JP4849520B2 - 表面処理粒状物の製造装置、方法および表面処理粒状物 - Google Patents

表面処理粒状物の製造装置、方法および表面処理粒状物 Download PDF

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Description

本発明は、小麦、米、そば等の穀粒や、豆類等の粒状食品原料、その他の粒状物を研削、表層部除去等の表面処理をして、表面処理粒状物を製造する方法、装置、および得られる表面処理粒状物に関し、さらに詳細には可撓性研削材により粒状物を研削、表層部除去等の表面処理をして、表面処理粒状物を製造する装置、方法、ならびに得られる表面処理粒状物、およびこれを含む加工品に関するものである。
玄麦、玄米、玄そば等の穀粒の種皮または果皮等の表層部を除去した精麦、精米、そば丸抜きなどの調製には、精粉機、精米機、脱皮機等が使用されている。その原理は基本的には、穀粒同士を衝突ないしこすり合わせたり、攪拌羽あるいはビータ等で穀粒を打撃して硬質ゴム板などに当て、衝撃により表層部を除去するものである。このような衝撃的な方法では、胚芽や他の有用な部分が除去されるにもかかわらず、小麦の粒溝や、大麦の条溝のような狭溢部等の細い凹凸部の表皮等の除去はできない。精米機による玄米の精米には、穀粒をパンチング材等により形成される外筒内部をスクリューで圧送し、外筒の抵抗と穀粒の摩擦により表層部を研削するものがあるが、この方法では研削時の発熱により風味や有用な化学成分が変化してしまう欠陥がある。
米等の穎(もみ殻)は、もみ擦り機等により、ゴムロール間を通すことにより除去するものがあるが、そばの果皮(そば殻)は、もみ擦り機等により除去することが困難である。小麦などの表層部の除去ないし研削方法として、穀粒を対向する研削ロールの間隙を通過させて表層部を研削する方法があるが、この方法でも小麦の粒溝、大麦の条溝などの内部を研削することは困難である。このように従来の穀粒等の粒状物の表面処理方法では、粒状物の表層部や溝の不要部位を除去して、加熱や酸化により活性を失う有用物質の特性を損なうことなく処理することは困難である。
特許文献1(特開平10−15408号公報)には、外周面にブラシを有する回転体を円筒内で回転させ、円筒の内周部に充填された米粒の層をブラシで回転させて精米する研米機が示されている。しかしこのブラシは回転翼やビータと同様の機能を有するもので、ブラシで回転させることにより、米粒の層を内側から移動させ、大部分の米層は米粒同士がすれることにより精米するものあり、小麦の粒溝や、大麦の条溝のような狭溢部等の細い凹凸部の表皮等の除去はできない。
特開平10−15408号公報
本発明の課題は、簡単な装置と操作により、玄米や玄そば等の穀類粒子のように胚芽や種皮を有する場合、あるいは麦類等のように表面に狭溢部のような細い凹凸部を有する原料粒状物の場合でも、過剰な圧力や温度をかけずに表層部を効率良く研削して、有用物を変質、分解あるいは除去することなく、表面の不可食部、酸化皮膜層、付着物等の不用部を除去し、品質の良い精製した表面処理粒状物、加工物を製造することができる表面処理粒状物の製造装置、その方法、ならびにこれらから得られる表面処理粒状物、およびこれを含む加工品を提供することである。
本発明は次の表面処理粒状物の製造装置、その方法、ならびにこれらから得られる表面処理粒状物、およびこれを含む加工品である。
(1) 内周に沿って移動する粒状物を保持する多数の保持部を有する円筒状の保持筒と、
保持筒の保持部に保持した粒状物の表面に先端部が接触するように回転する可撓性の長尺研削材が、保持筒の軸心に沿って伸びる回転軸から多数放射方向に伸びる研削部材と、
保持筒へ原料粒状物を供給する原料供給部と、
保持筒から表面処理粒状物を排出する処理物排出部とを備え、
前記保持筒が、保持部として多数の小孔を有するパンチング材からなることを特徴とする表面処理粒状物の製造装置。
(2) 保持筒の筒径を調節する調節部材を有する上記(1)記載の装置。
(3) 長尺研削材が、砥粒を配合した樹脂材からなる上記(1)または(2)記載の装置。
(4) 研削部材が、砥粒を配合した樹脂材からなる長尺研削材が放射方向に伸びる板状研削材を回転軸に沿って積層したものである上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の装置。
(5) 研削部材が、砥粒を配合した樹脂材からなる長尺研削材が放射方向に伸びる板状研削材を回転軸に沿って、長尺研削材の先端よりも内側に先端部が伸びる研磨板および/またはスペーサを介して積層したものである上記(4)記載の装置。
(6) 処理物排出部から排出される表面処理粒状物の処理状態を識別する識別部材、および識別された表面処理粒状物を選別する選別部材を備えた上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の装置。
(7) 内周に沿って移動する粒状物を保持する多数の保持部を有する円筒状の保持筒へ原料粒状物を供給し、
保持筒の保持部に原料粒状物を保持した状態で、
保持筒の軸心に沿って伸びる回転軸から可撓性の長尺研削材が多数放射方向に伸びる研削部材を回転させることにより、
長尺研削材の先端部を粒状物の表面に接触させて回転させ、
粒状物の表面処理を行う方法であって、
前記保持筒が、保持部として多数の小孔を有するパンチング材からなることを特徴とする表面処理粒状物の製造方法。
(8) 上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の装置を用いる上記(7)記載の方法。
(9) 上記(7)または(8)記載の方法によって得られる表面処理粒状物。
(10) 上記(9)記載の表面処理粒状物を含む加工品。
本発明において、表面処理の対象となる原料の粒状物は、研削、表層部除去等の表面処理ができるものであれば制限はなく、小麦、米、そば等の穀粒や、豆類等の粒状食品原料、ならびに生物、有機物、化学物質等のその他の粒状物が挙げられる。穀類種子の中では、表層部に穎(えい)を有する籾、果皮を有する玄ソバ、種皮と糊粉層を有する玄米、麦類、果皮と種皮を有するトウモロコシ、種皮とクチクラ層を有する大豆、粒溝や条溝を有する麦類、その他の硬質、軟質の表層部を有する粒状物が被処理物として適しているが、これらに限らない。
本発明において、表面処理は、研削部材により粒状物の表面を研削し、研磨し、あるいは表層部を除去するなど、粒状物の表面を物理的に処理することを意味する。具体的には、玄小麦、玄米、玄そば等の穀粒の表皮等の表層部を除去して調製する精麦、精米、精そばなど、表粒状物の面の不可食部、酸化皮膜層、付着物等の不用部を除去して精製したり、あるいは研磨するような処理がある。この中には、通常のもみ擦り機等により除去することができないそばの果皮(そば殻)等を除去する処理も含まれるが、小麦、米の頴(もみ殻)の除去が含まれてもよい。
本発明の表面処理粒状物の製造方法では、内周に沿って移動する粒状物を保持する多数の保持部を有する円筒状の保持筒へ原料粒状物を供給し、保持筒の保持部に原料粒状物を保持した状態で、保持筒の軸心に沿って伸びる回転軸から可撓性の長尺研削材が多数放射方向に伸びる研削部材を回転させることにより、長尺研削材の先端部を粒状物の表面に接触させて回転させ、粒状物の表面処理を行うことにより表面処理粒状物を製造する。
このような本発明の表面処理粒状物の製造方法に用いるための表面処理粒状物の製造装置は、内周に沿って移動する粒状物を一時的に保持する多数の保持部を有する円筒状の保持筒と、保持筒の保持部に保持した粒状物の表面に先端部が接触するように回転する可撓性の長尺研削材が、保持筒の軸心に沿って伸びる回転軸から多数放射方向に伸びる研削部材と、保持筒へ原料粒状物を供給する原料供給部と、保持筒から表面処理粒状物を排出する処理物排出部とを備えた装置であり、このような装置により、表面処理粒状物を製造する。
本発明の表面処理粒状物の製造装置において、保持筒は、原料粒状物を収容して表面処理するもので、円筒状に形成され、内周に沿って移動する粒状物を保持する多数の保持部を有する構成となっている。保持部は、粒状物を一時的に保持する多数の小孔を有するものであり、構造および製造が簡単なため好ましい。保持筒は、保持部として多数の小孔を有するパンチング材からなるものである。この場合、多数の小孔は、長尺研削材が移動する方向に粒状物の長軸が一致して粒状物を保持するように、保持筒の円周方向に長径が配置される楕円形の孔であるのが好ましい。保持筒は縦方向、横方向など、任意の方向に配置でき、縦方向の場合の粒状物の移動方向は、上方向でも下方向でもよい。保持筒には、保持筒の筒径を調節する調節部材を有するのが好ましい。
長尺研削材は可撓性の材料から長尺に形成され、保持筒の保持部に保持した粒状物の表面に先端部が接触し押圧して回転するように、保持筒の軸心方向に伸びる回転軸から多数が放射方向に伸びる構成となっている。ここで長尺研削材の先端部が接触する粒状物の表面は、保持筒の保持部に保持した粒状物の表面であり、保持部に保持した1個の粒状物の表面に長尺研削材の先端部が接触するのが基本的な状態であるが、このように保持部に保持した粒状物によりせき止められた粒状物の表面に長尺研削材の先端部が接触する場合もある。長尺研削材が伸びる放射方向は、回転軸の軸心側から保持筒の内周円の方向に伸びることを意味するが、長尺研削材は可撓性の材料からなるため、回転によって撓って湾曲し、全体として渦巻状になっていてもよい。
長尺研削材は、研磨性を有する可撓性の材料から形成されるが、砥粒を配合した樹脂材からなるのが好ましい。砥粒としては、セラミック砥石等の粒径0.0005〜0.5mmのものが使用でき、樹脂としては、ポリエステル等の各種の有機高分子が使用できる。長尺研削材の形状は、線状、先細の長尺板状など、研削可能な任意の形状とすることができる。砥粒を配合した樹脂材から形成する場合、樹脂の成形により形成することができ、製造も容易である。この場合、多数の長尺研削材が中央部から放射方向に伸びる板状研削材として成形すると、全体が一体化して、強度、研磨性等も増し、製造も容易である。
研削部材は、上記のような長尺研削材が保持筒の軸心に沿って伸びる回転軸から多数放射方向に伸びるように設けられた構造体である。この場合、長尺研削材は回転軸の全周から放射方向に伸びるとともに、長尺研削材が伸びる位置は、保持筒の軸心に沿って伸びる回転軸の領域である。従って研削部材の全体形状は、長尺研削材間に間隙が形成された円筒状の形状となる。砥粒を配合した樹脂材からなる長尺研削材の場合、長尺研削材が放射方向に伸びる板状研削材を回転軸に沿って積層したものを用いると、全体が一体化して、強度、研磨性等も増し、製造も容易であり好ましい。この場合、砥粒を配合した樹脂材からなる長尺研削材が放射方向に伸びる板状研削材を回転軸に沿って、長尺研削材の先端よりも内側に先端部が伸びる研磨板および/またはスペーサを介して積層して研削部材を形成することができる。
原料供給部は、保持筒へ原料粒状物を供給し、保持筒と研削部材の長尺研削材の先端間に導くように構成される。また処理物排出部は、保持筒と長尺研削材の先端間で表面処理された表面処理粒状物を保持筒から排出するように構成される。原料粒状物を供給する手段および表面処理粒状物を排出する手段としては、スクリュウコンベアのような機械的手段でもよく、また空気等の流体を用いるものでもよい。処理物排出部には、排出される表面処理粒状物の識別部材、および選別部材を設けることにより、処理物の表面処理状態を識別し、識別された表面処理粒状物を選別して排出し、あるいは元に戻すことができる。
上記の表面処理粒状物の製造装置では、原料供給部から原料粒状物を保持筒へ供給し、粒状物を保持筒の内周と研削部材の長尺研削材間を移動させながら、保持筒の保持部に原料粒状物を保持した状態で、保持筒の軸心に沿って伸びる回転軸から可撓性の長尺研削材が多数放射方向に伸びる研削部材を回転させることにより、長尺研削材の先端部を粒状物の表面に接触させて回転させ、粒状物の表面処理を行うことにより、表面処理粒状物を製造する。
このとき原料粒状物は、保持筒の内周と研削部材の長尺研削材間を移動する間に、保持筒の保持部に1粒ずつが一時的に保持され、この状態で研削部材を回転させることにより、長尺研削材の先端部が粒状物の表面に接触して回転し、過剰な圧力や温度をかけずに表層部を効率良く研削して、粒状物の表面に付着した不可食部、酸化皮膜層、その他の付着物等の不用部を除去し、有用物を変質、分解あるいは除去することなく、品質の良い精製した表面処理粒状物が製造される。
保持部に保持された粒状物は、長尺研削材の回転に伴って転がりながら移動し、次の保持部に保持されて同様の表面処理を受け、これが繰り返される。このため麦類等のように、表面に粒溝や条溝のような狭溢部などの細い凹凸部を有する原料粒状物の場合でも、長尺研削材の先端部が粒溝や条溝のような狭溢部を研削し、不用物を除去する。特に保持部が多数の小孔で、長尺研削材が移動する方向に粒状物の長軸が一致して粒状物を保持するように、保持筒の円周方向に長径が配置される楕円形の孔である場合には、穀粒等の原料粒状物は円周方向に長径が配置される状態で保持部の小孔に保持されるため、粒溝や条溝の方向が長尺研削材の先端部の移動方向と一致し、粒溝や条溝の研削や表面処理が完全になる。
保持筒が、保持部として多数の小孔を有するパンチング材からなるので、原料粒状物の保持が確実になるとともに、製造が容易になり、小孔の形成や、形状、方向、配置等が容易になる。保持筒が、保持筒の筒径を調節する調節部材を有する場合は、保持筒の保持部と、長尺研削材の先端部の間隔を調整して、保持部に保持された粒状物と長尺研削材の先端部が接触するときの押圧力を調整し、表面処理性能を調整することができる。
長尺研削材が、砥粒を配合した樹脂材からなる場合は、研削等の表面処理効果を高め、そばの果皮等の穀粒の外皮、その他の強固な付着物の除去が容易になるほか、製造も容易である。多数の長尺研削材を、中央部から放射方向に伸びる板状研削材として成形すると、全体が一体化して、強度、研磨性等も増し、長尺研削材の製造が容易であるとともに、研削部材の形成も容易になる。すなわち砥粒を配合した樹脂材からなる長尺研削材が一体化した板状研削材を、回転軸に沿って積層するだけで容易に製造でき、全体が一体化して、強度、研磨性等も増し好ましい。この場合、砥粒を配合した樹脂材からなる長尺研削材が放射方向に伸びる板状研削材を回転軸に沿って、スペーサを介して積層して研削部材を形成することができるが、長尺研削材の先端よりも内側に先端部が伸びる研磨板として、ダイヤモンドディスク等の円盤状の研磨板を介して積層すると、研磨がさらに高くなり、外皮等の除去が容易になる。
本発明の表面処理粒状物は、上記により製造された表面処理粒状物であり、また本発明の加工品は、上記により製造された表面処理粒状物含む加工品である。
以上のとおり、本発明によれば、内周に沿って移動する粒状物を保持する多数の保持部を有する円筒状の保持筒へ原料粒状物を供給し、保持筒の保持部に原料粒状物を保持した状態で、保持筒の軸心に沿って伸びる回転軸から可撓性の長尺研削材が多数放射方向に伸びる研削部材を回転させることにより、長尺研削材の先端部を粒状物の表面に接触させて回転させ、粒状物の表面処理を行うようにし、前記保持筒が、保持部として多数の小孔を有するパンチング材からなるようにしたので、簡単な装置と操作により、玄米や玄そば等の穀類粒子のように胚芽や種皮を有する場合、あるいは麦類等のように表面に狭溢部のような細い凹凸部を有する原料粒状物の場合でも、過剰な圧力や温度をかけずに表層部を効率良く研削して、有用物を変質、分解あるいは除去することなく、表面の不可食部、酸化皮膜層、付着物等の不用部を除去し、品質の良い精製した表面処理粒状物、加工物を製造することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
図1は実施例形態の表面処理粒状物の製造装置を示す縦断面図、図2はその一部の拡大断面図、図3はその水平断面図、図4は研削部材の平面図、図5は保持筒の一部の斜視図である。
図1〜5において、表面処理粒状物の製造装置は、研削部1として縦型の外筒2内に保持筒3が上下方向に収容され、その内側に研削部材4が配置され、研削部材4の回転軸5側から可撓性の長尺研削材6が保持筒3の内周に向かって渦巻き状の放射状に伸びるように形成されている。保持筒3はパンチング材により円筒状に形成され、内周に沿って移動する粒状物7を一時的に保持する多数の小孔からなる保持部8を有する。研削部材4の長尺研削材6は、保持筒3の保持部8に保持した粒状物7の表面に先端部が接触するように回転するように、保持筒3の軸心に沿って伸びる回転軸5から多数放射方向に伸びるように形成されている。保持筒3の下部には、原料粒状物7を供給する原料供給部11が設けられ、保持筒3の上部には、表面処理粒状物10を排出する処理物排出部12が設けられている。
保持筒3は、原料粒状物7を収容して表面処理するもので、上記のように円筒状に形成され、内周に沿って移動する粒状物7を保持するように多数の保持部8が形成されている。保持部8としては、粒状物を一時的に保持する多数の小孔が形成されており、小孔は構造および製造が簡単なため好ましい。保持筒3は保持部8として多数の小孔を有するパンチング材からなるので、構造および製造が簡単で好ましい。この場合、保持部8として多数の小孔は、長尺研削材6が移動する方向に粒状物7の長軸が一致して粒状物を保持するように、保持筒3の円周方向に長径が配置される楕円形に形成されている。保持筒3は縦方向に配置されている。

長尺研削材6は可撓性の材料から長尺に形成され、保持筒3の保持部8に保持した粒状物7の表面に先端部が接触し押圧して回転するように、保持筒3の軸心方向に伸びる回転軸5から多数が放射方向に伸びる構成となっている。ここで長尺研削材6の先端部が接触する粒状物7の表面は、保持筒3の保持部8に保持した粒状物7の表面であり、保持部8に保持した1個の粒状物7の表面に長尺研削材6の先端部が接触するように形成されているが、このように保持部8に保持した粒状物7によりせき止められた他の粒状物7の表面に長尺研削材6の先端部が接触するようにも形成されている。長尺研削材6が伸びる放射方向は、回転軸5の軸心側から保持筒3の内周円の方向に伸び、可撓性の材料からなる長尺研削材6の回転により撓って湾曲し、全体として渦巻状になるように形成されていてもよい。
長尺研削材6は、研磨性を有する可撓性の材料として、砥粒を配合した樹脂材から成形されている。砥粒としては、セラミック砥石等の粒径0.0005〜0.5mmのものが使用され、樹脂としては、ポリエステル等の各種の有機高分子が使用されている。長尺研削材6の形状は、先細の長尺板状とされているが、線状など、研削可能な他の形状としてもよい。砥粒を配合した樹脂材から形成されているため、樹脂の成形により形成することができ、製造は容易である。長尺研削材は、多数の長尺研削材が中央部から放射方向に伸びるように板状研削材9として成形されて、全体が一体化しており、強度、研磨性等も大で、製造も容易である。
研削部材4は、上記の長尺研削材6が保持筒3の軸心に沿って伸びる回転軸5から多数放射方向に伸びるように設けられた構造体であり、この場合、長尺研削材6は回転軸5の全周から放射方向に伸びているとともに、長尺研削材6が伸びる位置は、保持筒3の軸心に沿って伸びる回転軸5一定長さの領域である。従って研削部材4の全体形状は、長尺研削材6間に間隙13が形成された円筒状の形状となっている。砥粒を配合した樹脂材からなる長尺研削材6が放射方向に伸びる板状研削材9を回転軸5に沿って積層した研削部材4は、全体が一体化して、強度、研磨性等も増し、製造も容易である。この場合、砥粒を配合した樹脂材からなる長尺研削材が放射方向に伸びる板状研削材9が回転軸5に沿って、スペーサ14を介して積層して研削部材4が形成されている。
原料供給部11は、保持筒3へ原料粒状物7を供給し、保持筒3と研削部材4の長尺研削材6の先端間に導くように、保持筒3の下側に接続するスクリュウコンベア15によって構成されている。スクリュウコンベア15には、原料ホッパー16から原料粒状物7を供給する案内路17が連絡している。原料供給部11の周囲には支持部19が形成されている。
処理物排出部12は、保持筒3と長尺研削材6の先端間で表面処理された表面処理粒状物10を保持筒3から排出するように、保持筒3の上部に接続するスクリュウコンベア15aが形成され、処理粒状物排出路18が選別部21に連絡している。外筒と保持筒3間に除去物移送空間22が形成され、除去物排出路23に連絡している。処理物排出部12の上部には、吸引排出口24が形成されている。駆動装置20は回転軸5により、研削部材4およびスクリュウコンベア15、15aを回転させる駆動装置である。
選別部21には、処理物排出部12から排出される表面処理粒状物10を識別する識別部材25として、カラーセンサーが処理粒状物排出路18に対向して設けられ、また識別された表面処理粒状物10を選別する選別部材26として、圧縮空気導入管27およびエアーブロー電磁弁28が設けられている。処理物排出部12の処理粒状物排出路18は原料ホッパー16の上部に開口しており、圧縮空気導入管27の開口端部に対向して、選別粒状物29を排出する選別粒状物排出路30が選別粒状物受器31に連絡している。
上記の表面処理粒状物10の製造装置では、原料ホッパー16から案内路17を通して原料粒状物7を原料供給部11へ供給し、駆動装置20を回転させてスクリュウコンベア15により原料供給部11から原料粒状物7を保持筒3へ供給する。保持筒3では、粒状物7を保持筒3の内周と研削部材4の長尺研削材6間を移動させながら、保持筒3の保持部8に原料粒状物7を保持させ、この状態で研削部材4を回転させることにより、長尺研削材6の先端部を粒状物7の表面に接触させて回転させ、粒状物7の表面処理を行うことにより、表面処理粒状物10を製造する
原料粒状物7は胚乳7aと胚芽7bを有するが、保持筒3の内周と長尺研削材6間を移動する間に、保持筒3の保持部8に1粒ずつが一時的に保持され、この状態で研削部材を回転させることにより、長尺研削材6の先端部が粒状物7の表面に接触して回転し、過剰な圧力や温度をかけずに粒状物7の表層部を効率良く研削して、表面に付着した不可食部、酸化皮膜層、その他の付着物等の不用部を除去する。これにより有用物を変質、分解あるいは除去することなく、品質の良い精製した表面処理粒状物10が製造される。
保持部8に保持された粒状物7は、長尺研削材6の回転に伴って転がりながら移動し、次の保持部8に保持されて同様の表面処理を受け、これが繰り返される。このため麦類等のように、表面に粒溝や条溝のような狭溢部などの細い凹凸部を有する原料粒状物7の場合でも、長尺研削材6の先端部が粒溝や条溝のような狭溢部を研削し、不用物を除去する。保持部8が多数の小孔で、保持筒3の円周方向に長径が配置される楕円形の孔であるため、長尺研削材6が移動する方向に粒状物7の長軸が一致して粒状物7を保持することができ、穀粒等の原料粒状物7は円周方向に長径が配置される状態で保持部8の小孔に保持される。このため粒溝や条溝の方向が長尺研削材6の先端部の移動方向と一致し、粒溝や条溝の研削や表面処理が完全に行われる。
上記の処理中、研削部材4の回転中スクリュウコンベア15により原料粒状物7が供給されるので、原料粒状物7は保持筒3の内周と研削部材4の長尺研削材6間を上方向に移動して研削等の表面処理を受け、処理物排出部12へ排出される。保持筒3の保持部8の小孔を通過した表皮破砕物等の研削除去物は除去物移送空間22を落下し、除去物排出路23から排出される。処理物排出部12へ排出された表面処理粒状物10は、スクリュウコンベア15aにより処理粒状物排出路18から選別部21に送られるが、その間に吸引排出口24から浮遊物が吸引排出される。
選別部21では、処理物排出部12から排出される表面処理粒状物10を、識別部材25としてのカラーセンサーが表面処理粒状物10の色で、処理完了かどうかを識別する。処理完了と識別された場合は、選別部材26としてのエアーブロー電磁弁28が開いて、圧縮空気導入管27から圧縮空気を噴出し、選別粒状物2は選別粒状物排出路30から選別粒状物受器31に排出する。処理未完了と識別された場合は、選別部材26としてのエアーブロー電磁弁28が閉じて、非選別粒状物32は原料ホッパー16に落下し、再度表面処理を受ける。
上記処理において、保持筒3は保持部8として多数の小孔を有するパンチング材から構成されているので、原料粒状物7の保持が確実になるとともに、保持筒3の製造は容易であり、小孔の形成や、形状、方向、配置等は容易である。長尺研削材6は、砥粒を配合した樹脂材からなるため、研削等の表面処理効果を高め、そばの果皮等の穀粒の外皮、その他の強固な付着物の除去容易であり、製造も容易である。また多数の長尺研削材6が中央部から放射方向に伸びる板状研削材9として成形されているので、全体が一体化して、強度、研磨性等が増し、製造が容易であり、研削部材4の形成も容易である。すなわち砥粒を配合した樹脂材からなる長尺研削材6が一体化した板状研削材9を、回転軸5に沿って積層するだけで容易に製造でき、全体が一体化して、強度、研磨性等も増し好ましい。
図6は他の実施例形態の表面処理粒状物の製造装置を示す図2に対応する拡大断面図である。この実施例形態では、研削部材4は、長尺研削材6が一体化した板状研削材9を回転軸5に沿って、スペーサ14を介して積層した構造において、研削部材4の一部の領域において、スペーサ14に替えて、長尺研削材6の先端よりも内側に先端部が伸びる研磨板3として、ダイヤモンドディスク等の円盤状の研磨板を介して板状研削材9を積層して、研削部材4が形成されている。またこの研磨板3を介して板状研削材9を積層した領域に対応して、調節部材3が設けられ、保持筒3を外側から締め付けて筒径を調節し、保持筒3と長尺研削材6または板状研削材9の先端との間隔を小さくできるように構成されている
上記の装置では、研削部材4は、板状研削材9が、ダイヤモンドディスク等の円盤状の研磨板33を介して積層されているため、研磨性がさらに高くなり、外皮等の除去が容易になる。また保持筒3の筒径を調節する調節部材34を有するため、保持筒3と長尺研削材6の先端部の間隔を調節して、保持部8に保持された粒状物7と長尺研削材6の先端部が接触するときの押圧力を調整し、表面処理性能を調整することができる。
図7はさらに他の実施例形態を示す図3に対応する水平断面図である。この実施形態では、保持筒3は端部が重ね巻きされ、その重ね巻きされた端部を調節部材34の押圧部材35が締め付けて設けられている。この場合、調節部材3の押圧部材35で保持筒3を締め付け、重ね巻きされた端部を押し込んで筒径を調節し、保持筒3と長尺研削材6または板状研削材9の先端との間隔を小さくできるように構成されている。
図8はさらに他の実施例形態を示す垂直断面図である。この実施形態では、表面処理粒状物の製造装置は、研削部1、原料供給部11、処理物排出部12が横方向に配置されている。すなわち研削部1として横型の外筒2内に保持筒3が横方向に収容され、その内側に研削部材4が配置され、研削部材4の回転軸5側から可撓性の長尺研削材6が保持筒3の内周に向かって渦巻き状の放射状に伸びるように形成されている。原料ホッパー16は原料供給部11の上部に設けられ、選別粒状物受器31は、処理物排出部12の上部に設けられ、これらの中間部に選別部21が設けられている。この実施形態では、粒状物7は横方向に移動して表面処理を受けるが、その動作は前記実施形態と同様である。
以上の各実施形態では、内周に沿って移動する粒状物7を保持する多数の保持部8を有する円筒状の保持筒3へ原料粒状物7を供給し、保持筒3の保持部8に原料粒状物7を保持した状態で、保持筒3の軸心に沿って伸びる回転軸5から可撓性の長尺研削材6が多数放射方向に伸びる研削部材4を回転させることにより、長尺研削材6の先端部を粒状物7の表面に接触させて回転させ、粒状物7の表面処理を行うので、簡単な装置と操作により、玄米や玄そば等の穀類粒子のように胚芽や種皮を有する場合、あるいは麦類等のように表面に狭溢部のような細い凹凸部を有する原料粒状物7の場合でも、過剰な圧力や温度をかけずに表層部を効率良く研削して、有用物を変質、分解あるいは除去することなく、表面の不可食部、酸化皮膜層、付着物等の不用部を除去し、品質の良い精製した表面処理粒状物を製造することができる。
本発明は、小麦、米、そば等の穀粒や、豆類等の粒状食品原料、その他の粒状物を研削、表層部除去等の表面処理をして、表面処理粒状物を製造する方法、製造装置、および得られる表面処理粒状物、またはその加工品に利用される。
実施例形態の表面処理粒状物の製造装置を示す縦断面図である。 図1の一部の拡大断面図である。 図2の水平断面図である。 研削部材の平面図である。 保持筒の一部の斜視図である。 他の実施例形態の表面処理粒状物の製造装置を示す拡大断面図である。 さらに他の実施例形態を示す水平断面図である。 さらに他の実施例形態を示す垂直断面図である。
符号の説明
1 研削部
2 外筒
3 保持筒
4 研削部材
5 回転軸
6 長尺研削材
7 粒状物
7a 胚乳
7b 胚芽
8 保持部
9 板状研削材
10 表面処理粒状物
11 原料供給部
12 処理物排出部
13 間隙
14 スペーサ
15、15a スクリュウコンベア
16 原料ホッパー
17 案内路
18 処理粒状物排出路
19 支持部
20 駆動装置
21 選別部
22 除去物移送空間
23 除去物排出路
24 吸引排出口
25 識別部材
26 選別部材
27 圧縮空気導入管
28 エアーブロー電磁弁
29 選別粒状物
30 選別粒状物排出路
31 選別粒状物受器
32 非選別粒状物
33 研磨板
34 調節部材
35 押圧部材

Claims (10)

  1. 内周に沿って移動する粒状物を保持する多数の保持部を有する円筒状の保持筒と、
    保持筒の保持部に保持した粒状物の表面に先端部が接触するように回転する可撓性の長尺研削材が、保持筒の軸心に沿って伸びる回転軸から多数放射方向に伸びる研削部材と、
    保持筒へ原料粒状物を供給する原料供給部と、
    保持筒から表面処理粒状物を排出する処理物排出部とを備え、
    前記保持筒が、保持部として多数の小孔を有するパンチング材からなることを特徴とする表面処理粒状物の製造装置。
  2. 保持筒の筒径を調節する調節部材を有する請求項1記載の装置。
  3. 長尺研削材が、砥粒を配合した樹脂材からなる請求項1または2記載の装置。
  4. 研削部材が、砥粒を配合した樹脂材からなる長尺研削材が放射方向に伸びる板状研削材を回転軸に沿って積層したものである請求項1ないしのいずれかに記載の装置。
  5. 研削部材が、砥粒を配合した樹脂材からなる長尺研削材が放射方向に伸びる板状研削材を回転軸に沿って、長尺研削材の先端よりも内側に先端部が伸びる研磨板および/またはスペーサを介して積層したものである請求項記載の装置。
  6. 処理物排出部から排出される表面処理粒状物の処理状態を識別する識別部材、および識別された表面処理粒状物を選別する選別部材を備えた請求項1ないしのいずれかに記載の装置。
  7. 内周に沿って移動する粒状物を保持する多数の保持部を有する円筒状の保持筒へ原料粒状物を供給し、
    保持筒の保持部に原料粒状物を保持した状態で、
    保持筒の軸心に沿って伸びる回転軸から可撓性の長尺研削材が多数放射方向に伸びる研削部材を回転させることにより、
    長尺研削材の先端部を粒状物の表面に接触させて回転させ、
    粒状物の表面処理を行う方法であって、
    前記保持筒が、保持部として多数の小孔を有するパンチング材からなることを特徴とする表面処理粒状物の製造方法。
  8. 請求項1ないし6のいずれかに記載の装置を用いる請求項記載の方法。
  9. 請求項または記載の方法によって得られる表面処理粒状物。
  10. 請求項記載の表面処理粒状物を含む加工品。
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