JP4852771B2 - 秘匿情報隠蔽用感熱用紙 - Google Patents

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Description

本発明は、水道やガス、電気等の検針票など感熱プリンタにより秘匿すべき情報を印字された結果が、入力ミス、プログラムミスなどによる誤印字の有無を確認するために、隠蔽性を付与した上紙を剥がすこと無く、隠蔽された秘匿情報の確認ができる秘匿情報隠蔽用感熱用紙に関するものである。
従来、この種の検針票は、感熱プリンタを備えたハンディターミナルで検針結果を印字した後、印字されたデータを検針員が視認により入力ミスをしていないかなどの確認を行っている。
この「今回指針」は、個人情報に適用されないが、その他の確認事項として、個人情報に該当する項目である「今回ご使用量と前回ご使用量」などの比較確認により、今回の使用量が水漏れなどの異変を起こしていないかなどを確認して、利用者のポストなどに入れられていた。
近年、前述した検針結果などの秘匿情報が、第三者に見られないように隠蔽される発明が、例えば、特開平11−301126号公報などで出願されている。しかしながら、この特開平11−301126号公報で開示される発明では、前述の検針員が確認する項目が隠蔽されているため、上紙である隠蔽部を剥がさなければ、印字結果の確認ができない。
そして、前述の検針員は、検針結果を印字した検針票を隠蔽性を施した封筒に入れて個人情報を保護した後、利用者のポストに入れるようにしているが、封筒に入れる業務は、検針員にとって、手間が掛かるばかりでなく、封筒を持ち歩かなければならないので、解決策が望まれていた。
更に、特開平11−73110号公報及び特開平11−129622号公報に開示される発明では、共に温度変化によって発色・消色を可逆的に繰り返す示温剤を用い、簡便な方法(特開平11−73110号公報に開示される発明では加温によって消色。特開平11−129622号公報に開示される発明では冷却によって発色。)にて秘匿情報を視認可能とするものが提案されているが、双方共に示温剤の原理を理解していれば、容易に秘匿情報を第三者に見られてしまう欠点があった。
特開平11−301126号公報 特開平11−073110号公報 特開平11−129622号公報
そこで本発明は、水道やガス、電気等の検針票など感熱プリンタにより秘匿すべき情報を印字された結果を、印字後のある時間、隠蔽性を付与した上紙を剥がすこと無く、入力ミス、プログラムミスなどによる誤印字の有無を確認することができ、その後は隠蔽性を付与した上紙を剥がすこと以外、第三者が隠匿情報を見ることが出来ないようにした秘匿情報隠蔽用感熱用紙を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、第1の発明は、感熱紙である基紙と上紙とを接着層によって接着した用紙において、前記基紙の裏面の所定部に隠蔽性を齎す印刷層aを施すと共に、前記上紙の表面の所定部に隠蔽性を齎す印刷層bを施し、且つ、前記隠蔽性を齎す印刷層bと重なるように、前記上紙の表面の所定部に加温により消色する示温インキ層を施したことを特徴とする秘匿情報隠蔽用感熱用紙である。
第2の発明は、感熱紙である基紙と上紙とを接着層によって接着した用紙において、前記基紙の裏面の所定部に隠蔽性を齎す印刷層aを施すと共に、前記上紙の裏面の所定部に隠蔽性を齎す印刷層bを施し、且つ、前記隠蔽性を齎す印刷層bと相対する前記上紙表面の所定部に加温により消色する示温インキ層を施したことを特徴とする秘匿情報隠蔽用感熱用紙である。
本発明にかかる秘匿情報隠蔽用感熱用紙は、感熱プリンタで印字することにより、秘匿情報の印字結果と同様の情報が、上紙に設けた示温インキ層が消色して視認可能となり、示温インキ層の消色設定温度よりも低温になると示温インキ層が有色化し印字情報が消滅する。
そして、この印字情報が消滅した後、第三者が基紙に印字された情報を見ようとして示温インキ層に、消色設定温度以上の熱を与えても、加温された示温インキ層部は消色するが、上紙に施した隠蔽性を齎す印刷層bにより、基紙に印字された情報は隠蔽されているので、第三者は視認することができないため秘匿情報の保護を保つことができる。
図1は、第1の発明の実施例の層構成を示す模式図で、この秘匿情報隠蔽用感熱用紙30は、基紙10の裏面に隠蔽性を齎す印刷層aを施すると共に、上紙20の表面に隠蔽性を齎す印刷層bを施し、且つ、隠蔽性を齎す印刷層bの一部と重なるように加温により消色する示温インキ層40を施し、基紙10の表面と上紙20の裏面とを接着層50にて接着されている。
加温により消色する示温インキ層40を形成する市販の示温剤としては、例えばSTカラーUV47ピンクTS4,STカラーUV47ブルーTS4,STカラーUV47ブラックTS4(久保井インキ株式会社製)などが用いられる。なお示温剤は一種類でも二種類以上を組み合わせてもよい。
図2は、第1の発明の実施例における基紙10の裏面を示した平面図で、基紙10の裏面の所定部に施されている隠蔽性を齎す印刷層aは、感熱プリンタを備えたハンディターミナルにて印字されると、基紙10の表面に個人情報が発色される。その個人情報を、第三者に基紙10の裏面から見られないように施されている。
上述の隠蔽性を齎す印刷層aは、基紙10の表面に発色された個人情報を基紙10の裏面から視認できないように、ベタ印刷が施されている。
図3は、第1の発明を実施例における感熱プリンタを備えたハンディターミナルにて印字される印字欄を示す基紙10の平面図で、al、a2、a3、a4、a5の各印字欄は、非個人情報が印字される。又、bl、b2、b3、b4、b5の各印字欄は、個人情報が印字される。
上述の各印字欄は、オーバーレイとして印字しても良いが、感熱プリンタを備えたハンディターミナルのバッテリーの節電と帳票デザイン性の向上を鑑みると、プレ印刷がより好ましい。
図4は、第1の発明の実施例に於ける上紙20の表面の平面図で、上紙20の表面の所定部に施されている隠蔽性を斎す印刷層bは、感熱プリンタを備えたハンディターミナルにて印字されると、基紙10の表面に個人情報が発色される。その個人情報を、第三者に上紙20の表面から見られないように施されている。
上述の隠蔽性を齎す印刷層bは、基紙10の表面に発色された個人情報を上紙20の表面から認識できないように、べタ印刷が施されている。
又、隠蔽性を齎す印刷層bの一部に重なるように、加温により消色する示温インキ層40が施されている。
この示温インキ層40は、温度変化によって発色・消色を可逆的に繰り返す示温剤を用い、感熱プリンタを備えたハンディターミナルにて印字されると、印字部の示温インキ層が加温され消色することで、印字結果と同等の個人情報が所謂白ヌキの状態で視認できる。
そして、示温インキ層40の温度が低下する(有色温度に達する)と、爾後第三者が故意に加温し、個人情報を見ようとしても、示温インキ層40は消色するだけで個人情報の再現はされず、又、隠蔽性を齎す印刷層bにより、基紙10の表面に発色された個人情報も視認できない。
上述の隠蔽性を齎す印刷層a及び/又は隠蔽性を齎す印刷層bが施される各々の所定部とは、bl、b2、b3、b4、b5の各印字欄であるが、上紙20の表面より本人確認欄及び/又は非個人情報の差出人確認欄を除く領域は、隠敵性を齎す印刷層a及び/又は隠蔽性を齎す印刷層bが施されても良い。
又、隠蔽性を齎す印刷層a及び/又は隠蔽性を齎す印刷層bの各隠蔽性を齎す印刷層の目的は、個人情報が視認できないことであり、隠蔽性を齎すベタ印刷に限らず、カムフラージュ効果を齎す印刷であっても良い。更に、基紙10及び/又は上紙20が隠蔽効果を齎す加工(遮光紙を接着されたものなど)若しくは隠蔽効果を齎す紙質であれば、隠蔽性を齎す印刷層a及び/又は隠蔽性を齎す印刷層bを施さなくとも良い。
上述の秘匿情報隠蔽用感熱用紙30は、例えば、王子製紙製のDM80B又はDM80B2を使用すれば、隠蔽性を齎す印刷層及び/又は示温インキ層の印刷を施しても、良好の結果が得られ、上紙20に相当する紙質がグラシン紙を用いているため、本人確認欄及び/又は非個人情報の差出人確認欄(a1、a2、a3)などの非個人情報は鮮明に視認できた。
図5は、第2の発明の実施例を示し、第1の発明の実施例と比較すると隠蔽性を齎す印刷層bを、上紙20の裏面に施し、基紙10の表面の個人情報を隠蔽したものであり、第1の発明と同じ効果が得られる。
以上説明したように、本発明によれば感熱プリンタで印字した個人情報の誤入力などの確認を、隠蔽部を剥離しないで容易に視認でき、更に隠蔽部を剥離しない限り個人情報が保護される秘匿情報隠蔽用用紙が得られる。
実施例1の層構成を示す模式図である。 実施例1の基紙の裏面の平面図である。 実施例1の基紙の表面の平面図である。 実施例1の上紙の裏面の平面図である。 実施例2の層構成を示す模式図である。
符号の説明
10 基紙
20 上紙
30 用紙
a,b 隠蔽性を齎す印刷層
40 示温インキ層
50 接着層
a1〜a5 非個人情報印字欄
b1〜b5 個人情報印字欄

Claims (2)

  1. 感熱紙である基紙と上紙とを接着層によって接着した用紙において、前記基紙の裏面の所定部に隠蔽性を齎す印刷層aを施すと共に、前記上紙の表面の所定部に隠蔽性を齎す印刷層bを施し、且つ、前記隠蔽性を齎す印刷層bと重なるように、前記上紙の表面の所定部に加温により消色する示温インキ層を施したことを特徴とする秘匿情報隠蔽用感熱用紙。
  2. 感熱紙である基紙と上紙とを接着層によって接着した用紙において、前記基紙の裏面の所定部に隠蔽性を齎す印刷層aを施すと共に、前記上紙の裏面の所定部に隠蔽性を齎す印刷層bを施し、且つ、前記隠蔽性を齎す印刷層bと相対する前記上紙表面の所定部に加温により消色する示温インキ層を施したことを特徴とする秘匿情報隠蔽用感熱用紙。
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