JP5623508B2 - シリンジ用ガスケットおよびそれを用いたプレフィルドシリンジ - Google Patents

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Description

本発明は、医薬、医療分野において薬液を人体あるいは動物に投与する際に使用されるシリンジ、とりわけプレフィルドシリンジに好適なシリンジ用ガスケットに関する。
注射筒兼薬液容器となるシリンダ内に、予め注射用の薬液を充填しておき、注射針が取り付けられる先端部分をキャップ等で密閉・封止した状態で輸送、保管し、薬液投与の際にはシリンダの先端部分に注射針を取り付けた後、ピストン(押し棒)を押し込んでガスケットをシリンダの先端方向に摺動させることにより、シリンダ内の薬液を投与する、いわゆるプレフィルドシリンジが近年多用されるようになってきている。
プレフィルドシリンジは、薬液を誤用することなく正確な量で投与することができる点や、薬液の移し替え作業が不要であり、かかる作業に起因する薬液の微生物汚染等を防止できる点等に特徴を有している。
ところで、従来のプレフィルドシリンジでは、ガスケットがブチルゴムや熱可塑性エラストマ(TPE)等で形成されていたが、これらゴム製のガスケットがシリンダの内面を摺動する際の「摺動性の悪さ」を改善するために、ガスケット表面やシリンダの内面にシリコーングリスを塗布する必要があり、当該シリコーングリスが薬液中の有効成分を吸着してしまうことによる力価低下や、シリコーングリス中のシリコーン微粒子による薬液の汚染およびこれによる人体への悪影響が問題視されていた。また、ゴム中の可溶性成分が薬液中に溶出するおそれもあった。
そこで、係る問題を解決すべく、図5に示すようなガスケット1が開発されている(例えば、特許文献1参照)。このガスケット1は、ゴム製ガスケット本体2の表面に樹脂フィルム3を積層することにより、シリンダ4に対する摺動性を向上させ、シリンダ4の内面へのシリコーングリスの塗布を不要にして当該シリコーングリスに起因する上記問題を回避することができる。
特開平10−314305号公報
しかしながら、特許文献1のガスケット1には、以下に述べるような問題があった。すなわち、ガスケット本体2には、ピストン5の先端部を螺着するためのネジ穴6が形成されているが、ガスケット本体2を形成するゴムの摺動性の悪さ故に、そのままではピストン5をネジ穴6にねじ込むことが困難であることから、ピストン5をネジ穴6に螺着する際には、ネジ穴6の表面あるいはピストン5の先端部にシリコーングリスを塗布する必要があった。
このため、折角、シリンダ4の内面へのシリコーングリス塗布を不要にしているにもかかわらず、ネジ穴6の表面(あるいはピストン5の先端部)へのシリコーングリス塗布工程を省くことができず、加えて、最悪の場合にはネジ穴6にピストン5を螺着した際にネジ穴6から押し出されたシリコーングリスがシリンダ4の内面に付着して当該シリンダ4内の薬液中に混入するおそれも皆無ではなかった。
また、ゴムは比較的大きな可撓性を有することから、ガスケット本体2のネジ穴6にピストン5を螺着した後、当該ピストン5を引っ張ったとき(例えば採血時)、ネジ穴6の山6aが引っ張り方向に撓み、さらに上述のようにネジ穴6にシリコーングリスが塗布されていることと相俟って、ピストン5がネジ穴6からすっぽ抜けるおそれがあった。
さらに別の問題として、シリンダ4に薬液を充填した後、ガスケット1を当該シリンダ4に嵌め込んだ状態で加熱殺菌(例えば、120℃・20分間の蒸気殺菌)を行ったとき(特に熱可塑性エラストマ(TPE)では)、その熱によってガスケット1が変形してしまい、シリンダ4の内面との間で隙間が生じて薬液がこぼれ出たり、逆にシリンダ4に対するガスケット1の嵌め合い状態がきつくなってガスケット1が容易には動かなくなってしまうおそれがあった。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みて開発されたものである。それゆえに本発明の主たる課題は、シリンダに対する摺動性が良好であることは当然として、ピストンを螺着するネジ穴へのシリコーングリス塗布が不要であるとともにピストンが抜けるおそれがなく、かつ、加熱殺菌処理を受けても変形することのないシリンジ用ガスケットおよびそれを用いたプレフィルドシリンジを提供することにある。
請求項1に記載した発明は、「摺動面および先端面が摺動性フィルム20で覆われ、ピストンPが取り付けられる面に凹部16が形成された、熱可塑性エラストマ製のガスケット本体12と、
前記ピストンPの先端部が螺着されるネジ穴18を有しており、前記ネジ穴18が外部に開口した状態で前記凹部16に取り付けられた、前記ガスケット本体12を形成する熱可塑性エラストマよりも軟化点の高いプラスチック製のベース部材14とで構成されており、
前記ガスケット本体12は、フッ素を含まない熱可塑性エラストマで形成されており、
前記ベース部材14は、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、シクロオレフィンポリマー、および環状オレフィン系コポリマーから選択されるいずれかのプラスチック材料で形成されている」ことを特徴とする。
この発明によれば、熱可塑性エラストマで形成されたガスケット本体12は、その摺動面および先端面が摺動性フィルム20で覆われていることにより、シリンジ用ガスケット10に求められる「シリンダCの内面との間における摺動性および密封性」を備えており、また、当該ガスケット本体12における「ピストンPが取り付けられる面」に形成された凹部16には、ベース部材14が取り付けられている。
このベース部材14は、ガスケット本体12を形成する熱可塑性エラストマよりも軟化点の高いプラスチックで形成されており、ピストンPの先端部が螺着されるネジ穴18が外部に開口した状態でガスケット本体12に取り付けられている。
このようにピストンPが螺着されるネジ穴18は、ゴムに比べてはるかに摺動性のよいプラスチックで形成されていることから、当該ネジ穴18にシリコーングリスを塗布することなく、容易にピストンPを螺着することができる。
また、プラスチックはゴムに比べて可撓性が小さいことから、ベース部材14のネジ穴18にピストンPを螺着して当該ピストンPを引っ張ったとき、ネジ穴18の山が引っ張り方向に撓んでピストンPがネジ穴18からすっぽ抜けるおそれが全くない。
加えて、加熱殺菌時等の熱によって熱可塑性エラストマの変形可能温度までシリンジ用ガスケット10が昇温したとしても、熱可塑性エラストマよりも軟化点の高いベース部材14、および摺動性フィルム20が成形時においてガスケット本体12に対して強固に接着されていることから、これらベース部材14および摺動性フィルム20が骨組みの役割を果たすことによってガスケット本体12の変形を防止し、シリンダCの内面とシリンジ用ガスケット10との間で隙間が生じて薬液Mがこぼれ出たり、逆にシリンダCに対するシリンジ用ガスケット10の嵌め合い状態がきつくなってシリンジ用ガスケット10が容易に動かなくなるおそれを回避することができる。
熱可塑性エラストマのハードセグメントやソフトセグメントにフッ素を含む材料(以下、このようなものを「フッ素系熱可塑性エラストマ」という。)を用いてガスケット本体12を形成した場合、当該フッ素系熱可塑性エラストマの表面は摺動性が低く(粘着性を有している)、かつ、フッ素含有熱可塑性樹脂等の「フッ素化されたプラスチック」以外の材質で形成されたベース部材14とフッ素系熱可塑性エラストマ製のガスケット本体12とでは接合力が極めて弱く、ベース部材14に螺着したピストンPを引っ張ったときにガスケット本体12からベース部材14が抜けてしまうおそれがあることから、フッ素系熱可塑性エラストマ製のガスケット本体12に対するベース部材14の材料としては、フッ素含有熱可塑性樹脂等の「フッ素化されたプラスチック」しか用いることができない。
しかしながら、本発明のシリンジ用ガスケット10では、ガスケット本体12を「フッ素を含まない熱可塑性エラストマ」で形成しており、かつ、成形時に「フッ素を含まない熱可塑性エラストマ」と強固に接着する高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、シクロオレフィンポリマー(COP)、あるいは環状オレフィン系コポリマー(COC)をベース部材14として使用することにより、上記のような問題が生じることがない。なお、「高密度」ポリエチレンとは、比重が0.96以上のものをいう。
請求項に記載した発明は、請求項1に記載したシリンジ用ガスケット10に関し、「前記摺動性フィルム20は、PTFEフィルムであり、
前記ガスケット本体12と前記PTFEフィルム20との接合面には、接着性改善処理が施されている」ことを特徴とし、請求項3は「前記接着性改善処理として、前記ガスケット本体と前記摺動性フィルムとの接合面にシリカ微粒子層を設けている」ことを特徴とする。
本発明では、ガスケット本体12の摺動面および先端面を覆う摺動性フィルム20として、高い摺動性(つまり、摺動時の抵抗が低い)を有するPTFE(ポリテトラフルオロエチレン、四フッ化エチレン)フィルム20が用いられていることから、シリンダCに対するシリンジ用ガスケット10の摺動性をより高くして、更に滑らかに摺動させることができる。
しかしながら、PTFEフィルム20は難接着性であり、ガスケット本体12を構成する「フッ素を含まない熱可塑性エラストマ」との接合力が極めて弱いことから、単にPTFEフィルム20をガスケット本体12に接合しようとしても目的の成形品が得られないが、本発明のシリンジ用ガスケット10では、ガスケット本体12とPTFEフィルム20との接合面に接着性改善処理が施されているので、難接着性のPTFEフィルム20とガスケット本体12とを成形時において強固に接合させることができる。
この「接着性改善処理」としては、後述するように、「シリカ微粒子層22の配設」、「金属ナトリウムによる化学処理」、「アルゴン雰囲気中でのプラズマ処理」、あるいは「PTFEフィルム20の表面に対するブタジエンのプラズマ重合処理」が考えられる。
これにより、シリンダCに対する摺動性が極めて高く、かつ、振動や衝撃によってガスケット本体12からPTFEフィルム20が外れる心配のないシリンジ用ガスケット10を提供することができる。
請求項4に記載した発明は、「薬液Mが充填されたシリンダCと、
前記シリンダCを密封する請求項1ないし3のいずれかに記載されたシリンジ用ガスケット10と、
前記シリンジ用ガスケット10を前記シリンダCの先端に向けて押し込む、先端部が前記ネジ穴18に螺着されたピストンPとで構成されたプレフィルドシリンジA」である。
本発明によれば、シリンダに対する摺動性が良好であることは当然として、ピストンを螺着するネジ穴へのシリコーングリス塗布が不要であるとともにピストンが抜けるおそれがなく、かつ、加熱殺菌処理を受けても変形することのないシリンジ用ガスケットを提供することができた。
本発明を適用したシリンジ用ガスケットの断面図である。 図1のシリンジ用ガスケットが適用されたプレフィルドシリンジの断面図である。 他の実施例を示す断面図である。 シリンジ用ガスケットの製造手順を示す図である。 従来技術を示す図である。
以下、本発明を適用したシリンジ用ガスケット10について、図面を用いて説明する。図1は、本発明のシリンジ用ガスケット10を示した断面図であり、図2は、シリンジ用ガスケット10が適用されたプレフィルドシリンジAを示した断面図である。
図2に示すように、プレフィルドシリンジAは、大略、シリンジ用ガスケット10(以下、単に「ガスケット10」という。)と、シリンダCと、ピストンPと、キャップKとで構成されている。なお、同図中のMは、シリンジA内に充填された薬液(注射液)である。
ガスケット10は、図1に示すように、ガスケット本体12と、ベース部材14と、ガスケット本体12におけるシリンダCの内面との摺動面に積層されたPTFE(ポリテトラフルオロエチレン、四フッ化エチレン)フィルム20とで構成されている。
ガスケット本体12は、熱可塑性エラストマで形成された略円柱状の部材であり、その底面(=ピストンPが取り付けられる面)には、ベース部材14が取り付けられる略円柱状の凹部16が形成されている。
本実施例のガスケット本体12には、ハードセグメントとしてポリスチレン(PS)あるいはポリプロピレン(PP)が使用され、ソフトセグメントとしてエチレン・プロピレン(EPDM)、ポリブタジエン(BDR)、あるいはポリイソプレンが使用された熱可塑性エラストマ(TPE)が採用されているが、ガスケット本体12の材料としては、これに限られることはなく、他の種類の熱可塑性エラストマを使用することができる。ただし、後述するように、ベース部材14の原料として接着性および汎用性の高い高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン、シクロオレフィンポリマー(COP)、あるいは環状オレフィン系コポリマー(COC)を使用することができ、材料選択の幅が広がることに起因してガスケット10のコストを安定して低く抑えることができ、かつ、需要の急増にも容易に対応することができる点で、「フッ素を含まない熱可塑性エラストマ」を使用することが好適である。
また、混合と加硫とを同時に行いつつ製造したエラストマで加熱永久ひずみが良好な、部分架橋型熱可塑性エラストマ(TPV)を使用してもよく、加硫目的の添加剤としては、硫黄、多官能シリコン、ビスマレイミド、有機過酸化物等が考えられる。
ベース部材14は、ガスケット本体12を形成する熱可塑性エラストマよりも軟化点の高いプラスチックで形成された略円柱状の部材であって、その底面にはピストンPの先端部が螺着されるネジ穴18が形成されており、かつ、当該ネジ穴18が外部に開口した状態で、ガスケット本体12の凹部16に嵌め込むようにして取り付けられている。
ベース部材14の材料としては、熱可塑性エラストマよりも軟化点が高く、かつ、熱可塑性エラストマと高い接着性を示すプラスチックであればどのようなものでも使用可能であるが、汎用性の高い高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン、シクロオレフィンポリマー(COP)、あるいは環状オレフィン系コポリマー(COC)を使用することが好適である。なお、これらの材料を用いる場合には、ガスケット本体12に「フッ素を含まない熱可塑性エラストマ」を使用する必要があることは上述の通りである。なぜならば、フッ素系熱可塑性エラストマを使用する場合、ベース部材14に「フッ素化されたプラスチック」を使用しなければ、ガスケット本体12とベース部材14との間で充分な接合力を得ることができないからである。
ベース部材14の形状としては、図1に示すように、ネジ穴18が形成された面と反対側の先端部がやや尖った略円柱状に限られず、例えば、図3に示すように、ネジ穴18が形成された面側の端部における側周面に、平面視外形が円形状の鍔21を有するような形状であってもよい。図3(a)は、PTFEフィルム20で当該鍔21の外周面を覆う態様を示すものであり、図3(b)は、PTFEフィルム20が鍔21の図中下面まで配設されて、当該鍔21の外周面が露出した態様を示すものである。
このような鍔21を設けることにより、加熱殺菌時等の熱によって熱可塑性エラストマの変形可能温度までガスケット10が昇温したとき、ピストンPが取り付けられる側の端面からガスケット本体12が膨出するのを防止できるとともに、ベース部材14の側周面と鍔21とが協働して互いに異なる方向の「骨組み」となることから、鍔21を設けない場合に比べて熱可塑性エラストマの変形をより確実に防止することができる。
また、鍔21の径は、シリンダCの内径にほぼ等しい(鍔21の径が若干小さい)ことから、ベース部材14のネジ穴18にピストンPの先端部を螺着してガスケット10をシリンダC内に押し込んでいく際、鍔21がガスケット10の動きを適正にガイドするようになり、ガスケット10がシリンダC内で斜めに向いた状態で押し込まれるおそれがなくなる。
さらに、ベース部材14のネジ穴18にピストンPの雄ネジ(=ガスケット装着部p1)を螺着したとき、ガスケット装着部p1の基面p3(図2参照)と鍔21とが面接触することにより、ピストンPをベース部材14に対してより確実に固定することができる。
PTFEフィルム20は、ガスケット本体12におけるシリンダCの内面との摺動面(すなわち、ガスケット本体12の外周側面)および先端面に積層された、ガスケット本体12の摺動面に高い摺動性を付与する摺動性フィルムである。PTFEフィルム20の厚みは、ガスケット本体12への積層前において20μm以上80μm以下に設定されている。これは、PTFEフィルム20の厚みが20μm未満の場合、PTFEフィルム20を経済的に得るのが困難になり、逆に、PTFEフィルム20の厚みが80μmより大きい場合、ガスケット本体12の弾力性を十分に発揮させることができなくなるからである。もちろん、PTFEフィルム20以外の摺動性フィルムをガスケット本体12に積層してもよいが、ガスケット10に高い摺動性を付与するという目的に鑑みれば、PTFEフィルム20を用いるのが好適である。
また、PTFEフィルム20は、後述するように射出成形にてガスケット本体12に積層され(積層後におけるPTFEフィルム20の厚みは、10μm〜20μmになる。)、また、ガスケット本体12の弾力性を阻害しないようにするため、少なくとも250〜650%程度の伸び(より厳密にいえば、破断伸度)を示すものが好適である。なお、伸び率が300%以下の場合、後述するガスケット10の成形時(延伸時)にPTFEフィルム20が破れてしまうおそれがあることから、PTFEフィルム20として、変性、結晶制御、あるいは配向制御を行った、伸び率が300%以上のものを用いるのが更に好適である。
なお、PTFEフィルム20の製法は、キャスト法を用いてPTFEをシート状に形成する方法、PTFEをブロック状に成形した後、刃物でスライスする方法、あるいはスカイビング加工などを採用することができる。
ここで、PTFEフィルム20は、難接着性であり、「フッ素を含まない熱可塑性エラストマ」との接合力が極めて弱いという問題があることから、PTFEフィルム20とガスケット本体12との接合面には、「接着性改善処理」を施すことが必要であり、本実施例では、この「接着性改善処理」として、PTFEフィルム20とガスケット本体12との接合面にシリカ微粒子層22が設けられている。もちろん、これに替えて、「接着性改善処理」として、金属ナトリウムによる化学処理や、アルゴン雰囲気中でのプラズマ処理を行ってもよい。更に、PTFEフィルム20を配設した真空チャンバに、入手の容易な1,2−ブタジエンあるいは1,3−ブタジエンガスと、酸素との混合気体を導入した後、プラズマを用いて当該PTFEフィルム20の表面にブタジエンをプラズマ重合させてもよい。この場合、ガスケット本体12のソフトセグメントとしてポリブタジエン(BDR)を用いることで、ガスケット本体12側とPTFEフィルム20側とに同じ成分(この場合はブタジエン)が存在することになり、ガスケット本体12とPTFEフィルム20とを強固に接着させることができる。
シリカ微粒子層22は、バインダー22aとシリカ(SiO2)微粒子22bとからなり、シリカ微粒子22bが有する、ガスケット本体12との親和性およびアンカー効果により、難接着性のPTFEフィルム20とガスケット本体12とを強固に接合させることができる。シリカ微粒子層22を構成するシリカ微粒子22bは、PTFEフィルム20の表面において、バインダー22aからある程度露出した状態で接着されるとともに、この露出した部分がガスケット本体12の表面に食い込んでアンカー効果を発揮する。
PTFEフィルム20の表面にこのシリカ微粒子層22を形成する方法としては、具体的に以下の2つの方法が挙げられる。
1つ目の方法は、PTFEフィルム20の表面にシリカ微粒子22bを固着させるバインダー22aとしてPFA樹脂を用いる方法で、具体的には、PFA樹脂の水性分散液にシリカ微粒子22b及び界面活性剤を混合・攪拌して得た混合分散液を、公知の塗布方法(例えば、スプレー法やロール塗布法など)を用いてPTFEフィルム20の片面に均一に塗布し、図示しない炉に導入して100℃で乾燥した後、PTFEフィルム20の形状が保持できる装置を用いて250〜360℃でPFA樹脂の焼成を行う。
これによりバインダー22aであるPFA樹脂がPTFEフィルム20と一体化し、PTFEフィルム20の表面にシリカ微粒子22bを強固に固着させることができる。又、上記形状が保持できる装置並びに温度範囲で焼成することにより、PTFEフィルム20の伸びが低下するのを防止することができ、その結果、圧縮成形或いは射出成形にて好適にガスケット10が製造(すなわち共成形)できるようになると共に、PTFEフィルム20がガスケット本体12の弾力性を阻害するのを防止することができる。
2つ目の方法は、PTFEフィルム20の表面にシリカ微粒子22bを固着させるバインダー22aとしてパーフルオロフッ素樹脂およびPFA粉末を混合したワニスを用いる方法で、具体的には、パーフルオロフッ素樹脂とシリカ微粒子22bとをパーフルオロ溶剤(例えば、旭硝子(株)製のCT−solv.100など)に分散して得たワニスを、公知の塗布方法を用いてPTFEフィルム20の片面に均一に塗布・乾燥・熱処理して形成する。かかる方法によれば、PTFEフィルム20の表面に効率よくシリカ微粒子層22を形成することができる。
ここで、上述のような各方法で形成されるシリカ微粒子層22の厚みは、0.5μm〜10μmの範囲内であることが好ましい。かかる範囲内であれば、PTFEフィルム20の伸びやガスケット本体12の弾力性を阻害することなく、両者を強固に接合することができるからである。
また、シリカ微粒子層22を構成するシリカ微粒子22bの平均粒径は、0.02μm〜10μmの範囲内であるのが好ましく、より好ましくは0.05μm〜2μmの範囲内である。シリカ微粒子22bの平均粒径が0.05μm未満の場合には、シリカ微粒子22bの取扱いが困難になると共に、当該シリカ微粒子22bを経済的に製造するのが困難になり、逆に、シリカ微粒子22bの平均粒径が10μmより大きい場合には、当該シリカ微粒子22bの比表面積が小さくなり、ガスケット本体12に対して十分なアンカー効果を発揮できなくなるからである。
シリンダCは(図2)、先端に針装着部c1、後端に指掛け部c2、これらの間に円筒状の薬液充填部c3が形成されており、本実施例では環状ポリオレフィンで形成されている。もちろん、シリンダCの形状は図示したものに限られず、また、シリンダCの材質には、ポリプロピレンやガラス等も使用することができる。
ピストンPは、先端部にガスケット装着部p1、後端に指当て部p2が設けられたロッド状の部材である。このピストンPのガスケット装着部p1には、上述したガスケット10におけるベース部材14のネジ穴18に螺着する雄ネジが形成されている。なお、このピストンPも上述のシリンダCと同様に、環状ポリオレフィン、ポリカーボネートおよびポリプロピレン等の樹脂やガラス等で構成されている。
キャップKは、基本的にシリンダCと同じ材料で形成されており、シリンダCの針装着部c1を気密的に覆ってシリンダC中に充填された薬液が不所望に当該針装着部c1から漏れ出すのを防止する役割を有している。
以上のようなプレフィルドシリンジAを製造する手順について、インサート成形によるガスケット10の製造手順を中心に説明する。
ガスケット10は、図4に示すように、金型Zを開き(図4(a))、予め所定の形状に成形されたベース部材14をインサートするとともに、上述したような方法で表面にシリカ微粒子層22が形成されたPTFEフィルム20を当該金型の開き面に載置し(図4(b))、然る後、型締めした状態でガスケット本体12の原料である熱可塑性エラストマYを所定の温度および圧力条件(温度=200℃〜230℃、圧力=500〜1000kg/cm2が適切である。)で射出すると(図4(c))、PTFEフィルム20が金型に刻まれた所望の形状(=完成したガスケット10の外形状)に延ばされるとともに、熱可塑性エラストマがベース部材14およびシリカ微粒子層22を介してPTFEフィルム20と強固に接着することによってガスケット10が成形される。そして、当該ガスケット10を冷却した後、型開きして金型から取り出し、必要に応じて不要部をトリミングすることにより、ガスケット10の製造が完了する。
製造されたガスケット10のネジ穴18に予め成形しておいたピストンPの先端部を螺着し、然る後、同じく予め成形し、薬液Mを充填しておいたシリンダCにガスケット10を嵌め込むことにより、プレフィルドシリンジAが完成する。
本実施例のガスケット10によれば、ピストンPが螺着されるネジ穴18はゴムに比べて摺動性のよいプラスチックで形成されていることから、当該ネジ穴18にシリコーングリスを塗布することなく、容易にピストンPを螺着することができる。
また、プラスチックはゴムに比べて可撓性が小さいことから、ベース部材14のネジ穴18にピストンPを螺着して当該ピストンPを引っ張ったとき、ネジ穴18の山が引っ張り方向に撓んでピストンPがネジ穴18からすっぽ抜けるおそれがない。
加えて、加熱殺菌時等の熱によって熱可塑性エラストマの変形可能温度までガスケット10が昇温したとしても、目的の成形品が得られない(すなわち、熱可塑性エラストマよりも軟化点の高いベース部材14およびガスケット本体12の表面(摺動面および先端面)に積層されたPTFEフィルム20が骨組みの役割を果たすことによってガスケット本体12の変形を防止して、シリンダCの内面とガスケット10との間で隙間が生じて薬液Mがこぼれ出たり、逆にシリンダCに対するガスケット10の嵌め合い状態がきつくなってガスケット10が容易には動かなくなる)おそれを回避することができる。
さらに、PTFEフィルム20とガスケット本体12との接合面にシリカ微粒子層22が設けられているので、シリカ微粒子22bが有する、フッ素を含まない熱可塑性エラストマ(=ガスケット本体12)との親和性およびアンカー効果により、難接着性のPTFEフィルム20とガスケット本体12とを強固に接合させることができる。これにより、シリンダCに対する摺動性が極めて高く、かつ、振動や衝撃によってガスケット本体12からPTFEフィルム20が外れる心配のないガスケット10を提供することができる。
A …プレフィルドシリンジ
C …シリンダ
c1…針装着部
c2…指掛け部
c3…薬液充填部
P …ピストン
K …キャップ
10…ガスケット
12…ガスケット本体
14…ベース部材
16…凹部
18…ネジ穴
20…PTFEフィルム(摺動性フィルム)
21…鍔
22…シリカ微粒子層
22a…バインダー
22b…シリカ微粒子

Claims (4)

  1. 摺動面および先端面が摺動性フィルムで覆われ、ピストンが取り付けられる面に凹部が形成された、熱可塑性エラストマ製のガスケット本体と、
    前記ピストンの先端部が螺着されるネジ穴を有しており、前記ネジ穴が外部に開口した状態で前記凹部に取り付けられた、前記ガスケット本体を形成する熱可塑性エラストマよりも軟化点の高いプラスチック製のベース部材とで構成されており、
    前記ガスケット本体は、フッ素を含まない熱可塑性エラストマで形成されており、
    前記ベース部材は、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、シクロオレフィンポリマー、および環状オレフィン系コポリマーから選択されるいずれかのプラスチック材料で形成されていることを特徴とするシリンジ用ガスケット。
  2. 前記摺動性フィルムはPTFEフィルムであり、
    前記ガスケット本体と前記PTFEフィルムとの接合面には、接着性改善処理が施されていることを特徴とする請求項1に記載のシリンジ用ガスケット。
  3. 前記接着性改善処理として、前記ガスケット本体と前記摺動性フィルムとの接合面にシリカ微粒子層を設けていることを特徴とする請求項2に記載のシリンジ用ガスケット。
  4. 薬液が充填されたシリンダと、
    前記シリンダを密封する請求項1ないし3のいずれかに記載されたシリンジ用ガスケットと、
    前記シリンジ用ガスケットを前記シリンダの先端に向けて押し込む、先端部が前記ネジ穴に螺着されたピストンとで構成されたプレフィルドシリンジ
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