JP2003123268A - 記録媒体、情報記録装置、情報再生装置および情報レンタルシステム - Google Patents

記録媒体、情報記録装置、情報再生装置および情報レンタルシステム

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JP2003123268A
JP2003123268A JP2001321139A JP2001321139A JP2003123268A JP 2003123268 A JP2003123268 A JP 2003123268A JP 2001321139 A JP2001321139 A JP 2001321139A JP 2001321139 A JP2001321139 A JP 2001321139A JP 2003123268 A JP2003123268 A JP 2003123268A
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JP2001321139A
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Yoshihisa Suzuki
誉久 鈴木
Sayoko Tanaka
小夜子 田中
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 100曲を超える音楽情報等、膨大なプログ
ラム数の主情報を記録した媒体であっても、無駄な料金
を支払うことなく効率的に借り受けることができる新た
なレンタルシステムを提案する。 【解決手段】 ディスク1には、複数プログラムよりな
る音楽情報と、各プログラムへのアクセスの拒否を管理
するアクセス管理情報が記録されている。レンタル前に
は、アクセス管理情報は全てアクセス禁止に設定されて
いる。ユーザは、かかるディスク1を記録再生部101
に装着し、所望の曲の再生回数、再生可能期間を入力す
る。これにより、当該曲のアクセス管理情報が再生禁止
から再生可能に書き換えられる。同時に、当該曲の再生
回数および再生可能期間に応じて、課金情報が算出さ
れ、これが表示部104に表示される。ユーザは、自己
の再生装置によって、再生可能とされた曲のみ再生する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラム単位で
主情報(たとえば曲情報)を保持する記録媒体およびそ
の記録装置、再生装置、およびかかる記録媒体を用いた
情報レンタルシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、音楽用CD(コンパクトディス
ク)等のレンタルシステムが普及している。かかるレン
タルシステムは、レンタルショップにてCDを一定期間
借り受け、自宅のCDプレーヤ等で再生するものであ
る。期間終了後は、レンタルショップにCDを持参し返
却する。借り受け期間を超過した場合、ユーザは超過費
用をショップにて清算する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記レンタルシステム
では、借り受けたCDはあくまでもショップ所有のもの
であるから、ユーザは必ずショップにCDを持参して返
却しなければならない。また、複数のプログラム(曲)
が記録されている場合、その全てを再生したいとは限ら
ず、所望のプログラム以外は、無駄な借り受けとなって
しまう。さらに、現行のCDでは、楽曲数が精々数十曲
であるから、多様な曲を再生したい場合には、複数のC
Dを借り受ける必要がある。かかる場合には、上記無駄
な借り受けはますます増大し、その結果、ユーザは無駄
なレンタル料を支払うことを強いられる。また、借り受
けと返却を複数枚のCDについて行わなければならない
ため、ユーザおよびショップの双方に面倒な作業を強い
ることになってしまう。
【0004】これに対し、近年では、記録密度の向上お
よびデータ圧縮技術の改良によって膨大な楽曲数の音楽
情報を記録媒体に記録できるようになっている。たとえ
ば、iD−Photo規格に従う高密度光磁気ディスク
では、730Mbytesの情報をディスクに記録でき
る。したがって、たとえばMP−3の圧縮変調方式にて
音楽情報を記録すると、かかるiD−Photoディス
クには、100曲を超える曲を記録できる。したがっ
て、かかる高密度ディスクを貸し出し用のディスクとし
て用いれば、借り受けディスクの枚数を著しく低減で
き、借り受けおよび返却時におけるユーザおよびショッ
プの煩雑な作業を解消できる。
【0005】ところが、このように100曲を超える楽
曲を記録したディスクを貸し出す場合、曲数に応じて課
金すると、たとえその内10曲程度を再生したい場合で
あっても、高額なレンタル料を支払わなければならなく
なる。
【0006】また、かかるディスクを光磁気ディスク等
の書換え可能なディスクとした場合、ユーザにより誤っ
て記録・消去がなされる恐れがある。かかる場合、この
ディスクは、もはやレンタル用として使用することはで
きない。よって、対象媒体を書換え可能なディスクとし
た場合には、買取りを前提とする必要があるが、媒体自
体のみならず曲をも買い取るとなると、レンタル時の料
金はさらに高額なものとなってしまう。
【0007】そこで、本発明は、100曲を超える音楽
情報等、膨大なプログラム数の主情報を記録した媒体で
あっても、無駄な料金を支払うことなく効率的に借り受
けることができる新たなレンタルシステムを提案するも
のである。また、かかるシステムに用いて好適な新たな
記録媒体、情報記録装置および情報再生装置を提案する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、各プログラム
へのアクセスの拒否を管理するアクセス管理情報を記録
媒体に記録しておき、かかるアクセス管理情報を、アク
セス禁止からアクセス可能に適宜書き換えて、所定のプ
ログラムのみを再生可能とするものである。このように
構成することで、100を超えるようなプログラムが記
録されている場合であっても、この内所望のプログラム
のみを貸し出すことができ、よって、ユーザは、無駄な
料金を支払うことなく所望のプログラムのみを借り受け
ることができる。
【0009】したがって、本願発明の特徴は、かかるア
クセス管理情報を有する記録媒体と、これを用いた記録
装置、再生装置、および情報レンタルレンタルシステム
にある。以下にそれぞれの特徴を請求項毎に示す。
【0010】請求項1の発明は、記録媒体に関する発明
で、プログラム毎に読み出し可能に記録された主情報
と、前記各プログラムへのアクセスの拒否を管理する書
換え可能なアクセス管理情報とを有することを特徴とす
る。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の記録媒体に
おいて、前記アクセス管理情報はアクセス許可回数およ
び/もしくはアクセス許可期間を含むことを特徴とす
る。
【0012】請求項3の発明は、請求項1または2の記
録媒体において、前記各プログラムの内容を識別するた
めのプログラム識別情報を有することを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、請求項1から3の何れ
かの記録媒体において、前記主情報は音楽情報であるこ
とを特徴とする。
【0014】請求項5の発明は、記録可能な記録媒体に
対して情報を記録する情報記録装置であって、前記記録
媒体に対し情報を記録する記録手段と、各プログラムへ
のアクセスの拒否を管理するアクセス管理情報を生成す
るアクセス管理情報生成手段とを備え、前記アクセス管
理情報生成手段によって生成されたアクセス管理情報を
前記記録手段によって前記記録媒体に記録すると共に、
前記プログラム毎に読み出し可能な状態で主情報を前記
記録手段によって記録することを特徴とする。
【0015】請求項6の発明は、請求項5の情報記録装
置において、情報ソースとなるソース媒体を再生する再
生手段をさらに備え、前記アクセス管理情報生成手段
は、前記ソース媒体から前記記録媒体に記録されるプロ
グラムに応じて前記アクセス管理情報を生成することを
特徴とする。
【0016】請求項7の発明は、請求項6の情報記録装
置において、前記ソース媒体に保持された主情報の内、
所定のプログラムを選択するためのプログラム選択手段
をさらに備え、前記アクセス管理情報生成手段は、前記
プログラム選択手段によって選択されたプログラムに応
じて前記アクセス管理情報を生成することを特徴とす
る。
【0017】請求項8の発明は、請求項6または7の情
報記録装置において、前記ソース媒体から前記記録媒体
に記録される各プログラムの内容を識別するプログラム
識別情報を入力するためのプログラム識別情報入力手段
をさらに備え、前記記録手段は、前記記録媒体に対し
て、当該プログラム識別情報を併せて記録することを特
徴とする。
【0018】請求項9の発明は、請求項5から8の何れ
かの情報記録装置において、前記記録媒体は少なくとも
前記アクセス管理情報が記録される領域が書き換え可能
となっており、前記アクセス管理情報生成手段は、前記
各プログラムへのアクセスを禁止するようアクセス管理
情報を生成することを特徴とする。
【0019】請求項10の発明は、請求項9の情報記録
装置において、前記アクセス管理情報が全てのプログラ
ムに対してアクセス禁止となっていることを検証するア
クセス管理情報検証手段をさらに備え、当該検証手段に
よって所定のプログラムがアクセス禁止となっていない
ことが判別された場合、当該プログラムのアクセス管理
情報を前記アクセス管理情報生成手段によって生成し直
し、当該生成し直したアクセス管理情報を前記記録媒体
に記録することを特徴とする。
【0020】請求項11の発明は、プログラム毎に読み
出し可能に記録された主情報と、前記各プログラムへの
アクセスの拒否を管理する書換え可能なアクセス管理情
報とを有する記録媒体に対し、情報を記録する情報記録
装置であって、前記管理情報を入力するためのアクセス
管理情報入力手段と、前記アクセス管理情報を生成する
アクセス管理情報生成手段とを備え、前記アクセス管理
情報入力手段によって前記記録媒体のアクセス管理情報
が変更されたことに応じ、前記アクセス管理情報生成手
段が新たなアクセス管理情報を生成し、当該新たなアク
セス管理情報を、先のアクセス管理情報に替えて、前記
記録媒体に記録することを特徴とする。
【0021】請求項12の発明は、請求項11の情報記
録装置において、前記記録媒体に記録されたアクセス管
理情報を表示する表示手段をさらに備え、前記アクセス
管理情報入力手段は、当該表示手段に表示された所定の
プログラムのアクセス管理情報を変更することにより新
たなアクセス管理情報を入力することを特徴とする。
【0022】請求項13の発明は、請求項11または1
2の情報記録装置において、前記アクセス管理情報入力
手段は、所定のプログラムのアクセス許可回数もしくは
アクセス許可期間を入力できるものであることを特徴と
する。
【0023】請求項14の発明は、請求項11から13
の何れかの情報記録装置において、前記アクセス管理情
報入力手段によって所定のプログラムのアクセス管理情
報がアクセス禁止からアクセス可能に変更されたことに
応じて当該プログラムの使用料金を算出する課金情報算
出手段をさらに備えることを特徴とする。
【0024】請求項15の発明は、プログラム毎に読み
出し可能に記録された主情報と、前記各プログラムへの
アクセスの拒否を管理する書換え可能なアクセス管理情
報とを有する記録媒体を再生する情報再生装置であっ
て、前記アクセス管理情報を生成するアクセス管理情報
生成手段と、当該生成されたアクセス管理情報を記録す
る記録手段とを備え、前記記録媒体から所定のプログラ
ムを再生したことに応じ、当該プログラムの前記アクセ
ス管理情報を前記アクセス管理情報生成手段によって新
たに生成し、当該新たなアクセス管理情報を、先のアク
セス管理情報に替えて、前記記録手段によって記録媒体
に記録することを特徴とする。
【0025】請求項16の発明は、請求項15の情報再
生装置において、前記記録媒体に記録されたアクセス管
理情報はアクセス許可回数を含み、前記アクセス管理情
報生成手段は、前記記録媒体から所定のプログラムが再
生されたことに応じ、当該プログラムの再生許可回数を
再生回数だけ減じて新たなアクセス管理情報を生成する
ことを特徴とする。
【0026】請求項17の発明は、請求項15の情報再
生装置において、前記記録媒体に記録されたアクセス管
理情報はアクセス許可期間を含み、当該アクセス許可期
間の終期が内蔵カレンダーの日付を超えている場合に
は、当該プログラムの再生を禁止することを特徴とす
る。
【0027】請求項18の発明は、プログラム毎に読み
出し可能に記録された主情報と、前記各プログラムへの
アクセスの拒否を管理する書換え可能なアクセス管理情
報とを有する記録媒体を用いた情報レンタルシステムで
あって、前記記録媒体が装着されるユーザ用端末装置を
備え、当該ユーザ用端末装置を操作して、前記記録媒体
に記録された前記アクセス管理情報をアクセス禁止から
アクセス可能に書き換えることにより、前記記録媒体中
の所定のプログラムのみを、所定回数もしくは所定期間
だけ再生可能とすることを特徴とする。
【0028】請求項19の発明は、請求項18の情報レ
ンタルシステムにおいて、前記ユーザ用端末装置は、前
記所定のプログラムの再生可能回数および再生可能期間
が入力されることに応じ、課金情報を算出して表示する
ことを特徴とする。
【0029】請求項20の発明は、請求項18または1
9の情報レンタルシステムにおいて、前記ユーザ用端末
装置に接続されていると共にメーカ側のサーバ装置に通
信手段を介して接続されたショップ側サーバ装置を備
え、前記ユーザ用端末装置によって当該メーカ製の記録
媒体のアクセス管理情報が書き換えられたことに応じ
て、当該書き換えられた内容を示す書換内容識別情報を
前記ショップ側サーバ装置からメーカ側サーバ装置に送
信することを特徴とする。
【0030】請求項21の発明は、請求項20の情報レ
ンタルシステムにおいて、前記メーカ製の記録媒体に付
属された当該メーカの識別情報を読み取るためのメーカ
識別情報読み取り手段をさらに備え、前記ショップ側サ
ーバ装置は、前記メーカ識別情報読み取り手段によって
読み取られた識別情報に応じて、前記書換内容識別情報
を前記メーカ側サーバに送信することを特徴とする。
【0031】本発明の特徴は、以下に示す実施の形態の
説明により更に明らかとなろう。
【0032】なお、「記録媒体」に関する請求項1から
4の発明は実施の形態として図1、図2および図5に示
されている。ここで、請求項における「主情報」は実施
の形態における音楽情報が対応する。請求項における
「アクセス管理情報」は実施の形態におけるアクセス許
可情報、許可回数情報、許可期間情報からなるアクセス
管理情報が対応する。請求項における「プログラム識別
情報」は実施の形態におけるテーブル情報が対応する。
【0033】また、「情報記録装置」に関する請求項5
から10の発明は実施の形態として図9から図12に示
されている。ここで、請求項における「記録手段」は実
施の形態における記録情報生成部302、401および
記録再生部303、402が対応する。請求項における
「アクセス情報生成手段」は実施の形態における管理情
報生成部302、403およびコントローラ部306、
405が対応する。請求項における「プログラム選択手
段」は実施の形態におけるコントローラ部306、表示
部308および入力部309が対応する。請求項におけ
る「プログラム識別情報入力手段」は実施の形態におけ
る入力部309が対応する。請求項における「アクセス
管理情報検証手段」は実施の形態における管理情報復号
部305、404およびコントローラ部306、405
が対応する。
【0034】また、「情報記録装置」に関する請求項1
1から14の発明は実施の形態として図3、図4および
図6に示されている。ここで、請求項における「アクセ
ス管理情報入力手段」は実施の形態におけるコントロー
ラ部103および入力部105が対応する。請求項にお
ける「アクセス管理情報生成手段」は実施の形態におけ
る管理情報生成部107が対応する。請求項における
「表示手段」は実施の形態における管理情報復号部10
2、コントローラ部103および表示部104が対応す
る。請求項における「課金情報算出手段」は実施の形態
における課金算出部106が対応する。
【0035】また、「情報再生装置」に関する請求項1
5から17の発明は実施の形態として図7および図8に
示されている。ここで、請求項における「アクセス管理
情報生成手段」は実施の形態におけるコントローラ部2
03および管理情報生成部206が対応する。請求項に
おける「記録手段」は実施の形態における記録再生部2
01が対応する。
【0036】また、「情報レンタルシステム」に関する
請求項18から21の発明は実施の形態として図13に
示されている。ここで、請求項における「ユーザ端末装
置」は実施の形態における端末コンピュータ11および
記録再生装置12が対応する。請求項における「ショッ
プ側サーバ装置」は実施の形態におけるショップ側サー
バ16が対応する。請求項における「メーカ識別情報読
み取り手段」は実施の形態におけるカードリーダ13が
対応する。
【0037】ただし、以下の実施の形態は、あくまで
も、本発明の一つの実施形態であって、本発明ないし各
構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載され
たものに制限されるものではない。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。
【0039】まず、図1に実施の形態に係る光磁気ディ
スクの構造を示す。かかる光磁気ディスクとしては、た
とえば、上記iD−Photo規格に従う高密度光磁気
ディスクを用いることができる。
【0040】ディスクには、外周部から内周部に亘って
螺旋状の溝(グルーブ)が形成されている。情報はかか
るグルーブおよびグルーブ間のランドに記録される。ま
た、最外周部にリードイン領域、最内周部にリードアウ
ト領域が割り当てられており、これら2つの領域の間に
プログラム領域が割り当てられている。この内、リード
イン領域には管理情報が記録され、プログラム領域には
主情報たる音楽情報が記録される。音楽情報は通常、複
数のプログラム(曲)からなる。各領域は、全て、書換
え可能である。
【0041】図2に、記録情報のファイル構造を示す。
プログラム領域に記録される音楽情報ファイルには、通
常、音楽情報が1曲目から順番に格納される。たとえ
ば、図2の例においては1曲目から150曲目までの音
楽情報が順番に格納されるリードイン領域に記録される
管理情報ファイルは、アクセス管理情報とTOC(Ta
ble−of−Contents)情報からなる。この
内、TOC情報は、ディスクに記録されている全音楽情
報の「曲数」と、各曲毎の「曲番」、「開始アドレ
ス」、「終了アドレス」およびその曲の「所要時間」か
らなる。かかるTOC情報は、主に、特定の曲を検索す
る際に用いられる。
【0042】アクセス管理情報は、再生の可否を曲毎に
管理するための情報である。具体的には、「アクセス許
可」、「許可回数」、「許可期間」の3種類の情報より
なっている。この内「アクセス許可」はその曲の再生の
拒否を決定する情報、「許可回数」はその曲を再生でき
る回数を決定する情報、「許可期間」はその曲を再生で
きる期間を決定する情報である。
【0043】ここで、「アクセス許可」は、たとえば1
ビットからなっており、これが0であれば再生不可、1
であれば再生可を示す。「許可回数」は7ビットからな
っており、2進数によりその曲の再生可能回数を示す。
たとえば、0000011であればその曲を3回だけ再
生可能である。「許可期間」は48ビットからなってお
り、これにより再生可能期間の終期が示される。すなわ
ち48ビットの内、最上位8ビットで年号の十の位が、
次の8ビットで年号の一の位が示される。同様に、次の
16ビットで月の2桁が示され、最下位の16ビットで
日の2桁が示される。このように、1曲のアクセス管理
情報は56ビット(7バイト)より構成されており、こ
れにより、その曲の再生可否、再生可能回数、再生可能
期間が規定される。
【0044】したがって、「アクセス許可」が0であれ
ば、その曲の再生は禁止される。このとき、「許可回
数」、「許可期間」は共にオールゼロである。これに対
し、「アクセス許可」が1であれば、その曲の再生が許
可され、「許可回数」または「許可期間」の何れかに回
数または期間を示すデータが保持される。ただし、「許
可回数」にデータが保持されている場合には「許可期
間」はオールゼロであり、「許可期間」にデータが保持
されている場合には「許可回数」はオールゼロである。
すなわち、アクセスの許可は、再生可能な回数か、再生
可能な期間の何れか一方によって規定される。
【0045】上記管理情報ファイルおよび音楽情報ファ
イルの情報は、所定の圧縮・変調を施された後、それぞ
れリードイン領域およびプログラム領域に、外周部から
内周部に向かって記録される。
【0046】かかるディスクを再生する再生装置におい
ては、ディスク再生時に、まずアクセス管理情報が参照
される。そして、ディスクに記録されている150曲の
音楽情報のうち、再生が許可されている情報のみ再生の
対象とする。再生が許可されていない曲についてユーザ
が再生指示を行っても、かかる再生は拒否される。たと
えば、再生可能な曲が一覧表示され、ユーザは、その中
からのみ曲を選択し再生できる。
【0047】レンタル前には、ディスク上のアクセス管
理情報は何れもオールゼロに設定されている。すなわ
ち、ディスク中の全ての曲について再生が禁止されてい
る状態に設定されている。ユーザはレンタルショップに
おいて、ディスク中の曲の内、再生を所望する曲のみを
選択する。これにより、アクセス管理情報が書き換えら
れ、ユーザの所望する曲のみが再生可能状態に設定され
る。
【0048】図3は、かかる管理情報書換用の記録再生
装置の構成を示すブロック図である。図において、1は
上記ファイル構造を有するディスク、101はかかるデ
ィスクから管理情報を再生すると共に新たに生成された
管理情報を再びディスクに書き戻す記録再生部、102
は再生された管理情報を復号する管理情報復号部、10
3は各部から供給される情報を処理すると共に各部を制
御するコントローラ部、104はたとえばモニター上に
所定の情報を表示する表示部、105はキーボード等の
入力手段を備えた入力部、106は再生許可とされた曲
の曲数および再生回数、再生期間に応じてレンタル料金
を算出する課金算出部、107は再生許可とされた曲の
曲数および再生回数、再生期間に応じて新たな管理情報
を生成する管理情報生成部である。
【0049】ユーザは、レンタルショップにおいて所望
のディスクを選択し、これを店員に手渡す。店員はかか
るディスクを記録再生部101にセットする。かかるセ
ットにより、記録再生部101は当該ディスク1の管理
情報ファイルを再生しこれを管理情報復号部102に供
給する。管理情報復号部102はかかる管理情報ファイ
ルを復号し、この内、アクセス管理情報をコントローラ
部103に供給する。コントローラ供給部102はかか
るアクセス管理情報に基づいて、図4に示す表示画面を
生成し、これを表示部104に表示せしめる。
【0050】ユーザはかかる表示画面を参照しながら、
入力部105を介して、所望曲の該当欄に「再生回数」
または「再生期間」を入力する。すると、かかる入力情
報はコントローラ部103から課金算出部106に供給
される。課金算出部106は、かかる入力情報に応じて
料金を算出し、かかる料金情報をコントローラ部103
に出力する。コントローラ部103はかかる料金情報
を、それまでに選択された曲数と共に、画面上に表示せ
しめる。
【0051】図4の表示画面では、曲番11から20ま
でのアクセス管理情報の入力が可能である。かかる画面
では、ユーザは、曲番11の曲が3回、曲番19の曲が
5回再生でき、また、曲番12の曲は10月31日まで
再生できるよう、入力している。また、かかる入力に応
じて、曲番11、12、19のアクセス許否の欄が
「○」に変更される。ユーザは、次の10曲について入
力したい場合には、「次へ」のボタンをクリックし、前
の10曲について入力したい場合には、「戻る」をクリ
ックする。これにより、図4と同様の入力画面が、次の
10曲または前の10曲について表示される。
【0052】アクセス管理情報の入力が終了した場合、
ユーザは「確定」のボタンをクリックする。これによ
り、入力部105を介して入力されたアクセス管理情報
の変更情報がコントローラ部103から管理情報生成部
107に供給される。かかる変更情報を受けて、管理情
報生成部107は、管理情報復号部102から供給され
る管理情報ファイルの内、ユーザによって選択された曲
番のアクセス管理情報を当該変更情報に応じて変更し、
新たに管理情報ファイルを生成する。しかる後、この新
たに生成した管理情報ファイルに対し所定の変調を施
し、これを記録再生部101に供給する。記録再生部1
01は、かかる変調済み管理情報ファイルをリードイン
領域上の元の管理情報ファイル上に上書きする。
【0053】以上の書換えにより、ディスクはユーザが
選択した曲のみ再生可能なディスクに変更される。店員
は、かかるディスクを記録再生部101から取り出し、
ユーザに手渡す。同時に、課金算出部106によって算
出された料金情報を表示部104または別の表示部(こ
の場合、課金算出部106からの課金情報はコントロー
ラ103を介してこの表示部にも供給されている)から
読み取り、ユーザから代金を受け取る。これにより、デ
ィスクの受け渡しと料金の支払いが完了し、レンタル作
業が終了する。
【0054】ところで、図2のファイル構造において
は、各曲のタイトル情報が情報として含まれていないた
め、たとえば図4の表示画面上において各曲のタイトル
を表示させることができない。したがって、ユーザは、
表示された曲番の曲が自分の所望する曲であるか否かを
画面上からは知ることはできず、たとえば、ディスクに
付属されたタイトル表などを参照して、曲番のタイトル
を確認する必要がある。しかしながら、かかる作業は大
層面倒である。
【0055】そこで、図5に示す如く、管理情報ファイ
ル中に、曲番とタイトルとを対応付けたテーブル情報を
含めておき、管理情報ファイルの書換え時に、曲番と共
にタイトルを表示するようにする。すなわち、コントロ
ーラ部103は管理情報復号部102からのアクセス管
理情報およびテーブル情報に基づいて、図6に示すよう
な入力画面を生成し、これを表示部104に表示せしめ
る。これにより、ユーザは、画面のみから自分が所望す
る曲を知ることができ、よって、効率的且つ円滑に曲の
選択を行えるようになる。
【0056】次に、図7を参照して、ショップから受け
取ったディスクを再生するプレーヤについて説明する。
【0057】図において、1は上記ショップから受け取
ったディスク、201はかかるディスクから管理情報お
よび音楽情報を再生すると共に新たに生成された管理情
報を再びディスクに書き戻す記録再生部、202は再生
された管理情報を復号する管理情報復号部、203は各
部から供給される情報を処理すると共に各部を制御する
コントローラ部、204はたとえばディスプレイ上に所
定の情報を表示する表示部、205はキー入力部等の入
力手段を備えた入力部、206は所定の曲の再生に応じ
て新たな管理情報を生成する管理情報生成部である。な
お、図には記録再生部で再生した音楽情報を処理しこれ
を出力する処理ブロックを省略している。かかる処理ブ
ロックは、通常、復号部、A/D変換部等によって構成
されるが、周知の構成であるので、ここではその説明を
省略する。
【0058】さて、図7において、ユーザがディスク1
を記録再生部201にセットすると、まず、記録再生部
に201によって当該ディスク1の管理情報ファイルが
再生され、これが管理情報復号部202に供給される。
管理情報復号部202はかかる管理情報ファイルを復号
し、この内、アクセス管理情報をコントローラ部203
に供給する。コントローラ供給部203はかかるアクセ
ス管理情報に基づいて、再生可能な曲を表示する表示画
面を生成し、たとえば、図8に示すような表示画面を表
示部104に表示せしめる。
【0059】かかる表示画面の生成は次のようにして行
われる。まず、アクセス管理情報の内、まずアクセス許
可情報を参照し、これが1の曲番を選択する。次に、こ
こで選択された曲番の許可期間を参照し、当該期間の終
期が内蔵カレンダーの日付よりも前である曲番を除外す
る。そして、最後に残った曲番について、曲番の小さい
ものから順に、曲番号、許可回数(残回数)、許可期間
(再生期限)を示す画面を生成する。
【0060】かかる表示画面によって、ユーザは、再生
可能な曲と、再生の残回数および再生期限を知ることが
できる。たとえば図8(a)の表示例では、ユーザは曲
番8の曲が再生可能で、その再生残回数が3回であるこ
とを知る。そして、この曲を再生させる場合には、入力
部205の再生キーを操作する。また、この曲を再生さ
せるのでなければ、入力部205の送りキーを操作す
る。すると、表示部204の表示画面は、図8(b)の
如く、次の再生可能曲の表示に切り替わる。
【0061】なお、図8の表示例は、図6に示す如く、
管理情報ファイルにテーブル情報が含まれている場合の
表示である。コントローラ部203は管理情報復号部2
02から供給されたアクセス管理情報とテーブル情報を
基に、図8に示すような表示画面を生成する。しかし、
図2に示す如く管理情報ファイルにテーブル情報が含ま
れていない場合には、コントローラ部203は生成する
表示画面中に各曲のタイトルを含めることができない。
かかる場合には、図8の表示画面の内、「タイトル」を
省略した画面を生成し、これを表示部204に表示せし
める。このようにタイトルのない表示がなされた場合に
は、ユーザは、たとえばディスクに付属されたテーブル
表を参照しながら、表示された曲番の曲が所望の曲であ
るかを識別する。
【0062】以上の操作により、所望の曲が表示され、
しかる後、これがユーザによって再生指示されると、コ
ントローラ部203は当該曲の再生を記録再生部201
に指示する。記録再生部201はかかる指示により、当
該曲を検索し、その再生を開始する。
【0063】しかして、所定の曲の再生が開始される
と、コントローラ部203は、管理情報復号部202か
ら供給されたアクセス管理情報の内、当該再生された曲
のアクセス管理情報を参照する。そして、当該曲の再生
許可が再生可能回数によって規定されている場合には、
当該再生可能回数を1だけ減少させる。
【0064】しかる後、当該曲の再生が終了すると、次
の曲の選択に備えて、コントローラ部203は、再度、
図8に示すような表示画面を生成し、これを表示部20
4に表示せしめる。この際、先に再生された曲の再生可
能回数を1だけ減少させた結果、その曲の再生可能回数
が0になった場合には、当該曲を表示から除外する。し
たがって、当該曲は、次の曲選択操作時には、選択対象
から除外されることになる。また、先に再生された曲の
再生可能回数を1だけ減少させた結果、その再生可能回
数がたとえば3から2になった場合には、コントローラ
部203は、この曲の表示において、再生残回数を2と
表示する。
【0065】以上のようにして、曲選択→再生が繰り返
された後、ユーザによってディスクの取り出し指令が入
力されると、コントローラ部203は、それまでに再生
された曲の再生回数に関する情報を管理情報生成部20
6に供給する。また、既に期限切れである曲の曲番号を
管理情報生成部206に供給する。
【0066】管理情報生成部206は、かかる情報を受
けて、再生された曲の「再生可能回数」を再生回数だけ
減じる。その結果、その曲の「再生可能回数」が0にな
った場合には、「アクセス許可」を1から0に変更す
る。また、期限切れとなった曲番の「アクセス許可」を
1から0に変更する。このようにして、アクセス管理情
報を変更した後、TOC情報(およびテーブル情報)と
共に新たに管理情報ファイルを生成する。しかる後、か
かる管理情報ファイルに所定の変調を施し、これを記録
再生部201に供給する。
【0067】記録再生部201は、かかる管理情報ファ
イルをリードイン領域に上書きする。これにより、ディ
スク1の管理情報ファイルが新たな管理情報ファイルに
書き換えられる。しかして、ディスク1の管理情報ファ
イルが書き換えられると、ディスク1がイジェクトさ
れ、ユーザによって取り出される。
【0068】さて、以上のように再生が繰り返される
と、ディスク1のアクセス管理情報は、やがて「再生可
能回数」が0になるか、あるいは、「再生可能期間」が
期限切れとなってしまう。かかる場合、かかるディスク
をどのように取り扱うかは、ビジネス形態に応じて、様
々な取り扱いが可能となる。
【0069】たとえば、既存のレンタルショップと同様
であれば、ユーザは、かかるディスクをショップに持参
し、これをショップに返却する。あるいは、上記図3に
示す記録再生装置にて管理情報を書き換えて、所望曲を
再度借り受ける。しかしながら、ディスク1は書換え可
能型であるから、ショップに返却せずに、自己の記憶媒
体として使用することもできる。すなわち、かかるディ
スクを別の装置の記録媒体用としてフォーマットし直
す。
【0070】このように、ディスクが書換え可能型であ
れば、既存のレンタルショップの形態のみならず、ディ
スク買取型の音楽情報レンタルをも実現可能になる。か
かる場合、ショップは、通常の音楽情報のレンタル料に
加えて、ディスクの代金および音楽情報の加工(記録)
手数料を上乗せして、ユーザに料金を請求すればよい。
これにより、音楽情報のレンタルは、返却を伴わない一
方向のものとなり、ショップおよびユーザにとって、手
続きが極めて簡素なものとなる。
【0071】ところで、このようにディスクが書換え可
能型である場合には、ショップにてオリジナルのレンタ
ルディスクを作ることもできる。すなわちCDやDVD
等からディスクに音楽情報を書き込み、さらに、管理情
報を生成して書き込めば、ショップオリジナルのレンタ
ルディスクを生成することができる。
【0072】図9に、かかるショップオリジナルディス
クを生成するための記録装置を示す。
【0073】図において、Dは音楽情報ソースとなるC
D、CD−ROM、DVD等のソース媒体、301はソ
ース媒体の情報を再生するコンテンツ再生部、302は
コンテンツ再生部301からの情報および管理情報生成
部306からの情報に所定の圧縮・変調を施して記録情
報を生成する記録情報生成部、303は生成された記録
情報をディスク1に記録し、また、ディスク1から情報
を再生する記録再生部、304は管理情報ファイルを生
成する管理情報生成部、305は記録再生部303によ
って読み出された管理情報を復号する管理情報復号部、
306は各部から供給される情報を処理すると共に各部
を制御するコントローラ部、307はディスク1に記録
された曲のTOC情報および入力部309から入力され
た曲選択情報、タイトル情報を記憶するメモリ、308
はたとえばモニター上に所定の情報を表示する表示部、
309はキーボード等の入力手段を備えた入力部であ
る。
【0074】オリジナルディスクを作成する場合、ま
ず、記録対象のディスク1を記録再生部303に装着す
る。しかる後、所定のソース媒体、たとえばCDをコン
テンツ再生部301に装着する。かかる装着によりコン
テンツ再生部301は、まず、CDのTOCを再生し、
これをコントローラ部306に供給する。コントローラ
部306は、かかるTOC情報をメモリ307中の所定
の領域に記憶させると共に、かかるTOC情報を基にし
て、図10に示すような表示画面を生成しこれを表示部
308に表示せしめる。なお、かかる初期状態において
表示部308に表示されるのは、図10の「曲番」と
「所要時間」のみである。
【0075】ショップ店員は、このように表示された曲
番のうち、ディスク1に記録すべき曲の曲番を選択し、
入力部309を介して該当欄にマル印を入力する。そし
て、CDに付属されたタイトル表を参照しながら、選択
した曲番のタイトル欄にタイトルを入力する。選択を解
除したい場合には、選択した曲番を指示した後、「キャ
ンセル」をクリックする。また、当該CDの11曲目以
降を表示させたい場合は「下へ」をクリックする。画面
を前の10曲に戻したい場合は「前へ」をクリックす
る。
【0076】このようにして、当該CD中の所定の曲が
選択され、しかる後、店員が「確定」をクリックする
と、コントローラ306は、店員の入力情報(曲の選択
とタイトル情報)をTOC情報に対応付けてメモリ30
7に記憶する。同時に、当該選択された曲を順次再生す
る指令をコンテンツ再生部301に出力する。これによ
り、コンテンツ再生部301は指定された曲の再生を開
始する。
【0077】また同時に、コントローラ部306は管理
情報生成部304に対し、当該選択された曲のTOC情
報とタイトル情報を供給する。この内、TOC情報に基
づいて、管理情報生成部304は、管理情報ファイルの
TOC情報を生成する。また、タイトル情報に基づいて
テーブル情報を生成する。さらに、管理情報生成部30
4は、当該選択された曲数分のアクセス管理情報を生成
する。生成されるアクセス管理情報は、「アクセス許
可」、「許可回数」、「許可期間」が何れもオールゼロ
である。そして、このように生成したTOC情報、アク
セス管理情報およびテーブル情報によって管理情報ファ
イルを生成し、これを管理情報生成部304内のメモリ
に保持する。また、同時に、かかる管理情報ファイルを
記録情報生成部302に供給する。
【0078】記録信号生成部302は、上記コンテンツ
再生部301によって再生された音楽情報に所定の圧縮
・変調を施して記録再生部303に供給する。記録再生
部303はかかる音楽情報をディスク1のプログラム領
域に順次に記録する。そして、当該CDから選択された
全ての曲の記録が終了すると、記録情報生成部302
は、次に管理情報生成部304からの管理情報ファイル
を記録再生部303に供給する。記録再生部303は、
かかる管理情報ファイルの供給を受けて、これをディス
ク1のリードイン領域に記録する。しかして、当該CD
から選択された曲の音楽情報と管理情報の記録が終了す
る。
【0079】このようにして一つの記録動作が終了する
と、コントローラ306は、メモリ307に記憶された
TOC情報およびタイトル情報に基づいて、図11に示
す記録履歴情報を生成しこれをメモリ307の他の領域
に記録させる。なお、上記の第1回目の記録動作におい
て、図10に示す如く3つの曲が選択され記録された場
合には、この時点でメモリ307に記録されている履歴
情報は、図11中、曲番1から3までのみである。
【0080】しかる後、CDが交換され、別のCDがコ
ンテンツ再生部301に装着されると、上記と同様の動
作が実行され、音楽情報と管理情報の記録が行われる。
すなわち、かかる2枚目のCDから所定の曲が選択され
ると、その曲の音楽情報が当該CDから読み出され、こ
れが、先に記録された音楽情報に引き続いてプログラム
領域に記録される。また、当該2枚目のCDのTOC情
報と先にディスク1に記録された管理情報とに基づいて
新たな管理情報が生成され、これがリードイン領域上の
先の管理情報上に上書きされる。
【0081】ここで、新たな管理情報ファイルの生成は
以下のようにして行われる。まず、管理情報生成部30
4は、内蔵メモリに記憶された管理情報ファイル(先の
記録時に記憶されたもの)を読み出す。次に、かかる先
の管理情報ファイル中の曲数に今回のCDからの曲数を
加算して、新たなTOC情報の「曲数」とする。また、
先の管理情報ファイルのTOC情報中の最後の曲の終了
アドレスを基に、今回のCDからの最初の曲の開始アド
レスを算出する。さらに、今回の選択曲に対するアクセ
ス管理情報とテーブル情報を先のアクセス管理情報とテ
ーブル情報に追加する。しかして、先のCDと今回のC
Dの両方から選択した全ての曲を包括する管理情報ファ
イルが、管理情報生成部304によって生成される。
【0082】かかる2回目の記録動作においても、図1
0と同様の表示画面が生成され、表示部308に表示さ
れる。ここで、「トータル曲数」は、先のCDからディ
スク1に既に記録されている曲の総数に、当該2枚目の
CDから新たに選択された曲の数を加算したものとな
る。また、「残時間」は、先のCDからディスク1に記
録されている曲の全所要時間に当該2枚目のCDから選
択された曲の全所要時間を加算し、これをディスク1の
記録時間容量から減じたものとなる。
【0083】ここで、ディスク1に既に記録されている
曲の総数および全所要時間に関する情報は、図11に示
す如く、メモリ307に記憶されている。コントローラ
306は、かかる情報を読み出して、上記の如く「トー
タル曲数」と「残時間」を算出し、これを表示部308
上に表示せしめる。
【0084】このようにして、2枚目のCDから所望の
曲が選択され、それに応じて音楽情報と新たな管理情報
が記録されると、管理情報生成部304の内蔵メモリに
は、新たに生成された管理情報ファイルが記憶される。
また、メモリ307に記憶されている履歴情報にも、当
該2枚目のCDからの記録に応じて、新たな履歴情報追
加される。そして、次のCDがコンテンツ再生部301
に装着され、更なる記録指令がなされると、上記と同様
の動作が実行され、ディスク1には、新たな音楽情報が
追記され、また新たな管理情報が上書きされる。以下、
同様に、かかる記録動作は、店員が記録動作を終了する
か、ディスク1の容量が使い果たされるまで繰り返し行
われる。
【0085】たとえば、かかる記録動作の繰り返しによ
り、ディスク1に150曲の曲が記録されたとする。か
かる場合、メモリ307に記憶されている履歴情報は図
11に示すようなものになる。
【0086】しかして、店員が当該ディスクへの記録動
作を終了すべく入力部309に終了指令を入力すると、
ディスク1のイジェクトの前に、以下に示すディスク1
の検証動作が実行される。
【0087】まず、記録再生部303は、ディスク1に
記録されている管理情報を読み出し、これを管理情報復
号部305に供給する。管理情報復号部305はかかる
管理情報を復号し、これをコントローラ部306に送
る。コントローラ部306は提供された管理情報とメモ
リ307に記憶された履歴情報とを比較する。そして、
両者が一致する場合には、全履歴情報を表示部308上
に表示せしめる。一方、両情報の間に不一致があれば、
その曲を表示せしめる。たとえば、履歴情報の内、ディ
スク1に記録されていないものがあれば、表示部308
の表示画面上にその旨の表示を行わせる。かかる表示を
みて、店員が、ディスク1へ新たに曲を追加すべくCD
を装着すると、上記と同様の動作によって、当該曲の記
録と管理情報の上書きがなされる。また逆に、ディスク
1から曲の抹消を行うと、管理情報生成部304によっ
て新たな管理情報が生成され、これがリードイン領域に
上書きされる。
【0088】また、コントローラ部306は、管理情報
ファイル中の全てのアクセス管理情報がオールゼロであ
るかを判別する。そして、オールゼロになっていない曲
番のアクセス管理情報をオールゼロに書き直す指令を管
理情報生成部304に供給する。管理情報生成部304
は、かかる指令を受けて、新たな管理情報ファイルを生
成する。しかる後、これを記録情報生成部401を介し
て記録再生部402に提供し、かかる新たな管理情報フ
ァイルをリードイン領域に上書きする。
【0089】かかる検証の後、店員が再度終了入力を行
うと、ディスク1がイジェクトされ、これにより、当該
ディスクに対するショップオリジナル音楽情報の記録が
終了する。
【0090】次に、ディスク1をメーカにて生成する場
合の記録装置について説明する。図12に、かかる記録
装置のブロック図を示す。上記ショップの場合とは異な
り、メーカにおいては、通常、アーティスト毎、アルバ
ム毎、曲毎等、様々な形態で音楽情報を提供できる。従
って、予めディスク1の容量に応じた曲数のコンテンツ
ソースを作成しておき、これを記録装置によりディスク
1に一気に書き込む方法が採るのが通常である。
【0091】したがって、図12の記録装置において
は、たとえば150曲分の音楽情報が記録信号生成部4
01に順次供給される。記録信号生成部401では、か
かる音楽情報を順次、圧縮・変調し、これを記録再生部
402に供給する。記録再生部402では、かかる音楽
情報をプログラム領域に順次記録する。
【0092】また、管理情報生成部403には、150
曲分の音楽情報に応じた所要時間情報(各曲の所要時
間)とタイトル情報が供給される。管理情報生成部40
3はかかる所要時間情報とタイトル情報に基づいて、T
OC情報とテーブル情報を生成する。また、150曲分
のアクセス管理情報(オールゼロ)を生成する。これに
より、150曲分の管理情報ファイルを生成する。かか
る管理情報ファイルは記録信号生成部401を介して記
録再生部402に供給される。記録再生部402はかか
る管理情報ファイルをリードイン領域に記録する。
【0093】このようにして150曲分の音楽情報と管
理情報の記録がなされた後、管理情報ファイルの検証が
なされる。すなわち、記録再生部402によってディス
ク上の管理情報ファイルが読み出され、これが管理情報
復号部404に提供される。管理情報復号部404はこ
れを復号し、コントローラ部405に供給する。コント
ローラ復号部405は、記録された曲の一覧を表示部4
06に表示せしめる。かかる表示部406に表示された
一覧中から所定の曲が漏れている場合には、当該曲の音
楽情報と、所要時間情報(各曲の所要時間)およびタイ
トル情報が入力され、当該曲の音楽情報がプログラム領
域に追記録される。この際、追加された曲に応じた新た
な管理情報ファイルが生成され、これがリードイン領域
に上書きされる。
【0094】また、コントローラ部405は、管理情報
ファイル中の全てのアクセス管理情報がオールゼロであ
るかを判別する。そして、オールゼロになっていない曲
番のアクセス管理情報をオールゼロに書き直す指令を管
理情報生成部403に供給する。管理情報生成部403
は、かかる指令を受けて、新たな管理情報ファイルを生
成する。しかる後、これを記録情報生成部401を介し
て記録再生部402に提供し、かかる新たな管理情報フ
ァイルをリードイン領域に上書きする。
【0095】最後に、上記ディスクを用いた音楽情報の
レンタルシステムの一例について説明する。図13に、
かかるレンタルシステムの環境ブロック図を示す。図に
おいて、10はショップ内のシステム、20はメーカ内
のシステムである。
【0096】ショップ側システムとして、ユーザ用端末
コンピュータ11と、管理情報書き換え用の記録再生装
置12と、カードリーダ13と、店員用端末コンピュー
タ14と、ショップオリジナルのディスクを生成するた
めの記憶再生装置15とサーバコンピュータ16が備え
られている。
【0097】また、メーカ側システムとして、端末コン
ピュータ21と、ディスク生成用の記録再生装置22
と、カード生成装置23と、サーバコンピュータ24
と、データベースメモリ25が備えられている。
【0098】ショップ側システム10において、ショッ
プオリジナルのディスクは、ソースとなるディスクD
(CD等)を記録再生装置15に装着し、端末コンピュ
ータ14にてタイトル情報や選択指令を入力することに
よって生成される。生成されたディスクは、ディスクラ
イブラリーとして陳列される。ユーザは、かかるショッ
プオリジナルのディスクライブラリーの内、所望のディ
スク選択し、これを店員に手渡す。店員は、かかるディ
スクを記録再生装置12に装着する。しかる後、ユーザ
は、端末コンピュータ11を操作しながら、所望の曲を
選択する。これにより、選択された曲の管理情報が再生
所望情報(再生回数、再生期間)に応じて書き換えられ
る。なお、かかる管理情報の書換え操作は、ユーザでは
なく店員が行うようにしても良い。そして、かかる書換
えにより課金情報が算出され、これが端末コンピュータ
11に表示される。ユーザはかかる課金情報に従って、
店員に料金を支払い、管理情報書換え済みのディスクを
店員から受け取る。
【0099】メーカ側システムおいては、ディスクは端
末コンピュータを操作しながら記録再生装置22によっ
て生成される。この際、生成したディスクにはIDが付
され、かかるIDと共に記録された曲のタイトル、曲の
ジャンル、曲の選定者、曲の選定テーマ等の情報がデー
タベースメモリ25に記憶される。また、かかるディス
クIDは、メーカ識別ID、メーカ側サーバ24のアド
レス情報と共にカード生成装置23によって磁気カード
に記憶される。かかる磁気カードは、当該ディスクに同
梱される。しかる後、かかるディスクは、ショップまた
は通信販売等によってユーザに販売される。
【0100】ユーザが、かかるメーカ製のディスクを購
入し、これをショップにて再生可能とする場合、ユーザ
は、まず、このディスクをショップに持ち込んで、かか
るディスクと磁気カードを店員に手渡す。店員は、手渡
されたディスクを記録再生装置12に装着すると共に、
磁気カードをカードリーダ13に装着する。
【0101】しかる後、ユーザは、端末コンピュータ1
1を操作しながら、所望の曲を選択する。これにより、
選択された曲の管理情報が再生所望情報(再生回数、再
生期間)に応じて変更され、新たな管理情報ファイルが
生成される。かかる管理情報ファイルは、リードイン領
域に上書きされる。そして、かかる書換えにより課金情
報が算出され、これが端末コンピュータ11に表示され
る。ユーザはかかる課金情報に従って、店員に料金を支
払い、管理情報書換え済みのディスクを店員から受け取
る。
【0102】このようにしてメーカ製のディスクがショ
ップにて再生可能とされると、当該ディスクからユーザ
が選択した曲の曲番と、その曲の再生回数および再生期
間に関する情報(選択曲情報)が、磁気カード上のディ
スクID、メーカ識別ID、メーカ側サーバのアドレス
情報と共に、ショップ側サーバ16に送られる。ショッ
プ側サーバ16は、メーカ識別IDとメーカ側サーバア
ドレス情報を基に、ディスクIDと上記選択曲情報をメ
ーカ側サーバ24に送る。メーカ側サーバ24は、送ら
れてきたディスクIDを基に、選択曲情報を、対応する
ディスクIDのデータベース中に記憶せしめる。かかる
情報を処理することにより、メーカは、ユーザの選択傾
向や曲の人気等を分析することができる。
【0103】なお、メーカ側は、上記のように情報の分
析処理のみならず、ショップから提供される選択曲情報
に基づいて、当該ディスクの受け渡しによってショップ
がユーザから徴収した料金の一部を、ショップから徴収
するようにしても良い。
【0104】ところで、上記の場合、磁気カードを装着
することなしにディスのみをショップに持ち込んで、所
望の曲をレンタルすることも可能となってしまう。かか
る場合、メーカは、レンタルされた曲に関する情報をシ
ョップ側から提供されない。そこで、かかる不都合を解
消すべく、メーカ製ディスクの管理情報を、磁気カード
に記憶されたディスクIDを用いて暗号化しておいても
良い。このようにすると、磁気カード上の情報を読み取
ることなしに、当該ディスクを再生可能とすることはで
きないので、レンタル時に磁気カードが必ず装着され
る。すなわち、かかる磁気カードの装着により、端末コ
ンピュータ11は、磁気カードのディスクIDを用いて
ディスクの管理情報を再生し、これを端末コンピュータ
11上に表示せしめる。ユーザは、これにより、所望の
曲のレンタルを行えるようになる。
【0105】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はかかる実施形態に制限されるものではな
く、他に種々の変更が可能である。
【0106】たとえば、上記実施の形態では、管理情報
のみならず主情報をも書換え可能であるが、これに替え
て、主情報は書換え不可能な構成(たとえばピットや追
記型)とし、管理情報のみを書換え可能としても良い。
【0107】また、主情報としては、音楽情報のみなら
ず、映像情報やその他のプログラム情報としても良い。
【0108】さらに、上記実施の形態では、アクセス管
理情報の変更があった場合、管理情報ファイル全体を上
書きするようにしたが、これに替えて、変更のあった管
理情報のみを上書きするようにしても良い。
【0109】この他、アクセス管理情報の内容やサーバ
コンピュータ間でやり取りする情報等も種々変更可能で
ある。
【0110】本発明の実施の形態は、本発明の技術的思
想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
【0111】
【発明の効果】以上、本発明によれば、 各プログラム
へのアクセスの拒否を管理するアクセス管理情報を記録
媒体に記録しておき、かかるアクセス管理情報を、アク
セス禁止からアクセス可能に適宜書き換えて、所定のプ
ログラムのみを再生可能とするものであるから、100
を超えるようなプログラムが記録されている場合であっ
ても、この内所望のプログラムのみを再生可能とするこ
とができる。よって、かかる記録媒体、情報記録装置、
情報再生装置および情報レンタルシステムを用いれば、
ユーザは、無駄な料金を支払うことなく所望のプログラ
ムのみを借り受けることができ、ユーザおよびショップ
の利便性と、情報レンタルの効率化を同時に達成するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態に係る光磁気ディスクの構成を示
す図
【図2】 実施の形態に係る記録情報の構成を示す図
【図3】 実施の形態に係る情報記録装置の構成を示す
【図4】 実施の形態に係る情報記録装置の動作を示す
【図5】 実施の形態に係る記録情報の構成を示す図
【図6】 実施の形態に係る情報記録装置の動作を示す
【図7】 実施の形態に係る情報再生装置の構成を示す
【図8】 実施の形態に係る情報再生装置の動作を示す
【図9】 実施の形態に係る情報記録装置の構成を示す
【図10】実施の形態に係る情報記録装置の動作を示す
【図11】 実施の形態に係る情報記録装置の動作を示
す図
【図12】 実施の形態に係る情報記録装置の構成を示
す図
【図13】実施の形態に係る情報レンタルシステムの構
成を示す図
【符号の説明】
101 記録再生部 102 管理情報復号部 103 コントローラ部 104 表示部 105 入力部 106 課金算出部 107 管理情報生成部 201 記録再生部 202 管理情報復号部 203 コントローラ部 204 表示部 205 入力部 206 管理情報生成部 301 コンテンツ再生部 302 記録情報生成部 303 記録再生部 304 管理情報生成部 305 管理情報復号部 306 コントローラ部 307 メモリ 308 表示部 309 入力部 401 記録情報生成部 402 記録再生部 403 管理情報生成部 404 管理情報復号部 405 コントローラ部 406 表示部 407 入力部 10 ショップ側システム 11 ユーザ用端末コンピュータ 12 記録再生装置 13 カードリーダ 14 店員用端末コンピュータ 15 記録再生装置 16 サーバコンピュータ 20 メーカ側システム 21 端末コンピュータ 22 記録再生装置 23 カード生成装置 24 サーバコンピュータ 25 データベースメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10K 15/02 G10K 15/02 G11B 20/10 G11B 20/10 H 27/00 27/00 D Fターム(参考) 5B017 AA07 BA06 BB10 CA16 5D044 BC06 CC06 DE03 DE12 DE17 DE23 DE29 DE47 DE50 DE59 EF05 FG18 GK12 HH15 5D090 AA01 BB10 CC09 CC18 DD03 DD05 FF09 FF24 GG17 GG36 HH01 5D110 AA19 AA27 DA02 DB03 DC03 DE01

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラム毎に読み出し可能に記録され
    た主情報と、前記各プログラムへのアクセスの拒否を管
    理する書換え可能なアクセス管理情報とを有することを
    特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記アクセス管理情
    報はアクセス許可回数および/もしくはアクセス許可期
    間を含むことを特徴とする記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記各プロ
    グラムの内容を識別するためのプログラム識別情報を有
    することを特徴とする記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1から3の何れかにおいて、前記
    主情報は音楽情報であることを特徴とする記録媒体。
  5. 【請求項5】 記録可能な記録媒体に対して情報を記録
    する情報記録装置であって、 前記記録媒体に対し情報を記録する記録手段と、各プロ
    グラムへのアクセスの拒否を管理するアクセス管理情報
    を生成するアクセス管理情報生成手段とを備え、 前記アクセス管理情報生成手段によって生成されたアク
    セス管理情報を前記記録手段によって前記記録媒体に記
    録すると共に、前記プログラム毎に読み出し可能な状態
    で主情報を前記記録手段によって記録することを特徴と
    する情報記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、情報ソースとなるソ
    ース媒体を再生する再生手段をさらに備え、 前記アクセス管理情報生成手段は、前記ソース媒体から
    前記記録媒体に記録されるプログラムに応じて前記アク
    セス管理情報を生成することを特徴とする情報記録装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記ソース媒体に保
    持された主情報の内、所定のプログラムを選択するため
    のプログラム選択手段をさらに備え、 前記アクセス管理情報生成手段は、前記プログラム選択
    手段によって選択されたプログラムに応じて前記アクセ
    ス管理情報を生成することを特徴とする情報記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、前記ソース
    媒体から前記記録媒体に記録される各プログラムの内容
    を識別するプログラム識別情報を入力するためのプログ
    ラム識別情報入力手段をさらに備え、 前記記録手段は、前記記録媒体に対して、当該プログラ
    ム識別情報を併せて記録することを特徴とする情報記録
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項5から8の何れかにおいて、前記
    記録媒体は少なくとも前記アクセス管理情報が記録され
    る領域が書き換え可能となっており、前記アクセス管理
    情報生成手段は、前記各プログラムへのアクセスを禁止
    するようアクセス管理情報を生成することを特徴とする
    情報記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記アクセス管理
    情報が全てのプログラムに対してアクセス禁止となって
    いることを検証するアクセス管理情報検証手段をさらに
    備え、 当該検証手段によって所定のプログラムがアクセス禁止
    となっていないことが判別された場合、当該プログラム
    のアクセス管理情報を前記アクセス管理情報生成手段に
    よって生成し直し、当該生成し直したアクセス管理情報
    を前記記録媒体に記録することを特徴とする情報記録装
    置。
  11. 【請求項11】 プログラム毎に読み出し可能に記録さ
    れた主情報と、前記各プログラムへのアクセスの拒否を
    管理する書換え可能なアクセス管理情報とを有する記録
    媒体に対し、情報を記録する情報記録装置であって、 前記管理情報を入力するためのアクセス管理情報入力手
    段と、前記アクセス管理情報を生成するアクセス管理情
    報生成手段とを備え、 前記アクセス管理情報入力手段によって前記記録媒体の
    アクセス管理情報が変更されたことに応じ、前記アクセ
    ス管理情報生成手段が新たなアクセス管理情報を生成
    し、当該新たなアクセス管理情報を、先のアクセス管理
    情報に替えて、前記記録媒体に記録することを特徴とす
    る情報記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記記録媒体に
    記録されたアクセス管理情報を表示する表示手段をさら
    に備え、 前記アクセス管理情報入力手段は、当該表示手段に表示
    された所定のプログラムのアクセス管理情報を変更する
    ことにより新たなアクセス管理情報を入力することを特
    徴とする情報記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項11または12において、前記
    アクセス管理情報入力手段は、所定のプログラムのアク
    セス許可回数もしくはアクセス許可期間を入力できるも
    のであることを特徴とする情報記録装置。
  14. 【請求項14】 請求項11から13の何れかにおい
    て、前記アクセス管理情報入力手段によって所定のプロ
    グラムのアクセス管理情報がアクセス禁止からアクセス
    可能に変更されたことに応じて当該プログラムの使用料
    金を算出する課金情報算出手段をさらに備えることを特
    徴とする情報記録装置。
  15. 【請求項15】 プログラム毎に読み出し可能に記録さ
    れた主情報と、前記各プログラムへのアクセスの拒否を
    管理する書換え可能なアクセス管理情報とを有する記録
    媒体を再生する情報再生装置であって、 前記アクセス管理情報を生成するアクセス管理情報生成
    手段と、当該生成されたアクセス管理情報を記録する記
    録手段とを備え、 前記記録媒体から所定のプログラムを再生したことに応
    じ、当該プログラムの前記アクセス管理情報を前記アク
    セス管理情報生成手段によって新たに生成し、当該新た
    なアクセス管理情報を、先のアクセス管理情報に替え
    て、前記記録手段によって記録媒体に記録することを特
    徴とする情報再生装置。
  16. 【請求項16】 請求項15において、前記記録媒体に
    記録されたアクセス管理情報はアクセス許可回数を含
    み、 前記アクセス管理情報生成手段は、前記記録媒体から所
    定のプログラムが再生されたことに応じ、当該プログラ
    ムの再生許可回数を再生回数だけ減じて新たなアクセス
    管理情報を生成することを特徴とする情報再生装置。
  17. 【請求項17】 請求項15において、前記記録媒体に
    記録されたアクセス管理情報はアクセス許可期間を含
    み、 当該アクセス許可期間の終期が内蔵カレンダーの日付を
    超えている場合には、当該プログラムの再生を禁止する
    ことを特徴とする情報再生装置。
  18. 【請求項18】 プログラム毎に読み出し可能に記録さ
    れた主情報と、前記各プログラムへのアクセスの拒否を
    管理する書換え可能なアクセス管理情報とを有する記録
    媒体を用いた情報レンタルシステムであって、 前記記録媒体が装着されるユーザ用端末装置を備え、当
    該ユーザ用端末装置を操作して、前記記録媒体に記録さ
    れた前記アクセス管理情報をアクセス禁止からアクセス
    可能に書き換えることにより、前記記録媒体中の所定の
    プログラムのみを、所定回数もしくは所定期間だけ再生
    可能とすることを特徴とする情報レンタルシステム。
  19. 【請求項19】 請求項18において、前記ユーザ用端
    末装置は、前記所定のプログラムの再生可能回数および
    再生可能期間が入力されることに応じ、課金情報を算出
    して表示することを特徴とする情報レンタルシステム。
  20. 【請求項20】 請求項18または19において、前記
    ユーザ用端末装置に接続されていると共にメーカ側のサ
    ーバ装置に通信手段を介して接続されたショップ側サー
    バ装置を備え、 前記ユーザ用端末装置によって当該メーカ製の記録媒体
    のアクセス管理情報が書き換えられたことに応じて、当
    該書き換えられた内容を示す書換内容識別情報を前記シ
    ョップ側サーバ装置からメーカ側サーバ装置に送信する
    ことを特徴とする情報レンタルシステム。
  21. 【請求項21】 請求項20において、前記メーカ製の
    記録媒体に付属された当該メーカの識別情報を読み取る
    ためのメーカ識別情報読み取り手段をさらに備え、 前記ショップ側サーバ装置は、前記メーカ識別情報読み
    取り手段によって読み取られた識別情報に応じて、前記
    書換内容識別情報を前記メーカ側サーバに送信すること
    を特徴とする情報レンタルシステム。
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