JP2009057190A - エレベータの清掃運転システム - Google Patents
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Abstract
【課題】サービス効率又は清掃作業効率のいずれを重視するかにつき、必要に応じて選択できるようにする。
【解決手段】運転制御部2は、サービス効率重視モード2a又は清掃作業効率重視モード2bに基づき、清掃作業対象の乗りかごを清掃員の待機する所定階床に呼び戻す。最初の1台を呼び戻すために、管理室側呼び戻しスイッチ15がオンにされると、運転制御部2は例えばA号機を呼び戻す。清掃員は、乗りかご4Aに乗り込み清掃スイッチ7をオンにすると、A号機は群管理制御対象から除外されて停止状態になるので、その間に清掃員は清掃作業を行う。清掃作業終了後に、清掃員が清掃スイッチ7をオフに戻すと共に、かご側呼び戻しスイッチ8をオンにすると、次の清掃作業対象の乗りかごが呼び戻される。
【選択図】図1
【解決手段】運転制御部2は、サービス効率重視モード2a又は清掃作業効率重視モード2bに基づき、清掃作業対象の乗りかごを清掃員の待機する所定階床に呼び戻す。最初の1台を呼び戻すために、管理室側呼び戻しスイッチ15がオンにされると、運転制御部2は例えばA号機を呼び戻す。清掃員は、乗りかご4Aに乗り込み清掃スイッチ7をオンにすると、A号機は群管理制御対象から除外されて停止状態になるので、その間に清掃員は清掃作業を行う。清掃作業終了後に、清掃員が清掃スイッチ7をオフに戻すと共に、かご側呼び戻しスイッチ8をオンにすると、次の清掃作業対象の乗りかごが呼び戻される。
【選択図】図1
Description
本発明は、群管理制御されているエレベータの清掃運転システムに関するものである。
複数台のエレベータを運転するエレベータシステムでは、利用者の待ち時間を少なくしサービス効率を向上させるために群管理制御を採用していることが多い。
一方、エレベータの乗りかごには不特定多数の利用者が乗降するため、通常、乗りかごに対する清掃作業が毎日(あるいは1日のうちに数回)実施される。この清掃作業は、例えば特許文献1に示されているように実施される。
すなわち、清掃員は、まず乗場呼びにより、いずれかの乗りかごを所定階床に呼び戻し、この乗りかご内に乗り込んでかご内に設置されている清掃スイッチをオンにする。これにより、この乗りかごは群管理制御の対象から外れて運転が停止されるので、その間に清掃員はかご内を清掃する。
そして、清掃員は、清掃作業が終了したら、その清掃スイッチをオフに戻す。これにより、この乗りかごは群管理制御の対象に復帰し、更に、次の清掃作業の対象となる乗りかごが清掃員の待つ所定階床に呼び戻される。このようにして、清掃員は1台ずつ乗りかごの清掃作業を実施していく。
特開平9−208139号公報
特許文献1に開示されたシステムでは、清掃員の待つ所定階床に呼び戻される乗りかごは、群管理制御装置により選択されることになるが、このとき選択される乗りかごは、エレベータ利用者に対するサービスの低下を極力回避するために、呼び登録の最も少ない乗りかごとなるのが通常である。
しかし、場合によっては、エレベータ利用者に対するサービスをある程度犠牲にしてでも、清掃作業効率を上げる必要が生じることがある。例えば、建物のある階床で大規模な、あるいは重要なイベントが開催されるような場合、イベント開始時刻までに全ての乗りかごの清掃作業を終了させておくことが要請される。このような場合、特許文献1に開示された従来システムでは、常にサービス効率の低下を回避するように清掃作業対象となる乗りかごを選択しているため、イベント開始時刻までに全ての乗りかごの清掃作業を終了させることができない事態がしばしば生じる結果となっていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、サービス効率又は清掃作業効率のいずれを重視するかにつき、必要に応じて選択することが可能なエレベータの清掃運転システムを提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、乗りかご内の操作盤に自号機の清掃作業実施を報知するための清掃スイッチ、及び自号機の清掃作業終了後に他号機の乗りかごを所定階床に呼び戻すためのかご側呼び戻しスイッチがそれぞれに設けられている複数台のエレベータと、前記清掃作業の対象となるエレベータをサービス効率重視モード又は清掃作業効率重視モードのいずれかのモードで前記所定階床に順次呼び戻すと共に、この呼び戻したエレベータを前記清掃スイッチからの清掃報知信号を入力している間は群管理制御の対象から除外する運転制御部を有する群管理制御装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、サービス効率又は清掃作業効率のいずれを重視するかにつき、必要に応じて選択することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るエレベータの清掃運転システムの構成図である。群管理制御装置1は運転制御部2を有している。そして、この運転制御部2は、サービス効率重視モード2a及び清掃作業効率重視モード2bのいずれかのモードで複数台のエレベータに対する運転制御を行うようになっている。
本実施形態では、複数台のエレベータとして、A号機〜D号機の4台のエレベータを考えることにする。A号機は、エレベータ単体制御装置3A及び乗りかご4Aを含んで構成されている。乗りかご4Aは内部にかご内操作盤5を有しており、このかご内操作盤5にはかご内表示部6と、清掃スイッチ7及びかご側呼び戻しスイッチ8とが設けられている。なお、清掃スイッチ7及びかご側呼び戻しスイッチ8は、かご内操作盤5の内部に配設されており、これらのスイッチは一般のエレベータ利用者が操作できないように、専用キーでのみ開放可能な扉に覆われている。
かご内表示部6は、通常運転中においては、次の停止階床などエレベータ利用者に対する情報を表示するようになっているが、清掃作業中においては、清掃員に対して必要な情報を表示するようになっている。
清掃スイッチ7は、清掃作業のために所定階床から乗りかご4A内に乗り込んだ清掃員が、この乗りかご4Aを戸開状態で所定階床に停止させておくためのスイッチである。群管理制御装置1は、この清掃スイッチ7からのオン信号をエレベータ単体制御装置3Aを介して入力すると、乗りかご4Aを群管理制御の対象から除外するようになっている。
かご側呼び戻しスイッチ8は、乗りかご4Aに対する清掃作業を終えた清掃員が、次に清掃すべき乗りかごを所定階床に呼び戻すためのスイッチである。群管理制御装置1は、このかご側呼び戻しスイッチ8からのオン信号をエレベータ単体制御装置3Aを介して入力すると、次の清掃作業対象となるエレベータをサービス効率重視モード2a又は清掃作業効率重視モード2bに基づいて選択し、その乗りかごを清掃員の待つ所定階床に呼び戻すようになっている。
B号機、C号機、及びD号機もA号機と同様の構成であり、それぞれエレベータ単体制御装置3B,3C,3D、及び乗りかご4B,4C,4Dを含んで構成されている。
A号機の各階床の乗場には乗場操作盤9Aが設置されており、この乗場操作盤9Aには乗場表示部10、一般用乗場呼び釦11、及び車椅子用乗場呼び釦12が設けられている。同様に、B号機、C号機、及びD号機の各階床の乗場には乗場操作盤9B,9C,9Dが設置されている。但し、これらの乗場操作盤9B,9C,9Dには車椅子用乗場呼び釦12が設けられていない(通常、病院などの特定の建物以外では、コスト上の理由から複数台のエレベータのうちの1台のみに車椅子用乗場呼び釦が設けられるようになっている。)。
そして、一般のエレベータ利用者が、乗場操作盤9Aの一般用乗場呼び釦11を操作した場合、A号機〜D号機のうちのどのエレベータが応答するかは運転状況によって変わってくるが、車椅子利用者が車椅子用乗場呼び釦12を操作した場合は、必ずA号機が応答するようになっている。
建物の玄関階(例えば1階)の乗場付近には、エレベータ管理者が駐在するエレベータ管理室13が設置されており、このエレベータ管理室13には、モード選択スイッチ14、管理室側呼び戻しスイッチ15、及び管理室表示部16が設けられている。
モード選択スイッチ14は、運転制御部2がエレベータの呼び戻しを行う際のモードを、サービス効率重視モード2a又は清掃作業効率重視モード2bのいずれにするかを選択するためのスイッチである。通常、モード選択スイッチ14はサービス効率重視モード2aを選択するように設定されており、エレベータ管理者の操作によって清掃作業効率重視モード2bに切り換わるようになっている。
管理室側呼び戻しスイッチ15は、A号機〜D号機のうちのいずれかのエレベータ(乗りかご)を所定階床に呼び戻すためのスイッチである。運転制御部2は、この管理室側呼び戻しスイッチ15から呼び戻し指令信号(オン信号)を入力すると、サービス効率重視モード2a又は清掃作業効率重視モード2bに基づいて、いずれかのエレベータを清掃員の待つ所定階床に呼び戻すようになっている。但し、エレベータ管理者は、この管理室側呼び戻しスイッチ15により、サービス効率重視モード2a又は清掃作業効率重視モード2bに関係なく、特定のエレベータを自己の判断に基づき選択して呼び戻しを行うことも可能になっている。
管理室表示部16は、A号機〜D号機の全てのエレベータの運行状況に関する情報を表示するものであり、管理室側呼び戻しスイッチ15又はかご側呼び戻しスイッチ8がオン信号を出力すると、このオン信号に基づきどのエレベータが所定階床に呼び戻されるのかを表示するようになっている。
ここで、サービス効率重視モード2a及び清掃作業効率重視モード2bにつき説明する。これらのモードは、A号機〜D号機のうち、群管理制御対象から除外するエレベータ、つまり清掃作業の対象とするエレベータを、サービス効率又は清掃作業効率のどちらを重視して選択するのかという観点から設けられたモードである。
本実施形態では、サービス効率重視モード2aが選択されている場合、A号機〜D号機のうち運転休止にしたとしてもエレベータ利用者に対するサービス低下が生じにくいエレベータ、つまり具体的には、呼び登録数(乗場呼び登録及びかご呼び登録の合計数)の最も少ないエレベータが呼び戻されるようになっている。そして、この場合、運転制御部2は、呼び登録がなければ直ちに呼び戻しを行い、一方、呼び登録が有ればその呼び登録に応答しながら呼び戻しを行うようになっている。
また、清掃作業効率重視モード2bが選択されている場合、A号機〜D号機のうち清掃作業効率の向上のために最適と考えられるエレベータ、つまり具体的には、清掃員の待つ所定階床までの呼び戻し時間が最短となるエレベータが呼び戻されるようになっている。そして、この場合、運転制御部2は、呼び登録が有ったとしても、この呼び登録をキャンセルして(但し、エレベータ利用者に対する迷惑を最小限にするため、キャンセルするのは乗場呼び登録だけにして、かご呼び登録には応答するのが好ましい)、呼び戻しを行うようになっている。
本実施形態では更に、清掃作業効率重視モード2bが選択されている場合、A号機、B号機、C号機、D号機の順に、順次隣接したエレベータを選択して呼び戻しが行われるようにすることもできる。この場合には、呼び戻しに要する時間は必ずしも最短時間にならないが、清掃員にとっては、移動距離が短くて済むと共に、次の清掃作業対象となるエレベータの判別に迷うことがなくなるというメリットがある。
そして、この場合、運転制御部2は、隣接したエレベータを順次選択しようとする際に、もし故障等により休止中のエレベータが有るときには、このエレベータをスキップして選択することができる。例えば、A号機の清掃作業終了後にB号機を呼び戻そうとするとき、このB号機が故障により休止中であれば、B号機をスキップして、次にC号機を呼び戻すようになっている。
次に、上記のように構成される本実施形態の動作を図2のフローチャートに基づき説明する。当初、群管理制御装置1の運転制御部2は、A号機〜D号機の全てのエレベータを対象にして群管理制御を行っている。いま、所定階床(例えば3階)の乗場に待機している清掃員が携帯電話又は所定場所に設置されている内線電話を用いて、1階のエレベータ管理室13に居るエレベータ管理者に対して、清掃作業開始のためにエレベータを3階に呼び戻すことを要請したとする。
すると、要請を受けたエレベータ管理者は、管理室側呼び戻しスイッチ15のみをオンに操作する。この場合、エレベータ管理者はモード選択スイッチ14を操作していないので、運転制御部2におけるモードはサービス効率重視モード2aに設定されている。
運転制御部2は、管理室側呼び戻しスイッチ15がオンになったことを判別する(ステップ1の「YES」)。なお、ステップ1の判別における「呼び戻しSW」は管理室側呼び戻しスイッチ15又はかご側呼び戻しスイッチ8のうちのいずれをも含むものである。
次いで、運転制御部2は、現在設定されているモードがサービス効率重視モード2a又は清掃作業効率重視モード2bのいずれであるのかを判別する(ステップ2)。上述したように、エレベータ管理者はモード選択スイッチ14を操作していないので、現在設定されているのはサービス効率重視モード2aであり、ステップ2での判別結果は「YES」となる。したがって、運転制御部2は、このサービス効率重視モード2aに従ってエレベータを選択する(ステップ3)。このとき運転制御部2が選択したのは例えばC号機であるとする。
一方、仮にエレベータ管理者がモード選択スイッチ14をオンに操作していたとすれば、設定されるのは清掃作業効率重視モード2bとなるので、ステップ2での判別結果は「NO」となる。したがって、運転制御部2は、この清掃作業効率重視モード2bに従って、3階までの呼び戻し時間が最短となるエレベータ、あるいは最初の順番に指定されているA号機を選択する(ステップ4)。
さて、運転制御部2はステップ3でC号機を選択した後、エレベータ単体制御装置3Cを介して、このC号機の乗りかご4Cを3階に到着させる(ステップ5)。
清掃員は乗りかご4Cが到着するとかご内に乗り込み、かご内操作盤5の扉を専用キーで開けた後、清掃スイッチ7をオンに操作する。すると、運転制御部2は、乗りかご4Cの清掃スイッチ7からのオン信号(清掃報知信号)を検知し(ステップ6の「YES」)、C号機を群管理制御対象から除外する(ステップ7)。
ステップ7で、C号機が群管理制御対象から除外されると、乗りかご4Cは3階で戸開状態のまま停止しているので、その間に清掃員は乗りかご4C内の清掃を行う。このとき乗場操作盤9Cの乗場表示部10には、C号機のエレベータが現在清掃中であるため乗車できない旨のメッセージが表示される。
そして、清掃員は、乗りかご4Cの清掃作業が終了したら、清掃スイッチ7をオフに戻すと共に、次に清掃すべき乗りかごを呼び戻すためにかご側呼び戻しスイッチ8をオンにする。このとき、清掃員は専用キーでかご内操作盤5の扉を忘れずに閉めるようにする。
運転制御部2は、C号機の清掃スイッチ7がオフになったことを検知すると(ステップ8の「YES」)、C号機を群管理制御対象に復帰させるようにする(ステップ9)。但し、実際に復帰させるのは乗りかご4Cの戸閉後である(この時点では未だ清掃員が乗りかご4C内にいる)。
次いで、運転制御部2は、全てのエレベータの乗りかごの清掃作業が終了したかを判別するが(ステップ10)、この時点では勿論未だ終了していないのでステップ1に戻る。
なお、C号機の乗りかご4Cが3階に到着した後、所定時間が経過するまでに清掃員が清掃スイッチ7をオンにしない場合には(ステップ6の「NO」、ステップ11の「YES」)、そのままステップ10に移行する。すなわち、このC号機は戸閉動作が行われた後、群管理制御に基づき通常運転が続行される。
運転制御部2は、乗りかご4Cのかご側呼び戻しスイッチ8が清掃員によってオンにされたことを判別すると(ステップ1の「YES」)、前回と同様にサービス効率重視モード2aに従ってエレベータを選択する(ステップ2,3)。このとき運転制御部2は、今度はA号機を選択したとする。このA号機の選択は、乗りかご4Cのかご内表示部6に表示されるので、清掃員はこの表示を確認した後、乗りかご4Cから乗場に降り、A号機のドアの前で待機する。この乗りかご4Cは、この後戸閉動作を行い、群管理制御に組み込まれて通常運転が行われることになる。
運転制御部2はステップ3でA号機を選択した後、エレベータ単体制御装置3Aを介して、このA号機の乗りかご4Aを3階に到着させる(ステップ5)。清掃員は、前回と同様に、乗りかご4A内に乗り込み、清掃スイッチ7をオンに操作する。以降は前と同様の動作が行われる。
このようにして、C号機の後に、A号機、B号機、及びD号機に対する清掃作業が行われる。そして、最後のD号機の乗りかご4Dの清掃作業が終了し、D号機を群管理制御対象に復帰させた後(ステップ9)、運転制御部2は、全てのエレベータの乗りかごの清掃作業が終了したことを判別する(ステップ10の「YES」)。このときの判別結果は、乗りかご4Dのかご内表示部6に表示されるようになっており、清掃員は全てのエレベータの清掃作業が終了したことを容易に確認することができる。これにより、本実施形態のシステムによる清掃作業実施の際の運転制御が終了し、以降は全てのエレベータが群管理制御対象になって通常運転されることになる。
上記の例では、エレベータ管理者が管理室側呼び戻しスイッチ15を操作することにより、最初のエレベータの乗りかごを清掃員が待機する3階に呼び戻しているが、清掃員は一般用乗場呼び釦11を操作することにより、エレベータ管理者の手を煩わすことなく最初のエレベータの乗りかごを3階に呼び戻すことができる(ステップ1の「NO」、ステップ12の「YES」)。
更に清掃員は、最初の清掃作業をA号機から開始したい場合には、乗場操作盤9Aの車椅子用乗場呼び釦12を押せばよい。既述したように、運転制御部2は、この車椅子用乗場呼び釦12からの乗場呼びに対しては必ずA号機の乗りかご4Aを応答させるようになっている。
また、上記の例では、運転制御部2がサービス効率重視モード2aに従って、清掃作業実施の際の乗りかごの呼び戻しを行った場合につき説明したが、例えばイベント開催の際に、所定時刻までに全ての乗りかごの清掃作業を終了させることが要求されるような場合は、エレベータ管理者がモード選択スイッチ14の操作により清掃作業効率重視モード2bの方に切り換えればよい。これにより、清掃員は短時間で全ての乗りかごの清掃作業を終了させることが可能になる。
なお、本実施形態では、清掃作業効率重視モード2bでエレベータの呼び戻しを行う場合に、より迅速な呼び戻しが可能な構成を採用することもできる。例えば、ステップ6で清掃スイッチ7がオンに操作されてから所定時間(清掃作業を終了させるのに必要な時間よりもやや短い時間)が経過した後に、運転制御部2は、次の清掃作業の対象候補エレベータを選択し、この対象候補エレベータに対する呼び登録を禁止する構成とすることもできる。
このような、構成によれば、清掃員があるエレベータの乗りかごに対する清掃作業を終了した後、時間をおくことなく直ちにこの対象候補エレベータを清掃作業の対象とすることができるので、一層、清掃作業の時間を短縮することが可能になる。
1:群管理制御装置
2a:サービス効率重視モード
2b:清掃作業効率重視モード
3A〜3D:エレベータ単体制御装置
4A〜4D:乗りかご
5:かご内操作盤
6:かご内表示部
7:清掃スイッチ
8:かご側呼び戻しスイッチ
9A〜9D:乗場操作盤
10:乗場表示部
11:一般用乗場呼び釦
12:車椅子用乗場呼び釦
13:エレベータ管理室
14:モード選択スイッチ
15:管理室側呼び戻しスイッチ
16:管理室表示部
2a:サービス効率重視モード
2b:清掃作業効率重視モード
3A〜3D:エレベータ単体制御装置
4A〜4D:乗りかご
5:かご内操作盤
6:かご内表示部
7:清掃スイッチ
8:かご側呼び戻しスイッチ
9A〜9D:乗場操作盤
10:乗場表示部
11:一般用乗場呼び釦
12:車椅子用乗場呼び釦
13:エレベータ管理室
14:モード選択スイッチ
15:管理室側呼び戻しスイッチ
16:管理室表示部
Claims (10)
- 乗りかご内の操作盤に自号機の清掃作業実施を報知するための清掃スイッチ、及び自号機の清掃作業終了後に他号機の乗りかごを所定階床に呼び戻すためのかご側呼び戻しスイッチがそれぞれに設けられている複数台のエレベータと、
前記清掃作業の対象となるエレベータをサービス効率重視モード又は清掃作業効率重視モードのいずれかのモードで前記所定階床に順次呼び戻すと共に、この呼び戻したエレベータを前記清掃スイッチからの清掃報知信号を入力している間は群管理制御の対象から除外する運転制御部を有する群管理制御装置と、
を備えたことを特徴とするエレベータの清掃運転システム。 - 前記サービス効率重視モード又は清掃作業効率重視モードのいずれかのモードを選択するためのモード選択スイッチがエレベータ管理室に設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの清掃運転システム。 - 前記複数台のエレベータのうちのいずれかを、前記清掃作業のために前記所定階床に呼び戻すための管理室側呼び戻しスイッチがエレベータ管理室に設けられており、
前記運転制御部は、この管理室側呼び戻しスイッチからの呼び戻し指令を入力した場合、前記サービス効率重視モード又は清掃作業効率重視モードに基づき、いずれかのエレベータを選択して前記所定階床に呼び戻す、
ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの清掃運転システム。 - 前記複数台のエレベータのうちのいずれかの乗場操作盤に車椅子用乗場呼び釦が設けられており、この車椅子用乗場呼び釦からの乗場呼びを用いて前記清掃作業を実施する際の最初のエレベータを選択することが可能な、
ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの清掃運転システム。 - 前記運転制御部は、前記サービス効率重視モードで前記呼び戻しを行う場合、前記複数台のエレベータの中から呼び登録の最も少ないものを前記清掃作業の対象となるエレベータとして順次選択し、その呼び登録に応答しながら前記所定階床に呼び戻す、
ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの清掃運転システム。 - 前記運転制御部は、前記清掃作業効率重視モードで前記呼び戻しを行う場合、前記複数台のエレベータの中から前記所定階床までの呼び戻し時間が最短ものを前記清掃作業の対象となるエレベータとして順次選択し、呼び登録が有る場合にはこれをキャンセルして前記所定階床に呼び戻す、
ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの清掃運転システム。 - 前記運転制御部は、前記清掃作業効率重視モードで前記呼び戻しを行う場合、前記複数台のエレベータの中から隣接したエレベータを前記清掃作業の対象となるエレベータとして順次選択し、呼び登録が有る場合にはこれをキャンセルして前記所定階床に呼び戻す、
ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの清掃運転システム。 - 前記運転制御部は、前記隣接したエレベータを順次選択しようとする際に、故障等により休止中のエレベータが有る場合には、このエレベータをスキップして選択する、
ことを特徴とする請求項7記載のエレベータの清掃運転システム。 - 前記運転制御部は、前記清掃作業の対象となるエレベータを前記所定階床に呼び戻してから所定時間経過後に、次の清掃作業の対象候補エレベータを選択し、この対象候補エレベータに対する呼び登録を禁止する、
ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のエレベータの清掃運転システム。 - 前記運転制御部は、前記かご側呼び戻しスイッチが操作された場合に前記他号機を特定する情報、又は全ての号機が清掃済みであるとする情報を乗りかご内の表示部に表示する、
ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの清掃運転システム。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016055993A (ja) * | 2014-09-10 | 2016-04-21 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータの群管理制御装置 |
JP2016084201A (ja) * | 2014-10-23 | 2016-05-19 | 株式会社日立ビルシステム | エレベータの保守運転装置 |
CN111606158A (zh) * | 2020-05-18 | 2020-09-01 | 哈尔滨中兆迪康电梯制造有限公司 | 电梯群自动消毒防疫控制方法 |
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2007
- 2007-09-03 JP JP2007227775A patent/JP2009057190A/ja active Pending
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