JP4851211B2 - 防音室および連結部材 - Google Patents
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Description
それは、床面パネル上面において壁面パネルを位置決めするための突起を形成すると共に、壁面パネル下端面において溝を形成しておき、この溝と床面パネルの突起とを嵌め合わせることによって床面パネルと壁面パネルを連結させるといった構成である。
そのため、パネルと連結部材との取り付け作業において、その取り付け位置を確認しながら作業を行うことが難しくなる結果、両パネルを連結させる作業、ひいては防音室の組み立て作業に多くの時間と手間を要するものとなっていた。
このような部分においては、床面パネルの突起を、その突起の連結される壁面パネルの配置に合わせて曲げられた形状としなければならず、壁面パネル下端面の溝も、その突起の形状に合わせて曲げられた形状としなければならない。このような形状となっている場合、突起と溝とを嵌め合わせることがさらに難しくなり、その作業にさらなる時間と手間がかかるものとなっていた。
また、延出部は、床面パネルに形成された嵌合溝と嵌合できる形であればよく、具体的な形状は特に限定されない。
例えば、連結部材を床面パネルの嵌合溝に嵌合させてから、次に連結部材と壁面パネルを固定するという順序で組み立て作業を行う場合においては、連結部材の延出部を嵌合溝に嵌合させる際、当接部が床面パネルと接触した状態となり、連結部材が位置決めされる。そのことによって、連結部材を床面パネルにおける目的の位置に容易に取り付けることができる。
また、請求項1〜3いずれかに記載された防音室における連結部材の前記当接部が、請求項4に記載したように、前記床面パネルに対して固定されている構成であってもよい。
また、上述した問題点を解決するためになされた請求項6に記載した発明は、床面に設置された床面パネルと、前記床面パネル上面において、該床面パネル上方の領域を取り囲むように立てられた複数の壁面パネルと、を備え、前記床面パネルおよび前記壁面パネルで囲まれた内部空間を形成している防音室において、前記床面パネルと前記壁面パネルとを連結する連結部材である。
また、請求項6に記載された連結部材において、前記固定部は、請求項7に記載したように、隣接する前記壁面パネル同士の境界となる領域に配置され、該壁面パネルそれぞれに固定するために充分な領域を有している構成であってもよい。
また、請求項6または請求項7に記載されている連結部材は、請求項8に記載したように、前記床面パネル上に立てられた前記壁面パネルに、前記固定部が固定された状態において、前記床面パネルに沿って広がり、該床面パネルに接触する面を有する当接部を備える構成であってもよい。
また、請求項8に記載された連結部材において、前記当接部は、請求項9に記載したように、前記床面パネルと接触する面において、該面と交差する方向に貫通する穴が空けられており、該穴にネジ類が前記床面パネルに向けて通されることによって前記当接部と前記床面パネルとの固定が実現される構成であってもよい。
(1)全体構成
本実施形態の防音室1は、図1に示すように、床面を構成する複数の床面パネル10,床面パネル上面に立てられた状態で壁面を構成する複数の壁面パネル20,壁面パネル20上端に載せられた状態で天井面を構成する複数の天井面パネル30,および,各パネルを連結する連結部材40,などによって構成される。
本実施形態における床面パネル10は、その上面となる領域のうち、各壁面パネル20で取り囲まれた内部側の領域であって、かつ、各壁面パネル20が接触する領域の外周に沿って嵌合溝12が形成されている。
また、当接部46は、当接部46のネジ穴52にビス54を通すことにより、床面パネル10,天井面パネル30と固定されている。
(2)組み立て方法
本実施例における防音室1は、例えば、次に挙げる方法のいずれかにより組み立てられるものである。
(2−1)床面パネル10に連結部材40を取り付けてから、床面パネル10と壁面パネル20とを連結する方法
まず、床面パネル10を目的の位置に設置した後、壁面パネル20を床面パネル10に対して連結する前に、連結部材40を床面パネル10に取り付ける。具体的には、連結部材40の延出部44を、床面パネル10における嵌合溝12に嵌合させる。このとき、延出部44は、当接部46が床面パネル10と接触する深さまで嵌合溝に挿入される。そして、当接部46に形成されたネジ穴52にビス54を通すことで連結部材40を床面パネル10に固定する。
そして、上述した各手順によって、複数の壁面パネル20を床面パネル10に順次連結していくことで、床面パネル10上に壁面パネル20で取り囲まれた空間を形成する。
(2−2)壁面パネル20に連結部材40を取り付けてから、床面パネル10と壁面パネル20とを連結する方法
まず、床面パネル10を目的の位置に設置した後、壁面パネル20を床面パネル10に対して連結する前に、連結部材40を壁面パネル20に取り付ける。具体的には、連結部材40の固定部42を、壁面パネル20における交差面の下端側にて接触させ、固定部42に形成されたネジ穴50にビス54を通すことで連結部材40を壁面パネル20に固定する。
そして、上述した各手順によって、複数の壁面パネル20を床面パネル10に順次連結していくことで、床面パネル10上に壁面パネル20で取り囲まれた空間を形成する。
(3)作用,効果
このように構成された防音室1において、連結部材40が取り付けられている位置は、この防音室1が組み立てられた状態において、各パネルの内部空間側に位置する面にある。それはつまり、連結部材40が内部空間の目視できる位置に取り付けられるということである。
例えば、上記(2−1)に記載した順序で組み立て作業を行う場合であれば、連結部材40の延出部44を嵌合溝12に嵌合させる際、当接部46が床面パネル10と接触した状態となり、連結部材40が位置決めされる。そのことによって、連結部材40を床面パネル10における目的の位置に容易に取り付けることができる。
(4)変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
また、上記実施形態において、固定部42に備えられたネジ穴50は、上述した特許文献1に記載される発明に係るネジ穴(特許文献1における図1のネジ穴10)と同様の形状としてもよい。
より具体的にいうと、固定部42を構成する一端側(図5(a)における右端側),他端側(図5(a)における左端側)それぞれの面にネジ穴50が備えられると共に、一端側から延出部44が、他端側から当接部46がそれぞれ延び出している、といった構成である。なお、このように構成された連結部材40によりパネルが連結された防音室の要部を図6に示す。
Claims (10)
- 床面に設置された床面パネルと、
前記床面パネル上面において、該床面パネル上方の領域を取り囲むように立てられた複数の壁面パネルと、
前記床面パネルと前記壁面パネルとを連結する連結部材と、を備え、
前記床面パネルおよび前記壁面パネルで囲まれた内部空間を形成している防音室であって、
前記連結部材は、前記壁面パネルのうち、前記床面パネルと接触する下端側において該床面パネルと交差し、かつ、前記内部空間側に位置する面に固定された固定部と、該固定部から床面に向けて延びる延出部と、を備えており、
前記床面パネルは、その上面となる領域において、該領域に立てられた前記壁面パネルが接触する領域の外周に沿って嵌合溝が形成され、該嵌合溝に前記連結部材の延出部が嵌合することで、該連結部材と固定されている
ことを特徴とする防音室。 - 前記連結部材は、互いに隣接する前記壁面パネル同士の境界となる領域に配置され、該壁面パネルそれぞれに対して前記固定部が固定されている
ことを特徴とする請求項1に記載の防音室。 - 前記連結部材は、前記床面パネルに沿って拡がり、該床面パネルに接触する面を有する当接部を備える
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防音室。 - 前記連結部材においては、前記当接部が、前記床面パネルに対して固定されている
ことを特徴とする請求項3に記載の防音室。 - 前記連結部材と前記パネルそれぞれとの固定は、該連結部材から前記パネルへ向けてネジ類が通されることにより実現されている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の防音室。 - 床面に設置された床面パネルと、前記床面パネル上面において、該床面パネル上方の領域を取り囲むように立てられた複数の壁面パネルと、を備え、前記床面パネルおよび前記壁面パネルで囲まれた内部空間を形成している防音室において、前記床面パネルと前記壁面パネルとを連結する連結部材であって、
前記壁面パネルが前記床面パネル上に立てられた場合における前記壁面パネルのうち、前記床面パネルと接触する下端側において該床面パネルと交差し、かつ、前記内部空間側に位置する交差面に固定される固定部と、
前記床面パネル上面に立てられた前記壁面パネルに前記固定部が固定された状態において、前記固定部から床面に向けて延びる形状となっている延出部と、
を備えており、
前記固定部を、前記床面パネル上に立てられた前記壁面パネルにおける交差面に固定すると共に、前記延出部を、前記床面パネルの上面となる領域において、該領域に立てられた前記壁面パネルが接触する領域の外周に沿って形成された嵌合溝に嵌合させることで、前記壁面パネルと前記床面パネルとを連結する
ことを特徴とする連結部材。 - 前記固定部は、隣接する前記壁面パネル同士の境界となる領域に配置され、該壁面パネルそれぞれに固定するために充分な領域を有している
ことを特徴とする請求項6に記載の連結部材。 - 前記床面パネル上に立てられた前記壁面パネルに、前記固定部が固定された状態において、前記床面パネルに沿って広がり、該床面パネルに接触する面を有する当接部を備える
ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の連結部材。 - 前記当接部は、前記床面パネルと接触する面において、該面と交差する方向に貫通する穴が空けられており、該穴にネジ類が前記床面パネルに向けて通されることによって前記当接部と前記床面パネルとの固定が実現される
ことを特徴とする請求項8に記載の連結部材。 - 前記固定部は、前記壁面パネルと接触する面から、該面と交差する方向に貫通する穴が空けられており、該穴にネジ類が前記壁面パネルに向けて通されることによって前記固定部と前記壁面パネルとの固定が実現される
ことを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の連結部材。
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JP2006073154A JP4851211B2 (ja) | 2006-03-16 | 2006-03-16 | 防音室および連結部材 |
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- 2006-03-16 JP JP2006073154A patent/JP4851211B2/ja active Active
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JP2007247289A (ja) | 2007-09-27 |
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