JP2006256834A - エレベータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】不要な特殊呼びの発生により運転サービスが低下することを防ぐと共に、誤操作などによって登録された呼びを再登録することのできるエレベータシステムを提供する。
【解決手段】乗りかご13内の行先呼び登録装置14に行先呼び釦31とは別に呼び登録切替え釦34を設ける。エレベータ制御装置11は、行先呼び釦31の押下によって入力された呼び情報を一般呼びとして一般呼びテーブル21aに登録し、呼び登録切替え釦34の押下後に続けて行先呼び釦31が押下された場合に特殊呼びとして身障者呼びテーブル21bに登録する。また、エレベータ制御装置11は、一般呼びまたは特殊呼びとして登録された呼び情報を呼び登録切替え釦34の押下によりクリアして再登録する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、乗りかご内や乗り場にて呼びを登録する機能を備えたエレベータシステムであって、特に身障者呼びなどの特殊な呼びを登録する場合に用いて好適なエレベータシステムに関する。
従来、身障者呼びの登録機能を備えたエレベータシステムでは、乗り場や乗りかご内において、一般呼び用の操作盤とは別に身障者専用の操作盤を設置しており、身障者呼びの登録はその専用操作盤の釦を押すことで行われていた。身障者専用の釦であることは、身障者マークやガイドの表示などによって利用者に知らしめられている。
ここで、身障者呼びが登録された場合には、通常とは異なる特殊な運転サービスが行われる。例えば、車椅子の人が乗り込み易いように、乗りかごの着床後に完全に動きが停止してからドアを開いたり、ドアの戸開時間を通常よりも長くするなどである。
ところが、身障者呼びは誰でも簡単に登録できるうえ、一般の利用者は、その身障者呼びによって通常とは異なる特殊な運転サービスが行われることを知らないことから、一般の呼び釦だけでなく、身障者呼び釦も押せば早くエレベータが来る、あるいは、早くドアが閉まるなどと勘違いして押してしまうことが多い。このため、無駄な身障者呼びが頻繁に発生し、運転サービス(待ち時間)の低下を招くといった問題があった。
このようなエレベータの身障者呼びに関する発明として、例えば特許文献1に開示されているものが知られている。この特許文献1には、乗り場や乗りかご内で身障者呼びを登録する場合において、身障者専用の釦を押下した後、一定時間内に一般の呼び釦を続けて押すことで、身障者呼びが登録されることが開示されている。
特開平11−263541号公報
上述した特許文献1では、身障者呼びの登録を2回の釦操作によって行うため、一般の利用者が身障者専用の釦を押下しても、続けて一般呼び釦を押下しない限りは身障者呼びを登録することができない。
しかしながら、上記特許文献1では、一般呼びにしても、特殊呼びにしても、一度登録された呼び情報はそのまま保持されるため、後で操作を誤ったことに気付いたとしても、それを撤回できないといった問題があった。
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、不要な特殊呼びの発生により運転サービスが低下することを防ぐと共に、誤操作などによって登録された呼びを再登録することのできるエレベータシステムを提供することを目的とする。
本発明のエレベータシステムは、通常の運転サービスを行うための一般呼びとは別に、特殊な運転サービスを行うための特殊呼びの登録機能を備えたエレベータシステムであって、特定の場所で利用者が呼び情報を入力するための呼び釦と、呼び登録の切替えを指示するための切替え釦と、上記呼び釦の押下によって入力された呼び情報を一般呼びとして登録し、上記切替え釦の押下後に続けて上記呼び釦が押下された場合に特殊呼びとして登録する登録手段と、この登録手段によって一般呼びまたは特殊呼びとして登録された呼び情報をクリアして再登録処理を行う再登録手段とを具備して構成される。
このような構成によれば、切替え釦の押下後に呼び釦を押下するといった2回の釦操作によって特殊呼びが登録される。したがって、一般の利用者が安易に特殊呼びを登録することがなくなり、運転サービスが低下することを防ぐことができる。また、呼び情報の登録後に切替え釦を押下することで、誤操作などによって登録した呼び情報を再登録することができる。
本発明によれば、特殊呼びの登録を2回の釦操作によって行うため、一般の利用者による安易な特殊呼びの登録を減らし、結果的に運転サービスの低下を防ぐことができる。また、誤操作などにより登録された呼び情報を撤回して再登録することができ、その利用者に適した運転サービスを行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るエレベータシステムの構成を示す図であり、特に乗りかご内で呼び登録する場合の構成を示す図である。
このエレベータシステムは、エレベータ制御装置11、巻上機12、乗りかご13などを備える。本発明の中心となる行先呼び登録装置14は、乗りかご13の中に設置されている。
エレベータ制御装置11は、エレベータ全体の制御を行う制御装置(コンピュータ)であり、運転制御部21および信号入出力部22を有する。信号入出力部22は、乗りかご13内の行先呼び登録装置14との間でかご伝送ライン23を介して信号の入出力を行う。運転制御部21は、行先呼び登録装置14からかご伝送ライン23を介して送られてくる呼び情報(行先呼び)を「一般呼び」または「身障者呼び」と判断し、運転制御部21内に設けられた一般呼びテーブル21aまたは身障者呼びテーブル21bに登録することで、その呼び情報に応じた運転制御を行う。
「一般呼び」とは、通常の運転サービスを行うための呼び情報のことであり、その呼び情報は運転制御部21内に設けられた一般呼びテーブル21aに登録される。なお、呼び情報には、行先呼び(かご呼びとも呼ばれる)であれば、利用者が指定した行先階の情報が含まれ、乗り場呼びであれば、乗り場の階床と行先方向(上方向/下方向)の情報が含まれる。
「身障者呼び」とは、身障者専用の特殊な運転サービスを行うための呼び情報のことであり、その呼び情報は運転制御部21内に設けられた身障者呼びテーブル21bに登録される。「身障者呼び」が登録された場合には、乗りかごの着床後に完全に動きが停止してからドアを開いたり、ドアの戸開時間を通常よりも長くするなど、通常とは異なる特殊な運転サービスが行われる。この特殊な運転サービスは、行先呼び(かご呼び)でも乗り場呼びでも同様に行なわれる。
巻上機12は、電動機であるモータ24と、そのモータ24に取り付けられたパルスジェネレータ(PG)25を備え、エレベータ制御装置11の指示に従ってモータ24が回転駆動される。このモータ24の回転に伴い、メインロープ26を介して乗りかご13がカウンタウェイト(釣り合い重り)27と共に図示せぬ昇降路内をつるべ式に昇降動作する。また、このときのモータ24の回転数がパルスジェネレータ25によって検出される。エレベータ制御装置11では、このパルスジェネレータ25から出力されるパルスデータを信号入出力部22を介して受けることで、かご位置や速度の検出を行っている。
乗りかご13内の行先呼び登録装置14には、行先呼び釦31、行先呼び登録表示部32、信号入出力部33が設けられている。行先呼び釦31は、行先呼びを入力するための釦であり、具体的には行先階を指定するための複数の釦群からなる。行先呼び登録表示部32は、行先呼びが登録された階を表示する。信号入出力部33は、エレベータ制御装置11との間のインタフェースであり、エレベータ制御装置11に設けられた信号入出力部22との間で信号の入出力を行う。
さらに、この行先呼び登録装置14には、呼び登録切替え釦34、身障者呼び登録可能表示部35、身障者呼び登録表示部36が設けられている。呼び登録切替え釦34は、呼び登録を切り替えるための釦である。身障者呼び登録可能表示部35および身障者呼び登録表示部36は乗りかご13内の利用者に対する通知手段として用いられるものである。身障者呼び登録可能表示部35は、身障者呼びの登録が可能な状態であることを表示する。身障者呼び登録表示部36は、身障者呼びが登録されたことを表示する。
図2は同実施形態におけるエレベータシステムの構成として、特に乗り場で呼び登録する場合の構成を示す図である。なお、図1と同じ部分には同一符号を付して、その説明は省略するものとする。
エレベータ制御装置11は、運転制御部21および信号入出力部22を有する。信号入出力部22は、乗り場呼び登録装置15との間で乗り場伝送ライン28を介して信号の入出力を行う。運転制御部21は、乗り場呼び登録装置15から乗り場伝送ライン28を介して送られてくる呼び情報(乗り場呼び)を「一般呼び」または「身障者呼び」と判断し、運転制御部21内に設けられた一般呼びテーブル21aまたは身障者呼びテーブル21bに登録することで、その呼び情報に応じた運転制御を行う。
各階の乗り場に設置された乗り場呼び登録装置15には、乗り場呼び釦41、乗り場呼び登録表示部42、信号入出力部43が設けられている。乗り場呼び釦41は、乗り場呼びを入力するための釦であり、具体的には上方向または下方向を指定するための釦からなる。乗り場呼び登録表示部42は、乗り場が登録された階を表示する。信号入出力部43は、エレベータ制御装置11との間のインタフェースであり、エレベータ制御装置11に設けられた信号入出力部22との間で信号の入出力を行う。
さらに、この乗り場呼び登録装置15には、呼び登録切替え釦44、身障者呼び登録可能表示部45、身障者呼び登録表示部46などが設けられている。呼び登録切替え釦44は、呼び登録を切り替えるための釦である。上述したように、「一般呼び」とは、一般の利用者用の運転サービスを行うための呼び情報のことである。「身障者呼び」とは、身障者専用の特殊な運転サービスを行うための呼び情報のことである。身障者呼び登録可能表示部45および身障者呼び登録表示部46は、乗り場にいる利用者に対する通知手段として用いられるものである。身障者呼び登録可能表示部45は、身障者呼びの登録が可能な状態を表示する。身障者呼び登録表示部46は、身障者呼びが登録されたことを表示する。
なお、図2の例では、乗り場呼び登録装置15が1つしか図示されていないが、実際には各階の乗り場毎に設置されており、それぞれに乗り場伝送ライン28を介してエレベータ制御装置11に接続されている。
図3は乗りかご13に設置された行先呼び登録装置14の操作盤の一例を示す図である。
行先呼び登録装置14の操作盤上には、かご位置を表示するためのかご位置表示部51、メッセージを表示するためのメッセージ表示部52、非常釦53、戸開釦54、戸閉釦55、行先呼び釦31、行先呼び登録表示部32に加え、呼び登録切替え釦34、身障者呼び登録可能表示部35、身障者呼び登録表示部36が設けられている。上述したように、呼び登録切替え釦34は呼び登録を切替えるための釦、身障者呼び登録可能表示部35は身障者呼びの登録が可能な状態を表示し、身障者呼び登録表示部36は身障者呼びが登録されたことを表示する。
なお、図3の例では、行先呼び釦31と行先呼び登録表示部32、呼び登録切替え釦34と身障者呼び登録可能表示部35が入力/表示一体型の構成として示されている。
図4は乗り場に設置された乗り場呼び登録装置15の操作盤の一例を示す図である。
乗り場呼び登録装置15の操作盤上には、乗り場呼び釦41、乗り場呼び登録表示部42に加え、呼び登録切替え釦44、身障者呼び登録可能表示部45、身障者呼び登録表示部46が設けられている。上述したように、呼び登録切替え釦44は呼び登録を切替えるための釦、身障者呼び登録可能表示部45は身障者呼びの登録が可能な状態を表示し、身障者呼び登録表示部46は身障者呼びが登録されたことを表示する。
なお、図4の例では、乗り場呼び釦41と乗り場呼び登録表示部42、呼び登録切替え釦44と身障者呼び登録可能表示部45が入力/表示一体型の構成として示されている。
次に、本システムの動作について、乗りかご13内にて行先呼びを登録する場合を想定して説明する。
図5および図6は本システムのエレベータ制御装置11による呼び登録処理を示すフローチャートである。なお、乗りかご13の着床時などを含む呼び登録の初期時において、身障者呼び入力モードはクリアされているものとする。
乗りかご13の着床に伴い、その乗りかご13に乗り込んだ利用者が行先呼び登録装置14に設けられた行先呼び釦31を押下すると(ステップA11のYes)、その行先呼び釦31に対応した階を行先階とした呼び情報(行先呼び)がかご伝送ライン23を介してエレベータ制御装置11に与えられる。エレベータ制御装置11では、このときに得られた呼び情報を「一般呼び」として一般呼びテーブル21aに登録する(ステップA12)。
ここで、エレベータ制御装置11は、図示せぬタイマを起動することにより、行先呼び釦31が押下されてからの経過時間を計時し(ステップA13)、所定時間T1が経過する間に呼び登録切替え釦34が押下されたか否かを判断する(ステップA14,A15)。上記所定時間T1は、例えば5秒程度であり、身障者が誤って行先呼び釦31を押下した場合にそれを撤回するために要する時間として予め設定されている。
このT1の時間が経過するまでの間に呼び登録切替え釦34が押下された場合には(ステップA15のYes)、エレベータ制御装置11は、既に一般呼びテーブル21aに「一般呼び」として登録されている呼び情報をクリアした後、その同じ呼び情報を「身障者呼び」として身障者呼びテーブル21bに再登録する(ステップA16)。また、このときに身障者呼び登録表示部36を点灯して、「身障者呼び」が登録されていることを知らしめる(ステップA17)。
なお、呼び登録切替え釦34の押下によって呼び情報の登録を「一般呼び」から「身障者呼び」に切り替えた場合に、たとえT1の時間が残っていても、再度切り替えることを禁止するものとする。これは、何度でも切替え可能とすると、多数の利用者が存在した場合に、T1の時間の中で最後に呼び登録切替え釦34を押下した利用者の呼び情報が最終的に選ばれてしまうためである。ここでの再登録処理は、あくまでも、1人の利用者が操作を誤って登録してしまった呼び情報を切り替えるために設けられている。
また、行先呼び釦31の押下により一般呼びテーブル21aに「一般呼び」としての呼び情報が登録された後、呼び登録切替え釦34の押下なしに所定時間T1が経過した場合には(ステップA14のYes)、エレベータ制御装置11は、その呼び情報を「一般呼び」として確定する。
一方、利用者が行先呼び釦31ではなく、呼び登録切替え釦34を最初に押下した場合には(ステップA11→A18のYes)、エレベータ制御装置11は、身障者呼び入力モードをセットし(ステップA19)、身障者呼び登録可能表示部35を点灯あるいは点滅するなどして身障者呼びの登録が可能な状態であることを利用者に知らしめる(ステップA20)。
ここで、エレベータ制御装置11は、図示せぬタイマを起動することにより、身障者呼び入力モードがセットされてからの経過時間を計時する(ステップA21)。そして、所定時間T2が経過した場合には(ステップA22のYes)、エレベータ制御装置11は、身障者呼び入力モードをクリアし(ステップA23)、身障者呼び登録可能表示部35を消灯することで身障者呼びの登録できない状態であることを利用者に知らしめる(ステップA24)。上記所定時間T2は、例えば3秒程度であり、一般の利用者が誤って呼び登録切替え釦34を押下した場合にそれを撤回するために要する時間として予め設定されている。
呼び登録切替え釦34の押下後、続いて行先呼び釦31が押下された場合(ステップA25のYes)、エレベータ制御装置11は、身障者呼び入力モードがセットされているか否かを判断する(ステップA26)。上述したように、身障者呼び入力モードは、呼び登録切替え釦34が押下されてから所定時間T2が経過するとクリアされるようになっている。
身障者呼び入力モードがセットされていた場合、つまり、呼び登録切替え釦34の押下後、T2の時間内に続いて行先呼び釦31が押下されたならば(ステップA26のYes)、エレベータ制御装置11は、その行先呼び釦31の押下によって得られた呼び情報(行先呼び)を「身障者呼び」として身障者呼びテーブル21bに登録する(ステップA27)。また、このときに身障者呼び登録表示部36を点灯して、「身障者呼び」が登録されていることを知らしめる(ステップA28)。
また、このようにして「身障者呼び」が登録された場合に、エレベータ制御装置11は再登録処理を実行し、登録後に所定時間T1の間に呼び登録切替え釦34が押下されたならば、現在「身障者呼び」として登録されている呼び情報を「一般呼び」として再登録する(ステップA29)。なお、この場合も呼び登録切替え釦34の押下による再登録処理は1度だけとする。
一方、身障者呼び入力モードがセットされていなかった場合、つまり、呼び登録切替え釦34の押下後、T2の時間が過ぎてから行先呼び釦31が押下されたならば(ステップA26のNo)、エレベータ制御装置11は、その行先呼び釦31の押下によって得られた呼び情報を「一般呼び」として受け付け、これを一般呼びテーブル21aに登録する(ステップA30)。
また、「一般呼び」が登録された場合でも、上記同様の再登録処理を実行することで、呼び登録切替え釦34の押下により「身障者呼び」として再登録できるようにする(ステップA31)。
このようにして、「一般呼び」または「身障者呼び」が登録されると、エレベータ制御装置11では、その呼びの種類に応じた運転制御を行う。
すなわち、「一般呼び」であれば、一般呼びテーブル21aに登録された呼び情報に基づいて乗りかご13を行先階まで移動させる。その際、運行効率を優先するために、乗りかご13の着床と略同時に戸開し、また、通常の時間で戸閉して直ぐに出発できるようにする。これに対し、「身障者呼び」であれば、身障者呼びテーブル21bに登録された呼び情報に基づいて乗りかご13を行先階まで移動させたときに、身障者が車椅子で移動することなどを考慮して、乗りかご13の着床後、完全に動きが停止してから戸開し、また、「一般呼び」よりも戸開時間を長くして、利用者がゆっくり乗り降りできるようにする。
図7および図8は本システムのエレベータ制御装置11による他の呼び登録処理を示すフローチャートであり、一般呼びが登録された階と身障者呼びが登録された階を区別可能な表示する処理を含んでいる。
基本的な処理の流れは、図5および図6に示した呼び登録処理と同様である。すなわち、乗りかご13の着床に伴い、その乗りかご13に乗り込んだ利用者が行先呼び登録装置14に設けられた行先呼び釦31を押下すると(ステップB11のYes)、その行先呼び釦31に対応した階を行先階として呼び情報(行先呼び)がかご伝送ライン23を介してエレベータ制御装置11に与えられる。エレベータ制御装置11では、このときに得られた呼び情報を「一般呼び」として一般呼びテーブル21aに登録する(ステップB12)。
また、「一般呼び」の登録後、所定時間T1の間に呼び登録切替え釦34が押下された場合には(ステップB14〜B16のYes)、エレベータ制御装置11は、既に一般呼びテーブル21aに「一般呼び」として登録されている呼び情報をクリアした後、その同じ呼び情報を「身障者呼び」として身障者呼びテーブル21bに再登録する(ステップB17)。
ここで、「一般呼び」または「身障者呼び」が登録された場合に、図3に示すように行先呼び登録表示部32の中で該当する階の釦を点灯することで、呼びが登録されたことを表示するが、その際に「一般呼び」と「身障者呼び」を区別するために異なる表示形態で表示する。
すなわち、上記ステップB12にて「一般呼び」が登録された場合には、例えば青色で該当する釦を表示することで(ステップB13)、一般呼びが登録されたことを利用者に知らしめるようにする。また、上記ステップB17にて「身障者呼び」が再登録された場合には、例えば赤色に変えて該当する釦を表示することで、「身障者呼び」が登録されたことを利用者に知らしめるようにする(ステップB18)。その際に、さらに身障者呼び登録表示部36を点灯することで、「身障者呼び」が登録された旨を強調するようにしても良い。
呼び登録切替え釦34の押下により身障者呼び入力モードが所定時間T2の間だけセットされる場合でも同様である(ステップB19〜B25)。
すなわち、身障者呼び入力モード期間中に行先呼び釦31が押下されたことで「身障者呼び」が登録された場合には(ステップB26〜B28)、例えば赤色で該当する釦を表示することで、「身障者呼び」が登録されたことを利用者に知らしめるようにする(ステップB29)。その際に、身障者呼び登録表示部36を点灯することで、「身障者呼び」が登録された旨を強調するようにしても良い。
なお、再登録処理により「身障者呼び」から「一般呼び」に再登録された場合には(ステップB30)、赤色から青色に釦の表示色を変更するものとする。
また、身障者呼び入力モード期間外に行先呼び釦31が押下されたことで「一般呼び」が登録された場合には(ステップB26,B27→B31)、例えば青色で該当する釦を表示することで、「一般呼び」が登録されたことを利用者に知らしめるようにする(ステップB32)。
この場合も再登録処理により「一般呼び」から「身障者呼び」に再登録された場合には(ステップB33)、青色から赤色に釦の表示色を変更するものとする。
以上のように、「身障者呼び」を登録する場合において、「呼び登録切替え釦34+行先呼び釦31」といった2度の釦操作を行うようにしたことで、一般利用者が安易に「身障者呼び」を登録してしまうことを減らすことができ、その結果、不要な「身障者呼び」により運転サービスが低下することを防止することができる。
また、「一般呼び」または「身障者呼び」の登録後、呼び登録切替え釦34を押下すれば、そのときの呼び登録を一度だけ切り替えて再登録することが可能である。したがって、例えば誤操作により身障者が「一般呼び」を登録してしまった場合、あるいは、一般利用者が「身障者呼び」を登録してしまった場合にそれを直ぐに撤回して再登録することで、常に利用者に適した運転サービスを行うことができる。
なお、「呼び登録切替え釦34+行先呼び釦31」といった2度の釦操作によって「身障者呼び」を登録することや、呼び登録後に呼び登録切替え釦34を直ぐに押せば再登録できるといった呼び操作の方法や、身障者呼びの登録が可能な状態などについて、例えばメッセージ表示部52などを通じてメッセージ表示したり、あるいは、図示せぬマイクを通じて音声にて通知することが望ましい。
また、本発明の呼び登録処理について、乗りかご13内で行先呼びを登録する場合を例にして説明したが、図2に示すように各階の乗り場にて乗り場呼び登録装置15を通じて乗り場呼びを登録する場合も同様である。
すなわち、乗り場呼び登録装置15に設けられた乗り場呼び釦41の押下により行先方向(上方向/下方向)と乗り場の階を示す呼び情報(乗り場呼び)を「一般呼び」として一般呼びテーブル21aに登録し、さらに所定時間T1以内に呼び登録切替え釦44が押下された場合には、「一般呼び」をキャンセルして当該呼び情報を「身障者呼び」として身障者呼びテーブル21bに再登録するといった処理を行う。
また、呼び登録切替え釦44の押下により身障者入力モードを所定時間T2の間だけセットし、その間に乗り場呼び釦41が押されたならば、その乗り場呼び釦41の押下によって得られる呼び情報(乗り場呼び)を「身障者呼び」として身障者呼びテーブル21bに登録し、さらに所定時間T1以内に呼び登録切替え釦44が押下された場合には「一般呼び」として再登録する。一方、上記所定時間T2の経過後に乗り場呼び釦41が押されたならば、その呼び情報を「一般呼び」として一般呼びテーブル21aに登録し、さらに所定時間T1以内に呼び登録切替え釦44が押下された場合には「特殊呼び」として再登録するといった処理を行う。
この場合も、乗り場呼び登録表示部42内の該当する釦(アップ釦/ダウン釦)を「一般呼び」と「身障者呼び」で区別して表示したり、例えば乗り場にディスプレイまたはマイクを設置して、呼び登録の操作方法や「身障者呼び」が登録可能な状態であることなどを利用者に通知するようにしても良い。
なお、上記実施形態では、呼び登録の処理をエレベータ制御装置11内で行う構成としたが、この処理を乗りかご13内に設置された行先呼び登録装置14や乗り場に設置された乗り場呼び登録装置15内で行っても同じ効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、身障者専用の運転サービスを行うための「身障者呼び」を登録する場合について説明したが、本発明は「身障者呼び」の登録に限らず、「一般呼び」とは異なる運転サービスを行う特殊な呼びを登録する場合に適用可能である。
要するに、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
図1は本発明の一実施形態に係るエレベータシステムの構成を示す図であり、特に乗りかご内で呼び登録する場合の構成を示す図である。 図2は同実施形態におけるエレベータシステムの構成を示す図であり、特に乗り場で呼び登録する場合の構成を示す図である。 図3は乗りかごに設置された行先呼び登録装置の操作盤の一例を示す図である。 図4は乗り場に設置された乗り場呼び登録装置の操作盤の一例を示す図である。 図5は本システムのエレベータ制御装置による呼び登録処理を示すフローチャートである。 図6は本システムのエレベータ制御装置による呼び登録処理を示すフローチャートである。 図7は本システムのエレベータ制御装置による他の呼び登録処理を示すフローチャートである。 図8は本システムのエレベータ制御装置による他の呼び登録処理を示すフローチャートである。
符号の説明
11…エレベータ制御装置、12…巻上機、13…乗りかご、14…行先呼び登録装置、15…乗り場呼び登録装置、21…運転制御部、21a…一般呼びテーブル、21b…身障者呼びテーブル、22…信号入出力部、23…かご伝送ライン、24…モータ、25…パルスジェネレータ、26…メインロープ、27…カウンタウェイト、28…乗り場伝送ライン、31…行先呼び釦、32…行先呼び登録表示部、33…信号入出力部、34…呼び登録切替え釦、35…身障者呼び登録可能表示部、36…身障者呼び登録表示部、41…乗り場呼び釦、42…乗り場呼び登録表示部、43…信号入出力部、44…呼び登録切替え釦、45…身障者呼び登録可能表示部、46…身障者呼び登録表示部、51…かご位置表示部、52…メッセージ表示部、53…非常釦、54…戸開釦、55…戸閉釦。

Claims (5)

  1. 通常の運転サービスを行うための一般呼びとは別に、特殊な運転サービスを行うための特殊呼びの登録機能を備えたエレベータシステムであって、
    特定の場所で利用者が呼び情報を入力するための呼び釦と、
    呼び登録の切替えを指示するための切替え釦と、
    上記呼び釦の押下によって入力された呼び情報を一般呼びとして登録し、上記切替え釦の押下後に続けて上記呼び釦が押下された場合に特殊呼びとして登録する登録手段と、
    この登録手段によって一般呼びまたは特殊呼びとして登録された呼び情報をクリアして再登録処理を行う再登録手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータシステム。
  2. 上記登録手段は、上記切替え釦の押下後に所定時間内に上記呼び釦が押下されたか否かを判断し、上記所定時間内に上記呼び釦が押下された場合にそのときの呼び情報を特殊呼びとして登録し、上記所定時間の経過後に上記呼び釦が押下された場合には一般呼びとして登録することを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  3. 上記再登録手段は、上記登録手段による呼び情報の登録後、所定時間内に上記切替え釦が押下されたか否かを判断し、上記切替え釦が押下された場合に当該呼び情報が一般呼びとして登録されていれば特殊呼びとして再登録し、特殊呼びとして登録されていれば一般呼びとして再登録することを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  4. 上記切替え釦の押下によって特殊呼びが登録可能な状態になったことを通知する登録可能通知手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  5. 一般呼びが登録された場合と特殊呼びが登録された場合とで区別して通知する登録通知手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
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