JP4851907B2 - ポンプユニットおよびそれを用いたプロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクタの冷却装置に関し、特に、ダイヤフラム型ポンプに代表される加圧ポンプにより構成される冷却装置に関する。
液晶プロジェクタは、光源や液晶パネルなどの熱源を冷却するための冷却装置を備える。冷却装置としてファンが広く用いられている。しかし、ファンによる冷却では、単に風を熱源全体に当てるだけであり、十分な冷却効果を得ることは困難である。ファンによる冷却で大きな冷却効果を得るには、モータの回転速度を速くして風速を上げる必要があるが、モータの回転速度を速くすると、モータの振動や動作音が増大するため、あまり好ましくない。また、光源のような、局所的に熱が発生する熱源においては、発熱部を局所的に冷却することが望ましいが、ファンではそのような局所的な冷却を行うことは困難である。
そこで、局所的な冷却を行うことのできる加圧ポンプを用いた冷却装置が提案されている(特許文献1参照)。この冷却装置は、空気を取り込んで圧縮する加圧ポンプ(コンプレッサ)と、加圧ポンプで圧縮された空気を収容するためのエアタンクと、エアタンク内の空気を吐出する冷却ノズルとから構成される。加圧ポンプとエアタンクは連通管により連結されている。冷却ノズルは、その吐出口が熱源の所望の箇所に向くように配置されている。冷却ノズルから吐出された圧縮空気が熱源の所望の箇所に当たることで、熱源が局所的に冷却される。
特開2005−148624号公報
しかしながら、特許文献1に記載の冷却装置には、以下のような問題がある。
加圧ポンプは、偏芯構造の回転体を備える構成上、回転体の回転運動に伴う振動が発生する。加圧ポンプは、通常、ポンプ本体を筐体にネジ止めすることで固定されるため、加圧ポンプの振動が固定部を通じて筐体に伝わって騒音が発生する。
なお、加圧ポンプの振動対策として、加圧ポンプの外周部をクッション材で覆う方法や加圧ポンプと筐体との間に防振シートを設ける方法が考えられる。しかし、加圧ポンプの振動には、吐出口に取り付けられた連通管を通じて筐体に伝わる振動もあり、この振動により生じる騒音を、それらの方法で抑制することは困難である。
本発明の目的は、上記問題を解決し、加圧ポンプの振動により生じる騒音を抑制することのできるポンプユニットを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のポンプユニットは、圧縮した空気を吐出する加圧ポンプと、前記加圧ポンプの吐出口に一端が嵌合された弾性体よりなる連通管と、前記連通管の、前記吐出口との嵌合部以外の部分の一部を固定する固定部と、を有し、前記加圧ポンプが前記固定部によってのみ固定されており前記固定部は、前記連通管の外形の形状に対応する凹状の第1の受け部を有する押さえ部材と、前記連通管の外形の形状に対応する凹状の第2の受け部を有する受け部材と、前記押さえ部材を前記受け部材に固定するための固定手段と、を有し、前記第1および第2の受け部により前記連通管を固定することを特徴とする。
加圧ポンプの振動は、ポンプを固定する部分を通じて筐体に伝わる。上記のように構成された本発明のポンプユニットによれば、吐出口に取り付けられた連通管の一部のみを固定部で固定し、加圧ポンプ本体は積極的に固定していない。したがって、加圧ポンプの振動は、主として連通管を固定する固定部を通じてのみ筐体に伝わることになる。連通管は弾性体より構成されているので、加圧ポンプから固定部に伝わる振動のほとんどは連通管にて吸収される。
本発明によれば、加圧ポンプの振動が筐体側に伝わることが抑制されるので、加圧ポンプの振動によって発生する騒音を低減することができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるポンプユニットの構成を示す斜視図、図2は、図1に示すポンプユニットの分解斜視図である。
図1および図2を参照すると、ポンプユニットは、光源などの熱源を有する電子機器の筐体に取り付けられる、脱着可能なユニットであって、その主要部は、ポンプ本体1、ポンプ固定部2、連通管3およびカバー4からなる。
ポンプ本体1は、吸込口12から空気を取り込んで圧縮し、圧縮した空気を吐出口11から吐出する。吸込口12には、ポンプ内へのゴミの進入を防ぐために、円筒状のフィルタ14が取り付けられている。ポンプ本体1の他の部材と接触する可能性のある部分は、クッション部材で覆われている。クッション部材は、例えば海綿状のゴムや合成樹脂など、振動や衝撃の吸収が可能な弾性体である。図2中では、ポンプ本体1の外周部が、クッション13a、13bによって覆われている。
連通管3は、ゴムや合成樹脂などの弾性体よりなり、一端が吐出口11に嵌め込まれている。連通管3の他端には、円板状のパッキン部3aが設けられている。連通管3の他端を筐体側の通風口が設けられた箇所に押し当てて、連通管3と通風口とを連通させた状態において、パッキン部3aは、連通管3を通じて送られる圧縮空気の漏れを防止するためのパッキンの役割を果たす。
カバー4は、筐体のユニット取り付け部分の所定の箇所に設けられた穴に差し込むための突起4aと、ユニット取り付け部分の所定の箇所に設けられた突起と係合する受け部4bと、複数の外気導入口4cと、カバー4を筐体にネジ止めするための穴4dとを備える。突起4aを筐体側の穴に差し込んだ状態で、筐体側の突起を受け部4bと係合させることで、ポンプユニットの筐体への取り付け位置を正確に決めることができる。位置決めした状態で、穴4dは筐体の所定の箇所に設けられたネジ穴の真上に位置するようになっており、この穴4dを通してネジを筐体側のネジ穴に挿入することで、カバー4を筐体に固定する。
カバー4の内壁には、ポンプ本体1を固定するためのポンプ固定部2および電気接点支持部5が設けられている。電気接点支持部5は、電気接点6を取り付けるためのものであって、電気接点6の取り付け面には、突起5aとリベット7を差し込むための穴5bが設けられている。電気接点6は、ポンプ本体1と不図示のポンプ駆動部とを接続するための複数の接点が基板上に配置されたものであって、基板には、突起5aが嵌め込まれる穴6aと、リベット7が差し込まれる穴6bとが設けられている。電気接点6の穴6aを電気接点支持部5の突起5aに嵌め込んだ状態で、リベット7を穴6b、5bに差し込むことで、電気接点6を電気接点支持部5に固定する。
ポンプ固定部2は、押さえ部材21および受け部材22からなる。受け部材22は、断面形状が「コ」の字状の部材であって、前方側(ユニット装着時に筐体の通風口が位置する側)の壁部221と、後方側(ポンプ本体1が位置する側)の壁部222と、これら壁部の間に設けられた、押さえ部材21をネジ止めするための円柱状のネジ止め部223とを備える。壁部221、222の上端部にはそれぞれ、前方受け部221a、後方受け部222aが形成されている。前方受け部221aおよび後方受け部222aは、壁部の一部を凹状に切り欠いたものである。
押さえ部材21は、下端部が壁部221の上端部に当接される前方側の壁部211と、下端部が壁部222の上端部に当接される後方側の壁部212とを有し、これら壁部211、212の間に、ネジをネジ止め部223にねじ込む際のガイドとなる円柱状のガイド部213が設けられている。壁部211、212の下端部にはそれぞれ、前方受け部211a、後方受け部(不図示)が形成されている。これら前方受け部211aおよび後方受け部は、壁部の一部を凹状に切り欠いたものである。
押さえ部材21を受け部材22にネジ止めした状態で、押さえ部材21の壁部211と受け部材22の壁部221とにより一様な面が構成され、その面の一部に、壁部211の前方受け部211aと壁部221の前方受け部221aとにより開口部が形成される。この開口部の径は連通管3の外径より小さくなっており、これにより、連通管3の一部を開口部で固定することが可能となっている。同様に、ネジ止めした状態で、押さえ部材21の壁部212と受け部材22の壁部222とにより一様な面が構成され、その面の一部に、壁部212の後方受け部と壁部222の後方受け部222aとにより開口部が形成される。この開口部によって形成される空間は、ポンプ本体1の吐出口11と吸込口12を挿入可能な十分な空間であり、ポンプ本体1の吐出口11と吸込口12は、壁部212の後方受け部および壁部222の後方受け部222aと接触しない。
図3は、ポンプ本体1をポンプ固定部2で固定した状態を説明するための図であって、(a)は上面図、(b)は(a)の線A−Aにおける断面図である。
図3の(a)に示すように、押さえ部材21は、ネジ8で受け部材22にネジ止めされている。図3の(b)に示すように、ポンプ本体1の吐出口11に連通管3の一端が嵌め込まれており、この連通管3の、吐出口11との嵌合部を除く部分の一部(ここでは、パッキン部3aが設けられた部分)が、壁部211の前方受け部211aと壁部221の前方受け部221aとによって固定されている。壁部211、221により形成される一様な面には、パッキン部3aが配されており、ユニット装着時には、このパッキン部3aによって、連通管3を通じて送られる圧縮空気の漏れを防止する。壁部212の後方受け部212aと壁部222の後方受け部222aとにより形成される開口部内に、ポンプ本体1の吐出口11および吸込口12が配置されている。
ポンプ本体1の振動は、ポンプ本体1を固定する部分およびポンプ本体1が接触する部分を通じて筐体に伝わる。図3に示した固定状態によれば、吐出口11に取り付けられた連通管3の一部をポンプ固定部2で固定している。よって、ポンプ本体1は積極的に固定されてない。つまり、ポンプ本体1自体をカバー4に固定する手段は有していない。したがって、ポンプ本体1が他の部材と接触していなければ、ポンプ本体1の振動は、吐出口11に取り付けられた連通管3を通じてのみ筐体に伝わることになるが、連通管3は弾性体より構成されているので、ポンプ本体1から連通管3に伝わる振動のほとんどは連通管3にて吸収される。このため、ポンプ本体1の振動がポンプ固定部2を通じて筐体に伝わって騒音が発生する、といった問題は生じない。
なお、連通管3のみでポンプを固定しているため、ポンプ本体1が他の部材と接触することがある。具体的には、ポンプ本体1の後部(吐出口11が設けられた側とは反対側の部分)が電気接点支持部5に接触したり、吸込口12が壁部212の後方受け部212aと接触したりする。また、ポンプ本体1の、吐出口11および吸込口12が設けられた面が、押さえ部材21の壁部212と受け部材22の壁部222とにより形成された面と接触したり、ポンプ本体1の外周部がカバー4の内壁や筐体側の部材に接触したりする。本実施形態のポンプユニットでは、これらの接触箇所にクッション部材を設けている。
図4に、ポンプ本体1に設けられるクッション構造の一例を示す。図4を参照すると、ポンプ本体1の外周部(後部を含む)は、クッション13a、13bで覆われている。吸込口12の外周部は、クッション13cで覆われている。ポンプ本体1の、吐出口11および吸込口12が設けられた面は、クッション13dで覆われている。クッション13dは、吐出口11および吸込口12が設けられた面とほぼ同じ大きさになっており、吐出口11および吸込口12が挿入される穴が設けられている。
図4に示したクッション構造によれば、ポンプ本体1の外周部がカバー4の内壁(電気接点支持部5を含む)や筐体側の部材に接触する場合における、ポンプ本体1の振動やポンプ本体1への衝撃が、クッション13a、13bによって吸収される。また、吸込口12が壁部212の後方受け部212aと接触する場合における、ポンプ本体1の振動やポンプ本体1への衝撃が、クッション13cによって吸収される。また、吐出口11および吸込口12が設けられた面が、押さえ部材21の壁部212と受け部材22の壁部222とにより形成された面と接触する場合における、ポンプ本体1の振動やポンプ本体1への衝撃が、クッション13dによって吸収される。
次に、本実施形態のポンプユニットを電子機器の筐体に取り付けるための構造について説明する。
図5は、本実施形態のポンプユニットを搭載するプロジェクタの構成を示す斜視図である。図5を参照すると、プロジェクタ200は、光源、液晶パネル、光源からの光を液晶パネルに照射する照明光学系などが収容される筐体200aと、筐体200aに装着される、脱着可能なポンプユニット100とを有する。ポンプユニット100は、上述した本実施形態のポンプユニットである。
筐体200aの、ポンプユニット100を取り付ける部分には、連通管3のパッキン部3aが押し当てられる本体冷却通風口形成部材201と、カバー4の受け部4bと係合させる突起202と、カバー4の突起4aを差し込むための穴203とが形成されている。
本体冷却通風口形成部材201は、図6に示すように、中心部に通風口2011が形成された面状の受け部2012と、通風口2011を筐体200a内の配管(ポンプ本体1から吐出された圧縮空気を熱源まで導くための連通管)と連結するための連通管2013とを有する。本体冷却通風口形成部材201は、カバー4の突起4aを差し込む側の壁部に取り付けられている。
図7に、ポンプユニット100を筐体200aに装着した状態における断面構造を示す。図7に示すように、ポンプユニット100の突起4aを筐体200aの穴203に差し込み、ポンプユニット100の受け部4bと筐体200aの突起202とを係合させることで、ポンプユニット100を筐体200aに対して位置決めする。位置決めした状態で、穴4dは筐体200aの突起202に設けられたネジ穴の真上に位置するようになっている。穴4dを通してネジ204を筐体200aのネジ穴に挿入することで、ポンプユニット100を筐体200aに固定する。
ポンプユニット100を筐体200aに固定した状態において、連通管3のパッキン部3aは、前方側の壁部211、221より形成される面によって、適切な力で、本体冷却通風口形成部材201の受け部2012に押し当てられる。この結果、連通管3の端部の吐出口と受け部2012の通風口2011とが連通した状態となり、ポンプ本体1の吐出口11から吐出された高静圧の空気が通風口2011から筐体200a内の配管に送り込まれる。配管の先には、光源などの熱源が配置されており、ポンプ本体1からの圧縮空気で熱源の所望の箇所を冷却することができる。
パッキン部3aを受け部2012に押し当てる力は、面全体で一様である。パッキン部3aを受け部2012に押し当てる力を得るために、ポンプユニット100を筐体200aに固定した状態において、前方側の壁部211、221より形成される面と本体冷却通風口形成部材201の受け部2012との間隔Dは、パッキン部3aの厚みTより小さくなっている。厚みTに対する間隔Dの大きさによって、パッキン部3aを受け部2012に押し当てる力が決まる。(T−D)の値が大きいほど、パッキン部3aが押しつぶされ、空気漏れを防ぐ効果が高くなる。
また、壁部211、221の後方(パッキン部3aが配置された側とは反対の側)には、ガイド部213およびネジ止め部223が配置されており、これらにより、壁部211、221より形成される面の剛性を高めている。よって、パッキン部3aを十分かつ一様な圧力で受け部2012に押し当てることができる。
(他の実施形態)
図8は、本発明の他の実施形態であるポンプユニットの構成を示す断面図、図9は、図8に示すポンプユニットを装着するプロジェクタの斜視図である。
図8および図9を参照すると、ポンプユニットは、プロジェクタ300の筐体300aに取り付けられる、脱着可能なユニットであって、その主要部は、ポンプ本体1、ポンプ固定構造を備える蓋400および連通管3からなる。ポンプ本体1および連通管3は、図1に示したものと同様のものである。連通管3の一端は、吐出口11に嵌め込まれている。ポンプ本体1の、吐出口11および吸込口12が設けられた面には、クッション13dが設けられている。連通管3の他端には、円板状のパッキン部3aが設けられている。
筐体300aには、ポンプ本体1を収納するためのポンプ収納部301が設けられており、ポンプ収納部301の開口端近傍に本体冷却通風口形成部材201が設けられている。ポンプ収納部301の開口端には、蓋400を固定するためのネジ止め部302が設けられている。本体冷却通風口形成部材201は、図6に示したものと同じものである。
蓋400は、開口部が形成された面401と、連通管3の一部(吐出口11との嵌合部を除く部分の一部)を固定する固定部402と、外気導入口403とを有する。固定部402が形成された壁部の外側の面にパッキン部3aが配置される。面401に形成された開口部によって形成される空間は、ポンプ本体1の吐出口11と吸込口12を挿入可能な十分な空間であり、ポンプ本体1の吐出口11と吸込口12はこの開口部の端部と接触しない。
また、図示されていないが、ポンプ収納部301および蓋400には、突起および該突起を受ける受け部など、蓋400を固定する位置を正確に決めるための位置決め手段も設けられている。さらに、蓋400には、位置決めした状態で、ネジ止め部302にネジを挿入するためのネジ取り付け穴が設けられている。
本実施形態のポンプユニットでは、図9に示すように、ポンプ本体1をポンプ収納部301内に挿入して、蓋400をポンプ収納部301の開口端にネジ止めする。ネジ止めした状態で、固定部402が形成された壁部の外側の面によって、パッキン部3aが本体冷却通風口形成部材201の受け部2012に押し当てられる。この結果、連通管3と受け部2012の通風口2011とが連通した状態となり、ポンプ本体1の吐出口11から吐出された高静圧の空気が通風口2011から筐体300a内の配管に送り込まれる。パッキン部3aを受け部2012に押し当てる力は、面全体で一様である。配管の先には、光源などの熱源が配置されており、ポンプ本体1からの圧縮空気で熱源の所望の箇所を冷却することができる。
本実施形態のポンプユニットにおいても、吐出口11に取り付けられた連通管3の一部を固定部402で固定している。つまり、ポンプ本体1を積極的に固定するようにはなっておらず、ポンプ本体1自体を筐体などに固定する手段は有していない。したがって、ポンプ本体1が他の部材と接触していなければ、ポンプ本体1の振動は、吐出口11に取り付けられた連通管3を通じてのみ筐体に伝わることになる。連通管3は弾性体より構成されているので、ポンプ本体1から連通管3に伝わる振動のほとんどは連通管3にて吸収される。このため、ポンプ本体1の振動が固定部402を通じて筐体300aに伝わって騒音が発生する、といった問題は生じない。
なお、連通管3のみでポンプを固定しているため、ポンプ本体1が他の部材と接触することがあるため、ポンプ本体1の、他の部材と接触する可能性のある箇所には、クッション部材を設けることが望ましい。
また、固定部402は、図1に示したポンプ固定部2のような分離構造であってもよい。分離構造は、連通管3の外形の形状に対応する凹状の第1の受け部を有する押さえ部材と、連通管3の外形の形状に対応する凹状の第2の受け部を有する受け部材と、押さえ部材を受け部材に固定するための固定手段(ネジ止め機構や、爪とその爪が係合される係合部とを用いた固定機構など)とから構成される。分離構造を採用することで、固定部402を再利用することが可能となり、製造コストを下げることができる。
以上説明した各実施形態のポンプユニットは、本発明の一例であり、その構成は、ポンプ吐出口に取り付けられた、弾性体よりなる連通管の一部を固定することのみによって、加圧ポンプ本体を固定する、という本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、適宜に変更することができる。例えば、各実施形態では、ポンプ本体の他の部材と接触する可能性のある部分にクッション材を設けているが、これに代えて、ポンプ本体と接触する部材側にクッションを設けても良い。
また、ポンプユニットは、交換可能なユニット構造としているが、筐体に一体的に取り付けられる固定ユニットであってもよい。
本発明のポンプユニットは、プロジェクタ全般、パーソナルコンピュータに代表される情報処理装置全般、液晶表示装置やプラズマディスプレイに代表される表示装置全般に適用することができる。
本発明の一実施形態であるポンプユニットの構成を示す斜視図である。 図1に示すポンプユニットの分解斜視図である。 図1に示すポンプ本体をポンプ固定部で固定した状態を説明するための図であって、(a)は上面図、(b)は(a)の線A−Aにおける断面図である。 図1に示すポンプ本体に設けられるクッション構造の一例を示す模式図である。 図1に示すポンプユニットを搭載するプロジェクタの構成を示す斜視図である。 図5に示す本体冷却通風口形成部材の構成を示す斜視図である。 図1に示すポンプユニットを筐体に装着した状態を示す断面図である。 本発明の他の実施形態であるポンプユニットの構成を示す断面図である。 図8に示すポンプユニットを装着するプロジェクタの斜視図である。
符号の説明
1 ポンプ本体
2 ポンプ固定部
3 連通管
3a パッキン部
4 カバー
4a 突起
6 電気接点

Claims (5)

  1. 圧縮した空気を吐出する加圧ポンプと、
    前記加圧ポンプの吐出口に一端が嵌合された弾性体よりなる連通管と、
    前記連通管の、前記吐出口との嵌合部以外の部分の一部を固定する固定部と、を有し、
    前記加圧ポンプが前記固定部によってのみ固定されており
    前記固定部は、
    前記連通管の外形の形状に対応する凹状の第1の受け部を有する押さえ部材と、
    前記連通管の外形の形状に対応する凹状の第2の受け部を有する受け部材と、
    前記押さえ部材を前記受け部材に固定するための固定手段と、を有し、
    前記第1および第2の受け部により前記連通管を固定する、ポンプユニット。
  2. 前記加圧ポンプの他の部材と接触する部分に設けられた緩衝部材をさらに有する、請求項1に記載のポンプユニット。
  3. 前記固定部が内壁に設けられたカバーをさらに有し、
    前記カバーは、前記加圧ポンプと接触する部分に設けられた緩衝部材を有する、請求項1に記載のポンプユニット。
  4. 光源と、該光源からの光を空間変調して得られる画像光を投写する光学系とを有するプロジェクタであって、
    前記光源および光学系を収容する筐体と、
    前記筐体に取り付けられるポンプユニットと、を有し、
    前記ポンプユニットは、
    圧縮した空気を吐出する加圧ポンプと、
    前記加圧ポンプの吐出口に一端が嵌合された弾性体よりなる連通管と、
    前記連通管の、前記吐出口との嵌合部以外の部分の一部を固定する固定部と、
    を有し、
    前記加圧ポンプは、前記固定部によってのみ固定され、少なくとも前記光源が、前記連通管を通じて前記筐体内に導入された圧縮空気で冷却され、
    前記固定部は、
    前記連通管の外形の形状に対応する凹状の第1の受け部を有する押さえ部材と、
    前記連通管の外形の形状に対応する凹状の第2の受け部を有する受け部材と、
    前記押さえ部材を前記受け部材に固定するための固定手段と、を有し、
    前記第1および第2の受け部により前記連通管を固定する、プロジェクタ。
  5. 前記筐体の前記加圧ポンプと接触する部分に設けられた緩衝部材をさらに有する、請求項に記載のプロジェクタ。
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