JP2012026193A - ランナ - Google Patents

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Abstract

【課題】墨出しの簡略化を図ることができ、かつ、間仕切り壁の壁体内配線工事を容易に行うことができるランナを提供する。
【解決手段】このランナは、一対の枠材1と、これら枠材を互いに接続するコネクタ20とを備えている。枠材1は、枠材1が敷設される敷設面に沿って設けられたベース片2と、このベース片2の基端側から立ち上がって設けられた立上り片3とから断面L字状に形成されている。これら一対の枠材1のベース片2の先端が互いに向き合わされるとともに、所定の間隔をあけて配置されている。コネクタ20は、枠材1の長さ方向に互いに間隔をあけて複数並べて配置されるとともに、一対の前記枠材にそれぞれに固定されている。コネクタ20には、敷設面に墨出しされて描かれるとともに、ベース片2どうしの間の間隔から視認可能な墨と位置合わせするための切欠き22が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、天井面および床面に固定され、建築物の壁(間仕切り壁等)の下地材の枠の一部を構成するランナに関する。
一般に、建築物の間仕切壁の下地材の構造は、JIS A 6517「建築用鋼製下地材(壁・天井)」に規定されている。同規格に示されるように、間仕切壁の施工に際しては、上下に設置されるランナにスタッドを嵌め合わせて下地材枠を構成する。その後、石膏ボード等を下地材枠に対して釘やネジなどで留めつけて間仕切壁を構成する。
間仕切壁の設置手順の一例は、以下のとおりである。
(1)間仕切り壁が設置される位置の床面、天井面に墨出しを行う。
(2)墨出しの位置に合わせて、床面および天井面にランナを取り付ける。
(3)スタッドをランナに嵌め込み、所定位置に取り付ける。これにより、下地材枠が形成される。
(4)石膏ボードを、下地材枠の所定位置にねじ止めする。
前述の墨出しにおいては、まず、ランナの長手方向中心線を表示する芯墨が描かれる。通常、芯墨だけでは、位置合わせが難しい、すなわち、芯墨が例えばランナの中心軸と重なるので、ランナを芯墨上に配置すると、芯墨が見えなくなってしまい、芯墨にランナを位置合わせできない。そこで、芯墨を基準としてランナの側面位置を表示する側墨が描かれる。これにより、ランナの側面(側縁)を側墨に合わせて位置合わせが可能になる。このように芯墨を描いてからそれに合わせて、側墨を描く必要があることから、墨出し作業は比較的煩雑であり、特に間取りが複雑になってくると墨出しの精度も狂いやすくなり、位置合わせ作業の手間も増大する。
このような問題に対して、墨出しを簡素化する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、ランナの中心軸上に予め覗き穴および/またはラインを設けておき、これらを利用して芯墨とランナの中心線とを一致させるランナの敷設方法が開示されている。これにより、側墨を描かなくても、ランナの位置合わせが可能になり、墨出し作業が軽減される。
特開2007−321485号公報
ところで、間仕切壁を有する構造物では、この間仕切壁の壁体内部の空間を利用して電気配線(電源コンセント、照明スイッチ、電話端子、アンテナ端子、インターネット用端子等に対する配線が含まれる)がなされる。通常の間仕切壁においては、床および/または天井から配線を壁体内に引き込む(またはその逆に引き出す)際に、ランナに孔あけ加工が必要になる。この孔あけ加工は、通常、施工現場で行われるもので、工事担当者にとっては負担である。
なお、特許文献1の技術では、芯墨を確認する機能としてランナの幅中央部に菱形や長方形の芯墨を確認するための覗き穴を設けているが、上記配線工事の煩雑な施工は何ら改善されない。すなわち、この覗き穴は、芯墨に対する位置合わせのためのものであり、電気配線の引込みに利用するには小さすぎる。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、墨出しの簡略化を図ることができ、かつ、間仕切り壁の壁体内配線工事を容易に行うことができるランナを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のランナは、一対の枠材と、これら枠材を互いに接続するコネクタとを備え、
前記枠材は、当該枠材が敷設される敷設面に沿って設けられたベース片と、当該ベース片の基端側から立ち上がって設けられた立上り片とから断面L字状に形成され、
これら一対の枠材のベース片の先端が互いに向き合わされるとともに、所定の間隔をあけて配置され、
前記コネクタは、前記枠材の長さ方向に互いに間隔をあけて複数並べて配置されるとともに、一対の前記枠材にそれぞれに固定され、
前記コネクタには、前記敷設面に墨出しされて描かれるとともに、前記ベース片どうしの間の間隔から視認可能な墨と位置合わせするための位置決め手段が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明においては、ランナが例えば溝形鋼からなるのではなく、断面L字状の一対の枠材を互いに間隔をあけるとともにコネクタで接続することにより設けられている。これにより、これら枠材どうしの間およびコネクタの間に、墨出しされた墨を視認可能で、かつ、電気配線を引込み可能な間隔が形成されることになる。
また、コネクタには、枠材どうしの間の間隔から視認可能な墨に対する位置決めを可能とする位置決め手段が設けられている。
これにより、墨出しされた墨としての芯墨を用いて容易に位置合わせを行うことができるので、側墨を描く必要がなく、墨出し作業の簡略化を図ることができる。なお、位置決め手段は、墨出しされた墨(芯墨)と、位置を合わせることが可能なマークであればよく、ケガキや印刷により形成されたマークや、構造的に形成された突起や切欠きや孔等であってもよい。
また、ベース片どうしの間隔から各種配線を引き込んで、間仕切り壁の壁体内に配置することができる。したがって、ランナに配線引込み用の穴あけ加工を現場で行う必要がなくなり、現場加工の作業性を向上することができる。
請求項2に記載のランナは、請求項1に記載の発明において、前記位置決め手段が墨出しされた墨に対応して前記コネクタに形成された切欠きであることを特徴とする。
請求項2に記載の発明においては、例えば、墨出しされた芯墨がランナの幅方向の中央部にある場合に、それに対応して形成されたコネクタの切欠きの位置と、芯墨の位置とが上下に重なるようにすることによって、芯墨とランナとを容易に位置合わせすることができる。位置決め手段としては、上述のようにさまざまなマーキングが使用可能であるが、切欠きは形成が容易で、かつ、墨との位置合わせも容易であり、位置決め手段としては切欠きが優れている。
請求項3に記載のランナは、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記枠材をL形鋼とし、前記コネクタを鋼板または鋼板が成形加工された部材としていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明においては、L形鋼および鋼板が、比較的容易かつ安価に入手可能であることから、部材の入手の手間とコストの低減を図ることができる。また、コネクタとしての鋼板の強度が不足する場合に、単に厚い鋼板に代えるだけではなく、曲げ加工や凹凸加工を施すことによって、強度の増強を図ることができる。
請求項4に記載のランナは、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記ベース片の先端部が前記敷設面から離れるように形成され、ベース板の先端部の前記敷設面と対向する外側の面に前記コネクタが固定されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明においては、前記ベース片の先端部と敷設面との間の隙間にコネクタが配置されることになる。すなわち、コネクタは、ベース片の敷設面側になる外側に配置される。
それに対して、ランナとともに、間仕切り壁の下地材枠を構成するスタッドは、ランナの敷設面とは反対側を向く内側の面に取り付けられるので、ランナにスタッドを取り付ける際に、コネクタの位置に関係なく、ランナを敷設面に取り付けることができる。したがって、間仕切り壁を構築する際に、ランナのコネクタと、スタッドとの干渉を考慮して設計や施工を行う必要がなく、設計上・施工上の制約が軽減される。
本発明によれば、墨出し作業の簡略化を図ることができるとともに、間仕切り壁等の壁内部の配線を容易に行うことができて、壁の構築を容易に行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係るランナを示す要部斜視図である。 前記ランナを示す図であって、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は側面図である。 変形例としてのコネクタを用いたランナを示す図であって、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は側面図である。 変形例としてのコネクタを示す要部斜視図である。 別の変形例であるコネクタを用いたランナを示す図であって、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は側面図である。 別の変形例としてのコネクタを示す要部斜視図である。 さらに別の変形例であるコネクタを用いたランナを示す図であって、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は側面図である。 さらに、別の変形例としてのコネクタを示す斜視図である。 ランナの取り付け方法を説明するための平面図である。 ランナの取り付け方法を説明するための断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るランナを示す図であって、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は側面図である。 第2実施形態のランナのコネクタを示す図であって、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
本発明の第1の実施形態に係るランナは、間仕切り壁の下地材枠の上枠および下枠を構成するものであって、上下のランナ間に縦枠になるスタッドを互いに間隔をあけて複数配置することによって、ランナとスタッドにより下地材枠が形成され、この下地材枠に例えば石膏ボード等のパネルを取り付けるとともに内装を施すことにより間仕切り壁が構築される。
図1および図2に示すように、ランナは、一対の枠材1と、これら枠材1を互いに接続するコネクタ20とを備えている。
枠材1は、枠材1(ランナ)が敷設される敷設面(床面または天井面)に沿って設けられたベース片2と、このベース片2の基端側から略直角に立ち上がって設けられた立上り片3とから断面L字状に形成されている。この実施の形態では、枠材1は、たとえばL形鋼からなっている。
一対の枠材1は、ベース片2の先端側を互いに向き合うように、対称に配置されるとともに、ベース片2の先端どうしの間には、各種配線を引込み、引出し可能な幅以上の所定の間隔があけられている。一対の枠材1のベース片2の先端部どうしが向き合って配置されるので、ベース片2の基端側の立上り片3は、互いに離れて配置され、一対の立上り片3の間に一対のベース片2が配置された状態になる。
このコネクタ20は、枠材1の長さ方向に互いに間隔をあけて複数並べて配置され、一対の枠材1のベース片2のそれぞれに左右端部が固定されている。
ベース片2にコネクタ20が例えばネジ21により固定されるが、溶接、リベット等の周知の方法により固定されるものとしてもよい。
このコネクタ20には、敷設面に墨出しされて描かれるとともに、ベース片2どうしの間の間隔から視認可能な芯墨と位置合わせするための位置決め手段が設けられている。位置決め手段は、例えば、三角形状(くさび状)の切欠き22である。切欠き22は、コネクタ20の前後の側縁部の左右の中央部に形成されている。なお、ここでは、枠材1の長さ方向に沿った方向を前後方向とし、一対の枠材1が対向する方向(前記長さ方向に直交する水平方向)を左右方向としている。
この切欠き22の頂点と、墨出しされた芯墨との位置を合わせることによって、ランナを芯墨に沿って正確に位置決めして配置することが可能になる。
なお、この実施の形態では、枠材1およびコネクタ20の材質を鋼(普通鋼)としたが、枠材1およびコネクタ20の材質はこれに限られるものではなく、必要に応じて高強度鋼を用いてもよいし、ステンレス鋼を用いてもよいし、アルミ合金を用いてもよい。
また、位置決め手段は、切欠き22に限られるものではなく、印刷やケガキやその他の手段で、コネクタ20上に描かれたマーク(三角形、直線等)であってもよい。また、コネクタ20の側縁部から突出する突起であってもよい。なお、成形後のコネクタ20の所定位置に容易にマークを形成する上では、切欠き22が最も適している。
また、コネクタ20として、この実施形態では、薄鋼板を平板状のまま用いているが、鋼板の厚みによっては、コネクタ20としての強度および剛性が不足する虞があり、ランナの工場内での取り扱いや施工現場の運搬時等のコネクタ20の使用環境によって、コネクタの変形が懸念される。このため、コネクタ20の強度および剛性を高めることが好ましい。
そこで、図3および図4に示すように、上述のコネクタ20の変形例としてのコネクタ24を備えたランナ用いてもよい。なお、枠材1は上述のランナの場合と同様であり、コネクタ24だけが異なるものとなっている。
このコネクタ24は、帯状の鋼板をその中心軸で山折して一直線状とし、左右側縁部を外側に開くようにそれぞれ90度折り曲げた山形形状を有するものとなっている。このコネクタ24の断面形状は、逆T字状となっている。
また、図5は、上述のコネクタ20の別の変形例としてのコネクタ26を用いたランナの例を示すものであり、図6は、この別の変形例としてのコネクタ26を示すものである。
このコネクタ26は、平板の左右側縁部を同じ方向に略直角に曲げた溝形に形成されている。
また、図7は、上述のコネクタ20のさらに別の変形例としてのコネクタ28を用いたランナの例を示すものであり、図8は、さらに別の変形例としてのコネクタ28を示すものである。
このコネクタ28は、矩形状に形成されるとともに、外周縁部の内側にプレス加工により、4隅が円弧状とされた概略矩形状に膨出部29を形成したものとなっている。なお、膨出部29は、片側に凸なっており、その反対側から見た場合には、凹みとなっている。
コネクタ24、26、28は、コネクタ20と断面形状が異なるが、上述の実施の形態と同様に、一対の枠材1どうしを所定の間隔をあけて接続するものとなっている。このコネクタ24,26,28によれば、平板状のコネクタ20に対して強度および剛性の向上を見込むことができる。また、コネクタ24,26は、例えば成形加工としてのロールフォーミングにより平板状の薄鋼板から加工することができる。また、コネクタ28は、平板状の薄鋼板に上述のように成形加工としてのプレス加工を施すことによって得ることができる。
なお、図3から図8において、コネクタ24,26,28の位置決め手段の図示を省略しているが、コネクタ20と同様に切欠き22を設けてもよいし、ケガキ、印刷、その他によりマークを設けるようにしてもよい。
また、枠材(L型鋼)1とコネクタ(鋼板)20,24,26,28との接合、すなわちランナとしての組み立ては、施工現場で行ってもよいが、形状の精度や接合の信頼性の観点では、工場等で予め接合してランナに組み立ててから現場に搬入する方が好ましい。
コネクタ20,24,26,28の幅や本数、枠材1の長手方向接続位置(間隔)は、必要とされるランナの剛性・強度を確保しつつ、スタッド嵌めこみ位置や配線引き込み位置とを考慮して決定すればよい。そのため、従来の一枚物の鋼板から成形されていたランナと比較して、鋼材使用量(重量)が一般に少なくなり、加工費用を考慮しても全体としてコスト削減につながることもある。
次に、このようなランナを備える間仕切り壁の施工方法を説明する。なお、ここでは、コネクタとして山形のコネクタ24を備えるランナを用いている。
まず、間仕切り壁が設置される位置の床面および天井面に墨出しを行う。この墨出しは、ランナのコネクタ24の位置決め手段を用いて容易に位置合わせができる程度のものでよく、具体的には側墨を必要とせず、芯墨が描かれていればよい。
次に、芯墨にコネクタ24の切欠き22を合わせてランナの位置決めを行う。
次に、位置決めされたランナの枠材1またはコネクタ24を、ねじ31により上述のように位置決めされた床面または天井面に取り付ける。
例えば、図9および図10に示すように、ランナの枠材1に予め形成されたねじ孔を通して、ねじ31を敷設面としての床面または天井面にねじ込むことにより、ランナを固定する。この場合に、たとえば、ねじ31の位置を、ランナの両端部においては、左右の枠材1でランナの長さ方向に沿って同じ位置とし、端部以外の部分では、コネクタ24どうしの間隔の略中央で、一対の枠材1のどちらか一方をねじ31で固定するとともに、ねじ31が一対の枠材1に対して交互に配置(千鳥で配置)されるようにする。
なお、千鳥配置とせずに、一対の枠材1において、それぞれ枠材1の長さ方向に沿って略同じ位置をねじ31で固定するようにしてもよい。
天井面および床面にそれぞれランナを取り付けた後に、上下のランナにスタッドを取り付ける。なお、スタッドを斜めにして、上端部を上のランナの立上り片3の間に挿入し、下端部を下のランナの立上り片3の間に挿入した後にスタッドを垂直に立て、スタッドの上下端部をそれぞれランナに取り付ける。
これらランナとスタッドとにより間仕切り壁の下地材枠が形成される。
この下地材枠内で予め決められた配線の設置を行う。この際に、配線が天井および/または床を通じて延長される場合には、ランナの枠材1どうしの間の隙間で、かつコネクタ24どうしの間の隙間になる部分を介して天井および/または床から配線を下地材枠内に引き込んだり、下地材枠内の配線を上述の隙間を通して天井または/床に引出したりする。
上述のようにランナに穴あけ加工を施さなくても、枠材1どうしの間で、かつコネクタ24どうしの間の隙間から自由に配線の引込みおよび引出しを行うことができ、間仕切り壁内の配線の引込みおよび引出し作業を容易に行うことができる。
次に、下地材枠に石膏ボードを所定位置でねじ止めする。なお、この後に床面、天井面、間仕切り壁を含む壁の壁面に内装仕上げを行う。
このランナにあっては、枠材1どうしの間の間隔から墨出しによる芯墨を視認することができ、例えば、コネクタ20の位置決め手段としての切欠き22の頂点と、芯墨とが上下に重なるように配置することによって、コネクタ20を芯墨に対応して敷設することが可能になる。したがって、墨出しにおいて、芯墨を描いてから、それに基づいて側墨を描く必要がない。すなわち、位置決め手段としての切欠き22により位置決めが可能な状態に墨出しが行われればよく、床面や、天井面に芯墨だけが描かれていればよい。
なお、ランナでは、コネクタ20,24,26,28の部分を除いて、ランナの中央に比較的大きな隙間があいた状態なので、ランナの設置作業に際して、芯墨がよく見えた状態となっており、このよく見えた状態の芯隅にコネクタ20の切欠き22を合わせればよいので、例えば、ランナの長さ方向に間隔をあけて複数の覗き孔を設けた場合より、作業し易い状態となっている。
また、天井や床側から、枠材1どうしの間の隙間を通して各種配線を間仕切り壁の壁体内部に引き込んだり、壁体内部から枠材1どうしの間の隙間を通して各種配線を天井や床側に引出したりすることができるので、現場でランナに配線用の開口部を形成する作業を行う必要がなく、配線作業を容易にすることができる。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
上述の第1の実施形態では、コネクタ20は、ベース片2のランナの敷設される敷設面に対して、反対側の面である内側の面に固定されているが、図11および図12に示すように、第2の実施形態のランナにおいては、枠材1aのベース片2aは、その先端部2bを敷設面から離れるように曲げ加工し、ベース片2aの敷設面から離れた先端部と敷設面との間に、コネクタ28を配置可能としている。
この、ベース片2の敷設面から離れた先端部2bの敷設面側である外側からベース片2の先端部にコネクタ28を固定している。
ベース片2の先端部2bは、基端部よりの部分が敷設面から離れるように斜めとされ、先端側が水平とされ、この水平とされた部分にコネクタ28の端部が固定されている。
なお、この場合に、コネクタ28は、上下方向のサイズが小さいことが好ましい。よって、コネクタとして山形や溝形のコネクタ24,26ではなく、平板状のコネクタ20か、それに対して少しだけ膨出した形状のプレス加工されたコネクタ28を用いることが好ましい。なお、図7に示すコネクタ28に対して、図11に示す第2実施形態では、表裏面が逆になっている。
このランナにあっては、コネクタ28が、敷設面側に配置されているため、コネクタ28がランナの内側で突出した状態とならない。したがって、ランナの立上り片3どうしの間にスタッドの端部を挿入して設置する際に、スタッドを立てた状態でランナに沿ってスライド移動してもコネクタ28が邪魔にならない。
これにより、スタッドの両端部をランナの内側に挿入した後に、スタッドを移動してスタッドの位置を決めることが可能となり、スタッドの設置が容易になる。
1 枠材
1a 枠材
2 ベース片
2a ベース片
2b ベース片の先端部
3 立上り片
20 コネクタ
22 切欠き(位置決め手段)
24 コネクタ
26 コネクタ
28 コネクタ

Claims (4)

  1. 一対の枠材と、これら枠材を互いに接続するコネクタとを備え、
    前記枠材は、当該枠材が敷設される敷設面に沿って設けられたベース片と、当該ベース片の基端側から立ち上がって設けられた立上り片とから断面L字状に形成され、
    これら一対の枠材のベース片の先端が互いに向き合わされるとともに、所定の間隔をあけて配置され、
    前記コネクタは、前記枠材の長さ方向に互いに間隔をあけて複数並べて配置されるとともに、一対の前記枠材にそれぞれに固定され、
    前記コネクタには、前記敷設面に墨出しされて描かれるとともに、前記ベース片どうしの間の間隔から視認可能な墨と位置合わせするための位置決め手段が設けられていることを特徴とするランナ。
  2. 前記位置決め手段が墨出しされた墨に対応して前記コネクタに形成された切欠きであることを特徴とする請求項1に記載のランナ。
  3. 前記枠材をL形鋼とし、前記コネクタを鋼板または鋼板が成形加工された部材としていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のランナ。
  4. 前記ベース片の先端部が前記敷設面から離れるように形成され、ベース板の先端部の前記敷設面と対向する外側の面に前記コネクタが固定されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のランナ。
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