5は本発明の第3実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図である。図1に示す第1実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略する。
この第3実施形態のエレベータ群管理制御システムにおいては、第1実施形態のエレベータ群管理制御システムに対して、基準階待機台数検出部15及び出勤時運転変更指令出力部16が付加されている。
すなわち、エレベータ群管理制御システム1内には、エレベータ台数検出部9、朝の出勤時間帯を記憶するタイムテーブル10、出勤時運転指令出力部11、基準階待機台数検出部15、及び出勤時運転変更指令出力部16が設けられている。
旧群管理装置3内には、旧群管理割当制御部12a及び旧群管理出勤時運転制御部13aが設けられている。同様に、新群管理装置5内には、新群管理割当制御部12b及び新群管理出勤時運転制御部13bが設けられている。
基準階待機台数検出部15は、出勤時運転制御を実行中のいずれか一方の群管理出勤時運転制御13a、13bに対応する群管理装置3、5に所属するエレベータ2、4のうち基準階に待機しているエレベータの台数を検出して、出勤時運転変更指令出力部16へ送出する。
出勤時運転変更指令出力部16は、基準階待機台数検出部15が検出した基準階に待機しているエレベータ台数がゼロのとき、出勤時運転制御を実行中の群管理出勤時運転制御部13a、13bへ実行停止指令を出力するとともに、出勤時運転制御を実行中でない群管理出勤時運転制御部13b、13aに実行指令を出力する。
このように構成されたエレベータ群管理制御システムは、図6、図7の流れ図に従って、群管理出勤時運転制御部に対する処理を実施する。
図6におけるS31からS37までの現在時刻がタイムテーブル10に記憶された出勤時間帯の開始時刻になったときに実施される、出勤時運転制御を実行する群管理出勤時運転制御部13a、13bの選択処理は、先に説明した図2の第1実施形態におけるS11からS17までの選択処理と同じであるので、説明を省略する。
図7のS38にて、出勤時間帯の開始後において、例えば、30秒等の一定時間が経過すると、現在時刻がタイムテーブル10に記憶された出勤時間帯に含まれる場合には(S39)、出勤時運転指令出力部11は、現在、新群管理出勤時運転制御部13bと旧群管理出勤時運転制御部13aとのどちらで出勤時運転制御が実施されているかの判断を行なう(S40)。
新群管理装置5側にて出勤時運転制御が実施されていると判断された場合(S40)、基準階待機台数検出部15において新エレベータ4の中で基準階待機の新エレベータ4が有るか、または基準階に引き戻し中の新エレベータ4があるかを判断する(S41)。基準階待機新エレベータ4、及び引き戻し中の新エレベータ4が無いと判断された場合(S41)、出勤時運転変更指令出力部16は、新群管理出勤時運転制御部13bに対しての実行指令の出力を停止し(S42)、旧群管理出勤時運転制御部13aに対して実行指令を出力する(S43)。
旧群管理出勤時運転制御部13aは、出勤時運転変更指令出力部16からの実行指令を受け、旧群管理側かご制御装置7に対して、基準階への引き戻し指令を出力(S44)することによって旧エレベータ2側で出勤時運転制御が行われる。
その後、S38へ戻り、30秒等の一定時間の経過を待つ。なお、S41にて、基準階待機新エレベータ4、及び引き戻し中の新エレベータ4がある場合は、出勤時運転制御を実施する群管理出勤時運転制御部を変更する必要はないので、そのまま、S38へ戻り、30秒等の一定時間の経過を待つ。
一方、S40にて、旧群管理装置3側にて出勤時運転制御が実施されていると判断された場合、基準階待機台数検出部15において旧エレベータ2の中で基準階待機の旧エレベータ2が有るか、または基準階に引き戻し中の旧エレベータ2があるかを判断する(S45)。基準階待機旧エレベータ2、及び引き戻し中の旧エレベータ2が無いと判断された場合(S45)、出勤時運転変更指令出力部16は、旧群管理出勤時運転制御部13aに対しての実行指令の出力を停止し(S46)、新群管理出勤時運転制御部13bに対して実行指令を出力する(S47)。
新群管理出勤時運転制御部13bは、出勤時運転変更指令出力部16からの実行指令を受け、新群管理側かご制御装置7に対して、基準階への引き戻し指令を出力(S48)することによって新エレベータ4側で出勤時運転制御が行われる。
その後、S38へ戻り、30秒等の一定時間の経過を待つ。なお、S44にて、基準階待機旧エレベータ2、及び引き戻し中の旧エレベータ2がある場合は、出勤時運転制御を実施する群管理出勤時運転制御部を変更する必要はないので、そのまま、S38へ戻り、30秒等の一定時間の経過を待つ。
そして、S39にて、現在時刻がタイムテーブル10に記憶された出勤時間帯を経過すると、群管理出勤時運転制御部13a、13bへの実行指令の出力を停止し、出勤時運転制御を終了する(S49)。
このように構成された第3実施形態のエレベータ群管理制御システムにおいては、出勤時運転制御を実施している出勤時間帯において、例えば1階等の基準階に待機しているエレベータの台数がゼロのとき、出勤時運転制御を実行中のいずれか一方の群管理出勤時運転制御部13a、13bが出勤時運転制御を実行中でない他方の群管理出勤時運転制御部13b、13aに変更される。
したがって、出勤時間帯において、たとえ一方の群管理出勤時運転制御部13a、13bで出勤時運転制御を実施していても、基準階に待機しているエレベータの台数がゼロになることが極力防止できる。その結果、基準階の利用客に対するサービスをより一層向上できる。
(第4実施形態)
図8は本発明の第4実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図である。図5に示す第3実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略する。
この第4実施形態のエレベータ群管理制御システムにおいては、第3実施形態のエレベータ群管理制御システムに対して、追加待機制御部17が付加されている。
すなわち、エレベータ群管理制御システム1内には、エレベータ台数検出部9、朝の出勤時間帯を記憶するタイムテーブル10、出勤時運転指令出力部11、基準階待機台数検出部15、出勤時運転変更指令出力部16、及び追加待機制御部17が設けられている。
旧群管理装置3内には、旧群管理割当制御部12a及び旧群管理出勤時運転制御部13aが設けられている。同様に、新群管理装置5内には、新群管理割当制御部12b及び新群管理出勤時運転制御部13bが設けられている。
追加待機制御部17は、基準階待機台数検出部15が検出した基準階に待機しているエレベータ台数が1台以上例えば2台等の規定台数以下の場合、現在、出勤時運転制御を実行中でない群管理出勤時運転制御部13a、13bに対応する群管理装置5、3に対して、基準階にエレベータを引き戻し、戸閉待機させる。
このように構成されたエレベータ群管理制御システムは、図9、図10の流れ図に従って、群管理出勤時運転制御部に対する処理を実施する。
図9、図10の流れ図において、図7に示す第3実施形態のエレベータ群管理制御システムにおける流れ図と同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略する。
図9のS38にて、出勤時間帯の開始後において、例えば、30秒等の一定時間が経過すると、現在時刻がタイムテーブル10に記憶された出勤時間帯に含まれる場合には(S39)、出勤時運転指令出力部11は、現在、新群管理出勤時運転制御部13bと旧群管理出勤時運転制御部13aとのどちらで出勤時運転制御が実施されているかの判断を行なう(S40)。
新群管理装置5側にて出勤時運転制御が実施されていると判断された場合(S40)、基準階待機台数検出部15において新エレベータ4の中で基準階待機の新エレベータ4が有るか、または基準階に引き戻し中の新エレベータ4があるかを判断する(S41)。
基準階待機新エレベータ4、及び引き戻し中の新エレベータ4が有ると判断された場合(S41)で、かつ基準階待機台数検出部15において、基準階待機の新エレベータ4の台数が1台以上例えば2台等の規定台数以下の場合(S51)、追加待機制御部17は、現在、出勤時運転制御を実行中でない旧群管理出勤時運転制御部13aに対応する旧群管理装置3に対して、基準階にエレベータを引き戻し、戸閉待機させる指示を出力する(S52)。
旧群管理装置3は、旧群管理側かご制御装置7に対して、応答終了後の旧エレベータ2に対する基準階への引き戻し指令を出力(S53)することによって旧エレベータ2側で基準階へのエレベータの引き戻し、戸閉待機が行われる。なお、基準階へ引き戻されたエレベータの戸開は、基準階に戸開状態の先発のエレベータが戸閉して出発した後に実行される。そして、S38へ戻る。
なお、S51にて、基準階待機の新エレベータ4の台数が2台等の規定台数を超える場合は、なにもせずに、S38へ戻る。
一方、S40にて、旧群管理装置3側にて出勤時運転制御が実施されていると判断された場合、基準階待機台数検出部15において旧エレベータ2の中で基準階待機の旧エレベータ2が有るか、または基準階に引き戻し中の旧エレベータ2があるかを判断する(S45)。基準階待機旧エレベータ2、及び引き戻し中の旧エレベータ2が有ると判断された場合(S45)で、かつ基準階待機台数検出部15において、基準階待機の旧エレベータ2台数が1台以上例えば2台等の規定台数以下の場合(S54)、追加待機制御部17は、現在、出勤時運転制御を実行中でない新群管理出勤時運転制御部13bに対応する新群管理装置5に対して、基準階にエレベータを引き戻し、戸閉待機させる指示を出力する(S55)。
新群管理装置5は、新群管理側かご制御装置7に対して、応答終了後の旧エレベータ4に対する基準階への引き戻し指令を出力(S56)することによって新エレベータ4側で基準階へのエレベータの引き戻し、戸閉待機が行われる。なお、基準階へ引き戻されたエレベータの戸開は、基準階に戸開状態の先発のエレベータが戸閉して出発した後に実行される。そして、S38へ戻る。
なお、S54にて、基準階待機の旧エレベータ2の台数が2台等の規定台数を超える場合は、なにもせずに、S38へ戻る。
このように構成された第4実施形態のエレベータ群管理制御システムにおいては、先に説明した第3実施形態のエレベータ群管理制御システムと同様に、出勤時運転制御を実施している出勤時間帯において、例えば1階等の基準階に待機しているエレベータの台数がゼロのとき、出勤時運転制御を実行中のいずれか一方の群管理出勤時運転制御部13a、13bが出勤時運転制御を実行中でない他方の群管理出勤時運転制御部13b、13aに変更される。
したがって、先に説明した第3実施形態のエレベータ群管理制御システムとほぼ同様の効果を得ることができる。
さらに、この第4実施形態のエレベータ群管理制御システムにおいては、基準階に待機しているエレベータ台数が規定台数以下の場合、現在、出勤時運転制御を実行中でない群管理出勤時運転制御部13a、13bに対応する群管理装置5、3に対して、基準階にエレベータを引き戻し、戸閉待機させるようにしている。
したがって、出勤時運転制御を実施する群管理出勤時運転制御13a、13bの変更を行う時等において、基準階に待機しているエレベータ台数が規定台数以下に低下した場合においては、他方の群管理装置に所属するエレベータが基準階に待機するので、基準階に待機するエレベータが無い状態が確実に防止できる。逆に言えば、利用客に対するサービスを低下することなく出勤時運転制御を実施する群管理出勤時運転制御13a、13bの変更を実施できる。
本発明の第1実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図 同第1実施形態のエレベータ群管理制御システムの動作を示す流れ図 本発明の第2実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図 同第2実施形態のエレベータ群管理制御システムの動作を示す流れ図 本発明の第3実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図 同第3実施形態のエレベータ群管理制御システムの動作を示す流れ図 同じく第3実施形態のエレベータ群管理制御システムの動作を示す流れ図 本発明の第4実施形態に係わるエレベータ群管理制御システムが組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図 同第4実施形態のエレベータ群管理制御システムの動作を示す流れ図 同じく第4実施形態のエレベータ群管理制御システムの動作を示す流れ図
符号の説明
1…エレベータ群管理制御システム、2…旧エレベータ、3…旧群管理装置、4…新エレベータ、5…新群管理装置、6…がご、7…かご制御装置、8a,8b…乗場呼び釦、9…エレベータ台数検出部、10…タイムテーブル、11,11a…出勤時運転指令出力部、12a…旧群管理割当制御部、12b…新群管理割当制御部、13a…旧群管理出勤時運転制御部、13b…新群管理出勤時運転制御部、14…正常エレベータ台数検出部、15…基準階待機台数検出部、16…出勤時運転変更指令出力部、17…追加待機制御部

Claims (4)

  1. エレベータシステムのリニューアル工事実施期間中に、複数の旧エレベータを旧群管理装置で群管理制御するとともに、複数の新エレベータを新群管理装置で群管理制御するエレベータ群管理制御システムにおいて、
    新群管理装置側にて発生した乗場呼びを新エレベータの中から最適なエレベータに割当る新群管理割当制御手段と、
    旧群管理装置側にて発生した乗場呼びを旧エレベータの中から最適なエレベータに割当る旧群管理割当制御手段と、
    出勤時間帯において応答完了後の新エレベータを基準階へ引き戻す新群管理出勤時運転制御手段と、
    出勤時間帯において応答完了後の旧エレベータを基準階へ引き戻す旧群管理出勤時運転制御手段と、
    前記新群管理装置及び旧群管理装置にそれぞれ所属する各エレベータの台数を比較判定するエレベータ台数検出手段と、
    前記新群管理出勤時運転制御手段と旧群管理出勤時運転制御手段とのうち、前記エレベータ台数検出手段で所属エレベータ台数が多いと判定された群管理装置に対応する群管理出勤時運転制御手段に実行指令を出力する出勤時運転指令出力手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータ群管理制御システム。
  2. エレベータシステムのリニューアル工事実施期間中に、複数の旧エレベータを旧群管理装置で群管理制御するとともに、複数の新エレベータを新群管理装置で群管理制御するエレベータ群管理制御システムにおいて、
    新群管理装置側にて発生した乗場呼びを新エレベータの中から最適なエレベータに割当る新群管理割当制御手段と、
    旧群管理装置側にて発生した乗場呼びを旧エレベータの中から最適なエレベータに割当る旧群管理割当制御手段と、
    出勤時間帯において応答完了後の新エレベータを基準階へ引き戻す新群管理出勤時運転制御手段と、
    出勤時間帯において応答完了後の旧エレベータを基準階へ引き戻す旧群管理出勤時運転制御手段と、
    前記新群管理装置及び旧群管理装置にそれぞれ所属する正常な各エレベータの台数を比較判定する正常エレベータ台数検出手段と、
    前記新群管理出勤時運転制御手段と旧群管理出勤時運転制御手段とのうち、前記正常エレベータ台数検出手段で所属正常エレベータ台数が多いと判定された群管理装置に対応する群管理出勤時運転制御手段に実行指令を出力する出勤時運転指令出力手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータ群管理制御システム。
  3. エレベータシステムのリニューアル工事実施期間中に、複数の旧エレベータを旧群管理装置で群管理制御するとともに、複数の新エレベータを新群管理装置で群管理制御するエレベータ群管理制御システムにおいて、
    新群管理装置側にて発生した乗場呼びを新エレベータの中から最適なエレベータに割当る新群管理割当制御手段と、
    旧群管理装置側にて発生した乗場呼びを旧エレベータの中から最適なエレベータに割当る旧群管理割当制御手段と、
    出勤時間帯において応答完了後の新エレベータを基準階へ引き戻す新群管理出勤時運転制御手段と、
    出勤時間帯において応答完了後の旧エレベータを基準階へ引き戻す旧群管理出勤時運転制御手段と、
    前記新群管理出勤時運転制御手段と旧群管理出勤時運転制御手段とのいずれか一方の群管理出勤時運転制御手段を選択して、選択した群管理出勤時運転制御手段に実行指令を出力する出勤時運転指令出力手段と、
    前記実行指令に応じて実行中の群管理出勤時運転制御手段に対応する群管理装置に所属するエレベータのうち基準階に待機しているエレベータの台数を検出する基準階待機台数検出手段と、
    この基準階待機台数検出手段が検出したエレベータ台数がゼロのとき、前記選択した群管理出勤時運転制御手段に実行停止指令を出力するとともに、選択しなかった群管理出勤時運転制御手段に実行指令を出力する出勤時運転変更指令出力手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータ群管理制御システム。
  4. 前記基準階待機台数検出手段が検出したエレベータ台数が1台以上規定台数以下のとき、選択しなかった群管理出勤時運転制御手段に対応する群管理装置に対して、基準階にエレベータを引き戻し、戸閉待機させる追加待機制御手段を備えたことを特徴とする請求項3記載のエレベータ群管理制御システム。
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