JPH0826605A - エレベーター群管理システム - Google Patents

エレベーター群管理システム

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JPH0826605A
JPH0826605A JP6166537A JP16653794A JPH0826605A JP H0826605 A JPH0826605 A JP H0826605A JP 6166537 A JP6166537 A JP 6166537A JP 16653794 A JP16653794 A JP 16653794A JP H0826605 A JPH0826605 A JP H0826605A
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JP
Japan
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wheelchair
call
hall call
elevator
general
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JP6166537A
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English (en)
Inventor
Keiichi Aida
敬一 会田
Kenji Yoneda
健治 米田
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Hitachi Ltd
Hitachi Elevator Engineering Co
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Hitachi Ltd
Hitachi Elevator Engineering Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車椅子エレベーターを必要する利用者へのサー
ビスを悪化させないために、一般ホール呼びに対して、
車椅子エレベーターを優先的に割り当てることと、誤っ
て車椅子呼びボタンを操作してしまった場合でも、呼び
の登録を取消しを可能して、サービスの向上図ったシス
テムを提供する。 【構成】同一階床で、一般ホール呼びと車椅子ホール呼
びが同時に登録要求が発生した場合、当該階のサービス
エレベーターとして、車椅子仕様のエレベーターを優先
的に割り当てるため、群管理制御装置内に優先割り当て
手段を設けた構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベーター群管理制御
装置に係り、特に効率良くエレベーターを割り当てるこ
とのできる群管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年群管理エレベーターシステムにおい
て、一般のエレベーターに併設して、車椅子の利用者を
考慮して、一般のエレベーターに比べて容積が大きくド
アの開放時間の長い車椅子エレベーターを設置するよう
になってきた。
【0003】この車椅子エレベーターを呼ぶ方法として
は、通常専用のホール呼びボタンを設置して、一般のエ
レベーターと区別して呼ぶことができるようになってい
る。この車椅子呼び専用のボタンを操作した場合、特開
昭64−69481 号公報では車椅子ホール呼びボタンが操作
されると、かご内混雑度に応じてエレベーターを選択す
る技術が開示されている。
【0004】また、特公昭62−46471 号公報には、車椅
子ホール呼び登録時、当該ホールへの到着予測時間が所
定値を越えると、車椅子エレベーターが受け持っている
既割り当て一般ホール呼びを再割り当てして、車椅子エ
レベーターには新規一般ホール呼びを割り当てないこと
で、当該ホールのサービス改善を図っている。
【0005】上記従来例は、結果的に一般ホール呼びよ
り車椅子ホール呼びに対して優先割り当てを行っている
ことになるが、車椅子エレベーターを使う必要のない人
が車椅子呼びボタンを操作する頻度が多くなりサービス
が低下する。また車椅子エレベーター呼びと、一般呼び
が同時に登録されることになり、やはりサービス低下の
原因となる。
【0006】前記問題点を解決する方法として、特公平
3−55388号公報では、車椅子呼び登録後、一般ホール呼
びが登録されても車椅子エレベーターをサービスするこ
とが提案されており、特開昭63−202572号公報では一般
エレベーター内に誘導ボタンを設け、一般エレベーター
が先着した場合、そのボタンを押すと車椅子呼びをキャ
ンセルできることが開示されている。
【0007】特開平4−169478 号公報では、センサ等に
より車椅子利用者か否かを判別し、車椅子利用者である
場合、車椅子呼びを受け付ける。
【0008】特開平3−23167号公報には、車椅子エレベ
ーター内の操作盤(車椅子利用者用行き先階予約ボタ
ン)が操作されたことのある階のみ、車椅子ホール呼び
を可能にする技術が開示されている。
【0009】さらに、特開平3−23173号公報には、所定
時間内にサイド車椅子ホール呼びボタンを操作しない
と、一般ホール呼びとして登録する技術が開示されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、次の
ことが考慮されていない。
【0011】一般ホール呼びボタンと車椅子呼びボタン
が併設されている場合、一般のエレベーターを利用する
利用者が、一般呼びと車椅子呼びの双方のエレベーター
のボタンを押して双方の呼びを発生すると、両方の呼び
が登録されて先に着いた方のエレベーターを利用し、後
から来たエレベーターは利用者がいないにもかかわら
ず、停止しドア開動作を行い、次の停止予定階に移動す
るという無駄な動作を行うことになる。また、同一階に
二つの到着案内灯が点灯するため、利用者がどちらのエ
レベーターの前で待てば良いか戸惑う等の問題がある。
【0012】また、一般呼びが先に登録され、その後車
椅子呼びを登録した場合でも、両方の呼びが登録された
前述の場合と同じ動作を行うことになる。
【0013】さらに、かご内に誘導ボタンを設置した場
合は、利用者がそのボタンを押さない限りは、前述の場
合と同じであり、さらに設備的に余分なボタンを設ける
ことになり製品が高価になる。
【0014】さらに、ホールに識別装置を設ける場合
も、製品が高価になる他、識別装置の誤認識によるサー
ビス低下を防ぐことができない。
【0015】また、車椅子かご内の車椅子用ボタンが操
作されたことを記憶しておき、その階の呼びのみ車椅子
呼びが可能とする場合は、車椅子ボタンを操作されない
階において車椅子利用者がいても、サービスされないこ
とになり、車椅子利用者は自分の行き先と同じ階が予約
されていても、必ずかご内の車椅子利用者用操作ボタン
を操作しなければならなくなり、車椅子利用者へのサー
ビス低下であることは否定できない。
【0016】さらに、操作ボタンを所定時間内に2度操
作する方法でも、操作が複雑で利用者のサービス低下で
あることは否定できない。
【0017】本発明の目的は、上記それぞれの問題点を
解決し、車椅子ホール呼びボタンを使用する利用者への
サービスを低下させることなく、同一階で一般ホール呼
びと車椅子ホール呼びが登録されても全体の運行効率を
低下させないでサービス性の良いエレベーター群管理シ
ステムを提供するにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明では、複数の階床をサービスする一台以上の
一般仕様のエレベーターと,一台以上の車椅子仕様のエ
レベーターと,各階床に設置された一般呼びを発生する
一般ホール呼びボタンと,車椅子呼びを発生する車椅子
ホール呼びボタンと,前記一般ホール呼びボタンからの
信号を登録する一般呼び登録装置と,前記車椅子ホール
呼びボタンからの信号を登録する車椅子呼び登録装置
と,前記複数台の各仕様のエレベーターをその呼びの種
類に応じて、選択割り当てする群管理制御装置とからな
るエレベーターの群管理制御システムにおいて、前記群
管理制御装置は、前記複数の階床のいずれかの階床で、
前記一般ホール呼び登録と、前記車椅子ホール呼びの双
方が登録されている場合に、当該階のサービスエレベー
ターとして前記車椅子仕様のエレベーターを優先して選
択する、車椅子エレベーター優先選択手段を備えた構成
としたものである。
【0019】
【作用】一般ホール呼びと車椅子ホール呼びが、同一階
に登録されている場合当該階には車椅子エレベーターを
呼び割り当てることにより、他階床のサービス低下を発
生させずに、且つ、車椅子利用者の要求を満たすことが
できる。
【0020】但し一般エレベータ利用者へのサービス低
下になるが、一般利用者が車椅子ボタンをむやみに押さ
なくなり、長期的に見ればサービスの向上につながる。
【0021】さらに、車椅子呼びキャンセル機能を付加
することにより誤登録の防止にも対応できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明のエレベーター群管理システム
の一実施例を図面を用いて説明する。
【0023】図1は本発明の全体構成を示したものであ
る。
【0024】ここでは、4台のエレベーターで構成した
群管理制御システムの例を示しており、1,2号機は車
椅子仕様のエレベーターとし、3,4号機は一般仕様の
エレベーターとし、サービス階床数は9階とする。
【0025】各階には4個のホール呼びボタンHBを設
置し、ホール呼びボタンHBA,HBC,HBDは一般
ホール呼びボタンとし、HBBは車椅子ホール呼びボタ
ンとしている。また、呼び種としてそれぞれのボタンに
対応してA種,B種,C種,D種と称する。
【0026】群管理制御装置20は、各階1階から9階
に設けられたホール呼びボタンからの信号を取り込み、
発生したホール呼びを登録すると共に、どのエレベータ
ーにその呼びを割り当てるかを選択決定し、エレベータ
ーを駆動制御する号機制御装置30の選択された号機制
御装置(31,32,33,34)にその信号を送信す
る。号機制御装置30では各かご41,42,43,4
4を駆動制御すると共に、かご内に設けられた、かご呼
びボタン(停止予約ボタン)CB1〜CB4からの信号を
受取り、群管理制御装置20に前記信号に合わせてかご
位置,方向等の信号を送信する。さらに、群管理制御装
置20又は号機制御装置30は、各階エレベータードア
の上部に設けられている情報案内装置HDにそれぞれの
案内指令を送信する。
【0027】なお、群管理制御装置20,号機制御装置
30,情報案内装置HDは公知のマイコン制御を採用し
ており、情報データの受渡し、表示を行う情報案内装置
HDの指定等は、表示制御プログラムの構成により自由
に追加変更できるようになっている。また表示する図
形,文字の情報の登録及び上記表示制御プログラムの変
更は情報制御入力装置50により自由に追加変更できる
ものである。
【0028】次に本発明の動作を図2のフローチャート
を用いて説明する。
【0029】図2は運転制御プログラムの全体処理のフ
ローチャートである。
【0030】運転制御プログラムにおいて、ステップE
10は電源投入、又はリスタートにより起動される。ま
ずイニシャル処理E20でエレベーター制御データテー
ブルなどのクリア処理などの初期処理が行われる。
【0031】次に、ステップE30からE70を電源ダ
ウンか、又はプログラム異常が発生するまで繰返し実行
することにより群管理制御を行うものである。
【0032】ステップE30では、全階床のホール呼び
を入力し、ホール呼びテーブルにセット,リセット処理
を実行する。また、ホール呼びに対応する応答灯の点
灯,消去の指令を出す。
【0033】ステップ40では、号機制御装置30から
の通信データをエレベーター制御データテーブルに格納
する。
【0034】ステップ50では、車椅子呼びボタンHB
Bの操作に応じて、車椅子ホール呼びの登録を消去す
る。
【0035】ステップ60では、呼び割り当て処理を行
う。
【0036】ステップ70では現在行っている制御内容
や到着案内等のエレベーターのサービスやビル管理装置
11からのビル内案内情報などの案内処理を行う。
【0037】このように、車椅子ホール呼びの登録取消
し処理を行うことにより、無駄な停止を防止することが
できる。
【0038】図3に、図2のステップ60の割り当て処
理の1つである、ホール呼び割り処理のフローチャート
を示す。
【0039】ステップF10とステップF60とで呼び
種,方向及び階床についてループ処理を行う。
【0040】ステップF20では、発生ホール呼びまた
再割り当て要求のある呼びが有るかないかを判定する。
もしなければ、ステップF60へ飛び、全ての呼び種,
方向,階床について処理する。ステップF20で“YE
S”である場合はステップF30に移る。
【0041】ステップF30では、呼び割り当てエレベ
ーターの選択を行う。
【0042】ステップF40では選択エレベーターが有
るかないかを判定し、選択エレベーターが有ればステッ
プF50へ移る。
【0043】ステップF50では選択エレベーターに呼
びを割り当てる。
【0044】ステップF40で選択エレベーターがない
場合は、ステップF60に進む。
【0045】図4は図3のステップF30におけるエレ
ベーター選択処理のフローチャートである。
【0046】ステップG10とステップG80とで号機
についてループ処理を行う。
【0047】まず、ステップG20で割り当て要求のあ
るホール呼びH(m,j,i)に対して、K号機がサービス可
能であるかを判定する。サービス可能なホール呼びH
(m,j,i)である場合はステップG30以降の割り当て演
算を行い、サービス可能でなければステップG80へ進
む。
【0048】ステップG30,ステップG40,ステッ
プG50,ステップG60ではそれぞれ、アルゴリズム
別評価値T1(k),T2(k),T3(k)を演算す
る。演算方法をここでは一例として次のようにする。
【0049】待ち時間評価値T1(k)の演算方法は、
割り当て要求のあるホール呼びH(m,j,i)への到着予測
時間テーブルの値とホール呼び継続時間テーブルの値を
加算するものとする。
【0050】かご呼び優先値T2(k)の演算方法は、
割り当て要求のあるホール呼びH(m,j,i)にかご呼びが
登録されていれば、当該号機へ割り当てやすくするた
め、予め設定しておいたKT2MAX(>0)をセット
し、登録されていなければ0をセットする。
【0051】車椅子エレベーター優先値T3(k)の演
算方法は、割り当て要求のあるホール呼びH(m,j,i)に
車椅子ホール呼びが登録されていれば、車椅子仕様エレ
ベーターへ割り当てしやすくするため、予め設定してお
いたKT3MAX(>0)をセットする。
【0052】これら、T1(k),T2(k),T3
(k)の演算結果に基づき、ステップG60では数1に
より割り当て要求のあるホール呼びH(m,j,i)に対し、
総合評価値Φ(k)を演算し、ステップG70で総合評
価値Φ(k)の最小値を持つエレベーターを順次選択す
る。
【0053】 Φ(k)=T1(k)−T2(k)−T3(k) …(数1) 以上の処理をステップG10とステップ80により全エ
レベーターについて実行すると、サービス可能なエレベ
ーターが有れば最適な総合評価値のエレベーターが選択
されることとなる。
【0054】なお、ステップG20ではホール呼び種別
にサービスできる階床が号機別に指定されているサービ
ス階テーブルなどからサービス可能エレベーターか否か
を判定している。従って、予め交通需要に応じてこのサ
ービス階テーブルを更新しておくことにより、分割急行
の自動変更に伴う呼び割り当て制御を簡単に行うことが
できる。
【0055】図5は、図4のステップG50における車
椅子エレベーター優先値T3(k)の演算処理のフロー
チャートである。
【0056】この処理では、ステップH10からステッ
プH50までの判定に応じて、ステップH60又はステ
ップH70で車椅子エレベーター優先値T3(k)に次
の値をセットする。ステップH60では、通常の割り当
て評価値となるように0をステップH70では、車椅子
仕様エレベーターを割り当て易くするように設定したKT
3MAX(>0)をそれぞれセットする。
【0057】なお、一実施例として図1で説明したよう
に、車椅子ホール呼びの呼び種はB種であるので、予め
車椅子呼び判定スペックSPEC1.m に16進数で“$2”
をセットし、一般呼び判定スペックSPEC2.m に16進数
で“$D”をセットしておく。ステップH10では、k
号機が車椅子仕様エレベーター有るか否かを判定し、車
椅子仕様エレベーターでなければステップH60まで進
む。
【0058】ステップH20,ステップH30では、割
り当て要求のあるホール呼びH(m,j,i)の呼び種を基
に、車椅子仕様エレベーター優先値T3(k)設定まで
の処理方法を選択する。SPEC1.m が“1”により割り当
て要求のあるホール呼びH(m,j,i)が車椅子ホール呼び
と判定されれば、車椅子兼用エレベーターを割り当てる
ようにステップH70に進み、SPEC1.m が“0”であれ
ば非車椅子ホール呼びと判定し次のステップに進む。ま
た、SPEC2.m が“1”であれば一般ホール呼びであるの
で、次のステップに進み、SPEC2.m が“0”であれば、
一般ホール呼び、車椅子ホール呼びでない、VIP呼び
等であるので、通常の割り当て方法となるようにステッ
プH60に進む。
【0059】ステップH40及びステップH50では、
j方向,i階床に車椅子ホール呼びが登録されていて、
且つk号機は車椅子ホール呼びに割り当てられている車
椅子仕様兼用エレベーターであればステップH70に進
み、そうでなければステップH60に進む。
【0060】以上の処理により、ステップH60又はス
テップH70で車椅子エレベーター優先値T3(k)を
演算する。
【0061】図6は、図2のステップ50における車椅
子ホール呼び取消し処理のフローチャートである。取消
し方法の一実施例として、ホール呼び登録後にホール呼
びボタンを1秒間連続して押し続けることとし、対称と
するホール呼びのホール呼び種を車椅子ホール呼びであ
るB種とする。このため、取消し呼び種スペックである
SPEC3.m に16進数で“2”をセットしておくものとす
る。
【0062】ステップL10とステップL70とで、呼
び種,方向,階床についてループ処理を行う。
【0063】ステップL20でSPEC3.m が“1”により
ループ処理が車椅子呼び種であるか否かを判定する。
【0064】ステップL30でホール呼びボタンが押さ
れたか否かを判定し、ステップL40では割り当て要求の
あるホール呼びH(m,j,i) が既に登録されているか否か
で、ホール呼びの操作が通常の登録操作なのか、特殊操
作である取消し操作なのかを区別する。
【0065】ステップL50では、1秒間連続してホー
ル呼びボタンが押され続けられたか否かを判別する。
【0066】以上ステップL20からステップL50ま
での判定において、指定呼び種である車椅子ホール呼び
が取消し操作のため、1秒間連続して押され続けると、
ステップ60にて割り当て要求のあるホール呼びH(m,
j,i)の登録をリセットする。図7は、図2のステップ
E55における車椅子登録による再割り当て要求処理の
フローチャートである。
【0067】一実施例として本処理では、一般ホール呼
びと車椅子ホール呼びが登録されているときは、車椅子
号機のみが割り当てられるように、一般ホール呼びに再
割り当て要求をセットする。このため、車椅子ホール呼
びの登録判定を行う再割り当てスペックSPEC4.m に16
進数で“2”をセットしておくものとする。
【0068】ステップP10とステップP100とで、
呼び種,方向,階床についてループ処理を行う。
【0069】ステップP20とステップP30でSPEC4.
m が“1”によりループ処理が車椅子呼び種であると判
定し、H(m,j,i)に車椅子ホール呼びが登録されいると
判定されれば、ステップP40からステップP80まで
の一般ホール呼びに再割り当て要求をセットするループ
処理を行う。
【0070】ステップP50及びステップP60で、非
車椅子ホール呼び種、つまりここでは一般ホール呼び種
のホール呼びが登録されているかを判定する。さらに、
ステップP70では、割り当て要求のある車椅子ホール
呼びH(m,j,i)と一般ホール呼びH(n,j,i)の割り当て
エレベーターが同一エレベーターか否かを判定する。以
上の判定結果により、ステップP80では、割り当て要
求のある一般ホール呼びH(n,j,i)に対して、再割り
当て要求をセットする。
【0071】図8は、図6の一実施例として説明した車
椅子ホール呼び取消しの手順についての説明図である。
は車椅子ホール呼びが登録されていることを表してい
る。この時利用者がこの登録済み車椅子ホール呼びを取
り消す場合は、,のように車椅子ホール呼びの応答
灯が消灯するまで車椅子ホール呼びボタンを1秒以上押
し続ける。応答灯の消灯後、車椅子ホール呼びボタンか
ら手を離せば、のように車椅子ホール呼び登録の取消
しが完了することとする。また、応答灯の消灯後もボタ
ンを押し続けると再度登録されるものとする。
【0072】図9及び図10は案内表示の一例である。
図9の表示例は、車椅子ホール呼びの取消し方法を利用
者へ案内するため、図1の情報案内装置HDに表示する
ための一実施例である。図10の表示例は、車椅子ホー
ル呼びボタンに「取」「消」を表示することにより、図
1の情報案内装置HDを設置していない場合に、利用者
への車椅子ホール呼びの取消しが可能であることを報知
する一実施例を示したものである。
【0073】このように案内報知により、利用者に車椅
子呼びの取消しが可能であることを報知することで、無
駄な車椅子呼びを多発させずに済み、エレベーターの利
用効率を向上できる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば一
般ホール呼びと、車椅子ホール呼びが併用して登録され
ていれば、車椅子割り当て号機を優先的にサービスさせ
ることができ、同一階に2台のエレベーターを割り当て
ることがなくなり、他階床のサービスが改善される。ま
た、利用者も2つの応答灯の同時点灯がなくなり利用者
の戸惑いの発生を防止できる。さらに、一般のサービス
エレベーターを呼びするところ誤って車椅子エレベータ
ー用の呼びボタンを押しても、その登録を取り消すこと
ができ、且つその旨の案内を行うことにより、サービス
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体システム構成。
【図2】全体処理のフローチャート。
【図3】ホール呼び割り当て処理のフローチャート。
【図4】エレベーター選択処理のフローチャート。
【図5】車椅子エレベーター優先値T3(k)の演算処
理のフローチャート。
【図6】車椅子ホール呼び取消し処理のフローチャー
ト。
【図7】車椅子呼び登録による再割り当て要求処理のフ
ローチャート。
【図8】車椅子ホール呼び取消し手順の一例。
【図9】案内表示の一例。
【図10】案内表示の一例。
【符号の説明】
20…群管理制御装置、30…号機制御装置、41,4
2,43,44…かご、CB…かご呼びボタン、HB…
ホール呼びボタン、HD…情報案内装置、50…情報制
御入力装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の階床をサービスする一台以上の一般
    仕様のエレベーターと、一台以上の車椅子仕様のエレベ
    ーターと、 各階床に設置された一般呼びを発生する一般ホール呼び
    ボタンと、車椅子呼びを発生する車椅子ホール呼びボタ
    ンと、前記一般ホール呼びボタンからの信号を登録する
    一般呼び登録装置と、前記車椅子ホール呼びボタンから
    の信号を登録する車椅子呼び登録装置と、 前記複数台の各仕様のエレベーターをその呼びの種類に
    応じて、選択割り当てする群管理制御装置とからなるエ
    レベーターの群管理制御システムにおいて、 前記群管理制御装置は、前記複数の階床のいずれかの階
    床で、前記一般ホール呼び登録と、前記車椅子ホール呼
    びの双方が登録されている場合に、当該階のサービスエ
    レベーターとして前記車椅子仕様のエレベーターを優先
    して選択する、車椅子エレベーター優先選択手段を備え
    たことを特徴とするエレベーター群管理システム。
  2. 【請求項2】複数の階床をサービスする一台以上の一般
    仕様のエレベーターと、一台以上の車椅子仕様のエレベ
    ーターと、 各階床に設置された一般呼びを発生する一般ホール呼び
    ボタンと、車椅子呼びを発生する車椅子ホール呼びボタ
    ンと、前記一般ホール呼びボタンからの信号を登録する
    一般呼び登録装置と、前記車椅子ホール呼びボタンから
    の信号を登録する車椅子呼び登録装置と、 前記複数台の各仕様のエレベーターをその呼びの種類に
    応じて、選択割り当てする群管理制御装置とからなるエ
    レベーターの群管理制御システムにおいて、 前記群管理制御装置は、前記複数の階床のいずれかの階
    床で、前記一般ホール呼び登録と、前記車椅子ホール呼
    びの双方が登録され、一般ホール呼びが割り当てられて
    いる場合に、当該一般ホール呼び割り当てについて、車
    椅子エレベーターを割り当てるように再割り当て要求指
    令を出力する車椅子再割り当て要求手段を備えたことを
    特徴とするエレベーター群管理システム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記車椅子呼び
    登録手段は、予め定められた操作により入力されたホー
    ル呼び信号を検出する特殊呼び検出手段を備え、前記特
    殊呼びを検出した場合に、車椅子呼び登録装置に登録さ
    れている車椅子ホール呼びを取り消す車椅子呼び取消し
    手段を備えたことを特徴するエレベーター群管理システ
    ム。
  4. 【請求項4】請求項1又は2において、各階エレベータ
    ーホールに情報案内装置と、前記群管理制御装置内に設
    けた情報制御装置とを設け、前記情報案内装置にて呼び
    割り当てられたエレベーターを案内することを特徴とす
    るエレベーター群管理システム。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記車椅子エレベータ
    ー優先選択手段を時間帯に応じて動作させることを特徴
    とするエレベーター群管理システム。
JP6166537A 1994-07-19 1994-07-19 エレベーター群管理システム Pending JPH0826605A (ja)

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JP6166537A JPH0826605A (ja) 1994-07-19 1994-07-19 エレベーター群管理システム

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JP6166537A JPH0826605A (ja) 1994-07-19 1994-07-19 エレベーター群管理システム

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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