JP4850269B2 - 空気調和システム及び遠隔監視装置 - Google Patents
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Description
本実施の形態1では、1台の室外機に2台の室内機を接続した多室形の空気調和装置を備えた空気調和システムを例に説明する。なお、以降の説明において、同一あるいは相当する構成要素には同一符号を付し、各実施の形態では相違点を中心に説明する。
図1において、多室形の空気調和装置200は、1台の室外機1と、2台の室内機2a、2bが接続されて構成されている。この多室形の空気調和装置200は、室外機1に設けられたアキュムレータ3、圧縮機4、四方弁5、室外熱交換器6と、室内機2a、2bにそれぞれ設けられた膨張弁7a、7b、室内熱交換器8a、8bとを順次配管接続することによって冷媒回路を構成している。
本実施の形態では、無線計測端末24a、24bが電池により電源を得る場合を例に説明するが、電源を得る方法はこれに限定されるものではない。例えば、無線計測端末24a、24bは、電源アダプタを用いて建物の電源コンセントから電源を得る、あるいはUSBでパソコンと接続するなどの方式により電力を得るものであってもよい。また、パソコンを用いて無線通信(あるいは有線通信)により、設定温度、設定風量、「暑い」/「寒い」などの温冷感、快適性などを無線計測端末24a、24bに入力可能としてもよい。
また、無線計測端末24a、24bは、自身の設置位置を示す情報を、所定周期で監視装置100に送信する。無線計測端末24a、24bの設置位置が異常な値を示した場合は、監視装置100は遠隔監視装置101へと通報する。
このように電池寿命や設置位置に関する情報を遠隔監視装置101に送信することで、無線計測端末24a、24bの電池寿命や設置位置の管理やメンテナンスを確実に実施することができる。なお、遠隔監視装置101の設置場所は、電話線やLANなどの通信手段102によって通信可能な場所であればよく、空調エリア21内であるか否かを問わない。
また、膨張弁開度演算回路203a、203b、膨張弁制御部204a、204b、圧縮機周波数演算回路205、及び圧縮機制御部206は、制御部18、制御部16a、16bのいずれかに設ける。
図1において、冷房運転時は、圧縮機4から吐出された冷媒は、四方弁5を経由して室外熱交換器6へと流入し、空気と熱交換する。空気と熱交換して凝縮液化した冷媒は、液側主管9より液側分岐管10a、10bへと分岐する。そして、空調運転の負荷に見合うように弁開度が制御された膨張弁7a、7bを通過した冷媒は、負荷に応じた流量で室内熱交換器8a、8bに流入し、空気から熱を受けて蒸発する。蒸発したガス化した冷媒は、ガス側分岐管12a、12bからガス側主管11に合流し、四方弁5、アキュムレータ3を通過して再び圧縮機4に吸入される。
設定温度Tma:設定端末23aにより設定された空調エリア21aの設定温度。
代表室温Tna:空調エリア21aの代表室温。
温度差ΔTa:代表室温Tnaと設定温度Tmaの温度差。
冷房能力Qea:室内機2aの冷房能力。
熱負荷QLa:代表室温Tnaが設定温度Tmaで安定するときの負荷。
ΔTa=Tna−Tma・・・・・・(式1)
他方、ΔTaが負の値の場合、すなわち、設定温度Tmaに対して代表室温Tnaが低い場合には、熱負荷QLaに対して冷房能力Qeaが過多状態であることを示す。
以降は、ΔTaが正の値をとる場合を例に説明する。
ここで、室内熱交換器8aの冷房能力Qeaは、次式で示す通り冷媒流量Graとエンタルピー差Δheaの積で求めることができる。
Qea=Gra・Δhea・・・・・・(式2)
図7で示したように冷房能力が不足している場合には冷媒流量ΔGraを増加させるが、Δheaが減少するので、全体として室内熱交換器8aの冷房能力は増加は少ない。また、室内熱交換器8bの冷房能力も減少傾向となる。
図11は、温度差ΔTaと圧縮機4の周波数Fzの関係を示す図である。ΔTaが正の値の場合(冷房能力が不足している場合)には、圧縮機4の周波数を増加させ、室内熱交換器8aを通過する冷媒が目標の蒸発温度となるよう調節する。
なお、ΔTaが負の値をとる場合には、上記とは逆の制御となる。
空気から熱を奪って蒸発した後、四方弁5とアキュムレータ3を通過して再び圧縮機4に吸入される。
他方、暖房運転時に温度差ΔTaが正の値をとる場合は、温度差ΔTaが負の値をとる場合と逆の制御を行う。
同様に、室内機2bの空調エリア21bの代表室温Tnbは、空調エリア21b内に設置されている無線計測端末であって室内機2bとの距離が最短のものが計測した計測温度Tlとする。
また、無線計測端末が3台以上設置されている場合には、位置が既知の固定通信基地局を設けず、無線計測端末間の距離に基づいて各端末の位置を決定することもできる(特開2002−281468号公報参照)。
このようにして、室内機2a、2bとそれぞれ最短距離にある無線計測端末を特定し、その無線計測端末が測定した測定温度Tla、Tlbを代表室温Tna、Tnbとする。
また、室内機2bの空調エリア21b内には、無線計測端末24bのみが設置されている。この場合、無線計測端末24bが計測した計測温度Tlbを、室内機2bの代表室温Tnbとする。
Tna=Tla・・・・・・(式3)
Tnb=Tlb・・・・・・(式4)
計測温度Tla:無線計測端末24aが計測した計測温度。
計測温度Tlb:無線計測端末24bが計測した計測温度。
設定温度Tma:設定端末23aにより設定された空調エリア21aの設定温度。
設定温度Tmb:設定端末23bにより設定された空調エリア21bの設定温度。
代表室温Tna:空調エリア21aの代表室温。
代表室温Tnb:空調エリア21bの代表室温。
温度差ΔTa:設定温度Tmaと代表室温Tnaの温度差。
温度差ΔTb:設定温度Tmbと代表室温Tnbの温度差。
また、この例では、設定温度TmaとTmbは同じ温度が設定されているものとする。
なお、本実施の形態及び以降の説明では、設定温度TmaとTmbを合わせて設定温度Tm、代表室温TnaとTnaを合わせて代表室温Tn、計測温度TlaとTlbを合わせて計測温度Tlと、温度差ΔTaとΔTbを合わせて温度差ΔTと称する場合がある。
前述の図5〜図11で説明したように、ΔTaから室内機2aに必要な能力が予測でき、ΔTbから室内機2bに必要な能力が予測できる。例えば冷房運転時は、代表室温Tna、Tnbが設定温度Tma、Tmbより高くなってΔTa、ΔTbが大きくなるほど、必要な能力が増加する。したがって、室内機2aの必要能力を得るために膨張弁7aの開度を制御し、また、室内機2bの必要能力を得るために膨張弁7bの開度を制御する。そして、室内機2a、2bの合計能力に基づいて、圧縮機4の周波数を演算して制御する。
前述の実施の形態1では、室内機2a、2bと無線計測端末24a、24bを1対1で対応させ、無線計測端末24aの計測温度Tlaを代表室温Tnaとし、無線計測端末24bの計測温度Tlbを代表室温Tnbとする場合について説明した。
本実施の形態2では、任意の位置に設置した無線計測端末24a、24bの検出温度Tla、Tlbに基づいて、代表室温Tna、Tnbを演算により算出する場合の例を説明する。
ここで、空気調和装置200の通信部201は、室内機2a、2bに設置されているものとする。室内機2aは、無線計測端末24a、24bと通信を行い、無線計測端末24a、24bのx座標、y座標と計測温度Tla、Tlbを取得する。
T=α+β・x+γ・y・・・・・・(式5)
ここでα、β、γは回帰係数である。
また、空調エリア21bの中央座標(x2b,y2b)を代表座標として近似式Tに代入し、代表室温Tnbを次式のようにして求めることができる。
Tna=α+β・x2a+γ・y2a・・・・・・(式6)
Tnb=α+β・x2b+γ・y2b・・・・・・(式7)
図15は、空調エリア21の上面配置図である。図15では、白抜きの丸印で示す複数の計算点を設定している。そして、上記近似式Tに各計算点の座標を代入して各計算点の温度を算出し、算出したすべての温度の平均値を求め、これを代表室温Tnaあるいは代表室温Tnbとすることができる。
本実施の形態3では、空調エリアに複数の無線計測端末を設置した場合の、代表室温の算出例について説明する。
図16において、空調エリア21には、4台の無線計測端末24a〜24dが設置されている。無線計測端末24a、24b、24cは空調エリア21aに、無線計測端末24b、24c、24dは空調エリア21bに設置されている。なお、無線計測端末24b、24cは、空調エリア21aと空調エリア21bとが重複する共通空調エリア21abに設置されている。
図17(A)は、代表室温Tna、設定温度Tma、及び温度差ΔTaの関係を示す図、図17(B)は、代表室温Tnb、設定温度Tmb、及び温度差ΔTbの関係を示す図である。
計測温度Tlc:無線計測端末24cが計測した計測温度。
計測温度Tld:無線計測端末24dが計測した計測温度。
室内機2aの下方でかつ床25から1mの位置を基準座標(0,0)とすると、無線計測端末24aの座標は(xa,ya)、無線計測端末24bの座標は(xb,yb)、無線計測端末24cの座標は(xc,yc)、無線計測端末24dの座標は(xd,yd)と表現できる。
代表室温Tnaを算出する際には、室内機2aは、無線計測端末24a〜24dと通信を行い、これらの中から室内機2aの空調エリア21a内にある無線計測端末24a、24b、24cを自動的に選択する。そして、無線計測端末24a、24b、24cのx座標とy座標を説明変数とし、計測温度Tla、Tlb、Tlcを目的変数として最小二乗法などで回帰分析をすることで、次の近似式Taを得る。
Ta=αa+βa・x+γa・y・・・・・・(式8)
ここでαa、βa、γaは回帰係数である。上記式では、室内機2aの真下を原点とするxy座標系で表現される。
Tna=αa+βa・x2a+γa・y2a・・・・・・(式9)
Tb=αb+βb・x’+γb・y’ ・・・・・・(式10)
上記式では、室内機2bの真下を原点とするx’y’座標系で表現される。
Tnb=αb+βb・x’2b+γb・y’2b・・・・・・(式11)
図16で示すように、空調エリア内に複数の計算点を設定し上記近似式Ta、Tbに各計算点の座標を代入して各計算点の温度を算出し、算出したすべての温度の平均値を求め、これを代表室温Tnaあるいは代表温度Tnbとすることもできる。
本実施の形態4では、空調エリア内に複数の無線計測端末を設置した場合の、代表室温を算出する他の例について説明する。
また、室内機2bの代表室温Tnbも同様に、無線計測端末24b、24c、24dの距離Lb、Lc、Ldに基づいて代表室温Tnbを算出する。
Tna=(Tla・Ia+Tlb・Ib+Tlc・Ic)/(Ia+Ib+Ic)・・・・・・(式12)
Tnb=(Tlb・Ib+Tlc・Ic+Tld・Id)/(Ib+Ic+Id)・・・・・・(式13)
Ia=1/La
Ib=1/Lb
Ic=1/Lc
Id=1/Ld
本実施の形態5では、ユーザの居場所を検知するための人感センサーを設け、人感センサーの検出結果に応じて空調制御を行う場合の実施の形態について説明する。本実施の形態5では、前述の実施の形態1〜4と同様、空調エリア21内に複数の無線計測端末を設置しているものとする。
前述の実施の形態1〜実施の形態5では、空調エリアに複数の無線計測端末を設置し,無線計測端末の計測温度に基づいて代表室温を算出する場合の例について説明した。本実施の形態6では、無線計測端末を1台設置するとともに、各室内機に吸込み温度センサーを設けて、代表室温を算出する場合の例について説明する。
図23は、代表室温Tna、Tnb、設定温度Tma、Tmb、及び温度差ΔTa、ΔTbの関係を示す図である。
吸込み空気温度Tka:吸込み空気温度センサー13aが計測した吸込み空気温度。
吸込み空気温度Tkb:吸込み空気温度センサー13bが計測した吸込み空気温度。
温度差ΔTua:計測温度Tlaと吸込み温度Tkaの温度差。
代表室温Tnaは、空調エリア21aに設置されている無線計測端末24aの計測温度Tlaをそのまま用いる。すなわち、代表室温Tnaは次式で表される。
Tna=Tla・・・・・・(式14)
まず、無線計測端末24aの計測温度Tlaと、室内機2aの吸込み空気温度センサー13aが検出した吸込み空気温度Tkaとの温度差ΔTuaを求める。
ΔTua=Tka−Tla・・・・・・(式15)
Tnb=Tkb−ΔTua・・・・・・(式16)
すなわち、空調エリア21bに無線計測端末を配置して温度を計測したとすると、その計測温度と吸込み温度Tkbとの間には、温度差ΔTuaと同じ温度差が生じると仮定して、代表室温Tnbを算出するのである。
本実施の形態7では、無線計測端末を1台設置するとともに、各室内機に吸込み温度センサーを設けて、代表室温を算出する場合の他の例について説明する。本実施の形態7では、吸込み空気温度センサー13a、13bのxy座標と、吸込み空気温度センサー13a、13bが検出した吸込み空気温度Tka、Tkbの温度に基づいて、空調エリア21a、21bの代表室温Tna、Tnbを算出する。
吸込み空気温度Tka:吸込み空気温度センサー13aが計測した吸込み空気温度。
吸込み空気温度Tkb:吸込み空気温度センサー13bが計測した吸込み空気温度。
温度T13la:近似式T13(後述する)により算出した無線計測端末24aの情報の温度。
温度差ΔTua:計測温度Tlaと温度T13laの温度差。
まず、吸込み空気温度センサー13a、13bにより吸込み温度Tka、Tkbを計測する。
T13=α13+β13・x+γ13・y・・・・・・(式17)
T13la=α13+β13・xa+γ13・ya・・・・・・・(式18)
ΔTua=T13la−Tla・・・・・・(式19)
Tna=Tka−ΔTua・・・・・・(式20)
Tnb=Tkb−ΔTua・・・・・・(式21)
T13’=α13+β13・x+γ13・y−ΔTua・・・・・・(式22)
そして、この第二の近似式T13’に代表座標(空調エリア21aの中央座標(x2a,y2a)、空調エリア21bの中央座標(x2b,y2b))の座標を代入して次式により代表室温Tna、Tnbを算出することもできる。
Tna=α13+β13・x2a+γ13・y2a−ΔTua・・・・・・(式23)
Tnb=α13+β13・x2b+γ13・y2b−ΔTua・・・・・・(式24)
本実施の形態8では、空気調和システム300の運用開始前の段階で各空調エリアにおける無線計測端末による温度計測を行っておき、運用開始後は前記温度計測の結果に基づいて代表室温を算出する例を説明する。なお、本実施の形態8及び本発明において、空気調和システムの「運用開始前」とは、室外機1や室内機2a、2bなどの空気調和システムを構成する構成要素を設置して試運転を行っている状態をいうものとする。
ΔTua’=Tla−Tka・・・・・・(式25)
ΔTub’=Tlb−Tkb・・・・・・(式26)
ΔTub=ΔTua・ΔTub’/ΔTua’・・・・・・(式27)
Tnb=Tkb−ΔTub・・・・・・(式28)
本実施の形態9では、前述の実施の形態1〜実施の形態8で説明したいずれかの方法で空調エリア21a、21bの代表室温Tna、Tnbを算出しているものとして、快適な空調を実現するための制御方法について説明する。特に本実施の形態9では、空調エリアがペリメーターゾーンであるか否かを考慮して空調制御を行う例を説明する。なお、本実施の形態9は、前述の実施の形態1〜実施の形態8と組み合わせて実施することができる。
冷房運転時:ΔTb=C1(Tnb−Tmb)・・・・・・(式29)
暖房運転時:ΔTb=C2(Tnb−Tmb)・・・・・・(式30)
ただし、C1>1、0≦C2≦1。
このように、空調エリア内に複数設置された無線計測端末の検出温度に基づいて日射の有無(ペリメーターゾーンか否か)を判定するので、判定精度が高い。また、無線計測端末の設置数を増加させることにより、より精度の高い判定を行うことができる。
本実施の形態10では、前述の実施の形態9で説明したペリメーターゾーンのように、設定温度Tmに対して適切な温度調節ができていない場所が存在する場合において、代表室温Tna、Tnbを算出する方法を説明する。なお、前述の実施の形態9で述べた方法により、ペリメーターゾーンを特定しているものとする。また、前述の実施の形態6〜実施の形態8で説明したのと同様に、無線計測端末を1台設置するとともに、各室内機に吸込み温度センサーを設けているものとして説明する。
そして、無線計測端末24aと空調エリア21aの代表座標との距離をL1、無線計測端末24aと空調エリア21bの代表座標との距離をL2とする。なお、本実施の形態10では、代表座標は空調エリアの中央座標とする。
そして、距離L1と所定の基準値Lとを比較し、0≦L1≦Lであれば次式により代表室温Tnaを算出する。
同様に、距離L2と所定の基準値Lとを比較し、0≦L2≦Lであれば次式により代表室温Tnbを算出する。
[0≦L1≦L の場合]
Tna=Tla(1−L1/L)+Tka(L1/L)・・・・・・(式31)
[0≦L2≦L の場合]
Tnb=Tla(1−L2/L)+Tkb(L2/L)・・・・・・(式32)
[L1>L の場合]
Tna=Tka・・・・・・(式33)
[L2>L の場合]
Tnb=Tkb・・・・・・(式34)
温度調節が適切でない箇所(室内機の吸込み空気温度が居室の温度と異なっている箇所)に無線計測端末24aを設置すれば、無線計測端末24a近辺が重点的に能力補正され、その他のエリアは通常制御を維持することができる。
本実施の形態11では、空調エリア21aと空調エリア21bが重複する領域である共通空調エリア21abの空調制御について説明する。
Tnab=(Tlb+Tlc)/2・・・・・・(式35)
ただし、室内機2a側の近似式と室内機2b側の近似式とは異なる座標軸であるため、各近似式に代入する代表座標(xab,yab)の値は、座標軸に合わせた値をそれぞれ算出する必要がある。また、室内機2a側の近似式と室内機2b側の近似式とにより求めた計算温度が異なる場合には、両者の平均値を代表温度Tnabとすることができる。
[近似式Tを用いて算出する場合]
Tnab=T(xab,yab)=α+β・xab+γ・yab・・・・・・(式36)
[近似式Ta、Tbを用いて算出する場合]
Tnab=Ta(xab,yab)=αa+βa・xab+γa・yab・・・・・・(式37)
Tnab=Tb(xab,yab)=αb+βb・xab+γb・yab・・・・・・(式38)
[近似式T13’を用いて算出する場合]
Tnab=T13’(xab,yab)=α13+β13・xab+γ13・yab− ΔTua・・・・・・(式39)
Tnab=(Tna+Tnb)/2・・・・・・(式40)
Tmab=(Tma+Tmb)/2・・・・・・(式41)
ΔTab=Tnab−Tmab・・・・・・(式42)
次に、共通空調エリア21abの空調制御について説明する。
本実施の形態12では、隣接する2つの空調エリアにおいて、空調エリアの温度状態に応じて各室内機の運転状態を制御する場合の動作を説明する。なお、本実施の形態12は、前述の実施の形態1〜実施の形態11と組み合わせて実施することができる。
Ra=Qea/Qea0・・・・・・(式43)
Rb=Qeb/Qeb0・・・・・・(式44)
Qe=Qea+Qeb・・・・・・(式45)
所定の冷房能力Qeを出す際、能力比率Ra、Rbに偏りがある運転状態よりも能力比率Ra、Rbが同程度の運転状態の方が効率がよい。
きい場合であって、共通空調エリア21abの代表温度Tnabが設定値Tmabに未達な場合には、室内機2aを強制的に運転し、共通空調エリア21abの空調を補助してもよい。このとき、室内機2aの気流を共通空調エリア21abに向けると、代表室温Tnbが設定温度mbに達するまでの時間を短縮することができるとともに、室内機2aの近傍エリアが能力過多となるのを抑制することができる。
本実施の形態13では、各室内機の空調エリア内において、その空調エリア内における高温部と低温部を探索し、探索結果に基づいて空調制御を行う動作例を説明する。
また、空調エリア21を複数に分割し、分割した領域ごとの無線計測端末の計測温度の平均値を算出する。そして、空調エリア21全体の平均温度と、分割した領域ごとの平均温度とを比較し、両者の差分に応じて高温部と低温部を特定することもできる。
また、複数の無線計測端末の中で最高温度を検出した無線計測端末が設置された場所を高温部とし、最低温度を検出した無線計測端末が設置された場所を低温部とすることもできる。
温度の近似式に、空調エリア内の任意の計算点の座標を代入して温度を計算し、各計算点の温度の中から最高温度と最低温度を抽出することによって、高温部と低温部を探索することができる。
また、各計算点の温度の平均値を求め、平均値よりも所定値以上高い計算温度の計算点の座標を高温部とし、平均値よりも所定値以上低い計算温度の計算点の座標を低温部とすることもできる。
また、空調エリアを複数に分割し、分割した領域ごとの計算点の計算温度の平均値を算出する。そして、空調エリア21全体の計算温度の平均温度とを比較し、両者の差分に応じて高温部と低温部を特定することもできる。
本実施の形態14では、前述の実施の形態6〜実施の形態8で述べたように吸込み空気温度を検出する場合において、吸込み空気温度Tkと代表室温Tnとに基づいて、空調エリアの上下方向における空調制御を行う場合の動作例を説明する。なお、本実施の形態14は、前述の実施の形態6〜8と組み合わせて実施することができる。
ΔTua=Tka−Tna・・・・・・(式46)
ΔTub=Tkb−Tnb・・・・・・(式47)
本実施の形態15では、無線計測端末内に、温度センサーだけでなく、湿度センサー、風速センサー、グローブ温度計、日射センサーを設けて、これらセンサーの検出結果に応じて空調制御を行う場合の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態15は、前述の実施の形態1〜14と組み合わせて実施することができる。
温度と湿度と風速はセンサーの値をそのまま使用し、平均放射温度はグローブ温度計の値から求め、着衣量は室外機1の外気温センサー17で計測された外気温を使って空調エリア内の人の着衣量を推算する。代謝熱生産量は通常のオフィスでの活動量から予測して1met程度の値を用いる。
このように、サーバーや食品、薬品のような温度管理対象物を空調対象とする場合には、対象物の温度を直接計測して空調管理することで周囲空気の冷やし過ぎや暖め過ぎを抑制することができる。このため、消費電力量を削減でき、温度管理対象物の品質管理も改善することができる。
このように、遠隔監視装置への通報機能を備えることによって、温度管理対象物に被害が出る前に異常温度を検知できる。また、無線計測端末に設けた電池残量計測手段から電池残量がある一定値より減少した場合に通報する機能を備えればメンテナンスが確実に実施できる。監視装置100か遠隔監視装置101の中に無線計測端末で検知した温度をグラフ表示する機能やデータ保存する機能を設けることで、異常原因の分析に役立つ。
Claims (12)
- 容量可変形圧縮機、冷媒流路切換手段、及び室外熱交換器を備えた一又は複数の室外機と、
弁開度をパルス制御可能とした膨張弁、及び室内熱交換器を備えた複数の室内機とが冷媒配管接続された空気調和装置を備え、
前記膨張弁の弁開度を制御する膨張弁制御手段と、
前記室内機の空調エリアの代表室温と前記室内機の設定温度との温度差に基づいて前記容量可変形圧縮機の周波数を制御する圧縮機制御手段と、
前記各室内機の空調エリアに1台以上設置されるように複数台設置され、温度検出手段を備えた無線計測端末とを有し、
前記室内機と最短距離に設置された前記無線計測端末の計測結果を、当該室内機の空調エリアにおける代表室温とし、
複数の前記空調エリアの代表室温の平均値と、各前記空調エリアの代表室温との差異に基づいて、各空調エリアがペリメーターゾーンであるか否かを判断し、ペリメーターゾーンであると判断した場合には、その空調エリアの代表室温と設定温度との温度差を補正する
ことを特徴とする空気調和システム。 - 容量可変形圧縮機、冷媒流路切換手段、及び室外熱交換器を備えた一又は複数の室外機と、
弁開度をパルス制御可能とした膨張弁、及び室内熱交換器を備えた複数の室内機とが冷媒配管接続された空気調和装置を備え、
前記膨張弁の弁開度を制御する膨張弁制御手段と、
前記室内機の空調エリアの代表室温と前記室内機の設定温度との温度差に基づいて前記容量可変形圧縮機の周波数を制御する圧縮機制御手段と、
前記各室内機の空調エリアに1台以上設置されるように複数台設置され、温度検出手段を備えた無線計測端末とを有し、
前記室内機と最短距離に設置された前記無線計測端末の計測結果を、当該室内機の空調エリアにおける代表室温とし、
複数の前記無線計測端末の計測結果の平均値と、前記各空調エリア内に設置された前記各無線計測端末の計測結果との差異に基づいて、各空調エリアがペリメーターゾーンであるか否かを判断し、ペリメーターゾーンであると判断した場合には、その空調エリアの代表室温と設定温度との温度差を補正する
ことを特徴とする空気調和システム。 - 前記複数の室内機が共通して空調対象とする共通空調エリアにおいて、
該共通空調エリアに設置された前記無線計測端末の計測結果の平均値、もしくは、近似式に基づいて算出した前記室内機の空調エリアの代表座標の温度、もしくは、前記共通空調エリアと重複する空調エリアの代表室温の平均値を、前記共通空調エリアの代表温度とし、
前記共通空調エリアの設定温度は、該共通空調エリアに対して空調を行う前記室内機の設定温度の平均値とし、
前記共通空調エリアの代表温度と前記共通空調エリアの設定温度の差分をΔTabとし、
前記共通空調エリアの空調制御においては、
冷房時に前記ΔTabが所定値以下となる場合には前記共通空調エリアへの風量を低下させ、前記ΔTabが所定値を超える場合には前記共通空調エリアへの風量を増加させ、
暖房時に前記ΔTabが所定値以下となる場合には前記共通空調エリアへの風量を増加させ、前記ΔTabが所定値を超える場合には前記共通空調エリアへの風量を低下させる
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の空気調和システム。 - 前記複数の室内機が共通して空調対象とする共通空調エリアにおいて、
該共通空調エリアの代表室温が、該共通空調エリアの設定室温に対して所定値以上未達である場合には、該共通空調エリアを空調対象とする複数の室内機のうちの一の室内機を強制的に運転させる
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか記載の空気調和システム。 - 前記室内機の吹出口に、気流の向きと風量のいずれか又は両方を変更可能な風向風量調節手段を設け、
前記無線計測端末の計測結果、もしくは、近似式に基づいて、前記室内機の空調エリアの高温部と低温部とを特定し、
冷房時には、前記風向風量調節手段により前記高温部に気流を向け、
暖房時には、前記風向風量調節手段により前記低温部に気流を向ける
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか記載の空気調和システム。 - 前記室内機に無線通信手段を設け、前記無線計測端末と通信可能とした
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか記載の空気調和システム。 - 前記無線計測端末と通信可能な無線通信手段を備え、前記設定温度を設定可能な設定端末を備えた
ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか記載の空気調和システム。 - 無線信号の受信電波強度測定手段、もしくは、無線信号の伝播遅延時間測定手段を備え、前記無線計測端末の座標を、前記受信電波強度測定手段もしくは伝播遅延時間測定手段の測定結果に基づいて算出する
ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか記載の空気調和システム。 - 湿度検出手段、風速検出手段、グローブ温度計、日射検出手段のうちいずれか1以上を前記無線計測端末に設け、
SET* あるいはPMVを演算する演算手段を設け、
前記演算手段の演算結果に基づいて、前記圧縮機の周波数及び/又は前記室内機の気流方向を制御する
ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか記載の空気調和システム。 - 前記無線計測端末は電池残量計測手段を備え、電池残量が所定値以下となった場合には、遠隔監視装置に通報する
ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか記載の空気調和システム。 - 前記無線計測端末は、計測結果が異常値を示した場合には、遠隔監視装置に通報する
ことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか記載の空気調和システム。 - 請求項10または請求項11記載の空気調和システムの遠隔監視装置であって、
前記無線計測端末からの通報に関する情報を管理する
ことを特徴とする遠隔監視装置。
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