JP5327157B2 - ランナ - Google Patents
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Description
(1)間仕切り壁が設置される位置の床面、天井面に墨出しを行う。
(2)墨出しの位置に合わせて、床面および天井面にランナを取り付ける。
(3)スタッドをランナに嵌め込み、所定位置に取り付ける。これにより、下地材枠が形成される。
(4)石膏ボードを、下地材枠の所定位置にねじ止めする。
前記枠材は、当該枠材が敷設される敷設面に沿って設けられたベース片と、当該ベース片の基端側から立ち上がって設けられた立上り片とから断面L字状に形成され、
これら一対の枠材のベース片の先端が互いに向き合わされるとともに、所定の間隔をあけて配置され、
前記コネクタは、前記枠材の長さ方向に互いに間隔をあけて複数並べて配置されるとともに、一対の前記枠材にそれぞれに固定され、
前記コネクタには、前記敷設面に墨出しされて描かれるとともに、前記ベース片どうしの間の間隔から視認可能な墨と位置合わせするための位置決め手段が設けられていることを特徴とする。
また、コネクタには、枠材どうしの間の間隔から視認可能な墨に対する位置決めを可能とする位置決め手段が設けられている。
また、ベース片どうしの間隔から各種配線を引き込んで、間仕切り壁の壁体内に配置することができる。したがって、ランナに配線引込み用の穴あけ加工を現場で行う必要がなくなり、現場加工の作業性を向上することができる。
それに対して、ランナとともに、間仕切り壁の下地材枠を構成するスタッドは、ランナの敷設面とは反対側を向く内側の面に取り付けられるので、ランナにスタッドを取り付ける際に、コネクタの位置に関係なく、ランナを敷設面に取り付けることができる。したがって、間仕切り壁を構築する際に、ランナのコネクタと、スタッドとの干渉を考慮して設計や施工を行う必要がなく、設計上・施工上の制約が軽減される。
本発明の第1の実施形態に係るランナは、間仕切り壁の下地材枠の上枠および下枠を構成するものであって、上下のランナ間に縦枠になるスタッドを互いに間隔をあけて複数配置することによって、ランナとスタッドにより下地材枠が形成され、この下地材枠に例えば石膏ボード等のパネルを取り付けるとともに内装を施すことにより間仕切り壁が構築される。
枠材1は、枠材1(ランナ)が敷設される敷設面(床面または天井面)に沿って設けられたベース片2と、このベース片2の基端側から略直角に立ち上がって設けられた立上り片3とから断面L字状に形成されている。この実施の形態では、枠材1は、たとえばL形鋼からなっている。
ベース片2にコネクタ20が例えばネジ21により固定されるが、溶接、リベット等の周知の方法により固定されるものとしてもよい。
なお、この実施の形態では、枠材1およびコネクタ20の材質を鋼(普通鋼)としたが、枠材1およびコネクタ20の材質はこれに限られるものではなく、必要に応じて高強度鋼を用いてもよいし、ステンレス鋼を用いてもよいし、アルミ合金を用いてもよい。
このコネクタ26は、平板の左右側縁部を同じ方向に略直角に曲げた溝形に形成されている。
このコネクタ28は、矩形状に形成されるとともに、外周縁部の内側にプレス加工により、4隅が円弧状とされた概略矩形状に膨出部29を形成したものとなっている。なお、膨出部29は、片側に凸なっており、その反対側から見た場合には、凹みとなっている。
また、枠材(L型鋼)1とコネクタ(鋼板)20,24,26,28との接合、すなわちランナとしての組み立ては、施工現場で行ってもよいが、形状の精度や接合の信頼性の観点では、工場等で予め接合してランナに組み立ててから現場に搬入する方が好ましい。
コネクタ20,24,26,28の幅や本数、枠材1の長手方向接続位置(間隔)は、必要とされるランナの剛性・強度を確保しつつ、スタッド嵌めこみ位置や配線引き込み位置とを考慮して決定すればよい。そのため、従来の一枚物の鋼板から成形されていたランナと比較して、鋼材使用量(重量)が一般に少なくなり、加工費用を考慮しても全体としてコスト削減につながることもある。
まず、間仕切り壁が設置される位置の床面および天井面に墨出しを行う。この墨出しは、ランナのコネクタ24の位置決め手段を用いて容易に位置合わせができる程度のものでよく、具体的には側墨を必要とせず、芯墨が描かれていればよい。
次に、芯墨にコネクタ24の切欠き22を合わせてランナの位置決めを行う。
例えば、図9および図10に示すように、ランナの枠材1に予め形成されたねじ孔を通して、ねじ31を敷設面としての床面または天井面にねじ込むことにより、ランナを固定する。この場合に、たとえば、ねじ31の位置を、ランナの両端部においては、左右の枠材1でランナの長さ方向に沿って同じ位置とし、端部以外の部分では、コネクタ24どうしの間隔の略中央で、一対の枠材1のどちらか一方をねじ31で固定するとともに、ねじ31が一対の枠材1に対して交互に配置(千鳥で配置)されるようにする。
天井面および床面にそれぞれランナを取り付けた後に、上下のランナにスタッドを取り付ける。なお、スタッドを斜めにして、上端部を上のランナの立上り片3の間に挿入し、下端部を下のランナの立上り片3の間に挿入した後にスタッドを垂直に立て、スタッドの上下端部をそれぞれランナに取り付ける。
この下地材枠内で予め決められた配線の設置を行う。この際に、配線が天井および/または床を通じて延長される場合には、ランナの枠材1どうしの間の隙間で、かつコネクタ24どうしの間の隙間になる部分を介して天井および/または床から配線を下地材枠内に引き込んだり、下地材枠内の配線を上述の隙間を通して天井または/床に引出したりする。
次に、下地材枠に石膏ボードを所定位置でねじ止めする。なお、この後に床面、天井面、間仕切り壁を含む壁の壁面に内装仕上げを行う。
上述の第1の実施形態では、コネクタ20は、ベース片2のランナの敷設される敷設面に対して、反対側の面である内側の面に固定されているが、図11および図12に示すように、第2の実施形態のランナにおいては、枠材1aのベース片2aは、その先端部2bを敷設面から離れるように曲げ加工し、ベース片2aの敷設面から離れた先端部と敷設面との間に、コネクタ28を配置可能としている。
この、ベース片2の敷設面から離れた先端部2bの敷設面側である外側からベース片2の先端部にコネクタ28を固定している。
ベース片2の先端部2bは、基端部よりの部分が敷設面から離れるように斜めとされ、先端側が水平とされ、この水平とされた部分にコネクタ28の端部が固定されている。
これにより、スタッドの両端部をランナの内側に挿入した後に、スタッドを移動してスタッドの位置を決めることが可能となり、スタッドの設置が容易になる。
1a 枠材
2 ベース片
2a ベース片
2b ベース片の先端部
3 立上り片
20 コネクタ
22 切欠き(位置決め手段)
24 コネクタ
26 コネクタ
28 コネクタ
Claims (4)
- 一対の枠材と、これら枠材を互いに接続するコネクタとを備え、
前記枠材は、当該枠材が敷設される敷設面に沿って設けられたベース片と、当該ベース片の基端側から立ち上がって設けられた立上り片とから断面L字状に形成され、
これら一対の枠材のベース片の先端が互いに向き合わされるとともに、所定の間隔をあけて配置され、
前記コネクタは、前記枠材の長さ方向に互いに間隔をあけて複数並べて配置されるとともに、一対の前記枠材にそれぞれに固定され、
前記コネクタには、前記敷設面に墨出しされて描かれるとともに、前記ベース片どうしの間の間隔から視認可能な墨と位置合わせするための位置決め手段が設けられていることを特徴とするランナ。 - 前記位置決め手段が墨出しされた墨に対応して前記コネクタに形成された切欠きであることを特徴とする請求項1に記載のランナ。
- 前記枠材をL形鋼とし、前記コネクタを鋼板または鋼板が成形加工された部材としていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のランナ。
- 前記ベース片の先端部が前記敷設面から離れるように形成され、ベース板の先端部の前記敷設面と対向する外側の面に前記コネクタが固定されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のランナ。
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JP2010166970A JP5327157B2 (ja) | 2010-07-26 | 2010-07-26 | ランナ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010166970A JP5327157B2 (ja) | 2010-07-26 | 2010-07-26 | ランナ |
Publications (2)
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JP2012026193A JP2012026193A (ja) | 2012-02-09 |
JP5327157B2 true JP5327157B2 (ja) | 2013-10-30 |
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Family Applications (1)
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JP2010166970A Active JP5327157B2 (ja) | 2010-07-26 | 2010-07-26 | ランナ |
Country Status (1)
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