JP2000043453A - 情報隠蔽シート - Google Patents

情報隠蔽シート

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JP2000043453A
JP2000043453A JP10211381A JP21138198A JP2000043453A JP 2000043453 A JP2000043453 A JP 2000043453A JP 10211381 A JP10211381 A JP 10211381A JP 21138198 A JP21138198 A JP 21138198A JP 2000043453 A JP2000043453 A JP 2000043453A
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JP10211381A
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Yasuyuki Shibata
康行 柴田
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Kobayashi Kirokushi Co Ltd
Original Assignee
Kobayashi Kirokushi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作工程が簡単で、安価な情報隠蔽シートを
提供する。 【解決手段】 ベースシート1の面に沿って形成された
情報記録層3、3、‥‥と、常温において上記情報記録
層3、3、‥‥と同色で、常温より高い温度で透明また
は異なる色に変色するサーモクロミックインキでベース
シート1面に印刷された隠蔽層2とを、積層または隣接
して配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、はがき等のシート
に記録した文書等の情報を見えないように隠蔽し、必要
な場合に、この隠蔽状態を解除して見ることのできる情
報隠蔽シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の情報隠蔽シート、例えば、マスク
シールを貼ったはがきは、図6に示すように、はがきシ
ート10上に通知事項等の情報記録部20を印刷し、そ
の上に不透明な擬似接着ラベル30を貼り付けて隠蔽す
る(図6(a)参照)。このようにすると、情報記録部
20は擬似接着ラベル30に覆われて識別できないの
で、配送過程での秘密が守られる。はがきの受取人は、
擬似接着ラベル30を剥がして情報記録部20を見るよ
うになっている(図6(b)参照)。
【0003】また、実開昭61−71476号には、シ
ートの上にメッセージを印刷し、その上に、加温すると
透視可能に変色する感温色素シートを貼着して隠蔽する
シート状の郵便物及び文具が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図6のマスクシールを
貼ったはがきにおいては、情報隠蔽の機能は充分である
が、擬似接着ラベル30の製作コスト、ラベルを貼るコ
ストが掛かり、全体にコスト高である。
【0005】また、感温色素シートを貼着する実開昭6
1−71476号の考案も感温色素シートの製作コス
ト、シートを貼るコストが掛かり、同様に、全体にコス
ト高となる。
【0006】本発明は、上述の課題を解決し、製作が簡
単で、コストの低い情報隠蔽シートを提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、ベースシート面上の情報記録
層と、常温において上記情報記録層と同色で、常温より
高い温度で透明または異なる色に変色するサーモクロミ
ックインキでベースシート面に印刷された隠蔽層とが、
積層または隣接して配置されていることを特徴とする。
【0008】請求項1の情報隠蔽シートにおいては、常
温では隠蔽層と情報記録層の色が同じなので、隠蔽層が
情報記録層を隠し、温度が上がると隠蔽層が透明または
異なる色に変色して、情報記録層が見えるようになる。
【0009】請求項2の発明は、常温において有色で、
常温より高い温度で透明または異なる色に変色するサー
モクロミックインキでベースシート面上に印刷された隠
蔽層と、上記隠蔽層の上に隠蔽層の常温における色と同
色の情報記録層とを具備することを特徴とする。
【0010】請求項2の情報隠蔽シートにおいては、隠
蔽層がサーモクロミックインキで印刷済のベースシート
に、常温で隠蔽層と同色の情報記録層を形成するので、
請求項1の発明同様に、常温では隠蔽層が情報記録層を
隠し、温度が上がると情報記録層が現れる。予め隠蔽層
を印刷しておくから、製作工程が量産向きで、ローコス
トでもある。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載の発明において、上記隠蔽層が上記情報記録層の識別
を妨げる迷彩模様となっていることを特徴とする。
【0012】請求項3の情報隠蔽シートにおいては、隠
蔽層の迷彩模様が情報記録層をカムフラージュし隠蔽作
用を強化する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る情報隠蔽シートの実
施の形態を、以下、図面を参照して説明する。
【0014】図1は、本発明に係る情報隠蔽シートの一
実施の形態を示す断面図、図2は、本発明に係る情報隠
蔽シートの他の実施の形態を示す断面図、図3は、図2
の情報隠蔽シートの印刷工程を示す平面図、図4は、図
2の情報隠蔽シートの隠蔽解除過程を示す平面図、図5
は、本発明に係る情報隠蔽シートの更に他の実施の形態
を示す平面図である。
【0015】以下に説明する実施の形態では、本発明の
情報隠蔽シートとして、はがきを例としている。
【0016】図1において、はがきシート(ベースシー
ト)1面上に隠蔽層2が印刷されている。上記隠蔽層2
に使用されているインキは、常温において有色で、常温
より高い温度で透明または異なる色に変色するサーモク
ロミックインキである。
【0017】上記隠蔽層2の上に、ベースシート面に沿
って、隠蔽層2の常温における色と同色の色で通知文等
の情報記録層3、3、‥‥が形成されている。情報記録
層3、3、‥‥の描き方は、最も一般的な例は、コンピ
ュータ出力のプリンタによる印字であるが、他の手段、
例えば、手書きでもよい。
【0018】本発明の情報隠蔽シート(はがき)5は、
上記のベースシート(はがきシート)1、隠蔽層2およ
び情報記録層3、3、‥‥で構成される。そして、隠蔽
層2の上に情報記録層3があるから、情報隠蔽シート
(はがき)5を正面から見ると、隠蔽層2と情報記録層
3とが一体化して配置されていることになり、隠蔽層
2、情報記録層3の両者が、常温では、同色となってい
て情報記録層3を肉眼で識別することができない。
【0019】通常、はがき5が製作されてから、配送さ
れるまでの間は、常温の環境にあるので、情報記録層
3、3、‥‥を肉眼で識別することはできず、情報の秘
密が守られる。はがき5の受取人は、隠蔽層2の表面に
指を当てる等して隠蔽層2を温める。隠蔽層2は、温ま
るとそのサーモクロミックインキが透明または異なる色
に変色し、変色しない情報記録層3が浮き出して、肉眼
で識別できるようになる。
【0020】図2における実施の形態では、はがきシー
ト1面上に、ベースシート面に沿って、先に、情報記録
層3を印刷し、その上に、隠蔽層2が印刷されている。
この隠蔽層2に使用されたインキは、常温において上記
情報記録層3と同色で、常温より高い温度で透明または
異なる色に変色するサーモクロミックインキである。
【0021】この図2のはがき5の場合も、はがき5を
正面から見ると、隠蔽層2と情報記録層3とが一体化し
て配置されていて、常温環境の配送中は、隠蔽層2と情
報記録層3とは同じ色になっていて、情報記録層3を肉
眼で識別することはできず、情報の秘密が守られる。は
がき5の受取人は、隠蔽層2の表面に指を当てる等して
隠蔽層2を温める。隠蔽層2は、温まるとそのサーモク
ロミックインキが透明または異なる色に変色して、変色
しない情報記録層3、3、‥‥が浮き出して、肉眼で識
別できるようになる。しかも、図1の場合に光の反射等
によってかすかに情報記録層3、3、‥‥の存在が分か
ることがあるのに対して、図2の場合は、表層が隠蔽層
2で覆われているから、このようなことがなく、より確
実に隠蔽層2が情報記録層3、3、‥‥を隠蔽する。
【0022】図2に示したはがき(情報隠蔽シート)5
は、図3のようにして製作される。先ず、図3(a)の
ように、はがきシート1に情報記録層3、3を印刷す
る。次に、その上に、図3(b)のように、隠蔽層2を
印刷して情報記録層3、3を覆う。これではがき(情報
隠蔽シート)5が完成する。
【0023】このはがき5の情報記録層3を見るには、
図4(a)のように、隠蔽層2を指で押さえて温める
(図4(a)のFの部分)。隠蔽層2が温まると、図4
(b)のように、温まった部分の隠蔽層2が透明または
異なる色に変色して、情報記録層3が読めるようにな
る。
【0024】図5におけるはがき(情報隠蔽シート)5
は、隠蔽層2を、情報記録層3の識別を妨げる迷彩模様
としたものである。この迷彩模様の隠蔽層2は、情報記
録層3をカムフラージュし、隠蔽作用がより強く、図1
の構成の、隠蔽層2の上に情報記録層3を描いたはがき
(情報隠蔽シート)の場合にも、情報記録層3の存在
が、常温では、識別困難なものになった。
【0025】本発明における隠蔽層2と情報記録層3と
は、上述の実施の形態では、重ね合わせて形成したが、
隠蔽層2と情報記録層3とを平面的に隣接して形成して
も、隠蔽作用を実現することができる。例えば、情報記
録層3とこれと類似した文字等の模様の隠蔽層2とをモ
ザイク状に隣接して、情報記録層3の識別を不能にした
り、情報記録層3と同種の文字列や絵柄を隠蔽層2とし
て並べて印刷して、どれが本物の情報記録層3か分から
なくしても、隠蔽作用を実現することができる。また、
情報記録層3が大き目のマークのような場合は、情報記
録層3の周囲だけを隠蔽層2としても隠蔽することがで
きる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明は、以下の
作用効果を有する。
【0027】(1)請求項1記載の発明によれば、情報
記録層と、常温において上記情報記録層と同色で、常温
より高い温度で透明または異なる色に変色するサーモク
ロミックインキでベースシート面に印刷された隠蔽層と
が、積層または隣接してベースシート面に配置されてい
るから、常温で使用しているときは、視覚上、情報記録
層が隠蔽層と一体化して隠され、秘密が守られる。手で
温めたりすることにより、サーモクロミックインキが透
明または異なる色に変色して、情報が読める。2種類の
インキを使用して、印刷等するだけで済み、製作コスト
を安くすることができる。
【0028】(2)請求項2記載の発明によれば、常温
において有色で、常温より高い温度で透明または異なる
色に変色するサーモクロミックインキでベースシート面
上に隠蔽層を印刷しておき、その後に、隠蔽層の常温に
おける色と同色の色のインキ等で情報記録層を印刷する
等して形成することができるから、予め、隠蔽層だけ印
刷したシートを量産しておいて、その上に、コンピュー
タから出力される情報記録層を印刷する等、能率よく、
安価に、はがき等の情報隠蔽シートを製作できる。
【0029】(3)請求項3記載の発明によれば、迷彩
模様により、一層情報記録層が認識しにくくなり、特
に、隠蔽層の上に情報記録層を形成した場合に、隠蔽層
によりカムフラージュされ、上に載った情報記録層が識
別されにくいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報隠蔽シートの一実施の形態を
示す断面図。
【図2】本発明に係る情報隠蔽シートの他の実施の形態
を示す断面図。
【図3】(a)、(b)は、図2の情報隠蔽シートの印
刷工程を示す平面図。
【図4】(a)、(b)は、図2の情報隠蔽シートの隠
蔽解除過程を示す平面図。
【図5】本発明に係る情報隠蔽シートの他の実施の形態
を示す平面図。
【図6】従来の情報隠蔽シートの一例を示す平面図。
【符号の説明】
1 はがきシート(ベースシート) 2 隠蔽層 3 情報記録層 5 はがき(情報隠蔽シート)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースシート面上の情報記録層と、常温
    において上記情報記録層と同色で、常温より高い温度で
    透明または異なる色に変色するサーモクロミックインキ
    で印刷された隠蔽層とが、積層または隣接して配置され
    ていることを特徴とする情報隠蔽シート。
  2. 【請求項2】 常温において有色で、常温より高い温度
    で透明または異なる色に変色するサーモクロミックイン
    キでベースシート面上に印刷された隠蔽層と、上記隠蔽
    層の上に隠蔽層の常温における色と同色の情報記録層と
    を具備することを特徴とする情報隠蔽シート。
  3. 【請求項3】 上記隠蔽層が上記情報記録層の識別を妨
    げる迷彩模様となっていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の情報隠蔽シート。
JP10211381A 1998-07-27 1998-07-27 情報隠蔽シート Withdrawn JP2000043453A (ja)

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