JP4846306B2 - 半導体記憶装置及びそれを用いた半導体集積回路システム並びに半導体記憶装置の制御方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びそれを用いた半導体集積回路システム並びに半導体記憶装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体記憶装置及びそれを用いた半導体集積回路システム並びに半導体記憶装置の制御方法に関する。
DVC(デジタル・ビデオ・カメラ)やDSC(デジタル・スチル・カメラ)、あるいは携帯電話機器等の電子装置は、近年目覚しい技術進歩を遂げてきている。それに伴い、これらの電子装置で取り扱われる画像のサイズや画質は大型化や高精細化の要求が高まってきている。また、通信ネットワーク上でこれらの画像情報を伝送するには十分広い帯域幅(ブロードバンド)を備えた伝送路が必要となる。しかしながら、電子装置に搭載される記憶装置の容量には限度があり、また、通信チャネルの帯域幅には限界があるため、データ自体の帯域幅を抑える圧縮技術に注目が集まっている。
動画の圧縮は、画面を複数のブロックに分割して隣接ブロック同士の画像の差(Spatial(空間的)な冗長性)を検出したり、前後のフレーム同士の画像の動きの差(Temporal(時間的)な冗長性)を検出したりして冗長部分を削除することで行われる。H.264(MPEG−4 AVC)等では、より高度な圧縮アルゴリズムが採用されており、圧縮装置の処理速度の向上が望まれている。
特開2003−208303号公報 特開平08−305625号公報 特開平01−171191号公報
冗長部分の削除による動画の圧縮では、所定の半導体記憶装置(半導体メモリ)に書き込まれた画像情報から複数のブロック(またはフレーム)のデータを読み出し、読み出されたデータ同士の差を検出するため、半導体記憶装置に対する多数回のアクセスが発生する。このため、記憶装置を制御する制御装置の負担が増加するという問題が生じている。現状の汎用メモリを用いて大容量のデータを所定時間内に処理するには、半導体記憶装置の動作周波数を高めて単位時間当たりの処理回数を増やす以外に解決策がない。しかし、この方法では、半導体記憶装置及びその制御装置等を実装する基板設計の難易度が高くなってしまうという問題が生じる。
特許文献1には、論理演算を行う演算機能部をメモリセル毎に有する半導体メモリ装置が開示されている。特許文献2には、メモリセル内に保持されたデータ同士を演算する演算処理機能付き半導体メモリが開示されている。また、特許文献3には、入力されたデータと記憶手段から読み出されたデータとを演算して得た演算結果データを再び記憶手段に送出する演算機能付記憶素子が開示されている。しかしながら、これらのいずれの文献にもアクセス回数を減少させて制御装置の負担を低減させると共に基板設計を容易にする技術は開示されていない。
本発明の目的は、アクセス回数を減少させて制御装置の負担を低減させると共に基板設計が容易になる半導体記憶装置及びそれを用いた半導体集積回路システム並びに半導体記憶装置の制御方法を提供することにある。
上記目的は、外部から入力データが入力されるデータ入力部と、データを記憶する記憶部と、前記入力データと、前記記憶部から読み出された読出しデータとで所定の演算処理を行う演算部と、前記演算部で得られた演算結果データを前記外部へ出力するデータ出力部とを有することを特徴とする半導体記憶装置によって達成される。
また、上記目的は、演算部に演算処理をさせない演算不処理コマンドに関連付けて外部から入力された第1データを記憶部に記憶し、前記演算部に所定の演算処理をさせる演算処理コマンドに関連付けられた第2データを前記外部から入力し、前記演算処理コマンドに基づいて、前記第2データと、前記記憶部から読み出した前記第1データとの演算処理を前記演算部で実行し、前記演算処理コマンドの入力時から所定時間経過後に、前記演算処理により得られた演算結果データを前記外部に出力することを特徴とする半導体記憶装置の制御方法によって達成される。
さらに、上記目的は、基本情報と、前記基本情報と圧縮対象情報とから得られた解凍対象情報を用いて作成された指示情報とを圧縮して圧縮情報を作成し、前記圧縮情報から抽出された前記指示情報に基づいて作成された前記解凍対象情報を解凍して前記圧縮対象情報を復元する半導体集積回路システムにおいて、演算不処理コマンドに関連付けて入力された前記圧縮対象情報と、演算処理コマンドに関連付けて入力された前記基本情報との演算処理による前記解凍対象情報の作成と、前記圧縮情報から抽出されて演算不処理コマンドに関連付けて入力された前記解凍対象情報と、演算処理コマンドに関連付けて入力された前記基本情報との前記演算処理による前記圧縮対象情報の復元とに上記本発明のいずれかの半導体記憶装置が用いられることを特徴とする半導体集積回路システムによって達成される。
本発明によれば、アクセス回数が減少して制御装置の負担が低減すると共に基板設計が容易となる半導体記憶装置及びそれを用いた半導体集積回路システムを実現できる。
本発明の一実施の形態による半導体記憶装置及びそれを用いた半導体集積回路システム並びに半導体記憶装置の制御方法について図1乃至図30を用いて説明する。まず、本実施の形態による半導体記憶装置の基本原理について図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態による半導体記憶装置1の概略の構成を示している。図1では、理解を容易にするため、半導体記憶装置1内部のデータを破線の枠で囲んで示している。なお、図2以降においても半導体記憶装置1内部のデータを同様の方法で示す。
図1に示すように、半導体記憶装置1は、外部からの入力データIDが入力されるデータ入力部7と、複数のメモリセル(不図示)を備えてデータを記憶する記憶部3と、データ入力部7に入力された入力データIDと記憶部3から読み出された読出しデータRDとで所定の演算処理を行う演算部5と、演算部5で得られた演算結果データODを外部へ出力するデータ出力部13とを有している。
データ入力部7は、外部からの入力データIDが入力するデータ入力端子8と、データ入力端子8に入力された入力データIDを一時保持する入力データバッファ9とを有している。データ入力端子8は、入力データID用の4つの入力端子D0〜D3を有している。
データ出力部13は、演算部5で得られた演算結果データODを出力する出力データドライバ15と、出力データドライバ15からの演算結果データODを外部に出力するデータ出力端子14とを有している。データ出力端子14は、演算結果データOD用の4つの出力端子Q0〜Q3を有している。本願では、4ビットデータ用の入出力端子を例にとって説明するが、外部からパラレルに入力されるビット数nに応じた数の入力端子D0〜Dn−1や、外部に対してパラレルに出力するビット数nに応じた数のデータ出力端子Q0〜Qn−1を有していればよい。
次に、半導体記憶装置1の基本動作について説明する。4ビットの入力データID(例えば、「0101」)は、外部からデータ入力部7を介して演算部5に入力される。4ビットの読出しデータRD(例えば、「0110」)は、記憶部3から読み出されて演算部5に入力される。演算部5は、入力データIDと読出しデータRDとの演算処理(例えば、排他的論理和(EXOR))を行い、4ビットの演算結果データOD(=「0011」)をデータ出力部13に出力する。データ出力部13は演算結果データODを外部に出力する。
このように、本実施の形態の基本原理に係る半導体記憶装置1は、装置内に演算部5を有しているので、記憶部3に記憶された所定のデータを半導体記憶装置1の外部に出力することなく、装置内で入力データとの演算処理を行うことができる。これにより、半導体記憶装置1へのアクセス回数を減少させて、半導体記憶装置1を制御する制御装置の負担を低減させることができる。また、半導体記憶装置1へのアクセス回数が減少して単位時間当たりの処理能力が向上するので、半導体記憶装置1及びその制御装置の動作周波数を低くできる。これにより、半導体記憶装置1を実装する基板の設計が容易になる。さらに、本基本原理による半導体記憶装置1は、演算結果データODを記憶部3に格納せずにデータ出力部13に直接送出するので、演算結果データの高速逐次出力が可能になる。
次に、本実施の形態による半導体記憶装置について、図2乃至図29を用いてより詳細に説明する。まず、半導体記憶装置1の概略構成について図2乃至図4を用いて説明する。図2は、半導体記憶装置1の概略構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、半導体記憶装置1は、入力データを書き込んだり記憶したデータを読み出したりする記憶部3を有している。記憶部3は、複数(図2では4つ)の論理メモリブロック3a、3b、3c、3dで構成されている。
また、半導体記憶装置1は、データ入出力部21、クロック入力部29、コマンド入力部31、制御部33、アドレス入力部35、及びアドレス制御部36を有している。
クロック入力部29には、例えば、外部クロック信号CLKとクロックイネーブル信号CKE(共に不図示)とが外部から供給される。クロック入力部29は、例えば、外部クロック信号CLKの立ち上がりのエッジに同期して内部クロック信号CLK1を発生させ、外部クロック信号CLKの立ち下がりのエッジに同期して、内部クロック信号CLK1に対して位相が180°ずれた内部クロック信号CLK2を発生するようになっている。
例えば、クロックイネーブル信号CKEが活性化レベルのとき、内部クロック信号CLK1、CLK2は記憶部3に供給される。なお、内部クロック信号CLK1、CLK2、クロックイネーブル信号CKEはクロック入力部29からコマンド入力部31、制御部33、アドレス入力部35、アドレス制御部36、及びデータ入出力部21のそれぞれに供給されるようになっている。
コマンド入力部31には、外部から種々の制御信号(例えば一般に、チップセレクト信号/CS、ローアドレスストローブ信号/RAS、コラムアドレスストローブ信号/CAS、及びライトイネーブル信号/WE等)が入力される。ここで、“/”は信号レベルがロー(L)でアクティブになることを示している。
制御部33は、これらの制御信号の組み合わせにより半導体記憶装置1の動作を制御する種々のコマンドを検出し、当該コマンドに基づいて所定の制御信号を生成する。生成された制御信号は、セレクタ27a〜27d及びI/Oバッファ25a〜25d、演算部5、アドレス制御部36、デコーダ23a〜23d等に入力されるようになっている。
また、制御部33は、例えば複数の演算結果データを連続して出力する際の出力順序の設定や、読出しコマンドの受付時点から所定クロック数(例えば、1、2、又は3クロック分)だけ遅延させてデータを出力させるレイテンシ(Latency)を設定することができるようになっている。
アドレス入力部35は、入力されたアドレス信号A0〜An(本例ではn=4)を一時保持しつつデコーダ23a〜23d及びアドレス制御部36に出力するようになっている。図2の例では、入力したアドレスの上位2ビットA0及びA1が論理メモリブロック3a〜3dのブロック選択用アドレスとして使用されている。
論理メモリブロック3a〜3d及び、セレクタ27a〜27d、I/Oバッファ25a〜25dは、制御部33及びアドレス制御部36から出力された所定の制御信号で活性化/非活性化が制御される。
データ入出力部21には入出力データDQ0〜DQn(本例ではn=4)が入力される。データ入出力部21は、演算部5あるいはセレクタ27a〜27d及びI/Oバッファ25a〜25dとの間で書込み/読出しデータの入出力を行い、論理メモリブロック3a〜3dにデータを書き込んだり論理メモリブロック3a〜3dからデータを読み出したりするために書き込み用及び読み出し用のnビットパラレルの双方向バスライン2を有している。この双方向バスライン2は論理メモリブロック3a〜3dのそれぞれのセレクタ27a〜27d及びI/Oバッファ25a〜25dに接続されている。
論理メモリブロック3a、3b、3c、3dは同一の機能を有しているが、例えば、論理メモリブロック3aを入力データ格納用の第1のメモリブロックとし、論理メモリブロック3b、3c、3dをデータ読み出し用の第2のメモリブロックとすると、外部からデータ入出力部21に入力された入力データは、アドレス入力部35に入力されたアドレスをデコーダ23aでデコードして第1のメモリブロック3a内に格納される。
また、第2のメモリブロック3b〜3d内の所定の読出しデータは、アドレス入力部35に入力されたアドレスをデコーダ23b、23c、23dでデコードして決定される。例えば、第2のメモリブロック3b、I/Oバッファ25b及びセレクタ27bが活性化されると、第2のメモリブロック3b内の所定のメモリセル群に格納されていたデータは、読出しデータとしてI/Oバッファ25b、セレクタ27b及び双方向バスライン2を介して演算部5に入力される。
制御部33及びアドレス制御部36は、入力データ、読出しデータ及び演算結果データが所定のタイミングで伝送されるように、第1のメモリブロック3aと、第2のメモリブロック3b〜3dと、I/Oバッファ25a〜25dと、セレクタ27a〜27dとを適切に制御するようになっている。制御部33及びアドレス制御部36等はクロック入力部29に入力されたクロック信号に同期して動作するようになっている。
演算部5は読出しデータと入力データとの間で所定の演算処理をし、双方向バスライン2を介して演算結果データをデータ入出力部21に出力する。後程詳細に説明するが、演算部5は、第2のメモリブロック3b、3c、3dからそれぞれ読み出された読出しデータと、入力データとをそれぞれ演算処理して所定の順序で演算結果データを連続してデータ入出力部21に出力できるようになっている。また、演算部5は、例えば論理和、論理積、あるいは排他的論理和等の複数種類の演算処理機能を有し、例えば制御部33に備えられた演算指定部(不図示)から出力された演算指定信号に基づいて当該複数種類の演算処理の一を選択できるようになっている。さらに、演算部5は、入力データと読出しデータとの演算を行わずに読出しデータを出力する演算不処理状態を選択できるようになっている。
図3は、データ入出力部21の概略構成を示している。図3に示すように、データ入出力部21は、例えば外部からの入力データが入力されるデータ入力端子と、演算部5から出力された演算結果データを外部に出力するデータ出力端子とが共通化されたデータ入出力端子12と、入力データバッファ9と、データ出力ドライバ15とを有している。データ入出力端子12は、例えば4ビットの入力データIDの入力と、4ビットの演算結果データODの出力とが可能なように、4つの端子DQ0〜DQ3で構成されている。
図4は、記憶部3内に例えばマトリクス状に配置された複数のメモリセルのうちの1つのメモリセルの回路構成例を示している。図4(a)は、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)のメモリセルを示し、図4(b)は、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)のメモリセルを示している。図4(a)に示すように、DRAMのメモリセルは、ゲート端子がワード線WLに接続されたアクセストランジスタT1と、アクセストランジスタT1を介して一方の電極がビット線BLに接続され、他方の電極が所定の電圧出力端子に接続された容量C1とを有している。容量C1の他方の電極には、当該電圧出力端子から出力された電圧VPLが印加される。当該メモリセルでは、容量C1の一方の電極が記憶ノードN1になる。DRAMのメモリセルでは、容量C1に“1”または“0”のデータが記憶される。アクセストランジスタT1を介して、容量C1とビット線BLとの間で、読み出し及び書き込みのデータ転送が行われる。
図4(b)に示すように、SRAMのメモリセルは相補型金属酸化物半導体(CMOS)インバータ17、19を有している。CMOSインバータ17は、負荷素子であるP型MOSトランジスタT2とN型MOSトランジスタT3とが電源VDDと基準電位(グランド)との間に直列に接続されて構成されている。CMOSインバータ19は、負荷素子であるP型MOSトランジスタT4とN型MOSトランジスタT5とが電源VDDとグランドとの間に直列に接続されて構成されている。CMOSインバータ17、19の各出力、即ち記憶ノードN1、N2の各電位が互いに他のCMOSインバータ19、17の入力、即ちN型MOSトランジスタT3、T5の各ゲート入力となっている。CMOSインバータ17の記憶ノードN1は、ゲート端子がワード線WLに接続されたアクセストランジスタT6を介してビット線/BLに接続されている。CMOSインバータ19の記憶ノードN2は、ゲート端子がワード線WLに接続されたアクセストランジスタT7を介してビット線BLに接続されている。ここで、”/”は信号レベルがロー(0)でアクティブになることを示している。SRAMのメモリセルでは、一対のCMOSインバータ17、19に“1”又は“0”のデータが記憶される。アクセストランジスタT6、T7を介して、一対のCMOSインバータ17、19とビット線/BL、BLとの間で、読み出し及び書き込みのデータ転送が行われる。記憶部3内のメモリセルの構造は、DRAM又はSRAMのメモリセルのいずれでもよい。
次に、図2に示す半導体記憶装置1の各構成部及びその変形例並びに半導体記憶装置1の制御方法について図5乃至図29を用いて説明する。図5は、所定の読出しデータの選択方法を説明する図である。図5は、説明を容易にするため、図2に示す半導体記憶装置1の一部あるいは要部のみを示している。図6以降においても、必要に応じて、図2に示す構成の一部あるいは要部のみを示して説明する。また、必要に応じ、図3で例示したデータ入出力部21に代えて、図1に例示したデータ入力部7及びデータ出力部13を用いて説明する。図5に示すように、アドレス入力部35は、所定のアドレスが入力されるアドレス入力端子38と、当該所定のアドレスを一時保持する入力アドレスバッファ39とを有している。アドレス入力端子38は、例えば4ビットのアドレスが入力されるように4つの端子A0〜A3で構成されている。端子A0には、例えば最上位ビットのデータが入力され、端子A3には、例えば最下位ビットのデータが入力される。
記憶部3内の複数のメモリセル(不図示)から読出しデータRDが格納されたメモリセル群を選択する読出しアドレスRAは、入力データIDに関連付けられてアドレス入力部35に入力された入力データ関連アドレスADの複数ビットの一部と一致し、他の一部は入力データ関連アドレスADの他の一部と一致しないようになっている。図5に示す例では、入力データ関連アドレスADと一致しないビット(例えば、図中破線の楕円で示す最上位ビット)を無視して、入力データ関連アドレスADと一致するビット(011)で構成されるセル選択アドレスCAをデコーダ23でデコードして、読出しデータRDが格納されたメモリセル群が決定される。
図6は、記憶部3に入力データIDを記憶し、所定の読出しデータRDを読み出す構成を示している。図6に示す構成では、入力データ関連アドレスADの最上位ビットが第1又は第2のメモリブロックを選択するためのブロック選択用アドレスBAになっている。
図2のアドレス制御部36内には、入力データ関連アドレスADの最上位ビットの値を反転させるインバータ回路を備えたアドレス指定部37が設けられている。入力データ関連アドレスADがアドレス入力部35からアドレス制御部36に入力されると、アドレス設定部37により入力データ関連アドレスADの最上位ビットの値を反転させたブロック選択用アドレスBAが生成され、入力データ関連アドレスADの下位3ビットと同一値のセル選択アドレスCAと組み合わせて読出しアドレスRAが生成される。
入力データ関連アドレスADはアドレス制御部36からデコーダ23aに送出されてデコードされ、入力データ格納用の第1のメモリブロック3aに入力データIDが格納される。読出しアドレスRAはアドレス制御部36からデコーダ23bに送出されてデコードされ、データ読み出し用の第2のメモリブロック3bから所定の読出しデータRDが読み出される。このようにして、入力データは第1のメモリブロック3aへ格納され、読出しデータは第2のメモリブロック3bから読み出されて演算部5に送られる。
アドレス制御部36から入力データ関連アドレスADと読出しアドレスRAをほぼ同時に送出可能なので、入力データIDの格納と読出しデータRDの読み出しをほぼ同時に行うことができる。即ち、本実施の形態による半導体記憶装置1は、1つの入力データ関連アドレスADに対して、入力データ書き込み用のメモリブロック(第1のメモリブロック3a)と、データ読み出し用のメモリブロック(第2のメモリブロック3b)とをほぼ同時に指定できるので、高速なデータ処理が可能になる。
次に、半導体記憶装置1でのデータ処理動作について図7を用いて説明する。図7は、図6の半導体記憶装置1における入出力及び演算処理の動作を示すタイミングチャートである。図7上段から、クロック入力部29からのクロック信号CLK、コマンド入力部31に入力した種々の制御信号に基づいて制御部33で検出されたコマンド(CMD)、データ入力部7に入力される入力データ(Input)、アドレス入力部35に入力される所定のアドレス(ADD)、第1のメモリブロック3a(BLK3a)、第2のメモリブロック3b(BLK3b)、及びデータ出力部13から外部に出力される出力データ(Output)を示している。また、図7の左から右に時間経過を表している。
図7に示すように、各メモリブロック3a、3bを活性化させるメモリブロック活性化コマンドCMD1と、メモリブロック活性化コマンドCMD1に関連付けられた入力データID及び入力データ関連アドレスADとは、クロック信号CLKの立ち上がりエッジでラッチされて半導体記憶装置1内部に入力される。メモリブロック活性化コマンドCMD1及び入力データ関連アドレスADにより、例えば各メモリブロック3a、3bは同時に活性化される。入力データIDは、入力データ関連アドレスADに基づいて第1のメモリブロック3aに書き込まれる。読出しデータRDは読出しアドレスRAに基づいて第2のメモリブロック3bから読み出される。演算部5は入力データIDと読出しデータRDとを演算処理して演算結果データODをデータ出力部13に出力する。半導体記憶装置1は読出しデータODを出力データQとしてデータ出力部13から外部に出力する。
図8は、アドレス指定部37の変形例を示している。本変形例のアドレス指定部37は、アドレスキーAKを保持するアドレスキー保持部41と、アドレスキーAKと入力データ関連アドレスADとを演算処理するアドレス演算部43とを有している。アドレスキー保持部41は、例えば4ビットのアドレスキーAKを格納するアドレスキー格納部aを有している。アドレスキーAKのビット数は4ビットに限られないが、入力データ関連アドレスADのビット数と同じであるのが好ましい。アドレス演算部43は、アドレスキーAKと入力データ関連アドレスADとで所定の演算処理を行い、セル選択アドレスCAとブロック選択用アドレスBAを組み合わせた読出しアドレスRAを出力する。本変形例のアドレス演算部43は、例えばアドレスキーAK及び入力データ関連アドレスADの各ビットデータをそれぞれ入力とするEXORゲート回路を4個組み合わせた構成を有している。
例えば、入力データ関連アドレスADの最上位ビットをブロック選択用アドレスBAとして用いるためには、アドレスキー格納部a0〜a3にアドレスキーAK(例えば、「1000」)を格納しておく。これにより、アドレスキーAK(1000)と、入力データ関連アドレスAD(例えば、「1011」)とをアドレス演算部43で演算処理(EXOR)することにより、読出しアドレスRA(0011)が得られる。このようにアドレスの最上位ビットをブロック選択用アドレスBAとして用い、入力データ関連アドレスADはデコーダ23aに送出されてデコードされ、データ格納用の第1のメモリブロック3aに入力データIDが格納される。読出しアドレスRAはデコーダ23bに送出されてデコードされ、データ読み出し用の第2のメモリブロック3bから所定の読出しデータRDが読み出される。
図9は、アドレス指定部37の他の変形例を示している。本変形例のアドレス指定部37は、半導体記憶装置1の各種動作モードを初期設定する初期設定コマンドに関連付けてアドレス入力部35に入力されたアドレスキーAKを保持できるアドレスキー保持部41を備えた点に特徴を有している。さらに、アドレス指定部37は、図8に示すのと同様の構成のアドレス演算部43を有している。アドレスキー保持部41は、アドレスキーAKをラッチするアドレスキーラッチ部41aを有している。アドレスキー保持部41は、初期設定コマンド検出部33aによって制御されてアドレスキーAKをアドレスキーラッチ部41aに保持する。初期設定コマンド検出部33aは、例えば図2に示す制御部33に備えられている。
半導体記憶装置1は、例えば初期設定コマンドの1つにアドレスキーAKを指定するコマンド(アドレスキー指定コマンド)の入力が可能になっている。初期設定コマンド検出部33aは、初期設定時にコマンド入力部31に入力された複数の制御信号の論理レベルの組み合わせからアドレスキー指定コマンドを検出すると、当該制御信号とほぼ同時にアドレス入力部35に入力されたアドレスキーAKをラッチして保持するようにアドレスキー保持部41を制御する。これにより、アドレスキー保持部41にアドレスキーAKが保持されて、アドレス指定部37は図8に示したアドレス指定部37と同様の動作により、ブロック選択用アドレスBA及びセル選択アドレスCAを組み合わせた読出しアドレスRAを指定することができる。
次に、演算部5について図10及び図11を用いて説明する。演算部5は、複数種類の演算処理機能を有しており、当該複数種類の演算処理の一を選択することができる。また、演算部5は、入力データIDと読出しデータRDとの演算を行わずに読出しデータRDを出力する演算不処理状態を選択できるようになっている。
まず、複数種類の演算処理の選択方法について図10を用いて説明する。図10は、演算部5における演算種類を指定する演算指定部45を示している。演算指定部45は、アドレス入力部35に入力された演算選択アドレスをラッチして保持する演算選択アドレス保持部47と、演算選択アドレスから演算処理の一を指定する演算指定信号を生成して演算部5に出力する演算指定信号生成部49とを有している。演算選択アドレス保持部47は、アドレス入力部35に入力された所定のアドレスの少なくとも一部が入力されるように複数(図10では4つ)のラッチ部o0〜o3で構成されている。演算選択アドレスは、半導体記憶装置1の各種動作モードを初期設定する初期設定コマンドに関連付けてアドレス入力部35に入力される。
半導体記憶装置1は、例えば初期設定コマンドの1つに演算種類を指定するコマンド(演算種類指定コマンド)を入力できるようになっている。初期設定コマンド検出部33aは、初期設定時にコマンド入力部31に入力された複数の制御信号の論理レベルの組み合わせから演算種類指定コマンドを検出すると、当該制御信号とほぼ同時にアドレス入力部35に入力された演算選択アドレスをラッチして保持するように演算選択アドレス保持部47を制御する。これにより、演算選択アドレス保持部47に演算選択アドレスが保持される。演算指定部45は、保持された演算選択アドレスに基づいて演算指定信号生成部49から演算処理の一を指定する演算指定信号を出力する。図10に示すように、例えば演算部5は、演算指定部45から出力された演算指定信号により演算種類として論理和(OR)を指定し、入力データID(例えば、「0101」)と読出しデータRD(例えば、「0110」)との論理和を演算して演算結果データOD(0111)を出力する。
半導体記憶装置1は記憶部3とは別個に独立した演算部5を有しているので、半導体基板上で演算部5の配置領域を比較的自由に確保できる。これにより、半導体記憶装置1のレイアウト設計の自由度も向上するので、EXOR及びOR等の論理演算の他、回路規模が大きくなる加減算等の複雑な演算処理機能も必要に応じて容易に持たせることができる。
次に、演算部5の演算不処理状態の選択について図11を用いて説明する。図11は、演算部5の演算処理又は演算不処理を判定するコマンド判定部53を示している。コマンド判定部53は、外部から入力された演算判定コマンドに基づいて、演算処理又は演算不処理を判定するようになっている。コマンド判定部53は、演算判定コマンド入力部50に入力された、複数(図11では4つ)の演算コマンド信号をラッチして保持する演算コマンド信号保持部55と、演算コマンド信号から演算処理又は演算不処理を判定する演算判定信号を生成して演算部5に出力する演算判定信号生成部57とを有している。演算判定コマンド入力部50は、例えば図2に示すコマンド入力部31に備えられている。演算判定コマンド入力部50は、演算コマンド信号入力端子52と、演算コマンド信号を一時保持する演算コマンド信号バッファ51とを有している。
演算コマンド信号入力端子52は、複数の演算コマンド信号が保持されるように複数(図11では4つ)のラッチ部cmd0〜cmd3で構成されている。コマンド判定部53は、演算コマンド信号入力端子52の端子CMD0〜CMD3に入力されてバッファ51に一時保持された演算コマンド信号の論理レベルの組み合わせから演算不処理(NOP)を検出すると、演算不処理を指定する演算判定信号を演算部5に出力する。図11に示すように、例えば演算部5は、コマンド判定部53から出力された演算判定信号により演算不処理を指定し、入力データID(例えば、「0101」)と読出しデータRD(例えば、「0110」)との論理演算を行わずに、読出しデータRD(0110)をそのまま出力する。
演算コマンド信号が例えばクロックサイクル毎に入力されることにより、演算部5はクロックサイクル毎に演算処理状態又は演算不処理状態を選択することができる。また、演算コマンド信号の論理レベルの組み合わせに複数の演算種類を設定することにより、演算部5はクロックサイクル毎に演算種類を変え、あるいは演算不処理状態を選択することができる。図11に示す例では4ビットの演算コマンド信号が入力可能なので、演算不処理状態の他に15種類の演算種類を設定することが可能になる。
次に、データ入出力部21(データ出力部13)からの演算結果データODの出力タイミングについて図12及び図13を用いて説明する。図12は、演算結果データODの出力タイミングを制御する出力遅延制御部の構成を示している。図13は、演算結果データODの出力タイミングの一例を示している。
図12に示すように、出力遅延制御部は、半導体記憶装置1の各種動作モードを初期設定する初期設定コマンドに関連付けてアドレス入力部35に入力された出力制御アドレスを保持して出力遅延を指定する出力遅延指定部61と、出力遅延指定部61からの出力遅延信号に基づいて演算結果データODの出力タイミングを制御する出力遅延制御回路59とを有している。出力遅延指定部61は、出力制御アドレスをラッチして保持する出力制御アドレス保持部63と、出力制御アドレスから出力遅延を指定する出力遅延信号を生成して出力遅延制御回路59に出力する出力遅延信号生成部65とを有している。出力制御アドレス保持部63は、複数ビットの出力制御アドレスをラッチできるように複数(図12では4ビット)のラッチ部q0〜q3で構成されている。
半導体記憶装置1は、例えば初期設定コマンドの1つに出力タイミングを設定するコマンド(出力制御コマンド)の入力が可能になっている。初期設定コマンド検出部33aは、初期設定時にコマンド入力部31に入力された複数の制御信号の論理レベルの組み合わせから出力制御コマンドを検出すると、当該制御信号とほぼ同時にアドレス入力部35に入力された出力制御アドレスをラッチして保持するように出力遅延指定部61を制御する。これにより、出力制御アドレス保持部63に出力制御アドレスが保持される。出力遅延指定部61は、保持された出力制御アドレスに基づいて出力遅延信号生成部65から出力遅延信号を出力遅延制御回路59に出力する。出力遅延制御回路59は、出力遅延信号に基づいて演算結果データODの出力タイミングを制御する。演算結果データODの出力タイミングは、遅延時間又はクロック遅延として指定される。
図13は、演算結果データODの出力タイミングをクロック遅延として指定した場合の半導体記憶装置1のタイミングチャートである。図13上段から、クロック入力部29からのクロック信号CLK、コマンド入力部31に入力した種々の制御信号に基づいて制御部33で検出されたコマンド(CMD)、クロック遅延が2(Latency=2)及びクロック遅延が3(Latency=3)でデータ出力部13から外部に出力される出力データ(Output)を示している。
初期設定時の出力制御コマンドにおける複数の制御信号の論理レベルの組み合わせにより、クロック遅延(本例では、レイテンシが2又は3)が決定される。図13に示すように、所定のコマンドとして出力制御コマンドCMD2がクロック信号CLKの立ち上がりエッジでラッチされて半導体記憶装置1内部に入力される。半導体記憶装置1は、出力制御コマンドCMD2の入力から2クロック後(Latency=2)又は3クロック後(Latency=3)に、クロック信号CLKの立ち上がりエッジに同期させて読出しデータODを出力データQとしてデータ出力部13から外部に出力する。
また、演算結果データOD(出力データQ)の出力タイミングを遅延時間として指定した場合には、出力制御コマンドCMD2の入力から指定した遅延時間経過後に、演算結果データODがデータ出力部13から外部に出力される。
次に、記憶部3から読み出した複数の読出しデータと入力データとの演算処理について図14乃至図21を用いて説明する。図14は、半導体記憶装置1の概略構成の一部を示している。図14において、記憶部3内の論理メモリブロック3a、3b、3c、3dは同一の機能を有しているが、説明の便宜上、論理メモリブロック3aをデータ格納用の第1のメモリブロックとし、論理メモリブロック3b、3c、3dをデータ読み出し用の第2のメモリブロックとする。
図14に示すように、第2のメモリブロック3b、3c、3dは、2ビットのブロック選択用アドレスBAで選択されるようになっている。例えば、入力データ関連アドレスADの上位2ビットがブロック選択用アドレスBAに指定され、下位2ビットがセル選択アドレスCAに指定されている。
アドレス指定部37aは、入力データ関連アドレスADの上位2ビットA0、A1の値をそのままデコーダ23aに入力するように構成されている。このため、デコーダ23aには入力データ関連アドレスAD(例えば「1011」)と同じ値が入力され、第1のメモリブロック3aに入力データID(例えば、「0101」)が書き込まれる。
アドレス指定部37bは、入力データ関連アドレスADの最上位ビットA0の値を反転させてデコーダ23bに入力し、上位ビットA1の値をそのままデコーダ23bに入力するように構成されている。入力データ関連アドレスADの値が例えば「1011」であるとすると、デコーダ23bには、読出しアドレスRAbとして「0011」が入力され、第2のメモリブロック3bから読出しデータRDb(例えば、「0110」)が出力される。
アドレス指定部37cは、入力データ関連アドレスADの最上位ビットA0の値をそのままデコーダ23cに入力し、上位ビットA1の値を反転させてデコーダ23cに入力するように構成されている。このため、デコーダ23cには、読出しアドレスRAcとして「1111」が入力され、第2のメモリブロック3cから読出しデータRDc(例えば、「1111」)が出力される。
アドレス指定部37dは、入力データ関連アドレスADの上位2ビットA0、A1の値を反転させてデコーダ23dに入力するように構成されている。このため、デコーダ23dには、読出しアドレスRAdとして「0111」が入力され、第2のメモリブロック3dから読出しデータRDd(例えば、「0000」)が出力される。
デコーダ23b〜23dのそれぞれには、入力データ関連アドレスADに基づく各読出しアドレスRDb〜RDdがほぼ同時に入力され、第2のメモリブロック3b、3c、3dはデータ読み出し用のメモリブロックとしてほぼ同時に選択される。第2のメモリブロック3b、3c、3dは、所定の順序に従って演算部5に対し、読出しデータRDb、RDc、RDdをそれぞれ出力する。演算部5は読出しデータRDb、RDc、RDdと入力データIDとをそれぞれ演算処理(例えばEXOR)して、演算結果データODb、ODc、ODdを所定の順序で出力する。データ出力部13は、演算部5で得られた演算結果データODb、ODc、ODdを当該所定順序で外部に連続して出力する。
次に、図14に示す半導体記憶装置1の動作タイミングについて図15乃至図18を用いて説明する。図15乃至図18は、半導体記憶装置1におけるデータ入出力動作を示すタイミングチャートである。図15乃至図18において、各図上段から、クロック入力部29からのクロック信号CLK(図17及び図18では、2つのクロック信号CLK1、CLK2)、制御部33で検出されたコマンド(CMD)、クロック遅延が2(Latency=2)及び3(Latency=3)での出力データ(Output)、データ入力部7に入力される入力データ(Input)、及びアドレス入力部35に入力されるアドレス(ADD)を示している。
図15は、半導体記憶装置1の第1の動作タイミングを示している。第1の動作タイミングは、演算結果データODb、ODc、ODdがクロック信号CLKの立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジのいずれか一方のみに同期して連続して出力される点に特徴を有している。図15は、演算結果データODb、ODc、ODdがクロック信号CLKの立ち上がりエッジに同期して出力される動作タイミングを例示している。なお、演算結果データODb、ODc、ODdが出力される順序は、図15に示す順序に限られない。
図16は、半導体記憶装置1の第2の動作タイミングを示している。第2の動作タイミングは、奇数番目に出力される演算結果データODと、偶数番目に出力される演算結果データODとが、クロック信号CLKの立ち上がりエッジ及び立下りエッジのいずれか一方であって互いに異なるエッジに同期して連続して出力される、いわゆるDDR(ダブル・データ・レート)によるデータ出力である点に特徴を有している。図16に示すように、例えば奇数番目に出力される演算結果データODb、ODdは、クロック信号CLKの立ち上がりエッジに同期して出力され、偶数番目に出力される演算結果データODcは、クロック信号CLKの立ち下がりエッジに同期して出力される。これにより、図15に示す場合(いわゆるSDR(シングル・データ・レート))の半分の時間でデータ出力を行うことができる。
図17は、半導体記憶装置1の第3の動作タイミングを示している。第3の動作タイミングは、奇数番目に出力される演算結果データと、偶数番目に出力される演算結果データとが、クロック入力部29からのクロック信号CLK1と、クロック信号CLK1に対して位相が反転した反転クロック信号CLK2とのいずれか一方であって互いに異なるクロック信号に同期して連続して出力される点に特徴を有している。図17に示すように、例えば奇数番目に出力される演算結果データODb、ODdは、クロック信号CLK1の立ち上がりエッジに同期して出力され、偶数番目に出力される演算結果データODcは、反転クロック信号CLK2の立ち上がりエッジに同期して出力される。本動作タイミングによってもDDR方式のデータ出力が行われる。
図18は、半導体記憶装置1の第4の動作タイミングを示している。第4の動作タイミングは、奇数番目に出力される演算結果データと、偶数番目に出力される演算結果データとが、差動クロック信号CLK1、CLK2の第1及び第2の交差点のいずれか一方であって互いに異なる交差点に同期して連続して出力される点に特徴を有している。図18に示すように、例えば奇数番目に出力される演算結果データODb、ODdは、クロック信号CLK1の立ち上がりエッジとクロック信号CLK2の立ち下がりエッジとが交差する第1の交差点に同期して出力され、偶数番目に出力される演算結果データODcは、クロック信号CLK1の立ち下がりエッジとクロック信号CLK2の立ち上がりエッジとが交差する第2の交差点に同期して出力される。本動作タイミングによってもDDR方式のデータ出力が行われる。
次に、図14に示す半導体記憶装置1の変形例について図19を用いて説明する。本変形例の第1のメモリブロック3aは、入力データを書き込むだけでなく格納したデータを読み出すようになっており、第1のメモリブロック3aから読み出された読出しデータRDaと入力データIDとを演算部5で演算処理することができる点に特徴を有している。読出しデータRDaは、入力データIDの書き込み前に第1のメモリブロック3aに既に書き込まれていた(格納されていた)データである。本変形例の半導体記憶装置1では、第1のメモリブロック3aから読み出された読出しデータRDa及び第2のメモリブロック3b、3c、3dからそれぞれ読み出された読出しデータRDb、RDc、RDdと、入力データIDとの演算結果データODa及び、ODb、ODc、ODdをデータ出力部13から所定の順序で連続して外部に出力するようになっている。演算結果データODa、ODb、ODc、ODdは、図15乃至図18に示すいずれかの動作タイミングで出力される。
次に、図14に示す半導体記憶装置1の他の変形例について図20及び図21を用いて説明する。本変形例の半導体記憶装置1は、同時に選択され且つ同時にデータ読み出しが可能な第1のメモリブロック3a及び第2のメモリブロック3b、3c、3dが所定の遅延時間又はクロック遅延で活性化される点に特徴を有している。当該所定の遅延時間又は所定のクロック遅延は、例えば初期設定時のコマンドによって指定される。
図20は、本変形例の半導体記憶装置1の概略構成の一部を示している。図20に示すように、本変形例の半導体記憶装置1は、第1のメモリブロック3a及び第2のメモリブロック3b、3c、3dの活性化順序と、演算結果データODa、ODb、ODc、ODdの出力順序とを制御するメモリブロック制御部67を有している。メモリブロック制御部67は、各メモリブロック3a、3b、3c、3dの活性化及び演算結果データODa、ODb、ODc、ODdの出力を制御する所定の制御信号を出力するようになっている。当該所定の制御信号は、例えばクロック入力部29からのクロック信号CLKに同期して出力される。クロック入力部29は、クロック信号入力端子28と、例えば入力されたクロック信号の波形を整形するクロックバッファ30とを有している。
図21は、半導体記憶装置1の第5の動作タイミングを示している。図21上段から、クロック入力部29からのクロック信号CLK、コマンド入力部31に入力した種々の制御信号に基づいて制御部33で検出されたコマンド(CMD)、データ入力部7に入力される入力データ(Input)、アドレス入力部35に入力されるアドレス(ADD)、第1のメモリブロック3a(BLK3a)、第2のメモリブロック3b、3c、3d(BLK3b、BLK3c、BLK3d)及びクロック遅延が3(Latency=3)に設定された出力データ(Output)を示している。
図21に示すように、各メモリブロック3a、3b、3c、3dを順次活性化させるメモリブロック活性化コマンドCMD3と、メモリブロック活性化コマンドCMD3に関連付けられた入力データID及び入力データ関連アドレスADとは、クロック信号CLKの立ち上がりエッジで同時にラッチされて半導体記憶装置1内部に入力される。第1のメモリブロック3aは、メモリブロック制御部67から出力された所定の制御信号によりメモリブロック活性化コマンドCMD3の入力と同時に活性化(Active)されて読出しデータRDaを演算部5に出力する。さらに、第2のメモリブロック3b、3c、3dは、クロック信号CLKに同期してメモリブロック制御部67から順次出力される所定の制御信号により順次活性化されて、読出しデータRDb、RDc、RDdを演算部5に順次出力する。
図21では、クロック遅延が3に設定されているので、読出しデータRDaと入力データIDとの演算結果データODaは、メモリブロック活性化コマンドCMD3がラッチされてから3クロック目にクロック信号CLKに同期して出力データQとしてデータ出力部13から外部に出力される。読出しデータRDb、RDc、RDdと入力データIDとの演算結果データODb、ODc、ODdは出力データQとして、クロック信号CLKに同期して演算結果データODaと連続してデータ出力部13から外部に出力される。なお、演算結果データODa、ODb、ODc、ODdの出力タイミングは、クロック遅延に限られず遅延時間として設定することもできる。
次に、入力データIDを半導体記憶装置1に入力させる入力タイミングについて図22及び図23を用いて説明する。図22は、入力データの入力タイミングを制御する入力遅延制御部の構成を示している。図23は、入力データ(Input)の入力タイミングを例示している。図22に示すように、入力遅延制御部は、半導体記憶装置1の各種動作モードを初期設定する初期設定コマンドに関連付けてアドレス入力部35に入力された入力制御アドレスを保持して入力遅延を指定する入力遅延指定部77と、入力遅延指定部77からの入力遅延信号に基づいて入力データの入力タイミングを制御する入力遅延制御回路83とを有している。入力遅延指定部77は、入力制御アドレスをラッチして保持する入力制御アドレス保持部79と、入力制御アドレスに基づいて入力遅延信号を生成して入力遅延制御回路83に出力する入力遅延信号生成部81とを有している。入力制御アドレス保持部79は、複数の入力制御アドレスがラッチできるように複数(図22では4つ)のラッチ部i0〜i3を有している。
半導体記憶装置1は、例えば初期設定コマンドの1つとして入力タイミングを設定するコマンド(入力制御コマンド)の入力が可能になっている。初期設定コマンド33aは、初期設定時にコマンド入力部31に入力された複数の制御信号の論理レベルの組み合わせから入力制御コマンドを検出すると、当該制御信号とほぼ同時にアドレス入力部35に入力された入力制御アドレスをラッチして保持するように入力遅延指定部77を制御する。これにより、入力遅延制御部77に入力制御アドレスが保持される。入力遅延指定部77は、保持された入力制御アドレスに基づいて入力遅延信号生成部81から入力遅延信号を入力遅延制御回路83に出力する。入力遅延制御回路83は、入力遅延信号に基づいて入力データの入力タイミングを制御する。入力データの入力タイミングは、遅延時間又はクロック遅延として指定可能である。
図23は、入力データの入力タイミングをクロック遅延として指定した際の半導体記憶装置1の動作タイミングを例示している。図23上段から、クロック入力部29からのクロック信号CLK、コマンド入力部31に入力した種々の制御信号に基づいて制御部33で検出されたコマンド(CMD)、及びクロック遅延が2(Latency=2)及び3(Latency=3)でのデータ入力部7に入力される入力データ(Input)を示している。
図23に示すように、制御コマンドCMD4がクロック信号CLKの立ち上がりエッジでラッチされて半導体記憶装置1内部に入力されると、入力データIDは制御コマンドCMD4の入力から2クロック後又は3クロック後に、クロック信号CLKの立ち上がりエッジでラッチされて半導体記憶装置1内部に入力される。また、入力データIDの入力タイミングを遅延時間として指定した場合には、制御コマンドCMD4の入力から指定した遅延時間経過後に、入力データIDが半導体記憶装置1内部に入力される。
次に、演算結果データと同期して出力されるリファレンスクロック信号について図24乃至図26を用いて説明する。図24は、リファレンスクロック信号を出力するリファレンスクロック信号出力部を備えた半導体記憶装置1の概略構成の一部を示している。図24に示すように、半導体記憶装置1は、データ出力部13からの演算結果データOD(図ではODb、ODc、ODdを例示)の出力タイミングを制御する出力制御部69と、出力制御部69から出力されて演算結果データODb、ODc、ODdの出力タイミングに同期するリファレンスクロック信号Sを出力するリファレンスクロック信号出力部71とを有している。
出力制御部69は、入力されたクロック信号CLKに基づいて、出力データドライバ15を制御して演算結果データODb、ODc、ODdの出力タイミングを制御すると共に、演算結果データODb、ODc、ODdの出力タイミングに同期するリファレンスクロック信号Sをリファレンスクロック信号出力部71に出力する。出力制御部69は、演算結果データODb、ODc、ODdに遅延時間又はクロック遅延が設定されていると、所定のコマンド入力から当該遅延時間又はクロック遅延分だけ遅延させてリファレンスクロック信号Sをリファレンスクロック信号出力部71に出力する。
リファレンスクロック信号出力部71は、リファレンスクロック信号ドライバ73と、リファレンスクロック信号出力端子75とを有している。リファレンスクロック信号Sはリファレンスクロック信号出力端子75から演算結果データODb、ODc、ODdに同期して出力される。リファレンスクロック信号Sは、例えば1バイト(8ビット)毎に1つ出力される。
次に、リファレンスクロック信号Sの出力タイミングについて図25及び図26を用いて説明する。図25は、リファレンスクロック信号Sの第1の出力タイミングを例示し、図26は、リファレンスクロック信号Sの第2の出力タイミングを例示している。図25及び図26において、図上段から、クロック入力部29からのクロック信号CLK(図26では、差動クロック信号CLK1、CLK2)、コマンド入力部31に入力した種々の制御信号に基づいて制御部33で検出されたコマンド(CMD)、クロック遅延が2(Latency=2)での出力データ(Output)、クロック遅延が2(Latency=2)でのリファレンスクロック信号S、クロック遅延が3(Latency=3)での出力データ(Output)、クロック遅延が3(Latency=3)でのリファレンスクロック信号S、データ入力部7に入力される入力データ(Input)、及びアドレス入力部35に入力されるアドレス(ADD)を示している。
図25に示すように、第1の出力タイミングでは、リファレンスクロック信号Sは、全ての出力データQ(演算結果データODb、ODc、ODd)と立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジのいずれか一方のみが同期するように出力される。さらに、リファレンスクロック信号Sは設定されたクロック遅延で出力される。
図26に示すように、第2の出力タイミングでは、例えばリファレンスクロック信号Sの立ち上がりエッジが奇数番目に出力される出力データQ(演算結果データODb、ODd)と同期し、立ち下がりエッジが偶数番目に出力される出力データQ(演算結果データODc)と同期して出力される。さらに、リファレンスクロック信号Sは設定されたクロック遅延で出力される。第2の出力タイミングは図26に示すタイミングに限られず、リファレンスクロック信号Sの立ち下がりエッジが奇数番目に出力される出力データQ(演算結果データODb、ODd)と同期し、立ち上がりエッジが偶数番目に出力される出力データQ(演算結果データODc)と同期して出力されてもよい。
上記の図7、図15乃至図18及び図21に示した半導体記憶装置の制御方法の少なくとも1つを利用して半導体記憶装置1を制御する制御装置を用いれば、半導体記憶装置1へのアクセス回数を減少させて当該制御装置の負荷を低減させた半導体集積回路システムを実現できる。さらに、当該半導体集積回路システムを実現するための基板設計も容易にすることができる。また、図7、図15乃至図18及び図21に示した半導体記憶装置の制御方法を実現する制御素子と、半導体記憶装置1と同じ機能を発揮する半導体記憶素子とを同一基板上に形成した半導体集積回路は、上記半導体集積回路システムと同様の効果が得られる。
次に、半導体記憶装置1の他の制御方法について図27乃至図29を用いて説明する。図27は、半導体記憶装置1の第6の動作タイミングを説明するタイミングチャートである。図27上段から、クロック入力部29からのクロック信号CLK、制御部33で検出されたコマンド(CMD)、アドレス入力部35に入力されるアドレス(ADD)、データ入力部7に入力される入力データ(Input、Latency=0)、各論理メモリブロック3a、3b、3c、3d(BLK3a、BLK3b、BLK3c、BLK3d)、及びクロック遅延が3(Latency=3)に設定された出力データ(Output)を示している。
図27に示すように、演算部5に演算処理をさせない演算不処理コマンドCMDaにそれぞれ関連付けられた入力データ(第1データ)IDb、IDc、IDdと、入力データIDb、IDc、IDdに関連付けられた入力データ関連アドレスADb(#1001)、ADc(#1010)、ADd(#1011)とが順次入力される。入力データIDの入力タイミングはLatency=0に設定されているため、各入力データIDb、IDc、IDdは、入力とほぼ同時に論理メモリブロック3b、3c、3dにそれぞれ書き込まれる。
演算不処理コマンドCMDaが3回入力された後に、演算部5に所定の演算処理をさせる演算処理コマンドCMDbに関連付けられた入力データ(第2データ)IDaと、入力データIDaに関連付けられた入力データ関連アドレスADa(#1000)とが入力する。Latency=0に設定されているため、入力データIDaは、入力とほぼ同時に論理メモリブロック(第1のメモリブロック)3aに書き込まれると共に演算部5に出力される。
一方、論理メモリブロック3b、3c、3dは、演算処理コマンドCMDbが入力されると、入力データIDaに関連付けられた入力データ関連アドレスADa(#1000)に基づいて生成された読出しアドレスRAb、RAc、RAdにより第2のメモリブロック3b、3c、3dとして選択され、格納している入力データIDb、IDc、IDdを読出しデータRDb、RDc、RDdとしてそれぞれ演算部5に出力する。演算部5において読出しデータRDb、RDc、RDdはそれぞれ入力データIDaと所定の演算処理がなされ、演算結果データODb、ODc、ODdが出力される。
出力データQ(演算結果データODb、ODc、ODd)の出力タイミングはLatency=3に設定されている。このため、演算結果データODb、ODc、ODdはこの順に、演算処理コマンドCMDbが入力されてから3クロック後に、例えばクロック信号CLKの立ち上がりエッジに同期して連続して出力される。なお、演算結果データODb、ODc、ODの出力タイミングは、遅延時間としても設定することができる。
図28は、半導体記憶装置1の第7の動作タイミングを説明するタイミングチャートである。図28上段から、クロック入力部29からのクロック信号CLK、制御部33で検出されたコマンド(CMD)、アドレス入力部35に入力されるアドレス(ADD)、入力されたアドレス(ADD)に基づいて不図示のアドレス内部カウンタで生成される内部アドレスADD’(Internal)、データ入力部7に入力される入力データ(Input、Latency=0)、各論理メモリブロック3a〜3d(BLK3a〜BLK3d)、及びクロック遅延が3(Latency=3)に設定された出力データ(Output)を示している。
図28に示すように、演算部5に演算処理をさせない演算不処理コマンドCMDaに関連付けられた入力データ(第1データ)IDbと、入力データIDbに関連付けられた入力データ関連アドレスADb(#1001)とが入力される。入力データIDbは入力データ関連アドレスADb(#1001)で選択された論理メモリブロック3bにLatency=0で書き込まれる。次に、クロック信号CLKに同期してアドレス内部カウンタがカウントアップされて内部アドレスADD’(#1010)が生成され、内部アドレスADD’(#1010)で選択された論理メモリブロック3cに入力データ(第1データ)IDcが書き込まれる。次いで、同様にしてアドレス内部カウンタにより内部アドレスADD’(#1011)が生成され、内部アドレスADD’(#1011)で選択された論理メモリブロック3dに入力データ(第1データ)IDdが書き込まれる。
次に、演算部5に演算処理をさせる演算処理コマンドCMDbに関連付けられた入力データIDaと、入力データIDaに関連付けられた入力データ関連アドレスADa(#1000)とが入力される。Latency=0に設定されているため、入力データ(第2データ)IDaは、入力とほぼ同時に論理メモリブロック(第1のメモリブロック)3aに書き込まれると共に演算部5に出力される。
一方、論理メモリブロック3b、3c、3dは、演算処理コマンドCMDbが入力されると、入力データIDaに関連付けられた入力データ関連アドレスADa(#1000)に基づいて生成された読出しアドレスRAb、RAc、RAdにより第2のメモリブロック3b、3c、3dとして選択され、格納している入力データIDb、IDc、IDdを読出しデータRDb、RDc、RDdとしてそれぞれ演算部5に出力する。演算部5において読出しデータRDb、RDc、RDdはそれぞれ入力データIDaと所定の演算処理がなされ、演算結果データODb、ODc、ODdが出力される。
出力データQ(演算結果データODb、ODc、ODd)の出力タイミングはLatency=3に設定されている。このため、演算結果データODb、ODc、ODdはこの順に、演算処理コマンドCMDbが入力されてから3クロック後に、例えばクロック信号CLKの立ち上がりエッジに同期して連続して出力される。なお、演算結果データODb、ODc、ODの出力タイミングは、遅延時間としても設定することができる。
このように、演算不処理コマンドCMDaと、演算不処理コマンドCMDaに関連付けられた入力データIDb及び入力データ関連アドレスADbとが1回入力されるだけで、入力データIDbに続いて入力される入力データIDc、IDdも論理メモリブロック3c、3dに書き込むことができる。演算処理コマンドCMDbは、演算不処理コマンドCMDaのバースト期間経過後に入力される。本動作タイミングによる半導体記憶装置1の制御方法は、入力データIDb、IDc、IDdがバースト動作で論理メモリブロック3b、3c、3dに格納される点を除いて、上記他の第1の動作タイミングによる半導体記憶装置の制御方法と同じである。
図29は、半導体記憶装置1の第8の動作タイミングを説明するタイミングチャートである。図29の各段は図28の各段と同一のものを指している。本動作タイミングによる半導体記憶装置の制御方法は、図28に示す2種類のコマンド(演算不処理コマンドCMDa及び演算処理コマンドCMDb)に代えて、バースト入力演算処理コマンドCMDcの入力後、バースト動作により入力データを入力して演算処理を制御する点に特徴を有している。演算部5は、バースト入力演算処理コマンドCMDcが入力されてから予め定めたビット数に基づくカウント後に入力された入力データと、読出しデータとを演算処理するように制御される。
図29に示すように、バースト入力演算処理コマンドCMDcに関連付けられた入力データ(第1データ)IDbと、入力データIDbに関連付けられた入力データ関連アドレスAD(#1001)とが入力される。入力データIDbは入力データ関連アドレスAD(#1001)で選択された論理メモリブロック3bにLatency=0で書き込まれる。次に、クロック信号CLKに同期してアドレス内部カウンタがカウントアップされて内部アドレスADD’(#1010)が生成され、内部アドレスADD’(#1010)で選択された論理メモリブロック3cに入力データ(第1データ)IDcが書き込まれる。次いで、同様にしてアドレス内部カウンタにより内部アドレスADD’(#1011)が生成され、ADD’(#1011)で選択された論理メモリブロック3dに入力データ(第1データ)IDdが書き込まれる。
次に、同様にしてアドレス内部カウンタにより内部アドレスADD’(#1000)が生成され、内部アドレスADD’(#1000)で選択された論理メモリブロック(第1のメモリブロック)3aに入力データ(第2データ)IDaが書き込まれると共に演算部5に出力される。
このように、本動作タイミングでは、クロック信号CLKに同期して予め定められたバースト長(本例では、バースト長=4)だけ連続して複数の入力データIDが入力される。
一方、論理メモリブロック3b、3c、3dは、入力データIDaを書き込む内部アドレスADD’(#1000)に基づいて生成された読出しアドレスRAb、RAc、RAdにより第2のメモリブロック3b、3c、3dとして選択され、格納している入力データIDb、IDc、IDdを読出しデータRDb、RDc、RDdとしてそれぞれ演算部5に出力する。演算部5において読出しデータRDb、RDc、RDdはそれぞれ入力データIDaと所定の演算処理がなされ、演算結果データODb、ODc、ODdが出力される。
出力データQ(演算結果データODb、ODc、ODd)の出力タイミングはLatency=3に設定されている。このため、演算結果データODb、ODc、ODdはこの順に、入力データIDaが入力されてから3クロック後に、例えばクロック信号CLKの立ち上がりエッジに同期して連続して出力される。なお、演算結果データODb、ODc、ODの出力タイミングは、遅延時間としても設定することができる。
以上説明した半導体記憶装置の制御方法では、最後に入力された入力データIDと、読出しデータRDとの間で所定の演算処理を行っているが、読出しデータとの間で演算処理される入力データIDの入力順序は、最後に限られず、何番目に入力されてもよい。
次に、図27乃至図29のいずれか1つの半導体記憶装置の制御方法を実現する制御装置と、半導体記憶装置1とを用いた半導体集積回路システムでの動作について図30を用いて説明する。半導体集積回路システムは、基本情報と、当該基本情報と圧縮対象情報とから得られた解凍対象情報を用いて作成された指示情報とを圧縮して圧縮情報を作成し、当該圧縮情報から抽出された指示情報から作成された解凍対象情報を解凍して圧縮対象情報を復元する機能を有する。このような半導体集積回路システムにおいて、半導体記憶装置1は、解凍対象情報の作成と、圧縮対象情報の復元とに用いられる。
図30は、半導体集積回路システムにおける情報群の圧縮及び復元の流れを例示している。まず、所定の情報群の圧縮について、図30の上段の流れに沿って説明する。半導体集積回路システムの一構成をなす半導体記憶装置1には、圧縮対象情報87と基本情報89とに分けられた情報群が、例えば演算不処理コマンドCMDa1〜CMDa7に関連付けて圧縮対象情報87が入力され、次いで演算処理コマンドCMDbに関連付けて基本情報89が入力される。半導体記憶装置1は、演算部5で基本情報89と圧縮対象情報87との演算処理(EXOR)を行い、演算結果データとしての解凍対象情報91を出力する。半導体記憶装置1から出力された解凍対象情報91は、例えば半導体集積回路システムの一構成を成す情報圧縮装置に入力される。情報圧縮装置は、解凍対象情報91から解凍時に必要な指示情報93を作成(ENCODE)すると共に、指示情報93に基本情報89を加えて圧縮して圧縮情報95を作成する。圧縮情報95は圧縮対象情報87に比べてデータの容量が小さいので、情報群の転送や保存が容易になる。
次に、所定の情報群の復元について、図30の下段の流れに沿って説明する。情報圧縮装置は、圧縮情報95から解凍時に必要な指示情報93と基本情報89とを取り出すと共に、指示情報93から解凍対象情報91を作成(DECODE)する。半導体記憶装置1には、演算不処理コマンドCMDa1〜CMDa7に関連付けられた解凍対象情報91と、演算処理コマンドCMDbに関連付けられた基本情報89とがこの順に入力される。半導体記憶装置1は、演算部5で基本情報89と解凍対象情報91との演算処理(EXOR)を行い、演算結果データとしての圧縮対象情報87を復元して出力する。
以上説明したように、半導体記憶装置1を用いた半導体集積回路システムでは、格納された情報群を半導体記憶装置1の外部に読み出すことなく所定の演算処理ができるので、半導体記憶装置1へのアクセス回数が減少して高速な情報処理が可能になる。半導体集積回路システムで処理される圧縮対象となる情報群は、例えば同一フレームの近接する画像情報又は連続するフレームの類似画像情報である。また、半導体集積回路システムで処理される解凍対象情報は、例えば同一フレームの近接する画像情報又は連続するフレームの類似画像情報である
図27乃至図29のいずれか1つの半導体記憶装置の制御方法を実現する制御素子と、半導体記憶装置1と同じ機能を発揮する半導体記憶素子とを同一基板上に形成した半導体集積回路は、上記の情報圧縮装置と同じ機能を発揮する情報圧縮回路との間でデータ転送することにより、上記半導体集積回路システムと同様の効果が得られる。
以上説明した実施の形態による半導体記憶装置及びそれを用いた半導体集積回路システム並びに半導体記憶装置の制御方法は、以下のようにまとめられる。
(付記1)
外部から入力データが入力されるデータ入力部と、
データを記憶する記憶部と、
前記入力データと、前記記憶部から読み出された読出しデータとで所定の演算処理を行う演算部と、
前記演算部で得られた演算結果データを前記外部へ出力するデータ出力部と
を有することを特徴とする半導体記憶装置。
(付記2)
付記1記載の半導体記憶装置において、
前記入力データに関連付けられた入力データ関連アドレスが入力されるアドレス入力部をさらに有すること
を特徴とする半導体記憶装置。
(付記3)
付記2記載の半導体記憶装置において、
前記読出しデータを前記記憶部から読み出す読出しアドレスの一部は、前記入力データ関連アドレスの当該一部と一致しないこと
を特徴とする半導体記憶装置。
(付記4)
付記3記載の半導体記憶装置において、
前記記憶部は、複数の論理メモリブロックで構成され、
前記複数の論理メモリブロックは、
前記入力データ関連アドレスの前記一部をブロック選択用アドレスとして選択され、前記入力データ関連アドレスで前記入力データを格納する第1のメモリブロックと、
前記読出しアドレスの前記一部をブロック選択用アドレスとして選択され、前記読出しアドレスで前記読出しデータを読み出す第2のメモリブロックと
を有することを特徴とする半導体記憶装置。
(付記5)
付記4記載の半導体記憶装置において、
前記第2のメモリブロックは、複数ビットの前記ブロック選択用アドレスを用いて複数選択されること
を特徴とする半導体記憶装置。
(付記6)
付記5記載の半導体記憶装置において、
前記演算部は、複数の前記第2のメモリブロックから読み出された複数の前記読出しデータのそれぞれと前記入力データとを演算して、それぞれの前記演算結果データを所定の順序で連続して出力すること
を特徴とする半導体記憶装置。
(付記7)
付記6記載の半導体記憶装置において、
前記演算部は、前記入力データを格納する前に前記第1のメモリブロックの前記入力データ関連アドレスから読み出された読出しデータと前記入力データとを前記演算処理すること
を特徴とする半導体記憶装置。
(付記8)
付記7記載の半導体記憶装置において、
前記演算部は、複数の前記第2のメモリブロックから読み出された複数の前記読出しデータと前記入力データとの演算結果データと、前記第1のメモリブロックから読み出された読出しデータと前記入力データとの演算結果データとを所定の順序で連続して出力すること
を特徴とする半導体記憶装置。
(付記9)
付記1乃至8のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
前記演算部は、複数種類の演算処理が可能であること
を特徴とする半導体記憶装置。
(付記10)
付記9記載の半導体記憶装置において、
前記演算部は、装置を初期設定する初期設定コマンドに関連付けて前記アドレス入力部から入力された演算選択アドレスで前記複数種類の演算処理の一を指定すること
を特徴とする半導体記憶装置。
(付記11)
付記1乃至10のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
前記演算部は、前記入力データとの演算をしないで前記読出しデータを出力する演算不処理を選択可能であること
を特徴とする半導体記憶装置。
(付記12)
付記11記載の半導体記憶装置において、
前記外部から入力された演算判定コマンドに基づいて、前記演算不処理を判定するコマンド判定部をさらに有すること
を特徴とする半導体記憶装置。
(付記13)
付記6又は8に記載の半導体記憶装置において、
前記第1のメモリブロック及び前記複数の第2のメモリブロックの活性化順序と、前記演算結果データの出力順序とを制御するメモリブロック制御部をさらに有すること
を特徴とする半導体記憶装置。
(付記14)
付記1乃至13のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
前記データ出力部から出力する前記演算結果データの出力タイミングを制御する出力制御部と、
前記演算結果データの出力タイミングに同期するリファレンスクロック信号を出力するリファレンスクロック信号出力部と
をさらに有することを特徴とする半導体記憶装置。
(付記15)
付記1乃至14のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
装置を初期設定する初期設定コマンドに関連付けて前記アドレス入力部から入力された出力制御アドレスに基づいて、前記データ出力部からの前記演算結果データの出力タイミングを遅延させる出力遅延制御部をさらに有すること
を特徴とする半導体記憶装置。
(付記16)
付記1乃至15のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
装置を初期設定する初期設定コマンドに関連付けて前記アドレス入力部から入力された入力制御アドレスに基づいて、前記入力データの前記演算部への入力タイミングを遅延させる入力遅延指定部をさらに有すること
を特徴とする半導体記憶装置。
(付記17)
付記1乃至16のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
前記データ入力部と前記データ出力部とを共通化させたデータ入出力部を有すること
を特徴とする半導体記憶装置。
(付記18)
演算部に演算処理をさせない演算不処理コマンドに関連付けて外部から入力された第1データを記憶部に記憶し、
前記演算部に所定の演算処理をさせる演算処理コマンドに関連付けられた第2データを前記外部から入力し、
前記演算処理コマンドに基づいて、前記第2データと、前記記憶部から読み出した前記第1データとの演算処理を前記演算部で実行し、
前記演算処理コマンドの入力時から所定時間経過後に、前記演算処理により得られた演算結果データを前記外部に出力すること
を特徴とする半導体記憶装置の制御方法。
(付記19)
付記18記載の半導体記憶装置の制御方法において、
前記演算不処理コマンド及び前記演算処理コマンドの入力に代えて、
所定の処理コマンドを入力し、
前記所定の処理コマンドに関連付けて外部から入力された第1データを記憶部に記憶し、
前記処理コマンドの入力から所定時間後に前記第2データを入力して、
前記第2データと前記第1データとの演算処理を前記演算部で実行すること
を特徴とする半導体記憶装置の制御方法。
(付記20)
基本情報と、前記基本情報と圧縮対象情報とから得られた解凍対象情報を用いて作成された指示情報とを圧縮して圧縮情報を作成し、前記圧縮情報から抽出された前記指示情報に基づいて作成された前記解凍対象情報を解凍して前記圧縮対象情報を復元する半導体集積回路システムにおいて、
演算不処理コマンドに関連付けて入力された前記圧縮対象情報と、演算処理コマンドに関連付けて入力された前記基本情報との演算処理による前記解凍対象情報の作成と、
前記圧縮情報から抽出されて演算不処理コマンドに関連付けて入力された前記解凍対象情報と、演算処理コマンドに関連付けて入力された前記基本情報との前記演算処理による前記圧縮対象情報の復元とに付記1乃至17のいずれか1項に記載の半導体記憶装置が用いられること
を特徴とする半導体集積回路システム。
本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1の基本原理を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1の概略構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1に備えられたデータ入出力部21の概略構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1の記憶部3内のメモリセルの構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1における読出しデータの選択方法を説明するための図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1の記憶部3に入力データを記憶し所定の読出しデータを読み出す構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1における入出力及び演算処理の動作タイミングの一例を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1に備えられたアドレス指定部37の変形例を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1に備えられたアドレス指定部37の他の変形例を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1に備えられた演算指定部45を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1に備えられたコマンド判定部53を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1に備えられた出力遅延制御部を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1の演算結果データODの出力タイミングの一例を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1の概略構成の一部を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1の第1の動作タイミングを示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1の第2の動作タイミングを示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1の第3の動作タイミングを示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1の第4の動作タイミングを示す図である。 本発明の一実施の形態の変形例による半導体記憶装置1の概略構成の一部を示す図である。 本発明の一実施の形態の他の変形例による半導体記憶装置1の概略構成の一部を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1の第5の動作タイミングを示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1に備えられた入力遅延制御部を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1の入力データInputの入力タイミングの一例を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1に備えられたリファレンスクロック信号出力部を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1のリファレンスクロック信号Sの第1の動作タイミングの一例を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1のリファレンスクロック信号Sの第2の動作タイミングの一例を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1の第6の動作タイミングを示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1の第7の動作タイミングを示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体記憶装置1の第8の動作タイミングを示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体集積回路システムにおける情報群の圧縮及び復元の流れの一例を示す図である。
符号の説明
1 半導体記憶装置
2 双方向バスライン
3 記憶部
3a 第1のメモリブロック
3b、3c、3d 第2のメモリブロック
5 演算部
7 データ入力部
8 データ入力端子
9 入力データバッファ
13 データ出力部
12 データ入出力端子
14 データ出力端子
15 出力データドライバ
17、19 CMOSインバータ
21 データ入出力部
23a、23b、23c、23d デコーダ
25a、25b、25c、25d I/Oバッファ
27a、27b、27c、27d セレクタ
28 クロック信号入力端子
29 クロック入力部
30 クロックバッファ
31 コマンド入力部
33 制御部
33a 初期設定コマンド検出部
35 アドレス入力部
36 アドレス制御部
38 アドレス入力端子
37 アドレス指定部
39 入力アドレスバッファ
41 アドレスキー保持部
43 アドレス演算部
45 演算指定部
47 演算選択アドレス保持部
49 演算指定信号生成部
50 演算判定コマンド入力部
51 演算コマンド信号バッファ
52 演算コマンド信号入力端子
53 コマンド判定部
55 演算コマンド信号保持部
57 演算判定信号生成部
59 出力遅延制御回路
61 出力遅延指定部
63 出力制御アドレス保持部
65 出力遅延信号生成部
67 メモリブロック制御部
69 出力制御部
71 リファレンスクロック信号出力部
73 リファレンスクロック信号ドライバ
75 リファレンスクロック信号出力端子
77 入力遅延指定部
79 入力制御アドレス保持部
81 入力遅延信号生成部
83 入力遅延制御回路
87 圧縮対象情報
89 基本情報
91 解凍対象情報
93 指示情報
95 圧縮情報
AD 入力データ関連アドレス
BA ブロック選択用アドレス
CA セル選択アドレス
RA 読出しアドレス
ID 入力データ
OD 演算結果データ
RD 読出しデータ

Claims (6)

  1. 外部から入力データが入力されるデータ入力部と、
    前記入力データに関連付けられた入力データ関連アドレスが入力されるアドレス入力部と、
    複数の論理メモリブロックで構成されてデータを記憶する記憶部と、
    前記入力データと、前記記憶部から読み出された読出しデータとで所定の演算処理を行う演算部と、
    前記演算部で得られた演算結果データを前記外部へ出力するデータ出力部と
    を有し、
    前記読出しデータを前記記憶部から読み出す読出しアドレスの一部は、前記入力データ関連アドレスの当該一部と一致せず、
    前記複数の論理メモリブロックは、
    前記入力データ関連アドレスの前記一部をブロック選択用アドレスとして選択され、前記入力データ関連アドレスで前記入力データを格納する第1のメモリブロックと、
    前記読出しアドレスの前記一部をブロック選択用アドレスとして選択され、前記読出しアドレスで前記読出しデータを読み出す第2のメモリブロックと
    を有すること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項記載の半導体記憶装置において、
    前記第2のメモリブロックは、複数ビットの前記ブロック選択用アドレスを用いて複数選択されること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項記載の半導体記憶装置において、
    前記演算部は、複数の前記第2のメモリブロックから読み出された複数の前記読出しデータのそれぞれと前記入力データとを演算して、それぞれの前記演算結果データを所定の順序で連続して出力すること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
    前記演算部は、複数種類の演算処理が可能であること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  5. 請求項記載の半導体記憶装置において、
    前記第1のメモリブロック及び前記複数の第2のメモリブロックの活性化順序と、前記演算結果データの出力順序とを制御するメモリブロック制御部をさらに有すること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  6. 基本情報と、前記基本情報と圧縮対象情報とから得られた解凍対象情報を用いて作成された指示情報とを圧縮して圧縮情報を作成し、前記圧縮情報から抽出された前記指示情報に基づいて作成された前記解凍対象情報を解凍して前記圧縮対象情報を復元する半導体集積回路システムにおいて、
    演算不処理コマンドに関連付けて入力された前記圧縮対象情報と、演算処理コマンドに関連付けて入力された前記基本情報との演算処理による前記解凍対象情報の作成と、
    前記圧縮情報から抽出されて演算不処理コマンドに関連付けて入力された前記解凍対象情報と、演算処理コマンドに関連付けて入力された前記基本情報との前記演算処理による前記圧縮対象情報の復元とに請求項1乃至のいずれか1項に記載の半導体記憶装置が用いられること
    を特徴とする半導体集積回路システム。
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