JP2007213748A - オーディオ処理装置及びオーディオファイル情報提示方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】再生制御ウインドウにおいて、スライダ3033が移動操作されたならば、移動操作後にスライダ3033が位置する全年代選択スクロールバー3032の上下方向位置範囲に対応する年範囲に含まれる年をリリース年とするタグ情報を含んだオーディオファイル153の楽曲情報を、よりリリース年が新しいものがより上に位置するように配置したリストを、楽曲情報エリア3034に表示する(a)。そして、楽曲情報エリア3034上で、楽曲情報の選択を受け付け、再生制御ボタン群301の操作に応じて、選択されている楽曲情報に対応するオーディオファイル153の再生制御を行う。
【選択図】図3
Description
そして、このために、ユーザが、再生したい楽曲のアーティストやアルバムやリリース年度などの楽曲情報を正確に憶ええていない場合には、当該楽曲を、記憶媒体に記憶した膨大な数の楽曲のうちから探し出すことが極めて困難となっている。
一方、一般的にユーザは、楽曲のアーティストやアルバムなどを正確に覚えていない又は初めから知らない場合であっても、楽曲がリリースされたおおよその年代は、その楽曲と他の思い出との結びつきなどに基づいて把握していることが多い。
そこで、本発明は、ユーザが、所望の楽曲を、当該所望の楽曲がリリースされたおよその年代に基づいて、容易に見つけ出して利用することのできるオーディオ処理装置を提供することを課題とする。
また、以上の各オーディオ処理装置には、さらに、ユーザからの検索要求に応じて、前記対象年範囲に含まれるリリース年を含む楽曲情報が設定されている楽曲のオーディオデータを格納したオーディオファイルを検索する検索手段を備えるようにしてもよい。
このようにすることにより、スクロールバーの利便性をさらに向上することができる。
また、以上の各オーディオ処理装置の処理手段を、前記一覧上で選択されたオーディオファイルを再生する手段として、当該オーディオ処理装置をオーディオ再生装置として構成するようにしてもよい。
また、前記課題達成のために、本発明は、各々楽曲のオーディオデータを格納すると共に、当該楽曲のリリース年を含む当該楽曲に関する情報である楽曲情報が設定された、複数のオーディオファイルに関する情報を提示するオーディオファイル情報提示方法として、スクロールバーを表示し、当該スクロールバーに対するユーザのスクロール操作に応じて、対象年範囲として設定する年の範囲を順次的に切り替えるステップと、前記対象年範囲に含まれるリリース年を含む楽曲情報が設定されている楽曲のオーディオデータを格納したオーディオファイルの楽曲情報の少なくとも一部の一覧を表示するステップとを備えたオーディオファイル情報提示方法を提供する。
図1に、本実施形態に係る車載オーディオ装置の構成を示す。
図示するように、車載オーディオ装置1は、オーディオ処理装置11、表示装置12、スピーカやオーディオアンプ装置などのオーディオ出力装置13、移動電話網などであるWAN2を介して楽曲サーバ3に接続するための移動電話端末などである無線通信装置14、HDD15、CDDA161用のドライブ装置であるCDドライブ16、入力装置17とを有している。
すなわち、図2に示すように、オーディオ処理装置11は、機能的には、オペレーティングシステム201と、オペレーティングシステム201上のアプリケーションプロセスであるミュージックプレイヤ202とを有する。そして、ミュージックプレイヤ202は、メイン制御部2021、ダウンロード処理部2022、再生処理部2023、リッピング処理部2024を有する。
ここで、CDDB151は、各CDDA161の種類(アルバム)毎に、当該CDDA161に記録されている各楽曲のアルバム名やアーティスト名やタイトルやジャンルやリリース年などの属性情報を、CDDA161のTOC(Table Of Contents)情報に対応づけて登録したデータベースである。また、オーディオファイル153は、楽曲のオーディオデータを格納したファイルであり、オーディオファイル153中にはファイル名等が記述されたファイル情報とオーディオデータと共に、楽曲のアルバム名やアーティスト名やタイトルやジャンルやリリース年などのデータを示す文字情報であるタグ情報が格納されている。なお、このようなタグ情報としては、MP3(MPEG 1 AUDIO LAYER-3)フォーマットのオーディオファイル153で利用されている、ID3タグ情報などが知られている。また、プレイリスト152は、このようなオーディオファイル153の、ユーザによって設定等されたグループを定義したものであり、当該グループを単位としてオーディオファイル153を再生するためなどに用いられる。
ミュージックプレイヤ202のメイン制御部2021は、ユーザからの要求操作に応じて、リッピング処理と楽曲再生処理を行う。
そして、リッピング処理では、リッピング処理部2024に、CDDA161のオーディオトラックのオーディオデータを格納したオーディオファイル153をHDD15上に作成させる処理を行う。すなわち、この処理においてリッピング処理部2024は、CDDA161のオーディオトラックの各々について、当該オーディオトラックからオーディオデータを読み出して、MP3やAACなどの所定の符号化アリゴリズムに従って予め設定されたビットレートの符号化オーディオデータに符号化すると共に、CDDA161のTOC情報でCDDB151を探索して求まる当該オーディオトラックの楽曲のアルバム名やアーティスト名やタイトルやジャンルやリリース年などのデータを示すタグ情報を生成する。そして、符号化したオーディオデータと生成したタグ情報を含めたオーディオファイル153を生成し、HDD15に格納する。
まず、メイン制御部2021は、適時、プレイリスト順表示モードと年代順表示モードとの二つのモードのうちのいずれかのモードの選択をユーザから受付け、選択されたモードを表示モードとして設定する。
そして、表示モードとして、プレイリスト順表示モードが設定されている場合には、HDD15に格納されているプレイリスト152の一覧を表示装置12に表示すると共に、ユーザから一覧上でのプレイリスト152の選択を受付、選択されたプレイリスト152が規定するグループに含まれる各オーディオファイル153を順次HDD15から読み出して、読み出した各オーディオファイル153について、再生処理部2023にオーディオファイル153内のオーディオデータを復号してオーディオ出力装置13から出力する再生処理を行わせる。
ここで、図示するように再生制御ウインドウには、再生/前方スキップ再生/後方スキップ再生などの再生動作を制御するための再生制御ボタン群301と、検索ボタン302と、再生するオーディオファイル153の選択を受け付けるためのオーディオファイル選択エリア303とが設けられている。
すなわち、メイン制御部2021は、この処理で、まず、オーディオファイル選択エリア303に図3aに示す表示スパン切替ボタン3031を表示する(ステップ400)。そして、次に、HDD15に格納されている各オーディオファイル153を、オーディオファイル153に含まれるタグ情報が示すリリース年の順にソートする(ステップ402)。リリース年が同じオーディオファイル153については、タグ情報が示すアーティスト名やタイトルなどの予め定めた第2の項目の値に従ってソートする。
そして、スライダ3033の移動操作が発生したならば(ステップ408)、移動操作方向に応じてスライダ3033を選択スクロールバー上で上下に移動し(ステップ416)、ステップ406に戻って、移動後のスライダ3033の選択スクロールバーの上下方向位置範囲に対応する年範囲に含まれる年をリリース年とするタグ情報を含んだオーディオファイル153の楽曲情報のリストの表示に、楽曲情報エリア3034の表示を更新し、ステップ408、410の監視を行う。この結果、たとえば、ユーザによって、スライダ3033が、選択スクロールバーとして表示されている全年代選択スクロールバー3032の'81と'82に対応する位置に移動された場合には、楽曲情報エリア3034の表示は、1981年と1982年にリリースされた楽曲のオーディオファイル153の楽曲情報が、よりリリース年の新しいものより順にリスト表示されたものに変化する。
さて、メイン制御部2021は、このようにして表示したオーディオファイル選択エリア303の楽曲情報エリア3034上で楽曲情報の選択を受け付ける。そして、楽曲情報エリア3034上で、いずれかの楽曲情報が選択されている状態において、再生制御ボタン群301の操作が発生した場合には、選択されている楽曲情報に対応するオーディオファイル153の発生した操作に応じた再生制御を再生処理部2023を用いて行う。すなわち、たとえば、再生制御ボタン群301の操作によって楽曲の再生がユーザから指示されたならば、楽曲情報エリア3034上で選択されている楽曲情報に対応するオーディオファイル153を読み出し、再生処理部2023に、読み出したオーディオファイル153内のオーディオデータを復号してオーディオ出力装置13から出力する再生処理を行わせる。
図示するように、検索ウインドウには、オーディオファイル153を検索するための検索条件を入力するための入力ボックス501と、検索実行ボタン502が設けられている。ここで、入力ボックス501としては、リリース年、アーティスト、アルバム、ジャンル、タイトルなどの各項目の検索条件を入力するための入力ボックス501を設ける。また、メイン制御部2021は、検索ウインドウを表示するときに、リリース年の入力ボックス501に、スライダ3033が位置する選択スクロールバー上の位置に対応する年または年範囲を自動入力する。
WAN2、無線通信装置14、ダウンロード処理部2022を介して、楽曲サーバ3から検索結果を受け取ったメイン制御部2021は、図5bに示すようなダウンロードウインドウを表示し、ダウンロードウインドウの検索結果表示エリア503に、受け取った検索結果が示す各オーディオファイルの楽曲情報を、図4a、bに示したオーディオファイル選択エリア303の選択スクロールバーと楽曲情報エリア3034による楽曲情報の提示形態と同様の提示形態で表示し、ユーザによる、ダウンロードするオーディオファイルの楽曲情報の選択を受け付ける。なお、図示した例では、楽曲情報エリア3034の、各楽曲情報の表示の先頭位置に設けたチェックボックスによってダウンロードするオーディオファイルの楽曲情報の選択を受け付けている。
以上、本発明の実施形態について説明した。
このように、本実施形態によれば、ユーザは、選択スクロールバーに対するスクロール操作によって、容易に所望の年にリリースされた楽曲のオーディオファイルのタイトルやアーティストやアルバムなどの楽曲情報の一覧を年代順に閲覧することができる。したがって、ユーザは、所望の楽曲を、当該所望の楽曲がリリースされたおよその年代に基づいて、容易に見つけ出して再生等利用することができるようになる。また、選択スクロールバーの各位置が、HDD15に記録されている当該位置に対応する年にリリースされた楽曲のオーディオファイル数に応じた色で表示されるので、ユーザはスクロールバーの表示より、各年にリリースされたオーディオファイル153のHDD15への記憶状況を直接的に把握することができるようになる。
なお、以上で示した年代順リスト表示処理によるオーディオファイル153にオーディオデータが格納された楽曲の楽曲情報を提示する技術は、オーディオファイル153を再生するオーディオ再生装置のみならず、オーディオファイル153を処理する任意の装置に同様に適用可能である。
Claims (6)
- 楽曲のオーディオデータを格納すると共に、当該楽曲のリリース年を含む当該楽曲に関する情報である楽曲情報が設定されたオーディオファイルを複数記録した記録媒体から、前記オーディオファイルを読み出し処理するオーディオ処理装置であって、
スクロールバーを表示し、当該スクロールバーに対するユーザのスクロール操作に応じて、対象年範囲として設定する年の範囲を順次的に切り替える対象年範囲設定手段と、
前記対象年範囲に含まれるリリース年を含む楽曲情報が設定されている楽曲のオーディオデータを格納したオーディオファイルの楽曲情報の少なくとも一部の一覧を表示する一覧表示手段と、
前記一覧上で選択されたオーディオファイルを処理する処理手段とを有することを特徴とするオーディオ処理装置。 - 請求項1記載のオーディオ処理装置であって、
前記対象年範囲設定手段は、スクロールバー上の各領域を各々年の範囲に対応づけると共に、前記各領域を当該領域に対応づけられた年の範囲に含まれるリリース年を含む楽曲情報が設定されている楽曲のオーディオデータを格納したオーディオファイルの数の大小のレベルに応じた表示形態で表示し、前記スクロール操作によって選択されるスクロールバー上の領域に対応づけられた年の範囲を前記対象年範囲として設定することを特徴とするオーディオ処理装置。 - 請求項1または2記載のオーディオ処理装置であって、
ユーザからの検索要求に応じて、前記対象年範囲に含まれるリリース年を含む楽曲情報が設定されている楽曲のオーディオデータを格納したオーディオファイルを検索する検索手段を有することを特徴とするオーディオ処理装置。 - 請求項1または2記載のオーディオ処理装置であって、
前記処理手段は、前記一覧上で選択されたオーディオファイルを再生することを特徴とするオーディオ処理装置。 - 楽曲のオーディオデータを格納すると共に、当該楽曲のリリース年を含む当該楽曲に関する情報である楽曲情報が設定されたオーディオファイルに関する情報を、複数の前記オーディオファイルについて一括して提示するオーディオファイル情報提示方法であって、
スクロールバーを表示し、当該スクロールバーに対するユーザのスクロール操作に応じて、対象年範囲として設定する年の範囲を順次的に切り替えるステップと、
前記対象年範囲に含まれるリリース年を含む楽曲情報が設定されている楽曲のオーディオデータを格納したオーディオファイルの楽曲情報の少なくとも一部の一覧を表示するステップとを有することを特徴とするオーディオファイル情報提示方法。 - コンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータに、
スクロールバーを表示し、当該スクロールバーに対するユーザのスクロール操作に応じて、対象年範囲として設定する年の範囲を順次的に切り替えるステップと、
各々楽曲のオーディオデータを格納すると共に、当該楽曲のリリース年を含む当該楽曲に関する情報である楽曲情報が設定された、複数のオーディオファイルのうちの、前記対象年範囲に含まれるリリース年を含む楽曲情報が設定されている楽曲のオーディオデータを格納したオーディオファイルの楽曲情報の少なくとも一部の一覧を表示するステップとを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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