JP4843351B2 - ノズルキャップ、その製造方法および製造装置 - Google Patents

ノズルキャップ、その製造方法および製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、充填薬液への影響がなくかつルアーノズルの薬液吐出口の封止を確実に行うことができるプレフィルド・シリンジのルアーノズルに使用するノズルキャップ、その製造方法および製造装置に関する。
プレフィルド・シリンジは、予め薬液がシリンジに充填されている注射器であり、使用時には、ルアーノズルに取り付けられているノズルキャップが取り外され、当該ルアーノズルに注射針が装着される。プレフィルド・シリンジではバイアル容器から薬液を吸引するといった手間がないため医師等の作業負担が軽減されるし、ワクチン名・識別色・製造番号・有効期限等を表示することで、誤用,異物混入,雑菌汚染のリスクも軽減できる。
プレフィルド・シリンジ用のノズルキャップは、合成ゴムを圧縮成形することにより製造されるのが通常である。合成ゴム成形品は、高い弾力と高い摩擦抵抗を有するので、密封性の観点からは上記ノズルキャップの素材として優れている。
しかし、合成ゴムの原料成分は、充填剤や加硫剤等複数の化学物質の混合物であるため、合成ゴム成形品から微量の成分が溶出したり、合成ゴム成形品が薬液成分を吸着したりする。このため、合成ゴム成形品を薬液が充填されたプレフィルド・シリンジのノズルキャップとして使用する場合は、その溶出成分が薬液の変質や力価の低下を引き起こすおそれがある。この不都合を解消するために、ルアーノズルが接触するノズルキャップの内側全面にプラスチックフィルムがラミネートされた合成ゴム製ノズルキャップが提案されている(特許文献1)。
特開平10−248929号公報
しかし、プラスチックは一般に摩擦抵抗が合成ゴムに比べ低いため、たとえば高温での滅菌処理工程中にルアーノズル内部の薬液の膨張により内圧が上昇し、ノズルキャップが緩み密封性が低下するおそれがある。また、プレフィルド・シリンジの運搬中に、振動等によりノズルキャップが緩み、密封性が低下するおそれもある。
本発明の目的は、充填薬液への影響がなく、かつルアーノズルの薬液吐出口の封止を確実に行うことができるノズルキャップ、その製造方法および製造装置を提供することにある。
本発明のノズルキャップは、(1)および(2)を要旨とする。
(1)「 プレフィルド・シリンジのルアーノズルに使用するノズルキャップであって、
内側の天面またはさらにその周辺の表面のみが不活性プラスチックを備えたインナーチップまたは前記不活性プラスチックからなるインナーチップ、あるいは前記不活性プラスチックからなるインナーフィルムにより形成され、その他のキャップ本体部が合成ゴムまたはエラストマーにより形成されてなることを特徴とするノズルキャップ。」
(2)「 前記不活性プラスチックがフッ素樹脂であることを特徴とする(1)に記載のノズルキャップ。」
本発明のノズルキャップの製造方法は、(3)から(8)を要旨とする。
(3)「 プレフィルド・シリンジのルアーノズルに使用され、内側の天面またはさらに
その周辺の表面のみが不活性プラスチックを備えたインナーチップまたは前記不活性プラスチックからなるインナーチップにより形成されその他のキャップ本体部が合成
ゴムまたはエラストマーにより形成されてなるノズルキャップの製造方法であって、
前記不活性プラスチックを備えたインナーチップまたは前記不活性プラスチックからな
るインナーチップを成形する第1工程と、
前記インナーチップをインサート部品とし、その他のキャップ本体を合成ゴムまたはエ
ラストマーで成形する第2工程と、
を含んでなることを特徴とするノズルキャップの製造方法。」
(4)「 前記第1工程における前記インナーチップの成形が圧縮成形または射出成形により行われ、
前記第2工程における前記キャップ本体の成形が圧縮成形または射出成形により行われることを特徴とする(3)に記載のノズルキャップの製造方法。」
(5)「 前記不活性プラスチックがフッ素樹脂であることを特徴とする(3)または(4)に記載のノズルキャップの製造方法。」
(6)「 プレフィルド・シリンジのルアーノズルに使用され、内側の天面またはさらにその周辺の表面のみが不活性プラスチックからなるインナーフィルムにより形成されその他のキャップ本体部が合成ゴムまたはエラストマーにより形成されてなるノズルキャップの製造方法であって、
前記不活性プラスチックからなるインナーフィルムを成形する第1工程と、
前記不活性プラスチックからなるインナーフィルムをインサート部品とし、その他のキャップ本体を合成ゴムまたはエラストマーにより成形する第2工程と、
を含んでなることを特徴とするノズルキャップの製造方法。」
(7)「 前記第1工程における前記インナーフィルムの成形が圧縮成形または射出成形により行われ、
前記第2工程における前記キャップ本体の成形が圧縮成形または射出成形により行われることを特徴とする(6)に記載のノズルキャップの製造方法。」
(8)「 前記不活性プラスチックがフッ素樹脂であることを特徴とする(6)または(7)に記載のノズルキャップの製造方法。」
本発明のノズルキャップの製造装置は、(9)および(10)を要旨とする。
(9)「 プレフィルド・シリンジのルアーノズルに使用する、内側の天面またはさらに
その周辺の表面のみが不活性プラスチックを備えたインナーチップまたは前記不活性プラスチックからなるインナーチップ、あるいは前記不活性プラスチックからなるインナーフィルムにより形成されその他のキャップ本体部が合成
ゴムまたはエラストマーにより形成されてなるノズルキャップの製造装置であって、
前記不活性プラスチックを備えたインナーチップまたは前記不活性プラスチックからな
るインナーチップ、または前記不活性プラスチックからなるインナーフィルムを取り付け
るピンを備えた第1金型と、
前記ピンとの間にキャップ本体用キャビティを形成する第2金型とからなり、
前記ピンには前記インナーチップを固定するための陰圧吸引部が形成されていることを
特徴とするノズルキャップ製造装置。」
(10)「 前記第1金型または第2金型が、圧縮成形用金型または射出成形用金型であることを特徴とする(9)に記載のノズルキャップ製造装置。」
本発明のノズルキャップは、内側の天面またはさらにその周辺の表面のみを不活性プラスチックにより形成したので、プレフィルド・シリンジに充填された薬液には影響を与えることなく当該薬液を確実に密封できる。
本発明のノズルキャップの製造方法は、圧縮成形、射出成形の何れの方法によっても簡単に本発明のノズルキャップを製造することができる。
本発明のノズルキャップの製造装置を使用することで、圧縮成形、射出成形の何れにも適用可能な製造装置を実現できる。
図1、図2および図3により、本発明のノズルキャップの実施形態を説明する。
図1は、ノズルキャップ1の使用を示す、プレフィルド・シリンジ2の全体図である。ノズルキャップ1は、ルアーノズル21先端に取り付けられている(図1では説明の便宜上、ノズルキャップ1がルアーノズル21に装着されていない状態で示してある)。ノズルキャップ1の内側の天面Tとその周辺の表面には不活性プラスチックからなるインナーチップ11が形成されている。ルアーノズル21の薬液吐出口Nは、インナーチップ11により封止されており、プレフィルド・シリンジ2の薬液充填部に充填された薬液Mの密封がなされている。また、キャップ本体部(インナーチップ11を除く部分)12は合成ゴムまたはエラストマーにより形成されてなる
図2(A)〜(C)にノズルキャップ1の具体例を示す。図2(A)〜(C)においてノズルキャップ(符号1A〜1Cで示す)は、一方端が開口し他端が閉じた筒状に形成されており、内部空間Sの長さは、ノズルキャップ1の天面部Tがルアーノズル21(図1参照)の先端に押接できるように設定されている。また、開口部Oの径は天面部Tの径よりも大きく形成されている。すなわち、内部空間Sの形状が先端が細くなるテーパ状に形成されている。
内部空間Sの側部輪郭は、ルアーノズル21の側部輪郭よりも小さく形成されており、ノズルキャップ1の装着時には、ノズルキャップ1の内側面がルアーノズル21の外側面に押接密着する。すなわち、ルアーノズル21に装着されたノズルキャップ1は、キャップ本体部12を構成する合成ゴムまたはエラストマーの圧縮力で強くルアーノズル21の側面および先端に密着し、薬液Mの密封性が保持される。なお、ノズルキャップ1Aから1Cの内側の天面Tには凸部Aが形成されているが、天面Tとノズル先端との密封性が保たれる構造であれば凸部Aを形成しなくてもよい。
ルアーノズル21への装着を容易にするために、ノズルキャップ1の開口部Oの周縁部には適度な丸みを設けることができる。
ノズルキャップ1は、図2(A)〜(C)に示したように、中央から下部にかけて、合成ゴム部分の肉厚を厚くすることで(肉厚部T参照)、反発力を高くして、ルアーノズル21の側面との密着力をさら上げるようにしてある。図2(B),(C)では、ノズルキャップ1の側部の一部を、肉厚部Kにより他の部分よりも厚くした例を示してある。
また、図2(A)〜(C)に示したように、ノズルキャップ1の天面Tの中央に凸部Aを形成し、ルアーノズル21の薬液吐出口Nを確実に封止するように構成することが好ましい。
図1および図2(A)〜(C)のノズルキャップ1では、内側の天面Tとその周辺の表面のみに不活性プラスチックのインナーチップ11が形成されている。インナーチップ11は、不活性プラスチック(通常はフィルム)を備えた合成ゴムやエラストマーにより構成することができるし(すなわち、一部が不活性プラスチック、残りの部分が合成ゴムやエラストマー)、全体を不活性プラスチック(通常はフィルム)から構成することができる。
図3(A)に不活性プラスチックと合成ゴムとを積層して形成したカップ状のインナーチップ11からなるノズルキャップ1Dを示し、図3(B)に不活性プラスチックにより形成したカップ状のインナーフィルム13(図示はしないがインナーチップでもよい)からなるノズルキャップ1Eを示す。また、図3(C)に不活性プラスチックと合成ゴムとを積層して形成した円板状のインナーチップ11からなるノズルキャップ1Fを示し、図3(D)に不活性プラスチックにより形成した円板状のインナーチップ11(図示はしないがインナーフィルムでもよい)からなるノズルキャップ1Gを示す。なお、ノズルキャップ1Dから1Gの内側の天面Tには凸部Aが形成されているが、天面Tとノズル先端との密封性が保たれる構造であれば凸部Aを形成しなくてもよい。
不活性プラスチックのフィルムは、その厚さが薄いほど合成ゴムの弾性を十分に生かすことができ、高い密封性が得られるが、薄すぎると成形時等において破れが生じることがある。
不活性プラスチックとして、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)フィルムを例にとると、厚さが、10〜200μm程度とできる。なお、0.2mmを超える厚さでは高い密封性を得られないことがある。なお、ポリテトラフルオロエチレンは、融点327℃で、融点以上に加熱されても、その溶融粘度が非常に高く、ゴム状弾性体にとどまり、流動性を示さない。したがって、汎用プラスチック等の加工に際して用いられるスクリュー混練による押出成形はできず、圧縮成形か、薄いフィルムを得るためにキャスティング法が採用される。
ノズルキャップ1として必要な品質と機能には、薬液を長期保存下でも変質させることがない薬液適合性、薬液を外部環境から守る密封性、厳しい滅菌条件にも適性であることなど、多岐にわたる理化学的特性が要求される。
以下、上記した不活性プラスチック、および上記したエラストマーまたは合成ゴムの素材を説明する。
《不活性プラスチック》
不活性プラスチックとして、プレフィルド・シリンジに充填される薬液に対して不活性(反応したり、膨潤や溶解もしない)であるものは使用可能である。例えば、ポリエチレン(通常の分子量〜超高分子量)、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエステル等のプラスチック素材が使用できるが、より安定性の高いフッ素系樹脂を使用することが好ましい。フッ素系樹脂として、典型的には、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−フルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)等が使用できる。特に、テトラフルオロエチレン樹脂は、殆どすべての薬品に対して、反応して変質したり溶解したり、膨潤したりすることがないという、極めて優れた安定性を有すること、連続耐熱性も260℃あり、また、人体に対する毒性もないことがわかっており、最も優れたプラスチック素材と考えられている。
上記の樹脂のうちから、射出成形に使用するもの、あるいはフィルムとして使用するものが適宜選択される。上記の樹脂をフィルムとして使用する場合には、厚さは特に制限されないが、通常、1〜200μm程度とすることが好ましい。
《エラストマー,合成ゴム》
エラストマーまたは合成ゴムとしては特に限定されるところはないが、硬度(JIS ショアA)としては、40〜70、好ましくは55〜70程度である。
摩擦抵抗力が高い、長期間変質しない品質安定性が高いなどの条件から、合成ゴムとして、ポリイソプレンゴム(IR)、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)、ブチルゴム(IIR)、ジビニルベンゼンを更に共重合したブチルゴム(XL−IIR)、塩素化又は臭素化ブチルゴム(Cl−IIR、Br−IIR)、エチレン−プロピレン共重合ゴム(EPM)、エチレン−プロピレン−ジエンモノマ−三元共重合ゴム(EPDM)、ウレタンゴム(U)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)、水素化NBR等が使用される。また、エラストマーとしてスチレン−ブタジエンを共重合した熱可塑性エラストマー(SBS)、SBSの水素添加物(SEBS)等が使用される。
以下に、本発明のノズルキャップの製造方法の実施形態を説明する。
まず、図4から図8によりインナーチップおよびインナーフィルムの作製について説明する。なお、この作製工程が、本発明のノズルキャップ製造方法における第1工程に相当する。
図4(A)〜(E)は不活性プラスチックフィルムと合成ゴムとからなるカップ状のインナーチップの作製工程を示す説明図である。図4(A)〜(E)では、インナーチップ11を作製するために、凸形状からなる雄型31と凹形状からなる雌型32とを用いる。雄型31には凹部311が形成され、この凹部311により、ノズルキャップ1の内側の天面Tに凸部Aが形成される。
まず、図4(A)に示すようにPTFEフィルム(不活性プラスチックフィルム)F0と未加硫合成ゴムシートP0とを、PTFEフィルムF0が雄型31側に位置するように、雌型32上に配置する。次に、図4(B),(C)に示すように雄型31と雌型32とを閉型し、150℃で5分間加硫する。この後、図4(D)に示すように成形品C0(PTFEフィルムF1と合成ゴムシートP1とからなる)を取り出し、成形品C0の周囲をカットして図4(E)に示すインナーチップ11(PTFEフィルムFと合成ゴムPとからなる)が作製される。
図5(A)〜(C)はカップ状のインナーフィルム13の作製工程を示す説明図である。図5(A)〜(C)でも、インナーフィルム13を作製するために、凸形状からなる雄型41と凹形状からなる雌型42とを用いる。雄型41には凹部411が形成され、雌型42には凸部421が形成され、これらの凹部411と凸部421により、ノズルキャップ1の内側の天面Tに凸部Aが形成される。雄型41の、雌型42の凹部周囲に相当する部分には帯状のストリッパープレートQと環状刃Eが形成されており、雌型42の凹部周囲には刃Eの収容溝Gが形成されている。
図5(A)に示す雄型41と雌型42との間に、図5(B)に示すようなPTFEフィルム(不活性プラスチックフィルム)F0を配置して、図5(C)に示すようにPTFEフィルムF0をストリッパープレートQにより押さえ込みつつ閉型することで、PTFEフィルムF0の成形とカットとが同時に行われ、図5(D)に示すインナーフィルム13(PTFEフィルムF)が作製される。
図6(A)〜(C)は一体プラスチックからなるカップ状のインナーチップの作製工程を示す説明図である。図6でも、インナーチップ11を作製するために、凸形状からなる雄型51と凹形状からなる雌型52とを用いる。雄型51には凹部511が形成され、この凹部511によりノズルキャップ1の内側の天面Tに凸部Aが形成される。図6(A)に示す雄型51と雌型52とを、図6(B)に示すように閉型して射出材Iaを注入し、図6(C)に示す不活性プラスチックからなるインナーチップ11が作製される。
図7(A)〜(D)は不活性プラスチックフィルムと合成ゴムとからなる円板状のインナーチップの作製工程を示す説明図である。図7では、インナーチップ11を作製するために、平板状の上型61と凹状部621を有する下型62とを用いる。上型61には凹部611が形成され、この凹部611により、ノズルキャップ1の内側の天面Tに凸部Aが形成される。まず、図7(A)に示すようにPTFEフィルム(不活性プラスチックフィルム)F0と未加硫合成ゴムシートP0とを、PTFEフィルムF0が上型61側に位置するように、下型62上に配置する。次に、図7(B)に示すように上型61と下型62とを閉型し、150℃で5分間加硫する。この後、図7(C)に示すように成形品C0(PTFEフィルムF1と合成ゴムシートP1とからなる)を取り出し、成形品C0の周囲をカットして図7(D)に示すインナーチップ11(PTFEフィルムFと合成ゴムPとからなる)が作製される。
図8(A)〜(C)は不活性プラスチックフィルムからなる円板状のインナーチップの作製工程を示す説明図である。図8では、インナーチップ11を作製するために、平板状の上型71と凹状部721を有する下型72とを用いる。上型71には凹部711が形成され、この凹部711によりノズルキャップ1の内側の天面Tに凸部Aが形成される。図8(A)に示す上型71と下型72とを、図8(B)に示すように閉型して射出材Iaを注入し、図8(C)に示す不活性プラスチックからなるインナーチップ11が作製される。
以下、図4(E),図5(D),図6(C),図7(D),図8(C)に示したインナーチップやインナーフィルムをインサート部品として使用して、金型によりノズルキャップを作製する場合を説明する。なお、この作製工程が、本発明のノズルキャップ製造方法における第2工程に相当する。また、図9から図11に示す金型が本発明のノズルキャップ製造装置を構成する。
図9(A)は、圧縮成形金型を示しており、第1金型81と第2金型82とからなる。第1金型81には凹部811が形成されており、第2金型にはピン821が立設形成されている。ピン821の先端にはインサートチップ11を固定するための陰圧吸引部83が形成されている。なお、陰圧吸引部83を焼結金属部材により構成してもよい。
図9(B)に示すように、ピン821にインナー部品(ここではインナーチップ11)をセットし、インナーチップ11を吸引した状態で、第1金型81と第2金型82との間に未加硫ゴムシートBをセットする。
そして、図9(C)に示すように第1金型81と第2金型82とを閉型し、150℃で5分間加硫する。この後開型して、図9(D)に示すような成形体01を取り出し、側部Rをカットし、図9(E)に示す、平均肉厚が4.2mmのほぼ円筒状で、内側の天面およびその周辺の表面のみが不活性プラスチック(インナーチップ11)により形成され、その他のキャップ本体部12が合成ゴムにより形成されてなるノズルキャップ1を作製した。得られたノズルキャップ1について、注射器、ピストン、ノズルキャップを組み合わせ、オートクレーブに入れ121℃で60分処理後、ノズルの緩みを確認したが、ノズルキャップに緩みはなかった。
図10(A)は、図9(A)に示した圧縮成形金型の設計変更例を示している。本例では予め未加硫合成ゴムシートの一部(B1)を予め第2金型92上にセットしておき、この後図10(B)に示すようにピン921にインナーチップ11をセットし、インナーチップ11を吸引した状態で、図10(C)に示すように第1金型81と第2金型82との間に未加硫合成ゴムシートの残り(B2)をセットし、閉型して加硫する。この後、図9におけると同様に、開型して図10(D)に示すような成形体01を取り出し、側部Rをカットし、図10(E)に示す、ノズルキャップ1を作製した。
図11(A)は、射出成形金型を示しており、第1金型91と第2金型92とからなる。第1金型91は凹部911が形成されており、第2金型にはピン921が形成されている。ピン921の先端にはインサート部品(ここではインナーチップ11)を固定するための陰圧吸引部93が形成されている。なお、図9の陰圧吸引部83と同様、陰圧吸引部93を、焼結金属部材により構成してもよい。
図11(B)に示すように、ピン921にインナーチップ11をセットし、インナーチップ11を吸引した状態で、図11(C)に示すように第1金型91と第2金型92とを閉型し、図11(D)に示すように射出材(未加硫合成
ゴム)Ibの射出を行い150℃で5分間加硫する。この後開型して、図11(E)に示す、平均肉厚が4.2mmのほぼ円筒状で、内側の天面およびその周辺の表面のみが天面が不活性プラスチック(インナーチップ11)により形成され、その他のキャップ本体部12が合成ゴムにより形成されてなるノズルキャップ1を作製した。得られたノズルキャップ1について、オーとクレープを使って、液漏れ試験を行ったが、ノズルキャップの緩みはなかった。
なお、図9,図10および図11における例では、ピン812,ピン912にインナーチップ11を固定するために陰圧吸引を行ったが、これに代えて、位置決めピンによりインナーチップ11を固定するようにしてもよい。
図12(A),(B)は、ピン812,912に、図7(E)の円板状のインナーチップ11を固定する様子を示している。インナーチップ11の突起がピン812,912の陰圧吸引部83,93に入り込むので、インナーチップ11は、ピン812,912上にずれることなくセットされる。なお、インナーチップ11に代えて円板状のフィルムやシートからインナーフィルムを使用するときも、図12(A),(B)に示したと同様に当該インナーチップを陰圧吸引部83,93によりピン812,912に固定することができる。
図13,図14および図15は、ルアーロック付きのノズル用のノズルキャップ1H,1I,1Jの例を示す説明図であり、各図(A)はノズルキャップの平面図、各図(B)は側断面図、各図(C)は底面図である。また、図13,図14および図15の各(D)に、プレフィルド・シリンジ2のノズル部(ノズル21とルアーロック22とからなる)にノズルキャップ1が装着された状態を示す。
図13のノズルキャップ1H、図14のノズルキャップ1I、図15のノズルキャップ1Jは、それぞれ肉厚のつまみ部120を備えており、つまみ部120には薄溝Wが形成されている。また、上端面には、製造に際しての洗浄工程等においてゴム栓同士が粘着してしまうことを防止するための突起Yが設けられている。ノズルキャップ1H,1I,1Jでは、インナー部材として図4において説明した不活性プラスチックと合成ゴムとからなるカップ状のインナーチップ11(ただし、図13から図15では凸部Aは生成されていない)が使用されている。
また、図示はしないが、ノズルキャップ1H,1I,1Jとして、図5において説明した不活性プラスチックからなるカップ状のインナーフィルム13、図6において説明した不活性プラスチックからなるカップ状のインナーチップ11、図7において説明した不活性プラスチックのフィルムと合成ゴムとからなる円板状のインナーチップ11、図8において説明した不活性プラスチックフィルムからなる円板状のインナーチップ11を使用することもできる。
本発明のノズルキャップが取り付けられるプレフィルド・シリンジの断面の概略図である。 (A),(B),(C)は、本発明のノズルキャップの断面を示した図である。 (A)はノズルキャップに不活性プラスチックのフィルムと合成ゴムとからなるカップ状のインナーチップを形成した様子を示し、(B)はノズルキャップに不活性プラスチックからなるカップ状のインナーフィルムを形成した様子を示し、(C)はノズルキャップに不活性プラスチックのフィルムと合成ゴムとからなる円板状のインナーチップを形成した様子を示し、(D)はノズルキャップに不活性プラスチックからなる円板状のインナーチップを形成した様子を示図である。 (A)〜(E)は不活性プラスチックのフィルムと合成ゴムとからなるカップ状のインナーチップの作製工程を示す説明図である。 (A)〜(D)は不活性プラスチックのフィルムからなるカップ状のインナーフィルムの作製工程を示す説明図である。 (A)〜(C)は不活性プラスチックからなるカップ状のインナーチップの作製工程を示す説明図である。 (A)〜(D)は不活性プラスチックフィルムと合成ゴムとからなる円板状のインナーチップの作製工程を示す説明図である。 (A)〜(C)は不活性プラスチックからなる円板状のインナーチップの作製工程を示す説明図である。 (A)〜(E)は本発明のノズルキャップの作製工程の一例を示す説明図である。 (A)〜(E)は図9に示したノズルキャップの製造工程の設計変更例を示す説明図である。 (A)〜(E)は本発明のノズルキャップの製造工程の他の例を示す説明図である。 (A),(B)は、ピンに図7(E)のインナーチップ11を固定する様子を示す説明図である。 ルアーロック付きノズル用のノズルキャップの一例を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側断面図、(C)は底面図、(D)はノズルキャップをノズルに装着した状態を示す断面説明図である。 ルアーロック付きノズル用のノズルキャップの他の例を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側断面図、(C)は底面図、(D)はノズルキャップをノズルに装着した状態を示す断面説明図である。 ルアーロック付きノズル用のノズルキャップの更に他の例を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側断面図、(C)は底面図、(D)はノズルキャップをノズルに装着した状態を示す断面説明図である。
符号の説明
1,1A〜1J ノズルキャップ
2 プレフィルド・シリンジ
11 インナーチップ
12 キャップ本体部
13 インナーフィルム
21 ルアーノズル
22 ルアーロック
31,41,51 雄型
32,42,52 雌型
61,71 上型
62,72 下型
81,91 第1金型
82,92 第2金型
83,93 陰圧吸引部
120 つまみ部
421 凸部
621,721 凹状部
821,921 ピン
A 凸部
B,B1,B2 未加硫合成ゴムシート
C0 成形品
E 環状刃
F,F0,F1 PTFEフィルム
G 刃先の収容溝
Ia,Ib 射出材
M 薬液
N 薬液吐出口
O ノズルキャップの開口部
P 合成ゴム
P0 未加硫合成ゴムシート
P1 合成ゴムシート
Q ストリッパープレート
R 成形品の側部
S ノズルキャップの内部空間
T ノズルキャップの内側の天面
W 薄溝
Y 突起

Claims (10)

  1. プレフィルド・シリンジのルアーノズルに使用するノズルキャップであって、内側の天面またはさらにその周辺の表面のみが不活性プラスチックを備えたインナーチップまたは前記不活性プラスチックからなるインナーチップ、あるいは前記不活性プラスチックからなるインナーフィルムにより形成され、その他のキャップ本体部が合成ゴムまたはエラストマーにより形成されてなることを特徴とするノズルキャップ。
  2. 前記不活性プラスチックがフッ素樹脂であることを特徴とする請求項1に記載のノズルキャップ。
  3. プレフィルド・シリンジのルアーノズルに使用され、内側の天面またはさらにその周辺の表面のみが不活性プラスチックを備えたインナーチップまたは前記不活性プラスチックからなるインナーチップにより形成されその他のキャップ本体部が合成ゴムまたはエラストマーにより形成されてなるノズルキャップの製造方法であって、
    前記不活性プラスチックを備えたインナーチップまたは前記不活性プラスチックからなるインナーチップを成形する第1工程と、
    前記インナーチップをインサート部品とし、その他のキャップ本体を合成ゴムまたはエラストマーで成形する第2工程と、
    を含んでなることを特徴とするノズルキャップの製造方法。
  4. 前記第1工程における前記インナーチップの成形が圧縮成形または射出成形により行われ、
    前記第2工程における前記キャップ本体の成形が圧縮成形または射出成形により行われることを特徴とする請求項3に記載のノズルキャップの製造方法。
  5. 前記不活性プラスチックがフッ素樹脂であることを特徴とする請求項3または4に記載のノズルキャップの製造方法。
  6. プレフィルド・シリンジのルアーノズルに使用され、内側の天面またはさらにその周辺の表面のみが不活性プラスチックからなるインナーフィルムにより形成されその他のキャップ本体部が合成ゴムまたはエラストマーにより形成されてなるノズルキャップの製造方法であって、
    前記不活性プラスチックからなるインナーフィルムを成形する第1工程と、
    前記不活性プラスチックからなるインナーフィルムをインサート部品とし、その他のキャップ本体を合成ゴムまたはエラストマーにより成形する第2工程と、
    を含んでなることを特徴とするノズルキャップの製造方法。
  7. 前記第1工程における前記インナーフィルムの成形が圧縮成形または射出成形により行われ、
    前記第2工程における前記キャップ本体の成形が圧縮成形または射出成形により行われることを特徴とする請求項6に記載のノズルキャップの製造方法。
  8. 前記不活性プラスチックがフッ素樹脂であることを特徴とする請求項6または7に記載のノズルキャップの製造方法。
  9. プレフィルド・シリンジのルアーノズルに使用する、内側の天面またはさらにその周辺の表面のみが不活性プラスチックを備えたインナーチップまたは前記不活性プラスチックからなるインナーチップ、あるいは前記不活性プラスチックからなるインナーフィルムにより形成されその他のキャップ本体部が合成ゴムまたはエラストマーにより形成されてなるノズルキャップの製造装置であって、
    前記不活性プラスチックを備えたインナーチップまたは前記不活性プラスチックからなるインナーチップ、または前記不活性プラスチックからなるインナーフィルムを取り付けるピンを備えた第1金型と、
    前記ピンとの間にキャップ本体用キャビティを形成する第2金型とからなり、
    前記ピンには前記インナーチップを固定するための陰圧吸引部が形成されていることを特徴とするノズルキャップ製造装置。
  10. 前記第1金型または第2金型が、圧縮成形用金型または射出成形用金型であることを特徴とする請求項9に記載のノズルキャップ製造装置。
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