JP5889226B2 - 筐体装置 - Google Patents

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この発明は、例えば電子機器や電気機器などが搭載されたユニットなどを内部に搭載する制御盤、配電盤等に好ましく用いることができる筐体装置に関するものである。
従来の筐体装置として、電子機器ユニットを内部に搭載する電子機器筐体であって、互いに結合されて筐体を形成する第1、第2の金属パネルと、パネル本体と平行な折曲部が隣り合って形成されるよう上記第1の金属パネルの隣接する端部を各々内側に折り曲げて形成された第1の金属パネルの補強構造、及び、上記第2の金属パネルの端部を折り曲げて形成された第2の金属パネルの補強構造、を有する金属パネルの補強構造と、上記筐体の角隅部で、上記第1の金属パネルの折曲部に形成されたスリットに挿入され、その一方の側が上記第1の金属パネルの隣り合って形成された折曲部の両方に結合されると共に他方の側が上記第2の金属パネルの補強構造に結合されるよう、上記パネル間に設けられ、上記パネルを互いに強固に結合させ、上記筐体の角隅部の剛性を高める少なくとも1つの結合金具と、締結具を併用する接着剤を有し、上記パネル間および上記パネルと上記結合金具との間を互いに接合する接合手段とを備えた電子機器筐体がある(例えば特許文献1参照)。
特許第3480119号公報(第3〜4頁、図5〜8)
上記のような従来の筐体装置は、締結具と接着剤を併用してパネル間およびパネルと結合金具を接合しなければならず、接着剤の塗布量による接合強度のバラツキ、作業時における接着剤の管理が必要であった。また底板、側板および結合金具の3つを締結具と接着剤で結合するため、作業に時間を要する問題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、接着作業を不要としてリベット等の締結具のみで組み立てることができ、接合強度のバラツキが少なく充分な剛性を持つ筐体装置を提供することを目的としている。
この発明に係る筐体装置は、板金加工によって辺部に補強部が形成された複数のパネルを前記補強部で互いに接合して筐体を形成し内部に電子機器または電気機器を収容する筐体装置であって、互いの辺部で接合され主面が互いに直交する第1のパネル及び第2のパネルと、L字状板面部を有するように形成され該L字状板面部の角部が前記第1のパネル及び第2のパネルの接合辺部の角隅部に配設され、該L字状板面部の一辺が前記角隅部から前記第1のパネルにおける前記接合辺部に直交する方向に伸びる補強部に当接され、該L字状板面部の他辺が前記角隅部から前記第2のパネルにおける前記接合辺部に直交する方向に伸びる補強部に当接された結合部材を備え、前記結合部材は前記一辺及び前記他辺における長手方向の先端部側において互いに離間して設けられた少なくとも3箇所の締結孔で対応する前記補強部に対してそれぞれ締結されているものであって、前記結合部材は、前記一辺及び前記他辺の内の一方が他方よりも幅広に形成されているとともに、幅広に形成されている前記一辺及び前記他辺の内の一方には少なくとも3箇所の前記締結孔が幅方向に間隔をあけて設けられていることを特徴とするものである。
この発明によれば、L字状板面部を有する結合部材の一辺を角隅部から第1のパネルにおける接合辺部に直交する方向に伸びる補強部に当接し、該L字状板面部の他辺を前記角隅部から前記第2のパネルにおける前記接合辺部に直交する方向に伸びる補強部に当接させ、前記結合部材は前記一辺及び前記他辺における長手方向の先端部側において互いに離間して設けられた少なくとも3箇所の締結孔で対応する前記補強部に対してそれぞれ締結するようにしたことにより、パネル相互の接合部分の強度が高められた筐体装置を得ることができる。また、接着剤が不要なので、接着材の管理や接着作業の時間が短縮されしかも接合強度のバラツキの少ない筐体装置を提供することができる。しかも、結合部材の一辺を幅広に形成し、締結孔を幅方向に複数設けるようにしたことにより、強度の確保あるいは増強を容易に達成することができる。

本発明の実施の形態1による筐体装置の全体構成を示す斜視図である。 図1に示された角隅部を拡大して示す分解斜視図である。 図2の角隅部を背面側から見た分解斜視図である。 図2の角隅部の組立状態を示す斜視図である。 図4の角隅部を背面側から見た斜視図である。 図4及び図5の接合部分を示す要部断面図である。 本発明の実施の形態2による筐体装置の角隅部を背面側から見た分解斜視図である。 本発明の実施の形態3による筐体装置の角隅部を示す斜視図である。 図8の角隅部を背面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態4による筐体装置の角隅部を背面側から見た分解斜視図である。 図10の角隅部の組立状態を背面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態5による筐体装置の角隅部を示す斜視図である。 図12の角隅部を背面側から見た斜視図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による筐体装置の全体構成を示す斜視図、図2は図1に示された角隅部を拡大して示す分解斜視図、図3は図2の角隅部を背面側から見た分解斜視図、図4は図2の角隅部の組立状態を示す斜視図、図5は図4の角隅部を背面側から見た斜視図、図6は図4及び図5の接合部分を示す要部断面図である。なお、図1に示す筐体装置は本発明の筐体を制御盤に用いた例であって、外観上の全体構成は従来のものと同様であり、筐体装置100は、アングル材等により形成された台座101上に支持された矩形の第1のパネル(底板部材)1と、第1のパネル1の左右側端部から上方に互いに平行に延びた2枚の第2のパネル(側壁部材)2と、第1のパネル1および第2のパネル2に接続された後扉3と、前面の開口部分を開閉可能に閉じる前扉4と、天井部材5を備えている。なお、何れの部材も鋼板等、金属材からなっている。
筐体内部には第2のパネル2の内側に一般にプレチャンと呼ばれる断面が略C字形の固定金具102がリベット等により水平方向に取り付けられており、固定金具102には垂直方向のユニット取付金具103が図示していない取付ネジにより取り付けられている。底板部材として用いられる第1のパネル1は、板金加工によって周囲4辺または所要の辺部に補強部11が折曲形成されたもの、側壁部材として用いられる第2のパネル2は同様に折曲形成された補強部21を有するものである。第1のパネル1と第2のパネル2は互いに補強部11、21で後述するL字状の結合部材6(図2に図示)とリベット等の締結具7(図6に図示)を用いて所定部で互いに接合されて筐体を形成し、内部に電子機器または電気機器を収容するように構成されている。
補強部11、21は、図2、図3に示すようにこの例では第1のパネル1と第2のパネル2を相互に直角に固定する、前後方向に伸びる接合辺部Fを形成する補強部11A、21Aと、前扉4または後扉3が取り付けられ、結合部材6を内包する如く内側に取り付けて相互に強固に固定されて開口部を形成する補強部11B、21Bがある。補強部11B、21A、21Bは結合部材6を挿通させるための切欠き部を除く断面の大部分が略コ字形状で、補強部11Aは同じく結合部材6を挿通させるための切欠き部を除く断面の大部分が鍵状ないしはクランク状に形成されているが、形状や構造などは特に図示のものに限定されるものではない。L字状の結合部材6は所定幅WのL字状板面部6aを有するように形成され、角部6cから水平方向に伸びるL字の一辺61には第1のパネル1の上面に当接される折曲部61aが形成され、角部6cから鉛直上方向に伸びるL字の他辺62には第2のパネル2の側面内側に当接される折曲部62aが形成され、折曲部61a、62aにおける断面形状は略L字状である。
本発明の典型的な特徴部分の一つは、前記結合部材6のL字状板面部6aの角部6cが第1のパネル1及び第2のパネル2相互の接合辺部Fとなる補強部11A、21Aの角隅部Cに配設され、L字状板面部6aの一辺61が角隅部Cから第1のパネル1における接合辺部Fに直交する方向に伸びる補強部11Bの背面部に当接され、L字状板面部6aの他辺62が角隅部Cから第2のパネル2における接合辺部Fに直交する方向に伸びる補強部21Bの背面部に沿って当接され、角隅部Cないしは角部6cから離れるように一辺61及び他辺62の先端部に多点配置された何れもリベット孔からなる締結孔A1と締結孔B1、及び締結孔A2と締結孔B2をそれぞれリベットなどの締結具7によって固定した点にある。
本発明の典型的な特徴部分の他の一つは、所定幅WのL字状板面部6aを有する結合部材6は、L字状板面部6aの角部6cの外端部から複数箇所の締結孔のうち角部6cに最も近い締結孔D(図3に図示)の中心までの長さLが、一辺61、他辺62共に、所定幅Wに対して5倍以上、更に好ましくは7倍以上として成る点である。なお、所定幅Wは特に限定されるものではないが、一般的な電子機器の筐体における具体例としては、例えばW=25mm〜40mm程度のものを用いることができる。また、一辺61の幅をW1とし、他辺62の幅をW2としたとき、通常、W1=W2で良いが、互いに異なっていても差し支えない。また、結合部材6の例えば一辺61の長さは、第1のパネル1の右側に設置される反対側の結合部材6(図示省略)と干渉しないように構成される。
また、締結孔の数は4箇所の例を示したが、3箇所としても良い。締結孔の数が2箇所では強度と信頼性の点で不十分となる恐れがあるので好ましくない。また、必要により4箇所以上としても良いが、それ以上に増やしても作業工数や部品点数が増える割合に効果の発現が期待するほど増えないので望ましくない。また、結合部材6の幅W、上記長さL、一辺61と他辺62の長さ、締結孔の数などは、筐体のサイズや要求される耐震強度などに応じて前記範囲内で適宜変更することができる。なお、図1の筐体の左下の角隅部Cについて説明したが、他の角隅部についても同様に構成される。なお、図2〜図6に示す構成は筐体装置の全ての角隅部8箇所に設置することが望ましいが、最低限として下端側の4箇所に設置することで通常要求される程度の強度をクリアした筐体装置とすることも可能である。なお、結合部材6を筐体装置の上部に設置する場合、前述の第1のパネル1を天井部材5に置き換えることで同様に構成できる。
上記のような各部材から筐体装置を組み立てるには、図2、図3に示すように結合部材6の一辺61を第1のパネル1の補強部11Bの背面側に挿入し、さらに他辺62を第2のパネル2の補強部21Bの背面側に挿入し、第1のパネル1の締結孔A1と結合部材6の締結孔B1、第2のパネル2の締結孔A2と結合部材6の締結孔B2をそれぞれ合致させ、リベット等の締結具7(図6)を挿入し塑性変形により結合部材6と第1のパネル1、及び結合部材6と第2のパネル2を強固に結合させる。なお、第1のパネル1及び第2のパネル2相互の接合辺部Fである補強部11Aと補強部21Aについても、前記結合部材6による接合の前、あるいは後に、別途締結具7によって複数個所で接合する。他のパネルについても同様に接合することで、図4、図5に示すようにパネル間が強固に接合された筐体装置が得られる。
上記のように、実施の形態1においては、第1のパネル1、第2のパネル2、結合部材6の各々の締結孔A1、B1、A2、B2を多点配置とすると共に、締結部分を角隅部Cから所定寸法離した位置に設置することで、例えば耐震試験で応力集中が発生する角隅部Cで締結具7が弾性限界を超えて変形、破損、または振動により締結孔が変形し締結具7が抜けるなど、筐体構造に発生する問題を防止でき、信頼性の高い構造を得ることができる。また、結合部材6は第1のパネル1、第2のパネル2と各々を結合しており、3部品をまたがって結合する箇所は無く作業工数の削減につながる。さらに、パネル間を結合部材6で連結させているため、例えば第1のパネル1より受けた振動を結合部材6、締結具7を介して第2のパネル2に伝えるため、部品間の摩擦減衰が発生、内部に設置したユニットへ伝わる応答倍率を低くし、かつ共振周波数を高くすることが出来る。
なお、上記のように構成された実施の形態1の筐体装置を、各パネル間を溶接で結合した同一サイズの溶接筐体(図示省略)と比較する実験を行った。その結果、内部実装の機器類の質量を最大とした条件での耐震試験において、筐体を正面から見て左右方向(幅方向)の共振周波数は、溶接筐体4Hzに対して、実施の形態1の筐体装置では5Hz、前後方向(奥行き方向)については、溶接筐体16.7Hzに対して、実施の形態1の筐体装置では26.7Hzと、何れも改善されていることが確認された。また、応答倍率も筐体上部位置において、溶接筐体が10.6倍に対し、実施の形態1の筐体装置では4.5倍と改善されていた。
上記のように、実施の形態1によれば、所定幅WのL字状板面部6aを有する結合部材6の一辺61を、筐体装置の角隅部Cから第1のパネル1における第2のパネル2との接合辺部Fに直交する方向に伸びる補強部11Bに沿って当接し、L字状板面部6aの他辺62を角隅部Cから第2のパネル2における接合辺部Fに直交する方向に伸びる補強部21Bに沿って当接させ、結合部材6の一辺61及び他辺62は、角部6cから所定寸法離れた先端部の位置で、しかも長手方向に分散する如く離間された少なくとも3箇所の締結孔B1、B2で、対応する補強部11B、21Bに対してそれぞれ締結するようにしたことにより、角隅部に発生する応力集中が避けられ、また締結箇所が分散されていることで、締結部への荷重も分散され、パネル相互が強固に接合され必要な耐震性を得るのに充分な剛性を備えた筐体装置が得られる。
また、接着剤が不要なので、接着剤の管理や接着作業も不要となって組立時間が短縮され、しかも接合強度のバラツキの少ない筐体装置を得ることができる。また、断面コ字状の補強部11B、21Bの背面部に装着された結合部材6は、補強部11、21の板金形状に含まれるようにできるので、見映えを損なうこともない。
実施の形態2.
図7は本発明の実施の形態2による筐体装置の角隅部を背面側から見た分解斜視図である。なお、各図を通じて同一符号は同一部材または同一部分を示している。図において、第2のパネル2Aには、実施の形態1の結合部材6に相当する結合部材6Aが、板金加工によって第2のパネル2Aの主面2a及び補強部21A、21Bと一体に形成されている。結合部材6Aは第1のパネル1の補強部11Bと結合するための一辺61が図の左方向に伸びるように突出されている。結合部材6Aは第2のパネル2Aの構造の一部である。その他の構成は実施の形態1と同様である。
上記のように構成された実施の形態2においては、第1のパネル1と第2のパネル2Aを接合する際に、第2のパネル2Aに一体化された結合部材6Aの一辺61を第1のパネル1の補強部11Bの背面側(図7の手前側)に挿入し、第1のパネル1の締結孔A1と結合部材6Aの締結孔B1を合致させてリベット等の締結具7(図6に図示)を挿入し、塑性変形により多点箇所で締結することで、実施の形態1と同様に強固な筐体装置とすることができる。加えて、結合部材6Aが第2のパネル2Aと一体化されていることで、部品点数を削減でき、取付等の作業工数の短縮を図ることが出来る。なお、結合部材6Aを第2のパネル2Aと一体化したが、第2のパネル2Aに代えて第1のパネル1と一体的に構成しても良い。
実施の形態3.
図8は本発明の実施の形態3による筐体装置の角隅部を示す斜視図、図9は図8の角隅部を背面側から見た斜視図である。図において、実施の形態1と同様に結合部材6を用いて強固に接合された第1のパネル1と第2のパネル2の内側角隅部には、結合構造を持ったL字形の補助金具8が第1のパネル1と第2のパネル2を角隅部で結合するために配置されている。その他の構成は実施の形態1または実施の形態2と同様であるので説明を省略する。
上記のように構成された実施の形態3においては、L字形の補助金具8を図1から図5に示す結合部材6、または図7に示す結合部材6Aと共に用いることで、電子機器を収容した筐体装置の剛性をより一層高くすることができる。また、結合部材6または結合部材6Aと、第1のパネル1の補強部11B、及び第2のパネル2の補強部21Bに設ける締結孔A1、A2、B1、B2を、例えば4箇所にしたいところを構造上3か所しか設けられない場合や、L字状板面部6aの角部6cの外端部から複数箇所の締結孔のうち角部6cに最も近い締結孔D(図3に図示)の中心までの長さLを所定幅Wに対して5倍を超える位置に設置したいときに5倍にしかできないような場合などに、強度の確保を補完する役目を果たすようにすることもできる。
実施の形態4.
図10は本発明の実施の形態4による筐体装置の角隅部を背面側から見た分解斜視図、図11は図10の角隅部の組立状態を背面側から見た斜視図である。図において、一辺61及び他辺62を有する結合部材6Bは、L字状板面部6aの角部6cからその一辺61及び他辺62と直交する方向(図10の右下方向)に伸びる第3の結合辺63を備えている。第3の結合辺63には、一辺61の締結孔B1と同様に、角部6cから所定長離れた位置に他の辺と同様に多点配置された4つの締結孔E2が設けられている。一方、第2のパネル2Bの接合辺部である奥行き方向の補強部21Aには、締結孔E2に対応する締結孔E1が設けられている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
この実施の形態4は、第1のパネル1と第2のパネル2の角隅部を補強するための結合部材として、3方向の結合機能をもった結合部材6Bを用いるようにしたものである。ここでは、第1のパネル1の締結孔A1と結合部材6Bの一辺61の締結孔B1、及び、第2のパネル2の締結孔A2と結合部材6Bの他辺62の締結孔B2、に加えて、第2のパネル2Bの締結孔E1と結合部材6Bの第3の結合辺63の締結孔E2をそれぞれ合致させ、リベット等の締結具7(図6に図示)を挿入し塑性変形により結合部材6Bと第1のパネル1、第2のパネル2を強固に結合させ、図11のように角隅部が接合された筐体装置を得る。
上記のように構成された実施の形態4においては、結合部材6Bが筐体装置の前面開口部を形成する前枠相当部分の高さ方向と幅方向の2辺を結合すると同時に、奥行き方向の接合辺部Fにおける補強部11A、21A部分をも結合していることで筐体装置の剛性をより一層高めることが出来る。また、実施の形態3に示すような筐体装置を構成する際の寸法的な制約などから、強度の確保が若干困難となる場合に補完の役目を果たすようにできる。
実施の形態5.
図12は本発明の実施の形態5による筐体装置の角隅部を示す斜視図、図13は図12の角隅部を背面側から見た斜視図である。図において、第1のパネル1の幅方向の補強部11Bは前記実施の形態1〜4におけるものよりも幅広に形成され、これに対応して結合部材6Cの一辺61も同様に幅広に形成されている。そして、その一辺61に設けられた締結孔A1は、該一辺61の長手方向ではなく、幅方向に互いに間隔をあけて図示の例では3箇所に設けられており、それぞれ補強部11Bに対して締結具7で強固に締結されている。但し、前記締結孔A1の設置位置は、長手方向における中央部よりも端部(先端部)側であり、この点においては前記実施の形態1〜4と同様である。その他の構成は実施の形態1と同様である。
上記のように構成された実施の形態5においては、底板部材を構成している第1のパネル1の幅方向の補強部11Bが幅広に形成されていることに対応して、結合部材6Cの一辺61を幅広に形成し、締結孔を幅方向に複数設けるようにしたものであり、前記実施の形態1の効果に加えて強度の確保あるいは増強を容易に達成することができる。なお、締結孔A1を幅方向に1列に設けたが、これに限定されるものではなく、例えば3角形の頂点の位置に配設するなど種々の変形が可能であることは言うまでもない。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態の一部または全部を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。例えば、締結具として例示したリベットの一部または全部をねじ締結方式に置き換えても良い。
100 筐体装置、 1 第1のパネル(底板部材)、 11、11A、11B 補強部、 2、2A、2B 第2のパネル(側壁部材)、 2a 主面、 21、21A、21B 補強部、 3 後扉、 4 前扉、 5 天井部材、 6、6A、6B、6C 結合部材、 6a L字状板面部、 6c 角部、 61 一辺、 61a 折曲部、 62 他辺、 62a 折曲部、 63 第3の結合辺、 7 締結具、 8 補助金具、 A1 締結孔、 A2 締結孔、 B1 締結孔、 B2 締結孔、 E1 締結孔、 E2 締結孔、 C 角隅部、 F 接合辺部、 W 幅。

Claims (4)

  1. 板金加工によって辺部に補強部が形成された複数のパネルを前記補強部で互いに接合して筐体を形成し内部に電子機器または電気機器を収容する筐体装置であって、互いの辺部で接合され主面が互いに直交する第1のパネル及び第2のパネルと、L字状板面部を有するように形成され該L字状板面部の角部が前記第1のパネル及び第2のパネルの接合辺部の角隅部に配設され、該L字状板面部の一辺が前記角隅部から前記第1のパネルにおける前記接合辺部に直交する方向に伸びる補強部に当接され、該L字状板面部の他辺が前記角隅部から前記第2のパネルにおける前記接合辺部に直交する方向に伸びる補強部に当接された結合部材を備え、前記結合部材は前記一辺及び前記他辺における長手方向の先端部側において互いに離間して設けられた少なくとも3箇所の締結孔で対応する前記補強部に対してそれぞれ締結されているものであって、前記結合部材は、前記一辺及び前記他辺の内の一方が他方よりも幅広に形成されているとともに、幅広に形成されている前記一辺及び前記他辺の内の一方には少なくとも3箇所の前記締結孔が幅方向に間隔をあけて設けられていることを特徴とする筐体装置。
  2. 前記結合部材の前記一辺または他辺は、前記第1のパネル及び前記第2のパネルの何れか一方と一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の筐体装置。
  3. 前記角隅部における、前記第1のパネルの前記補強部の内側部と前記第2のパネルの前記補強部の内側部とを、L字形の補助金具によって連結したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の筐体装置。
  4. 前記結合部材は、前記L字状板面部の角部から前記一辺及び前記他辺と直交する方向に伸びる第3の結合辺を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の筐体装置。
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