JPH11164238A - 課金記録装置,情報再生装置,課金計算装置,課金管理装置,及びレンタルシステム - Google Patents

課金記録装置,情報再生装置,課金計算装置,課金管理装置,及びレンタルシステム

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JPH11164238A
JPH11164238A JP33929297A JP33929297A JPH11164238A JP H11164238 A JPH11164238 A JP H11164238A JP 33929297 A JP33929297 A JP 33929297A JP 33929297 A JP33929297 A JP 33929297A JP H11164238 A JPH11164238 A JP H11164238A
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Kazuhisa Ozaki
和久 尾崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 著作物の再生状況に応じた合理的な課金を行
う。 【解決手段】 利用者は、レンタル店40でディスク群
42から利用したい情報が記録されたディスク44を選
ぶ。レンタル店40では、利用者が持つICカード46
に、ディスク44のシリアル番号,カタログ番号,規定
再生時間及び再生回数(=0)などを記録する。利用者
は、プレーヤ48でディスク44を再生する。このと
き、再生時間を累積して計数し、累積の再生時間が規定
再生時間を越えたときに1回の再生として計数する。複
数回再生すれば、その回数をICカード46に記録す
る。利用者がディスク44とICカード46を返却する
際、レンタル店40は、ICカード46内のデータを読
取り、再生回数に応じた金額を計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録媒体におけ
る情報再生の課金管理システムにかかり、更に具体的に
は、媒体に含まれる情報利用の課金手法に関するもので
ある。
【0002】
【背景技術と発明が解決しようとする課題】映像ソフト
などのレンタルシステムでは、例えば、映画などが記録
された媒体とユーザの会員証に付されたバーコードなど
を読み出すことで、課金などの情報利用の管理が行われ
ている。レンタルの料金体系としては、通常1日いくら
というように貸出時間とともに利用料金も増加する。ま
た、新作/旧作の別,映画や音楽などのカテゴリの別,
などでも利用料金は異なっている。レンタル料金は、ソ
フト媒体の初期購入額とレンタル期間を前提として設定
される。
【0003】この料金体系は、一回の貸出しに対して課
金されていくというパッケージ系特有の課金方法であ
る。従って、一回借りれば、再生回数が0回であっても
複数回であっても、一律料金で課金される。このよう
に、現行のレンタルシステムでは、再生回数などは把握
されていないのが実情である。
【0004】他の課金方法として、近年の有料デジタル
放送のような番組の視聴毎に課金するという手法もあ
る。例えば、特開昭63−292458号公報に記載さ
れた著作物複製装置では、利用対象のソフトが記録され
た媒体とは別体の記憶媒体にコピー回数を記録し、その
回数に応じて情報利用の課金が行われる。このような課
金方法をビデオなどのレンタルにも適用すれば、利用者
は再生回数に応じて料金を支払えばよく、非常に合理的
である。
【0005】ところが、ソフトを再生する際には、再生
回数をどのように計数するかが非常に難しい問題であ
る。前記公報では、著作物は全体が複製されるので、1
回のコピーで1回の計数を行えばよい。しかし、この手
法をそのままビデオレンタルなどに適用すると、借りた
ソフトがおもしろくて全部鑑賞しても、あるいはつまら
なくてすぐに鑑賞を止めても、1回の料金が課されてし
まう。この点からすれば、ソフトの再生時間全部を規定
再生時間とし、全部再生し終わったら1回の再生として
課金すればよいように考えられる。しかし、ソフトの終
了直前で止めれば、大部分鑑賞したにもかかわらず課金
されないといったことになり、レンタルシステム自体が
成立し得なくなる恐れがある。
【0006】また、逆に、一瞬でもソフトを再生したと
きは1回の再生と計数することも考えられる。しかし、
この手法では、途中で何度も鑑賞を中断したような場合
には、その都度課金されることになり、料金が膨れ上が
って利用者には不合理である。10分程度で鑑賞をやめ
ても課金されると言った従来の問題が解決しない。この
ような点からすれば、 (1)ソフトがつまらなくてすぐに再生を止めたときは課
金しない。 (2)鑑賞の累積時間が一定の時間幅を越えた場合には、
全部を鑑賞したものとして1回の再生の課金を行う。 というようなシステムが合理的である。
【0007】この発明は、以上の点に着目したもので、
再生状況に応じた合理的な課金を行うことができる再生
管理システムを提供することを、その目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明の課金記録装置は、記録媒体から第1の管
理情報を読み出す第1の読出手段;記録媒体に関連した
第2の管理情報を格納する格納手段;前記第1の管理情
報に基づいて、前記格納手段から該当する記録媒体に関
連した第2の管理情報を読み出す第2の読出手段;前記
第1又は第2の管理情報に基づいて、再生回数の計数情
報を演算する演算手段;前記第1又は第2の管理情報及
び前記計数情報を再生管理媒体に書き込む書込手段;を
備えたことを特徴とする。
【0009】本発明の情報再生装置は、記録媒体から主
情報を再生する再生手段;記録媒体から第1の管理情報
を読み出す第1の読出手段;前記課金記録装置によって
情報が書き込まれた再生管理媒体から記録媒体に関連し
た管理情報及び再生回数の計数情報を読み出す第2の読
出手段;前記第1及び第2の読出手段によって読み出さ
れた情報を比較して、前記再生手段における再生の許可
を判断する再生判断手段;前記主情報の再生時間を累積
して計数する再生時間計数手段;これによる計数結果と
前記計数情報とを利用して再生回数を演算する再生回数
演算手段;これによって演算された再生回数を前記再生
管理媒体に書き込む書込手段;を備えたことを特徴とす
る。
【0010】本発明の課金計算装置は、前記情報再生装
置によって情報が書き込まれた再生管理媒体から、記録
媒体の管理情報及び再生回数を読み出す読出手段;これ
によって読み出された管理情報及び再生回数に基づいて
課金額を計算する計算手段;を備えたことを特徴とす
る。
【0011】本発明の課金管理装置は、前記課金記録装
置と、前記課金計算装置を備えたことを特徴とする。ま
た、本発明のレンタルシステムは、前記情報再生装置
と、前記課金管理装置を備えたことを特徴とする。主要
な形態の一つによれば、前記再生回数の計数情報は、1
回の再生が行われたと判断する時間である規定再生時間
であることを特徴とする。
【0012】この発明の前記及び他の目的,特徴,利点
は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て詳細に説明する。図1には、一形態におけるシステム
の概要が示されている。このシステムは、映画などがD
VDのようなディスク媒体に記録されており、このディ
スクをレンタルするような場合を想定したものである。
【0014】本形態では、ディスクに記録されている映
画の総再生時間をn等分し、その時間以上再生したら、
1回の再生として課金する。それを更に映画,音楽とい
ったカテゴリ別に分け、再生時間の長い映画などは例え
ばn=4とし,短い音楽などは例えばn=2とする。具
体例を挙げると、2時間の映画の場合、4等分した30
分以上再生したら1回鑑賞したとして課金する。つまら
ない場合には、それ以前に再生を中断すれば課金されな
い。
【0015】図1を参照して説明すると、利用者は、レ
ンタル店40に行く。そして、多数のディスク群42の
うちから、見たいソフト情報が納められているディスク
44を選ぶ。ディスク群42には、一枚毎に固有の管理
情報が記録されている。その具体的な記録方法として
は、ディスク内周側に放射状のバーコードを記録する方
法(特開平6−203412号公報参照),ディスク製
造後に高出力レーザでピットを形成する方法(特開平8
−124219号公報参照)などがある。どちらも、デ
ィスク1枚毎に異なったデータを記録することができ、
プレーヤで読み出すことができるのが特徴である。管理
情報としては、例えば、ディスクのカタログ番号やシリ
アル番号などである。これらが、ディスクの管理情報と
して利用できる。なお、通常は、ディスクのパッケージ
にもそれらの番号のバーコードが印刷された紙が貼られ
ている。
【0016】利用者には、ディスク44と同時に、会員
証46がユーザ管理媒体として手渡される。ユーザ管理
媒体としては、例えばICカードが利用できる。そのレ
ンタル店の会員であることを示す会員証をICカードと
して発行すれば、利用の度に、ディスクの管理情報,特
性情報,利用情報を書き換えて繰り返し使うことができ
る。利用情報としては、例えば、規定再生時間,再生回
数(ディスクが貸し出されるときは「0」に設定)など
が含まれる。ディスク44の貸出時には、ソフト情報の
貸与に対して課金されることはなく、ディスク紛失時の
保証金などを除けば基本的には無料である。
【0017】利用者は、ディスク44とICカード46
を持ち帰り、本形態にかかるプレーヤ48でそのディス
ク44を再生する。このプレーヤ48は、例えばレンタ
ル店40などから予め利用者にレンタルされる。プレー
ヤ48は、ディスク44のシリアル番号とICカード4
6内のシリアル番号が一致するかどうかをチェックした
後、ICカード46内の規定再生時間を読み出す。そし
て、ディスク44がその時間分再生されたら1回の再生
と判断し、ICカード46内にその回数を記録する。
【0018】次に、レンタルしたディスク44の返却に
ついて説明する。利用者は、ディスク44とICカード
46を持ってレンタル店40に行く。レンタル店40で
は、課金計算機(図示せず)によって、利用者から返却
されたICカード46に記録されているシリアル番号,
ソフトのカテゴリ,再生回数などのデータを読み出す。
そして、それらの情報から課金額を計算する。利用者
は、ソフトの再生回数に比例した料金を支払えばよい。
【0019】次に、レンタル店で使用される課金管理装
置41について、図2を参照しながら説明する。図2
は、ICカード46に対する利用情報の読み書きを行う
課金管理装置41のブロック図である。同図において、
光学的バーコードデータ入力装置(バーコードリーダ)
18,キーボード入力装置26,ディスプレイ装置28
は、それぞれのインターフェース34,36,38を介
して、マイクロコンピュータ22に接続されている。マ
イクロコンピュータ22には、データベースメモリ20
及びICカード読出し書込み装置(以下「読書装置」と
いう)24も接続されている。
【0020】光学的バーコードデータ入力装置18は、
ディスク44のパッケージに印刷されているバーコード
や、ICカード46に印刷されているバーコードを読み
出すための装置である。これによって、ディスク44の
シリアル番号,カタログ番号及びICカード46の会員
番号などの情報が読み取られる。データベースメモリ2
0には、ディスク44に関連した特性情報,例えばカタ
ログ番号,カテゴリの別,新作/旧作の別,総再生時間
などが記録されている。マイクロコンピュータ22は、
ディスク44のカタログ番号を検索キーとしてデータベ
ース20にアクセスし、カテゴリ,新作/旧作の別,総
再生時間などを検索する。また、そのソフトの規定再生
時間も演算する。
【0021】次に、規定再生時間の算出方法について、
図3を用いて説明する。ここでは、ソフトのカテゴリ
が、単純な映画と音楽の2種類のみであるとする。図3
(A)は、映画のような比較的再生時間が長いもので、
総再生時間Lmは例えば2時間程度である。この場合、
2時間をn=4として等分した30分を規定再生時間と
する。すなわち、映画を見始めてから30分以内につま
らないとして再生を停止したときは、課金されない。し
かし、30分以上再生したときは、1回の再生として計
数する。
【0022】また、図3(A)のように、o−a,a−
b,b−c,……(o−a<Lm/4)と、コマ切れに
再生を繰り返したような場合は、それらの各再生時間が
累積される。そして、累積した合計の時間がLm/4で
ある30分を越えれば、1回の再生として計数される。
なお、見始めたソフトがおもしろいかそうでないかを判
断するのに最低20分程度は必要であろうと考えられる
ので、映画の場合、n=2〜4程度が適当である。
【0023】図3(B)は、音楽CDのように比較的再
生時間の短いものでは、総再生時間Lvは30分程度で
ある。この場合は、n=2として等分した15分を規定
再生時間とする。すなわち、聴き始めてから15分以内
につまらないとして再生を停止したときは、課金されな
い。しかし、15分以上再生したときは、1回の再生と
して計数する。音楽のような短いものは、たいてい最後
まで再生すると考えられるので、n=1〜2程度でよ
い。この場合も、o−d,d−f……(o−d<Lv/
2)と、コマ切れに再生を繰り返したような場合は、そ
れらの各再生時間が累積される。そして、累積した合計
の時間がLv/2である15分を越えれば、1回の再生
として計数される。
【0024】図2のマイクロコンピュータ22では、以
上の算出方法に基づいて、前記ディスク44の総再生時
間とカテゴリから等分数nの値を求め、総再生時間をn
で割り、算出された規定再生時間をICカード46に記
録する。図4には、ICカード46に記録されている1
タイトル当りの典型的なデータテーブルである。同図に
示すように、ディスク44のカタログ番号,シリアル番
号,新作/旧作の別,再生回数(貸出時は0),前記算
出方法によって演算した規定再生時間(ここでは30
分),ソフトの総再生時間などが含まれている。
【0025】次に、以上のような図2の課金管理装置4
1におけるマイクロコンピュータ22の全体動作につい
て、図5のフローチャートを参照しながら説明する。ま
ず、バーコードデータ入力装置18によって、ディスク
44のカタログ番号,シリアル番号を読み出す(ステッ
プS10,S12)。次に、カタログ番号を検索キーと
して、データベースメモリ20から映画,音楽などのカ
テゴリ別及び総再生時間の情報を検索する(ステップS
14)。もしカテゴリの別が音楽ならn=2,映画なら
n=4とする(ステップS16,S18,S20)。次
に、それらの情報に基づいて規定再生時間=総再生時間
/nを算出し(ステップS22)、再生回数の初期値を
「0」として(ステップS24)、前記カタログ番号な
どを一緒にICカード46に書き込む(ステップS2
6)。
【0026】次に、図6を参照しながら、本形態のシス
テムにおけるプレーヤ48を説明する。このプレーヤ4
8は、図1に示したように利用者側の装置である。図6
に示すように、プレーヤ48は、ディスク信号再生系7
2,MPEG復号系74,キー入力系76,再生時間タ
イマ70,ICカードインターフェース66及びディス
クコントロール用のマイクロプロセッサ68などから構
成されている。
【0027】ディスク信号再生系72では、ピックアッ
プ62で読み込まれたデータのデインターリーブ,誤り
訂正,デコードが行われる。また ディスク信号再生系
72では、ディスク内周に1枚毎に記録されているシリ
アル番号も読み出すことができる。MPEG復号系74
では、デコードされた主情報の復号がMPEGなどの規
格に沿って行われ、これによって画像信号や音声信号が
得られる。画像信号は表示装置78で再生表示される。
【0028】キー入力装置76は、プレーヤ48の再
生,停止などの制御を外部から行うためのものである。
再生時間タイマ70は、再生時間を計数するためのもの
である。ICカードインターフェース66は、ICカー
ド46にアクセスし、情報の読取りや書込みを行うため
のものである。マイクロプロセッサ68は、一般的なデ
ィスクプレーヤと同様のディスク制御を行う他、メイン
CPUとしてICカード46から読み込まれたディスク
44のシリアル番号やカタログ番号がディスク44と一
致するかどうかの検証,再生時間の累積,再生回数の計
算,ICカード46への書込みなどの制御も行う機能を
備えている。
【0029】次に、再生回数の計算方法について説明す
る。再生回数をN,計測した累積の再生時間をΣt,規
定再生時間をtp,ディスクの総再生時間をLmとする
と、 (1)mod(Σt/Lm)<tpのとき:N=int(Σt/L
m) (2)mod(Σt/Lm)≧tpのとき:N=int(Σt/L
m)+1 ここで、 (1)int(Σt/Lm)は、ΣtをLmで除算した結果の整
数部分をとる; (2)mod(Σt/Lm)は、ΣtをLmで除算した結果の余
り部分をとる;という意味である。
【0030】すなわち、計測した再生時間Σtが規定再
生時間tpより少ないときは、(1)式からN=0になる。
しかし、計測した再生時間Σtが規定再生時間tp以上
であれば、(2)式からN=1回と計数され、累積再生時
間がディスクの総再生時間を越えたら、その越えた回数
が累積して計数される。再生を中断して、その途中から
再生しても、すぐには2度目の再生としては計数されな
い。
【0031】次に、図7を参照して図6のプレーヤ48
の全体動作を説明する。図7には、図6のマイクロプロ
セッサ68の動作がフローチャートとして示されてい
る。まず、レンタルした利用者は、プレーヤ48に、デ
ィスク44とICカード46の両方をセットする(ステ
ップS30,S32)。マイクロプロセッサ68は、デ
ィスク44とICカード46の存在をチェックした後、
セットされたディスク44の固有の管理情報とICカー
ド46内の各種情報を読み込む(ステップS34,S3
6)。そして、読み込んだシリアル番号を照合し、再生
を許可してよいかどうかを判定する(ステップS3
8)。
【0032】前記照合の結果、再生が許可されたときは
(ステップS38のY)、再生カウンタ69が「0」に
リセットされる(ステップS40)。そして、マイクロ
プロセッサ68はキー入力を受け付ける状態になる(ス
テップS42)。ここで、再生キー(図示せず)が押さ
れたら(ステップS44の再生)、再生カウンタ69が
更新され(ステップS48)、ソフトを再生する(ステ
ップS50)。これにより、再生と同時に、マイクロプ
ロセッサ68は再生カウンタ69を動作させ、再生時間
を計数してゆく。
【0033】停止キー(図示せず)が押されたら(ステ
ップS44の停止)、再生動作を停止し、再生カウンタ
69の計数も停止する(ステップS46)。しかし、再
生カウンタ69の値は保存され、次に再生が開始される
とその計数時間を更新する。取り出しキー(図示せず)
が押されたら(ステップS44の取り出し)、マイクロ
プロセッサ68は、計測した再生時間から再生回数を計
算し(ステップS52)、計算された再生回数をICカ
ード46に書き込む(ステップS54)。そして、ディ
スク44を排出する(ステップS56)。以上のように
して、ICカード46には、再生回数が記録されて行
く。利用後、利用者は、ディスク44及びICカード4
6を持ってレンタル店44に行く(図1参照)。
【0034】次に、レンタル店40における課金計算に
ついて説明する。課金計算は、図2に示した課金管理装
置41によって行われる。図8には、課金計算時におけ
るマイクロコンピュータ22の動作が示されている。返
却されたディスク44のシリアル番号とICカード46
内の情報が読み込まれる(ステップS60,ステップS
62)。そして、読み込まれたそれぞれのシリアル番号
が照合され、照合の結果が一致すれば(ステップS6
6)、ICカード46の情報中の新作/旧作の別に基づ
いて(ステップS66)、料金が計算される。例えば、
新作であれば係数K=Pn(ステップS68),旧作で
あればK=Po(ステップS70)とし、課金金額=係
数K×再生回数として課金額を計算する(ステップS7
2)。課金額は、表示装置28に表示される。利用者
は、この料金をレンタル店40に支払う。
【0035】このように、本形態によれば、次のような
効果がある。 (1)利用金額はレンタル日数に依存せず、再生回数に応
じて計算される。このため、再生状況に応じた合理的な
課金が可能となる。 (2)ディスクとICカードがシリアル番号によって対応
付られているため、ディスクの不正利用を防止すること
ができる。
【0036】この発明には数多くの実施形態があり、以
上の開示に基づいて多様に改変することが可能である。
例えば、次のようなものも含まれる。 (1)前記形態では、例えばDVDのようなディスク媒体
の適用例であるが、磁気テープなど各種の媒体に適用可
能である。 (2)前記形態では、利用管理用の媒体としてICカード
を用いたが、管理情報やソフト利用情報を磁気的,電気
的など適宜の方法で書換記録できるものであれば、どの
ような媒体を用いてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
利用者に対して情報の利用状況に応じた合理的な課金を
行うことが可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態におけるシステム全体を示す
図である。
【図2】レンタル側の課金管理装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】再生回数の係数手法を示す図である。
【図4】ICカードの記憶内容を示す図である。
【図5】前記課金管理装置における貸出時の動作を示す
フロー図である。
【図6】利用者側のプレーヤの構成を示すブロック図で
ある。
【図7】プレーヤの動作を示すフロー図である。
【図8】前記課金管理装置における返却時の動作を示す
フロー図である。
【符号の説明】
12,13…シリアル番号,カタログ番号 16…会員番号 18…バーコードデータ入力装置 20…データベースメモリ 22…マイクロコンピュータ 24…ICカード読書装置 26…キーボード入力装置 28,78…表示装置 34…バーコードリーダインターフェース 36…キーボード入力インターフェース 38…表示インターフェース 40…レンタル店 42,44…ディスク 46…会員証兼ICカード 48…再生装置 62…ピックアップ 66…ICカードI/F 68…ディスクコントロールマイクロプロセッサ 69…時間カウンタ 70…再生時間タイマ 72…ディスク信号再生系 74…MPEG復号系 76…キー入力装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体から第1の管理情報を読み出す
    第1の読出手段;記録媒体に関連した第2の管理情報を
    格納する格納手段;前記第1の管理情報に基づいて、前
    記格納手段から該当する記録媒体に関連した第2の管理
    情報を読み出す第2の読出手段;前記第1又は第2の管
    理情報に基づいて、再生回数の計数情報を演算する演算
    手段;前記第1又は第2の管理情報及び前記計数情報を
    再生管理媒体に書き込む書込手段;を備えたことを特徴
    とする課金記録装置。
  2. 【請求項2】 前記再生回数の計数情報は、1回の再生
    が行われたと判断する時間である規定再生時間であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の課金記録装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体から主情報を再生する再生手
    段;記録媒体から第1の管理情報を読み出す第1の読出
    手段;請求項1記載の課金記録装置によって情報が書き
    込まれた再生管理媒体から記録媒体に関連した管理情報
    及び再生回数の計数情報を読み出す第2の読出手段;前
    記第1及び第2の読出手段によって読み出された情報を
    比較して、前記再生手段における再生の許可を判断する
    再生判断手段;前記主情報の再生時間を累積して計数す
    る再生時間計数手段;これによる計数結果と前記計数情
    報とを利用して再生回数を演算する再生回数演算手段;
    これによって演算された再生回数を前記再生管理媒体に
    書き込む書込手段;を備えたことを特徴とする情報再生
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の情報再生装置によって情
    報が書き込まれた再生管理媒体から、記録媒体の管理情
    報及び再生回数を読み出す読出手段;これによって読み
    出された管理情報及び再生回数に基づいて課金額を計算
    する計算手段;を備えたことを特徴とする課金計算装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載のいずれかの課金記
    録装置と、請求項4記載の課金計算装置を備えたことを
    特徴とする課金管理装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の情報再生装置と、請求項
    5記載の課金管理装置を備えたことを特徴とするレンタ
    ルシステム。
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Cited By (2)

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