JP4840155B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置により形成される画像には、所定の方向に濃度のムラ(不均一性)が生じることがある。例えば、電子写真方式の画像形成装置においては、露光走査の方向(主走査方向)にムラが生じやすいことが知られている。また、このようなムラを検知して補正するために、形成された画像を搬送しているときにこれを光学的に読み取り、その読み取り結果に応じた補正を行う技術がある(例えば、特許文献1参照)。このようにして画像を読み取る場合には、画像や用紙と同程度の幅を有するライン状の画像読取装置を用い、画像や用紙を他の搬送手段に搬送させながら全体を読み取る構成が一般的である。
しかし、このようなライン状の画像読取装置は、一般に、複数の撮像素子により構成されており、素子毎の特性にばらつきがあるため、読み取り特性も不均一となっている。それゆえ、このような構成で画像の主走査方向のムラを測定しようとすると、画像読取装置の読み取り結果には、画像自体のムラに画像読取装置自体に起因するムラが重畳することとなる。その結果、画像のムラを正確に測定できず、適切な補正を行えないという問題がある。
このような問題に着目したものとして、特許文献2や3に記載の技術がある。しかしながら、これらの技術には、画像の読み取りに際して人手を介さねばならないという問題がある。
特開2005−208364号公報 特開2001−105697号公報 特開2006−60713号公報
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、画像形成装置に生じる主走査方向のムラを人手を介さずに精度良く検知することを可能にする技術を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明は、供給される画像データに基づいてシート状物に画像を形成する画像形成手段であって、当該シート状物の第1の方向に対して所定の幅を有し、所定の方向について同一の階調値で形成される帯状画像を、前記第1の方向に直交する第2の方向に複数形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により帯状画像が形成されたシート状物を前記第2の方向に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段があらかじめ決められた搬送速度で搬送している状態の前記シート状物に形成された帯状画像を撮像した画像信号を発生させる撮像素子を当該シート状物の前記第2の方向に沿って複数設けた撮像手段と、前記撮像手段を前記第1の方向に沿ってあらかじめ決められた移動速度で移動させる移動手段とを備え、前記画像形成手段は、前記所定の方向を、前記第1の方向に対して、前記搬送手段による前記シート状物の前記搬送速度に応じて傾けた方向として前記帯状画像を複数形成し、前記撮像手段は、同一の前記帯状画像を同一の前記撮像素子で読み取ることにより複数の前記帯状画像を同時に撮像する画像形成装置を提供する。
かかる画像形成装置によれば、第1の方向に平行である画像形成手段の主走査方向と第2の方向に平行である撮像手段の主走査方向とが互いに直交するようになるため、撮像手段において主走査方向にばらつきが生じる場合であっても、この影響を受けることなく帯状画像を読み取ることが可能となる。
以上のような本発明によれば、画像形成装置に生じる主走査方向のムラを人手を介さずに精度良く検知することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す実施形態において、画像データとは、いわゆるRGB形式の画像データであり、R(レッド:赤)、G(グリーン:緑)およびB(ブルー:青)の各色について8ビット(256階調)の階調値を有する画素データの集合であるとする。
[実施形態の構成]
図1は、本発明の一実施形態である画像形成システム100の全体構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態の画像形成システム100は、画像形成装置10と、制御装置20と、クライアント装置30と、ネットワーク40とを備える。画像形成装置10は、供給される画像データに応じた画像を用紙等のシート状物に形成する。本実施形態においては、画像形成装置10は、電子写真方式のプリンタであるとする。制御装置20は、画像形成装置10において生じるムラを補正するための制御を行うコンピュータ装置である。クライアント装置30は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置であり、画像形成装置10が処理する画像データを供給する。また、ネットワーク40は、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等の通信ネットワークであり、画像形成装置10と制御装置20とを通信可能に接続する。
図2は、画像形成装置10の構成を示すブロック図である。同図に示すように、画像形成装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、画像形成部14と、画像読取部15とを備える。制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを備える。制御部11は、CPUがRAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、画像形成装置10の各部の動作を制御する。また、制御部11は、画像データに対して種々の画像処理を実行する。この画像処理は、上述したCPUが実行することも可能であるが、専用の集積回路を用いるのがより望ましい。
なお、制御部11が実行する画像処理には、ルックアップテーブルを用いた画像データの補正処理が含まれる。ここにおいて、補正処理とは、画像データを構成する各画素データの階調値を、階調値に応じた所定の値に変換する処理のことである。このこの変換する所定値の集合がルックアップテーブルである。本実施形態において、画素データに適用するルックアップテーブルは、主走査方向の各画素データについて異なる。これは、画像形成部14において生じる主走査方向の濃度ムラをこのルックアップテーブルによって補正するためである。
記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置であり、種々のデータを記憶する。記憶部12が記憶するデータには、上述したルックアップテーブル(LUT)が含まれる。
通信部13は、ネットワーク40を介して情報のやりとりを行うためのインタフェース装置である。通信部13は、画像データや画像形成に関する指示をネットワーク40を介して取得し、これを制御部11に供給する。
画像形成部14は、供給された画像データに応じた画像を、用紙をはじめとするシート状物に形成する。なお、シート状物は、紙とは異なる材質のもの(例えばプラスティック)であってもよい。
図3は、画像形成部14および画像読取部15の主要な構成を示す図である。同図に示すように、画像形成部14は、転写ユニット141Y、141M、141Cおよび141Kと、中間転写ベルト142と、転写ロール143と、定着器144と、複数の搬送ロール145と、経路切替部材146と、第1トレイ147と、第2トレイ148とを備える。なお、図中の一点鎖線は、用紙の搬送経路を示している。
転写ユニット141Y、141M、141Cおよび141Kは、それぞれ、感光体ドラム、帯電部材、露光装置、現像装置および転写部材を備える。転写ユニット141Y、141M、141Cおよび141Kは、それぞれ、帯電させた感光体ドラムに対して画像に応じたレーザ光を照射して露光走査することで静電潜像を形成し、これをトナーにより現像して中間転写ベルト142に転写(一次転写)する。なお、転写ユニット141Y、141M、141Cおよび141Kは、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)のトナー像を形成する。
転写ユニット141Y、141M、141Cおよび141Kの感光体ドラムは、それぞれ、図3の紙面に垂直な方向に所定の幅を有している。感光体ドラムの幅は、少なくとも、画像形成装置10において使用可能な用紙の最大サイズより大きい。転写ユニット141Y、141M、141Cおよび141Kの露光装置は、この感光体ドラムの幅方向に露光走査し、静電潜像を形成する。つまり、露光装置の主走査方向は、感光体ドラムの幅方向、すなわち、図3の紙面に垂直な方向である。
中間転写ベルト142は、転写ユニット141Y、141M、141Cおよび141Kにより一次転写がなされたトナー像を搬送する。中間転写ベルト142には、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックのトナー像が、単一の像を形成するように重ねられて転写される。転写ロール143は、中間転写ベルト142により搬送されたトナー像を用紙に転写(二次転写)する。定着器144は、転写ロール143によりトナー像が転写された用紙を加熱し、用紙上のトナーを定着させる。複数の搬送ロール145は、それぞれ、トナーが定着された用紙を搬送し、用紙の搬送経路を形成する。
経路切替部材146は、後述する画像形成のモードに応じて用紙の搬送経路を切り替える。経路切替部材146は、用紙搬送時には、図中の実線で示した位置(以下「第1の位置」という。)または破線で示した位置(以下「第2の位置」という。)のいずれかで静止している。経路切替部材146が第1の位置にあるときは、用紙は第1トレイ147に搬送される一方、経路切替部材146が第2の位置にあるときは、用紙は第2トレイ148に搬送される。
第1トレイ147および第2トレイ148は、画像が形成され、搬送ロール145により搬送された用紙を収容する。第1トレイ147が、後述するテスト画像が形成された用紙を収容する一方、第2トレイ148は、テスト画像以外の画像が形成された用紙を収容する。なお、第1トレイ147には、画像読取部15が付設されている。
画像読取部15は、用紙に形成された画像を読み取り、その読み取り結果を表す画像データを生成する。
図4は、画像読取部15の主要な構成を示す図である。同図に示すように、画像読取部15は、プラテン151と、ラインセンサ152と、センサ移動機構153と、搬送ベルト154とを備える。また、同図においては図示を省略するが、画像読取部15は、アナログ信号である画像信号をデジタルデータである画像データに変換して出力する信号処理回路を備える。
プラテン151は、透明な板状部材であり、第1トレイ147の上面の一部を構成する。なお、プラテン151のサイズは、画像が形成された用紙と同程度か、あるいはそれ以上である。
ラインセンサ152は、用紙の搬送方向に沿って設けられたライン状のセンサであり、複数色の光源と撮像素子とをプラテン151の下部にライン状に配置してなるものである。ラインセンサ152の光源としては、例えばLED(Light Emitting Diode)が用いられる。また、光源の色としては、レッド(赤)、グリーン(緑)およびブルー(青)の3色を用いるのが好適である。なお、ここにおいて、レッド、グリーンおよびブルーの光源とは、それぞれの主波長が620nm(レッド)、525nm(グリーン)、470nm(ブルー)前後の光を発する光源である。また、撮像素子としては、例えばフォトダイオードが用いられる。このような構成のもと、ラインセンサ152は、プラテン151と搬送ベルト154の間で支持された用紙に光を照射し、撮像素子が用紙からの反射光を受光してその受光量に応じた画像信号を発生させることにより、用紙に形成された画像を撮像する。
なお、画像読取部の構成は、白色の光源と、3列構成のラインセンサに各々カラーフィルタを被せた3ラインカラーセンサとを組み合わせた構成であってもよい。すなわち、画像読取部は、読取対象の画像を3色以上に分光して読み取ることができる構成であれば、いかなるタイプの光源やセンサを用いてもよい。
センサ移動機構153は、モータ等を備え、ラインセンサ152の両端を支持してこれを図4の紙面に垂直な方向に移動させる。つまり、ラインセンサ152が画像を同時に撮像する方向がラインセンサ152の主走査方向であるのに対して、センサ移動機構153の移動方向は、ラインセンサ152の副走査方向であるということである。
図5は、プラテン151、ラインセンサ152およびセンサ移動機構153の構成を図4の矢印Aの方向から示す図である。なお、同図において、プラテン151は二点鎖線で示している。センサ移動機構153は、ラインセンサ152を図中の実線で示した位置から破線で示した位置へと往復移動させる。なお、ラインセンサ152は、例えば、その幅が210mm程度であり、その移動距離が300mm程度である。このような構成とすれば、A4サイズ(210mm×297mm)の用紙を長手方向に搬送した場合であっても、用紙の全面を読み取ることが可能となる。
搬送ベルト154は、支持ロール154a、154bにより支持される無端のベルト部材である。搬送ベルト154としては、その表面が用紙を搬送可能な程度の摩擦抵抗を有する材質のものが適宜選択される。支持ロール154a、154bは、回転するロール状の部材であり、少なくとも一方が駆動するように構成されている。搬送ベルト154は、支持ロール154a、154bの回転に従動して用紙を搬送するとともに、適当な位置で用紙を停止させる。
画像形成装置10の構成は、以上の通りである。続いて、図6のブロック図を参照して制御装置20の構成を説明する。
制御装置20は、図6に示すように、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、操作部24と、表示部25とを備える。制御部21は、CPU、ROM、RAMなどを備え、制御装置20の各部の動作を制御する。記憶部22は、HDD等の記憶装置であり、種々のデータを記憶する。記憶部22が記憶するデータには、画像形成装置10に供給する画像データとテスト画像データとが含まれる。
テスト画像データは、画像形成装置10において生じる主走査方向の濃度ムラを検知するために用いられる画像データであり、所定のパターンを有している。
図7は、テスト画像データの一例を示す図である。テスト画像データは、画像形成部14の主走査方向(すなわち露光装置の主走査方向)について同一の階調値となる帯状の画像を複数含んだものであり、それぞれの帯状の画像が所定の階調値となっている。例えば、テスト画像データD1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の帯状画像が、それぞれ、20%、40%、60%、80%および100%の網点パーセントで用紙上に形成されるように作成されたものである。また、テスト画像データD2は、レッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)の帯状画像が、それぞれ、20%、40%、60%、80%および100%の網点パーセントで用紙上に形成されるように作成されたものである。なお、ここにおいて「網点パーセント」とは、単位面積当たりのトナーの被覆率を示しており、0%で無色(下地色)を表し、100%でいわゆるベタ色を表す。
なお、本実施形態においては、テスト画像データを用いて用紙に形成された画像のことを「テスト画像」という。
図6の説明に戻る。通信部23は、ネットワーク40を介して情報のやりとりを行うためのインタフェース装置である。通信部23は、ネットワーク40を介して、画像形成装置10に画像データや画像形成に関する指示を供給する。
操作部24は、制御装置20のユーザが指示を入力するための入力装置であり、キーボードやマウスを備える。
表示部25は、例えば液晶モニタ等の表示装置であり、制御装置20のユーザに各種情報を通知する。
クライアント装置30は、記憶するデータ等に違いはあるものの、ハードウェア構成としては、上述した制御装置20とほぼ同様である。クライアント装置30は、ユーザからの指示に応じて、画像形成に関する指示や画像データを出力する。画像形成に関する指示や画像データは、制御装置20を経由して画像形成装置10に供給される。
[実施形態の動作]
以上の構成のもと、画像形成システム100においては、ユーザがクライアント装置30により指示を行い、画像形成装置10に画像を形成させる。クライアント装置30は、画像形成装置10に指示を行うときに、画像形成の基となる画像データを供給する。
画像形成システム100においては、2種類の動作モードによって画像が形成される。一方は、ユーザが任意の画像データに基づく画像を形成させる場合のモードであり、これを以下では「通常モード」という。そして、他方は、この通常モードにおける画質を良好に維持するためのモードであり、これを以下では「補正モード」という。
補正モードによる動作は、ユーザがこれを指示したときや、あるいは所定のタイミングで行われる。補正モードによる動作を行うタイミングとしては、例えば、画像形成装置10の電源が投入されたタイミングや、前回の補正モードによる動作から所定の時間が経過したタイミングなどがある。
図8は、補正モードにおける画像形成装置10および制御装置20の動作を示すシーケンスチャートである。以下、同図に沿って説明する。
はじめに、制御装置20の制御部21は、画像形成装置10に対してテスト画像を形成する旨の指示を送信する(ステップS1)。このとき、制御部21は、記憶部22に記憶されたテスト画像データを画像形成装置10に送信する。なお、テスト画像データにあらかじめ決められた識別情報を付加したり埋め込んだりすることによって、これをテスト画像を形成する旨の指示に代えてもよい。つまり、画像形成装置10の制御部11は、受信した画像データに識別情報が含まれるか否かを判断することによって補正モードであるか否かの判断をしてもよい。
画像形成装置10の制御部11は、制御装置20から上述の指示を受信すると、実行すべきモードを判断する(ステップS2)。ここでは、制御装置20からテスト画像を形成する旨の指示が送信されるから、制御部11は、実行すべきモードが補正モードであると判断する。そのため、制御部11は、以後、このモードに応じた動作を行うように各部を制御する。
実行すべきモードが補正モードであると判断されると、制御部11は、経路切替部材146を第1の位置へと移動させ、用紙が第1トレイ147に搬送されるようにしてその後の画像形成に備える(ステップS3)。そして、制御部11は、受信した画像データ、すなわちテスト画像データに応じたテスト画像を画像形成部14に形成させる(ステップS4)。具体的には、制御部11は、テスト画像データに色空間変換を実行し、露光装置のレーザ光の露光量を制御するデータを転写ユニット141Y、141M、141Cおよび141Kのそれぞれに供給して用紙にテスト画像を形成させる。
テスト画像が形成された用紙は、経路切替部材146が第1の位置にあるため、第1トレイ147に搬送される。第1トレイ147に搬送されると、制御部11は、画像読取部15の搬送ベルト154に用紙を搬送させ、適当な位置で停止させる(ステップS5)。このとき、制御部11は、用紙の読み取るべき位置がプラテン151の上に位置するような位置まで用紙を搬送させる。
その後、制御部11は、用紙に形成されたテスト画像を撮像するための動作をラインセンサ152およびセンサ移動機構153に行わせる(ステップS6)。制御部11は、センサ移動機構153にラインセンサ152を移動させながら画像データを読み出し、これをRAMに記憶させる。そして、制御部11は、この画像データを制御装置20に送信する(ステップS7)。
制御装置20の制御部21は、テスト画像を表す画像データを受信すると、これに基づいて補正情報を生成する(ステップS8)。この補正情報とは、画像形成部14の主走査方向の濃度ムラを補正するための情報であり、上述したルックアップテーブルに相当する情報である。具体的には、制御部21は、テスト画像を表す画像データを構成する画素データを副走査方向(画像形成部14の主走査方向に対応する方向)の各ラインについて比較し、副走査方向のばらつきを判断する。
テスト画像は、上述した帯状画像の集合であるため、本来は、副走査方向について一定の濃度となるはずである。しかしながら、画像形成部14が主走査方向に濃度ムラを生じる場合には、その濃度にばらつきが生じることとなる。つまり、テスト画像を表す画像データの階調値に副走査方向のばらつきがあるということは、これが画像形成部14の主走査方向の濃度ムラを表していることとなる。そこで、制御部21は、ルックアップテーブルが画像形成部14の主走査方向の濃度ムラを抑制する方向に作用するように補正情報を生成する。例えば、主走査方向の中心部がその端部よりも薄くなるような濃度ムラであった場合には、制御部21は、中心部が相対的に高濃度になる画像が形成されるようなルックアップテーブルを演算により求める。
補正情報、すなわちルックアップテーブルを生成したら、制御部21は、これを画像形成装置10に送信する(ステップS9)。画像形成装置10の制御部11は、ルックアップテーブルを受信したら、これを記憶部12に記憶させる(ステップS10)。これにより、補正モードによる動作が終了し、画像形成装置10は通常モードによる動作を実行可能な状態になる。なお、画像形成装置10は、これより後の画像形成にはステップS10において記憶したルックアップテーブルを用いる。
画像形成装置10および制御装置20が上述したような動作を行うことによって、画像形成装置10においては、補正モードによる動作を実行する度にルックアップテーブルが更新される。画像形成装置10は、テスト画像を読み取る画像読取部15の主走査方向が用紙の搬送方向に直交するように構成されているので、画像読取部15による読み取り結果に画像読取部15の撮像素子毎のばらつきに起因するノイズが含まれないようにすることができる。したがって、本実施形態の画像形成システム100によれば、画像形成部14に起因する濃度ムラをより精度良く検知することができ、より適切な補正を行うことが可能となる。また、本実施形態の画像形成システム100によれば、人手を介することなくテスト画像の読み取らせることができ、補正の利便性を向上させることが可能となる。
[変形例]
以上、一の好適な実施形態を示して本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。以下にその例を示す。
上述した実施形態においては、補正情報を生成する制御装置20を備える構成としたが、上述した制御装置20に相当する機能を画像形成装置10が具備する構成としてもよい。すなわち、上述した実施形態に相当する構成を単体の画像形成装置により実現することも可能である。
また、上述した実施形態においては、補正情報が画像データに適用されるルックアップテーブルに相当するとしたが、補正情報の態様はこれに限らない。要するに、露光装置の主走査方向のムラを解消できるようなパラメータであれば、補正情報はいかなる態様であってもよい。
また、上述した実施形態においては、テスト画像が形成された用紙を読み取るときに、画像読取部15が用紙の搬送を停止させる構成としたが、用紙の搬送を停止させない構成でもよい。例えば、テスト画像が形成された用紙を読み取るときの搬送速度をそれ以前よりも低下させるようにしてもよいし、搬送速度が一定のまま読み取りを行ってもよい。
なお、用紙の搬送を停止させずに読み取りを行った場合、画像データは、実際の画像とは異なる形状の画像を表すこととなる。例えば、長方形の帯状画像は、平行四辺形状に歪む。そうすると、同一の帯状画像を読み取る撮像素子が同一とならなくなり、撮像素子毎のばらつきの影響を受ける可能性がある。
そこで、用紙の搬送を停止させずに読み取りを行う場合には、図9に示すようなテスト画像データを用いるとよい。図9に示すテスト画像データは、用紙の搬送に伴って撮像位置が相対的に変化することを考慮して、あらかじめ帯状画像を傾けた構成としている。例えば、用紙の搬送速度とラインセンサ152の移動速度とがあらかじめ決められた速度であり、それぞれv(用紙の搬送速度)、v(ラインセンサ152の移動速度)であるとすると、図中のLおよびLが以下の(1)式を満足すれば、理論的には同一濃度の領域を常に同じ撮像素子で読み取ることが可能となる。
Figure 0004840155
本発明の一実施形態である画像形成システムの全体構成を示す図である。 画像形成装置の構成を示すブロック図である。 画像形成装置の画像形成部および画像読取部の主要な構成を示す図である。 画像形成装置の画像読取部の主要な構成を示す図である。 画像形成装置の画像読取部の主要な構成を示す図である。 制御装置20の構成を示すブロック図である。 テスト画像データの一例を示す図である。 画像形成装置および制御装置の動作を示すシーケンスチャートである。 テスト画像データの一例を示す図である。
符号の説明
100…画像形成システム、10…画像形成装置、11…制御部、12…記憶部、13…通信部、14…画像形成部、141Y、141M、141C、141K…転写ユニット、142…中間転写ベルト、143…転写ロール、144…定着器、145…搬送ロール、146…経路切替部材、147…第1トレイ、148…第2トレイ、15…画像読取部、151…プラテン、152…ラインセンサ、153…センサ移動機構、154…搬送ベルト、20…制御装置、21…制御部、22…記憶部、23…通信部、24…操作部、25…表示部、30…クライアント装置、40…ネットワーク

Claims (1)

  1. 供給される画像データに基づいてシート状物に画像を形成する画像形成手段であって、当該シート状物の第1の方向に対して所定の幅を有し、所定の方向について同一の階調値で形成される帯状画像を、前記第1の方向に直交する第2の方向に複数形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により帯状画像が形成されたシート状物を前記第2の方向に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段があらかじめ決められた搬送速度で搬送している状態の前記シート状物に形成された帯状画像を撮像した画像信号を発生させる撮像素子を当該シート状物の前記第2の方向に沿って複数設けた撮像手段と、
    前記撮像手段を前記第1の方向に沿ってあらかじめ決められた移動速度で移動させる移動手段と
    を備え、
    前記画像形成手段は、
    前記所定の方向を、前記第1の方向に対して、前記搬送手段による前記シート状物の前記搬送速度に応じて傾けた方向として前記帯状画像を複数形成し、
    前記撮像手段は、
    同一の前記帯状画像を同一の前記撮像素子で読み取ることにより複数の前記帯状画像を同時に撮像する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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