JP2726578B2 - Dramの回復を制御する方法 - Google Patents

Dramの回復を制御する方法

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JP2726578B2
JP2726578B2 JP3202236A JP20223691A JP2726578B2 JP 2726578 B2 JP2726578 B2 JP 2726578B2 JP 3202236 A JP3202236 A JP 3202236A JP 20223691 A JP20223691 A JP 20223691A JP 2726578 B2 JP2726578 B2 JP 2726578B2
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリ・フェッチ時間
を短縮し、フェッチ動作とストア動作に要するメモリ動
作時間を異ならせることによって、半導体メモリ・チッ
プの動作を改善し、それらの半導体チップで形成された
コンピュータ・メモリのアクセス動作を高速化するため
のメモリ・フェッチ時間の短縮方法及び装置に関するも
のである。本発明は、メモリ・フェッチ動作のためのメ
モリ利用を著しく増大するために、内部のタイミング制
御回路を修正し、半導体メモリ・チップ用の入出力(I
/O)ピンの数に関して工夫を行ったものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンピュータ・システムは、かな
り以前から、コンピュータ・メモリの外部にレジスタ及
び論理回路を有する処理装置を具備しており、その処理
装置がメモリ中のデータのフェッチ(取り出し)動作及
びストア(記憶)動作を行わせるようになっている。こ
のプロセッサ(処理装置)は、メモリからデータをフェ
ッチし、それらのデータを変更し、変更したデータをメ
モリへ記憶することがしばしばあるが、その場合、デー
タを最初にアクセスしたのと同じ場所に記憶することも
あれば、そことは異なる場所に記憶することもある。デ
ータのフェッチ及びストアを行う時、処理装置とメモリ
との間のデータの転送はメモリバス及び入出力制御装置
によって行われる。各メモリ・チップ上の入出力(I/
O)ピンは、アドレス・ビット、データ・ビット及び制
御ビットをそれらのチップ上のI/Oピンへ転送するた
めの接続手段である回路基板へ各メモリ・チップを接続
する。各メモリ・チップ上のI/Oピンの数は限定され
ており、そのためチップとチップ外部の回路との間にお
いて同時に転送することのできる信号の数も制限され
る。
【0003】ごく普通のコンピュータ・メモリは、現在
ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRA
M)半導体チップで作られている。通常のコンピュータ
・メモリは、DRAMチップを追加することによって回
路基板のチップ搭載容量まで拡張可能である。スタティ
ックRAM(SRAM)チップもメモリ用として利用可
能であるが、SRAMチップは、アクセス時間は速いも
のの、メモリ・ビット数が少なく、消費電力が大きく、
かつより高価である。従来のコンピュータ・メモリは、
アドレス制御スイッチを持ち、チップを追加または除去
してメモリのサイズを変える時、それらのスイッチの設
定を変えるようになっているものがしばしばある。
【0004】従来のコンピュータ・メモリに見られる半
導体チップにおいては、フェッチ(読出し)動作及びス
トア(書込み)動作に使用する周期が共に等しい。昨今
の一部のメモリ・チップは、チップ中でのフェッチ動作
とストア動作に同じクロック周期を要求するインタロッ
ク回路を内蔵している。
【0005】通常のコンーピュータ・メモリでは、各チ
ップが記憶データを維持するためにリフレッシュ動作を
必要とする大容量のDRAM及び外部との間のデータの
やり取りを高速化するための小容量のバッファ・レジス
タあるいはキャッシュを内蔵したチップが使用されてい
る。
【0006】従来の半導体メモリ・チップは、DRAM
アレイとSRAMアレイを内蔵し、そのSRAMアレイ
を比較的遅いDRAMアレイとチップ外部の比較的高速
のデータ・バッファとの間の高速インタフェースとして
使用する。
【0007】「一体型の階層的二進記憶素子(Integral
Hierarchical Binary Storage Element)」 という名称の
Beausoleil他への米国特許第3,740,723 号には、二次元
アドレッシングを用いたメモリ・チップが開示されてお
り、このメモリ・チップでは二次元のアドレス選択の交
点にシフトレジスタを設ける場合もある。この特許に
は、メモリ・チップにおけるオンチップ・キャッシュが
開示されている。
【0008】また、IEEEソリッドステート回路ジャーナ
ル(IEEEJournal of Solid―StateCircuits)、Vol. SC-2
0、NO.5(1985年10月)、914 −923 ページには、H. L.
Kalter他による論文が発表されている。この論文は、
メモリ・フェッチ及びメモリ・ストア共にアクセス時間
を短縮するためのDRAM/SRAMの構成を開示して
おり、本発明はこのDRAM/SRAMの構成によるチ
ップを利用したものである。この論文に開示された技術
は、本発明とは無関係に、同じメモリで用いてその高速
化機能を遂行することができる。
【0009】IBMテクニカル・ディスクロージャ・ビ
ュレティン(IBM Technical Disclosure Bulletin) 1977
年1月号の3071ページのF. J. Aichelmann, Jr及びN.
M. DiPilatoによる「マイクロプロセッサ性能を改良す
るための階層メモリ(HierarchyMemory for Improved Mi
croprocessor Performance)」という名称の論文には、ペ
ージ記憶チップ階層が開示されている。
【0010】IBMテクニカル・ディスクロージャ・ビ
ュレティン(IBM Technical Disclosure Bulletin) 1984
年5月号の6473ページのR. C. Tongによる「任意バイト
境界におけるメモリ転送(Memory Transfer at Arbitrar
y Byte Boundaries)」という名称の論文には、メモリよ
りなるチップの外部に1つまたは2つのシフトレジスタ
を設け、バスを介してメモリからレジスタへバイトを転
送し、そのバイトのビットを再順序付けし、その再順序
付けしたバイトをメモリに書き込むことによって、シフ
トレジスタにメモリ中のバイト記憶場所におけるビット
・シーケンスを再順序付けするというプロセッサ機能を
実行させることが開示されている。
【0011】Caudal他の「メモリ内にデータ・シフト機
能を有するマイクロコンピュータ(Microcomputer Havin
g Data Shift Within Memory) 」という名称の米国特許
第4,491,910 号、及びやはりCaudal他の「データ・ワー
ドのメモリ内シフト用のデータ移動回路を有するマイク
ロコンピュータ(Microcomputer Having Data Move Circ
uits For Within-Memory Shift of Data Words) 」とい
う名称の米国特許第4,586,131 号は同じ明細書を有す
る。これらの特許の発明は、請求範囲において「メモリ
中のあるデータ・ワードを1つ記憶場所から近接アドレ
スを持つ他の記憶場所へそっくり移動させるシフト手
段」という限定がなされている。
【0012】Dunki-Jacobsの米国特許第4,641,276号に
は、ソース・レジスタへデータを並列に転送し、そのソ
ース・レジスタから行先レジスタへ直列にデータをシフ
トし、次いでデータを他の機能単位へ並列に転送するデ
ータ通信方法及び手段が開示されている。
【0013】Pinkham 他への米国特許第4,667,313 号に
は、シフトレジスタを用いてメモリバスから得られるビ
ット行をアクセスするのに、そのシフトレジスタのタッ
プ位置で直列にアクセスするようにした技術が開示され
ている。
【0014】Lam 他への米国特許第4,731,758 号は、同
じチップ上に転送ゲートを介して接続される別個のアレ
イを設けることが開示されている。
【0015】J. E. Barth 他の米国特許出願一連番号第
479,145 号(1990年2月13日出願)の「ビット及びワー
ド冗長度を最適化したオンチップECCを有するダイナ
ミックRAM(Dynamic RAM with on―chip ECC and opt
imized bit and word redundancy)」という名称の発明
では、分散集合化によるオンチップ冗長性に関して開示
がなされている。上記米国特許出願は本願と同じ譲受人
に譲渡されている。
【0016】以上に引用した先行技術文献には、本発明
を示唆するものは全くない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、DR
AM/キャッシュ型半導体メモリ・チップにおけるフェ
ッチ・アクセスを高速化することにある。
【0018】本発明の他の目的は、コンピュータ・メモ
リシステムの半導体チップにおいてデータをフェッチす
る動作の時間周期を短くすることによってコンピュータ
・メモリシステムの性能を向上させることにある。
【0019】本発明の他の目的は、各半導体チップの内
部構造を変えることにより、コンピュータ・システムの
メモリにおけるフェッチ性能を改善することにある。
【0020】本発明の他の目的は、半導体メモリ・チッ
プ上のキャッシュからのデータの読出しを同じフェッチ
動作に関するチップ上のDRAMの回復処理とオーバー
ラップさせることによって、コンピュータ・メモリシス
テムにおける各フェッチ動作の時間を短縮することにあ
る。
【0021】本発明の他の目的は、DRAM回復動作を
キャッシュ読出しの間に行わせることによって各フェッ
チ動作の時間を短縮することに加えて、メモリ・フェッ
チ要求に対する最後のデータ転送とその次に続くメモリ
・フェッチ/ストア要求の最初のデータ転送との間にお
いてデータ転送が全く行われない1つまたは2つ以上の
マシンサイクルのバス転送ギャップを小さくするかまた
は除去することによってメモリ動作の高速化を達成する
ことにある。
【0022】本発明の他の目的は、半導体チップに記憶
されたデータ・ビットを選択するための所定の多重化方
法によって得られるアドレス・ビットの行及び列の部分
集合を受け入れるための所定数のI/O(入出力)ピン
を有する半導体チップにおいて、フェッチ要求に対して
出力された最後のデータと次に続くフェッチ/ストア動
作における最初のデータ出/入力との間にデータが全く
転送されない1つまたは2つ以上のマシンサイクルのギ
ャップを短くするかあるいは除去することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、メモリ・フェ
ッチ・サイクルをメモリ・ストア・サイクルより短くす
ることによりコンピュータ・メモリシステムの動作を高
速化する方法を見い出したものである。これを行うた
め、本発明においては、システム・メモリをなす半導体
メモリ・チップのフェッチ動作のDRAM回復部分のタ
イミングを変える。各チップは、少なくとも1つのダイ
ナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)ア
レイと小容量の高速メモリ(キャッシュ)を有する。本
発明においては、命令フェッチ・サイクルのDRAM回
復部分とチップ上のキャッシュからのデータ・フェッチ
動作をオーバーラップさせるが、このようなオーバラッ
プはストア・サイクルについては行うことができないと
考える(ストア・サイクルは従来通り)。
【0024】
【実施例】オンチップ・キャッシュ:本発明において
は、各メモリ・チップに内蔵された「キャッシュ」が必
要である。オンチップ・キャッシュは、DRAM(キャ
ッシュと共にチップ上に設けられている)とチップの外
部に設けられたメモリシステム・バッファとの間で転送
中のデータをバッファリングするデータ・バッファであ
る。(オンチップ・キャッシュは、プロセッサ・キャッ
シュが有するディレクトリを持たないという点でプロセ
ッサ・キャッシュと異なる。)
【0025】外部のメモリシステム・バッファは、オン
チップ・キャッシュへデータ・ビットを転送するチップ
上のI/Oピンからデータ・ビットを受け取り、またそ
れらのI/Oピンへデータ・ビットを送り出す。データ
・ビットは、チップの外部のソース、即ちメモリシステ
ム・コントローラ(メモリ・コントローラ)(MC)か
ら例えばアドレス・ビットC0〜C6によって供給され
るアドレスによりオンチップ・キャッシュに入れられる
が、この動作は、本願においては、図7に示すようにし
てMCで発生し、チップへ供給される「カラム・アドレ
ス信号」(CAS)によってクロックされるものとす
る。
【0026】本願中の実施例で使用するオンチップ・キ
ャッシュの形態は、DRAMにおいては全ビットに必要
なリフッレシュの必要なしに、受け入れたデータ・ビッ
トの状態を記憶するラッチで構成されたレジスタよりな
るSRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモ
リ)である。
【0027】本願において、「外部アクセス」とは、オ
ンチップ・キャッシュと外部のソース(メモリシステム
・バッファ)との間でデータ・ビットを一方向または他
方向に転送するプロセスを意味するものとする。本発明
においては、オンチップ・キャッシュにより、DRAM
の回復動作と同時に外部アクセスを実行することが可能
である。
【0028】本願において「オーバーラップ」とは、外
部アクセスとDRAM回復動作の一部または全部とを同
時に実行することを意味するものとする。このオーバラ
ップ機能を得るために、本発明の実施例においては、チ
ップにおけるフェッチ動作の間にDRAM回復動作が開
始されるよう時間を進ませ、データの外部アクセスがオ
ンチップ・キャッシュにおいて実行されるのと同時にD
RAM回復動作の少なくとも一部が行われるようにす
る。
【0029】実施例のチップ構造:図1は、本発明の実
施例で使用する16メガビット(Mb)半導体メモリ・
チップの構成を示す。各チップは、同じ構造の4つのカ
ドラント(象限領域)を有する。各カドラントは、4M
bのダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DR
AM)回路アレイ、誤り訂正回路(ECC)、及び例え
ば128ビット・サイズの小容量の高速スタティックR
AM(SRAM)を有する。全てのカドラントにおける
チップ全体の記憶容量は、その4つのDRAMアレイに
よって得られる記憶容量であり、16Mbである。チッ
プに対する1回のアクセスにおいては、4つの各カドラ
ントにつき1ビットず4つのデータ・ビットが並列にア
クセスされる。なお、図1はカドラント4を例示してい
る。
【0030】チップには22ビットのアドレスが与えら
れ、このアドレスはチップのI/Oピンに供給される。
これらのアドレス信号は、チップ内で各カドラントに
配分される。
【0031】22のアドレス・ビットは、各DRAM中
の行を選択するビットR0〜R10及びその行の部分行
を選択するビットR11〜R14よりなる行アドレス選
択(RAS)ビット、及び選択された部分行中のデータ
・ビットを選択するためのカラム・アドレス選択(CA
S)ビットC0〜C6よりなる。これらの22のアドレ
ス・ビット信号は、図3に「DRAMアドレス」及び
「SRAMアドレス」で示すように(後述)、チップ上
の18本のピンへ時間多重化して供給される。
【0032】各カドラントにおけるDRAM行は、21
92ビットからなる。各行は、それぞれ137ビットか
らなる16の部分行に等分割される。各行は、各部分行
毎にECC(誤り検出及び修正)をサポートするために
16の部分行に均等に割り当てられた2048のデータ
・ビットと144のチェック・ビットからなる。従っ
て、各部分行は、128のデータ・ビットと9つのチェ
ック・ビット(合計137ビット)よりなり、これらの
ビットは、ECC回路に送られて、チェック・ビットな
しの一組のエラーフリーな128データ・ビットが生成
される。(このECC動作は、欠陥のあるDRAMをあ
たかも正常であるかのように動作させる)。次に、部分
行のこれらエラーフリーな128ビットは各カドラント
のSRAMにロードされる。このDRAMからSRAM
への部分行アクセス動作は、チップのフェッチ動作でも
ストア動作でも同じようにして行われる。
【0033】チップの各カドラントの詳細:図1には、
このチップ構造における各カドラントのクロック入力及
び本発明の一実施例の動作を制御するためのクロック信
号の接続関係も示されている。メモリシステムへプロセ
ッサのフェッチ要求またはストア要求が送出される毎
に、メモリ・コントローラ(図示省略)でメモリ・アド
レスが生成される。これらのメモリ・アドレスでは、チ
ップに供給される最初のアドレス・ビットは行アドレス
・ビットR0〜R10であり、各チップ上の11本のピ
ンに送られると共に、供給された行アドレスを各メモリ
・アクセスの残りの動作のために記憶する各アドレス・
バッファ23(0)〜23(10)にラッチされる。行
デコーダ/ドライバ22は、クロック制御の下にアドレ
ス・バッファ23(0)〜23(10)から記憶アドレ
ス・ビットR0〜R10を受け取り、チップの各カドラ
ント中のDRAMにおいて2192ビットの行を選択す
るDRAM行アドレスを生成する。
【0034】このように選択された2192ビットの行
は、クロック制御の下にセンス増幅器24へ出力され
る。すると、センス増幅器24は、その選択された行を
部分行デコーダ26へ出力する。アドレス・ビットR1
1〜R14は、これらの行選択ビットが受け入れられた
直後にチップ上の他のピンへ受け入れられる。そして、
これらのアドレス・ビットR11〜R14は、クロック
制御の下で部分行デコーダ26にラッチされ、そのアク
セスの残り動作のために記憶される。デコーダ26は、
これらのアドレス・ビットR11〜R14を用いて、現
メモリ要求により要求された部分行としてその行の16
分の1の部分をアドレスし、選択する。部分行デコーダ
26は、その選択された部分行をクロック制御の下でE
CC回路27へ出力する。ECC回路27は、周知のハ
ミング・コードのような所定の誤り訂正コードに従って
部分行の137ビット(128のデータ・ビットと9つ
のチェック・ビットよりなる)に含まれるデータ・ビッ
ト及びチェック・ビットを解釈し、エラーフリーな12
8のデータ・ビットを生成して、クロック制御の下にS
RAM28へ出力する。SRAM28は、入力されたこ
れら128のデータ・ビット(チェック・ビットなし)
を、メモリ・コントローラから供給される外部信号の制
御下における選択及び入出力に備えて記憶する。このよ
うに外部より供給されるSRAM信号は、本発明の実施
例においては8つのアドレッシング信号(C0〜C6)
1及至(C0〜C6)8のシーケンスとして入力され、
これらの各信号(C0〜C6)はSRAM中の128の
データ・ビットの中の1つの記憶場所を指示する7つの
アドレッシング・ビットの組み合わせよりなる。
【0035】このように供給されるアドレッシング・ビ
ットC0〜C6の各組み合わせにより指定されたSRA
Mのビット記憶場所では、1つのデータ・ビットが選択
されて、チップの各カドラント毎に、フェッチ動作では
出力データとしてSRAMから出力され、ストア動作の
場合は入力データとしてSRAMに記憶される。従っ
て、チップの4つのカドラントについては、4つのSR
AMによって4つのデータ・ビットが並列に出力または
入力される。
【0036】クロック・ジェネレータ31は、チップの
各フェッチ/ストア(読出し/書込み)動作のための各
カドラント内のデータ移動を制御するタイミング信号を
各カドラントの回路に供給する。クロック・ジェネレー
タ31は、DRAMアクセス・フェーズとこれに続くD
RAM回復フェーズの2つのフェーズからなるクロック
信号を発生する。アクセス・フェーズにおいては、DR
AMからデータの部分行が取り出され、SRAM28に
ロードされる。回復フェーズにおいては、128データ
・ビットのSRAMの内容が(ストア動作の場合に変更
されたデータ・ビットがあればそれらのデータ・ビット
を含めて)DRAM中の現在選択されている部分行へ書
き戻され、その行が次の使用に備えて復元即ちリストア
される。(クロック・ジェネレータ31は、チップ上の
異なる物理的位置にそっくり同じものを複数個設けても
よい。 それらの複数の各クロック・ジェネレータは、
本願で説明するクロック・ジェネレータ31と並列に同
様に動作する。)
【0037】メモリ・コントローラは、各クロック・ジ
ェネレータ31を制御するためにRAS、CAS及びR
E制御信号のような信号を含む一組の信号を各チップ上
のピンに供給する。RAS信号は、R0〜R10のアド
レス及びR11〜R14のアドレスをラッチし、使用す
るクロック・タイミングを制御し、他方CAS信号は8
つの(C0〜C6)のアドレスをラッチし、使用するク
ロック・タイミングを制御する。クロック・ジェネレー
タ31によって現在2つの動作フェーズのどちらのフェ
ーズが与えられているかは、RAS信号のハイ/ロー
(高/低)レベルの状態によって決まる。
【0038】信号REの入力された状態は、現クロック
出力がチップのフェッチ動作を制御するのか、あるいは
ストア動作を制御するのかを決定する。信号REのレベ
ルがハイ(1)であれば、それはフェッチ動作を指示
し、信号REがロー(0)であれば、それはチップによ
るストア動作を指示する。これらのクロック信号は、信
号REがフェッチ状態を示している時には、信号REが
ストア状態を指示している時と異なるタイミングでDR
AM回復フェーズを開始させる。
【0039】DRAMアクセス・フェーズの間、クロッ
ク・ジェネレータ31は、順次クロック信号CLA、C
LB、CLC、CLD、CLE及びSEを出力する。こ
れらのうち、クロック信号CLA〜CLEは、各々RA
S信号の立ち下がり遷移より生じるパルス信号である。
CLAは、アドレス・バッファ23をクロックして供給
された行アドレス信号R0〜R10を記憶させる。CL
Bは、行デコーダ22をクロックして、これにビットR
0〜R10を用いることによりDRAM中の2192ビ
ットの行を選択させ、DRAMのセンス増幅器24へ転
送させる。センス増幅器24は、これらの2192ビッ
トを増幅し、16の部分行として部分行デコーダ26へ
供給する。CLDは、デコーダ26をクロックして、部
分行を選択させ、論理回路27へ供給させる。CLE
は、ECC論理回路27の誤り訂正動作をクロックす
る。信号SEは、SRAMにECC論理回路27からの
部分行のエラーフリーな128のデータ・ビットをロー
ドさせ、かつSRAMをメモリ・コントローラから順次
供給される8つの信号(C0〜C6)1及至(C0〜C
6)8によって外部クロックさせることによりSRAM
のいずれかの記憶場所にある128データ・ビットの中
の8つを順次アクセスさせる。
【0040】この実施例においては、DRAM回復フェ
ーズの開始は、フェッチ動作とストア動作とでは異なる
仕方で決定される。DRAM回復フェーズの間、クロッ
ク・ジェネレータ31は、クロック信号CLF、CL
G、CLH、CLI及びECCWを順次出力するが、こ
れらの信号は、遅延RAS信号波形の立ち下がり遷移で
発生するパルスである。信号CLFは、信号ECCWを
クロックして図1のECC論理回路27を作動させ、現
在の128データ・ビットのSRAMの内容をECC回
路へ読み込ませ、そこから137ビットの部分行の形で
9つのチェックビットを生成させる。部分行デコーダ2
6(最後に入力されたアドレス・ビットR11〜R14
をラッチしている)は、次いでクロック信号CLIによ
りアクティブ(能動)となり、この137ビットの部分
行をその行の現在アドレスされている1/16の部分に
マージした後、R11〜R14のラッチ状態をリセット
する。CLHは、この更新された行をクロックしてデコ
ーダ26からセンス増幅器24へ入力させる。センス増
幅器24は、行デコーダ22(アドレス・バッファ23
(1)〜23(10)にラッチされた記憶行アドレス・
ビットによって依然アクティブ状態に保たれている)か
らの選択線によって新たにアクティブになったDRAM
の行に、その更新された行をストアする。
【0041】フェッチ動作においては、センス増幅器か
ら選択されたDRAMの行への上記の更新された行の記
憶によって、その行がリフッレシュされる。ストア動作
においては、DRAMの選択された行への更新された行
の記憶動作に、そのストア動作のためにSRAMに記憶
されたそれに続く全てのビットが含まれ、やはり行全体
がリフレッシュされる。これによって、フェッチ動作あ
るいはストア動作に関するチップの動作は完了する。
【0042】メモリシステムの構成:図2は、前述の構
成を各々有する144個のチップを内蔵したメモリシス
テムを示す。このメモリシステムは、144個のチップ
を有する1つ以上のメモリ・カード、及び4つのサブバ
ッファを含むデータ・バッファ10Aよりなる。データ
・バッファ10Aは、メモリバス12に接続されたデー
タ・レジスタ11に接続されている。バス12は、メモ
リ・コントローラ(MC)に接続されている。
【0043】各チップの4つのSRAMは、外部のデー
タ線29A〜29Dとこれら4つのSRAMの間でデー
タ・ビットを並列に転送するためのチップ上の4本のピ
ンにそれぞれ接続されている。メモリシステムにおける
144の各チップの4つの入出力(I/O)ラインは、
4つの各サブバッファの左端から見て同じビット位置で
それらの各サブバッファに接続されている。
【0044】1つのマシンサイクルにおいては、144
の全チップの各SRAMで信号(C0〜C6)によりア
ドレスされる各ビットが、フェッチ動作の場合はSRA
Mから4つのサブバッファへ転送され、ストア動作の場
合は4つのサブバッファからSRAMに転送される。こ
れによって、1マシンサイクル内で4つのカドワード(q
uadword ;QW)がバッファ10Aに対してロード/ア
ンロードされる。各サブバッファにおける144ビット
(16のチェックビットを含む…SRAMデータを生成
するために各DRAM部分行に記憶される無関係の9つ
のチェックビットと混同してはならない)は、各サブバ
ッファにおいては1QWである4つの32ビットのデー
タ・ワードよりなる。これらの16のチェック・ビット
は、MC内のECC回路によって用いられる。
【0045】このメモリシステムは、144の整数倍の
チップを用い、その各組の144個のチップがデータ・
バッファ10Aへ、あるいはデータ・バッファ10Aか
らデータ・ビットを転送する(図2に示すメモリシステ
ムについて説明したようにして)メモリ・サブシステム
を形成する構成とすることも可能である。
【0046】このように、4QWの倍数を含むデータ行
の転送を求めるプロセッサのメモリ・フェッチ要求に対
しては、SRAM(メモリ・グループ中の144個の全
チップの)は、1マシンサイクル内で4つのQWをデー
タ・フェッチ・バッファへ並列に出力する。次のマシン
サイクルにおいては、最初のQW(バッファ10Aにお
ける4つのQW用の第1のサブバッファ中にある)が、
並列な144ビットの形でデータ・レジスタ11を通り
かつバス12を通ってメモリ・コントローラへ転送され
る。次のマシンサイクルにおいては、バッファ10Aの
2番目のQWが、メモリ・コントローラへ転送される。
以下同様の動作が繰り返され、CPUの4マシンサイク
ルで全てのサブバッファ中の4つのQWが全てデータ・
レジスタ11及びバス12を介してメモリ・コントロー
ラへ転送される。
【0047】従来技術を示す図4には、データ・バッフ
ァ10Aに1マシンサイクル内で4つのQWが書き込ま
れるタイミング、及び次の4つの各マシンサイクルにお
いてデータ・バッファ10Aが1つのQWをメモリ・コ
ントローラへアンロードするタイミングが示されてい
る。このようなタイミングの動作が、メモリー行フェッ
チ動作においては8つの各(C0〜C6)信号毎に繰り
返される。この後チップからデータ・バッファ10Aへ
2回目(及びそれ以後も同様)のローディングが行われ
るが、そのタイミングは、バッファ・レジスタ11を介
しての行フェッチにおける前回のデータ・バッファ10
Aのローディングで最後のQWがバス12へ出力される
のと同じマシンサイクルで行われる。
【0048】本発明の実施例においては、メモリシステ
ムは、メモリ行フェッチまたは行ストア毎に8バッファ
・ロードを転送するよう動作する。しかし、バッファ・
ロード数はメモリシステムにおける「1行のデータ」を
なすQW数が得られるように選択されるので、行フェッ
チ及び行ストアにおけるバッファ・ロード数は任意の所
定数とすることができる。従って、各データ行に1行当
たり32QWを有するメモリシステムの場合、メモリ行
フェッチまたはストア毎に8バッファ・ロードが転送さ
れて、合計8X4QWs=32QWsとなる。
【0049】図6は、図2においてバッファ10Aがバ
ス12へ接続されているのと同様にして同じバス12へ
接続されたストア・バッファ10B、及び、10Cを示
す。バッファ10Bは、電子スイッチ(ゲート)14の
制御下において、連続する4つのQWを受け入れ、バッ
ファ10Cはその後の連続する4つのQW受け入れる
(4QWの境界で)。
【0050】プロセッサのストア要求に応答するメモリ
行ストア動作においては、4マシンサイクルの間に4つ
のQWが1マシンサイクル当たり1QWの速度でバス1
2から図6のデータ・バッファ10Bまたは10Cに交
互にロードされる。この場合各データ・バッファは、4
マシンサイクル内においてその4つのQWを並列に14
4のチップへアンロードするが、そのアンロードの間に
他方のバッファ10Bまたは10Cがバス12からロー
ドされる。このバッファ10Bと10Cの切り替えはス
イッチ15−1及至15−144にによって行われる。
従って、各メモリ行ストアは、連続する32のマシンサ
イクルで、144個のチップに対し8回ローディングし
て32QWをバッファ10B及び1OCにロードするこ
とによって行われるが、この場合バス12を介して行転
送中の4つのQWの組の間にはギャップは生じない。
【0051】ストア動作の場合、144のチップへのバ
ッファ10Bまたは10Cからの各アンローディング毎
に、各チップはその4つのSRAMのライン29A及至
29Dを介して4つのデータ・ビットを受け取る。従っ
て、各SRAMは、32QW行のサイズを扱う本発明の
実施例の場合、その部分行中の128のデータ・ビット
記憶場所の中の8つに記憶するだけである。
【0052】メモリシステムの行サイズは、単に行アク
セスのための(C0〜C6)信号の数を変えるだけで、
即ち外部供給される(C0〜C6)信号の数以外は本願
中に説明する144チップのメモリシステムの実施例の
構成を何ら変えることなく、4QW及至128QWの間
の(4QW単位で)任意のQW数に容易に変更すること
ができる。これは、メモリの行サイズにかかわらず、各
(CO〜C6)信号は、144のチップの各SRAM中
の1ビットに対応するバッファ10A、10Bまたは1
0Cのいずれかの1ローディング分(4QW)をそっく
りアクセスするようになっているからである。従って、
1メモリ行当たりバッファ10A、10Bまたは10C
の4QWの1ローディングが、各SRAMにおいて1ビ
ットしかアクセス(フェッチまたはストア)しない1つ
の(C0〜C6)信号によって扱われる最小数である.
そして、1メモリ行当たりバッファ10A、10B及
び10Cの一意の最大128ローディングが、各SRA
Mの128ビット全部にアクセスする(時間シーケンス
により、必ずしもアドレス順によらない)128の(C
0〜C6)の組み合わせ信号によって扱われる最大数で
ある。
【0053】各チップに対するアドレス多重化:本発明
の実施例においては、図1に示す形態の各チップは、メ
モリシステムをなす144の各チップの4つの各SRA
Mにおいて1データ・ビットの場所を指示する22のア
ドレス・ビットを受け取るための18本のI/Oピンを
有する。これらの22のアドレス・ビットのうち、R0
〜R14はDRAMの行及び部分行の場所を指示し、
(C0〜C6)は、チップの各カドラントのSRAMに
おける部分行中の128のビットの中のいずれか1ビッ
トの場所を指示する。
【0054】1回のチップ動作(フェッチまたはスト
ア)においては、1メモリ行がアクセスされる。そし
て、1メモリ行のアクセスには各SRAMにおける1部
分行へのアクセスが含まれる。1回のチップ動作は、図
3に示すように、プロセッサの各行フェッチ(または行
ストア)要求毎に、1組のDRAMアドレス・ビットR
0〜Rl4と8組(セット)のSRAMアドレス・ビッ
ト(C0〜C6)によってクロックされる。
【0055】図3において、「RASアドレッシング」
及び「CASアドレッシング」の図は、ある時点では信
号R0〜R10を受け取り、他の時点では信号R11〜
R14を受け取る11本のピンと信号(C0〜C6)を
受け取る他の7本のピンよりなる18本のピンによって
22の信号を多重化する方法の一例を示す。(C0〜C
6)1及至(C0〜C6)8の各組のビットは、その7
本のピンにR0〜Rl4のいずれの信号(他のピンに供
給される)によっても妨害されることなく供給される。
これらの信号は、メモリ・コントローラによってピンに
供給され、チップ内の各カドラントに分配される。ま
ず、ビットR0〜R10は、アドレス・バッファ23
(0)〜23(10)にラッチされ、次いでビットR1
1〜R14が、メモリ行アクセスのために部分行デコー
ダ26にラッチされる。
【0056】図3において、R10〜R10及びR11
〜R14のタイミングは、最初の(C0〜C6)1が供
給される前に、選択された部分行をSRAMに転送する
ようになっている。最初の(C0〜C6)1は、最初の
バッファ・ロード(「SRAMのバッファ・ロード」の
図のタイミング1で示す)のための最初のSRAMビッ
トを選択する。次に、バッファに入れられた4QWは、
前に説明したように、この後の4マシンサイクルの間に
メモリ・コントローラへ出力される。そして、ロード・
タイミング2〜8においては後続のデータ・バッファ1
0Aのローディングが行われ、その各ローディング動作
のタイミングは、144個のチップからその行の次の4
QWがデータ・バッファにロードされる直前に、データ
・バッファ中の最後のQWが出力される最後のバッファ
・ローディングの4番目のマシンサイクルの最後の部分
である。
【0057】図3におけるの2つの連続したメモリ行フ
ェッチにおいては、メモリ行フェッチのための少なくと
も最後のSRAMアドレス信号(C0〜C6)8のタイ
ミングは、その次のメモリ行フェッチにおけるアドレス
・ビット(R0〜R6)及び(R7〜R10)によるD
RAM中の部分行選択のタイミングとオーバーラップす
る。このオーバラップによって、図3メモリシステムを
用いる場合、メモリ行フェッチの間のデータ出力におけ
るデータ・ギャップをゼロにすることが可能となる。
【0058】ここで、データ・ギャップがゼロ、即ちゼ
ロギャップとは、図3に示すように、1マシンサイクル
につき1QWのデータ・フローが1つの行フェッチから
次の行アクセスまで割り込みなしにバス12上で持続す
ることを意味し、図3においては、バス12におけるQ
W転送のないマシンサイクルの介在なしに、32QWの
各組(セット)が順次転送される。
【0059】図2のメモリシステムがバッファ10Aを
フェッチ・バッファ及びストア・バッファの両方の用に
使用する場合は、連続するメモリ行フェッチの間のデー
タ・ギャップはゼロになるが、メモリ行フェッチと次の
メモリ行ストアの間では、データ・ギャップは4マシン
サイクル分になる。
【0060】しかしながら、図2のデータ・バッファ1
0Aをフェッチ・バッファとして使用する一方、図6に
示すバッファ10B及び10Cを追加することによっ
て、メモリ行フェッチと次のメモリ行ストアの間のデー
タ・ギャップもゼロにすることができる。
【0061】従来技術のチップの動作:本発明をさらに
よく理解するため、図4に示す従来技術の例により、従
来技術においては、なぜ連続する行フェッチ動作におい
てメモリシステムのバス上におけるゼロ・データ・ギャ
ップ動作が不可能なのかについて説明する。この従来例
においては、前記実施例と同じく22のアドレッシング
ビットR0〜R10、R11〜R14、及び(C0〜C
6)1及至(C0〜C6)8を受けるのにやはり18本
のピンを使用するものと仮定する。
【0062】図4に示す従来技術は、行フェッチと行ス
トアに同じメモリ・アクセス・サイクルを使用し、フェ
ッチ及びストア共SRAMアクセスが終了した時点でD
RAM回復を開始するようになっている。これは、「R
ASクロック」信号が(C0〜C6)8の後にハイ・レ
ベルに立ち上がるタイミングで行われる。図4は、32
QWのデータ行をフェッチする場合のアドレス・タイミ
ング及びクロック・タイミング、DRAM行及びSRA
Mアクセス時間及びメモリ時間を示す。
【0063】従来技術においては、チップ動作(フェッ
チまたはストア)におけるDRAM回復の開始は、SR
AMアクセスが少なくともその終り近くになるまで行わ
れないようになっている。DRAM回復の起動信号は、
SRAMアクセスの終わりの後におけるRASクロック
信号レベルのローからハイへのスイッチングであった。
【0064】次の行アクセス(フェッチまたはストア)
は、RASクロック信号の次のハイからロー・レベルへ
の立ち下がりまで開始することができない(従来技術に
おいては、フェッチおよびストア共DRAM回復の終わ
りの後まで開始できなかった)。DRAM回復は13マ
シンサイクルを要し、最後のQWが供給される5サイク
ル前に起こり、次のフェッチ・アクセスは、RASが立
ち下がってから13サイクル経過するまで開始されない
から、次にアクセスされた行の最初のQWを転送するに
は、バス12上で21マシンサイクルが必要である。
【0065】このような訳で、図4には、メモリバス1
2を介して伝送される32QWの連続する行フェッチの
間における21マシンサイクルのデータ・ギャップ(1
3−5+l3サイクル)が示されている。すなわち、次
のメモリ行フェッチのために最初のQW出力を開始する
には、その前にまずDRAM回復が完了するのに8(す
なわち13−5)サイクルを待ち、その後さらにその最
初のQWがバス12を介して伝送されるまで13マシン
サイクル待たなければならない。
【0066】すると、この従来技術例においては、図4
に示すように、53マシンサイクルがフェッチまたはス
トア・アクセスにおける合計処理時間となる。従って、
21マシンサイクルのギャップは、この従来技術例にお
ける各32QWの行転送のためのメモリ利用率を、本発
明によって達成可能な行フェッチにおけるゼロ・ギャッ
プに比べ、40%(21/53=0.396)低下させ
る。
【0067】図4に示すタイミング・パラメータは、C
PUマシンサイクル数で表して下記の大きさであると仮
定する: DRAMからバスへのアクセス時間: 13サイクル 1ビット当たりのSRAMのI/Oアクセス時間: 4サイクル データ・バッファ・アクセス時間: 1サイクル DRAM回復時間: 13サイクル
【0068】実施例の動作:図1は、チップ上のいずれ
かのDRAMからSRAMへデータ・ビットの部分行を
転送するための経路を示す。この場合、部分行中のデー
タ・ビットは、チップのフェッチ動作でそのSRAMか
らの外部利用が可能である。フェッチ動作で部分行がS
RAMに入れられるとすぐに、本発明の実施例において
は、SRAMがそのDRAMから「切り放され」、DR
AM回復プロセスが開始される。(SRAMは、データ
・ビットを静的に保持し、DRAMのような回復動作を
必要としない。)SRAMのデータ・ビットのいくつか
が、順次読み出され、これと同じ期間内にDRAMは回
復動作を行う。すると、DRAM回復は、チップからの
つ1つ以上のSRAMデータ・ビットの読出しとオーバ
ーラップし、DRAMは、SRAMの読出しが行われる
とすぐに次のフェッチまたはストアに対してレディ状態
となる。これは、DRAM及びSRAMを有する従来技
術の半導体メモリ・チップで可能なタイミングより相当
早い。
【0069】本発明においてチップ上でのDRAM回復
とSRAMのデータ出力とをオーバラップさせることに
より、フェッチ・アクセスに必要なマシンサイクル数は
著しく減少する。図4の従来技術の例には、通常のごと
く、DRAMの行アクセス毎に必要な53サイクルのサ
イクル時間(フェッチ、ストア共同じ)が示されてい
る。図3における発明のチップの動作例においては、フ
ェッチ時間が32サイクルへ大きく短縮される。これ
は、メモリのデータバス上の行フェッチ転送間のデータ
・ギャップを21サイクルからゼロにしたことにより達
成されたもので、約40パーセントの改善になる。行ス
トア(書き込み)アクセスの間のデータ・ギャップは、
21マシンサイクルのままで、行ストア動作当たりマシ
ンサイクル数は全部で53サイクルである。メモリ・ア
クセスの大半は、フェッチ(例えば75パーセント)で
あるから、このフェッチ・アクセスのサイクル数減少
は、SRAMと共にDRAMを使用する半導体メモリ・
チップの平均メモリ利用率を著しく増大させる効果があ
る。
【0070】クロック回路:図5は、本発明の実施例に
おけるクロック信号発生器(クロック・ジェネレータ)
を示す。このクロック・ジェネレータは各チップ中に設
けられ、フェッチ動作及びストア動作を制御するために
チップ内において4つのカドラントに配分されるクロッ
ク信号を発生する。
【0071】図5のクロック・ジェネレータは、本願中
に説明する原理に従いメモリ・コントローラからチップ
上のI/Oピンに供給されるクロック制御信号RAS、
CAS及びREによって制御される。RAS信号は、D
RAMの行及び部分行の制御と、DRAM回復を制御す
る。CAS信号は、SRAM中の選択された部分行中の
8データ・ビットを選択して図2データ・バッファ1へ
出力しかつ図6のバッファ10B及び10Cへ入力する
ために、チップが8つの(C0〜C6)信号を受け取る
ことを可能にする。
【0072】RE信号は、メモリ要求を満たすためのチ
ップの所要データ・フェッチ/ストア(読み出し/書き
込み)動作を制御するために、メモリシステムにより各
メモリ要求毎に供給される。RE信号のハイ・レベル
は、チップによってフェッチ動作が行われるべきことを
示し、ロー・レベルは、チップによってストア動作が行
われるべきことを示す。
【0073】クロック・パルスは、図5に示す2つの遅
延回路チェーンにより発生し、出力される。出力信号C
LA、CLB、CL、CLD、CLEは、第1の遅延回
路チェーンから供給され、DRAMのデータ・アクセス
を制御するために用いられる。出力信号CLF、CL
G、CLH、CLI、ECCWは、第2の遅延回路チェ
ーンから供給されDRAM回復を制御するために用いら
れる。第1の遅延回路チェーンは、一連のRD(リセッ
ト可能な遅延ブロック)43、44、45、46、及
び、47で形成され、各RDの出力は、そのブロックが
ハイ・レベルに能動(アクティブ)化されたリセット入
力を供給されると、その主入力がハイ・レベルのままで
あっても、無条件にロー・レベルにリセットされ。第2
の遅延回路チェーンは、リセット入力を持たないDブロ
ック(遅延回路ブロック)よりなり、これらの各Dブロ
ックは一定の時間遅延後、出力が各々の入力に等しくな
る。
【0074】また、図5の回路には、いくつかの論理素
子が含まれている:LS/DR(レベルシフト回路付き
インバータ・ドライバ)は、入力バイポーラ・レベルを
オンチップの FETレベルに変換し、DR(インバー
タ・ドライバ回路)は入力信号を反転して、出力する。
この図では、通常のAND、OR、INVERTの記号
が用いられている。図5に示す回路は正論理を用いたも
のである。すなわち、ANDゲートの出力は、全ての入
力がハイ・レベルのとき能動となり、OR回路の出力
は、その入力のうちのいずれかがハイ・レベルにあると
き能動になる。
【0075】クロック・ジェネレータの出力信号CL
A、CLB、CLC、CLD、CLE、CLF、CL
G、CLH、CLI、ECCW及びSEは、図1に示す
ように、チップ上の4つの各カドラントにチップ内部で
分配される。
【0076】図5の破線のブロック60中の回路は、D
RAM回復クロック信号の開始点がチップ上のフェッチ
動作とストア動作とで異なるように制御する。これは、
本願で説明する実施例における新規な特徴である。ブロ
ック60の出力は、RE及びCAS信号によって変調さ
れたF/S RAS信号である。
【0077】DRAM/SRAMのデータ・アクセスの
ためのクロック動作:DRAMアクセスのためのクロッ
ク信号CLA、CLB、CLC、CLD及びCLEのタ
イミングは、チップ上におけるフェッチ動作、ストア動
作共同じである。DRAM回復は、本発明においてはフ
ェッチ(読み出し)動作とストア(書き込み)動作とで
異なるタイミングで開始されるので、DRAM回復のク
ロック信号CLF、CLG、CLH、CLI及びECC
Wの始動タイミングは、上記のアクセス用クロック信号
の場合とは異なり、フェッチ(読み出し)動作とストア
(書き込み)動作とで異なっている。
【0078】LS/DR41に入力されるRASクロッ
ク信号の立ち下がりは、メモリ行要求にのためのDRA
M/SRAMデータ・アクセスを制御するチップのクロ
ック動作の開始を制御する。RASクロック信号の次の
立ち上がりは、DRAM回復を制御するチップのクロッ
ク動作の始動を制御する。また、RAS信号の次の立ち
下がりは、DRAM回復の終わり及び次のメモリ行要求
のための次のクロック・サイクルの開始を指示する。
【0079】回復動作を完了した後においては、DRA
Mは、次のアクセス動作のために準備が整ったプレチャ
ージ状態になっている。そして、図1の全ての動的回
路、すなわちアドレス・バッファ23、DRAM行デコ
ーダ/ドライバ22、行線及びビット線、センス増幅器
24及びECC論理回路27は、全て所定の状態(また
はプレチャージ状態)となる。これらの回路がプレチャ
ージ状態になると、DRAMは、次のDRAMアクセス
・シーケンスを開始するのに、RAS信号レベルがロー
・レベルに立ち下がるまで待機状態となる。
【0080】RASがそのロー・レベルに立ち下がった
直後に(RDA での遅延後)、CLAクロック出力がハ
イ・レベルとなりダイナミック・アドレス・バッファ
(AB)23(0)〜23(10)をイネーブルにし
て、DRAM21中の行をアドレス指定するためのR0
〜R10信号をラッチさせる。
【0081】アドレス・バッファの出力は、DRAM行
デコーダ及びドライバ22を、選択された行が、次のク
ロック信号CLB(RDB により遅延する)がハイにな
った時ハイ・レベルになるよう条件付ける。次に、デコ
ーダ22は、DRAMの行線を選択して能動化し、DR
AMの1行の2192ビットセルを、それらのメモリセ
ルに記憶された情報に従いそれら各ビット線電圧を変え
ることによって照会する。これのビット線上には小さい
信号が発生し、RDC からのCLCによってクロックさ
れるそれぞれのセンス増幅器24に入力される。センス
増幅器24から出力される選択された行のデータ・ビッ
ト及びチェック・ビットの増幅された信号は、部分行デ
コーダ26に供給される。部分行デコーダ26は、R1
1〜R14の信号をラッチして、RDD からのCLDク
ロック信号を用いて137のデータ・ビット及びチェッ
ク・ビットからなる部分行をアドレッシングし、その部
分行をECC論理回路27へ供給する。
【0082】ECC論理回路26は、間違ったビットが
あれば、それらのビットを訂正し、チェック・ビットを
除去し、それらの修正された128のデータ・ビットを
出力する。これらのデータ・ビットはRDE からのCL
Eクロック信号によりゲートされて、SRAM28へ供
給される。修正された部分行をSRAM28へ書き込
む、あるいはSRAM28からデータ・ビットを読み出
すには、その前にクロック信号SE(SRAM Ena
bled)によってSRAM28がイネーブル化されな
ければならない。このSE信号は、CAS信号がロー・
レベルで、CLDクロック信号がハイのとき、図5の回
路から出力される。SRAM28中の部分行のどのビッ
ト記憶場所でも、SRAMデコーダへ供給されるデータ
・ビット選択信号(C0〜C6)によってアドレス指定
されることにより読み出しあるいは書き込みを行うこと
ができる。
【0083】SRAMアクセス・タイミング:最初のC
0〜C6信号は、図3の時点81の直後にチップの4つ
の各カドラントのSRAM中の1データ・ビットにアク
セスする。そのすぐ後、図3の第1の「メモリ・バッフ
ァ・ロード時間」における「SRAMがバッファにロー
ド」のタイミング図の時点1に示す1マシンサイクル
で、1チップ当たり4つのSRAMデータ・ビットがデ
ータ・バッファ10Aにロードされる。この後の連続し
た4サイクルにおいては、QWがカドワード・バス上に
出力され、第4のサイクルの終わり近くでは、次のバッ
ファ・ロードが行われて、データ読出し動作が続行され
る。
【0084】次に、第2及至第8の各(C0〜C6)信
号は、1マシンサイクルでそれぞれSRAMの4つのカ
ドラント中の4つのデータ・ビットをアクセスし、デー
タ・バッファ10Aをロードする。これに続く4サイク
ルにおいては、QWがカドワード・バスに出力され、第
4のサイクルの終わり近くでは、次のバッファ・ロード
が行われて、SRAMによるデータ・バッファの8回の
ローディングで32QWが読み出されるまで、データ読
出し動作が続けられる。
【0085】フェッチ動作のDRAM回復シーケンス:
フェッチ動作においては、DRAM回復は、SRAMが
ロードされているとき、回路60中のANDゲート61
により開始される。このDRAM回復は、SRAMにお
けるI/Oデータ・ビットのアクセス動作とオーバーラ
ップして行われる。ストア動作の場合と異なり、フェッ
チ動作におけるDRAM回復は、SRAMにおけるデー
タ・アクセス動作の終わりより相当前に開始されるの
で、DRAM回復はSRAMアクセス動作の終わりまた
はそれより前に終了する。
【0086】本発明においては、フェッチ(読む)動作
の場合、チップ中の4つの各DRAMは回復動作を行う
が、SRAMは、その内容がフェッチ動作の間に変わら
ないため、能動状態に保たれる。図5のAND(論理
積)回路(ANDゲート)61は、各フェッチ要求毎に
クロック回復信号を始動させる。図3において、DRA
M回復には、13マシンサイクルが必要である。DRA
M回復は、時点81から時点82までの時間範囲どこで
開始してもよく、この後の方の時点82は、行アクセス
の間のデータ・ギャップをゼロにするために、次のRA
Sを、その13サイクル後に、すなわち現在の行フェッ
チの最後のQWの後の次のマシンサイクルで、次のメモ
リ行アクセスにおけるデータの最初のQWをバス12を
介して転送するに足るだけ十分前にスタート(RAS立
ち下がり)することができるように決定される。
【0087】図5において、回復サイクルの始めは、R
AS信号の立ち上がり27(図3及び4参照)(すなわ
ち、DR48の二重反転出力が、RASがLS/DR4
1の入力で立ち上がったとき、ハイ・レベルに立ち上が
る)により信号として示される。そして、RASがハイ
・レベルに立ち上がると、ANDゲート61及びOR回
路63は、RAS信号をDF 64へ通過させる。AND
回路61及び62は、RAS信号がハイ・レベルになっ
たならば、CLFクロック信号、すなわち回復チェーン
における最初のクロックを読み出しモード(RE=1)
において確実にハイ・レベルにならせる。クロック・ジ
ェネレータは、SRAMがロードされるまでは回復動作
が開始されることがないようにするために、CLEクロ
ック信号がハイ・レベルになっていない限り、ANDゲ
ート61に供給されるRAS信号がハイ・レベルとなら
ないようにしなければならない。RASがまずANDゲ
ート61の出力でハイになると、この信号はRDE のリ
セット入力へ伝えられて、それ以後CLE信号がハイに
ならないようにし、これによりCLEクロック信号終わ
って、ECC論理回路27(図1に示す)のECC動作
がディスエーブル化される。ANDゲート61にはCA
S信号入力がないので、RASは読み出しモードでCA
Sが立ち上がる前にハイ・レベルに立ち上がることがで
きるが、これは、本発明の実施例においては、SRAM
の入出力ビット・アクセスの間CASがロー・レベルに
保たれるようになっているためである。
【0088】このように、フェッチ信号(RE=1)
は、ストア信号(RE=0)とは異なるようにクロック
・ジェネレータを動作させる。ストア動作においては、
RAS及びCAS信号が双方共ハイレベルにならない限
り、すなわちRASがDRAM回復が可能な状態にある
ということを指示し、かつCASがSRAMがデータに
アクセスしていないということを指示するまで、AND
ゲート62がDRAM回復が開始されないようにする。
【0089】出力信号CLFは、ANDゲート69をイ
ネーブル化して、出力信号ECCWを供給させる。AN
D回路69のもう一方の入力は、クロック信号CLI
(DRAM回復プロセスの終わりに供給される)が全く
供給されていない状態のインバータ68によってイネー
ブル化される(DRAM回復プロセスの初めに)。信号
ECCWは、図1のECC論理回路を通して128のS
RAMデータ・ビットの内容をゲートし、これに9つの
チェック・ビットを加えて137ビットの部分行を得、
これをセンス増幅器24中の対応する部分行にオーバレ
イする。このECC動作は、フェッチ動作においては、
ECC回路が128データ・ビットをSRAMに転送す
るとき、部分行中の間違ったDRAMデータ・ビットに
対して誤り訂正を行わない限り、その部分行中のデータ
・ビットを全く変えない。
【0090】DF 64への入力信号は、DRAM回復の
クロック動作を開始するばかりでなく、前のステップで
SRAMへの部分行データの転送におけるECC動作を
制御するためのクロック信号CLEを供給したRDE 4
7のリセット入力へリード線49を介して供給される。
RDE 47のこのリセットは、前のステップのECC回
路のSRAM方向へのイネーブル化を制御した前述のク
ロック信号CLEを確実に終了させるので、ECC回路
は、ANDゲート69からのECCWクロック信号によ
ってDRAMに向けて逆方向に使用される状態となる。
このECCWクロック信号は、SRAMのデータに加え
て新しいECCビットを逆にDRAMに転送させるよう
作用する。
【0091】次に、遅延回路DH 66は、遅延したRA
S信号を受け取り、信号CLHを出力する。信号CLH
は、センス増幅器からの行をアドレス・バッファ23に
よって現在アクティブになっているDRAMの行へゲー
ト作用によって通過させる。最後に、遅延回路DI 67
がアクティブになり、各カドラントが回復を完了するの
に必要なビット線の最終リセット及びプレチャージを行
う。これによって、4つのカドラントは、次のフェッチ
またストア動作が実行可能な状態となる。
【0092】書き込み動作におけるDRAM回復シーケ
ンス:本発明の実施例においては、SRAMの記憶内容
の更新が全て終わった後にのみハイ・レベルにスイッチ
ングされるというCAS信号の特性を利用する。回路6
0のANDゲート62は、やはりLS/DR51から反
転RE信号を供給されるので、ストア動作の間CAS信
号の状態を検出することができる。RE=0(ロー・レ
ベル)は、WRITE状態を指示し、反転されて、AN
Dゲート62にハイの状態を与える。
【0093】次に、最初の回復用クロック信号CLF、
CLG、CLH及びCLIは、前にフェッチ動作に関し
て説明したのと同様に作用する。ただし、ストア(書き
込み)動作の場合は、ANDゲート62の作用によって
これらの信号はSRAMアクセスが完了する時点まで遅
延し、DRAM回復とSRAMアクセスとが有意な程度
にオーバラップすることがないようになっている。
【0094】異なる種類の要求におけるギャップの効
果:図3及び4において、「行転送時間」とは、SRA
M28へ逐次入力される8つの(C0〜C6)信号に応
答して、144個のチップからデータ・バッファ10A
に逐次ロードされる8組の4QWの形で、連続する32
QWをバス12上に読み出すための32マシンサイクル
の時間である。本発明によれば、バス12上における次
の行転送の最初のQWは、全くデータ・ギャップなし
で、すなわちバス12におけるQWのデータ転送のない
マシンサイクルの介在なしで、前の行フェッチにおける
最後のQWのマシンサイクルの後のすぐ次のマシンサイ
クルで始めることができ、ゼロ・ギャップとなる。
【0095】本発明の実施例においては、各フェッチ動
毎に、RASクロック信号の立ち上がり(チップのフェ
ッチ動作を開始させるRASの立ち下がりの後の)は、
DRAMの回復動作全体をメモリシステム・バス上への
32QWのSRAMデータ読出しとオーバーラップさせ
得るだけ十分前に生じる。このように、SRAM読出し
が終了する時にはDRAM回復も終了しているので、次
のメモリ行フェッチにおけるR0〜R10信号及びR1
1〜R14信号の最初の部分は、これらの信号をチップ
上のことなるピンに入力させることによって、それまで
の最後のメモリ行フェッチにおけるSRAM読出しの後
の方の部分、例えば図3の(C0〜C6)6及至(C0
〜C6)8とオーバーラップさせることができる。する
と、その次の行フェッチにおける最初のQWは、全くデ
ータ・ギャップなしで、前の行フェッチにおける最後の
QWのマシンサイクルの後のすぐ次のマシンサイクルで
始めることができ、ゼロ・ギャップとなる。
【0096】同様に、「行ストア転送時間」(データ行
転送において、連続した32QWをバス12を介して3
2マシンサイクルでデータ・バッファ10B及び10C
に転送するための)には、バスからバッファ・ペア10
B及び10Cへの32QWの逐次転送が含まれる。バッ
ファ10B及び10Cは、メモリ・ストアにおいて、バ
ス12上での行転送中にQWセット間を無ギャップとし
て4QWのデータ・セットを受け取るために交互に用い
られる。何らかの4QWのデータ・セットがバッファ1
0Bまたは10Cにロードされた後は、(C0〜C6)
による記憶場所にアドレス指定された各SRAMが4Q
Wのセットの各データ・ビットを受け取るには、4マシ
ンサイクルが必要である。これらの4マシンサイクルの
間には、データバス12は、もう一方のバッファ10B
または10Cへ次の4QWのデータ・セットを転送する
動作を、SRAMが最後に受け取った4QWセットにつ
いてバッファ・ペアのうち上記のバッファ10Bまたは
10Cが各データ・ビットを受け取っている時間とオー
バーラップさせて行うことができる。
【0097】その後は、行ストア(行フェッチの後の)
における最初の4QWを、前の行フェッチにおける最後
の4QWセットの最後のQWが図2のバッファ10Aか
らバス12に出力されている間に、バス12からデータ
・バッファ10Bまたは10Cへ受け取ることができ
る。そして、行フェッチにおいて最後のQWがバス12
からMCへ供給されるとすぐに、次のマシンサイクル
は、次の4QWセットの最初のセットをデータ・バッフ
ァ10Bまたは10Cに転送することができる。バッフ
ァ10Bまたは10Cにデータが満たされると、144
個のチップは行ストア動作を実行する。
【0098】しかし、3つのデータ・バッファを有する
本発明の実施例においても、従来技術におけると同様、
DRAM回復が介在するため、バス12上における連続
した行ストア動作間におけるデータ・ギャップ(例えば
21マシンサイクル)を避けることは不可能である。
【0099】DRAM/SRAMオーバーラップの概
要:このようにして、本発明は、チップのフェッチ動作
におけるDRAM回復動作をSRAM読み出し動作にオ
ーバーラップさせる方法を見い出したものである。この
オーバーラップを行うことによって、本発明は、フェッ
チ・アクセスにおけるデータ・ギャップ性の性能低下を
ゼロにすることができる。これを行うため、本発明にお
いては、DRAM回復を、フェッチ動作中SRAMがロ
ードされた後任意の時点で開始する(従来技術のフェッ
チ動作におけるように、SRAMアクセスが完了した後
に開始するのではない)。
【0100】このDRAM/SRAMオーバラップの効
果は、例えば本発明の実施例のメモリシステムの行フェ
ッチ時間を本願中に記載した従来技術例に比べて21サ
イクル短縮することができる。すなわち、同じ144の
チップの組及び同じバス12について図6のストア・デ
ータ・バッファリング方式及び図2のフェッチ・データ
・バッファリング方式を用いると、次のメモリ行フェッ
チのバス12上の最初のQW転送を、前の行フェッチに
おけるバス12上の最後のQW転送の後のマシンサイク
ル中に行うことができる。この例においては、フェッチ
のためのメモリ利用時間が、53マシンサイクル(53
=32+21)から32マシンサイクルへ40%短縮さ
れる。
【0101】書き込み動作の制約の概要:本発明の実施
例により行フェッチ動作において実行されるDRAM/
SRAMオーバラップは、別の行ストア動作の後に続く
行ストア動作においては不可能である。それは、SRA
Mの内容は、行ストア動作におけるSRAMアクセス動
作の一部または全部の間に変えることができるが、行フ
ェッチ動作の間SRAMは変えることができないからで
ある。行ストア動作におけるDRAM回復は、SRAM
内容の全てのデータ変更が行われるまで、開始すること
はできない。従って、データ・バッファ10Bまたは1
0Cからの全てのビットをまずSRAM中に書き込まな
ければならず、その後(そしてその後にのみ)、修正さ
れた全SRAM内容の現在アドレス指定されているDR
AM行へのストア動作を含むDRAM回復を開始するこ
とができる。従って、有意なDRAM/SRAMオーバ
ラップは、バス12上における各行ストア転送の後にデ
ータ・ギャップが続く行ストア動作においては実行不可
能である。
【0102】行フェッチ時間はフェッチとストアの順序
によって左右されない:本発明によるフェッチの動作時
間短縮は、ストア動作でのギャップはストアの終わりに
生じる(ストアの始めには生じない)ので、次の行アク
セスがフェッチであるかストアであるかにかかわらず達
成される。フェッチでのDRAM回復とSRAM出力の
オーバラップは、他のメモリ行アクセスによる影響を受
けない。同様に、ストア動作時のオーバラップの欠如
(これはストア動作での有意な時間短縮を妨げる)は、
ストア動作自体に限定される。従って、本発明によれ
ば、フェッチ動作要求もストア動作要求も他方の動作の
メモリ利用時間には影響を及ぼさない。
【0103】連続する行フェッチ間のギャップは、バッ
ファ10Aが1つあるか、2つあるいは3つあるかとい
うようなメモリシステムによるデータ・バッファリング
方式によっては影響されない。しかしながら、行フェッ
チとこれに続く行ストアの間のギャップは、バッファ1
0の数によって影響され、またバス12を2つ以上設け
ることによって影響される。
【0104】フェッチ動作とストア動作とで時間が異な
る:本発明を利用したコンピュータ・メモリシステム
は、フェッチ動作のためのシステム・メモリ・アクセス
時間を、ストア動作におけるシステム・メモリ・アクセ
ス時間より相応に短くしなければならない。(従来技術
のコンピュータ・メモリシステムは、フェッチ動作、ス
トア動作共アクセス時間が同じであった。)
【0105】従って、本発明で用いるメモリ・コントロ
ーラは、フェッチ動作とストア動作とでそのRASクロ
ックタイムを異ならせて制御する必要がある。従来技術
のメモリ・コントローラは、フェッチ動作、ストア動作
共、RASクロックタイムが同じであった。
【0106】メモリ・コントローラにおけるフェッチ/
ストアRAS発生の制御:本発明の実施例におけるRA
S信号は、メモリ・コントローラ(MC)で発生し、メ
モリ・コントローラからメモリ・チップに送られて、そ
れらのメモリ・チップのフェッチ、ストア及び回復動作
を制御する。このRAS信号発生器(MC)は、従来技
術におけるRAS信号と異なる波形のRAS信号を発生
する。本発明におけるRAS信号は、フェッチ用とスト
ア用で波形が異なる(すなわち、本願においては、これ
らの波形をF/S RASと称する)。各F/S RA
S信号の周期は、RAS能動部及びRAS回復部の2つ
の部分を有する。RAS能動部は、フェッチ要求の場合
と、ストア要求の場合とで異なる2つの時間長のどちら
か一方の時間長を有する。RAS信号発生器は、2つの
異なる時間長のうちRAS能動部にとって正しい方の時
間長を選択する。RAS能動部のすぐ後にはRAS回復
部が続く。本願においてRASという用語は、F/S
RASを意味するものとする。ただし、RASが従来技
術のRASを言う場合においては、周期的RAS波形
(フェッチ、ストア共同じ)を意味するものとする。
【0107】F/S RASサイクルは、RAS信号が
そのハイ・レベルからロー・レベルへ立ち下がる時開始
され、これと同時にこのサイクルの能動部も開始され
る。この能動部は、F/S RAS信号がそのロー・レ
ベルからハイ・レベルに切り替わる時点で終了し、これ
と同時にF/S RASサイクルの回復部が開始され
る。実際のDRAM回復は、回復部に許容される最小時
間以内で行われ、その後RAS信号発生器は、次のF/
S RASサイクルを開始するために次のメモリ要求を
示す信号を発する。F/S RASの回復部のハイ・レ
ベルは、上記の最小回復時間より長く持続することが可
能であり、次のメモリ要求がRAS信号発生器に送られ
るまで持続する。
【0108】またF/S RASサイクルの開始は、C
ASサイクルの開始及び現RE信号状態の捕捉操作をト
リガーする。CASの能動状態は、R0〜R14のアド
レス・ビット(多重化される場合もある)がCAS信号
より前にチップに到達することができるための時間を確
保するために、短い遅延時間をおいて開始される。
【0109】次の要求が直ちにRAS信号発生器に与え
られる限り、各フェッチ要求に対して最小時間のF/S
RASサイクルが生成される。
【0110】図8は、本発明の実施例で使用するRAS
信号発生手段を示す。デコーダ81は、MCが受け取っ
た各メモリ・アクセス要求を検出し、それがフェッチ要
求(コマンド)であるかストア要求であるかを判断す
る。フェッチ要求が検出されると、デコーダ81の出力
は、フェッチ‖要求ラッチ82をセットする。ストア要
求が検出されると、デコーダ81の出力は、ストア要求
ラッチ84をセットする前に遅延手段(回路)83によ
って遅延される。遅延手段83は、ストアすべきデータ
が図6の10Bまたは10Cに達するまで待ってから、
ストア要求ラッチ84をセットする。遅延回路83にお
ける記憶遅延値は、プログラムされた手段によってその
中にセットされている。
【0111】セット状態においては、フェッチ・ラッチ
82またはストア・ラッチ84のどちらかの出力がハイ
・レベルになり、その出力がF/S RASサイクルの
能動部のタイミングをとるべくサイクル・カウンタ88
を制御する。
【0112】RASラッチ92のセット入力及びリセッ
ト入力は、F/S RAS信号出力波形の能動部分を制
御する。RAS波形の能動部は、フェッチまたはストア
要求ラッチ82または84がセットされた時開始され、
これらのラッチ82または84の出力は、それぞれOR
回路90を介してRASラッチ92に供給されてこれを
セットし、セットされたRASラッチ92の出力はハイ
・レベルとなる。インバータ103は、出力されるF/
S RAS波形の能動部がロー・レベルとなるよう、R
ASラッチ92の出力信号を反転させる。
【0113】フェッチ要求またはストア要求において、
インバータ103から出力されるRAS信号波形の能動
部は、RASラッチ92がリセットされるてその出力が
ロー・レベルに立ち下がったとき、終了する。この時、
インバータ103からのF/S RAS出力はハイ・レ
ベルに立ち上がる。また、RAS信号波形の能動部の終
わりは、F/S RASサイクルの回復部の始点にもな
っている。
【0114】RAS信号の能動部は、フェッチ要求とス
トア要求とで異なるやり方によりマシンサイクルで計時
するサイクル・カウンタ88によって長さが決定され
る。サイクル・カウンタ88の内容は、各メモリ・アク
セス要求がライン110または111を介してデコーダ
81に入力されると、ゼロにリセットされる。この動作
は、各要求がデコーダの出力からOR回路86を通りA
NDゲート87に供給されてこれをアクティブにし、オ
ール0のリセット値をカウンタ88へ通過させることに
より行われる。サイクル・カウンタ88は、リセットさ
れた後、以後の1マシンサイクル毎に1ずつインリメン
トされ、他方マシンサイクル・インクリメンタ91は、
ライン112または113を介してOR回路89により
イネーブル化されて、各マシンサイクル毎に1‐インク
リメント信号をカウンタ88に供給する。
【0115】RAS信号波形の能動部のマシンサイクル
単位の時間は、フェッチ時間レジスタ(TF)97及び
ストア時間レジスタ(TS)94に設定された値により
決定される。これらの値は、プログラムされたソース
(図示省略)によって設定される。同様に、RAS波形
の回復部のマシンサイクル単位の時間は、回復時間レジ
スタ(TR)106にセットされた値によって決定され
る。この値もプログラムされたソースからレジスタ10
6に設定される。
【0116】F/S RAS波形の能動部及び回復部に
対する制御は、比較器93、96及び107を用いるこ
とによって行われる。これらの比較器は全て同時にアク
ティブになるが、一時にはラッチ82、84または10
4の中の1つしかセット状態にならないので、これらの
中の1つの比較器のみが出力を供給する。これらの各比
較器は、それぞれ時間値TF、TSまたはTRをサイク
ル・カウンタ88から出力される現サイクル時間と比較
し、カウンタ88のサイクル数が各比較器に接続された
サイクル値レジスタ97、94または106中のサイク
ル値に達した時指示信号を出力する。
【0117】このように、デコーダ81にフェッチ要求
が入力されると、サイクル・カウンタ88がOR回路8
6及びANDゲート87を介してゼロにリセットされ、
フェッチ・ラッチ82がセットされてサイクル・カウン
タ88をアクティブにし、カウンタ88はゼロからサイ
クル数をカウントし始める。また、デコーダ81からの
フェッチ要求信号は、OR回路90を介してRASラッ
チ92をセットし、RAS信号をインバータ103の出
力でロー・レベルに立ち下がらせることにより、F/S
RASサイクルを開始させる。比較器は全てカウンタ
出力値をそれぞれのTS、TF及びTR値と比較し始め
るが、フェッチ要求においては、出力ゲート99のみが
フェッチ・ラッチのセット状態によりイネーブルとなる
ので、比較器96の出力だけが用いられる。従って、サ
イクル・カウンタの内容がTF値に達すると、比較器9
6の出力がANDゲート99及びOR回路101を介し
てRASラッチ92をリセットし、RASサイクルのフ
ェッチし能動部を終わらせると共に、回復部を開始させ
る。そして、RASラッチ・インバータ103のロー出
力は、所定のフェッチ能動値TFの終わりにRASラッ
チ92のリセットによってハイ・レベルにスイッチング
される。
【0118】ストア要求においても同様の動作が行わ
れ、この場合は、フェッチ・ラッチ82ではなく、スト
ア・ラッチ84がRAS信号発生器の動作を制御する。
ストア・ラッチ84がセットされると、RASラッチも
同様にセットされ、サイクル・カウンタ88(リセット
されている)はマシンサイクルを(ライン113を介し
て)カウントし始める。そして、比較器93の比較によ
ってサイクル・カウンタの出力がレジスタ94中のTS
値と等しくなると、比較器93の出力がANDゲート9
8を介してRASラッチ92をリセットし、RASラッ
チ・インバータ103から出力されるRASサイクル波
形のストア能動部を終了させる。そして、インバータ1
03の出力信号はハイ・レベルにスイッチングされ、R
AS信号波形の回復部が開始される。
【0119】RASラッチ92が、フェッチ要求または
ストア要求においてRASサイクルの能動部の終わりに
OR回路101の出力によりリセットされると、ライン
115上のRASラッチ・リセット信号がOR回路86
を介してANDゲート87をアクティブにし、カウンタ
88をリセットさせて新たに計数動作を開始させる。こ
の場合の計数動作は、RASサイクルの回復部を制御す
るための回復計数動作である。回復部におけるRAS信
号発生器の時間制御動作は、能動部における時間制御動
作と同様に行われる。
【0120】回復ラッチ104は、RASラッチをリセ
ットしてF/S RASの能動部を終わらせるのと同じ
OR回路101からの信号によってセットされる。ライ
ン114上の回復ラッチ104の能動出力は、OR回路
89を通ってサイクル・カウンタ88に供給され、これ
に新たな計数動作を開始させる。比較器107は、TR
レジスタ106の内容の値に等しい計数値に達した時、
イコール状態であると判断し、比較イコール信号を出力
する。この信号は、回復ラッチ104の出力によってイ
ネーブルになっているANDゲート102を通って出力
ライン120へ供給され、MCに対して、次のメモリ要
求をデコーダ81に送って、RAS信号発生器に次のR
AS動作サイクルを行わせるよう要求する。出力ライン
120上のこの信号は、MCの要求待ち行列制御回路に
送られ、次のメモリ・アクセス要求をRAS信号発生器
に与えるよう要求する。
【0121】従って、インバータ103から出力される
RAS信号は、デコーダ81に次の要求が与えられて、
RAS信号発生器において次のF/S RAS動作サイ
クルが開始されるまでハイ・レベルに保たれる。F/S
RAS波形のハイ・レベル(最後の回復部で始まる)
は、次の要求がデコーダ81に供給されて、フェッチ・
ラッチ82またはストア・ラッチ84をセットし、従っ
てRASラッチ92をセットして、インバーター103
からのRAS信号を立ち下がらせ、次のRASサイクル
を開始させるまで変わらない。
【0122】回復時間TRは、RASサイクルの回復部
のための最小の時間を確保するものであり、これによっ
て、次のメモリ要求がRAS信号発生器による次のRA
S動作サイクルを開始させる前にチップによるDRAM
回復動作を首尾よく完了させるように設定される。従っ
て、ANDゲート102は、TRのサイクル時間を経過
するまでライン120上に出力信号が生じないようにす
るために、F/S RAS出力が立ち上がった後もTR
レジスタにセットされたサイクル数の間はアクティブに
ならず、TRのサイクル時間を経過すると、回復ラッチ
は、次のサイクルに備えてライン120上の出力信号に
よりリセットされる。
【0123】データ行の部分のストア動作:コンピュー
タ・システムの中には、あるメモリ・コマンドによって
データ行の部分をストアし、他のメモリ・コマンドによ
ってデータ行全体をストアするよう構成されたものがあ
る。このような場合は、1RAS/CASサイクルで1
データ行に満たないデータをストアする能力を具備する
必要があり、それに応じてそれらのサイクルの時間を短
くし、アクセス動作のスピードアップを図ることが望ま
しい。
【0124】図2及び6においては、1データ行を32
QWと仮定し、これを1セット4QWの8セットに分割
し、メモリシステムの144のチップの各SRAMに記
憶される1ビットにつき1セットのそれらの4QWがメ
モリシステムにストアされる。従って、単に所与のコマ
ンドによってストアされるデータ行の部分毎のバッファ
10B及び/または10Cの4QWのローディング数を
制御するだけで、データ行は簡単に8分の1の部分(各
々4QWを有する)に分割することができる。
【0125】例えば、半データ行(16QW)をストア
しようとする場合は、1行につき4つの4QWセットを
それぞれロードし、ストアする。4つの4QWセットを
ストアするには、4つの(C0〜C6)アドレス・ビッ
トの順列、すなわち(C0〜C6)1及至(C0〜C
6)4が必要である。また、ストア能動時間を短縮する
ためにこの部分行ストアを利用するには、図8のRAS
信号発生器においてRASタイミング制御信号の能動部
の長さを相応に短縮すべきである。それには、図8の回
路で扱おうとするストア部分毎に、ストア・ラッチ、比
較器及び比較器出力ANDゲートを追加する必要があ
る。
【0126】1行の各部分に対するCASタイミング制
御信号の長さも相応に変えるべきである。
【0127】フェッチについても、部分行により行うこ
とができ、それらのフェッチ動作において同様にRAS
(及びCAS)サイクルの短縮が可能である。また、本
発明のシステムは、部分行ストアまたは部分行フェッチ
においてRAS(及びCAS)サイクルの長さを変えな
くても動作可能である。しかしながら、システム・メモ
リの動作をスピードアップするためには、特に部分行の
ための使用頻度が高い場合、RAS(及びCAS)の各
サイクルの短縮が必要である。
【0128】さらに、チップには、各SRAMのストア
動作能力をディスエーブルにするためにMCから供給さ
れるの制御信号を受け取るための4本のピンを付加して
もよい。すると、常にバッファ10Bまたは10Cから
の4QWセットを144個のチップの4つの全てのSR
AMに並列にストアする代わりに、メモリシ・ステム中
の各チップの1つ、2つまたは3つのSRAMだけをイ
ネーブルにして、バッファ10Bまたは10Cからの
1、2または3QWをストアさせることも可能である。
【0129】その他の実施例:本発明の上記実施例にお
いては、各チップ内にクロック回路60を設けて、フェ
ッチ及びストアにおけるDRAM回復の開始を制御す
る。このようにチップ中の制御対象回路のすぐ近傍にク
ロック制御回路を設けることにより、チップの外部に設
けた回路では得ることが困難な制御動作の精度を確保す
ることができる。
【0130】しかしながら、本発明においては、クロッ
ク信号による開始制御のための回路を、図7のメモリ・
コントローラ(MC)に設ける等、そっくりメモリ・チ
ップの外部に設けることもできる。これは、例えば図8
のRAS信号発生器のF/SRAS出力に、回路(図5
のブロック60と同じ回路)のRAS入力を設け、接続
することによって可能である。
【0131】上記の回路60(ブロック60の回路)は
(MC中あるいはチップ上のどちらにあっても)、RE
及びCAS信号によって変調された変調RAS信号を発
生する。上記回路60が、オンチップであるかMC内に
設けられているかの違いは、MCからチップへ制御バス
を介して伝送される信号の波形に見られる。前記実施例
においては、F/S RAS信号が各チップ上のRAS
ピンに送られる。しかし、回路60がMC内にある場合
は、変調F/S RAS信号がチップ上のRASピンへ
供給される。この変調信号波形は、RE及びCAS信号
の状態変化の関数としてサイクル毎に変化し得る。
【0132】従って、この外部変調されたF/S RA
S信号を用いる場合、前述のオンチップの変調RAS信
号と同じく、DRAM回復とSRAMデータ・フェッチ
の間のオーバラップが可能であるが、内部発生による信
号の方がタイミングがより正確で、変調RAS信号を得
るやり方としてはより好ましい。
【0133】このように外部変調されたRAS信号を用
いることが可能であるための重要な要素は、このような
外部変調RAS信号を受け取るチップに、フェッチ動作
でもストア動作でもCAS信号の能動状態の間DRAM
回復動作の開始を抑止するオンチップのインタロック回
路(本願出願時における市販の多くのDRAMメモリ・
チップに見られる)があってはならないということであ
る。この従来用いられているインタロック回路は、あら
ゆる場合に(フェッチ及びストア共)、全てのキャッシ
ュ(SRAM)データ・フェッチまたはストア動作が終
わるまでDRAM回復を遅延させる。このような従来技
術のインタロック回路は、本発明のいずれの実施例にお
いても使用することはできない。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンピュータ・メモリシステムの半導体チップにおいて
データをフェッチする動作の時間周期を短くすることに
よって、コンピュータ・メモリシステムの性能を著しく
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同じアドレス及びクロック信号を受け取り、各
チップ・カドラントにつき1データ・ビットずつ並列に
4データ・ビットを出/入力する4つの同じカドラント
を形成するよう構成された半導体チップ上の回路を示す
ブロック図である。各カドラントは、リフレッシュ記憶
用のDRAMと、チップのためのデータ入出力を行うた
めのSRAMを有する。
【図2】1つのデータ・バッファを共用する144個の
チップで構成されたメモリシステムの説明図である。
【図3】連続するフェッチ動作のデータ出力の間のデー
タ・ギャップをゼロにするための本発明の一実施例によ
るフェッチ動作用のメモリ制御信号の波形を示す波形図
である。
【図4】連続する行フェッチ動作の間にシステム・バス
上で大きなデータ・ギャップが必要な従来技術の一例に
おける行フェッチ動作のためのメモリ制御信号の波形を
示す波形図である。
【図5】本発明の実施例の各チップで使用する動作タイ
ミングを制御するためのクロック・ジェネレータ回路の
ブロック図である。
【図6】メモリにおける行フェッチとこれに続く行スト
アの間のギャップをゼロにするための本発明を用いたチ
ップよりなるメモリシステム用の特殊なストア・バッフ
ァリングの構成を示す説明図である。
【図7】本発明の実施例において使用するメモリシステ
ムとメモリ・コントローラ(MC)とこのMCのコンポ
ーネントの間の接続関係を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施例において使用するRASジェネ
レータのブロック図である。
フロントページの続き (72)発明者 ジヨセフ・ヘンリ・デイトレズ・ジユニ ア アメリカ合衆国ニユーヨーク州ワツピン ガーズ・フオールズ、プレザント・レー ン24番地 (72)発明者 チン−チー・ロ アメリカ合衆国ニユーヨーク州フイシユ キル、イースト・セーラム・ロード7番 地 (56)参考文献 特開 平1−159892(JP,A) 特開 昭63−271555(JP,A) 特開 昭63−180153(JP,A) 特開 昭62−38590(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1つのダイナミック・ランダム
    ・アクセス・メモリ(DRAM)とスタティック・ラン
    ダム・アクセス・メモリ(SRAM)・キャッシュを有
    する半導体メモリ・チップにおいて、DRAMの回復を
    制御する方法であって、 クロック信号発生器から行アドレス選択信号シ−ケンス
    とDRAM回復クロックシ−ケンスを発生するステップ
    と、 行アドレス選択信号シ−ケンスによる制御下で、DRA
    Mからキャッシュへデ−タを転送するステップと、 フェッチ動作のための行アドレス選択信号シ−ケンスの
    開始に応じてDRAM回復クロックシ−ケンスを開始す
    るステップと、 を含む制御方法。
  2. 【請求項2】さらに、メモリ・チップにDRAMアドレ
    ス・タイミング制御信号、キャッシュ・アドレス・タイ
    ミング制御信号、及びフェッチ/ストア状態信号を入力
    するステップと、 フェッチ/ストア状態信号のフェッチ状態とDRAMア
    ドレス・タイミング制御信号のDRAMアドレッシング
    でない状態が入力されたANDゲートの出力によってD
    RAM回復クロック・シーケンスを開始するステップ
    と、 を含むことを特徴とする請求項記載の制御方法。
  3. 【請求項3】DRAMの回復が前のキャッシュ中のデー
    タのフェッチ動作と完全にオーバーラップするとき、D
    RAMへのデータのストア動作が、その前のキャッシュ
    へのデータのフェッチ動作のすぐ後に開始することを特
    徴とする請求項記載の制御方法。
  4. 【請求項4】DRAMからキャッシュへのデ−タ転送
    が、DRAMとキャッシュとの間の信号経路中に設けら
    た誤り訂正回路(ECC)を介しておこなわれることを
    特徴とする請求項記載の制御方法。
JP3202236A 1990-07-23 1991-07-18 Dramの回復を制御する方法 Expired - Lifetime JP2726578B2 (ja)

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