以下、図面について、本発明の実施の形態を詳述する。
(1)本願発明の基本構成
まず、本願発明の基本構成について説明する。ちなみに、この基本構成を説明したうえで、この基本構成を元に本願発明の第1乃至第4の実施の形態について説明する。
図1において1は、本願発明の基本構成となるコンテンツ再生装置の機能ブロックを示し、このコンテンツ再生装置1は、操作部2より得られる操作命令に応じて、制御部3が各部を制御して、各種処理を実行するようになされている。
またこのコンテンツ再生装置1は、コンテンツとして音楽データを扱うようになされ、さらに音楽データの記録及び再生に関する複数のファンクション(機能)を持ち、制御部3が、これら複数のファンクションを操作部2からの操作命令に応じて切り換え得るようになされていると共に、それぞれのファンクションに対応するGUI(Graphical User Interface)画面を表示部4に表示するようになされている。ちなみに、ここでの音楽データは、音楽である曲(楽曲とも呼ぶ)に対応するデータであるとする。
すなわちコンテンツ再生装置1の制御部3は、操作部2を介して、例えば、音楽データをダウンロードするファンクション(以下、これをダウンロードファンクションとも呼ぶ)に切り換えるよう命令されると、ダウンロードファンクションに対応するGUI画面を表示部4に表示し、その後、音楽データをダウンロードするよう命令されると、これに応じて、図示しない音楽提供サーバより提供される音楽データを、ネットワークNTを介して通信部5で受信し、これを記憶部6に記憶する。
さらにコンテンツ再生装置1の制御部3は、操作部2を介して、CD(Compact Disc)を録音するファンクション(CD録音ファンクションとも呼ぶ)に切り換えるよう命令されると、CD録音ファンクションに対応するGUI画面を表示部4に表示し、その後、CDを録音するよう命令されると、このときコンテンツ再生装置1に装填されている図示しないCDから音楽データを読み出し、この読み出した音楽データに対して圧縮符号化処理を施したうえで、記憶部6に記憶する。
さらにコンテンツ再生装置1の制御部3は、操作部2を介して、記憶部6に記憶した音楽データを再生するファンクション(通常再生ファンクションとも呼ぶ)に切り換えるよう命令されると、通常再生ファンクションに対応するGUI画面を表示部4に表示し、その後、音楽データを再生するよう命令されると、これに応じて、記憶部6から音楽データを読み出し、この読み出した音楽データに対して再生部7で復号処理、イコライジング処理、デジタルアナログ変換処理及び増幅処理などの再生処理を施すことによりこの音楽データに基づく音楽(つまり曲)を出力する。
さらにコンテンツ再生装置1の制御部3は、操作部2を介して、CDを再生するファンクション(CD再生ファンクションとも呼ぶ)に切り換えるよう命令されると、CD再生ファンクションに対応するGUI画面を表示部4に表示し、その後、CDを再生するよう命令されると、このときコンテンツ再生装置1に装填されている図示しないCDから音楽データを読み出し、この読み出した音楽データに対して再生部7で再生処理を施すことによりこの音楽データに基づく音楽(曲)を出力する。
このようにして、このコンテンツ再生装置1の制御部3は、各種ファンクションに応じた処理を実行するようになされている。
さらに、このコンテンツ再生装置1は、上述したファンクションにくわえて、記憶部6に記憶した音楽データに基づく音楽(曲)を、ラジオ局より放送される音楽を聴くような感覚でユーザに提供するファンクション(以下、これをMusicStationファンクションとも呼ぶ)を持ち、以下、このMusicStationファンクションについて説明する。
まず、このMusicStationファンクションでの音楽データの再生に対応させた、コンテンツ再生装置1による音楽データの管理方法について説明する。
図2に示すように、記憶部6には、音楽データAdを管理するデータベースDBが構築されている。このデータベースDBは、複数の音楽データAdのそれぞれを、複数の音楽データ管理情報Am(Am1〜AmX)のそれぞれにより個別に管理するようになされ、音楽データ管理情報Amのそれぞれには、音楽データAdにくわえて、この音楽データAdに対応する、曲名、アーティスト名、ジャンル、記録日時、再生時間長、ジャケット画像、再生回数、重要度、及び曲の特徴などからなる情報(以下、これを属性情報とも呼ぶ)Tiが含まれると共に、この音楽データAdに基づく曲の特徴的な再生位置(サビ位置、メロディの切り換わり位置などであり、以下、これを特徴位置とも呼ぶ)を示す特徴位置情報Ctが複数(例えばCt1〜Ct3の3つ)含まれている。
ここで、属性情報Tiに示される曲の特徴は、例えば、音楽データAdを12音解析した結果得られた曲の印象値(曲のテンポ、明るさ、音色などを示す数値)であるとする。また、属性情報Ti及び特徴位置情報Ct(Ct1〜Ct3)は、例えば、音楽提供サーバより提供される情報であるとする。
くわえて、記憶部6には、データベースDBとは別に、音楽データAdの再生曲順を管理する複数のプレイリストPL(PL1〜PL3、…)が記憶されている。ちなみに、これら複数のプレイリストPL(PL1〜PL3、…)のそれぞれは、ラジオ局の各チャンネルで放送される曲のリストに相当するものであり、以下、チャンネルプレイリストPL(PL1〜PL3、…)とも呼ぶ。
これら複数のチャンネルプレイリストPL(PL1〜PL3、…)のそれぞれは、再生する音楽データAd毎のコンテンツ識別情報である音楽データ情報Ai(Ai1〜Ai5、…)を再生曲順に並べたリストであり、この再生曲順に並べた音楽データ情報Ai(Ai1〜Ai5、…)により、音楽データAdの再生曲順を管理するようになされている。ちなみに、これら音楽データ情報Ai(Ai1〜Ai5、…)の再生曲順が、そのまま各音楽データ情報Ai(Ai1〜Ai5、…)の曲番号となる。
ここで、この音楽データ情報Ai(Ai1〜Ai5、…)のそれぞれには、データベースDB上の音楽データAdへのリンクAKが含まれ、このリンクAKにより、再生する音楽データAdが指定される。また、この音楽データ情報Ai(Ai1〜Ai5、…)のそれぞれには、リンクAKにより指定される音楽データAdの再生を音楽データAd単位で許可または禁止する旨を示す音楽データ再生設定Adiも含まれている。
つまり、複数のチャンネルプレイリストPL(PL1〜PL3、…)のそれぞれには、音楽データAdの再生曲順と、音楽データAd単位での再生設定(再生許可または再生禁止)とが示されている。
さらに複数のチャンネルプレイリストPL(PL1〜PL3、…)のそれぞれには、チャンネルプレイリストPL毎のリスト識別情報であるリスト情報Liが含まれ、このリスト情報Liには、チャンネルプレイリストPLに割り当てられたチャンネル番号Cnと、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの再生をチャンネルプレイリスト単位で許可または禁止する旨を示すリスト再生設定Ldiと、チャンネルプレイリストPL内の音楽データ情報Aiの数(つまりチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数であり、以下、これを登録データ数とも呼ぶ)Tnと、チャンネルプレイリストPLの名称であるリスト名Ltと、チャンネルプレイリストPLの説明であるリスト説明Ldeと、チャンネルプレイリストPL内の曲順設定Lsとが記されている。
ちなみに、リスト再生設定Ldiは、通常、ユーザ操作により「再生許可」または「再生禁止」のどちらかに設定可能であるが(設定方法については後述する)、このリスト再生設定Ldiが「再生許可」に固定されたチャンネルプレイリストPLが少なくとも1個は存在する。つまり、このチャンネルプレイリストPLは、常に、音楽データAdの再生が許可されるリストであり、以下、これをデフォルトプレイリストDPLとも呼ぶ。また、リスト説明Ldeには、チャンネルプレイリストPLの具体的な説明となるテキスト(例えば、「明るい曲を集めました」)、及びこのチャンネルプレイリストPLの特徴を示すキーワード(例えば、「明るい」)が記されている。さらに、曲順設定Lsには、チャンネルプレイリストPLに示される固定の再生曲順(つまりリスト順)で音楽データAdを再生する旨、またはチャンネルプレイリストPLに示される再生曲順をランダムに並び替えて再生(シャッフル再生)する旨などが示されている。
さらに、記憶部6には、複数のチャンネルプレイリストPL(PL1〜PL3、…)とは別に、MusicStationファンクションで利用可能なチャンネルのリスト(以下、これをチャンネルリストとも呼ぶ)CLが記憶されている。このチャンネルリストCLは、番号順に並べた複数のチャンネル番号CN(CN1〜CN3、…)のリストであり、このチャンネル番号CNが、チャンネルプレイリストPLに割り当てられたチャンネル番号Cnと対応する。つまり、このチャンネルリストCLは、チャンネル番号CNにより、複数のチャンネルリストPL(PL1〜PL3、…)を管理するようになされている。
ちなみに、MusicStationファンクションで利用可能なチャンネルとチャンネルプレイリストPL(PL1〜PL3、…)とは、必ずしも1対1対応である必要はなく、1つのチャンネルに対して、複数のチャンネルプレイリストPLが割り当てられていてもよい。
このようにして、コンテンツ再生装置1は、チャンネルリストCLにより複数のチャンネルプレイリストPLを管理するようになされ、さらに複数のチャンネルプレイリストPLのそれぞれによって音楽データAdの再生曲順を管理するようになされている。
ところで、MusicStationファンクションで扱う上述のチャンネルプレイリストPL(PL1〜PL3、…)としては、例えば、新しく追加した曲に対応する音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリスト(以下、これを新規追加リストとも呼ぶ)PL、再生回数の少ない(または多い)曲に対応する音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリスト(以下、これを再生少(または多)曲リストとも呼ぶ)PLなどのように、音楽データAdの属性情報Tiに示される再生回数に基づいて構成されるチャンネルプレイリストPLや、ノリのよい曲に対応する音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリスト(以下、これをノリ曲リストとも呼ぶ)PL、明るい曲に対応する音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリスト(以下、これを明曲リストとも呼ぶ)PLなどのように、音楽データAdの属性情報Tiに示される曲の印象値に基づいて構成されるチャンネルプレイリストPLや、クラシックの曲に対応する音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリスト(以下、これをクラシックリストとも呼ぶ)PL、ヘビーメタルの曲に対応する音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリスト(以下、これをヘビメタリストとも呼ぶ)PLなどのように、音楽データAdの属性情報Tiに示されるジャンルに基づいて構成されるチャンネルプレイリストPLなどが予め用意される。
ここで、再生回数に基づくチャンネルプレイリストPLは、記憶部6に音楽データAdが新たに記憶された場合に、または音楽データAdが再生された場合に、自動的に更新されるようになされている。
具体的に言うと、例えば、再生多曲リストPLには、キーワードとして「再生回数」「上位10」が記されており、コンテンツ再生装置1の制御部3は、記憶部6に音楽データAdを新たに記憶した後、または音楽データAdを再生した後、このキーワード「再生回数」「上位10」に基づき、記憶部6に記憶されている音楽データAdのなかから、再生回数が多い10個の音楽データAdを選び出して、この選び出した音楽データAdで構成されるように再生多曲リストPLを更新する。
また、曲の印象値に基づくチャンネルプレイリストPL、及びジャンルに基づくチャンネルプレイリストPLは、記憶部6に音楽データAdが新たに記憶された場合に、自動的に更新されるようになされている。具体的に言うと、例えば、明曲リストPLには、キーワードとして「明るい」が記されており、コンテンツ再生装置1の制御部3は、記憶部6に音楽データAdを新たに記憶した後、このキーワード「明るい」に基づき、新たに記憶した音楽データAdの曲の印象値の明るさを示す値が所定値以上であれば、この音楽データAdを明曲リストPLに追加登録するようにして明曲リストPLを更新する。またクラシックリストPLには、キーワードとして「クラシック」が記されており、コンテンツ再生装置1の制御部3は、記憶部6に音楽データAdを新たに記憶した後、このキーワード「クラシック」に基づき、新たに記憶した音楽データAdのジャンルが「クラシック」であれば、この音楽データAdをクラシックリストPLに追加登録するようにしてクラシックリストPLを更新する。
このように、MusicStationファンクションでは、新しく追加した曲、再生回数の少ない曲、ノリのよい曲、明るい曲、クラシックの曲、ヘビメタの曲などのように、ユーザが要求すると考えられる分類毎にチャンネルプレイリストPLが用意され、コンテンツ再生装置1は、音楽データAdの記憶または再生に応じて、記憶部6に記憶している音楽データAdを、その再生回数、曲の印象値、ジャンルなどを基に、用意されたチャンネルプレイリストPLのうちの該当するチャンネルプレイリストPLに登録するようにして、チャンネルプレイリストPLを自動的に更新するようになされている。
そして、コンテンツ再生装置1は、後述するGUI画面上で、新しく追加した曲、再生回数の少ない曲、ノリのよい曲、明るい曲、クラシックの曲、ヘビメタの曲などのように分類されたチャンネルプレイリストPLをチャンネルとして、ユーザ操作に応じて選択することにより、ラジオのチャンネルを切り換える感覚で、ユーザが所望の曲を容易に見付けだすことができるようになされている。
次に、このMusicStationファンクションでのGUI画面について説明する。コンテンツ再生装置1は、操作部2に対するMusicStationファンクション起動操作に応じて、MusicStationファンクションを起動すると、図3に示すような、チャンネル及び曲を選択するための選択画面10を、GUI画面として表示部4に表示する。
選択画面10は、画面左隅に、上下方向に長いチャンネル選択領域11が配されていると共に、残りの部分に、曲選択領域12が配されている。チャンネル選択領域11の中央部分には、チャンネルリストCL内のチャンネル番号CN(CN1〜CN3、…)のうち、現在選択中のチャンネルのチャンネル番号CNs(例えば「3」)が表示されている。またチャンネル選択領域11の上側及び下側には、チャンネルリストCL内のチャンネル番号CN(CN1〜CN3、…)の順番にしたがって、現在選択中のチャンネルから切り換えて選択可能なチャンネルのチャンネル番号CNr(例えば「2」)及びCNt(例えば「4」)が表示されている。
さらにチャンネル番号CNrの上側近傍には、頂点を上側に向けた三角形状の第1のマークM1が表示されている一方、チャンネル番号CNtの下側近傍には、頂点を下側に向けた三角形状の第2のマークM2が表示されている。これら第1のマークM1及び第2のマークM2のそれぞれは、操作部2の操作により選択するチャンネルをチャンネル番号CNrのチャンネルに、またはチャンネル番号CNtのチャンネルに切り換えることができる旨を示している。
そしてコンテンツ再生装置1の制御部3は、操作部2に対するチャンネル切換操作に応じて、チャンネル選択領域11に表示するチャンネル番号CNsを、チャンネルリストCL内のチャンネル番号CN(CN1〜CN3、…)の順番にしたがって切り換え(つまりチャンネルを切り換え)、これにより、ユーザに対して、チャンネル切換を容易に認識させ得るようになされている。
一方、曲選択領域12には、その左部分に、選択中のチャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリスト(以下、これを選択中リストとも呼ぶ)PLのリスト名(例えば「Heart-Beat Hard Disk」)と、リスト説明(例えば、「ノリノリの曲を集めました」)とが表示されている。そしてコンテンツ再生装置1の制御部3は、操作部2に対するチャンネル切換操作に応じて、曲選択領域12に表示するリスト名、及びリスト説明を切り換え、これにより、ユーザに対して、選択中のチャンネルの内容を容易に認識させ得るようになされている。
また曲選択領域12の右部分には、選択中の曲(つまり選択中リストPLから選択された音楽データ情報Aiに対応する音楽データAdに基づく曲)に対応するジャケット画像Jpが表示されると共に、ジャケット画像Jpの下側に選択中の曲に対応する曲名及びアーティスト名が表示されている。
さらにジャケット画像Jpの左側近傍には、頂点を左側に向けた三角形状の第3のマークM3が表示されている一方、右側近傍には、頂点を右側に向けた三角形状の第4のマークM3が表示されている。これら第3のマークM3及び第4のマークM4のそれぞれは、操作部2の操作により選択する曲を選択中リストPLに従って1つ前の音楽データAdに基づく曲に、または1つ先の音楽データAdに基づく曲に切り換えることができる旨を示している。
そしてコンテンツ再生装置1の制御部3は、操作部2に対する曲切換操作に応じて、曲選択領域12に表示するジャケット画像Jp、曲名及びアーティスト名を切り換え(つまり曲を切り換え)、これにより、ユーザに対して、選択中の音楽データAdに基づく曲の内容を容易に認識させ得るようになされている。
このように、コンテンツ再生装置1は、選択画面10を介してチャンネルの内容及び曲の内容をユーザに視認させつつ、操作部2の操作に従って、チャンネルを切り換えて選択すると共に、再生する曲を切り換えて選択するようになされている。
ちなみに、コンテンツ再生装置1の制御部3は、MusicStationファンクションを起動すると、例えば、前回のMusicStationファンクション終了時に選択されていたチャンネルを選択すると共に、このチャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリストPLに登録されている一の音楽データAdを選択して、その特徴位置より自動的に再生を開始するようになされている。よって、MusicStationファンクション起動直後の選択画面10は、前回のMusicStationファンクション終了時のチャンネルと、このチャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリストPLに登録されている一の音楽データAdに基づく曲とが選択された表示状態となる。
また、このような選択画面10を表示している状態で、操作部2による曲決定操作が行われると、コンテンツ再生装置1の制御部3は、GUI画面を選択画面10から、図4に示すような再生画面20に切り換える。
再生画面20は、画面左隅に、選択チャンネル表示領域21が配されていると共に、残りの部分に、選択曲表示領域22が配されている。選択チャンネル表示領域21には、選択中のチャンネルのチャンネル番号CNs(例えば「3」)のみが表示されている。一方、選択曲表示領域22には、その左部分に、選択中のチャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリスト(つまり選択中リスト)PLのリスト名と、選択中の曲に対応する曲名及びアーティスト名とが表示されている。また選択曲表示領域22の右部分には、選択中の曲に対応するジャケット画像Jpが表示されている。
このように、コンテンツ再生装置1は、再生画面20を介して、選択されたチャンネル及び曲の内容をユーザに視認させ得るようになされている。
ちなみに、コンテンツ再生装置1の制御部3は、選択画面10を表示してから所定時間、操作部2に対する操作が何ら行われなかった場合も、曲決定操作が行われた場合と同様に、GUI画面を選択画面10から再生画面20に切り換えるようになされている。
さらに、コンテンツ再生装置1の制御部3は、再生画面20を表示している状態で、操作部2に対するチャンネル切換操作が行われたことを認識すると、GUI画面を、再生画面20から、再び、選択画面10に切り換えるようになされている。
ここで図5を用いて、上述したGUI画面の画面切り換えと、それに伴う音楽データAdの再生制御とについて説明する。コンテンツ再生装置1の制御部3は、MusicStationファンクションを起動すると、選択画面10を表示すると共に音楽データAdを特徴位置より再生する部分再生モードに移行する。
この部分再生モード時、コンテンツ再生装置1の制御部3は、選択画面10上でのチャンネル切換操作に応じてチャンネルを切り換えると共に曲を切換後のチャンネルの曲に切り換え、また曲切換操作に応じて同じチャンネル内で曲を切り換えるようになされている。そしてコンテンツ再生装置1の制御部3は、曲を切り換えると、その都度、切換後の曲に対応する音楽データAdを特徴位置より再生するようになされている。
ここで、ユーザの多くは、曲の特徴部分(サビ部分、メロディが切り換わる部分など)を覚え、この特徴部分を聴くことで、それぞれの曲を認識するようになされている。つまり、コンテンツ再生装置1は、音楽データAdを特徴位置より再生してユーザに特徴部分を聴かせることで、再生した音楽データAdに基づく曲をユーザに対して容易に認識させ得るようになされている。
またコンテンツ再生装置1は、チャンネル切換操作及び曲切換操作が行われる度に、切換後の曲に対応する音楽データAdを特徴位置より再生することで、ユーザに対してチャンネル及び曲をザッピング感覚で切り換えさせ得るようになされている。
さらにコンテンツ再生装置1は、チャンネル切換時にも、曲を切り換えて切換後の曲に対応する音楽データを再生することで、チャンネル切替後も音楽データAdの再生が途切れることなく、あたかもラジオ局より放送される音楽を聴くような感覚で、曲を聴取させることができる。
さらに、コンテンツ再生装置1では、上述したように、選択可能なチャンネルに対して、ユーザが要求すると考えられる分類毎のチャンネルプレイリストPLを割り当てていることにより、ユーザが所望のチャンネルに切り換えて容易に所望の曲を見付けだすことができるようになされている。
そして、コンテンツ再生装置1の制御部3は、この部分再生モード時に、操作部2に対する曲決定操作が行われると、またはユーザ操作なく所定時間経過すると、再生画面20に表示を切り換えると共に音楽データAdを通常再生する通常再生モードに移行する。この通常再生モードでは、選択されている曲に対応する音楽データAdを終わりまで再生することで曲の全部分をユーザに聴かせ得るようになされている。
その後、コンテンツ再生装置1の制御部3は、操作部2に対するチャンネル切換操作または曲切換操作が行われるまで、選択リストPLに従って順次音楽データAdをその先頭位置より再生する。そして、コンテンツ再生装置1の制御部3は、操作部2に対するチャンネル切換操作または曲切換操作が行われると、再び、部分再生モードに移行するようになされている。
このようにして、コンテンツ再生装置1の制御部3は、部分再生モードと通常再生モードとを適宜切り換えるようになされ、どちらのモードに切り換わろうとMusicStationファンクション実行中は常に音楽データAdを途切れることなく再生するようになされている。
かくするにつき、コンテンツ再生装置1は、このMusicStationファンクション実行時、図6に示すように、あたかもラジオのプリセット局を切り換える感覚で、チャンネル単位でチャンネルプレイリストPLを切り換えることができると共に、チャンネル内で曲を切り換えることができ、これにより、ユーザに対して、ラジオ局より放送される音楽を聴くような感覚で、所望の曲を聴取させることができるようになされている。
ここで、このMusicStationファンクションの起動処理(以下、これをMusicStationファンクション起動処理とも呼ぶ)、チャンネル切換処理、曲切換処理の手順について説明する。
まず、MusicStationファンクション起動処理の手順について説明する。図7に示すように、コンテンツ再生装置1の制御部3は、操作部2を介して、MusicStationファンクション起動操作が行われたことを認識すると、MusicStationファンクション起動処理手順RT1を開始して、ステップSP1に移る。
ステップSP1において制御部3は、MusicStationファンクションの前回起動時の最後に選択していたチャンネルのチャンネル番号CNを取得して、次のステップSP2に移る。ちなみに、コンテンツ再生装置1の制御部3は、選択中のチャンネルのチャンネル番号CNを示す情報(以下、これを選択中チャンネル情報とも呼ぶ)を記憶部6に記憶すると共に、この選択中チャンネル情報をチャンネル番号CNを切り換えるタイミングで随時更新するようになされている。つまり、この時点で記憶部6に記憶されている選択中チャンネル情報に示されるチャンネル番号CNが、前回起動時の最後に選択されていたチャンネル番号CNであり、制御部3は、この選択中チャンネル情報を取得することで、前回起動時の最後に選択されていたチャンネル番号CNを取得するようになされている。
ステップSP2において制御部3は、取得したチャンネル番号CNに対応するチャンネルプレイリストPLを、チャンネルリストCLを基に指定して、この指定したチャンネルプレイリスト(以下、これを指定リストとも呼ぶ)PLを記憶部6から読み出して次のステップSP3に移る。
ステップSP3において制御部3は、指定リストPLが正しく読み出せたかどうかを判定する。このステップSP3で否定結果を得ると、このことは、例えば、指定リストPLのデータが破損していることにより、この指定リストPLが正しく読み出せなかったことを意味し、このとき制御部3は、このMusicStationファンクション起動処理手順RT1をエラー終了する。
これに対して、このステップSP3で肯定結果を得ると、このとき制御部3は、指定リストPLが正しく読み出せたと認識して、ステップSP4に移る。
ステップSP4において制御部3は、指定リストPLに対する初期化処理(以下、これをチャンネル初期化処理とも呼ぶ)を実行する。このチャンネル初期化処理としては、例えば、チャンネルプレイリストPLの曲順設定Lsに、シャッフル再生する旨が示されていた場合に、チャンネルプレイリストPLに示される再生曲順をランダムに並び替える処理がある。このようなチャンネル初期化処理を実行した後、制御部3は、次のステップSP5に移る。
ステップSP5において制御部3は、チャンネル初期化処理後の指定リストPLの情報(つまりリスト情報Li及び音楽データ情報Ai)が正しいかどうかを判定する。このステップSP5で否定結果を得ると、このことは、例えば、指定リストPLのリスト情報Liに含まれるリスト再生設定Ldiに、指定リストPLによる音楽データAdの再生が禁止されている旨が示されていることにより、指定リストPLの情報が正しくないことを意味し、このとき制御部3は、ステップSP6に移り、音楽データAdの再生が許可されている、例えば、デフォルトプレイリストDPLが割り当てられたチャンネルのチャンネル番号CNを新たに取得して、ステップSP2に戻り、この新たに取得したチャンネル番号CNに対応するチャンネルプレイリストPLを読み出す。
これに対して、このステップSP5で肯定結果を得ると、このとき制御部3は、指定リストPLの情報が正しいと認識して、ステップSP7に移る。
ステップSP7において制御部3は、指定リストPLから一の音楽データAd(例えば再生曲順が1番目の音楽データAd)を指定し、この指定した音楽データ(以下、これを指定音楽データとも呼ぶ)Adを記憶部6から読み出して次のステップSP8に移る。
ステップSP8において制御部3は、指定音楽データAdが正しく読み出せたかどうかを判定する。このステップSP8で否定結果を得ると、このことは、例えば、指定音楽データAdが破損していることにより、この指定音楽データAdが正しく読み出せなかったことを意味し、このとき制御部3は、このMusicStationファンクション起動処理手順RT1をエラー終了する。
これに対して、このステップSP8で肯定結果を得ると、このとき制御部3は、指定音楽データAdが正しく読み出せたと認識して、ステップSP9に移る。ステップSP9において制御部3は、上述のステップSP1またはステップSP6で得たチャンネル番号CNを選択中のチャンネルのチャンネル番号CNsとして表示し、且つ上述のステップSP2で読み出した指定リストPLのリスト情報Li(リスト名Lt、リスト説明Lde)と上述のステップSP7で読み出した指定音楽データAdの属性情報Ti(ジャケット画像、曲名、アーティスト名)とを表示した選択画面10を表示部4に表示すると共に、指定音楽データAdの再生を特徴位置(例えば、3つの特徴位置情報Ct1〜Ct3のうちの1つにより示される位置)から開始して、このMusicStationファンクション起動処理手順RT1を終了する。
このようなMusicStationファンクション起動処理手順RT1によって、音楽再生装置1は、MusicStationファンクションを起動するようになされている。
このようにコンテンツ再生装置1の制御部3は、MusicStationファンクション起動後、自動的に音楽データAdの再生を開始することで、音楽データAdに基づく曲を、あたかもラジオ局より放送される音楽を聴くような感覚でユーザに提供することができるようになされている。
次に、MusicStationファンクションでのチャンネル切換処理の手順について説明する。図8に示すように、コンテンツ再生装置1の制御部3は、MusicStationファンクションを起動して、音楽データAdを再生している途中で、操作部2を介して、チャンネル切換操作が行われたことを認識すると、チャンネル切換処理手順RT2を開始して、ステップSP10に移る。
ステップSP10において制御部3は、チャンネル切換操作に応じて、チャンネル切換操作の直前まで選択していたチャンネルのチャンネル番号CN(つまり選択画面10に表示されたチャンネル番号CNs)を基準に、このチャンネル番号CNを−1ずらした番号(つまりチャンネル番号CNr)または+1ずらした番号(つまりチャンネル番号CNt)を切換後のチャンネル番号CNとして、次のステップSP11に移る。
ちなみに、制御部3は、チャンネル番号CNの先頭と最後尾とを繋げるようにして、チャンネル番号CNの切り換えを環状に制御するようになされている。つまり制御部3は、このステップSP10において、先頭のチャンネル番号CN−1を最後尾のチャンネル番号CNと認識する一方、最後尾のチャンネル番号CN+1を先頭のチャンネル番号CNと認識するようになされている。
ステップSP11において制御部3は、切換後のチャンネル番号CNに対応するチャンネルプレイリストPLを、チャンネルリストCLを基に指定して、この指定したチャンネルプレイリスト(指定リスト)PLを記憶部6から読み出して次のステップSP12に移る。
ステップSP12において制御部3は、指定リストPLが正しく読み出せたかどうかを判定する。このステップSP12で否定結果を得ると、このことは、例えば、指定リストPLのデータが破損していることにより、この指定リストPLが正しく読み出せなかったことを意味し、このとき制御部3は、このチャンネル切換処理手順RT2をエラー終了する。
これに対して、このステップSP12で肯定結果を得ると、このとき制御部3は、指定リストPLが正しく読み出せたと認識して、ステップSP13に移る。
ステップSP13において制御部3は、指定リストPLに対する処理(以下、これをチャンネル変更時処理とも呼ぶ)を実行する。このチャンネル変更時処理としては、例えば、再生回数の多い曲に対応する音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリストPLを、この時点までの各音楽データAdの再生回数に応じて再構成する処理がある。このようなチャンネル変更時処理を実行した後、制御部3は、次のステップSP14に移る。
ステップSP14において制御部3は、チャンネル変更時処理後の指定リストPLのリスト情報Liに含まれるリスト再生設定Ldiに基づき、この指定リストPLが割り当てられたチャンネルの表示が許可されているかどうかを判定する。このステップSP14で否定結果を得ると、このことは、リスト再生設定Ldiに、指定リストPLに登録されている音楽データAdの再生を禁止する旨が示されていることにより、この指定リストPLが割り当てられているチャンネルの表示が禁止されていることを意味し、このとき制御部3は、ステップSP10に戻り、先に取得した切替後のチャンネル番号CNを、さらに+1または−1ずらした番号を新たな切換後のチャンネル番号CNとする。
これに対して、このステップSP14で肯定結果を得ると、制御部3は、リスト再生設定Ldiに、指定リストPLに登録されている音楽データAdの再生を許可する旨が示されていることにより、この指定リストPLが割り当てられているチャンネルの表示が許可されていると認識して、ステップSP15に移る。
ステップSP15において制御部3は、指定リストPLから一の音楽データAd(例えば再生曲順が1番目の音楽データAd)を指定し、この指定した音楽データ(指定音楽データ)Adを記憶部6から読み出して次のステップSP16に移る。
ステップSP16において制御部3は、指定音楽データAdが正しく読み出せたかどうかを判定する。このステップSP16で否定結果を得ると、このことは、例えば、指定音楽データAdが破損していることにより、この指定音楽データAdが正しく読み出せなかったことを意味し、このとき制御部3は、このチャンネル切換処理手順RT2をエラー終了する。
これに対して、このステップSP16で肯定結果を得ると、このとき制御部3は、指定音楽データAdが正しく読み出せたと認識して、ステップSP17に移る。ステップSP17において制御部3は、現在再生中の音楽データAdの再生を停止して、上述のステップSP10で得た切換後のチャンネル番号CNを選択中のチャンネル番号CNsとして表示し、且つ上述のステップSP11で読み出した指定リストPLのリスト情報Li(リスト名Lt、リスト説明Lde)と上述のステップSP15で読み出した指定音楽データAdの属性情報Ti(ジャケット画像、曲名、アーティスト名)とを表示した選択画面10を表示部4に表示すると共に、指定音楽データAdの再生を特徴位置(例えば、3つの特徴位置情報Ct1〜Ct3のうちの1つにより示される位置)から開始して、このチャンネル切換処理手順RT2を終了する。
このようなチャンネル切換処理手順RT2によって、コンテンツ再生装置1は、チャンネルを切り換えるようになされている。
次に、MusicStationファンクションでの曲切換処理の手順について説明する。図9に示すように、コンテンツ再生装置1の制御部3は、MusicStationファンクションを起動して、音楽データAdを再生している途中で、操作部2を介して、曲切換操作が行われたことを認識すると、曲切換処理手順RT3を開始して、ステップSP20に移る。
ステップSP20において制御部3は、曲切換操作に応じて、曲切換操作の直前まで選択していた曲に対応する音楽データ情報Aiの曲番号を基準に、この曲番号を、選択中のチャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリストPL内で、−1または+1ずらした番号を切換後の曲番号として、次のステップSP21に移る。
ちなみに、制御部3は、曲番号の先頭と最後尾とを繋げるようにして、曲番号の切り換えを環状に制御するようになされている。つまり制御部3は、このステップSP20において、先頭の曲番号−1を最後尾の曲番号と認識する一方、最後尾の曲番号+1を先頭の曲番号と認識するようになされている。
ステップSP21において制御部3は、切換後の曲番号に対応する音楽データ情報Aiの音楽データ再生設定Adiに基づき、この音楽データ情報Aiにより指定される音楽データ(指定音楽データ)Adの再生が許可されているかどうかを判定する。このステップSP21で否定結果を得ると、このことは、指定音楽データAdの再生が禁止されていることを意味し、このとき制御部3は、ステップSP20に戻り、先に取得した切換後の曲番号を、さらに+1または−1ずらした番号を新たな切換後の曲番号とする。
これに対して、このステップSP21で肯定結果を得ると、制御部3は、指定音楽データAdの再生が許可されていると認識して、ステップSP22に移る。
ステップSP22において制御部3は、現在再生中の音楽データAdの再生を停止して、次のステップSP23に移り、ステップSP23において、指定音楽データAdの属性情報Ti(ジャケット画像、曲名、アーティスト名)を表示した選択画面10を表示部4に表示すると共に、指定音楽データAdの再生を特徴位置(例えば、3つの特徴位置情報Ct1〜Ct3のうちの1つにより示される位置)から開始して、この曲切換処理手順RT3を終了する。
このような曲切換処理手順RT3によって、コンテンツ再生装置1は、曲を切り換えるようになされている。
ここで、各チャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリストPL(PL1〜PL3、…)のリスト再生設定Ldiの設定方法について説明する。ちなみに、MusicStationファンクションでは、先にチャンネル切換処理手順RT2の説明で述べたように、チャンネルプレイリストPLのリスト再生設定Ldiに、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの再生を許可する旨が示されている場合には、このチャンネルプレイリストPLが割り当てられているチャンネルの表示を許可する一方、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの再生を禁止する旨が示されている場合には、このチャンネルプレイリストPLが割り当てられているチャンネルの表示を禁止するようになされている。
つまり、MusicStationファンクションでは、このリスト再生設定Ldiに基づき、GUI画面でのチャンネルの表示/非表示を設定し得るようになされている。よって、ここでは、リスト再生設定Ldiの設定方法を、チャンネルの表示設定方法として説明する。
具体的に、コンテンツ再生装置1の制御部3は、MusicStationファンクション実行中に、操作部2に対する設定呼出操作が行われたことを認識すると、図10に示すような、チャンネル表示設定画面30を表示部4に表示する。
チャンネル表示設定画面30は、その中央部分に、MusicStationファンクションで利用可能なチャンネル毎の情報(以下、これをチャンネル情報とも呼ぶ)をチャンネルリストCLの順番に並べたチャンネル情報リスト31が配されると共に、右下隅に、設定を終了してこのチャンネル表示設定画面30を閉じるための閉じるボタン32が配されている。
このチャンネル情報リスト31には、表示部4の制約上、全チャンネルのチャンネル情報のうち、例えば4チャンネル分(つまり4行分)のチャンネル情報のみが表示されるようになされ、またチャンネル情報としては、チャンネルの表示設定を示すチェックボックスCBと、チャンネル番号(例えば「Ch2」)と、このチャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリストPLのリスト名(例えば「あたらしい曲」)と、このチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数(例えば「35曲」)とが表示されるようになされている。ちなみに、チェックボックスCBは、チェックマークが付されていればチャンネル表示設定が「表示」、付されていなければチャンネル表示設定が「非表示」であることを示すようになされている。また、チェックボックスCBが表示されないチャンネルは、チャンネル表示設定が「表示」に固定されたデフォルトチャンネル、つまりリスト再生設定Ldiが「再生許可」に固定されたデフォルトプレイリストDPLが割り当てられたチャンネルである。
さらに、このチャンネル情報リスト31には、選択されているチャンネル情報に対してフォーカスFcが表示されるようになされている。
また、このチャンネル情報リスト31の上側近傍には、頂点を上側に向けた三角形状の第5のマークM5が表示されている一方、チャンネル情報リスト31の下側近傍には、頂点を下側に向けた三角形状の第6のマークM6が表示されている。これら第5のマークM5及び第6のマークM6のそれぞれは、操作部2の操作によりチャンネル情報リスト31に表示されるフォーカスFcを1段上または1段下のチャンネル情報にずらすことができる旨を示している。
そしてコンテンツ再生装置1の制御部3は、操作部2を介したフォーカス移動操作に応じて、チャンネル情報リスト31内でフォーカスFcを移動させてチャンネル情報を選択するようになされている。
ちなみに、このチャンネル情報リスト31には、一度に4チャンネル分のチャンネル情報しか表示されないが、例えば、最上段のチャンネル情報にフォーカスFcが表示されている状態で、さらにフォーカスFcを1段上に移動させるフォーカス移動操作が行われると、または最下段のチャンネル情報にフォーカスFcが表示されている状態で、さらにフォーカスFcを1段下に移動させるフォーカス移動操作が行われると、チャンネル情報リスト31に表示されるチャンネル情報が、上方向または下方向に1段ずつスクロールするようになされ、こうすることで、ユーザに対して、全チャンネルのチャンネル情報を確認させ得るようになされている。
また、このとき、音楽再生装置1の制御部3は、フォーカスFcにより選択されたチャンネル情報に対応するチャンネルのチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdを、その特徴位置より例えば数秒間ずつ連続再生することで、チャンネルで流れる曲をユーザに試聴させることができるようにもなされている。
そしてコンテンツ再生装置1の制御部3は、チャンネル情報を選択した状態で、操作部2に対する表示設定変更操作が行われると、選択しているチャンネル情報のチェックボックスCBにチェックマークが付されているのであればこれをはずすことでチャンネル表示設定を「表示」から「非表示」に変更する一方、付されていないのであれば新たに付すことでチャンネル表示設定を「非表示」から「表示」に変更する。
その後、コンテンツ再生装置1の制御部3は、操作部2に対する操作によりチャンネル表示設定画面30の閉じるボタン32が押下されると、このチャンネル表示設定画面30でのチャンネル表示設定(つまりチェックボックスCBのチェックマーク有無)を、各チャンネルに割り当てられているチャンネルプレイリストPLのリスト再生設定Ldiに反映して、このチャンネル表示設定画面30を閉じるようになされている。
このように、チャンネル表示設定画面30では、チャンネル毎にチャンネル表示設定を変更し得るようになされている。そして、チャンネル表示設定が「非表示」に変更されたチャンネルについては、GUI画面(つまり選択画面10及び再生画面20)に表示されなくなり、当然選択もできなくなる。
これによりコンテンツ再生装置1は、選択画面10及び再生画面20に表示して選択できるチャンネルをどのチャンネルにするかをユーザに設定させることができるので、例えば、選択画面10に表示するチャンネル構成を、ユーザの好みに合うチャンネル構成にすることもできる。
つづけて、このチャンネル表示設定の処理(以下、これをチャンネル表示設定処理とも呼ぶ)の手順について説明する。コンテンツ再生装置1の制御部3は、MusicStationファンクション実行中に、操作部2を介して、設定呼出操作が行われたことを認識すると、MusicStationファンクションのGUI画面をチャンネル表示設定画面30に切り換えると共に、図11に示すように、チャンネル表示設定処理手順RT4を開始して、ステップSP30に移る。
ステップSP30において制御部3は、フォーカスFcによりチャンネル情報を選択した状態で、操作部2を介して表示設定変更操作を受け付けたかどうかを判定する。このステップSP30で肯定結果を得ると、このとき制御部3は、ステップSP31に移る。
ステップSP31において制御部3は、選択中のチャンネル情報の現在の表示設定が「表示」であるかどうかを判定する。このステップSP31で肯定結果を得ると、このことは、選択中のチャンネル情報の現在の表示設定が「表示」であること、つまりチェックボックスCBにチェックマークが付されていることを意味し、このとき制御部3は、ステップSP32に移る。
ステップSP32において制御部3は、選択中のチャンネル情報のチェックボックスCBに付されたチェックマークをはずすことで、表示設定を「表示」から「非表示」に変更して、次のステップSP34に移る。
これに対して、上述のステップSP31で否定結果を得ると、このことは、選択中のチャンネル情報の現在の表示設定が「非表示」であること、つまりチェックボックスCBにチェックマークが付されていないことを意味し、このとき制御部3は、ステップSP33に移る。
ステップSP33において制御部3は、選択中のチャンネル情報のチェックボックスCBにチェックマークを付すことで、表示設定を「非表示」から「表示」に変更して、次のステップSP34に移る。
一方、上述のステップSP30で否定結果を得た場合、制御部3は、ステップSP31〜ステップSP33を省略して、ステップSP34に移る。
ステップSP34において制御部3は、操作部2を介して、チャンネル表示設定画面30の閉じるボタン32が押下されたかどうかを判定する。このステップSP34で否定結果を得ると、このことは、ユーザがまだチャンネル表示設定を続けようとしていることを意味し、このとき制御部3は、再びステップSP30に戻り、表示設定変更操作の受付判定を行う。
これに対してこのステップSP34で肯定結果を得ると、このことは、ユーザがチャンネル表示設定を終えようとしていることを意味し、このとき制御部3は、ステップSP35に移り、チャンネル表示設定画面30上で行われたチャンネル表示設定を、各チャンネルに割り当てられているチャンネルプレイリストPLのリスト再生設定Ldiに反映して、チャンネル表示設定画面30を閉じると共に、このチャンネル表示設定処理手順RT4を終了する。
このようなチャンネル表示設定処理手順RT4によって、コンテンツ再生装置1は、チャンネルの表示設定を変更するようになされている。
ここまで説明したように、本願発明の基本構成となるコンテンツ再生装置1は、音楽データの再生ファンクションの1つとしてMusicStationファンクションを持ち、このMusicStationファンクションにより、音楽データAdに基づく音楽(つまり曲)を、ラジオ局から放送される音楽を聴くような感覚でユーザに提供することができるようになされている。
以下、このようなMusicStationファンクションを持つ基本構成を元にした本願発明の第1乃至第4の実施の形態について説明する。
(2)第1の実施の形態
(2−1)第1の実施の形態の概要
まず、第1の実施の形態の概要を説明する。ちなみにこの概要を説明した後、第1の実施の形態の具体例の説明に移る。
図12に示すように、コンテンツ再生装置100は、第1の方向の操作量を入力する第1の入力部101と、第2の方向の操作量を入力する第2の入力部102と、第1の入力部101または第2の入力部102による入力により指定されたコンテンツを再生する再生部103と、一以上のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶部104と、コンテンツの識別情報を有するリストを複数記憶するリスト記憶部105と、第1の入力部101からの入力があると、入力された第1の方向の操作量に従って、リスト記憶部105に記憶された複数のリストのうちの一のリストを選択し、選択したリスト内のコンテンツ識別情報に対応するコンテンツをコンテンツ記憶部104から読み出して再生部103に再生させ、第2の入力部102からの入力があると、入力された第2の方向の操作量に従って、選択されているリスト内の一のコンテンツ識別情報を選択し、選択したコンテンツ識別情報に対応するコンテンツをコンテンツ記憶部104から読み出して再生部103に再生させるように制御する制御部106とを有する。
尚、第1の入力部101及び第2の入力部102が、上述した基本構成となるコンテンツ再生装置1(図1)の操作部2に対応するものであり、また、コンテンツ記憶部104及びリスト記憶部105が、コンテンツ再生装置1の記憶部6に対応するものであり、再生部103及び制御部106が、それぞれコンテンツ再生装置1の再生部7及び制御部3に対応するものである。
このような構成を有することで、この第1の実施の形態によるコンテンツ再生装置100は、所望コンテンツを再生するまでに、第1の入力部101によるリストの選択と第2の入力部102によるリストに登録されているコンテンツの選択との多くて2段階の選択操作を行わせるだけで済み、またリストの選択に対応する第1の入力部101と、コンテンツの選択に対応する第2の入力部102とが別々の入力部であることにより、第1の入力部101によるリストの選択と第2の入力部102によるコンテンツの選択とを平行して行うことができるので、従来と比して一段と、所望コンテンツの再生を容易にすることができる。
(2−2)第1の実施の形態の具体例
つづけて、この第1の実施の形態の具体例を説明する。図13に示す音楽再生装置110は、上述したコンテンツ再生装置100の具体例であり、リモートコントローラRM1より送信されてくる操作信号を受信部111で受信して操作命令に変換し、この操作命令に応じて、制御部112が各部を制御して、各種処理を実行するようになされている。
またこの音楽再生装置110は、音楽データの記録及び再生に関する複数のファンクション(機能)を持ち、制御部112が、これら複数のファンクションをリモートコントローラRM1に対する操作に応じて切り換え得るようになされていると共に、それぞれのファンクションに対応するGUI(Graphical User Interface)画面を表示部113に表示するようになされている。ちなみに、ここでの音楽データは、音楽である曲(楽曲)に対応するデータであるとする。
すなわち音楽再生装置110の制御部112は、リモートコントローラRM1を介して、例えば、音楽データをダウンロードするダウンロードファンクションに切り換えるよう命令されると、ダウンロードファンクションに対応するGUI画面を表示部113に表示し、その後、音楽データをダウンロードするよう命令されると、これに応じて、図示しない音楽提供サーバより提供される音楽データを、ネットワークNTを介してネットワーク接続部114で受信し、これをコンテンツ記憶部115に記憶する。
さらに音楽再生装置110の制御部112は、リモートコントローラRM1を介して、CDを録音するCD録音ファンクションに切り換えるよう命令されると、CD録音ファンクションに対応するGUI画面を表示部113に表示し、その後、CDを録音するよう命令されると、このとき音楽再生装置110に装填されている図示しないCDから音楽データを読み出し、この読み出した音楽データに対して圧縮符号化処理を施したうえで、コンテンツ記憶部115に記憶する。
さらに音楽再生装置110の制御部112は、リモートコントローラRM1を介して、コンテンツ記憶部115に記憶した音楽データを再生する通常再生ファンクションに切り換えるよう命令されると、通常再生ファンクションに対応するGUI画面を表示部113に表示し、その後、音楽データを再生するよう命令されると、これに応じて、コンテンツ記憶部115から音楽データを読み出し、この読み出した音楽データに対して再生部116で復号処理、イコライジング処理、デジタルアナログ変換処理及び増幅処理などの再生処理を施すことによりこの音楽データに基づく音楽(つまり曲)を出力する。
さらに音楽再生装置110の制御部112は、リモートコントローラRM1を介して、CDを再生するCD再生ファンクションに切り換えるよう命令されると、CD再生ファンクションに対応するGUI画面を表示部113に表示し、その後、CDを再生するよう命令されると、このとき音楽再生装置110に装填されている図示しないCDから音楽データを読み出し、この読み出した音楽データに対して再生部116で再生処理を施すことによりこの音楽データに基づく音楽(曲)を出力する。
このようにして、この音楽再生装置110の制御部112は、各種ファンクションに応じた処理を実行するようになされている。
ここで、リモートコントローラRM1の構成について、図14を用いて説明する。リモートコントローラRM1は、音楽再生装置110の電源オン/オフ命令が割り当てられた電源ボタンB1と、音量の上げ下げ命令が割り当てられた音量調節ボタンB2及びB3でなる音量操作部Bg1と、音楽データの再生制御命令(再生、停止、早送り、巻き戻し、曲送り、曲戻し、一時停止)が割り当てられた再生制御ボタンB4、B5、B6、B7、B8、B9及びB10でなる再生操作部Bg2と、ファンクション切換命令が割り当てられたファンクション切換ボタンB11と、各種設定の呼出命令が割り当てられた設定ボタンB12と、GUI画面上での上下方向への操作命令が割り当てられた上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14、左右方向への操作命令が割り当てられた左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16でなる十字操作部Bg3と、GUI画面上での決定命令が割り当てられた決定ボタンB17と、後述するおまかせチャンネル選択命令が割り当てられたおまかせボタンB18とが設けられている。
つまり、音楽再生装置110の制御部112は、このリモートコントローラRM1に設けられたファンクション切換ボタンB11に対するユーザ操作に応じて、ファンクションを切り換えるようになされ、また、再生操作部Bg2に対するユーザ操作に応じて、例えば通常再生ファンクション時の音楽データの再生を制御するようになされ、さらに、十字操作部Bg3及び決定ボタンB17に対するユーザ操作に応じて、例えばダウンロードファンクション時のダウンロードする音楽データの選択及び決定を行うようになされている。
尚、このリモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14が、上述したコンテンツ再生装置100(図12)の第1の入力部101に対応するものであり、左方向ボタンB15及び右方向ボタンB15が、第2の入力部102に対応するものである。また音楽再生装置110の制御部112、コンテンツ記憶部115、再生部116及びリスト記憶部117が、それぞれ上述したコンテンツ再生装置100の制御部106、コンテンツ記憶部104、再生部103及びリスト記憶部105に対応するものである。
さらに、この音楽再生装置110は、上述した基本構成と同様、MusicStationファンクションを持ち、以下、このMusicStationファンクションについて説明する。尚、この音楽再生装置110が持つMusicStationファンクションは、上述の基本構成で説明したMusicStationファンクションを元に、リモートコントローラRM1の操作に対応させたものであり、以下、その操作系を中心に説明する。
まず、この音楽再生装置110が持つMusicStationファンクションでの音楽データAdの管理方法について説明する。この管理方法については、データベースDBがコンテンツ記憶部115に構築(つまり音楽データAdがコンテンツ記憶部115に記憶)され、チャンネルプレイリストPL及びチャンネルリストCLがリスト記憶部117に記憶される点以外、上述した基本構成による管理方法と同様であり、その詳細は、上述の基本構成の説明を参照とする。
つまり、この音楽再生装置110も、上述した基本構成と同様、図2に示すように、チャンネルリストCLにより複数のチャンネルプレイリストPLを管理するようになされ、さらに複数のチャンネルプレイリストPLのそれぞれによって音楽データAdの再生曲順を管理するようになされている。
また、このMusicStationファンクションには、上述した基本構成と同様、新しく追加した曲、再生回数の少ない曲、ノリのよい曲、明るい曲、クラシックの曲、ヘビメタの曲などのように、ユーザが要求すると考えられる分類毎にチャンネルプレイリストPLが用意され、音楽再生装置110の制御部112が、音楽データAdの記憶または再生に応じて、コンテンツ記憶部115に記憶している音楽データAdを、その再生回数、曲の印象値、ジャンルなどを基に、用意されたチャンネルプレイリストPLのうちの該当するチャンネルプレイリストPLに登録するようにして、チャンネルプレイリストPLを自動的に更新するようになされている。
そして、音楽再生装置110は、後述するGUI画面上で、新しく追加した曲、再生回数の少ない曲、ノリのよい曲、明るい曲、クラシックの曲、ヘビメタの曲などのように分類されたチャンネルプレイリストPLをチャンネルとして、リモートコントローラRM1に対するユーザ操作に応じて選択することにより、ラジオのチャンネルを切り換える感覚で、ユーザが所望の曲を容易に見付けだすことができるようになされている。
次に、MusicStationファンクションでのGUI画面について説明する。このGUI画面は、上述した基本構成のGUI画面と同様の画面構成であるが、リモートコントローラRM1の操作に対応している点が異なるので、この点を中心に説明する。
すなわち、音楽再生装置110は、リモートコントローラRM1のファンクション切換ボタンB11によるMusicStationファンクション起動操作に応じて、MusicStationファンクションを起動すると、図3との同一部分に同一符号を付した図15に示す選択画面120を、GUI画面として表示部113に表示する。
選択画面120は、上述した基本構成の選択画面10と同様、画面左隅に、上下方向に長いチャンネル選択領域11が配されていると共に、残りの部分に、曲選択領域12が配されている。チャンネル選択領域11の中央部分には、現在選択中のチャンネルのチャンネル番号CNs(例えば「3」)が表示され、またこのチャンネル選択領域11の上側及び下側には、現在選択中のチャンネルから切り換えて選択可能なチャンネルのチャンネル番号CNr(例えば「2」)及びCNt(例えば「4」)が表示されている。
さらにチャンネル番号CNrの上側近傍には、頂点を上側に向けた三角形状の第1のマークM10が表示されている一方、チャンネル番号CNtの下側近傍には、頂点を下側に向けた三角形状の第2のマークM11が表示されている。これら第1のマークM10及び第2のマークM11のそれぞれは、リモートコントローラRM1に設けられた上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14に対応する形状であり、上方向ボタンB13を押下操作すれば現在選択中のチャンネルをチャンネル番号CNrのチャンネルに切り換えることができ、下方向ボタンB14を押下操作すれば現在選択中のチャンネルをチャンネル番号CNtのチャンネルに切り換えることができる旨を示している。
そして音楽再生装置110の制御部112は、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14を介したチャンネル切換操作に応じて、チャンネル選択領域11に表示するチャンネル番号CNsを、チャンネルリストCL内のチャンネル番号CN(CN1〜CN3、…)の順番にしたがって切り換え(つまりチャンネルを切り換え)、これにより、ユーザに対して、チャンネル切換を容易に認識させ得るようになされている。
一方、曲選択領域12には、その左部分に、選択中のチャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリスト(選択中リスト)PLのリスト名と、リスト説明とが表示されている。そして音楽再生装置110の制御部112は、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14を介したチャンネル切換操作に応じて、曲選択領域12に表示するリスト名、及びリスト説明を切り換え、これにより、ユーザに対して、選択中のチャンネルの内容を容易に認識させ得るようになされている。
また曲選択領域12の右部分には、選択中の曲(つまり選択中リストPLから選択された音楽データ情報Aiに対応する音楽データAdに基づく曲)に対応するジャケット画像Jpが表示されると共に、ジャケット画像Jpの下側に再生中の曲に対応する曲名及びアーティスト名が表示されている。
さらにジャケット画像Jpの左側近傍には、頂点を左側に向けた三角形状の第3のマークM12が表示されている一方、右側近傍には、頂点を右側に向けた三角形状の第4のマークM13が表示されている。これら第3のマークM12及び第4のマークM13のそれぞれは、リモートコントローラRM1に設けられた左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16に対応する形状であり、左方向ボタンB15を押下操作すれば選択する曲を選択中リストPLに従って1つ前の音楽データAdに基づく曲に切り換えることができ、右方向ボタンB16を押下操作すれば選択する曲を選択中リストPLに従って1つ先の音楽データAdに基づく曲に切り換えることができる旨を示している。
そして音楽再生装置110の制御部112は、リモートコントローラRM1の左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16を介した曲切換操作に応じて、曲選択領域12に表示するジャケット画像Jp、曲名及びアーティスト名を切り換え(つまり曲を切り換え)、これにより、ユーザに対して、選択中の曲の内容を容易に認識させ得るようになされている。
このように、音楽再生装置110は、選択画面120を介してチャンネルの内容及び曲の内容をユーザに視認させつつ、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14に対するユーザ操作に従って、チャンネルを切り換えて選択すると共に、リモートコントローラRM1の左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16に対するユーザ操作に従って、曲を切り換えて選択するようになされている。
また、このような選択画面120を表示している状態で、リモートコントローラRM1の決定ボタンB17が押下されると、音楽再生装置110の制御部112は、GUI画面を選択画面120から、図4との同一部分に同一符号を付した図16に示す再生画面130に切り換える。
再生画面130は、画面左隅に、選択チャンネル表示領域21が配されていると共に、残りの部分に、選択曲表示領域22が配されている。選択チャンネル表示領域21には、現在選択中のチャンネルのチャンネル番号CNs(例えば「3」)のみが表示されている。一方、選択曲表示領域22には、その左部分に、選択中のチャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリスト(つまり選択中リスト)PLのリスト名と、選択中の曲に対応する曲名及びアーティスト名とが表示されている。また選択曲表示領域22の右部分には、選択中の曲に対応するジャケット画像Jpが表示されている。
このように、音楽再生装置110は、再生画面130を介して、選択されたチャンネル及び曲の内容をユーザに視認させ得るようになされている。
ちなみに、音楽再生装置110の制御部112は、選択画面120を表示してから所定時間、リモートコントローラRM1に対するユーザ操作が何ら行われなかった場合も、リモートコントローラRM1の決定ボタンB17が押下された場合と同様に、GUI画面を選択画面120から再生画面130に切り換えるようになされている。
さらに、音楽再生装置110の制御部112は、再生画面130を表示している状態で、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14を介してチャンネル切換操作が行われたこと、または左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16を介して曲切換操作が行われたことを認識すると、GUI画面を、再生画面130から、再び、選択画面120に切り換えるようになされている。
ここで図17を用いて、上述したGUI画面の画面切り換えと、それに伴う音楽データAdの再生制御とについて説明する。音楽再生装置110の制御部112は、MusicStationファンクションを起動すると、選択画面120を表示すると共に音楽データAdを特徴位置より再生する部分再生モードに移行する。
この部分再生モード時、音楽再生装置110の制御部112は、選択画面120上でのリモートコントローラRM1によるチャンネル切換操作に応じてチャンネルを切り換えると共に曲を切換後のチャンネルの曲に切り換え、また曲切換操作に応じて同じチャンネル内で曲を切り換えるようになされている。そして音楽再生装置110の制御部112は、曲を切り換えると、その都度、切換後の曲に対応する音楽データAdを特徴位置より再生するようになされている。
そして、音楽再生装置110の制御部112は、この部分再生モード時に、リモートコントローラRM1の決定ボタンB17が押下されると、またはリモートコントローラRM1に対するユーザ操作なく所定時間経過すると、再生画面130に表示を切り換えると共に音楽データAdを通常再生する通常再生モードに移行する。
その後、音楽再生装置110の制御部112は、リモートコントローラRM1を介したチャンネル切換操作または曲切換操作が行われるまで、選択リストPLに従って順次音楽データAdをその先頭位置より再生する。そして、音楽再生装置110の制御部112は、リモートコントローラRM1を介したチャンネル切換操作または曲切換操作が行われると、再び、部分再生モードに移行するようになされている。
このようにして、音楽再生装置110の制御部112は、部分再生モードと通常再生モードとを適宜切り換えるようになされ、どちらのモードに切り換わろうとMusicStationファンクション実行中は常に音楽データAdを途切れることなく再生するようになされている。
かくするにつき、音楽再生装置110は、このMusicStationファンクション実行時、図18に示すように、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14の操作に従って、あたかもラジオのプリセット局を切り換える感覚で、チャンネル単位でチャンネルプレイリストPLを切り換えることができると共に、左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16の操作に従って、チャンネル内で再生する曲を切り換えることができ、これにより、ユーザに対して、ラジオ局より放送される音楽を聴くような感覚で、一段と容易に所望の曲を聴取させることができるようになされている。
ここで、MusicStationファンクション起動処理、チャンネル切換処理、曲切換処理の手順について説明する。これらの処理についても、その処理内容は、上述した基本構成での処理とほぼ同様であるが、リモートコントローラRM1の操作に対応した処理であるので、この点を中心に説明する。
まず、MusicStationファンクション起動処理の手順について説明する。図19に示すように、音楽再生装置110の制御部112は、リモートコントローラRM1を介して、MusicStationファンクションへの切換操作が行われたことを認識すると、MusicStationファンクション起動処理手順RT10を開始して、ステップSP100に移る。
ステップSP100において制御部112は、MusicStationファンクションの前回起動時の最後に選択していたチャンネルのチャンネル番号CNを取得して、次のステップSP101に移る。ちなみに、音楽再生装置110の制御部112は、選択中のチャンネルのチャンネル番号CNを示す選択中チャンネル情報をコンテンツ記憶部115またはリスト記憶部117に記憶すると共に、この選択中チャンネル情報をチャンネル番号CNを切り換えるタイミングで随時更新するようになされている。
ステップSP101において制御部112は、取得したチャンネル番号CNに対応するチャンネルプレイリストPLを、チャンネルリストCLを基に指定して、この指定したチャンネルプレイリスト(指定リスト)PLをリスト記憶部117から読み出して次のステップSP102に移る。
ステップSP102において制御部112は、指定リストPLが正しく読み出せたかどうかを判定する。このステップSP102で否定結果を得ると、このとき制御部112は、このMusicStationファンクション起動処理手順RT10をエラー終了する。これに対して、このステップSP102で肯定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP103に移る。
ステップSP103において制御部112は、指定リストPLに対するチャンネル初期化処理(例えば、指定リストPL内の再生曲順をランダム並び替える処理)を実行して、次のステップSP104に移る。ステップSP104において制御部112は、チャンネル初期化処理後の指定リストPLの情報(つまりリスト情報Li及び音楽データ情報Ai)が正しいかどうかを判定する。このステップSP104で否定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP105に移り、例えば、デフォルトプレイリストDPLが割り当てられたチャンネルのチャンネル番号CNを新たに取得して、ステップSP101に戻り、この新たに取得したチャンネル番号CNに対応するチャンネルプレイリストPLを読み出す。
これに対して、このステップSP104で肯定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP106に移る。ステップSP106において制御部112は、指定リストPLから一の音楽データAd(例えば再生曲順が1番目の音楽データAd)を指定し、この指定した音楽データ(指定音楽データ)Adをコンテンツ記憶部115から読み出して次のステップSP107に移る。
ステップSP107において制御部112は、指定音楽データAdが正しく読み出せたかどうかを判定する。このステップSP107で否定結果を得ると、このとき制御部112は、このMusicStationファンクション起動処理手順RT10をエラー終了する。これに対して、このステップSP107で肯定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP108に移る。
ステップSP108において制御部112は、上述のステップSP100またはステップSP105で得たチャンネル番号CNを選択中のチャンネルのチャンネル番号CNsとして表示し、且つ上述のステップSP101で読み出した指定リストPLのリスト情報Li(リスト名Lt、リスト説明Lde)と上述のステップSP106で読み出した指定音楽データAdの属性情報Ti(ジャケット画像、曲名、アーティスト名)とを表示した選択画面120を表示部113に表示すると共に、指定音楽データAdの再生を特徴位置(例えば、3つの特徴位置情報Ct1〜Ct3のうちの1つにより示される位置)から開始して、このMusicStationファンクション起動処理手順RT10を終了する。
このようなMusicStationファンクション起動処理手順RT10によって、音楽再生装置110は、MusicStationファンクションを起動するようになされている。
次に、MusicStationファンクションでのチャンネル切換処理の手順について説明する。図20に示すように、音楽再生装置110の制御部112は、MusicStationファンクションを起動して、音楽データAdを再生している途中で、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13または下方向ボタンB14を介して、チャンネル切換操作が行われたことを認識すると、チャンネル切換処理手順RT11を開始して、ステップSP110に移る。
ステップSP110において制御部112は、チャンネル切換操作の直前まで選択していたチャンネルのチャンネル番号CN(つまり選択画面120に表示されたチャンネル番号CNs)を基準に、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13が押下された場合には、このチャンネル番号CNを−1ずらした番号(つまりチャンネル番号CNr)を切換後のチャンネル番号CNとし、また下方向ボタンB14が押下された場合には、このチャンネル番号CNを+1ずらした番号(つまりチャンネル番号CNt)を切換後のチャンネル番号CNとして、次のステップSP111に移る。
ちなみに、制御部112は、チャンネル番号CNの先頭と最後尾とを繋げるようにして、チャンネル番号CNの切り換えをリング状に制御するようになされている。
ステップSP111において制御部112は、切換後のチャンネル番号CNに対応するチャンネルプレイリストPLを、チャンネルリストCLを基に指定して、この指定したチャンネルプレイリスト(指定リスト)PLをリスト記憶部117から読み出して次のステップSP112に移る。
ステップSP112において制御部112は、指定リストPLが正しく読み出せたかどうかを判定する。このステップSP112で否定結果を得ると、このとき制御部112は、このチャンネル切換処理手順RT11をエラー終了する。これに対して、このステップSP112で肯定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP113に移る。
ステップSP113において制御部112は、指定リストPLに対するチャンネル変更時処理(例えば、指定リストPLを再構成する処理)を実行して、次のステップSP114に移る。ステップSP114において制御部112は、チャンネル変更時処理後の指定リストPLのリスト情報Liに含まれるリスト再生設定Ldiに基づき、この指定リストPLが割り当てられたチャンネルの表示が許可されているかどうかを判定する。このステップSP114で否定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP110に戻り、先に取得した切替後のチャンネル番号CNを、さらに+1または−1ずらした番号を新たな切換後のチャンネル番号CNとする。
これに対して、このステップSP114で肯定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP115に移る。ステップSP115において制御部112は、指定リストPLから一の音楽データAd(例えば再生曲順が1番目の音楽データAd)を指定し、この指定した音楽データ(指定音楽データ)Adをコンテンツ記憶部115から読み出して次のステップSP116に移る。
ステップSP116において制御部112は、指定音楽データAdが正しく読み出せたかどうかを判定する。このステップSP116で否定結果を得ると、このとき制御部112は、このチャンネル切換処理手順RT11をエラー終了する。これに対して、このステップSP116で肯定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP117に移る。
ステップSP117において制御部112は、現在再生中の音楽データAdの再生を停止して、上述のステップSP110で得た切換後のチャンネル番号CNを選択中のチャンネル番号CNsとして表示し、且つ上述のステップSP111で読み出した指定リストPLのリスト情報Li(リスト名Lt、リスト説明Lde)と上述のステップSP115で読み出した指定音楽データAdの属性情報Ti(ジャケット画像、曲名、アーティスト名)とを表示した選択画面120を表示部113に表示すると共に、指定音楽データAdの再生を特徴位置(例えば、3つの特徴位置情報Ct1〜Ct3のうちの1つにより示される位置)から開始して、このチャンネル切換処理手順RT11を終了する。
このようなチャンネル切換処理手順RT11によって、音楽再生装置110は、リモートコントローラRM1の操作に応じてチャンネルを切り換えるようになされている。
次に、MusicStationファンクションでの曲切換処理の手順について説明する。図21に示すように、音楽再生装置110の制御部112は、MusicStationファンクションを起動して、音楽データAdを再生している途中で、リモートコントローラRM1の左方向ボタンB15または右方向ボタンB16を介して、曲切換操作が行われたことを認識すると、曲切換処理手順RT12を開始して、ステップSP120に移る。
ステップSP120において制御部112は、曲切換操作の直前まで選択していた曲に対応する音楽データ情報Aiの曲番号を基準に、リモートコントローラRM1の左方向ボタンB15が押下された場合には、選択中のチャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリストPL内で、この曲番号を−1ずらした番号を切換後の曲番号とする一方、右方向ボタンB16が押下された場合には、現在選択中のチャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリストPL内で、この曲番号を+1ずらした番号を切換後の曲番号として、次のステップSP121に移る。
ちなみに、制御部112は、曲番号の先頭と最後尾とを繋げるようにして、曲番号の切り換えをリング状に制御するようになされている。
ステップSP121において制御部112は、切換後の曲番号に対応する音楽データ情報Aiの音楽データ再生設定Adiに基づき、この音楽データ情報Aiにより指定される音楽データ(指定音楽データ)Adの再生が許可されているかどうかを判定する。このステップSP121で否定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP120に戻り、先に取得した切換後の曲番号を、さらに+1または−1ずらした番号を新たな切換後の曲番号とする。
これに対して、このステップSP121で肯定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP122に移る。ステップSP122において制御部112は、現在再生中の音楽データAdの再生を停止して、次のステップSP123に移り、ステップSP123において、指定音楽データAdの属性情報Ti(ジャケット画像、曲名、アーティスト名)を表示した選択画面120を表示部113に表示すると共に、指定音楽データAdの再生を特徴位置(例えば、3つの特徴位置情報Ct1〜Ct3のうちの1つにより示される位置)から開始して、この曲切換処理手順RT12を終了する。
このような曲切換処理手順RT12によって、音楽再生装置110は、リモートコントローラRM1の操作に応じて曲を切り換えるようになされている。
次に、チャンネルの表示設定方法について説明する。この表示設定方法についても、上述した基本構成での表示設定方法とほぼ同様であるが、リモートコントローラRM1の操作に対応している点が異なるため、この点を中心に説明する。
すなわち、音楽再生装置110の制御部112は、MusicStationファンクション実行中に、リモートコントローラRM1に設けられた設定ボタンB12が押下されたことを認識すると、図10との同一部分に同一符号を付した図22に示すようなチャンネル表示設定画面140を表示部113に表示する。
チャンネル表示設定画面140は、その中央部分に、MusicStationファンクションで利用可能なチャンネル毎のチャンネル情報をチャンネルリストCLの順番に並べたチャンネル情報リスト31が配されると共に、右下隅に、設定を終了してこのチャンネル表示設定画面140を閉じるための閉じるボタン32が配されている。
またチャンネル情報リスト31には、選択されているチャンネル情報に対してフォーカスFcが表示されるようになされている。
このチャンネル情報リスト31の上側近傍には、頂点を上側に向けた三角形状の第5のマークM14が表示されている一方、チャンネル情報リスト31の下側近傍には、頂点を下側に向けた三角形状の第6のマークM15が表示されている。これら第5のマークM14及び第6のマークM15のそれぞれは、リモートコントローラRM1に設けられた上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14に対応する形状であり、上方向ボタンB13を押下操作すればチャンネル情報リスト31に表示されるフォーカスFcを1段上のチャンネル情報にずらすことができ、下方向ボタンB14を押下操作すればフォーカスFcを1段下のチャンネル情報にずらすことができる旨を示している。
そして音楽再生装置110の制御部112は、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14を介したフォーカス移動操作に応じて、チャンネル情報リスト31内でフォーカスFcを移動させて、チャンネル情報を選択するようになされている。
ちなみに、このチャンネル情報リスト31には、一度に4チャンネル分のチャンネル情報しか表示されないが、例えば、最上段のチャンネル情報にフォーカスFcが表示されている状態でリモートコントローラRM1の上方向ボタンB13が押下操作されると、または最下段のチャンネル情報にフォーカスFcが表示されている状態でリモートコントローラRM1の下方向ボタンB14が押下操作されると、チャンネル情報リスト31に表示されるチャンネル情報が、上方向または下方向に1段ずつスクロールするようになされ、こうすることで、ユーザに対して、全チャンネルのチャンネル情報を確認させ得るようになされている。
また、このとき、音楽再生装置110の制御部112は、フォーカスFcにより選択されたチャンネル情報に対応するチャンネルのチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdを、その特徴位置より例えば数秒間ずつ連続再生することで、チャンネルで流れる曲をユーザに試聴させることができるようにもなされている。
そして音楽再生装置110の制御部112は、チャンネル情報を選択した状態で、リモートコントローラRM1の決定ボタンB17が押下操作されると、選択しているチャンネル情報のチェックボックスCBにチェックマークが付されているのであればこれをはずすことでチャンネル表示設定を「表示」から「非表示」に変更する一方、付されていないのであれば新たに付すことでチャンネル表示設定を「非表示」から「表示」に変更する。
その後、音楽再生装置110の制御部112は、リモートコントローラRM1に対するユーザ操作によりチャンネル表示設定画面140の閉じるボタン32が押下されると、このチャンネル表示設定画面140でのチャンネル表示設定(つまりチェックボックスCBのチェックマーク有無)を、各チャンネルに割り当てられているチャンネルプレイリストPLのリスト再生設定Ldiに反映して、このチャンネル表示設定画面140を閉じるようになされている。
このように、チャンネル表示設定画面140では、リモートコントローラRM1の操作に応じてチャンネル毎にチャンネル表示設定を変更し得るようになされている。そして、チャンネル表示設定が「非表示」に変更されたチャンネルについては、GUI画面(つまり選択画面120及び再生画面130)に表示されなくなり、当然選択もできなくなる。
これにより音楽再生装置110は、選択画面120及び再生画面130に表示して選択できるチャンネルをどのチャンネルにするかをユーザに設定させることができるので、例えば、選択画面120及び再生画面130に表示するチャンネル構成を、ユーザの好みに合うチャンネル構成にすることもできる。
つづけて、このチャンネル表示設定処理の手順について説明する。音楽再生装置110の制御部112は、MusicStationファンクション実行中に、リモートコントローラRM1の設定ボタンB12が押下操作されたことを認識すると、MusicStationファンクションのGUI画面をチャンネル表示設定画面140に切り換えると共に、図23に示すように、チャンネル表示設定処理手順RT13を開始して、ステップSP130に移る。
ステップSP130において制御部112は、フォーカスFcによりチャンネル情報を選択した状態で、リモートコントローラRM1の決定ボタンB17が押下操作されたか否か、つまり表示設定変更操作を受け付けたかどうかを判定する。このステップSP130で肯定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP131に移る。
ステップSP131において制御部112は、選択中のチャンネル情報の現在の表示設定が「表示」であるかどうかを判定する。このステップSP131で肯定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP132に移る。
ステップSP132において制御部112は、選択中のチャンネル情報のチェックボックスCBに付されたチェックマークをはずすことで、表示設定を「表示」から「非表示」に変更して、次のステップSP134に移る。
これに対して、上述のステップSP131で否定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP133に移る。ステップSP133において制御部112は、選択中のチャンネル情報のチェックボックスCBにチェックマークを付すことで、表示設定を「非表示」から「表示」に変更して、次のステップSP134に移る。
一方、上述のステップSP130で否定結果を得た場合、制御部112は、ステップSP131〜ステップSP133を省略して、ステップSP134に移る。
ステップSP134において制御部112は、リモートコントローラRM1を介して、チャンネル表示設定画面140の閉じるボタン32が押下されたかどうかを判定する。このステップSP134で否定結果を得ると、このとき制御部112は、再びステップSP130に戻り、表示設定変更操作の受付判定を行う。
これに対してこのステップSP134で肯定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP135に移り、チャンネル表示設定画面140でのチャンネル表示設定を、各チャンネルに割り当てられているチャンネルプレイリストPLのリスト再生設定Ldiに反映して、チャンネル表示設定画面140を閉じると共に、このチャンネル表示設定処理手順RT13を終了する。
このようなチャンネル表示設定処理手順RT13によって、音楽再生装置110は、リモートコントローラRM1の操作に応じてチャンネルの表示設定を変更するようになされている。
ここまで説明したように、この第1の実施の形態の音楽再生装置110は、リモートコントローラRM1の操作に対応するMusicStationファンクションを持ち、MusicStationファンクションの起動、チャンネル切換、曲切換、チャンネルの表示設定などを、リモートコントローラRM1の操作により容易に行うことができるようになされている。
ところで、この第1の実施の形態の音楽再生装置110には、MusicStationファンクションで扱うチャンネルの1つとして、時間帯(例えば、朝、昼、夕方、夜、深夜)に応じて割り当てられるチャンネルプレイリストPLが自動的に切り換わる特殊なチャンネル(これを、おまかせチャンネルとも呼ぶ)が用意されている。
また、このおまかせチャンネルに割り当てられるチャンネルプレイリストPLとして、音楽再生装置110には、朝に適した曲に対応する音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリスト(以下、朝用リストとも呼ぶ)PL、昼に適した曲に対応する音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリスト(以下、昼用リストとも呼ぶ)PL、夕方に適した曲に対応する音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリスト(以下、夕方用リストとも呼ぶ)PL、夜に適した曲に対応する音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリスト(以下、夜用リストとも呼ぶ)PL、深夜に適した曲に対応する音楽データAdに対応する音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリスト(以下、深夜用リストとも呼ぶ)PLといった、時間帯に応じたチャンネルプレイリストPLが用意されている。
ここで、この時間帯に応じたチャンネルプレイリストPLは、コンテンツ記憶部115に音楽データAdが記憶された場合に、自動的に更新されるようになされている。
具体的に言うと、例えば、夜用リストPLには、キーワードとして、「静か」が記されており、音楽再生装置110の制御部112は、コンテンツ記憶部115に音楽データAdを新たに記憶した後、このキーワード「静か」に基づき、コンテンツ記憶部115に記憶されている音楽データAdのなかから、曲の印象値の静かさを示す値が所定値以上の音楽データAdを選び出して、この選び出した音楽データAdで構成されるように夜用リストPLの構成を更新するようになされている。
そして、音楽再生装置110の制御部112は、MusicStationファンクション実行中、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14を介したチャンネル切換操作に従って、おまかせチャンネルを選択すると、計時部118より得られる時刻に基づいて現在の時間帯を特定し、この特定した時間帯に応じて、おまかせチャンネルに割り当てられた朝用リストPL、昼用リストPL、夕方用リストPL、夜用リストPL及び深夜用リストPLのうちの1つを指定し、この指定したリストに従って、音楽データAdを再生するようになされている。
このように、音楽再生装置110は、おまかせチャンネルを選択した場合、現在の時間帯に応じたチャンネルプレイリストPLを選択して、選択したチャンネルプレイリストPLに従って音楽データAdを再生することで、現在の時間帯に適した曲をユーザに聴かせることができるようになされている。
また、音楽再生装置110の制御部112は、リモートコントローラRM1に設けられたおまかせボタンB18が押下操作された場合、チャンネルリストCLのチャンネル番号CNの順番に関係なく、直ちに、選択中のチャンネルをおまかせチャンネルに切り換えることができるようにもなされている。このように、音楽再生装置110は、リモートコントローラRM1のおまかせボタンB18が押下操作されると、直ちに、おまかせチャンネルに切り換えることで、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14を介したチャンネル切換操作を省略して、より単純な操作で、現在の時間帯に適した曲をユーザに聴かせることができるようにもなされている。
ここで、おまかせチャンネルに切り換えたときの、チャンネルプレイリストPLの指定処理(以下、これをリスト指定処理とも呼ぶ)について、図24を用いて説明する。ちなみに、この処理は、上述したチャンネル切換処理手順RT11(図20)のステップSP110において切換後のチャンネル番号CNがおまかせチャンネルのチャンネル番号CNであった場合に、つづくステップSP111で実行される処理である。
すなわち音楽再生装置110の制御部112は、切換後のチャンネル番号CNがおまかせチャンネルのチャンネル番号CNであった場合、ステップSP111での処理としてリスト指定処理手順RT14を開始し、ステップSP140に移る。
ステップSP140において制御部112は、計時部118より得られる時刻に基づいて現在の時間帯を特定して、次のステップSP141に移る。ステップSP141において制御部112は、特定した時間帯に応じて、おまかせチャンネルに割り当てられた朝用リストPL、昼用リストPL、夕方用リストPL、夜用リストPL及び深夜用リストPLのうちの1つを指定して、指定リストPLをリスト記憶部117から読み出し、このリスト指定処理手順RT14を終了する(チャンネル切換処理手順RT11のステップSP112に移る)。
このようなリスト指定処理手順RT14によって、音楽再生装置110は、おまかせチャンネルに割り当てられた朝用リストPL、昼用リストPL、夕方用リストPL、夜用リストPL及び深夜用リストPLのうちの1つを指定するようになされている。
ちなみに、おまかせボタンB18が押下操作された場合、切換後のチャンネル番号CNはおまかせチャンネルのチャンネル番号CNとなるので、上述したチャンネル切換処理手順RT11のステップSP110を省略して、ただちにこのリスト指定処理手順RT4を開始すればよい。
(2−3)第1の実施の形態による動作及び効果
以上の構成において、音楽再生装置110は、コンテンツ記憶部115に記憶する複数の音楽データAdを、リスト記憶部117に記憶している、音楽データAdのコンテンツ識別情報である音楽データ情報Aiをリスト化した複数のチャンネルプレイリストPLにより管理する。
そして音楽再生装置110の制御部112は、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14の操作に従って、複数のチャンネルプレイリストPLのうちの1つをチャンネルの選択を介して選択すると共に、この選択したチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdのうちの1つを任意に選択して再生し、またリモートコントローラRM1の左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16の操作に従って、選択中のチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdのうちの1つを選択して再生する。
この結果、音楽再生装置110は、ユーザが所望する音楽データAdを再生するまでに、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14によるチャンネルプレイリストPLの選択と、左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16による音楽データAdの選択との多くて2段階の選択操作を行わせるだけで済み、またチャンネルプレイリストPLの選択に対応する上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14と音楽データAdの選択に対応する左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16とが別々のボタンであることにより、上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14によるチャンネルプレイリストPLの選択と、左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16による音楽データAdの選択とを平行して行うことができる。
また、この音楽再生装置110の制御部112は、選択中のチャンネルプレイリストPLの情報(割り当てられたチャンネル番号、リスト名、リスト説明)と、選択中の音楽データAdの情報(ジャケット画像、曲名、アーティスト名)とを同一画面上に表示するようにしたことにより、チャンネルプレイリストPLの内容と音楽データAdの内容とを同一画面上でユーザに確認させつつ、チャンネルプレイリストPL及び音楽データAdの選択操作を行わせることができる。
さらに、この音楽再生装置110の制御部112は、朝用リストPL、昼用リストPL、夕方用リストPL、夜用リストPL、深夜用リストPLといった、時間帯に応じたチャンネルプレイリストPLをリスト記憶部117に記憶し、現在の時間帯に応じて、これらのうちの1つを選択し、この選択したチャンネルプレイリストPLに従って音楽データAdを再生することにより、現在の時間帯に適した曲をユーザに聴かせることができるようになされている。
以上の構成によれば、この第1の実施の形態による音楽再生装置110は、ユーザが所望する音楽データAdを再生するまでに、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14によるチャンネルプレイリストPLの選択と、左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16による音楽データAdの選択との多くて2段階の選択操作を行わせるだけで済み、またチャンネルプレイリストPLの選択に対応する上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14と音楽データAdの選択に対応する左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16とが別々のボタンであることにより、上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14によるチャンネルプレイリストPLの選択と、左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16による音楽データAdの選択とを平行して行うことができるので、従来と比して一段と、所望コンテンツの再生を容易にすることができる。
(2−4)第1の実施の形態に対する他の実施の形態
尚、この第1の実施の形態では、上述した基本構成と同様、MusicStationファンクションを、前回起動時の最後に選択していたチャンネルを選択した状態で、起動するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、起動時に選択するチャンネルを、任意のチャンネルに固定するようにしてもよい。
この場合、起動時に選択するチャンネルの設定は、例えば、図25に示すような起動時チャンネル設定画面150を介して行う。音楽再生装置110の制御部112は、MusicStationファンクション実行中に、リモートコントローラRM1の設定ボタンB12が押下されたことを認識すると、この起動時チャンネル設定画面150を表示部113に表示する。
ちなみに、設定ボタンB12には、上述したチャンネル表示設定画面140の呼出命令も割り当てられているので、例えば、設定ボタンB12が押下される毎に、このチャンネル表示設定画面140の表示と起動時チャンネル設定画面150の表示とを切り換えるようにすればよい。また、チャンネル表示設定画面140の呼出命令に対応する設定ボタンと起動時チャンネル設定画面150の呼出命令に対応する設定ボタンとの2つを、リモートコントローラRM1に設けるようにしてもよい。
起動時チャンネル設定画面150には、起動時に選択されるチャンネルのチャンネル番号(例えば「Ch1」)が表示される起動時チャンネル表示ボックス151と、設定を終了して起動時チャンネル設定画面150を閉じるための閉じるボタン152とが配されている。
そして音楽再生装置110の制御部112は、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14の操作に従って、起動時チャンネル表示ボックス150に表示するチャンネル番号を切り換え、リモートコントローラRM1の操作により閉じるボタン152が押下されると、このとき起動時チャンネル表示ボックス151に表示しているチャンネル番号を、起動時に選択するチャンネルのチャンネル番号を示す情報(以下、起動時チャンネル情報とも呼ぶ)として、コンテンツ記憶部115またはリスト記憶部117に記憶する。
このようにして、音楽再生装置110の制御部112は、起動時に選択するチャンネルをユーザに設定させることができるようになされている。この場合、上述したMusicStationファンクション起動処理手順RT10のステップSP100での処理を、前回起動時の最後に選択していたチャンネルのチャンネル番号を取得するのではなく、起動時チャンネル情報に示されるチャンネル番号を取得するように変更すればよい。
さらに、これに限らず、MusicStationファンクション起動時に選択するチャンネルを、前回起動時の最後に選択していたチャンネルと、起動時のチャンネルとして設定したチャンネルとのどちらにするかを、ユーザに選択させて設定するようにしてもよい。この場合、例えば、起動時チャンネル情報に、前回起動時の最後に選択していたチャンネルのチャンネル番号または起動時のチャンネルとして設定したチャンネルのチャンネル番号のどちらかを記すようにすればよい。
ちなみに、ここでは、起動時に選択するチャンネルのチャンネル番号を示す情報、つまり最初に選択するチャンネルプレイリストPLを示すリスト選択情報として、起動時チャンネル情報を用いるようにしたが、最初に選択するチャンネルプレイリストPLを示す情報であれば、この他種々の情報を用いてもよい。
また、この第1の実施の形態では、上述した基本構成と同様、チャンネルプレイリストPLの曲順設定Lsにシャッフル再生する旨が示されていた場合、チャンネル初期化処理時(MusicStationファンクション起動処理手順RT10のステップSP103)に、このチャンネルプレイリストPLに示される再生曲順をランダムに並び替えることで、チャンネルプレイリスト内でのランダム再生を実現するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、チャンネル変更処理時(チャンネル切換処理手順RT11のステップSP113)に、このチャンネルプレイリストPLに示される再生曲順をランダムに並び替えるようにしてもよい。
また、これに限らず、例えば、曲切換時に、その都度、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdのうちの1つをランダムで選択することで、チャンネルプレイリストPL内でのランダム再生を実現するようにしてもよい。具体的には、例えば、曲切換処理手順RT12のステップSP120での処理に対して、選択中のチャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリストPLに曲順設定Lsにシャッフル再生する旨が示されていた場合には、このチャンネルプレイリストPL内でランダムに曲番号を選択して、この曲番号を切換後の曲番号とする処理を追加すればよい。
さらに、この第1の実施の形態では、操作部としてリモートコントローラRM1を用いた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、リモートコントローラRM1に設けられた各種ボタンと同様の機能を有する各種ボタンを音楽再生装置110の筐体に設けて、これを操作部としてもよい。
さらに、この第1の実施の形態では、第1の入力部101としてリモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14を用い、また、第2の入力部102としてリモートコントローラRM1の左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、第1の入力部101及に上下方向に回動可能なジョグダイヤルを用いると共に第2の入力部102に左右方向に回動可能なジョグダイヤルを用いるようにしてもよいし、この他種々の入力デバイスを用いるようにしてもよい。
さらに、この第1の実施の形態では、リモートコントローラRM1を介したチャンネル切換操作及び曲切換操作に応じて、選択した音楽データAdの再生を特徴位置(サビ位置、メロディが切り換わる位置など)から開始するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、先頭から開始するようにしてもよい。
さらに、この第1の実施の形態では、音楽再生装置110の制御部112が、朝用リストPL、昼用リストPL、夕方用リストPL、夜用リストPL及び深夜用リストPLを1まとめにした特定リストとしてのおまかせチャンネル選択時に、そのときの時間帯に応じて、これら朝用リストPL、昼用リストPL、夕方用リストPL、夜用リストPL及び深夜用リストPLのうちの1つを選択し、この選択したチャンネルプレイリストPLに従って音楽データAdを再生するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、時間帯に応じて、音楽データAd再生時の音量または音質を変更するようにしてもよい。
この場合、音楽再生装置110には、音楽データAd再生時の音量設定として、例えば、朝用音量設定、昼用音量設定、夕方用音量設定、夜用音量設定、深夜用音量設定が用意されている。具体的に言うと、例えば、朝用音量設定の音量が最も大きく、次いで昼用音量設定、夕方用音量設定、夜用音量設定、深夜用音量設定の順に音量が小さくなるように設定されている。
そして、音楽再生装置110の制御部112は、音楽データAdの再生時に、そのときの時間帯に応じて、朝用音量設定、昼用音量設定、夕方用音量設定、夜用音量設定、深夜用音量設定のうちの1つを選択し、この選択した音量設定に基づく音量で音楽データAdが再生されるよう再生部116での増幅を制御する。これにより、音楽再生装置110は、現在の時間帯に適した音量で音楽をユーザに聴かせることができる。
また一方で、音楽再生装置110には、音楽データAd再生時の音質設定として、例えば、朝用音質設定、昼用音質設定、夕方用音質設定、夜用音質設定、深夜用音質設定が用意されている。具体的に言うと、例えば、朝用音質設定の低音強調度が最も大きく、次いで昼用音量設定、夕方用音量設定、夜用音量設定、深夜用音量設定の順に低音強調度が小さくなるように設定されている。
そして、音楽再生装置110の制御部112は、音楽データAdの再生時に、そのときの時間帯に応じて、朝用音質設定、昼用音質設定、夕方用音質設定、夜用音質設定、深夜用音質設定のうちの1つを選択し、この選択した音質設定に基づく音質で音楽データAdが再生されるよう再生部116でのイコライジングを制御する。これにより、音楽再生装置110は、現在の時間帯に適した音質で音楽をユーザに聴かせることができる。
さらに、これら音量または音質だけでなく、表示部113の明るさまたは色合を変更するようにしてもよい。この場合、音楽再生装置110には、表示部113の明るさ設定として、例えば、朝用明るさ設定、昼用明るさ設定、夕方用明るさ設定、夜用明るさ設定、深夜用明るさ設定が用意されている。具体的に言うと、例えば、朝用明るさ設定が最も暗く、次いで昼用音量設定、夕方用音量設定、夜用音量設定、深夜用音量設定の順に明るくなるように設定されている。
そして、音楽再生装置110の制御部112は、装置起動時に、そのときの時間帯に応じて、朝用明るさ設定、昼用明るさ設定、夕方用明るさ設定、夜用明るさ設定、深夜用明るさ設定のうちの1つを選択し、この選択した明るさ設定に基づく明るさでGUI画面を表示部113に表示する。これにより、音楽再生装置110は、現在の時間帯に適した明るさでGUI画面をユーザに見せることができる。
また一方で、音楽再生装置110には、表示部113の色合設定として、例えば、朝用色合設定、昼用色合設定、夕方用色合設定、夜用色合設定、深夜用色合設定が用意されている。具体的に言うと、例えば、朝用色合設定が最も明るい感じの色合で、次いで昼用音量設定、夕方用音量設定、夜用音量設定、深夜用音量設定の順に暗い感じの色合になるように設定されている。
そして、音楽再生装置110の制御部112は、装置起動時に、そのときの時間帯に応じて、朝用色合設定、昼用色合設定、夕方用色合設定、夜用色合設定、深夜用色合設定のうちの1つを選択し、この選択した色合設定に基づく色合でGUI画面を表示部113に表示する。これにより、音楽再生装置110は、現在の時間帯に適した色合でGUI画面をユーザに見せることができる。
さらに、この第1の実施の形態では、チャンネルプレイリストPLの選択の可否(つまり表示の有無)を示すリスト選択可否情報として、リスト情報Liに含まれるリスト再生設定Ldiを用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、チャンネルプレイリストPLの選択の可否(つまり表示の有無)を示す情報であれば、この他種々の情報を用いてもよい。
さらに、この第1の実施の形態では、チャンネルプレイリストPL内の再生順序を規定するリスト再生順序情報として、曲順設定Lsを用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、チャンネルプレイリストPL内の再生順序を規定する情報であれば、この他種々の情報を用いてもよい。
さらに、この第1の実施の形態では、第1の表示としての再生画面130と、第2の表示として選択画面120とを切り換えて表示するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これら選択画面120及び再生画面130とは異なる画面を、第1の画面及び第2の画面として切り換えるようにしてもよい。
さらに、この第1の実施の形態では、リスト情報Liのリスト説明Ldeに、チャンネルプレイリストPLの特徴を示すキーワードを、文字情報(例えば「明るい」)として記すようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば「KW01」などのようにキーワードを識別する識別情報として記すなど、文字情報以外の情報として記すようにしてもよい。この場合、音楽再生装置110の制御部112は、例えば、このリスト説明Ldeに記された識別情報「KW01」に基づいてキーワード「明るい」を認識する。
さらに、この第1の実施の形態では、再生画面130を表示している状態で、チャンネル切換操作または曲切換操作が行われると、GUI画面を再生画面130から選択画面120に切り換えるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、再生画面130を表示している状態で、チャンネル切換操作が行われた場合のみ、GUI画面を再生画面130から選択画面120に切り換えるようにして、曲切換操作が行われた場合には、再生画面130のまま、再生画面130に表示される曲名、アーティスト名、ジャケット画像Jpを切り換えるようにしてもよい。
(3)第2の実施の形態
(3−1)第2の実施の形態の概要
次に、第2の実施の形態の概要を説明する。ちなみにこの概要を説明した後、第2の実施の形態の具体例の説明に移る。
図26に示すように、コンテンツ再生装置200は、一以上のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶部201と、コンテンツを識別するコンテンツ識別情報を有する複数のリストを記憶するリスト記憶部202と、リスト記憶部202に記憶されたリストに基づいてコンテンツ記憶部201に記憶されたコンテンツを再生する再生部203と、操作入力を受け付ける入力部204と、リスト記憶部202に記憶されたリストのうちの一のリストを選択すると共に、選択しているリストに基づいて再生部203がコンテンツを再生しているときに入力部204からの所定の操作入力を検出すると、再生されているコンテンツのコンテンツ識別情報と選択しているリストのリスト識別情報とを一時記憶部205に記憶し、再度入力部204からの所定の操作入力を検出すると、このとき選択しているリストのリスト識別情報と一時記憶部205に記憶しているリスト識別情報とが一致するかどうか判定し、一致しない場合にはこのとき選択しているリストに一時記憶部205に記憶しているコンテンツ識別情報を追加するように制御する制御部206とを有する。
尚、コンテンツ記憶部201及びリスト記憶部202が、上述した基本構成となるコンテンツ再生装置1(図1)の記憶部6に対応するものであり、入力部204がコンテンツ再生装置1の操作部2に対応するものであり、また、再生部203及び制御部206が、それぞれコンテンツ再生装置1の再生部7及び制御部3に対応するものである。
このような構成を有することで、この第2の実施の形態によるコンテンツ再生装置200は、ユーザに対して、コンテンツの内容を認識させたうえで、ユーザが所望するコンテンツを、所定の操作を2回繰り返すという単純な操作により他のリストに追加することができるので、従来と比して一段と、ユーザの意図通りの編集を容易にすることができる。
(3−2)第2の実施の形態の具体例
つづけて、この第2の実施の形態の具体例を説明する。図27に示す音楽再生装置210は、上述したコンテンツ再生装置200の具体例であり、図13との同一部分に同一符号を付して示すように、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110と比較して、計時部118を有していない点と、新たに一時記憶部211を有している点とが異なる構成を有している。
また、図14との同一部分に同一符号を付して示す図28に示すように、この音楽再生装置210のリモートコントローラRM2は、第1の実施の形態の音楽再生装置110のリモートコントローラRM1と比較して、おまかせボタンB18に代えて後述するリクエストボタンB20が設けられている点が異なる構成を有している。
尚、このリモートコントローラRM2に設けられたリクエストボタンB20が、上述したコンテンツ再生装置200(図26)の入力部204に対応するものであり、また音楽再生装置210の制御部112、コンテンツ記憶部115、再生部116、リスト記憶部117、一時記憶部211が、それぞれ上述したコンテンツ再生装置200の制御部206、コンテンツ記憶部201、再生部203、リスト記憶部202、一時記憶部205に対応するものである。
そして、この音楽再生装置210は、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110と同様、ダウンロードファンクション、CD録音ファンクション、通常再生ファンクション、CD再生ファンクション、MusicStationファンクションを持ち、リモートコントローラRM2に対する操作に応じて、制御部112が、これらのファンクションに応じた処理を実行するようになされている。
ここで、この音楽再生装置210が持つMusicStationファンクションについて説明する。まず、この音楽再生装置210が持つMusicStationファンクションでの音楽データAdの管理方法について説明する。この管理方法については、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110による管理方法と同様であり、その詳細は、上述の第1の実施の形態の説明を参照とする。
すなわち、この第2の実施の形態による音楽再生装置210は、図2に示すように、チャンネルリストCLにより複数のチャンネルプレイリストPLを管理するようになされ、さらに複数のチャンネルプレイリストPLのそれぞれによって音楽データAdの再生曲順を管理するようになされている。
また、このMusicStationファンクションには、上述した第1の実施の形態と同様、新しく追加した曲、再生回数の少ない曲、ノリのよい曲、明るい曲、クラシックの曲、ヘビメタの曲などのように、ユーザが要求すると考えられる分類毎にチャンネルプレイリストPLが用意され、音楽再生装置210の制御部112が、音楽データAdの記憶または再生に応じて、コンテンツ記憶部115に記憶している音楽データAdを、その再生回数、曲の印象値、ジャンルなどを基に、用意されたチャンネルプレイリストPLのうちの該当するチャンネルプレイリストPLに登録するようにして、チャンネルプレイリストPLを自動的に更新するようになされている。
そして、音楽再生装置210は、GUI画面上で、新しく追加した曲、再生回数の少ない曲、ノリのよい曲、明るい曲、クラシックの曲、ヘビメタの曲などのように分類されたチャンネルプレイリストPLをチャンネルとして、リモートコントローラRM2に対するユーザ操作に応じて選択することにより、ラジオのチャンネルを切り換える感覚で、ユーザが所望の曲を容易に見付けだすことができるようになされている。
さらに、MusicStationファンクションでのGUI画面についても、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110のGUI画面と同様の画面構成であり、その詳細は、上述の第1の実施の形態の説明を参照とする。
すなわち、この第2の実施の形態による音楽再生装置210は、図15に示す選択画面120を介してチャンネルの内容及び曲の内容をユーザに視認させつつ、リモートコントローラRM2の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14に対するユーザ操作に従って、チャンネルを切り換えて選択すると共に、リモートコントローラRM2の左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16に対するユーザ操作に従って、曲を切り換えて選択するようになされている。
また、音楽再生装置210は、所定条件(決定ボタンB17の押下または操作なく所定時間経過)に基づいて選択画面120を再生画面130に切り換え、この再生画面130を介して、選択されたチャンネル及び曲の内容をユーザに視認させ得るようになされている。
さらに、このGUI画面の切り換えに伴う音楽データAdの再生制御についても、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110による再生制御と同様であり、その詳細は、上述の第1の実施の形態の説明を参照とする。
すなわち、この第2の実施の形態による音楽再生装置210は、選択画面120表示時には選択中の音楽データAdを特徴位置より再生する部分再生モードに遷移し、再生画面130表示時には選択中の音楽データAdを通常再生する通常再生モードに遷移するようになされ、どちらのモードに切り換わろうとMusicStationファンクション実行中は常に音楽データAdを途切れることなく再生するようになされている。
かくするにつき、音楽再生装置210は、このMusicStationファンクション実行時、第1の実施の形態の音楽再生装置110と同様、リモートコントローラRM2の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14の操作に従って、あたかもラジオのプリセット局を切り換える感覚で、チャンネル単位でチャンネルプレイリストPLを切り換えることができると共に、左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16の操作に従って、チャンネル内で再生する曲を切り換えることができ、これにより、ユーザに対して、ラジオ局より放送される音楽を聴くような感覚で、一段と容易に所望の曲を聴取させることができるようになされている。
さらに、MusicStationファンクション起動処理、チャンネル切換処理、曲切換処理の手順についても、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110により実行される処理の手順と同様であり、その詳細は、上述の第1の実施の形態の説明を参照とする。
さらに、MusicStationファンクションでのチャンネルの表示設定方法についても、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110による表示設定方法と同様であり、その詳細は、上述の第1の実施の形態の説明を参照とする。
すなわち、この第2の実施の形態による音楽再生装置210は、図22に示すチャンネル表示設定画面140を介してチャンネル毎にチャンネル表示設定を「表示」または「非表示」に変更し得るようになされている。
ここまで説明したように、この第2の実施の形態の音楽再生装置210は、上述した第1の実施の形態と同様、リモートコントローラRM2の操作に対応するMusicStationファンクションを持ち、MusicStationファンクションの起動、チャンネル切換、曲切換、チャンネルの表示設定などを、リモートコントローラRM2の操作により容易に行うことができるようになされている。
ところで、この第2の実施の形態によるMusicStationファンクションでは、上述したように、ユーザが要求すると考えられる分類毎にチャンネルプレイリストPLが用意され、音楽再生装置210の制御部112が、コンテンツ記憶部115に記憶している音楽データAdを、その再生回数、曲の印象値、ジャンルなどを基に、該当するチャンネルプレイリストPLに自動的に登録するようになされている。
このように、音楽再生装置210は、自動的に、音楽データAdをその分類に該当するチャンネルプレイリストPLへ登録することで、ユーザへの負担を軽減できる一方、このように音楽データAdのチャンネルプレイリストPLへの登録を自動で行う場合、必ずしもユーザの意図通りに、音楽データAdのチャンネルプレイリストPLへの登録が行われるとは限らない。
そこで、この第2の実施の形態の音楽再生装置210は、音楽データAdのチャンネルプレイリストPLへの登録を自動で行った後、ユーザからの要求(リクエスト)に応じて、再生中の音楽データAdを現在登録されているチャンネルプレイリストPLから削除、または別のチャンネルプレイリストPLへ追加登録できるようになされている。
ここで、再生中の音楽データAdを現在登録されているチャンネルプレイリストPLから削除、または別のチャンネルプレイリストPLへ追加登録する方法(以下、これをリスト編集方法とも呼ぶ)の手順について説明する。
音楽再生装置210の制御部112は、MusicStationファンクション実行中に、リモートコントローラRM2に設けられたリクエストボタンB20が押下されると、このとき再生している音楽データAdをリクエスト(現在登録されているチャンネルプレイリストPLからの削除または別のチャンネルプレイリストPLへの追加登録)の対象として指定するようユーザに指示されたと認識して、再生中の音楽データAdの音楽データ情報Aiと、選択中のチャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリストPL(つまり再生中の音楽データAdが現在登録されているチャンネルプレイリストPL)のリスト情報Liとを一時記憶部211に記憶することにより再生中の音楽データAdをリクエスト対象に指定すると共に、図29に示すように、このとき表示している選択画面120または再生画面130に重ねるようにして、再生中の音楽データAdをリクエスト対象に指定した旨をユーザに通知するためのリクエスト受付ダイアログ220を表示する。
このリクエスト受付ダイアログ220には、再生中の音楽データAdをリクエスト対象に指定した旨を示す文字情報(例えば、「現在の再生曲“虹を見ながら”をリクエストボックスに保存しました。」)221が記されると共に、このリクエスト受付ダイアログ220を閉じるための閉じるボタン222が配されている。
そして、音楽再生装置210の制御部112は、リモートコントローラRM2に対するユーザ操作により閉じるボタン222が押下されると、このリクエスト受付ダイアログ220を閉じるようになされている。
その後、再度リクエストボタンB20が押下されると、音楽再生装置210の制御部112は、このとき選択しているチャンネルのチャンネルプレイリストPLが、前回リクエストボタンB20が押下されたときに選択していたチャンネルのチャンネルプレイリストPLと同一であるか否かを、一時記憶部211に記憶しているリスト情報Liより判断する。
そして同一であると判断した場合、制御部112は、前回リクエストボタンB20が押下されたときと同じチャンネルが選択された状態で再度リクエストボタンB20が押下されたことから、前回リクエストボタンB20が押下されたときにリクエスト対象に指定した音楽データAdを、選択中のチャンネルのチャンネルプレイリストPL(つまりリクエスト対象の音楽データAdが現在登録されているチャンネルプレイリストPL)から削除するようユーザにリクエストされたと認識すると共に、図30に示すように、このとき表示している選択画面120または再生画面130に重ねるようにして、リクエスト対象の音楽データAdを選択中のチャンネルのチャンネルプレイリストPLから削除してもよいか確認するための削除確認ダイアログ230を表示する。
この削除確認ダイアログ230には、リクエスト対象の音楽データAdを選択中のチャンネルのチャンネルプレイリストPLから削除してもよいかを確認する内容の文字情報(例えば、「リクエストボックスの曲“虹を見ながら”をCh3 Head Beat Hard Jukeから削除しますか?」)231が記されると共に、削除処理を実行するための削除実行ボタン232と、削除処理を中止するための削除中止ボタン233と、リクエスト対象の音楽データAdをリクエスト対象から外してリクエストを解除するためのリクエスト解除ボタン234とが設けられている。
そして、音楽再生装置210の制御部112は、リモートコントローラRM2に対するユーザ操作により削除実行ボタン232が押下されると、削除処理を実行する。
具体的に言うと、音楽再生装置210の制御部112は、選択中のチャンネルプレイリストPL内の、一時記憶部211に記憶している音楽データ情報Aiと一致する音楽データ情報Aiの音楽データ再生設定Adiを「再生許可」から「再生禁止」に変更する。ここで、このMusicStationファンクションでは、音楽データ再生設定Adiが「再生許可」であれば、この音楽データ再生設定Adiに対応する音楽データAdの属性情報Ti(ジャケット画像、曲名、アーティスト名)のGUI画面での表示を許可する一方、「再生禁止」であれば、対応する音楽データAdの属性情報TiのGUI画面での表示を禁止するようになされている。
つまり、リクエスト対象の音楽データAdの音楽データ再生設定Adiを「再生禁止」にすることは、この音楽データAdが登録されているチャンネルプレイリストPLから再生されなくなると共に、その属性情報TiがGUI画面に表示されなくなることを意味し、結果として、リクエスト対象の音楽データAdを現在登録中のチャンネルプレイリストPLから削除することと同義となる。
よって、音楽再生装置210の制御部112は、削除実行ボタン232が押下されると、リクエスト対象の音楽データAdの音楽データ再生設定Adiを「再生禁止」に変更することで、この音楽データAdを選択中のチャンネルプレイリストPLから削除したことにして、この削除確認ダイアログ230を閉じるようになされている。また、このようにして、削除処理を実行した後、音楽再生装置210の制御部112は、一時記憶部211から音楽データ情報Ai及びリスト情報Liを消去することで、リクエスト対象の指定を解除するようになされている。
また、削除中止ボタン233が押下された場合、音楽再生装置210の制御部112は、削除処理を実行せずに、この削除確認ダイアログ230を閉じるようになされている。この場合、音楽再生装置210の制御部112は、まだリクエストに応じた処理を実行していないので、一時記憶部211に記憶している音楽データ情報Ai及びリスト情報Liは、そのまま保持するようになされている。
さらに、リクエスト解除ボタン234が押下された場合、音楽再生装置210の制御部112は、一時記憶部211から音楽データ情報Ai及びリスト情報Liを消去することでリクエスト対象の指定を解除して、この削除確認ダイアログ230を閉じるようになされている。
このように、音楽再生装置210の制御部112は、リクエスト対象の音楽データAdを現在登録されているチャンネルプレイリストPLから削除するようリクエストされた場合には、削除確認ダイアログ230を介して、削除するか否かをユーザに確認させたうえで、ユーザの指示の基、削除処理の実行、中止、リクエストの解除を行うようになされている。
一方で、再度リクエストボタンB20が押下されたときに選択しているチャンネルのチャンネルプレイリストPLが、前回リクエストボタンB20が押下されたときに選択していたチャンネルのチャンネルプレイリストPLと異なっている場合、音楽再生装置210の制御部112は、前回リクエストボタンB20が押下されたときと違うチャンネルを選択した状態で再度リクエストボタンB20が押下されたことから、前回リクエストボタンB20が押下されたときにリクエスト対象に指定した音楽データAdを、選択中のチャンネルのチャンネルプレイリストPLに追加登録するようユーザにリクエストされたと認識すると共に、図31に示すように、このとき表示している選択画面120または再生画面130に重ねるようにして、リクエスト対象の音楽データAdを選択中のチャンネルのチャンネルプレイリストPLに追加登録してよいか確認するための追加確認ダイアログ240を表示する。
この追加確認ダイアログ240には、リクエスト対象の音楽データAdを選択中のチャンネルのチャンネルプレイリストPLに追加登録してもよいかを確認する内容の文字情報(例えば、「リクエストボックスの曲“虹を見ながら”をCh4 Zen Styleに追加登録しますか?」)241が記されると共に、追加登録処理を実行するための追加登録実行ボタン242と、追加登録処理を中止するための追加登録中止ボタン243と、リクエスト対象の音楽データAdをリクエスト対象から外してリクエストを解除するためのリクエスト解除ボタン244とが設けられている。
そして、音楽再生装置210の制御部112は、リモートコントローラRM2に対するユーザ操作により追加登録実行ボタン242が押下されると、選択中のチャンネルプレイリストPLの最後尾に、一時記憶部211に記憶している音楽データ情報Aiを追加登録することで、リクエスト対象の音楽データAdを選択中のチャンネルプレイリストPLに追加登録して、この追加確認ダイアログ240を閉じるようになされている。また、このようにして、追加登録処理を実行した後、音楽再生装置210の制御部112は、一時記憶部211から音楽データ情報Ai及びリスト情報Liを消去することで、リクエスト対象の指定を解除するようになされている。
また、追加登録中止ボタン243が押下された場合、追加登録処理をせずに、この追加確認ダイアログ240を閉じるようになされている。この場合、音楽再生装置210の制御部112は、まだリクエストに応じた処理を実行していないので、一時記憶部211に記憶している音楽データ情報Ai及びリスト情報Liは、そのまま保持するようになされている。
さらに、リクエスト解除ボタン244が押下された場合、音楽再生装置210の制御部112は、一時記憶部211から音楽データ情報Ai及びリスト情報Liを消去することでリクエスト対象の指定を解除して、この追加確認ダイアログ240を閉じるようになされている。
このように、音楽再生装置210の制御部112は、リクエスト対象の音楽データAdを他のチャンネルプレイリストPLに追加登録するリクエストされた場合には、追加確認ダイアログ240を介して、追加登録するか否かをユーザに確認させたうえで、ユーザの指示の基、追加登録処理の実行、中止、リクエストの解除を行うようになされている。
ここまで説明したように、この音楽再生装置210では、リクエストボタンB20が押下されたときに再生している音楽データAdをリクエスト対象に指定して、再度リクエストボタンB20が押下されたときに選択しているチャンネルが、前回リクエストボタンB20が押下されたときに選択していたチャンネルと同一チャンネルであれば、リクエスト対象の音楽データAdを選択しているチャンネルのチャンネルプレイリストPLから削除する一方、同一チャンネルでなければ、リクエスト対象の音楽データAdを選択しているチャンネルのチャンネルプレイリストPLに追加登録するようになされている。
これにより、音楽再生装置210は、音楽データAdに基づく曲を聴かせてその内容をユーザに認識させたうえで、リクエストボタンB20の押下を2回繰り返すという単純な操作で、音楽データAdを現在登録されているチャンネルプレイリストPLから削除したり、他のチャンネルプレイリストPLに追加登録すること、つまりチャンネルプレイリストPLの編集を行うことができるようになされている。
つづけて、このリスト編集の処理(以下、これをリスト編集処理とも呼ぶ)の手順について説明する。音楽再生装置210の制御部112は、MusicStationファンクション実行中に、リモートコントローラRM2のリクエストボタンB20が押下操作されたことを認識すると、図32に示すように、リスト編集処理手順RT20を開始して、ステップSP200に移る。
ステップSP200において制御部112は、一時記憶部211に音楽データ情報Ai及びリスト情報Liが既に記憶されているかどうかを判定する。このステップSP200で否定結果を得ると、このことは、リクエスト対象となる音楽データAdを指定していない状態であることを意味し、このとき制御部112は、ステップSP201に移る。
ステップSP201において制御部112は、再生中の音楽データAdの音楽データ情報Aiを一時記憶部211に記憶して、次のステップSP202に移る。ステップSP202において制御部112は、現在選択中のチャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリストPLのリスト情報Liを一時記憶部211に記憶して、次のステップSP203に移る。ステップSP203において制御部112は、リクエスト受付ダイアログ220を表示して、このリスト編集処理手順RT20を終了する。
これに対して、上述のステップSP200で肯定結果を得ると、このことは、リクエスト対象となる音楽データAdが指定されている状態であることを意味し、このとき制御部112は、ステップSP204に移る。
ステップSP204において制御部112は、一時記憶部211に記憶されているリスト情報Liにより識別されるチャンネルプレイリストPLと、現在選択中のチャンネルのチャンネルプレイリストPLとが同じであるかどうかを判定する。このステップSP204で肯定結果を得ると、このことは、前回リクエストボタンB20が押下されたときと同じチャンネルで再度リクエストボタンB20が押下されたこと、つまり、リクエスト対象の音楽データを、選択中のチャンネルのチャンネルプレイリストPLから削除するようリクエストされていることを意味し、このとき制御部112は、ステップSP205に移る。
ステップSP205において制御部112は、削除確認ダイアログ230を表示して、次のステップSP206に移る。ステップSP206において制御部112は、削除確認ダイアログ230の削除実行ボタン232が押下されたかどうかを判定する。このステップSP206で肯定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP207に移り、リクエスト対象の音楽データAdの音楽データ再生設定Adiを「再生禁止」に変更(つまり属性情報Tiの表示設定を「非表示」に変更)することで、この音楽データAdを選択中のチャンネルプレイリストPLから削除したことにすると共に、削除確認ダイアログ230を閉じて、さらに一時記憶部211から音楽データ情報Ai及びリスト情報Liを消去することでリクエスト対象の指定を解除した後、このリスト編集処理手順RT20を終了する。
これに対して、上述のステップSP206で否定結果を得ると、このとき制御部112は、削除処理を実行せずに、削除確認ダイアログ230を閉じて、このリスト編集処理手順RT20を終了する。
また一方で、上述のステップSP204で否定結果を得ると、このことは、前回リクエストボタンB20が押下されたときと違うチャンネルで再度リクエストボタンB20が押下されたこと、つまり、リクエスト対象の音楽データを、選択中のチャンネルのチャンネルプレイリストPLに追加登録するようリクエストされていることを意味し、このとき制御部112は、ステップSP208に移る。
ステップSP208において制御部112は、追加確認ダイアログ240を表示して、次のステップSP209に移る。ステップSP209において制御部112は、追加確認ダイアログ240の追加登録実行ボタン242が押下されたかどうかを判定する。このステップSP209で肯定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP210に移り、リクエスト対象の音楽データAdの音楽データ情報Aiを選択中のチャンネルプレイリストPLに追加登録すると共に、追加確認ダイアログ240を閉じて、さらに一時記憶部211から音楽データ情報Ai及びリスト情報Liを消去することでリクエスト対象の指定を解除した後、このリスト編集処理手順RT20を終了する。
これに対して、上述のステップSP209で否定結果を得ると、このとき制御部112は、追加登録処理を実行せずに、追加確認ダイアログ240を閉じて、このリスト編集処理手順RT20を終了する。
このようなリスト編集処理手順RT20によって、音楽再生装置210は、リスト編集を行うようになされている。
ところで、ここまで説明したように、このMusicStationファンクションは、コンテンツ記憶部115に記憶されている音楽データAdに基づく曲を、ラジオを聴くような感覚でユーザに提供するファンクションであり、当然のことながらコンテンツ記憶部115に少なくとも1個以上の音楽データAdが記憶されていないと曲を提供できない。換言すると、このMusicStaionファンクションでは、コンテンツ記憶部115に記憶されている音楽データAdの数が多いほど、多彩なチャンネルを提供できるとも言える。
そこで、音楽再生装置210の制御部112は、例えば、コンテンツ記憶部115に1個も音楽データAdが記憶されていない場合、MusicStaionファンクション起動時に、図33に示すような、コンテンツ記憶部115に音楽データAdが1個も記憶されていない旨をユーザに通知するためのデータ無通知ダイアログ250を表示部113に表示する。
このデータ無通知ダイアログ250には、コンテンツ記憶部115に音楽データAdが1個も記憶されていない旨を示す文字情報(例えば「MusicStationで再生する曲がありません。」)251、及び音楽データAdの追加(録音、ダウンロードなど)をユーザに促す内容の文字情報(例えば「音楽の録音、取込をすることでMusicStationを楽しむことが出来ます。」)252が記されると共に、このデータ無通知ダイアログ250を閉じるための閉じるボタン253が設けられている。
そして、音楽再生装置210の制御部112は、リモートコントローラRM2に対するユーザ操作により閉じるボタン253が押下されると、このデータ無通知ダイアログ250を閉じると共に、MusicStationファンクションを終了するようになされている。
こうすることで、音楽再生装置210の制御部112は、コンテンツ記憶部115に音楽データAdが1個も記憶されていない場合に、この旨を、データ無通知ダイアログ250を介してユーザに通知することができると共に、音楽データAdを追加することによりMusicStationファンクションが楽しめるようになる旨をユーザに認識させることができ、この結果、ユーザに対して音楽データAdの追加を促すことができるようになされている。
くわえて、このMusicStationファンクションでは、リスト再生設定Ldiが「再生許可」のチャンネルプレイリストPL(つまり、チャンネルとしてGUI画面に表示されるチャンネルプレイリストPL)であっても、登録されている音楽データAdの数が所定数未満(例えば3個未満)であれば、そのチャンネルプレイリストPLに登録された音楽データAdを再生しないようになされている。
実際上、音楽再生装置210の制御部112は、MusicStationファンクション実行中に、チャンネル切換操作などに応じて、リスト再生設定Ldiが「再生許可」でありながら登録されている音楽データAdの数が例えば0個のチャンネルプレイリストPLが割り当てられたチャンネルを選択すると、現在再生中の音楽データAdの再生を停止すると共に、図34に示すように、選択画面120の曲選択領域12に、現在選択中のチャンネルのチャンネルプレイリストPLに登録される音楽データAdの数が所定数に達すればこのチャンネルで音楽データAdの再生を開始する旨を示す文字情報(例えば「あと3曲でこのチャンネルから再生が開始されます。」)260を表示する。
このように、音楽再生装置210は、音楽データAdを追加することで新たなチャンネルが楽しめるようになる旨をユーザに認識させることができ、ユーザに対して、より一層音楽データAdの追加を促すことができるようになされている。
かくして、音楽再生装置210は、コンテンツ記憶部115に記憶される音楽データAdの数が多いほどMusicStationファンクションがより楽しめるようになる旨をユーザに伝えて、音楽データAdの追加を一段と促すことができるようになされている。
ちなみに、音楽再生装置210の制御部112は、例外として、デフォルトチャンネルや以前に1度でも音楽データAdを再生したことのあるチャンネルを選択した場合には、これらのチャンネルに割り当てられているチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数が所定数未満であっても、少なくとも1個の音楽データAdが登録されてさえいれば、文字情報260を表示することなく、音楽データAdを再生するようになされている。
こうすることで、コンテンツ記憶部115に音楽データAdが記憶されているにも関わらず再生可能なチャンネルプレイリストPLが1個もないような状況を回避することができる。
つづけて、このような音楽データAdの追加を促す処理(以下、これを追加促し処理とも呼ぶ)の手順について説明する。音楽再生装置210の制御部112は、MusicStationファンクションを起動すると、図35に示すように、追加促し処理手順RT21を開始して、ステップSP220に移る。
ステップSP220において制御部112は、コンテンツ記憶部115に記憶されている音楽データAdの数を確認して、次のステップSP221に移る。ステップSP221において制御部112は、ステップSP220での確認結果を基にコンテンツ記憶部115に音楽データAdが存在するかどうかを判定する。
このステップSP221で否定結果を得ると、このことは、コンテンツ記憶部115に1個も音楽データAdが記憶されていないことを意味し、このとき制御部112は、ステップSP222に移る。ステップSP222において制御部112は、データ無通知ダイアログ250を表示した後、この追加促し処理手順RT21を終了する。
これに対してステップSP221で肯定結果を得ると、このことは、コンテンツ記憶部115に少なくとも1個以上の音楽データAdが記憶されていることを意味し、このとき制御部112は、ステップSP223に移る。ステップSP223において制御部112は、現在選択中のチャンネルのチャンネルプレイリストPLに所定数以上の音楽データAdが登録されているかどうかを判定する。
このステップSP223で否定結果を得ると、このことは、選択中のチャンネルのチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数が所定数に達していないことを意味し、このとき制御部112は、ステップSP224に移る。
ステップSP224において制御部112は、選択中のチャンネルプレイリストPLがデフォルトプレイリストDPLまたは以前に1度でも音楽データAdを再生したことのあるチャンネルプレイリストPLであるかどうかを判定する。ちなみにチャンネルプレイリストPLが1度でも音楽データAdを再生したことがあるかどうかを示す情報は、コンテンツ記憶部115またはリスト記憶部117に記憶され、チャンネルプレイリストPLにしたがってはじめて音楽データAdが再生された際に、更新されるようになされている。
このステップSP224で否定結果を得ると、このことは、選択中のチャンネルプレイリストPLがデフォルトプレイリストDPLではなく、1度も音楽データAdを再生したことのないチャンネルプレイリストPLであることを意味し、このとき制御部112は、ステップSP225に移る。
ステップSP225において制御部112は、再生中の音楽データAdの再生を停止すると共に、選択画面120の曲選択領域12に、選択中のチャンネルのチャンネルプレイリストPLに登録された音楽データAdの数が所定数に達すればこのチャンネルで音楽データAdの再生を開始する旨を示す文字情報260を表示して、この追加促し処理手順RT21を終了する。
これに対してステップSP223で肯定結果を得ると、このことは、選択中のチャンネルのチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数が所定数に達していることを意味し、このとき制御部112は、ステップSP226に移る。またステップSP224で肯定結果を得た場合も、制御部112は、ステップSP226に移る。
ステップSP226において制御部112は、チャンネル選択時の通常処理(すなわち、図19に示したMusicStationファンクション起動処理手順RT10のステップSP106〜SP108の処理、または図20に示したチャンネル切換処理手順RT11のステップSP115〜ステップSP118の処理)を実行した後、この追加促し処理手順RT21を終了する。
このような追加促し処理手順RT21によって、音楽再生装置210は、コンテンツ記憶部115に記憶されている音楽データAdの数に応じて、音楽データAdの追加を促すようになされている。
ちなみに、ここでは説明の便宜上、この追加促し処理手順RT21を、上述したMusicStationファンクション起動処理手順RT10(図19)及びチャンネル切換処理手順RT11(図20)と分けて説明したが、実際には、MusicStationファンクション起動処理手順RT10及びチャンネル切換処理手順RT11内で実行される処理である。
例えば、この追加促し処理手順RT21のステップSP220、SP221は、MusicStationファンクション起動処理手順RT10のステップSP100の前段で実行される処理であり、またこの追加促し処理手順RT21のステップSP222は、MusicStationファンクション起動処理手順RT10のステップSP100〜SP108の代わりに実行される処理であり、さらにこの追加促し処理手順RT21のステップSP223及びSP224は、MusicStationファンクション起動処理手順RT10のステップSP106の前段、及びチャンネル切換処理手順RT11のステップSP115の前段で実行される処理であり、さらにこの追加促し処理手順RT21のステップSP225はMusicStationファンクション起動処理手順RT10のステップSP106〜SP108、及びチャンネル切換処理手順RT11のステップSP115〜SP118の代わりに実行される処理であり、さらにこの追加促し処理手順RT21のステップSP226はMusicStationファンクション起動処理手順RT10のステップSP106〜SP108、及びチャンネル切換処理手順RT11のステップSP115〜SP118に対応する処理である。
また、音楽再生装置210は、このようにしてユーザに音楽データAdの追加を促す一方で、音楽データAdが追加された場合(つまりコンテンツ記憶部115に新たに音楽データAdを記憶した場合)、この追加によりチャンネルプレイリストPLを更新した旨をユーザに通知するようになされている。
実際上、音楽再生装置210の制御部112は、コンテンツ記憶部115に新たに音楽データAdを記憶した場合、この音楽データAdを、その曲の印象値、ジャンルなどを基に、該当するチャンネルプレイリストPLに追加登録して、このチャンネルプレイリストPLを更新する。
そして、音楽再生装置210の制御部112は、MusicStationファンクション実行中に、チャンネル切換操作などに応じて、更新したチャンネルプレイリストPLが割り当てられたチャンネルを選択すると、図36に示すように、選択画面120の曲選択領域12に、このチャンネルのチャンネルプレイリストPLを更新した旨を通知するための更新通知アイコン270を表示する。ちなみに、図示はしないが、この更新通知アイコン270は、再生画面130の選択曲表示領域22にも表示される。
このようにして、音楽再生装置210は、選択中のチャンネルのチャンネルプレイリストPLが更新された旨をユーザに認識させることができるようになされている。
つづけて、このようなチャンネルプレイリストPLが更新された旨をユーザに通知する処理(以下、これを更新通知処理とも呼ぶ)の手順について説明する。音楽再生装置210の制御部112は、MusicStationファンクション実行中、チャンネル切換操作などに応じて、一のチャンネルプレイリストPLを選択すると、図37に示すように、更新通知処理手順RT22を開始して、ステップSP230に移る。
ステップSP230において制御部112は、選択中のチャンネルプレイリストPLに現在登録されている音楽データAdの数を確認して、次のステップSP231に移る。ここで、制御部112は、チャンネルプレイリストPL内の音楽データ情報Aiの数を確認することで、現在登録されている音楽データAdの数を認識するようになされている。
ステップSP231において制御部112は、現在登録されている音楽データAdの数が、前回のMusicStationファンクション起動時にこのチャンネルプレイリストPLに登録されていた音楽データAdの数より多いかどうかを判定する。ここで、制御部112は、MusicStaionファンクション終了時に更新するチャンネルプレイリストPLの登録データ数Tnを確認することで、前回起動時にこのチャンネルプレイリストPLに登録されていた音楽データAdの数を認識するようになされている。
このステップSP231で否定結果を得ると、このことは、選択中のチャンネルプレイリストPLに現在登録されている音楽データAdの数が、前回起動時に登録されていた音楽データAdの数以下であること、つまり、前回のMusicStaionファンクション終了時から現在までにこのチャンネルプレイリストPLが更新されていないことを意味し、このとき制御部112は、この更新通知処理手順RT22を終了する。
これに対してステップSP231で肯定結果を得ると、このことは、選択中のチャンネルプレイリストPLに現在登録されている音楽データAdの数が、前回起動時に登録されていた音楽データAdの数より多いこと、つまり、前回のMusicStaionファンクション終了時から現在までにこのチャンネルプレイリストPLが更新されたことを意味し、このとき制御部112は、ステップSP232に移る。
ステップSP232において制御部112は、選択画面120の曲選択領域12に、チャンネルプレイリストPLを更新した旨を通知するための更新通知アイコン270を表示して、この更新通知処理手順RT22を終了する。
このような更新通知処理手順RT22によって、音楽再生装置210は、チャンネルプレイリストPLを更新した旨をユーザに伝えるようになされている。
ちなみに、ここでは説明の便宜上、この更新通知処理手順RT22を、上述したMusicStationファンクション起動処理手順RT10及びチャンネル切換処理手順RT11と分けて説明したが、実際には、MusicStationファンクション起動処理手順RT10及びチャンネル切換処理手順RT11内で実行される処理である。つまり、この更新通知処理手順RT22は、例えば、MusicStationファンクション起動処理手順RT10のステップSP108、及びチャンネル切換処理手順RT11のステップSP118で実行される処理である。
さらに、上述したチャンネルプレイリストPLの登録データ数Tnを更新する処理(以下、これを登録データ数更新処理とも呼ぶ)の手順についても説明する。音楽再生装置210の制御部112は、MusicStationファンクション終了操作が行われたことを認識すると、図38に示すように、登録データ数更新処理手順RT23を開始して、ステップSP240に移る。
ステップSP240において制御部112は、チャンネルプレイリストPL毎に現在登録されている音楽データAdの数と、登録データ数Tnとを比較して、異なっているのであれば、登録データ数Tnを、現在登録されている音楽データAdの数に更新して、この登録データ数更新処理手順RT23を終了する。
このような登録データ数更新処理手順RT23によって、音楽再生装置210は、各チャンネルプレイリストPLの登録データ数Tnを更新するようになされている。
(3−3)第2の実施の形態による動作及び効果
以上の構成において、音楽再生装置210は、コンテンツ記憶部115に記憶する複数の音楽データAdを、リスト記憶部117に記憶している、音楽データAdのコンテンツ識別情報である音楽データ情報Aiをリスト化した複数のチャンネルプレイリストPLにより管理する。
そして音楽再生装置210の制御部112は、複数のチャンネルプレイリストPLのうちの1つをチャンネルの選択を介して選択すると共に、この選択したチャンネルプレイリストPLにしたがって音楽データAdを再生しているときに、リモートコントローラRM2のリクエストボタンB20が押下されると、再生中の音楽データAdを識別する音楽データ情報Aiと、選択中のチャンネルプレイリストPLを識別するリスト情報Liとを一時記憶部211に記憶することで、再生中の音楽データAdをリクエスト対象に指定する。
その後、再度リクエストボタンB20が押下されると、音楽再生装置210の制御部112は、このとき選択しているチャンネルプレイリストPLが、前回リクエストボタンB20が押下されたときに選択しているチャンネルプレイリストPLと同じであるか否かを、選択中のチャンネルプレイリストPLのリスト情報Liと一時記憶部211に記憶しているリスト情報Liとを比較することで判定する。
そして音楽再生装置210の制御部112は、同じであると判定した場合に、リクエスト対象の音楽データAdを選択中のチャンネルプレイリストPL(つまりリクエスト対象の音楽データAdが現在登録されているチャンネルプレイリストPL)から削除する一方で、異なっていると判定した場合に、リクエスト対象の音楽データAdを選択中のチャンネルプレイリストPL(つまりリクエスト対象の音楽データAdが現在登録されているチャンネルプレイリストPLとは別のチャンネルプレイリストPL)に追加登録する。
こうすることで、音楽再生装置210は、ユーザに対して、音楽データAdに基づく曲を聴取させてその内容を認識させたうえで、ユーザが所望する音楽データAdを、リクエストボタンB20を2回押下するという単純な操作により現在のリストから削除したり、別のリストに追加登録したりすることができる。
くわえて、音楽再生装置210は、音楽データAdをその特徴位置より再生することで、この音楽データAdに基づく曲の特徴部分をユーザに聴かせることができ、結果として、ユーザに対して、曲の内容をより容易に認識させることもできる。
以上の構成によれば、この第2の実施の形態による音楽再生装置210は、ユーザに対して、コンテンツである音楽データAdの内容を認識させたうえで、ユーザが所望する音楽データAdを、リクエストボタンB20の押下操作を2回繰り返すという単純な操作により他のリストに追加することができるので、従来と比して一段と、ユーザの意図通りの編集を容易にすることができる。
(3−4)第2の実施の形態に対する他の実施の形態
尚、この第2の実施の形態では、音楽データAdの再生制御については、上述した基本構成、及び第1の実施の形態と同様、部分再生モード時または通常再生モード時のどちらであれ、選択中の音楽データAdを再生するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、リクエスト対象の音楽データAdを指定している間は、このリクエスト対象の音楽データAdのみを繰り返し再生し続けるようにしてもよい。
ここで、このような再生制御の処理手順について説明する。音楽再生装置210の制御部112は、MusicStationファンクションを起動すると、図39に示すように、再生制御処理手順RT24を開始して、ステップSP250に移る。ステップSP250において制御部112は、一時記憶部211に音楽データ情報Ai及びリスト情報Liが記憶されているか判定する。
このステップSP250で否定結果を得ると、このことは、一時記憶部211に音楽データ情報Ai及びリスト情報Liが記憶されていないこと、すなわち、リクエスト対象となる音楽データAdを指定していない状態であることを意味し、このとき制御部112は、ステップSP251に移り、選択中の音楽データを再生するようにして、再びステップSP250に戻る。
これに対して、このステップSP250で肯定結果を得ると、このことは、一時記憶部211に音楽データ情報Ai及びリスト情報Liが記憶されていること、すなわち、リクエスト対象となる音楽データAdを指定している状態であることを意味し、このとき制御部112は、ステップSP252に移り、リクエスト対象の音楽データAd(一時記憶部211に記憶している音楽データ情報Aiに対応する音楽データAd)を再生するようにして、再びステップSP250に戻る。この場合、制御部112は、リクエストが実行または解除されるまで、このリクエスト対象の音楽データAdを繰り返し再生する。
これにより、音楽再生装置210は、例えば、リクエスト対象の音楽データAdに基づく曲をユーザに聴取させながら、ユーザ操作に応じてチャンネルを切り換えてユーザにこの音楽データAdの追加登録先となるチャンネルプレイリストPLを選ばせることができるので、リスト編集時の使い勝手を一段と向上させることができる。
また、これに限らず、リクエスト対象の音楽データAdを指定している間、図40に示すように、この旨を示すリクエスト対象指定中アイコン280を、選択画面120の曲選択領域12に表示し続けるようにしてもよい。ちなみに、図示はしないが、このリクエスト対象指定中アイコン280は、再生画面130の選択曲表示領域22にも表示する。
さらに、この第2の実施の形態では、前回リクエストボタンB20が押下されたときと違うチャンネルを選択した状態で再度リクエストボタンB20が押下されると、リクエスト対象の音楽データAdを、現在登録されているチャンネルプレイリストPLとは別のチャンネルプレイリストPLに追加登録(つまりコピー)する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、このとき、この音楽データAdを元々登録されているチャンネルプレイリストPLから削除(つまりムーブ)するようにしてもよい。
さらに、この第2の実施の形態では、リクエストボタンB20の押下によりリクエスト対象の音楽データAdを現在登録されているチャンネルプレイリストPLから削除する場合に、この音楽データAdに対応する音楽データ情報Aiの音楽データ再生設定Adiを「再生禁止」にすることで、リクエスト対象の音楽データAdを現在登録されているチャンネルプレイリストPLから削除したようにみなしたが、本発明はこれに限らず、実際に、この音楽データAdに対応する音楽データ情報Aiを、チャンネルプレイリスストPLから削除するようにしてもよい。
ちなみに、この第2の実施の形態では、音楽データAdに対応する音楽データ情報Aiの音楽データ再生設定Adiを「再生禁止」にすることでリクエスト対象の音楽データAdを現在登録されているチャンネルプレイリストPLから削除したようにみなすことで、例えば、この削除した音楽データAdを元に戻したい場合に、単にこの音楽データAdの音楽データ再生設定Adiを「再生許可」に変更するだけで済み、リスト編集時の使い勝手を一段と向上させることができる。また、このように削除した音楽データAdを元に戻す処理を実行する場合、全チャンネルプレイリストPLに対して実行してもよいし、任意のチャンネルプレイリストPLに対して実行するようにしてもよい。
さらに、この第2の実施の形態では、削除処理または追加登録処理を行う旨を確認するためのメッセージとして、選択画面120または再生画面130に重ねるようにして削除確認ダイアログ230または追加確認ダイアログ240を表示するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、選択画面120または再生画面130上に直接、削除処理及び追加登録処理を行う旨を示す文字情報を表示するなどしてもよく、要は、GUI画面上で、ユーザに削除処理または追加登録処理を行う旨を確認させることができるのであれば、この他種々の情報をメッセージとして表示するようにしてもよい。
さらに、この第2の実施の形態では、リクエスト受付ダイアログ220及びデータ無通知ダイアログ250を、それぞれに配された閉じるボタン222及び閉じるボタン253の押下に応じて、閉じるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、リクエスト受付ダイアログ220及びデータ無通知ダイアログ250を表示した後、所定時間経過すると自動的に閉じるようにしてもよい。
さらに、この第2の実施の形態では、削除中止ボタン233及び追加登録中止ボタン243が押下されたときには、一時記憶部211から音楽データ情報Ai及びリスト情報Liを消去しないようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これら削除中止ボタン233及び追加登録中止ボタン243が押下されたときにも、一時記憶部211から音楽データ情報Ai及びリスト情報Liを消去するようにしてもよい。
さらに、この第2の実施の形態では、デフォルトチャンネルや以前に1度でも音楽データAdを再生したことのあるチャンネルを選択した場合には、これらのチャンネルのチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数が所定数未満であっても、少なくとも1個の音楽データAdが登録されてさえいれば、音楽データAdを再生するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、ユーザ操作に応じて、チャンネル表示設定画面140でチャンネル表示設定を「表示」に変更したチャンネルを選択した場合も、このチャンネルのチャンネルプレイリストPLに少なくとも1個の音楽データAdが登録されてさえいれば、音楽データAdを再生するようにしてもよい。
(4)第3の実施の形態
(4−1)第3の実施の形態の概要
次に、第3の実施の形態の概要を説明する。ちなみにこの概要を説明した後、第3の実施の形態の具体例の説明に移る。
図41に示す表示制御装置300は、複数のコンテンツの再生順序を規定したプレイリストの表示を制御する装置であり、プレイリストに登録されている複数のコンテンツに基づいてプレイリストの特徴を抽出するプレイリスト特徴抽出部301と、プレイリスト特徴抽出部301により抽出されるプレイリストの特徴に基づいてプレイリストを表示する表示パターンを選定する表示パターン選定部302と、表示パターン選定部302により選定される表示パターンに従って表示部303にプレイリストを表示するように表示部303を制御する表示制御部304とを有する。
尚、プレイリスト特徴抽出部301、表示パターン選定部302及び表示制御部304が、上述した基本構成となるコンテンツ再生装置1(図1)の制御部3に対応するものである。
このような構成を有することで、この第3の実施の形態による表示制御装置300は、プレイリストの特徴に合った表示パターンでプレイリストを表示することができるので、コンテンツに関する従来とは異なる新たな楽しみ方を提供することができる。
(4−2)第3の実施の形態の具体例
つづけて、この第3の実施の形態の具体例を説明する。図42に示す音楽再生装置310は、上述した表示制御装置300の具体例であり、図13との同一部分に同一符号を付して示すように、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110と比較して、計時部118を有していない点が異なる構成を有している。
また、この音楽再生装置310は、制御部112内に、後述する、チャンネルプレイリストPLの特徴を抽出する役割を担うプレイリスト特徴抽出部112Aと、抽出したチャンネルプレイリストPLの特徴に基づいてチャンネルプレイリストPL表示時の表示パターンを選定する役割を担う表示パターン選定部112Bと、選定した表示パターンにしたがってGUI画面を表示するように表示部113を制御する役割を担う表示制御部112Cとが設けられている。
さらに、この音楽再生装置310は、第1の実施の形態と同様のリモートコントローラRM1を有している。
尚、この音楽再生装置310のプレイリスト特徴検出部112A、表示パターン選定部112B、表示制御部112Cが、それぞれ上述した表示制御装置300のプレイリスト特徴検出部301、表示パターン選定部302、表示制御部304に対応するものである。
そして、この音楽再生装置310は、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110と同様、ダウンロードファンクション、CD録音ファンクション、通常再生ファンクション、CD再生ファンクション、MusicStationファンクションを持ち、リモートコントローラRM1に対する操作に応じて、制御部112が、これらのファンクションに応じた処理を実行するようになされている。
ここで、この音楽再生装置310が持つMusicStationファンクションについて説明する。まず、この音楽再生装置310が持つMusicStationファンクションでの音楽データAdの管理方法について説明する。この管理方法については、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110による管理方法と同様であり、その詳細は、上述の第1の実施の形態の説明を参照とする。
すなわち、この第3の実施の形態による音楽再生装置310は、図2に示すように、チャンネルリストCLにより複数のチャンネルプレイリストPLを管理するようになされ、さらに複数のチャンネルプレイリストPLのそれぞれによって音楽データAdの再生曲順を管理するようになされている。
また、このMusicStationファンクションには、上述した第1の実施の形態と同様、新しく追加した曲、再生回数の少ない曲、ノリのよい曲、明るい曲、クラシックの曲、ヘビメタの曲などのように、ユーザが要求すると考えられる分類毎にチャンネルプレイリストPLが用意され、音楽再生装置310の制御部112が、音楽データAdの記憶または再生に応じて、コンテンツ記憶部115に記憶している音楽データAdを、その再生回数、曲の印象値、ジャンルなどを基に、用意されたチャンネルプレイリストPLのうちの該当するチャンネルプレイリストPLに登録するようにして、チャンネルプレイリストPLを自動的に更新するようになされている。
そして、音楽再生装置310は、GUI画面上で、新しく追加した曲、再生回数の少ない曲、ノリのよい曲、明るい曲、クラシックの曲、ヘビメタの曲などのように分類されたチャンネルプレイリストPLをチャンネルとして、リモートコントローラRM1に対するユーザ操作に応じて選択することにより、ラジオのチャンネルを切り換える感覚で、ユーザが所望の曲を容易に見付けだすことができるようになされている。
さらに、MusicStationファンクションでのGUI画面についても、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110のGUI画面と同様の画面構成であり、その詳細は、上述の第1の実施の形態の説明を参照とする。
すなわち、この第3の実施の形態による音楽再生装置310は、図15に示す選択画面120を介してチャンネルの内容及び曲の内容をユーザに視認させつつ、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14に対するユーザ操作に従って、チャンネルを切り換えて選択すると共に、リモートコントローラRM1の左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16に対するユーザ操作に従って、曲を切り換えて選択するようになされている。
また、音楽再生装置310は、所定条件(決定ボタンB17の押下または操作なく所定時間経過)に基づいて選択画面120を再生画面130に切り換え、この再生画面130を介して、選択されたチャンネル及び曲の内容をユーザに視認させ得るようになされている。
さらに、このGUI画面の切り換えに伴う音楽データAdの再生制御についても、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110による再生制御と同様であり、その詳細は、上述の第1の実施の形態の説明を参照とする。
すなわち、この第3の実施の形態による音楽再生装置310は、選択画面120表示時には選択中の音楽データAdを特徴位置より再生する部分再生モードに遷移し、再生画面130表示時には選択中の音楽データAdを通常再生する通常再生モードに遷移するようになされ、どちらのモードに切り換わろうとMusicStationファンクション実行中は常に音楽データAdを途切れることなく再生するようになされている。
かくするにつき、音楽再生装置310は、このMusicStationファンクション実行時、第1の実施の形態の音楽再生装置110と同様、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14の操作に従って、あたかもラジオのプリセット局を切り換える感覚で、チャンネル単位でチャンネルプレイリストPLを切り換えることができると共に、左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16の操作に従って、チャンネル内で再生する曲を切り換えることができ、これにより、ユーザに対して、ラジオ局より放送される音楽を聴くような感覚で、一段と容易に所望の曲を聴取させることができるようになされている。
さらに、MusicStationファンクション起動処理、チャンネル切換処理、曲切換処理の手順についても、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110により実行される処理の手順と同様であり、その詳細は、上述の第1の実施の形態の説明を参照とする。
さらに、MusicStationファンクションでのチャンネルの表示設定方法についても、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110による表示設定方法と同様であり、その詳細は、上述の第1の実施の形態の説明を参照とする。
すなわち、この第3の実施の形態による音楽再生装置310は、図22に示すチャンネル表示設定画面140を介してチャンネル毎にチャンネル表示設定を「表示」または「非表示」に変更し得るようになされている。
ここまで説明したように、この第3の実施の形態の音楽再生装置310は、上述した第1の実施の形態と同様、リモートコントローラRM1の操作に対応するMusicStationファンクションを持ち、MusicStationファンクションの起動、チャンネル切換、曲切換、チャンネルの表示設定などを、リモートコントローラRM1の操作により容易に行うことができるようになされている。
ところで、このMusicStationファンクションでは、上述したように、リスト再生設定Ldiが「再生許可」に固定のデフォルトプレイリストPLと、それ以外のチャンネルプレイリスト、つまりリスト再生設定Ldiを「再生許可」から「再生禁止」にまたはその逆に変更可能なチャンネルプレイリスト(以下、これを設定変更可能プレイリストとも呼ぶ)PLとが存在し、音楽再生装置310は、設定変更可能プレイリストPLのリスト再生設定Ldiを、チャンネル表示設定画面140上でのユーザ操作に応じて、設定変更可能プレイリストPLが割り当てられたチャンネルのチャンネル表示設定として変更するようになされている。
このようにして、ユーザの指示の基、各設定変更可能プレイリストPLのリスト再生設定Ldi(つまり各チャンネルのチャンネル表示設定)を変更する一方で、この第3の実施の形態による音楽再生装置310は、各設定変更可能プレイリストPLの特徴(例えば、登録されている音楽データAdの数)に応じて、各設定変更可能プレイリストPLのリスト再生設定Ldi(各チャンネルのチャンネル表示設定)を自動的に選定するようにもなされている。
具体的に言うと、音楽再生装置310は、制御部112のプレイリスト特徴抽出部112Aによって各設定変更可能プレイリストPLに登録されている音楽データAdの数を取得し、この取得した数に応じて、制御部112の表示パターン選定部112Bが各設定変更可能プレイリストPLのリスト再生設定Ldi(各チャンネルのチャンネル表示設定)を選定するようになされている。
この場合、表示パターン選定部112Bは、例えば、プレイリスト特徴抽出部112Aによって取得される設定変更可能プレイリストPLに登録されている音楽データAdの数が0個の場合は、この設定変更可能プレイリストPLのリスト再生設定Ldiを「再生禁止」にすることでこの設定変更可能プレイリストPLが割り当てられたチャンネルのチャンネル表示設定を「非表示」にするようになされ、プレイリスト特徴抽出部112Aによって取得される設定変更可能プレイリストPLに登録されている音楽データAdの数が1個以上の場合は、リスト再生設定Ldiを「再生許可」にすることでこの設定変更可能プレイリストPLが割り当てられたチャンネルのチャンネル表示設定を「表示」にするようになされている。
そして、この表示パターン選定部112Bにより自動的に選定されたチャンネル表示設定にしたがって、制御部112の表示制御部112Cが、選択画面120及び再生画面130を表示部113に表示するようになされている。
すなわち、音楽再生装置310の制御部112は、例えば、購入直後などのように、設定変更可能プレイリストPLにまだ1個も音楽データAdを登録していないときには、この設定変更可能プレイリストPLが割り当てられたチャンネルのチャンネル表示設定を「非表示」にする(つまり設定変更可能プレイリストPLのリスト情報Liを選択画面120上に表示しない)ことで、このチャンネル(つまり設定変更可能プレイリストPL)を選択画面120上で選択できないようにし、音楽データAdの追加にともない設定変更可能プレイリストPLに音楽データAdを1個でも登録すると、この設定変更可能プレイリストPLが割り当てられたチャンネルのチャンネル表示設定を「表示」にする(つまり設定変更可能プレイリストPLのリスト情報Liを選択画面120上に表示する)ことで、このチャンネル(つまり設定変更可能プレイリストPL)を選択画面120上で選択できるようにする。
この結果、MusicStationファンクションでは、例えば、最初はデフォルトチャンネルしか選択できない(つまりデフォルトプレイリストDPLしか選択できない)が、音楽データAdの追加にともなって、選択できるチャンネルが増えていく(つまり選択できる設定変更可能プレイリストPLが増えていく)。
こうすることで、音楽再生装置310は、ユーザに対して、音楽データAdを追加すればMusicStationファンクションで楽しめるチャンネルが増えることを認識させることができ、この結果、ユーザに対して、音楽データAdの追加を一段と促すことができると共に、単に曲を聴くという楽しみ方にくわえて、チャンネルを増やすといった楽しみ方や、新たなチャンネルを探すといった楽しみ方を提供することができるようになされている。
また、音楽再生装置310は、このようにして新たに選択可能なチャンネルを追加した場合、MusicStationファンクション起動時やチャンネル選択時などに、その旨を、ユーザに通知するようにもなされている。
具体的に言うと、音楽再生装置310は、上述したように、新たに選択可能なチャンネルを追加した場合、例えば、MusicStationファンクション起動時、図43に示すように、このとき表示している選択画面120に重ねるようにして、新たに選択可能なチャンネルを追加した旨をユーザに通知するためのチャンネル追加通知ダイアログ320を表示する。
このチャンネル追加通知ダイアログ320には、新たに選択可能なチャンネルを追加した旨を示す文字情報(例えば、「新しいChannelが追加されました。Ch4 “Zen Style” Ch8 “ボーカル”」)321が記されると共に、このチャンネル追加ダイアログ320を閉じるための閉じるボタン322が配されている。
そして、音楽再生装置310の制御部112は、リモートコントローラRM1に対するユーザ操作により閉じるボタン322が押下されると、このチャンネル追加ダイアログ320を閉じるようになされている。
また、音楽再生装置310は、新たに選択可能なチャンネルを追加した場合、例えば、チャンネル切換操作に応じて、この新たに追加したチャンネルを選択した時、図44に示すように、選択画面120の曲選択領域12に、このチャンネルが新たに追加したチャンネルである旨を通知するため追加通知アイコン330を表示する。ちなみに、図示はしないが、この追加通知アイコン330は、再生画面130の選択曲表示領域22にも表示される。
このようにして、音楽再生装置310は、新たに選択可能なチャンネルが追加された旨をユーザに認識させることができるようになされている。ちなみに、チャンネル追加ダイアログ320及び追加通知アイコン330は、表示パターン選定部112Bの指示の基、表示制御部112Cが表示部113に表示させるものである。
つづけて、上述した、設定変更可能プレイリストPLの特徴に応じて、リスト再生設定Ldi(つまりチャンネル表示設定)を自動で変更する処理(以下、これをチャンネル表示設定変更処理とも呼ぶ)の手順について説明する。
音楽再生装置310の制御部112は、ユーザの指示の基、例えば、ダウンロードファンクションで音楽データAdをダウンロードすることにより、コンテンツ記憶部115に新たな音楽データAdを追加(記憶)すると、図45に示すように、チャンネル表示設定変更処理手順RT30を開始して、ステップSP300に移る。
ステップSP300において制御部112は、プレイリスト特徴部112Aによって、全チャンネルプレイリストPLのリスト情報Liのそれぞれから登録データ数Tnを取得すると共に、この取得したチャンネルプレイリストPL毎の登録データ数Tnをコンテンツ記憶部115またはリスト記憶部117に一時記憶して、次のステップSP301に移る。ちなみに、登録データ数Tnは、MusicStaionファンクション終了時に更新されるようになされていることから、前回起動時にこのチャンネルプレイリストPLに登録されていた音楽データAdの数、つまり音楽データAdが追加される前のチャンネルプレイリストPLに登録されていた音楽データAdの数を示すことになる。
ステップSP301において制御部112は、コンテンツ記憶部115に未処理の音楽データAd(すなわちどのチャンネルプレイリストPLにも登録されていない音楽データAd)があるかどうかを、コンテンツ記憶部115に構築されたデータベースDB及びリスト記憶部117に記憶されたチャンネルプレイリストPLを基に判定する。
このステップSP301で肯定結果を得ると、このことは、まだ、新たに追加した音楽データAdの全てをチャンネルプレイリストPLに登録し終えていないことを意味し、このとき制御部112は、ステップSP302に移り、このステップSP302において、登録し終えていない音楽データAdを、その再生回数、曲の印象値、ジャンルなどを基に、用意されたチャンネルプレイリストPLのうちの該当するチャンネルプレイリストPLに登録して、再びステップSP301に戻る。
このようにして、新たに追加した音楽データAdの全てをチャンネルプレイリストPLに登録し終えると、制御部112は、このステップSP301で肯定結果を得て、ステップSP303に移る。
ステップSP303において制御部112は、全てのチャンネルに対してチャンネル表示設定(すなわちチャンネルプレイリストPLのリスト再生設定Ldi)を確認するにあたり、まず全てのチャンネルに対してチャンネル表示設定を確認し終えたかどうかを判定する。ここでは、まだ1チャンネルも確認していないので、否定結果を得て、制御部112は、ステップSP304に移る。
ステップSP304において制御部112は、プレイリスト特徴抽出部112Aによって、チャンネルリストCLの例えば先頭のチャンネル番号CNに対応するチャンネル(以下、これを先頭チャンネルとも呼ぶ)のチャンネル表示設定を確認(つまり先頭チャンネルのチャンネルプレイリストPLのリスト再生設定Ldiを確認)すると共に、このチャンネル表示設定が「非表示」であるかどうか(つまりリスト再生設定Ldiが「再生禁止」であるかどうか)を判定する。このステップSP304で否定結果を得ると、このことはこの先頭チャンネルのチャンネル表示設定が「表示」であること、すなわちこの先頭チャンネルが既にMusicStationファンクションで表示される(選択可能な)チャンネルであることを意味し、このとき制御部112は、ステップSP303に戻る。
これに対して、このステップSP304で肯定結果を得ると、このことは、この先頭チャンネルのチャンネル表示設定が「非表示」であること、すなわちこの先頭チャンネルが現在MusicStationファンクションで表示されない(選択できない)チャンネルであることを意味し、このとき制御部112は、ステップSP305に移る。
ステップSP305において制御部112は、チャンネルプレイリスト毎の登録データ数Tnを一時記憶しているコンテンツ記憶部115またはリスト記憶部117から、この先頭チャンネルのチャンネルプレイリストPLの登録データ数Tnを読み出すと共に、プレイリスト特徴抽出部112Aによって、この先頭チャンネルのチャンネルプレイリストPL内の音楽データ情報Aiの数(つまり現在登録されている音楽データAdの数)を確認し、登録データ数Tnが閾値未満(例えば1個未満、つまり0個)であり、且つ音楽データ情報Aiの数が閾値以上(例えば1個以上)であるかどうか、つまり先頭チャンネルのチャンネルプレイリストPLに音楽データAdが少なくとも1個以上登録されたかどうかを判定する。
このステップSP305で否定結果を得ると、このことは、先頭チャンネルのチャンネルプレイリストPLにまだ1個も音楽データAdが登録されていないことを意味し、このときプレイリスト特徴抽出部112Aは、ステップSP303に戻る。
これに対して、このステップSP305で肯定結果を得ると、このことは、先頭チャンネルのチャンネルプレイリストPLに音楽データAdが少なくとも1個以上登録されたことを意味し、このときプレイリスト特徴抽出部112Aは、ステップSP306に移る。ステップSP306において制御部112は、表示パターン選定部112Bによって、先頭チャンネルのチャンネル表示設定を「非表示」から「表示」に変更することにより、この先頭チャンネルをMusicStationファンクションで新たに表示される(選択可能な)チャンネルとして、次のステップSP307に移る。
ステップSP307において制御部112は、この先頭チャンネルが、新たに追加されたチャンネルであることを示す情報(以下、これをチャンネル追加情報とも呼ぶ)を、コンテンツ記憶部115またはリスト記憶部117に記憶して、ステップSP303に戻る。ちなみに、このチャンネル追加情報は、MusicStationファンクション起動時、新たに追加されたチャンネルを特定するときに使用される。
そして、ステップSP303に戻った制御部112は、ステップSP303〜SP307の処理を、先頭チャンネル以降の全てのチャンネルに対しても実行して、全てのチャンネルに対して実行し終えると(すなわち全てのチャンネルのチャンネル表示設定を確認し終えると)、ステップSP303で肯定結果を得て、このチャンネル表示設定変更処理手順RT30を終了する。
このようなチャンネル表示設定変更処理手順によって、音楽再生装置310の制御部112は、各チャンネルのチャンネル表示設定を自動で変更するようになされている。
さらに、このMusicStaionファンクションでは、チャンネルプレイリストPLの特徴(例えば登録されている音楽データAdの数)に応じて、そのチャンネルプレイリストPLが割り当てられたチャンネルを選択したときの選択画面120及び再生画面130の彩度(あざやかさ)を変更するようにもなされている。
具体的に言うと、音楽再生装置310は、制御部112のプレイリスト特徴抽出部112Aにより取得されるチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データ数Adの数に応じて、そのチャンネルプレイリストPLが割り当てられたチャンネルを選択したときの選択画面120及び再生画面130(つまりそのチャンネルプレイリストPLのリスト情報Liが表示されるときの選択画面120及び再生画面130)の彩度を表示パターン選定部112Bが選定するようになされている。
この場合、表示パターン選定部112Bは、例えば、プレイリスト特徴抽出部112Aにより取得されるチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データ数Adの数が5個以下である場合には、そのチャンネルプレイリストPLのリスト情報Liが表示されるときの選択画面120の彩度として、図46(A)に示すように、最も低い第1の彩度を選定し、6個以上10個以下である場合には、図46(B)に示すように、第1の彩度よりも高い第2の彩度を選定し、11個以上である場合には、図46(C)に示すように、第2の彩度よりも高い第3の彩度を選定するようになされている。ちなみに図示しないが、再生画面130の彩度も同様に選定される。
そして、この表示パターン選定部112Bにより自動的に選定された彩度にしたがって、制御部112の表示制御部112Cが、選択画面120及び再生画面130を表示部113に表示するようになされている。
こうすることで、音楽再生装置310は、音楽データAdを追加して新たな曲を聴くという楽しみ方にくわえて、音楽データAdを追加してよりあざやかに表示されるチャンネルプレイリストPLを見るという楽しみ方をユーザに提供することができ、この結果、ユーザに対して、より一層音楽データAdの追加を促すことができる。
つづけて、このような選択画面120及び再生画面130の彩度を選定する処理(以下、これを画面彩度選定処理とも呼ぶ)の手順について説明する。ちなみに、ここでは説明の便宜上、選択画面120の彩度を選定する場合を一例として説明する。音楽再生装置310の制御部112は、MusicStationファンクション起動時にチャンネルの選択を介して一のチャンネルプレイリストPLを選択すると、または、MusicStationファンクション起動中にチャンネル切換操作に応じたチャンネルの選択を介して一のチャンネルプレイリストPLを選択すると、図47に示すように、画面彩度選定処理手順RT31を開始して、ステップSP310に移る。
ステップSP310において制御部112は、プレイリスト特徴抽出部112Aによって、選択中のチャンネルプレイリストPLに現在登録されている音楽データAdの数を取得して、次のステップSP311に移る。ここで、プレイリスト特徴抽出部112Aは、チャンネルプレイリストPL内の音楽データ情報Aiの数を取得することで、現在登録されている音楽データAdの数を取得するようになされている。
ステップSP311において制御部112は、取得した音楽データAdの数が第1の閾値(例えば「5」)以下であるかどうかを判定する。このステップSP311で肯定結果を得ると、このことは、選択中のチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数が5個以下であることを意味し、このとき制御部112は、ステップSP312に移る。
ステップSP312において制御部112は、表示パターン選定部112Bにより、選択中のチャンネルプレイリストPLのリスト情報Liが表示される選択画面120の彩度として、図46(A)に示したような、最も低い第1の彩度を選定して、この画面彩度選定処理手順RT31を終了する。
これに対して、上述のステップSP311で否定結果を得ると、このことは、選択中のチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数が6個以上であることを意味し、このとき制御部112は、ステップSP313に移る。
ステップSP313において制御部112は、取得した音楽データAdの数が第2の閾値(例えば「10」)以下であるかどうかを判定する。このステップSP313で肯定結果を得ると、このことは、選択中のチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数が6個以上10個以下であることを意味し、このときプレイリスト特徴抽出部112Aは、ステップSP314に移る。
ステップSP314において制御部112は、表示パターン選定部112Bにより、選択中のチャンネルプレイリストPLのリスト情報Liが表示される選択画面120の彩度として、図46(B)に示したような、第1の彩度よりも高い第2の彩度を選定して、この画面彩度選定処理手順RT31を終了する。
これに対して、上述のステップSP313で否定結果を得ると、このことは、選択中のチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数が11個以上であることを意味し、このとき制御部112は、ステップSP315に移る。
ステップSP315において制御部112は、表示パターン選定部112Bにより、選択中のチャンネルプレイリストPLのリスト情報Liが表示される選択画面120の彩度として、図46(C)に示したような、第2の彩度よりも高い第3の彩度を選定して、この画面彩度選定処理手順RT31を終了する。
このような画面彩度選定処理手順RT31によって、音楽再生装置310の制御部112は、選択中のチャンネルプレイリストPLに対応する選択画面120の彩度を選定するようになされている。
ちなみに、ここでは説明の便宜上、この画面彩度選定処理手順RT31を、上述したMusicStationファンクション起動処理手順RT10及びチャンネル切換処理手順RT11と分けて説明したが、実際には、MusicStationファンクション起動処理手順RT10及びチャンネル切換処理手順RT11内で実行される処理である。つまり、この画面彩度選定処理手順RT31は、例えば、MusicStationファンクション起動処理手順RT10のステップSP108、及びチャンネル切換処理手順RT11のステップSP118で実行される処理である。
よって、MusicStationファンクション起動処理手順RT10のステップSP108、及びチャンネル切換処理手順RT11のステップSP118で表示する選択画面120が、表示制御部112Cによって、表示パターン選定部112Bにより選定された彩度で表示される。
(4−3)第3の実施の形態による動作及び効果
以上の構成において、音楽再生装置310は、コンテンツ記憶部115に記憶する複数の音楽データAdを、リスト記憶部117に記憶している、音楽データAdのコンテンツ識別情報である音楽データ情報Aiをリスト化した複数のチャンネルプレイリストPLにより管理する。
そして、音楽再生装置310の制御部112は、リモートコントローラRM1のユーザ操作にしたがって、複数のチャンネルプレイリストPLのうちの1つを選択すると、この選択したチャンネルプレイリストPLのリスト情報Li(リスト名Lt及びリスト説明Lde)を選択画面120上に表示する。
ここで、音楽再生装置310の制御部112は、プレイリスト特徴抽出部112Aによって、各チャンネルプレイリストPLの特徴(登録されている音楽データAdの数)を抽出し、この抽出した特徴に応じて、表示パターン選定部112Bにより各チャンネルプレイリストPLを選択画面120に表示するときの表示パターン(表示/非表示及び彩度)を選定する。
具体的に言うと、表示パターン選定部112Bは、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数が0個であれば、このチャンネルプレイリストPLを非表示にして、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数が1個以上であれば、このチャンネルプレイリストPLを表示にする。
すなわち、音楽再生装置310は、ユーザによる音楽データAdの追加にともなってチャンネルプレイリストPLに少なくとも1個の音楽データAdを登録してはじめて、このチャンネルプレイリストPLを表示してその存在をユーザに教えるようにしたことにより、音楽データAdを追加して選択可能なチャンネルプレイリストPLを増やす、あるいは新たなチャンネルプレイリストPLを探すといった、従来にはない新たな楽しみ方をユーザに提供することができる。
また、表示パターン選定部112Bは、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数が第1の閾値(例えば5個)以下であれば、このチャンネルプレイリストPLを表示するときの彩度として第1の彩度を選定し、この数が第1の閾値より大きく第2の閾値(例えば10個)以下であれば、を第2の彩度を選定して、この数が第2の閾値より大きければ、第3の彩度を選定する。
すなわち、音楽再生装置310は、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数に応じて異なる彩度でチャンネルプレイリストPLを表示するようにしたことにより、登録されている音楽データAdの数により彩度を変えて表示されるチャンネプレイリストPLを見るといった従来にはない新たな楽しみ方をユーザに提供することができる。
また、このように、各チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数に応じて、各チャンネルプレイリストPLを選択画面120に表示するときの表示パターンを選定するようにしたことにより、音楽再生装置310は、音楽データAdを追加することで新たな楽しみ方が提供される旨をユーザに認識させることができ、結果として、音楽データAdの追加をより一層ユーザに促すこともできる。
以上の構成によれば、音楽再生装置310は、チャンネルプレイリストPLの特徴に合った表示パターンでチャンネルプレイリストPLを表示することができるので、音楽データAdに関する従来とは異なる新たな楽しみ方をユーザに提供することができる。
(4−4)第3の実施の形態に対する他の実施の形態
尚、この第3の実施の形態では、チャンネルプレイリストPLの特徴に応じて選定する表示パターンとして選択画面120及び再生画面130の彩度を選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、明度(つまり表示部113のバックライトの明るさ)を選定するようにしてもよい。
ここで、このような画面の明度を選定する処理(以下、これを画面明度選定処理とも呼ぶ)の手順について説明する。ちなみに、ここでは説明の便宜上、選択画面120の明度を選定する場合を一例として説明する。音楽再生装置310の制御部112は、MusicStationファンクション起動時にチャンネルの選択を介して一のチャンネルプレイリストPLを選択すると、または、MusicStationファンクション起動中にチャンネル切換操作に応じたチャンネルの選択を介して一のチャンネルプレイリストPLを選択すると、図48に示すように、画面明度選定処理手順RT32を開始して、ステップSP320に移る。
ステップSP320において制御部112は、プレイリスト特徴抽出部112Aによって、選択中のチャンネルプレイリストPLに現在登録されている音楽データAdの数を取得して、次のステップSP321に移る。ここで、プレイリスト特徴抽出部112Aは、チャンネルプレイリストPL内の音楽データ情報Aiの数を取得することで、現在登録されている音楽データAdの数を取得するようになされている。
ステップSP321において制御部112は、取得した音楽データAdの数が第1の閾値(例えば「5」)以下であるかどうかを判定する。このステップSP321で肯定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP322に移る。
ステップSP322において制御部112は、表示パターン選定部112Bにより、選択中のチャンネルプレイリストPLのリスト情報Liが表示される選択画面120の明度として、最も低い第1の明度を選定して、この画面明度選定処理手順RT32を終了する。
これに対して、上述のステップSP321で否定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP323に移る。ステップSP323において制御部112は、取得した音楽データAdの数が第2の閾値(例えば「10」)以下であるかどうかを判定する。このステップSP323で肯定結果を得ると、このときプレイリスト特徴抽出部112Aは、ステップSP324に移る。
ステップSP324において制御部112は、表示パターン選定部112Bにより、選択中のチャンネルプレイリストPLのリスト情報Liが表示される選択画面120の明度として、第1の明度よりも高い第2の明度を選定して、この画面明度選定処理手順RT32を終了する。
これに対して、上述のステップSP323で否定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP325に移る。ステップSP325において制御部112は、表示パターン選定部112Bにより、選択中のチャンネルプレイリストPLのリスト情報Liが表示される選択画面120の明度として、第2の明度よりも高い第3の明度を選定して、この画面明度選定処理手順RT32を終了する。
そして、この結果、制御部112の表示制御部112Cが、表示パターン選定部112Bにより選定された明度にしたがって、選択画面120及び再生画面130を表示部113に表示する。
こうすることで、音楽再生装置310は、登録されている音楽データAdの数により明るさを変えて表示されるチャンネプレイリストPLを見るといった従来にはない新たな楽しみ方をユーザに提供することもできる。また、表示パターンとしては、彩度、明度に限らず、色、濃度、透明度などを選定するようにしてもよい。
また、この場合、選択画面120及び再生画面130全体の表示パターンを選定するに限らず、その一部の表示パターンを選定するようにしてもよい。すなわち、例えば、選択画面120の曲選択領域12及び再生画面130の選択曲表示領域22の表示パターンを選定するようにしてもよいし、選択画面120に記される文字情報及び再生画面130に記される文字情報の表示パターン(フォント、文字サイズ、文字色など)を選定するようにしてもよい。
さらに、例えば、図49(A)、(B)及び(C)に示すように、選択画面120に各チャンネルプレイリストPLに固有のキャラクタアイコン340を表示して、このキャラクタアイコン340の表示パターンを選定するようにしてもよい。この場合、音楽再生装置310は、例えば、生物を模したキャラクタアイコン340を表示するようにし、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数が増えるにつれて、このキャラクタアイコン340があたかも成長するように、そのキャラクタアイコン340の表示パターンを変更する。こうすることで、音楽再生装置310は、音楽データAdの追加によりチャンネプレイリストPLを育てるといった従来にはない新たな楽しみ方をユーザに提供することができる。
さらに、この第3の実施の形態では、チャンネルプレイリストPLの登録データ数Tnではなく、チャンネルプレイリストPL内の音楽データ情報Aiの数を確認することで、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数を取得するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、登録データ数Tnの更新を、MusicStationファンクション終了時ではなく、チャンネルプレイリストPLへの音楽データAd登録時にして、この登録データ数Tnを、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数として取得するようにしてもよい。
さらに、この第3の実施の形態では、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの統計値である、登録されている音楽データAdの数に基づいて、チャンネルプレイリストPLの特徴を抽出して表示パターンを選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、チャンネルプレイリストPLに最初の音楽データAdを登録した日付、最後に音楽データAdを登録した日付、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの再生頻度、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの重要度などのうちの1つに基づいて、チャンネルプレイリストPLの特徴を抽出して表示パターンを選定するようにしてもよい。
具体的に言うと、音楽再生装置310は、例えばチャンネルプレイリストPLに最初の音楽データAdを登録した日付をチャンネルプレイリストPLごとにリスト情報Liに追加で記すようにして、この日付により表示パターンを選定するようにする。こうすることで、音楽再生装置310は、例えば、この日付が新しいチャンネルプレイリストPLほど目立つ色にするなどして、ユーザに対して、チャンネルプレイリストPLの新しさを表示パターンで認識させることができる。
また、音楽再生装置310は、例えばチャンネルプレイリストPLに最後に音楽データAdを登録した日付をチャンネルプレイリストPLごとにリスト情報Liに追加で記すようにして、この日付により表示パターンを選定するようにする。こうすることで、音楽再生装置310は、例えば、この日付が古いチャンネルプレイリストPLほど暗い色にするなどして、ユーザに対して、チャンネルプレイリストPLの古さを表示パターンで認識させることができる。
さらに、音楽再生装置310は、例えばチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの再生頻度の統計値(例えば再生回数の合計値または平均値)をチャンネルプレイリストPLごとにリスト情報Liに追加で記すようにして、この再生頻度により表示パターンを選定するようにする。こうすることで、音楽再生装置310は、例えば、よく聴くチャンネルプレイリストPLほど明度を上げるなどして、ユーザに対して、チャンネルプレイリストPLの好みを表示パターンで認識させることができる。ちなみに、この場合、再生回数の統計値をリスト情報Liに記すようにしたが、音楽データAd毎の再生回数を属性情報Tiから取得して、この統計値をその都度算出するようにしてもよい。
さらに、音楽再生装置310は、例えばチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの重要度の統計値(例えば重要度を示す値の合計値または平均値)をチャンネルプレイリストPLごとにリスト情報Liに追加で記すようにして、この重要度により表示パターンを選定するようにする。こうすることで、音楽再生装置310は、例えば、重要度の高いチャンネルプレイリストPLほど目立つ色で表示するなどして、ユーザに対して、チャンネルプレイリストPLの重要度を表示パターンで認識させることもできる。ちなみに、この場合、重要度の統計値をリスト情報Liに記すようにしたが、音楽データAd毎の重要度を属性情報Tiから取得して、この統計値をその都度算出するようにしてもよい。また、この重要度は、あらかじめ音楽データAdに設定されていてもよいし、ユーザに設定させるようにしてもよい。
さらに、これに限らず、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの付加情報である属性情報Tiに含まれるジャンルや曲の印象値などに基づいて、チャンネルプレイリストPLの特徴を抽出して表示パターンを選定するようにしてもよい。
具体的に言うと、音楽再生装置310は、例えば、明るいジャンル(ポップなど)の音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリストPLほど明るい色で表示する。こうすることで、音楽再生装置310は、ユーザに対して、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdのジャンルを表示パターンで認識させることもできる。
また、音楽再生装置310は、例えば、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの曲の印象値の統計値(合計値または平均値)を算出して、この統計値の明るさを示す値が大きいチャンネルプレイリストPLほど明るい色で表示する。こうすることで、音楽再生装置310は、ユーザに対して、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの印象を表示パターンで認識させることもできる。
さらに、これに限らず、チャンネルプレイリストPLの属性情報である、チャンネルプレイリストPLの特徴を示すキーワード(例えば、「明るい」)と、実際にそのチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの特徴(例えば曲の印象値)との適合度合に基づいて表示パターンを選定するようにしてもよい。
実際上、音楽再生装置310は、例えば、キーワードとして「明るい」が記されたチャンネルプレイリスト(明曲リスト)PLに対して、曲の印象値の明るさを示す値が所定値以上である音楽データAdを登録するようにした場合について述べたが、これに限らず、例えば、コンテンツ記憶部115に記憶されている音楽データAdのうち、曲の印象値の明るさを示す値が上位10傑に入る音楽データAdを、この明曲リストPLに登録するようにしてもよい。
このようにすると、コンテンツ記憶部115に記憶された音楽データAdの数が少ないときなどには、必ずしも明るい曲の音楽データAdが明曲リストPLに登録されるとは限らなくなる。そこで、例えば、明曲リストPLに登録されている音楽データAdの曲の印象値の明るさを示す値の平均値を算出して、この平均値が高くなるほど、明曲リストPLを明るい色で表示する。こうすることで、音楽再生装置310は、ユーザに対して、チャンネルプレイリストPLの特徴と、実際にこのチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの特徴との適合度合を表示パターンで認識させることもできる。
さらに、この第3の実施の形態では、画面彩度選定処理手順RT31において、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数に応じて、第1の彩度、第2の彩度、及び第3の彩度の3つの表示パターンを用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、2パターンでも、4パターン以上でもよく、例えば、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数と、彩度の数値とを対応させるようにして、登録されている音楽データAdの数に応じて彩度をリニアに変化させるようにしてもよい。
さらに、この第3の実施の形態では、チャンネル追加ダイアログ320を、閉じるボタン322の押下に応じて、閉じるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、チャンネル追加ダイアログ320を表示した後、所定時間経過すると自動的に閉じるようにしてもよい。
(5)第4の実施の形態
(5−1)第4の実施の形態の概要
次に、第4の実施の形態の概要を説明する。ちなみにこの概要を説明した後、第4の実施の形態の具体例の説明に移る。
図50に示すコンテンツ再生装置400は、複数のコンテンツの再生順序を規定するプレイリストに基づいてコンテンツを再生する装置であり、コンテンツを再生する再生部401と、プレイリストに属する複数のコンテンツに基づいて当該プレイリストの特徴を抽出するプレイリスト特徴抽出部402と、プレイリスト特徴抽出部402により抽出されるプレイリストの特徴に基づいてプレイリストに属するコンテンツの再生に関わるエフェクトを選定するエフェクト選定部403と、エフェクト選定部403により選定されるエフェクトに基づいてプレイリストに属するコンテンツを再生するように再生部401を制御する再生制御部404とを有する。
尚、再生部401が上述した基本構成となるコンテンツ再生装置1(図1)の再生部7に対応するものであり、プレイリスト特徴抽出部402、エフェクト選定部403及び再生制御部404が、制御部3に対応するものである。
このような構成を有することで、この第4の実施の形態による表示制御装置400は、プレイリストの特徴に合ったエフェクトでプレイリストに属するコンテンツを再生することができるので、コンテンツに関する従来とは異なる新たな楽しみ方を提供することができる。
(5−2)第4の実施の形態の具体例
つづけて、この第4の実施の形態の具体例を説明する。図51に示す音楽再生装置410は、上述したコンテンツ再生装置400の具体例であり、図13との同一部分に同一符号を付して示すように、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110と比較して、計時部118を有していない点が異なる構成を有している。
また、この音楽再生装置410は、制御部112内に、後述する、チャンネルプレイリストPLの特徴を抽出する役割を担うプレイリスト特徴抽出部112Dと、抽出したチャンネルプレイリストPLの特徴に基づいてチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdを再生するときのエフェクトを選定する役割を担うエフェクト選定部112Eと、選定したエフェクトにしたがって音楽データAdを再生するように再生部116を制御する役割を担う再生制御部112Fとが設けられている。
さらに、この音楽再生装置410は、第1の実施の形態と同様のリモートコントローラRM1を有している。
尚、この音楽再生装置410のプレイリスト特徴検出部112D、エフェクト選定部112E、再生制御部112Fが、それぞれ上述したコンテンツ再生装置400のプレイリスト特徴検出部402、エフェクト選定部403、表示制御部404に対応するものである。
そして、この音楽再生装置410は、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110と同様、ダウンロードファンクション、CD録音ファンクション、通常再生ファンクション、CD再生ファンクション、MusicStationファンクションを持ち、リモートコントローラRM1に対する操作に応じて、制御部112が、これらのファンクションに応じた処理を実行するようになされている。
ここで、この音楽再生装置410が持つMusicStationファンクションについて説明する。まず、この音楽再生装置410が持つMusicStationファンクションでの音楽データAdの管理方法について説明する。この管理方法については、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110による管理方法と同様であり、その詳細は、上述の第1の実施の形態の説明を参照とする。
すなわち、この第4の実施の形態による音楽再生装置410は、図2に示すように、チャンネルリストCLにより複数のチャンネルプレイリストPLを管理するようになされ、さらに複数のチャンネルプレイリストPLのそれぞれによって音楽データAdの再生曲順を管理するようになされている。
また、このMusicStationファンクションには、上述した第1の実施の形態と同様、新しく追加した曲、再生回数の少ない曲、ノリのよい曲、明るい曲、クラシックの曲、ヘビメタの曲などのように、ユーザが要求すると考えられる分類毎にチャンネルプレイリストPLが用意され、音楽再生装置410の制御部112が、音楽データAdの記憶または再生に応じて、コンテンツ記憶部115に記憶している音楽データAdを、その再生回数、曲の印象値、ジャンルなどを基に、用意されたチャンネルプレイリストPLのうちの該当するチャンネルプレイリストPLに登録するようにして、チャンネルプレイリストPLを自動的に更新するようになされている。
そして、音楽再生装置410は、GUI画面上で、新しく追加した曲、再生回数の少ない曲、ノリのよい曲、明るい曲、クラシックの曲、ヘビメタの曲などのように分類されたチャンネルプレイリストPLが割り当てられたチャンネルを、リモートコントローラRM1に対するユーザ操作に応じて選択することにより、ラジオのチャンネルを切り換える感覚で、ユーザが所望の曲を容易に見付けだすことができるようになされている。
さらに、MusicStationファンクションでのGUI画面についても、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110のGUI画面と同様の画面構成であり、その詳細は、上述の第1の実施の形態の説明を参照とする。
すなわち、この第4の実施の形態による音楽再生装置410は、図15に示す選択画面120を介してチャンネルの内容及び曲の内容をユーザに視認させつつ、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14に対するユーザ操作に従って、チャンネルを切り換えて選択すると共に、リモートコントローラRM1の左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16に対するユーザ操作に従って、曲を切り換えて選択するようになされている。
また、音楽再生装置410は、所定条件(決定ボタンB17の押下または操作なく所定時間経過)に基づいて選択画面120を再生画面130に切り換え、この再生画面130を介して、選択されたチャンネル及び曲の内容をユーザに視認させ得るようになされている。
さらに、このGUI画面の切り換えに伴う音楽データAdの再生制御についても、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110による再生制御と同様であり、その詳細は、上述の第1の実施の形態の説明を参照とする。
すなわち、この第4の実施の形態による音楽再生装置410は、選択画面120表示時には選択中の音楽データAdを特徴位置より再生する部分再生モードに遷移し、再生画面130表示時には選択中の音楽データAdを通常再生する通常再生モードに遷移するようになされ、どちらのモードに切り換わろうとMusicStationファンクション実行中は常に音楽データAdを途切れることなく再生するようになされている。
かくするにつき、音楽再生装置410は、このMusicStationファンクション実行時、第1の実施の形態の音楽再生装置110と同様、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14の操作に従って、あたかもラジオのプリセット局を切り換える感覚で、チャンネル単位でチャンネルプレイリストPLを切り換えることができると共に、左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16の操作に従って、チャンネル内で再生する曲を切り換えることができ、これにより、ユーザに対して、ラジオ局より放送される音楽を聴くような感覚で、一段と容易に所望の曲を聴取させることができるようになされている。
さらに、MusicStationファンクション起動処理、チャンネル切換処理、曲切換処理の手順についても、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110により実行される処理の手順と同様であり、その詳細は、上述の第1の実施の形態の説明を参照とする。
さらに、MusicStationファンクションでのチャンネルの表示設定方法についても、上述した第1の実施の形態の音楽再生装置110による表示設定方法と同様であり、その詳細は、上述の第1の実施の形態の説明を参照とする。
すなわち、この第4の実施の形態による音楽再生装置410は、図22に示すチャンネル表示設定画面140を介してチャンネル毎にチャンネル表示設定を「表示」または「非表示」に変更し得るようになされている。
ここまで説明したように、この第4の実施の形態の音楽再生装置410も、上述した第1の実施の形態と同様、リモートコントローラRM1の操作に対応するMusicStationファンクションを持ち、MusicStationファンクションの起動、チャンネル切換、曲切換、チャンネルの表示設定などを、リモートコントローラRM1の操作により容易に行うことができるようになされている。
ところで、この第4の実施の形態によるMusicStationファンクションでは、チャンネルプレイリストPLの特徴(例えば登録されている音楽データAdの数)に応じて、そのチャンネルプレイリストPLが割り当てられたチャンネルを選択したときの再生部116でのイコライジング設定を変更するようにもなされている。
具体的に言うと、音楽再生装置410は、制御部112のプレイリスト特徴抽出部112Dにより取得されるチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データ数Adの数に応じて、そのチャンネルプレイリストPLが割り当てられたチャンネルを選択したとき(つまりそのチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdを再生するとき)の再生部116でのイコライジング設定をエフェクト選定部112Eが変更するようになされている。
この場合、エフェクト選定部112Eは、例えば、プレイリスト特徴抽出部112Dにより取得されるチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データ数Adの数が5個以下である場合には、そのチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdを再生するときのイコライジング設定として、図52(A)に示すように、各周波数帯域(例えば、31Hz、62Hz、125Hz、250Hz、300Hz、1KHz、2KHz、4KHz、8KHz、16KHz)での信号レベルを基準レベル(0dB)とした第1のイコライジング設定を選択し、6個以上10個以下である場合には、図52(B)に示すように、第1のイコライジング設定よりも低域及び高域の信号レベルを上げた第2のイコライジング設定を選択し、11個以上である場合には、図52(C)に示すように、第2のイコライジング設定よりもさらに低域及び高域の信号レベルを上げた第3のイコライジング設定を選択するようになされている。
すなわちエフェクト選定部112Eは、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データ数Adの数が多いほど、そのチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdを再生するときのイコライジング効果が強まるように、イコライジング設定を変えるようになされている。
そして、制御部112の再生制御部112Fが、このエフェクト選定部112Eにより自動的に選定されたイコライジング設定で再生部116に音楽データAdを再生させるようになされている。
こうすることで、音楽再生装置410は、音楽データAdを追加して新たな曲を聴くという楽しみ方にくわえて、音楽データAdを追加して異なるイコライジング設定で再生される曲を聴くという新たな楽しみ方をユーザに提供することができ、またこの結果、ユーザに対して、より一層音楽データAdの追加を促すこともできる。
つづけて、このようなイコライジング設定を変える処理(以下、これをイコライジング設定変更処理とも呼ぶ)の手順について説明する。音楽再生装置410の制御部112は、MusicStationファンクション起動時にチャンネルの選択を介して一のチャンネルプレイリストPLを選択すると、または、MusicStationファンクション起動中にチャンネル切換操作に応じたチャンネルの選択を介して一のチャンネルプレイリストPLを選択すると、図53に示すように、イコライジング設定変更処理手順RT40を開始して、ステップSP400に移る。
ステップSP400において制御部112は、プレイリスト特徴抽出部112Dによって、選択中のチャンネルプレイリストPLに現在登録されている音楽データAdの数を取得して、次のステップSP401に移る。ここで、プレイリスト特徴抽出部112Dは、チャンネルプレイリストPL内の音楽データ情報Aiの数を取得することで、現在登録されている音楽データAdの数を取得するようになされている。
ステップSP401において制御部112は、取得した音楽データAdの数が第1の閾値(例えば「5」)以下であるかどうかを判定する。このステップSP401で肯定結果を得ると、このことは、選択中のチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数が5個以下であることを意味し、このとき制御部112は、ステップSP402に移る。
ステップSP402において制御部112は、エフェクト選定部112Eにより、再生部116でのイコライジング設定として、図52(A)に示したような、イコライジング効果の最も低い第1のイコライジング設定を選択して、このイコライジング設定変更処理手順RT40を終了する。
これに対して、上述のステップSP401で否定結果を得ると、このことは、選択中のチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数が6個以上であることを意味し、このとき制御部112は、ステップSP403に移る。
ステップSP403において制御部112は、取得した音楽データAdの数が第2の閾値(例えば「10」)以下であるかどうかを判定する。このステップSP403で肯定結果を得ると、このことは、選択中のチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数が6個以上10個以下であることを意味し、このとき制御部112は、ステップSP404に移る。
ステップSP404において制御部112は、エフェクト選定部112Eにより、再生部116でのイコライジング設定として、図52(B)に示したような、第1のイコライジング設定よりもイコライジング効果の高い第2のイコライジング設定を選択して、このイコライジング設定変更処理手順RT40を終了する。
これに対して、上述のステップSP403で否定結果を得ると、このことは、選択中のチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数が11個以上であることを意味し、このとき制御部112は、ステップSP405に移る。
ステップSP405において制御部112は、エフェクト選定部112Eにより、再生部116でのイコライジング設定を、図52(C)に示したような、第2のイコライジング設定よりもイコライジング効果の高い第3のイコライジング設定を選択して、このイコライジング設定変更処理手順RT40を終了する。
このようなイコライジング設定変更処理手順RT40によって、音楽再生装置410の制御部112は、選択中のチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdを再生部116に再生させるときのイコライジング設定を変更するようになされている。
ちなみに、ここでは説明の便宜上、このイコライジング設定変更処理手順RT40を、上述した第1の実施の形態のMusicStationファンクション起動処理手順RT10及びチャンネル切換処理手順RT11と分けて説明したが、実際には、MusicStationファンクション起動処理手順RT10及びチャンネル切換処理手順RT11内で実行される処理である。つまり、このイコライジング設定変更処理手順RT40は、例えば、MusicStationファンクション起動処理手順RT10のステップSP108、及びチャンネル切換処理手順RT11のステップSP118で実行される処理である。
よって、MusicStationファンクション起動処理手順RT10のステップSP108、及びチャンネル切換処理手順RT11のステップSP118で再生される音楽データAdが、再生制御部112Fによって、エフェクト選定部112Eにより変更されたイコライジング設定で再生される。
(5−3)第4の実施の形態による動作及び効果
以上の構成において、音楽再生装置410は、コンテンツ記憶部115に記憶する複数の音楽データAdを、リスト記憶部117に記憶している、音楽データAdのコンテンツ識別情報である音楽データ情報Aiをリスト化した複数のチャンネルプレイリストPLにより管理する。
そして、音楽再生装置410の制御部112は、リモートコントローラRM1のユーザ操作にしたがって、複数のチャンネルプレイリストPLのうちの1つを選択すると、この選択したチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの再生を再生部116で開始する。
ここで、音楽再生装置410の制御部112は、プレイリスト特徴抽出部112Dによって、各チャンネルプレイリストPLの特徴(登録されている音楽データAdの数)を抽出し、この抽出した特徴に応じて、エフェクト選定部112Eにより再生部116でのエフェクト(イコライジング設定を変えるエフェクト)を選定する。
具体的に言うと、エフェクト選定部112Eは、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数が第1の閾値(例えば5個)以下であれば、このチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdを再生するときのイコライジング設定として第1のイコライジング設定を選択し、この数が第1の閾値より大きく第2の閾値(例えば10個)以下であれば、第2のイコライジング設定を選択し、この数が第2の閾値より大きければ、第3のイコライジング設定を選択する。
すなわち、音楽再生装置410は、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数に応じて異なるイコライジング設定で音楽データAdを再生するようにしたことにより、登録されている音楽データAdの数によりイコライジング設定を変えて再生される曲を聴くといった従来にはない新たな楽しみ方をユーザに提供することができる。
また、このように、各チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数に応じて、各チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの再生するときのエフェクトを選定するようにしたことにより、音楽再生装置310は、音楽データAdを追加することで新たな楽しみ方が提供される旨をユーザに認識させることができ、結果として、音楽データAdの追加をより一層ユーザに促すこともできる。
以上の構成によれば、音楽再生装置410は、チャンネルプレイリストPLの特徴に合ったエフェクトでチャンネルプレイリストPLに属する音楽データAdを再生することができるので、音楽データAdに関する従来とは異なる新たな楽しみ方をユーザに提供することができる。
(5−4)第4の実施の形態に対する他の実施の形態
尚、この第4の実施の形態では、チャンネルプレイリストPLの特徴に応じて選定するエフェクトとしてイコライジング設定を変えるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、チャンネルプレイリストPL内の曲順設定Lsを変えるようにしてもよい。
ここで、このような曲順設定Lsを変える処理(以下、これを曲順変更処理とも呼ぶ)の手順について説明する。音楽再生装置410の制御部112は、MusicStationファンクション起動時にチャンネルの選択を介して一のチャンネルプレイリストPLを選択すると、または、MusicStationファンクション起動中にチャンネル切換操作に応じたチャンネルの選択を介して一のチャンネルプレイリストPLを選択すると、図54に示すように、曲順変更処理手順RT41を開始して、ステップSP410に移る。
ステップSP410において制御部112は、プレイリスト特徴抽出部112Dによって、選択中のチャンネルプレイリストPLに現在登録されている音楽データAdの数を取得して、次のステップSP411に移る。ここで、プレイリスト特徴抽出部112Dは、チャンネルプレイリストPL内の音楽データ情報Aiの数を取得することで、現在登録されている音楽データAdの数を取得するようになされている。
ステップSP411において制御部112は、取得した音楽データAdの数が第1の閾値(例えば「5」)以下であるかどうかを判定する。このステップSP411で肯定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP412に移る。
ステップSP412において制御部112は、エフェクト選定部112Eにより、選択中のチャンネルプレイリストPL内の曲順設定Lsとして、例えばランダム順の第1の曲順設定Lsを選択して、次のステップSP416に移る。
これに対して、上述のステップSP411で否定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP413に移る。ステップSP413において制御部112は、取得した音楽データAdの数が第2の閾値(例えば「10」)以下であるかどうかを判定する。このステップSP413で肯定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP414に移る。ステップSP414において制御部112は、エフェクト選定部112Eにより、選択中のチャンネルプレイリストPL内の曲順設定Lsとして、例えば曲の印象値の明るさを示す値が小さい順の第2の曲順設定Lsを選択して、次のステップSP416に移る。
これに対して、上述のステップSP413で否定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP415に移る。ステップSP415において制御部112は、エフェクト選定部112Eにより、選択中のチャンネルプレイリストPL内の曲順設定Lsとして、例えば曲の印象値のテンポを示す値が小さい順の第3の曲順設定Lsを選択して、次のステップSP416に移る。
ステップSP416において制御部112は、エフェクト選定部112Eが選択した曲順設定Lsを、選択中のチャンネルプレイリストPLの曲順設定Lsに反映して、この曲順選定処理手順RT41を終了する。
そして、この結果、制御部112の再生制御部112Fが、選択中のチャンネルプレイリストPLの曲順設定Lsにしたがって、音楽データAdを再生する。
こうすることで、音楽再生装置410は、登録されている音楽データAdの数により曲順を変えて再生される曲を聴くといった従来にはない新たな楽しみ方をユーザに提供することもできる。また、この結果、音楽再生装置410は、同じチャンネルプレイリストPLを選択した場合であっても、常に新鮮な感覚で音楽データAdに基づく曲をユーザに聴取させることができる。
また、これに限らず、エフェクトとして、音楽データAdの再生開始位置を変える(つまり再生パターンを変える)ようにしてもよい。ここで、このような音楽データAdの再生開始位置を変える処理(以下、これを再生開始位置変更処理とも呼ぶ)の手順について説明する。ちなみに、この場合、音楽データAdが、図55(A)に示すように、例えば、前奏、Aメロ、Aメロ、Bメロ、サビ、間奏、…のように構成されているものとする。
音楽再生装置410の制御部112は、MusicStationファンクション起動時にチャンネルの選択を介して一のチャンネルプレイリストPLを選択すると、または、MusicStationファンクション起動中にチャンネル切換操作に応じたチャンネルの選択を介して一のチャンネルプレイリストPLを選択すると、図55(B)に示すように、再生開始位置変更処理手順RT42を開始して、ステップSP420に移る。
ステップSP420において制御部112は、プレイリスト特徴抽出部112Dによって、選択中のチャンネルプレイリストPLに現在登録されている音楽データAdの数を取得して、次のステップSP421に移る。ここで、プレイリスト特徴抽出部112Dは、チャンネルプレイリストPL内の音楽データ情報Aiの数を取得することで、現在登録されている音楽データAdの数を取得するようになされている。
ステップSP421において制御部112は、取得した音楽データAdの数が第1の閾値(例えば「5」)以下であるかどうかを判定する。このステップSP421で肯定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP422に移る。
ステップSP422において制御部112は、エフェクト選定部112Eにより、選択中のチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの再生開始位置として、例えば前奏の開始位置(つまり曲の先頭)t1を選択して、この再生開始位置変更処理手順RT42を終了する。
これに対して、上述のステップSP421で否定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP423に移る。ステップSP423において制御部112は、取得した音楽データAdの数が第2の閾値(例えば「10」)以下であるかどうかを判定する。このステップSP423で肯定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP424に移る。ステップSP424において制御部112は、エフェクト選定部112Eにより、選択中のチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの再生開始位置として、例えばBメロの開始位置t2を選択して、この再生開始位置変更処理手順RT42を終了する。
これに対して、上述のステップSP423で否定結果を得ると、このとき制御部112は、ステップSP425に移る。ステップSP425において制御部112は、エフェクト選定部112Eにより、選択中のチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの再生開始位置として、例えばサビの開始位置t3を選択した、この再生開始位置変更処理手順RT42を終了する。
そして、この結果、制御部112の再生制御部112Fが、エフェクト選定部112Eにより選択された再生開始位置より音楽データAdを再生する。
こうすることで、音楽再生装置410は、登録されている音楽データAdの数により再生開始位置を変えて再生される曲を聴くといった従来にはない新たな楽しみ方をユーザに提供することもできる。また、登録されている音楽データAdの数が増えるにつれて、再生開始位置を、前奏の開始位置t1から、Bメロの開始位置t2、サビの開始位置t3へと、ユーザが曲をより認識し易い位置に変更するようにしたことにより、音楽データAdを追加すれば曲が検索し易くなる旨をユーザに認識させることができ、結果として、ユーザに対し、音楽データの追加を促すことができる。
ちなみに、再生開始位置として利用する、前奏の開始位置t1、Bメロの開始位置t2、サビの開始位置t3は、例えば、音楽データAdの音楽データ管理情報Amに含まれる特徴位置情報Ct1、Ct2、Ct3(図2)としてコンテンツ記憶部115に記憶されているとする。また、再生開始位置としては、前奏の開始位置t1、Bメロの開始位置t2、サビの開始位置t3に限らず、Aメロの開始位置、間奏の開始位置などを利用してもよい。
また、音楽データAdの再生パターンとして、再生開始位置を変えるだけでなく、例えば、音楽データAdの再生パターンとして、サビ再生、イントロ再生、通常再生、伴奏再生を用意して、このうちの1つをランダムに選択するなどして、再生パターン変えるようにしてもよい。
また、エフェクトとしては、上述したイコライジング設定の変更、曲順設定の変更、再生パターンの変更に限らず、音量の変更、音質(ビットレート、圧縮率など)の変更、ノイズの付加量の変更、テンポの変更などを選定するようにしてもよい。
具体的に言うと、例えば、ビットレートを変更する場合、エフェクト選定部112Eは、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データ数Adの数が多いほど、そのチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdを再生するときの音質を、例えば、FMラジオ音質から、カセットテープ音質へ、そしてMD音質、CD音質へと上げるように、ビットレートを変更する。こうすることで、音楽再生装置410は、音楽データAdを追加して異なるビットレートで再生される曲を聴くという新たな楽しみ方をユーザに提供することができる。また、この場合、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データ数Adの数が多いほど、そのチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdを再生するときの音質を上げるので、ユーザに対して、音楽データAdの追加を促すことができると共に、音楽データAdを追加してチャンネルプレイリストPLを育てるような楽しみ方を提供することもできる。
またノイズの付加量を変更する場合も同様に、エフェクト選定部112Eは、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データ数Adの数が多いほど、そのチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdを再生するときのノイズが少なくなるように(つまり音質を上げるように)、ノイズ付加量を変更すればよい。
さらに、この第4の実施の形態では、チャンネルプレイリストPLの登録データ数Tnではなく、チャンネルプレイリストPL内の音楽データ情報Aiの数を確認することで、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数を取得するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、登録データ数Tnの更新を、MusicStationファンクション終了時ではなく、チャンネルプレイリストPLへの音楽データAd登録時にして、この登録データ数Tnを、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数として取得するようにしてもよい。
さらに、この第4の実施の形態では、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの統計値である、登録されている音楽データAdの数に基づいて、チャンネルプレイリストPLの特徴を抽出してエフェクトを選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、チャンネルプレイリストPLに最初の音楽データAdを登録した日付、最後に音楽データAdを登録した日付、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの再生頻度、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの重要度などのうちの1つに基づいて、チャンネルプレイリストPLの特徴を抽出してエフェクトを選定するようにしてもよい。
具体的に言うと、音楽再生装置410は、例えばチャンネルプレイリストPLに最初の音楽データAdを登録した日付をチャンネルプレイリストPL毎にリスト情報Liに追加で記すようにして、この日付によりエフェクトを選定するようにする。こうすることで、音楽再生装置410は、例えば、この日付が新しいチャンネルプレイリストPLほど音質を上げるなどして、ユーザに対して、チャンネルプレイリストPLの新しさをエフェクトで認識させることができる。
また、音楽再生装置410は、例えばチャンネルプレイリストPLに最後に音楽データAdを登録した日付をチャンネルプレイリストPLごとにリスト情報Liに追加で記すようにして、この日付によりエフェクトを選定するようにする。こうすることで、音楽再生装置410は、例えば、この日付が古いチャンネルプレイリストPLほどノイズの付加量を多くするなどして、ユーザに対して、チャンネルプレイリストPLの古さをエフェクトで認識させることができる。
さらに、音楽再生装置410は、例えばチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの再生頻度の統計値(例えば再生回数の合計値または平均値)をチャンネルプレイリストPLごとにリスト情報Liに追加で記すようにして、この再生頻度によりエフェクトを選定するようにする。こうすることで、音楽再生装置410は、例えば、よく聴くチャンネルプレイリストPLほどイコライジング効果を強めるなどして、ユーザに対して、チャンネルプレイリストPLの好みをエフェクトで認識させることができる。ちなみに、この場合、再生回数の統計値をリスト情報Liに記すようにしたが、音楽データAd毎の再生回数を属性情報Tiから取得して、この統計値を算出するようにしてもよい。
さらに、音楽再生装置410は、例えばチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの重要度の統計値(例えば重要度を示す値の合計値または平均値)をチャンネルプレイリストPLごとにリスト情報Liに追加で記すようにして、この重要度によりエフェクトを選定するようにする。こうすることで、音楽再生装置410は、例えば、重要度の高いチャンネルプレイリストPLほど音量を上げるなどして、ユーザに対して、チャンネルプレイリストPLの重要度をエフェクトで認識させることもできる。ちなみに、この場合、重要度の統計値をリスト情報Liに記すようにしたが、音楽データAd毎の重要度を属性情報Tiから取得して、この統計値を算出するようにしてもよい。また、この重要度は、あらかじめ音楽データAdに設定されていてもよいし、ユーザに設定させるようにしてもよい。
さらに、これに限らず、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの付加情報である属性情報Tiに含まれるジャンルや曲の印象値などに基づいて、チャンネルプレイリストPLの特徴を抽出してエフェクトを選定するようにしてもよい。
具体的に言うと、音楽再生装置410は、例えば、ジャンルがロックである音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリストPLの音楽データAdを再生するときには、ロックに適したイコライジング設定を選定する。こうすることで、音楽再生装置410は、ユーザに対して、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdのジャンルに合ったエフェクトで曲を聴取させることができる。
また、音楽再生装置410は、例えば、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの曲の印象値の統計値(合計値または平均値)を算出して、この統計値に適したイコライジング設定を選定する。こうすることで、音楽再生装置410は、ユーザに対して、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの印象をエフェクトで認識させることもできる。
さらに、これに限らず、チャンネルプレイリストPLの属性情報である、チャンネルプレイリストPLの特徴を示すキーワード(例えば、「明るい」)と、実際にそのチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの特徴(例えば曲の印象値)との適合度合に基づいてエフェクトを選定するようにしてもよい。
実際上、音楽再生装置410は、例えば、キーワードとして「明るい」が記されたチャンネルプレイリスト(明曲リスト)PLに対して、曲の印象値の明るさを示す値が所定値以上である音楽データAdを登録するようにした場合について述べたが、これに限らず、例えば、コンテンツ記憶部115に記憶されている音楽データAdのうち、曲の印象値の明るさを示す値が上位10傑に入る音楽データAdを、この明曲リストPLに登録するようにしてもよい。
このようにすると、コンテンツ記憶部115に記憶された音楽データAdの数が少ないときなどには、必ずしも明るい曲の音楽データAdが明曲リストPLに登録されるとは限らなくなる。そこで、例えば、明曲リストPLに登録されている音楽データAdの曲の印象値の明るさを示す値の平均値を算出して、この平均値が高くなるほど、明曲リストPLの音楽データAdを再生するときの音質を上げる。こうすることで、音楽再生装置410は、ユーザに対して、チャンネルプレイリストPLの特徴と、実際にこのチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの特徴との適合度合をエフェクトで認識させることもできる。
さらに、この第4の実施の形態では、イコライジング設定選定処理手順RT40において、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数に応じて、第1のイコライジング設定、第2のイコライジング設定、及び第3のイコライジング設定の3つのパターンを用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、2パターンでも、4パターン以上でもよい。
(6)第5の実施の形態
次に、第5の実施の形態を説明する。図56に示すコンテンツ再生装置500は、上述した基本構成である機能ブロック構成のコンテンツ再生装置1をハードウェア構成により実現した例であり、コンテンツ再生装置500の筐体表面やリモートコントローラ(図示せず)に設けられた各種操作ボタンでなる操作入力部501がユーザによって操作されると、操作入力部501でこれを認識し、その操作に応じた操作入力信号を入力処理部502に送出する。入力処理部502は、供給される操作入力信号に対して所定の処理を施すことにより、操作入力信号を操作コマンドに変換し、これをバス503を介して中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit )504に送出する。
中央処理ユニット504は、ROM(Read Only Memory)505又はハードディスクドライブ506にあらかじめ記憶されている基本プログラムやアプリケーションプログラムなどの各種プログラムをバス503を介してRAM(Random Access Memory)507に読み出す。そして中央処理ユニット504は、RAM507上で展開したこれら各種プログラムに従って全体を制御すると共に、所定の演算処理や、入力処理部502から与えられる操作コマンドに応じた各種処理を実行する。
例えば、中央処理ユニット504は、通信処理部508及びネットワークインタフェース509を順次介して、ネットワークNT上の図示しない音楽提供サーバにアクセスする。
そして、中央処理ユニット504は、ユーザにより操作入力部501を介して、所望の音楽データをダウンロード要求するための操作入力信号が入力されると、これに応じて音楽提供サーバに所望の音楽データをダウンロード要求する。この結果として、中央処理ユニット504は、音楽提供サーバから提供される所望の音楽データをネットワークインタフェース509及び通信処理部508を順次介してダウンロードする。そして中央処理ユニット504は、このダウンロードした音楽データをハードディスクドライブ506に記憶する。
また、中央処理ユニット504は、ユーザにより操作入力部501を介して、CDなどの記録媒体に記録された音楽データを録音するための操作入力信号が入力されると、メディアドライブ510により記録媒体から音楽データを読み出すと共に、読み出した音楽データをデータ処理回路511に送出する。データ処理回路511は、メディアドライブ510から与えられた音楽データを圧縮符号化してハードディスクドライブ506に記憶する。
さらに、中央処理ユニット504は、ユーザにより操作入力部501を介してハードディスクドライブ506内の音楽データが指定され、再生要求する操作入力信号が入力されると、これに応じてハードディスクドライブ506から、指定された音楽データを読み出してデータ処理回路511に送出する。データ処理回路511は、音楽データを復号した後、イコライジング処理、デジタルアナログ変換処理、増幅処理などの音声処理を施して、この結果得られた音楽信号をスピーカ512に送出する。この結果、スピーカ512から音楽信号に基づく音楽(つまり曲)が出力される。
また、ハードディスクドライブ506には、複数のプレイリストが記憶され、中央処理ユニット504は、ユーザにより操作入力部501を介して、プレイリストが指定され、このプレイリストにしたがって音楽データを再生するように要求する操作入力信号が入力されると、これに応じてハードディスクドライブ506から指定されたプレイリストを読み出す。
そして、中央処理ユニット504は、このプレイリストに登録されている音楽データをプレイリストに示される順番でハードディスクドライブ506から読み出してデータ処理回路511に送出する。データ処理回路511は、音楽データを復号した後、イコライジング処理、デジタルアナログ変換処理、増幅処理などの音声処理を施して、この結果得られた音楽信号をスピーカ512に送出する。この結果、スピーカ512から音楽信号に基づく音楽(曲)がプレイリストの順番で出力される。
さらに、中央処理ユニット504は、各種プログラムの実行結果(例えば、音楽データのダウンロード、録音、再生)に応じた表示用データを生成して、これを表示処理部513に送出する。表示処理部513は、表示用データに基づく画面をディスプレイ514に表示する。
ところで、コンテンツ再生装置500は、中央処理ユニット504がROM505またはハードディスクドライブ506にあらかじめ記憶された各種プログラムにしたがって各種処理を実行するようになされている。つまり、このコンテンツ再生装置500では、上述した機能ブロック構成のコンテンツ再生装置1(図1)の各種機能(つまり実行する処理)に応じて、ROM505またはハードディスクドライブ506に記憶させる各種プログラムを適宜選定することで、操作入力部501及び入力処理部502をコンテンツ再生装置1の操作部2と同様に機能させることができ、また、ディスプレイ514を表示部4と同様に機能させることができる。
さらに、コンテンツ再生装置500は、中央処理ユニット504及び表示処理部513をコンテンツ再生装置1の制御部3と同様に機能させることができ、さらに、通信処理部508及びネットワークインタフェース509を通信部5と同様に機能させることができ、さらに、ハードディスクドライブ506を記憶部6と同様に機能させることができ、メディアドライブ510、データ処理回路511及びスピーカ512を、再生部7と同様に機能させることができる。
また、コンテンツ再生装置500は、コンテンツ再生装置1を基本構成とするコンテンツ再生装置100、200、400、及び表示制御装置300の各機能ブロックについても、同様にして、自身のハードウェア構成により機能させることができる。ちなみに、コンテンツ再生装置1の基本構成にはないコンテンツ再生装置200の一時記憶部205については、コンテンツ再生装置500のRAM507を同様に機能させればよい。
よってコンテンツ再生装置500は、コンテンツ再生装置1、100、200、400、及び表示制御装置300の各種機能(つまりこれらコンテンツ再生装置1、100、200、400、及び表示制御装置300が実行する処理)を、自身のハードウェア構成で実現することができ、かくして、上述した第1乃至第4の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
尚、この第5の実施の形態では、中央処理ユニット504がROM505またはハードディスクドライブ506にあらかじめ記憶された各種プログラムにしたがって、コンテンツ再生装置1、及びこのコンテンツ再生装置1を基本構成とするコンテンツ再生装置100、200、400、及び表示制御装置300の各種機能を実現する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、各種プログラムを、CDやDVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体に記録しておき、中央処理ユニット504がこの記録媒体から読み出した各種プログラムにしたがって、コンテンツ再生装置1、及びこのコンテンツ再生装置1を基本構成とするコンテンツ再生装置100、200、400、及び表示制御装置300の各種機能を実現するようにしてもよいし、この記録媒体から各種プログラムをハードディスクドライブ506にインストールするようにしてもよい。
(7)第1乃至第5の実施の形態に対する他の実施の形態
尚、上述の第1乃至第5の実施の形態では、コンテンツとして曲の音楽データを用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、曲以外の音楽データや、映像データ、プログラムデータなど、この他種々のコンテンツを用いるようにしてもよい。また、本発明は、コンテンツ再生装置1、100、200、400、500、表示制御装置300として、パーソナルコンピュータや、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance )、ポータブルオーディオプレイ、オーディオコンポ、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダ、ハードディスクレコーダなど、この他種々のコンテンツを扱う装置に広く適用することができる。
また、上述の第1乃至第4の実施の形態では、属性情報Tiに示される曲の特徴として、12音解析した結果得られる曲の印象値を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、周波数解析など、この他種々の解析方法の結果得られる値を曲の特徴として用いるようにしてもよいし、人間が数値化した曲の印象値を用いるようにしてもよい。
1、100、200、400、500……コンテンツ再生装置、2……操作部、3、106、112、206……制御部、4、113、303……表示部、5……通信部、6……記憶部、7、103、116、203、401……再生部、10、120……選択画面、20、130……再生画面、30、140……チャンネル表示設定画面、101……第1の入力部、102……第2の入力部、104、115、201……コンテンツ記憶部、105、117、202……リスト記憶部、110、210、310、410……音楽再生装置、111……受信部、118……計時部、150……起動時チャンネル設定画面、204……入力部、205、211……一時記憶部、300……表示制御装置、112A、112D、301、402……プレイリスト特徴抽出部、112B、302……表示パターン選定部、112C、304……表示制御部、112E、403……エフェクト選定部、112F、404……表示制御部、501……操作入力部、502……入力処理部、504……CPU、505……ROM、506……ハードディスクドライブ、507……RAM、510……メディアドライブ、511……データ処理回路、512……スピーカ、513……表示処理部、514……ディスプレイ、Ad……音楽データ、B13……上方向ボタン、B14……下方向ボタン、B15……左方向ボタン、B16……右方向ボタン、B18……おまかせボタン、B20……リクエストボタン、CL……チャンネルリスト、PL……チャンネルプレイリスト、RM1、RM2……リモートコントローラ。