JP4850590B2 - 錠装置 - Google Patents

錠装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4850590B2
JP4850590B2 JP2006151631A JP2006151631A JP4850590B2 JP 4850590 B2 JP4850590 B2 JP 4850590B2 JP 2006151631 A JP2006151631 A JP 2006151631A JP 2006151631 A JP2006151631 A JP 2006151631A JP 4850590 B2 JP4850590 B2 JP 4850590B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
unlocked
electric
locking
request signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006151631A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007321405A (ja
Inventor
卓司 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpha Corp
Original Assignee
Alpha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpha Corp filed Critical Alpha Corp
Priority to JP2006151631A priority Critical patent/JP4850590B2/ja
Publication of JP2007321405A publication Critical patent/JP2007321405A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4850590B2 publication Critical patent/JP4850590B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は錠装置に関するものである。
扉等に複数個取り付けて防犯性能を向上させた錠装置としては、特許文献1に記載されたものが知られている。この従来例において、錠装置は複数の電気錠と、各電気錠の動作を制御する制御回路とから構成される。電気錠は、電子的な認証に基づく施解錠操作手段としての施解錠スイッチに加え、メカニカルキーによる施解錠操作手段を併有する。
電気錠のいずれかがメカニカルキーを使用して解錠操作され、かつ所定時間内に他の電気錠が解錠されない場合、制御部は解錠済みの電気錠を施錠状態に復帰させ、ピッキングによる不正解錠操作を防止する。
特開2003-148014号公報
しかし、上述した従来例において、電子的認証によって全ての電気錠を解錠状態に移行させることができるために、電子的認証方法が盗用された場合の防御が困難であるという問題がある。
本発明は、以上の問題を解消すべくなされたものであって、電子的認証手段の盗用、例えば、暗証番号の漏洩、認証コード発信用携帯器の盗用等があっても、容易に解錠することのできない錠装置の提供を目的とする。
本発明によれば上記目的は、
アクチュエータ1による施解錠駆動に加え、メカニカルキーでの手動による施解錠操作が可能な電気錠2の複数と、
各電気錠2のアクチュエータ1を駆動制御する制御部3とを有し、
前記制御部3は、一部の電気錠2の手動による解錠操作を検出すると、解錠要求信号とともに受信した電子的認証コードが認証部において成立した際に残余の電気錠2のアクチュエータ1を解錠駆動し、
かつ、前記制御部3は、施錠要求信号に対して全ての電気錠2のアクチュエータ1を施錠駆動する錠装置を提供することにより達成される。
また、上記目的は、
アクチュエータ1による施解錠駆動に加え、手動による施解錠操作が可能な複数の電気錠2と、
解錠要求信号とともに受信した電子的認証コードが認証部において成立した際に一部の電気錠2のアクチュエータ1のみを解錠駆動し、施錠要求信号に対しては全ての電気錠2のアクチュエータ1を施錠駆動する制御部3と、
を有する錠装置を提供することにより達成することが可能である。
さらに、上記目的は、
アクチュエータ1による施解錠駆動が可能で、同一のメカニカルキーでの施解錠操作が可能な複数の電気錠2と、
解錠要求信号とともに受信した電子的認証コードが認証部において成立した際に一部の電気錠2のアクチュエータ1のみを解錠駆動する制御部3と、
を有する錠装置を提供することにより達成することが可能である。

扉等の同一の施錠対象に固定されて錠装置を構成する各電気錠2は、制御部3により制御されるアクチュエータ1による駆動手段に加え、手動による駆動手段を有する。手動による駆動手段としては、室外側からはメカニカルキーにより施解錠操作を行うシリンダ錠5が、室内側からはサムターン6が使用でき、アクチュエータ1とは独立して施解錠操作を行うことができる。各電気錠2のシリンダ錠5は、同一のメカニカルキーで回転させることができるものにすると、使い勝手が向上する。また、制御部3は、各電気錠2の動作を実質的に制御可能であれば足り、各電気錠2から物理的に分離されたコントロールボックス7内に格納されるものであっても、あるいは複数の電気錠2の1つに組み込まれたものであってもよく、さらには、各電気錠2内に組み込まれた制御機能の集合であってもよい。
アクチュエータ駆動による施解錠操作は、制御部3から出力される施解錠駆動信号によりアクチュエータ1を駆動して行われ、制御部3は、利用者からの施解錠要求信号の受信、電子的認証コードに対する認証成立等の必要な条件が充足した際に施解錠駆動信号を出力する。利用者からの施解錠要求、電子的認証コードの出力装置としては、利用者が所持する携帯器4、あるいは施錠対象に取り付けられた暗証番号入力装置、生体認証装置等が使用できる。
本発明において、制御部3は、利用者からの解錠要求信号に応答してアクチュエータ1を解錠駆動する際には、複数の電気錠2のうち一部にのみ解錠駆動信号を出力して当該電気錠2を解錠状態に移行させる。制御部3から解錠駆動信号が出力されなかった残余の電気錠2は施錠状態のまま保持されており、錠装置を解錠状態に移行させるためには残余の電気錠2を手動による駆動手段を使用して解錠操作する必要がある。
この結果、携帯器4の紛失、あるいは暗証番号の漏洩等により電子的認証コードが他者に渡っただけでは、解錠状態が破られることはなく、安全性が高まる。また、制御部3は、施錠要求に対しては、全ての電気錠2に施錠駆動信号を出力するために、施錠時の煩雑さが防止され、使い勝手が低下することはない。制御部3は、施錠動作時においても認証部における認証を求めるように構成することも可能である。
解錠要求信号に応答して制御部3が解錠駆動信号を出力する電気錠2は、予め決められていても、あるいは、都度決定されるものであってもよい。予め決定される場合、メカニカルキーによる操作が行いやすい側の電気錠2が手動操作手段による操作が求められる電気錠2とされ、例えば、主錠2Aが一般的に設置される高さに取り付けられ、これに対する副錠2Bが主錠2Aの主錠2Aの上下位置に設置される場合、制御部3は副錠2Bのみに解錠駆動信号を出力する。
また、錠装置は、前記いずれかの電気錠2が手動により解錠駆動された後、所定時間内に残余の電気錠2の解錠駆動が行われなかった場合、前記手動により解錠駆動された電気錠2が施錠状態に自動移行するように構成することができる。
このように構成した場合、室外からシリンダ錠5をピッキングにより不正解錠操作するためには、所定時間内に全電気錠2のシリンダ錠5に対する解錠操作を完了しなければ、順次開操作済みのシリンダ錠5が施錠状態に復帰するために、ピッキングが不可能になる。
本発明によれば、電子的認証手段だけでは解錠できないために、防犯性能が向上する。
図1に玄関ドア8に適用された本発明の実施の形態を示す。この実施の形態において、錠装置は、玄関ドア8の内部に固定されるコントロールボックス7と、玄関ドア8に固定される2個の電気錠2とを有する。
各電気錠2は玄関ドア8の屋内側壁面に露出するサムターン6と、屋外側壁面に露出するシリンダ錠5と、室内側からはサムターン6を、室外側からは真正なメカニカルキーを使用してシリンダ錠5を回転操作することによりドア枠側に進退駆動されるデッドボルト2aとを有する。これら電気錠2のうち一方は、サムターン6、およびシリンダ錠5の操作がしやすい高さに設置され、他方はこの下方に設置されており、以下、2個の電気錠2を区別する必要があるときには、上方に設置される電気錠2を「主錠2A」、他方を「副錠2B」という。また、全ての電気錠2のシリンダ錠5は、同一の解錠コードを有しており、同一のメカニカルキーにより施解錠操作することができる。
また、上記デッドボルト2aは、シリンダ錠5、またはサムターン6を使用した手動操作手段による駆動方法に加え、アクチュエータ1により駆動することができる。アクチュエータ1は、玄関ドア8の屋内側壁面に固定されるサムターンケース9内に収容されるモータ等により構成され、コントロールボックス7内に収容される制御部3により駆動制御される。
制御部3は利用者による施解錠要求が真正であるか否かを認証する認証部を有し、認証部での認証が成立すると、アクチュエータ1を駆動してデッドボルト2aを進退駆動する。この実施の形態において、利用者の施解錠要求に対する認証は、利用者が所持する携帯器4からの認証用ID(電子的認証コード)をもとにして行われる。
携帯器4との交信を行うために、玄関ドア8の屋内側および屋外側壁面には内部にアンテナ10aと図外の制御ボードが収容された送受信ユニット10が固定される。また、送受信ユニット10には、携帯器4に対して認証用IDの発信を求めるための施錠ボタン10bと解錠ボタン10cが配置される。
この実施の形態において、携帯器4との交信は、利用者が直接携帯器4を操作して行われるアクティブ交信と、携帯器4を直接操作することなく行われるパッシブ交信の双方が可能であり、携帯器4には、アクティブ交信用の施解錠ボタン4a、4bが配置される。
図2(a)に携帯器4を示す。携帯器4は、ROM4cに記述されたプログラムに基づいて動作する制御用マイコン4dを有する。制御用マイコン4dには、リクエスト信号受信回路4e、送信回路4f、および上述した施錠ボタン4aと解錠ボタン4bとが接続される。
制御用マイコン4dが施解錠ボタン4a、4bの押下を検知すると、ROM4c内に格納した携帯器4固有の認証用IDと、ボタン種情報を含むアクティブ施解錠要求信号を送信回路4fにセットし、アンテナ4gから出力する。
また、制御用マイコン4dは、リクエスト信号受信回路4eが制御部3からの認証コード要求信号を受信すると、上記認証用IDを含むアンサーバック信号を送信回路4fにセットし、アンテナから出力する。
この携帯器4と交信する制御部3は、図2(b)に示すように、ROM3aに記述されたプログラムに基づいて動作する制御用マイコン3bを備える。制御用マイコン3bには、各電気錠2に組み込まれた施解錠状態検出スイッチ2b、および玄関ドア8に取り付けられた扉開閉検知スイッチ8aを監視する状態検出部3cが接続される。この制御用マイコン3bは、アクティブ信号受信部、アンサーバック信号受信部、認証部、錠駆動部、およびリクエスト信号出力部として機能する。
アクティブ信号受信部として機能する制御用マイコン3bは、送受信ユニット10に接続される受信回路3dが上記携帯器4からのアクティブ施解錠要求信号を受信すると、当該アクティブ施解錠要求信号から認証用IDとボタン種、すなわち、利用者が携帯器4の施錠ボタン4aと解錠ボタン4bのいずれを押下操作したかに関する情報を抽出する。
リクエスト信号出力部としての制御用マイコン3bは、パッシブリクエスト状態においてリクエスト信号送信回路3eに認証コード要求信号をセットし、アンテナ10aから携帯器4に向けて出力する。パッシブリクエスト状態への遷移は、送受信ユニット10に配置された施解錠ボタン10b、10cの押下により、あるいはいずれか一方の電気錠2が施錠状態で他方に対して手動操作が行われたときに発生する。
アンサーバック信号受信部としての制御用マイコン3bは、上記リクエスト信号出力部が認証コード要求信号を出力した後、所定時間内に受信回路3dが携帯器4からのアンサーバック信号を受信したか否かを監視する。アンサーバック信号の受信が検出されると、制御用マイコン3bは、当該アンサーバック信号から認証用IDを抽出する。
認証部としての制御用マイコン3bは、上記アクティブ信号受信部、およびアンサーバック信号受信部において抽出された認証用IDを図外の記憶部に格納した認証可能IDと比較し、一致すれば認証成立を錠駆動部に通知する。
錠駆動部としての制御用マイコン3bは、電気錠2のアクチュエータ1を駆動する施解錠駆動信号を生成する。錠駆動部は、上記認証部から認証成立信号が通知された場合、片がかり状態解消条件が充足された場合、および自動施錠条件が充足された場合に施解錠駆動信号を生成し、アクチュエータ1を駆動する。
錠駆動部が認証成立により動作した場合、まず、錠駆動部は、アクティブ信号受信部において抽出されたボタン種情報、あるいはリクエスト信号出力部でのボタン種情報から要求される操作が施解錠いずれかであるかを判別し、対応する方向にアクチュエータ1を駆動する。このモードにより生成されたドライブ信号は、副錠2Bにのみ出力される。
上記片がかり状態解消条件は、いずれか一方の電気錠2が解錠状態で、他方が施錠状態の関係が所定期間継続したときに充足され、条件が充足すると錠駆動部は解錠状態側の電気錠2に施錠駆動信号を出力し、施錠状態に移行させる。片がかり状態解消条件が充足しているか否かを示すために、片がかりフラグが準備され、片がかり時間を計測するために、タイマーAが準備される。
また、自動施錠条件は、双方の電気錠2が所定時間解錠状態を維持することにより充足され、条件が充足すると錠駆動部は双方の電気錠2に施錠駆動信号を出力し、施錠状態に移行させる。自動施錠条件が充足しているか否かを示すために、自動施錠フラグが準備され、双方解錠状態時間を計測するために、タイマーBが準備される。
図3以下に、以上のように構成される制御部3の動作を示す。まず、図3に示すように、制御が開始されると、制御部3は状態検出部3cの出力により扉状態を検出する(ステップS1)。開扉状態のときには片がかり解消動作、自動施錠動作が不要であるために、ステップS1で開扉状態が検出されると、片がかりフラグと自動施錠フラグをクリアし、同時にタイマーA、Bを停止し(ステップS1-1)、扉状態の監視ステップ(ステップS1)に戻る。
これに対し、ステップS1で閉扉状態が検出されると、いずれかの電気錠2が手動で解錠されたか否かを検出する(ステップS2)。解錠されたか否かは施解錠状態検出スイッチ2bの状態変化により検出され、手動か否かは、錠駆動部が駆動されたか否かで判定される。
ステップS2で手動解錠が検出されると、施解錠状態検出スイッチ2bの状態変化が検出されたものと反対側、例えば、主錠2A側の施解錠状態検出スイッチ2bの変化が検出された場合には、副錠2B側の施解錠状態を施解錠状態検出スイッチ2bにより検出する(ステップS3)。
ステップS3で施錠状態が検出されると、パッシブリクエスト状態に状態遷移し(ステップS4)、認証コード要求信号の出力、アンサーバック信号受信部での携帯器4からのアンサーバック信号の待ち受けステップが実行される。
アンサーバック信号受信部でアンサーバック信号が受信され、携帯器4の認証用IDに対する認証部での認証が成立すると(ステップS5)、ステップS3で”施錠状態”と判定された電気錠2のアクチュエータ1に解錠駆動信号が出力され、当該電気錠2が解錠駆動される(ステップS6)。
ステップS6が実行されると、双方の電気錠2が解錠状態となって玄関ドア8に対する開扉操作が可能になり、この後、自動施錠に向けて自動施錠フラグがセットされ(ステップS7)、さらに、自動施錠までの待機時間を計測するためにタイマーBの計時が開始される(ステップS8)。また、上記ステップS6実行後の双方解錠状態では片がかり状態解消動作は不要であるために、ステップS7で片がかりフラグがクリアされ、ステップS8でタイマーAが停止される。
以上に対し、ステップS3で片方の電気錠2が解錠状態である場合には、ステップS3からS6の解錠操作がスキップされ、ステップS7が実行される。
また、ステップS5で認証が成立しなかった場合には、ステップS2、3で検出された片がかり状態を解消するために、片がかりフラグをセットし(ステップS5-1)、次いで、タイマーAでの計時を開始する(ステップS5-2)。タイマーAの計時時間が所定時間経過すると、図7に示すステップS42において解錠側の電気錠2のアクチュエータ1が駆動されて施錠状態となる。この結果、上記電気錠2に対するアクセス権限のない者によるシリンダ錠5に対する不正解錠操作(ピッキング)がなされた場合、他方の電気錠2に対するピッキング操作を行っている間に不正解錠済みの電気錠2が再び施錠状態に移行し、ピッキングによる玄関ドア8の開放を不能にする。
さらに、ステップS2で手動解錠が検出されなかった場合、図4に示すように、いずれか一方の電気錠2に対する手動による施錠があったか否かが判定され(ステップS10)、施錠状態への移行が検出されると、もう一方の電気錠2の施解錠状態を検出し(ステップS11)、解錠状態である場合にはパッシブリクエスト状態に状態遷移し(ステップS12)、認証コード要求信号の出力、アンサーバック信号受信部での携帯器4からのアンサーバック信号の待ち受けステップが実行される。
アンサーバック信号受信部でアンサーバック信号が受信され、携帯器4の認証用IDに対する認証部での認証が成立すると(ステップS13)、ステップS11で”解錠状態”と判定された電気錠2のアクチュエータ1に施錠用ドライブ信号が出力され、当該電気錠2が施錠駆動される(ステップS14)。
ステップS14が実行されると、双方の電気錠2が施錠状態となって玄関ドア8に対する開扉操作が不能になり、この後、ステップS15で片がかりフラグ、および自動施錠フラグがクリアされるとともに、タイマーA、Bが停止される。また、ステップS11で施錠状態が検出された場合、または、ステップS13で認証が成立しなかった場合には、ステップS14がスキップされて他方の電気錠2が施錠されることはない。
ステップS10で手動による施錠操作が検出されなかった場合には、図5、6に示すように、携帯器4を操作したアクティブ交信、あるいは送受信ユニット10の施解錠ボタン10b、10cを操作したパッシブ交信による電気錠2の操作が検出される。まず、図5に示すように、ステップS20において送受信ユニット10の解錠ボタン10cに対する操作が検出され、解錠ボタン押下が検出されると、副錠2Bの施解錠状態が検出される(ステップS21)。
ステップS21で施錠状態が検出されると、上述したステップS12と同様にパッシブリクエスト状態に遷移し(ステップS22)、アンサーバック信号の認証用IDに対する認証が成立すると(ステップS23)、副錠2Bのアクチュエータ1を解錠駆動する(ステップS24)。
これに対し、ステップS20で解錠ボタン10cへの押下が検出されなかった場合には、アクティブ交信による解錠命令の有無をアクティブ信号受信部の出力から検出し(ステップ20-1)、副錠2Bが施錠状態である場合(ステップS20-2)、認証部での認証成立を待って(ステップS20-3)ステップS24を実行する。
また、ステップS20-2、S21で副錠2Bが解錠状態である場合、ステップS23、S20-3で認証が成立しなかった場合には、ステップS1に復帰する。
上記ステップS24が実行されると、主錠2Aの施解錠状態が検出され(ステップS25)、施錠状態であるときには2個の電気錠2が施解錠混在状態であるために、片がかりフラグをセットするとともに、自動施錠フラグをクリアし(ステップS26)、さらにタイマーAをスタートさせ、タイマーBを停止させる(ステップS27)。
これに対し、ステップS25で主錠2Aの解錠状態が検出された場合には、2個の電気錠2が解錠状態であるために、自動施錠フラグをセットするとともに、片がかりフラグをクリアし(ステップS25-1)、さらにタイマーBをスタートさせ、タイマーAを停止させる(ステップS25-2)。
また、ステップS20-1で携帯器4からの解錠信号を受信しなかった場合、図6に示すように、携帯器4を操作したアクティブ交信、あるいは送受信ユニット10の操作による施錠操作を検出する。まず、ステップS30で送受信ユニット10の施錠ボタン10bへの押下操作が検出されると、副錠2Bの施解錠状態を確認し(ステップS31)、解錠状態のときはパッシブリクエスト状態に遷移し(ステップS32)、認証部における認証を行う(ステップS33)。
ステップS33で認証成立しなかった場合、あるいはステップS31で副錠2Bの解錠状態が検出されなかった場合にはステップS1に復帰し、ステップS33で認証が成立すると、錠駆動部に副錠2Bの施錠駆動信号をセットし、副錠2Bを施錠駆動する(ステップS34)。
また、ステップS30で送受信ユニット10の施錠ボタン操作が検出されなかった場合には、アクティブ交信による施錠操作を検出するために、アクティブ信号受信部に携帯器4からのアクティブ施錠要求信号受信の有無を問い合わせ、(ステップS30-1)。ステップS30-1で受信を検出すると、副錠2Bが解錠状態であることを確認した後(ステップS30-2)、認証部での認証成立を待って(ステップS30-3)、ステップS34を実行して副錠2Bを施錠する。また、ステップS30-2で副錠2Bの解錠が検出されなかった場合、あるいはステップS30-3で認証が成立しなかった場合には、ステップS34、S35をスキップしてステップS1に復帰する。
ステップS34において、主錠2A、および副錠2Bの双方を施錠駆動することも可能であるが、この実施の形態においては、副錠2Bだけが施錠駆動され、利用者がメカニカルキーを使用して施錠しない限り、主錠2Aは解錠状態に保持される。この片がかり状態の解消、さらには、自動施錠動作により主錠2Aが施錠状態に移行しないように、ステップS35において、片がかりフラグと自動施錠フラグがクリアされ、タイマーA、Bも停止される。
解錠操作にメカニカルキーによる操作を要求するこの発明において、このように、アクティブ交信、あるいはパッシブ交信による施錠操作があった場合、一方の電気錠2(この実施の形態においては副錠2B)のみを施錠駆動し、他方は解錠状態のままにしておくことにより、メカニカルキーの所持を失念して外出した場合の締め出しを防止することができる。
上記ステップS30-1でアクティブ交信が検出されなかった場合、図7に示すフラグ処理手順が実行される。フラグ処理手順は、まず、片がかりフラグ有無の確認から開始され(ステップS40)、片がかりフラグが立っている場合には、片がかり状態であるために、タイマーAが所定時間経過しているか否かを確認し(ステップS41)、経過している場合には解錠側の電気錠2を施錠駆動し(ステップS42)、片がかりフラグをクリアするとともに、タイマーAを停止させて(ステップS43)ステップS1に復帰させ、ステップS41でタイムアップしていない場合には、計時動作継続のために、S42以下をスキップしてステップS1に復帰する。
これに対し、ステップS40で片がかりフラグが立っていない場合には、自動施錠フラグを確認した後(ステップS40-1)、タイマーBがタイムアップか否かを確認する(ステップS40-2)。ステップS40-1で自動施錠フラグが立っていない場合には初期状態に制御を戻すためにステップS1に復帰し、ステップS40-2でタイマーBが所定時間経過していない場合には、タイマーBの計時ルーチンを繰り返すために、ステップS1に復帰する。
ステップS40-2でタイムアップが確認された場合には、双方の電気錠2を施錠駆動した後(ステップS40-3)、自動施錠フラグをクリアし、さらに、タイマーBを停止し(ステップS40-4)、初期状態に制御を移行する。
玄関ドアに錠装置を取り付けた状態を示す図である。 本発明を示すブロック図で、(a)は携帯器を示す図、(b)は制御部を示す図である。 制御部の動作を示すフローチャートである。 制御部の動作を示すフローチャートである。 制御部の動作を示すフローチャートである。 制御部の動作を示すフローチャートである。 制御部の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 アクチュエータ
2 電気錠
3 制御部
4 携帯器

Claims (5)

  1. アクチュエータによる施解錠駆動に加え、メカニカルキーでの手動による施解錠操作が可能な電気錠の複数と、
    各電気錠のアクチュエータを駆動制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、一部の電気錠の手動による解錠操作を検出すると、解錠要求信号とともに受信した電子的認証コードが認証部において成立した際に残余の電気錠のアクチュエータを解錠駆動し、
    かつ、前記制御部は、施錠要求信号に対して全ての電気錠のアクチュエータを施錠駆動する錠装置。
  2. アクチュエータによる施解錠駆動が可能で、かつ、メカニカルキーでの手動による施解錠操作が可能な電気錠の複数と、
    各電気錠のアクチュエータを駆動制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、一部の電気錠の手動による解錠操作を検出すると、解錠要求信号とともに受信した電子的認証コードが認証部において成立した際に残余の電気錠のアクチュエータを解錠駆動し、
    かつ、前記電気錠の複数は、同一のメカニカルキーにより施解錠操作可能に形成される錠装置。
  3. 前記いずれかの電気錠が手動により解錠駆動された後、所定時間内に残余の電気錠の解錠駆動が行われなかった場合、前記手動により解錠駆動された電気錠が施錠状態に自動移行する請求項1または2記載の錠装置。
  4. 前記各電気錠は、解錠状態が所定時間経過すると施錠状態に自動移行する請求項1、2または3記載の錠装置。
  5. 利用者が所持する携帯装置に認証コード要求信号を出力するリクエスト信号出力部と、
    リクエスト信号出力部からの認証コード要求信号に応答して携帯器から出力された認証コードを受信するアンサーバック受信部とを有し、
    前記リクエスト信号出力部は、いずれかの電気錠に対する手動による施解錠駆動が行われた際に認証コード要求信号を出力する請求項1、2、3または4記載の錠装置。




JP2006151631A 2006-05-31 2006-05-31 錠装置 Expired - Fee Related JP4850590B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006151631A JP4850590B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006151631A JP4850590B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 錠装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007321405A JP2007321405A (ja) 2007-12-13
JP4850590B2 true JP4850590B2 (ja) 2012-01-11

Family

ID=38854462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006151631A Expired - Fee Related JP4850590B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4850590B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5027060B2 (ja) * 2008-06-11 2012-09-19 株式会社東海理化電機製作所 建物用電気錠システム
JP6895361B2 (ja) * 2017-10-17 2021-06-30 トヨタホーム株式会社 建物の施解錠システム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1077754A (ja) * 1996-08-31 1998-03-24 Tostem Corp 建 具
JP3917497B2 (ja) * 2002-10-09 2007-05-23 本田技研工業株式会社 車両用自動ドアロック施錠装置
JP2005029958A (ja) * 2003-07-07 2005-02-03 Omron Corp 防犯システム
JP4209742B2 (ja) * 2003-08-06 2009-01-14 株式会社アルファ 電気錠制御装置
JP2006125049A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Mitsubishi Electric Corp 電気錠制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007321405A (ja) 2007-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4937854B2 (ja) 施解錠制御システム
JP4850590B2 (ja) 錠装置
JP4954739B2 (ja) 電気錠システム
KR20060035951A (ko) 디지털 도어락에서의 무선 송수신기 등록 및 삭제 방법
JP4494284B2 (ja) 電気錠システム
JP7223614B2 (ja) 錠装置
JP4709637B2 (ja) ドア錠制御装置
KR200393181Y1 (ko) Rfid를 이용한 전자자물쇠
JP4369625B2 (ja) 施錠/解錠システム及び施錠/解錠方法
JP2009174224A (ja) ドア施解錠制御装置及びドア施解錠制御システム
JP4078178B2 (ja) セキュリティシステム及びセキュリティシステムにおける警戒モードの切替方法
JP2001098587A (ja) 建設機械の盗難防止装置
JP2008223412A (ja) 施解錠システム
JP2007177390A (ja) デッドボルトの制御機構及びオプティカルロック
JP2005336916A (ja) 車載機器遠隔制御装置
JP5027060B2 (ja) 建物用電気錠システム
JP2006125049A (ja) 電気錠制御装置
JP2006028795A (ja) ドア錠制御装置
JP2008184780A (ja) 建物用電気錠及び建物用電気錠システム
JP5107659B2 (ja) 電気錠システム
JP4595540B2 (ja) 持ち去り防止システム
KR101199347B1 (ko) 분리 감지 기능을 구비한 도어록 시스템
JP5179108B2 (ja) 施解錠制御システム
JP4102171B2 (ja) セキュリティシステム及びセキュリティシステムにおける警戒モードの切替方法
JP2005264660A (ja) 車両用ドアロック制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110829

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111018

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees