JP4837386B2 - プレス装置用ローダ及びプレス装置システム - Google Patents

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Description

本発明は、プレス装置に被加工物を送る及び/またはプレス装置から被加工物を取り出すプレス装置用ローダおよび、プレス装置システムに関する。
従来より、一回のプレスで複数枚の被加工材(樹脂フィルム等。加工後の成形品と併せて、以下「製品」という。)をプレス加工する、多段プレス装置が利用されている。この多段プレス装置は、上部プレス盤、少なくとも一枚の中間プレス盤、および下部プレス盤を有する。上部及び下部プレス盤は、それぞれ下面又は上面に1面のプレス面を有し、中間プレス盤は上下2面のプレス面を有する。各プレス盤は、プレス面を互いに並行かつ略水平にして、上下に積み重ねて配置されている。このプレス装置は次のように動作する。まず、プレス盤が積層方向に互いに間隔をあけて配置され、製品は下部プレス盤および中間プレス盤のプレス面上に載置される。次いで、プレス盤同士が近づく方向にプレス盤を駆動すると、やがて製品の上下両面が隣接するプレス盤の対向するプレス面に当接する(すなわち製品の上下にあるプレス盤に製品が挟まれる)。さらにプレス盤が駆動すると、製品に圧縮荷重が加わり、製品のプレス加工が行われる。次いで、プレス加工が完了した後、プレス盤同士が互いに離れる方向にプレス盤を駆動して、製品を多段プレス装置から取り出すことができるようにする。
また、この多段プレス装置と、後述のスタッカ及びローダによってプレス装置システムが構成される。スタッカはプレス加工前/後の製品を一時的に格納するものであり、ローダはスタッカと多段プレス装置との間の製品の搬送を担うものである。なお、このプレス装置システムによる一連の工程の間、製品は常に送り板(キャリアプレート)の上に載置されたままとなる。すなわち、製品は送り板上に載置された状態でスタッカに格納され、ローダにより搬送され、多段プレス機でプレス加工される。加工後も製品は送り板の上に載置されたまま、ローダにより搬送され、スタッカに再び格納される。
スタッカには、1回のプレスで加工される複数の製品が、多段プレス装置内に配置されるときと同じ相対的な位置関係をもって格納されるようになっている。スタッカは、略直方体形状の筐体と、筐体の内壁から内側に突出する支持アームとを有する。また、支持アームは、その先端から上方へ突出した爪部を備えている。送り板は、それぞれ複数の支持アーム(直接的には爪部)によって下方から支持された状態で、スタッカ内に格納されるようになっている。
更に、スタッカはベルトコンベア機構等の運搬機構と接続されている。プレス加工前の製品は、送り板の上に載置された状態で、このベルトコンベア機構を介して前工程よりスタッカに運搬され、次いで既知の機構によってスタッカ内に格納される。また、スタッカ内に格納されているプレス加工済の製品は、やはり送り板の上に載置された状態で、ベルトコンベア機構を介して後工程に運搬される。
次にローダの具体的な機能を説明する。ローダは、(1)まずスタッカの前に移動して、(2)格納時の位置関係を保ったままスタッカから製品を取り出し、(3)次いで、その位置関係を保って製品を積載した状態で多段プレス装置の前まで移動し、(4)次いで、その位置関係を保ったまま、製品を多段プレス装置の下部プレス盤および中間プレス盤の上に移す。かくして、多段プレス装置が製品をプレス加工可能な状態となる。また、多段プレス装置からプレス加工済の製品を取り出してスタッカに収納する際には、上記の工程と逆の手順をもって実施される。すなわち、ローダは、多段プレス装置の前に移動し、多段プレス装置からプレス加工済の製品を取り出し、製品を積載したままスタッカの前に移動し、最後に製品をスタッカ内に格納する。この間も、ローダが製品を取り出す際の製品の相対的な位置関係は維持されるようになっている。
このようなローダの従来例として、特許文献1のものが開示されている。特許文献1に開示されている構成においては、ローダは複数対のローダアームを備えており、一対のローダアーム(ローダアーム対)の上に一枚の送り板が載るようになっている。
特公平7−115240
ローダアームの各々は、連動して上下方向に駆動できるようになっており、ローダアームを上方に移動させることによって、ローダアームの上方にある送り板をすくい上げることができる。また、ローダアームの上に送り板が載置された状態で、ローダアームがスタッカ又はプレス装置の中に入るようにローダを移動させ、次いでローダアームを降下させることによって、送り板の下に位置するスタッカの支持アーム又はプレス装置のプレス盤の上に送り板を移しかえることができる。
複数対のローダアームは鉛直方向に並べて配置されており、複数対のローダアームを同時に降下させることによって、各ローダアームに載置された複数の送り板を、同時にプレス盤又はスタッカの支持アーム上に載置することができる。また、複数対のローダアームを同時に上昇させることによって、プレス盤又はスタッカの支持アーム上に載置された複数の送り板を同時にすくい上げることができる。
特許文献1のような構成においては、送り板の積み下ろしの際に、このローダアームをスタッカおよびプレス装置内に送り込む必要がある。多段プレス装置においては、通常プレス盤を駆動する油圧シリンダは下部プレス盤の下に配置される。このため、ローダアームの先端側(スタッカやプレス装置に対して近位となる側の端部)にローダアームを支持するための支持機構を設けた場合、この支持機構自身がプレス装置の油圧シリンダと干渉してしまい、ローダアームをプレス装置内に送り込むことができない。従って、ローダアームを支持するための支持機構はローダアームの基端側(スタッカやプレス装置に対して遠位となる側の端部)のみに設けられている。すなわち、ローダアームは片持ちばり構造で支持されることになる。
また、このローダアームで製品および送り板を支持するためには、ローダアームの長さは、その長さ方向の最大製品寸法と同程度である必要がある。このような長寸法のローダアームで製品を支持する場合、ローダアームの基端には曲げモーメントが集中的に掛かる。さらに、前述のようにローダアームは上昇および降下する必要がある。このため、従来のローダは、ローダアームの基端側にローダアームを上下方向に駆動する駆動機構(シリンダ機構、ボールねじ機構、ラック−ピニオン機構など)を備えている。このため、この駆動機構、特にそのかみ合わせの部分に、前述の曲げモーメントが集中的に掛かることになる。このため、従来の構成では、特に重量が比較的大きく、及び/又は最大製品長さが比較的長い製品を運搬する場合は、この曲げモーメントに充分に耐えられるよう、かみ合わせ面積を大きく取る必要があった。この結果、ローダアームを上下方向に駆動するための駆動機構が大型化し、ローダおよびプレス装置システムが大型化するという問題があった。
上記の問題を解決するため、本発明は、比較的重量や寸法の大きい製品を、駆動機構等を大型化することなく運搬可能な小型のプレス装置用ローダおよび、このローダとプレス装置、スタッカを備えたプレス装置システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のプレス装置用ローダは、そのローダアーム対と、このローダアーム対を片持ちばり状に支持する支持手段と、ローダアーム対及び支持手段を該プレス装置と該スタッカとの間で移動させる移動手段と、ローダアーム対に設けられ被加工物(製品)が載置されているキャリアプレートをその上に載置することが可能な被加工物受けと、被加工物受けを前記ローダアーム対に対して上下方向に駆動するリフト機構と、を有する。
本発明のプレス装置用ローダは上記のように、ローダアーム対そのものが支持手段に対して移動するのではなく、ローダアーム対に設けられたリフト機構及び被加工物受けを介して被加工物が上下動するようになっている。ローダアーム対の固定端には、特に製品がローダアーム対に設けられている時には、大きな曲げモーメントが加わるが、本発明の構成においては、この固定端にローダアーム対を駆動する機構を設ける必要はない。よって、この固定端にリブ入れ等の補強を行うことによって、小型のプレス装置用ローダであっても大寸法・大重量の寸法を運搬可能となる。
また、リフト機構は、例えばシリンダ機構によって被加工物受けを駆動する。
また、プレス装置やスタッカが、プレス装置用ローダのローダアーム対がプレス装置/スタッカに入った時にローダアーム対を下から支持するアーム支持部材を有する構成としてもよい。このような構成とするとローダアーム対がプレス装置/スタッカに入っている時のローダアーム対のたわみ量を低く保つことが可能となり、多段プレス装置において、熱盤同士の間隔を小さくすることが可能となる。換言すれば本発明のプレス装置システムによれば、小型且つより多数の製品を一度にプレス可能なプレス装置システムが実現される。
アーム支持部材は、例えばプレス装置やスタッカのフレームに軸支された支持ローラ部材であり、ローダアーム対がプレス装置/スタッカに対して進退する際、ローダアーム対の移動に伴って支持ローラ部材が回転するよう構成されている。
以上のように、本発明によれば、製品が大重量及び/又は大寸法であっても、ローダの寸法を大きくすることなく、製品を充分に保持することが出来る。
以下、本発明の実施の形態による、プレス装置システムの構成を、図面を参照して説明する。なお、説明の中で、図中の方向を示す上下左右という表現を使用するが、これは引用符号が正しく読める紙面の向きを基準とした表現である。図1〜4は、本実施形態による、プレス装置システム全体を示す上面図である。プレス装置システム1は、加工前の製品が載置されるスタッカ100と、製品をプレス加工するプレス装置200と、スタッカ100からプレス装置200へ製品を搬送するローダ300とを有する。
スタッカ100とプレス装置200は、図中上下方向に並んで配置されている。また、ローダ300はスタッカ100及びプレス装置200の図中右側に隣接し、その場所で製品の受け渡しを行うようになっている。このため、ローダ300はスタッカ100と隣接する第1の位置(図中右下、図1)と、プレス装置200と隣接する第2の位置(図中右上、図2)との間で移動可能となっている(図中上下方向)。
図1、2に示されているように、ローダ300は図中左右方向に延びるローダアーム310、320を備えており、略同一高さのローダアーム310、320で一対のローダアーム対301を構成するようになっている。ローダ300が第1の位置にある時(図1)にローダアーム対301をスタッカ100に向かって移動させることが可能である。ローダアーム対301を移動させると(図3)、ローダアーム対301はスタッカ100の中に入る。ここで、ローダアーム対301を構成するローダアーム310、320のそれぞれには、製品を下方から支持する製品受け313、323(特許請求の範囲における「被加工物受け」に相当)が設けられており、スタッカ内に配置されている製品を製品受け313、323に移しかえたり、或いは製品受け313、323によって支持されている製品をスタッカ100に移しかえたりすることが可能となる。
また、ローダ300が第2の位置にある時(図2)に、ローダアーム対301をプレス装置200に向かって移動させることが可能である。ローダアーム対301を移動させると(図4)、ローダアーム対301はプレス装置200の中に入り、製品受け313、323に支持されている製品をプレス装置200の熱盤上に移しかえたり、或いはプレス装置200の熱盤上に載置されている製品を製品受け313、323に移しかえたりすることが可能となる。
本実施形態における一連の工程では、製品は長方形の金属板であるキャリアプレートに載置されたまま搬送およびプレス加工されるようになっている。スタッカ100には、樹脂プレート製品Pが複数枚、鉛直方向に載置されている。各製品Pはそれぞれ金属製のキャリアプレートM上に載置されている。図1に示されるように、キャリアプレートMのそれぞれはその四隅で製品切換用ラック110の支持アーム111〜114によって支持されている。支持アーム111、112は、図中上側から延びてキャリアプレートMを支持しており、また、支持アーム113、114は、図中下側から延びてキャリアプレートMを支持している。支持アーム111と113は図中上下方向に並んで配置されている。同様に、支持アーム112と114は図中上下方向に並んで配置されている。
図5は、スタッカ100の側面図(図1のA−A線図)である。図5に示されているように、支持アーム111〜114のそれぞれは、鉛直方向に複数組(図中では3組)あり、水平方向に配置された一組の支持アーム111〜114上に、1枚のキャリアプレートMが載置されるようになっている。
支持アーム111〜114は、スタッカ100の装置フレームに固定されている。製品Pが載置されているキャリアプレートMは、図1中左側からスタッカ100に搬入される。製品Pのスタッカ100への搬入には、図1中左右方向(以下「搬送方向」と称す)にキャリアプレートMを搬送するリフティングコンベア120が用いられる。リフティングコンベア120は、鉛直方向(図1において、紙面に対して垂直な方向)に移動可能である。また、リフティングコンベア120は、その上に載置されたプレートを図1中左から右へ搬送可能に駆動される。リフティングコンベア120のこれらの駆動は、図示しない駆動機構により実施される。
図1、3、5に示されるように、リフティングコンベア120の図1中上下方向(以下、「幅方向」と称す)の寸法は、支持アーム111と113の幅方向間隔、支持アーム112と114の幅方向間隔よりも狭く形成されている。従って、リフティングコンベア120の各支持アーム111〜114の間にある部分(領域121)上にキャリアプレートMが無い時は、支持アーム111〜114と干渉することなく自在に上下動することが出来る。
スタッカ100の支持アーム111〜114上にキャリアプレートMおよび製品Pを載置する手順につき、以下説明する。図6(a)〜(d)のそれぞれは、図1のA−A断面図である。なお、図中に示されているように、支持アーム112、114のそれぞれは、鉛直上方に延びる爪部112h、114hを有している。支持アーム111、113もまた、同様の形状の爪部111h、113hを有している(図1参照)。
図6(a)はスタッカ100内にキャリアプレートMが搬送される前の状態を示したものである。図6(a)に示されているように、リフティングコンベア120の上面122は、最上端の支持アーム111〜114の爪部の上端によって定義される水平面TS1よりも高い位置にある。
次いで、リフティングコンベア120の上面122が前進(図1中で左から右に向かう方向)するようにリフティングコンベア120が駆動され、製品Pを載せたキャリアプレートMがリフティングコンベア120の各支持アーム111〜114の間にある部分(領域121:図1、図3)上に移動する。この状態を示したものが図6(b)である。この状態では、キャリアプレートMの底面は最上端の支持アーム111〜114の爪部の上端によって定義される水平面TS1よりも高い位置にある。従って、キャリアプレートMと支持アームの爪部111h〜114hとが干渉することなく、キャリアプレートMおよび製品Pはスタッカ100内に搬送される。
次いで、リフティングコンベア120は図6(c)に示される位置に降下する。この結果、キャリアプレートMは最上端の支持アームの爪部上に載置される。
次いで、リフティングコンベア120の上面122が前進(すなわち図1中左から右へ移動)するようにリフティングコンベア120が駆動され、製品Pを載せたキャリアプレートMがリフティングコンベア120の各支持アーム111〜114の間にある部分(領域121:図1)上に移動する。この状態を示したものが図6(d)である。この状態では、キャリアプレートMの底面は上から2番目の支持アーム111〜114の爪部の上端によって定義される水平面TS2よりも高い位置にあり、且つキャリアプレートの上端は最上端の支持アーム111〜114の下端によって定義される水平面BS1よりも低い位置にある。さらに、製品Pの幅方向の寸法は支持アーム111と113との間の間隙の幅方向寸法および支持アーム112と114との間の間隙の幅方向寸法よりも短く、また製品Pの最上端の高さは最上端の支持アーム111〜114の爪部の上端によって定義される水平面TS1(すなわち、上段のキャリアプレートMの底面の位置)よりも低い位置にある。従って、キャリアプレートMと支持アームの爪部111h〜114hおよび上段のキャリアプレートとが干渉することなく、キャリアプレートMおよび製品Pはスタッカ100内に搬送される。
以下、図6(c)と図6(d)の工程を全ての支持アーム111〜114の組(図2参照)に対して実施することにより、支持アーム111〜114の各組にそれぞれキャリアプレートMおよび製品Pが載置される。
本実施形態においては、スタッカ100又はプレス装置200とローダ300との間で製品Pの載ったキャリアプレートMの受け渡しを行うようになっているが、この受け渡しを行う為に、ローダアーム310、320の各々には、製品受け313、323をローダアーム310、320に対して浮上/降下させるリフト機構314、324が備えられている。以下、リフト機構314、324の構成に付き、図面を用いて説明する。
図7は、ローダアーム対301を幅方向に切断した断面図(図1におけるB−B線図)であり、図8は、ローダアーム対301のローダアーム310をローダ300の幅方向内側から外側に向かって投影した側面図(図1におけるC−C線図)である。なお、ローダアーム対の構造を明確に説明する為、図7、8においては、キャリアプレートM上の製品Pは省略されている。図面に示されているように、製品受け313、323はコの字状の断面形状を有する長尺状の部材であり、それぞれ、リフト機構314、324を介してローダアーム310、320の幅方向内側側面に取り付けられている。また、コの字部の空洞部の底面である当接面313a、323aの上にキャリアプレートMが載置された状態で、キャリアプレートMおよびその上に載置された製品Pは、製品受け313、323によって下方から支持される。
リフト機構314、324は、ローダアーム310、320の幅方向内側側面にボルトによって固定されたシリンダ状の部材であり、そのシリンダ内部にはピストン314a、324aが摺動可能に設けられている。ピストン324aは、シリンダ内周と摺動しつつ上下方向に移動可能となっている。また、リフト機構314、324には図示しない駆動機構が備えられており、ピストン314a、324aを上下方向に駆動可能である。この駆動機構としては、油圧、空圧モータを用いたものやソレノイドを利用したもの等が利用可能である。ピストン314a、324aの下端は、製品受け313、323の上面に固定されており、ピストン314a、324aを駆動することによって、製品受け313、323を上下方向に移動させることができる。
また、図8に示されているように、ローダアーム310の幅方向内側側面には一対のガイド機構315がボルトによって固定されている。ガイド機構は上下方向に貫通する貫通孔315bを有しており、その中にはガイドバー315aが摺動可能に挿通されている。また、ガイドバー315aの下端は製品受け313の上面に固定されている。製品受け313と一体となった一対のガイドバー315aが貫通孔によってガイドされることによって、製品受け313の移動方向は上下方向のみに制限される。なお、ガイド機構315と同等の機能を有するガイド機構325がローダアーム320に設けられており(図1等参照)、製品受け323の移動方向はガイド機構325によって上下方向のみに制限されるようになっている。
以上説明したリフト機構314、324を用いてスタッカ100内に配置されたキャリアプレートMおよび製品Pをローダ300によって取り出す手順を、図3及び図9を参照して以下説明する。
前述のように、ローダ300は、リフティングコンベア120によるキャリアプレートMの搬送方向に平行な方向に延びるローダアーム310、320を備えている。また、図中にはローダアーム対301はそれぞれ1対のみが示されているが、実際には、ローダアーム対301は支持アーム111〜114の各組に対応する高さのそれぞれに一対ずつ配置されている。
図示されているように、ローダアーム310、320は鉛直方向に延びるアームガイド311、321によって支持される一種の片持ちばりである。ローダ300は、ローダアーム310、320の自由端312、322を先頭としてローダアーム310、320がスタッカ100内に入るように駆動されるので、アームガイド311、321がスタッカ100と干渉することはない。以下、スタッカから製品を移しかえるのに最適なローダ300の位置を製品取り出し位置と定義する(図3におけるローダ300の位置)。
以下、ローダ300を用いてスタッカ100からキャリアプレートMおよびその上に載置された製品Pを取り出す具体的な手順につき説明する。図9(a)〜(c)のそれぞれは、図3のA−A断面図である。また、図9(d)は、図1のB−B断面図である。
図9(a)はローダアーム310、320がスタッカ100に挿入される前の状態を示したものである。この時、ローダ300は第1の位置にある。
次いで、ローダ300を製品取り出し位置に移動させる。図9(b)は、ローダ300の製品取り出し位置への移動が完了した状態を示したものである。図9(b)に示されているように、製品受け313、323は、当接面313a、323aがキャリアプレートMの幅方向両端(図中左右端)よりやや低くなるような第2の高さとなっている。本実施形態においては、キャリアプレートMの幅方向両端をクランク状に折り曲げて、キャリアプレートMの幅方向両端の底面と、支持アームとの間の間隙部の高さ方向寸法を大きく取り、製品受け313、323をキャリアプレートMと支持アームとの間に送る際に製品受けがキャリアプレートMや支持アームに当たらないようになっている。
この時、ローダアーム310、320は、支持ローラ115に下方から支持されている。支持ローラ115は、スタッカ100の装置フレームから幅方向内側に伸びる軸に軸支され、その軸回りに自由回転するようになっている円筒形状のローラである。支持ローラ115の上端の高さは、ローダアーム310、320の下端の高さと略等しく、ローダアーム310、320が搬送方向に進退すると、その動きに伴って支持ローラ115は回転し、ローダアームが撓まないように支持すると共に、抵抗なくローダアーム310、320を進退させるようになっている。
次いで、リフト機構314、324を駆動して、製品受け313、323を第1の高さまで浮上させる。製品受け313、323が第1の高さにあるときは、当接面313a、323aが支持アーム111〜114の上端よりもやや高い位置にあり、この結果、図9(c)のように、キャリアプレートMは支持アーム111〜114から浮上する。
次いで、ローダ300を第1の位置まで移動させる。図9(d)は、ローダ300の第1の位置への移動が完了した時の、ローダ300の幅方向断面を示したものである。図9(c)の状態で、キャリアプレートMがローダアーム310、320のみによって支持された状態となるので、図9(c)の状態からローダ300を移動させると、図9(d)のごとく、ローダアーム310、320上にキャリアプレートM(およびその上の製品P)が載置されたまま、キャリアプレートMおよび製品Pはスタッカ100から取り出される。
以上のように、本実施形態においては、スタッカ100から製品Pを取り出す際に鉛直方向に駆動されるローダアーム310、320に取り付けられた製品受け313、323であり、ローダ300のローダアーム310および320自身は鉛直方向には駆動されない。すなわち、その固定端(アームガイド311、321側の端部)に大きな曲げモーメントが加わるローダアーム310、320は直接アームガイド311、321に固定されるため、強固に支持することが可能である。従って、ローダアーム310、320は、製品Pが大重量であっても、製品を充分に保持することが出来る。
次いで、ローダ300によって保持されたキャリアプレートMおよび製品Pをプレス装置200の熱盤(後述)上に載置する。図1〜4に示されているように、本実施形態においては、スタッカ100とプレス装置200は幅方向(図中上下方向)に並んで設置されている。ローダアーム310、320の上にキャリアプレートMが載った状態で、ローダ300を第1の位置(図1)から第2の位置(図2)に移動させる。この結果、ローダ300がプレス装置200の図中右に隣接する。この第2の位置からローダ300をプレス装置200に向かう方向(図2中右から左に向かう方向)に移動すると、ローダアーム310、320、およびその上に載置されたキャリアプレートMおよび製品Pは、プレス装置200内に入る(図4)。この時のローダ300の位置を、製品配置位置(図4におけるローダ300の位置)と定義する。
プレス装置の構成に付き、以下説明する。図10は、プレス装置200の正面図である。図1及び図8に図示されているように、中間熱盤ガイド機構210は、熱盤220の幅方向両端近傍に設けられた2対の鉛直方向(紙面垂直)に伸びる角柱状のガイドバー211と、搬送方向に並べられた2つのガイドバー211を連結して中間熱盤ガイド機構210の剛性を確保するための一対のガイドプレート212とを有する。また、各ガイドバー211の中途には、中間熱盤223のそれぞれに対応した熱盤受ブロック214が固定されている。中間熱盤の幅方向両端には熱盤ガイド223aが幅方向に突出して形成されており、この熱盤受ブロック214の上に熱盤ガイド223aが載ることによって、中間熱盤223は中間熱盤ガイド機構210に下方から支持される。
また、バー211の一側面であって、熱盤から最も遠位にある側面は、プレス装置200の側方フレーム271の内面に固定されている。
プレス装置のテーブル定盤251は油圧シリンダ260によって上下方向に駆動されるようになっている。テーブル定盤251の上面には、下部熱盤222が固定されている。ここで、油圧シリンダ260を駆動してテーブル定盤251および下部熱盤222を上昇させ、下部熱盤222がその上の中間熱盤223に(製品Pを介して)当接すると、その中間熱盤223は下部熱盤222に支えられる。この状態からさらにテーブル定盤251を上昇させると、熱盤受ブロック214から熱盤ガイド223aが離れ、下部熱盤222とその上の中間熱盤223とは一体となって上方に移動する。ここで、この下部熱盤222と中間熱盤223が一段上の中間熱盤に(製品Pを介して)当接すると、同様に、その中間熱盤223は下部熱盤222と一体となって上方に移動する。この工程を繰り返し、全ての中間熱盤223が下部熱盤222と一体となった状態で、最上段の中間熱盤223を上部熱盤221に当接させる。この状態から下部熱盤222を介して製品Pに圧力を加えることによって、製品Pのプレス加工が行われる。なお、熱盤ガイド223aおよび熱盤受ブロック214の搬送方向の寸法及び取り付け位置は、中間熱盤223の熱盤ガイド223aと、その上方にある熱盤受ブロック214とが干渉しないように構成されている。より具体的には、図10において、ある段の中間熱盤223の図中左側の熱盤ガイド223aの図中右側の端面は、それより上段の中間熱盤223に対応する熱盤受ブロック214の図中左側の端面より図中左側に形成されている。同様に、ある段の中間熱盤223の図中右側の熱盤ガイド223aの図中左側の端面は、それより上段の中間熱盤223に対応する熱盤受ブロック214の図中右側の端面より図中右側に形成されている。
以下、ローダ300によって保持されたキャリアプレートMおよび製品Pをプレス装置200に設置する手順につき詳説する。図11(a)〜(c)は、それぞれプレス装置200の図4中C−C断面図である。なお、図11(a)〜(c)には、キャリアプレートMおよび製品Pがそれぞれ1つのみ記載されているが、以下説明する本実施形態の設置処理においては、ローダ300が保持している全てのキャリアプレートMおよび製品Pについて、同様の設置処理が同時に行われる。
本実施形態においては、ローダ300の製品受け313、323に支持されたキャリアプレートMは、第1の高さにある製品受け313、323を第2の高さに降下させることによって、その熱盤に移される。
図11(a)は、ローダ300を製品配置位置に移動させ、ローダアーム310、320、キャリアプレートMおよび製品Pをプレス装置200内に搬入した状態を示したものである。この時、キャリアプレートMの底面は、対応する中間熱盤223、下部熱盤222の上面より高い位置に配置されている。
この時、ローダアーム310、320の底面は支持ローラ215に下方から支持されている。支持ローラ215は、プレス装置200の装置フレームから幅方向内側に伸びる軸に軸支され、その軸回りに自由回転するようになっている円筒形状のローラである。支持ローラ215の上端の高さは、ローダアーム310、320の下端の高さと略等しく、ローダアーム310、320が搬送方向に進退すると、その動きに伴って支持ローラ215は回転し、ローダアームが撓まないように支持すると共に、抵抗なくローダアーム310、320を進退させるようになっている。
次いで、リフト機構を駆動して、製品受け313、323を第2の高さに降下させる。第2の高さにおいては、当接面313a、323aが熱盤の上面よりも低くなり、その結果、キャリアプレートMが熱盤に当接し、さらに当接面313a、323aがキャリアプレートMから離れる。図11(b)は、この状態を示したものである。この結果、キャリアプレートMおよび製品Pは熱盤222、223のみによって保持されるようになる。
次いで、ローダ300を製品配置位置から第2の位置へ移動させる。図11(c)は、この移動が完了した時の状態を示したものである。この結果、製品Pが載置されたキャリアプレートMは中間熱盤223および下部熱盤223上に載置される。この状態からテーブル定盤251を駆動することによって、前述のように、製品Pのプレス加工が可能となる。
上記のように、本実施形態においては、プレス装置200に製品Pを設置する際に鉛直方向に駆動されるのは製品受け313、323であり、ローダ300のローダアーム310および320自身は鉛直方向には駆動されない。従って、その固定端(アームガイド311、321側の端部)に大きな曲げモーメントが加わるローダアーム310、320は、直接アームガイド311、321に固定されるため、強固に支持することが可能である。従って、ローダアーム310、320は、製品Pが大重量であっても、製品を充分に保持することが出来る。
キャリアプレートMおよび製品Pを中間熱盤220上に載置した後、製品Pの真空プレス加工が行われる。以下、その手順に付き説明する。図12は、キャリアプレートMおよび製品Pが中間熱盤220上に載置された後のプレス装置200の側面図である。また、図11は、プレス装置200を図1中右側から見た正面図である。
前述のように、下部熱盤222は、テーブル定盤251上に載置されている。また、最上段の中間熱盤223上に載置された製品Pの上側には、クラウン定盤252の底面に固定された上部熱盤221が配置されている。クラウン定盤252は、プレス装置200の装置フレームの天井部から下方に延びるクラウン定盤固定用フレーム253の下端に固定されている。
テーブル定盤251は、油圧または空圧駆動されるシリンダ260によって上下方向に駆動される。また、前述のように、中間熱盤223のそれぞれは、下部熱盤222の上昇によって製品Pを介して下部熱盤222と一体化し、下部熱盤と共に上昇するよう構成されている。従って、下部熱盤222、中間熱盤223、及び上部熱盤221との間に隙間無く製品PおよびキャリアプレートMが挟まれるまでテーブル定盤251を上昇させ、この状態からさらにテーブル定盤251を上昇させることによって、熱盤間で製品Pがプレス加工される。
下部熱盤222、中間熱盤223および上部熱盤221は、図示しない加熱手段(例えば熱盤内に形成された管路内に加熱された熱媒を循環させるもの)によって温度調整されている。熱盤の温度は、製品Pの特性に応じて制御される。
テーブル定盤251、クラウン定盤252、中間熱盤220、上部熱盤221、中間熱盤ガイド機構210、およびこれらを支持する装置フレームは、真空チャンバ280内に配置されている。
真空チャンバ280は、四方および上下を囲む壁面によって密封された空間(図12中斜線部)を形成する。また、図12に示されるように、真空チャンバ280の一側面を形成する壁面(図12中右側)には開口282が設けられており、製品Pの出し入れはこの開口282を通じて行われる。また、開口282が形成されている壁面にはスライドドア284が設けられており、製品Pの設置又は取り出しの時はこのスライドドア284を下方にスライドさせて、ローダアーム310、320および製品受け313、323に載置された製品Pが開口を通過できるようにする。また、製品Pをプレスする際には、スライドドア284は上方に移動し、開口282をふさぎ、真空チャンバ280内の空間は密閉される。
以上の構成のプレス装置200による、製品Pのプレス加工は以下のように行われる。スライドドア284を下方にスライドさせた状態で前述の手順によって製品Pを中間熱盤220上に載置した後、スライドドア284を上昇させ、真空チャンバ280によってテーブル定盤251、クラウン定盤252、中間熱盤220、中間熱盤ガイド機構210、およびこれらを支持する装置フレームを外部から密封する。次いで、図示しない真空ポンプによって真空チャンバ内の気圧を降下させる。
次いで、テーブル定盤251を上昇させて、製品Pをプレスする。プレス加工が完了したら、図示しない昇圧弁によって、チャンバ内の気圧を大気圧に戻し、テーブル定盤251を降下させ、スライドドア284を降下させる。テーブル定盤251を降下させると、この降下中に中間熱盤223の熱盤ガイド223aが上のものから順番に熱盤ブロック214に引っ掛かり、隣接していた中間熱盤223同士、或いは最下段の中間熱盤223と下部熱盤222は順次分離する。この状態で製品Pをプレス装置200から取り出し可能となる。
次いで、ローダ300を用いて製品Pをプレス装置200から取り出す。製品Pの取り出しは、図11に示される製品Pの搬送手順とは逆の手順、すなわち図11(c)、図11(b)、図11(a)に示す処理をこの順番で実行することによってなされる。取り出された製品は、ローダ300によってスタッカ100に搬送される。ローダ300が製品取り出し位置に移動した後の製品のスタッカ100への搬送は、図9に示される製品Pの取り出し手順とは逆の手順、すなわち図9(d)、図9(c)、図9(b)、図9(a)に示す処理をこの順番で実行することによってなされる。
ローダ300の移動機構につき、以下図面を用いて説明する。図13は、第2の位置にあるローダ300を幅方向(図2中下から上向きの方向)に透視した側面図である。ローダ300は、第1の位置(図1)又は第2の位置(図2)と製品取り出し位置(図3)又は製品配置位置(図4)との間を搬送方向に移動するための第1移動機構340と、第1の位置と第2の位置との間を幅方向に移動するための第2移動機構330とを備えている。
第1移動機構340は、搬送方向かつ水平方向に渡された一対のボールねじ341、342と、このボールねじ341、342にそれぞれ係合するナット343、344と、ボールねじ341、342をそれぞれ回転駆動する第1モータ345とを有する。ナット343、344にはそれぞれアームガイド311、312が吊り下げられている。従って、第1モータ345によってボールねじ341を回転駆動すると、ナット343、344と共にアームガイド311、312、およびローダアーム310、320が搬送方向(図中左右方向)に移動する。ボールねじ341、342はローダ300の天井板350からつり下げられており、またモータ345は天井板350の上面に固定されている。第1モータ345の回転軸のトルクは、モータ345の回転軸に取り付けられた駆動プーリ346と、ボールねじ341、342の末端(図中右側)に設けられた従動プーリ341a、342aに渡された無端ベルト347を介して、ボールねじ341、342に伝達される。
以上のように、本実施形態においては、ボールねじ機構によってローダアーム310、320が第1の位置又は第2の位置と製品取り出し位置又は製品配置位置との間を移動可能となっている。なお、本実施形態では、第1移動機構はボールねじ機構によってローダアームを移動させるものであるが、ボールねじ機構の代わりに(油圧または空圧駆動の)シリンダ機構や、ラック−ピニオン機構等を使用してもよい。
ローダアーム310、320およびアームガイド311、312は上記のごとく天井板350から吊り下げられた状態で、以下説明する第2移動機構によって天井板ごと第1の位置と第2の位置との間を移動するようになっている。
第2移動機構330は、幅方向かつ水平に渡された一対のリニアレール331、332と、リニアレール331、332にそれぞれ係合してレール上を幅方向に移動可能なレール係合ブロック333、334とを有する。レール係合ブロック333、334は共に天井板350上に固定されており、またリニアレール331、332は天井2から吊り下げられている。天井板350、ローダアーム310、320およびアームガイド311、321はこのリニアレール331、332に沿って(すなわち、第1の位置と第2の位置との間を)移動可能となっている。
また、天井2からは、幅方向水平に延びるラック335が吊り下げられている。また、天井板350の上には、第2モータ336が固定されている。第2モータ336の回転軸には、ラック335と係合するピニオン337が取り付けられている。従って、第2モータ336を駆動することによって天井板350、ローダアーム310、320をリニアレール331、332に沿って幅方向に駆動することが出来る。
なお、本実施形態では、第2移動機構はラック−ピニオン機構によってローダアームを移動させるものであるが、ラック−ピニオン機構の代わりに(油圧または空圧駆動の)シリンダ機構や、ボールねじ機構等を使用してもよい。
本発明の実施の形態による、プレス装置システム全体を示す上面図であって、ローダが第1の位置にある時の状態を示したものである。 本発明の実施の形態による、プレス装置システム全体を示す上面図であって、ローダが第2の位置にある時の状態を示したものである。 本発明の実施の形態による、プレス装置システム全体を示す上面図であって、ローダが製品取り出し位置にある時の状態を示したものである。 本発明の実施の形態による、プレス装置システム全体を示す上面図であって、ローダが製品配置位置にある時の状態を示したものである。 本発明の実施の形態による、スタッカの側面図である。 本発明の実施の形態による、スタッカの支持アーム上にキャリアプレートおよび製品を載置する手順を示したものである。 本発明の実施の形態において、ローダアーム対を幅方向に切断した断面図(図1におけるB−B線図)である。 本発明の実施の形態において、ローダアーム対のローダアームをローダの幅方向内側から外側に向かって投影した側面図(図1におけるC−C線図)である。 本発明の実施の形態による、ローダを用いてスタッカからキャリアプレートおよびその上に載置された製品を取り出す手順を示したものである。 本発明の実施の形態による、プレス装置の正面図である。 本発明の実施の形態による、ローダによって保持されたキャリアプレートおよび製品をプレス装置に設置する手順を示したものである。 本発明の実施の形態による、プレス装置の正面図である。 本発明の実施の形態による、ローダの側面図である。
符号の説明
1 プレス装置システム
100 スタッカ
111、112、113、114 支持アーム
115 支持ローラ
130 シリンダ機構
200 プレス装置
210 中間熱盤ガイド機構
211 バー
214 熱盤受ブロック
215 支持ローラ
221 上部熱盤
222 下部熱盤
223 中間熱盤
223a 熱盤ガイド
251 テーブル定盤
300 ローダ
310、320 ローダアーム
311、321 アームガイド
313、323 製品受け
314、324 リフト機構
315、325 ガイド機構
330 第2移動機構
340 第1移動機構
M キャリアプレート
P 製品

Claims (12)

  1. 被加工物をプレス加工するプレス装置とプレス加工前及び/または加工後の被加工物を格納するスタッカとの間で該被加工物を移動させるプレス装置用ローダであって、
    少なくとも一対のローダアーム対と、
    前記ローダアーム対を片持ちばり状に支持する支持手段と、
    前記ローダアーム対及び前記支持手段を該プレス装置と該スタッカとの間で移動させる移動手段と、
    前記ローダアーム対に設けられ、該被加工物が載置されているキャリアプレートをその上に載置することが可能な被加工物受けと、
    前記被加工物受けを前記ローダアーム対に対して上下方向に駆動するリフト機構と、
    を有するプレス装置用ローダ。
  2. 前記プレス装置用ローダは、複数対のローダアーム対を有し、前記複数対のローダアーム対は互いに鉛直方向に配列された状態で前記支持手段によって片持ちばり状に支持されていること、を特徴とする請求項1に記載のプレス装置用ローダ。
  3. 前記被加工物受けは、該キャリアプレートの下面と当接する当接面を有し、
    前記リフト機構は、前記当接面が該キャリアプレートが載置されるプレス装置の熱盤の上面より高い第1の高さと該キャリアプレートが載置されるプレス装置の熱盤の上面より低い第2の高さとの間で移動するように、前記被加工物受けを駆動すること、を特徴とする請求項1又は2に記載のプレス装置用ローダ。
  4. 前記被加工物受けは、該キャリアプレートの下面と当接する当接面を有し、
    前記リフト機構は、前記当接面が該スタッカにおいてキャリアプレートが載置される位置よりも高い第1の高さと該スタッカにおいて該キャリアプレートが載置される位置より低い第2の高さとの間で移動するように、前記被加工物受けを駆動すること、を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のプレス装置用ローダ。
  5. 前記ローダアーム対を構成するアームの各々には、前記被加工物受けの移動方向を上下方向のみに制限するガイド機構が設けられていること、を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のプレス装置用ローダ。
  6. 前記リフト機構は、シリンダ機構によって前記被加工物受けを駆動すること、を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のプレス装置用ローダ。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のプレス装置用ローダと、
    前記プレス装置用ローダによって移動する被加工物をプレスするプレス装置と、
    を有する、プレス装置システム。
  8. 前記プレス装置が、前記プレス装置用ローダのローダアーム対が前記プレス装置に入った時に該ローダアーム対を下から支持するアーム支持部材を有すること、を特徴とする請求項7に記載のプレス装置システム。
  9. 前記プレス装置のアーム支持部材は、前記プレス装置の装置フレームに軸支された支持ローラ部材であり、該ローダアーム対が前記プレス装置に対して進退する際、該ローダアーム対の移動に伴って該支持ローラ部材が回転するよう構成されていること、を特徴とする請求項8に記載のプレス装置システム。
  10. 請求項1から6のいずれかに記載のプレス装置用ローダと、
    前記プレス装置用ローダによって移動する被加工物をプレスするプレス装置と、
    前記プレス装置によってプレス加工される前及び/または後の被加工物が格納されるスタッカと、
    を有する、プレス装置システム。
  11. 前記スタッカが、前記プレス装置用ローダのローダアーム対が前記スタッカに入った時に該ローダアーム対を下から支持するアーム支持部材を有すること、を特徴とする請求項10に記載のプレス装置システム。
  12. 前記スタッカのアーム支持部材は、前記スタッカの装置フレームに軸支された支持ローラ部材であり、該ローダアーム対が前記スタッカに対して進退する際、該ローダアーム対の移動に伴って該支持ローラ部材が回転するよう構成されていること、を特徴とする請求項11に記載のプレス装置システム。
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