JP3661674B2 - 情報記録媒体記録再生装置及び情報記録媒体記録再生方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報記録媒体記録再生装置及び情報記録媒体記録再生方法に関し、特に記録可能なディスク媒体等の情報記録媒体を再生してその内容を出力する際のアクセス情報の管理に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、CD,MD,LDなどをレンタルショップで貸し出すような場合、通常その料金は1日いくらというような具合で決められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、情報利用の公平を図るという観点からすると、アクセス回数に応じた料金体系が好ましい。また、将来は、それらの媒体に、音楽,映画,絵画,小説,ゲームソフトなど各種のメニューが混在するようになり、それらの情報のコピーやプリントアウトというようなことが行われるようになると考えられる。すると、アクセス回数のみならず情報内容に応じた料金体系も必要となる。
更に、図書館などでそれらの媒体を貸し出すような場合に、アクセス状況を把握しておくと、貸出管理や利用状況調査などに非常に好都合である。また、電子ブックなどでアクセス状況を記録しておくと、読書記録とすることができるなどの利点がある。本発明は、これらの点に着目したもので、レンタル料金や電子図書の貸出・返却などの各種の管理をアクセス状況に応じて簡便に行うことができる情報記録媒体記録再生装置及び情報記録媒体記録再生方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の問題点を解決するために本発明は、下記(1)〜(4)の構成を有する情報記録媒体記録再生装置及び情報記録媒体記録再生方法を提供する。
(1) 主情報が記録される主情報領域と、前記主情報領域に対応する目次情報が記録される目次情報領域と、主情報の再生に関する再生アクセス情報が記録される再生アクセス情報領域とを有する記録再生可能な情報記録媒体を記録再生する情報記録媒体記録再生装置において、
前記情報記録媒体の前記目次情報領域から主情報に対応する目次情報を再生する目次情報再生手段と、
再生された前記目次情報から主情報を選択する主情報選択手段と、
選択され再生された主情報の中の再生した部分について再生された日の日付情報を含む再生アクセス情報を前記情報記録媒体の前記再生アクセス情報領域に記録する記録手段とを有することを特徴とする情報記録媒体記録再生装置。
(2) 主情報が記録される主情報領域と、前記主情報領域に対応する目次情報が記録される目次情報領域と、主情報の再生に関する再生アクセス情報が記録される再生アクセス情報領域とを有する記録再生可能な情報記録媒体を記録再生する情報記録媒体記録再生方法において、
前記情報記録媒体の前記目次情報領域から主情報に対応する目次情報を再生するステップと、再生された前記目次情報から主情報を選択するステップと、
選択され再生された主情報の中の再生した部分について再生された日の日付情報を含む再生アクセス情報を前記情報記録媒体の前記再生アクセス情報領域に記録するステップとを有することを特徴とする情報記録媒体記録再生方法。
(3) 前記再生アクセス情報を前記情報記録媒体の前記再生アクセス情報領域から読み出す再生アクセス情報読み出し手段と、
読み出した再生アクセス情報を表示する再生アクセス情報表示手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体記録再生装置。
(4) 前記再生アクセス情報を前記情報記録媒体の前記再生アクセス情報領域から読み出すステップと、
読み出した再生アクセス情報を表示するステップとを有することを特徴とする請求項2に記載の情報記録媒体記録再生方法。
【0005】
【発明の実施の態様】
本発明によれば、ディスクの主情報に対するアクセス情報,例えばアクセスの日付,ページ数,料金などの情報がディスクに記録される。主情報の出力は、このアクセス情報の記録の後に行われる。アクセス情報は、ディスク管理の際に出力される。このアクセス情報を利用することで、例えば、ディスクのレンタルの場合に、ユーザのアクセス量に対応した料金請求が可能となる。電子図書などでは、貸出や返却の管理が可能となる。
【0006】
以下、本発明の情報記録媒体記録再生装置の一実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
<実施例の構成>図1には、本実施例のブロック構成が示されている。
【0007】
▲1▼ユーザ使用装置の構成
同図において、ユーザが使用するディスク駆動装置10は、MDプレーヤとしての基本的な記録再生機能を備えている。詳述すると、ディスク12に対する信号の記録,再生は、記録ヘッド14(記録時のみ),光学ピックアップなどのトランスデューサ16によって行われるようになっている。ディスク12はスピンドルモータ18によって回転駆動され、記録ヘッド14,トランスデューサ16は送りモータ20によって送り駆動されるように構成されている。これらスピンドルモータ18,送りモータ20の駆動制御は、サーボ回路22によって行われるようになっている。
【0008】
次に、トランスデューサ16はRFアンプ24に接続されており、このRFアンプ24の出力側はサーボ回路22,アドレスデコーダ26,エンコーダ/デコーダ28にそれぞれ接続されている。エンコーダ/デコーダ28は、ヘッド駆動回路30,メモリコントローラ32,システムコントローラ34にそれぞれ接続されており、サーボ回路22はシステムコントローラ34に接続されている。また、ヘッド駆動回路30の出力側は記録ヘッド14に接続されている。
【0009】
次に、メモリコントローラ32は、システムコントローラ34,RAM36,ディスプレイプロセッサ38にそれぞれ接続されており、ディスプレイプロセッサ38はディスプレイ装置40に接続されている。システムコントローラ34は、更にキー部42に接続されており、バッファメモリ34A,アクセス情報処理部34B,動作モード判定部34Cが含まれている。更に、メモリコントローラ32,ディスプレイプロセッサ38,システムコントローラ34は、SCSIなどの適宜の規格のI/F(インターフェース)44に接続されている。以上の各部で、ディスク駆動装置10が構成されている。
【0010】
▲2▼ディスク駆動装置の基本的動作
ここで、以上のディスク駆動装置10の基本的な動作を説明する。まずディスク12に対するデータの記録動作から説明すると、記録すべき情報(後述するアクセス情報)は、メモリコントローラ32による制御に基づいて、エンコーダ/デコーダ28でエンコードされ、ヘッド駆動回路30を介して記録ヘッド14に供給される。
【0011】
他方、記録ヘッド14,トランスデューサ16→アドレスデコーダ26→エンコーダ/デコーダ28→システムコントローラ34→サーボ回路22→送りモータ20→記録ヘッド14,トランスデューサ16のループで記録ヘッド14,トランスデューサ16が所定位置となるようにサーボ制御が行われる。また、このループによって得られた速度情報を利用して、エンコーダ/デコーダ28→システムコントローラ34→サーボ回路22→スピンドルモータ18の回路でPLLによるCLV(線速度一定)のディスク12の回転制御が行われる。そして、記録ヘッド14,トランスデューサ16がディスク12上のトラックの所定位置となると、ディスク12に対して記録ヘッド14に供給された情報の光磁気記録が行われる。
【0012】
次に、再生動作について説明すると、ディスク12は上述したようにCLV(線速度一定)となるようにPLLで回転駆動される。そして、トランスデューサ16が送りモータ20により所定のトラック位置となってユーザがキー部42で指示した情報が読み出されると、その読み出されたRF信号がRFアンプ24で増幅されて出力される。そして、アドレスデコーダ26,エンコーダ/デコーダ28によってアドレス処理が行われるとともに、一方ではトランスデューサ16のフォーカスとトラッキングの制御のためのエラー信号がサーボ回路22に供給され、他方ではその信号のデコード,エラー訂正が行われる。
【0013】
エラー訂正後のデジタルデータはメモリコントローラ32に供給され、ここでタイミング制御されてディスプレイプロセッサ38に供給される。ディスクプレイプロセッサ38では入力データの表示処理が行われ、ディスプレイ装置40に対応する表示が行われる。このようにして、所望の情報がディスク12から読み出され、表示される。なお、音楽などが出力されたり、プリントアウトされることもある。
【0014】
▲3▼ディスクの記録領域
図2には、本実施例にかかるディスク12が示されている。まず同図(A)において、ディスク12の最内周はTOC(Table of Contents)領域12Aとなっており、その外側には第1UTOC(User Table of Contents)領域12B,第2UTOC領域12Cがそれぞれ設けられている。そして、その外側にROM領域12Dがある。
【0015】
これらのうち、TOC領域12A(又は第1UTOC領域12B)には、主情報の目次が格納されている。本実施例では、各目次に、主情報のタイプを示すフラグが付加されている。このフラグは、例えば主情報が小説などのように連続してアクセスした場合に意味があるものと、絵画や写真などのように1画面の表示でも意味があるものとを区別するためのもので、レンタル料金の計算に利用される。
【0016】
次に、UTOC領域12B,12Cは、所望の情報を記録することができる領域であり、後述するアクセス情報は第2UTOC領域12Cに記録されるようになっている。なお、第2UTOC領域12Cは、ユーザに対して書込み,再生が禁止となっている。ROM領域12Dは、音楽,小説などの各種の主情報が格納される領域である。なお、ハイブリッドディスクでは、同図(B)に示すように、ROM(プリマスタード)領域12DとRAM(記録)領域12Eが混在している。表1には、第1UTOC領域12Bに記録される情報の一例が示されており、表2には、第2UTOC領域12Cに記録される情報の一例が示されている。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
▲4▼システムコントローラの主要構成
次に、図1に戻って、システムコントローラ34のバッファメモリ34Aは、ディスク12から読み出された情報を一時的に格納するためのメモリである。アクセス情報処理部34Bは、ディスク12の主情報にアクセスがあったときに、そのアクセス情報を後述するように処理するとともに、レンタル料金を計算するためのものである。動作モード判定部34Cは、キー部42やI/F44からの入力信号をそれぞれ参照して動作モードを判定するためのものである。例えば、通常はユーザモードと判定し、予め設定したキー入力があったときはショップモードと判定する。
【0020】
▲5▼ホスト側の構成
次に、ディスクのレンタルショップなどに設置されるホスト側の管理装置について説明する。この管理装置は、前記ディスク駆動装置10とパーソナルコンピュータなどで構成されたホストコンピュータ50とを組み合わせた構成となっており、上述したディスク駆動装置10に設けられているI/F44にホストコンピュータ50を接続した構成となっている。なお、図1の全体を一体として構成してもよい。
【0021】
ホストコンピュータ50には、アクセス情報に対する顧客コードなど各種の情報の編集を行うアクセス情報編集部50A,各顧客のアクセス情報を蓄積するためのホストメモリ50B,入力用のキー部50Cがそれぞれ設けられている。
【0022】
<ユーザ使用時の動作>
次に、ディスク駆動装置の動作について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。ユーザは、ディスクをレンタルショップで借りてディスク駆動装置10にセットする(ステップS1)。次に、駆動開始をキー部42によって指示すると(ステップS2)、システムコントローラ34の動作モード判定部34Cによってユーザモードと判定され、以下のユーザモードの動作が行われる。
【0023】
まず、上述したようにしてディスク12がCLVで回転するとともに、トランスデューサ16が内周側に移動してTOC領域12A,第1UTOC領域12B(図2参照)に移動する(ステップS3)。
【0024】
TOC領域12A,UTOC領域12Bの各情報,特に目次情報は、一方においてアクセス情報処理部34Bでそのタイプがチェックされる(ステップS3)。そして、目次内容はディスプレイ装置40で表示される(ステップS4)。図4には、その表示の一例が示されている。これによれば、セットしたディスク12には、団伊久磨著「パイプの煙」の第1巻から第3巻までと、ピカソの絵画,ベートーベンの楽譜その他の主情報が納められていることが分る。
【0025】
次に、ユーザは、目次を参照しながらキー部42を操作して所望の主情報を選択指示する(ステップS5)。すると、トランスデューサ16が該当するアドレスに移動し(ステップS6)、ユーザによって選択された主情報がディスク12から読み出されて、バッファメモリ34Aに格納される(ステップS7)。次に、トランスデューサ16は、第2UTOC領域12Cに移動し(ステップS8)、アクセス情報が記録されているときはそれを読み出してアクセス情報処理部34Bに出力する(ステップS9)。
【0026】
アクセス情報処理部34Bでは、入力されたアクセス情報をチェックし、アクセスの日付,時間,回数,連続性,アクセスされたページ数の情報を更新処理するとともに、主情報のタイプからアクセス料金が計算される(ステップS10)。これらのアクセス情報は、記録ヘッド14,トランスデューサ16によってディスク12の第2UTOC領域12Cに記録される(ステップS11)。
【0027】
具体的に説明すると、まず今回のアクセスがディスク12をレンタルしてから最初のアクセスである場合は、ディスク12の第2UTOC領域12Cにはそのユーザのアクセス情報は存在しないので、今回のアクセス情報がそのまま第2UTOC領域12Cに記録される(ステップS11)。このとき、主情報の目次に対応してアクセス情報用の目次(ディレクトリ)を設定する。
【0028】
レンタル後既にアクセスしている場合は、前回のアクセス情報が第2UTOC領域12Cに記録されているので、これがアクセス情報処理部34Bでチェックされる。例えば、前回のアクセスが、団伊久磨著「パイプの煙1」の第1ページから第4ページであり、今回第4ページから第10ページにアクセスしたとする。アクセス情報処理部34Bでは、前回のアクセスページと今回のアクセスページとから連続したアクセスであることが判別される。また、アクセスした重複しないページ数も判別される。
【0029】
なお、このように連続性によって、小説,音楽,映画などをサンプル的に見たのか、ある長さで連続して見たのかを判断できる。また、連続性がないか少ない詩,絵画,百科辞典などは、過去のアクセス状況に関係なくそのまま今回のアクセス情報が利用される。
【0030】
アクセス料金は、例えば次のように計算する。小説などの連続してアクセスして意味があるような主情報の場合は、連続してアクセスがあった場合は1ページ××円という具合で計算し、不連続の場合はサンプル的に見たものとして料金を掛けないようにする。絵画などは、1画面毎に意味があるから、連続,不連続にかかわらず1画面毎に加算する。
【0031】
以上のようなアクセス情報の処理の後、バッファメモリ34Aに格納されている主情報がディスプレイ装置40に出力されて表示される(ステップS12)。ユーザは、この表示を見てもしその外部出力,例えばプリントアウトが必要と判断したときは、I/F44にプリンタを接続するとともに、その旨のキー入力をキー部42で行う(ステップS13)。
【0032】
すると、その旨がまずアクセス情報処理部34Bに伝達され、トランスデューサ16が移動して、「外部出力有り」のアクセス情報が第2UTOC領域12Cの該当する部分に記録されるとともに外部出力の料金が計算されて記録される(ステップS14,S15)。その後、システムコントローラ34によって、該当する主情報がI/F44から外部に出力される(ステップS16)。
【0033】
図3には示していないが、キー操作によりページめくりが指示されたときは、そのアクセス情報について上述した処理が行われるとともに、該当するページが表示される。そして、他の主情報にアクセスする場合は、ユーザは目次表示指示を行う(ステップS17)。すると、上述したステップS4以降の動作が繰り返される。また、表示を行わないときは、終了となる。
【0034】
以上のように、ディスク駆動装置10では、ユーザがアクセスしたディスク12の主情報を一端バッファメモリ34Aに格納し、アクセス情報を処理してディスク12の第2UTOC領域12Cに書き込んだ後に、主情報が表示・出力される。ディスク駆動装置10の電源が切られた場合には、アクセス情報をディスクに記録することは不可能であるから、主情報を表示・出力する前にアクセス情報の記録を少なくとも開始するようにする。これにより、アクセス情報が欠落してアクセスした主情報の料金が請求できなくなるという不都合が防止される。
【0035】
<レンタルショップ側の動作>
次に、以上のようにしてユーザが使用したディスクがレンタルショップに返却された場合の管理装置側の動作について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。まず、ディスク12がディスク駆動装置10にセットされる(ステップS20)。レンタルショップ側はキー部42又は40Cによって駆動開始を指示するとともに(ステップS21)、所定のキー操作を行う。すると、システムコントローラ34の動作モード判定部34Cによってショップモードと判定され、以下のショップモードの動作が行われる(ステップS22)。なお、このキー操作が行われないときは、上述した図3のユーザモードの動作が行われる(ステップS23)。
【0036】
ショップモードと判定されると、システムコントローラ34によって、今度はディスク12のTOC領域12A,第1UTOC12Bの他に第2UTOC領域12Cにも順にトランスデューサ16が移動し(ステップS24)、記録内容がそれぞれ読み出されてバッファメモリ34Aに取り込まれる(ステップS25)。また、これらの記録内容は、ディスプレイ装置40に表示される(ステップS26)。
【0037】
図6には、その表示の一例が示されている。このように、ショップモードでは、ディスク12の主情報の目次の他にアクセス情報も表示される。図示の例では、目次1の小説には、7月18日に連続して20ページのアクセスがあり、また外部出力もあって、アクセス料金が40円となっている。その次は、目次4の絵画には、7月12日に2ページの不連続のアクセスがあり、料金が100円となっている。その次は、目次6の百科辞典には、7月17日に不連続で重複したアクセスがあり、アクセス回数は48,ページ数は35となっている。そして、料金は48円である。以下、同様である。
【0038】
ホストコンピュータ50では、アクセス情報編集部50Aによってアクセス料金を勘案したレンタル料金が計算されるとともに、必要があればユーザコードなどが編集される(ステップS28)。すると、画面表示は図6(B)のようになる(ステップS29)。この表示に基づいて、レンタルショップはユーザにレンタル料金を請求する。また、キー部50Cの操作指示に応じて、編集されたアクセス情報を利用明細としてプリントアウトし、更には、以後のユーザ管理を行うためにホストメモリ50Bに蓄積する。このホストメモリ50Bの内容を統計処理することで、得意顧客,人気商品などを知ることができる。
【0039】
その後、キー部42又は50Cによってアクセス情報の消去が指示されると(ステップS30)、第2UTOC領域12Cのアクセス情報が消去される(ステップS31)。これによって、再びそのディスク12がレンタル可能な状態となる。
【0040】
<実施例の効果>
このように、本実施例によれば、従来のレンタルCDなどのように、1枚1日いくらという方法から、使用内容,使用頻度などの使用状況に対していくらとする料金請求が可能となり、リーズナブルなレンタルが可能となる。別言すれば、音楽や映画などの他に各種の多様な情報のレンタルが可能となる。特に、絵画,楽譜,写真など1つの画像が著作権に関係する場合、百科辞典などの大きなファイルなどの場合など、情報に応じた料金を決めることができる。また、アクセス情報を蓄積することで、利用状況の管理を簡便に行うことができる。
【0041】
<電子貸出図書としての利用>
次に、本発明を図書館などにおける電子貸出に利用する実施例について、図7を参照しながら説明する。貸出すときは、図書館側のホスト装置60の貸出処理部Aによって、貸出日,貸出先,返却期限などの貸出情報が、貸出の対象となるディスクの第2UTOC領域又はホスト装置のホストメモリ60Cに記録される。ユーザがディスクにアクセスすると、前記実施例と同様にしてアクセス情報が記録される。
【0042】
ディスクが図書館に返却されると、ホスト装置60の返却処理部60Bによって返却日のチェックなどの返却処理が行われる。このような貸出,返却の情報をホストメモリ60Cに蓄積して統計処理することで、電子図書の使用頻度,返却状況の把握などが行われる。
【0043】
<他の実施例>
なお、本発明は、何ら上記実施例に限定されるものではなく、例えば次のようなものも含まれる。
(1)個人の読書記録としての使用も可能である。この場合は、ディスク12の第2UTOC領域12Cはユーザがアクセス可能となっている。ユーザが主情報にアクセスすると、上述したようにアクセス情報が第2UTOC領域12Cに記録される。この例では、特にアクセスの日付やアクセスページなどが重要である。ユーザは、このアクセス情報を参照することで、読書記録とすることができる。
【0044】
(2)前記実施例では、ディスク駆動装置側で料金の計算も行ったが、アクセス情報と料金計算の基本データ(例えば1ページいくらという金額)があれば料金は計算できるので、ホスト側で料金の計算を行うようにしてもよい。このようにすると、ユーザ側装置の計算機能を省略できる。また、ホスト側の計算処理を変更するだけで、単価や料金体系の変更に対応できる。更に、ディスクレンタル時に、所定の金額を支払うとともに、その金額をアクセス情報としてディスクに記録し、主情報に対するアクセス毎に料金を計算してその金額から減算するようにして、当初の支払金額に達した時点で主情報に対するアクセスを禁止するというようにしてもよい。
【0045】
(3)また、料金の計算方法も、必要に応じて適宜設定してよい。例えば、表示出力の場合は1画面を単位とし、プリント出力の場合は1ページいくらという具合である。1画面よりも小さい単位あるいは大きい単位としてもよい。更に、レンタルした日数を考慮する,そのユーザの過去の利用状況による割引を行うなど、色々可能である。
【0046】
(4)主情報としては、小説,映画,音楽,百科辞典,コンピュータソフト,ゲームなど、どのようなものでもよい。アクセス情報も、必要に応じて適宜設定してよい。
【0047】
(5)前記実施例は、本発明を光磁気記録技術にかかるMDに適用したものであるが、記録可能な領域があるような媒体,例えばCDにPC(Phase change)を用いて書込み可能としたものなど、各種のものに適用可能である。特に、前記実施例では、アクセス情報を記録する領域をTOC領域と異なる領域としたが、TOC領域内にアクセス情報記録用の領域を設けてもよい。また、ホスト側のディスプレイ装置にアクセス情報を表示するなど、装置構成も種々設計変更が可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、取り出し可能な情報記録媒体に記録されている主情報の再生時に日付、時間、位置情報等を情報記録媒体の所定の領域に領域に記録するので、情報記録媒体を持ち運んで、再生した記録再生装置と異なる他の記録再生装置においても過去に再生した時の情報を知ることができ、この情報を基に読書履歴を作ったり、再生した部分に関する情報の課金等を簡単に行うことができ、また、特に記録再生装置から情報記録媒体を取り出し可能な構成としているので、複数の記録再生装置間でも再生時の情報の互換性を維持することができ、複数の携帯情報機器で用いることが可能で、レンタル等のお店と個人ユーザとの間で使用に適しているという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報記録媒体記録再生装置の実施例を示すブロック図である。
【図2】前記実施例のディスクの記録領域を示す説明図である。
【図3】前記実施例のユーザ使用時の動作を示すフローチャートである。
【図4】前記実施例のユーザ使用時の目次表示の一例を示す説明図である。
【図5】前記実施例のレンタルショップ使用時の動作を示すフローチャートである。
【図6】前記実施例のレンタルショップ使用時の目次及びアクセス情報表示の一例を示す説明図である。
【図7】本発明の他の実施例の説明図である。
【符号の説明】
10…ディスク駆動装置、
12…ディスク、
12A…TOC領域(目次記録領域)、
12B…第1UTOC領域、
12C…第2UTOC領域(アクセス情報記録領域)、
12D…ROM領域(主記録領域)、
14…記録ヘッド、
16…トランスデューサ(再生手段)、
34…システムコントローラ、
34A…バッファメモリ(バッファ手段)、
34B…アクセス情報処理部(アクセス情報処理手段)、
34C…動作モード判定部、
38…ディスプレイプロセッサ、
40…ディスプレイ装置(出力手段)、
42,50C…キー部、
44…I/F、
50…ホストコンピュータ、
50A…アクセス情報編集部、
50B,60C…ホストメモリ、
60…ホスト装置、
60A…貸出処理部、
60B…返却処理部。
Claims (4)
- 主情報が記録される主情報領域と、前記主情報領域に対応する目次情
報が記録される目次情報領域と、主情報の再生に関する再生アクセス情報が記録される再生アクセス情報領域とを有する記録再生可能な情報記録媒体を記録再生する情報記録媒体記録再生装置において、
前記情報記録媒体の前記目次情報領域から主情報に対応する目次情報を再生する目次情報
再生手段と、
再生された前記目次情報から主情報を選択する主情報選択手段と、
選択され再生された主情報の中の再生した部分について再生された日の日付情報を含む再生アクセス情報を前記情報記録媒体の前記再生アクセス情報領域に記録する記録手段とを有することを特徴とする情報記録媒体記録再生装置。 - 主情報が記録される主情報領域と、前記主情報領域に対応する目次情
報が記録される目次情報領域と、主情報の再生に関する再生アクセス情報が記録される再生アクセス情報領域とを有する記録再生可能な情報記録媒体を記録再生する情報記録媒体記録再生方法において、
前記情報記録媒体の前記目次情報領域から主情報に対応する目次情報を再生するステップ
と、再生された前記目次情報から主情報を選択するステップと、
選択され再生された主情報の中の再生した部分について再生された日の日付情報を含む再生アクセス情報を前記情報記録媒体の前記再生アクセス情報領域に記録するステップとを有することを特徴とする情報記録媒体記録再生方法。 - 前記再生アクセス情報を前記情報記録媒体の前記再生アクセス情報領域から読み出す再生アクセス情報読み出し手段と、
読み出した再生アクセス情報を表示する再生アクセス情報表示手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体記録再生装置。 - 前記再生アクセス情報を前記情報記録媒体の前記再生アクセス情報領域から読み出すステップと、
読み出した再生アクセス情報を表示するステップとを有することを特徴とする請求項2に記載の情報記録媒体記録再生方法。
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