JP3867502B2 - プリント基板バッファストッカ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント基板の組み立て製造ラインにおけるコンベアの搬送ラインの途中において、工程の効率化を図るためなどに応じて、プリント基板を搬送ラインから一時的に退避させた位置に収容させるプリント基板バッファストッカに関する。
【0002】
プリント基板は回路パターンの形成された状態から、要所への半田印刷ならびに電子部品を搭載させるとともに半田の溶融による半田付けを行なうなどして回路に接続させて実装し、必要に応じて検査工程などを経てプリント板ユニットとすることが行なわれる。このような組み立て製造工程はそのほとんどが自動化されたコンベアの搬送ラインによって搬送されながら順次各工程が自動的に行なわれる。
【0003】
プリント基板が同一種類のものであれば、連続した組み立て製造でよいのであるが、電子、通信装置などの分野では各種の回路機能を組み合わせて製造されることから、回路構成ならびにプリント基板のサイズが異なるものであり、このようなことから、同一の製造ラインにおいても工程が複雑化となることは避けられないまでも合理化により混在させることによって製造の効率化が行なわれる。以上のようなことから製造ラインの途中要所にプリント基板バッファストッカを配置し工程の調整をすることによって一層の効率化が図られる。
【0004】
プリント基板バッファストッカについて、図16の正面図、図17の平面図、図18の側面図、を参照して構成の概略説明をする。図17の平面図において図示手前側が正面であり、図18の側面図は図16ならびに図17の図示右側から見た状態が示される。また、各図において内部構成の要部を理解を容易とするためにあえて実線で示してある。
【0005】
このプリント基板バッファストッカ1は、図示左側のプリント基板導入部2と右側のプリント基板ストック部3とからなっており、プリント基板は図17において、図示左側から導入され、右側へと矢印方向へ送出されるようになっている。
【0006】
以下の説明で、プリント基板導入部に送り込まれる方向を上流、プリント基板ストック部から送り出される方向を下流、と称することとする。
【0007】
プリント基板導入部2には、水平姿勢で導入されるプリント基板の幅方向の両側を支持して移動させるように並行する帯状のベルトが設けられており、その一方は位置が固定されているが、他方は固定側に対して遠近するように平行移動してその対向間隔の幅を可変し得るように可動可能に設けられており、このように移動させることによってプリント基板の幅に応じて位置を設定させることができるベルトコンベアが設けられている。
【0008】
この可動側のベルトを移動させるために、幅可変用のモータ5と連動する送りねじ6とによってベルトが移動される。もちろん、モータ5の回転数は図示しない制御手段によって所定のベルト位置に設定されるようにコントロールされている。
【0009】
ベルトコンベアの中間部分には、プリント基板ストック部3へプリント基板を押し込ませるエアシリンダでなる押し込み用プッシャ7と、プリント基板ストック部3から下流側の次工程のベルトコンベアへ押し出させるエアシリンダでなる押し出し用プッシャ8と、が設けられている。
【0010】
プリント基板ストック部3には、プリント基板支持手段としての固定側支持部材11と可動側支持部材12とが対向して平行に設けられており、可動側支持部材12は幅可変用モータ13に連動されて回転される送りねじ14により移動される。このプリント基板支持手段を上下方向へ移動させる昇降用モータ15によって上下され、指定される任意な所定位置に停止されるように構成されている。
【0011】
上流側から移動されてくるプリント基板のデータから基板幅を検出し、プリント基板支持手段の可動側支持部材12を移動させ、固定側支持部材11との対向間隔をプリント基板の幅に適合するように設定させることにより、このプリント基板支持手段にプリント基板を水平状態に支持させることができる。
【0012】
【従来の技術】
図19は、従来のプリント基板バッファストッカ1の要部を示す平面図であり、主としてプリント基板ストック部3のプリント基板収容部16が示されている。図20には中央部分の側断面図が示される。
【0013】
図において、電線ケーブルなどは煩雑となることから図示省略してある。このことは以下の各図においても同様である。
【0014】
下方の水平な基板17には前後に平行して垂直な壁面18、19が立設されている。この壁面18、19には中央部分の上下の軸受けに支持された送りねじ21、22が前後方向に貫通して設けられている。
【0015】
下側の送りねじ22には両端部に歯付きプーリ23、24が取り付けられており、上側の送りねじ21には一端部のみに歯付きプーリ24が取り付けられ、上下同径な歯付きプーリ24、24間にはタイミングベルトとして公知な歯付きベルト25が掛けわたされている。その途中に歯付きベルト25の正逆方向の回転に対して遊びをなくすために張力を適正な状態に調整するためのテンションプーリ26が設けられている。
【0016】
基板17の下面には幅可変用モータ13が取り付けられており、出力軸に取り付けられている歯付きプーリ27と下側の送りねじ22の歯付きプーリ23との間にも歯付きベルト28が掛けわたされている。
【0017】
したがって、幅可変用モータ13の正転や逆転方向の回転に応じて上下の送りねじ21、22は同方向で、かつ同一の回転速度でスリップや遊びをともなうことなく回転されることとなる。
【0018】
また、壁面18、19の左右方向の両端部分には円柱形状のスライド軸31が上下に、合計4本平行に取り付け固定されていることによって、壁面18、19の間隔が維持されてもいる。
【0019】
壁面18、19の対向する一方の内面側に図20に示されるように固定側支持部材11が金具によって取り付け固定されており、可動側支持部材12は可動板32に金具によって取り付け固定されている。
【0020】
この可動板32は、図21、図22にも示されるように、スライド軸31に嵌められた軸受け用合金でなるスライドブッシュ33に取り付け支持されており、その中央部分には図20に示される上下の送りねじ21、22に嵌められたねじブッシュ34とも取り付けられている。
【0021】
このような構成であるから、幅可変用モータ13の回転による送りねじ21、22の回転にともない、可動板32がねじブッシュ34によって前後方向に移動されることによって、可動側支持部材12も追従して移動されるが、スライドブッシュ33によって傾いたりすることなく、固定側支持部材11に対して平行状態を維持しながら進退移動される。
【0022】
その移動範囲は図19および図20に示されるように、実線位置に示される符号12から、二点鎖線に示される符号の12′の位置までの任意間隔に設定し得る。
【0023】
固定側支持部材11と可動側支持部材12には、対向する面にそれぞれ水平方向の凹溝35が上下方向等間隔で多数、対称に形成されており、この凹溝35がプリント基板の両端を支持する部分である。
【0024】
基板17は、図19および図21に示されるように、その下面側が二箇所の昇降用アーム36に取り付けられて支持されており、平行して立設されている二本の昇降用軸37に設けられた昇降台38に結合支持されている。
【0025】
この昇降台38には、図示していないが図18で説明の昇降用モータ15によって回転駆動される昇降用送りねじも結合されており、昇降用モータ15の正逆方向への回転に応じて昇降され、それによって支持手段が任意な所定位置に昇降される。
【0026】
図19に示される符号の41は、プリント基板導入部2に設けられたコンベアベルトの固定側であり、おなじく符号の42はコンベアベルトの可動側である。この可動側コンベアベルト42についても図16で説明の幅可変用モータ5によって実線位置に示される符号42から、二点鎖線に示される符号42′の位置まで任意な所定間隔に設定可能であり、その固定側に対する間隔は支持手段の可動側支持手段12と連動し双方が一致される。
【0027】
上記、プリント基板ストック部3について、図23に示される原理構成図を参照して、その作用を説明する。図23は概略構成を示すことから結合関係は直接的であり間接的な構成要素は省略してあるし、既述の説明に対応する構成要素については具体的な形状などは異なるものの、理解を容易とするためにあえて同一の符号を付して示してある。
【0028】
基台45上に直立する支柱46上に昇降用モータ15が取り付けられており、支柱46に平行して配置された昇降用送りねじ47には昇降台38が結合されて昇降用送りねじ47の正逆回転によって昇降台38が昇降される。この昇降用送りねじ47の上端と昇降用モータの出力軸との間は、双方に取り付けられた歯付きプーリに掛けわたされた歯付きベルト48によって回転伝導されるよう構成されている。
【0029】
昇降台38上には、固定側支持部材11と壁面18とが平行して設けられ、その上下部分には壁面18を貫通して平行する送りねじ21、22の一端部が固定側支持部材11に回転可能に支持されている。
【0030】
送りねじ21、22の他端部には歯付きプーリ23、24が取り付けられており、それらの間に歯付きベルト25が掛けわたされている。また下方の送りねじ22は、幅可変用モータ13に結合されている。
【0031】
壁面18と固定側支持部材11との間には可動側支持部材12が上下の送りねじ21、22に嵌まり合っており、送りねじ21、22の回転にともなって固定側支持部材11との対向間隔が平行状態で可変し得る。
【0032】
この固定側支持部材11、可動側支持部材12、にはその対向面に対称な水平方向の凹溝35が形成されており、対向間隔に適合する幅を有するプリント基板51の両端部分が、それぞれの凹溝35に嵌まり込み支持される。
【0033】
このようにして、凹溝35の位置を搬送路の位置に昇降させて位置合わせし送り込ませることにより、搬送されてくる上流側からのプリント基板51を多段状態に、たとえば最大で40枚収容することができ、工程手順に応じて、再び必要とする凹溝35の位置を搬送路の位置に昇降させて位置合わせし、次工程に必要な順序で任意なプリント基板51を選択し下流側の搬送路に送り出させることができる。
【0034】
支持手段の対向間隔はプリント基板の幅に応じて、幅可変用モータ13を動作させることにより任意間隔に設定することが可能なことはもちろんのことである。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】
上記プリント基板バッファストッカ1によれば、多数のプリント基板51を収容しストックすることが可能であり、収容されているプリント基板51を必要とする順序のものから次工程に選択して送り出させることができる反面、基板幅が同一のものしかストックし得ないことから、基板幅が異なる場合には収容されているプリント基板51すべてを送り出し、プリント基板導入部2ならびにプリント基板ストック部3の幅を変更位置合わせしてから、上流側の設備に要求を出し搬送されてくるプリント基板51を収容させることとなる。この場合にも当然のことながら同一の基板幅のものである。
【0036】
このようなことから、基板幅が同一の製造工程には適するものの、基板幅の異なるプリント基板を混在させて搬送させ種々の製造工程には対応させることが困難であり、そのような要求に応じては複数の製造ラインを要することとなるので、一つの製造ラインで複数の基板幅の異なるプリント基板の混在することに対応可能なプリント基板バッファストッカが実現されれば好都合なことである。
【0037】
以上のような要望に対して、本発明は複数の異なる基板幅に対応可能なプリント基板バッファストッカの提供を発明の課題とするものである。
【0038】
【課題を解決するための手段】
上記、課題を解決するための本発明手段の構成要旨とする第1の基本的構成は、プリント基板を水平姿勢としてその幅方向の両端部を支持する固定側と固定側に対して対向間隔を所定間隔になり得るよう進退される可動側とでなる対の支持手段と、この支持手段の対向間隔を位置決め移動させる間隔調整手段と、支持手段をプリント基板の搬送ラインの位置へ上下方向に移動させて位置決めさせる昇降手段と、をそなえ、上記複数の支持手段を昇降手段によって上下方向へ移動させるプリント基板バッファストッカである。
【0039】
この第1の基本的構成手段によると、昇降手段によって昇降される支持手段を複数そなえることにより、この複数の支持手段それぞれの対向間隔を間隔調整手段によって選択的に設定することにより、それぞれの支持手段に異なる幅のプリント基板を支持させることが可能となる。
【0040】
さらには、上記複数の支持手段はそれぞれに複数のプリント基板を上下方向並列状態に支持する支持部をそなえることにより、それぞれ対の支持手段部分に複数の同一幅のプリント基板を支持収容させることができる。
【0041】
本発明手段の第2の基本的構成は、プリント基板を水平姿勢としてその幅方向の両端部を支持する固定側と固定側に対して対向間隔を所定間隔になり得るよう進退される可動側とでなる対の支持手段と、この対の支持手段をプリント基板の搬送ラインの位置へ上下方向に移動させて位置決めさせる昇降手段と、複数の支持手段が昇降手段によって上下方向へ移動され移動に応じて複数の支持手段の対向間隔をそれぞれに位置決め移動させる共通の間隔調整手段と、をそなえるプリント基板バッファストッカである。
【0042】
この第2の基本的構成手段によると、昇降手段によって昇降される支持手段を複数そなえることにより、この複数の支持手段それぞれの対向間隔を共通の間隔調整手段によってそれぞれ選択的に設定することにより、それぞれの支持手段に異なる幅のプリント基板を支持させることが昇降移動にともない、共通にして1組の間隔調整手段によって可能となる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明プリント基板バッファストッカについて、発明の構成要旨にもとづいた好適な一実施の形態について、図を参照しながら具体的詳細に説明する。なお、全図を通じて同様箇所には理解を容易とするために、便宜上同一符号を付して示すものとする。
【0044】
図1は正面図、図2は平面図、図3は側面図、であり、図2の平面図において図示手前側が正面であり、図3の側面図は図1ならびに図2の図示右側から見た状態が示される。図2においては理解を容易とするために一部の覆いを破断除去して内部構成の要部を示してある。
【0045】
プリント基板バッファストッカ61は、図1、図2の図示右側のプリント基板導入部62と左側のプリント基板ストック部63とからなっており、プリント基板は図1、図2において図示右側から導入され左側へと矢印方向へ送り出されるようになっている。このことは従来のものとは製造の工程ライン設置の都合で丁度左右逆となっている。
【0046】
プリント基板導入部62には、水平姿勢で導入されるプリント基板の幅方向の両側を支持して移動させるように並行し、回転する帯状のベルト64、65が設けられており、その一方のベルト64は位置が固定されているが、他方のベルト65は図3に示されるように固定側64に対して実線位置と、二点鎖線で示される65′の位置との間を遠近するように平行移動してその対向間隔の幅を可変し得るように可動可能に設けられており、このように移動させることによってプリント基板の幅に応じて位置を設定させることができるベルトコンベアが設けられている。
【0047】
プリント基板51は、図3において水平な二点鎖線に示される位置、すなわち、ベルトコンベアに支持されて移動される位置である。
【0048】
この可動側ベルト65を移動させるために、幅可変用モータ66と送りねじとによってベルトが移動される。このことは従来と同様の構成である。また、ベルト64、65を回転移動させるためのモータ67が設けられているが可動側ベルト65の対向間隔を可変途中においても連動して回転される。
【0049】
ベルトコンベアの中間部分には、選択的に進出縮退して、プリント基板ストック部63へプリント基板51を押し込ませる機能と、プリント基板ストック部63から下流側の次工程のベルトコンベアへ押し出させる機能と、をそなえた圧縮空気によるエアシリンダでなるプッシャ68が設けられているが、ベルトコンベアの幅間隔の移動にともなって連動し、その中央部分に位置するように構成されている。
【0050】
プリント基板ストック部63には、図2に示されるように、プリント基板支持手段としての固定側支持部材71と可動側支持部材72とが対向して平行に設けられており、可動側支持部材72は幅可変用モータ73に連動されて回転される送りねじにより移動される。このプリント基板支持手段を上下方向へ移動させる昇降用モータによって上下され、指定される任意な所定位置に停止されるように構成されている。
【0051】
上流側から移動されてくるプリント基板51のデータから基板幅を検出し、プリント基板支持手段の可動側支持部材72を移動させ、固定側支持部材71との対向間隔をプリント基板51の幅に適合するように設定させることにより、このプリント基板支持手段にプリント基板51を支持させることができる。
【0052】
図4は、図2に示される背面側の昇降手段収容部75を、カバーを図示省略して背面側から見た背面図であり、図5は上面板を図示省略した平面図、図6は側面図、に示される。底面板76と上面板77との間には、左右の両側に平行して垂直方向に昇降用軸78、78が取り付けられており、中央部分には上下の両端部分を軸受けに支持されて回転可能に昇降用送りねじ79が取り付けられている。
【0053】
底面板76上には昇降用モータ81が垂直姿勢に設置され、その出力軸と送りねじ79とに取り付けられた歯付きプーリ82、82との間に歯付きベルト83が掛けわたされている。
【0054】
上記左右の昇降軸78、78にはスライドブッシュを内蔵するスライド軸受け85が嵌合されており、このスライド軸受け85をそなえた昇降板86が取り付けられるとともに、中央部分には送りねじ79に噛み合わされているねじブッシュ87が昇降板86に取り付けられている。この昇降板86の正面側の左右には、水平方向に突設された支持アーム88、88が設けられている。
【0055】
したがって、昇降板86は昇降用モータ81の正逆方向の回転によって正確な姿勢を維持して図4においては実線で示される下方位置と二点鎖線に示される上方位置86′の間を、図6においては実線で示される上方位置と二点鎖線に示される下方位置86′の間を、確実に上下へ移動される。
【0056】
図7は、プリント基板ストック部63のプリント基板収容部91を、一部断面の側面図に示す。図7において、図示左側が前面、右側が背面(後面)、であって、図8に背面図を示す。したがって、図7の図示紙面と平行する方向の左右が前後面、紙面と直交方向すなわち、図8の紙面と平行する方向が左右方向、である。
【0057】
下部の前後に配置される左右方向の枠部材92、左右に配置される前後方向の枠部材93、とが結合されて下部枠94が形成される。上部の前後に配置される左右方向の横部材95、この横部材を前後方向に結合させる連結部材96、とが結合されて上部枠97が形成される。
【0058】
これら下部枠94と上部枠97とを、その前後の中央部分で結合する前面側縦部材98と背面側縦部材99とによって連結結合するとともに、左右方向の前後両側を同様に結合する縦部材101とによって連結結合させることにより、図示形状の枠体構造が形成される。
【0059】
それとともに、前面側の縦部材98、101には水平方向に向けられた固定側支持部材71が上下方向3箇所に金具によって取り付けられており、固定側支持部材71それぞれの上下には、図9の側断面図にも示されるように、前後の縦部材101間に平行するようにしてスライド軸102が2組、合計4本宛て取り付け固定されている。
【0060】
前面側縦部材98と背面側縦部材99との、それぞれの固定側支持部材71の上側には、中心から偏移した位置に軸受けに支持されて回転可能に送りねじ105が取り付けられ両端部の軸が外側に突出されるとともに、前面側に取り付けられた幅可変用モータ106(図2における73)の出力軸と結合されている。また、固定側支持部材71の下側には、送りねじ105とは逆方向に偏移した位置に軸受けに支持されて回転可能に送りねじ107が取り付けられており、平行する対の送りねじ105、107が構成されている。
【0061】
背面側縦部材99の背面側において、対の送りねじ105、107には、それぞれに歯付きプーリ108、108が結合されており、この間に歯付きベルト109が掛けわたされるとともに、中間部に設けられたテンションプーリ111によって適宜緩みのない状態に維持されるようになっている。
【0062】
さらには、固定側支持部材71に対向して可動側支持部材72が配置取り付けられるが、これについては図10の背面側から正面方向に向かって見た背面図をも参照すると、水平方向の可動側支持部材72は上下方向3箇所に並列されるのであるが、図10では説明の都合上中間部分を図示省略し二点鎖線に示してある。
【0063】
可動側支持部材72の中央部分には広幅な送り用金具112と、両側には狭い幅のガイド用金具113が金具によって取り付け固定される。送り用金具112の上下部分には中心から偏移した対称位置にねじブッシュ114が取り付けられ、上記した対の送りねじ105、107に嵌まり合っている。ガイド用金具113の上下部分にはスライドブッシュ115が取り付けられ、いずれもがスライド軸102に嵌まり合っている。
【0064】
上記、固定側支持部材71、可動側支持部材72、にはその対向面に対称な水平方向の凹溝116が形成されており、対向間隔に適合する幅を有するプリント基板51の両端部分がそれぞれの凹溝116に嵌まり込み支持される。
【0065】
以上のような構成であるから、図7および図9に示されるように幅可変用モータ106の正逆方向の回転によって対の送りねじ105、107の同一方向の回転により、可動側支持部材72は実線位置に示される位置から、二点鎖線に示される位置72′の間を任意位置に移動可能であり、ガイド用金具113のスライドブッシュ115に支持された移動によって傾いたりすることなく、固定側支持部材71に対する平行状態が確実に維持される。
【0066】
図10によく示されるように、対の送りねじ105、107の位置を中心から変移させた対称位置としたのは、上下の可動側支持部材72を移動させるための送りねじ105と107とが軸受けを含んで上下で重なり合うことを避けて、上下の可動側支持部材72の間隔を最接近位置にまで近づけることにより装置の小型化を可能としていることにある。
【0067】
以上の説明から、すでに理解されたことと推測するが、固定側支持部材71と可動側支持部材72との組み合わせは上下方向に3組み構成されており、これら3組それぞれは幅可変用モータ106のそれぞれの単独の動作によって独立に対向間隔を可変し得るものとなっている。
【0068】
図11は、図6に示される昇降手段における昇降板86が最下位の位置において支持アーム88上に、図7に示されるプリント基板収容部91が搭載され取り付けられた状態の側面図に示されている。
【0069】
図11での詳細説明は省略し、符号のみを図示しているので必要に応じて既述の説明を図面とともに参照して理解されたい。また、昇降板86が最上位の上昇位置におけるプリント基板収容部91の位置状態を二点鎖線によって一部分を示し符号の91′を付して示してある。
【0070】
図11において、固定側支持部材71と可動側支持部材72とで構成されるプリント基板支持部は、上段、中段、下段、の3組が形成されているが、説明上上から順に、プリント基板支持部A、同B、同C、としてそれぞれにA、B、C、の符号を付して区分することとする。
【0071】
すなわち、プリント基板支持部Aは最大幅のプリント基板51Aを収容可能な間隔幅であり、プリント基板支持部Bは最小幅のプリント基板51Bを収容可能な間隔幅であり、プリント基板支持部Cは中間幅のプリント基板51Cを収容可能な間隔幅、にそれぞれ設定されている。しかしながら、上述したようにそれらの間隔幅を任意な所定間隔位置に設定可能なことは、もちろんのことである。
【0072】
これらのプリント基板支持部A、B、Cに上流側から搬送されてくるプリント基板51を収容させるには、図2、図3で説明のプリント基板導入部62の、可動側ベルト65を固定側ベルト64に対して遠近移動させて所定幅位置に設定させるとともに、プリント基板収容部91を昇降させて収容すべき所定幅のプリント基板支持部をベルトコンベア64、65のレベル位置に、制御装置からの指令信号によって駆動し一致させる。
【0073】
プリント基板導入部62にプリント基板51が送り込まれることにより、プッシャ68の先端部分をプリント基板51に係合させて延伸進出させることにより、所定のプリント基板支持部の凹溝116内に送り込ませる。このようにして所定幅のプリント基板51をプリント基板支持部へ逐次支持収容させることができる。
【0074】
下流側装置からのプリント基板51の送り出しの要求に応じては、制御装置からの指令信号によってプリント基板収容部91を昇降させて下流側のベルトコンベアの位置に所定のプリント基板51が収容されているプリント基板収容部の位置を一致させる。
【0075】
ついで、プリント基板導入部62のプッシャ68の先端部分をプリント基板51に係合させて延伸進出させることにより、図示省略の下流側のベルトコンベア上にプリント基板51を送り出させる。この場合、下流側のベルトコンベアの幅は送り出されるプリント基板51の幅にあらかじめ一致させておく。
【0076】
プリント基板バッファストッカの各部材の構成材料は、個々には示さなかったものの、公知な各種構造用鋼材に適宜な防錆処理を施したもの、ステンレス鋼材、あるいはアルミニウム合金材、銅合金材、合成樹脂材、などの組み合わせから構成されるものであり、その組み立て結合などについては、精密な機械的構成精度を保証させることから、主として、ねじ部品による組み立てを主としており、必要に応じて要所には溶接、リベット結合などを採用している。
【0077】
上記構成におけるプリント基板ストック部63について、図12に示される原理構成図を参照して、その作用を説明する。図12は概略構成を示すことから結合関係は直接的であり間接的な構成要素は省略してあるし、既述の説明に対応する構成要素については具体的な形状などは異なるものの、理解を容易とするためにあえて同一の符号を付して示してある。
【0078】
基台45上に直立する支柱46上に昇降用モータ81が取り付けられており、支柱46に平行して配置された昇降用送りねじ79には3組の、昇降台86A、86B、86Cが結合されて昇降用送りねじ79の正逆回転によって昇降台86A、86B、86Cが連動して同時に昇降される。この昇降用送りねじ79の上端と昇降用モータ81の出力軸との間は、双方に取り付けられた歯付きプーリに掛けわたされた歯付きベルト83によって回転伝導されるよう構成されている。
【0079】
昇降台86A、86B、86C上には、それぞれに、固定側支持部材71と幅可変用モータ106とが設けられ、その間に固定側支持部材71と対向して可動側支持部材72が平行状態を維持して遠近可能に配置されており、幅可変用モータ106と固定側支持部材71との間に設けられた送りねじ107によって可動側支持部材72がそれぞれ独立に移動されるよう構成されている。
【0080】
固定側支持部材71と可動側支持部材72とには、それぞれ対向面に水平方向の凹溝116が対称位置に形成されており、対向間隔に適合する幅のプリント基板51A、51B、51C、がそれぞれの凹溝116に嵌まり合って支持収容されている。
【0081】
以上のようなことは、凹溝116の位置を搬送路の位置に昇降させて位置合わせし送り込ませることにより、搬送されてくる上流側からのプリント基板51を基板幅に応じて、それぞれの昇降台86A、86B、86C上のプリント基板収容部分に、それぞれ凹溝116の数に応じた枚数を収容させることができ、工程手順に応じて、再び必要とする凹溝116の位置を搬送路の位置に昇降させて位置合わせし、次工程に必要な順序で任意な所定のプリント基板51A、51B、51Cを選択し下流側の搬送路に送り出させることができる。
【0082】
それぞれの支持手段の対向間隔は、プリント基板の幅に応じて、制御装置の指令信号によりそれぞれの幅可変用モータ106を動作させることで、所定の任意間隔に自在に設定することができることであり、支持手段の組み数も3段に限定されることなく、凹溝116の数についても任意数に設定することもまた可能なことである。
【0083】
図13は、本発明プリント基板バッファストッカの第2発明であって、そのプリント基板ストック部におけるプリント基板収容部121の原理構成図の側面図であり、図14に平面図が示される。
【0084】
このプリント基板バッファストッカにおいては、図1ないし図6の全体構成ならびに作用説明の内容と同様であって、プリント基板導入部62、プリント基板ストック部63における昇降手段収容部75、と同じである。相違するのはプリント基板収容部91であって、その構成が図13に示されている。したがって、プリント基板収容部91をこのプリント基板収容部121に置き換えることによって全体が構成されるものである。また、図13は概略構成を示すことから結合関係は直接的であり間接的な構成要素は省略してある。
【0085】
基台122上に直立する支柱123上に昇降用モータ81が取り付けられており、支柱123に平行して配置された昇降用送りねじ79には昇降台124が結合されて昇降用送りねじ79の正逆回転によって昇降台124が連動して昇降される。この昇降用送りねじ79の上端と昇降用モータ81の出力軸との間は、双方に取り付けられた歯付きプーリに掛けわたされた歯付きベルト83によって回転伝導されるよう構成されている。
【0086】
昇降台124上には、固定側支持部材125と案内支持板126とが平行して立設されており、上部が連結部材127によって結合固定されている。固定側支持部材125には水平方向の凹溝128が多段に形成されている。
【0087】
案内支持板126の両端部にはガイド孔が多段に形成され、可動側支持部材131の両端部の背面側に取り付けられているガイド軸132が嵌められ、可動側支持部材131がそれぞれに固定側支持部材125に対して平行状態を維持して遠近移動可能に支持されている。この可動側支持部材131は固定側支持部材125の凹溝128と同位置に対応しており、同様の凹溝128がそれぞれに対向形成されている。
【0088】
上記、案内支持板126の背面にガイド軸132が突設される側には、基台122上に二つの支持部材134、135が立設され、一方の支持部材135には幅可変用モータ136が取り付けられており、両支持部材134、135に支持されて回転可能な送りねじ137が、幅可変用モータ136と送りねじ137の双方に取り付けられた歯付きプーリに掛けわたされた歯付きベルト138によって回転される。
【0089】
図13は、図示手前側のガイド軸132などを図示省略して中央部分を図示しており、幅可変用モータ136、送りねじ137などの関係を理解容易なように示してある。
【0090】
図14についても、固定側支持部材125、可動側支持部材131、の上面を破断除去して凹溝128に嵌まり合って支持されているプリント基板51の状態を示してある。
【0091】
送りねじ137には、水平方向に可動腕141の中心部分が結合されており、送りねじ137の回転に応じて可動腕141が軸方向へ移動される。この可動腕141は、その両端部が可動側支持部材131のガイド軸132の先端部に位置するように設定されており、ガイド軸132の先端部を着脱可能に保持する保持器142が設けられている。
【0092】
また、案内支持板126の両端部についても、その両端部に可動側支持部材131のガイド軸132が自然には進退方向へ移動しないように、位置決め固定させる固定器143が設けられている。
【0093】
上記、保持器142と固定器143との構成とともに可動側支持部材125の動作について図15を参照して説明することとする。なお、保持器142と固定器143については、図14に対応させて、その一方側のみの組み合わせを説明するが、他方も同様に同時に動作されるものである。
【0094】
保持器142は、図14で可動腕141の端部に取り付けられており、図示右側の送気管144から圧縮空気が送り込まれることによって、対向する一対の保持腕145が接近し先端部の保持爪146が、ガイド軸132の細径部分147を保持するようになっており、送気を解除し空気圧を排除させることにより内部のばねの復元力で、保持腕145の位置が図示状態に復元されるものである。
【0095】
図14に示されるように、支持部材134、135の上部の左右にはスライド軸148が設けられており、このスライド軸148が保持腕145を貫通して嵌まり合っていることにより、保持腕145が傾くことなく水平状態に移動可能となっている。
【0096】
固定器143は、案内支持板126を貫通するガイド軸132に対して、貫通孔151の両側の軸受けメタル152の中間部分に、案内支持板126の端部から貫通孔151に直交方向から圧縮コイルばね153によってガイド軸132の面を押圧する押圧軸154によって押圧することにより、ガイド軸132が移動することが阻止される。この押圧軸154の先端面には硬質ゴムなどの摩擦係数の大きな摩擦部材155が取り付けられている。押圧軸154の反対側の外側にはリング状の係合金具156が取り付けられてなる。
【0097】
基台122から立設される支柱157に、固定器143の固定状態を解放させる解除装置158が設けられており、この解除装置158は、圧縮空気が送気管161を介して送気されることにより内部のエアシリンダが矢印方向に移動されることで、軸162の先端に設けられているリング状の係合金具163が固定器143の係合金具156と係合して矢印方向へ移動させる。
【0098】
固定器143の押圧軸154が矢印方向へばね153の押圧力に抗して移動されることで、ガイド軸132から離間しガイド軸132は自由に移動可能となるものである。また、解除装置158への送気を絶つことにより内部のばねによって図示状態の位置に復元され、固定器143によってガイド軸132に制動力が働く。このような作用は案内支持板126の他方の側の固定器143に対しても同時に行なわれる。
【0099】
以上のような構成のプリント基板収容部121についての作用を以下に説明すると、プリント基板収容部121に上流側から搬送されてくるプリント基板51を収容させるには、図2、図3で説明のプリント基板導入部62の、可動側ベルト65を固定側ベルト64に対して遠近移動させて所定幅位置に設定させるとともに、プリント基板収容部121を昇降させて収容すべき箇所にベルトコンベア64、65のレベル位置に、制御装置からの指令信号によって駆動し一致させる。
【0100】
これによって、可動側支持部材131のガイド軸132が、保持器142と同一軸上に一致されるから幅可変用モータ136を駆動して保持器142の保持爪146がガイド軸132の細径部分147と一致する状態位置に設定させ、保持器142を動作させることにより、保持爪146を細径部分147に係合させる。
【0101】
同時に、解除装置158をも動作させて固定器143を矢印方向に引き寄せガイド軸132の制動状態を解放させるとともに、幅可変用モータ136を動作させて可動側支持部材131の位置を固定側支持部材125に対する対向間隔を、プリント基板導入部のベルトコンベアの幅と一致するように移動させ、解除装置158を解放させて固定器143によるガイド軸132を制動状態にして位置固定させる。保持器142を解放させて幅可変用モータ136によって可動腕141を後退させて退避位置とし待機させる。
【0102】
プリント基板導入部62にプリント基板51が送り込まれることにより、プッシャ68の先端部分を係合させて延伸進出させることにより、プリント基板51をプリント基板支持部の凹溝128内に送り込ませる。
【0103】
以上のようにして任意な所定幅のプリント基板51をプリント基板支持部へ逐次支持収容させることができる。
【0104】
下流側装置からのプリント基板51の送り出しの要求に応じては、制御装置からの指令信号によってプリント基板収容部121を昇降させて下流側のベルトコンベアの位置に所定のプリント基板51が収容されているプリント基板収容部の位置を一致させる。
【0105】
ついで、プリント基板導入部62のプッシャ68の先端部分をプリント基板51に係合させて延伸進出させることにより、図示省略の下流側のベルトコンベア上にプリント基板51を送り出させる。この場合、下流側のベルトコンベアの幅は送り出されるプリント基板51の幅にあらかじめ一致させておく。
【0106】
以上のようにして任意な所定幅のプリント基板51を自在に組み合わせて収容させること、あるいは送り出させることが可能となる。
【0107】
また、固定側支持部材125に対向する多数の可動側支持部材131の、固定側支持部材125に対する対向間隔幅を、搬送ラインの位置において共通の保持手段142である可動腕141と、固定器143を解除させる解除装置158との連携動作によって、それぞれを共通の間隔調整手段として位置決めを可能とする。
【0108】
上記、保持器142ならびに解除装置158は、駆動源である圧縮空気によって作動するものであるとしたが、このような駆動源によるものに限定されることなく、たとえば、電磁石によって作動するように置き換え構成し得ることはもちろん可能なことである。
【0109】
(付記1) プリント基板を水平姿勢としてその幅方向の両端部を支持する固定側と固定側に対して対向間隔を所定間隔になり得るよう進退される可動側とでなる対の支持手段と、上記支持手段の対向間隔を位置決め移動させる間隔調整手段と、上記支持手段をプリント基板の搬送ラインの位置へ上下方向に移動させて位置決めさせる昇降手段と、をそなえ、上記複数の支持手段を昇降手段によって上下方向へ移動させることを特徴とするプリント基板バッファストッカ。
【0110】
(付記2) 付記1に記載のプリント基板バッファストッカにおいて、複数の支持手段はそれぞれに複数のプリント基板を上下方向並列状態に支持する支持部をそなえてなることを特徴とするプリント基板バッファストッカ。
【0111】
(付記3) プリント基板を水平姿勢としてその幅方向の両端部を支持する固定側と固定側に対して対向間隔を所定間隔になり得るよう進退される可動側とでなる対の支持手段と、上記支持手段をプリント基板の搬送ラインの位置へ上下方向に移動させて位置決めさせる昇降手段と、複数の上記支持手段が昇降手段によって上下方向へ移動され移動に応じて複数の支持手段の対向間隔をそれぞれに位置決め移動させる共通の間隔調整手段と、をそなえることを特徴とするプリント基板バッファストッカ。
【0112】
(付記4) プリント基板を水平姿勢としてその幅方向の両端部を支持する固定側と固定側に対して対向間隔を所定間隔になり得るよう進退される可動側とでなる対の支持手段と、上記対の支持手段をプリント基板の搬送ラインの位置へ上下方向に移動させて位置決めさせる昇降手段と、複数の上記支持手段が昇降手段によって上下方向へ移動され移動に応じて複数の支持手段の対向間隔をそれぞれに位置決め移動させる共通の間隔調整手段と、上記固定側に対する可動側の支持手段の対向間隔が設定された状態をそれぞれに維持させる解除可能な固定手段と、をそなえることを特徴とするプリント基板バッファストッカ。
【0113】
(付記5) プリント基板を水平姿勢としてその幅方向の両端部を支持する固定側と固定側に対して対向間隔を所定間隔になり得るよう進退される可動側とでなる対の支持手段と、上記対の支持手段をプリント基板の搬送ラインの位置へ上下方向に移動させて位置決めさせる昇降手段と、複数の上記支持手段が昇降手段によって上下方向へ移動され移動に応じて複数の支持手段の対向間隔をそれぞれに位置決め移動させる共通の間隔調整手段と、上記固定側に対する可動側の支持手段の対向間隔が設定された状態をそれぞれに維持させる解除可能な固定手段と、上記間隔調整手段が可動側の支持手段を移動させるに応じて上記固定手段を解除させる共通の解除手段と、をそなえることを特徴とするプリント基板バッファストッカ。
【0114】
【発明の効果】
以上、詳細に説明のように本発明のプリント基板バッファストッカによれば、昇降手段によって昇降される支持手段を複数そなえることから、この複数の支持手段それぞれの対向間隔を間隔調整手段によって選択的に設定し、それぞれの支持手段に異なる幅のプリント基板を支持収容させることが可能であるばかりでなく、それぞれの対の支持手段部分に複数の同一幅のプリント基板を支持収容させることも可能である。
【0115】
さらには、昇降手段によって昇降される支持手段を複数そなえるとともに、この複数の支持手段それぞれの対向間隔を共通の間隔調整手段によってそれぞれ選択的に設定することにより、それぞれの支持手段に異なる幅のプリント基板を支持させることが、昇降移動にともない共通にして一組の間隔調整手段によって可能でもある。
【0116】
このようであるから、幅の異なるプリント基板が搬送されるプリント基板の組み立て製造搬送ラインなどにおいて、工程調整などのために異なる幅のプリント基板のストックが可能であり、必要とする工程に応じてプリント基板を逐次送り出させることも可能であるなどといった実用上の効果はきわめて顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリント基板バッファストッカの正面図である。
【図2】本発明のプリント基板バッファストッカの平面図である。
【図3】本発明のプリント基板バッファストッカの側面図である。
【図4】昇降手段収容部の背面図である。
【図5】昇降手段収容部の平面図である。
【図6】昇降手段収容部の側面図である。
【図7】本発明のプリント基板収容部の側断面図(その1)である。
【図8】本発明のプリント基板収容部の背面図である。
【図9】本発明のプリント基板収容部の側断面図(その2)である。
【図10】本発明の可動側支持部材の配置構成図である。
【図11】本発明第1のプリント基板ストック部の要部側断面図である。
【図12】本発明第1のプリント基板ストック部の作用説明のための原理構成図である。
【図13】本発明第2のプリント基板ストック部の原理構成図の側面図である。
【図14】本発明第2のプリント基板ストック部の原理構成図の平面図である。
【図15】可動側支持部材のガイド軸に対する保持器と固定器との作用説明図である。
【図16】プリント基板バッファストッカの正面図である。
【図17】プリント基板バッファストッカの平面図である。
【図18】プリント基板バッファストッカの側面図である。
【図19】従来のプリント基板ストック部の平面図である。
【図20】従来のプリント基板収容部の側断面図(その1)である。
【図21】従来のプリント基板収容部の側断面図(その2)である。
【図22】従来の可動側支持部材の正面視断面図である。
【図23】従来のプリント基板ストック部の作用説明のための原理構成図である。
【符号の説明】
1 プリント基板バッファストッカ
2 プリント基板導入部
3 プリント基板ストック部
5 幅可変用モータ
6 送りねじ
7 押し込み用プッシャ
8 押し出し用プッシャ
11 固定側支持部材
12 可動側支持部材
13 幅可変用モータ
14 送りねじ
15 昇降用モータ
16 プリント基板収容部
17 基板
18、19 壁面
21、22 送りねじ
23、24 歯付きプーリ
25 歯付きベルト
26 テンションプーリ
27 歯付きプーリ
28 歯付きベルト
31 スライド軸
32 可動板
33 スライドブッシュ
34 ねじブッシュ
35 凹溝
36 昇降用アーム
37 昇降用軸
38 昇降台
41 固定側コンベアベルト
42 可動側コンベアベルト
45 基台
46 支柱
47 昇降用送りねじ
48 歯付きベルト
51 プリント基板
61 プリント基板バッファストッカ
62 プリント基板導入部
63 プリント基板ストック部
64 固定側ベルト
65 可動側ベルト
66 幅可変用モータ
67 モータ
68 プッシャ
71 固定側支持部材
72 可動側支持部材
73 幅可変用モータ
75 昇降手段収容部
76 底面板
77 上面板
78 昇降用軸
79 昇降用送りねじ
81 昇降用モータ
82 歯付きプーリ
83 歯付きベルト
85 スライド軸受け
86 昇降台
87 ねじブッシュ
88 支持アーム
91 プリント基板収容部
92 左右方向の枠部材
93 前後方向の枠部材
94 下部枠
95 左右方向の横部材
96 連結部材
97 上部枠
98 前面側縦部材
99 背面側縦部材
101 縦部材
102 スライド軸
105 送りねじ
106 幅可変用モータ
107 送りねじ
108 歯付きプーリ
109 歯付きベルト
111 テンションプーリ
112 送り用金具
113 ガイド用金具
114 ねじブッシュ
115 スライドブッシュ
116 凹溝
121 プリント基板収容部
122 基台
123 支柱
124 昇降台
125 固定側支持部材
126 案内支持板
127 連結部材
128 凹溝
131 可動側支持部材
132 ガイド軸
134、135 支持部材
136 幅可変用モータ
137 送りねじ
138 歯付きベルト
141 可動腕
142 保持器
143 固定器
144 送気管
145 保持腕
146 保持爪
147 細径部分
148 スライド軸
151 貫通孔
152 軸受けメタル
153 圧縮コイルばね
154 押圧軸
155 摩擦部材
156 係合金具
157 支柱
158 解除装置
161 送気管
162 軸
163 係合金具

Claims (5)

  1. プリント基板を水平姿勢としてその幅方向の一端を支持する固定側と、前記固定側に対して対向間隔を所定間隔になり得るよう進退され、プリント基板の他端を支持する可動側とでなる対を有する複数の支持手段と、
    上記支持手段ごとに設けられ、上記支持手段の対向間隔を位置決め移動させる間隔調整手段と、
    複数の上記支持手段をプリント基板の搬送ラインの位置へ上下方向に移動させて位置決めさせる昇降手段と、
    備え、上記複数の支持手段を昇降手段によって上下方向へ移動させることを特徴とするプリント基板バッファストッカ。
  2. 請求項1に記載のプリント基板バッファストッカにおいて、1つの支持手段は複数のプリント基板を上下方向並列状態に支持する支持部を備えることを特徴とするプリント基板バッファストッカ。
  3. 請求項1または請求項2のいずれかに記載のプリント基板バッファストッカにおいて、
    複数の支持手段が昇降手段によって上下方向へ移動される際に、間隔調整手段によって複数の支持手段の内の1つの支持手段の対向間隔を位置決め移動させることを特徴とするプリント基板バッファストッカ。
  4. プリント基板の第1の端部を支持する第1の支持部と、プリント基板の前記第1の端部に対向する第2の端部を支持する第2の支持部とを有する、複数の支持手段と、
    前記第1の支持部と前記第2の支持部との対向間隔を、前記複数の支持手段のそれぞれについて調整可能にする間隔調整手段と、
    を備えることを特徴とするプリント基板バッファストッカ。
  5. 複数枚のプリント基板の一端を支持する第1の支持部と、前記複数枚のプリント基板の他端を支持する第2の支持部とを有する支持手段と、
    前記第1の支持部と前記第2の支持部との対向間隔を調整可能にする間隔調整手段と、
    を備えることを特徴とするプリント基板バッファストッカ。
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