JP4158722B2 - 間仕切壁の立設構造および間仕切壁用台座ならびに間仕切壁施工方法 - Google Patents

間仕切壁の立設構造および間仕切壁用台座ならびに間仕切壁施工方法 Download PDF

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Description

この出願の発明は、間仕切壁の立設構造および間仕切壁用台座ならびに間仕切壁施工方法に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、間仕切壁を床上にて安定性高く立設支持することのできる、新しい間仕切壁の立設構造および間仕切壁用台座ならびに間仕切壁施工方法に関するものである。
従来、部屋空間などを間仕切るための間仕切壁については、床面に台座を固定し、この台座に間仕切壁を載置して立設支持するようにした立設構造が知られている(特許文献1,2参照)。
特開2002−38636号公報 特開平11−148192号公報
しかしながら、上記特許文献1,2のいずれにおいても、床面に固定した台座に間仕切壁を載置するだけであるため、間仕切壁の安定性が十分に得られないという不都合が考えられる。
特許文献1記載のものでは、間仕切壁の下面に設けた位置決め部材を配管レールと称した台座の上面に設けた開口に嵌め込むだけであり、しっかりとした固定は実現されていない。
特許文献2記載のものでは、間仕切壁を床側受け材と称した台座と天井側受け材との間にケンドン式にてセットするだけであり、やはりしっかりとした固定は実現されていない。
このような立設構造では、特に床が二重床構造のものである場合、重量物が載置されるなどして床面が沈み込む際に間仕切壁が台座から離れて浮いてしまい、安定性がより悪くなる。
そこで、この出願の発明は、以上のとおりの事情に鑑み、間仕切壁を床上にて安定性高く立設支持することのできる、新しい間仕切壁の立設構造および間仕切壁用台座ならびに間仕切壁施工方法を提供することを課題としている。
この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、第1には、間仕切壁を台座を介して床に立設する間仕切壁の立設構造であって、台座は、断面略ロ字型であり、その下面および上面には間仕切壁との固定用のドライバー挿入口およびネジ貫通孔が設けられ、側面および下面には床との固定用のドライバー挿入口およびネジ貫通孔が設けられており、この台座を、下面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて上面のネジ貫通孔にて固定ネジを間仕切壁の下端面にねじ込むことで、間仕切壁にネジ固定させ、この固定後に間仕切壁を、台座とともに床に載置させ、この載置後に台座を、側面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて下面のネジ貫通孔にて固定ネジを床面にねじ込むことで、床にネジ固定させることを特徴とする間仕切壁の立設構造を提供する。
第2には、台座上面には間仕切壁との固定用の突起がさらに設けられており、台座を間仕切壁にネジ固定させる際に当該突起を間仕切壁の下端面に食い込ませることを特徴とする前記間仕切壁の立設構造を提供する。
第3には、台座上面には間仕切壁との位置決め用のガイド突起がさらに設けられており、台座を間仕切壁にネジ固定させる際に当該ガイド突起に従って台座と間仕切壁下端面との位置決めが行われることを特徴とする前記間仕切壁の立設構造を提供する。
第4には、台座下面に設けられた前記ネジ貫通孔は、台座下面にて台座側面方向を向くように形成された傾斜部に設けられていることを特徴とする前記間仕切壁の立設構造を提供する。
第5には、台座下面に設けられた前記傾斜部は、台座下面の略中央に位置する盛上り部に設けられていることを特徴とする前記間仕切壁の立設構造を提供する。
第6には、床には上面の略中央位置に中央突出部を有するランナーが設けられており、台座を床にネジ固定させる際に、当該ランナーの中央突出部を台座下面の前記盛上り部の下側空間に嵌め、且つ盛上り部に設けた前記傾斜部にある前記ネジ貫通孔にて固定ネジをランナーにねじ込ませることを特徴とする前記間仕切壁の立設構造を提供する。
第7には、床に設けられた前記ランナーの両側には、台座をランナーにネジ固定させる際に台座の側面から離れる方向に傾斜した傾斜突出部が設けられていることを特徴とする前記間仕切壁の立設構造を提供する。
第8には、床には断面略L字型のランナーが設けられており、当該ランナーに台座をネジ固定させることを特徴とする前記間仕切壁の立設構造を提供する。
第9には、台座の内部空間が配線スペースとして利用されることを特徴とする前記間仕切壁の立設構造を提供する。
第10には、台座側面のドライバー挿入口が内部配線スペースと外部との通線口として利用されることを特徴とする前記間仕切壁の立設構造を提供する。
第11には、台座が一枚板から折り曲げ成形されたものであって、成形時に台座上面における一枚板の端部同士が対向する部分に間隙が残っている場合において、当該間隙が内部配線スペースと外部との通線口として利用されることを特徴とする前記間仕切壁の立設構造を提供する。
第12には、間仕切壁を床に立設する際の間仕切壁用台座であって、断面略ロ字型を有し、その下面および上面には間仕切壁との固定用のドライバー挿入口およびネジ貫通孔が設けられ、側面および下面には床との固定用のドライバー挿入口およびネジ貫通孔が設けられており、下面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて上面のネジ貫通孔にて固定ネジを間仕切壁の下端面にねじ込むことで、間仕切壁にネジ固定され、この固定後に間仕切壁とともに床に載置された後、側面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて下面のネジ貫通孔にて固定ネジを床面にねじ込むことで、床にネジ固定されることを特徴とする間仕切壁用台座を提供する。
第13には、台座上面には間仕切壁との固定用の突起がさらに設けられており、間仕切壁にネジ固定される際に当該突起を間仕切壁の下端面に食い込ませることを特徴とする前記間仕切壁用台座を提供する。
第14には、台座上面には間仕切壁との位置決め用のガイド突起がさらに設けられており、間仕切壁にネジ固定される際に当該ガイド突起に従って間仕切壁下端面と位置決めされることを特徴とする前記間仕切壁用台座を提供する。
第15には、台座下面に設けられた前記ネジ貫通孔は、台座下面にて台座側面方向を向くように形成された傾斜部に設けられていることを特徴とする前記間仕切壁用台座を提供する。
第16には、台座下面に設けられた前記傾斜部は、台座下面の略中央に位置する盛上り部に設けられていることを特徴とする前記間仕切壁用台座を提供する。
第17には、床に上面の略中央位置に中央突出部を有するランナーが設けられている場合において、床にネジ固定される際に、台座下面の前記盛上り部の下側空間にランナーの中央突出部が嵌めこまれ、且つ盛上り部に設けた前記傾斜部にある前記ネジ貫通孔にて固定ネジがランナーにねじ込まれるようになっていることを特徴とする前記間仕切壁用台座を提供する。
第18には、内部空間が配線スペースとして利用可能となっていることを特徴とする前記間仕切壁用台座を提供する。
第19には、台座側面のドライバー挿入口が内部配線スペースと外部との通線口として利用可能となっていることを特徴とする前記間仕切壁用台座を提供する。
第20には、一枚板から折り曲げ成形されたものであって、成形時に台座上面における一枚板の端部同士が対向する部分に間隙が残っている場合において、当該間隙が内部配線スペースと外部との通線口として利用可能となっていることを特徴とする前記間仕切壁用台座を提供する。
第21には、端部開口のエッジが面取りされていることを特徴とする前記間仕切壁用台座を提供する。
第22には、端部開口に外方に折られた折返し片が設けられていることを特徴とする前記間仕切壁用台座を提供する。
第23には、端部開口にパッキンが設けられていることを特徴とする前記間仕切壁用台座を提供する。
第24には、前記間仕切壁用台座を用いた間仕切壁施工方法であって、間仕切壁用台座を、下面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて上面のネジ貫通孔にて固定ネジを間仕切壁の下端面にねじ込むことで、間仕切壁にネジ固定させ、この固定後に間仕切壁を、間仕切壁用台座とともに床に載置させ、この載置後に間仕切壁用台座を、側面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて下面のネジ貫通孔にて固定ネジを床面にねじ込むことで、床にネジ固定させることを特徴とする間仕切壁施工方法を提供する。
第25には、前記間仕切壁用台座を用いた間仕切壁施工方法であって、間仕切壁用台座を、下面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて上面のネジ貫通孔にて固定ネジを組立済みの間仕切壁の下部芯材にねじ込むことで、間仕切壁にネジ固定させ、この固定後に間仕切壁を、間仕切壁用台座とともに床に載置させ、この載置後に間仕切壁用台座を、側面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて下面のネジ貫通孔にて固定ネジを床面にねじ込むことで、床にネジ固定させることを特徴とする間仕切壁施工方法を提供する。
第26には、前記間仕切壁用台座を用いた間仕切壁施工方法であって、間仕切壁用台座を、下面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて上面のネジ貫通孔にて固定ネジを間仕切壁を構成する下部芯材にねじ込むことで、下部芯材にネジ固定させ、この固定後に下部芯材を、間仕切壁用台座とともに床に載置させ、この載置後に間仕切壁用台座を、側面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて下面のネジ貫通孔にて固定ネジを床面にねじ込むことで、床にネジ固定させ、そして、下部芯材の上に他の芯材を組み上げ、板材を貼り付けて間仕切壁を組み立てることを特徴とする間仕切壁施工方法を提供する。
第27には、前記間仕切壁用台座を用いた間仕切壁施工方法であって、間仕切壁用台座を、下面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて上面のネジ貫通孔にて固定ネジを間仕切壁を構成する下部芯材にねじ込むことで、下部芯材にネジ固定させ、この固定後に下部芯材を、間仕切壁用台座とともに床に載置させ、この載置後に間仕切壁用台座を、側面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて下面のネジ貫通孔にて固定ネジを床面にねじ込むことで、床にネジ固定させ、そして、下部芯材の上に軽鉄ランナーを固定し、軽鉄ランナーの上に軽鉄スタッドを組み上げ、板材を貼り付けて間仕切壁を組み立てることを特徴とする間仕切壁施工方法を提供する。
上記第1の間仕切壁の立設構造によれば、上記のとおりに断面略ロ字型の台座に対してその四方面にドライバー挿入口およびネジ貫通穴を設けることで、台座を床だけでなく間仕切壁にも固定でき、よって間仕切壁を床上にて安定性高く立設支持できるようになる。特に二重床に立設した場合において仮に重荷重による沈み込みが発生したとしても、間仕切壁と台座と床とが強固に固定されているので、間仕切壁がぐらつくこともなく、常に安定した立設支持を実現できる。
上記第2の間仕切壁の立設構造によれば、上記第1の立設構造と同様な効果が得られ、また、上記のとおりの突起を台座に設けておき、当該台座を間仕切壁に固定させる際に突起を食い込ませることで、台座と間仕切壁との固定を一層強固にし、安定性をさらに向上させることができる。
上記第3の間仕切壁の立設構造によれば、上記第1の立設構造と同様な効果が得られ、また、上記のとおりのガイド突起を台座に設けておき、当該台座を間仕切壁に固定させる際にガイド突起に従って位置決めさせることで、より容易な固定施工が可能となり、また台座と間仕切壁との横ずれ、回転、ガタツキなどをより効果的に防止して、さらなる安定性向上に貢献できる。
上記第4の間仕切壁の立設構造によれば、上記第1の立設構造と同様な効果が得られ、また、上記のとおりの台座下面の傾斜部に床との固定のためのネジ貫通孔を設けておくことで、台座側面から台座下面に向けてドライバーを挿入させてのネジ固定作業がより容易に行えるようになる。
上記第5の間仕切壁の立設構造によれば、上記第4の立設構造と同様な効果が得られ、また、上記のとおりの台座下面の盛上り部に傾斜部を設けておくことで、この傾斜部にネジ貫通孔が設けられることとなるため、台座側面からのネジ斜め打ちをより確実に行うことができ、よってより確実で且つ角度均一なネジ固定を実現できるようになる。
上記第6の間仕切壁の立設構造によれば、上記第5の立設構造と同様な効果が得られ、また、上記のとおりのランナーに対して台座を固定させることで、台座とランナーとの位置決めが容易となり、ランナー形状との嵌合性も向上され、間仕切壁の通り施工も容易に行え、且つ施工後の台座の横ずれも抑制できるようになる。
上記第7の間仕切壁の立設構造によれば、上記第6の立設構造と同様な効果が得られ、また、上記のとおりの傾斜突出部をランナーに設けておくことで、台座側面とランナー傾斜突出部との接触がなくなり、台座のランナー上への載置作業をより容易に行えるだけでなく、きしみ音などの異音の発生もより効果的に抑えることができる。
上記第8の間仕切壁の立設構造によれば、上記第1〜第7の立設構造と同様な効果が得られ、また、いわゆるL型ランナーに対しても台座を介して間仕切壁の良好な立設を実現できる。
上記第9の間仕切壁の立設構造によれば、上記第1〜第8の立設構造と同様な効果が得られ、また、断面略ロ字型台座の内部空間を配線スペースとして利用することで、台座を通線金具としても利用でき、よって間仕切壁下方に配線スペースを確保できるようになる。
上記第10の間仕切壁の立設構造によれば、上記第9の立設構造と同様な効果が得られ、また、台座側面のドライバー挿入口を通線口としてさらに利用することで、台座の通線金具としての機能をより高めることができ、配線をドライバー挿入口から外部へ、またはドライバー挿入口から内部へ通して、配線の直角方向変更を実現できるようになる。これにより間仕切壁下部での配線の引き回しをより自由度高く且つ容易に行うことができる。
上記第11の間仕切壁の立設構造によれば、上記第9の立設構造と同様な効果が得られ、また、上記のとおりの間隙をも通線口として利用することで、台座の通線金具としての機能をさらに一層高めることができ、配線を間隙から外部へ、または外部から内部へ通して、台座上方向への引き回しをより自由度高く且つ容易に行えるようになる。
上記第12〜第20の間仕切壁用台座によれば、上記第1〜第6および第9〜第11の立設構造と同様な効果が得られる台座が実現される。
上記第21の間仕切壁用台座によれば、上記第18の台座と同様な効果が得られ、また、上記のとおりに端部(端部開口)のエッジを面取りしておくことで、台座の内部配線スペースを通る配線のエッジ接触による損傷を防ぐことができる。
上記第22の間仕切壁用台座によれば、上記第18の台座と同様な効果が得られ、また、上記のとおりに折り返し片を端部(端部開口)に設けておくことで、配線の損傷をより効果的に防ぐことができる。
上記第23の間仕切壁用台座によれば、上記第18の台座と同様な効果が得られ、また、上記のとおりにパッキンを端部(端部開口)に設けておくことで、配線の損傷をさらに一層効果的に防ぐことができる。
上記第24の間仕切壁施工方法によれば、上記第12〜第23の間仕切壁用台座と同様な効果が得られ、パネルタイプの間仕切壁や従来工法の間仕切壁、軽鉄ランナー・スタッドを用いたタイプの間仕切壁など、様々な間仕切壁の極めて良好な施工を実現することができる。
上記第25の間仕切壁施工方法によれば、上記第12〜第23の間仕切壁用台座と同様な効果が得られ、パネルタイプの間仕切壁の極めて良好な施工を実現することができる。
上記第26の間仕切壁施工方法によれば、上記第12〜第23の間仕切壁用台座を用いることで、従来工法の間仕切壁の極めて良好な施工を実現することができる。
上記第27の間仕切壁施工方法によれば、上記第12〜第23の間仕切壁用台座を用いることで、軽鉄ランナー・スタッドを用いたタイプの間仕切壁の極めて良好な施工を実現することができる。
[第1の実施形態]
図1〜図3はこの出願の発明の一実施形態を示したものである。
本実施形態では、まず、間仕切壁(1)を床(2)に立設するための台座(3)は、一体構成の断面略ロ字型のものであり、より具体的には図3に示したような一枚成形の金属板を適宜位置にて折り曲げて断面略ロ型の中空パイプ状体(筒状体とも言える)に形成したものとなっている。一枚板からの折り曲げ成形のため、加工が簡便であり、部材取りを行い易い。
この台座(3)の下面(31)および上面(32)には、間仕切壁(1)との固定用のドライバー挿入口(311)およびネジ貫通孔(321)が二つずつ配設されている。より具体的には、上面(32)の略中央には、上述のとおりに折り曲げ成形した際に一枚板の端部同士が対向して残った溝状の間隙(322)があり、それを挟んで互い違いの位置に二つのネジ貫通孔(321)が配設され、それぞれに対応した上下同一線上の位置にてドライバー挿入口(311)が配設されている。
また、台座(3)の側面(33)および下面(31)には、床(2)との固定用のドライバー挿入口(331)およびネジ貫通孔(312)が配設されている。より具体的には、ドライバー挿入口(331)は、左右両側の側面(33)に設けられており、台座(3)の強度を確保できる程度の大きさで、且つドライバーを挿入して固定ネジ(5)をねじ込む作業に必要な程度の大きさを少なくとも有する開口となっている。もちろんねじ込み作業が可能であれば一方の側面(33)のみに設けてもよい(後述の図6参照)。またネジ貫通孔(312)は、上述したドライバー挿入口(311)と兼用のものとなっている。もちろんドライバー挿入口(311)とは別に設けてもよい(後述の図6参照)。
このような台座(3)を用いる場合、まず、台座(3)を間仕切壁(1)の下端面にあてがい、下面(31)のドライバー挿入口(311)からドライバーを台座(3)内へ挿入して、上面(32)のネジ貫通孔(321)にて固定ネジ(4)を間仕切壁(1)の下端面にねじ込むことで、台座(3)と間仕切壁(1)とをネジ固定する。続いて、固定した台座(3)とともに間仕切壁(1)を床(2)に載置する。そして、載置状態のまま、側面(33)のドライバー挿入口(331)からドライバーを挿入し、下面(31)のネジ貫通孔(312)にて固定ネジ(5)を床面(21)にねじ込むことで、台座(3)と床(2)とをネジ固定する。
なお、本実施形態では、間仕切壁(1)は芯材(11)とそれを挟持する一対の板材(12)(面材やパネル材とも呼べる)とで構成されており、台座(3)とのネジ固定は実際には、固定ネジ(4)がネジ貫通孔(321)を通って間仕切壁(1)の下端面を形成する芯材(11)へねじ込まれることで行われる。
また、床(2)にはランナー(6)が敷設されており、台座(3)とのネジ固定は、実際には、固定ネジ(5)がネジ貫通孔(312)を通ってランナー(6)へねじ込まれることで行われる。もちろん、ランナー(6)無しでも直接床(2)にネジ固定できることは言うまでもない。
以上によれば、台座(3)を床(2)だけでなく間仕切壁(1)にも固定しているので、高い安定性を持つ間仕切壁(1)の立設支持を実現することができるのである。特に床(2)が二重床構造のものである場合には、重荷重による沈み込みが発生しても、間仕切壁(1)と台座(3)と床(2)とがしっかりと固定されているので、間仕切壁(1)がぐらつくこともなく、常に安定した立設支持を可能ならしめている。
また、台座(3)を立設前の間仕切壁(1)へ床(2)より先に固定できるため、固定ネジ(4)を間仕切壁(1)の下方からその垂直荷重と同方向に打ち込むことができ、より堅固な間仕切壁(1)との固定を実現できる。仮に、間仕切壁(1)より先に床(2)へネジ固定するとした場合では、間仕切壁(1)とのネジ固定は、当然床(2)に固定されている台座(3)は持ち上げられないので、立設状態のままの間仕切壁(1)の側方から固定ネジ(4)を打ち込んで行うこととなり、この固定ネジ(4)に対しては、間仕切壁(1)に垂直引っ張り荷重が発生すると横方向の荷重がかかってしまう。これでは、間仕切壁(1)の割れや固定ネジ(4)の緩みが懸念され、床(2)や間仕切壁(1)への繰り返し荷重などが発生したときのきしみ音も心配される。しかしながら、上述のように垂直荷重と同方向へのネジ打ち込みが可能となるこの出願の発明では、これらの不都合は全く発生しない。
床(2)への固定についても、当然間仕切壁(1)があるため固定ネジ(5)の垂直打ちはできないが、側面(33)からの斜め打ちが可能となっているため、容易に且つ確実にネジ固定することができる。
したがって、台座(3)の間仕切壁(1)へのネジ垂直打ち、床(2)へのネジ斜め打ちにより、極めて良好な間仕切壁(1)の立設支持を実現できるのである。
なお、本実施形態では、台座(3)は、上述のように一枚金属板を折り曲げ加工して形成したものであるため、間仕切壁(1)施工時の衝撃荷重、ひねり、圧縮などの力に耐え、施工後の静圧荷重、引っ張り荷重にも十分耐え得る構造体であり、簡単な製造で高い強度の台座(3)を実現している。もちろん、断面略ロ字型の筒状とすることによっても、より高い強度確保が実現される。
また、断面略ロ字型となっている台座(3)の内部空間は、電源線や各種配線ケーブル等の配線(7)が通る配線スペースとしても利用できる。これにより、台座(3)は、通線金具としての役割をも果たすこととなり、台座兼通線金具として、上記のとおりに間仕切壁(1)を立設支持するとともに、その間仕切壁(1)の下部に別途部材や特殊構造を設けることなく配線スペースを確保できるようになる。
このとき、たとえば、台座(3)の下面(31)および上面(32)のネジ貫通孔(312)(321)に対してリーマ加工もしくはバーリング加工を施しておくことで、固定ネジ(4)(5)の頭が内部空間に突出しなくなるため、配線(7)を傷めることなく速やかに配線作業を行えるようになる。また、台座(3)の端部開口のエッジつまり始端・終端に位置する開口部のエッジを面取り加工して、開口部を通る配線(7)の損傷を防止する対策を施しておくことも好ましい。
一方、台座(3)の側面(33)のドライバー挿入口(331)は、配線(7)を横方向外部から内部配線スペースへ、内部配線スペースから横方向外部へ通す通線口としても兼用できる。また、台座(3)の上面(32)に残った間隙(322)は、配線(7)を上方向外部から内部配線スペースへ、内部配線スペースから上方向外部へ通す通線口として利用することもできる。間隙(322)については、台座(3)成形時に配線(7)を通せる程度の溝幅を残したり、断続的に太幅の部分を形成したりすることを考慮できる。これらにより、たとえば、間仕切壁(1)の横方向に直交配置された他の間仕切壁(1)との通線や、台座(3)上の間仕切壁(1)内への引き込みなどをスムーズに行えるようになる。もちろん、上記開口部と同様に、ドライバー挿入口(331)や間隙(322)のエッジを面取りしておくことが好ましい。
[第2の実施形態]
図4および図5はこの出願の発明の別の一実施形態を示したものである。
本実施形態では、台座(3)の上面(32)に突起(323)がさらに設けられ、上述したように台座(3)を間仕切壁(1)にネジ固定させる際に、突起(323)を間仕切壁(1)の下端面に食い込ませるようになっている。
より具体的には、台座(3)の上面(32)には上述のとおりに間隙(322)があり、その間隙(322)における互い違いの二つの端部が上方に折り曲げられて二つの突起(323)が形成されている。そして、台座(3)の上面(32)が間仕切壁(1)の下端面(図1では間仕切壁(1)を構成する芯材(11)の下端面)に当接する際に、その下端面に突起(323)が食い込むことになる。
これによれば、固定ネジ(4)によるネジ固定のみの場合よりも、上面(32)がより確実に間仕切壁(1)と噛み合って一体化し、安定性をさらに向上させることができる。また、間隙(322)が残った台座(3)の上面(32)を間仕切壁(1)との接合固定部として使用しても、台座(3)の広がりを防止できるという効果がある。
なおもちろん、間隙(322)部分は溶接により固定させてもよく、これによればより一層堅固な台座(3)を実現し、突起(323)による食込み固定と相まってさらに一層高い安定性をもった間仕切壁(1)の立設支持を実現できる。
[第3の実施形態]
図6および図7はこの出願の発明の別の一実施形態を示したものである。
本実施形態では、台座(3)の上面(32)に、間仕切壁(1)との固定時にその下端面との位置決めになるガイド突起(324)がさらに設けられている。
より具体的には、台座(3)の上面(32)の左右端それぞれに二つずつ、ガイド突起(324)が上面(32)の一部を外方に折り起こして形成されている。そして、台座(3)の上面(32)が間仕切壁(1)の下端面(図7では間仕切壁(1)を構成する芯材(11)の下端面)に当接する際に、その下端面が左右両側のガイド突起(324)間に嵌まって位置決めされることになる。
これによれば、台座(3)と間仕切壁(1)との位置決めを、上面(32)と下端面とをあてがうだけで容易に行うことができる。また、ガイド突起(324)は間仕切壁(1)の下端部を挟持した構造となるので、固定ネジ(4)によるネジ固定および突起(323)による食込み固定の補助構造としても機能して、台座(3)と間仕切壁(1)の横ずれ、回転、ガタツキをより効果的に防止することができ、安定性向上に貢献する。
また、図6に示した台座(3)には、その長手方向の開口部にて外方に折られた折返し片(34)が設けられており、内部空間を配線(7)(図7参照)が通る際に配線(7)が引っ掛かりにくくなっている。
またさらに、図6に示した台座(3)には、その開口部下部付近にパッキン(35)が設けられており、台座(3)と床面(21)またはランナー(6)とのこすれによるこすれ音やきしみ音の発生を抑制し、且つ、開口部のエッジとの接触による配線(7)の損傷の発生を抑制している。
第1の実施形態にて説明したように台座(3)の端部開口エッジを面取り加工することも考慮できるが、折返し片(34)やパッキン(35)を設ける方が配線(7)の損傷をより効果的に防ぐことができる。
なお、図6に示した台座(3)では、上記第1の実施形態とは異なり、下面(31)のドライバー挿入口(311)とネジ貫通孔(312)が別々に設けられており、ドライバー挿入口(311)は下面(31)の開口部付近にて十分な面積の四角開口となっており、ネジ貫通孔(312)はそれより内方に位置した丸穴となっている。また、側面(33)のドライバー挿入口(331)も一方の側面(33)のみに設けられており、その側からネジ貫通孔(312)でのネジ固定作業が行われる。
[第4,第5の実施形態]
図8および図9は各々この出願の発明のさらに別の一実施形態を示したものである。
図8の実施形態では、上述のガイド突起(324)が、間仕切壁(1)が芯材(11)と板材(12)とから構成されて芯材(11)に台座(3)が固定される場合に、芯材(11)の下部側面に設けた嵌入溝(111)に嵌入されて芯材(11)の側面と面一となるようになっている。
図9の実施形態では、ガイド突起(324)が、芯材(11)の内方に偏倚させて設けられ、芯材(11)の内方に設けた嵌入溝(111)に嵌入されて外側には露出しないようになっている。
これらの実施形態によれば、台座(3)を隠す仕上げ材や幅木などの板材(8)を間仕切壁(1)の板材(12)表面と面一に取り付けることができ、意匠性を高めることができる。またもちろん、芯材(11)の嵌入溝(111)と台座(3)のガイド突起(324)との嵌まり合い効果によって、間仕切壁(1)の立設支持の安定性をより高めることができる。
[第6の実施形態]
図10〜図1はこの出願の発明のまた別の一実施形態を示したものである。
本実施形態では、上述した床(2)とのネジ固定用のネジ貫通孔(312)が、台座(3)の下面(31)にて台座(3)の側面(33)方向を向くように形成された傾斜部(313)に設けられている。
より具体的には、台座(3)の下面(31)には、その略中央部分が盛り上がった断面略台形状の盛上り部(314)が設けられており、この盛上り部(314)の左右側面が台座(3)の左右側面(33)方向を向いた一対の傾斜部(313)となって、この各傾斜部(313)の適宜位置に二つずつネジ貫通孔(312)が配設されている。そして、台座(3)の左右側面(33)から、それに設けられているドライバー挿入口(331)を通してドライバーを台座(3)内へ挿入させ、各傾斜部(313)のネジ貫通孔(312)にて固定ネジ(5)をランナー(6)へねじ込むようになっている。
これによれば、傾斜部(313)に設けられたネジ貫通孔(312)は側面(33)方向を向くことになるので、ネジ固定作業が容易となる。また、盛上り部(314)の両側面が傾斜部(313)となってそれにネジ貫通孔(312)が設けられているので、台座(3)の両側からネジ止めができ、しかもネジ斜め打ちをより確実に行えて、より確実な固定が実現されることとなり、またねじ込み角度もほぼ一定になって施工精度の均一化を図ることができる。
なお、図10および図11に示した台座(3)における側面(33)のドライバー挿入口(331)は、図2〜図6の場合とは異なり、各ネジ貫通孔(312)ごとに対応して複数配設されている。また、図12に示した台座(3)では、ネジ貫通孔(312)が左右の傾斜部(313)にて互い違いとなる位置に一つずつ設けられており、ドライバー挿入口(331)は左右の側面(33)にてそれらに対応した中央より若干横方向に偏倚した位置にて一つずつ設けられている。これらの場合でも、各ドライバー挿入口(331)は固定ネジ(5)のねじ込み作業に必要な大きさを少なくとも有している。
また、台座(3)における下面(31)のドライバー挿入口(311)は、ネジ貫通孔(312)とは別に、盛上り部(314)の中央平面に配設されている。
この場合、ドライバー挿入口(311)を通したドライバーによりネジ締めが行われるネジ貫通孔(321)については、台座(3)上面(32)の中心直線上に位置するように設けることが好ましい。中心に配置しなければ、ドライバー挿入口(311)を盛上り部(314)の傾斜部(313)に穴加工して配設しなければならない可能性があるためである。
この中心配置を可能ならしめるべく、たとえば、折り曲げ後に対向する一枚板の端部を適宜形状に切断等加工して、ネジ貫通孔(321)を配置する部分の間隙(322)を中心から偏倚させる。これにより、間隙(322)の偏倚部分の横に設けられたネジ貫通孔(321)は、ほぼ中心線上に位置することとなる。図10および図12では間隙(322)が全体に緩やかなジグザグ状となっており、図2、図3および図6の場合と比較すると曲がりが若干大きくなっていることがわかる。
またさらに、本実施形態では、床(2)に設けられたランナー(6)が、その上面の略中央位置にて上方に突出した中央突出部(61)を有するものとなっており、台座(3)を床(2)にネジ固定させる際、このランナー(6)の中央突出部(61)を台座(3)下面(31)の上記盛上り部(314)の下側空間、つまり下面(31)が盛り上がってできた盛上り部(314)の下側に形成されている空間、に嵌め込まれるようになっている。
これによれば、台座(3)とランナー(6)との位置決めが容易となり、ランナー(6)形状との嵌合性も向上され、隣接する間仕切壁(1)の通り施工も容易に行うことができる。また施工後に台座(3)が横ずれする恐れも少なく、台座(3)の側面(33)とランナー(6)との接触、より具体的にはランナー(6)の左右側端にて上方に突出して設けられている一対の左右突出部(62)との接触、が抑制されて、垂直荷重がかかったときに発生する恐れのある側面(33)と左右突出部(62)同士のきしみ音を防止することができる。
なお、盛上り部(314)の存在により台座(3)自体の強度もより一層向上されることは言うまでもない。
[第7の実施形態]
図14〜図16はこの出願の発明のまたさらに別の一実施形態を示したものである。
前述の図1および図7〜図9に示した実施形態では、台座(3)を床(2)に設けたランナー(6)上に載置する際に、台座(3)の側面(33)とランナー(6)の左右突出部(62)とが接触しているのがわかる。しかし、これでは台座(3)とランナー(6)との接触による異音が発生する恐れがある。
そこで、本実施形態のように、ランナー(6)の左右両側に、ランナー(6)上に載った台座(3)の側面(33)から離れる方向に傾斜した傾斜突出部(63)を設けることで、異音の発生を防止することができる。
より具体的には、図1〜図1では、左右突出部(62)(図1など参照)自体が、それぞれの内側面(つまり中央突出部(61)の方を向いた面)が先端に向かうほど外方に傾斜した傾斜面となって、傾斜突出部(63)を構成している。
これによれば、台座(3)がその下面(31)の盛上り部(314)の下側空間にランナー(6)の中央突出部(61)が嵌まるようにしてランナー(6)上に載置される際に、台座(3)の側面(33)が傾斜突出部(63)の傾斜面には触れることがないため、載置作業を容易に行うことができ、且つ異音の発生も効果的に抑制することができる。
なお、図1〜図1では、傾斜突出部(63)の外側面(つまり上記傾斜面とは反対側の面)が間仕切壁(1)の板材(12)の表面と面一となるように形成されているので、つまりランナー(6)幅が間仕切壁(1)幅と同一であり互いの面が一致しているので、図16に示したように、幅木等の板材(8)を取り付ける際に外側面が当てとなって施工がし易くなっている。板材(8)は、板材(12)および傾斜突出部(63)に当接してネジ固定されている。
[第8の実施形態]
ここで、上述した台座(3)の特徴についてさらに説明する。
<断面略ロ字型筒状体>
・間仕切壁(1)の固定のための強度を確保できる。
・台座(3)内の配線スペースを確保できる。
・端部開口に対してエッジ面取り加工や、折返し片(34)・パッキン(35)の付加などの対策を施すことで、配線(7)の損傷を防止できる。
<上面(32)の間隙(322)>
・上面(32)のネジ貫通孔(321)が中心直線上に位置するように、間隙(322)を設ける。これにより、下面(31)に設けられた盛上り部(314)の傾斜部(313)にドライバー挿入口(311)を設ける必要がなくなる。
・一枚板の折り曲げ成形のために発生するものであり、一枚板からの加工のため、加工が簡便であり、部材取りを行い易い。
・間隙(322)から配線(7)を上方へ通線させることが可能である。
<下面(31)の盛上り部(314)>
・台座(3)の強度をより向上させることができる。
・中央突出部(61)を有するランナー(6)形状との嵌合性を高めることができ、また異音の発生を防止できる。
・盛上り部(314)の傾斜部(313)にネジ貫通孔(312)が設けられるため、固定ネジ(5)の斜め打ちがより確実にできる。また、このネジ斜め打ちにより、たとえば図17に例示したようにランナー(6)が断面略L字型となっている場合においても、ネジ固定強度を堅固にすることができる。なお、図17のランナー(6)は、中央突出部(61)がなく、片側にのみ突出部(64)を有して断面略L字型となっており、たとえば突出部(64)の内側面に台座(3)の側面が当接して位置決めされる。また突出部(64)の外側面は間仕切壁(1)の板材(12)の表面と面一となっており、幅木等の板材(8)はそれらに当接される。このような断面略L字型ランナーを用いた場合には、間仕切壁(1)の通り出し施工が簡便であると言える。
<間仕切壁(1)との固定用の上面(32)のネジ貫通孔(321)、下面(31)のドライバー挿入口(311)>
・上面(32)におけるネジ貫通孔(321)の存在により、間仕切壁(1)へ垂直にネジ固定できる。これにより、強度の確保ができ、信頼性も高い。
・下面(31)におけるドライバー挿入口(311)の存在により、固定ネジ(4)の垂直固定の確実性および作業性を確保できる。
<床(2)との固定用の下面(31)のネジ貫通孔(312)>
・下面(31)におけるネジ貫通孔(312)の存在により、台座(3)の床(2)との固定、ランナー(6)との固定を行うことができる。
・下面(31)の傾斜部(313)に設けられることで、台座(3)の固定、特にランナー(6)との固定をさらに確実ならしめることができる。
<床(2)との固定用の側面(33)のドライバー挿入口(331)>
・側面(33)におけるドライバー挿入口(331)の存在により、下面(31)のネジ貫通孔(312)を通した床(2)へのネジ斜め打ちを行うことができ、特に傾斜部(313)に設けられたネジ貫通孔(312)に対して垂直にドライバーを当てて、ネジ斜め打ちをより確実に行える。
・ドライバー挿入口(331)を配線(7)の通線口として兼用でき、たとえば配線(7)を直角に方向変更できる。
・たとえば図18に例示したように、側面(33)にドライバー挿入口(331)のない台座(3)も考えられるが、ネジ斜め打ちの確実性や横方向への通線口の確保の観点から、ドライバー挿入口(331)を設けた方が好ましいと言える。
もちろん、この出願の発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、細部については様々な態様が可能である。
[第9の実施形態]
ところで、図1、図7、図8、図9、図13、図15、図16および図18では、間仕切壁(1)が芯材(11)とそれを挟持する板材(12)とで構成されているが、たとえば図19に例示したように、芯材(11)および板材(12)とともに、軽鉄ランナー(13)および軽鉄スタッド(14)をも用いた間仕切壁(1)にも、この出願の発明は適用できることは言うまでもない。この間仕切壁(1)では、台座(3)を介して床(2)(またはランナー(6))上に固定された芯材(11)の上に軽鉄ランナー(13)を載置して固定し、軽鉄スタッド(14)を軽鉄ランナー(13)上にて組み上げ、セッコウボード等の板材(12)を両側から貼り付ける。
[第10の実施形態]
ここで、上述したとおりの間仕切壁(1)の立設施工手順についてさらに詳細に説明する。
<壁パネル>
図20〜図22は、各々、間仕切壁(1)がパネル体である場合の立設施工手順について説明するための図である。
まず、図20に例示したように、芯材(11)と板材(12)とが予め一体化されてなるパネル状の間仕切壁(1)を横に寝かせた状態で、下部横芯材(11a)の下面に台座(3)をネジ固定する。ここでは二つの台座(3)を用いており、それぞれ適宜間隔で配置させて、固定ネジ(4)を下面(31)のドライバー挿入口(311)から上面(32)のネジ貫通孔(321)を通して下部横芯材(11a)下面にねじ込む。このとき、固定ネジ(4)は、ドライバー挿入口(311)から挿入したドライバーによって垂直打ちされる。
続いて、図21に例示したように、台座(3)を固定した間仕切壁(1)を立たせて、床(2)に敷設されているランナー(6)上に据え付けて、ネジ固定する。ここではL形のランナー(6)を用いており、その突出部(64)に台座(3)が沿うように間仕切壁(1)を据え付けた後、固定ネジ(5)を側面(33)のドライバー挿入口(331)から下面(31)のネジ貫通孔(312)を通してランナー(6)上面から床(2)(床下地材など)へとねじ込む。このとき、固定ネジ(5)は、ドライバー挿入口(331)から挿入したドライバーによって斜め打ちされる。ランナー(6)は予め床(2)(床下地材など)にネジ固定されている。
そして、図22に例示したように、幅木等の板材(8)を、ランナー(6)および台座(3)とともに間仕切壁(1)下部を隠すようにして、取り付ける。
以上により、床(2)と天井面(9)との間におけるランナー(6)および台座(3)を介した間仕切壁(1)の立設が完了する。
なお、間仕切壁(1)の下部横芯材(11a)には、適宜位置に、配線(7)を台座(3)上面(32)のネジ貫通孔(321)を通して台座(3)内および間仕切壁(1)内の間で引き回すための通線孔(112)が設けられている。次述する他のタイプの間仕切壁(1)においても同様な通線孔(112)が設けられている。
<従来工法の間仕切壁>
図23〜図26は、各々、間仕切壁(1)が従来工法のもの、つまり横桟となる下部横芯材(11a)および上部横芯材(11b)と縦桟となる縦芯材(11c)とを順に組み合わせ、最後にセッコウボード等の板材(12)を貼り付けて組み立てるものである場合の立設施工手順について説明するための図である。
まず、図23に例示したように、下部横芯材(11a)の下面に台座(3)をネジ固定する。ここでは二つの台座(3)を用いており、それぞれ適宜間隔で配置させて、固定ネジ(4)を下面(31)のドライバー挿入口(311)から上面(32)のネジ貫通孔(321)を通して下部横芯材(11a)下面にねじ込む。このとき、固定ネジ(4)は、ドライバー挿入口(311)から挿入したドライバーによって垂直打ちされる。
続いて、図24に例示したように、台座(3)を固定した下部横芯材(11a)を床(2)に敷設されているランナー(6)上に据え付けて、ネジ固定する。ここではL形のランナー(6)を用いており、その突出部(64)に台座(3)が沿うように下部横芯材(11a)を据え付けた後、固定ネジ(5)を側面(33)のドライバー挿入口(331)から下面(31)のネジ貫通孔(312)を通してランナー(6)上面から床(1)へとねじ込む。このとき、固定ネジ(5)は、ドライバー挿入口(331)から挿入したドライバーによって斜め打ちされる。ランナー(6)は予め床(2)(床下地材など)にネジ固定されている。
そして、図25および図26に例示したように、固定された下部横芯材(11a)上に縦芯材(11c)および上部横芯材(11b)を組み上げ、板材(12)を貼り付けて間仕切壁(1)を組み立てる。後は、幅木等の板材(8)を、ランナー(6)および台座(3)とともに間仕切壁(1)下部を隠すようにして、取り付ければよい。
以上により、床(2)と天井面(9)との間におけるランナー(6)および台座(3)を介した間仕切壁(1)の立設が完了する。
<軟鉄スタッド・ランナー使用の間仕切壁>
図27〜図30は、各々、間仕切壁(1)が軽鉄ランナー(13)、縦軽鉄スタッド(14b)および上部横軽鉄スタッド(14a)を使用したものである場合の立設施工手順について説明するための図である。
まず、図27に例示したように、下部横芯材(11a)の下面に台座(3)をネジ固定する。ここでは二つの台座(3)を用いており、それぞれ適宜間隔で配置させて、固定ネジ(4)を下面(31)のドライバー挿入口(311)から上面(32)のネジ貫通孔(321)を通して下部横芯材(11a)下面にねじ込む。このとき、固定ネジ(4)は、ドライバー挿入口(311)から挿入したドライバーによって垂直打ちされる。
続いて、図28に例示したように、台座(3)を固定した下部横芯材(11a)を床(2)に敷設されているランナー(6)上に据え付けて、ネジ固定する。ここではL形のランナー(6)を用いており、その突出部(64)に台座(3)が沿うように下部横芯材(11a)を据え付けた後、固定ネジ(5)を側面(33)のドライバー挿入口(331)から下面(31)のネジ貫通孔(312)を通してランナー(6)上面から床(2)へとねじ込む。このとき、固定ネジ(5)は、ドライバー挿入口(331)から挿入したドライバーによって斜め打ちされる。ランナー(6)は予め床(2)(床下地材など)にネジ固定されている。
そして、図29および図30に例示したように、固定された下部横芯材(11a)上に軽鉄ランナー(13)を固定し、その軽鉄ランナー(13)上に縦軽鉄スタッド(14b)および上部横軽鉄スタッド(14a)を組み上げ、セッコウボード等の板材(12)を貼り付けて間仕切壁(1)を組み立てる。後は、幅木等の板材(8)を、ランナー(6)および台座(3)とともに間仕切壁(1)下部を隠すようにして、取り付ければよい。
以上により、床(2)と天井面(9)との間におけるランナー(6)および台座(3)を介した間仕切壁(1)の立設が完了する。
[第11の実施形態]
上述した図1〜図30では、台座(3)が間仕切壁(1)下にて適宜間隔で配設される短尺のものであるが、たとえば図31に例示したように長尺のものであってもよい。
この場合さらに説明すると、台座(3)は、断面略ロ字型の長尺筒体となっており、間仕切壁(1)との固定のためのドライバー挿入口(311)およびネジ貫通孔(321)が下面(31)および上面(32)に配設され、床(2)(ランナー(6))との固定のためのドライバー挿入口(331)およびネジ貫通孔(312)が側面(33)および下面(31)に配設されている。下面(31)のドライバー挿入口(311)およびネジ貫通孔(312)、上面(32)のネジ貫通孔(321)は、前記図10の場合と同様な数および位置となっているが、側面(33)のドライバー挿入口(331)は、側面(33)全長に渡って適宜間隔で多数配設されている。
また、この長尺台座(3)も、短尺台座(3)と同様に、一枚板からの折り曲げ成形により成るもので、上面(32)に間隙(322)が形成されている。ただし、この間隙(322)は、ジグザグ状というよりも、全体が中心線上に延びた幅広の直線溝状であって、ネジ貫通孔(321)が配置される部分が中心から偏倚した細溝状となっている。ネジ貫通孔(321)は、この細溝状部分の横に配置されて中心直線上に配設されている。太溝状部分は台座(3)内部を通る配線(7)を上方外部へ引き出すためのものである。
このような長尺の台座(3)を介して間仕切壁(1)を立設させる場合、施工手順は上記第11の実施形態で説明したものと同じであるが、たとえば図32に例示したように、並設される複数の間仕切壁(1)を跨って固定するようにもできる。
[第12の実施形態]
図33は、第1および第8の実施形態で説明したように、台座(3)の内部空間を配線スペースとして利用し、さらに側面(33)に設けられたドライバー挿入口(331)を通線口として利用する場合について説明するための図である。
この図33では一方の間仕切壁(1)に対して他方の間仕切壁(1)を直角に連接させてT字壁を構成しており、配線(7)を、一方の間仕切壁(1)下の台座(3)の端部開口から内部配線スペースへ通し、さらに内部配線スペースから横方向に曲げて側面(33)のドライバー挿入口(331)を通して他方の間仕切壁(1)下(図示していないが別の台座(3)の端部開口など)へ導いている。
このように、間仕切壁(1)下の台座(3)を通線金具としても利用することで、間仕切壁(1)下の空間を通線空間として有効利用でき、よって配線(7)の引き回しを容易に且つ外に露出することなく行うことができる。
この出願の発明の第1の実施形態を示した断面図である。 この出願の発明の第1の実施形態における台座を示した斜視図である。 この出願の発明の第1の実施形態における台座を示した展開図である。 この出願の発明の第2の実施形態における台座を示した斜視図である。 この出願の発明の第2の実施形態における台座を示した展開図である。 この出願の発明の第3の実施形態における台座を示した斜視図である。 この出願の発明の第3の実施形態を示した断面図である。 この出願の発明の第4の実施形態を示した断面図である。 この出願の発明の第5の実施形態を示した断面図である。 この出願の発明の第6の実施形態における台座を示した斜視図である。 この出願の発明の第6の実施形態における台座を示した展開図である。 この出願の発明の第6の実施形態における別の台座を示した斜視図である。 この出願の発明の第6の実施形態を示した断面図である。 この出願の発明の第7の実施形態におけるランナーを示した断面図である。 この出願の発明の第7の実施形態を示した断面図である。 この出願の発明の第7の実施形態を示したさらに別の断面図である。 この出願の発明の第8の実施形態におけるL型ランナーを用いた場合を示した断面図である。 台座の別の一例を示した斜視図である。 この出願の発明の第9の実施形態を示した断面図である。 この出願の発明の第10の実施形態における立設施工手順を説明するための斜視図である。 図20に続く立設施工手順を説明するための斜視図である。 図21に続く立設施工手順を説明するための斜視図である。 この出願の発明の第10の実施形態における別の立設施工手順を説明するための斜視図である。 図23に続く立設施工手順を説明するための斜視図である。 図24に続く立設施工手順を説明するための斜視図である。 図25に続く立設施工手順を説明するための斜視図である。 この出願の発明の第10の実施形態におけるさらに別の立設施工手順を説明するための斜視図である。 図27に続く立設施工手順を説明するための斜視図である。 図28に続く立設施工手順を説明するための斜視図である。 図29に続く立設施工手順を説明するための斜視図である。 この出願の発明の第11の実施形態を示した斜視図である。 この出願の発明の第11の実施形態を示した別の斜視図である。 この出願の発明の第12の実施形態を示した斜視図である。
符号の説明
1 間仕切壁
11 芯材
11a 下部横芯材
11b 上部横芯材
11c 縦芯材
111 嵌入溝
112 通線孔
12 板材
13 軽鉄ランナー
14 軽鉄スタッド
14a 上部横軽鉄スタッド
14b 縦軽鉄スタッド
2 床
21 床面
3 台座
31 下面
311 ドライバー挿入口
312 ネジ貫通孔
313 傾斜部
314 盛上り部
32 上面
321 ネジ貫通孔
322 間隙
323 突起
324 ガイド突起
33 側面
331 ドライバー挿入口
34 折返し片
35 パッキン
4 固定ネジ
5 固定ネジ
6 ランナー
61 中央突出部
62 左右突出部
63 傾斜突出部
64 突出部
7 配線
8 板材
9 天井面

Claims (27)

  1. 間仕切壁を台座を介して床に立設する間仕切壁の立設構造であって、
    台座は、断面略ロ字型であり、その下面および上面には間仕切壁との固定用のドライバー挿入口およびネジ貫通孔が設けられ、側面および下面には床との固定用のドライバー挿入口およびネジ貫通孔が設けられており、
    この台座を、下面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて上面のネジ貫通孔にて固定ネジを間仕切壁の下端面にねじ込むことで、間仕切壁にネジ固定させ、
    この固定後に間仕切壁を、台座とともに床に載置させ、
    この載置後に台座を、側面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて下面のネジ貫通孔にて固定ネジを床面にねじ込むことで、床にネジ固定させることを特徴とする間仕切壁の立設構造。
  2. 台座上面には間仕切壁との固定用の突起がさらに設けられており、台座を間仕切壁にネジ固定させる際に当該突起を間仕切壁の下端面に食い込ませることを特徴とする請求項1記載の間仕切壁の立設構造。
  3. 台座上面には間仕切壁との位置決め用のガイド突起がさらに設けられており、台座を間仕切壁にネジ固定させる際に当該ガイド突起に従って台座と間仕切壁下端面との位置決めが行われることを特徴とする請求項1記載の間仕切壁の立設構造。
  4. 台座下面に設けられた前記ネジ貫通孔は、台座下面にて台座側面方向を向くように形成された傾斜部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の間仕切壁の立設構造。
  5. 台座下面に設けられた前記傾斜部は、台座下面の略中央に位置する盛上り部に設けられていることを特徴とする請求項4記載の間仕切壁の立設構造。
  6. 床には上面の略中央位置に中央突出部を有するランナーが設けられており、台座を床にネジ固定させる際に、当該ランナーの中央突出部を台座下面の前記盛上り部の下側空間に嵌め、且つ盛上り部に設けた前記傾斜部にある前記ネジ貫通孔にて固定ネジをランナーにねじ込ませることを特徴とする請求項記載の間仕切壁の立設構造。
  7. 床に設けられた前記ランナーの両側には、台座をランナーにネジ固定させる際に台座の側面から離れる方向に傾斜した傾斜突出部が設けられていることを特徴とする請求項記載の間仕切壁の立設構造。
  8. 床には断面略L字型のランナーが設けられており、当該ランナーに台座をネジ固定させることを特徴とする請求項5記載の間仕切壁の立設構造。
  9. 台座の内部空間が配線スペースとして利用されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の間仕切壁の立設構造。
  10. 台座側面のドライバー挿入口が内部配線スペースと外部との通線口として利用されることを特徴とする請求項9記載の間仕切壁の立設構造。
  11. 台座が一枚板から折り曲げ成形されたものであって、成形時に台座上面における一枚板の端部同士が対向する部分に間隙が残っている場合において、当該間隙が内部配線スペースと外部との通線口として利用されることを特徴とする請求項9記載の間仕切壁の立設構造。
  12. 間仕切壁を床に立設する際の間仕切壁用台座であって、
    断面略ロ字型を有し、その下面および上面には間仕切壁との固定用のドライバー挿入口およびネジ貫通孔が設けられ、側面および下面には床との固定用のドライバー挿入口およびネジ貫通孔が設けられており、
    下面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて上面のネジ貫通孔にて固定ネジを間仕切壁の下端面にねじ込むことで、間仕切壁にネジ固定され、
    この固定後に間仕切壁とともに床に載置された後、側面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて下面のネジ貫通孔にて固定ネジを床面にねじ込むことで、床にネジ固定されることを特徴とする間仕切壁用台座。
  13. 台座上面には間仕切壁との固定用の突起がさらに設けられており、間仕切壁にネジ固定される際に当該突起を間仕切壁の下端面に食い込ませることを特徴とする請求項12記載の間仕切壁用台座。
  14. 台座上面には間仕切壁との位置決め用のガイド突起がさらに設けられており、間仕切壁にネジ固定される際に当該ガイド突起に従って間仕切壁下端面と位置決めされることを特徴とする請求項12記載の間仕切壁用台座。
  15. 台座下面に設けられた前記ネジ貫通孔は、台座下面にて台座側面方向を向くように形成された傾斜部に設けられていることを特徴とする請求項12記載の間仕切壁用台座。
  16. 台座下面に設けられた前記傾斜部は、台座下面の略中央に位置する盛上り部に設けられていることを特徴とする請求項15記載の間仕切壁用台座。
  17. 床に上面の略中央位置に中央突出部を有するランナーが設けられている場合において、床にネジ固定される際に、台座下面の前記盛上り部の下側空間にランナーの中央突出部が嵌めこまれ、且つ盛上り部に設けた前記傾斜部にある前記ネジ貫通孔にて固定ネジがランナーにねじ込まれるようになっていることを特徴とする請求項16記載の間仕切壁用台座。
  18. 内部空間が配線スペースとして利用可能となっていることを特徴とする請求項12ないし17のいずれかに記載の間仕切壁用台座。
  19. 台座側面のドライバー挿入口が内部配線スペースと外部との通線口として利用可能となっていることを特徴とする請求項18記載の間仕切壁用台座。
  20. 一枚板から折り曲げ成形されたものであって、成形時に台座上面における一枚板の端部同士が対向する部分に間隙が残っている場合において、当該間隙が内部配線スペースと外部との通線口として利用可能となっていることを特徴とする請求項18記載の間仕切壁用台座。
  21. 端部開口のエッジが面取りされていることを特徴とする請求項18記載の間仕切壁用台座。
  22. 端部開口に外方に折られた折返し片が設けられていることを特徴とする請求項18記載の間仕切壁用台座。
  23. 端部開口にパッキンが設けられていることを特徴とする請求項18記載の間仕切壁用台座。
  24. 請求項12ないし23のいずれかに記載の間仕切壁用台座を用いた間仕切壁施工方法であって、
    間仕切壁用台座を、下面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて上面のネジ貫通孔にて固定ネジを間仕切壁の下端面にねじ込むことで、間仕切壁にネジ固定させ、
    この固定後に間仕切壁を、間仕切壁用台座とともに床に載置させ、
    この載置後に間仕切壁用台座を、側面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて下面のネジ貫通孔にて固定ネジを床面にねじ込むことで、床にネジ固定させることを特徴とする間仕切壁施工方法。
  25. 請求項12ないし23のいずれかに記載の間仕切壁用台座を用いた間仕切壁施工方法であって、
    間仕切壁用台座を、下面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて上面のネジ貫通孔にて固定ネジを組立済みの間仕切壁の下部芯材にねじ込むことで、間仕切壁にネジ固定させ、
    この固定後に間仕切壁を、間仕切壁用台座とともに床に載置させ、
    この載置後に間仕切壁用台座を、側面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて下面のネジ貫通孔にて固定ネジを床面にねじ込むことで、床にネジ固定させることを特徴とする間仕切壁施工方法。
  26. 請求項12ないし23のいずれかに記載の間仕切壁用台座を用いた間仕切壁施工方法であって、
    間仕切壁用台座を、下面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて上面のネジ貫通孔にて固定ネジを間仕切壁を構成する下部芯材にねじ込むことで、下部芯材にネジ固定させ、
    この固定後に下部芯材を、間仕切壁用台座とともに床に載置させ、
    この載置後に間仕切壁用台座を、側面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて下面のネジ貫通孔にて固定ネジを床面にねじ込むことで、床にネジ固定させ、
    そして、下部芯材の上に他の芯材を組み上げ、板材を貼り付けて間仕切壁を組み立てることを特徴とする間仕切壁施工方法。
  27. 請求項12ないし23のいずれかに記載の間仕切壁用台座を用いた間仕切壁施工方法であって、
    間仕切壁用台座を、下面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて上面のネジ貫通孔にて固定ネジを間仕切壁を構成する下部芯材にねじ込むことで、下部芯材にネジ固定させ、
    この固定後に下部芯材を、間仕切壁用台座とともに床に載置させ、
    この載置後に間仕切壁用台座を、側面のドライバー挿入口からドライバーを挿入させて下面のネジ貫通孔にて固定ネジを床面にねじ込むことで、床にネジ固定させ、
    そして、下部芯材の上に軽鉄ランナーを固定し、軽鉄ランナーの上に軽鉄スタッドを組み上げ、板材を貼り付けて間仕切壁を組み立てることを特徴とする間仕切壁施工方法。
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