JP2002316296A - 多段プレス装置 - Google Patents

多段プレス装置

Info

Publication number
JP2002316296A
JP2002316296A JP2001119729A JP2001119729A JP2002316296A JP 2002316296 A JP2002316296 A JP 2002316296A JP 2001119729 A JP2001119729 A JP 2001119729A JP 2001119729 A JP2001119729 A JP 2001119729A JP 2002316296 A JP2002316296 A JP 2002316296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
press
hot
pair
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001119729A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Urano
省二 浦野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiki Seisakusho KK
Original Assignee
Meiki Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiki Seisakusho KK filed Critical Meiki Seisakusho KK
Priority to JP2001119729A priority Critical patent/JP2002316296A/ja
Priority to KR1020020020308A priority patent/KR20020081084A/ko
Priority to CN 02105786 priority patent/CN1386634A/zh
Priority to TW91108001A priority patent/TW536468B/zh
Publication of JP2002316296A publication Critical patent/JP2002316296A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B7/00Presses characterised by a particular arrangement of the pressing members
    • B30B7/02Presses characterised by a particular arrangement of the pressing members having several platens arranged one above the other

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Labeling Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 キャリアプレートを熱板から浮かせた状態で
搬入及び搬出することができ、且つチャンバ内をコンパ
クトに形成することができる多段プレス装置を提供す
る。 【解決手段】 固定盤3に設置した熱板4tの両側に、
第1の熱板4aの両側を支持する一対の第1のフローテ
ィングバー9aを吊設し、該一対のフローティングバー
の下方に順次一対のフローティングバー9b〜9fを多
段で吊設すると共に、これら一対のフローティングバー
により、被積層材料を載置したキャリアプレートを当該
一対のフローティングバーで支持した各熱板4a〜4f
から浮かせた状態で支持した。このように構成すること
で、キャリアプレートを各熱板から浮かせた状態で搬入
及び搬出することができ、且つチャンバ内をコンパクト
に形成した多段プレス装置1を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多段で配したキャ
リアプレート上の被積層材料を圧締して一体に積層成形
させる多段プレス装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、チャンバ内の可動盤と固定盤
との間に熱板若しくはプレス板を多段で設け、可動盤を
固定盤に向けて移動させることにより当該熱板若しくは
プレス板間に配した被積層材料を、圧締して一体に積層
成形させる多段プレス装置が知られており、このような
多段プレス装置では、一般に、被積層材料を載置したキ
ャリアプレートが熱板若しくはプレス板間に装入され、
それぞれの熱板若しくはプレス板間に被積層材料が配さ
れることとなる。そして、これら被積層材料を載置した
キャリアプレートは、通常、熱板若しくはプレス板の上
面を摺動させることにより当該熱板若しくはプレス板間
への搬入及び搬出が行われていた。
【0003】しかしながら、キャリアプレートを熱板若
しくはプレス板上に摺動させると、摺動摩擦により相互
の摺動面が摩滅し、上記キャリアプレート及び熱板若し
くはプレス板の厚さや表面粗さ等の精度が早期のうちに
低下し、さらに、上記摺動摩擦により生じた金属紛が被
積層材料中に混入し、製品(被積層材料)の品質に支障
をきたす虞があった。また、上記摺動摩擦により生じた
摺動面の傷に起因して摺動摩擦抵抗が増大されることに
より、キャリアプレートを熱板若しくはプレス板間に搬
入及び搬出するのに多大な動力を要することとなってい
た。
【0004】そこで、上記の問題を解決するために、キ
ャリアプレートのキャリアプレート搬送方向と直交する
熱板若しくはプレス板の幅方向両側に位置して、それぞ
れ該キャリアプレートの搬送方向に互いに距離を隔てた
状態で、該キャリアプレートが載置される熱板若しくは
プレス板の最上段のものから最下段のものに至る十分な
長さをもって上下方向に延びるロッド状の複数の支持部
材を上下方向に昇降可能に配し、該支持部材に、熱板若
しくはプレス板に対応してキャリアプレートを低摩擦で
送るための送りローラ若しくは低摩擦部材を配設した低
摩擦台を設けると共に、キャリアプレートの幅方向端面
に当接して該キャリアプレートの幅方向への移動を規制
するためのガイド手段を上記支持部材に配設し、且つ該
支持部材を昇降させると共に、支持部材の上昇若しくは
下降作動に伴い当該支持部材を熱板若しくはプレス板に
対して接近若しくは離隔移動させる昇降駆動装置を設
け、該昇降駆動装置による支持部材の上昇作動時におい
て、該支持部材の送りローラ若しくは低摩擦台でキャリ
アプレートの幅方向両端部を支持させて該キャリアプレ
ートを熱板若しくはプレス板から浮上させた状態で、上
記ガイド手段でキャリアプレート幅方向への移動を規制
させつつ、キャリアプレートをそれぞれの熱板若しくは
プレス板間に搬入及び搬出できるようにする一方、上記
昇降駆動装置による支持部材の昇降作動に基づいて、該
支持部材の送りローラ若しくは低摩擦台で支持してキャ
リアプレートを熱板若しくはプレス板から浮上させる位
置と、熱板若しくはプレス板上にキャリアプレートを載
置させる位置との間で、キャリアプレートを昇降させる
ことができるようにした本出願人により提案された多段
プレス装置が、特公平8−32378号公報に開示され
ている。
【0005】しかしながら、この多段プレス装置におい
ては、キャリアプレート幅方向(キャリアプレート搬送
方向と直交する方向)の両側に、上記昇降駆動装置を構
築するための支柱を設置する必要があるので、チャンバ
のキャリアプレート幅方向の寸法が大きくなり、多段プ
レス装置本体を大型化させてしまうばかりでなく、当該
チャンバ内の容積が増大されることで、チャンバ内を真
空状態にするに際して不利であった。また、昇降駆動装
置を駆動させる昇降シリンダ及び該昇降シリンダを駆動
するための動力が必要となり、製造コストを押し上げる
こととなっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
事情に鑑みてなされたもので、キャリアプレートを熱板
若しくはプレス板から浮かせた状態で搬入及び搬出する
ことが可能で、且つチャンバ内をコンパクトに形成する
ことができると共にコストの増大を抑制した多段プレス
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、チャンバ内
の可動盤と固定盤との間に熱板若しくはプレス板を多段
で設け、キャリアプレートに載置した被積層材料を熱板
若しくはプレス板間に搬送し、可動盤を固定盤に向けて
移動させ、熱板若しくはプレス板間に配したキャリアプ
レート上の被積層材料を圧締して一体に積層成形させる
多段プレス装置において、熱板若しくはプレス板の両側
面に所定間隔を有した一対のガイドブラケットを配設
し、該一対のガイドブラケットに垂設した一対の吊下用
シャフトでキャリアプレート搬送方向に延出させたフロ
ーティングバーを吊持し、キャリアプレート幅方向に配
された一対のフローティングバーにより、当該熱板若し
くはプレス板の直下の熱板若しくはプレス板を支持する
と共に該支持された熱板若しくはプレス板の直上のキャ
リアプレートを該熱板若しくはプレス板から浮かせた状
態で支持したことを特徴とする。
【0008】本発明は、このように構成することで、熱
板若しくはプレス板を、ガイドブラケット、吊下用シャ
フト及びフローティングバーを介して、当該熱板若しく
はプレス板の直上の熱板若しくはプレス板で順次吊持す
ることができると共に、フローティングバーにより、キ
ャリアプレートを熱板若しくはプレス板から浮かせた状
態で支持することができる。
【0009】また、上記目的を達成するために、本発明
のうち請求項2に記載の発明は、可動盤を固定盤に向け
て移動させてキャリアプレートの下面に熱板若しくはプ
レス板の上面を当接させた状態で、キャリアプレートを
フローティングバーから浮かせたことを特徴とする。
【0010】本発明は、このように構成することで、キ
ャリアプレートの下面に熱板若しくはプレス板の上面を
当接させた際に、フローティングバーによりキャリアプ
レートの幅方向両側に上向きの力が付与されることで当
該キャリアプレートに歪みが生じてしまうようなことが
ない。
【0011】また、上記目的を達成するために、本発明
のうち請求項3に記載の発明は、熱板若しくはプレス板
の両側面にキャリアプレート搬送方向に所定間隔を有し
た一対のストッパーピンを立設し、該一対のストッパー
ピンをキャリアプレート搬送方向に延出したフローティ
ングバーの両端で担持し、熱板若しくはプレス板の両側
面の一対のストッパーピンをキャリアプレート幅方向両
側に配した一対のフローティングバーで支持して当該熱
板若しくはプレス板を支持したことを特徴とする。
【0012】本発明は、このように構成することで、熱
板若しくはプレス板の両側面に設けた一対のストッパー
ピンをキャリアプレート幅方向に配した一対のフローテ
ィングバーの両端で担持し、熱板若しくはプレス板を安
定した姿勢で支持することができる。
【0013】また、上記目的を達成するために、本発明
のうち請求項4に記載の発明は、ガイドブラケットを、
当該ガイドブラケットが設けられた熱板若しくはプレス
板の直上の熱板若しくはプレス板に設けられたガイドブ
ラケットに対し、キャリアプレート搬送方向に所要量オ
フセットさせて設置したことを特徴とする。
【0014】本発明は、このように構成することで、可
動盤を固定盤に向けて移動させて熱板若しくはプレス板
間の間隔が狭まった際に、ガイドブラケットに垂設され
た吊下用シャフトと、当該ガイドブラケットよりも下方
のガイドブラケットとの干渉を防ぐことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態の多段プレ
ス装置を図1乃至図12に基づいて説明する。まず、本
実施の形態の多段プレス装置1の概略を説明する。本多
段プレス装置1は、可動盤2と固定盤3との間に熱板4
を多段で設け、キャリアプレート5に載置した被積層材
料6を各々の熱板4間に搬送し、可動盤2を固定盤3に
向けて移動させることにより、熱板4間に配したキャリ
アプレート5上の被積層材料6を圧締して一体に積層成
形する多段プレス装置1であって、図1乃至図3に示す
ように、熱板4のキャリアプレート幅方向(図3に示す
B方向)両側面に所定間隔を有した一対のガイドブラケ
ット7を配設し、該一対のガイドブラケット7に垂設し
た一対の吊下用シャフト8によりキャリアプレート搬送
方向(図3に示すA方向)に延出したフローティングバ
ー9を吊持し、キャリアプレート幅方向両側に配された
一対のフローティングバー9により、当該熱板4の直下
の熱板4を支持すると共に、図6に示すように、キャリ
アプレート5を該熱板4から浮かせた状態で支持する構
造になっている。
【0016】また、本多段プレス装置1は、図1及び図
2に示すように、固定盤(本実施例ではプレス本体10
の天井部)3に最上位置の熱板4tを設置し、吊下ブロ
ック11及び吊下用シャフト8を介して当該最上位置の
熱板4tで吊持した一対の第1のフローティングバー9
aにより第1の熱板4aを支持し、さらに、吊下用シャ
フト8を介して第1の熱板4aに配したガイドブラケッ
ト7で吊持した一対の第2のフローティングバー4bに
より第2の熱板4bを支持して、順次、各熱板4a〜4
fを多段で配した構造になっている。また、本多段プレ
ス装置1は、キャリアプレート5を、第1のフローティ
ングバー9a〜第6のフローティングバー9fにより第
1の熱板4a〜第6の熱板4fから浮かせた状態で支持
したことで、当該キャリアプレート5を多段で配した各
熱板4a〜4f間に搬入及び搬出する場合、キャリアプ
レート5と各熱板4a〜4fとが相互に摺動するのを防
止した構造になっている。
【0017】次に、本実施の形態の多段プレス装置1の
詳細を説明する。図2に示すように、本多段プレス装置
1は、プレス本体10が真空ボックス12内に設置され
ており、該プレス本体10の基部には、可動盤2を固定
盤3に向けて駆動するための圧締用シリンダ13が設け
られている。なお、上記可動盤2の上面には断熱板14
が設けられており、可動盤2は該断熱板14を介在させ
て最下位置の第6の熱板4fに当接されるように構成さ
れている。また、図1及び図2に示すように、上記固定
盤3には、上記断熱板14を介在させて最上位置の熱板
4tが設置されており、本多段プレス装置1は、該最上
位置の熱板4tの下方に第1の熱板4a〜第6の熱板4
fを多段で配設した構造になっている。
【0018】上記第1の熱板4a〜第6の熱板4fは、
図1及び図2に示すように、キャリアプレート幅方向両
側に一対で配した第1のフローティングバー9a〜第6
のフローティングバー9fにより支持されており、これ
ら一対の第1のフローティングバー9a〜第6のフロー
ティングバー9fは、最上位置の熱板4tの両側面に設
けた一対の吊下ブロック11並びに第1の熱板4a〜第
5の熱板4eの両側面に設けた一対のガイドブラケット
7により吊下用シャフト8を介して順次吊持されると共
に、図6に示すように、キャリアプレート5を第1の熱
板4a〜第6の熱板4fから浮かせた状態で支持する構
造になっている。
【0019】また、上記ガイドブラケット7は、図4に
よく示されるように、断面が略コの字状の部材で形成さ
れ、第1の熱板4a〜第6の熱板4fの両側面に、各々
開口部を上方に向けて一対で配設されている。そして、
図1に示すように、これら吊下ブロック11及びガイド
ブラケット7は、側面視(図1における紙面視)におい
て、最上位置の熱板4t及び第1の熱板4a〜第6の熱
板4fにセンター振り分けして配されており、最上位置
の熱板4t〜第2の熱板4bに配した一対の吊下ブロッ
ク11及びガイドブラケット7は、その間隔が下方にな
るに従い所定寸法づつ短縮されるように設けられてい
る。なお、第3の熱板4c〜第6の熱板4fに配設され
た一対のガイドブラケット7においては、その間隔が、
3段上に位置する一対の吊下ブロック11及びガイドブ
ラケット7と等しくなるように構成されている。
【0020】また、図4に示すように、最上位置の熱板
4t〜第5の熱板4eに配設した吊下ブロック11及び
ガイドブラケット7には、底面に螺子部15が螺設され
ており、上記吊下用シャフト8は、一端が該螺子部15
に螺合されて当該吊下ブロック11及びガイドブラケッ
ト7に垂設されている。なお、図4に示すように、上記
吊下用シャフト8の他端には係止片17が取付けられて
おり、吊下用シャフト8は、該係止片17をフローティ
ングバー9a〜9fに設けた吊下用孔16に係合させて
当該フローティングバー9a〜9fを吊持する構造にな
っている。
【0021】また、図1、図2及び図5に示すように、
第1の熱板4a〜第6の熱板4fには、キャリアプレー
ト幅方向の両側面に一対のストッパーピン18が立設さ
れており、第1の熱板4a〜第6の熱板4fは、一対の
ストッパーピン18を第1のフローティングバー9a〜
第6のフローティングバー9fの両端部の突出片19で
担持し、第1のフローティングバー9a〜第6のフロー
ティングバー9fにより支持されている。また、第1の
フローティングバー9a〜第6のフローティングバー9
fには、第1の熱板4a〜第6の熱板4fに配したガイ
ドブラケット7に嵌合可能な嵌合部20が形成されてお
り、第1のフローティングバー9a〜第6のフローティ
ングバー9fは、該嵌合部20を、ガイドブラケット7
の側板間に上下方向に摺動可能に嵌合させている。
【0022】さらに、第1のフローティングバー9a〜
第6のフローティングバー9fには、図5及び図6によ
く示されるように、回転自在なローラ21が所要に配設
されており、これらローラ21により、被積層材料6を
載置したキャリアプレート5を最上位置の熱板4t〜第
6の熱板4f間に搬入及び搬出するに際してキャリアプ
レート5の両側下面を支持すると共に当該キャリアプレ
ート5の両側面を案内する構造になっている。
【0023】また、図4に示すように、可動盤2が下限
位置にある場合、第1のフローティングバー9a〜第6
のフローティングバー9fは、嵌合部20下面がガイド
ブラケット7の底面と間隔h1を有しており、該間隔h
1は、上記ローラ21により支持されたキャリアプレー
ト5の下面と、該キャリアプレート5の直下の熱板4の
上面との間隔h2よりも大きく設定されている。これに
より、可動盤2を固定盤3に向けて移動させ、順次、熱
板4及び熱板4間のキャリアプレート5に載置された被
積層材料6を押し上げた際に、キャリアプレート5の下
面と熱板4の上面とが接触(h2=0)しても、フロー
ティングバー9の嵌合部20下面とガイドブラケット7
底面とに所定の間隙が残ることとなり、さらに熱板4を
押し上げることで、キャリアプレート5下面は、図9に
示すように、ローラ21の外周面と該間隙の高さ(h
3)だけ間隔を有する構造になっている。
【0024】なお、図7によく示されるように、第1の
フローティングバー9a〜第6のフローティングバー9
fには、熱板4を可動盤2で順次押し上げるに際して、
吊下ブロック11及びガイドブラケット7に垂設した吊
下用シャフト8との干渉を回避するためのシャフト挿通
孔22が形成されると共に、直下のフローティングバー
9のローラ21を収納するためのローラ収納部23が設
けられている。また、本実施例は、可動盤2と固定盤3
との間に熱板4を多段で配したホットプレス装置に基づ
いたものであるが、当該熱板4の代わりにプレス板を多
段で配したコールドプレス装置においても、当然容易に
適用させることが可能である。
【0025】このような構成において、本実施の形態の
多段プレス装置1の作用を説明する。本多段プレス装置
1は、図1及び図2に示すように、最上位置の熱板4t
の両側面に一対の吊下ブロック11を配設し、これら吊
下ブロック11の各々に垂設した吊下用シャフト8によ
りキャリアプレート搬送方向(図3に示すA方向)に延
出する一対の第1のフローティングバー9aを吊持し、
第1の熱板4aの両側面に立設した一対のストッパーピ
ン18を上記一対の第1のフローティングバー9aによ
り担持し、当該第1の熱板4aを支持した。そして、第
1の熱板4aの両側面に配設した一対のガイドブラケッ
ト7の各々に垂設した吊下用シャフト8により一対の第
2のフローティングバー9bを吊持し、第2の熱板4b
の両側面に配設した一対のストッパーピン18を一対の
第2のフローティングバー9bにより担持し、当該第2
の熱板4bを支持した。
【0026】このようにして、第3のフローティングバ
ー9c〜第6のフローティングバー9fを順次吊持する
と共に第3の熱板4c〜第6の熱板4fを順次支持し、
さらに、これら第1のフローティングバー9a〜第6の
フローティングバー9fにより被積層材料6を載置した
キャリアプレート5を第1の熱板4a〜第6の熱板4f
から浮かせた状態で支持したので、従来の多段プレス装
置におけるキャリアプレート5を昇降させるためのシリ
ンダや支柱等が不要となり、チャンバ内の幅寸法(図2
に示すW)をコンパクトに形成することができ、また、
該シリンダを駆動するための動力が不要となる。
【0027】そして、本多段プレス装置1のチャンバ内
に多段で配された熱板4間に被積層材料6を載置したキ
ャリアプレート5を搬入する場合には、当該キャリアプ
レート5を多段で配したローダ(図示せず)を用いて、
各々の段に配したキャリアプレート5をそれぞれの熱板
4a〜4f間に向けて略水平に移動させる。この際、キ
ャリアプレート5は、図6に示すように、各々のフロー
ティングバー9a〜9fに配設されたローラ21により
幅方向両側下面が支持されると共に両側面が案内され、
且つキャリアプレート5下面と各熱板4a〜4f上面と
が間隔h2(図4参照)を有するので、搬送に要する動
力が小さくて済み、また、キャリアプレート5と熱板4
とが摺動摩擦して摩耗することがない。
【0028】そして、図8に示す可動盤2が下限位置の
状態から、圧締用シリンダ13を駆動して当該可動盤2
を固定盤3に向けて移動させると、可動盤2により第6
の熱板4f及び当該第6の熱板4fのガイドブラケット
7が押し上げられ、図9に示すように、該ガイドブラケ
ット7底面と第6のフローティングバー9fの嵌合部2
0下面とが当接し、第6の熱板4f上に一対の第6のフ
ローティングバー9fのローラ21により支持されてい
たキャリアプレート5が載置され、且つ該キャリアプレ
ート5下面がローラ21から図9に示す間隔h3だけ浮
いた状態となる。
【0029】さらに、可動盤2は、固定盤3に向けて移
動し、キャリアプレート5をローラ21から浮かせた状
態で、当該キャリアプレート5、第6のフローティング
バー9f及び第6の熱板4fを上方に移動させ、図10
に示すように、キャリアプレート5上の被積層材料6が
第5の熱板4eに当接する。次に、第5の熱板4eが押
し上げられ、当該第5の熱板4eに配したガイドブラケ
ット7が上方に移動することにより、図11に示すよう
に、該ガイドブラケット7の底面と第5のフローティン
グバー9eの嵌合部20下面とが当接し、第5の熱板4
e上に、一対の第5のフローティングバー9eのローラ
21により支持されていたキャリアプレート5が載置さ
れ、且つ該キャリアプレート5下面が、ローラ21から
図9に示す間隔h3だけ浮いた状態となる。なお、各々
のフローティングバー9a〜9fを上方に移動させるに
際し、当該フローティングバー9a〜9fの吊下用孔1
6の下方に突出する吊下用シャフト8は、図7に示すよ
うに、各々のフローティングバー9a〜9fのシャフト
挿通孔22に収納されるので、下方のフローティングバ
ー9に干渉してしまうようなことがない。
【0030】このようにして、可動盤2により、順次下
方の熱板4及びフローティングバー9から上方に移動さ
せ、図12に示すように、各々の熱板4間の被積層材料
6を上下一対の熱板4で圧締し、加熱することにより一
体に積層成形する。そして、一体に積層成形後、可動盤
2を下方(固定盤3から離反する方向)に移動させるこ
とで、順次吊下用シャフト8により各々のフローティン
グバー9a〜9fが吊持され、また、これらフローティ
ングバー9a〜9fにより、順次熱板4a〜4fを支持
させると共にキャリアプレート5が上方に位置するもの
から支持されていく。この際、摺動部が所要に摺動せ
ず、フローティングバー9が下方に移動できずに停滞し
た場合であっても、下方に移動される熱板4のストッパ
ーピン18により停滞したフローティングバー9の両端
の突出片19が下方に押し下げられ、該停滞したフロー
ティングバー9を下方に移動させることが可能となる。
【0031】そして、可動盤2が下限位置に到達した状
態では、各々の熱板4間のキャリアプレート5は、それ
ぞれ熱板4a〜4fから浮いた状態で一対のフローティ
ングバー9a〜9fのローラ21により支持される。な
お、上記可動盤2の上方及び下方への移動は、それぞれ
一連の動作で行われる。
【0032】
【発明の効果】本発明のうち請求項1に記載の発明によ
れば、熱板若しくはプレス板の両側面に所定間隔を有し
た一対のガイドブラケットを配設し、該一対のガイドブ
ラケットに垂設した一対の吊下用シャフトでキャリアプ
レート搬送方向に延出させたフローティングバーを吊持
し、キャリアプレート幅方向に配された一対のフローテ
ィングバーにより、当該熱板若しくはプレス板の直下の
熱板若しくはプレス板を支持すると共に該支持された熱
板若しくはプレス板の直上のキャリアプレートを該熱板
若しくはプレス板から浮かせた状態で支持したので、熱
板若しくはプレス板を、ガイドブラケット、吊下用シャ
フト及びフローティングバーを介して、当該熱板若しく
はプレス板の直上の熱板若しくはプレス板で吊持するこ
とができ、且つ該フローティングバーによりキャリアプ
レートを熱板若しくはプレス板から浮かせた状態で支持
することができ、従来の多段プレス装置におけるキャリ
アプレートを昇降させるためのシリンダや支柱等が不要
となり、チャンバ内の幅寸法をコンパクトに形成するこ
とができ、さらに、該シリンダを駆動するための動力が
不要となり、製造コストを低減することができる。
【0033】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
によれば、可動盤を固定盤に向けて移動させてキャリア
プレートの下面に熱板若しくはプレス板の上面を当接さ
せた状態で、キャリアプレートをフローティングバーか
ら浮かせたので、キャリアプレートの下面に熱板若しく
はプレス板の上面を当接させた際に、キャリアプレート
の幅方向両側に、フローティングバーにより上向きの力
が付与されるようなことがなく、キャリアプレートに歪
みが生じたり、当該キャリアプレートを支持するフロー
ティングバーのローラを破損させてしまうようなことが
ない。
【0034】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
によれば、熱板若しくはプレス板の両側面にキャリアプ
レート搬送方向に所定間隔を有した一対のストッパーピ
ンを立設し、該一対のストッパーピンをキャリアプレー
ト搬送方向に延出したフローティングバーの両端で担持
し、熱板若しくはプレス板の両側面の一対のストッパー
ピンをキャリアプレート幅方向両側に配した一対のフロ
ーティングバーで支持して当該熱板若しくはプレス板を
支持したので、熱板を安定した姿勢で支持することがで
き、また、被積層材料を一体に積層成形させた後、可動
盤を固定盤から離反する方向に移動させた際に、フロー
ティングバーにおける他部材との各摺動部が所要に摺動
せず、フローティングバーが下方に移動できずに停滞し
た場合であっても、下方に移動する熱板のストッパーピ
ンで当該フローティングバーを下方に押し下げること
で、停滞したフローティングバーを下方に移動させるこ
とが可能となり、装置の信頼性を向上させることができ
る。
【0035】また、本発明のうち請求項4に記載の発明
によれば、ガイドブラケットを、当該ガイドブラケット
が設けられた熱板若しくはプレス板の直上の熱板若しく
はプレス板に設けられたガイドブラケットに対し、キャ
リアプレート搬送方向に所要量オフセットさせて設置し
たので、可動盤を固定盤に向けて移動させ、熱板若しく
はプレス板間の間隔が狭まった際に、ガイドブラケット
に垂設された吊下用シャフトと、当該ガイドブラケット
が設けられた熱板若しくはプレス板の直下の熱板若しく
はプレス板に設けられたガイドブラケットと、の干渉を
防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の多段プレス装置の説明図であ
る。
【図2】本実施の形態の多段プレス装置の正面図で、特
に、可動盤が下限位置に位置した状態を示す図である。
【図3】本実施の形態の多段プレス装置の平面図で、特
に、図1におけるC−C矢視図である。
【図4】本実施の形態の多段プレス装置の説明図で、特
に、図1におけるD−D断面図である。
【図5】本実施の形態の多段プレス装置の説明図で、特
に、熱板のストッパーピンをフローティングバーで支持
した状態を示す図である。
【図6】本実施の形態の多段プレス装置の説明図で、特
に、キャリアプレートを、フローティングバーに配した
ローラにより熱板から浮かせて支持した状態を示す図で
ある。
【図7】本実施の形態の多段プレス装置の説明図で、特
に、キャリアプレートをセットしていない状態で可動盤
を固定盤に向けて移動させ、各々の熱板を押し上げた状
態を示す図である。
【図8】本実施の形態の多段プレス装置の作用を説明す
るための図である。
【図9】本実施の形態の多段プレス装置の作用を説明す
るための図である。
【図10】本実施の形態の多段プレス装置の作用を説明
するための図である。
【図11】本実施の形態の多段プレス装置の作用を説明
するための図である。
【図12】本実施の形態の多段プレス装置の説明図で、
特に、キャリアプレートをセットした状態で可動盤を固
定盤に向けて移動させ、各々の熱板間のキャリアプレー
トに載置した被積層材料を圧締させた状態を示す正面図
である。
【符号の説明】
1 多段プレス装置 2 可動盤 3 固定盤 4 熱板 5 キャリアプレート 6 被積層材料 7 ガイドブラケット 8 吊下用シャフト 9 フローティングバー 18 ストッパーピン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバ内の可動盤と固定盤との間に熱
    板若しくはプレス板を多段で設け、キャリアプレートに
    載置した被積層材料を前記熱板若しくはプレス板間に搬
    送し、前記可動盤を前記固定盤に向けて移動させ、前記
    熱板若しくはプレス板間に配した前記キャリアプレート
    上の被積層材料を圧締して一体に積層成形させる多段プ
    レス装置において、 前記熱板若しくはプレス板の両側面に所定間隔を有した
    一対のガイドブラケットを配設し、該一対のガイドブラ
    ケットに垂設した一対の吊下用シャフトでキャリアプレ
    ート搬送方向に延出させたフローティングバーを吊持
    し、キャリアプレート幅方向に配された一対の前記フロ
    ーティングバーにより、当該熱板若しくはプレス板の直
    下の熱板若しくはプレス板を支持すると共に該支持され
    た熱板若しくはプレス板の直上のキャリアプレートを該
    熱板若しくはプレス板から浮かせた状態で支持したこと
    を特徴とする多段プレス装置。
  2. 【請求項2】 前記可動盤を前記固定盤に向けて移動さ
    せて前記キャリアプレートの下面に前記熱板若しくはプ
    レス板の上面を当接させた状態で、前記キャリアプレー
    トを前記フローティングバーから浮かせたことを特徴と
    する請求項1に記載の多段プレス装置。
  3. 【請求項3】 前記熱板若しくはプレス板の両側面にキ
    ャリアプレート搬送方向に所定間隔を有した一対のスト
    ッパーピンを立設し、該一対のストッパーピンをキャリ
    アプレート搬送方向に延出した前記フローティングバー
    の両端で担持し、前記熱板若しくはプレス板の両側面の
    一対のストッパーピンをキャリアプレート幅方向両側に
    配した一対の前記フローティングバーで支持して当該熱
    板若しくはプレス板を支持したことを特徴とする請求項
    1又は2に記載の多段プレス装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイドブラケットを、当該ガイドブ
    ラケットが設けられた前記熱板若しくはプレス板の直上
    の熱板若しくはプレス板に設けられたガイドブラケット
    に対し、キャリアプレート搬送方向に所要量オフセット
    させて設置したことを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れかに記載の多段プレス装置。
JP2001119729A 2001-04-18 2001-04-18 多段プレス装置 Pending JP2002316296A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001119729A JP2002316296A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 多段プレス装置
KR1020020020308A KR20020081084A (ko) 2001-04-18 2002-04-15 다단 프레스 장치
CN 02105786 CN1386634A (zh) 2001-04-18 2002-04-18 多层压装置
TW91108001A TW536468B (en) 2001-04-18 2002-04-18 Multistage press equipment

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001119729A JP2002316296A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 多段プレス装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002316296A true JP2002316296A (ja) 2002-10-29

Family

ID=18969900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001119729A Pending JP2002316296A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 多段プレス装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP2002316296A (ja)
KR (1) KR20020081084A (ja)
CN (1) CN1386634A (ja)
TW (1) TW536468B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012030236A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Kitagawa Elaborate Mach Co Ltd プレス装置システム
JP2014091152A (ja) * 2012-11-06 2014-05-19 Meinan Mach Works Inc 多段式のコールドプレス

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102009485A (zh) * 2010-10-11 2011-04-13 章志华 将混合材料压制熔融成坯件的成型系统
CN103223682A (zh) * 2013-05-02 2013-07-31 昆山市大昌机械制造有限公司 烘干压机
KR101691167B1 (ko) 2014-12-31 2016-12-30 케이와이티주식회사 사출성형프레스의 다층금형개폐장치
CN111438974A (zh) * 2020-04-01 2020-07-24 洛阳广盈机械设备有限公司 一种移出式自升降多层负压制板装置
CN114834138B (zh) * 2022-06-29 2022-10-21 秦皇岛晟成自动化设备有限公司 一种全自动堆栈式多层层压机

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012030236A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Kitagawa Elaborate Mach Co Ltd プレス装置システム
DE112011102527T5 (de) 2010-07-29 2013-09-26 Kitagawa Seiki K.K. Pressvorrichtungssystem
DE112011102527B4 (de) 2010-07-29 2019-05-16 Kitagawa Seiki K.K. Pressvorrichtungssystem
JP2014091152A (ja) * 2012-11-06 2014-05-19 Meinan Mach Works Inc 多段式のコールドプレス

Also Published As

Publication number Publication date
KR20020081084A (ko) 2002-10-26
CN1386634A (zh) 2002-12-25
TW536468B (en) 2003-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5566658B2 (ja) パレット搬送装置
IT9067411A1 (it) Procedimento e dispositivo per il caricamento e lo scarico di pezzi da una macchina per lavorazione di lastre
JP4835573B2 (ja) 基板搬送装置および基板搬送方法
WO2015190396A1 (ja) コンテナ昇降搬送装置
WO2015190394A1 (ja) コンテナ昇降搬送装置
JP2002316296A (ja) 多段プレス装置
TW201604100A (zh) 貨櫃昇降搬運裝置
JP2016003070A (ja) コンテナ昇降搬送装置
JP4837386B2 (ja) プレス装置用ローダ及びプレス装置システム
JP4909577B2 (ja) プレス装置及びプレス装置システム
KR102409196B1 (ko) 포장박스용 시트의 자동공급장치
JP6776503B2 (ja) ベルトコンベア装置
JP2013239587A (ja) 多段式スライドユニット、搬送装置、及び真空処理装置
KR101210402B1 (ko) 프레스 장치 시스템
JP4856935B2 (ja) 被搬送物の移載装置
JP5120869B2 (ja) 段積み装置
JP3867502B2 (ja) プリント基板バッファストッカ
JP2004266020A (ja) 基板用のマガジンラックの位置決め装置
CN214455113U (zh) 一种智能堆垛装置
KR100656761B1 (ko) 판재 반송처리 시스템 및 그 사용방법
KR102187279B1 (ko) 절연 블럭 체인지 유닛을 이용한 절연 블럭 자유 낙하 방법
JP3790121B2 (ja) 多段プレス装置におけるキャリアプレートの浮上機構
JP5008077B2 (ja) プレス装置用ローダ・アンローダ
KR20180074895A (ko) 샌드위치패널 적층장치
JP4895514B2 (ja) プレス装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060118

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060531